JP2017507729A - ヒータを備えた熱成形可能な医療用部材及びその製造方法 - Google Patents

ヒータを備えた熱成形可能な医療用部材及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017507729A
JP2017507729A JP2016556271A JP2016556271A JP2017507729A JP 2017507729 A JP2017507729 A JP 2017507729A JP 2016556271 A JP2016556271 A JP 2016556271A JP 2016556271 A JP2016556271 A JP 2016556271A JP 2017507729 A JP2017507729 A JP 2017507729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic material
thermoformable
heater
degrees celsius
invention according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016556271A
Other languages
English (en)
Inventor
ラウバッハ アダム
ラウバッハ アダム
マシアス バリオ アルベルト
マシアス バリオ アルベルト
Original Assignee
リチャージャブル バッテリー コーポレイション
リチャージャブル バッテリー コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US14/206,252 external-priority patent/US9642736B2/en
Application filed by リチャージャブル バッテリー コーポレイション, リチャージャブル バッテリー コーポレイション filed Critical リチャージャブル バッテリー コーポレイション
Publication of JP2017507729A publication Critical patent/JP2017507729A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
    • A61F5/04Devices for stretching or reducing fractured limbs; Devices for distractions; Splints
    • A61F5/05Devices for stretching or reducing fractured limbs; Devices for distractions; Splints for immobilising
    • A61F5/058Splints
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
    • A61F5/0102Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces specially adapted for correcting deformities of the limbs or for supporting them; Ortheses, e.g. with articulations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C51/00Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
    • B29C51/26Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C51/42Heating or cooling
    • B29C51/421Heating or cooling of preforms, specially adapted for thermoforming
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2067/00Use of polyesters or derivatives thereof, as moulding material
    • B29K2067/04Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids
    • B29K2067/046PLA, i.e. polylactic acid or polylactide
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2995/00Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
    • B29K2995/0012Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds having particular thermal properties
    • B29K2995/0013Conductive
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/753Medical equipment; Accessories therefor

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nursing (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Abstract

【解決手段】 熱成形可能な医療用部材及びヒータならびにその製造方法が開示される。熱可塑性の材料を、比較的硬質な状態から成形可能な状態へと比較的狭い温度範囲で転換し、比較的短時間の間に臨床的に硬質な状態に戻す。外気温度が高くともその状態を維持させる。【選択図】 図1

