JP2017500548A - 折り重ねられたバイオセンサー - Google Patents

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Abstract

相互に向かって内側に面する導電性表面を、試料チャンバに隣接して検査ストリップの遠位部分に有する2つの電極を備える検査ストリップ。1対のスペーサが、それぞれ、電極の間の同じ試料チャンバの1つの側に隣接して配設されている。電極は、それぞれ、検査ストリップの近位端部において1つの方向に面することにより、それらの導電性表面は、検査ストリップの電気接点を形成する。【選択図】図2A

Description

本開示は、概して、試料分析測定システムの分野に関し、より具体的には、試料測定システムにおける、製作及び使用の方法を含む改善された分析検査ストリップ設計に関する。
血液分析物測定システムは、通常は分析検査ストリップの形態のバイオセンサーを受容するように構成されている分析物検査計を典型的に備えている。ユーザは、典型的には指先の皮膚を穿刺することによって少量の血液試料を得ることができ、次に、その試料を検査ストリップに付着させて、血液分析物アッセイを開始し得る。これらの測定システムの多くは可搬式であり、検査を短時間で完了することができるので、患者は、個人的な日課を著しく中断することなく、日常生活の通常の過程でかかる装置を使用することができる。その結果、糖尿病患者は、自己管理プロセスの一環として、自身の血糖レベルを1日に数回測定することにより、血糖を目標範囲内にする血糖コントロールを確実に行い得る。
分析物検出アッセイは、臨床検査、家庭検査などを含む様々な用途での使用が見出されるものであり、そのような検査の結果は、様々な病状の診断及び管理において主要な役割を果たしている。目的の分析物としては、糖尿病管理のためのグルコース、コレステロールなどが挙げられる。こうした分析物検出の重要性の高まりに応じて、臨床での使用と家庭での使用の両方に対応する多様な分析物検出の手順及びデバイスが開発されてきた。
分析物検出に用いられる方法の1つの種類は電気化学的方法である。そのような方法では、2つの電極、例えば、対電極及び作用電極並びにレドックス試薬を含む電気化学セルの中の試料受容チャンバの中に体液試料が置かれる。血液分析物をレドックス試薬と反応させて、血中の分析物濃度に対応する量の酸化可能(又は還元可能)物質を形成することを可能にする。次に、電極を介して電圧信号を印加し、初期試料中に存在する分析物の量に関連する電気的応答を測定することによって、存在する酸化可能(又は還元可能)物質の量又は濃度を電気化学的に推定する。
典型的には、電気化学セルが、電気化学セルを検査計のような分析物測定装置に電気的に接続するように構成されている検査ストリップの中に存在する。現在の検査ストリップは有効であるが、これらの検査ストリップを製作する方法は、製造コストに直接影響を与え得る。例えば、現在の製造プロセスは、単一のストリップを形成するために3つの別個に記録されるプロセス、すなわち、スプライン加工によるコネクタ切断、パンチングによるチャンバ形成、及び記録による分離プロセスを必要とし得る。これら3つの工程のすべては、位置ずれによる無駄を招き得る。したがって、材料コスト及び製造コストを低減するために、電気化学的検査ストリップ並びにその製作方法及び構造の改善が必要である。
本明細書において開示される実施形態は、概して、検査計の電気コネクタを係合する共対面電極を有する分析検査ストリップ、コストを低減する検査ストリップを製造するウェブベースの方法、及び試料分析的システムにおいて検査ストリップデザインを用いる方法を提供し、同時に、血糖検査計のような携帯型分析物測定デバイスによって電気接触領域への簡単なアクセスを提供する。
説明された分析検査ストリップによって本明細書においてもたらされる利点は、電気接触領域が電極のストリップ幅全体に亘って計器に完全にアクセス可能であることである。この提示によって、2つの電気コネクタだけが必要とされるので、検査計のストリップポートコネクタの製造におけるより大きな公差、及びより簡素な検査計設計が可能になる。
説明された分析検査ストリップによって本明細書において提供されるもう一つの利点は、試料分析物測定システムでの使用に対する全体的なより大きな機能性についてのものである。より大きい機能性とは、電気伝達継手を作成する必要を伴わずに、従来通りに挿入されたサイドフィル分析検査ストリップのために、両方の電極への接触がないことを可能にする折り重ねられた電極層によって与えられる。
実現されるもう一つの利点は、二次側の位置合わせ特徴を必要としない連続したウェブベースの構成を通しての材料コスト及び生産コストの低減によるコスト削減についてのものである。ウェブは、収率を改善する反面、材料の無駄及びコストを低減する連続した断裁プロセスによって切られ得る。
提供される更に別の利点は、検査ストリップの簡略化された構成についてのものである。これは、分析検査ストリップがより高い機能性及び在庫の低減の両方を有することにより、有意な性能及びコスト削減を生じさせることを意味する。新規な積層及び折り重ねの製作プロセスが、本明細書において述べられている。
これら及び他の実施形態、特徴、並びに利点は、本発明の様々な例示的実施形態についての以下のより詳細な説明を、はじめに簡単に説明する添付の図面と併せて参照することによって当業者にとって明らかになるであろう。
本明細書に援用され、本明細書の一部をなす添付図面は、本発明の現時点における好ましい実施形態を図示したものであって、上述した一般的説明及び以下に述べる詳細な説明と共に、本発明の特徴を説明する役割を果たすものである(同様の数字は同様の要素を表す)。
