JP2017229023A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿の再読み取りにかかる時間を短縮する。【解決手段】画像読取装置は、載置読取を実行するとき、第1コンタクトガラス上に載置された原稿に光を照射する光源と、原稿からの反射光を受光することによって原稿を読み取るイメージセンサーと、光源を副走査方向に移動させることによって読取ラインを移動させる移動機構と、制御部と、振動検知部と、を備え、載置読取の実行中に閾値を超える振動を検知したとき、制御部は、載置読取を中断し、閾値を超える振動を検知したときに読み取っていた検知時ラインに対して所定ライン数分だけ遡ったラインの読み取りがイメージセンサーにて行われる位置に光源を移動させ、検知時ラインに対して所定ライン数分だけ遡ったラインから載置読取をやり直す。【選択図】図5

Description

本発明は、原稿を読み取る画像読取装置および画像形成装置に関する。
従来、原稿を読み取って原稿の画像データを生成する画像読取装置が知られている。このような画像読取装置は、複合機などの画像形成装置に装着される。
たとえば、特許文献1の画像読取装置は、コンタクトガラス上に載置された原稿に光を照射する光源や、原稿で反射された反射光を光電変換するイメージセンサーなどを含む画像読取部を備える。そして、原稿を読み取るとき、光源を副走査方向に移動させる(照射位置を副走査方向に移動させる)ことにより、イメージセンサーが読み取る読取ラインを副走査方向に移動させる。
特開2012−160820号公報
特許文献1の画像読取装置は、ブックスキャンモード(見開き原稿を読み取るためのスキャンモード)を搭載しており、ブックスキャンモードでの原稿の読み取り中に異常が発生すると、見開き原稿の再読み取り(読み取りのやり直し)を行う。なお、特許文献1の画像読取装置には、振動センサーが設けられる。そして、ブックスキャンモードでの原稿の読み取り中に振動センサーが振動を検知すると、異常が発生したと判断される。
ここで、特許文献1の画像読取装置では、見開き原稿の再読み取りを行うとき、見開き原稿の両ページのうちいずれのページの読み取り中に異常が発生したかが判断される。そして、見開き原稿の両ページのうち、異常が発生したときに読み取っていたページ(異常ページ)の再読み取りだけを行うことにより、再読み取りにかかる時間の短縮を図っている。
しかし、特許文献1の画像読取装置では、異常ページの全領域に対して再読み取りが行われる。このため、見開き原稿のサイズ(異常ページの副走査方向の長さ)が大きい場合には、異常ページの再読み取りだけを行うようにしても、再読み取りにかかる時間が長くなるという不都合が生じる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、原稿の再読み取り(読み取りのやり直し)にかかる時間を短縮することが可能な画像読取装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、第1コンタクトガラスと、第1コンタクトガラス上に載置された原稿を読み取る載置読取を実行するとき、第1コンタクトガラス上に載置された原稿に光を照射する光源と、載置読取を実行するとき、第1コンタクトガラス上に載置された原稿からの反射光を受光することによって原稿を読み取るイメージセンサーと、載置読取を実行するとき、光源を副走査方向に移動させることによってイメージセンサーが読み取る読取ラインを移動させる移動機構と、光源、イメージセンサーおよび移動機構の各動作を制御する制御部と、予め定められた閾値を超える振動が画像読取装置に発生したことを検知するための振動検知部とを備える。そして、載置読取の実行中に閾値を超える振動を検知したとき、制御部は、載置読取を中断し、閾値を超える振動を検知したときに読み取っていたラインである検知時ラインに対して所定ライン数分だけ遡ったラインの読み取りがイメージセンサーにて行われる位置に光源を移動させ、検知時ラインに対して所定ライン数分だけ遡ったラインから載置読取をやり直す(原稿の再読み取りを行う)。
