JP2017506722A - マイクロポンプシステム - Google Patents

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Abstract

開示されているのは、複数の入口および出口ポートと、コンパートメントを提供するためにポンプチャンバ内に配置された複数の膜とを伴う、区分されたポンプチャンバを有するポンプ本体を含むマイクロポンプである。膜は、ポンプ本体の対向壁間に係留され、ポンプ本体の膜および壁の対向する表面上に配置された電極を支持する。さらに、開示されているのは、除熱器と、自給式持続気道陽圧呼吸デバイスとを含むマイクロポンプの用途である。

Description

本願は、米国特許法§119に基づき、米国仮特許出願第61/945,973号(2014年2月28日出願、名称「Micro Pump Systems」)、および米国特許出願第14/632,423号(2015年2月26日出願、名称「Micro Pump Systems」)に対する優先権を主張し、上記出願の全内容は、参照により本明細書に援用される。
本明細書は、ポンプシステムに関する。
機械的ポンプシステムおよびコンプレッサシステムは、周知である。ポンプは、機械的作用によって流体(液体または気体もしくはスラリー等)を移動させるために使用される。ポンプは、流体を移動させるために使用される方法に従って、例えば、直接揚力ポンプ、容積型ポンプ、および重力ポンプに分類されることでできる。
最近、小型圧電空気ポンプである、モデル番号MZB1001マイクロブロアとして、圧電技術を用いて動作する薄型高圧空気ポンプがMurata Manufacturingによって発表された。Murataによると、ポンプは、圧電ダイヤフラムを使用し、圧電ダイヤフラムは、正弦波電圧が印加されると、上下に振動し、振動が、空気をマイクロブロアの中に、かつデバイスの上部のノズルを通して外に推し進める。
一般的になりつつある医学的障害である、睡眠時無呼吸は、睡眠中の呼吸(気流)の減少または一時停止を伴う。睡眠時無呼吸は、成人において一般的であり、子供では稀である。睡眠時無呼吸のための治療としては、外科的手技、または挙動変化歯科用器具およびマウスピースを伴い得る非外科的治療が挙げられ得る。非外科的治療の1つとして、CPAP(持続気道陽圧)デバイスが挙げられる。
持続気道陽圧(CPAP)は、機械を使用して、空気圧を供給し、睡眠中に気道が圧潰しないように、ユーザの気道を開放したまま保持する非外科的治療である。機械は、圧力下、鼻用または顔用マスクを通して空気を送達する。機械は、加熱され、湿気を含む空気を、管を通して、空気の漏出を防止するためにぴったりと装着されたマスクに吹きつける。マスクは、鼻用ピロー、鼻用マスク、および顔全体マスクを含む、いくつかの形態をとる。CPAP機械は、トースターよりわずかに大きい。それは、可搬性であり、旅行に携行することができる。しかしながら、既存のCPAP治療は、空気を鼻の中に吹きつけるマスクを付けた睡眠は容易ではないため、使用が容易ではない。
ある側面によると、マイクロポンプは、ポンプ本体であって、複数のコンパートメントに区分されたポンプチャンバを有し、ポンプチャンバは、ポンプチャンバの中への流体流入を提供する第1の複数の入口ポートと、ポンプチャンバからの流体流出を提供する第2の複数の出口ポートとを有する、ポンプ本体と、ポンプチャンバ内に配置されている第3の複数の膜であって、ポンプ本体の対向壁間に係留され、ポンプチャンバと複数のコンパートメントを提供する第3の複数の膜と、第4の複数の電極であって、第4の複数の電極のうちの第1の対は、ポンプ本体の第2の異なる対の対向壁上に配置され、第4の複数の電極のうちの残りのものは、膜の主要表面上に配置されている第4の複数の電極とを含む。
以下は、本側面の範囲内のいくつかの実施形態である。
入口および出口は、ポンプ本体の同一壁上にある。第1の複数の入口および第2の複数の出口は、ポンプ本体の同一壁上にあり、第1の複数の入口は、源への第1の接続の組を有し、第2の複数の出口は、シンクへの第2の異なる接続の組を有し、第2の複数の出口は、第1の接続の組から分離される。入口および出口は、ポンプ本体の対向壁上にある。マイクロポンプは、第5の複数の弁を含み、そのうちの第1の部分は、第1の複数の入口に隣接して配置され、弁の第2の部分は、第2の複数の出口に隣接して配置される。第5の複数の弁は、フラップ弁である。マイクロポンプは、第4の複数の電極に印加される電気信号の組によって駆動され、第4の複数の電極に印加される電圧の極性に従って、ポンプチャンバ内に配置されている第3の複数の膜に偏らせるように構成される。電気信号の組は、複数のコンパートメントのうちの第1のものに収縮させ、実質的に同時に、複数のコンパートメントのうちの少なくとも1つの隣接するものに拡張させる。マイクロポンプは、電極に印加するための波形を生成する駆動回路を含む。
追加の側面によると、マイクロポンプは、ポンプ本体と、その主要表面上に導電性電極を有する膜と、ポンプコンパートメントを形成するポンプ端とを有する第1および第2のマイクロポンプモジュールであって、第1および第2のマイクロポンプモジュールの各々は、少なくとも、ポンプコンパートメントの中への流体流入を提供する入口ポートと、ポンプコンパートメントからの流体流出を提供する出口ポートとを有する、第1および第2のマイクロポンプモジュールと、ポンプ本体と、その主要表面上に導電性電極を有する膜とを有する少なくとも第3のマイクロポンプモジュールであって、第1のマイクロポンプモジュールと第2のマイクロポンプモジュールとの間に挟まれている第3のマイクロポンプモジュールとを含む。
以下は、本側面の範囲内のいくつかの実施形態である。
各モジュールの入口および出口は、ポンプ本体の同一壁上にある。第1の複数の入口および第2の複数の出口は、ポンプ本体の同一壁上にあり、第1の複数の入口は、源への第1の接続の組を有し、第2の複数の出口は、シンクへの第2の異なる接続の組を有し、第2の複数の出口は、第1の接続の組から分離される。各モジュールの入口および出口は、ポンプ本体の対向壁上にある。マイクロポンプは、入口および出口に隣接して配置されている複数の弁を含む。弁は、梁部材および停止部を有するフラップ弁である。
追加の側面によると、電気構成要素のための冷却デバイス、複数のコンパートメントを有するポンプチャンバを形成するポンプ本体であって、ポンプチャンバは、ポンプチャンバのコンパートメントの中への流体流入を提供する第1の複数の入口ポートと、ポンプチャンバのコンパートメントからの流体流出を提供する第2の複数の出口ポートとを有する、ポンプ本体と、ポンプチャンバ内に配置されている第3の複数の膜であって、ポンプ本体の対向壁間に係留されている、第3の複数の膜と、第4の複数の電極であって、第4の複数の電極のうちの第1の対は、ポンプ本体の第2の異なる対の対向壁上に配置され、第4の複数の電極のうちの残りの部分は、膜の各々の表面上に配置されている、第4の複数の電極と、電気構成要素に取り付けられるように構成されている第1の表面と、マイクロポンプと熱連通する第2の表面とを有する熱流板とを有する、マイクロポンプを含む。
以下は、本側面の範囲内のいくつかの実施形態である。
マイクロポンプは、熱流板に接続される。コンパートメントのうちの端部のものは、ポンプ本体の対応する壁を有し、第3の複数の膜のうちの1つは、端部コンパートメントを提供し、一対の膜を有するコンパートメントの中間のものは、中間コンパートメントを提供する。
追加の側面によると、気道圧呼吸デバイスは、リング本体を通り、一対の端部部分で終りをなす、空気通路を有し、各端部部分は、端部部分の第1の表面に少なくとも1つの出口を有する、リング本体と、リング本体によって支持されているマイクロポンプであって、ポンプ周囲空気をリング本体内の空気通路を通して端部部分に圧送するように構成されている、マイクロポンプとを含む。
以下は、本側面の範囲内のいくつかの実施形態である。
気道圧呼吸デバイスは、マイクロポンプのための電源を提供するバッテリであって、ポンプ本体上に支持されている、バッテリを含む。
前述の側面のうちの1つ以上のものは、以下の利点のうちの1つ以上のものを提供し得る。
マイクロポンプは、マイクロ加工方法を使用して作製されることができ、産業、医療、および生物学的用途において広く実装されている、マイクロ圧送プロセスを行うために使用されることができる。マイクロポンプは、流体を高流量で輸送することができる。マイクロポンプは、薬剤の投薬を含む、種々の用途のために、合理的に安価かつ可能性として使い捨てである装置として使用されることができ、人工器官内で使用されることもできる。マイクロポンプは、その高圧縮能力に基づいて、真空ポンプとして使用されることができ、かつ燃料電池システム内におけるような熱伝達用途において使用され、従来の空気コンプレッサに取って代わり、空気を移動させ、燃料電池反応のための酸素を提供し、水蒸気および廃熱を含む反応副産物を除去することができる。高価であり、騒々しく、大型で、重量があり、高電力を消費し、かつ容易に摩耗し得る、従来の空気コンプレッサと比較して、マイクロポンプは、低コストで、静音であり、小型、例えば、ミリメートル規模であり、軽量、例えば、ミリグラムからグラム規模であり、概して、従来のポンプと比較して比較的に低電力を消費するであろう。さらに、マイクロポンプは、機械的にロバストである。
