JP2017505064A - 情報処理方法、ユーザ機器および基地局 - Google Patents

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Abstract

本発明の実施形態は、情報処理方法、ユーザ機器および基地局を提供し、情報処理方法は、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を獲得するステップと、ユーザ機器によって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するステップとを含む。ユーザ機器がカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求に従って基地局と通信する、という技術的解決法が使用されるため、ユーザ機器が基地局と正確に通信することを保証する場合、ユーザ機器は、獲得したカバレージ強化要求に従って基地局と正確に通信し、それは、基地局が、通信状態がより良好なユーザ機器と通信する際に、通信状態がより貧弱なユーザ機器と通信する際に追加される通信資源の同じ量を依然として追加する状況を回避し、それにより、基地局がユーザ機器と通信する際に存在する資源の浪費という従来技術の技術的な問題を解決し、かつ、資源の浪費を低減する技術的効果を実現する。

Description

本発明は通信分野に関し、詳細には情報処理方法、ユーザ機器および基地局に関する。
科学および技術の発展にともなって通信技術も急速に発展し、人々の生活をより便利にしている。
モノのインターネット(The Internet of Things)が、そのような例として使用される。モノのインターネットとは、知覚、計算、実行および通信の特定の能力を有するユーザ機器(UE、User Equipment)を展開することによって物理世界に関する情報が取得されるネットワークを意味しており、基地局は、情報をネットワークに送信し、次に情報伝送、コーディネーションおよび処理が実現され、それにより人とモノの間、およびモノとモノの間の相互接続を実現する。したがってモノのインターネットは、スマートグリッド、知的農業、知的交通および環境検出などの様々な態様に適用されることができ、様々な態様で人々の生活に便宜を提供している。
ユーザ機器のハードウェアおよびソフトウェアの構成が互いに異なっており、また、ユーザ機器が配置される環境も互いに異なっているため、ユーザ機器が基地局と通信する通信状態も著しく異なる。詳細には、異なるユーザ機器が同じ環境の基地局と通信する場合であっても通信状態が異なることがあり、また、同じデバイスが異なる環境の基地局と通信する場合の通信状態も異なることがある。
現状では、ユーザ機器と基地局の間の正確な通信を保証するために、通常、基地局は、余分の通信資源を追加しており、例えば基地局と、基地局と通信しているユーザ機器との間の通信の精度を保証するために、伝送情報が繰り返し伝送されている。しかしながら、基地局が余分の通信資源を追加する場合、基地局と、基地局と通信する際の通信状態が最も貧弱であるユーザ機器との間の通信の精度が保証されることが必要であるが、通信状態がより良好である別のユーザ機器に対しては、基地局によって追加される余分の通信資源は、資源の浪費になる。
したがって、従来技術には、基地局がユーザ機器と通信する際の資源の浪費という技術的な問題が存在している。
本発明は、基地局がユーザ機器と通信する際に存在する資源の浪費という従来技術の技術的な問題を解決する情報処理方法、ユーザ機器および基地局を提供する。
第1の態様によれば、本発明は、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を獲得するステップと、ユーザ機器によって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するステップとを含む情報処理方法を提供する。
第1の態様を参照すると、第1の可能実施態様方式では、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を獲得するステップの後、方法は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を記憶するステップをさらに含む。
第1の態様を参照すると、第2の可能実施態様方式では、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を獲得するステップの後、方法は、基地局がユーザ機器のカバレージ強化要求を決定するように、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を基地局に報告するステップをさらに含む。
第1の態様または第2の可能実施態様方式を参照すると、第3の可能実施態様方式では、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を基地局に報告するステップは、とりわけ、ユーザ機器によって、第1の瞬間に、ランダムアクセスプロセスで第1のカバレージ強化要求を基地局に報告するステップであって、第1のカバレージ強化要求が第1の精度を有するステップと、ユーザ機器によって、第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを基地局に報告するステップであって、第1のメッセージは、第1のメッセージに基づいて第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように基地局に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高いステップとを含む。
第1の態様または第3の可能実施態様方式を参照すると、第4の可能実施態様方式では、ユーザ機器によって第1のメッセージを基地局に報告するステップの後、方法は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに第2のカバレージ強化要求を使用するように、ユーザ機器によって第2のカバレージ強化要求を記憶するステップをさらに含む。
第1の態様を参照すると、第5の可能実施態様方式では、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を獲得するステップは、とりわけ、ユーザ機器によって、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するステップと、ユーザ機器によって、カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得するステップとを含む。
第1の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第6の可能実施態様方式では、ユーザ機器によって、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するステップの前に、方法は、基地局がユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、ユーザ機器によってメッセージを基地局に報告するステップをさらに含む。
第1の態様または第6の可能実施態様方式を参照すると、第7の可能実施態様方式では、基地局がユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、ユーザ機器によってメッセージを基地局に報告するステップは、とりわけ、ユーザ機器によって、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって第1のカバレージ強化要求を第1の瞬間に基地局に報告するステップを含み、第1のカバレージ強化要求は、基地局が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、第1の精度を有し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第1の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第8の可能実施態様方式では、ユーザ機器によって、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するステップは、とりわけ、ユーザ機器によって、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するステップである。
第1の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第9の可能実施態様方式では、ユーザ機器によって、カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得するステップの後、方法は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を記憶するステップをさらに含む。
第1の態様または第1の可能実施態様方式乃至第9の可能実施態様方式を参照すると、第10の可能実施態様方式では、ユーザ機器によって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するステップは、とりわけ、ユーザ機器によって、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と通信するステップである。
第1の態様または第10の可能実施態様方式を参照すると、第11の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が第1のレベルである場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
第1の態様または第11の可能実施態様方式を参照すると、第12の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
第1の態様または第1の可能実施態様方式乃至第9の可能実施態様方式を参照すると、第13の可能実施態様方式では、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、ユーザ機器によって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するステップは、とりわけ、ユーザ機器によって、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するステップである。
第2の態様によれば、本発明の実施形態は、さらに、基地局によってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するステップと、基地局によって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するステップとを含む情報処理方法を提供する。
第2の態様を参照すると、第1の可能実施態様方式では、基地局によってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するステップは、とりわけ、基地局によって、第1の瞬間に、ユーザ機器によってランダムアクセスプロセスで基地局に報告される第1のカバレージ強化要求を受信するステップであって、第1のカバレージ強化要求が第1の精度を有するステップと、基地局によって、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、ユーザ機器によって報告される第1のメッセージを受信し、かつ、第1のメッセージに従って第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するステップであって、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高いステップとを含む。
第2の態様を参照すると、第2の可能実施態様方式では、基地局によってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するステップは、とりわけ、基地局によって、ユーザ機器によって報告されるメッセージに従ってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するステップを含む。
第2の態様または第2の可能実施態様方式を参照すると、第3の可能実施態様方式では、基地局によって、ユーザ機器によって報告されるメッセージに従ってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するステップは、とりわけ、基地局によって、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによってユーザ機器によって報告される第1のカバレージ強化要求を受信するステップであって、第1のカバレージ強化要求は第1の精度を有するステップと、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、基地局によってユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するステップであって、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高いステップとを含む。
第2の態様または第3の可能実施態様方式を参照すると、第4の可能実施態様方式では、基地局によって、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するステップの後、方法は、基地局によってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するステップをさらに含む。
第2の態様または第4の可能実施態様方式を参照すると、第5の可能実施態様方式では、基地局によってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するステップは、とりわけ、基地局によって、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するステップである。
第2の態様または第1の可能実施態様方式乃至第5の可能実施態様方式を参照すると、第6の可能実施態様方式では、基地局によって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するステップは、とりわけ、基地局によって、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従ってユーザ機器と通信するステップである。
第2の態様または第7の可能実施態様方式を参照すると、第7の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値以上の第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値以下の第3の値である。
第2の態様または第8の可能実施態様方式を参照すると、第8の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
第2の態様または第1の可能実施態様方式乃至第5の可能実施態様方式を参照すると、第9の可能実施態様方式では、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、基地局によって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するステップは、とりわけ、基地局によって、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するステップである。
第3の態様によれば、本発明の実施形態は、さらに、カバレージ強化要求を獲得するように構成された獲得ユニットと、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成された通信ユニットとを含むユーザ機器を提供する。
第3の態様を参照すると、第1の可能実施態様方式では、ユーザ機器は記憶ユニットをさらに含み、記憶ユニットは、獲得ユニットがカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成される。
第3の態様を参照すると、第2の可能実施態様方式では、通信ユニットは、獲得ユニットがカバレージ強化要求を獲得した後、基地局が情報処理ユーザ機器のカバレージ強化要求を決定するように、カバレージ強化要求を基地局に報告するようにさらに構成される。
第3の態様または第2の可能実施態様方式を参照すると、第3の可能実施態様方式では、通信ユニットは、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプロセスで、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を基地局に報告し、かつ、第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを基地局に報告するように構成され、第1のメッセージは、第1のメッセージに基づいて第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように基地局に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第3の態様または第3の可能実施態様方式を参照すると、第4の可能実施態様方式では、ユーザ機器は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに第2のカバレージ強化要求を使用するように、第2のカバレージ強化要求を記憶するように構成された記憶ユニットをさらに含む。
第3の態様を参照すると、第5の可能実施態様方式では、獲得ユニットは、とりわけ、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
第3の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第6の可能実施態様方式では、通信ユニットは、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを獲得ユニットが受信する前に、基地局がユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、メッセージを基地局に報告するようにさらに構成される。
第3の態様または第6の可能実施態様方式を参照すると、第7の可能実施態様方式では、通信ユニットは、とりわけ、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって、第1の瞬間に第1のカバレージ強化要求を基地局に報告するように構成され、第1のカバレージ強化要求は、基地局が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、第1の精度を有し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第3の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第8の可能実施態様方式では、獲得ユニットは、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するように構成される。
第3の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第9の可能実施態様方式では、ユーザ機器は、獲得ユニットデバイスがカバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成された記憶ユニットをさらに含む。
第3の態様または第1の可能実施態様方式乃至第9の可能実施態様方式を参照すると、第10の可能実施態様方式では、通信ユニットは、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と通信するように構成される。
第3の態様または第10の可能実施態様方式を参照すると、第11の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
第3の態様または第11の可能実施態様方式を参照すると、第12の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
第3の態様または第1の可能実施態様方式乃至第9の可能実施態様方式を参照すると、第13の可能実施態様方式では、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、通信ユニットは、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成される。
第4の態様によれば、本発明の実施形態は、さらに、ユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成された獲得ユニットと、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成された通信ユニットとを含む基地局を提供する。
第4の態様を参照すると、第1の可能実施態様方式では、獲得ユニットは、とりわけ、第1の瞬間に、ユーザ機器によってランダムアクセスプロセスで基地局に報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第2の瞬間に、ユーザ機器によって報告される第1のメッセージを受信し、かつ、第1のメッセージに従って第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように構成され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第4の態様を参照すると、第2の可能実施態様方式では、獲得ユニットは、とりわけ、ユーザ機器によって報告されるメッセージに従ってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
第4の態様または第2の可能実施態様方式を参照すると、第3の可能実施態様方式では、獲得ユニットは、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによってユーザ機器によって報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように構成され、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第4の態様または第3の可能実施態様方式を参照すると、第4の可能実施態様方式では、通信ユニットは、獲得ユニットが、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成した後、カバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するようにさらに構成される。
第4の態様または第4の可能実施態様方式を参照すると、第5の可能実施態様方式では、通信ユニットは、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するように構成される。
第4の態様または第1の可能実施態様方式乃至第5の可能実施態様方式を参照すると、第6の可能実施態様方式では、通信ユニットは、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
第4の態様または第7の可能実施態様方式を参照すると、第7の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
第4の態様または第8の可能実施態様方式を参照すると、第8の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
第4の態様または第1の可能実施態様方式乃至第5の可能実施態様方式を参照すると、第9の可能実施態様方式では、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、通信ユニットは、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
第5の態様によれば、本発明の実施形態は、さらに、カバレージ強化要求を獲得するように構成されたプロセッサと、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成されたトランシーバとを含むユーザ機器を提供する。
第5の態様を参照すると、第1の可能実施態様方式では、ユーザ機器はメモリをさらに含み、メモリは、プロセッサがカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成される。
第5の態様を参照すると、第2の可能実施態様方式では、トランシーバは、獲得ユニットがカバレージ強化要求を獲得した後、基地局が情報処理ユーザ機器のカバレージ強化要求を決定するように、カバレージ強化要求を基地局に報告するようにさらに構成される。
第5の態様または第2の可能実施態様方式を参照すると、第3の可能実施態様方式では、トランシーバは、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプロセスで、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を基地局に報告し、かつ、第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを基地局に報告するように構成され、第1のメッセージは、第1のメッセージに基づいて第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように基地局に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第5の態様または第3の可能実施態様方式を参照すると、第4の可能実施態様方式では、ユーザ機器はメモリをさらに含み、メモリは、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに第2のカバレージ強化要求を使用するように、第2のカバレージ強化要求を記憶するように構成される。
第5の態様を参照すると、第5の可能実施態様方式では、プロセッサは、とりわけ、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
第5の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第6の可能実施態様方式では、トランシーバは、プロセッサが基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信する前に、基地局がユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、メッセージを基地局に報告するようにさらに構成される。
第5の態様または第6の可能実施態様方式を参照すると、第7の可能実施態様方式では、トランシーバは、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって第1のカバレージ強化要求を基地局に報告するように構成され、第1のカバレージ強化要求は、基地局が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、第1の精度を有し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第5の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第8の可能実施態様方式では、プロセッサは、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するように構成される。
第5の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第9の可能実施態様方式では、ユーザ機器はメモリをさらに含み、メモリは、プロセッサデバイスがカバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成される。
第5の態様または第1の可能実施態様方式乃至第9の可能実施態様方式を参照すると、第10の可能実施態様方式では、トランシーバは、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と通信するように構成される。
第5の態様または第10の可能実施態様方式を参照すると、第11の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
第5の態様または第11の可能実施態様方式を参照すると、第12の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
