JP2017226966A - 解錠装置、解錠方法及び解錠プログラム - Google Patents

解錠装置、解錠方法及び解錠プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】解錠を試行中のディスクの切欠のずれを防止し、解錠の可能性を高めることができる解錠装置、解錠方法及び解錠プログラムを提供する。【解決手段】ダイヤル部210により回動する複数のディスクの切欠の位置が一致すると、キー部220に挿入されたキーの回動により挿入片が切欠挿入されて解錠される施錠装置200であり、ダイヤル部210を回動させるダイヤル駆動部、キーを回動させるキー駆動部、複数のディスクの切欠の位置の組み合わせが変化するようにダイヤル駆動部にダイヤル部210の回動を指示する回動指示部、キー駆動部にキーを回動させて挿入片が切欠に挿入できるか否かを試行させる試行部、複数回の試行の間にディスクの切欠位置の揃え直しをダイヤル駆動部に指示する修正部を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、施錠装置の解錠を行うための解錠装置、解錠方法及び解錠プログラムに関する。
一般的な金庫の施錠装置として、ダイヤル錠とシリンダ錠とを組み合わせた構造のものが存在する。ダイヤル錠は、ダイヤルの回動に従って回動する複数枚のディスクを備えていて、これらのディスクにそれぞれ切欠が形成されている。例えば、ダイヤルを右に4回、左に3回、右に2回、左に1回というように、正解の数字に回せば、ディスクの切欠が揃う構造となっている。シリンダ錠は、キーを挿入して回動させると、ディスクの周縁に向かって挿入片が進出する構成となっている。
複数のディスクの切欠の位置が揃っていない場合には、挿入片がディスクの周縁に当たって切欠に入らないため、キーが十分に回動できず、シリンダ錠を解錠できない。正解の番号に従ってダイヤルを回すと、ディスクの切欠が全て揃い、一致した切欠に挿入片が収まるまでキーを回動することができるので、解錠できる。
実公平2−20379号公報
上記のような金庫が、正解の番号が不明で解錠できなくなった場合に、金庫に取り付けて解錠できる解錠装置がある。この解錠装置は、ダイヤルを回転させることにより複数枚のディスクの切欠の位置の組み合わせを変化させながら、キーを回動させて挿入片の挿入を試行する。切欠の位置が揃っていない間は、上記のように、挿入片がディスクの周縁に当たって解錠できない。切欠の位置が揃うと、挿入片が切欠に入るので、キーが解錠位置まで回って解錠する。つまり、ダイヤルを回転させて、切欠の位置の組み合わせを総当たりや指定範囲内で順次変化させながら、キーを回す動作を逐一行うことにより、最終的に切欠が揃う位置に辿り着くことができる。
例えば、3枚のディスクの切欠を特定の位置に維持した状態で、他の1枚のディスクを所定量回動させてから停止させる度に、キーを回して挿入片の挿入を試行する。他の1枚のディスクを一周させて試行を行っても解錠できない場合には、3枚のディスクの切欠の位置を変更させた後、再度、他の1枚のディスクを一周させる。3枚のディスクの切欠の位置が揃っている場合には、他の1枚のディスクを一周させる間のいずれかにおいて、4枚のディスクの切欠が揃うので、挿入片が挿入されて解錠できる。
しかしながら、このような解錠装置は、ディスクの切欠部が全て揃うまで、ディスクの周縁への挿入片の衝突が繰り返し行われることになる。すると、例えば、3枚のディスクを特定の位置に定めていたとしても、挿入片が衝突する衝撃で、各ディスクの位置がずれてしまう。すると、例えば、3枚のディスクの切欠の位置が揃ってから、他の1枚を回動させながら試行する間に、挿入片の衝突により、3枚のディスクの切欠の位置がずれてしまう可能性がある。このようにずれが発生すると、他の1枚のディスクが一周しても、切欠が揃うことはなく、結局、解錠できなくなってしまう。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、解錠を試行中のディスクの切欠のずれを防止し、解錠の可能性を高めることができる解錠装置、解錠方法及び解錠プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の解錠装置は、ダイヤルにより回動する複数のディスクの切欠の位置が一致した場合に、キーの回動により挿入片が切欠に挿入されて解錠される施錠装置を解錠する解錠装置であって、前記ダイヤルを回動させるダイヤル駆動部と、前記キーを回動させるキー駆動部と、前記複数のディスクの前記切欠の位置の組み合わせが変化するように、前記ダイヤル駆動部に前記ダイヤルの回動を指示する回動指示部と、前記キー駆動部に前記キーを回動させて、前記挿入片が前記切欠に挿入できるか否かを試行させる試行部と、複数回の前記試行の間に、前記ディスクの切欠の位置の揃え直しを、前記ダイヤル駆動部に指示する修正部と、を有する。
前記修正部は、前記ディスクのうちのいずれか一つが一周する毎に、前記揃え直しを指示してもよい。
前記複数のディスクのうちの一つは、前記ダイヤルの回動に応じて、他のディスクを駆動する駆動ディスクであり、前記修正部は、前記駆動ディスクが一周する毎に、前記揃え直しを指示してもよい。
前記修正部は、前記試行部が試行する回数に応じて、前記揃え直しを指示してもよい。
本発明の解錠方法は、ダイヤルにより回動する複数のディスクの切欠の位置が一致した場合に、キーの回動により挿入片が切欠に挿入されて解錠される施錠装置を解錠する解錠方法であって、前記ダイヤルを回動させるダイヤル駆動部と、前記キーを回動させるキー駆動部と、に接続されたコンピュータ又は電子回路が、前記複数のディスクの前記切欠の位置の組み合わせが変化するように、前記ダイヤル駆動部に前記ダイヤルの回動を指示する回動指示処理と、前記キー駆動部に前記キーを回動させて、前記切欠に前記挿入片が挿入できるか否かを試行させる試行処理と、複数回の前記試行処理の間に、前記ディスクの切欠の位置の揃え直しを、前記ダイヤル駆動部に指示する修正処理と、を実行する。