例示的な分析検査ストリップベースの血液分析物測定システムの線図を示す。 図1Aの検査ストリップベースの血液分析物測定システムの例示的な処理システムの線図を示す。 本明細書において開示される例示的な製作方法によって形成される分析検査ストリップの側面図である。 図2Aの例示的な分析検査ストリップの分解斜視図である。 図2A〜Bの例示的な分析検査ストリップを製造するためのウェブベースのプロセスの一部分の平面図である。 図3Aの例示的な分析検査ストリップウェブの側面図である。
ここで、本明細書において開示する検査ストリップ及び製作方法の構造、機能、製造、及び使用の原理についての総合的な理解を提供するために、特定の例示的な検査ストリップの実施形態について説明する。これらの実施形態のうちの1つ又は2つ以上の例が、添付図面において示されている。本明細書で具体的に説明し、添付の図面に示す、装置及び方法が、非限定的な例示的な実施形態であること、並びに本開示の範囲が、特許請求の範囲によってのみ定義されることは、当業者は理解するであろう。ある例示的な実施形態との関連において図示又は説明される特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わされてもよい。かかる変更例及び変形例は、本開示の範囲内に含まれることが意図される。
本明細書で使用される際、用語「患者」又は「ユーザ」は、任意のヒト又は動物被験対象を指し、ヒト患者における本発明の使用は、好ましい実施形態を表すが、システム又は方法をヒトへの使用に限定することを意図するものではない。
「試料」という用語は、ある成分の有無、ある成分、例えば分析物の濃度のようなその特性のうちの任意のものについての定性的又は定量的な決定の対象にされるように意図された、ある容積の液体、溶液、又は懸濁液を意味する。本発明の実施形態は、ヒト及び動物の全血試料に適用可能である。本明細書において述べられているような、本発明と関連している典型的な試料としては、血液、血漿、赤血球、血清、及びこれらの懸濁液が挙げられる。
発明を実施するための形態及び特許請求の範囲全体を通じて数値に関連して使用される際に、用語「約」は、当業者が精通し許容できる精度の区間を示す。本用語に適用される区間は、好ましくは±10%である。明記されない限り、上述の用語は、本明細書に記載され、特許請求の範囲に従う本発明の範囲を狭めることを意図しない。本明細書において使用される場合、用語「上部」及び「基部」は、説明の目的のためだけに参照としての役割を果たすことを意図し、検査ストリップの部分の実際の位置は、その方位に依存することとなる。
実施形態は、分析物測定システム又はデバイスと通信する電極を有する電気化学的バイオセンサー(本明細書においては、同義的に「検査ストリップ」とも呼ばれる)のウェブベースの構成に概して関連している。バイオセンサーは、比較的小さい大きさを示す一方で、比較的単純で効率的な製造プロセスを必要とするときに、特に有利である。効率的な製造プロセスは、無駄になる材料がより少ないときに、製造コストを低減し得る。
図1Aは、携帯型検査計10を含む分析物測定システム100を示す。検査計10は、データ管理装置140を保持するハウジング11によって画定され、更に、分析物検査ストリップを受容するように大きさが設定され構成されたストリップポートコネクタ22を含む。1つの実施形態によれば、検査計10は血糖計であってもよく、検査ストリップは、血糖測定を実施するために画定された検査ストリップポートコネクタ22の中に挿入されるように構成されたグルコース検査ストリップ24の形態で提供される。前述のように、検査計10は、データ管理装置140(図1B)を保持し、それは計器ハウジン11の内部に配設されている。複数のユーザインタフェースボタン16及び1つのディスプレイ14が、ハウジング11の外部に配設されており、計器は、図1Aに示されるように、ストリップポートコネクタ22及びデータポート13を更に備える。所定の数のグルコース検査ストリップ24が、ハウジング11の内部に保管され、血糖検査での個々の使用に対して利用しやすくされ得る。複数のユーザインタフェースボタン16が、データ入力を可能にし、データ出力のプロンプトを出し、ディスプレイ14に表示されるメニューを操作し、コマンドを実行するように構成され得る。出力データは、ディスプレイ14に表示された分析物濃度を表す値を含み得る。個人の日常の生活習慣に関連した入力情報は、食物摂取、薬の使用、健康診断の実施、並びに個人の一般的な健康状態及び運動レベルを含み得る。これら入力は、ディスプレイ14に表示されたプロンプトを介して要求され得、分析物計10のメモリモジュールに格納され得る。具体的には、この例示的な実施形態によれば、ユーザインタフェースボタン16は、マーク、例えば、上下矢印、テキスト文字(例えば、「OK」)などを含み、これらのマークにより、ユーザは、ディスプレイ14に表示されたユーザインタフェースによって操作することが可能になる。本明細書において示されるユーザインタフェースボタン16は、独立したスイッチであるが、バーチャルボタンを伴うディスプレイ14の上のタッチスクリーンインタフェースも代替的に利用され得る。