第5の態様または第1の可能実施態様方式乃至第9の可能実施態様方式を参照すると、第13の可能実施態様方式では、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、トランシーバは、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成される。
第6の態様によれば、本発明の実施形態は、さらに、ユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成されたプロセッサと、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成されたトランシーバとを含む基地局を提供する。
第4の態様を参照すると、第1の可能実施態様方式では、プロセッサは、とりわけ、第1の瞬間に、ユーザ機器によってランダムアクセスプロセスで基地局に報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第2の瞬間に、ユーザ機器によって報告される第1のメッセージを受信し、かつ、第1のメッセージに従って第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように構成され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第4の態様を参照すると、第2の可能実施態様方式では、プロセッサは、とりわけ、ユーザ機器によって報告されるメッセージに従ってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
第4の態様または第2の可能実施態様方式を参照すると、第3の可能実施態様方式では、プロセッサは、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによってユーザ機器によって報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように構成され、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第4の態様または第3の可能実施態様方式を参照すると、第4の可能実施態様方式では、トランシーバは、プロセッサが、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成した後、カバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するようにさらに構成される。
第4の態様または第4の可能実施態様方式を参照すると、第5の可能実施態様方式では、トランシーバは、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するように構成される。
第4の態様または第1の可能実施態様方式乃至第5の可能実施態様方式を参照すると、第6の可能実施態様方式では、トランシーバは、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
第4の態様または第7の可能実施態様方式を参照すると、第7の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
第4の態様または第8の可能実施態様方式を参照すると、第8の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
第4の態様または第1の可能実施態様方式乃至第5の可能実施態様方式を参照すると、第9の可能実施態様方式では、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、トランシーバは、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
本発明の有益な効果は以下の通りである。
ユーザ機器がカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求に従って基地局と通信する、という技術的解決法が使用されるため、ユーザ機器が基地局と正確に通信することを保証する場合、ユーザ機器は、獲得したカバレージ強化要求に従って基地局と正確に通信し、それは、基地局が、通信状態がより良好なユーザ機器と通信する際に、通信状態がより貧弱なユーザ機器と通信する際に追加される通信資源の同じ量を依然として追加する状況を回避し、それにより、基地局がユーザ機器と通信する際に存在する資源の浪費という従来技術の技術的な問題を解決し、かつ、資源の浪費を低減する技術的効果を実現する。
本発明の実施形態による、複数のユーザ機器と基地局の間の通信の略図である。 本発明の実施形態による、ユーザ機器側の情報処理方法のフローチャートである。 本発明の実施形態による第1のカバレージ強化要求のレベル分類の略図である。 本発明の実施形態による第2のカバレージ強化要求のレベル分類の略図である。 本発明の実施形態によるランダムアクセス応答メッセージのフォーマットの略図である。 本発明の実施形態による媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの構造の略図である。 本発明の実施形態による媒体アクセス制御サブヘッダの略構造的線図である。 本発明の実施形態による別の媒体アクセス制御サブヘッダの略構造的線図である。 本発明の実施形態によるユーザ機器の機能的モジュールの線図である。 本発明の実施形態によるユーザ機器のハードウェア実施態様の概念線図である。 本発明の実施形態による基地局側の情報処理方法のフローチャートである。 本発明の実施形態による基地局の機能的モジュールの線図である。 本発明の実施形態による基地局のハードウェア実施態様の概念線図である。
本発明は、基地局がユーザ機器と通信する際に存在する資源の浪費という従来技術の技術的な問題を解決する情報処理方法、ユーザ機器および基地局を提供する。
本発明の実施形態の目的、技術的解決法および利点をより明確にするために、以下、本発明の実施形態における添付の図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決法を明確に、かつ、完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部であり、すべてではない。創造的な努力を必要とすることなく、本発明の実施形態に基づいて当業者によって獲得されるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲の範疇であるものとする。
本明細書における「および/または」という用語は、関連する対象を記述するための関連関係を記述しているにすぎず、3つの関係が存在し得ることを表している。例えばAおよび/またはBは、Aのみが存在する場合、AおよびBの両方が存在する場合、およびBのみが存在する場合の3つの場合を表すことができる。さらに、本明細書における「/」という文字は、一般に、関連する対象と対象の間の「または」関係を示している。
以下、本発明の好ましい実施態様方式について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
実施形態1
図1を参照すると、図1は、本発明の実施形態による、複数のユーザ機器と基地局の間の通信の略図である。
第1の態様によれば、ユーザ機器側では、本発明のこの実施形態は情報処理方法を提供する。図2を参照すると、図2は、本発明の実施形態による情報処理方法のフローチャートである。図2に示されているように、方法は、
S1:ユーザ機器がカバレージ強化要求を獲得することと、
S2:ユーザ機器がカバレージ強化要求に従って基地局と通信することと
を含む。
ステップS1で、とりわけユーザ機器は、基地局によって間断なく配信されるダウンリンク基準信号などの基地局のいくつかのシステム信号を取得することによってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得することができ、またはユーザ機器は、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信することによってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得することができる。
この実施形態では、カバレージ強化要求は、基地局との通信のプロセスにユーザ機器によって要求されるカバレージ強化支持の範囲を意味しており、それは、サービスを獲得するためのユーザ機器によるネットワークへのアクセスをイネーブルすることができる。例えばカバレージ強化要求を使用して、カバレージ強化レベル、カバレージ強化レベルのインデックス、信号反復回数、信号反復回数のインデックス、カバレージ強化方法およびカバレージ強化方法のインデックスのうちの1または複数を示すことができる。実際のアプリケーションでは、カバレージ強化要求の表現方法は、本明細書においては制限されないことは確かであり、カバレージ強化要求を使用して、実際の状態の要求と一致させるために、実際の状態に応じて別のパラメータをも示すことが可能であり、詳細は、本明細書においては繰り返して説明されない。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求は、より低い精度を有する第1のカバレージ強化要求であっても、またはより高い精度を有する第2のカバレージ強化要求であってもよい。0dbから15db上でカバレージ強化レベル分類を実施する例が使用される。図3Aおよび図3Bを参照すると、図3Aは、本発明の実施形態による第1のカバレージ強化要求のレベル分類の略図であり、また、図3Bは、本発明の実施形態による第2のカバレージ強化要求のレベル分類の略図である。
図3Aに示されているように、第1のカバレージ強化要求の分類は、カバレージ強化レベルがレベル0である、経路損失≦5dB、カバレージ強化レベルがレベル1である、5dB<経路損失≦10dB、およびカバレージ強化レベルがレベル2である、経路損失>10dBである。カバレージ強化技術が信号反復技術である例では、レベル0に対応する信号反復回数は5であってもよく、レベル1に対応する信号反復回数は10であってもよく、また、レベル2に対応する信号反復回数は15であってもよい。
図3Bに示されているように、第2のカバレージ強化要求の分類は、カバレージ強化レベルがレベル0.1である、経路損失≦1dB、カバレージ強化レベルがレベル0.2である、1dB<経路損失≦2dB、カバレージ強化レベルがレベル0.3である、2dB<経路損失≦3dB、カバレージ強化レベルがレベル0.4である、3dB<経路損失≦4dB、カバレージ強化レベルがレベル0.5である、4dB<経路損失≦5dB、…、およびカバレージ強化レベルがレベル2.5である、14dB<経路損失≦15dBである。カバレージ強化技術が信号反復技術である例では、レベル0.1に対応する信号反復回数は1であってもよく、レベル0.2に対応する信号反復回数は2であってもよく、レベル0.3に対応する信号反復回数は3であってもよく、レベル0.4に対応する信号反復回数は4であってもよく、レベル0.5に対応する信号反復回数は5であってもよく、…、また、レベル2.5に対応する信号反復回数は15であってもよい。
第1のカバレージ強化要求の個々のレベルに対応する信号反復回数と、第2のカバレージ強化要求の個々のレベルに対応する信号反復回数とを比較することにより、第2のカバレージ強化要求のレベル分類のための精度がより高いため、第2のカバレージ強化要求がカバレージ強化要求として使用されると、カバレージ強化は、より目標が定められることが可能であり、資源の浪費がさらに低減され得ることが分かる。
しかしながら、ランダムアクセスプリアンブルがランダムアクセスプロセスで送信されている場合に第2のカバレージ強化要求が直接使用されると、ランダムアクセスプロセスにおけるユーザ機器間に生じる競合の確率が度を越して高くなる問題がもたらされる。詳細にはランダムアクセスプリアンブルシーケンスは、時間領域、周波数領域および符号分割の3つのタイプの資源を含む。符号分割の例が使用される。レベル分類が第1のカバレージ強化要求に従って実施される場合、すべての符号資源は3つの部分に分類される必要がある。ユーザ機器は、ユーザ機器の測定結果に従って適切な符号資源を選択してランダムアクセスプロセスを開始し、また、基地局は、受信した符号を使用することによって、ユーザ機器が属するカバレージ強化要求レベルを決定する。ランダムアクセスプロセスにおいて2つのユーザ機器によって使用される符号が同じである場合、2つのユーザのランダムアクセスプロセスが無効になることがある。これは、ランダムアクセスプロセスにおける競合の問題である。より特定のレベル分類がカバレージ強化要求に対して実施されると、符号資源を分類することによって獲得されるより多くのグループが存在し、また、個々のグループにはより少ない符号が存在し、グループに存在する符号資源がより少ない場合、グループ内のユーザ機器によって同じ符号を選択する確率がより高くなり、また、ユーザ機器の無効ランダムアクセスプロセスもより多く存在し、したがってランダムアクセスプロセスにおいて、グループ内のユーザ機器間に生じる競合の確率がより高くなる。
ユーザ機器によってカバレージ強化メッセージを獲得する2つの方式によれば、以下の部分は、とりわけ、ランダムアクセスプロセスにおいてユーザ機器間に生じる競合の確率に影響を及ぼすことなく、資源の浪費をさらに低減するために、ユーザ機器と基地局の間の通信における第2のカバレージ強化要求の使用法に関する方法を説明している。
第1の方式では、ユーザ機器は、基地局によって間断なく配信されるダウンリンク基準信号などの基地局のいくつかのシステム信号を取得することによってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得する。
基地局のいくつかのシステム信号を取得することによってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器は、さらに、基地局がユーザ機器の現在のカバレージ強化要求を決定するように、カバレージ強化要求を基地局に報告しなければならない。
この時点で報告されるカバレージ強化要求が図3Aに示されている第1のカバレージ強化要求である場合、カバレージ強化要求は直接報告され得ることに留意されたい。この時点で報告されるカバレージ強化要求が図3Bに示されている第2のカバレージ強化要求である場合、カバレージ強化要求は、以下のステップを実施することによって報告されなければならない。
ユーザ機器が、第1の瞬間に、ランダムアクセスプロセスで第1のカバレージ強化要求を基地局に報告するステップであって、第1のカバレージ強化要求が第1の精度を有するステップと、ユーザ機器が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを基地局に報告するステップであって、第1のメッセージが、第1のメッセージに基づいて第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように基地局に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求が第2の精度を有し、また、第2の精度が第1の精度より高いステップ。
詳細には、ユーザ機器は、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを送信する同じ時間の第1の瞬間に、第1のカバレージ強化要求を基地局に報告することができ、第1のカバレージ強化要求は、図3に示されている第1のカバレージ強化要求であってもよく、第1のカバレージ強化要求は第1の精度を有し、5dbが、カバレージ強化要求を分類するためのレベルとして使用される。
ユーザ機器が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを基地局に報告するステップは、例えば、ランダムアクセスプロセスにおいてMsg3である第3のメッセージを使用することによって第1のメッセージを基地局に報告するステップであってもよく、第1のメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するインジケーション情報を含む。ユーザ機器は、別の新たに定義された専用メッセージを使用することによって第1のメッセージを基地局に報告することも可能であり、それは本明細書においては制限されないことは確かである。
第2の瞬間に、ユーザ機器によって報告された第1のメッセージを受信した後、基地局は、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整することができ、第2のカバレージ強化要求は、図3Bに示されている第2のカバレージ強化要求であってもよく、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、1dbが、カバレージ強化要求を分類するためのレベルとして使用される。
実際のアプリケーションでは、第1のメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するための相対値を示すことができ、つまり第1のメッセージは、第1のカバレージ強化要求を調整して第2のカバレージ強化要求を獲得するようにユーザ機器に命令するために使用される。例えば第1の瞬間にユーザ機器によって報告される第1のカバレージ強化要求はレベル0にあり、また、第1のメッセージがカバレージ強化要求レベル2を示している場合、基地局は、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求がレベル0.2にあることを決定することができる。第1のメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するための絶対値をも示すことができることも確かであり、つまり第1のメッセージは、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を直接示す。例えば第1の瞬間にユーザ機器によって報告される第1のカバレージ強化要求がレベル0にあっても、またはレベル1にあっても、いずれにせよ第1のメッセージがカバレージ強化要求レベル2を示している場合、基地局は、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求がレベル0.2にあることを決定することができる。
上記部分から、ユーザ機器が第2のカバレージ強化要求を基地局に報告した後、基地局は、ユーザ機器のカバレージ強化要求が、その精度が第1のカバレージ強化要求の第1の精度より高い第2のカバレージ強化要求であることを決定し、かつ、第2のカバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信することができ、それにより資源の浪費をさらに低減することができることが分かる。
ユーザ機器が第2のカバレージ強化要求を基地局に報告した後、ユーザ機器は、さらに、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに第2のカバレージ強化要求を使用し、例えば次の回のランダムアクセスプリアンブルシーケンスを送信する際に第2のカバレージ強化要求を使用することができるように、第2のカバレージ強化要求を記憶することができることは確かであるが、それは実際のアプリケーションでは本明細書においては制限されないことは確かであり、例えばデータチャネル信号を送信する際に、または制御チャネル信号を送信する際に第2のカバレージ強化要求をさらに使用することができる。詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、基地局との通信にユーザ機器によって使用されるカバレージ強化要求が記憶される、という技術的解決法が使用されるため、ユーザ機器は、次のランダムアクセスプロセスにおけるユーザ機器のカバレージ強化要求を速やかに、かつ、正確に獲得することができ、それにより資源の浪費をさらに低減することが分かる。
第2の方式では、ユーザ機器は、ユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信する。
詳細には、ユーザ機器は、基地局が、ユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成することができるように、メッセージを基地局に報告し、かつ、生成したカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信することができ、ユーザ機器は、ユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信することができる。本明細書におけるカバレージ強化要求は、第1のカバレージ強化要求のみであってもよく、または第2のカバレージ強化要求を含むことも可能であり、それは本明細書においては制限されない。
ユーザ機器によって基地局に報告されるメッセージは、いくつかの特定のアップリンク基準メッセージを含むことができ、また、メッセージは、基地局による測定、等々のためにのみ使用されるが、有用な情報の別のピースは報告されなくてもよく、それは本明細書においては制限されないことに留意されたい。
詳細には、ユーザ機器は、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって第1のカバレージ強化要求を基地局に報告することができ、第1のカバレージ強化要求は第1の精度を有し、また、第1のカバレージ強化要求は、基地局が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、図3Aに示されている第1のカバレージ強化要求であってもよく、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は、第1のカバレージ強化要求の第1の精度より高い。第2のカバレージ強化要求は、図3Bに示されている第2のカバレージ強化要求であってもよい。
実際のアプリケーションでは、ユーザ機器は、第1のカバレージ強化要求を報告しなくてもよいことは確かであり、その代わりに、基地局が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成することができるように、第1の瞬間からメッセージの報告を開始し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、ユーザ機器のカバレージ強化要求が第2のカバレージ強化要求であることを示すことができる。第2のカバレージ強化要求は、図3Bに示されている第2のカバレージ強化要求であってもよい。ユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成する場合、基地局は、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、測定によって、また、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間に報告されたすべてのメッセージの代わりにいくつかのメッセージに従って、ユーザ機器によって要求されるカバレージ強化要求を学習することができることに留意されたい。詳細は、本明細書においては繰り返して説明されない。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器は、ランダムアクセス応答(RAR、Random Access Response)メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信することができる。
例えば、図4を参照すると、図4は、本発明の実施形態によるランダムアクセス応答メッセージのフォーマットの略図である。図4に示されているように、個々のランダムアクセス応答メッセージは、1つの予約済み(R、Reserved)ビットを含む。さらに図5を参照すると、ランダムアクセス応答メッセージを運ぶように構成された媒体アクセス制御プロトコルデータユニット(MAC PDU、Media Access Control Protocol Data Unit)は、1つの媒体アクセス制御ヘッダ(MAC header)および複数のランダムアクセス応答メッセージを含む。1つの媒体アクセス制御ヘッダは、図6Aに示されている複数の媒体アクセス制御サブヘッダ(MAC subheader)を含み、図6Aに示されている媒体アクセス制御サブヘッダは、予約済み情報ビットを含んでおらず、図6Bに示されているせいぜい1つの媒体アクセス制御サブヘッダを含み、また、図6Bに示されている媒体アクセス制御サブヘッダは、2つの予約済み情報ビットを含む。
図4、図5、図6Aおよび6Bを同時に参照すると、1つの媒体アクセス制御プロトコルデータユニットがn個のランダムアクセス応答メッセージを含んでいる場合、媒体アクセス制御プロトコルデータユニット全体は、M個の予約済み情報ビットを含み、n≦M≦n+2であり、nは1以上の整数であり、また、Mは正の整数である。
基地局がランダムアクセス応答メッセージを使用することによってカバレージ強化要求をユーザ機器に転送する場合、以下の2つの方式が使用され得る。
方式1:基地局は、ユーザ機器によって報告された第1のカバレージ強化要求に基づいてカバレージ強化要求インジケーションメッセージを配信し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは絶対値であってもよく、つまりユーザ機器の第1のカバレージ強化のレベル値に無関係に、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を直接示す。例えばユーザ機器によって報告される第1のカバレージ強化要求がレベル0にあっても、またはレベル1にあっても、いずれにせよ基地局によって配信されたカバレージ強化要求インジケーションメッセージによって示された第2のカバレージ強化要求のレベルが5である場合、ユーザ機器は、カバレージ強化要求に従って、カバレージ強化レベルがレベル0.5であることを決定する。
方式2:基地局は、ユーザ機器によって報告された第1のカバレージ強化要求に基づいてカバレージ強化要求インジケーションメッセージを配信し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは相対値であってもよく、つまりユーザ機器の第1のカバレージ強化のレベル値に無関係に、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を直接示す。例えばユーザによって報告された第1のカバレージ強化要求がレベル1にあり、また、基地局によって配信されたカバレージ強化要求インジケーションメッセージが−2である場合、ユーザ機器は、第1のカバレージ強化要求およびカバレージ強化要求インジケーションメッセージに従って、ユーザ機器のカバレージ強化要求のレベルは、レベル1から2つのレベルを控除することによって獲得されるレベル0.4であることを決定することができ、また、基地局がレベル2を配信している場合、端末は、端末のカバレージ強化レベルは、レベル1に2つのレベルを加えることによって獲得されるレベル1.2であると見なす。この方式では、1ビットの情報ビットは、第2のレベルの2つの相対値を示すことができ、例えば0は、カバレージ強化レベルプラス(マイナス)1つのレベルを示し、また、1は、カバレージ強化レベルプラス(マイナス)2つのレベルを示す。また、1ビットの情報ビットは、カバレージ強化レベルの調整方向を示すことも可能であり、例えば基地局が0を配信している場合、端末は、端末のカバレージ強化レベルが1つのレベルだけ下方に調整されなければならないと見なし、また、基地局が1を配信している場合、端末は、端末のカバレージ強化レベルが1つのレベルだけ上方に調整されなければならないと見なす。
特定の実施態様プロセスでは、1つの媒体アクセス制御ヘッダが図6Bに示されている1つの媒体アクセス制御サブヘッダを含んでいない場合、媒体アクセス制御プロトコルデータユニット全体は、n個の予約済み情報ビットを含み、少なくとも1つの予約済み情報ビットが使用され得る。媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが1つの予約済み情報ビットを含んでいる場合、カバレージ強化要求は、上で説明した方式1または方式2でユーザ機器に転送され得る。媒体アクセス制御プロトコルデータユニットがn個のランダムアクセス応答メッセージを含んでいる場合、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットは、n個の予約済み情報ビットを含む。ユーザ機器のカバレージ強化要求であり、また、n個のランダムアクセス応答メッセージに対応しているカバレージ強化要求が同じであるかどうかにかかわらず、n個の予約済み情報ビットは連帯的に使用され得る。例えば2つの予約済み情報ビットは、第2のカバレージ強化要求のレベルの4つの相対値または絶対値を示すことができ、または予約済み情報ビットのうちの1つは相対値の調整方向を示し、また、他の予約済み情報ビットは、カバレージ強化要求がユーザ機器に転送されるように、調整値を示すために使用される。予約済み情報ビットのより多くの事例に対しては、詳細は繰り返し説明されない。