本発明の1つ以上の実施形態の詳細は、付随の図面および以下の説明に記載される。本発明の他の特徴、目的、および利点は、説明および図面ならびに請求項から明白である。
図1Aおよび1Bは、圧送サイクルの2つの逆位相で動作するマイクロポンプの機能ブロック図である。 図1Cは、名目的な非装填位置における膜を伴う、図1A、1Bのマイクロポンプを図示する。 図1Dは、フラップ弁および駆動回路を伴う、図1A、1Bのマイクロポンプを図示する。 図2Aは、組み立てられるモジュール層のスタックの組み立てられた図である。 図2Bは、モジュール層の分解図である。 図2Cは、図2Bのモジュール層の組み立てられた図である。 図2Dは、中間モジュール層の分解図である。 図3および4は、マイクロポンプの電極への印加のための電圧波形のプロットである。 図3および4は、マイクロポンプの電極への印加のための電圧波形のプロットである。 図5は、例示的駆動回路のブロック図である。 図6は、例示的グリッド構成に配列されるマイクロポンプのブロック図である。 図7は、ダイフレーム内に統合されるマイクロポンプの斜視図である。 図8Aおよび8Bは、冷却配列における例示的冷却デバイスのそれぞれの上部側面図および底部側面図である。 図8Aおよび8Bは、冷却配列における例示的冷却デバイスのそれぞれの上部側面図および底部側面図である。 図9Aおよび9Bは、気道圧呼吸デバイスのそれぞれの斜視図および正面図である。 図9Cは、代替気道圧呼吸デバイスの斜視図である。 (記載なし) 図10A−10Fは、呼息弁の図である。 図10A−10Fは、呼息弁の図である。 図10A−10Fは、呼息弁の図である。 図11A−11Dは、例示的スライディング弁の詳細を示す。 図11A−11Dは、例示的スライディング弁の詳細を示す。 図11A−11Dは、例示的スライディング弁の詳細を示す。 図11A−11Dは、例示的スライディング弁の詳細を示す。
(概要)
マイクロポンプは、マイクロ加工方法を使用して作製されることができ、産業、医療、および生物学的用途において広く実装されているマイクロ圧送プロセスを行うために使用されることができる。例えば、マイクロポンプは、ラボオンチップシステム、燃料電池、高流束電子冷却システム、および生物化学システム内に組み込まれることができる。マイクロポンプは、流体、例えば、ガスまたは液体を少量の正確に測定された量で輸送することができる。いくつかの実装では、マイクロポンプは、高流量で、例えば、約数マイクロリットル/秒〜約数ミリリットル/秒で、および/または高圧で、例えば、約1,000分の1psi〜約10分の1psiで流体を輸送することができる。マイクロポンプは、流体輸送、流量、および/または圧力が、拡張可能であるように設計されることができる。
医療用途では、マイクロポンプは、薬物注入の合理的に安価かつおそらく使い捨ての手段として使用されることができる。例えば、マイクロポンプは、人体内に埋め込まれ、薬剤を、例えば、血流中に投与し、慢性疾患を治療することができる。マイクロポンプはまた、人工器官内で使用されることができる。
マイクロポンプは、その高圧縮能力に基づいて、真空ポンプとして使用されることもできる。真空ポンプとして使用される場合のマイクロポンプ、すなわちマイクロ真空ポンプは、化学および生物学的分析のために、小型システム内で使用されることができる。例えば、マイクロ真空ポンプは、イオン化チャンバ内で生成されたイオンが空気分子と衝突せずにチャンバから退出するように、質量分析計のイオン化チャンバ内で真空を生成し、それを維持するために使用されることができる。
燃料電池システムでは、マイクロポンプは、空気ポンプとして使用され、従来の空気コンプレッサに取って代わり、システム内で空気を移動させ、燃料電池反応のための酸素を提供し、水蒸気および廃熱を含む反応副産物を除去することができる。高価であり、騒々しく、大型で、重量があり、高電力を消費し、かつ容易に摩耗し得る従来の空気コンプレッサと比較して、マイクロポンプは、低コストで、静音であり、小型、例えば、ミリメートル規模であり、軽量、例えば、ミリグラムからグラム規模であり、概して、従来のポンプと比較して比較的に低電力を消費するであろう。さらに、マイクロポンプは、機械的にロバストである。
一例示的実装では、マイクロ燃料電池は、小型で、軽量で、かつ高度に分散された空気サブシステムを含むように形成される。空気サブシステムは、シリコンウエハ上に3次元(3D)プロトン交換膜(PEM)構造を伴うマイクロポンプを組み込む。ミクロン規模で製作されたマイクロ燃料電池アーキテクチャは、燃料電池反応のための、かつ反応副産物を除去するための空気移動要件を簡略化する。従来の燃料電池と比較して、シリコンウエハ上に形成される燃料電池は、量生産あたりの電力および体積あたりの重量において1桁の改良を達成することができる。
(マイクロポンプシステム)
(マイクロポンプ)
図1を参照すると、マイクロポンプ100が、単一の区分されたポンプチャンバ104を含むように示される。ポンプ本体102は、圧送方向114に沿って、2つの壁110、112と、圧送方向114と垂直方向に沿って互いに対向する、2つの固定端部壁106、108とを含む。壁106、108、110および112は、膜によって区分された単一チャンバ104を画定する。すなわち、2つの端部壁106、108間に、膜116、118、120、122、124、126が、壁110から壁112まで延び、ポンプチャンバ104を7つのコンパートメント130、132、134、136、138、140、142に分離する。この実装では、各コンパートメントは、それぞれ、壁110、112内に画定された入口と、出口とを含む。例えば、コンパートメント130は、壁110内の入口150と、壁112内の出口152とを含む。他の入口および出口は、標識されていない。
コンパートメント130−142は、互いから流体シールされる。いくつかの実装では、異なるコンパートメントは、同一入口および/または同一出口(図には図示せず)を有することができ、これらの異なるコンパートメントは、互いに流体連通し得る。ポンプチャンバ104の対向端部における2つのコンパートメント130、142は、ポンプ本体102の固定壁と膜とによって提供される壁を有する。コンパートメント130、142間の中間コンパートメントは、2つの膜によって提供される壁を有し、マイクロポンプ100は、少なくとも1つ、概して、多くの中間コンパートメントを有し、それらの中間コンパートメント壁の各々は、2つの膜によって提供される。マイクロポンプ100は、流体、例えば、ガスまたは液体を圧送することができ、材料の選択は、ポンプが圧送するように構成されるであろう流体のタイプを考慮する。
6つの膜が、図に示されるが、各コンパートメントは、モジュール層から形成されると見ることができるので(図2A−2D参照)、ポンプチャンバは、追加の中間コンパートメントを伴うように延長されることができ、ポンプ100は、以下にさらに説明されるように、モジュール層のスタックから形成される。
電極(図1Aおよび1Bに明示的に図示せず、図2Aおよび2C参照)が、膜116−126の各々と、随意に、端部壁キャップ106、108とに取り付けられる。電極(明示的に図示せず)は、駆動回路(図3−5参照)に接続され、駆動回路は、静電誘引/反発を通して膜を活性化するように、電極に電圧を送達する。電極が電圧を有していないとき、膜は、活性ではなく、膜は、名目的な位置にある。静止時の各膜は、端部壁106、108と実質的に平行であることができ、コンパートメント132−140は、同一名目的な体積Viを有することができる。活性化される場合、電極は、図1Aおよび図1Bに示されるように、電圧電位を受け取る。図1Aおよび図1Bは、同一チャンバを示すが、以下に論じられるように、異なる位相の信号が電極に印加される。明確にするために、図1Aにおける参照番号は、概して、図1Bでは繰り返されない。
いくつかの実施形態では、その名目的な位置における2つの隣接する膜間の距離は、約50ミクロンであり、名目的な体積Viは、ナノリットル〜マイクロリットル〜ミリリットル、例えば、0.1マイクロリットルの範囲であることができる。いくつかの実装では、コンパートメント130、142の各々は、中間コンパートメント132−140の名目的な体積の半分である、名目的な体積Veを有する。例えば、その名目的な位置における膜116と端部壁106との間またはその名目的な位置における膜126と端部壁108との間の距離は、約25ミクロンである。名目的な体積Veは、ナノリットル〜マイクロリットル〜ミリリットル、例えば、0.05マイクロリットルの範囲であることができる。コンパートメント130−142は、異なるサイズを有することもできる。サイズは、例えば、製造、電力消費、および用途考慮に基づいて、選定されることができる。例えば、幅25ミクロンを有するコンパートメント130、142は、減少したピーク駆動電圧を用いて、起動機能を可能にすることができる。駆動電圧は、以下にさらに論じられる。実施例として、マイクロポンプ100は、約1.5mmの長さ、約1.5mmの幅、0.05mmの総高さ(異なるコンパートメントの累積高さ)、および約0.1125mmの総体積を有する内部体積を有することができる。