グルコース測定システム100の電子構成要素は、例えばプリント回路基板上に配設されることができ、このプリント回路基板は、計器ハウジング11の内部に位置し、本明細書に記載されるシステムのデータ管理装置140を形成する。図1Bは、この実施形態の目的のためにハウジング11の内部に配設された電子サブシステムのうちのいくつかを簡素化された概略形式で示している。データ管理装置140は、以下で説明するように、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、混合信号処理装置(「MSP」)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)、又はこれらの組み合わせの形式の処理装置122を含み、プリント回路基板上に含まれるか又はプリント回路基板に含まれるか、又は接続される様々な電子モジュールに電気的に接続される。処理装置122は、例えば、検査ストリップポート回路モジュール104に、アナログフロントエンドサブシステム125を介して電気的に接続される。ストリップポート回路104は、血糖検査中、ストリップポートコネクタ22に電気的に接続されている。
要するに選択された分析物濃度を測定するため、ストリップポート回路104は、ポテンシオスタットを使用して、血液試料がその上に配設された分析物検査ストリップ24の電極間に亘る抵抗を検出し、ディスプレイ14に表示するために、電流計測定値をデジタル形式に変換する。処理装置122は、ストリップポート回路104からの入力を受信するように構成され得、またポテンショスタット機能及び電流測定機能の一部分を実行し得る。
分析物検査ストリップ24は、電気化学的グルコース検査ストリップの形態であり得る。試験ストリップ24は、1つ又は2つ以上の作用電極を含み得る。試験ストリップ24は、また、複数の電気的接触パッドを有し得、その場合、それぞれの電極は少なくとも1つの電気的接触パッドと電気通信し得る。ストリップポートコネクタ22は、電気的接触パッドと電気的にインタフェースし、挿入された検査ストリップの電極との電気通信を形成するように構成され得る。検査ストリップ24は、少なくとも1つの電極の上に配設されている試薬層を含むことができる。試薬層は、酵素及び媒介物質を含むことができる。試薬層での使用に適する例示的な酵素としては、グルコースオキシダーゼ、グルコースデヒドロゲナーゼ(補酵素ピロロキノリンキノン「PQQ」依存性)、及びグルコースデヒドロゲナーゼ(補酵素フラビンアデニンジヌクレオチド「FAD」依存性)が挙げられる。試薬層での使用に適する例示的な媒介物質としては、フェリシアニドが挙げられ、この場合、フェリシアニドは酸化型である。試薬層は、グルコースを酵素的副産物に物理的に変換し、そのプロセスにおいてグルコース濃度に比例したある量の還元型媒介物質(例えば、フェロシアニド)を生成するように構成され得る。作用電極を、そのとき、還元型媒介物質の濃度を電流の形態で測定するために使用できる。次に、ストリップポート回路104は、電流強度をグルコース濃度に変換することができる。そのような電流測定を行う例示的な分析物計器は、「System and Method for Measuring an Analyte in a Sample」という名称の米国特許出願公開第1259/0301899 A1号に記載されており、この特許出願は、参照によりその全体が本明細書に援用される。
ディスプレイプロセッサ及びディスプレイバッファを含み得るディスプレイモジュール119が、出力データを受信及び表示するために、並びに処理装置122の制御下でユーザインタフェース入力選択を表示するために、通信インタフェース123を介して処理装置122に電気的に接続される。メニュー選択のようなユーザインタフェースの構造は、ユーザインタフェースモジュール103に格納されており、メニュー選択を血糖測定システム100のユーザに対して表示するための処理ユニット122によってアクセス可能である。この例示的な実施形態によれば、オーディオモジュール120は、DMU 140によって受信又は格納されたオーディオデータを出力するためのスピーカー121を備える。オーディオ出力は、例えば通知、リマインダー、及び警告を含み得るか、又は、ディスプレイ14に表示されるディスプレイデータと併せて再生されるべきオーディオデータを含み得る。そのような格納されたオーディオデータは、処理装置122によってアクセス可能であり、適切な時間にプレイバックデータとして実行され得る。オーディオ出力の音量は、処理ユニット122によって制御され、音量設定は、プロセッサによって決定されるように、又はユーザによって調節されるように設定モジュール105に格納され得る。ユーザ入力モジュール102は、ユーザインタフェースボタン16を介して入力を受信し、この入力は処理されて、通信インタフェース123を介して処理装置122まで送信される。処理装置122は、血糖測定の日時を記録するためのプリント回路基板に接続されたデジタル時刻機構への電気的アクセスを有することができ、このデジタル時刻機構は、次に、必要に応じて後にアクセスされるか、アップロードされるか、又は表示され得る。
ディスプレイ14は、代替として、その明るさが光源制御モジュール115を介して処理装置122によって制御され得るバックライトを含むことができる。同様に、ユーザインタフェースボタン16は、ボタンの光出力を制御するための処理装置122に電気的に接続されたLED光源を使用して照明されてもよい。光源モジュール115は、ディスプレイバックライト及び処理装置122に電気的に接続されている。すべての光源のデフォルトの明るさ設定、及びユーザによって調整される設定は、設定モジュール105に格納され、この設定モジュールは処理装置122によってアクセス可能及び調整可能である。