本発明の構成では、載置読取の実行中に予め定められた閾値を超える振動を検知したことによって原稿の再読み取りを行うとき、検知時ラインに対して所定ライン数分だけ遡ったラインから原稿の読み取りをやり直すので、原稿の全領域(1ページ分の領域)に対して再読み取りを行う場合に比べて、原稿の再読み取りにかかる時間を短縮することができる。
本発明の構成では、原稿の再読み取り(読み取りのやり直し)にかかる時間を短縮することができる。
本発明の一実施形態による複合機の全体構成を示す図 本発明の一実施形態による複合機の画像読取部の構成を示す図 本発明の一実施形態による複合機のハードウェア構成を示す図 本発明の一実施形態による複合機に表示される画面の図 本発明の一実施形態による複合機において載置読取を中断してから載置読取を再実行するまでの画像読取部の状態を示す図 本発明の一実施形態による複合機において載置読取を実行するときの処理の流れについて説明するためのフローチャート 本発明の一実施形態による複合機に表示される画面の図 本発明の一実施形態による複合機において搬送読取を実行するときの処理の流れについて説明するためのフローチャート
本発明の一実施形態による画像読取装置を備えた画像形成装置について、スキャン機能やプリント機能など複数種の機能が搭載された複合機を例にとって説明する。
<複合機の全体構成>
図1に示すように、本実施形態の複合機100は、印刷部1を備える。印刷部1は、用紙搬送路(図1では、破線で示す)に沿って用紙を搬送する。また、印刷部1は、印刷すべき画像の画像データに基づきトナー像を形成する。そして、印刷部1は、搬送中の用紙にトナー像を印刷する。なお、印刷部1は、用紙カセットに収容された用紙を用紙搬送路に給紙する給紙部11、トナー像を形成して用紙に転写する画像形成部12、および、用紙に転写されたトナー像を定着させる定着部13などで構成される。
また、複合機100は、画像読取部2を備える。画像読取部2は、複合機100の装置本体の上方に設置される。
画像読取部2は、図2に示すように、載置読取用のコンタクトガラスG1および搬送読取用のコンタクトガラスG2が設置された読取筐体20を備える。そして、画像読取部2は、コンタクトガラスG1上に載置された原稿Dを読み取る載置読取を実行する。あるいは、画像読取部2は、コンタクトガラスG2上に搬送される原稿Dを読み取る搬送読取を実行する。なお、コンタクトガラスG1は「第1コンタクトガラス」に相当し、コンタクトガラスG2は「第2コンタクトガラス」に相当する。
画像読取部2は、光源21、イメージセンサー22、ミラー23およびレンズ24を含み、原稿Dを光学的に読み取る。これら画像読取部2の各部材は、読取筐体20の内部に配置される。
光源21は、複数のLED素子(図示せず)を有し、原稿Dに照射する光を生成する。複数のLED素子は、主走査方向にライン状に配列される。載置読取の実行時には、コンタクトガラスG1上に載置された原稿Dに対して光源21が光を照射する(コンタクトガラスG1を透過した光によって原稿Dが照射される)。搬送読取の実行時には、コンタクトガラスG2上に搬送される原稿Dに対して光源21が光を照射する(コンタクトガラスG2を透過した光によって原稿Dが照射される)。原稿Dで反射された反射光は、ミラー23で反射され、レンズ24に導かれる。レンズ24は、反射光を集光する。
イメージセンサー22は、原稿Dからの反射光(レンズ24で集光された光)を受光することによって原稿Dをライン単位で読み取る。このイメージセンサー22は、主走査方向にライン状に並ぶ複数の光電変換素子を有するCCDからなり、反射光を受光すると、ライン単位で画素毎に光電変換して電荷を蓄積する。そして、イメージセンサー22は、蓄積電荷に応じたアナログ信号を出力する。
光源21およびミラー23は、主走査方向と直交する副走査方向に移動可能な移動枠25に装着される。この移動枠25の移動は、移動機構26によって行われる。
移動機構26は、ワイヤー27、巻取ドラム28および巻取モーターM1(図3参照)を含む。ワイヤー27の一端は移動枠25に連結され、ワイヤー27の他端は巻取ドラム28に連結される。また、巻取ドラム28は、巻取モーターM1の駆動力が伝達されて回転する。これにより、巻取モーターM1が駆動すると、巻取ドラム28が回転するので、移動枠25が副走査方向に移動する。すなわち、光源21が副走査方向に移動する。