類似目的のために使用される従来の機械的ポンプと比較して、マイクロポンプ100は、より少ない材料を使用し、したがって、より少ない応力を受け、より少ない電力を使用して駆動される。マイクロポンプ100は、ミクロン〜ミリメートル規模のサイズを有し、広範囲の流量および圧力を提供することができる。概算として、マイクロポンプ100によって提供され得る潜在的流量は、マイクロポンプ100の総体積×駆動周波数として計算されることができる。
概して、流量は、ナノリットル〜マイクロリットル〜ミリリットルの規模であることができる。概して、圧力は、マイクロポンプ100に投入されるエネルギー、例えば、駆動電圧の量によって影響される。いくつかの実装では、電圧が高いほど、電圧が大きく、電圧の上限は、マイクロポンプ100の故障限界によって定義され、電圧の下限は、膜の作動能力によって定義される。マイクロポンプ100の圧力は、約1マイクロpsi〜10分の1psiの範囲内であることができる。選択される範囲の流量および圧力は、ポンプ材料、ポンプ設計、およびポンプ製造技法の選択によって達成されることができる。
説明されるマイクロポンプ100は、往復動カテゴリ内の容積型ポンプである。圧送は、マイクロポンプのポンプチャンバの作動を通した流体装填サイクルと流体排出サイクルとの2つの交互動作において生じる。装填動作では、ポンプチャンバは、より低い圧力源に対して開放され、流体がチャンバの中に充填される。排出動作では、ポンプチャンバ内側の流体は、ポンプチャンバからより高い圧力シンクに対して圧縮される。
概して、従来のポンプチャンバは、単一膜がチャンバの固定壁に向かって移動すると、圧縮されるが、図1A、1Bに関連して前述のポンプチャンバは、各々が2つの固定壁間に係留された複数の膜を備えている。固定壁は、対の隣接する膜によって分離される複数のコンパートメントを形成するポンプ本体層である。コンパートメントの最初と最後のものは、膜と、本体の端部キャップの一部である固定壁とによって形成されるが、中間コンパートメントは、対の隣接する膜によって提供される。
同じマイクロポンプ100の2つの動作状態を示す、図1Aおよび1Bを比較する。前半ポンプサイクルでは、第1のコンパートメントの組は、圧縮され、第2のコンパートメントの組は、拡張させられる。
例えば、図1Aでは、端部コンパートメント130および142は、前半ポンプサイクルにおいて、中間コンパートメント134および138と同程度に圧縮されるように示される。圧縮は、膜116および126が壁106および108に向かって移動すると、端部コンパートメント130および142内で生じ、コンパートメント134および138に対して、隣接する膜118、120および122、124が互いに向かって移動すると生じる。これらの膜の移動は、それぞれの端部コンパートメント130および142ならびに中間コンパートメント134および138の体積を減少させ、流体(ガスまたは液体)をコンパートメントから排出する。それらのコンパートメントの圧縮と同時に、隣接するコンパートメント132、136、および140(全てここでは中間コンパートメントである)は、それぞれの膜116、118;120、122;および124、126の組が、互いから離れ、それぞれのチャンバ体積を拡張させるときに装填される。
図1Bに示されるように、後半ポンプサイクルでは、端部コンパートメント130および142は、中間コンパートメント134および138と同程度に拡張させられて示される。拡張は、膜116および126が壁106および108から離れると、端部コンパートメント130および142内に生じ、コンパートメント134および138に対して、隣接する膜118、120および122、124が互いから離れると生じる。これらの膜の移動は、それぞれの端部コンパートメント130および142ならびに中間コンパートメント134および138の体積を増加させ、流体(ガスまたは液体)をそれらのコンパートメントの中に装填させる。それらのコンパートメントの拡張と同時に、隣接するコンパートメント132、136、および140(全てここでは中間コンパートメントである)は、それぞれの膜116、118;120、122;および124、126の組が互いに向かって移動すると排出され、それぞれのチャンバ体積を減少させる。
すなわち、作動させられると、ポンプチャンバの各膜は、中心、すなわち、膜が作動させられていないときにある名目的な場所を中心として、2つの対向方向に移動することができる。
動作時、従来のポンプチャンバの膜は、圧送において使用される単一ポンプチャンバコンパートメントを形成する。流体、例えば、ガスは、それぞれ、圧送サイクルの装填および排出動作の間、1回、装填および排出される。ガスは、サイクルの半分の間のみ、流出し、ガスは、サイクルの他の半分の間、流入する。
本マイクロポンプ100では、各コンパートメント130、132、134、136、138、140、および142が、圧送において使用される。したがって、図1Aに示されるように、ポンプサイクルの前半では、流体が、チャンバ130、134、138、および142から圧送される一方、ガスが、同時に、チャンバ132、136、および140に進入する。図1Bに示されるように、ポンプサイクルの後半では、動作は、反転され、流体が、チャンバ132、136、および140から圧送される一方、ガスが、同時に、チャンバ130、134、138、および142に進入する。
種々の実装が、可能である。例えば、2つの固定端部壁間の2つの膜が、圧送のために、3つのコンパートメントを形成する。マイクロポンプ100は、例えば、個々の膜が、より少ない距離を進行し、したがって、より少なく駆動されるため、同一量の圧送を行う従来のポンプより高い効率を有することができ、かつより少ないエネルギーを消費することができる。効率およびエネルギー節約は、2つの固定端部壁コンパートメント間の1つより多いコンパートメントに伴って、さらに増加することができる。したがって、マイクロポンプ100は、1〜数個〜数100個またはそれを上回る中間チャンバを有することができる。ここでは、図1Aおよび1Bにおいて、5つの中間チャンバが示されている。
概して、圧送を行うために、各コンパートメントは、ガス入口150と、ガス出口152とを含む。入口および出口は、弁、例えば、弁に加えられる圧力に応答して開閉する受動弁を含む。いくつかの実装では、弁は、ポンプコンパートメントの中へまたはそこからのガス流によって生成される弁を横断する圧力差によって駆動されるフラップ弁である。能動駆動が要求されないため、フラップ弁は、ポンプ動作の複雑性を低減させることができる。
他の実装では、弁は、ポンプコンパートメントの中へまたはそこからのガス流によって生成される弁を横断する圧力差によって駆動されるスライディング弁であり、これは、フラップ弁を曲げること関わるエネルギーを考慮すると、より望ましくあり得る。例示的スライディング弁は、図11に論じられる。
代替として、ノズルおよび拡散器を使用して、弁なし構成においてマイクロポンプ100を構築することも可能である。
図1Cは、その中心の名目的な位置におけるマイクロポンプ100の膜を示す。
ここで図1Dを参照すると、膜(番号が付与されていないが、図1Aにおけるものと同一である)は、静電力によって移動するように駆動される。電極(概して、162)が、固定端部壁および膜の各々の主要表面の各々に取り付けられる。コンパートメントの装填動作の間、コンパートメントの隣接する電極は、同一の正または負の電圧を有し、したがって、2つの電極、したがって、2つの膜が互いに反発するようにする傾向があろう。コンパートメントの排出動作の間、コンパートメントの2つの隣接する電極は、反対の正または負の電圧を有し、2つの電極、したがって、2つの膜に互いに誘引させるであろう。コンパートメントの2つの電極は、平行板静電アクチュエータを形成する。電極は、概して、小型サイズおよび低静的電力消費を有する。高電圧が、各電極に印加され、コンパートメントを作動させることができる。しかし、作動は、比較的に低電流で行われることができる。
前述のように、マイクロポンプ100の各膜は、その中心の名目的な位置(図1Cでは、マイクロポンプ100に対して示される)に対して2つの対向方向に移動する。故に、従来のポンプ内のコンパートメントと比較して、同一量の体積によってコンパートメントを拡張または縮小させるために、本明細書の膜は、例えば、従来のポンプ内の膜の半分未満の距離を進行する。その結果、膜は、より少ない曲げおよびより少ない応力を被り、より長い寿命につながり、より広い材料の選択肢を可能にする。加えて、膜の進行距離が比較的に短いため、膜上の電極のための開始駆動電圧は、比較的に低くあることができる。故に、より少ない電力が、消費される。2つの膜を有するコンパートメントに対して、両方の膜が移動しているため、プルイン電圧に到達するためにかかる時間は、より短くなることができる。
依然として図1Dを参照すると、いくつかの実装では、電圧を電極に印加するための駆動回路166は、低DC電圧源を要し、それをAC波形に変換する。波形の周波数および形状は、電圧制御式発振器によって制御されることができる。駆動電圧は、増倍器回路によって、要求されるレベルまで増大させられることができる。フラップ弁164もまた、示され、ポンプコンパートメントの中へまたはそこからのガス流によって生成される、弁164を横断する圧力差によって駆動される。