Description

本願は、2014年3月12日になされた、継続中の米国特許出願第14/206252号の一部継続出願であり、その内容全体を、参照として本明細書に取り込むものである。
本発明は、発熱反応によって熱を生ずるヒータに関連づけられた、携帯型の熱整形可能な医療用部材に関する。
熱成形可能な材料は、複数年に渡る医療行為の目的で、ギプス帯具、添え木、矯正器具等の療養構造とともに利用されている。このような材料は、既存の熱整形可能な材料と比較して、様々な利点を有しており、当該利点としては、たとえば、固定に要する時間の短縮が挙げられ、適用処理に要する時間を短縮し、また患者の皮膚にとって不快な湿気を抑制することができる。
特許文献1は、熱可塑性の熱成形可能な複合物の具体的な構造に関するものである。
特許文献2は、相互貫入重合体ネットワークからなる材料の分子のまたは分子間の組み合わせを利用しており、これによって組み合わせ構造を非晶質状態から粘弾性かつ弾性の状態に変化させる。このような構造はユーザに幾分のサポートを提供するものではあるが、梁が必要な場合、典型的には、添え木、ギプス帯具、矯正器具、または外骨格器具が必要な場合には、有用なものではなかった。
特許文献3及び4は、熱成形可能なギプス帯具または添え木を開示しており、これは、熱可塑の性材料を、比較的硬質な状態から可鍛性の状態に変化させる発熱反応を利用するものであり、これによって患者のサポートが必要な部位に当該材料を成形することができる。しかしながら、このような反応によって熱成形可能材料を加熱するには、当該材料を、発熱反応が行われる別体かつ個別の加熱バッグ内に配置しなければならない。適切な加熱の後に、熱可塑性の材料はバッグから取り出され、使用するための準備が完了する。
また、本発明の譲受人は、酸素式のヒータ及び様々なそのパッケージを提供している。たとえば、2010年5月25日に設定登録された米国特許第7722782号、2009年2月9日に出願された米国特許出願第12/376927号、2010年9月2日に出願された米国特許出願第12/874338号、2013年10月16日に出願された米国特許出願第14/055250号、2013年10月21日に出願された米国特許出願第14/058719号、2013年10月21日に出願された米国特許出願第14/058496号、及び2013年1月4日に出願された米国特許出願第13/734594号を参照のこと。これらの内容を、参照として本明細書に取り込む。
これらのヒータ及びパッケージは、酸素式のヒータ及び/またはそのパッケージの提供にあたり、成功を収めている。
米国特許第4778718号 米国特許第5652053号 米国特許出願第20080319362号 米国特許出願第20120101417号
上述の装置及び方法は、水を用いずとも、有用な成形可能な構造を提供することが可能ではあるが、いずれも、比較的狭い温度範囲において、熱成形可能な材料を比較的硬質な状態から成形可能な状態へと転換するものではなく、また、比較的短時間で臨床的に硬質名状態に戻すものではなく、さらに、高い外気温でその状態を維持するものではなかった。本発明はこれら及び他の技術的問題を解決するになされたものである。
本発明は、熱成形可能な医療用部材及びヒータであって、上部と、前記上部と反対側の底部とを備え、華氏73度において少なくとも2.3GPaの曲げ弾性率と、摂氏70度未満のたわみ温度と、摂氏35−70度の温度範囲内で熱成形可能な熱可塑性の材料と、前記熱可塑性の材料の前記上部及び底部の少なくとも1つと作用可能に関連づけられたヒータと、を備える熱成形可能な医療用部材及びヒータに関するものである。
好適な実施の形態において、前記熱可塑性の材料は、摂氏23度で、少なくとも0.3GPaの引っ張り係数を有する。
この実施の形態において、前記熱可塑性の材料は、ポリアクティック酸(PLA)ポリマー、セルロースアセテートブチレン、またはポリカプロラクトンを含有する。また、PLAポリマーは、摂氏23度で、2.4−4.9GPaの曲げ弾性率を有する。さらに、PLAポリマーは、24:1−30:1の割合で、L−ラクチド/D−ラクチドを含有する。
さらに別の好適な実施の形態において、前記熱可塑性の材料は、有機及び無機充填材料の少なくとも1つを含有する。また、前記充填材料は、摂氏48度で、0.12W(メートル・度)より大きい熱伝導率を有してもよい。
さらに別の好適な実施の形態において、前記熱可塑性の材料は、前記上部及び底部の少なくとも1つの少なくとも一部が、凹凸面を有する。たとえば、前記凹凸面は、波形面である。
本発明の一の好適な実施の形態において、前記熱可塑性の材料は、内部構造であって、体積を有し、前記上部と底部との間に配置され、前記体積の40%未満が、オープンセル構造によって占められる内部構造を有する。この内部構造の一例は、たとえば、蜂の巣状の構造である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記熱成形可能な医療用部材は、添え木、ギプス帯具、矯正器具、外骨格器具である。
本発明のさらに別の好適な実施の形態においては、前記ヒータは、酸素活性式のヒータ及び水活性式のヒータのいずれかを備える。好ましくは、必須ではないが、前記ヒータは、前記熱成形可能な医療用部材と一体化されている。このような一体化は、前記熱可塑性の材料が、化学的または物理的に前記ヒータに結合されている態様をとり得る。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記熱可塑性の材料は、摂氏35−70度の範囲のガラス転移温度を有する。また、前記熱可塑性の材料は、強化ファイバーを含有する。
本発明の好適な実施の形態において、前記熱成形可能な医療用部材は、摂氏20−70度の範囲でクロスリンクを形成可能な熱硬化性の成分を含有する。
本発明は、また、患者に使用する一体化されたヒータから熱成形可能な医療用部材の効果を得るための方法であって、摂氏48−70度の範囲において酸素活性式のヒータ及び水活性式のヒータの少なくとも1つとともに熱可塑性の材料から熱成形可能な医療用部材を加熱するステップであって、前記熱可塑性の材料が、加熱の前は比較的硬質で非熱成形可能な状態にあるステップと、前記熱可塑性の材料を前記の加熱範囲で非熱成形可能な状態から熱成形可能な状態に転換するステップと、熱成形可能な状態にある間に、前記熱可塑性の材料を望ましい形状に成形するステップと、前記熱可塑性の材料を、比較的硬質で非熱成形可能な状態に再転換するステップと、摂氏48度未満の前記熱可塑性の材料に付与された温度で、前記熱可塑性の材料の前記望ましい形状を維持するステップと、を備える方法に関する。
好適な方法においては、前記熱可塑性の材料を非熱成形可能な状態から転換するステップは、前記摂氏48−70度の範囲内で加熱されるまで前記熱可塑性の構造上の剛性を維持することを含む。
この好適な方法においては、前記加熱するステップは、前記熱可塑性の材料を熱成形可能な状態に転換した後、前記48−70度の範囲で前記熱可塑性の材料に加える熱の発生を停止するようにヒータを形成することを含む。好ましくは、熱成形可能な状態は、略1−7分、好ましくは、3−5分維持される。
好ましい実施の形態において、前記熱可塑性の材料を比較的硬質で非熱成形可能な状態に再転換するステップは、前記熱可塑性の材料の温度が摂氏48度未満となった後に行われる。上述のとおり、このようなステップは、1−7分、好ましくは3−5分の間に行われる。
本発明を示す分解図である。 本発明を示す立体断面図である。 本発明の一の特徴を示す上面斜視図である。 本発明の一の特徴を示す上面図である。 本発明の一の特徴を示す立体側面図である。 本発明の一の特徴を示す側面図である。 本発明の一の特徴を示す上面図である。 本発明に係る矯正器具を示す斜視図である。 試験結果をそれぞれ示す3つのグラフであって、0.396及び0.789ポンドの負荷で室温において計算された曲げ弾性率を示すグラフである。