また、画像読取部2は、読取筐体20に開閉可能(回動可能)に取り付けられた原稿搬送ユニット200(「原稿搬送部」に相当)を備える。原稿搬送ユニット200は、搬送読取の実行時にコンタクトガラスG2上に原稿Dを搬送する。そして、搬送読取の実行時には、コンタクトガラスG2上を通過する原稿Dに対して光源21が光を照射し、コンタクトガラスG2上を通過する原稿Dからの反射光をイメージセンサー22が受光する。なお、原稿搬送ユニット200は、載置読取の実行時には原稿押えとして機能する(コンタクトガラスG1上に載置された原稿Dを原稿搬送ユニット200によって押え付けることができる)。
原稿搬送ユニット200は、原稿セットトレイ201、原稿排出トレイ202、給紙ローラー203および搬送ローラー対204を含む。また、原稿搬送ユニット200には、原稿セットトレイ201からコンタクトガラスG2上の所定位置を経由し原稿排出トレイ202に至る原稿搬送路200Pが設けられる。
給紙ローラー203は、原稿セットトレイ201から原稿搬送路200Pへの原稿Dの供給口に配置され、原稿セットトレイ201にセットされた原稿Dを原稿搬送路200Pに給紙する。搬送ローラー対204は、原稿Dの搬送経路に複数配置され、原稿搬送路200Pに沿って原稿Dを搬送する。原稿搬送路200Pに沿って搬送される原稿Dは、コンタクトガラスG2上を通過し、最終的に原稿排出トレイ202に排出される。
図1に戻って、複合機100は、操作パネル3を備える。操作パネル3は、タッチパネルディスプレイ31やハードウェアキー32などを含む。タッチパネルディスプレイ31は、ソフトウェアキーを表示し、ユーザーから各種設定を受け付ける。さらに、タッチパネルディスプレイ31は、メッセージを表示し、ユーザーに対して各種報知を行う。ハードウェアキー32は、操作パネル3に複数設けられる。たとえば、スキャンを伴うジョブ(コピージョブなど)の実行指示をユーザーから受け付けるためのスタートキー32Sがハードウェアキー32として操作パネル3に設けられる。なお、操作パネル3は、「表示部」に相当する。
<複合機のハードウェア構成>
図3に示すように、複合機100は、主制御部110を備える。主制御部110は、CPU111およびメモリー112(ROMやRAM)を含む。メモリー112は、制御用プログラムおよびデータを記憶する。そして、主制御部110は、制御用のプログラムおよびデータに基づき、複合機100の全体制御を行う。たとえば、主制御部110は、印刷部1の印刷動作を制御する。
また、複合機100(画像読取部2)は、スキャン制御部210を備える。なお、スキャン制御部210は、「制御部」に相当する。スキャン制御部210は、スキャンCPU211、スキャンメモリー212(ROMやRAM)および画像処理部213を含む。このスキャン制御部210は、画像読取部2の画像読取動作(原稿搬送ユニット200の原稿搬送動作を含む)を制御する。
具体的には、スキャン制御部210は、巻取モーターM1の駆動(巻取ドラム28の回転)を制御し、光源21が装着された移動枠25を副走査方向に適切に移動させる。すなわち、スキャン制御部210は、移動機構26の動作を制御する。また、スキャン制御部210は、光源21およびイメージセンサー22に接続される。そして、スキャン制御部210は、光源21の点灯動作およびイメージセンサー22の読取動作を制御する。
さらに、スキャン制御部210は、原稿搬送ユニット200の各種回転体(給紙ローラー203および搬送ローラー対204)を回転させるための搬送モーターM2と接続される。そして、スキャン制御部210は、搬送モーターM2の駆動を制御し、給紙ローラー203および搬送ローラー対204を適切に回転させる。
スキャン制御部210の画像処理部213は、増幅回路やA/D変換回路、画像処理回路および画像処理メモリーなどを含み、原稿Dの読み取りによって得られた原稿Dの画像データ(イメージセンサー22のアナログ出力)をデジタルの画像データに変換する。さらに、画像処理部213は、シェーディング補正など各種画像処理を行う。画像処理済みの画像データは、スキャンメモリー212に記憶される。
また、複合機100(操作パネル3)は、パネル制御部310を備える。パネル制御部310は、操作パネル3の表示動作を制御したり、操作パネル3に対して行われた操作を検知したりする。