前述の説明される特徴を有するマイクロポンプ100は、MEMS処理技法、いわゆるロール・ツー・ロール(R2R)処理等の種々の方法を使用して製造されることができる。マイクロポンプ100のための材料は、マイクロポンプ100によって提供される特徴およびマイクロポンプを製造する方法に基づいて、選定される。以下は、マイクロポンプの異なる部品の材料を選定するためのいくつかの基準である。
ポンプ本体および弁−ポンプの本体のために使用される材料は、フラップ弁164の要件によって定義され得る。フラップ弁は、本体と同一材料から作製されることができる。いくつかの実装では、材料は、ポンプチャンバ体積を生成するために、その形状を保持するために十分に強固または剛であるが、所望に応じて、フラップ弁が移動することを可能にするために十分に弾性的である必要がある。加えて、選択肢は、フラップ弁の幾何学的設計によって影響され得る。いくつかの実装では、材料は、その特徴が画定および機械加工/現像され得るように、エッチング可能または感光性である。時として、材料が、マイクロポンプ内の他の材料と良好に相互作用すること、例えば、接着することも望ましい。さらに、材料は、非導電性である。好適な材料の例として、SU8(ネガ型エポキシレジスト)およびPMMA(ポリメタクリル酸メチル)レジストが挙げられる。
膜−この部品のための材料は、ポンプチャンバを装填および排出するために使用される、太鼓のような構造を形成する。したがって、材料は、所望の距離にわたって前後に曲がることまたは伸びることが要求され、弾性特性を有する。いくつかの実装では、膜材料は、ガスおよび液体を含む流体に不浸透性であり、非導電性であり、高破壊電圧を有する。好適な材料の例として、窒化ケイ素およびTeflonが挙げられる。
電極−この材料は、導電性である。電極は、あまり電流を伝導しないため、材料は、高電気抵抗を有し得るが、高抵抗特徴は、必ずしも望ましくない。電極は、膜に伴って曲がりおよび伸びを受け、したがって、材料は、疲労および故障を伴わずに、曲がりおよび伸びに対処するためにしなやかであることが望ましい。加えて、電極材料および膜材料は、両方に接着する、例えば、動作条件下、互いから剥離しない。しなやかな材料の例としては、非常に薄い金および白金の層が挙げられる。
電気相互接続−駆動電圧は、各コンパートメントの各膜上の電極に伝導される。これらの電極への導電性経路は、伝導性材料、例えば、金および白金を使用して構築されることができる。
他の材料−MEMS処理が、マイクロポンプの製造において使用される場合、犠牲充填材料、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)が、使用されることができる。犠牲充填材料はまた、R2R処理において使用され得る。いくつかの実装では、溶媒が、製造プロセスにおいて使用され、マイクロポンプの種々の構築材料に追加の要件を課し得る。電気回路構成要素のうちのいくつかを膜の中に印刷することも可能であり得る。時として、離型材が、弁移動をもたらすために使用されることができる。
概して、ある材料が前述で規定されたが、前述のものと類似特性を有する他の材料も使用され得る。
図2A−2Dでは、モジュール化されたマイクロポンプが、示される。
図2Aを参照すると、モジュール化されたマイクロポンプ200は、ポンプ200の端部コンパートメント200a、200bを形成するためのモジュール層201(図2Bおよび2C)から成る。モジュール化されたマイクロポンプ200は、ポンプ200の中間コンパートメント200cを形成するための多くのモジュール層250(図2D)からも成る。
マイクロポンプ200内の弁は、入力および出力に接続される単一弁によって置換されることができるか、または各層内の個々の弁は、交互されることができる。
ここで図2Bを参照すると、モジュール層201の各々は、ポンプ端部キャップ202を含み、固定ポンプ壁(図1A、1Bの壁106、108に類似)を形成する。電極208は、コンパートメント209を活性化するために、ポンプ端部キャップ202に取り付けられる。
単一モジュール層201は、電極208を伴うポンプ端部キャップ202と、ポンプ本体204の反対側の膜206(図1A、1Bの膜116、126に類似)に取り付けられる電極210を伴う膜206との間にポンプ本体204の一部を形成する。電極210は、モジュール層200の外部の駆動回路に接続される導線212を含む。
膜206、ポンプ端部キャップ202、およびポンプ本体204は、同一寸法を有することができ、電極208、210は、膜206または他の要素より小さい寸法を有することができる。いくつかの実装では、膜206は、約ミクロン×ミクロン〜約ミリメートル×ミリメートルの寸法と、約5ミクロンの厚さとを有する。ポンプ本体204は、約ミクロン×ミクロン〜約ミリメートル×ミリメートルの外寸と、約50ミクロンの厚さと、約ミクロン×ミクロン〜約ミリメートル×ミリメートルの内寸とを有する。ポンプ本体の厚さは、コンパートメント209(図1Aのコンパートメント130、142に類似)の名目的なサイズを定義する。電極210、202は、ポンプ本体204の内寸に実質的に対応する寸法を有する。いくつかの実装では、電極は、約2.25mmの表面積と、約0.5ミクロンの厚さとを有する。組み立てられたモジュール層201は、図2Cに示される。
ここでまた図2Cも参照すると、ポンプ本体204は、2つの受動弁214、216を含み、それらは、それぞれ、入口および出口を形成する。入口弁214は、ストッパ218と、フラップ220とを含む。ストッパは、ポンプ本体204に接続され、ポンプ本体によって形成されるコンパートメント130、140の外部に位置する。フラップ220は、ポンプ本体204に取り付けられる一端222と、ストッパ218およびポンプ本体204に対して移動可能な別の端部224とを有する。特に、フラップの端部224は、モジュール層外部の圧力がモジュール層内側の圧力より大きくなるように圧力差が確立されると、コンパートメント130、140の内部に向かって曲がることができる。例えば、そのような圧力差は、流体がモジュール層外側からコンパートメント209の中に流動する装填動作の間に確立される。例えば、流体がコンパートメント209からモジュール層の外側に流動する排出動作の間、内部圧力が外部圧力より高いとき、フラップ224は、ストッパに向かって曲がり、ストッパ218によって停止させられる。故に、排出動作の間、コンパートメント209内の流体は、弁214から外に流動しない。
出口弁216も、ストッパ218およびフラップ220に類似する、ストッパ230およびフラップ232を含む。しかしながら、ストッパ230は、流体がコンパートメント209の中またはそこから流動する方向に沿って、フラップ232の正面に位置する。内部圧力が外部圧力より高いとき、フラップは、ストッパから離れるように曲がり、弁を開放し、内部圧力が外部圧力より低いとき、フラップは、ストッパに向かって曲がり、弁を閉鎖する。効果的に、装填動作の間、出口弁216は、流体が弁216から外に流動しないように閉鎖され、排出動作の間、出口弁216は、開放され、流体が弁216から外に流動する。
図2Dを参照すると、中間コンパートメント(図1A−Bのコンパートメント132−140に類似)の各々は、モジュール層250を使用して形成されることができる。モジュール層250は、ポンプ本体252と、電極256と、電極256とポンプ本体252との間に形成される膜254とを含む。ポンプ本体252は、ポンプ本体204と類似または同一特徴を有することができ、電極256は、電極208と類似または同一特徴を有することができ、膜254は、膜206と類似または同一特徴を有することができる。モジュール層250も、フラップ弁を含む(参照されないが、図に示される)。
前述のように、各ポンプ本体の弁は、ポンプ本体と一体的に形成されることができる。電極は、他の要素に取り付けられる事前に調製されたシートとして示されるが、電極は、直接、それらの要素上に、例えば、印刷によって、形成されることができる。モジュール層200、250の異なる要素は、接着剤を使用して、互いに接合されることができる。いくつかの実装では、溶媒が、異なる要素を部分的に溶解し、それらを一緒に接着するために使用されることができる。
図2Aに戻って参照すると、したがって、図2Dの複数の、例えば、2つ、3つ、または任意の所望の数のモジュール層250が、互の上にスタックされ、複数の中間コンパートメントをポンプチャンバ内に形成する。スタック200では、各膜は、ポンプ本体によって分離され、各ポンプ本体は、膜によって分離される。完全ポンプを形成するために、図2Bのモジュール層201は、モジュール層201のポンプ端部キャップがポンプチャンバの2つの固定端部壁を形成するように、スタック200の上部および底部端部のそれぞれの上に配置される。
再び、図1Aおよび1Bを参照すると、各圧送サイクルの間、コンパートメントは、各コンパートメントが、サイクルの半分の間、装填し、サイクルの他の半分の間、排出するように作動させられる。隣接するコンパートメントは、180度位相差で動作し、すなわち、コンパートメント130が装填しているとき、その隣接するコンパートメント132は、排出し、その逆も同様である。その結果、1つおきのコンパートメントが、同相で動作する。図1Aおよび1Bでは、コンパートメントは、奇数(「O」)コンパートメントと、偶数(「E」)コンパートメントとによって標識され、Oコンパートメントは、互いに同相であり、Eコンパートメントは、互いに同相であり、Oコンパートメントは、Eコンパートメントに対して位相がずれている。