本発明に関する開示、その様々な特徴及び有用な詳細について、以下、添付の図面に記載及び/または示す非限定的な実施の形態及び具体例を参照して詳細に説明する。図示する特徴については、その寸法は実際のものではなく、また、当業者にとって明らかなように、1の実施の形態に係る特徴は、明示したもの以外でも、他の実施の形態においても採用してもよい。公知の構成や処理技術については、説明を割愛し、本開示による実施の形態が曖昧となることを避けることとする。以下に示す例はあくまでも本発明の実施についての理解を容易とするためのものであり、また、当業者に、本開示による実施の形態を実施可能とするためのものである。従って、以下に示す例及び実施の形態は、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1に、熱成形可能な医療用部材及びヒータ10を示す。この熱成形可能な医療用部材及びヒータ10は、熱可塑性の材料12と、酸素活性式のヒータ18と、を備える。本実施の形態において、熱可塑性の材料12は、成形可能で硬質化する添え木となるものであり、上部14と、底部15と、を備える。後述して詳細に説明するように、熱可塑性の材料は、既存の熱成形可能な添え木材料と比較して比較的狭い温度範囲内の所定の温度(摂氏48−70度)に加熱することで可鍛性(「成形可能」)な状態になる。同様に、後述するように、熱可塑性の材料は、摂氏48度未満の温度で、臨床的に硬質な状態に戻る。従って、熱可塑性の材料が望ましい形状に成形された後は、高い外気温度であっても、その形状、すなわち、臨床的に硬質状態を維持する。当業者にとって理解されうるように、「臨床的に硬質の状態」の語は、ユーザが、当該材料/部材を患者に適用した後に、軟化及び/または変形することなく、添え木がその望ましい形状を維持することを意味する。
本発明の好適な実施の形態において、熱可塑性の材料は、23度の温度で、略2.4乃至4.9GPaの曲げ弾性率、70度未満の熱たわみ温度、及び、48乃至70度の熱成形可能な(「可鍛性」)温度範囲を有する材料からなる。また、熱可塑性の材料は、23度の温度で、少なくとも0.3GPaの引っ張り係数を有する。熱可塑性の材料は、ポリアクティック酸(「PLA」)ポリマーを含有する。このPLAは、24:1から30:1の比率で、L−ラクチド/D−ラクチドを含有する。当業者にとって理解しうるように、熱可塑性の材料が、PLAを含有するもの、として説明したが、本発明によれば、同様の圧力及び温度において同様の特性を示すものであれば、他の材料を用いてもよい。例としては、セルロースアセテートブチレートや、ポリカプロラクトンが挙げられる。さらに、他の材料がたとえばPLAと組み合わせて用いられていてもよく、そのような他の材料の例は、これに限定されるものではないが、EVA等の低デュロメータプラスチックである。重要なことは、熱可塑性の材料が成形可能となる温度範囲が比較的狭いこと、成形に要する時間(これについては後述する)と、熱可塑性の材料が適切に成形された後に華氏120度未満の温度でも臨床的に硬質の状態を維持すること、である。
熱可塑性の材料12は、全体的なコストの低減及び機械的特性(たとえば、曲げ弾性率)の向上を目的として、さらに、少なくとも1つの有機または無機充填材料を備えてもよい。この充填材料は、摂氏48度で0.12W/(メートル度)より大きい熱伝導率を有する。
図6及び7に熱可塑性の材料12を示す。この熱可塑性の材料12は、波形の面70(図6参照)と、オープンセル構造75(図7参照)と、を備える。波形の面は、熱可塑性の材料12と酸素活性式のヒータ18との物理的な接触を最大にするものである。オープンセル構造(たとえば、蜂の巣構造)は、ヒータシートと、熱可塑性の材料との間の熱伝達を最大化するのに役立つものである。熱可塑性の材料は、その40%未満が、オープンセル構造に占有される。波形の面及びオープンセル構造について説明したが、当業者にとって理解しうるように、ヒータから熱可塑性の材料への熱伝達を最適化/向上するため、他の構造を採用してもよい。
酸素活性式のヒータ18は、ヒータシート20と、芯層24と、散気層28と、を備える。ヒータシート20、芯層24、及び散気層28は、それぞれ、上面及び底面21及び22、25及び26、ならびに29及び30を備える。ヒータシートは、酸素にさらされることで当該酸素と発熱反応を生じる金属ベースの基板である。ヒータシートを「シート」または「基板」と定義しているが、本発明によれば、ヒータシートは、実際には、堆積によるコーティング、材料の圧延、等による層として適用可能である。
酸素活性式のヒータに関連する化学的性質及び一般的な機械的構成の例は、この技術分野において公知であり、具体的な例を、本発明の背景技術として本明細書に参照として取り込む。当業者にとって理解されているように、芯層24は、ヒータとともに、ヒータシートへ電解質を均一に分散する。この電解質は、ヒータシートが酸素にさらされた際に生じる反応をより生じやすくするものである。
より詳細に図2に示すように(また、図1からも明らかなように)、ヒータシート20の底面22は、熱可塑性の材料12の上部14に作用可能なように関連づけられて配置されている。このような関連づけは、化学的または機械的な接着、あるいは組み合わせによって得られる。たとえば、図1に示すように、熱可塑性の材料12の上部は、結合成分34と、作用可能に関連づけられて配置されている。この実施の形態においては、結合成分は、熱可塑性の材料に固定された不織物である。
不織物を例として挙げたが、本発明によれば他の結合成分を用いてもよく、たとえば、これらに限定されるものではないが、接着剤、両面熱テープ(たとえば、図3の両面熱テープ34)等の接着手段であってもよい。結合材として機能するフェルトに加えて、好適なフェルトは、また、断熱性を有する。従って、そのようなフェルトあるいは他の断熱材料40(図5参照)は、底部15が患者の皮膚と直接接するようになる側である、熱可塑性の材料12の底部15と、作用可能に関連づけられて配置されている。図5の断熱材料40は、弾力性のあるパッドとして機能し、これはギプス帯具パッドとして知られており、熱に対する保護を達成するために熱可塑性の材料12の底部15上に設けられており、熱成形可能な医療用部材及びヒータ10は、患者の適切な部位に成形され、熱可塑性ヒータが可鍛性から硬質性に戻った後においては、当該部材を着用している患者に快適性を与える。
図1及び図2に示すように、芯層24の底面26は、ヒータシートの上面21上に、作用可能に関連づけられて配置されている。また、散気層28の底面30は、芯層の上面25上に、作用可能に関連づけられて設けられている。図2に示すように、散気層(芯層、ひいては酸素にさらされたヒータに向かって酸素が比較的均一に分散して接するようにするものである)は、芯層及びヒータシートよりも大きな長さ及び幅を有することで周辺領域45を備えている。従って、散気層28の周辺領域45は、熱可塑性の材料12の上部の一部に接着されている。かかる接着によって、ヒータシートと芯層とが、熱可塑性の材料に対して作用可能に関連づけられて固定/包含されている。散気層と芯層とを2つの別々の部材として説明したが、これら2つの層は、単一の一体的な層であってもよい。あるいは、1の材料がこれらの層の両方の機能を発揮するようにしてもよい。
図1及び図2に示すように、熱成形可能な医療用部材及びヒータ10は、さらに、外ハウジング50を備える。酸素活性式のヒータ18及び熱可塑性の材料12と組み立てられた後は、このハウジングは、内部領域51と外面52(図2参照)とを備える。図2に示すように、このようなアッセンブリは、完全に外ハウジングの内部領域内に位置する。図1及び図2に示すように、外ハウジング50は、第1及び第2材料シート58、59を備える。第1及び第2材料シートは、それぞれの縁で互いに接着され(図2参照)、シール53を形成する。外ハウジングは、酸素伝達を比較的遮断する性質の材料から形成されている。外ハウジングに適用可能な材料の一例は、私書箱2968、バジャー通り、オシュコシュ、ウィスコンシン、54903のカーウッド・インクから商業上利用可能な、リキフレックス(登録商標)A6661−MOシール53があり、この材料は、酸素伝達を比較的遮断する性質の材料である。