非限定的に揮発性ランダムアクセスメモリ(「RAM」)112、リードオンリーメモリ(「ROM」)又はフラッシュメモリを含んでもよい不揮発性メモリ113、及びデータポート13を介して外部携帯用メモリデバイスに接続するための回路114を含む記憶モジュール101が、通信インタフェース123によって処理装置122に電気的に接続されている。外部メモリデバイスは、サムドライブの中に収容されたフラッシュメモリデバイス、携帯型ハードディスクドライブ、データカード、又は任意の他の形式の電子記憶デバイスを含み得る。オンボードメモリは、以下で説明するように、処理装置122によって実行されて検査計10を操作する様々な組込みアプリケーションを含むことができる。オンボードメモリは、血糖測定に関連する日時を含む、ユーザの血糖測定の履歴を格納するためにも用いられることができる。以下で説明するように、検査計10又はデータポート13の無線伝送能力を使用して、このような測定データを、接続されたコンピュータ又はその他の処理装置まで有線又は無線伝送を介して転送することができる。
無線モジュール106は、1つ又は2つ以上の内蔵デジタルアンテナ107を介した無線によるデジタルデータ送受信用の送受信回路を含み得、通信インタフェース123を介して処理装置122に電気的に接続される。無線送受信回路は、集積回路チップ、チップセット、処理装置122を介して操作可能なプログム可能機能、又はこれらの組み合わせの形式であってよい。各無線送受信回路は、異なる無線送信規格に適合している。例えば、無線送受信回路108は、WiFiとして知られているワイヤレスローカルエリアネットワークIEEE 802.11の規格に適合していてよい。送受信回路108は、検査計10に近接するWiFiアクセスポイントを検出して、そのような検出されたWiFiアクセスポイントからデータを送受信するように構成され得る。無線送受信回路109は、ブルートゥース(登録商標)プロトコルと互換性を有し得、検査計10に近接するブルートゥース(登録商標)「ビーコン」から送信されたデータを検出及び処理するように構成されている。無線送受信回路110は、近距離無線通信(「NFC」)規格と互換性を有し得、例えば、検査計10に近接した小売り施設のNFC準拠のPOS端末装置との無線通信を確立するように構成されている。無線送受信回路111は、セルラーネットワークとのセルラー通信用の回路を備えてもよく、利用可能なセルラー通信タワーを検出して、それにリンクするように構成されている。
電力供給モジュール116は、ハウジング11の中のすべてのモジュールに、及び処理装置122に電気的に接続されて、これらに電力を供給する。電力供給モジュール116は、標準バッテリー若しくは再充電可能なバッテリー118を備えてもよく、又は検査計10がAC電源に接続されると、AC電力供給117が起動され得る。電力供給モジュール116はまた、通信インタフェース123を介して処理装置122に電気的に接続され、それにより、処理装置122は、電力供給モジュール116のバッテリー電源モードに残っている電力レベルを監視できる。
検査計10による使用のために外部記憶装置を接続することに加えて、データポート13は、接続リード線に取り付けられた好適なコネクタを受容するために使用されることができ、それによって検査計10をパーソナルコンピューターなどの外部デバイスに接続することが可能になる。データポート13は、例えば、シリアル、USB又はパラレルポートのようなデータ送信を可能にする任意のポートであり得る。
図2A〜図2Bは、電気化学的バイオセンサー24の例示的な実施形態を示し、本明細書においては検査ストリップとも呼ばれ、これは分析物計10によって使用可能である。要するに、示されるように、検査ストリップ24は、概して1対の電極、すなわち上部電極201及び底部電極209、1対のスペーサ204、205、並びに試薬層208を含み、試薬層は、この例示的な実施形態にしたがって、底部電極209の上のスペーサ204とスペーサ205との間に配設されている。間隙が、スペーサ204とスペーサ205との間に形成され、同様に上部電極201によって更に画定され、底部電極209は、試料チャンバ213を形成し、試料チャンバは、電気化学セルとして機能する。試料チャンバ213は、検査ストリップの幅Wに亘って延び、試料をその中に適用するために用いられ得る入口を対向する端部に提供する。当業者は、検査ストリップ24が図示以外の様々な構成を有することができ、本明細書に開示される、当該技術分野において既知の特徴の任意の組み合わせを含むことができることを理解するであろう。更に、それぞれの検査ストリップ24は、試料の中の同一の及び/又は異なる分析物を測定するための様々な場所に試料チャンバ213を備えることができる。
検査ストリップ24は、様々な構成を有することができるが、典型的には、剛性、半剛性又は可撓性のスペーサ204、205、及び可撓性のウェブベースの基体層206、207の形態であり、それぞれが概して細長いか、長方形か又は平らな形状を有し、以下で更に詳細に議論するように、十分な構造強度を有することにより、取扱い及び検査計のような分析物測定システム又はデバイスとの接続を可能にする。様々な検査ストリップ層204、205、206及び107のそれぞれは、プラスチック、ポリエステル又はその他の材料を含む好適な材料から形成され得る。より具体的には、これらの層の材料は、非導電性であり、不活性及び/又は電気化学的に非機能性であり得、それらは、時間と共に直ちに腐食することがなく、検査ストリップ24の試料チャンバ213に適用された試料と化学反応することもない。この実施形態によると、上部電極201は、可撓性の絶縁層206、及びその1つの表面に配設された可撓性の導電性材料又は導電性膜層202を含む。図2Aの向きで示されると、導電性膜層202は、検査ストリップ24の近位端部215において上方に向き、その遠位端部214において下方に面する、すなわち、この導電性膜層は、試料チャンバ213を横切って電極209の上に折り重なり、かつそれに面する。この例示的な実施形態によると、底部電極209は、また、可撓性の絶縁層207、及びその1つの表面の上に配設された可撓性の導電性材料又は層210を含む。検査ストリップ24の遠位端部214において、導電層210は、試料チャンバ213を横切って電極209に向かって上方に面する。導電層202、210は、耐腐食性であるべきであり、それらの導電性は、検査ストリップ24の貯蔵中、変化しない。