特定の実施態様プロセスでは、1つの媒体アクセス制御ヘッダが図6Aに示されている1つの媒体アクセス制御サブヘッダを含んでいる場合、媒体アクセス制御プロトコルデータユニット全体は、n+2個の予約済み情報ビットを含み、少なくとも3つの予約済み情報ビットを連帯的に使用することによってカバレージ強化要求がユーザ機器に転送され得るように、少なくとも3つの予約済み情報ビットが使用され得る。特定のプロセスは、上記プロセスと同じであり、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
ランダムアクセス応答メッセージの予約済み情報ビットを使用することによるユーザ機器へのカバレージ強化要求の転送に加えて、ランダムアクセス応答メッセージの新たに追加された情報ビットを使用することによってカバレージ強化要求がユーザ機器に転送され得ることは確かである。
第2のカバレージ強化要求をユーザ機器に転送するために、基地局がカバレージ強化要求インジケーションメッセージをランダムアクセス応答メッセージに追加し、かつ、ランダムアクセス応答メッセージをユーザ機器に配信することは全く問題ではないことが分かる。ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信した後、ユーザ機器は、カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得することができる。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器が、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器は、さらに、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶することができ、カバレージ強化要求は、本明細書においては第1のカバレージ強化要求であっても、または第2のカバレージ強化要求であってもよく、それは本明細書においては制限されない。例えば、ユーザ機器は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにおけるユーザ機器のカバレージ強化要求を速やかに、かつ、正確に決定するように、次の回のランダムアクセスプリアンブルシーケンスを送信する際にカバレージ強化要求を使用することができる。
ユーザ機器のカバレージ強化要求がステップS1で獲得されると、本発明のこの実施形態で提供される情報処理方法におけるステップS2が実行され、つまりユーザ機器がカバレージ強化要求に従って基地局と通信する。
ステップS2では、とりわけ、カバレージ強化要求がユーザ機器のカバレージ強化レベルを示しており、また、ユーザ機器および基地局が、異なるカバレージ強化レベルに対して使用されるカバレージ強化技術を予め定義している場合、ユーザ機器は、対応するカバレージ強化技術を使用することによって、また、カバレージ強化要求によって示されるカバレージ強化レベルに従って基地局と通信する。ステップS2におけるカバレージ強化要求は、ステップS1で説明した第1のカバレージ強化要求であっても、または第2のカバレージ強化要求であってもよく、それは本明細書においては制限されないことに留意されたい。
例えばカバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求は、ユーザ機器のカバレージ強化レベルが第1のレベルであることを示すことができ、ユーザ機器および基地局によって予め定義され、かつ、第1のレベルに対して使用されるカバレージ強化技術が信号反復技術である場合、ユーザ機器は、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と通信する。
信号反復技術を使用して、周波数領域資源上で、つまり複数の周波数領域資源上で同じ瞬間に同じ信号を送信するために反復が実施されることが可能であり、または時間領域資源上で、つまりユーザ機器が基地局と正確に通信することができるように、同じ周波数領域資源上で異なる瞬間(連続する瞬間であってもよい)に信号を繰り返し送信するために反復が実施されることが可能である。
実際のアプリケーションでは、信号反復技術に加えて、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、パワースペクトル密度ブースティング(PSDブースティング、Power Spectrum Density boosting)技術、パワーブースティング(PB、power boosting)技術、等々を含むことができることは確かである。要求緩和技術は、ユーザ機器のランダムアクセスプロセスが成功しない場合、ユーザ機器が基地局と正確に通信することができるように、より多くの回数の試行がユーザ機器に許容されることを意味している。パワースペクトル密度ブースティング技術は、例えばメッセージを送信するために3つの資源がユーザ機器に割り当てられることを意味しているが、現在は1つの資源のみが送信のために使用されており、他の2つの資源はアイドル状態であり、この例では、3つの資源上で情報を送信するために元々使用されるパワーは、ユーザ機器が基地局と正確に通信することができるように、伝送パワーを1つの資源上で多くする目的を達成するように1つの資源上に集中化され、それにより送信を実施している。パワーブースティング技術は、例えば基地局が最初に信号をユーザ機器Aおよびユーザ機器Bに同時に送信することを意味しているが、現在は基地局は信号をユーザ機器Bには送信せず、ユーザ機器が基地局と正確に通信することができるように、ユーザ機器Aに送信される信号の伝送パワーを増すために、ユーザ機器に最初に送信される信号のパワーをユーザ機器Aに送信される信号のパワーに重畳する。本発明のこの実施形態におけるカバレージ強化技術は、説明されているいくつかの技術に限定されず、または当業者によって使用され得る別の技術であってもよいことに留意されたい。
つまり、ユーザ機器が同じである場合、ユーザ機器は、ユーザ機器が配置される環境の差に従って、また、環境におけるカバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と正確に通信する。ユーザ機器が異なる場合、ユーザ機器は、ユーザ機器のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と正確に通信する。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器と基地局の間の通信の精度を保証するために、信号反復技術を使用することによって、異なるレベルの2つのカバレージ強化要求のための異なるカバレージ強化補償が獲得されなければならない場合、異なるレベルのカバレージ強化要求に対応する信号反復回数も異なっていなければならない。したがってカバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、例えば6であってもよく、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、例えば7であってもよく、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値であり、例えば5であってもよい。
カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である、という技術的解決法が使用されるため、異なるレベルの2つのカバレージ強化要求に対応する信号反復回数が同じになることが回避され、それによりユーザ機器と基地局の間の通信の精度を保証することが分かる。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が規定されたレベルにあり、また、ユーザ機器と基地局の間の通信の状態が極めて良好である場合、信号反復技術は、ユーザ機器と基地局の間の正確な通信を保証するためには要求されない。したがって規定されたレベルのカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、0に設定されることが可能であり、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
カバレージ強化要求が規定されたレベルにあり、また、ユーザ機器と基地局の間の通信の状態が極めて良好ではない場合、カバレージ強化技術を使用して、ユーザ機器と基地局の間の正確な通信が保証されなければならないことは確かである。しかしながら、ユーザ機器は、信号反復技術を除き、上で説明したカバレージ強化技術における別の技術のみを使用し、信号反復技術を使用することなく基地局と通信しなければならず、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。本明細書において説明されている規定されたレベルは、上記部分における信号反復回数0に対応するカバレージ強化要求の規定されたレベルと同じであっても、または異なっていてもよいことに留意されたい。
上記部分から、ユーザ機器がカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求に従って基地局と通信する、という技術的解決法が使用されるため、ユーザ機器が基地局と正確に通信することを保証する場合、ユーザ機器は、獲得したカバレージ強化要求に従って基地局と正確に通信し、それは、基地局が、通信状態がより良好なユーザ機器と通信する際に、通信状態がより貧弱なユーザ機器と通信する際に追加される通信資源の同じ量を依然として追加する状況を回避し、それにより、基地局がユーザ機器と通信する際に存在する資源の浪費という従来技術の技術的な問題を解決し、かつ、資源の浪費を低減する技術的効果を実現することが分かる。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにおけるユーザ機器のカバレージ強化要求を速やかに、かつ、正確に獲得し、基地局との正確な通信を保証することができるように、ユーザ機器がカバレージ強化要求に従って基地局と通信した後、本発明のこの実施形態で提供される情報処理方法は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、ユーザ機器がカバレージ強化要求を記憶するステップをさらに含む。本明細書におけるカバレージ強化要求は、第1のカバレージ強化要求であっても、または第2のカバレージ強化要求であってもよく、それは本明細書においては制限されないことに留意されたい。
例えば獲得したカバレージ強化要求に従って基地局と正確に通信した後、ユーザ機器は、次の回のランダムアクセスプロセスを開始する際にユーザ機器がカバレージ強化要求を直接使用するように、カバレージ強化要求を記憶する。例えば、ランダムアクセスプロセスを開始する際に、ユーザ機器は、ユーザ機器が基地局と正確に通信することを保証するために、記憶されているカバレージ強化要求を使用することによってランダムアクセスプリアンブルシーケンスを報告する。
同じ発明着想に基づいて、本発明のこの実施形態の一態様は、さらにユーザ機器を提供する。図7Aを参照すると、図7Aは、本発明の実施形態によるユーザ機器の機能的モジュールの線図である。図7Aに示されているように、ユーザ機器は、カバレージ強化要求を獲得するように構成された獲得ユニット701、およびカバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成された通信ユニット702を含む。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器は記憶ユニットをさらに含み、記憶ユニットは、獲得ユニットがカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット702は、獲得ユニット701がカバレージ強化要求を獲得した後、基地局がユーザ機器のカバレージ強化要求を決定するように、カバレージ強化要求を基地局に報告するようにさらに構成される。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット702は、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプロセスで、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を基地局に報告し、かつ、第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを基地局に報告するように構成され、第1のメッセージは、第1のメッセージに基づいて第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように基地局に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに第2のカバレージ強化要求を使用するように、第2のカバレージ強化要求を記憶するように構成された記憶ユニットをさらに含む。
特定の実施態様プロセスでは、獲得ユニット701は、とりわけ、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット702は、さらに、獲得ユニット701が基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信する前に、基地局がユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、メッセージを基地局に報告するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット702は、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって第1のカバレージ強化要求を基地局に報告するように構成され、第1のカバレージ強化要求は、基地局が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、第1の精度を有し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、獲得ユニット701は、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器は、獲得ユニット701デバイスがカバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成された記憶ユニットをさらに含む。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット702は、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と通信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、通信ユニット702は、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成される。
さらに、図7Bを参照すると、図7Bは、本発明の実施形態によるユーザ機器のハードウェア実施態様の概念線図である。図7Bに示されているように、ユーザ機器は、カバレージ強化要求を獲得するように構成されたプロセッサ71、およびカバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成されたトランシーバ72を含む。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器はメモリ73をさらに含み、メモリ73は、プロセッサ71がカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成される。
引き続いて図7Bを参照すると、バスアーキテクチャ(バス700によって表されている)が存在している。バス700は、任意の量の相互接続されたバスおよびブリッジを含むことができ、また、バス700は、プロセッサ71によって表されている1または複数のプロセッサ、およびメモリ73によって表されているメモリを含む様々なタイプの回路を一体にリンクしている。バス700は、さらに、周辺デバイス、電圧調整器およびパワー管理回路などの様々な他のタイプの回路を一体にリンクすることができる。これらの様々な他のタイプの回路は、当分野で公に知られており、したがって本明細書においては、それ以上は説明されない。バスインタフェース74は、様々な他の装置またはデバイスと伝送媒体上で通信するように構成されたユニットを提供するために、バス700とトランシーバ72の間のインタフェースを提供し、トランシーバ72は、同じ構成要素または装置であってもよく、または受信機および送信機から連帯的に構成されることができ、それは本明細書においては制限されない。ユーザ機器は、さらに、ユーザ機器の特性に応じて、キーパッド、ディスプレイ、拡声器、マイクロホンおよびジョイスティックなどのユーザインタフェース75を提供することができる。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ72は、プロセッサ71がカバレージ強化要求を獲得した後、基地局が情報処理ユーザ機器のカバレージ強化要求を決定するように、カバレージ強化要求を基地局に報告するようにさらに構成される。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ72は、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプロセスで、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を基地局に報告し、かつ、第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを基地局に報告するように構成され、第1のメッセージは、第1のメッセージに基づいて第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように基地局に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器はメモリ73をさらに含み、メモリ73は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに第2のカバレージ強化要求を使用するように、第2のカバレージ強化要求を記憶するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、プロセッサ71は、とりわけ、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ72は、プロセッサ71が基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信する前に、基地局がユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、メッセージを基地局に報告するようにさらに構成される。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ72は、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって第1のカバレージ強化要求を基地局に報告するように構成され、第1のカバレージ強化要求は、基地局が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、第1の精度を有し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、プロセッサ71は、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器はメモリ73をさらに含み、メモリ73は、プロセッサ71がカバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ72は、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と通信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、トランシーバ72は、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成される。
この実施形態におけるユーザ機器および上記部分における報処理方法は、同じ発明着想に基づく2つの態様であり、方法の実施態様プロセスは、上記部分で詳細に説明され、したがって従来技術の技術者は、上記説明に従って、この実施形態におけるユーザ機器の構造および実施態様プロセスを明確に理解することができる。本明細書を簡潔にするために、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
実施形態1は、ユーザ機器側における本発明の実施形態の技術的解決法を説明したものであり、また、以下の実施形態2は、基地局側における本発明の実施形態の技術的解決法を説明したものである。
実施形態2
図8を参照すると、本発明のこの実施形態は、さらに、情報処理方法を提供する。図8に示されているように、情報処理方法は、
S1:基地局がユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得することと、
S2:基地局がカバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信することと
を含む。
ステップS1で基地局は、以下の部分で個別に説明される2つの方式でユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得することができる。
方式1:
基地局は、第1の瞬間に、ユーザ機器によってランダムアクセスプロセスで基地局に報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、基地局は、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、ユーザ機器によって報告される第1のメッセージを受信し、かつ、第1のメッセージに従って第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整し、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。方式1の特定のプロセスは、実施形態1で詳細に説明されており、したがって方式1の特定のプロセスについては、実施形態1における対応する部分が参照され、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
方式2:基地局は、ユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得する。
詳細には、方式2は、以下を含むことができる。
基地局は、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによってユーザ機器によって報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、基地局は、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
方式2の特定のプロセスは、実施形態1で詳細に説明されており、したがって方式2の特定のプロセスについては、実施形態1における対応する部分が参照され、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器が基地局によって獲得されるカバレージ強化要求を決定することができるように、基地局が、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成した後、本発明のこの実施形態で提供される方法は、基地局がカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するステップをさらに含むことができる。
特定の実施態様プロセスでは、基地局は、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信する。
ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信する特定のプロセスは、実施形態1で詳細に説明されており、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
特定の実施態様プロセスでは、基地局がユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを使用することによってカバレージ強化要求をユーザ機器に配信した後、カバレージ強化要求が、ユーザ機器によって使用されるカバレージ強化技術が信号反復技術であることを示している場合、基地局は、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従ってユーザ機器と通信することができ、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含む。
カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、基地局がカバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信することは、とりわけ、基地局が、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信することである。
同じ発明着想に基づいて、本発明のこの実施形態の一態様は、さらに基地局を提供する。図9Aを参照すると、図9Aは、本発明の実施形態による基地局の機能的モジュールの線図である。図9Aに示されているように、基地局は、ユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成された獲得ユニット901、およびカバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成された通信ユニット902を含む。
特定の実施態様プロセスでは、獲得ユニット901は、とりわけ、第1の瞬間に、ユーザ機器によってランダムアクセスプロセスで基地局に報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第2の瞬間に、ユーザ機器によって報告される第1のメッセージを受信し、かつ、第1のメッセージに従って第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように構成され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、獲得ユニット901は、とりわけ、ユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、獲得ユニット901は、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによってユーザ機器によって報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように構成され、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット902は、獲得ユニット901が、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成した後、カバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するようにさらに構成される。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット902は、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット902は、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、通信ユニット902は、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
さらに図9Bを参照すると、図9Bは、本発明の実施形態による基地局のハードウェア実施態様の概念線図である。図9Bに示されているように、基地局は、ユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成されたプロセッサ91、およびカバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成されたトランシーバ92を含む。