図4に示すように、外ハウジング50は、酸素進入領域55と、当該酸素進入領域上および周辺に、作用可能に関連づけられて配置されたリムーバブルシール56とを備えてもよい。酸素進入領域は、外ハウジングの内部領域51への酸素の伝達を可能とする気孔または区画を有する。しかしながら、リムーバブルシール56は、(外ハウジング50に用いた材料と同一の)材料であって、酸素の伝達を防止するための材料からなる。従って、リムーバブルシールが少なくとも部分的に剥がされないかぎりは、酸素がハウジングの内部領域に進入することが防止される。外ハウジングが酸素進入領域を有する場合について説明したが、そのような領域を利用しなくてもよい。この場合、一体化されたヒータ及び熱可塑性の材料を外ハウジングの内部領域51から物理的に剥がさないかぎりは、酸素が酸素活性式のヒータへ伝達されることはない。
熱成形可能な医療用部材及びヒータ10は、酸素活性式のヒータ18を、散気層28と、芯層24と、金属(たとえば、亜鉛)ベースのヒータ基板20とを組み立て、それらの全てを熱可塑性の材料12内に固定することで製造される。上述したように、ヒータシートは、熱可塑性の材料に、化学的及び/または機械的接着手段、たとえば、熱可塑性の材料の上部14に適用された不織物フェルトや接着剤によって接着される。また、ギプス帯具パッド40(図5参照)を、熱に対する保護及び快適性の目的で、熱可塑性の材料の底部15に設けてもよい。上述したように、散気層は、周辺領域45を備え、この周辺領域45は、芯層及びヒータシートの周縁を超えて延伸する。同様に、熱可塑性の材料は、芯層及びヒータシートの長さ及び幅よりも大きな長さ及び幅を有し、散気層の周辺領域45は、熱可塑性の材料の一部に固定されている(図2参照)。この場合、ヒータシートは、熱可塑性の材料に対し、散気層と熱可塑性の材料との間に「サンドイッチ」されることで保持されており、ヒータシートの熱可塑性の材料に対しての直接的な結合を必要としない。
外ハウジング50は、酸素が比較的浸透しにくい性質の柔軟な材料からなる。外ハウジングは、上シート58と、底シート59と、を備える。組み立てられた後は、組み合わせられて一体化した酸素活性式のヒータ(図1)及び熱可塑性の材料12は、外ハウジングの、内部領域51(図2)となる位置に配置される。外ハウジングの上及び下シートは、互いにシール、任意であるが真空下でシールされてシール53を形成し、外ハウジングの内部領域を実質的に酸素がない状態とし、そして、外ハウジングが、熱可塑性の材料及び酸素活性式のヒータに適応される。
代替的な実施の形態において、外ハウジングの上シート58は、気孔または酸素進入領域55を備えるように形成され、その上にリムーバブルシールが設けられる。上述したように、このような実施の形態においては、リムーバブルシールを少なくとも部分的に剥がさないかぎりは、酸素の外ハウジング内への伝達が防止される。
図1及び2に示した熱成形可能な医療用部材及びヒータ10は、一体的な酸素活性式のヒータを備えるものとして説明したが、これは、本発明の開示及びその理解のためのみを目的とするものである。図8に示す熱可塑性の材料12’は、矯正器具である。また、当業者に理解されうるように、本発明は、外骨格器具にも等しく適用可能である。本発明において、そのような外骨格器具の例は、これらに限定されるものではないが、人工装具、支持具、及びスポーツ用のプロテクターである。
当業者にとって理解されうるように、本発明の教示に基づいて、他の熱成形可能な医療用部材を用いることも、もちろん可能である。また、ヒータが、熱可塑性の材料と一体的に関連づけられた酸素活性式のヒータである場合について説明したが、発熱反応の結果として熱を生じる他のヒータを適用してもよい。たとえば、様々な既存の水活性式のヒータが例として挙げられる。さらに、ある用途においては、ヒータを、熱可塑性の材料に対して、別体で非一体的な部材とすることが有益な場合もある。このような場合、ヒータの熱可塑性の材料に対する作用上の関連が、目的とする成形/モールディングの際に生じるようにする。
動作において(また、一体化された酸素活性式のヒータに関連して説明するように)、熱成形可能な医療用部材及びヒータの望ましいユーザは、外ハウジングを開封(たとえば、はさみで封がされた縁を切断、あるいは穴あき線に沿って破ることで)し、一体化された熱可塑性の材料及び酸素活性式のヒータを当該外ハウジングから取り出すだけでよい(加熱開始の前においては、熱可塑性の材料は、比較的硬質な状態にある)。外部環境からの酸素が散気層、すなわち、芯層に接することで、化学反応が生じてヒータシートが発熱反応を起こす。この発熱反応は、摂氏48−70度の温度範囲で、ヒータシートから熱可塑性の材料への熱伝達を起こす。この温度範囲は、所定の期間(典型的には、3−5分)維持され、この所定の期間において、熱可塑性の材料が、当該所定の期間だけ可鍛性/成形可能になる。当業者に理解されうるように、熱可塑性の材料が可鍛性を維持する時間は、上述した温度範囲における熱が、どの時間長だけ熱可塑性の材料に与えられるか、の関数である。当業者にとって容易に理解されるように、ヒータに関連した望ましい発熱反応の発生に要する活性材料の量を変更することで、この時間を変更することが可能である。
熱可塑性の材料が成形可能な状態になった後、ユーザは、(たとえば)その腕に装置を配置して熱可塑性の材料を腕に対して押しつけて成形する。適切に成形された後は、弾性の帯具等がユーザの腕に巻き付けられ、熱可塑性の材料及び酸素活性式のヒータ(一体化されている場合)が適宜の位置に固定される。また、ユーザの腕に適用された熱可塑性の材料の一の側が、(ギプス帯具パッド等の)断熱パッドを備えていてもよく、この場合、ユーザが安全でない温度にさらされるようなことはない。散気層は、また、断熱性を有するので、装置を取付けるユーザも、また、安全でない温度にさらされるようなことはない。
上述したように、可鍛性となった後は、熱可塑性の材料は、温度が摂氏48度未満となるまでその状態を維持する。好適な実施の形態に係る方法によれば、可鍛性を維持する時間、すなわち、「作用可能な」時間は、1分である。その後、熱可塑性の材料、すなわち、添え木は、臨床的に硬質及び成形された状態となる。非熱成形可能な状態に戻るまでのこのような短い時間によって、手足等が適切に固定されて安定化されるまでの時間が大幅に短縮される。上述したように、このような時間は、上述した温度における発熱反応の継続時間を変えることで変更可能である。当業者にとって理解しうるように、他の熱成形可能な医療用部材、たとえば、装具及び外骨格器具を、本発明の教示に従って、特定の用途に応じて一体化されたヒータを用いて、あるいは用いずに、同様に形成可能である。
上記の説明のサポートとして、3種類の異なる熱成形可能な(熱可塑性の)材料を用いて試験を行った。すなわち、アクリロニトルブタジエンスチレン(「ABS」)、商標EXOS(「EXOS」)の名において販売されている、カリフォルニア州ビスタ市のDJOグローバルの熱成形可能な添え木に用いられている不明な材料、及び、本発明によるPLA(「PLA」)の3種類である。これらの試験において、3種類の材料は、それぞれが互いに6インチ離間して配置され、7種類の異なる温度下で調整された負荷におけるたわみをテストした。特に、各材料を、2つの三角形のプリズム上に配置した。略179グラムの重量のドロップゲージを取付け、各温度において、それぞれの材料の中央に落下させた。同様にして、略358グラムの重量でテストを繰り返した。各材料のたわみを、ドロップゲージの示す値を基に計測して記録した。これらの試験の結果は、図9にグラフとして示し、当該グラフは、曲げ弾性率(psi)と華氏における温度とで表されるものである。
図8のグラフから明らかなように、ABSの曲げ弾性率は、外気から華氏200度の温度において、変化が不十分であった。EXOS材料は、華氏70度から100度(これらは、外気環境でよく経験する温度である)の間で十分に軟化した。また、EXOS材料は、軟化が比較的均一な性質、すなわち、テストした温度で比較的広範囲において軟化範囲を示した。本発明の材料(「PLA」)は、テストした材料の中で最も顕著な軟化点を示し、華氏120度以上で、著しいたわみを示した。この試験は、PLAが非常に狭い温度範囲において可鍛性となることを示すだけでなく、120度未満の温度で、臨床的に硬質な状態が維持されることを示すものである。
本発明に関し、追加の特徴、利点、及び実施の形態が、発明の詳細な説明及び図面から定義され、あるいは明らかとなる。また、上述した発明の概要、発明の詳細な説明ならびに図面は、あくまでも例であり、特許請求の範囲に記載した発明の技術的範囲を限定することなく、さらなる説明を目的としたものである。