図2A〜図2Bに示される実施形態では、検査ストリップ24の導電層202、210は、電極201、209の近位端部215において、接触領域216、217を更に提供することにより、分析物計10のストリップポートコネクタ22に配設された電気接点220又は尖端と電気的に通信する。図2Aに示されるように、検査計10の1対の電気接点220又は尖端は、検査ストリップ24の接触領域216、217を容易に電気的に係合し得る。示されるように、上部電極201は、底部電極209の終端223を越えて延び、それにより、その導電性表面202の軸方向部分は、検査ストリップ24の近位端部215において露出されて、検査ストリップ24の1つの電気接点216を形成する。保護膜203が、スペーサ204に近接する、底部電極209の導電層210の一部分に適用されることにより、検査ストリップ24の近位端部で導電層210の一部分を露出させて、検査ストリップ24の第2の電気接点217を形成し得る。導電性電極層202、210は、積み重ねられた電極層201、209の平面表面に適用されるので、それらは、異なる高さにある分離しているが平行な平面に配設され、更に、縦方向に、すなわち検査ストリップ24の対向する遠位端部214と近位端部215との間の線に沿ってオフセットされている。分析物測定装置の電気接点220又は尖端は、したがって、同様に鉛直(高さ)方向に及び縦方向に沿ってオフセットされているように構成されることにより、検査ストリップ24の電気接点216、217を適切に係合する。そのような構成によって、上部電極201と底部電極209との分析物測定デバイス100による係合が容易になり、装置が既知の手段によって電気化学的試料チャンバ213の中に提供された流体試料の分析物濃度を測定することが可能になる。図2A〜2Bに示されるように、この例示的な実施形態によると、電気接点216、217は、両方とも上方に面することにより、更なる修正なしに電気接触を確立する。
上部及び底部電極201、209は、それぞれ実質的に絶縁性で不活性の基体206、207を備え、その1つの表面202、210にそれぞれ導電性膜材料が配設されていることにより、電極201、209と分析物測定システム100との間の電気通信を容易にする。導電層202、210は、アルミニウム、炭素、グラフェン、黒鉛、銀インク、酸化錫、酸化インジウム、銅、ニッケル、クロム及びそれらの合金、並びにそれらの組み合わせ(例えば、酸化錫インジウム)などの安価な材料を含む任意の導電性材料から形成され得、絶縁層206、207の上に堆積、付着又はコーティングされ得る。パラジウム、プラチナ、インジウムスズ酸化物、又は金などの導電性貴金属もまた使用され得る。導電層は、スパッタリング、無電解めっき、熱蒸着、及びスクリーン印刷のような様々なプロセスによって絶縁層206、207の上に堆積され得る。1つの例示的な実施形態では、試薬が含まれない電極、例えば上部電極201は、スパッタリングされた金電極であり、その上に試薬208を含有する電極、例えば底部電極209は、スパッタリングされたパラジウム電極である。使用の際に、電極のうち1つは、作用電極として機能することができ、他の電極は、対/参照電極として機能することができる。導電層202、210は、電極201、209の1つの表面全体の上に配設され得るか、又はそれらは、電極201、209の端からある距離(例えば、1mm)のところで終端し得る。しかし、導電層202、210の特定の場所が、試料チャンバ213の電気化学セルを対応する分析物測定装置(例えば検査計)に電気的に結合するように構成されなければならない。
1つの例示的な実施形態では、上部及び底部電極201、209の表面の大部分又はかなりの部分は、導電層202、210によって事前に選択された厚みでコーティングされている。図2Aに示されるように、電気化学的検査ストリップが組み立てられるとき、上部電極201は、試料チャンバ213の上方に折り重ねられるようにされ、上部電極201は、底部電極209の反転された導電性表面202の少なくとも一部分と導電性表面210とが相互に対向する関係、すなわち「共対面」であるように配設される。上部電極201の折り重ね構造は、底部電極209の終端222に隣接して二次開口部221を形成し得る。例えば試料チャンバ213に適用される試料体液のような流体が偶発的に二次開口部221に入ると、それは、底部電極209の上の導電性材料210を二次開口部221に近接する上部電極201の上の導電性材料202に電気的に短絡させ得る。したがって、この実施形態によると、間隙225が、試料チャンバ213と底部電極の終端222との間の導電層210に形成される。間隙225は、底部電極209の表面から導電層210の一部分を取り除くために、レーザ除去のような除去方法によって作成され得る。代替として、他の処理が使用され得る。除去された領域が、二次開口部221の中の流体と接触し得る導電層210の部分を、試料チャンバ213の中の反応した試料に電気的に接触する導電層210から遮断する。