引き続いて図9Bを参照すると、バスアーキテクチャ(バス900によって表されている)が存在している。バス900は、任意の量の相互接続されたバスおよびブリッジを含むことができ、また、バス900は、プロセッサ91によって表されている1または複数のプロセッサ、およびメモリ93によって表されているメモリを含む様々なタイプの回路を一体にリンクしており、メモリ93は、プロセッサ91が操作を実施する際に使用されるデータを記憶するように構成され得る。バス900は、さらに、周辺デバイス、電圧調整器およびパワー管理回路などの様々な他のタイプの回路を一体にリンクすることができる。これらの様々な他のタイプの回路は、当分野で公に知られており、したがって本明細書においては、それ以上は説明されない。バスインタフェース94は、様々な他の装置またはデバイスと伝送媒体上で通信するように構成されたユニットを提供するために、バス900とトランシーバ92の間のインタフェースを提供し、トランシーバ92は、同じ構成要素または装置であってもよく、または受信機および送信機から連帯的に構成されることができ、それは本明細書においては制限されない。ユーザ機器は、さらに、ユーザ機器の特性に応じて、キーパッド、ディスプレイ、拡声器、マイクロホンおよびジョイスティックなどのユーザインタフェース95を提供することができる。
特定の実施態様プロセスでは、プロセッサ91は、とりわけ、第1の瞬間に、ユーザ機器によってランダムアクセスプロセスで基地局に報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第2の瞬間に、ユーザ機器によって報告される第1のメッセージを受信し、かつ、第1のメッセージに従って第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように構成され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、プロセッサ91は、とりわけ、ユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、プロセッサ91は、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによってユーザ機器によって報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように構成され、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ92は、プロセッサ91が、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成した後、カバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するようにさらに構成される。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ92は、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ92は、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、トランシーバ92は、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
この実施形態における基地局および上記部分における情報処理方法は、同じ発明着想に基づく2つの態様であり、方法の実施態様プロセスは、上記部分で詳細に説明され、したがって従来技術の技術者は、上記説明に従って、この実施形態における情報処理装置の構造および実施態様プロセスを明確に理解することができる。本明細書を簡潔にするために、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
本発明の1または複数の実施形態は、以下の技術的効果を実現することができる。
1.ユーザ機器がカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求に従って基地局と通信する、という技術的解決法が使用されるため、ユーザ機器が基地局と正確に通信することを保証する場合、ユーザ機器は、獲得したカバレージ強化要求に従って基地局と正確に通信し、それは、基地局が、通信状態がより良好なユーザ機器と通信する際に、通信状態がより貧弱なユーザ機器と通信する際に追加される通信資源の同じ量を依然として追加する状況を回避し、それにより、基地局がユーザ機器と通信する際に存在する資源の浪費という従来技術の技術的な問題を解決し、かつ、資源の浪費を低減する技術的効果を実現する。
2.ユーザ機器が第2のカバレージ強化要求を基地局に報告した後、基地局は、ユーザ機器のカバレージ強化要求が、その精度が第1のカバレージ強化要求の第1の精度より高い第2のカバレージ強化要求であることを決定し、かつ、第2のカバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信することができ、それにより資源の浪費をさらに低減する。
3.ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、基地局との通信にユーザ機器によって使用されるカバレージ強化要求が記憶される、という技術的解決法が使用されるため、ユーザ機器は、次のランダムアクセスプロセスにおけるユーザ機器のカバレージ強化要求を速やかに、かつ、正確に獲得することができ、それにより資源の浪費をさらに低減する。
4.カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である、という技術的解決法が使用されるため、異なるレベルの2つのカバレージ強化要求に対応する信号反復回数が同じになることが回避され、それによりユーザ機器と基地局の間の通信の精度を保証する。
当業者には、本発明の実施形態は、方法、システムまたはコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解されたい。したがって本発明は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、またはソフトウェアおよびハードウェアの組合せを使用した実施形態の形態を使用することができる。さらに、本発明は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1または複数のコンピュータ使用可能記憶媒体(それらに限定されないが、ディスクメモリ、CD−ROM、光メモリ、等々を含む)上で実現されるコンピュータプログラム製品の形態を使用することができる。
本発明は、本発明の実施形態による方法、デバイス(システム)およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明されている。コンピュータプログラム命令を使用して、フローチャートおよび/またはブロック図における個々のプロセスおよび/または個々のブロック、ならびにフローチャートおよび/またはブロック図におけるプロセスおよび/またはブロックの組合せが実現され得ることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、マシンを生成するための汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み型プロセッサまたは任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサのために提供されることができ、それによりコンピュータまたは任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令は、フローチャートにおける1または複数のプロセス、および/またはブロック図における1または複数のブロックにおける特定の機能を実現するための装置を生成する。
これらのコンピュータプログラム命令は、特定の方式で動作するようにコンピュータまたは任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスに命令することができるコンピュータ可読メモリにも記憶されることができ、したがってコンピュータ可読メモリに記憶された命令は、命令装置を含むアーチファクトを生成する。命令装置は、フローチャートにおける1または複数のプロセス、および/またはブロック図における1または複数のブロックにおける特定の機能を実現する。
また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理デバイス上にロードされることも可能であり、したがって一連の操作およびステップがコンピュータまたは別のプログラマブルデバイス上で実施され、それによりコンピュータ実現処理を生成する。したがってコンピュータまたは別のプログラマブルデバイス上で実行される命令は、フローチャートにおける1または複数のプロセス、および/またはブロック図における1または複数のブロックにおける特定の機能を実現するためのステップを提供する。
本発明のいくつかの好ましい実施形態が説明されたが、当業者は、それらが基本的な発明概念を一度学習すれば、これらの実施形態に変更および修正を加えることができる。したがって以下の特許請求の範囲には、好ましい実施形態をカバーするものとして解釈されるべきことが意図されており、すべての変更および修正は、本発明の範囲の範疇である。
当業者は、本発明の実施形態の精神および範囲を逸脱することなく、本発明の実施形態に様々な修正および変化を加えることができることは明らかである。本発明には、それらが、以下の特許請求の範囲およびそれらの等価技術によって定義される保護の範囲の範疇であることを条件として、これらの修正および変化をカバーすることが意図されている。
本発明は通信分野に関し、詳細には情報処理方法、ユーザ機器および基地局に関する。
科学および技術の発展にともなって通信技術も急速に発展し、人々の生活をより便利にしている。
モノのインターネット(The Internet of Things)が、そのような例として使用される。モノのインターネットとは、知覚、計算、実行および通信の特定の能力を有するユーザ機器(User Equipment、UE)を展開することによって物理世界に関する情報が取得されるネットワークを意味しており、基地局は、情報をネットワークに送信し、次に情報伝送、コーディネーションおよび処理が実現され、それにより人とモノの間、およびモノとモノの間の相互接続を実現する。したがってモノのインターネットは、スマートグリッド、知的農業、知的交通および環境検出などの様々な態様に適用されることができ、様々な態様で人々の生活に便宜を提供している。
ユーザ機器のハードウェアおよびソフトウェアの構成が互いに異なっており、また、ユーザ機器が配置される環境も互いに異なっているため、ユーザ機器が基地局と通信する通信状態も著しく異なる。詳細には、異なるユーザ機器が同じ環境の基地局と通信する場合であっても通信状態が異なることがあり、また、同じデバイスが異なる環境の基地局と通信する場合の通信状態も異なることがある。
現状では、ユーザ機器と基地局の間の正確な通信を保証するために、通常、基地局は、余分の通信資源を追加しており、例えば基地局と、基地局と通信しているユーザ機器との間の通信の精度を保証するために、伝送情報が繰り返し伝送されている。しかしながら、基地局が余分の通信資源を追加する場合、基地局と、基地局と通信する際の通信状態が最も貧弱であるユーザ機器との間の通信の精度が保証されることが必要であるが、通信状態がより良好である別のユーザ機器に対しては、基地局によって追加される余分の通信資源は、資源の浪費になる。
したがって、従来技術には、基地局がユーザ機器と通信する際の資源の浪費という技術的な問題が存在している。
本発明は、基地局がユーザ機器と通信する際に存在する資源の浪費という従来技術の技術的な問題を解決する情報処理方法、ユーザ機器および基地局を提供する。
第1の態様によれば、本発明は、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を獲得するステップと、ユーザ機器によって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するステップとを含む情報処理方法を提供する。
第1の態様を参照すると、第1の可能実施態様方式では、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を獲得するステップの後、方法は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を記憶するステップをさらに含む。
第1の態様を参照すると、第2の可能実施態様方式では、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を獲得するステップの後、方法は、基地局がユーザ機器のカバレージ強化要求を決定するように、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を基地局に報告するステップをさらに含む。
第1の態様または第2の可能実施態様方式を参照すると、第3の可能実施態様方式では、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を基地局に報告するステップは、とりわけ、ユーザ機器によって、第1の瞬間に、ランダムアクセスプロセスで第1のカバレージ強化要求を基地局に報告するステップであって、第1のカバレージ強化要求が第1の精度を有するステップと、ユーザ機器によって、第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを基地局に報告するステップであって、第1のメッセージは、第1のメッセージに基づいて第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように基地局に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高いステップとを含む。
第1の態様または第3の可能実施態様方式を参照すると、第4の可能実施態様方式では、ユーザ機器によって第1のメッセージを基地局に報告するステップの後、方法は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに第2のカバレージ強化要求を使用するように、ユーザ機器によって第2のカバレージ強化要求を記憶するステップをさらに含む。
第1の態様を参照すると、第5の可能実施態様方式では、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を獲得するステップは、とりわけ、ユーザ機器によって、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するステップと、ユーザ機器によって、カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得するステップとを含む。
第1の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第6の可能実施態様方式では、ユーザ機器によって、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するステップの前に、方法は、基地局がユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、ユーザ機器によってメッセージを基地局に報告するステップをさらに含む。
第1の態様または第6の可能実施態様方式を参照すると、第7の可能実施態様方式では、基地局がユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、ユーザ機器によってメッセージを基地局に報告するステップは、とりわけ、ユーザ機器によって、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって第1のカバレージ強化要求を第1の瞬間に基地局に報告するステップを含み、第1のカバレージ強化要求は、基地局が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、第1の精度を有し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第1の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第8の可能実施態様方式では、ユーザ機器によって、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するステップは、とりわけ、ユーザ機器によって、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するステップである。
第1の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第9の可能実施態様方式では、ユーザ機器によって、カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得するステップの後、方法は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、ユーザ機器によってカバレージ強化要求を記憶するステップをさらに含む。
第1の態様または第1の可能実施態様方式乃至第9の可能実施態様方式を参照すると、第10の可能実施態様方式では、ユーザ機器によって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するステップは、とりわけ、ユーザ機器によって、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と通信するステップである。
第1の態様または第10の可能実施態様方式を参照すると、第11の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が第1のレベルである場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
第1の態様または第11の可能実施態様方式を参照すると、第12の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
第1の態様または第1の可能実施態様方式乃至第9の可能実施態様方式を参照すると、第13の可能実施態様方式では、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、ユーザ機器によって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するステップは、とりわけ、ユーザ機器によって、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するステップである。
第2の態様によれば、本発明の実施形態は、さらに、基地局によってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するステップと、基地局によって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するステップとを含む情報処理方法を提供する。
第2の態様を参照すると、第1の可能実施態様方式では、基地局によってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するステップは、とりわけ、基地局によって、第1の瞬間に、ユーザ機器によってランダムアクセスプロセスで基地局に報告される第1のカバレージ強化要求を受信するステップであって、第1のカバレージ強化要求が第1の精度を有するステップと、基地局によって、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、ユーザ機器によって報告される第1のメッセージを受信し、かつ、第1のメッセージに従って第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するステップであって、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高いステップとを含む。
第2の態様を参照すると、第2の可能実施態様方式では、基地局によってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するステップは、とりわけ、基地局によって、ユーザ機器によって報告されるメッセージに従ってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するステップを含む。
第2の態様または第2の可能実施態様方式を参照すると、第3の可能実施態様方式では、基地局によって、ユーザ機器によって報告されるメッセージに従ってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するステップは、とりわけ、基地局によって、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによってユーザ機器によって報告される第1のカバレージ強化要求を受信するステップであって、第1のカバレージ強化要求は第1の精度を有するステップと、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、基地局によってユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するステップであって、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高いステップとを含む。
第2の態様または第3の可能実施態様方式を参照すると、第4の可能実施態様方式では、基地局によって、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するステップの後、方法は、基地局によってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するステップをさらに含む。
第2の態様または第4の可能実施態様方式を参照すると、第5の可能実施態様方式では、基地局によってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するステップは、とりわけ、基地局によって、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するステップである。
第2の態様または第1の可能実施態様方式乃至第5の可能実施態様方式を参照すると、第6の可能実施態様方式では、基地局によって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するステップは、とりわけ、基地局によって、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従ってユーザ機器と通信するステップである。
第2の態様または第7の可能実施態様方式を参照すると、第7の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値以上の第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値以下の第3の値である。
第2の態様または第8の可能実施態様方式を参照すると、第8の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
第2の態様または第1の可能実施態様方式乃至第5の可能実施態様方式を参照すると、第9の可能実施態様方式では、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、基地局によって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するステップは、とりわけ、基地局によって、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するステップである。
第3の態様によれば、本発明の実施形態は、さらに、カバレージ強化要求を獲得するように構成された獲得ユニットと、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成された通信ユニットとを含むユーザ機器を提供する。
第3の態様を参照すると、第1の可能実施態様方式では、ユーザ機器は記憶ユニットをさらに含み、記憶ユニットは、獲得ユニットがカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成される。
第3の態様を参照すると、第2の可能実施態様方式では、通信ユニットは、獲得ユニットがカバレージ強化要求を獲得した後、基地局が情報処理ユーザ機器のカバレージ強化要求を決定するように、カバレージ強化要求を基地局に報告するようにさらに構成される。
第3の態様または第2の可能実施態様方式を参照すると、第3の可能実施態様方式では、通信ユニットは、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプロセスで、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を基地局に報告し、かつ、第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを基地局に報告するように構成され、第1のメッセージは、第1のメッセージに基づいて第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように基地局に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第3の態様または第3の可能実施態様方式を参照すると、第4の可能実施態様方式では、ユーザ機器は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに第2のカバレージ強化要求を使用するように、第2のカバレージ強化要求を記憶するように構成された記憶ユニットをさらに含む。
第3の態様を参照すると、第5の可能実施態様方式では、獲得ユニットは、とりわけ、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
第3の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第6の可能実施態様方式では、通信ユニットは、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを獲得ユニットが受信する前に、基地局がユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、メッセージを基地局に報告するようにさらに構成される。
第3の態様または第6の可能実施態様方式を参照すると、第7の可能実施態様方式では、通信ユニットは、とりわけ、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって、第1の瞬間に第1のカバレージ強化要求を基地局に報告するように構成され、第1のカバレージ強化要求は、基地局が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、第1の精度を有し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第3の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第8の可能実施態様方式では、獲得ユニットは、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するように構成される。
第3の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第9の可能実施態様方式では、ユーザ機器は、獲得ユニットデバイスがカバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成された記憶ユニットをさらに含む。
第3の態様または第1の可能実施態様方式乃至第9の可能実施態様方式を参照すると、第10の可能実施態様方式では、通信ユニットは、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と通信するように構成される。
第3の態様または第10の可能実施態様方式を参照すると、第11の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
第3の態様または第11の可能実施態様方式を参照すると、第12の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
第3の態様または第1の可能実施態様方式乃至第9の可能実施態様方式を参照すると、第13の可能実施態様方式では、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、通信ユニットは、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成される。
第4の態様によれば、本発明の実施形態は、さらに、ユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成された獲得ユニットと、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成された通信ユニットとを含む基地局を提供する。