本発明の解錠プログラムは、コンピュータに、ダイヤルにより回動する複数のディスクの切欠の位置が一致した場合に、キーの回動により挿入片が切欠に挿入されて解錠される施錠装置を解錠させる解錠プログラムであって、前記ダイヤルを回動させるダイヤル駆動部と、前記キーを回動させるキー駆動部と、に接続された前記コンピュータに、前記複数のディスクの前記切欠の位置の組み合わせが変化するように、前記ダイヤル駆動部に前記ダイヤルの回動を指示する回動指示処理と、前記キー駆動部に前記キーを回動させて、前記切欠に前記挿入片が挿入できるか否かを試行させる試行処理と、複数回の前記試行処理の間に、前記ディスクの切欠の位置の揃え直しを、前記ダイヤル駆動部に指示する修正処理と、を実行させる。
以上のような本発明によれば、解錠を試行中のディスクの切欠のずれを防止し、解錠の可能性を高めることができる解錠装置、解錠方法及び解錠プログラムを提供することができる。
ダイヤル部を有する施錠装置を用いた金庫の正面図 施錠装置のダイヤル部を示す側面断面図(A)、正面図(B) 施錠装置の解錠手順を示す説明図 施錠装置のキー部の動作を示す説明図 施錠装置のキー部のリンク機構を示す説明図 実施形態の解錠装置の金庫への取り付け状態を示す正面図 解錠装置のダイヤル駆動部を示す側面断面図 解錠装置のキー駆動部を示す部分断面側面図 解錠装置を制御する制御装置を示すブロック図 解錠装置の解錠手順を示す説明図 解錠装置の解錠手順を示すフローチャート 解錠装置の修正動作を含む解錠手順を示す説明図 解錠装置の修正動作を含む解錠手順を示す説明図 解錠装置の他の解錠手順を示すフローチャート 解錠装置の他の修正動作を含む解錠手順を示す説明図
本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
[金庫]
まず、図1を参照して、本実施形態の適用対象となる金庫100を説明する。なお、以下の説明では、金庫100の正面側を手前側、背面側を奥側と呼ぶ場合がある。金庫100は、本体11、扉12を有する。本体11は、正面側が開口した直方体形状の筐体である。扉12は、本体11の正面側の開口を塞ぐ大きさの方形状である。正面から見て、扉12の右側辺は、蝶番121により、開口の右側縁に軸を中心に回動するように取り付けられている。これにより、扉12は右開きとなっている。
[施錠装置]
施錠装置200は、本実施形態の解錠対象であり、金庫100の扉12に設けられている。施錠装置200は、ダイヤル部210、キー部220を有する。
(ダイヤル部)
ダイヤル部210は、図2(A)、(B)に示すように、固定部211、ダイヤル212、軸柱213、駆動部214、回動部215を有する。固定部211は、固定板211a、軸筒211b、係止環211cを有する。
固定板211aは、円板形状の部材であり、金庫100の扉12に固定されている。固定板211aの上縁には、後述するダイヤル212の回動量の基準位置を示す基準線Cが形成されている。軸筒211bは、一端が金庫100の奥側に水平方向に延びた円筒形状の部材である。軸筒211bの他端は、扉12を貫通して固定板211aに連続しており、固定板211bの中心を貫通する穴と軸筒211bの内部とが連通している。係止環211cは、軸筒112の奥側寄りに設けられ、軸筒112を拡径するように固定された環状の部材である。
ダイヤル212は、摘み部212a、表示部212bを有する。摘み部212aは、円柱形状の部材であり、その側面には、全周に亘って滑り止めの溝が形成されている。表示部212bは、摘み部212aの一端が拡径された略円錐台形状の部分である。表示部1212bの正面には、図2(B)に示すように、全周に亘って回動量の目安となる目盛りSが設けられている。本実施形態では、全周を10等分した0〜9までの目盛りSが設けられている。なお、この目盛りSの単位幅は、説明を簡略化するための一例であり、より大きくしても、小さくしてもよい。
軸柱213は、ダイヤル212の軸方向に設けられた円柱形状の部材であり、一端が、ダイヤル212の背面側の中心に固定されている。軸柱213は、固定板111の中心の穴から軸筒112に挿入されることにより、ダイヤル部12は固定部11に回動可能に支持されている。また、軸柱213の他端は、軸筒112の端部から突出している。
駆動部214は、ディスクD1、固定具214aを有する。ディスクD1は円板形状の部材である。ディスクD1は、図2(A)、図3(A)に示すように、切欠N1、突起P1を有する。切欠N1は、ディスクD1の周囲の一箇所に設けられた台形状の欠損部分である。突起P1は、ディスクD1の正面の一箇所に設けられた突出部分である。
固定具214aは、筒状体であり、軸筒211bの端部から突出した軸柱213の端部に、ディスクD1を固定している。ディスク151は、その中心が固定具214aによって軸柱213に固定されているので、ダイヤル212により回動する軸柱213とともに回動可能に設けられている。本実施形態では、ダイヤル212とディスクD1の回動量の関係は1対1である。このディスクD1は、ダイヤル212の回動に従って、後述するディスクD2〜D4を駆動する駆動ディスクである。
回動部215は、ディスクD2、D3、D4、ワッシャ215a、コイルバネ215bを有する。ディスクD2、D3、D4は、ディスクD1よりも僅かに径が小さな円板形状である。ディスクD2、D3、D4は、全て同径であり、それぞれの中心の穴に、駆動部214のディスクD1と係止環211cとの間の軸筒211bが、奥側からディスクD2、D3、D4の順に配置されるように挿入されることにより、それぞれ軸筒211bから独立して回動可能に設けられている。
ディスクD1に隣接するディスクD2には、図2(A)、図3(A)に示すように、切欠N2、突起Pa2、Pb2が形成されている。切欠N2は、ディスクD2の周囲の一箇所に設けられた台形状の欠損部分である。突起Pa2は、ディスクD2の背面の一箇所に設けられた突出部分である。突起Pb2は、ディスクD2の正面の一箇所に設けられた突出部分である。
ディスクD2に隣接するディスクD3には、図2(A)、図3(A)に示すように、切欠N3、突起Pa3、Pb3が形成されている。切欠N3は、ディスクD3の周囲の一箇所に設けられた台形状の欠損部分である。突起Pa3は、ディスクD3の背面の一箇所に設けられた突出部分である。突起Pb3は、ディスクD3の正面の一箇所に設けられた突出部分である。
係止環211c側のディスクD4には、図2(A)、図3(A)に示すように、切欠N4、突起Pa4が形成されている。切欠N4は、ディスクD4の周囲の一箇所に設けられた台形状の欠損部分である。突起Pa4は、ディスクD4の背面の一箇所に設けられた突出部分である。