本明細書において説明された実施形態によると、上部導電層202と底部導電層210との間の電気的分離を維持するために、検査ストリップ24は、1対の間隔があいたスペーサ204、205を備えるスペーサ層を含む。これらのスペーサ204、205は、両面粘着性のスペーサを備え得、それにより、示されるように試料チャンバ213の上部及び底部壁を形成する、上部電極201と底部電極209とを離間配置された関係に確保する。前述したように、スペーサ204、205自体は、画定された試料チャンバ213の側壁又は横方向壁を形成する。上部電極201と底部電極209とを分離することによって、スペーサ204、205は、共対面の上部導電層202と基部導電層210との間の電気的接触を防止する。スペーサ204、205は、接着性を有する剛性、半剛性、又は可撓性の材料を含む様々な非導電性材料から形成されるか、又はスペーサ204、205が、その上に適用された別個の粘着性材料によって電極201、209に取り付けられ、それにより、スペーサ204、205を上部電極201及び底部電極209の内面に取り付け得る。スペーサ材料は、スペーサ204、205が使用中に試料チャンバ213の容積に悪影響を与えないような小さい熱膨張係数を有し得る。本明細書において説明された実施形態によると、スペーサ204、205は、上部電極201及び底部電極209の幅寸法W(図2B)に実質的に等しい幅寸法と、上部電極201及び底部電極209のうちのいずれかよりも実質的に小さい長さ寸法と、によって画定されている。スペーサ204、205は、様々な形状及び大きさで構成され得、例えば、スペーサは、概して、平面、正方形又は長方形であり得、上部電極201と底部電極209との間の様々な場所に配設され得る。図2A〜図2Bに示される実施形態では、スペーサ204、205は、距離W(図2B)によって、空間的に分離されて、試料チャンバ213の側壁を画定する。当業者は、スペーサの場所及びそれによって画定される試料チャンバの場所が変わってもよいことを認識するであろう。同様に、検査ストリップは、また、導電層202、210に沿った任意の場所にそれぞれ位置する、分析物測定システム100又は装置に結合するための電気接触領域216、217を備えることができる。接着剤を本開示の様々な検査ストリップ組立体に組み込むことができる方法についての非限定的な例を、「Adhesive Compositions for Use in an Immunosensor」という名称のChatelierらの米国特許第8,221,994号に見出すことができ、この内容は、その全体が参照により本明細書に援用される。
上部電極201と底部電極209とは、試料チャンバ213の中に試料を受容するために、対向した離間配置された任意の好適な構成にされ得る。図示された試薬層208は、スペーサ204とスペーサ205との間の上部電極201又は底部電極209のいずれか一方の上で、チャンバ213の内部に配設されることにより、それに適用された試料の中の分析物に物理的に接触して反応し得る。代替として、試薬層208は、試料チャンバ213の複数の面上に配設され得る。当業者は、電気化学的検査ストリップ24、特にそれによって形成された電気化学的セルが、同一平面上の電極のような他の電極構成を有することを含む、様々な構成を有し得ることを認識するであろう。試薬層208は、様々な媒介物質及び/又は酵素を含む様々な材料から形成され得る。好適な媒介物質の非限定例としては、フェリシアニド、フェロセン、フェロセン誘導体、オスミウムビピリジル錯体、及びキノン誘導体が挙げられる。好適な酵素としては、グルコースオキシダーゼ、ピロロキノリンキノン(PQQ)補酵素依存性グルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド補酵素依存性GDH、及びFAD依存性GDHが挙げられるが、これらの例に限定されるわけではない。試薬層208を作るのに好適であろう1つの例示的な試薬処方は、「Method of Manufacturing a Sterilized and Calibrated Test strip−Based Medical Device」という名称の米国特許第7,291,256号に記載されており、その全体は参照により本明細書に完全に記載されているかのように援用される。試薬層208は、スロットコーティング、チューブ端部からの分注、インクジェット、及びスクリーン印刷などの様々な処理を用いて形成され得る。詳細には議論しないが、当業者は、また、本明細書に開示された様々な電気化学モジュールがまた生化学的成分のための緩衝剤、湿潤剤及び/又は安定剤を含有できることを理解するであろう。
上記したように、スペーサ204、205並びに上部及び底部電極201、209は、概して、試料を受容するための電気化学的キャビティ又は試料チャンバ213を形成する、それらの間の空間又は間隙を画定する。具体的には、本実施形態にしたがって前述したように、上部及び底部電極201、209は、試料チャンバ213の上部及び底部を画定し、スペーサ204、205は、試料チャンバ213の側部を画定する。スペーサ204とスペーサ205との間の間隙は、両端部において試料チャンバ213の中へと延在する開口部又は入口となる。したがって、試料を開口部を介して装填することができる。1つの例示的な実施形態では、試料チャンバの容積は、約0.1マイクロリットル〜約5マイクロリットル、好ましくは約0.2マイクロリットル〜約3マイクロリットル、より好ましくは約0.2マイクロリットル〜約0.4マイクロリットルの範囲であり得る。小さい容積を提供するために、スペーサ204とスペーサ205との間の間隙は、約0.005cm〜約0.2cm、好ましくは、0.0075cm〜約0.15cm、より好ましくは約0.01cm〜約0.08cmの範囲に及ぶ面積を有し、スペーサ204、205の厚さは、約1マイクロメートル〜500マイクロメートル、より好ましくは約10マイクロメートル〜400マイクロメートル、より好ましくは、約40マイクロメートル〜24マイクロメートル、更により好ましくは、約50マイクロメートル〜150マイクロメートルの範囲であり得る。当業者によって認識されるように、試料チャンバ213の体積、スペーサ204とスペーサ205との間の間隙の面積、及び電極201と電極209との間の距離は、著しく変わってもよい。
