本発明の実施形態は、システムのリソース利用を最適化し、処理の複雑さを低減し、電力消費を低減することができる信号伝送方法、ユーザーイクイップメント及び基地局を提供する。
本発明の実施形態の第1の態様は、ユーザーイクイップメント(UE)を提供する。本UEは、
当該UEの特徴パラメータを決定するように構成される第1の決定ユニットであって、UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を指す、第1の決定ユニットと、
UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、UEが第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、UEが送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、UEがサポートする第3の信号の機能を決定するように構成される第1の処理ユニットと、
を備える。
本発明の実施形態の第1の態様に関して、本発明の実施形態の第1の態様の第1の実施方式では、UEの特徴パラメータは、
リソース、リソースインデックス、レベル、レベルインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックス、繰り返しレベル、繰り返しレベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、カバレッジ拡張値、カバレッジ拡張範囲のインデックス、パスロス値、パスロス範囲のインデックス、参照信号受信電力値、参照信号受信電力範囲のインデックス、参照信号受信品質値、参照信号受信品質範囲のインデックス、チャネル品質情報値、チャネル品質情報範囲のインデックス、サービスタイプ、サービスタイプのインデックス、省電力要件、省電力要件のインデックス、遅延要件、遅延要件のインデックス、予め規定されたチャネルの検出回数、予め規定されたチャネルの検出回数のインデックス、モビリティ要件及びモビリティ要件のインデックス、
のうち少なくとも1つを含む。
本発明実施形態の第1の態様又は第1の態様の第1の実施方式に関して、本発明の実施形態の第1の態様の第2の実施方式では、第1の決定ユニットは、
UEの特徴パラメータを示す受信されたシグナリングに従って、UEの特徴パラメータを決定するように構成され、又は、ダウンリンク信号を正確に受信できるか否かに従って、UEの特徴パラメータを決定するように構成され、又は、受信されたダウンリンク信号を測定することにより、UEの特徴パラメータを決定するように構成され、又は、UEの特徴パラメータを自律的に決定するように構成される。
本発明の実施形態の第1の態様に関して、本発明の実施形態の第1の態様の第3の実施方式では、第1の処理ユニットは、
特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係に従って、第1の信号を送信するのに用いられ且つUEの特徴パラメータに対応するカバレッジ拡張技術を決定するように構成され、且つ/又は、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータが対応する第2の信号を決定するように構成され、第2の信号の送信は特徴パラメータによってサポートされ、且つ/又は、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータに対応する第3の信号のサポートされる機能を決定するように構成される。
本発明の実施形態の第1の態様の第3の実施方式に関して、本発明の実施形態の第1の態様の第4の実施方式では、予め設定された対応関係は、予め設定された機能関係、予め設定された表関係又は予め設定された規定関係であり、予め設定された対応関係は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されるか、又は、システムによって予め設定される。
本発明の実施形態の第1の態様の第4の実施方式に関して、本発明の実施形態の第1の態様の第5の実施方式では、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであり、第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は、信号伝送信頼性を改善するための異なる技術であり、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであり、信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なり、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能を使用することをサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであり、第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
本発明の実施形態の第1の態様の第4の実施方式に関して、本発明の実施形態の第1の態様の第6の実施方式では、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであり、第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は、信号伝送信頼性を改善するための異なる技術であり、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであり、信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なり、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであり、第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
本発明の実施形態の第1の態様の第5の実施方式又は第1の態様の第6の実施方式に関して、本発明の実施形態の第1の態様の第7の実施方式では、特徴パラメータ閾値、信号集合1、信号集合2、第1の機能集合、第2の機能集合、第1の特徴パラメータセット及び第2の特徴パラメータセットのうち1以上は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成され、又は、システムによって予め設定される。
本発明の実施形態の第1の態様に関して、本発明の実施形態の第1の態様の第8の実施方式では、第1の信号と第2の信号と第3の信号とは、同じであるか又は異なる。
本発明の実施形態の第1の態様の第8の実施方式に関して、本発明の実施形態の第1の態様の第9の実施方式では、第1の信号、第2の信号又は第3の信号は、
物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ
のうち少なくとも1つを含む。
本発明の実施形態の第2の態様は基地局を提供する。本基地局は、
ユーザーイクイップメント(UE)の特徴パラメータを決定するように構成される第2の決定ユニットであって、UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を指す、第2の決定ユニットと、
UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、基地局が第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、基地局が送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、基地局がサポートする第3の信号の機能を決定するように構成される第2の処理ユニットと、
を備える。
本発明の実施形態の第2の態様に関して、本発明の実施形態の第2の態様の第1の実施方式では、UEの特徴パラメータは、
リソース、リソースインデックス、レベル、レベルインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックス、繰り返しレベル、繰り返しレベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、カバレッジ拡張値、カバレッジ拡張範囲のインデックス、パスロス値、パスロス範囲のインデックス、参照信号受信電力値、参照信号受信電力範囲のインデックス、参照信号受信品質値、参照信号受信品質範囲のインデックス、チャネル品質情報値、チャネル品質情報範囲のインデックス、サービスタイプ、サービスタイプのインデックス、省電力要件、省電力要件のインデックス、遅延要件、遅延要件のインデックス、予め規定されたチャネルの検出回数、予め規定されたチャネルの検出回数のインデックス、モビリティ要件及びモビリティ要件のインデックス、
のうち少なくとも1つを含む。
本発明の実施形態の第2の態様又は第2の態様の第1の実施方式に関して、本発明の実施形態の第2の態様の第2の実施方式では、第2の決定ユニットは、
UEの特徴パラメータを示す受信されたシグナリングに従って、UEの特徴パラメータを決定するように構成され、又は、アップリンク信号を正確に受信できるか否かに従って、UEの特徴パラメータを決定するように構成され、又は、受信されたアップリンク信号を測定することにより、UEの特徴パラメータを決定するように構成され、又は、UEの特徴パラメータを自律的に決定するように構成される。
本発明の実施形態の第2の態様に関して、本発明の実施形態の第2の態様の第3の実施方式では、第2の処理ユニットは、
特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係に従って、第1の信号を送信するのに用いられ且つUEの特徴パラメータに対応するカバレッジ拡張技術を決定するように構成され、且つ/又は、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータが対応する第2の信号を決定するように構成され、第2の信号の送信は特徴パラメータによってサポートされ、且つ/又は、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータに対応する第3の信号のサポートされる機能を決定するように構成される。
本発明の実施形態の第2の態様の第3の実施方式に関して、本発明の実施形態の第2の態様の第4の実施方式では、予め設定された対応関係は、予め設定された機能関係、予め設定された表関係又は予め設定された規定関係である。予め設定された対応関係は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されるか、又は、システムによって予め設定される。
本発明の実施形態の第2の態様第4の実施方式に関して、本発明の実施形態の第2の態様の第5の実施方式では、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであり、第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は、信号伝送信頼性を改善するための異なる技術であり、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであり、信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なり、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能を使用することをサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであり、第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
本発明の実施形態の第2の態様の第4の実施方式に関して、本発明の実施形態の第2の態様の第6の実施方式では、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであり、第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は、信号伝送信頼性を改善するための異なる技術であり、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであり、信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なり、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであり、第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
本発明の実施形態の第2の態様の第5の実施方式又は第2の態様の第6の実施方式に関して、本発明の実施形態の第2の態様の第7の実施方式では、特徴パラメータ閾値、信号集合1、信号集合2、第1の機能集合、第2の機能集合、第1の特徴パラメータセット及び第2の特徴パラメータセットのうち1以上は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されるか、又は、システムによって予め設定される。
本発明の実施形態の第2の態様に関して、本発明の実施形態の第2の態様の第8の実施方式では、第1の信号と第2の信号第3の信号とは、同じであるか又は異なる。
本発明の実施形態の第2の態様の第8の実施方式に関して、本発明の実施形態の第2の態様の第9の実施方式では、第1の信号、第2の信号又は第3の信号は、
物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ
のうち少なくとも1つを含む。
本発明の実施形態の第3の態様はUEを提供する。本UEは、
予め設定された対応関係を記憶するように構成される第1のメモリと、
当該UEの特徴パラメータを決定するように構成され、UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を指し、且つ、UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、UEが第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、UEが送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、UEがサポートする第3の信号の機能を決定するように構成される第1のプロセッサと、
を備える。
本発明の実施形態の第3の態様に関して、本発明の実施形態の第3の態様の第1の実施方式では、UEの特徴パラメータは、
リソース、リソースインデックス、レベル、レベルインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックス、繰り返しレベル、繰り返しレベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、カバレッジ拡張値、カバレッジ拡張範囲のインデックス、パスロス値、パスロス範囲のインデックス、参照信号受信電力値、参照信号受信電力範囲のインデックス、参照信号受信品質値、参照信号受信品質範囲のインデックス、チャネル品質情報値、チャネル品質情報範囲のインデックス、サービスタイプ、サービスタイプのインデックス、省電力要件、省電力要件のインデックス、遅延要件、遅延要件のインデックス、予め規定されたチャネルの検出回数、予め規定されたチャネルの検出回数のインデックス、モビリティ要件及びモビリティ要件のインデックス、
のうち少なくとも1つを含む。
本発明の実施形態の第3の態様又は第3の態様の第1の実施方式に関して、本発明の実施形態の第3の態様の第2の実施方式では、第1のプロセッサは、
UEの特徴パラメータを示す受信されたシグナリングに従って、UEの特徴パラメータを決定するように構成され、又は、ダウンリンク信号を正確に受信できるか否かに従って、UEの特徴パラメータを決定するように構成され、又は、受信されたダウンリンク信号を測定することにより、UEの特徴パラメータを決定するように構成され、又は、UEの特徴パラメータを自律的に決定するように構成される。
本発明の実施形態の第3の態様に関して、本発明の実施形態の第3の態様の第3の実施方式では、第1のプロセッサは、
特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係に従って、第1の信号を送信するのに用いられ且つUEの特徴パラメータに対応するカバレッジ拡張技術を決定するように構成され、且つ/又は、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータが対応する第2の信号を決定するように構成され、第2の信号の送信は特徴パラメータによってサポートされ、且つ/又は、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータに対応する第3の信号のサポートされる機能を決定するように構成される。
本発明の実施形態の第3の態様の第3の実施方式に関して、本発明の実施形態の第3の態様の第4の実施方式では、予め設定された対応関係は、予め設定された機能関係、予め設定された表関係又は予め設定された規定関係である。予め設定された対応関係は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されるか、又は、システムによって予め設定される。
本発明の実施形態の第3の態様の第4の実施方式に関して、本発明の実施形態の第3の態様の第5の実施方式では、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであり、第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は、信号伝送信頼性を改善するための異なる技術であり、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであり、信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なり、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能を使用することをサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであり、第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
本発明の実施形態の第3の態様の第4の実施方式に関して、本発明の実施形態の第3の態様の第6の実施方式では、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであり、第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は、信号伝送信頼性を改善するための異なる技術であり、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであり、信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なり、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであり、第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
本発明の実施形態の第3の態様の第5の実施方式又は第3の態様の第6の実施方式に関して、本発明の実施形態の第3の態様の第7の実施方式では、特徴パラメータ閾値、信号集合1、信号集合2、第1の機能集合、第2の機能集合、第1の特徴パラメータセット及び第2の特徴パラメータセットのうち1以上は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されるか、又は、システムによって予め設定される。
本発明の実施形態の第3の態様に関して、本発明の実施形態の第3の態様の第8の実施方式では、第1の信号と第2の信号と第3の信号とは、同じであるか又は異なる。
本発明の実施形態の第3の態様の第8の実施方式に関して、本発明の実施形態の第3の態様の第9の実施方式では、第1の信号、第2の信号又は第3の信号は、
物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ
のうち少なくとも1つを含む。
本発明の実施形態の第4の態様は基地局を提供する。本基地局は、
予め設定された対応関係を記憶するように構成される第2のメモリと、
ユーザーイクイップメント(UE)の特徴パラメータを決定するように構成され、UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を指し、且つ、UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、基地局が第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、基地局が送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、基地局がサポートする第3の信号の機能を決定するように構成される第2のプロセッサと、
を備える。
本発明の実施形態の第4の態様に関して、本発明の実施形態の第4の態様の第1の実施方式では、UEの特徴パラメータは、
リソース、リソースインデックス、レベル、レベルインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックス、繰り返しレベル、繰り返しレベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、カバレッジ拡張値、カバレッジ拡張範囲のインデックス、パスロス値、パスロス範囲のインデックス、参照信号受信電力値、参照信号受信電力範囲のインデックス、参照信号受信品質値、参照信号受信品質範囲のインデックス、チャネル品質情報値、チャネル品質情報範囲のインデックス、サービスタイプ、サービスタイプのインデックス、省電力要件、省電力要件のインデックス、遅延要件、遅延要件のインデックス、予め規定されたチャネルの検出回数、予め規定されたチャネルの検出回数のインデックス、モビリティ要件及びモビリティ要件のインデックス、
のうち少なくとも1つを含む。
本発明の実施形態の第4の態様又は第4の態様の第1の実施方式に関して、本発明の実施形態の第4の態様の第2の実施方式では、第2のプロセッサは、
UEの特徴パラメータを示す受信されたシグナリングに従って、UEの特徴パラメータを決定するように構成され、又は、アップリンク信号を正確に受信できるか否かに従って、UEの特徴パラメータを決定するように構成され、又は、受信されたダウンリンク信号を測定することにより、UEの特徴パラメータを決定するように構成され、又は、UEの特徴パラメータを自律的に決定するように構成される。
本発明の実施形態の第4の態様に関して、本発明の実施形態の第4の態様の第3の実施方式では、第2のプロセッサは、