ディスクD1の突起P1は、ディスクD1の回動に従って、ディスクD2の突起Pa2に接してディスクD2を付勢する。ディスクD2の突起Pb2は、ディスクD2の回動に従って、ディスクD3の突起Pa3に接してディスクD3を付勢する。ディスクD3の突起Pb3は、その回動に従って、ディスクD4の突起P4に接してディスクD4を付勢する。突起P1及び突起Pa2が離れている場合、ディスクD1はディスクD2から独立して回動する。突起Pb2及び突起Pa3が離れている場合、ディスクD2はディスクD3から独立して回動する。突起Pb3及び突起P4が離れている場合、ディスクD3はディスクD4から独立して回動する。
ワッシャ215aは、リング形状の部材であり、ディスクD1、D2、D3、D4の間に介在し、それぞれに軸筒211bが挿入されている。また、コイルバネ215bは、ディスクD4と係止環215bとの間の軸筒1が挿入され、ディスクD2、D3、D4をディスクD1側に付勢している。ワッシャ214aは、コイルバネ215bによって付勢されるディスクD1、D2、D3、D4の間隔を維持するとともに、各ディスクD1、D2、D3、D4の回動を円滑にしている。
(キー部)
キー部220は、図4に示すように、シリンダ錠221、リンク機構222、挿入片223、デッドボルト224を有する。シリンダ錠221は、金庫100に固定された外筒221aと、回転できる内筒221bを有している。シリンダ錠221は、内筒221bの鍵穴221cにキーKを挿入すると、キーKの溝に応じて、図示しない内部のピンが上下動することにより、内筒221bと外筒221aの境界にピンの境界が合致して、内筒221bが回転できるようになる。
リンク機構222は、内筒221bに連結され、図4(B)、(C)に示すように、内筒221bの回動とともに、挿入片223を水平方向に移動させるとともに、デッドボルト224を水平方向に移動させる。挿入片223は、キーKにより内筒221bが、図中、時計回りに回動すると、ディスクD1〜D4の周縁に向かって突出する方向に移動する。挿入片223の突出量は、図4(C)に示すように、解錠位置に一致したディスクD1〜D4の切欠N1〜N4に挿入される長さを有している。但し、図4(B)に示すように、切欠N1〜N4が解錠位置に一致していない場合には、ディスクD1〜D4の少なくとも1つの外縁に当たって内筒221bの回動量を規制する。ここで、解錠位置は、挿入片223が挿入できる位置であり、解錠位置に一致するとは、全ての切欠N1〜N4の位置が揃っていて挿入片が挿入できる状態となることをいう。この場合、正面から見て切欠N1〜N4の間に何も介在していない状態となる。なお、一致といっても、解錠のために、挿入片223が挿入できる程度に揃っていればよく、多少のずれは許容される。
デッドボルト224は、図4(A)に示すように、施錠時には、金庫100の本体11に形成されたロック穴11aに係合している。図4(B)、(C)に示すように、キーKにより内筒221bが時計回りに回動すると、金庫100の本体11に形成されたロック穴11aから外れる。
キーKを、解錠方向、つまり時計回りに回動させると、図4(C)に示すように、切欠N1〜N4が揃っている場合には、挿入片223が切欠N1〜N4に入るまで内筒221bが回動して、デッドボルト224がロック穴11aから外れるので、解錠できる。しかし、図4(B)に示すように、切欠N1〜N4が揃っていない場合には、挿入片223がディスクD1〜D4の外周に当たって内筒221bの回動が規制されるので、デッドボルト224はロック穴11aから外れないため、解錠できない。
リンク機構222のより具体的な構成例を、図5を参照して説明する。図5は、図4を背面側から見た図である。すなわち、リンク機構222は、可動板225、カム板226を有する。可動板225は、金庫100の扉12の背面側に、水平方向にスライド移動可能に設けられている。可動板225には、水平方向の長穴225aが形成され、この長穴225aに扉12の背面に設けられたピン225bが挿通されている。可動板225は、ピン225bにガイドされて、長穴225aの長さの範囲で、水平移動する。
可動板223の水平方向の一方の端部には、挿入片223が設けられ、他方の端部にはデッドボルト224が設けられている。このため、可動板223が挿入片223が突出する方向に移動すると、デッドボルト224が引き込まれる方向に移動する。可動板223が挿入片223が引き込まれる方向に移動すると、デッドボルト224が突出する方向に移動する。
カム板226は、シリンダ錠221の内筒221bとともに回動可能に設けられた偏心カムである。カム板226は、内筒221bの回動軸から離れるように膨出した部分に、ピン226aが設けられている。ピン226aは、可動板225に垂直方向に設けられた長穴225cに挿通されている。可動板225は、内筒221bの回動によりカム板226が回動すると、ピン226aが長穴225cを付勢するので、水平方向に移動する。
以上の構成により、上記の図4(A)(B)(C)で説明したように、キーKを、解錠方向(図4では時計回り)に回動させると、内筒221bが回動するので、図5(A)(B)に示すように、カム板226が回動して(図5では反時計回り)、ピン226aに付勢されたカム板226が水平方向に移動するので、挿入片223が突出し、デッドボルト224が引き込まれる。
[解錠装置]
図6〜図9を参照して、本実施形態の解錠装置300を説明する。この解錠装置300は、上記のように、ダイヤル212により回動する複数のディスクD1〜D4の切欠N1〜N4の位置が一致した場合に、キーKの回動により挿入片223が切欠N1〜N4に挿入されて解錠される施錠装置200を解錠する装置である。解錠装置300は、ダイヤル212を回動させながら、挿入片223の挿入を試行することを繰り返して、解錠位置を探索する。この解錠装置300は、図6に示すように、ダイヤル駆動部310、キー駆動部320、制御装置330を有する。
(ダイヤル駆動部)
ダイヤル駆動部310は、ダイヤル212を回動させる装置である。ダイヤル駆動部310は、保持部311、モータ312、固定部313を有する。保持部311は、図7に示すように、有底円筒形状であり、ダイヤル212の摘み部212aを覆うように嵌め、ネジ311aにより固定することにより、摘み部212aを保持する部材である。モータ312は、回動軸に保持部311が接続され、保持部311を回動させることにより、ダイヤル212を回動させる駆動源である。この回動量は、基準線Cに対して、目盛りSのどの数字を合わせるかによって調整する(図2参照)。