ここで、複合機100は、複合機100(読取筐体20)に発生した振動を検知するための振動センサー20Sを備える。たとえば、振動センサー20Sとして加速度センサーが用いられる。
振動センサー20Sは、読取筐体20の内部に設置される。また、振動センサー20Sの出力はスキャン制御部210が受ける。そして、スキャン制御部210は、振動センサー20Sの出力値に基づき、複合機100に発生した振動が予め定められた閾値を超えたか否かを検知する振動検知を行う。たとえば、複合機100にユーザーの体が当り、それによって複合機100に衝撃が加わると、複合機100に発生する振動が閾値を超える。
<原稿の読取動作>
載置読取用のコンタクトガラスG1上に原稿Dが載置され、その状態でスタートキー32Sに対する押下操作を操作パネル3が受け付けると、スキャン制御部210は、載置読取の実行指示を受け付けたと判断し、載置読取を開始する。
載置読取の実行指示を受けると、スキャン制御部210は、光源21を点灯させる。また、スキャン制御部210は、光源21を点灯させた状態で、副走査方向の上流側(左側)から下流側(右側)に向けて光源21を移動させる。すなわち、スキャン制御部210は、イメージセンサー22が読み取る読取ラインを副走査方向に移動させる。このとき、スキャン制御部210は、コンタクトガラスG1上の原稿Dで反射された反射光の光電変換をイメージセンサー22に連続して繰り返し行わせる。これにより、原稿Dの読み取りがライン単位で行われる。
また、原稿搬送ユニット200の原稿セットトレイ201に原稿Dがセットされ、その状態でスタートキー32Sに対する押下操作を操作パネル3が受け付けると、スキャン制御部210は、搬送読取の実行指示を受け付けたと判断し、搬送読取を開始する。
搬送読取の実行指示を受けると、スキャン制御部210は、光源21を点灯させ、コンタクトガラスG2の下方に光源21を移動させる。また、スキャン制御部210は、コンタクトガラスG2上への原稿Dの搬送を原稿搬送ユニット200に行わせる。そして、スキャン制御部210は、原稿Dの先端がコンタクトガラスG2上の所定位置(搬送読取時の読取位置)に到達するタイミングで原稿Dの読み取りを開始させ、原稿Dの後端が所定位置を抜けるまで原稿Dの読み取りを続行させる。このとき、スキャン制御部210は、コンタクトガラスG2上の原稿Dで反射された反射光の光電変換をイメージセンサー22に連続して繰り返し行わせる。これにより、原稿Dの読み取りがライン単位で行われる。
<載置読取時の振動検知>
スキャン制御部210は、載置読取の実行中に閾値を超える振動が発生したことを検知したとき、移動機構26による光源21の移動を停止させるとともに、イメージセンサー22による原稿Dの読み取りを停止させる。すなわち、スキャン制御部210は、載置読取を中断する。また、スキャン制御部210は、載置読取の開始から何ライン目で閾値を超える振動を検知したかを示す振動情報をスキャンメモリー212に記憶させる。
その後、スキャン制御部210は、閾値を超える振動を検知したことを示す振動通知をパネル制御部310に送信する。振動通知を受けたパネル制御部310は、図4に示すような画面PS1をタッチパネルディスプレイ31に表示させる。画面PS1には、載置読取をやり直す旨をユーザーに報知するためのメッセージMG1(「第1メッセージ」に相当)が配される。
また、スキャン制御部210は、図5に示すように、閾値を超える振動を検知したときに読み取っていたラインである検知時ラインLbに対して所定ライン数分だけ遡ったラインLaの読み取りがイメージセンサー22にて行われる位置に光源21を移動させる。特に限定されないが、たとえば、所定ライン数は「50」である。そして、スキャン制御部210は、載置読取をラインLaからやり直す。すなわち、スキャン制御部210は、光源21を点灯させつつ光源21を副走査方向の下流側(右側)に向けて移動させ、コンタクトガラスG1上の原稿Dで反射された反射光の光電変換をイメージセンサー22に連続して繰り返し行わせる。
以下、図6に示すフローチャートを参照し、載置読取の実行時の処理の流れについて説明する。図6に示すフローチャートは、載置読取の実行指示を受け付けたとスキャン制御部210が判断したときにスタートする。