ポンプのコンパートメントをその排出状態で動作させるために、反対符号の電圧が、これらのコンパートメントの対向壁上の電極に印加される。例えば、図1Aに示されるように、固定壁106上の電極の電圧は負であるが、膜116上の電極の電圧は正であり、または、膜118上の電極の電圧は正であるが、膜120上の電極の電圧は負である等。同時に、ポンプの他のコンパートメントは、その装填状態において動作させられる。同一符号の電圧が、これらの他のコンパートメントの対向壁上の電極に印加される。反対符号の電圧は、コンパートメントの2つの対向壁に互いに誘引させ、同一符号の電圧は、コンパートメントの2つの対向壁に互いに反発させる。固定壁106、108は、移動しない。しかしながら、膜116−126は、引力の方向または反力の方向に向かって移動する。その結果、圧送サイクルの半分では、コンパートメント130、134、138、142は、排出し、他のコンパートメントは、同時に、装填し(図1A)、圧送サイクルの他の半分では、コンパートメント132、136、140は、排出し、他のコンパートメントは、同時に、装填する(図1B)。
いくつかの実装では、膜の材料と、膜および端部壁106、108に印加される電圧とは、作動させられると、各膜が隣接する膜の名目的な位置間の距離dの実質的に半分まで拡張するように選定される。膜の名目的な位置と固定壁との間の距離がd/2である端部コンパートメント130、142では、作動させられた膜は、コンパートメントの体積をゼロ近くまで減少させ(排出動作において)、コンパートメントの体積を2×V近くまで拡張させる。中間コンパートメントに対して、各膜をd/2だけ移動させることによって、コンパートメントの体積は、装填動作において、2×Vi近くまで拡張させられ、排出動作において、ゼロ近くまで減少される。マイクロポンプ100は、高効率で動作することができる。
圧送サイクルの周期は、駆動電圧信号の周波数に基づいて、決定されることができる。いくつかの実装では、駆動電圧信号の周波数は、約Hz〜約KHz、例えば、約2KHzである。マイクロポンプ100の圧送によって生成される流量または圧力は、各コンパートメントの体積、作動時に膜がもたらす変位量と、圧送サイクル周期とによって影響され得る。高流量、例えば、約ml/sを含む種々の流量と、高圧、例えば、約10分の1psiを含む圧力とは、異なるパラメータ、例えば、駆動電圧の大きさを選択することによって、達成されることができる。実施例として、マイクロポンプは、図2Bの2つの層200と、図2Cの13個の層250とを含む合計15個のモジュール層を含むことができる。この実施例マイクロポンプは、周波数約843Hzで駆動され、電力約0.62mWを消費し、約0.0652psiにおける約1.56ml/sの流量を提供することができる。
いくつかの実装では、4つのタイプの電気信号が、膜を駆動するために使用される。4つのタイプは、以下である。
V−:全電圧に対するDC基準;いくつかの膜を直接駆動させるために使用され得る
V+:いくつかの膜を直接駆動させるために使用され、その他のために切り替えられる、DC高電圧
V1:いくつかの膜を駆動させ、動作を制御するために使用される、周期的AC波形。50%デューティサイクルを含み、1回の完全圧送サイクルにおいてV−とV+との間で行き来する。
V2:V1と同じであるが、180度位相がずれている。
さらに、プルインおよびドロップアウト電圧の現象に基づいて、駆動電圧は、V1またはV2の最高大きさに到達すると、より低い電圧まで低下され得る。特に、以下である。
V1.5:プルイン電圧値
V2.5:ドロップアウト電圧値
ここで図3を参照すると、固定壁106および膜116−124上の6つの電極への印加のための6つの例示的波形の組301−306が示される。マイクロポンプ100または他のマイクロポンプ内の他の追加の膜および固定壁に印加される波形も、図3に示されるパターンによって導出されることができる。圧送サイクルの間、第1の波形の組301のV−が、固定壁106上の電極に一定に印加される。膜116に印加するための第2の波形の組302は、V1を形成する。第3の波形の組303は、V+であり、膜118に一定に印加される。第4の波形の組304は、膜120に印加するためのV2である。第5の波形の組305および第6の波形の組306は、第1および第2の波形301、302の繰り返しである。追加の波形が、他の膜、例えば、膜124および126(図1A)のために必要とされる場合、繰り返しが、第3および第4の波形等を用いて続く。
いくつかの実装では、V1、V2、V−、およびV+の大きさは、同一である。他の実装では、これらの電圧のうちの少なくともいくつかの大きさは、異なる。特定のパターンの波形が、示されるが、ポンプ100の電極は、他のパターンの波形によっても作動させられることができる。
ここで図4を参照すると、図3の6つの波形の組301−306に対応する6つの波形の組321−326が示される。図4に示される組と図3に示される組との間の差異は、図3のAC電圧波形V1およびV2が、それぞれ、V1.5およびV2.5に再成形され、プルインおよびドロップアウト現象を利用することである。
この例では、波形の組322、324、326では、プルイン点に到達すると、正極性電圧が、より低い電圧まで漸減される(矢印↓によって示される)。このより低い電圧は、膜がその駆動された状態のままであるように、依然として、ドロップアウト電圧より大きい。次の電圧遷移は、反対動作の開始を定義し、その間、同様の電圧レベルシフトが、印加される。負極性電圧は、より小さい大きさを有する電圧まで増大させられる(矢印↑によって示される)。ポンプ100の電力消費は、その保持時間の間、駆動電圧の大きさを減少させることによって削減されることができる。
(駆動回路)
ここで図5を参照すると、図3または図4に示されるもの等の電圧を印加するための駆動回路500の実施例が、示される。駆動回路500は、供給電圧502、静電容量電圧電流504信号、およびポンプ制御516を受信し、駆動電圧506を図1Aおよび1Bのマイクロポンプ等のマイクロポンプの電極に出力する。いくつかの実装では、供給電圧502は、マイクロポンプ100が使用されるシステムから提供される。供給電圧はまた、アイソレーション回路(図示せず)によって提供されることができる。
駆動回路500は、高電圧増倍器回路508と、電圧制御式発振器(「VCO」)510と、波形発生器回路512と、フィードバックおよび制御回路514とを含む。高電圧増倍器回路508は、供給電圧502を所望の高電圧値、例えば、約100V〜700V、名目的な上、500Vまで増倍する。誘電定数、厚さ、機械的弾性率特性、電極間隔等の材料特性に応じて、他の電圧も、使用されることができる。いくつかの実装では、高電圧増倍器回路508は、電圧セットアップ回路(図示せず)を含む。電圧制御式発振器510は、マイクロポンプのための駆動周波数を生成する。発振器510は、電圧制御され、周波数は、ポンプ100が、流量要件に基づいて、より多くまたはより少ない流体を押し出すように、外部ポンプ制御信号516によって変更されることができる。波形発生器回路512は、電極のための駆動電圧を生成する。前述のように、駆動電圧のうちのいくつかは、互いに特定の位相関係を伴うAC電圧である。波形発生器回路512は、これらの位相ならびに波形の形状を制御する。フィードバックおよび制御回路514は、マイクロポンプ内の静電容量、電圧、および/または電流の測定値を提供する信号を受信し、回路514は、フィードバック信号を生成し、回路500の波形発生器512の追加の制御を提供し、所望の性能のための駆動電圧の調節に役立つことができる。
(デバイス内のシステムの統合)
前述のマイクロポンプシステムは、異なる製品またはデバイス内に統合され、異なる機能を果たすことができる。例えば、マイクロポンプシステムは、空気を移動させるための空気駆動機として、デバイス、例えば、コンピュータまたは冷蔵庫内のファンもしくはブロアに取って代わることができる。従来のファンまたはブロアと比較して、マイクロポンプは、より高い信頼性を伴って、より低いコストでより優れた機能を果たすことが可能であり得る。いくつかの実装では、これらの空気駆動機は、直接、大規模並列構成において基礎レベルでホストの中に構築される。
いくつかの実装では、マイクロポンプシステムは、システムが統合されるホスト製品から電力を受け取る。電力は、単一の、例えば、5V程度またはより低い比較的に低電圧の形態で、マイクロポンプシステムの駆動回路、例えば、図5の駆動回路500に受け取られることができる。
(システム構成)
図1A、1B、および2Dのモジュール層スタックは、並列に接続されたモジュール層として捉えられることができる。各個々のモジュール層の体積ViまたはVeは、小さい。いくつかの実装では、スタック内の全層の総体積でさえ、比較的に小さい。いくつかの実装では、複数のスタックまたはマイクロポンプは、並列に接続され、総体積流量を増加させることができる。