モータ312は、目盛りSの間隔に従った間欠的な回動も、特定の目盛りSの位置から特定の目盛りSの位置まで停止することなく回動させるシームレスな回動も行う。また、モータ312は、正逆の双方向への回動を行う。モータ312としては、例えば、ステッピングモータを用いることができる。
固定部313は、図6及び図7に示すように、支持板313a、アーム313b、脚部313c、取付部313dを有する。支持板313aは、把持部311及びモータ312との間に、扉12の正面に平行な方向に介在し、モータ312を支持固定するプレートである。モータ312の回転軸は、支持板313aを貫通して保持部311に連結される。アーム313bは、図6に示すように、正面から見て、支持板313aの周縁から放射状に三方向に延びたプレートである。脚部313cは、図7に示すように、アーム313bの端部の背面に取り付られ、扉12に直交する方向に延びた棒状の部材である。取付部313dは、脚部313cの先端に固定され、円盤状の永久磁石により扉12に装着される部材である。
(キー駆動部)
キー駆動部320は、キーKを回動させる装置である。キー駆動部320は、図6及び図8に示すように、把持部321、ソレノイド322、支持部323、連結部324を有する。把持部321は、図8に示すように、キー部3の鍵穴221cに挿入されるキーKを把持する部材である。把持部321は、円筒形状であり、キーKの持ち手となるヘッドが挿入されるスリットが形成されている。ソレノイド322は、回転軸に把持部321が接続され、把持部321を回動させることにより、キーKを所定量、往復して回動させる駆動源である。
つまり、図4(B)に示すように、挿入片223がディスクD1〜D4の何れかの縁部に当たって停止する場合には、図4(A)に示す初期位置に戻り、次のタイミングで、図4(B)に示すように、挿入片223を再度ディスクD1〜D4の縁部に向かって移動させる。これを繰り返す間に、図4(C)に示すように、挿入片223が切欠N1〜N4に入ると、キーKの回動量が多くなり、ソレノイド322は停止する。
支持部323は、図8に示すように、把持部321とソレノイド322との間に、扉12の正面に平行な方向に介在し、ソレノイド322を支持固定するプレートである。ソレノイド322の回動軸は、固定部423を貫通して把持部321に連結される。連結部324は、図6に示すように、支持部323を、ダイヤル駆動部310の固定部313に連結する部材である。
(制御装置)
制御装置330は、ダイヤル駆動部310、キー駆動部320の動作を制御する装置である。つまり、制御装置330は、駆動源であるモータ312、ソレノイド322に接続され、それぞれの回動を制御することにより、解錠動作を行わせる。制御装置330は、例えば、専用の電子回路若しくは所定のプログラムで動作するコンピュータ等によって実現できる。制御装置330は、CPU等を含み解錠装置300の処理に必要な演算を行う演算部、メモリ等を含み処理に必要な各種の情報を記憶する記憶部、ドライバ等を含み制御対象となる各部との間での信号の変換や入出力を制御するインタフェースを有する。
より具体的には、制御装置330は、図9に示すように、以下のような機能を有する各部により構成される。なお、以下のような各部の機能をコンピュータ又は電子回路が実行する解錠方法及び各部の機能をコンピュータに実行させる解錠プログラムも、本発明の一態様である。すなわち、制御装置330は、記憶部31、回動指示部32、試行部33、停止部34、開始処理部35、修正部36、モード切替部37、インタフェース部38を有する。記憶部31は、本実施形態の処理に必要な各種設定を記憶する。回動指示部32は、ディスクD1〜D4の切欠N1〜N4の位置の組み合わせが変化するように、ダイヤル駆動部310にダイヤル212の回動を指示する。つまり、回動指示部32は、モータ312の回転軸を設定された量と方向で回動させることにより、ダイヤル212を回動させ、切欠N1〜N4の位置の組み合わせを順次変化させる。この回動は、上記のように、間欠的な場合と、シームレスな場合がある。また、回動の方向は、正面から見て時計回りの場合と、反時計回りの場合がある。間欠的な回動の単位は、目盛りSの単位1〜10に対応する回動量とする。シームレスな回動の停止位置も、目盛りSの単位1〜10に対応するいずれかの位置とする。
記憶部31は、各ディスクD1〜D4が初期位置から、全ての切欠N1〜N4の位置の組み合わせを構成し終えるまでのダイヤル212の回動パターンをデータテーブルとして記憶している。このため、解錠位置を探索している途中であっても、いずれかの組み合わせに戻ることができる。
試行部33は、キー駆動部220に、キーKを回動させて、挿入片223が切欠N1〜N4に挿入できるか否かを試行させる。ここでいう試行は、解錠できるか否かを試すことをいう。つまり、試行部33は、ソレノイド322を正方向に回動させることにより、キーKを解錠方向に回動し、挿入片223をディスクD1〜D4に向かって移動させる。試行部33は、ソレノイド322の回動量を検知していて、挿入片223がディスクD1〜D4の何れかの周縁に当たることにより、解錠に至らない場合には、ソレノイド322を逆方向に回動させて挿入片223を初期位置に戻す(図4(A)、(B)、(C)参照)。
停止部34は、解錠できた場合に、探索動作を停止させる。つまり、停止部34は、挿入片223がディスクD1〜D4の切欠N1〜N4に入るまでソレノイド322が回動したことを試行部33が検知すると、解錠できたとして、探索動作を停止させる。
開始処理部35は、ディスクD1〜D4が、解錠動作の開始位置となるように、回動指示部32によりモータ312を回動させる。この開始位置は、全てのディスクD1〜D4の回動の出発点となる初期位置、特定の解錠の番号が判明している場合にその番号に相当する位置、探索途中で中断した場合にその中断した位置等、種々の場合がある。記憶部31は、開始位置を記憶している。