特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係に従って、第1の信号を送信するのに用いられ且つUEの特徴パラメータに対応するカバレッジ拡張技術を決定するように構成され、且つ/又は、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータが対応する第2の信号を決定するように構成され、第2の信号の送信は特徴パラメータによってサポートされ、且つ/又は、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータに対応する第3の信号のサポートされる機能を決定するように構成される。
本発明の実施形態の第4の態様の第3の実施方式に関して、本発明の実施形態の第4の態様の第4の実施方式では、予め設定された対応関係は、予め設定された機能関係、予め設定された表関係又は予め設定された規定関係である。予め設定された対応関係は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されるか、又は、システムによって予め設定される。
本発明の実施形態の第4の態様の第4の実施方式に関して、本発明の実施形態の第4の態様の第5の実施方式では、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであり、第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は、信号伝送信頼性を改善するための異なる技術であり、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係が、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであり、信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なり、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能を使用することをサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであり、第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
本発明の実施形態の第4の態様の第4の実施方式に関して、本発明の実施形態の第4の態様の第6の実施方式では、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであり、第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は、信号伝送信頼性を改善するための異なる技術であり、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであり、信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なり、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであり、第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
本発明の実施形態の第4の態様の第5の実施方式又は第4の態様の第6の実施方式に関して、本発明の実施形態の第4の態様の第7の実施方式では、特徴パラメータ閾値、信号集合1、信号集合2、第1の機能集合、第2の機能集合、第1の特徴パラメータセット及び第2の特徴パラメータセットのうち1以上は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されるか、又は、システムによって予め設定される。
本発明の実施形態の第4の態様に関して、本発明の実施形態の第4の態様の第8の実施方式では、第1の信号と第2の信号と第3の信号とは、同じであるか又は異なる。
本発明の実施形態の第4の態様の第8の実施方式に関して、本発明の実施形態の第4の態様の第9の実施方式では、第1の信号、第2の信号又は第3の信号は、
物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ、
のうち少なくとも1つを含む。
本発明の実施形態の第5の態様は信号伝送方法を提供する。本方法は、
ユーザーイクイップメント(UE)が、該UEの特徴パラメータを決定するステップであって、UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を指す、ステップと、
UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、UEが、UEが第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、UEが送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、UEがサポートする第3の信号の機能を決定するステップと、
を含む。
本発明の実施形態の第5の態様に関して、本発明の実施形態の第5の態様の第1の実施方式では、UEの特徴パラメータは、
リソース、リソースインデックス、レベル、レベルインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックス、繰り返しレベル、繰り返しレベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、カバレッジ拡張値、カバレッジ拡張範囲のインデックス、パスロス値、パスロス範囲のインデックス、参照信号受信電力値、参照信号受信電力範囲のインデックス、参照信号受信品質値、参照信号受信品質範囲のインデックス、チャネル品質情報値、チャネル品質情報範囲のインデックス、サービスタイプ、サービスタイプのインデックス、省電力要件、省電力要件のインデックス、遅延要件、遅延要件のインデックス、予め規定されたチャネルの検出回数、予め規定されたチャネルの検出回数のインデックス、モビリティ要件及びモビリティ要件のインデックス、
のうち少なくとも1つを含む。
本発明の実施形態の第5の態様又は第5の態様の第1の実施方式に関して、本発明の実施形態の第5の態様の第2の実施方式では、UEがUEの特徴パラメータを決定する方法は、
UEが、UEの特徴パラメータを示す受信されたシグナリングに従って、UEの特徴パラメータを決定すること、又は、UEが、ダウンリンク信号を正確に受信できるか否かに従って、UEの特徴パラメータを決定すること、UEが、受信されたダウンリンク信号を測定することにより、UEの特徴パラメータを決定すること、又は、UEが、UEの特徴パラメータを自律的に決定することである。
本発明の実施形態の第5の態様に関して、本発明の実施形態の第5の態様の第3の実施方式では、UEがUEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、UEが第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、UEが送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、UEがサポートする第3の信号の機能を決定する方法は、
UEが、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係に従って、第1の信号を送信するのに用いられ且つUEの特徴パラメータに対応するカバレッジ拡張技術を決定すること、及び/又は、
UEが、特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータが対応する第2の信号を決定することであって、第2の信号の送信は特徴パラメータによってサポートされること、及び/又は、
UEが、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータに対応する第3の信号のサポートされる機能を決定することである。
本発明の実施形態の第5の態様の第3の実施方式に関して、本発明の実施形態の第5の態様の第4の実施方式では、予め設定された対応関係は、予め設定された機能関係、予め設定された表関係又は予め設定された規定関係である。予め設定された対応関係は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されるか、又は、システムによって予め設定される。
本発明の実施形態の第5の態様の第4の実施方式に関して、本発明の実施形態の第5の態様の第5の実施方式では、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであり、第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は、信号伝送信頼性を改善するための異なる技術であり、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであり、信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なり、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能を使用することをサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであり、第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
本発明の実施形態の第5の態様の第4の実施方式に関して、本発明の実施形態の第5の態様の第6の実施方式では、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであり、第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は、信号伝送信頼性を改善するための異なる技術であり、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであり、信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なり、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであり、第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
本発明の実施形態の第5の態様の第5の実施方式又は第5の態様の第6の実施方式に関して、本発明の実施形態の第5の態様の第7の実施方式では、特徴パラメータ閾値、信号集合1、信号集合2、第1の機能集合、第2の機能集合、第1の特徴パラメータセット及び第2の特徴パラメータセットのうち1以上は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されるか、又は、システムによって予め設定される。
本発明の実施形態の第5の態様に関して、本発明の実施形態の第5の態様の第8の実施方式では、第1の信号と第2の信号と第3の信号とは、同じであるか又は異なる。
本発明の実施形態の第5の態様の第8の実施方式に関して、本発明の実施形態の第5の態様の第9の実施方式では、第1の信号、第2の信号又は第3の信号は、
物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ、
のち少なくとも1つを含む。
本発明の実施形態の第6の態様は信号伝送方法を提供する。本方法は、
基地局が、ユーザーイクイップメント(UE)の特徴パラメータを決定するステップであって、UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を指す、ステップと、
基地局が、UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、基地局が第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、基地局が送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、基地局がサポートする第3の信号の機能を決定するステップと、
を含む。
本発明の実施形態の第6の態様に関して、本発明の実施形態の第6の態様の第1の実施方式では、UEの特徴パラメータは、
リソース、リソースインデックス、レベル、レベルインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックス、繰り返しレベル、繰り返しレベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、カバレッジ拡張値、カバレッジ拡張範囲のインデックス、パスロス値、パスロス範囲のインデックス、参照信号受信電力値、参照信号受信電力範囲のインデックス、参照信号受信品質値、参照信号受信品質範囲のインデックス、チャネル品質情報値、チャネル品質情報範囲のインデックス、サービスタイプ、サービスタイプのインデックス、省電力要件、省電力要件のインデックス、遅延要件、遅延要件のインデックス、予め規定されたチャネルの検出回数、予め規定されたチャネルの検出回数のインデックス、モビリティ要件及びモビリティ要件のインデックス、
のうち少なくとも1つを含む。
本発明の実施形態の第6の態様又は第6の態様の第1の実施方式に関して、本発明の実施形態の第6の態様の第2の実施方式では、基地局がUEの特徴パラメータを決定する方法は、
基地局が、UEの特徴パラメータを示す受信されたシグナリングに従って、UEの特徴パラメータを決定すること、又は、基地局が、アップリンク信号を正確に受信できるか否かに従って、UEの特徴パラメータを決定すること、又は、基地局が、受信されたアップリンク信号を測定することにより、UEの特徴パラメータを決定すること、又は、基地局が、UEの特徴パラメータを自律的に決定することである。
本発明の実施形態の第6の態様に関して、本発明の実施形態の第6の態様の第3の実施方式では、基地局がUEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、基地局が第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、基地局が送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、基地局がサポートする第3の信号の機能を決定する方法は、
基地局が、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係に従って、第1の信号を送信するのに用いられ且つUEの特徴パラメータに対応するカバレッジ拡張技術を決定すること、及び/又は、
基地局が、特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータが対応する第2の信号を決定することであって、第2の信号の送信は特徴パラメータによってサポートされること、及び/又は、
基地局が、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータに対応する第3の信号のサポートされる機能を決定することである。
本発明の実施形態の第6の態様の第3の実施方式に関して、本発明の実施形態の第6の態様の第4の実施方式では、予め設定された対応関係は、予め設定された機能関係、予め設定された表関係又は予め設定された規定関係である。予め設定された対応関係は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されるか、又は、システムによって予め設定される。
本発明の実施形態の第6の態様の第4の実施方式に関して、本発明の実施形態の第6の態様の第5の実施方式では、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであり、第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は、信号伝送信頼性を改善するための異なる技術であり、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであり、信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なり、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能を使用することをサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであり、第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
本発明の実施形態の第6の態様の第4の実施方式に関して、本発明の実施形態の第6の態様の第6の実施方式では、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであり、第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は、信号伝送信頼性を改善するための異なる技術であり、
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであり、信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なり、
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであり、第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
本発明の実施形態の第6の態様の第5の実施方式又は第6の態様の第6の実施方式に関して、本発明の実施形態の第6の態様の第7の実施方式では、特徴パラメータ閾値、信号集合1、信号集合2、第1の機能集合、第2の機能集合、第1の特徴パラメータセット及び第2の特徴パラメータセットのうち1以上は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されるか、又は、システムによって予め設定される。
本発明の実施形態の第6の態様に関して、本発明の実施形態の第6の態様の第8の実施方式では、第1の信号と第2の信号と第3の信号とは、同じであるか又は異なる。
本発明の実施形態の第6の態様の第8の実施方式に関して、本発明の実施形態の第6の態様の第9の実施方式では、第1の信号、第2の信号又は第3の信号は、
物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ、
のうち少なくとも1つを含む。
上述の技術的解決策から、本発明の実施形態には以下の利点があることが分かる。
本発明の実施形態では、UEの決定された特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、UEは、第1の信号の伝送に用いられるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、伝送がサポートされる第2の信号を決定し、且つ/又は、第3の信号のサポートされる機能を決定することができる。すなわち、UEの現在の特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、UEは、第1の信号の伝送に用いられるカバレッジ拡張技術を適応的に決定し、且つ/又は、伝送がサポートされる第2の信号を決定し、且つ/又は、第3の信号のサポートされる機能を決定することができ、よって、特徴パラメータの異なる値に適応することができる。結果として、システムのリソース利用を最適化し、処理の複雑さを低減し、電力消費を低減することができる。
以下、本発明の実施形態において添付の図面を参照して、本発明の実施形態の技術的解決策を説明する。当然ながら、説明される実施形態は本発明の実施形態の一部に過ぎず、全部ではない。当業者が本発明の実施形態に基づいて創意工夫なく得る他の実施形態は全て、本発明の保護範囲に包含されるものとする。
本発明の実施形態は、信号伝送方法、ユーザーイクイップメント及び基地局を提供する。本発明の実施形態は、システムのリソース利用を最適化し、処理の複雑さを低減し、電力消費を低減することができる。
図1を参照する。図1は、本発明におけるUEの実施形態を示す。本実施形態のUE100は以下の要素を含む。
第1の決定ユニット101は、当該UEの特徴パラメータを決定するように構成される。UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を指す。
第1の処理ユニット102は、UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、UEが第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、UEが送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、UEがサポートする第3の信号の機能を決定するように構成される。
理解を容易にするために、以下、実際の適用シナリオを用いて、本実施形態のUE100のユニット間のインタラクション方式を説明する。
最初に、第1の決定ユニット101は、UEの特徴パラメータを決定する。UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を指す。
具体的には、UEの特徴パラメータは、リソース、リソースインデックス、レベル、レベルインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックス、繰り返しレベル、繰り返しレベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、カバレッジ拡張値、カバレッジ拡張範囲のインデックス、パスロス値、パスロス範囲のインデックス、参照信号受信電力値、参照信号受信電力範囲のインデックス、参照信号受信品質値、参照信号受信品質範囲のインデックス、チャネル品質情報値、チャネル品質情報範囲のインデックス、サービスタイプ、サービスタイプのインデックス、省電力要件、省電力要件のインデックス、遅延要件、遅延要件のインデックス、予め規定されたチャネルの検出回数、予め規定されたチャネルの検出回数のインデックス、モビリティ要件及びモビリティ要件のインデックスのうち少なくとも1つを含んでよい。