ステップS1において、スキャン制御部210は、初期処理を行う。このとき、スキャン制御部210は、ユーザーにより設定された設定値(読取解像度など)に基づきジョブ実行条件を認識する。また、スキャン制御部210は、載置読取を実行するための処理として予め定められた準備処理を行う。なお、初期処理として、シェーディング補正に用いる白基準データを取得する処理(図示しない白基準板を読み取る処理)などが行われてもよい。
続いて、ステップS2において、スキャン制御部210は、載置読取を開始する。このとき、スキャン制御部210は、振動センサー20Sを使用した振動検知も開始する。なお、スキャン制御部210による振動検知は、載置読取の開始から完了まで行われる。
そして、ステップS3において、スキャン制御部210は、振動センサー20Sの出力値に基づき、閾値を超える振動が複合機100に発生したか否かを判断する。その結果、閾値を超える振動が発生していないとスキャン制御部210が判断した場合には、ステップS4に移行する。
ステップS4に移行すると、スキャン制御部310は、原稿Dの読み取りが完了したか否かを判断する。その結果、原稿Dの読み取りが完了したとスキャン制御部210が判断した場合には、ステップS5に移行する。一方で、完了していないとスキャン制御部210が判断した場合には、ステップS3に移行する(載置読取を続行する)。
ステップS5に移行すると、スキャン制御部210は、載置読取を終了する。なお、載置読取の実行によって得られた画像データは、スキャンメモリー212に記憶される。
ここで、ステップS3において、閾値を超える振動が発生したとスキャン制御部210が判断した場合には、ステップS6に移行する。ステップS6に移行すると、スキャン制御部210は、載置読取を中断する。
搬送読取を中断すると、ステップS7において、スキャン制御部210は、閾値を超える振動を検知したときに読み取っていた検知時ラインに対して所定ライン数分だけ遡ったラインの読み取りがイメージセンサー22にて行われる位置に光源21を移動させる。また、ステップS8において、スキャン制御部210は、振動通知をパネル制御部310に送信し、図4に示した画面PS1(メッセージMG1)の表示を行わせる。
その後、ステップS9において、スキャン制御部210は、閾値を超える振動を検知したときに読み取っていた検知時ラインに対して所定ライン数分だけ遡ったラインから載置読取をやり直す(載置読取を再実行する)。載置読取が再実行されると、ステップS3に移行する。すなわち、載置読取の再開以降も、スキャン制御部210による振動検知は行われる。そして、閾値を超える振動が発生すると、載置読取のやり直しが行われる。
なお、載置読取を開始してから所定ライン数分の読み取りが終わる前に閾値を超える振動が発生した場合、すなわち、載置読取を開始してから所定ライン数分の読み取りが終わる前に載置読取を中断した場合、スキャン制御部210は、載置読取を1ライン目からやり直す。
<搬送読取時の振動検知>
スキャン制御部210は、搬送読取の実行中に閾値を超える振動が発生したことを検知したとき、閾値を超える振動を検知したときに読み取っていった原稿D(以下、検知時原稿Dと称する場合がある)のページ番号を示す情報を振動情報としてスキャンメモリー212に記憶させる。なお、スキャン制御部210は、搬送読取の実行中に閾値を超える振動を検知して以降も、搬送読取を中断せずに続行する。すなわち、スキャン制御部210は、搬送読取を完了させる(原稿搬送ユニット200にセットされた全ての原稿Dを読み取る)。
搬送読取が完了すると、スキャン制御部210は、閾値を超える振動を検知したことを示す振動通知をパネル制御部310に送信する。この振動通知を受けたパネル制御部310は、図7に示すような画面PS2をタッチパネルディスプレイ31に表示させる。画面PS2内には、振動情報で示されるページ番号の原稿D(検知時原稿D)の再読み取りをユーザーに促すためのメッセージMG2(「第2メッセージ」に相当)が配される。さらに、画面SP2内には、再読み取りを実行しない旨をユーザーから受け付けるための非実行キーKが配される。この非実行キーKに対してタッチ操作を行うと、画面SP2の表示が停止される。