修正部36は、複数回の試行の間に、ディスクD1〜D4の切欠N1〜N4の位置の揃え直しを、ダイヤル駆動部310に指示する。ここで、揃え直しとは、切欠N1〜N4の少なくとも一つの位置を、正しい停止位置にすることをいう。正しい停止位置とは、本実施形態では、目盛りSの1〜10に対応する位置である。つまり、切欠N1〜N4のいずれかが解錠位置で一致していた場合であっても、その後の試行を繰り返すと、ディスクD1〜D4の周縁に挿入片223が衝突することにより、切欠N1〜N4にずれが生じてしまう。このため、修正部36の指示により、切欠N1〜N4を揃え直すように、モータ312が回動する。この揃え直しは、一旦、ディスクD1〜D4を初期位置にしてから、記憶部31に記憶された回動パターンのうち、揃え直し開始直前のディスクD1〜D4の位置に対応する回動パターンに基づいて、揃え直し開始直前の状態に戻すように、ダイヤル212を回動させることにより行う。
モード切替部37は、修正部34が揃え直しを行う態様であるモードを切り替える。このモードとしては、第1のモードと第2のモードがある。第1のモードは、ディスクD1〜D4のいずれか一つが、1周する毎に揃え直しを行うモードである。例えば、本実施形態は、第1のモードとして、ディスクD1が一周する毎に、揃え直しを行うように設定されている。第2のモードは、試行部33が試行する回数に応じて、修正を行うモードである。例えば、本実施形態は、5回の試行を行う毎に、揃え直しを行うように設定されている。記憶部31は、第1のモード、第2のモードを記憶している。
インタフェース部38は、モータ312、ソレノイド322を駆動するドライバ等を含み、回動指示部32、試行部33、修正部36との間で、モータ312、ソレノイド322を上記のように制御するための信号の入出力を行う。
制御装置330は、さらに、入力部39a、出力部39bを有する。入力部39aは、作業者が、解錠装置300の動作に必要な情報を入力するためのスイッチ、タッチパネル、キーボード、マウス等の入力装置である。入力部39aを用いて、作業者は、開始位置、モードの選択、判明しているダイヤル番号等を入力することができる。出力部39bは、情報入力の画面インタフェースや装置の状態を表示するためのディスプレイ、ランプ、メータ等の出力装置である。
[解錠動作]
(手動による解錠動作)
手動により施錠装置200を解錠するためには、正規のダイヤル番号と、正規のキーが必要となる。正規のダイヤル番号とは、ダイヤル212の目盛りSをその番号に合わせて回動させることにより、切欠N1〜N4を解錠位置に一致させることができる番号である。正規のキーKとは、キー部220の内筒221bを回動させることができる鍵である。この施錠装置200は、ダイヤル番号、キーKが揃わない限り、解錠できないという二重の防御を備えた装置である。
このような施錠装置200を手動で解錠する手順を、図3を参照して説明する。なお、本実施形態では、ダイヤル番号は、一例として6→3→8→1であるとする。また、切欠N1〜N4の解錠位置は、正面から見て時計の9時の方向である。
図3(A)に示すように、ダイヤル212を、図中時計周りに3周回転させて、目盛りSの0を基準線Cに合わせることにより、ディスクD1〜D2は初期位置となる。この初期位置では、ディスクD1の突起P1にディスク2の突起Pa2が接し、ディスクD2の突起Pb2にディスクD3の突起Pa3が接し、ディスクD3の突起Pb3がディスクD4の突起P4が接している。これは、ダイヤル212を時計回りに回動させると、突起P1が突起Pa2を付勢し、突起Pb2が突起Pa3を付勢し、突起Pb3が突起P4を付勢する位置である。
この初期位置から、図3(B)に示すように、ダイヤル212を時計周りに回動させて、目盛りSを6に合わせる。これは、初期位置とするための3周の回転に加えて、さらに4周目の回転の途中で止めることになる。これにより、ディスクD1が時計回りに回動するとともに、これに付勢されたディスクD2、D3及びD4も時計周りに回動し、ディスクD4の切欠N4が解錠位置に来る。
次に、図3(C)に示すように、ダイヤル212を反時計回りに2周回転させ、さらに3周目に目盛りSを3に合わせる。反時計回りの2周の回転により、図3(B)と逆方向から、ディスクD1の突起P1がディスク2の突起Pa2に接し、ディスクD2の突起Pb2がディスクD3の突起Pa3に接することになり、さらに3周目に目盛りSを3に合わせることにより、切欠N3が解錠位置に来るまで、ディスクDが反時計回りに回動する。但し、ディスクD3の突起Pb3は、ディスクD4の突起P4から離れるので、ディスクD4は回動せずに、切欠N4は解錠位置に留まる。
また、図3(D)に示すように、ダイヤル212を時計回りに1周回転させて、さらに2周目に目盛りSを8に合わせる。時計回りの1周の回転により、図3(C)と逆方向から、ディスクD1の突起P1がディスク2の突起Pa2に接することになり、さらに2周めに目盛りSを8に合わせることにより、ディスクD2は、切欠2が解錠位置に来るまで時計回りに回動する。但し、ディスクD2の突起Pb2は、ディスクD3の突起Pa3から離れるので、ディスクD3は回動せずに、切欠N3は解錠位置に留まる。ディスクD3は回動しないので、ディスクD4も回動せず、切欠N4も解錠位置に留まる。
さらに、図3(E)に示すように、ダイヤル212を反時計回りに回動させて、目盛りSを1に合わせる。これにより、ディスクD1は、切欠N1が解錠位置に来るまで反時計回りに回動する。但し、ディスクD1の突起P1は、ディスクD2の突起Pa2から離れるので、ディスクD2は回動せずに、切欠N2は解錠位置に留まる。ディスクD2は回動しないので、ディスクD3、D4も回動せず、切欠N3、N4も解錠位置に留まる。これにより、切欠N1〜N4が全て解錠位置に一致する。
この状態で、正規のキーKを鍵穴221cに挿入し、解錠方向に回動させると、図4(C)に示すように、挿入片223が切欠N1〜N4に入るので、デッドボルト224がロック穴11aから外れて、金庫100の扉12を開くことができる。
[解錠装置による解錠動作]
次に、本実施形態の解錠装置300による解錠動作を、以下に説明する。解錠装置300による解錠は、総当りや指定範囲で、切欠N1〜N4の位置の組み合わせを変えながら、総当りや指定範囲でキーKを回動させて、挿入片223の挿入を試すことにより行う。総当りの場合には、切欠N1〜N4の位置の組み合わせを試行することになる。指定範囲の場合には、既に一部のダイヤル番号が判明している場合に、そのダイヤル番号に相当する切欠N1〜N4の位置は定まっているものとして、不明の部分の組み合わせを試行することになる。
(金庫への装着)
まず、解錠装置300を、金庫100の扉12に装着する作業を説明する。まず、図7に示すように、ダイヤル駆動部310の保持部311をダイヤル212の摘み部212aに嵌めて、ネジ311aで固定する。そして、固定部313の支持板313aを、ダイヤル212の位置に合わせて、モータ312の回転軸を保持部311に連結し、取付部313dを金庫100の扉12に装着する。