検査ストリップ24は、ここで述べるように、連続ウェブ処理を用いて製作され得る。図3A〜図3Bを参照すると、上部電極201及び底部電極209並びにスペーサ204、205を製作するために使用される材料は、それぞれ、連続ウェブ301、302、303及び304として提供され得る。ウェブ301〜304は、プレハブで作られ得、ロールされる媒体として又は基体形状で供給され得る。その上に事前に適用された導電層を有するポリエステル基体が、上部及び底部電極層201、209を製作又は積層するためにロールされる形式で提供され得る。例えば、2つの対向する平行な端310、311を有し、その上に金層が適用又はスパッタリングされているポリエステル301の第1のウェブを、スプールから広げ、同時に、2つの対向する平行な端312、313を有し、その上にパラジウム層306が適用又はスパッタリングされているポリエステル302の第2のウェブを広げ得る。図3Aに示されるように、ウェブ301は、ウェブ302よりも広く、第1のウェブ301の平行な端310、311は、第2のウェブ302の平行な端312、313を越えて延びる。
接着剤は、第2のウェブ302を第1のウェブ301に接着するために、導電層306の反対側のウェブ302の表面に配設されている。試薬308の真っ直ぐなストリップが、導電層306に適用され得、その試薬層308は、適用後に乾燥工程を必要とし得、一方、底部電極ウェブ302が、上部電極ウェブ301に適用されるか、又は、試薬ストリップが、代替としてウェブ302に事前に適用されることにより、ウェブ302は、その上にすでに適用されている試薬層308と共に広げられる。同様に、レーザ除去ツールが、前述のように導電性材料の一部分225を除去するために広げられるときに、ウェブ302に隣接して配設され得るか、又は、導電性材料306は、ウェブ302を広げる前に除去され得る。
上部電極ウェブ301に対して底部電極ウェブ302を適用するために用いられる製作方法と同様に、両面粘着性のスペーサ303、304が広げられ、ウェブ302と平行に適用されて、試薬層308のストリップがスペーサ層303、304の間に配設されている。スペーサ303、304の対は、導電層302の上に堆積、積層又は接着され、幅Wを有する試料チャンバ213を最終的に形成する、幅Wを有する間隙によって分離される。底部電極ウェブ302の上端312を越えて延びる上部電極ウェブ301の一部分は、矢印320で示される方向にスペーサ303、304の上方かつそれに付着して折り重ねられる。最終工程として、これまでに形成された積層ウェブは、真っ直ぐで平行な線321に沿って切られることにより、容易に係合可能な電気接触領域216、217を有する、複数の自己整列の全体集合された分離される検査ストリップ24を形成する。検査ストリップ24を製作するために用いられる材料のおよその寸法は、以下のように、ポリエステルウェブ層301、302は、厚さが約175μm、スペーサは、約50μmから約175μmまで、及び接着剤は約25μmを有する。検査ストリップ24の寸法は、折り重ね工程の後に約30mmの最終長さまで減少する約40mmの長さ330を備え、切断後の検査ストリップ24の幅331は、約3〜4mmである。
先程述べた製作工程は、当業者に周知のような様々な組み合わせで改変されてもよいことに留意すべきである。例えば、上部電極201及び底部電極209を形成するための先程述べた工程は、様々な構成及びシーケンスを有し得、本開示の範囲内にあると考えられる。別の例示的な実施形態では、試薬層208は、必要に応じて、底部電極209の代わりに上部電極201に適用され得る。更に別の例示的な実施形態では、上述の製作プロセスによって形成された完成した積層の層を切る代わりに、多層の積層が、貯蔵のためにスプールの上にロールされて、後に個々の検査ストリップ24へと切断され得る。本明細書において説明された製作工程についての1つの利点は、方法が、様々な材料層の位置合わせを必要とせず、切断時に、製作材料を無駄にすることなく完成した検査ストリップ24を形成する電極ウェブ設計を利用することである。
Figure 2017500548
Figure 2017500548
特定の変形と説明図に関して、本発明を説明してきたが、当業者であれば、本発明が、記載されている変形又は図に限定されないことを認識するであろう。加えて、上述の方法及び工程が特定の順序で起こる特定の事象を示している場合、当業者であれば、特定の工程の順序が変更可能であり、かかる変更が本発明の変形によるものであることを認識するであろう。更に、それらの工程のうちのある特定の工程は、可能であれば上述のように順次行われるが、同時に行われてもよい。したがって、本発明の変形が存在し、それらが本開示の趣旨の範囲内にあるか、又は請求項に見られる本発明と均等である限りにおいては、本特許は、以下の請求項を含み、それらの変形も同様に包含するように意図されている。

Claims (20)

  1. 第1の導電性表面を有する第1の基体と、
    前記第1の導電性表面と対向する第2の導電性表面を有する第2の基体であって、前記第1の基体の第1の軸方向部分は、前記第2の基体の第1の終端を越えて延びる、第2の基体と、