第4の態様を参照すると、第1の可能実施態様方式では、獲得ユニットは、とりわけ、第1の瞬間に、ユーザ機器によってランダムアクセスプロセスで基地局に報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第2の瞬間に、ユーザ機器によって報告される第1のメッセージを受信し、かつ、第1のメッセージに従って第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように構成され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第4の態様を参照すると、第2の可能実施態様方式では、獲得ユニットは、とりわけ、ユーザ機器によって報告されるメッセージに従ってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
第4の態様または第2の可能実施態様方式を参照すると、第3の可能実施態様方式では、獲得ユニットは、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによってユーザ機器によって報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように構成され、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第4の態様または第3の可能実施態様方式を参照すると、第4の可能実施態様方式では、通信ユニットは、獲得ユニットが、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成した後、カバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するようにさらに構成される。
第4の態様または第4の可能実施態様方式を参照すると、第5の可能実施態様方式では、通信ユニットは、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するように構成される。
第4の態様または第1の可能実施態様方式乃至第5の可能実施態様方式を参照すると、第6の可能実施態様方式では、通信ユニットは、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
第4の態様または第7の可能実施態様方式を参照すると、第7の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
第4の態様または第8の可能実施態様方式を参照すると、第8の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
第4の態様または第1の可能実施態様方式乃至第5の可能実施態様方式を参照すると、第9の可能実施態様方式では、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、通信ユニットは、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
第5の態様によれば、本発明の実施形態は、さらに、カバレージ強化要求を獲得するように構成されたプロセッサと、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成されたトランシーバとを含むユーザ機器を提供する。
第5の態様を参照すると、第1の可能実施態様方式では、ユーザ機器はメモリをさらに含み、メモリは、プロセッサがカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成される。
第5の態様を参照すると、第2の可能実施態様方式では、トランシーバは、獲得ユニットがカバレージ強化要求を獲得した後、基地局が情報処理ユーザ機器のカバレージ強化要求を決定するように、カバレージ強化要求を基地局に報告するようにさらに構成される。
第5の態様または第2の可能実施態様方式を参照すると、第3の可能実施態様方式では、トランシーバは、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプロセスで、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を基地局に報告し、かつ、第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを基地局に報告するように構成され、第1のメッセージは、第1のメッセージに基づいて第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように基地局に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第5の態様または第3の可能実施態様方式を参照すると、第4の可能実施態様方式では、ユーザ機器はメモリをさらに含み、メモリは、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに第2のカバレージ強化要求を使用するように、第2のカバレージ強化要求を記憶するように構成される。
第5の態様を参照すると、第5の可能実施態様方式では、プロセッサは、とりわけ、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
第5の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第6の可能実施態様方式では、トランシーバは、プロセッサが基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信する前に、基地局がユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、メッセージを基地局に報告するようにさらに構成される。
第5の態様または第6の可能実施態様方式を参照すると、第7の可能実施態様方式では、トランシーバは、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって第1のカバレージ強化要求を基地局に報告するように構成され、第1のカバレージ強化要求は、基地局が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、第1の精度を有し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第5の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第8の可能実施態様方式では、プロセッサは、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するように構成される。
第5の態様または第5の可能実施態様方式を参照すると、第9の可能実施態様方式では、ユーザ機器はメモリをさらに含み、メモリは、プロセッサデバイスがカバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成される。
第5の態様または第1の可能実施態様方式乃至第9の可能実施態様方式を参照すると、第10の可能実施態様方式では、トランシーバは、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と通信するように構成される。
第5の態様または第10の可能実施態様方式を参照すると、第11の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
第5の態様または第11の可能実施態様方式を参照すると、第12の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
第5の態様または第1の可能実施態様方式乃至第9の可能実施態様方式を参照すると、第13の可能実施態様方式では、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、トランシーバは、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成される。
第6の態様によれば、本発明の実施形態は、さらに、ユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成されたプロセッサと、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成されたトランシーバとを含む基地局を提供する。
第4の態様を参照すると、第1の可能実施態様方式では、プロセッサは、とりわけ、第1の瞬間に、ユーザ機器によってランダムアクセスプロセスで基地局に報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第2の瞬間に、ユーザ機器によって報告される第1のメッセージを受信し、かつ、第1のメッセージに従って第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように構成され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第4の態様を参照すると、第2の可能実施態様方式では、プロセッサは、とりわけ、ユーザ機器によって報告されるメッセージに従ってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
第4の態様または第2の可能実施態様方式を参照すると、第3の可能実施態様方式では、プロセッサは、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによってユーザ機器によって報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように構成され、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
第4の態様または第3の可能実施態様方式を参照すると、第4の可能実施態様方式では、トランシーバは、プロセッサが、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成した後、カバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するようにさらに構成される。
第4の態様または第4の可能実施態様方式を参照すると、第5の可能実施態様方式では、トランシーバは、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するように構成される。
第4の態様または第1の可能実施態様方式乃至第5の可能実施態様方式を参照すると、第6の可能実施態様方式では、トランシーバは、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
第4の態様または第7の可能実施態様方式を参照すると、第7の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
第4の態様または第8の可能実施態様方式を参照すると、第8の可能実施態様方式では、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
第4の態様または第1の可能実施態様方式乃至第5の可能実施態様方式を参照すると、第9の可能実施態様方式では、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、トランシーバは、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
本発明の有益な効果は以下の通りである。
ユーザ機器がカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求に従って基地局と通信する、という技術的解決法が使用されるため、ユーザ機器が基地局と正確に通信することを保証する場合、ユーザ機器は、獲得したカバレージ強化要求に従って基地局と正確に通信し、それは、基地局が、通信状態がより良好なユーザ機器と通信する際に、通信状態がより貧弱なユーザ機器と通信する際に追加される通信資源の同じ量を依然として追加する状況を回避し、それにより、基地局がユーザ機器と通信する際に存在する資源の浪費という従来技術の技術的な問題を解決し、かつ、資源の浪費を低減する技術的効果を実現する。
本発明の実施形態による、複数のユーザ機器と基地局の間の通信の略図である。 本発明の実施形態による、ユーザ機器側の情報処理方法のフローチャートである。 本発明の実施形態による第1のカバレージ強化要求のレベル分類の略図である。 本発明の実施形態による第2のカバレージ強化要求のレベル分類の略図である。 本発明の実施形態によるランダムアクセス応答メッセージのフォーマットの略図である。 本発明の実施形態による媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの構造の略図である。 本発明の実施形態による媒体アクセス制御サブヘッダの略構造的線図である。 本発明の実施形態による別の媒体アクセス制御サブヘッダの略構造的線図である。 本発明の実施形態によるユーザ機器の機能的モジュールの線図である。 本発明の実施形態によるユーザ機器のハードウェア実施態様の概念線図である。 本発明の実施形態による基地局側の情報処理方法のフローチャートである。 本発明の実施形態による基地局の機能的モジュールの線図である。 本発明の実施形態による基地局のハードウェア実施態様の概念線図である。
本発明は、基地局がユーザ機器と通信する際に存在する資源の浪費という従来技術の技術的な問題を解決する情報処理方法、ユーザ機器および基地局を提供する。
本発明の実施形態の目的、技術的解決法および利点をより明確にするために、以下、本発明の実施形態における添付の図面を参照して、本発明の実施形態における技術的解決法を明確に、かつ、完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部であり、すべてではない。創造的な努力を必要とすることなく、本発明の実施形態に基づいて当業者によって獲得されるすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲の範疇であるものとする。
本明細書における「および/または」という用語は、関連する対象を記述するための関連関係を記述しているにすぎず、3つの関係が存在し得ることを表している。例えばAおよび/またはBは、Aのみが存在する場合、AおよびBの両方が存在する場合、およびBのみが存在する場合の3つの場合を表すことができる。さらに、本明細書における「/」という文字は、一般に、関連する対象と対象の間の「または」関係を示している。
以下、本発明の好ましい実施態様方式について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
実施形態1
図1を参照すると、図1は、本発明の実施形態による、複数のユーザ機器と基地局の間の通信の略図である。
第1の態様によれば、ユーザ機器側では、本発明のこの実施形態は情報処理方法を提供する。図2を参照すると、図2は、本発明の実施形態による情報処理方法のフローチャートである。図2に示されているように、方法は、
S1:ユーザ機器がカバレージ強化要求を獲得することと、
S2:ユーザ機器がカバレージ強化要求に従って基地局と通信することと
を含む。
ステップS1で、とりわけユーザ機器は、基地局によって間断なく配信されるダウンリンク基準信号などの基地局のいくつかのシステム信号を取得することによってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得することができ、またはユーザ機器は、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信することによってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得することができる。
この実施形態では、カバレージ強化要求は、基地局との通信のプロセスにユーザ機器によって要求されるカバレージ強化支持の範囲を意味しており、それは、サービスを獲得するためのユーザ機器によるネットワークへのアクセスをイネーブルすることができる。例えばカバレージ強化要求を使用して、カバレージ強化レベル、カバレージ強化レベルのインデックス、信号反復回数、信号反復回数のインデックス、カバレージ強化方法およびカバレージ強化方法のインデックスのうちの1または複数を示すことができる。実際のアプリケーションでは、カバレージ強化要求の表現方法は、本明細書においては制限されないことは確かであり、カバレージ強化要求を使用して、実際の状態の要求と一致させるために、実際の状態に応じて別のパラメータをも示すことが可能であり、詳細は、本明細書においては繰り返して説明されない。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求は、より低い精度を有する第1のカバレージ強化要求であっても、またはより高い精度を有する第2のカバレージ強化要求であってもよい。0dbから15db上でカバレージ強化レベル分類を実施する例が使用される。図3Aおよび図3Bを参照すると、図3Aは、本発明の実施形態による第1のカバレージ強化要求のレベル分類の略図であり、また、図3Bは、本発明の実施形態による第2のカバレージ強化要求のレベル分類の略図である。
図3Aに示されているように、第1のカバレージ強化要求の分類は、カバレージ強化レベルがレベル0である、経路損失≦5dB、カバレージ強化レベルがレベル1である、5dB<経路損失≦10dB、およびカバレージ強化レベルがレベル2である、経路損失>10dBである。カバレージ強化技術が信号反復技術である例では、レベル0に対応する信号反復回数は5であってもよく、レベル1に対応する信号反復回数は10であってもよく、また、レベル2に対応する信号反復回数は15であってもよい。
図3Bに示されているように、第2のカバレージ強化要求の分類は、カバレージ強化レベルがレベル0.1である、経路損失≦1dB、カバレージ強化レベルがレベル0.2である、1dB<経路損失≦2dB、カバレージ強化レベルがレベル0.3である、2dB<経路損失≦3dB、カバレージ強化レベルがレベル0.4である、3dB<経路損失≦4dB、カバレージ強化レベルがレベル0.5である、4dB<経路損失≦5dB、…、およびカバレージ強化レベルがレベル2.5である、14dB<経路損失≦15dBである。カバレージ強化技術が信号反復技術である例では、レベル0.1に対応する信号反復回数は1であってもよく、レベル0.2に対応する信号反復回数は2であってもよく、レベル0.3に対応する信号反復回数は3であってもよく、レベル0.4に対応する信号反復回数は4であってもよく、レベル0.5に対応する信号反復回数は5であってもよく、…、また、レベル2.5に対応する信号反復回数は15であってもよい。
第1のカバレージ強化要求の個々のレベルに対応する信号反復回数と、第2のカバレージ強化要求の個々のレベルに対応する信号反復回数とを比較することにより、第2のカバレージ強化要求のレベル分類のための精度がより高いため、第2のカバレージ強化要求がカバレージ強化要求として使用されると、カバレージ強化は、より目標が定められることが可能であり、資源の浪費がさらに低減され得ることが分かる。
しかしながら、ランダムアクセスプリアンブルがランダムアクセスプロセスで送信されている場合に第2のカバレージ強化要求が直接使用されると、ランダムアクセスプロセスにおけるユーザ機器間に生じる競合の確率が度を越して高くなる問題がもたらされる。詳細にはランダムアクセスプリアンブルシーケンスは、時間領域、周波数領域および符号分割の3つのタイプの資源を含む。符号分割の例が使用される。レベル分類が第1のカバレージ強化要求に従って実施される場合、すべての符号資源は3つの部分に分類される必要がある。ユーザ機器は、ユーザ機器の測定結果に従って適切な符号資源を選択してランダムアクセスプロセスを開始し、また、基地局は、受信した符号を使用することによって、ユーザ機器が属するカバレージ強化要求レベルを決定する。ランダムアクセスプロセスにおいて2つのユーザ機器によって使用される符号が同じである場合、2つのユーザのランダムアクセスプロセスが無効になることがある。これは、ランダムアクセスプロセスにおける競合の問題である。より特定のレベル分類がカバレージ強化要求に対して実施されると、符号資源を分類することによって獲得されるより多くのグループが存在し、また、個々のグループにはより少ない符号が存在し、グループに存在する符号資源がより少ない場合、グループ内のユーザ機器によって同じ符号を選択する確率がより高くなり、また、ユーザ機器の無効ランダムアクセスプロセスもより多く存在し、したがってランダムアクセスプロセスにおいて、グループ内のユーザ機器間に生じる競合の確率がより高くなる。
ユーザ機器によってカバレージ強化メッセージを獲得する2つの方式によれば、以下の部分は、とりわけ、ランダムアクセスプロセスにおいてユーザ機器間に生じる競合の確率に影響を及ぼすことなく、資源の浪費をさらに低減するために、ユーザ機器と基地局の間の通信における第2のカバレージ強化要求の使用法に関する方法を説明している。
第1の方式では、ユーザ機器は、基地局によって間断なく配信されるダウンリンク基準信号などの基地局のいくつかのシステム信号を取得することによってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得する。
基地局のいくつかのシステム信号を取得することによってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器は、さらに、基地局がユーザ機器の現在のカバレージ強化要求を決定するように、カバレージ強化要求を基地局に報告しなければならない。
この時点で報告されるカバレージ強化要求が図3Aに示されている第1のカバレージ強化要求である場合、カバレージ強化要求は直接報告され得ることに留意されたい。この時点で報告されるカバレージ強化要求が図3Bに示されている第2のカバレージ強化要求である場合、カバレージ強化要求は、以下のステップを実施することによって報告されなければならない。
ユーザ機器が、第1の瞬間に、ランダムアクセスプロセスで第1のカバレージ強化要求を基地局に報告するステップであって、第1のカバレージ強化要求が第1の精度を有するステップと、ユーザ機器が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを基地局に報告するステップであって、第1のメッセージが、第1のメッセージに基づいて第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように基地局に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求が第2の精度を有し、また、第2の精度が第1の精度より高いステップ。
詳細には、ユーザ機器は、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを送信する同じ時間の第1の瞬間に、第1のカバレージ強化要求を基地局に報告することができ、第1のカバレージ強化要求は、図3に示されている第1のカバレージ強化要求であってもよく、第1のカバレージ強化要求は第1の精度を有し、5dbが、カバレージ強化要求を分類するためのレベルとして使用される。
ユーザ機器が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを基地局に報告するステップは、例えば、ランダムアクセスプロセスにおいてMsg3である第3のメッセージを使用することによって第1のメッセージを基地局に報告するステップであってもよく、第1のメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するインジケーション情報を含む。ユーザ機器は、別の新たに定義された専用メッセージを使用することによって第1のメッセージを基地局に報告することも可能であり、それは本明細書においては制限されないことは確かである。
第2の瞬間に、ユーザ機器によって報告された第1のメッセージを受信した後、基地局は、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整することができ、第2のカバレージ強化要求は、図3Bに示されている第2のカバレージ強化要求であってもよく、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、1dbが、カバレージ強化要求を分類するためのレベルとして使用される。
実際のアプリケーションでは、第1のメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するための相対値を示すことができ、つまり第1のメッセージは、第1のカバレージ強化要求を調整して第2のカバレージ強化要求を獲得するようにユーザ機器に命令するために使用される。例えば第1の瞬間にユーザ機器によって報告される第1のカバレージ強化要求はレベル0にあり、また、第1のメッセージがカバレージ強化要求レベル2を示している場合、基地局は、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求がレベル0.2にあることを決定することができる。第1のメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するための絶対値をも示すことができることも確かであり、つまり第1のメッセージは、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を直接示す。例えば第1の瞬間にユーザ機器によって報告される第1のカバレージ強化要求がレベル0にあっても、またはレベル1にあっても、いずれにせよ第1のメッセージがカバレージ強化要求レベル2を示している場合、基地局は、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求がレベル0.2にあることを決定することができる。
上記部分から、ユーザ機器が第2のカバレージ強化要求を基地局に報告した後、基地局は、ユーザ機器のカバレージ強化要求が、その精度が第1のカバレージ強化要求の第1の精度より高い第2のカバレージ強化要求であることを決定し、かつ、第2のカバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信することができ、それにより資源の浪費をさらに低減することができることが分かる。
ユーザ機器が第2のカバレージ強化要求を基地局に報告した後、ユーザ機器は、さらに、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに第2のカバレージ強化要求を使用し、例えば次の回のランダムアクセスプリアンブルシーケンスを送信する際に第2のカバレージ強化要求を使用することができるように、第2のカバレージ強化要求を記憶することができることは確かであるが、それは実際のアプリケーションでは本明細書においては制限されないことは確かであり、例えばデータチャネル信号を送信する際に、または制御チャネル信号を送信する際に第2のカバレージ強化要求をさらに使用することができる。詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、基地局との通信にユーザ機器によって使用されるカバレージ強化要求が記憶される、という技術的解決法が使用されるため、ユーザ機器は、次のランダムアクセスプロセスにおけるユーザ機器のカバレージ強化要求を速やかに、かつ、正確に獲得することができ、それにより資源の浪費をさらに低減することが分かる。
第2の方式では、ユーザ機器は、ユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信する。
詳細には、ユーザ機器は、基地局が、ユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成することができるように、メッセージを基地局に報告し、かつ、生成したカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信することができ、ユーザ機器は、ユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信することができる。本明細書におけるカバレージ強化要求は、第1のカバレージ強化要求のみであってもよく、または第2のカバレージ強化要求を含むことも可能であり、それは本明細書においては制限されない。
ユーザ機器によって基地局に報告されるメッセージは、いくつかの特定のアップリンク基準メッセージを含むことができ、また、メッセージは、基地局による測定、等々のためにのみ使用されるが、有用な情報の別のピースは報告されなくてもよく、それは本明細書においては制限されないことに留意されたい。
詳細には、ユーザ機器は、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって第1のカバレージ強化要求を基地局に報告することができ、第1のカバレージ強化要求は第1の精度を有し、また、第1のカバレージ強化要求は、基地局が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、図3Aに示されている第1のカバレージ強化要求であってもよく、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は、第1のカバレージ強化要求の第1の精度より高い。第2のカバレージ強化要求は、図3Bに示されている第2のカバレージ強化要求であってもよい。