一方、図8に示すように、キー部3の鍵穴221cに、正規のキーKを挿入し、キー駆動部320の把持部321に、キーKのヘッドを嵌める。そして、図6に示すように、ソレノイド322を支持する支持部323を、連結部324を介して、ダイヤル駆動部310の支持板313aに固定する。
(揃え直しを行わない解錠動作)
以上のような施錠装置200による解錠動作であって、揃え直しを行わない基本の動作の一例を、図10を参照して説明する。この解錠動作は、ディスクD4の切欠N4、ディスクD3の切欠N3、ディスクD2の切欠N2を、特定の位置とした後、ディスクD1を1目盛りずつ回動させながら、試行を行う。つまり、総当りの場合、図3の(A)の初期位置から、ディスクD4の切欠N4、ディスクD3の切欠N3、ディスクD2の切欠N2の位置の全ての組み合わせを網羅するように、各ディスクD4〜D2の位置を1目盛りずつ変えていく。そして、各組み合わせに対して、ディスクD1が間欠回転で1周する過程で、停止する毎に試行を行う。以下、1目盛りに対応する回動位置を1ポジションと呼ぶ。なお、この試行の過程で、挿入片223がディスクD1〜D4の周縁に当たる衝撃で、ディスクD2〜D4が回動して、切欠N2〜N4が停止しているべき位置からずれる可能性があるが、これについては、揃え直しの説明で後述する。
図10は、この動作の一部を抜粋したものである。まず、ディスクD4〜D2の切欠N4〜N2が特定の位置にあるとする。図10(A)は、初期位置から試行を繰り返すことにより、図3の(C)と同じ状態に達した場合を示している。なお、図10(A)では、ディスクD4の切欠N4、ディスクD3の切欠N3は、たまたま解錠位置に一致しているが、これは一例として示したに過ぎず、揃っていない場合でも構わない。
この図10(A)の状態から、図10(B)に示すように、回動指示部32が、モータ312を制御することにより、ダイヤル212を時計回りに1ポジションずつ回動させる。試行部33は、ソレノイド322を制御することにより、1目ポジション毎に試行を行わせる。全てのポジションでの試行後、回動指示部32は、モータ311を制御することにより、ディスクD1を時計回りに1ポジション回動させる。すると、図10(C)に示すように、突起P1により突起Pa2が付勢されるので、ディスクD2が時計回りに1ポジション回動する。これにより、ディスクD4、D3、D2の切欠N4、N3、N2の新たな組み合わせが構築される。
この図10(C)の状態から、図10(D)に示すように、回動指示部32が、モータ312を制御することにより、ダイヤル212を反時計回りに1ポジションずつ回動させる。試行部33は、ソレノイド322を制御することにより、1ポジション毎に試行を行わせる。全てのポジションでの試行後、回動指示部32は、モータ311を制御することにより、ディスクD1を時計回りに一周させた後、さらに1ポジション進める。すると、図10(E)に示すように、突起P1により突起Pa2が付勢されるので、ディスクD2が時計回りに1ポジション回動する。これにより、ディスクD4、D3、D2の切欠N4、N3、N2の新たな組み合わせが構築される。
以上の手順を繰り返すことにより、全ての切欠N4、N3、N2、N1の組み合わせを試行して行き、図3(E)に示す状態になった時に、図4(C)に示すように、挿入片223が切欠N1〜N4に入るまでキーKが回動するので、デッドボルト224がロック穴11aから外れて、解錠される。
(揃え直しを行う解錠動作)
次に、上記のような探索の過程で、揃え直しを行う解錠動作を、図11のフローチャート、図12及び図13の説明図を参照して以下に説明する。
(第1のモード)
まず、第1のモードで揃え直しを行う場合の手順を、図11のフローチャートに従って説明する。この例では、第1のモードとして、ディスクD1が一周する毎に、揃え直しを行うように設定されている。まず、作業者は、入力部39aを用いて、開始位置を指定する(ステップS01)。この開始位置は、例えば、初期位置とするか、既に判明している番号に対応する位置とすることができる。
次に、回動指示部32がモータ311を制御することにより、ディスクD2、D3、D4の組み合わせを設定する(ステップS02)。そして、回動指示部32がモータ311を制御することにより、ディスクD1のみの間欠回転をさせ、試行部33が、ソレノイド322を制御することにより、1ポジション毎の試行を開始する(ステップS03)。
この過程で、解錠ができた場合には(ステップS04のYES)、停止部34は解錠動作を停止させる。解錠ができずに(ステップS04のNO)、ディスクD1が一周した場合(ステップS05のYES)、全ての回動パターンを当たっていない場合には(ステップS06のNO)、修正部36は、ダイヤル駆動部310に対して揃え直しを指示する(ステップS07)。モータ311は、ディスクD1〜D4が一旦初期位置となり、そこから、揃え直し直前の状態に戻るように動作する。
その後、回動指示部32がモータ311を制御することにより、ディスクD2を1ポジション進めて、ディスクD4〜D2の組み合わせを変更する(ステップS02)。以後、ステップS03以降の処理を繰り返し、解錠に至った場合には(ステップS04のYES)、処理を終了する。また、全ての回動パターンを当たった場合にも(ステップS06のYES)、処理を終了する。
より具体的な第1のモードによる揃え直しの例を、図12及び図13を参照して説明する。図12(A)(B)に示すように、ディスクD2の切欠N2が特定の位置にある状態で、回動指示部32がモータ311を制御することにより、ディスクD1を時計回りに一周させる間、各ポジションで、試行部33がソレノイド322を制御することにより、試行を行わせる(図10(A)(B)参照)。この試行の過程で、図12(B)の点線の矢印で示すように、挿入片223がディスクD1〜D4の周縁に当たる衝撃で、ディスクD2〜D4が回動して、切欠N2〜N4が停止しているべき位置からずれが生じる。