スキャン制御部210は、非実行キーKに対するタッチ操作が行われずに(画面SP2が表示されたまま)、原稿搬送ユニット200に原稿Dがセットされ、スタートキー32Sに対する押下操作が行われると、搬送読取を再実行する(再読み取りを実行する)。そして、スキャン制御部210は、振動情報で示されるページ番号の原稿Dの画像データとして、搬送読取の再実行により得られた原稿Dの画像データ(以下、再読み取りデータと称する場合がある)をスキャンメモリー212に記憶させる。
以下、図8に示すフローチャートを参照し、搬送読取の実行時の処理の流れについて説明する。図8に示すフローチャートは、搬送読取の実行指示を受け付けたとスキャン制御部210が判断したときにスタートする。
ステップS11において、スキャン制御部210は、初期処理を行う。このとき、スキャン制御部210は、ユーザーにより設定された設定値(読取解像度など)に基づきジョブ実行条件を認識する。また、スキャン制御部210は、搬送読取を実行するための処理として予め定められた準備処理を行う。
ステップS12において、スキャン制御部210は、搬送読取を開始する。このとき、スキャン制御部210は、振動センサー20Sを使用した振動検知も開始する。そして、ステップS13において、スキャン制御部210は、振動センサー20Sの出力値に基づき、閾値を超える振動が複合機100に発生したか否かを判断する。その結果、閾値を超える振動が発生したとスキャン制御部210が判断した場合には、ステップS14に移行する。
ステップS14に移行すると、スキャン制御部210は、検知時原稿Dのページ番号を示す情報を振動情報としてスキャンメモリー212に記憶させる。その後、ステップS15に移行する。なお、ステップS13において、閾値を超える振動が発生していないとスキャン制御部210が判断した場合にも、ステップS15に移行する。
ステップS15に移行すると、スキャン制御部310は、原稿搬送ユニット200にセットされた全ての原稿Dの読み取りが完了したか否かを判断する。たとえば、原稿搬送ユニット200には、原稿セットトレイ201上の原稿Dの有無(原稿Dが残っているか否か)を検知するための有無センサーが設けられる。そして、スキャン制御部210は、有無センサーの出力値に基づき原稿セットトレイ201上の原稿Dの有無検知を行い、原稿Dの無しを検知すると、原稿搬送ユニット200にセットされた全ての原稿Dの読み取りが完了したと判断する。
ステップS15において、原稿搬送ユニット200にセットされていた全ての原稿Dの読み取りが完了したとスキャン制御部210が判断した場合には、ステップS16に移行する。一方で、完了していないとスキャン制御部210が判断した場合には、ステップS13に移行する(搬送読取を続行する)。
ステップS16に移行すると、スキャン制御部210は、スキャンメモリー212に振動情報が記憶されているか否か(搬送読取の実行中に閾値を超える振動が発生したか否か)を判断する。その結果、振動情報が記憶されていないとスキャン制御部210が判断した場合には、ステップS17に移行する。ステップS17に移行すると、スキャン制御部210は、搬送読取を終了する。
一方で、ステップS16において、振動情報が記憶されているとスキャン制御部210が判断した場合には、ステップS18に移行する。ステップS18に移行すると、スキャン制御部210は、振動通知をパネル制御部310に送信し、図7に示した画面PS2(メッセージMG2)の表示を行わせる。そして、ステップS19において、スキャン制御部310は、再読み取りの実行指示を受け付けたか否かを判断する。その結果、再読み取りを実行する旨を受け付けたとスキャン制御部210が判断した場合には、ステップS20に移行し、再読み取りを実行しない旨を受け付けたとスキャン制御部210が判断した場合には、ステップS17に移行する。
ステップS20に移行すると、スキャン制御部210は、搬送読取を再実行する。そして、ステップS21において、スキャン制御部210は、再読み取りデータを生成する。その後、ステップS17に移行する。なお、ステップS21からステップS17に移行した場合、スキャン制御部210は、振動情報で示されるページ番号の画像データとして、再読み取りデータをスキャンメモリー212に記憶させる。