第1の決定ユニット101は、UEの特徴パラメータを示す受信されたシグナリングに従って、UEの特徴パラメータを決定してよい。シグナリングは別のUEにより本実施形態のUEに送信されてよく、或いは、基地局又は別のネットワークエンティティにより当該UEに送信されてよい。代替として、第1の決定ユニット101は、ダウンリンク信号を正確に受信できるか否かに従って、UEの特徴パラメータを決定する。例えば、UEが基地局にアップリンク信号を送信し、UEが基地局によってフィードバックされた対応するダウンリンク信号を正確に受信できた場合、第1の決定ユニット101は、UEの現在の特徴パラメータ(例えば、現在の通信品質を表す特徴パラメータ)を決定することができる。より具体的には、特徴パラメータが拡張レベルインデックス(或いは繰り返しレベルインデックス、繰り返しレベル又は拡張レベル)であり、アップリンク信号が物理ランダムアクセスチャネルPRACHであり、ダウンリンク信号がランダムアクセス応答であるとき、UEが、拡張レベルインデックス(或いは繰り返しレベルインデックス、繰り返しレベル又は拡張レベル)xに対応するPRACH繰り返し回数に従って、拡張レベルインデックス(或いは繰り返しレベルインデックス、繰り返しレベル又は拡張レベル)xに対応するPRACHリソース(時間リソース及び/又は周波数リソース及び/又はコードリソース)上でPRACHをr回繰り返し送信した後、ランダムアクセス応答の受信に成功するか又はランダムアクセスプロセスの完了に成功した場合、UEは、自身の特徴パラメータが拡張レベルインデックス(或いは繰り返しレベルインデックス、繰り返しレベル又は拡張レベル)xであると決定する。代替として、第1の決定ユニット101は、受信されたダウンリンク信号を測定することにより、UEの特徴パラメータを決定する。具体的には、UEは、参照信号、同期信号又は物理ブロードキャストチャネルを測定することにより、UEの特徴パラメータを決定してよい。代替として、第1の決定ユニット101は、UEの特徴パラメータを自律的に決定する。
第1の決定ユニット101がUEの特徴パラメータを決定した後、第1の処理ユニット102は、UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、UEが第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、UEが送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、UEがサポートする第3の信号の機能を決定する。
本実施形態では、予め設定された対応関係は、予め設定された機能関係、予め設定された表関係又は予め設定された規定関係であってよい。予め設定された対応関係は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されてよく、或いは、システムにより標準プロトコルを用いて予め設定されてよい。
予め設定された対応関係は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係と、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係と、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係とを指す。
具体的には、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであってよい。第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は両方とも、信号伝送信頼性を改善するための技術である。両者の主な違いは、異なるカバレッジ拡張強度を実現できる点にある。
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであってよい。信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なる。ここでの相違とは、信号集合1に含まれる第2の信号の種類と信号集合2に含まれる第2の信号の種類が異なるが、信号集合1に含まれる第2の信号の数は信号集合2に含まれる第2の信号の数と同じであっても異なってもよいことを指す。
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能を使用することをサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであってよい。第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
更に、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであってもよい。第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は両方とも、信号伝送信頼性を改善するための技術である。両者の主な違いは、異なるカバレッジ拡張強度を実現できる点にある。
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであってもよい。信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なる。ここでの相違とは、信号集合1に含まれる第2の信号の種類と信号集合2に含まれる第2の信号の種類が異なるが、信号集合1に含まれる第2の信号の数は信号集合2に含まれる第2の信号の数と同じであっても異なってもよいことを指す。
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであってもよい。第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
上述の特徴パラメータ閾値、信号集合1、信号集合2、第1の機能集合、第2の機能集合、第1の特徴パラメータセット及び第2の特徴パラメータセットは、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されてよく、或いは、システムにより標準プロトコルを用いて予め設定されてよい。
例えば、信号集合2に含まれる信号の種類は、信号集合1に含まれる信号の種類よりも少ない。信号集合1又は信号集合2は空集合であってよい。信号集合1の信号は、信号集合2の信号と完全に異なってよい。この場合、UEが信号集合2の信号の伝送をサポートする場合、UEが信号集合1の信号の伝送をサポートしないことを示す。信号集合1又は信号集合2は、以下の信号すなわち、物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージのうち1以上のタイプを含む。
更に、第1の機能集合が含む機能の数は第2の機能集合よりも多い。具体的には、例えば、第3の信号はPUCCHであり、第1の機能集合及び第2の機能集合は、チャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とのうち1以上を含むが、第2の機能集合が含む機能の数は第1の機能集合よりも少ない。
第1の決定ユニット101がUEの特徴パラメータを決定した後、第1の処理ユニット102は、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係に従って、第1の信号を送信するのに用いられ且つUEの特徴パラメータに対応するカバレッジ拡張技術を決定してよい。且つ/又は、
第1の処理ユニット102は、特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータが対応する第2の信号を決定する。第2の信号の送信は特徴パラメータによってサポートされる。且つ/又は、
第1の処理ユニット102は、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータに対応する第3の信号のサポートされる機能を決定する。
ここで、第1の信号と第2の信号と第3の信号は同じであってよく、或いは異なってよい。すなわち、第1の信号と第2の信号は同じであっても異なってもよく、第1の信号と第3の信号は同じであっても異なってもよく、第2の信号と第3の信号は同じであっても異なってもよい。
第1の信号、第2の信号又は第3の信号は、
物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ、
のうち少なくとも1つを含む。
本実施形態において、「伝送」は送信又は受信を指す。本実施形態において、「伝送する」は送信すること又は受信することを指す。
以下、UEの特徴パラメータがカバレッジ拡張値である例を用いて、UEがUEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、UEが第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、UEが送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、UEがサポートする第3の信号の機能を決定することを説明する。
例えば、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、以下のとおりである。すなわち、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、第1の信号の送信に第1のカバレッジ拡張技術が用いられ、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、第1の信号の送信に第2のカバレッジ拡張技術が用いられる。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
第1の決定ユニット101が、UEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、第1の処理ユニット102は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との対応関係に従って、第1のカバレッジ拡張技術が第1の信号の送信に用いられることを決定する。第1の決定ユニット101が、UEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、第1の処理ユニット102は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との対応関係に従って、第2のカバレッジ拡張技術が第1の信号の送信に用いられることを決定する。
本実施形態では、第1のカバレッジ拡張技術及び第2のカバレッジ拡張技術は、再伝送、スペクトル拡散伝送、低ビットレート伝送、伝送時間間隔バンドル(TTI bundling)伝送、パワーブースト(power boosting)、パワースペクトル密度ブースト(PSD boosting)、キープトライング(keep trying)、緩和要件、周波数ホッピング及び最大尤度検出のうち1つ、又はこれらの技術のうち複数の組合わせであってよい。
より具体的には、例えば、第1の信号は物理アップリンク制御チャネルPUCCHであり、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、PUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)が用いられ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、PUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)及び再伝送が用いられる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。第1の決定ユニット101によって決定されたカバレッジ拡張値が3dBである場合、すなわち、カバレッジ拡張値が5dB未満である場合、第1の処理ユニット102は、PUCCHにおいて、PUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)が用いられると決定する。第1の決定ユニット101によって決定されたカバレッジ拡張値が8dBである場合、すなわち、カバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)場合、第1の処理ユニット102は、PUCCHにおいてPUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)及び再伝送が用いられると決定する。
具体的には、別の例として、第1の信号は物理ブロードキャストチャネルPBCHであり、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値がCdBであるとき、PBCHカバレッジ拡張にキープトライングが用いられ、カバレッジ拡張値がDdBであるとき、PBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライング及び再伝送が用いられる。ここで、C及び/又はDは予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めC=10及びD=15と定められる。第1の決定ユニット101がカバレッジ拡張値が10dBであると決定した場合、第1の処理ユニット102は、PBCHにおいてPBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライングが用いられると決定し、第1の処理ユニット102はPBCHを検出するためにPBCH検出を試し続ける。第1の決定ユニット101がカバレッジ拡張値が15dBであると決定した場合、第1の処理ユニット102は、PBCHにおいてPBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライング及び再伝送が用いられると決定し、第1の処理ユニット102は、PBCHを検出するために、PBCH検出の繰り返しを試し続ける。
例えば、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、以下のとおりである。すなわち、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、UEは信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、UEは信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートする。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
第1の決定ユニット101が、UEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、第1の処理ユニット102は、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との対応関係に従って、信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされることを決定する。第1の決定ユニット101が、UEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、第1の処理ユニット102は、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との対応関係に従って、信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされることを決定する。
より具体的には、例えば、伝送信号集合1の第2の信号はPBCH及び物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネルPHICHであり、伝送信号集合2の第2の信号はPBCHである。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。第1の決定ユニット101によって決定されたカバレッジ拡張値が3dBである場合、すなわち、カバレッジ拡張値が5dB未満である場合、第1の処理ユニット102は、PBCH及びPHICHがサポート可能であると決定する。第1の決定ユニット101によって決定されたカバレッジ拡張値が8dBである場合、すなわち、カバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である場合、第1の処理ユニット102はPBCHがサポートされると決定する。すなわち、第1の処理ユニット102は、PHICHがサポートされないと決定する。
具体的には、別の例として、伝送信号集合1の第2の信号はPUCCH(又はPHICH)であり、伝送信号集合2の第2の信号はヌル信号であり、すなわち、伝送信号集合2はいかなる信号も含まない。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。UE1のカバレッジ拡張値が3dBである場合、UE1は、UE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定し、したがってUE1は、PUCCH(又はPHICH)がサポート可能であると決定する。UE1のカバレッジ拡張値が8dBである場合、UE1は、UE1のカバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)と決定し、UE1は、信号集合1の信号の伝送がサポートされないと決定する。すなわち、UE1は、PUCCH(又はPHICH)がサポートされないと決定する。
例えば、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、以下のとおりである。すなわち、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、UEは、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、UEは、第3の信号の第2の機能集合の機能をサポートする。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
第1の決定ユニット101が、UEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、第1の処理ユニット102は、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との対応関係に従って、第3の信号の第1の機能集合中の機能がサポートされることを決定する。第1の決定ユニット101が、UEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、第1の処理ユニット102は、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との対応関係に従って、第3の信号の第2の機能集合中の機能がサポートされることを決定する。
より具体的には、例えば、第3の信号はPUCCHである。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、PUCCHの第1の機能集合の機能は、チャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とを含み、PUCCHの第2の機能集合の機能は、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とを含む。更に、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、第3の信号の第1の機能集合の機能がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、第3の信号の第2の機能集合の機能がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。第1の決定ユニット101によって決定されたカバレッジ拡張値が3dBである場合、すなわち、カバレッジ拡張値が5dB未満である場合、第1の処理ユニット102は、PUCCHのチャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とがサポートされると決定する。第1の決定ユニット101によって決定されたカバレッジ拡張値が8dBである場合、すなわち、カバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)場合、第1の処理ユニット102は、PUCCHのスケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とがサポートされると決定する。
留意すべきこととして、上記では、本実施形態の方法実施を、特徴パラメータがカバレッジ拡張値である例を用いて説明した。特徴パラメータがレベル、レベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、リソース、リソースインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックスその他の情報(通信品質、チャネル品質又はサービス特徴を反映する)である場合も、本実施形態の実施は、上述の説明に従って同様に行われてよく、ここでは詳細の説明を省略する。
本実施形態では、UEの現在の特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、第1の処理ユニットは、UEと基地局との間の第1の信号の伝送に用いられるカバレッジ拡張技術を適応的に決定し、且つ/又は、UEと基地局との間で伝送がサポートされる第2の信号を決定し、且つ/又は、第3の信号のサポートされる機能を決定することができ、よって、異なる特徴パラメータに適応することができる。よって、システムのリソース利用を最適化し、処理の複雑さを低減し、電力消費を低減することができる。
以下、本発明の実施形態によって提供される基地局を説明する。図2を参照すると、本実施形態の基地局200は以下の要素を含む。
第2の決定ユニット201は、UEの特徴パラメータを決定するように構成される。UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を指す。
第2の処理ユニット202は、UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、基地局が第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、基地局が送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、基地局がサポートする第3の信号の機能を決定するように構成される。
理解を容易にするために、以下、実際の適用シナリオを用いて、本実施形態における基地局200のユニット間のインタラクション方式を説明する。
本実施形態におけるUEは、基地局200と通信する1以上のUEを指す。簡潔にするために、以下のUEは1つのUEを指す。
最初に、第2の決定ユニット201は、UEの特徴パラメータを決定する。UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を指す。
具体的には、UEの特徴パラメータは、リソース、リソースインデックス、レベル、レベルインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックス、繰り返しレベル、繰り返しレベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、カバレッジ拡張値、カバレッジ拡張範囲のインデックス、パスロス値、パスロス範囲のインデックス、参照信号受信電力値、参照信号受信電力範囲のインデックス、参照信号受信品質値、参照信号受信品質範囲のインデックス、チャネル品質情報値、チャネル品質情報範囲のインデックス、サービスタイプ、サービスタイプのインデックス、省電力要件、省電力要件のインデックス、遅延要件、遅延要件のインデックス、予め規定されたチャネルの検出回数、予め規定されたチャネルの検出回数のインデックス、モビリティ要件及びモビリティ要件のインデックス、のうち少なくとも1つを含んでよい。