そして、図12(C)(D)(E)に示すように、修正部36は、ダイヤル駆動部310に、ディスクD1〜D4を一旦初期状態にしてから、再度、ディスクD3、D4を同じ位置に戻すように指示する(図3(A)(B)(C)参照)。このような揃え直しの動作をまとめてRで示す。さらに、図13(A)(B)に示すように、モータ311を制御することにより、ディスクD1を反時計回りに一周させる間、試行部33がソレノイド322を制御することにより、各ポジションで試行を行わせる(図10(C)(D)参照)。このときにも、切欠N2〜N4にずれが生じる可能性があることは、上記と同様である。
次に、図13(C)(図12(C)(D)(E)参照)に示すように、修正部36が、ダイヤル駆動部310に、ディスクD1〜D4を一旦初期状態にしてから、再度、ディスクD3、D4を同じ位置に戻すように指示する。つまり、図12(C)(D)(E)で示したRと同様の動作をする。さらに、図13(D)に示すように、図13(A)から、ディスクD3をさらに1ポジション進め、図13(E)に示すように、モータ311を制御することにより、ディスクD1を時計回りに一周させる間、各ポジションで、試行部33がソレノイド322を制御することにより試行を行わせる。このときにも、切欠N2〜N4にずれが生じる可能性がある。
(第2のモード)
次に、第2のモードで揃え直しを行う場合の手順を、図14のフローチャートに従って説明する。この手順は、基本的には、上記の第1のモードと同様である。すなわち、開始位置を指定(ステップS11)、組み合わせの設定(ステップS12)の後、試行を開始する(ステップS13)。但し、この試行開始から、試行部33が試行回数のカウントを開始する。
この過程で、解錠ができた場合には(ステップS14のYES)、停止部34は解錠動作を停止させる。解錠ができずに(ステップS14のNO)、カウント数が、あらかじめ設定された試行回数に達した場合(ステップS15のYES)、全ての回動パターンを当たっていない場合には(ステップS16のNO)、修正部36は、ダイヤル駆動部310に対して揃え直しを指示する(ステップS17)。モータ311は、ディスクD1〜D4が一旦初期位置となり、そこから、揃え直し直前の状態に戻るように動作する。
このとき、回動指示部32がモータ311を制御することにより、ディスクD1を試行済みのポジションの次のポジションに回動させて、ディスクD4〜D1の組み合わせを変更する(ステップS12)。以後、ステップS13以降の処理を繰り返し、解錠に至った場合には(ステップS14のYES)、処理を終了する。また、全ての回動パターンを当たった場合にも(ステップS16)、処理を終了する。
より具体的な第2のモードによる揃え直しの例を、図15を参照して説明する。図15(A)(B)に示すように、ディスクD2の切欠N2が特定の位置にある状態で、回動指示部32がモータ311を制御することにより、ディスクD1を時計回りに5ポジション回動させる間、各ポジションで、試行部33がソレノイド322を制御することにより、試行を行わせる。このときにも、切欠N2〜N4にずれが生じる可能性がある。
次に、5ポジションの試行を行った後、図15(C)に示すように、修正部36は、ダイヤル駆動部310に、ディスクD1〜D4を一旦初期状態にしてから、再度、ディスクD1、D2、D3、D4を同じ位置に戻すように指示する(図3(A)(B)(C)参照)。そして、図15(D)に示すように、モータ311は、ディスクD1を時計回りに回動させて、揃え直し直前の状態に戻す。
さらに、図15(A)(B)に示すように、ディスクD2の切欠N2が特定の位置にある状態で、回動指示部32がモータ311を制御することにより、ディスクD1を時計回りに5ポジション回動させる間、各ポジションで、試行部33がソレノイド322を制御することにより、試行を行わせる。このように、設定された回数である5ポジション試行する毎に、揃え直しを行う。
[作用効果]
(1)以上のような本実施形態によれば、ダイヤル212により回動する複数のディスクD1〜D4の切欠N1〜N4の位置が一致した場合に、キーKの回動により挿入片223が切欠N1〜N4に挿入されて解錠される施錠装置200を解錠する解錠装置300であって、ダイヤル212を回動させるダイヤル駆動部310と、キーKを回動させるキー駆動部320と、複数のディスクD1〜D4の切欠N1〜N4の位置の組み合わせが変化するように、ダイヤル駆動部310にダイヤル212の回動を指示する回動指示部32と、キー駆動部320にキーKを回動させて、挿入片223が切欠N1〜N4に挿入できるか否かを試行させる試行部33と、複数回の試行の間に、ディスクD1〜D4の切欠N1〜N4の位置の揃え直しを、ダイヤル駆動部310に指示する修正部36とを有する。
このように、試行で挿入片223がディスクD1〜D4に衝突することにより、ディスクD1〜D4のいずれかが回動してずれてしまっても、複数回の試行の間に、切欠N1〜N4の揃え直しを行うので、切欠N1〜切欠N4を一致させることができ、解錠できる可能性を高めることができる。例えば、3枚のディスクD4〜D2の切欠N4〜N2が一致している場合に、複数回の試行の途中で揃え直すことにより、一致している状態を維持することができるので、ディスクD1の切欠N1が、他の切欠N4〜N2に一致した時に、解錠できる。
(2)修正部36は、ディスクD1〜D4のうちのいずれか一つが一周する毎に、揃え直しを指示する。駆動ディスクであるディスクD1から遠いディスクが一周する毎に揃え直しを行うと、揃え直しの回数を減らして、探索の時間を短縮できる。ディスクD1に近いディスクが一周する毎に揃え直しを行うと、揃え直しの回数を増やして、解錠できる可能性を高めることができる。つまり、第1のモードで、一周する毎に揃え直す対象とするディスクは、いずれのディスクであってもよい。
(3)複数のディスクD1〜D4のうちの一つのディスクD1は、ダイヤル212の回動に応じて、他のディスクD2〜D4を駆動する駆動ディスクであり、修正部36は、駆動ディスクが一周する毎に、揃え直しを指示する。このため、ディスクD2が特定の位置にある状態で、ディスクD4が一周して試行した後、ディスクD2を次のポジションに回動させる前に、ディスクD4、D3を揃え直す。このため、ディスクD1の試行回数以上にずれることがなくなる。
(4)修正部36は、試行部33が試行する回数に応じて、揃え直しを指示する。このため、揃え直しのタイミングをより詳細に設定することができる。例えば、ディスクD1の一周分の試行回数の途中でも、ずれが生じてしまう場合には、その施行回数よりも小さな数字を設定することにより、解錠できる可能性を高めることができる。特に、1と設定した場合には、試行の都度、全てのディスクD1〜D4を揃え直すことになるため、ずれの発生を防止できる。ただし、少ない数字を設定するほど、解錠に掛かる作業時間が長くなるため、解錠の確実性と作業時間とのバランスを考慮して、作業者は所望の回数を入力して設定できる。つまり、設定する回数は、上記の具体例には限定されない。