同様に、個々のマイクロポンプの圧力能力も、比較的に低い。スタック内に複数のモジュール層が存在する場合でも、層は、並列に接続されるため、スタックの総圧力を増加させない。しかしながら、スタックの圧力は、複数のスタックまたはマイクロポンプが直列に接続されるとき、増加されることができる。いくつかの実装では、直列に接続されるポンプが、異なるスピードで駆動され、異なる質量流量を補償する。例えば、ツリータイプ構成における内蔵プレナムまたは配管も、異なる質量流量を補償するために使用されることができる。
ここで図6を参照すると、モジュール層スタック(マイクロポンプスタックとも呼ばれ得る)610a−610e、612a−612e、614a−614e、および616a−616eの行610−616と、列610'−616'と、列617'とは、グリッド構成600内に接続されて示される。各行610、612、614、616内のモジュール層スタックは、直列に接続される。モジュール層スタック610a−610e、612a−612e、614a−614e、および616a−616eの行610−616は、共通入力620および共通出力622を介して、並列に接続される。
効果的に、各行内の直接に接続されたスタックは、個々のスタック圧力の総和に実質的に等しい総圧力を提供することができる。図に示される実施例では、各スタックが圧力0.1psiを有し、各行が5つのスタックを含む場合、総圧力0.5psiが、各行によってもたらされ、これはまた、グリッド600の総圧力でもある。グリッド600は、スタックの各行の流量の4倍である、総流量を有する。
図に示される例では、スタックの各行は、1体積流(vF)の流量を有する。グリッドは、4つの並列に接続された行を含み、総流量4vFをもたらす。所望の圧力および所望の流量を達成するために、グリッド600に類似するグリッドが、直列に接続されるスタックの数および並列に接続される行の数を選定することによって構築されることができる。
代替として、別の直列構成は、並列ポンプの群化の各段階間に配置される共通プレナムを有する。この構成は、排出圧力、したがって、次の段階における入力圧力を等化する傾向があろう。いくつかの実装では、スタックは、比較的に小さく、それらの多くは、小面積内に製作されることができる。グリッドの配管および配線は、個々のスタックの製作時に行われることができ、かつコスト効果的様式において行われることができる。
(例示的用途)
前述のように、空気が、例えば、燃料電池内の電気化学反応および冷却のために使用されることができる。概して、冷却のために使用される空気の量は、反応のためのものより何倍も多い。
図7を参照すると、流体入力700aおよび出力700bとともに統合されたマイクロポンプシステム700を伴う、燃料電池が、示される。前述の特徴を有するマイクロポンプシステム600(または100もしくは200)は、直接、燃料電池704を含む、ダイフレーム702の中に統合される。複数のダイフレームが使用されるとき、概して、ダイ間には、最小間隔が存在し、この空間の一部は、追加の体積オーバーヘッドをダイに課さずに、マイクロポンプシステム600を格納するために使用されることができる。例示的燃料電池は、2004年11月9日に出願された「Fuel cell and power chip technology」と題された米国出願第10/985,736号(現米国特許第7,029,779号)に開示されており、その内容は、参照することによって、その全体として本明細書に組み込まれる。
空気ポンプシステムの統合は、空気移動機能を、多くの、例えば、数1,000個の部品に効果的に分割し、空気を移動させるためのブロアまたはファンの必要性を最小化することができる。マイクロポンプは、低コストで大量生産され、小型サイズかつ軽量であり、合理的に強力であり、低電力を消費し、空気移動の大規模な分散を可能にすることができる。マイクロポンプシステム600は、空気(または液体)が狭い空間内で移動させられる必要がある任意のときに使用されることができる。
別のそのような用途は、CPUのような電子構成要素の冷却である。
ここで図8Aおよび8Bを参照すると、マイクロポンプ(100、200、600)は、非常な高温で稼働する回路/デバイス(例えば、中央処理ユニット等)、ならびに、例えば、太陽電池およびLED照明を冷却するために使用される。
実施例として、図8Aおよび8Bは、CPU冷却器800の上部側面図および底部側面図を示す。大型の放熱板およびファン配列の代わりに、マイクロポンプ802の1つ以上の層が、衝突効果のために、CPUに取り付けられた冷却板804に直接向けられる。いくつかの実装では、CPU冷却器800は、150ワットの熱を除去することができる。冷却器は、薄型であり、利用可能な空間が殆どないコンピュータ設計において使用されることができる。
マイクロポンプシステムは、CPUに留められた冷却板を通して液体を圧送し、液体によって、熱を除去し、離れた場所に移すために使用されることができる。例えば、熱を運ぶ高温液体が、ラジエータを通して圧送されることができ、および追加のマイクロポンプが、空気を吹きつけ、ラジエータを冷却するために使用されることができる。
マイクロポンプシステムはまた、従来のアプローチにおいて使用される放熱板を横断して、空気を吹きつけることができるか、または放熱板の中に内蔵されることができる。前述のように、マイクロポンプシステムは、空気をさらに押し出すための増加した圧力を提供するように構成されることができる。マイクロポンプシステムはまた、空気ダクトを必要とせずに、ホストデバイス全体を通して分散されることができる。
ここで図9Aおよび9Bを参照すると、呼吸障害を治療するための自律的デバイス900(デバイス)が、示される。デバイス900は、CPAPタイプ(持続気道陽圧)呼吸デバイスである。しかしながら、デバイス900は、CPAP機械と異なり、鼻に対して局所的であり、要求される量の気流を要求される圧力において提供し、閉塞性睡眠時無呼吸(「OSA」)等の種々の呼吸障害を治療する自律的デバイスである。
CPAP呼吸デバイス900は、鼻リングの形態で示される。他の配列も、可能である(図9D参照)。デバイス900は、示されるように、空気入口、およびデバイス900の本体904内に配置されるマイクロポンプ600(図6)のための通路902を有する。デバイスはまた、弁(図10および10A−10F参照)を含み、呼息を提供し得る。ユーザの鼻の中に嵌入するデバイス900の端部904a、904bは、通路905a、905b、およびシーリングを介して気流を提供し、電源、例えば、バッテリ(図示せず)が配置され得る、リング部分903を介して接続される。
マイクロポンプシステムは、小型であり、有意な量の空気を移動させることができるため、マイクロポンプシステムは、デバイス900の中に内蔵され、例えば、睡眠時無呼吸または閉塞性呼吸障害(OBD)に患う多くの人々に安心を提供する。デバイス900は、小型サイズ(例えば、鼻下に適合する)かつ軽量(例えば、数グラム程度)である、自給式デバイスであることができ、バッテリを使用して動作させられることができる。
いくつかの実装では、デバイス900は、呼息弁(以下に論じられる)を含むことができる一方、他の実装では、呼息弁は、省略され得る。
いくつかの実装では、デバイス900は、再充電可能であることができ、例えば、バッテリは、再充電されることができる。他の実装では、デバイスは、使い捨てであることができる。ユーザは、デバイスを夜間に装着し、それを1日毎に廃棄することができる。デバイス内の空気−金属バッテリの使用等、代替配列も、可能である。空気−金属バッテリ(例えば、空気−亜鉛)は、活性化され、ある期間の間、持続し、その後、廃棄される。
デバイス900は、ユーザの鼻の中に嵌入するように構成され、リングの中に内蔵されたマイクロポンプ600(または100、200)から加圧された気流を供給する。デバイス900は、したがって、別のデバイス(例えば、機械)へのホースまたはワイヤを要求せず、デバイスは、自給式電源、例えば、約1晩の睡眠、例えば、約8時間等の間、動作するように構成されている、バッテリを使用する。デバイス900は、ストラップを必要としない。デバイスは、ユーザが呼息しているとき、またはユーザが吸息直前の一時停止状態にあるとき、ユーザの鼻の中への空気の吹きつけを停止するように構成されることができる。デバイス900は、呼息抵抗を排除する(近づいて来る空気に対抗する、または呼息の終了を早期に打ち切る)、呼息弁を有する。
デバイス900は、圧力を感知し、マイクロ空気ポンプをオンおよびオフにすることができる。デバイス900は、呼吸の度および呼吸サイクル内の異なる時点で圧力を感知し、呼息サイクルの「終了」時に呼息弁を閉鎖するようにマイクロ空気ポンプの動作を構成する。本デバイスは、呼吸ベースでユーザに応答する。
デバイス900は、小型かつ軽量であり、ユーザの鼻の下に適合し、ユーザの鼻内にシールをもたらし、デバイスを定位置に保持する。デバイスは、一時停止期間の間の無呼吸治療および吸息期間の間の適切な低呼吸圧力範囲のための適切な圧力を提供することができる。デバイス900は、使い捨てであることができ、したがって、洗浄を要求せず、低コストであることができる。さらに、既存のCPAP機械と比較したその相対的快適性に起因して、デバイス900は、デバイスが、快適であり、ストラップ、マスク、またはテザーを要求しないため、コンプライアンスを促進する。