Claims (25)

  1. 上部と、前記上部と反対側の底部とを備え、華氏73度において少なくとも2.3GPaの曲げ弾性率と、摂氏70度未満のたわみ温度と、摂氏35−70度の温度範囲内で熱成形可能な熱可塑性の材料と、
    前記熱可塑性の材料の前記上部及び底部の少なくとも1つと作用可能に関連づけられたヒータと、
    を備えたことを特徴とする熱成形可能な医療用部材及びヒータ。
  2. 前記熱可塑性の材料は、摂氏23度で、少なくとも0.3GPaの引っ張り係数を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の発明。
  3. 前記熱可塑性の材料は、ポリアクティック酸(PLA)ポリマー、セルロースアセテートブチレン、またはポリカプロラクトンを含有する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の発明。
  4. 前記PLAポリマーは、摂氏23度で、2.4−4.9GPaの曲げ弾性率を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の発明。
  5. 前記PLAポリマーは、24:1−30:1の割合で、L−ラクチド/D−ラクチドを含有する、ことを特徴とする請求項3または4に記載の発明。
  6. 前記熱可塑性の材料は、さらに、有機及び無機充填材料の少なくとも1つを含有する、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明。
  7. 前記充填材料は、摂氏48度で、0.12W(メートル・度)より大きい熱伝導率を有する、ことを特徴とする請求項6に記載の発明。
  8. 前記熱可塑性の材料は、前記上部及び底部の少なくとも1つの少なくとも一部が、凹凸面を有する、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明。
  9. 前記凹凸面は、波形面である、ことを特徴とする請求項8に記載の発明。
  10. 前記熱可塑性の材料は、内部構造であって、体積を有し、前記上部と底部との間に配置され、前記体積の40%未満が、オープンセル構造によって占められる内部構造を有する、ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の発明。
  11. 前記熱成形可能な医療用部材は、添え木である、ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の発明。
  12. 前記熱成形可能な医療用部材は、矯正器具である、ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の発明。
  13. 前記熱成形可能な医療用部材は、外骨格器具である、ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の発明。
  14. 前記ヒータは、酸素活性式のヒータ及び水活性式のヒータのいずれかを備える、ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の発明。
  15. 前記ヒータは、前記熱成形可能な医療用部材と一体化されている、ことを特徴とする請求項14に記載の発明。
  16. 前記熱可塑性の材料は、化学的または物理的に前記ヒータに結合されている、ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の発明。
  17. 前記熱可塑性の材料は、摂氏35−70度の範囲のガラス転移温度を有する、ことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の発明。
  18. 前記熱可塑性の材料は、強化ファイバーを含有する、ことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の発明。
  19. 前記熱成形可能な医療用部材は、摂氏20−70度の範囲でクロスリンクを形成可能な熱硬化性の成分を含有する、ことを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の発明。
  20. 患者に使用する一体化されたヒータから熱成形可能な医療用部材の効果を得るための方法であって、
    摂氏48−70度の範囲において酸素活性式のヒータ及び水活性式のヒータの少なくとも1つとともに熱可塑性の材料から熱成形可能な医療用部材を加熱するステップであって、前記熱可塑性の材料が、加熱の前は比較的硬質で非熱成形可能な状態にあるステップと、
    前記熱可塑性の材料を前記の加熱範囲で非熱成形可能な状態から熱成形可能な状態に転換するステップと、
    熱成形可能な状態にある間に、前記熱可塑性の材料を望ましい形状に成形するステップと、
    前記熱可塑性の材料を、比較的硬質で非熱成形可能な状態に再転換するステップと、
    摂氏48度未満の前記熱可塑性の材料に付与された温度で、前記熱可塑性の材料の前記望ましい形状を維持するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  21. 前記熱可塑性の材料を非熱成形可能な状態から転換するステップは、前記摂氏48−70度の範囲内で加熱されるまで前記熱可塑性の構造上の剛性を維持することを含む、ことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 前記加熱するステップは、前記熱可塑性の材料を熱成形可能な状態に転換した後、前記48−70度の範囲で前記熱可塑性の材料に加える熱の発生を停止するようにヒータを形成することを含む、ことを特徴とする請求項20または21に記載の方法。
  23. 前記加熱するステップは、前記熱可塑性の材料を略1−7分、好ましくは、3−5分熱成形可能な状態に転換した後、前記摂氏48−70度の範囲で前記熱可塑性の材料に加える熱を発生させることを含む、ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 前記熱可塑性の材料を比較的硬質で非熱成形可能な状態に再転換するステップは、前記熱可塑性の材料の温度が摂氏48度未満となった後に行われる、ことを特徴とする請求項20乃至23のいずれか1項に記載の方法。
  25. 前記熱可塑性の材料を比較的硬質で非熱成形可能な状態に再転換するステップは、1−7分、好ましくは3−5分の間に行われる、ことを特徴とする請求項24に記載の方法。
JP2016556271A 2014-03-12 2015-03-12 ヒータを備えた熱成形可能な医療用部材及びその製造方法 Pending JP2017507729A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14/206,252 US9642736B2 (en) 2014-03-12 2014-03-12 Thermoformable splint structure with integrally associated oxygen activated heater and method of manufacturing same
US14/206,252 2014-03-12
US14/482,351 2014-09-10
US14/482,351 US9872795B2 (en) 2014-03-12 2014-09-10 Thermoformable medical member with heater and method of manufacturing same
PCT/US2015/020153 WO2015138709A2 (en) 2014-03-12 2015-03-12 Thermoformable medical member with heater and method of manufacturing same