本実施形態の構成では、載置読取の実行中に予め定められた閾値を超える振動を検知したことによって原稿Dの再読み取りを行うとき、検知時ラインに対して所定ライン数分だけ遡ったラインから原稿Dの読み取りをやり直すので、原稿Dの全領域(1ページ分の領域)に対して再読み取りを行う場合に比べて、原稿Dの再読み取り(読み取りのやり直し)にかかる時間を短縮することができる。
また、本実施形態では、載置読取を中断した場合、載置読取をやり直す旨のメッセージMG1を表示する(図4に示す画面PS1を表示する)。これにより、複合機100が故障した(あるいは、複合機100の調子が悪い)とユーザーが勘違いするのを抑制することができる。
また、本実施形態では、搬送読取が完了した後、当該完了した搬送読取の実行中に閾値を超える振動が発生していれば、振動情報で示されるページ番号の原稿Dの再読み取りを促すメッセージMG2を表示する(図7に示すような報知画面SP2を表示する)。これにより、振動情報で示されるページ番号の原稿D(読み取った画像の画質が低い原稿D)の再読み取りが必要であることをユーザーに認識させることができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
3 操作パネル(表示部)
20 画像読取部(画像読取装置)
20S 振動センサー(振動検知部)
21 光源
22 イメージセンサー
26 移動機構
100 複合機(画像形成装置)
200 原稿搬送ユニット(原稿搬送部)
210 スキャン制御部(制御部)
212 記憶部(スキャンメモリー)
G1 コンタクトガラス(第1コンタクトガラス)
G2 コンタクトガラス(第2コンタクトガラス)
MG1 メッセージ(第1メッセージ)
MG2 メッセージ(第2メッセージ)

Claims (4)

  1. 第1コンタクトガラスと、
    前記第1コンタクトガラス上に載置された原稿を読み取る載置読取を実行するとき、前記第1コンタクトガラス上に載置された原稿に光を照射する光源と、
    前記載置読取を実行するとき、前記第1コンタクトガラス上に載置された原稿からの反射光を受光することによって原稿を読み取るイメージセンサーと、
    前記載置読取を実行するとき、前記光源を副走査方向に移動させることによって前記イメージセンサーが読み取る読取ラインを移動させる移動機構と、
    前記光源、前記イメージセンサーおよび前記移動機構の各動作を制御する制御部と、
    予め定められた閾値を超える振動が画像読取装置に発生したことを検知するための振動検知部と、を備え、
    前記載置読取の実行中に前記閾値を超える振動を検知したとき、前記制御部は、前記載置読取を中断し、前記閾値を超える振動を検知したときに読み取っていたラインである検知時ラインに対して所定ライン数分だけ遡ったラインの読み取りが前記イメージセンサーにて行われる位置に前記光源を移動させ、前記検知時ラインに対して前記所定ライン数分だけ遡ったラインから前記載置読取をやり直すことを特徴とする画像読取装置。
  2. 表示を行う表示部を備え、
    前記制御部は、前記載置読取を中断した場合、前記載置読取をやり直す旨の第1メッセージの表示を前記表示部に行わせることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 第2コンタクトガラスと、
    前記第2コンタクトガラス上に原稿を搬送する原稿搬送部と、
    情報を記憶する記憶部と、を備え、
    前記第2コンタクトガラス上に搬送される原稿を読み取る搬送読取を実行するとき、前記光源は、前記第2コンタクトガラス上を通過する原稿に光を照射し、前記イメージセンサーは、前記第2コンタクトガラス上を通過する原稿からの反射光を受光することによって原稿を読み取り、
    前記搬送読取の実行中に前記閾値を超える振動を検知したとき、前記制御部は、前記閾値を超える振動を検知したときに読み取っていた原稿のページ番号を前記記憶部に記憶させ、前記搬送読取が完了した後、前記ページ番号の原稿の再読み取りを促す第2メッセージの表示を前記表示部に行わせることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置を備えた画像形成装置。
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