実際のアプリケーションでは、ユーザ機器は、第1のカバレージ強化要求を報告しなくてもよいことは確かであり、その代わりに、基地局が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成することができるように、第1の瞬間からメッセージの報告を開始し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、ユーザ機器のカバレージ強化要求が第2のカバレージ強化要求であることを示すことができる。第2のカバレージ強化要求は、図3Bに示されている第2のカバレージ強化要求であってもよい。ユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成する場合、基地局は、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、測定によって、また、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間に報告されたすべてのメッセージの代わりにいくつかのメッセージに従って、ユーザ機器によって要求されるカバレージ強化要求を学習することができることに留意されたい。詳細は、本明細書においては繰り返して説明されない。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器は、ランダムアクセス応答(Random Access Response、RAR)メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信することができる。
例えば、図4を参照すると、図4は、本発明の実施形態によるランダムアクセス応答メッセージのフォーマットの略図である。図4に示されているように、個々のランダムアクセス応答メッセージは、1つの予約済み(R、Reserved)ビットを含む。さらに図5を参照すると、ランダムアクセス応答メッセージを運ぶように構成された媒体アクセス制御プロトコルデータユニット(Media Access Control Protocol Data Unit、MAC PDU)は、1つの媒体アクセス制御ヘッダ(Media Access Control subheader、MAC subheader)および複数のランダムアクセス応答メッセージを含む。1つの媒体アクセス制御ヘッダは、図6Aに示されている複数の媒体アクセス制御サブヘッダ(MAC subheader)を含み、図6Aに示されている媒体アクセス制御サブヘッダは、予約済み情報ビットを含んでおらず、図6Bに示されているせいぜい1つの媒体アクセス制御サブヘッダを含み、また、図6Bに示されている媒体アクセス制御サブヘッダは、2つの予約済み情報ビットを含む。
図4、図5、図6Aおよび6Bを同時に参照すると、1つの媒体アクセス制御プロトコルデータユニットがn個のランダムアクセス応答メッセージを含んでいる場合、媒体アクセス制御プロトコルデータユニット全体は、M個の予約済み情報ビットを含み、n≦M≦n+2であり、nは1以上の整数であり、また、Mは正の整数である。
基地局がランダムアクセス応答メッセージを使用することによってカバレージ強化要求をユーザ機器に転送する場合、以下の2つの方式が使用され得る。
方式1:基地局は、ユーザ機器によって報告された第1のカバレージ強化要求に基づいてカバレージ強化要求インジケーションメッセージを配信し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは絶対値であってもよく、つまりユーザ機器の第1のカバレージ強化のレベル値に無関係に、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を直接示す。例えばユーザ機器によって報告される第1のカバレージ強化要求がレベル0にあっても、またはレベル1にあっても、いずれにせよ基地局によって配信されたカバレージ強化要求インジケーションメッセージによって示された第2のカバレージ強化要求のレベルが5である場合、ユーザ機器は、カバレージ強化要求に従って、カバレージ強化レベルがレベル0.5であることを決定する。
方式2:基地局は、ユーザ機器によって報告された第1のカバレージ強化要求に基づいてカバレージ強化要求インジケーションメッセージを配信し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは相対値であってもよく、つまりユーザ機器の第1のカバレージ強化のレベル値に無関係に、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を直接示す。例えばユーザによって報告された第1のカバレージ強化要求がレベル1にあり、また、基地局によって配信されたカバレージ強化要求インジケーションメッセージが−2である場合、ユーザ機器は、第1のカバレージ強化要求およびカバレージ強化要求インジケーションメッセージに従って、ユーザ機器のカバレージ強化要求のレベルは、レベル1から2つのレベルを控除することによって獲得されるレベル0.4であることを決定することができ、また、基地局がレベル2を配信している場合、端末は、端末のカバレージ強化レベルは、レベル1に2つのレベルを加えることによって獲得されるレベル1.2であると見なす。この方式では、1ビットの情報ビットは、第2のレベルの2つの相対値を示すことができ、例えば0は、カバレージ強化レベルプラス(マイナス)1つのレベルを示し、また、1は、カバレージ強化レベルプラス(マイナス)2つのレベルを示す。また、1ビットの情報ビットは、カバレージ強化レベルの調整方向を示すことも可能であり、例えば基地局が0を配信している場合、端末は、端末のカバレージ強化レベルが1つのレベルだけ下方に調整されなければならないと見なし、また、基地局が1を配信している場合、端末は、端末のカバレージ強化レベルが1つのレベルだけ上方に調整されなければならないと見なす。
特定の実施態様プロセスでは、1つの媒体アクセス制御ヘッダが図6Bに示されている1つの媒体アクセス制御サブヘッダを含んでいない場合、媒体アクセス制御プロトコルデータユニット全体は、n個の予約済み情報ビットを含み、少なくとも1つの予約済み情報ビットが使用され得る。媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが1つの予約済み情報ビットを含んでいる場合、カバレージ強化要求は、上で説明した方式1または方式2でユーザ機器に転送され得る。媒体アクセス制御プロトコルデータユニットがn個のランダムアクセス応答メッセージを含んでいる場合、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットは、n個の予約済み情報ビットを含む。ユーザ機器のカバレージ強化要求であり、また、n個のランダムアクセス応答メッセージに対応しているカバレージ強化要求が同じであるかどうかにかかわらず、n個の予約済み情報ビットは連帯的に使用され得る。例えば2つの予約済み情報ビットは、第2のカバレージ強化要求のレベルの4つの相対値または絶対値を示すことができ、または予約済み情報ビットのうちの1つは相対値の調整方向を示し、また、他の予約済み情報ビットは、カバレージ強化要求がユーザ機器に転送されるように、調整値を示すために使用される。予約済み情報ビットのより多くの事例に対しては、詳細は繰り返し説明されない。
特定の実施態様プロセスでは、1つの媒体アクセス制御ヘッダが図6Aに示されている1つの媒体アクセス制御サブヘッダを含んでいる場合、媒体アクセス制御プロトコルデータユニット全体は、n+2個の予約済み情報ビットを含み、少なくとも3つの予約済み情報ビットを連帯的に使用することによってカバレージ強化要求がユーザ機器に転送され得るように、少なくとも3つの予約済み情報ビットが使用され得る。特定のプロセスは、上記プロセスと同じであり、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
ランダムアクセス応答メッセージの予約済み情報ビットを使用することによるユーザ機器へのカバレージ強化要求の転送に加えて、ランダムアクセス応答メッセージの新たに追加された情報ビットを使用することによってカバレージ強化要求がユーザ機器に転送され得ることは確かである。
第2のカバレージ強化要求をユーザ機器に転送するために、基地局がカバレージ強化要求インジケーションメッセージをランダムアクセス応答メッセージに追加し、かつ、ランダムアクセス応答メッセージをユーザ機器に配信することは全く問題ではないことが分かる。ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信した後、ユーザ機器は、カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得することができる。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器が、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器は、さらに、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶することができ、カバレージ強化要求は、本明細書においては第1のカバレージ強化要求であっても、または第2のカバレージ強化要求であってもよく、それは本明細書においては制限されない。例えば、ユーザ機器は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにおけるユーザ機器のカバレージ強化要求を速やかに、かつ、正確に決定するように、次の回のランダムアクセスプリアンブルシーケンスを送信する際にカバレージ強化要求を使用することができる。
ユーザ機器のカバレージ強化要求がステップS1で獲得されると、本発明のこの実施形態で提供される情報処理方法におけるステップS2が実行され、つまりユーザ機器がカバレージ強化要求に従って基地局と通信する。
ステップS2では、とりわけ、カバレージ強化要求がユーザ機器のカバレージ強化レベルを示しており、また、ユーザ機器および基地局が、異なるカバレージ強化レベルに対して使用されるカバレージ強化技術を予め定義している場合、ユーザ機器は、対応するカバレージ強化技術を使用することによって、また、カバレージ強化要求によって示されるカバレージ強化レベルに従って基地局と通信する。ステップS2におけるカバレージ強化要求は、ステップS1で説明した第1のカバレージ強化要求であっても、または第2のカバレージ強化要求であってもよく、それは本明細書においては制限されないことに留意されたい。
例えばカバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求は、ユーザ機器のカバレージ強化レベルが第1のレベルであることを示すことができ、ユーザ機器および基地局によって予め定義され、かつ、第1のレベルに対して使用されるカバレージ強化技術が信号反復技術である場合、ユーザ機器は、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と通信する。
信号反復技術を使用して、周波数領域資源上で、つまり複数の周波数領域資源上で同じ瞬間に同じ信号を送信するために反復が実施されることが可能であり、または時間領域資源上で、つまりユーザ機器が基地局と正確に通信することができるように、同じ周波数領域資源上で異なる瞬間(連続する瞬間であってもよい)に信号を繰り返し送信するために反復が実施されることが可能である。
実際のアプリケーションでは、信号反復技術に加えて、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、パワースペクトル密度ブースティング(PSDブースティング、Power Spectrum Density boosting)技術、パワーブースティング(PB、power boosting)技術、等々を含むことができることは確かである。要求緩和技術は、ユーザ機器のランダムアクセスプロセスが成功しない場合、ユーザ機器が基地局と正確に通信することができるように、より多くの回数の試行がユーザ機器に許容されることを意味している。パワースペクトル密度ブースティング技術は、例えばメッセージを送信するために3つの資源がユーザ機器に割り当てられることを意味しているが、現在は1つの資源のみが送信のために使用されており、他の2つの資源はアイドル状態であり、この例では、3つの資源上で情報を送信するために元々使用されるパワーは、ユーザ機器が基地局と正確に通信することができるように、伝送パワーを1つの資源上で多くする目的を達成するように1つの資源上に集中化され、それにより送信を実施している。パワーブースティング技術は、例えば基地局が最初に信号をユーザ機器Aおよびユーザ機器Bに同時に送信することを意味しているが、現在は基地局は信号をユーザ機器Bには送信せず、ユーザ機器が基地局と正確に通信することができるように、ユーザ機器Aに送信される信号の伝送パワーを増すために、ユーザ機器に最初に送信される信号のパワーをユーザ機器Aに送信される信号のパワーに重畳する。本発明のこの実施形態におけるカバレージ強化技術は、説明されているいくつかの技術に限定されず、または当業者によって使用され得る別の技術であってもよいことに留意されたい。
つまり、ユーザ機器が同じである場合、ユーザ機器は、ユーザ機器が配置される環境の差に従って、また、環境におけるカバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と正確に通信する。ユーザ機器が異なる場合、ユーザ機器は、ユーザ機器のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と正確に通信する。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器と基地局の間の通信の精度を保証するために、信号反復技術を使用することによって、異なるレベルの2つのカバレージ強化要求のための異なるカバレージ強化補償が獲得されなければならない場合、異なるレベルのカバレージ強化要求に対応する信号反復回数も異なっていなければならない。したがってカバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、例えば6であってもよく、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、例えば7であってもよく、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値であり、例えば5であってもよい。
カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である、という技術的解決法が使用されるため、異なるレベルの2つのカバレージ強化要求に対応する信号反復回数が同じになることが回避され、それによりユーザ機器と基地局の間の通信の精度を保証することが分かる。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が規定されたレベルにあり、また、ユーザ機器と基地局の間の通信の状態が極めて良好である場合、信号反復技術は、ユーザ機器と基地局の間の正確な通信を保証するためには要求されない。したがって規定されたレベルのカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、0に設定されることが可能であり、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
カバレージ強化要求が規定されたレベルにあり、また、ユーザ機器と基地局の間の通信の状態が極めて良好ではない場合、カバレージ強化技術を使用して、ユーザ機器と基地局の間の正確な通信が保証されなければならないことは確かである。しかしながら、ユーザ機器は、信号反復技術を除き、上で説明したカバレージ強化技術における別の技術のみを使用し、信号反復技術を使用することなく基地局と通信しなければならず、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。本明細書において説明されている規定されたレベルは、上記部分における信号反復回数0に対応するカバレージ強化要求の規定されたレベルと同じであっても、または異なっていてもよいことに留意されたい。
上記部分から、ユーザ機器がカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求に従って基地局と通信する、という技術的解決法が使用されるため、ユーザ機器が基地局と正確に通信することを保証する場合、ユーザ機器は、獲得したカバレージ強化要求に従って基地局と正確に通信し、それは、基地局が、通信状態がより良好なユーザ機器と通信する際に、通信状態がより貧弱なユーザ機器と通信する際に追加される通信資源の同じ量を依然として追加する状況を回避し、それにより、基地局がユーザ機器と通信する際に存在する資源の浪費という従来技術の技術的な問題を解決し、かつ、資源の浪費を低減する技術的効果を実現することが分かる。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにおけるユーザ機器のカバレージ強化要求を速やかに、かつ、正確に獲得し、基地局との正確な通信を保証することができるように、ユーザ機器がカバレージ強化要求に従って基地局と通信した後、本発明のこの実施形態で提供される情報処理方法は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、ユーザ機器がカバレージ強化要求を記憶するステップをさらに含む。本明細書におけるカバレージ強化要求は、第1のカバレージ強化要求であっても、または第2のカバレージ強化要求であってもよく、それは本明細書においては制限されないことに留意されたい。
例えば獲得したカバレージ強化要求に従って基地局と正確に通信した後、ユーザ機器は、次の回のランダムアクセスプロセスを開始する際にユーザ機器がカバレージ強化要求を直接使用するように、カバレージ強化要求を記憶する。例えば、ランダムアクセスプロセスを開始する際に、ユーザ機器は、ユーザ機器が基地局と正確に通信することを保証するために、記憶されているカバレージ強化要求を使用することによってランダムアクセスプリアンブルシーケンスを報告する。
同じ発明着想に基づいて、本発明のこの実施形態の一態様は、さらにユーザ機器を提供する。図7Aを参照すると、図7Aは、本発明の実施形態によるユーザ機器の機能的モジュールの線図である。図7Aに示されているように、ユーザ機器は、カバレージ強化要求を獲得するように構成された獲得ユニット701、およびカバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成された通信ユニット702を含む。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器は記憶ユニットをさらに含み、記憶ユニットは、獲得ユニットがカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット702は、獲得ユニット701がカバレージ強化要求を獲得した後、基地局がユーザ機器のカバレージ強化要求を決定するように、カバレージ強化要求を基地局に報告するようにさらに構成される。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット702は、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプロセスで、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を基地局に報告し、かつ、第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを基地局に報告するように構成され、第1のメッセージは、第1のメッセージに基づいて第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように基地局に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに第2のカバレージ強化要求を使用するように、第2のカバレージ強化要求を記憶するように構成された記憶ユニットをさらに含む。
特定の実施態様プロセスでは、獲得ユニット701は、とりわけ、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット702は、さらに、獲得ユニット701が基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信する前に、基地局がユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、メッセージを基地局に報告するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット702は、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって第1のカバレージ強化要求を基地局に報告するように構成され、第1のカバレージ強化要求は、基地局が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、第1の精度を有し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、獲得ユニット701は、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器は、獲得ユニット701デバイスがカバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成された記憶ユニットをさらに含む。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット702は、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と通信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、通信ユニット702は、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成される。
さらに、図7Bを参照すると、図7Bは、本発明の実施形態によるユーザ機器のハードウェア実施態様の概念線図である。図7Bに示されているように、ユーザ機器は、カバレージ強化要求を獲得するように構成されたプロセッサ71、およびカバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成されたトランシーバ72を含む。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器はメモリ73をさらに含み、メモリ73は、プロセッサ71がカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成される。
引き続いて図7Bを参照すると、バスアーキテクチャ(バス700によって表されている)が存在している。バス700は、任意の量の相互接続されたバスおよびブリッジを含むことができ、また、バス700は、プロセッサ71によって表されている1または複数のプロセッサ、およびメモリ73によって表されているメモリを含む様々なタイプの回路を一体にリンクしている。バス700は、さらに、周辺デバイス、電圧調整器およびパワー管理回路などの様々な他のタイプの回路を一体にリンクすることができる。これらの様々な他のタイプの回路は、当分野で公に知られており、したがって本明細書においては、それ以上は説明されない。バスインタフェース74は、様々な他の装置またはデバイスと伝送媒体上で通信するように構成されたユニットを提供するために、バス700とトランシーバ72の間のインタフェースを提供し、トランシーバ72は、同じ構成要素または装置であってもよく、または受信機および送信機から連帯的に構成されることができ、それは本明細書においては制限されない。ユーザ機器は、さらに、ユーザ機器の特性に応じて、キーパッド、ディスプレイ、拡声器、マイクロホンおよびジョイスティックなどのユーザインタフェース75を提供することができる。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ72は、プロセッサ71がカバレージ強化要求を獲得した後、基地局が情報処理ユーザ機器のカバレージ強化要求を決定するように、カバレージ強化要求を基地局に報告するようにさらに構成される。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ72は、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプロセスで、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を基地局に報告し、かつ、第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを基地局に報告するように構成され、第1のメッセージは、第1のメッセージに基づいて第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように基地局に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器はメモリ73をさらに含み、メモリ73は、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに第2のカバレージ強化要求を使用するように、第2のカバレージ強化要求を記憶するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、プロセッサ71は、とりわけ、基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ72は、プロセッサ71が基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信する前に、基地局がユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、メッセージを基地局に報告するようにさらに構成される。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ72は、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって第1のカバレージ強化要求を基地局に報告するように構成され、第1のカバレージ強化要求は、基地局が、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、第1の精度を有し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、プロセッサ71は、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器はメモリ73をさらに含み、メモリ73は、プロセッサ71がカバレージ強化要求インジケーションメッセージに従ってカバレージ強化要求を獲得した後、ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、カバレージ強化要求を記憶するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ72は、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って基地局と通信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、トランシーバ72は、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成される。
この実施形態におけるユーザ機器および上記部分における報処理方法は、同じ発明着想に基づく2つの態様であり、方法の実施態様プロセスは、上記部分で詳細に説明され、したがって従来技術の技術者は、上記説明に従って、この実施形態におけるユーザ機器の構造および実施態様プロセスを明確に理解することができる。本明細書を簡潔にするために、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
実施形態1は、ユーザ機器側における本発明の実施形態の技術的解決法を説明したものであり、また、以下の実施形態2は、基地局側における本発明の実施形態の技術的解決法を説明したものである。
実施形態2
図8を参照すると、本発明のこの実施形態は、さらに、情報処理方法を提供する。図8に示されているように、情報処理方法は、
S1:基地局がユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得することと、