[他の実施形態]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
(1)解錠の対象となる施錠装置200の構成は、上記の態様には限定されない。例えば、ダイヤル部210は、ダイヤル212の回動量と駆動ディスクであるディスクD1の回動量は一対一の関係にあったが、ダイヤルの回動量と駆動ディスクの回動量が比例していればよい。このため、ダイヤルと駆動ディスクとの間にギア機構が介在し、ダイヤルを一周分の一部である複数目盛り分回動させるだけで、ディスクが一回転するような構造のダイヤル錠を用いてもよい。また、上記の実施形態では、ダイヤル部210は、初期位置からの揃え始めの回動方向は時計回りであったが、初期位置からの揃え始めの回動方向が反時計回りであってもよい。
(2)目盛りS及びディスクD1の回動の単位は、上記の実施形態では、説明の簡略化のために、全周を10に分けて、1目盛り分の回動量を1つの停止ポジションとした形とした。しかし、目盛りの単位や1回分の回動量を、これより多くしても、少なくしてもよい。目盛りを細かく設定した場合、各ディスクの切欠の位置を合わせるための各ダイヤル番号が2桁以上となってもよい。例えば、全周を100に分けた目盛りとして、46−55−85−23と合わせるというように、各ダイヤル番号が2桁となる施錠装置に適用することもできる。
(3)ディスクの数は、複数であればよい。このため、2つであっても、3つであっても、4つよりも多くでもよい。各ディスクに設ける切欠の位置、突起の位置についても、解錠するためのダイヤル番号に合わせて決定すればよく、上記の実施形態で示した態様には限定されない。
100 金庫
11 本体
11a ロック穴
12 扉
121 蝶番
200 施錠装置
210 ダイヤル部
211 固定部
211a 固定板
211b 軸筒
211c 係止環
212 ダイヤル
212a 摘み部
212b 表示部
213 軸柱
214 駆動部
214a 固定具
215 回動部
215a ワッシャ
215b コイルバネ
220 キー部
221 シリンダ錠
221a 外筒
221b 内筒
221c 鍵穴
222 リンク機構
223 挿入片
224 デッドボルト
225 可動板
225a 長穴
225b ピン
225c 長穴
226 カム板
226a ピン
300 解錠装置
310 ダイヤル駆動部
311 保持部
311a ネジ
312 モータ
313 固定部
313a 支持板
313b アーム
313c 脚部
313d 取付部
320 キー駆動部
321 把持部
322 ソレノイド
323 支持部
324 連結部
330 制御装置
31 記憶部
32 回動指示部
33 試行部
34 停止部
35 開始処理部
36 修正部
37 モード切替部
38 インタフェース部
39a 入力部
39b 出力部
C 基準線
D1〜D4 ディスク
N1〜N4 切欠
P1、P4 突起
Pa2、Pb2 突起
Pa3、Pb3 突起
S 目盛り

Claims (6)

  1. ダイヤルにより回動する複数のディスクの切欠の位置が一致した場合に、キーの回動により挿入片が切欠に挿入されて解錠される施錠装置を解錠する解錠装置であって、
    前記ダイヤルを回動させるダイヤル駆動部と、
    前記キーを回動させるキー駆動部と、
    前記複数のディスクの前記切欠の位置の組み合わせが変化するように、前記ダイヤル駆動部に前記ダイヤルの回動を指示する回動指示部と、
    前記キー駆動部に前記キーを回動させて、前記挿入片が前記切欠に挿入できるか否かを試行させる試行部と、
    複数回の前記試行の間に、前記ディスクの切欠の位置の揃え直しを、前記ダイヤル駆動部に指示する修正部と、
    を有することを特徴とする解錠装置。
  2. 前記修正部は、前記ディスクのうちのいずれか一つが一周する毎に、前記揃え直しを指示することを特徴とする請求項1記載の解錠装置。
  3. 前記複数のディスクのうちの一つは、前記ダイヤルの回動に応じて、他のディスクを駆動する駆動ディスクであり、
    前記修正部は、前記駆動ディスクが一周する毎に、前記揃え直しを指示することを特徴とする請求項1記載の解錠装置。
  4. 前記修正部は、前記試行部が試行する回数に応じて、前記揃え直しを指示することを特徴とする請求項1記載の解錠装置。
  5. ダイヤルにより回動する複数のディスクの切欠の位置が一致した場合に、キーの回動により挿入片が切欠に挿入されて解錠される施錠装置を解錠する解錠方法であって、
    前記ダイヤルを回動させるダイヤル駆動部と、
    前記キーを回動させるキー駆動部と、
    に接続されたコンピュータ又は電子回路が、
    前記複数のディスクの前記切欠の位置の組み合わせが変化するように、前記ダイヤル駆動部に前記ダイヤルの回動を指示する回動指示処理と、
    前記キー駆動部に前記キーを回動させて、前記切欠に前記挿入片が挿入できるか否かを試行させる試行処理と、
    複数回の前記試行処理の間に、前記ディスクの切欠の位置の揃え直しを、前記ダイヤル駆動部に指示する修正処理と、
    を実行することを特徴とする解錠方法。
  6. コンピュータに、ダイヤルにより回動する複数のディスクの切欠の位置が一致した場合に、キーの回動により挿入片が切欠に挿入されて解錠される施錠装置を解錠させる解錠プログラムであって、
    前記ダイヤルを回動させるダイヤル駆動部と、
    前記キーを回動させるキー駆動部と、
    に接続された前記コンピュータに、
    前記複数のディスクの前記切欠の位置の組み合わせが変化するように、前記ダイヤル駆動部に前記ダイヤルの回動を指示する回動指示処理と、
    前記キー駆動部に前記キーを回動させて、前記切欠に前記挿入片が挿入できるか否かを試行させる試行処理と、
    複数回の前記試行処理の間に、前記ディスクの切欠の位置の揃え直しを、前記ダイヤル駆動部に指示する修正処理と、
    を実行させることを特徴とする解錠プログラム。
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