第2の決定ユニット201は、UEの特徴パラメータを示す受信されたシグナリングに従って、UEの特徴パラメータを決定してよい。シグナリングは、UE又は別のネットワークエンティティにより基地局に送信されてよい。代替として、第2の決定ユニット201は、アップリンク信号を正確に受信できるか否かに従って、UEの特徴パラメータを決定する。例えば、基地局がUEにダウンリンク信号を送信し、基地局がUEによってフィードバックされた対応するアップリンク信号を正確に受信できた場合、第2の決定ユニット201は、UEの現在の特徴パラメータ(例えば、現在の通信品質を表す特徴パラメータ)を決定することができる。代替として、第2の決定ユニット201は、受信されたアップリンク信号を測定することにより、UEの特徴パラメータを決定する。代替として、第2の決定ユニット201は、UEの特徴パラメータを自律的に決定する。
第2の決定ユニット201がUEの特徴パラメータを決定した後、第2の処理ユニット202は、UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、基地局が第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、基地局が送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、基地局がサポートする第3の信号の機能を決定する。
本実施形態では、予め設定された対応関係は、予め設定された機能関係、予め設定された表関係又は予め設定された規定関係であってよい。予め設定された対応関係は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されてよく、或いは、システムにより標準プロトコルを用いて予め設定されてよい。
予め設定された対応関係は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係と、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係と、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係とを指す。
具体的には、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであってよい。第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は両方とも、信号伝送信頼性を改善するための技術である。両者の主な違いは、異なるカバレッジ拡張強度を実現できる点にある。
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであってよい。信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なる。ここでの相違とは、信号集合1に含まれる第2の信号の種類と信号集合2に含まれる第2の信号の種類が異なるが、信号集合1に含まれる第2の信号の数は信号集合2に含まれる第2の信号の数と同じであっても異なってもよいことを指す。
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能を使用することをサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであってよい。第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
更に、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであってもよい。第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は両方とも、信号伝送信頼性を改善するための技術である。両者の主な違いは、異なるカバレッジ拡張強度を実現できる点にある。
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであってもよい。信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なる。ここでの相違とは、信号集合1に含まれる第2の信号の種類と信号集合2に含まれる第2の信号の種類が異なるが、信号集合1に含まれる第2の信号の数は信号集合2に含まれる第2の信号の数と同じであっても異なってもよいことを指す。
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであってもよい。第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
上述の特徴パラメータ閾値、信号集合1、信号集合2、第1の機能集合、第2の機能集合、第1の特徴パラメータセット及び第2の特徴パラメータセットは、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されてよく、或いは、システムにより標準プロトコルを用いて予め設定されてよい。
例えば、信号集合2に含まれる信号の種類は、信号集合1に含まれる信号の種類よりも少ない。信号集合1又は信号集合2は空集合であってよい。信号集合1の信号は、信号集合2の信号と完全に異なってよい。この場合、基地局が信号集合2の信号の伝送をサポートする場合、基地局が信号集合1の信号の伝送をサポートしないことを示す。信号集合1又は信号集合2は、以下の信号すなわち、物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージのうち1以上のタイプを含む。
更に、第1の機能集合が含む機能の数は第2の機能集合よりも多い。具体的には、例えば、第3の信号はPUCCHであり、第1の機能集合及び第2の機能集合は、チャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とのうち1以上を含むが、第2の機能集合が含む機能の数は、第1の機能集合よりも少ない。
第2の決定ユニット201がUEの特徴パラメータを決定した後、第2の処理ユニット202は、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係に従って、第1の信号を送信するのに用いられ且つUEの特徴パラメータに対応するカバレッジ拡張技術を決定してよい。且つ/又は、
第2の処理ユニット202は、特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータが対応する第2の信号を決定する。第2の信号の送信は特徴パラメータによってサポートされる。且つ/又は、
第2の処理ユニット202は、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータに対応する第3の信号のサポートされる機能を決定する。
ここで、第1の信号と第2の信号と第3の信号は同じであってよく、或いは異なってよい。すなわち、第1の信号と第2の信号は同じであっても異なってもよく、第1の信号と第3の信号は同じであっても異なってもよく、第2の信号と第3の信号は同じであっても異なってもよい。
第1の信号、第2の信号又は第3の信号は、
物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ、
のうち少なくとも1つを含む。
本実施形態において、「伝送」は送信又は受信を指す。本実施形態において、「伝送する」は送信すること又は受信することを指す。
以下、UEの特徴パラメータがカバレッジ拡張値である例を用いて、基地局がUEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、基地局が第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、基地局が送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、基地局がサポートする第3の信号の機能を決定することを説明する。
例えば、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、以下のとおりである。すなわち、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、第1の信号の送信に第1のカバレッジ拡張技術が用いられ、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、第1の信号の送信に第2のカバレッジ拡張技術が用いられる。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
第2の決定ユニット201が、UEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、第2の処理ユニット202は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との対応関係に従って、UEとの通信時に第1のカバレッジ拡張技術が第1の信号の送信に用いられると決定する。第2の決定ユニット201が、UEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、第2の処理ユニット202は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との対応関係に従って、UEとの通信時に第2のカバレッジ拡張技術が第1の信号の送信に用いられると決定する。
本実施形態では、第1のカバレッジ拡張技術及び第2のカバレッジ拡張技術は、再伝送、スペクトル拡散伝送、低ビットレート伝送、伝送時間間隔バンドル(TTI bundling)伝送、パワーブースト(power boosting)、パワースペクトル密度ブースト(PSD boosting)、キープトライング(keep trying)、緩和要件、周波数ホッピング及び最大尤度検出のうち1つ、又はこれらの技術のうち複数の組合わせであってよい。
より具体的には、例えば、第1の信号は物理アップリンク制御チャネルPUCCHであり、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、PUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)が用いられ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、PUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)及び再伝送が用いられる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。第2の決定ユニット201が、UE1のカバレッジ拡張値が3dBである、すなわち、カバレッジ拡張値が5dB未満であると決定した場合、第2の処理ユニット202は、PUCCHにおいてPUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)が用いられると決定し、第2の処理ユニット202はこれに応じて、この方式でPUCCHを受信する。第2の決定ユニット201が、UE2のカバレッジ拡張値が8dBである、すなわち、カバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)と決定した場合、第2の処理ユニット202は、PUCCHにおいてPUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)及び再伝送が用いられると決定し、第2の処理ユニット202はこれに応じて、この方式でPUCCHを受信する。
具体的には、別の例として、第1の信号は物理ブロードキャストチャネルPBCHであり、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値がCdBよりも大きくないとき、PBCHカバレッジ拡張にキープトライングが用いられ、カバレッジ拡張値がDdBよりも大きくないとき、PBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライング及び再伝送が用いられる。ここで、C及び/又はDは予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めC=10及びD=15と定められる。第2の決定ユニット201が、UE(1つのUE又は複数のUE)の現在のカバレッジ拡張値が10dBよりも大きくないと決定した場合、第2の処理ユニット202は、PBCHにおいてPBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライングが用いられると決定する。第2の決定ユニット201が、UE(1つのUE又は複数のUE)の現在のカバレッジ拡張値が15dBよりも大きくないと決定した場合、第2の決定ユニット201は、PBCHにおいてPBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライング及び再伝送が用いられると決定する。
例えば、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、以下のとおりである。すなわち、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、基地局は信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、基地局は信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートする。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
第2の決定ユニット201が、UEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、第2の処理ユニット202は、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との対応関係に従って、UEとの通信時に信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされることを決定する。第2の決定ユニット201が、UEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、第2の処理ユニット202は、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との対応関係に従って、UEとの通信時に信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされることを決定する。
より具体的には、例えば、伝送信号集合1の第2の信号はPBCH及び物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネルPHICHであり、信号集合2の第2の信号はPBCHである。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。UE1のカバレッジ拡張値が3dBである場合、第2の決定ユニット201はUE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定し、したがって第2の処理ユニット202は、UE1との通信時にPBCH及びPHICHがサポート可能であると決定する。第2の決定ユニット201が、UE2のカバレッジ拡張値が8dBである、すなわち、UE2のカバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満であると決定した場合、第2の処理ユニット202は、UE2との通信時にPBCHがサポートされると決定する。すなわち、UE2との通信時にPHICHがサポートされないと決定される。
具体的には、別の例として、伝送信号集合1の第2の信号はPUCCH(又はPHICH)であり、伝送信号集合2の第2の信号はヌル信号であり、すなわち、伝送信号集合2はいかなる信号も含まない。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。第2の決定ユニット201がUE1のカバレッジ拡張値が3dBであると決定した場合、すなわち、UE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定された場合、第2の処理ユニット202は、UE1との通信時にPUCCH(又はPHICH)がサポート可能であると決定する。第2の決定ユニット201がUE1のカバレッジ拡張値が8dBである、すなわち、カバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)と決定した場合、第2の処理ユニット202は、UE1との通信時に信号集合1の信号の伝送がサポートされない、すなわち、基地局とUE1との通信時にPUCCH(又はPHICH)がサポートされないと決定する。
例えば、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、以下のとおりである。すなわち、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、基地局は、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、基地局は、第3の信号の第2の機能中の機能をサポートする。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
第2の決定ユニット201が、UEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、第2の処理ユニット202は、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との対応関係に従って、第3の信号の第1の機能集合中の機能がサポートされることを決定する。第2の決定ユニット201が、UEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、第2の処理ユニット202は、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との対応関係に従って、第3の信号の第2の機能集合中の機能がサポートされることを決定する。
より具体的には、例えば、第3の信号はPUCCHである。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、PUCCHの第1の機能集合の機能がチャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とを含み、PUCCHの第2の機能集合の機能がスケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とを含む。更に、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、第3の信号の第1の機能集合の機能がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、第3の信号の第2の機能集合の機能がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。第2の決定ユニット201がUE1のカバレッジ拡張値が3dBであると決定した場合、すなわち、UE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定された場合、第2の処理ユニット202は、UE1との通信時にPUCCHのチャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とがサポートされると決定する。第2の決定ユニット201がUE1のカバレッジ拡張値が8dBであると決定した場合、すなわち、UE1のカバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)と決定された場合、第2の処理ユニット202は、UE1との通信時にPUCCHのスケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とがサポートされると決定する。
留意すべきこととして、上記では、本実施形態の方法実施を、特徴パラメータがカバレッジ拡張値である例を用いて説明した。特徴パラメータがレベル、レベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、リソース、リソースインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックスその他の情報 (通信品質、チャネル品質又はサービス特徴を反映する)である場合も、本実施形態の実施は、上述の説明に従って同様に行われてよく、ここでは詳細の説明を省略する。
本実施形態では、UEの現在の特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、第1の処理ユニットは、UEと基地局との間の第1の信号の伝送に用いられるカバレッジ拡張技術を適応的に決定し、且つ/又は、UEと基地局との間で伝送がサポートされる第2の信号を決定し、且つ/又は、第3の信号のサポートされる機能を決定することができ、よって、UEの異なる特徴パラメータに適応することができる。よって、システムのリソース利用を最適化し、処理の複雑さを低減し、電力消費を低減することができる。
以下、本発明に係るUEの別の実施形態を説明する。図3を参照すると、本実施形態のUE300は以下の要素を備える。
第1のメモリ301は、予め設定された対応関係を記憶するように構成される。
第1のプロセッサ302は、当該UEの特徴パラメータを決定するように構成され、UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を指し、且つ、UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、UEが第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、UEが送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、UEがサポートする第3の信号の機能を決定するように構成される。
理解を容易にするために、以下、実際の適用シナリオを用いて、本実施形態におけるUE300のユニット間のインタラクション方式を説明する。
予め設定された対応関係は第1のメモリ301に保存される。本実施形態では、予め設定された対応関係は、予め設定された機能関係、予め設定された表関係又は予め設定された規定関係であってよい。予め設定された対応関係は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されてよく、或いは、システムにより標準プロトコルを用いて予め設定されてよい。