S2:基地局がカバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信することと
を含む。
ステップS1で基地局は、以下の部分で個別に説明される2つの方式でユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得することができる。
方式1:
基地局は、第1の瞬間に、ユーザ機器によってランダムアクセスプロセスで基地局に報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、基地局は、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、ユーザ機器によって報告される第1のメッセージを受信し、かつ、第1のメッセージに従って第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整し、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。方式1の特定のプロセスは、実施形態1で詳細に説明されており、したがって方式1の特定のプロセスについては、実施形態1における対応する部分が参照され、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
方式2:基地局は、ユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得する。
詳細には、方式2は、以下を含むことができる。
基地局は、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによってユーザ機器によって報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、基地局は、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成し、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
方式2の特定のプロセスは、実施形態1で詳細に説明されており、したがって方式2の特定のプロセスについては、実施形態1における対応する部分が参照され、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
特定の実施態様プロセスでは、ユーザ機器が基地局によって獲得されるカバレージ強化要求を決定することができるように、基地局が、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成した後、本発明のこの実施形態で提供される方法は、基地局がカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するステップをさらに含むことができる。
特定の実施態様プロセスでは、基地局は、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信する。
ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって基地局によってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信する特定のプロセスは、実施形態1で詳細に説明されており、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
特定の実施態様プロセスでは、基地局がユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを使用することによってカバレージ強化要求をユーザ機器に配信した後、カバレージ強化要求が、ユーザ機器によって使用されるカバレージ強化技術が信号反復技術であることを示している場合、基地局は、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従ってユーザ機器と通信することができ、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含む。
カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、基地局がカバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信することは、とりわけ、基地局が、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信することである。
同じ発明着想に基づいて、本発明のこの実施形態の一態様は、さらに基地局を提供する。図9Aを参照すると、図9Aは、本発明の実施形態による基地局の機能的モジュールの線図である。図9Aに示されているように、基地局は、ユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成された獲得ユニット901、およびカバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成された通信ユニット902を含む。
特定の実施態様プロセスでは、獲得ユニット901は、とりわけ、第1の瞬間に、ユーザ機器によってランダムアクセスプロセスで基地局に報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第2の瞬間に、ユーザ機器によって報告される第1のメッセージを受信し、かつ、第1のメッセージに従って第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように構成され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、獲得ユニット901は、とりわけ、ユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、獲得ユニット901は、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによってユーザ機器によって報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように構成され、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット902は、獲得ユニット901が、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成した後、カバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するようにさらに構成される。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット902は、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、通信ユニット902は、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、通信ユニット902は、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
さらに図9Bを参照すると、図9Bは、本発明の実施形態による基地局のハードウェア実施態様の概念線図である。図9Bに示されているように、基地局は、ユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成されたプロセッサ91、およびカバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成されたトランシーバ92を含む。
引き続いて図9Bを参照すると、バスアーキテクチャ(バス900によって表されている)が存在している。バス900は、任意の量の相互接続されたバスおよびブリッジを含むことができ、また、バス900は、プロセッサ91によって表されている1または複数のプロセッサ、およびメモリ93によって表されているメモリを含む様々なタイプの回路を一体にリンクしており、メモリ93は、プロセッサ91が操作を実施する際に使用されるデータを記憶するように構成され得る。バス900は、さらに、周辺デバイス、電圧調整器およびパワー管理回路などの様々な他のタイプの回路を一体にリンクすることができる。これらの様々な他のタイプの回路は、当分野で公に知られており、したがって本明細書においては、それ以上は説明されない。バスインタフェース94は、様々な他の装置またはデバイスと伝送媒体上で通信するように構成されたユニットを提供するために、バス900とトランシーバ92の間のインタフェースを提供し、トランシーバ92は、同じ構成要素または装置であってもよく、または受信機および送信機から連帯的に構成されることができ、それは本明細書においては制限されない。ユーザ機器は、さらに、ユーザ機器の特性に応じて、キーパッド、ディスプレイ、拡声器、マイクロホンおよびジョイスティックなどのユーザインタフェース95を提供することができる。
特定の実施態様プロセスでは、プロセッサ91は、とりわけ、第1の瞬間に、ユーザ機器によってランダムアクセスプロセスで基地局に報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第2の瞬間に、ユーザ機器によって報告される第1のメッセージを受信し、かつ、第1のメッセージに従って第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように構成され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、プロセッサ91は、とりわけ、ユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、プロセッサ91は、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによってユーザ機器によって報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第1の瞬間の後の第2の瞬間に、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように構成され、カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するようにユーザ機器に命令するために使用され、第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、また、第2の精度は第1の精度より高い。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ92は、プロセッサ91が、第1の瞬間と第2の瞬間の間の瞬間にユーザ機器によって報告されたメッセージに従ってカバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成した後、カバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するようにさらに構成される。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ92は、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによってカバレージ強化要求インジケーションメッセージをユーザ機器に配信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、トランシーバ92は、とりわけ、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は0である。
特定の実施態様プロセスでは、カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、トランシーバ92は、とりわけ、信号反復技術を除く、カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、カバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信するように構成される。
この実施形態における基地局および上記部分における情報処理方法は、同じ発明着想に基づく2つの態様であり、方法の実施態様プロセスは、上記部分で詳細に説明され、したがって従来技術の技術者は、上記説明に従って、この実施形態における情報処理装置の構造および実施態様プロセスを明確に理解することができる。本明細書を簡潔にするために、詳細は、本明細書においては繰り返し説明されない。
本発明の1または複数の実施形態は、以下の技術的効果を実現することができる。
1.ユーザ機器がカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求に従って基地局と通信する、という技術的解決法が使用されるため、ユーザ機器が基地局と正確に通信することを保証する場合、ユーザ機器は、獲得したカバレージ強化要求に従って基地局と正確に通信し、それは、基地局が、通信状態がより良好なユーザ機器と通信する際に、通信状態がより貧弱なユーザ機器と通信する際に追加される通信資源の同じ量を依然として追加する状況を回避し、それにより、基地局がユーザ機器と通信する際に存在する資源の浪費という従来技術の技術的な問題を解決し、かつ、資源の浪費を低減する技術的効果を実現する。
2.ユーザ機器が第2のカバレージ強化要求を基地局に報告した後、基地局は、ユーザ機器のカバレージ強化要求が、その精度が第1のカバレージ強化要求の第1の精度より高い第2のカバレージ強化要求であることを決定し、かつ、第2のカバレージ強化要求に従ってユーザ機器と通信することができ、それにより資源の浪費をさらに低減する。
3.ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスにカバレージ強化要求を使用するように、基地局との通信にユーザ機器によって使用されるカバレージ強化要求が記憶される、という技術的解決法が使用されるため、ユーザ機器は、次のランダムアクセスプロセスにおけるユーザ機器のカバレージ強化要求を速やかに、かつ、正確に獲得することができ、それにより資源の浪費をさらに低減する。
4.カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は第1の値であり、カバレージ強化要求が第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、第2のカバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より大きい第2の値であり、また、カバレージ強化要求が第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、カバレージ強化要求に対応する信号反復回数は、第1の値より小さい第3の値である、という技術的解決法が使用されるため、異なるレベルの2つのカバレージ強化要求に対応する信号反復回数が同じになることが回避され、それによりユーザ機器と基地局の間の通信の精度を保証する。
当業者には、本発明の実施形態は、方法、システムまたはコンピュータプログラム製品として提供され得ることを理解されたい。したがって本発明は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、またはソフトウェアおよびハードウェアの組合せを使用した実施形態の形態を使用することができる。さらに、本発明は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1または複数のコンピュータ使用可能記憶媒体(それらに限定されないが、ディスクメモリ、CD−ROM、光メモリ、等々を含む)上で実現されるコンピュータプログラム製品の形態を使用することができる。
本発明は、本発明の実施形態による方法、デバイス(システム)およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して説明されている。コンピュータプログラム命令を使用して、フローチャートおよび/またはブロック図における個々のプロセスおよび/または個々のブロック、ならびにフローチャートおよび/またはブロック図におけるプロセスおよび/またはブロックの組合せが実現され得ることを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、マシンを生成するための汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み型プロセッサまたは任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサのために提供されることができ、それによりコンピュータまたは任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサによって実行される命令は、フローチャートにおける1または複数のプロセス、および/またはブロック図における1または複数のブロックにおける特定の機能を実現するための装置を生成する。
これらのコンピュータプログラム命令は、特定の方式で動作するようにコンピュータまたは任意の他のプログラマブルデータ処理デバイスに命令することができるコンピュータ可読メモリにも記憶されることができ、したがってコンピュータ可読メモリに記憶された命令は、命令装置を含むアーチファクトを生成する。命令装置は、フローチャートにおける1または複数のプロセス、および/またはブロック図における1または複数のブロックにおける特定の機能を実現する。
また、これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理デバイス上にロードされることも可能であり、したがって一連の操作およびステップがコンピュータまたは別のプログラマブルデバイス上で実施され、それによりコンピュータ実現処理を生成する。したがってコンピュータまたは別のプログラマブルデバイス上で実行される命令は、フローチャートにおける1または複数のプロセス、および/またはブロック図における1または複数のブロックにおける特定の機能を実現するためのステップを提供する。
本発明のいくつかの好ましい実施形態が説明されたが、当業者は、それらが基本的な発明概念を一度学習すれば、これらの実施形態に変更および修正を加えることができる。したがって以下の特許請求の範囲には、好ましい実施形態をカバーするものとして解釈されるべきことが意図されており、すべての変更および修正は、本発明の範囲の範疇である。
当業者は、本発明の実施形態の精神および範囲を逸脱することなく、本発明の実施形態に様々な修正および変化を加えることができることは明らかである。本発明には、それらが、以下の特許請求の範囲およびそれらの等価技術によって定義される保護の範囲の範疇であることを条件として、これらの修正および変化をカバーすることが意図されている。

Claims (72)

  1. 情報処理方法であって、
    ユーザ機器によってカバレージ強化要求を獲得するステップと、
    前記ユーザ機器によって、前記カバレージ強化要求に従って基地局と通信するステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  2. ユーザ機器によってカバレージ強化要求を獲得する前記ステップの後、
    前記ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに前記カバレージ強化要求を使用するように、前記ユーザ機器によって前記カバレージ強化要求を記憶するステップ
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. ユーザ機器によってカバレージ強化要求を獲得する前記ステップの後、
    前記基地局が前記ユーザ機器の前記カバレージ強化要求を決定するように、前記ユーザ機器によって前記カバレージ強化要求を前記基地局に報告するステップ
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記ユーザ機器によって前記カバレージ強化要求を前記基地局に報告する前記ステップは、とりわけ、
    前記ユーザ機器によって、第1の瞬間に、ランダムアクセスプロセスで第1のカバレージ強化要求を前記基地局に報告するステップであって、前記第1のカバレージ強化要求が第1の精度を有するステップと、
    前記ユーザ機器によって、前記第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを前記基地局に報告するステップであって、前記第1のメッセージは、前記第1のメッセージに基づいて前記第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように前記基地局に命令するために使用され、前記第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、前記第2の精度は前記第1の精度より高いステップと
    を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記ユーザ機器によって第1のメッセージを前記基地局に報告する前記ステップの後、
    前記ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに前記第2のカバレージ強化要求を使用するように、前記ユーザ機器によって前記第2のカバレージ強化要求を記憶するステップ
    をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. ユーザ機器によってカバレージ強化要求を獲得する前記ステップは、とりわけ、
    前記ユーザ機器によって、前記基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するステップと、
    前記ユーザ機器によって、前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従って前記カバレージ強化要求を獲得するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記ユーザ機器によって、前記基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信する前記ステップの前に、
    前記基地局が前記ユーザ機器によって報告されたメッセージに従って前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、前記ユーザ機器によって前記メッセージを前記基地局に報告するステップ
    をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記基地局が前記ユーザ機器によって報告されたメッセージに従って前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、前記ユーザ機器によって前記メッセージを前記基地局に報告する前記ステップは、とりわけ、
    前記ユーザ機器によって、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって第1のカバレージ強化要求を第1の瞬間に前記基地局に報告するステップ
    を含み、前記第1のカバレージ強化要求は、前記基地局が、前記第1の瞬間の後の第2の瞬間に、前記第1の瞬間と前記第2の瞬間の間の瞬間に前記ユーザ機器によって報告されたメッセージに従って前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、第1の精度を有し、前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、前記第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように前記ユーザ機器に命令するために使用され、前記第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、前記第2の精度は前記第1の精度より高いことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記ユーザ機器によって、前記基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信する前記ステップは、とりわけ、
    前記ユーザ機器によって、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって前記基地局によって配信される前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するステップ
    であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  10. 前記ユーザ機器によって、前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従って前記カバレージ強化要求を獲得する前記ステップの後、
    前記ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに前記カバレージ強化要求を使用するように、前記ユーザ機器によって前記カバレージ強化要求を記憶するステップ
    をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  11. 前記ユーザ機器によって、前記カバレージ強化要求に従って基地局と通信する前記ステップは、とりわけ、
    前記ユーザ機器によって、前記カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って前記基地局と通信するステップ
    であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記カバレージ強化要求が第1のレベルである場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は第1の値であり、前記カバレージ強化要求が前記第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、前記第2のカバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は、前記第1の値より大きい第2の値であり、前記カバレージ強化要求が前記第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は、前記第1の値より小さい第3の値であることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は0であることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、
    前記カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、前記ユーザ機器によって、前記カバレージ強化要求に従って基地局と通信する前記ステップは、とりわけ、前記ユーザ機器によって、前記信号反復技術を除く、前記カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、前記カバレージ強化要求に従って前記基地局と通信するステップであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法。
  15. 情報処理方法であって、
    基地局によってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するステップと、
    前記基地局によって、前記カバレージ強化要求に従って前記ユーザ機器と通信するステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  16. 基地局によってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得する前記ステップは、とりわけ、
    前記基地局によって、第1の瞬間に、前記ユーザ機器によってランダムアクセスプロセスで前記基地局に報告される第1のカバレージ強化要求を受信するステップであって、前記第1のカバレージ強化要求が第1の精度を有するステップと、
    前記基地局によって、前記第1の瞬間の後の第2の瞬間に、前記ユーザ機器によって報告される第1のメッセージを受信し、かつ、前記第1のメッセージに従って前記第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するステップであって、前記第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、前記第2の精度は前記第1の精度より高いステップと
    を含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 基地局によってユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得する前記ステップは、とりわけ、