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017507729A true JP2017507729A (ja) 2017-03-23

Family

ID=54067708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016556271A Pending JP2017507729A (ja) 2014-03-12 2015-03-12 ヒータを備えた熱成形可能な医療用部材及びその製造方法

Country Status (9)

Country Link
US (2) US9872795B2 (ja)
EP (1) EP3116455A4 (ja)
JP (1) JP2017507729A (ja)
KR (1) KR20160132932A (ja)
CN (2) CN110303667A (ja)
CA (1) CA2942376A1 (ja)
IL (1) IL247555A0 (ja)
MX (1) MX2016011737A (ja)
WO (1) WO2015138709A2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9872795B2 (en) * 2014-03-12 2018-01-23 Rechargeable Battery Corporation Thermoformable medical member with heater and method of manufacturing same
US20180252438A9 (en) * 2014-03-12 2018-09-06 Rechargeable Battery Corporation Chemically based heater for a bio-mechanical device and article to be heated
US9642736B2 (en) 2014-03-12 2017-05-09 Rechargeable Battery Corporation Thermoformable splint structure with integrally associated oxygen activated heater and method of manufacturing same
US10046325B2 (en) 2015-03-27 2018-08-14 Rechargeable Battery Corporation Self-heating device for warming of biological samples
US11998480B2 (en) 2016-03-01 2024-06-04 The Hilsinger Company Parent, Llc Self-heating compress for moist heat delivery
WO2019201872A1 (en) * 2018-04-17 2019-10-24 Mp Lumber D.O.O. A kit for in situ immobilization with antifungal and antimicrobial effects
US20200009288A1 (en) * 2018-07-04 2020-01-09 Charalampos Geremtzes Orthotic device, orthotic system and methods of manufacture and use thereof
KR102132203B1 (ko) * 2018-08-31 2020-07-14 김춘석 생분해성 수지를 이용한 깁스
JP7296720B2 (ja) * 2018-12-27 2023-06-23 小林製薬株式会社 鼻通り改善具
US20230338220A1 (en) * 2019-08-16 2023-10-26 Bioventures, Llc Powered orthotic device for hand extension and methods of use thereof
US11865036B2 (en) 2019-09-27 2024-01-09 L'oreal Integrated heater on facial skincare mask
ES2793449A1 (es) * 2020-06-08 2020-11-13 Acad Dental De Mallorca Sl Dispositivo para el ajuste personalizado de mascarillas
KR102492096B1 (ko) 2021-06-22 2023-01-26 다소니 주식회사 휴대형 공기가온기

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61268428A (ja) * 1985-05-22 1986-11-27 Chiku Asano プラスチツク整形方法及びそれに用いる複合材
JPH09234241A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Shimadzu Corp 熱変形性を有する装具
JP2005224314A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Kao Corp シート状発熱成形体
JP2008512170A (ja) * 2004-09-09 2008-04-24 ファストフォーム・リサーチ・リミテッド 再成形可能な熱可塑性材料からなる幾何学的孔付き保護及び/又はスプリント器具
JP2012520099A (ja) * 2009-03-11 2012-09-06 オンボネ・オイ 整形外科用副子固定システム
JP2012207170A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Unitika Ltd ポリ乳酸系樹脂組成物および成形体
JP2012527321A (ja) * 2009-05-20 2012-11-08 アーセナル メディカル, インコーポレイテッド 医療用移植片