予め設定された対応関係は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係と、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係と、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係とを指す。
具体的には、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであってよい。第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は両方とも、信号伝送信頼性を改善するための技術である。両者の主な違いは、異なるカバレッジ拡張強度を実現できる点にある。
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであってよい。信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なる。ここでの相違とは、信号集合1に含まれる第2の信号の種類と信号集合2に含まれる第2の信号の種類が異なるが、信号集合1に含まれる第2の信号の数は信号集合2に含まれる第2の信号の数と同じであっても異なってもよいことを指す。
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能を使用することをサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであってよい。第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
更に、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであってもよい。第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は両方とも、信号伝送信頼性を改善するための技術である。両者の主な違いは、異なるカバレッジ拡張強度を実現できる点にある。
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであってもよい。信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なる。ここでの相違とは、信号集合1に含まれる第2の信号の種類と信号集合2に含まれる第2の信号の種類が異なるが、信号集合1に含まれる第2の信号の数は信号集合2に含まれる第2の信号の数と同じであっても異なってもよいことを指す。
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであってもよい。第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
上述の特徴パラメータ閾値、信号集合1、信号集合2、第1の機能集合、第2の機能集合、第1の特徴パラメータセット及び第2の特徴パラメータセットは、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されてよく、或いは、システムにより標準プロトコルを用いて予め設定されてよい。
例えば、信号集合2に含まれる信号の種類は、信号集合1に含まれる信号の種類よりも少ない。信号集合1又は信号集合2は空集合であってよい。信号集合1の信号は、信号集合2の信号と完全に異なってよい。この場合、UEが信号集合2の信号の伝送をサポートする場合、UEが信号集合1の信号の伝送をサポートしないことを示す。信号集合1又は信号集合2は、以下の信号すなわち、物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ、のうち1以上のタイプを含む。
更に、第1の機能集合が含む機能の数は第2の機能集合よりも多い。具体的には、例えば、第3の信号はPUCCHであり、第1の機能集合及び第2の機能集合は、チャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とのうち1以上を含むが、第2の機能集合が含む機能の数は、第1の機能集合よりも少ない。
第1のプロセッサ302は、UEの特徴パラメータを決定する。UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を差す。
具体的には、UEの特徴パラメータは、リソース、リソースインデックス、レベル、レベルインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックス、繰り返しレベル、繰り返しレベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、カバレッジ拡張値、カバレッジ拡張範囲のインデックス、パスロス値、パスロス範囲のインデックス、参照信号受信電力値、参照信号受信電力範囲のインデックス、参照信号受信品質値、参照信号受信品質範囲のインデックス、チャネル品質情報値、チャネル品質情報範囲のインデックス、サービスタイプ、サービスタイプのインデックス、省電力要件、省電力要件のインデックス、遅延要件、遅延要件のインデックス、予め規定されたチャネルの検出回数、予め規定されたチャネルの検出回数のインデックス、モビリティ要件及びモビリティ要件のインデックス、のうち少なくとも1つを含んでよい。
第1のプロセッサ302は、UEの特徴パラメータを示す受信されたシグナリングに従って、UEの特徴パラメータを決定してよい。シグナリングは別のUEにより本実施形態のUEに送信されてよく、或いは、基地局又は別のネットワークエンティティによりUEに送信されてよい。代替として、第1のプロセッサ302は、ダウンリンク信号を正確に受信できるか否かに従って、UEの特徴パラメータを決定する。例えば、UEは基地局にアップリンク信号を送信し、UEが基地局によってフィードバックされた対応するダウンリンク信号を正確に受信できた場合、第1のプロセッサ302は、UEの現在の特徴パラメータ(例えば、現在の通信品質を表す特徴パラメータ)を決定することができる。代替として、第1のプロセッサ302は、受信されたダウンリンク信号を測定することにより、UEの特徴パラメータを決定する。代替として、第1のプロセッサ302は、UEの特徴パラメータを自律的に決定する。
UEの特徴パラメータを決定した後、第1のプロセッサ302は、UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、UEが第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、UEが送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、UEがサポートする第3の信号の機能を決定する。
第1のプロセッサ302がUEの特徴パラメータを決定した後、第1のプロセッサ302は、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係に従って、第1の信号を送信するのに用いられ且つUEの特徴パラメータに対応するカバレッジ拡張技術を決定してよい。且つ/又は、
第1のプロセッサ302は、特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータが対応する第2の信号を決定する。第2の信号の送信は特徴パラメータによってサポートされる。且つ/又は、
第1のプロセッサ302は、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータに対応する第3の信号のサポートされる機能を決定する。
ここで、第1の信号と第2の信号と第3の信号は同じであってよく、或いは異なってよい。すなわち、第1の信号と第2の信号は同じであっても異なってもよく、第1の信号と第3の信号は同じであっても異なってもよく、第2の信号と第3の信号は同じであっても異なってもよい。
第1の信号、第2の信号又は第3の信号は、
物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ、
のうち少なくとも1つを含む。
本実施形態において、「伝送」は送信又は受信を指す。本実施形態において、「伝送する」は送信すること又は受信することを指す。
以下、UEの特徴パラメータがカバレッジ拡張値である例を用いて、UEがUEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、UEが第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、UEが送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、UEがサポートする第3の信号の機能を決定することを説明する。
例えば、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、以下のとおりである。すなわち、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、第1の信号の送信に第1のカバレッジ拡張技術が用いられ、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、第1の信号の送信に第2のカバレッジ拡張技術が用いられる。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
第1のプロセッサ302が、UEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、第1のプロセッサ302は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との対応関係に従って、第1のカバレッジ拡張技術が第1の信号の送信に用いられることを決定する。第1のプロセッサ302が、UEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、第1のプロセッサ302は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との対応関係に従って、第2のカバレッジ拡張技術が第1の信号の送信に用いられることを決定する。
本実施形態では、第1のカバレッジ拡張技術及び第2のカバレッジ拡張技術は、再伝送、スペクトル拡散伝送、低ビットレート伝送、伝送時間間隔バンドル(TTI bundling)伝送、パワーブースト(power boosting)、パワースペクトル密度ブースト(PSD boosting)、キープトライング(keep trying)、緩和要件、周波数ホッピング及び最大尤度検出のうち1つ、又はこれらの技術のうち複数の組合わせであってよい。
より具体的には、例えば、第1の信号は物理アップリンク制御チャネルPUCCHであり、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、PUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)が用いられ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、PUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)及び再伝送が用いられる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。第1のプロセッサ302によって決定されたカバレッジ拡張値が3dBである、すなわち、カバレッジ拡張値が5dB未満である場合、第1のプロセッサ302は、PUCCHにおいてPUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)が用いられると決定する。第1のプロセッサ302によって決定されたカバレッジ拡張値が8dBである、すなわち、カバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)場合、第1のプロセッサ302は、PUCCHにおいてPUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)及び再伝送が用いられると決定する。
具体的には、別の例として、第1の信号は物理ブロードキャストチャネルPBCHであり、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値がCdBであるとき、PBCHカバレッジ拡張にキープトライングが用いられ、カバレッジ拡張値がDdBであるとき、PBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライング及び再伝送が用いられる。ここで、C及び/又はDは予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めC=10及びD=15と定められる。第1のプロセッサ302がカバレッジ拡張値が10dBであると決定した場合、第1のプロセッサ302は、PBCHにおいてPBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライングが用いられると決定し、第1のプロセッサ302は、PBCHを検出するためにPBCH検出を試し続ける。第1のプロセッサ302がカバレッジ拡張値が15dBであると決定した場合、第1のプロセッサ302は、PBCHにおいてPBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライング及び再伝送が用いられると決定し、第1のプロセッサ302はPBCHを検出するためにPBCH検出を試し続ける。
例えば、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、以下のとおりである。すなわち、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、UEは信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、UEは信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートする。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
第1のプロセッサ302がUEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、第1のプロセッサ302は、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との対応関係に従って、信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされると決定する。第1のプロセッサ302がUEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、第1のプロセッサ302は、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との対応関係に従って、信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされると決定する。
より具体的には、例えば、伝送信号集合1の第2の信号はPBCH及び物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネルPHICHであり、信号集合2の第2の信号はPBCHである。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。第1のプロセッサ302によって決定されたカバレッジ拡張値が3dBである場合、すなわち、カバレッジ拡張値が5dB未満である場合、第1のプロセッサ302は、PBCH及びPHICHがサポート可能であると決定する。第1のプロセッサ302によって決定されたカバレッジ拡張値が8dBである、すなわち、カバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である場合、第1のプロセッサ302は、PBCHがサポートされると決定する。すなわち、第1のプロセッサ302は、PHICHがサポートされないと決定する。
具体的には、別の例として、伝送信号集合1の第2の信号はPUCCH(又はPHICH)であり、伝送信号集合2の第2の信号はヌル信号であり、すなわち、伝送信号集合2はいかなる信号も含まない。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。UE1のカバレッジ拡張値が3dBである場合、UE1はUE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定し、したがってUE1は、PUCCH(又はPHICH)がサポート可能であると決定する。UE1のカバレッジ拡張値が8dBである場合、UE1はUE1のカバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)と決定し、UE1は、信号集合1の信号の伝送がサポートされないと決定する。すなわち、UE1は、PUCCH(又はPHICH)がサポートされないと決定する。
例えば、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、UEは、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、UEは、第3の信号の第2の機能集合の機能をサポートすることである。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
第1のプロセッサ302がUEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、第1のプロセッサ302は、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との対応関係に従って、第3の信号の第1の機能集合中の機能がサポートされると決定する。第1のプロセッサ302がUEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、第1のプロセッサ302は、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との対応関係に従って、第3の信号の第2の機能集合中の機能がサポートされると決定する。
より具体的には、例えば、第3の信号はPUCCHである。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、PUCCHの第1の機能集合の機能がチャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とを含み、PUCCHの第2の機能集合の機能がスケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とを含む。更に、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、第3の信号の第1の機能集合の機能がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、第3の信号の第2の機能集合の機能がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。第1のプロセッサ302によって決定されたカバレッジ拡張値が3dBである、すなわち、カバレッジ拡張値が5dB未満である場合、第1のプロセッサ302は、PUCCHのチャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とがサポートされると決定する。第1のプロセッサ302によって決定されたカバレッジ拡張値が8dBである、すなわち、カバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)場合、第1のプロセッサ302は、PUCCHのスケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とがサポートされると決定する。
留意すべきこととして、上記では、本実施形態の方法実施を、特徴パラメータがカバレッジ拡張値である例を用いて説明した。特徴パラメータがレベル、レベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、リソース、リソースインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックスその他の情報(通信品質、チャネル品質又はサービス特徴を反映する)である場合も、本実施形態の実施は、上述の説明に従って同様に行われてよく、ここでは詳細の説明を省略する。
本実施形態では、UEの現在の特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、第1のプロセッサは、UEと基地局との間の第1の信号の伝送に用いられるカバレッジ拡張技術を適応的に決定し、且つ/又は、UEと基地局との間で伝送がサポートされる第2の信号を決定し、且つ/又は、第3の信号のサポートされる機能を決定することができ、よって、異なる特徴パラメータに適応することができる。結果として、システムのリソース利用を最適化し、処理の複雑さを低減し、電力消費を低減することができる。
以下、本発明に係る基地局の別の実施形態を説明する。図4を参照すると、本実施形態の基地局400は以下の要素を備える。
第2のメモリ401は、予め設定された対応関係を記憶するように構成される。
第2のプロセッサ402は、UEの特徴パラメータを決定するように構成され、UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を指し、且つ、UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、基地局が第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、基地局が送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、基地局がサポートする第3の信号の機能を決定するように構成される。
理解を容易にするために、以下、実際の適用シナリオを用いて、本実施形態における基地局400のユニット間のインタラクション方式を説明する。
本実施形態において、UEは、基地局400と通信するUEを指す。
予め設定された対応関係は第2のメモリ401に記憶される。本実施形態では、予め設定された対応関係は、予め設定された機能関係、予め設定された表関係又は予め設定された規定関係であってよい。予め設定された対応関係は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されてよく、或いは、システムにより標準プロトコルを用いて予め設定されてよい。