    前記基地局によって、前記ユーザ機器によって報告されるメッセージに従って前記ユーザ機器の前記カバレージ強化要求を獲得するステップ
    を含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 前記基地局によって、前記ユーザ機器によって報告されるメッセージに従って前記ユーザ機器の前記カバレージ強化要求を獲得する前記ステップは、とりわけ、
    前記基地局によって、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって前記ユーザ機器によって報告される第1のカバレージ強化要求を受信するステップであって、前記第1のカバレージ強化要求は第1の精度を有するステップと、
    前記第1の瞬間の後の第2の瞬間に、前記第1の瞬間と前記第2の瞬間の間の瞬間に前記ユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、前記基地局によって前記ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するステップであって、前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、前記第1のカバレージ強化要求を前記第2のカバレージ強化要求に調整するように前記ユーザ機器に命令するために使用され、前記第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、前記第2の精度は前記第1の精度より高いステップと
    を含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 前記基地局によって、前記第1の瞬間と前記第2の瞬間の間の瞬間に前記ユーザ機器によって報告されたメッセージに従って前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成する前記ステップの後、
    前記基地局によって前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを前記ユーザ機器に配信するステップ
    をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記基地局によって前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを前記ユーザ機器に配信する前記ステップは、とりわけ、
    前記基地局によって、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを前記ユーザ機器に配信するステップ
    であることを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 前記基地局によって、前記カバレージ強化要求に従って前記ユーザ機器と通信する前記ステップは、とりわけ、
    前記基地局によって、前記カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って前記ユーザ機器と通信するステップ
    であることを特徴とする請求項15乃至20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は第1の値であり、前記カバレージ強化要求が前記第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、前記第2のカバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は、前記第1の値以上の第2の値であり、前記カバレージ強化要求が前記第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は、前記第1の値以下の第3の値であることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 前記カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は0であることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、
    前記カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、前記基地局によって、前記カバレージ強化要求に従って前記ユーザ機器と通信する前記ステップは、とりわけ、前記基地局によって、前記信号反復技術を除く、前記カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、前記カバレージ強化要求に従って前記ユーザ機器と通信するステップであることを特徴とする請求項15乃至20のいずれか一項に記載の方法。
  25. ユーザ機器であって、
    カバレージ強化要求を獲得するように構成された獲得ユニットと、
    前記カバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成された通信ユニットと
    を備えることを特徴とするユーザ機器。
  26. 前記ユーザ機器は記憶ユニットをさらに備え、前記記憶ユニットは、前記獲得ユニットが前記カバレージ強化要求を獲得した後、前記ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに前記カバレージ強化要求を使用するように、前記カバレージ強化要求を記憶するように構成されることを特徴とする請求項25に記載のユーザ機器。
  27. 前記通信ユニットは、前記獲得ユニットが前記カバレージ強化要求を獲得した後、前記基地局が前記情報処理ユーザ機器の前記カバレージ強化要求を決定するように、前記カバレージ強化要求を前記基地局に報告するようにさらに構成されることを特徴とする請求項25に記載のユーザ機器。
  28. 前記通信ユニットは、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプロセスで、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を前記基地局に報告し、かつ、前記第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを前記基地局に報告するように構成され、前記第1のメッセージは、前記第1のメッセージに基づいて前記第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように前記基地局に命令するために使用され、前記第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、前記第2の精度は前記第1の精度より高いことを特徴とする請求項27に記載のユーザ機器。
  29. 前記ユーザ機器は記憶ユニットをさらに備え、前記記憶ユニットは、前記ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに前記第2のカバレージ強化要求を使用するように、前記第2のカバレージ強化要求を記憶するように構成されることを特徴とする請求項28に記載のユーザ機器。
  30. 前記獲得ユニットは、とりわけ、前記基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信し、かつ、前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従って前記カバレージ強化要求を獲得するように構成されることを特徴とする請求項25に記載のユーザ機器。
  31. 前記通信ユニットは、前記基地局によって配信される前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを前記獲得ユニットが受信する前に、前記基地局が前記ユーザ機器によって報告されたメッセージに従って前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、前記メッセージを前記基地局に報告するようにさらに構成されることを特徴とする請求項30に記載のユーザ機器。
  32. 前記通信ユニットは、とりわけ、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって、第1の瞬間に第1のカバレージ強化要求を前記基地局に報告するように構成され、前記第1のカバレージ強化要求は、前記基地局が、前記第1の瞬間の後の第2の瞬間に、前記第1の瞬間と前記第2の瞬間の間の瞬間に前記ユーザ機器によって報告されたメッセージに従って前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、第1の精度を有し、前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、前記第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように前記ユーザ機器に命令するために使用され、前記第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、前記第2の精度は前記第1の精度より高いことを特徴とする請求項31に記載のユーザ機器。
  33. 前記獲得ユニットは、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって前記基地局によって配信される前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するように構成されることを特徴とする請求項30に記載のユーザ機器。
  34. 前記ユーザ機器は記憶ユニットをさらに備え、前記記憶ユニットは、前記獲得ユニットデバイスが前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従って前記カバレージ強化要求を獲得した後、前記ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに前記カバレージ強化要求を使用するように、前記カバレージ強化要求を記憶するように構成されることを特徴とする請求項30に記載のユーザ機器。
  35. 前記通信ユニットは、とりわけ、前記カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って前記基地局と通信するように構成されることを特徴とする請求項25乃至34のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  36. 前記カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は第1の値であり、前記カバレージ強化要求が前記第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、前記第2のカバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は、前記第1の値より大きい第2の値であり、前記カバレージ強化要求が前記第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は、前記第1の値より小さい第3の値であることを特徴とする請求項35に記載のユーザ機器。
  37. 前記カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は0であることを特徴とする請求項36に記載のユーザ機器。
  38. カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、前記カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、前記通信ユニットは、とりわけ、前記信号反復技術を除く、前記カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、前記カバレージ強化要求に従って前記基地局と通信するように構成されることを特徴とする請求項25乃至34のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  39. 基地局であって、
    ユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成された獲得ユニットと、
    前記カバレージ強化要求に従って前記ユーザ機器と通信するように構成された通信ユニットと
    を備えることを特徴とする基地局。
  40. 前記獲得ユニットは、とりわけ、第1の瞬間に、前記ユーザ機器によってランダムアクセスプロセスで前記基地局に報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第2の瞬間に、前記ユーザ機器によって報告される第1のメッセージを受信し、かつ、前記第1のメッセージに従って前記第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように構成され、前記第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、前記第2の精度は前記第1の精度より高いことを特徴とする請求項39に記載の基地局。
  41. 前記獲得ユニットは、とりわけ、前記ユーザ機器によって報告されるメッセージに従って前記ユーザ機器の前記カバレージ強化要求を獲得するように構成されることを特徴とする請求項39に記載の基地局。
  42. 前記獲得ユニットは、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって前記ユーザ機器によって報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、前記第1の瞬間の後の第2の瞬間に、前記第1の瞬間と前記第2の瞬間の間の瞬間に前記ユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、前記ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように構成され、前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、前記第1のカバレージ強化要求を前記第2のカバレージ強化要求に調整するように前記ユーザ機器に命令するために使用され、前記第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、前記第2の精度は前記第1の精度より高いことを特徴とする請求項41に記載の基地局。
  43. 前記通信ユニットは、前記獲得ユニットが、前記第1の瞬間と前記第2の瞬間の間の前記瞬間に前記ユーザ機器によって報告された前記メッセージに従って前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成した後、前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを前記ユーザ機器に配信するようにさらに構成されることを特徴とする請求項42に記載の基地局。
  44. 前記通信ユニットは、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを前記ユーザ機器に配信するように構成されることを特徴とする請求項43に記載の基地局。
  45. 前記通信ユニットは、とりわけ、前記カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って前記ユーザ機器と通信するように構成されることを特徴とする請求項39乃至44のいずれか一項に記載の基地局。
  46. 前記カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は第1の値であり、前記カバレージ強化要求が前記第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、前記第2のカバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は、前記第1の値より大きい第2の値であり、前記カバレージ強化要求が前記第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は、前記第1の値より小さい第3の値であることを特徴とする請求項45に記載の基地局。
  47. 前記カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は0であることを特徴とする請求項46に記載の基地局。
  48. カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、
    前記カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、前記通信ユニットは、とりわけ、前記信号反復技術を除く、前記カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、前記カバレージ強化要求に従って前記ユーザ機器と通信するように構成されることを特徴とする請求項39乃至44のいずれか一項に記載の基地局。
  49. ユーザ機器であって、
    カバレージ強化要求を獲得するように構成されたプロセッサと、
    カバレージ強化要求に従って基地局と通信するように構成されたトランシーバと
    を備えることを特徴とするユーザ機器。
  50. 前記ユーザ機器はメモリをさらに備え、前記メモリは、前記プロセッサが前記カバレージ強化要求を獲得した後、前記ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに前記カバレージ強化要求を使用するように、前記カバレージ強化要求を記憶するように構成されることを特徴とする請求項49に記載のユーザ機器。
  51. 前記トランシーバは、獲得ユニットが前記カバレージ強化要求を獲得した後、前記基地局が前記情報処理ユーザ機器の前記カバレージ強化要求を決定するように、前記カバレージ強化要求を前記基地局に報告するようにさらに構成されることを特徴とする請求項49に記載のユーザ機器。
  52. 前記トランシーバは、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプロセスで、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を前記基地局に報告し、かつ、前記第1の瞬間の後の第2の瞬間に第1のメッセージを前記基地局に報告するように構成され、前記第1のメッセージは、前記第1のメッセージに基づいて前記第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように前記基地局に命令するために使用され、前記第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、前記第2の精度は前記第1の精度より高いことを特徴とする請求項51に記載のユーザ機器。
  53. 前記ユーザ機器はメモリをさらに備え、前記メモリは、前記ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに前記第2のカバレージ強化要求を使用するように、前記第2のカバレージ強化要求を記憶するように構成されることを特徴とする請求項52に記載のユーザ機器。
  54. 前記プロセッサは、とりわけ、前記基地局によって配信されるカバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信し、かつ、前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従って前記カバレージ強化要求を獲得するように構成されることを特徴とする請求項49に記載のユーザ機器。
  55. 前記トランシーバは、前記プロセッサが前記基地局によって配信される前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信する前に、前記基地局が前記ユーザ機器によって報告されたメッセージに従って前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、前記メッセージを前記基地局に報告するようにさらに構成されることを特徴とする請求項54に記載のユーザ機器。
  56. 前記トランシーバは、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって第1のカバレージ強化要求を前記基地局に報告するように構成され、前記第1のカバレージ強化要求は、前記基地局が、前記第1の瞬間の後の第2の瞬間に、前記第1の瞬間と前記第2の瞬間の間の瞬間に前記ユーザ機器によって報告されたメッセージに従って前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように、第1の精度を有し、前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、前記第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように前記ユーザ機器に命令するために使用され、前記第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、前記第2の精度は前記第1の精度より高いことを特徴とする請求項55に記載のユーザ機器。
  57. 前記プロセッサは、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって前記基地局によって配信される前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを受信するように構成されることを特徴とする請求項54に記載のユーザ機器。
  58. 前記ユーザ機器はメモリをさらに備え、前記メモリは、前記プロセッサデバイスが前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージに従って前記カバレージ強化要求を獲得した後、前記ユーザ機器が次のランダムアクセスプロセスに前記カバレージ強化要求を使用するように、前記カバレージ強化要求を記憶するように構成されることを特徴とする請求項54に記載のユーザ機器。
  59. 前記トランシーバは、とりわけ、前記カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って前記基地局と通信するように構成されることを特徴とする請求項49乃至58のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  60. 前記カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は第1の値であり、前記カバレージ強化要求が前記第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、前記第2のカバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は、前記第1の値より大きい第2の値であり、前記カバレージ強化要求が前記第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は、前記第1の値より小さい第3の値であることを特徴とする請求項59に記載のユーザ機器。
  61. 前記カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は0であることを特徴とする請求項60に記載のユーザ機器。
  62. カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、前記カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、前記トランシーバは、とりわけ、前記信号反復技術を除く、前記カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、前記カバレージ強化要求に従って前記基地局と通信するように構成されることを特徴とする請求項49乃至58のいずれか一項に記載のユーザ機器。
  63. 基地局であって、
    ユーザ機器のカバレージ強化要求を獲得するように構成されたプロセッサと、
    前記カバレージ強化要求に従って前記ユーザ機器と通信するように構成されたトランシーバと
    を備えることを特徴とする基地局。
  64. 前記プロセッサは、とりわけ、第1の瞬間に、前記ユーザ機器によってランダムアクセスプロセスで前記基地局に報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、第2の瞬間に、前記ユーザ機器によって報告される第1のメッセージを受信し、かつ、前記第1のメッセージに従って前記第1のカバレージ強化要求を第2のカバレージ強化要求に調整するように構成され、前記第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、前記第2の精度は前記第1の精度より高いことを特徴とする請求項63に記載の基地局。
  65. 前記プロセッサは、とりわけ、前記ユーザ機器によって報告されるメッセージに従って前記ユーザ機器の前記カバレージ強化要求を獲得するように構成されることを特徴とする請求項63に記載の基地局。
  66. 前記プロセッサは、とりわけ、第1の瞬間に、ランダムアクセスプリアンブルシーケンスを使用することによって前記ユーザ機器によって報告される、第1の精度を有する第1のカバレージ強化要求を受信し、また、前記第1の瞬間の後の第2の瞬間に、前記第1の瞬間と前記第2の瞬間の間の瞬間に前記ユーザ機器によって報告されたメッセージに従って、前記ユーザ機器の第2のカバレージ強化要求を獲得し、かつ、カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成するように構成され、前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージは、前記第1のカバレージ強化要求を前記第2のカバレージ強化要求に調整するように前記ユーザ機器に命令するために使用され、前記第2のカバレージ強化要求は第2の精度を有し、前記第2の精度は前記第1の精度より高いことを特徴とする請求項65に記載の基地局。
  67. 前記トランシーバは、前記プロセッサが、前記第1の瞬間と前記第2の瞬間の間の前記瞬間に前記ユーザ機器によって報告された前記メッセージに従って前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを生成した後、前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを前記ユーザ機器に配信するようにさらに構成されることを特徴とする請求項66に記載の基地局。
  68. 前記トランシーバは、とりわけ、ランダムアクセス応答メッセージを使用することによって前記カバレージ強化要求インジケーションメッセージを前記ユーザ機器に配信するように構成されることを特徴とする請求項67に記載の基地局。
  69. 前記トランシーバは、とりわけ、前記カバレージ強化要求に対応する信号反復回数に従って前記ユーザ機器と通信するように構成されることを特徴とする請求項63乃至68のいずれか一項に記載の基地局。
  70. 前記カバレージ強化要求が第1のレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は第1の値であり、前記カバレージ強化要求が前記第1のレベルより高い第2のレベルにある場合、前記第2のカバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は、前記第1の値より大きい第2の値であり、前記カバレージ強化要求が前記第1のレベルより低い第3のレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は、前記第1の値より小さい第3の値であることを特徴とする請求項69に記載の基地局。
  71. 前記カバレージ強化要求が規定されたレベルにある場合、前記カバレージ強化要求に対応する前記信号反復回数は0であることを特徴とする請求項70に記載の基地局。
  72. カバレージ強化技術は、要求緩和技術、信号反復技術、パワースペクトル密度ブースティングおよびパワーブースティングを含み、
    前記カバレージ要求が規定されたレベルにある場合、前記トランシーバは、とりわけ、前記信号反復技術を除く、前記カバレージ強化技術における別の技術を使用することによって、前記カバレージ強化要求に従って前記ユーザ機器と通信するように構成されることを特徴とする請求項63乃至68のいずれか一項に記載の基地局。
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