ここで図9Cを参照すると、CPAPデバイス960のための代替構成の概念図が、示される。この構成では、CPAPデバイス960は、966として示され、ここでは、57個の構成要素のポンプ要素を有する、マイクロポンプ600を格納する本体962と、呼息弁(図10A−10F参照)とを含む。CPAPデバイス960は、鼻用インターフェースを提供するプラグを通した空気通路を伴う、クッションプラグ964a、964bを有する。クッションプラグは、ユーザの鼻孔の中に挿入されると、緊密な適合をもたらす略ゴム状材料から作製される。CPAPデバイス960は、空気の呼息のための1つまたは示されるように2つの出口968a、968bを有する。
ここで、例えば、図9A−9Cに示される構成の概略図である、図10を参照すると、呼息弁980が、CPAPデバイス900または960内のマイクロポンプ600(ポンプ966)に結合されている。呼息弁980は、示されるように、マイクロポンプ600(100または200も同様)とデバイス900の入口964a、964bおよび出口968a、968bとの間に結合される。呼息弁980は、バタフライ構成であり、マイクロポンプからの気流を使用して、呼息の終了/呼吸における一時停止の開始時および呼息の開始時に弁980を閉鎖し、呼息弁980は、マイクロポンプが呼息弁980に空気を吹きつける場合でさえ開放する。
デバイス900は、弁980を押し付け遮断するために必要とされるマイクロポンプ600の気流の量を選択するように構成される。マイクロポンプ600からの圧力は、呼息に先立って、呼息弁980を遮断したまま保持するであろう。ユーザからの呼息気流は全て、呼息弁980に加えられ、呼息弁980を開放させる。弁のフラップの形状は、呼息の間、呼息弁980を開放したままにするのを補助するために最適化され得る。加えて、弱い磁気もまた、設計の詳細に応じて、呼息弁980を開放または閉鎖したままにするために使用され得る。ユーザからの呼息空気は、概して、マイクロポンプからの最小量の気流を克服し、呼息弁980を閉鎖したままにするために十分であろう。
ここで図10A−10Fを参照すると、概念的呼息弁980の種々の図が、示される。図10A−10Fは、呼息弁980のために使用されるバタフライ弁構成を示す。弁980が、図示され、本体981と、制御ポートである入口982と、ポート984aおよび984b(984bは、図10Fの図のみに示される)と、矢印989によって示される通路に接続される出口ポート985と、弁フラップ986とを含む。フラップ弁986は、矢印989によって示される通路内の軸方向部材988の周りに回転可能であり、ポート984a、984bと出口ポート985との間の大きな矢印989によって示される通路を開閉する。マイクロポンプ600は、通路989に垂直に配置され、フラップ弁986を閉鎖する、入口982を通して空気を印加する。図10および図9Cの状況では、入口982は、マイクロポンプの出力に結合され、ポート984a、984bは、プラグ964a、964b(空気通路を伴う)に結合され、出口は、出口968a、968bの一方または両方に結合される。図10Fに明確に示されるように、ポート984a、984bは、軸方向部材988の中心からわずかにオフセットされ、部材がユーザの空気の呼息に応答し、したがって、フラップを開放するように傾けることを可能にする。
ここで、出力ポート上で使用されるスライディング弁1010(「T弁」)と、マイクロポンプ、例えば、200(図2B)のチャンバ、例えば、209への入力ポート上で使用されるスライディング弁1020(「オメガ弁」)との実施例の詳細である、図11Aおよび11Bを参照する。
チャンバ209は、ポンプ本体204と、膜206(図2B)(またはポンプ本体の端部壁)とから生成されることを思い出されたい。図11Aでは、ポンプ本体204を生成するために使用される材料1000の一部は、マイクロポンプチャンバの出力ポートとなるであろう、T弁1010を提供する。T弁1010は、出力ポートを閉鎖するための弁を提供する平坦部材1012を含み、平坦部材1012は、領域1018から形成されるコンパートメント1017内に常駐するステム部材1014に接続される。チャンバからの出口は、領域1016によって提供される。図11Aに示されるように、ステム1014は、概して、平坦部材1012に垂直である。平坦部材は、チャンバ内の開口部を覆うスライディングフラップを提供する。
図11Aでは、ポンプ本体204を生成するために使用される材料1000の別の部分は、マイクロポンプチャンバの入力ポートとなるであろうオメガ弁1020を提供する。オメガ弁1020は、ヘッド部分と、ステム部分とを有するピストン状形状の部材1022を含み、ピストン形状の部材は、入力ポートを閉鎖するための弁を提供する水平アーム1024aを伴う、参照されない略半円形部分を有する(である)オメガ形状の部材1024のための停止部を提供し、オメガ形状の部材1024は、図11Aに示されるように、半円形部分に取り付けられる垂直アーム1024bを有する。オメガ形状の部材1024は、ピストン状部材1022のヘッド部分によって、ピストン部材1022とオメガ部材1024との間に形成される領域(参照せず)に制限される。チャンバからの入口は、領域1026によって提供される。
ここで図11Bを参照すると、エッチングされた本体1000'は、出力ポート上のスライディング弁1010(「T弁」)と、入力ポート上のスライディング弁1020(「オメガ弁」)とを有し、これらは、示されるように、本体の材料からエッチングライン1002によって導かれる余分な材料を除去し、スライディング弁1010および1020の各々を残すことによって形成され、弁1010および1020は、チャンバに加えられる圧力に従って、非常に制限された領域内で自由に移動するが、制限された領域外では自由に移動しない。T弁1010は、出力ポートを閉鎖するための平坦部材1012を有し、1016および1017によって画定された領域内に制限される一方、オメガ弁1020は、領域1026および領域1027によって制限される。
図11Cおよび11Dは、より高い拡大率において、出力ポート上のスライディング弁1010(「T弁」)と、入力ポート上のスライディング弁1020(「オメガ弁」)とを示す。
いくつかの実装では、マイクロポンプシステムはまた、膜間の静電容量を測定することによって、膜間の距離を感知するために使用されることができる。マイクロポンプは、それらの各対が静電アクチュエータを形成する電極を含み、静電アクチュエータを形成は、事実上、ある距離で間隔を置かれた2つの伝導性板、すなわち、電極を有する可変コンデンサである。電圧が2つの電極を横断して印加されると、電極は、互いに向かって、または互いから離れるように移動する。電極間の距離が変化するにつれて、静電容量も変化する。静電容量は、電極が近づくにつれて増加し、電極が離れるにつれて減少する。故に、一対の電極間の静電容量は、対間の距離についての情報を提供することができる。
いくつかの実装では、情報は、システムのいくつかのパラメータを決定するために適用されることができる。例えば、圧力、体積、流量、および密度を含む、数量が、測定されることができる。
本明細書に説明される異なる実装の要素は、組み合わせられ、前述に具体的に記載されない他の実施形態を形成し得る。要素は、その動作に影響を及ぼさずに、本明細書に説明される構造から省略され得る。さらに、種々の別個の要素は、1つ以上の個々の要素の中に組み合わせられ、本明細書に説明される機能を果たし得る。他の実施形態も、以下の請求項の範囲内である。

Claims (34)

  1. マイクロポンプであって、
    ポンプ本体であって、前記ポンプ本体は、複数のコンパートメントに区分されたポンプチャンバを有し、前記ポンプチャンバは、前記ポンプチャンバの中への流体流入を提供する第1の複数の入口ポートと、前記ポンプチャンバからの流体流出を提供する第2の複数の出口ポートとを有する、ポンプ本体と、
    前記ポンプチャンバ内に配置されている第3の複数の膜であって、前記第3の複数の膜は、前記ポンプ本体の対向壁間に係留され、前記複数のコンパートメントに前記ポンプチャンバを提供する、第3の複数の膜と、
    第4の複数の電極であって、前記第4の複数の電極のうちの第1の対は、前記ポンプ本体の第2の異なる対の対向壁上に配置され、前記第4の複数の電極のうちの残りのものは、前記膜の主要表面上に配置されている、第4の複数の電極と
    を備えている、マイクロポンプ。
  2. 入口および出口は、前記ポンプ本体の同一壁上にある、請求項1に記載のマイクロポンプ。
  3. 前記第1の複数の入口および前記第2の複数の出口は、前記ポンプ本体の同一壁上にあり、前記第1の複数の入口は、源への第1の接続の組を有し、前記第2の複数の出口は、シンクへの第2の異なる接続の組を有し、前記第2の複数の出口は、前記第1の接続の組から分離されている、請求項1に記載のマイクロポンプ。
  4. 前記入口および前記出口は、前記ポンプ本体の対向壁上にある、請求項1に記載のマイクロポンプ。