予め設定された対応関係は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係と、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係と、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係とを指す。
具体的には、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであってよい。第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は両方とも、信号伝送信頼性を改善するための技術である。両者の主な違いは、異なるカバレッジ拡張強度を実現できる点にある。
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであってよい。信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なる。ここでの相違とは、信号集合1に含まれる第2の信号の種類と信号集合2に含まれる第2の信号の種類が異なるが、信号集合1に含まれる第2の信号の数は信号集合2に含まれる第2の信号の数と同じであっても異なってもよいことを指す。
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能を使用することをサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであってよい。第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
更に、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであってもよい。第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は両方とも、信号伝送信頼性を改善するための技術である。両者の主な違いは、異なるカバレッジ拡張強度を実現できる点にある。
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであってもよい。信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なる。ここでの相違とは、信号集合1に含まれる第2の信号の種類と信号集合2に含まれる第2の信号の種類が異なるが、信号集合1に含まれる第2の信号の数は信号集合2に含まれる第2の信号の数と同じであっても異なってもよいことを指す。
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであってもよい。第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
上述の特徴パラメータ閾値、信号集合1、信号集合2、第1の機能集合、第2の機能集合、第1の特徴パラメータセット及び第2の特徴パラメータセットは、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されてよく、或いは、システムにより標準プロトコルを用いて予め設定されてよい。
例えば、信号集合2に含まれる信号の種類は、信号集合1に含まれる信号の種類よりも少ない。信号集合1又は信号集合2は空集合であってよい。信号集合1の信号は、信号集合2の信号と完全に異なってよい。この場合、基地局が信号集合2の信号の伝送をサポートする場合、基地局が信号集合1の信号の伝送をサポートしないことを示す。信号集合1又は信号集合2は、以下の信号すなわち、物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ、のうち1以上のタイプを含む。
更に、第1の機能集合が含む機能の数は第2の機能集合よりも多い。具体的には、例えば、第3の信号はPUCCHであり、第1の機能集合及び第2の機能集合は、チャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とのうち1以上を含むが、第2の機能集合が含む機能の数は、第1の機能集合よりも少ない。
第2のプロセッサ402は、UEの特徴パラメータを決定する。UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を指す。
具体的には、UEの特徴パラメータは、リソース、リソースインデックス、レベル、レベルインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックス、繰り返しレベル、繰り返しレベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、カバレッジ拡張値、カバレッジ拡張範囲のインデックス、パスロス値、パスロス範囲のインデックス、参照信号受信電力値、参照信号受信電力範囲のインデックス、参照信号受信品質値、参照信号受信品質範囲のインデックス、チャネル品質情報値、チャネル品質情報範囲のインデックス、サービスタイプ、サービスタイプのインデックス、省電力要件、省電力要件のインデックス、遅延要件、遅延要件のインデックス、予め規定されたチャネルの検出回数、予め規定されたチャネルの検出回数のインデックス、モビリティ要件及びモビリティ要件のインデックス、のうち少なくとも1つを含んでよい。
第2のプロセッサ402は、UEの特徴パラメータを示す受信されたシグナリングに従って、UEの特徴パラメータを決定してよい。シグナリングは、UE又は別のネットワークエンティティにより基地局に送信されてよい。代替として、第2のプロセッサ402は、アップリンク信号を正確に受信できるか否かに従って、UEの特徴パラメータを決定する。例えば、基地局がUEにダウンリンク信号を送信し、基地局がUEによってフィードバックされた対応するアップリンク信号を正確に受信できた場合、第2のプロセッサ402は、UEの現在の特徴パラメータ(例えば、現在の通信品質を表す特徴パラメータ)を決定することができる。代替として、第2のプロセッサ402は、受信されたアップリンク信号を測定することにより、UEの特徴パラメータを決定する。代替として、第2のプロセッサ402は、UEの特徴パラメータを自律的に決定する。
UEの特徴パラメータを決定した後、第2のプロセッサ402は、UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、基地局が第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、基地局が送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、基地局がサポートする第3の信号の機能を決定する。
第2のプロセッサ402がUEの特徴パラメータを決定した後、第2のプロセッサ402は、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係に従って、第1の信号を送信するのに用いられ且つUEの特徴パラメータに対応するカバレッジ拡張技術を決定してよい。且つ/又は、
第2のプロセッサ402は、特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータが対応する第2の信号を決定する。第2の信号の送信は特徴パラメータによってサポートされる。且つ/又は、
第2のプロセッサ402は、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータに対応する第3の信号のサポートされる機能を決定する。
ここで、第1の信号と第2の信号と第3の信号は同じであってよく、或いは異なってよい。すなわち、第1の信号と第2の信号は同じであっても異なってもよく、第1の信号と第3の信号は同じであっても異なってもよく、第2の信号と第3の信号は同じであっても異なってもよい。
第1の信号、第2の信号又は第3の信号は、
物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ、
のうち少なくとも1つを含む。
本実施形態において、「伝送」は送信又は受信を指す。本実施形態において、「伝送する」は送信すること又は受信することを指す。
以下、UEの特徴パラメータがカバレッジ拡張値である例を用いて、基地局がUEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、基地局が第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、基地局が送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、基地局がサポートする第3の信号の機能を決定することを説明する。
例えば、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、第1の信号の送信に第1のカバレッジ拡張技術が用いられ、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、第1の信号の送信に第2のカバレッジ拡張技術が用いられることである。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
第2のプロセッサ402がUEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、第2のプロセッサ402は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との対応関係に従って、UEとの通信時に第1のカバレッジ拡張技術が第1の信号の送信に用いられると決定する。第2のプロセッサ402がUEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、第2のプロセッサ402は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との対応関係に従って、UEとの通信時に第2のカバレッジ拡張技術が第1の信号の送信に用いられると決定する。
本実施形態では、第1のカバレッジ拡張技術及び第2のカバレッジ拡張技術は、再伝送、スペクトル拡散伝送、低ビットレート伝送、伝送時間間隔バンドル(TTI bundling)伝送、パワーブースト(power boosting)、パワースペクトル密度ブースト(PSD boosting)、キープトライング(keep trying)、緩和要件、周波数ホッピング及び最大尤度検出のうち1つ、又はこれらの技術のうち複数の組合わせであってよい。
より具体的には、例えば、第1の信号は物理アップリンク制御チャネルPUCCHであり、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、PUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)を用い、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、PUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)及び再伝送が用いられる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。第2のプロセッサ402がUE1のカバレッジ拡張値が3dBである、すなわち、カバレッジ拡張値が5dB未満であると決定した場合、第2のプロセッサ402は、PUCCHにおいてPUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)が用いられると決定し、第2のプロセッサ402はこれに応じて、この方式でPUCCHを受信する。第2のプロセッサ402がUE2のカバレッジ拡張値が8dBである、すなわち、カバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)と決定した場合、第2のプロセッサ402は、PUCCHにおいてPUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)及び再伝送が用いられると決定し、第2のプロセッサ402はこれに応じて、この方式でPUCCHを受信する。
具体的には、別の例として、第1の信号は物理ブロードキャストチャネルPBCHであり、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値がCdBよりも大きくないとき、PBCHカバレッジ拡張にキープトライングが用いられ、カバレッジ拡張値がDdBよりも大きくないとき、PBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライング及び再伝送が用いられる。ここで、C及び/又はDは予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めC=10及びD=15と定められる。第2のプロセッサ402がUE(1つのUE又は複数のUE)の現在のカバレッジ拡張値が10dBよりも大きくないと決定した場合、第2のプロセッサ402は、PBCHにおいてPBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライングが用いられると決定する。第2のプロセッサ402がUE(1つのUE又は複数のUE)の現在のカバレッジ拡張値が15dBよりも大きくないと決定した場合、第2のプロセッサ402は、PBCHにおいてPBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライング及び再伝送が用いられると決定する。
例えば、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、基地局は信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、基地局は信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることである。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
第2のプロセッサ402がUEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、第2のプロセッサ402は、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との対応関係に従って、UEとの通信時に信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされると決定する。第2のプロセッサ402がUEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、第2のプロセッサ402は、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との対応関係に従って、UEとの通信時に信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされると決定する。
より具体的には、例えば、伝送信号集合1の第2の信号はPBCH及び物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネルPHICHであり、信号集合2の第2の信号はPBCHである。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。UE1のカバレッジ拡張値が3dBである場合、第2のプロセッサ402はUE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定し、したがって第2のプロセッサ402は、UE1との通信時にPBCH及びPHICHがサポート可能であると決定する。第2のプロセッサ402がUE2のカバレッジ拡張値が8dBである、すなわち、UE2のカバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満であると決定した場合、第2のプロセッサ402は、UE2との通信時にPBCHがサポートされると決定し、すなわち、UE2との通信時にPHICHがサポートされないと決定される。
具体的には、別の例として、伝送信号集合1の第2の信号はPUCCH(又はPHICH)であり、伝送信号集合2の第2の信号はヌル信号であり、すなわち、伝送信号集合2はいかなる信号も含まない。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。第2のプロセッサ402がUE1のカバレッジ拡張値が3dBであると決定した場合、すなわち、UE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定された場合、第2のプロセッサ402は、UE1との通信時にPUCCH(又はPHICH)がサポート可能であると決定する。第2のプロセッサ402がUE1のカバレッジ拡張値が8dBである、すなわち、カバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)と決定した場合、第2のプロセッサ402は、UE1との通信時に信号集合1の信号の伝送がサポートされない、すなわち、基地局とUE1との通信時にPUCCH(又はPHICH)がサポートされないと決定する。
例えば、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、基地局は、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、基地局は、第3の信号の第2の機能中の機能をサポートすることである。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
第2のプロセッサ402がUEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、第2のプロセッサ402は、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との対応関係に従って、第3の信号の第1の機能集合中の機能がサポートされると決定する。第2のプロセッサ402がUEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、第2のプロセッサ402は、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との対応関係に従って、第3の信号の第2の機能集合中の機能がサポートされると決定する。
より具体的には、例えば、第3の信号はPUCCHである。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、PUCCHの第1の機能集合の機能がチャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とを含み、PUCCHの第2の機能集合の機能がスケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とを含む。更に、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、第3の信号の第1の機能集合の機能がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、第3の信号の第2の機能集合の機能がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。第2のプロセッサ402がUE1のカバレッジ拡張値が3dBであると決定した場合、すなわち、UE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定された場合、第2のプロセッサ402は、UE1との通信時に、PUCCHのチャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とがサポートされると決定する。第2のプロセッサ402がUE1のカバレッジ拡張値が8dBであると決定した場合、すなわち、UE1のカバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)と決定された場合、第2のプロセッサ402は、UE1との通信時に、PUCCHのスケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とがサポートされると決定する。
留意すべきこととして、上記では、本実施形態の方法実施を、特徴パラメータがカバレッジ拡張値である例を用いて説明した。特徴パラメータがレベル、レベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、リソース、リソースインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックスその他の情報(通信品質、チャネル品質又はサービス特徴を反映する)である場合も、本実施形態の実施は、上述の説明に従って同様に行われてよく、ここでは詳細の説明を省略する。
本実施形態では、UEの現在の特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、第1のプロセッサは、UEと基地局との間の第1の信号の伝送に用いられるカバレッジ拡張技術を適応的に決定し、且つ/又は、UEと基地局との間で伝送がサポートされる第2の信号を決定し、且つ/又は、第3の信号のサポートされる機能を決定することができ、よって、UEの異なる特徴パラメータに適応することができる。結果として、システムのリソース利用を最適化し、処理の複雑さを低減し、電力消費を低減することができる。
以下、本発明によって提供される信号伝送方法を説明する。図5を参照すると、本方法は、図1又は図3に提供されるUEに適用することができる。本発明の信号伝送方法の実施形態は以下を含む。
501:UEが、UEの特徴パラメータを決定する。
本実施形態では、UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を指す。
具体的には、UEの特徴パラメータは、リソース、リソースインデックス、レベル、レベルインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックス、繰り返しレベル、繰り返しレベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、カバレッジ拡張値、カバレッジ拡張範囲のインデックス、パスロス値、パスロス範囲のインデックス、参照信号受信電力値、参照信号受信電力範囲のインデックス、参照信号受信品質値、参照信号受信品質範囲のインデックス、チャネル品質情報値、チャネル品質情報範囲のインデックス、サービスタイプ、サービスタイプのインデックス、省電力要件、省電力要件のインデックス、遅延要件、遅延要件のインデックス、予め規定されたチャネルの検出回数、予め規定されたチャネルの検出回数のインデックス、モビリティ要件及びモビリティ要件のインデックス、のうち少なくとも1つを含んでよい。