Family Cites Families (68)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2759475A (en) 1953-04-17 1956-08-21 Henri Van Swaay Form for making splints and the like
US3809600A (en) 1967-11-14 1974-05-07 L Larson Thermoplastic splint or cast
US3490444A (en) 1967-11-14 1970-01-20 Lester M Larson Thermoplastic splint or cast
US3798799A (en) 1972-01-07 1974-03-26 Hanson Ind Inc Ski boot and liner therefor
US4083127A (en) 1977-03-17 1978-04-11 Hanson Industries Incorporated Adjustable, pressure-compensating, custom fitting pads having predetermined amount of fitting material and their use in boots
JPS61168876A (ja) 1985-01-18 1986-07-30 Sanyo Electric Co Ltd 燃料電池の作動方式
US4708130A (en) 1985-02-15 1987-11-24 Grudem Charles M Lumbar dynamic splint
HU193122B (en) 1985-07-30 1987-08-28 Olajipari Foevallal Tervezoe Method and arrangement for decreasing the evaporation losses of storage spaces containing evaporating material and recovering the vapours from gas-vapour mixture
US5042464A (en) 1985-10-04 1991-08-27 Minnesota Mining And Manufacturing Company Off-the shelf custom knee brace
US4778717A (en) 1986-07-16 1988-10-18 Medical Materials Corporation Thermoplastic thermoformable composite material
US4874656A (en) 1988-04-27 1989-10-17 A. Ahlstron Corporation Multi-layer packaging material
US5310584B1 (en) 1992-04-14 1999-02-16 Amoco Corp Thermoformable polypropylene-based sheet
BE1006171A3 (fr) 1992-09-07 1994-05-31 Liegeois Jean Marie Combinaisons homogenes de matieres, souples ou rigides, moulables ou adhesives sous l'effet d'une temperature inferieure a 90 degres c.
US5554104A (en) 1992-12-18 1996-09-10 Royce Medical Company Custom formable knee brace
US5366491A (en) 1993-06-10 1994-11-22 Bruder Healthcare Company Moist heat apparatus
JPH08206147A (ja) 1995-02-06 1996-08-13 Akio Usui 発熱体及びこれを用いる貼付剤
US5919547A (en) 1995-06-06 1999-07-06 Cryovac, Inc. Laminate having a coextruded, multilayer film which delaminates and package made therefrom
US5935486A (en) 1996-08-02 1999-08-10 Tda Research, Inc. Portable heat source
US6048326A (en) * 1996-12-31 2000-04-11 The Procter & Gamble Company Disposable elastic thermal knee wrap
US5906637A (en) * 1997-08-21 1999-05-25 The Procter & Gamble Company Disposable elastic thermal uniaxial joint wrap
CN2379111Y (zh) 1999-04-23 2000-05-24 天地和(天津)机电发展有限公司 医疗固定用热塑性夹板
US6362270B1 (en) 1999-08-12 2002-03-26 The Dow Chemical Company Thermoplastic compositions for durable goods applications
US6336935B1 (en) 1999-09-15 2002-01-08 The Procter & Gamble Company Disposable thermal body wrap
US6773410B2 (en) 2000-12-08 2004-08-10 Harold T. Varn Dorsal carpal tunnel splint
JP2003129041A (ja) 2001-10-25 2003-05-08 Maikooru Kk 発熱組成物及びこれを用いた発熱体並びにこの発熱体の製造方法
US6799680B2 (en) 2002-04-05 2004-10-05 The Holmes Group, Inc. Vacuum sealed containers
US7311866B1 (en) 2002-06-25 2007-12-25 Ebi, L.P. Method for creating a mold for a knee brace and a knee brace
US20040006950A1 (en) 2002-07-09 2004-01-15 Knoerzer Anthony Robert Flexible-round stand-up pouch
CN1829487B (zh) 2003-07-31 2010-05-05 花王株式会社 片状加温用具
WO2005082301A1 (en) 2004-02-23 2005-09-09 Aqueduct Medical, Inc. Temperature-controllable device
US20080202490A1 (en) 2004-07-14 2008-08-28 Mycoal Products Corporation Heat Generating Body and Process For Producing Heat Generating Body
CA2573295A1 (en) 2004-07-14 2006-01-19 Mycoal Products Corporation Heating cloth and process for producing the same
NZ540912A (en) 2005-06-23 2008-03-28 Ind Res Ltd An hand orthosis including a hand part, a thumb part and a forearm part, with a flexible connection which draws a user's thumb toward their index finger when the wrist is extended
US7648764B2 (en) 2005-06-30 2010-01-19 Uchicago Argonne, Llc Two-piece container seal and method of manufacture
WO2007120168A2 (en) 2005-07-12 2007-10-25 Rechargeable Battery Corporation Portable heating apparatus and metal fuel composite for use with same
US7794649B2 (en) 2005-09-23 2010-09-14 Wyeth Llc Method of making heat cells comprising exothermic compositions having absorbent gelling material
US8137392B2 (en) 2005-12-15 2012-03-20 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Conformable thermal device
US7794486B2 (en) 2005-12-15 2010-09-14 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Therapeutic kit employing a thermal insert
US20070142882A1 (en) 2005-12-15 2007-06-21 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Thermal device having a controlled heating profile
US20070202284A1 (en) 2006-02-24 2007-08-30 The Quaker Oats Company Cost-effective, sanitary, high-barrier microwavable wrapper
CN101523125B (zh) 2006-08-10 2012-06-20 充电电池公司 氧气激活的加热设备及其制造方法
US9004059B2 (en) 2006-08-10 2015-04-14 Rechargeable Battery Corporation Reusable heater in a package
US20100089381A1 (en) 2006-10-25 2010-04-15 Tempra Technology, Inc. Portable flameless heat pack
US7942837B2 (en) 2007-04-21 2011-05-17 Prosthotics Functional Systems, Llc Composite moldable splint and method of forming same
US8303527B2 (en) 2007-06-20 2012-11-06 Exos Corporation Orthopedic system for immobilizing and supporting body parts
US8689115B2 (en) 2008-09-19 2014-04-01 Net Power And Light, Inc. Method and system for distributed computing interface
DK2400935T3 (da) 2009-02-24 2020-01-27 Exos Llc Fremgangsmåde til fremstilling af et kundetilpasset ortopædisk produkt ved anvendelse af et kompositmateriale
US20100278454A1 (en) 2009-04-29 2010-11-04 Sonoco Development, Inc. Tamper-evident laminate structure
US8697160B2 (en) 2009-10-06 2014-04-15 Cryovac, Inc. Suspension packaging with on-demand oxygen exposure
US20110103718A1 (en) 2009-10-30 2011-05-05 Sonoco Development, Inc. Vented package
US8256636B2 (en) 2010-02-25 2012-09-04 Sonoco Development, Inc. Tamper-evident package having a peelable lid
DE102010033809A1 (de) * 2010-08-09 2012-02-09 Otto Bock Healthcare Gmbh Orthopädietechnische Formteilanordnung und Verfahren zur Herstellung eines orthopädietechnischen Formteils
US20120145189A1 (en) 2010-12-08 2012-06-14 Knopow Jeremy F Portable Self-Heating Steam Generating Device
EP2633736B1 (en) * 2011-01-03 2015-03-11 Bell Helicopter Textron Inc. Vacuum assisted conformal shape setting device
EP2649127A4 (en) * 2011-01-14 2015-10-21 Cerestech Inc Poly (lactic acid) resin compositions
US8545422B2 (en) 2011-02-04 2013-10-01 Cristina Watson Moldable decorative material for splints or casts
US20130174835A1 (en) 2012-01-05 2013-07-11 Rechargeable Battery Corporation Porous oxygen activated heater
US20130345649A1 (en) 2012-06-26 2013-12-26 Sealed Air Corporation(Us) Self-Heating Patch
JP2015536436A (ja) 2012-10-16 2015-12-21 リチャージャブル バッテリー コーポレイション 電解質パッドを備えた酸素活性式携帯型ヒータ
MX2015004937A (es) 2012-10-19 2015-12-01 Rechargeable Battery Corp Formulaciones de electrolito para un calentador portatil activado por oxigeno.
US20140109889A1 (en) 2012-10-19 2014-04-24 Rechargeable Battery Corporation Oxygen Activated Heater With Thermal Regulator
CN103040550B (zh) 2013-01-24 2015-01-28 张兴平 医用自适应预塑形夹板装置
US20150059729A1 (en) 2013-08-30 2015-03-05 Rechargeable Battery Corporation Package for oxygen activated portable heater
US20180252438A9 (en) 2014-03-12 2018-09-06 Rechargeable Battery Corporation Chemically based heater for a bio-mechanical device and article to be heated
US9872795B2 (en) * 2014-03-12 2018-01-23 Rechargeable Battery Corporation Thermoformable medical member with heater and method of manufacturing same
US9642736B2 (en) 2014-03-12 2017-05-09 Rechargeable Battery Corporation Thermoformable splint structure with integrally associated oxygen activated heater and method of manufacturing same
US10046325B2 (en) 2015-03-27 2018-08-14 Rechargeable Battery Corporation Self-heating device for warming of biological samples
KR20170134699A (ko) 2015-04-07 2017-12-06 리차저블 배터리 코퍼레이션 열성형 가능한 물질용 히터