    前記第1の導電性表面と前記第2の導電性表面とを離間配置された関係に維持するために前記第1の導電性表面と前記第2の導電性表面との間に配設された少なくとも1つのスペーサであって、前記第1の導電性表面及び前記第2の導電性表面は、画定された反応チャンバの上部壁及び底部壁を画定する、少なくとも1つのスペーサと、
    を有する分析検査ストリップであって、
    前記第1の基体の前記第1の軸方向部分は、前記第2の基体の前記第1の終端の上方で、かつ前記少なくとも1つのスペーサの上に折り重ねられ、それにより、前記反応チャンバを形成する、検査ストリップ。
  2. 1対のスペーサを含み、それぞれのスペーサは、前記反応チャンバの壁を画定する、請求項1に記載の検査ストリップ。
  3. 前記第1の導電性表面は、金でできた導電性コーティングを備える、請求項1に記載の検査ストリップ。
  4. 前記第2の導電性表面は、パラジウムでできた導電性コーティングを備える、請求項3に記載の検査ストリップ。
  5. 前記反応チャンバを形成する前記第1の導電性表面及び前記第2の導電性表面のうちの1つの上に試薬層を更に備える、請求項1に記載の検査ストリップ。
  6. 前記第2の導電性表面は、前記反応チャンバと前記第1の終端との間に配設された間隙を含む、請求項5に記載の検査ストリップ。
  7. 前記第1の基体及び前記第2の基体は、それぞれポリエステルを含む、請求項3に記載の検査ストリップ。
  8. 前記第1の基体は、透明なポリエステルを含む、請求項3に記載の検査ストリップ。
  9. 前記第1の基体の第2の軸方向部分は、前記第2の基体の第2の終端を越えて延びており、前記第2の終端は、前記第1の終端の反対側にあり、
    前記第1の導電性表面は、バイオセンサーの第1の電気接点を備え、前記第2の導電性表面は、前記バイオセンサーの第2の電気接点を備える、
    請求項1に記載の検査ストリップ。
  10. 第1の導電性表面を備える第1の電極と、
    第2の導電性表面を備える第2の電極であって、前記第1の導電性表面と前記第2の導電性表面とは、画定された反応チャンバを挟んで相互に向かい合っており、前記第2の電極は、前記第1の電極に取り付けられ、前記第1の電極は、前記反応チャンバの上方に延びて、かつ前記反応チャンバを画定するように、1つの端部において上方に折り重ねられる、第2の電極と、
    前記反応チャンバに隣接して、前記第1の導電性表面と前記第2の導電性表面との間に配設された少なくとも1つのスペーサと、
    を含む分析検査ストリップであって、
    前記第1の導電性表面及び前記第2の導電性表面は、検査計を電気的に係合するように構成されたバイオセンサーの電気接点を更に備える、検査ストリップ。
  11. 前記バイオセンサーの電気接点は、別個の平行な平面の上に配設されている、請求項10に記載の検査ストリップ。
  12. 前記電気接点は、互いに軸方向にオフセットされている、請求項11に記載の検査ストリップ。
  13. 前記第1の電極と前記第2の電極との間に配設され、間に空間を有する1対のスペーサを含み、前記スペーサは、前記画定された反応チャンバの第1の対の壁を形成する、請求項10に記載の検査ストリップ。
  14. 前記第1の電極及び前記第2の電極の前記第1の導電性表面及び前記第2の導電性表面は、前記反応チャンバの第2の対の壁を画定する、請求項13に記載の検査ストリップ。
  15. 前記反応チャンバの壁のうちの少なくとも1つは、その上に配設された試薬を含み、前記反応チャンバは、その中に流体試料を受容し、前記流体試料と前記試薬との間の反応を生成し、前記反応した流体試料を介して前記第1の導電性表面と前記第2の導電性表面との間に電気回路を完成するように構成されている、請求項14に記載の検査ストリップ。
  16. 前記第1の電極は、前記第1の導電性表面を担持している第1のポリエステル基体を備え、前記第2の電極は、前記第2の導電性表面を担持している第2のポリエステル基体を備える、請求項10に記載の検査ストリップ。
  17. 第1の導電性表面を有する第1の基体と、その上に配設された少なくとも1つのスペーサを有し、前記第1の導電性表面と対向する第2の導電性表面を有する第2の基体と、を有する検査ストリップを提供する工程であって、前記第1の基体の第1の軸方向部分は、前記第2の基体の第1の終端を越えて延び、前記第1の終端の上方で前記少なくとも1つのスペーサの上に折り重ねられ、少なくとも前記第1の導電性表面及び第2の導電性表面によって画定された反応チャンバを形成する、工程と、
    前記検査ストリップを検査計の中に挿入する工程であって、前記検査ストリップの前記第1の導電性表面及び前記第2の導電性表面は、前記検査計と操作可能な電気接触状態にある前記検査ストリップの電気接点を形成する、工程と、
    体液試料を前記反応チャンバに適用する工程と、
    前記検査計を用いて、前記検査ストリップの電気化学反応を感知する工程と、
    を含む、分析検査ストリップに適用された体液試料の中の分析物濃度を決定するための方法。
  18. 前記第1の基体の第2の軸方向部分は、前記第2の基体の第2の終端を越えて延び、前記第2の軸方向部分上の前記第1の導電性表面は、前記電気接点のうちの第1の電気接点を備え、前記第2の終端に近接する前記第2の導電性表面は、前記電気接点のうちの第2の電気接点を備える、請求項17に記載の方法。
  19. 前記第1の電気接点と前記第2の電気接点とは、異なる平行な平面に形成される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記第1の電気接点と前記第2の電気接点とは、同じ方向に面する、請求項19に記載の方法。
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