UEは、UEの特徴パラメータを示す受信されたシグナリングに従って、UEの特徴パラメータを決定してよい。シグナリングは、別のUEにより本実施形態のUEに送信されてよく、或いは、基地局又は別のネットワークエンティティによりUEに送信されてよい。代替として、UEは、ダウンリンク信号を正確に受信できるか否かに従って、UEの特徴パラメータを決定する。例えば、UEは基地局にアップリンク信号を送信し、UEが基地局によってフィードバックされる対応するダウンリンク信号を正確に受信できた場合、UEは、UEの現在の特徴パラメータ(例えば、現在の通信品質を表す特徴パラメータ)を決定することができる。代替として、UEは、受信されたダウンリンク信号を測定することにより、UEの特徴パラメータを決定する。代替として、UEは、UEの特徴パラメータを自律的に決定する。
502:UEが、UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、UEが第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、UEが送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、UEがサポートする第3の信号の機能を決定する。
本実施形態では、予め設定された対応関係は、予め設定された機能関係、予め設定された表関係又は予め設定された規定関係であってよい。予め設定された対応関係は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されてよく、或いは、システムにより標準プロトコルを用いて予め設定されてよい。
予め設定された対応関係は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係と、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係と、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係とを指す。
具体的には、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであってよい。第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は両方とも、信号伝送信頼性を改善するための技術である。両者の主な違いは、異なるカバレッジ拡張強度を実現できる点にある。
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであってよい。信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なる。ここでの相違とは、信号集合1に含まれる第2の信号の種類と信号集合2に含まれる第2の信号の種類が異なるが、信号集合1に含まれる第2の信号の数は信号集合2に含まれる第2の信号の数と同じであっても異なってもよいことを指す。
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、UEは、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能を使用することをサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、UEは、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであってよい。第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
更に、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであってもよい。第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は両方とも、信号伝送信頼性を改善するための技術である。両者の主な違いは、異なるカバレッジ拡張強度を実現できる点にある。
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであってもよい。信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なる。ここでの相違とは、信号集合1に含まれる第2の信号の種類と信号集合2に含まれる第2の信号の種類が異なるが、信号集合1に含まれる第2の信号の数は信号集合2に含まれる第2の信号の数と同じであっても異なってもよいことを指す。
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、UEは、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、UEは、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであってもよい。第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
上述の特徴パラメータ閾値、信号集合1、信号集合2、第1の機能集合、第2の機能集合、第1の特徴パラメータセット及び第2の特徴パラメータセットは、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されてよく、或いは、システムにより標準プロトコルを用いて予め設定されてよい。
例えば、信号集合2に含まれる信号の種類は、信号集合1に含まれる信号の種類よりも少ない。信号集合1又は信号集合2は空集合であってよい。信号集合1の信号は、信号集合2の信号と完全に異なってよい。この場合、UEが信号集合2の信号の伝送をサポートする場合、UEが信号集合1の信号の伝送をサポートしないことを示す。信号集合1又は信号集合2は、以下の信号すなわち、物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ、のうち1以上のタイプを含む。
更に、第1の機能集合が含む機能の数は第2の機能集合よりも多い。具体的には、例えば、第3の信号はPUCCHであり、第1の機能集合及び第2の機能集合は、チャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とのうち1以上を含むが、第2の機能集合が含む機能の数は、第1の機能集合よりも少ない。
UEの特徴パラメータを決定した後、UEは、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係に従って、第1の信号を送信するのに用いられ且つUEの特徴パラメータに対応するカバレッジ拡張技術を決定してよい。且つ/又は、
UEは、特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータが対応する第2の信号を決定する。第2の信号の送信は特徴パラメータによってサポートされる。且つ/又は、
UEは、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータに対応する第3の信号のサポートされる機能を決定する。
ここで、第1の信号と第2の信号と第3の信号は同じであってよく、或いは異なってよい。すなわち、第1の信号と第2の信号は同じであっても異なってもよく、第1の信号と第3の信号は同じであっても異なってもよく、第2の信号と第3の信号は同じであっても異なってもよい。
第1の信号、第2の信号又は第3の信号は、
物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ、
のうち少なくとも1つを含む。
以下、UEの特徴パラメータがカバレッジ拡張値である例を用いて、UEがUEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、UEが第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、UEが送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、UEがサポートする第3の信号の機能を決定することを説明する。
例えば、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、第1の信号の送信に第1のカバレッジ拡張技術が用いられ、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、第1の信号の送信に第2のカバレッジ拡張技術が用いられることである。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
UEがUEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、UEは、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との対応関係に従って、第1のカバレッジ拡張技術が第1の信号の送信に用いられると決定する。UEがUEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、UEは、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との対応関係に従って、第2のカバレッジ拡張技術が第1の信号の送信に用いられると決定する。
本実施形態では、第1のカバレッジ拡張技術及び第2のカバレッジ拡張技術は、再伝送、スペクトル拡散伝送、低ビットレート伝送、伝送時間間隔バンドル(TTI bundling)伝送、パワーブースト(power boosting)、パワースペクトル密度ブースト(PSD boosting)、キープトライング(keep trying)、緩和要件、周波数ホッピング及び最大尤度検出のうち1つ、又はこれらの技術のうち複数の組合わせであってよい。
より具体的には、例えば、第1の信号は物理アップリンク制御チャネルPUCCHであり、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、PUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)を用い、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、PUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)及び再伝送が用いられる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。UE1のカバレッジ拡張値が3dBである場合、UE1は、UE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定し、したがってUE1は、PUCCHにおいてPUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)が用いられると決定する。UE2のカバレッジ拡張値が8dBである場合、すなわち、UE2がUE2のカバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(5dBよりも大きい)と決定した場合、UE2は、PUCCHにおいてPUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)及び再伝送が用いられると決定する。
具体的には、別の例として、第1の信号は物理ブロードキャストチャネルPBCHであり、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値がCdBであるとき、PBCHカバレッジ拡張にキープトライングが用いられ、カバレッジ拡張値がDdBであるとき、PBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライング及び再伝送が用いられる。ここで、C及び/又はDは予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めC=10及びD=15と定められる。UE1がUE1のカバレッジ拡張値が10dBであると決定した場合、UE1は、PBCHにおいてPBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライングが用いられると決定し、UE1はPBCHを検出するためにPBCH検出を試し続ける。UE1がUE1のカバレッジ拡張値が15dBであると決定した場合、UE1は、PBCHにおいてPBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライング及び再伝送が用いられると決定し、UE1はPBCHを検出するためにPBCH検出の繰り返しを試し続ける。
例えば、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、UEは信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、UEは信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることである。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
UEがUEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、UEは、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との対応関係に従って、信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされると決定する。UEがUEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、UEは、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との対応関係に従って、信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされると決定する。
より具体的には、例えば、伝送信号集合1の第2の信号はPBCH及び物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネルPHICHであり、信号集合2の第2の信号はPBCHである。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、伝送信号集合1の第2の信号の伝送がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、信号集合2の第2の信号の伝送がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。UE1のカバレッジ拡張値が3dBである場合、UE1は、UE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定し、したがってUE1は、PBCH及びPHICHがサポート可能であると決定する。UE2のカバレッジ拡張値が8dBである場合、すなわち、UE2がUE2のカバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満であると決定した場合、UE2はPBCHがサポートされると決定する。すなわち、UE2はPHICHがサポートされないと決定する。
具体的には、別の例として、伝送信号集合1の第2の信号はPUCCH(又はPHICH)であり、伝送信号集合2の第2の信号はヌル信号であり、すなわち、伝送信号集合2はいかなる信号も含まない。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。UE1のカバレッジ拡張値が3dBである場合、UE1はUE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定し、したがってUE1は、PUCCH(又はPHICH)がサポート可能であると決定する。UE1のカバレッジ拡張値が8dBである場合、UE1はUE1のカバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)と決定し、UE1は信号集合1の信号の伝送がサポートされないと決定する。すなわち、UE1はPUCCH(又はPHICH)がサポートされないと決定する。
例えば、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、UEは、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、UEは、第3の信号の第2の機能集合の機能をサポートすることである。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
UEがUEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、UEは、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との対応関係に従って、第3の信号の第1の機能集合中の機能がサポートされると決定する。UEがUEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、UEは、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との対応関係に従って、第3の信号の第2の機能集合中の機能がサポートされると決定する。
より具体的には、例えば、第3の信号はPUCCHである。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、PUCCHの第1の機能集合の機能がチャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とを含み、PUCCHの第2の機能集合の機能がスケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とを含む。更に、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、第3の信号の第1の機能集合の機能がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、第3の信号の第2の機能集合の機能がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。UE1のカバレッジ拡張値が3dBである場合、すなわち、UE1がUE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定した場合、UE1は、PUCCHのチャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とがサポートされると決定する。UE1のカバレッジ拡張値が8dBである場合、すなわち、UE1がUE1のカバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)と決定した場合、UE1は、PUCCHのスケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とをサポートすることを決定する。
留意すべきこととして、上記では、本実施形態の方法実施を、特徴パラメータがカバレッジ拡張値である例を用いて説明した。特徴パラメータがレベル、レベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、リソース、リソースインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックスその他の情報 (通信品質、チャネル品質又はサービス特徴を反映する)である場合も、本実施形態の実施は、上述の説明に従って同様に行われてよく、ここでは詳細の説明を省略する。
本実施形態において、「伝送」は送信又は受信を指す。本実施形態において、「伝送する」は送信すること又は受信することを指す。
本実施形態では、UEの現在の特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、UEは、UEと基地局との間の第1の信号の伝送に用いられるカバレッジ拡張技術を適応的に決定し、且つ/又は、UEと基地局との間で伝送がサポートされる第2の信号を決定し、且つ/又は、第3の信号のサポートされる機能を決定することができ、よって、異なる特徴パラメータに適応することができる。結果として、システムのリソース利用を最適化し、処理の複雑さを低減し、電力消費を低減することができる。
以下、本発明によって提供される信号伝送方法の別の実施形態を説明する。図6を参照すると、本方法は図2又は図4によって提供される基地局に適用可能である。本実施形態の信号伝送方法は以下を含む。
601:基地局が、UEの特徴パラメータを決定する。
本実施形態のUEは、基地局と通信するUEを指す。本実施形態では、UEの特徴パラメータは、UEの通信品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのチャネル品質を測定するのに用いられる値若しくは情報、及び/又は、UEのサービス特徴を反映するのに用いられる情報を指す。
具体的には、UEの特徴パラメータは、リソース、リソースインデックス、レベル、レベルインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックス、繰り返しレベル、繰り返しレベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、カバレッジ拡張値、カバレッジ拡張範囲のインデックス、パスロス値、パスロス範囲のインデックス、参照信号受信電力値、参照信号受信電力範囲のインデックス、参照信号受信品質値、参照信号受信品質範囲のインデックス、チャネル品質情報値、チャネル品質情報範囲のインデックス、サービスタイプ、サービスタイプのインデックス、省電力要件、省電力要件のインデックス、遅延要件、遅延要件のインデックス、予め規定されたチャネルの検出回数、予め規定されたチャネルの検出回数のインデックス、モビリティ要件及びモビリティ要件のインデックス、のうち少なくとも1つを含んでよい。
基地局は、UEの特徴パラメータを示す受信されたシグナリングに従って、UEの特徴パラメータを決定してよい。シグナリングは、UE又は別のネットワークエンティティにより基地局に送信されてよい。代替として、基地局は、アップリンク信号を正確に受信できるか否かに従って、UEの特徴パラメータを決定する。例えば、基地局がUEにダウンリンク信号を送信し、基地局がUEによってフィードバックされた対応するアップリンク信号を正確に受信できた場合、基地局は、UEの現在の特徴パラメータ(例えば、現在の通信品質を表す特徴パラメータ)を決定することができる。代替として、基地局は、受信されたアップリンク信号を測定することにより、UEの特徴パラメータを決定する。代替として、基地局はUEの特徴パラメータを自律的に決定する。