  5. 第5の複数の弁をさらに備え、そのうちの第1の部分は、前記第1の複数の入口に隣接して配置され、前記弁のうちの第2の部分は、前記第2の複数の出口に隣接して配置されている、請求項1に記載のマイクロポンプ。
  6. 前記第5の複数の弁は、フラップ弁またはスライディング弁である、請求項1に記載のマイクロポンプ。
  7. 前記マイクロポンプは、前記第4の複数の電極に印加される電気信号の組によって駆動され、前記第4の複数の電極に印加される電圧の極性に従って、前記ポンプチャンバ内に配置されている前記第3の複数の膜に偏らせるように構成されている、請求項1に記載のマイクロポンプ。
  8. 前記電気信号の組は、前記複数のコンパートメントのうちの第1のものに収縮させ、実質的に同時に、前記複数のコンパートメントのうちの少なくとも1つの隣接するものに拡張させる、請求項1に記載のマイクロポンプ。
  9. 前記電極に印加するための波形を生成する駆動回路をさらに備えている、請求項1に記載のマイクロポンプ。
  10. マイクロポンプであって、
    ポンプ本体と、その主要表面上に導電性電極を有する膜と、ポンプコンパートメントを形成するポンプ端とを有する第1および第2のマイクロポンプモジュールであって、前記第1および第2のマイクロポンプモジュールの各々は、少なくとも前記ポンプコンパートメントの中への流体流入を提供する入口ポートと、前記ポンプコンパートメントからの流体流出を提供する出口ポートとを有する、第1および第2のマイクロポンプモジュールと、
    ポンプ本体と、その主要表面上に導電性電極を有する膜とを有する少なくとも第3のマイクロポンプモジュールであって、前記第3のマイクロポンプモジュールは、前記第1のマイクロポンプモジュールと第2のマイクロポンプモジュールとの間に挟まれている、第3のマイクロポンプモジュールと
    を備えている、マイクロポンプ。
  11. 各モジュールの前記入口および前記出口は、前記ポンプ本体の同一壁上にあり、前記マイクロポンプは、電子駆動回路を備えている、請求項10に記載のマイクロポンプ。
  12. 前記第1の複数の入口および前記第2の複数の出口は、前記ポンプ本体の同一壁上にあり、前記第1の複数の入口は、源への第1の接続の組を有し、前記第2の複数の出口は、シンクへの第2の異なる接続の組を有し、前記第2の複数の出口は、前記第1の接続の組から分離されている、請求項10に記載のマイクロポンプ。
  13. 各モジュールの前記入口および前記出口は、前記ポンプ本体の対向壁上にある、請求項10に記載のマイクロポンプ。
  14. 入口および出口に隣接して配置されている複数の弁をさらに備えている、請求項10に記載のマイクロポンプ。
  15. 前記弁は、梁部材および停止部を有するフラップ弁である、請求項10に記載のマイクロポンプ。
  16. 電気構成要素のための冷却デバイスであって、前記冷却デバイスは、
    複数のコンパートメントを有するポンプチャンバを形成するポンプ本体を有するマイクロポンプであって、前記ポンプチャンバは、
    前記ポンプチャンバのコンパートメントの中への流体流入を提供する第1の複数の入口ポートと、
    前記ポンプチャンバのコンパートメントからの流体流出を提供する第2の複数の出口ポートと、
    前記ポンプチャンバ内に配置されている第3の複数の膜であって、前記第3の複数の膜は、前記ポンプ本体の対向壁間に係留されている、第3の複数の膜と、
    第4の複数の電極であって、前記第4の複数の電極のうちの第1の対は、前記ポンプ本体の第2の異なる対の対向壁上に配置され、前記第4の複数の電極のうちの残りの部分は、前記膜の各々の表面上に配置されている、第4の複数の電極と
    を有する、マイクロポンプと、
    前記電気構成要素に取り付けられるように構成されている第1の表面と、前記マイクロポンプと熱連通する第2の表面とを有する熱流板と
    を備えている、冷却デバイス。
  17. 前記マイクロポンプは、前記熱流板に接続されている、請求項16に記載の冷却デバイス。
  18. 前記コンパートメントのうちの端部のものは、前記ポンプ本体の対応する壁を有し、前記第3の複数の膜のうちの1つは、前記端部コンパートメントを提供し、前記コンパートメントのうちの一対の膜を有する中間のものは、前記中間コンパートメントを提供する、請求項16に記載の冷却デバイス。
  19. 気道圧呼吸デバイスであって、
    本体であって、前記本体は、前記本体を通り、一対の端部部分で終りをなす空気通路を有し、各端部部分は、前記端部部分の第1の表面に少なくとも1つの出口を有する、本体と、
    前記本体によって支持されているマイクロポンプと
    を備え、
    前記マイクロポンプとは、周囲空気を前記本体内の空気通路を通して前記端部部分に圧送するように構成されている、気道圧呼吸デバイス。
  20. 前記マイクロポンプのための電源を提供するバッテリをさらに備え、前記バッテリは、前記ポンプ本体上に支持されている、請求項19に記載の気道圧呼吸デバイス。
  21. 前記マイクロポンプと流体連通するように配置されているバタフライ型弁をさらに備えている、請求項19に記載の気道圧呼吸デバイス。
  22. 前記本体の端部部分に空気通路を有する一対のプラグをさらに備えている、請求項19に記載の気道圧呼吸デバイス。
  23. 前記端部部分は、ユーザの鼻孔内にぴったりと嵌め入る鼻用インターフェースを備えている、請求項19に記載の気道圧呼吸デバイス。
  24. 前記端部部分における鼻用インターフェースをさらに備え、前記鼻用インターフェースは、ユーザの鼻孔内にぴったりと嵌め入るように構成されている、請求項19に記載の気道圧呼吸デバイス。
  25. 通路を有する本体を備えている弁デバイスであって、前記本体は、
    前記通路と垂直の入口制御ポートと、
    前記通路の第1の端部において前記本体に結合されている第1のポートと、
    前記通路の第2の端部に結合されている第2のポートと、
    軸方向部材と、
    前記入口制御ポートに隣接して前記本体内に配置されている弁フラップと
    を支持しており、
    前記フラップ弁は、前記入口制御ポートを通して空気を印加すると、前記第1のポートと第2のポートと間の通路を開閉するように前記軸方向部材の周りに回転可能である、弁デバイス。
  26. 前記本体上に支持されている第1のポートは、前記弁フラップの中心からわずかにオフセットされている、請求項25に記載の弁デバイス。
  27. 前記フラップは、前記入口制御ポートと流体連通するように配置されているバタフライ型弁を提供し、前記入口制御ポートは、前記入口制御ポートに印加される空気によって制御される、請求項25に記載の弁デバイス。
  28. 第3のポートをさらに備え、前記第3のポートは、支持されている前記第1のポートに隣接して前記通路の前記第1の端部に配置され、前記第3のポートは、前記本体上に支持されている、請求項25に記載の弁デバイス。
  29. 第3のポートをさらに備え、前記第3のポートは、支持されている前記第1のポートに隣接して前記通路の前記第1の端部に配置され、前記第3のポートは、前記本体上に支持され、前記弁フラップの中心からわずかにオフセットされている、請求項25に記載の弁デバイス。
  30. 弁デバイスであって、
    弁部材であって、前記弁部材は、ステム部分およびフラップカバー部分を有し、前記ステムは、前記フラップカバー部分と垂直である、弁部材と、
    本体層と、
    前記本体層上に支持されている本体壁と
    を備え、
    前記本体壁は、通路を有し、本体壁内の前記通路は、前記本体層および本体壁から形成されたチャンバの中への開口部と、対の間隔を置かれた壁領域によって形成された前記本体壁を越えた少なくとも1つの開口部とを有し、
    前記ステム部分は、前記一対の間隔を置かれた本体壁領域によって画定された空間内にあり、前記フラップカバー部分は、前記チャンバ内の開口部と前記壁を越えた前記開口部との間の前記通路内にある、弁デバイス。
  31. 前記本体壁の上に配置されている第2の本体層をさらに備えている、請求項30に記載の弁デバイス。
  32. 弁デバイスであって、
    本体層と、
    弁部材であって、前記弁部材は、略半円形部分と、前記半円形部分の端部に結合されている一対の端部部分と、一対の脚部部分とを有する、弁部材と、
    ステム部分およびヘッド部分を有するピストン状部材であって、前記ピストン状部材は、前記本体層上に支持されている、ピストン状部材と、
    前記本体層上に支持されている本体壁と
    を備え、
    前記本体壁は、前記本体層および前記本体壁から形成されたチャンバの中への開口部と、前記ピストン状部材のステム部分によって形成された前記本体壁を越えた少なくとも1つの開口部とを有し、
    前記ヘッド部分は、前記弁部材が、自由に移動するが、前記壁を越えた前記開口部に隣接して含まれることを可能にするように構成されている、弁デバイス。
  33. 前記本体壁の上に配置されている第2の本体層をさらに備えている、請求項32に記載の弁デバイス。
  34. 前記弁部材の形状は、概略的に、前記ギリシャ文字のオメガに似ている、請求項32に記載の弁デバイス。
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