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61268428A (ja) * 1985-05-22 1986-11-27 Chiku Asano プラスチツク整形方法及びそれに用いる複合材
JPH09234241A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Shimadzu Corp 熱変形性を有する装具
JP2005224314A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Kao Corp シート状発熱成形体
JP2008512170A (ja) * 2004-09-09 2008-04-24 ファストフォーム・リサーチ・リミテッド 再成形可能な熱可塑性材料からなる幾何学的孔付き保護及び/又はスプリント器具
JP2012520099A (ja) * 2009-03-11 2012-09-06 オンボネ・オイ 整形外科用副子固定システム
JP2012527321A (ja) * 2009-05-20 2012-11-08 アーセナル メディカル, インコーポレイテッド 医療用移植片
JP2012207170A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Unitika Ltd ポリ乳酸系樹脂組成物および成形体

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015138709A2 (en) 2015-09-17
CN106102664B (zh) 2019-08-06
CN106102664A (zh) 2016-11-09
CN110303667A (zh) 2019-10-08
WO2015138709A3 (en) 2015-11-26
US9872795B2 (en) 2018-01-23
US20150257918A1 (en) 2015-09-17
MX2016011737A (es) 2016-12-14
CA2942376A1 (en) 2015-09-17
KR20160132932A (ko) 2016-11-21
EP3116455A2 (en) 2017-01-18
IL247555A0 (en) 2016-11-30
US20180140456A1 (en) 2018-05-24
US10973674B2 (en) 2021-04-13
EP3116455A4 (en) 2018-01-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017507729A (ja) ヒータを備えた熱成形可能な医療用部材及びその製造方法
KR102474032B1 (ko) 일체형으로 결합된 산소 활성화되는 가열기를 갖는 열성형성 부목 구조체 및 그의 제조 방법
KR20090127920A (ko) 발열 장치
NO20080443L (no) Nettaktig kropsstotte og fremgangsmate
KR20170091707A (ko) 생체역학적 장치용의 화학기반 가열기 및 가열되는 물품
EP3038571A1 (en) Moldable splint and method of using same
US20150150712A1 (en) Curable orthopedic splint
JP5292031B2 (ja) 曲面発熱体用冷感パッド積層体およびその用途品
JP2008018110A5 (ja)
JP2011189075A (ja) ランドセル
JP2012056293A (ja) 発熱体製造用積層体、及びこれを有する発熱体
JP2010520769A (ja) 整形用副子及び同副子の製造方法
DE60223933D1 (de) Individuelle verpackungsfolie und verpackungsbeutel für einwegmonatsbinden
CN212036070U (zh) 基于石墨烯柔性加热模组加热和隔热结构的冷库工作服
JP5894783B2 (ja) 温熱具
JP2016220959A (ja) 医療用固定材
TWM354347U (en) Hollow and three-dimensional air-permeable lining
CN201188920Y (zh) 保暖鞋垫
JP2012090873A (ja) 吸水性発熱貼付シート
TWM323245U (en) Structure of airtight pad body
JP2009119226A (ja) 温熱炭シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190221

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190910

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200310