602:基地局が、UEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、基地局が第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、基地局が送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、基地局がサポートする第3の信号の機能を決定する。
本実施形態では、予め設定された対応関係は、予め設定された機能関係、予め設定された表関係又は予め設定された規定関係であってよい。予め設定された対応関係は、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されてよく、或いは、システムにより標準プロトコルを用いて予め設定されてよい。
予め設定された対応関係は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係と、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係と、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係とを指す。
具体的には、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであってよい。第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は両方とも、信号伝送信頼性を改善するための技術である。両者の主な違いは、異なるカバレッジ拡張強度を実現できる点にある。
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであってよい。信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なる。ここでの相違とは、信号集合1に含まれる第2の信号の種類と信号集合2に含まれる第2の信号の種類が異なるが、信号集合1に含まれる第2の信号の数は信号集合2に含まれる第2の信号の数と同じであっても異なってもよいことを指す。
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値以下であるとき、基地局は、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能を使用することをサポートし、特徴パラメータが特徴パラメータ閾値よりも大きいとき、基地局は、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであってよい。第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
更に、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は第1の信号を送信するために第1のカバレッジ拡張技術を用い、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は第1の信号を送信するために第2のカバレッジ拡張技術を用いることであってもよい。第1のカバレッジ拡張技術と第2のカバレッジ拡張技術は両方とも、信号伝送信頼性を改善するための技術である。両者の主な違いは、異なるカバレッジ拡張強度を実現できる点にある。
特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることであってもよい。信号集合1のうちの第2の信号と信号集合2のうちの第2の信号は異なる。ここでの相違とは、信号集合1に含まれる第2の信号の種類と信号集合2に含まれる第2の信号の種類が異なるが、信号集合1に含まれる第2の信号の数は信号集合2に含まれる第2の信号の数と同じであっても異なってもよいことを指す。
特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係は、特徴パラメータが第1の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、特徴パラメータが第2の特徴パラメータセットに属するとき、基地局は、第3の信号の第2の機能集合のうちの機能を使用することをサポートすることであってもよい。第1の機能集合のうちの機能と第2の機能集合のうちの機能とは完全に同じではない。
上述の特徴パラメータ閾値、信号集合1、信号集合2、第1の機能集合、第2の機能集合、第1の特徴パラメータセット及び第2の特徴パラメータセットは、基地局によりシグナリングを用いて予め構成されてよく、或いは、システムにより標準プロトコルを用いて予め設定されてよい。
例えば、信号集合2に含まれる信号の種類は、信号集合1に含まれる信号の種類よりも少ない。信号集合1又は信号集合2は空集合であってよい。信号集合1の信号は、信号集合2の信号と完全に異なってよい。この場合、基地局が信号集合2の信号の伝送をサポートする場合、基地局が信号集合1の信号の伝送をサポートしないことを示す。信号集合1又は信号集合2は、以下の信号すなわち、物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ、のうち1以上のタイプを含む。
更に、第1の機能集合が含む機能の数は第2の機能集合よりも多い。具体的には、例えば、第3の信号はPUCCHであり、第1の機能集合及び第2の機能集合は、チャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とのうち1以上を含むが、第2の機能集合が含む機能の数は、第1の機能集合よりも少ない。
UEの特徴パラメータを決定した後、基地局は、特徴パラメータと第1の信号を送信するのに用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係に従って、第1の信号を送信するのに用いられ且つUEの特徴パラメータに対応するカバレッジ拡張技術を決定してよい。且つ/又は、
基地局は、特徴パラメータと送信がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータが対応する第2の信号を決定する。第2の信号の送信は特徴パラメータによってサポートされる。且つ/又は、
基地局は、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係に従って、UEの特徴パラメータに対応する第3の信号のサポートされる機能を決定する。
ここで、第1の信号と第2の信号と第3の信号は同じであってよく、或いは異なってよい。すなわち、第1の信号と第2の信号は同じであっても異なってもよく、第1の信号と第3の信号は同じであっても異なってもよく、第2の信号と第3の信号は同じであっても異なってもよい。
第1の信号、第2の信号又は第3の信号は、
物理ダウンリンク制御チャネル、拡張物理ダウンリンク制御チャネル、物理ランダムアクセスチャネル、物理制御フォーマット指示チャネル、物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネル、ユニキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、ブロードキャスト又はマルチキャスト物理ダウンリンク共有チャネル、物理アップリンク共有チャネル、物理アップリンク制御チャネル、同期チャネル、物理ブロードキャストチャネル、公共参照信号、復調参照信号、専有参照信号、ランダムアクセス応答メッセージ、ランダムアクセス応答アクノレッジメントメッセージ、競合解決メッセージ、システム情報及びページングメッセージ、
のうち少なくとも1つを含む。
以下、UEの特徴パラメータがカバレッジ拡張値である例を用いて、基地局がUEの特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、基地局が第1の信号を送信するのに用いるカバレッジ拡張技術を決定し、且つ/又は、基地局が送信をサポートする第2の信号を決定し、且つ/又は、基地局がサポートする第3の信号の機能を決定することを説明する。
例えば、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、第1の信号の送信に第1のカバレッジ拡張技術が用いられ、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、第1の信号の送信に第2のカバレッジ拡張技術が用いられることである。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
基地局がUEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、基地局は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との対応関係に従って、UEとの通信時に第1のカバレッジ拡張技術が第1の信号の送信に用いられると決定する。基地局がUEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、基地局は、特徴パラメータと第1の信号の送信に用いられるカバレッジ拡張技術との対応関係に従って、UEとの通信時に第2のカバレッジ拡張技術が第1の信号の送信に用いられると決定する。
本実施形態では、第1のカバレッジ拡張技術及び第2のカバレッジ拡張技術は、再伝送、スペクトル拡散伝送、低ビットレート伝送、伝送時間間隔バンドル(TTI bundling)伝送、パワーブースト(power boosting)、パワースペクトル密度ブースト(PSD boosting)、キープトライング(keep trying)、緩和要件、周波数ホッピング及び最大尤度検出のうち1つ、又はこれらの技術のうち複数の組合わせであってよい。
より具体的には、例えば、第1の信号は物理アップリンク制御チャネルPUCCHであり、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、PUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)が用いられ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、PUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)及び再伝送が用いられる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。基地局がUE1のカバレッジ拡張値が3dBであると決定した場合、基地局はUE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定する。したがって基地局は、PUCCHにおいてPUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)が用いられると決定し、基地局はこれに従って、この方式でPUCCHを受信する。基地局がUE2のカバレッジ拡張値が8dBであると決定した場合、基地局はUE2のカバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(5dBよりも大きい)と決定する。したがって基地局は、PUCCHにおいてPUCCHカバレッジ拡張の実行に緩和要件(及び/又は周波数ホッピング)及び再伝送が用いられると決定し、基地局はこれに従って、この方式でPUCCHを受信する。
具体的には、別の例として、第1の信号は物理ブロードキャストチャネルPBCHであり、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値がCdBよりも大きくないとき、PBCHカバレッジ拡張にキープトライングが用いられ、カバレッジ拡張値がDdBよりも大きくないとき、PBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライング及び再伝送が用いられる。ここで、C及び/又はDは予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めC=10及びD=15と定められる。基地局がUE(1つのUE又は複数のUE)の現在のカバレッジ拡張値が10dBよりも大きくないと決定した場合、基地局は、PBCHにおいてPBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライングが用いられると決定する。基地局がUE(1つのUE又は複数のUE)の現在のカバレッジ拡張値が15dBよりも大きくないと決定した場合、基地局は、PBCHにおいてPBCHカバレッジ拡張の実行にキープトライング及び再伝送が用いられると決定する。
例えば、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、基地局は信号集合1のうちの第2の信号の送信をサポートし、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、基地局は信号集合2のうちの第2の信号の送信をサポートすることである。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
基地局がUEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、基地局は、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との対応関係に従って、UEとの通信時に信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされると決定する。基地局がUEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、基地局は、特徴パラメータと伝送がサポートされる第2の信号との対応関係に従って、UEとの通信時に信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされると決定する。
より具体的には、例えば、伝送信号集合1の第2の信号はPBCH及び物理ハイブリッド自動再送要求指示チャネルPHICHであり、信号集合2の第2の信号はPBCHである。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、伝送信号集合1の第2の信号の伝送がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。UE1のカバレッジ拡張値が3dBである場合、基地局はUE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定する。したがって、基地局は、UE1との通信時にPBCH及びPHICHがサポート可能であると決定する。基地局がUE2のカバレッジ拡張値が8dBであると決定した場合、基地局は、UE2のカバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満であると決定し、基地局は、UE2との通信時にPBCHがサポートされると決定する。すなわち、UE2との通信時にPHICHがサポートされないと決定される。
具体的には、別の例として、伝送信号集合1の第2の信号はPUCCH(又はPHICH)であり、伝送信号集合2の第2の信号はヌル信号であり、すなわち、伝送信号集合2はいかなる信号も含まない。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、信号集合1中の第2の信号の伝送がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、信号集合2中の第2の信号の伝送がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。基地局がUE1のカバレッジ拡張値が3dBであると決定したばあ、基地局はUE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定する。したがって基地局は、UE1との通信時にPUCCH(又はPHICH)がサポート可能であると決定する。基地局がUE1のカバレッジ拡張値が8dBであると決定した場合、基地局はUE1のカバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)であると決定する。基地局は、UE1との通信時に信号集合1の信号の伝送がサポートされない、すなわち、基地局とUE1との通信時にPUCCH(又はPHICH)がサポートされないと決定する。
例えば、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との予め設定された対応関係(予め基地局又はシステムによって特定される)は、カバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)とき、基地局は、第3の信号の第1の機能集合のうちの機能をサポートし、カバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)とき、基地局は、第3の信号の第2の機能中の機能をサポートすることである。ここで、X及び/又はYは予め定められる特徴閾値である。
基地局がUEのカバレッジ拡張値がXdBである(又は0dBよりも大きくXdB以下である)と決定した場合、基地局は、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との対応関係に従って、第3の信号の第1の機能集合中の機能がサポートされると決定する。基地局がUEのカバレッジ拡張値がYdBである(又はXdBよりも大きい、又はXdBよりも大きくYdB以下である)と決定した場合、基地局は、特徴パラメータと第3の信号のサポートされる機能との対応関係に従って、第3の信号の第2の機能集合中の機能がサポートされると決定する。
より具体的には、例えば、第3の信号はPUCCHである。基地局又はシステムは、予め以下のように定める。すなわち、PUCCHの第1の機能集合の機能がチャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とを含み、PUCCHの第2の機能集合の機能がスケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とを含む。更に、基地局又はシステムは、予め以下のように定める。カバレッジ拡張値が0dBよりも大きくXdB以下であるとき、第3の信号の第1の機能集合の機能がサポートされ、カバレッジ拡張値がXdBよりも大きくYdB以下である(又はXdBよりも大きい)とき、第3の信号の第2の機能集合の機能がサポートされる。ここで、X及び/又はYは、予め定められる特徴パラメータ閾値である。例えば、予めX=5及びY=10と定められる。基地局がUE1のカバレッジ拡張値が3dBであると決定した場合、基地局はUE1のカバレッジ拡張値が5dB未満であると決定する。したがって基地局は、UE1との通信時に、PUCCHのチャネル品質情報を報告する機能と、スケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とがサポートされると決定する。基地局がUE1のカバレッジ拡張値が8dBであると決定した場合、基地局はUE1のカバレッジ拡張値が5dBよりも大きく10dB未満である(又は5dBよりも大きい)と決定し、基地局は、UE1との通信時に、PUCCHのスケジューリング要求機能と、信号が正確に受信されたかを示すアクノレッジメントをフィードバックする機能とがサポートされると決定する。
留意すべきこととして、上記では、本実施形態の方法実施を、特徴パラメータがカバレッジ拡張値である例を用いて説明した。特徴パラメータがレベル、レベルインデックス、繰り返し回数、繰り返し回数インデックス、リソース、リソースインデックス、拡張レベル、拡張レベルインデックスその他の情報 (通信品質、チャネル品質又はサービス特徴を反映する)である場合も、本実施形態の実施は、上述の説明に従って同様に行われてよく、ここでは詳細の説明を省略する。
本実施形態において、「伝送」は送信又は受信を指す。本実施形態において、「伝送する」は送信すること又は受信することを指す。
本実施形態では、UEの現在の特徴パラメータと予め設定された対応関係とに従って、基地局は、UEと基地局との間の第1の信号の伝送に用いられるカバレッジ拡張技術を適応的に決定し、且つ/又は、UEと基地局との間で伝送がサポートされる第2の信号を決定し、且つ/又は、第3の信号のサポートされる機能を決定することができ、よって、UEの異なる特徴パラメータに適応することができる。結果として、システムのリソース利用を最適化し、処理の複雑さを低減し、電力消費を低減することができる。
更に、留意すべきこととして、説明した装置の実施形態は単なる例示である。個別の部品として記載されたユニットは物理的に別個であってもなくてもよく、ユニットとして表示される部品は物理的な単位であってもなくてもよく、1つの位置に配置されても、複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際のニーズに応じて選択されてよい。また、本発明によって提供される装置の実施形態の添付の図面において、ユニット間の接続関係は、ユニットが相互に通信接続を有することを示し、具体的には、1以上の通信バス又は信号ケーブルとして実現されてよい。当業者であれば、創意工夫なく、本発明の実施形態を理解し実施することができるであろう。
上記実施方式の説明に基づいて、本発明は、必要な汎用ハードウェアに加えたソフトウェアによって、又は、特定用途向け集積回路、専用CPU、専用メモリ、専用の部品等の専用のハードウェアによって実現されてよいことが、当業者であれば明らかに理解されるであろう。一般に、コンピュータプログラムによって実行することができる任意の機能は、対応するハードウェアを用いて容易に実現することができる。また、同じ機能を達成するために使用される特定のハードウェア構成は、様々な形態のものであってよく、例えば、アナログ回路、デジタル回路、専用回路等の形態であってよい。しかしながら、本発明に関しては、ほとんどの場合においてソフトウェアプログラムの実施がより良い実施方式である。このような理解に基づき、本発明の技術的解決策は本質的に、又は、従来技術に寄与する部分は、ソフトウェア製品の形態で実施することができる。コンピュータソフトウェア製品は可読記憶媒体に記憶され、例えば、コンピューターのフロッピーディスク、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク、光ディスク等に記憶され、また、本発明の実施形態に記載の方法を実行するようにコンピューター装置(パーソナルコンピューター、サーバー、ネットワーク機器、等であってよい)に指示するための複数の命令を含む。
本発明の実施形態によって提供される信号伝送方法、ユーザーイクイップメント及び基地局を、上記に詳述した。当業者であれば、本発明の実施形態の考えに基づき、特定の実施方式及び適用範囲に対して変更を行うことができるであろう。したがって本明細書の内容は本発明を限定するものと解釈されないものとする。