JP2017225959A - 気体含有液生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細な気泡を高濃度に含有する気体含有液を生成可能な気体含有液生成装置を提供する。【解決手段】気体含有液生成装置は、第1注射筒用、第2注射筒用、注射針用の第1、第2、第3ポートを備える連結部(41)と、第1または第2注射筒と第1または第2ポートとの間を流れる気体含有液を処理する気体含有液処理部(23、33)と、第1または第2注射筒と第1または第2ポートとの間を流れる気体含有液中に気泡を生成する気泡生成部(22、32)と、第1および第2ポートの間を気体含有液が流れる第1状態と、第1および第3ポートの間を気体含有液が流れる第2状態とに変化する弁(42)とを備える。気体含有液処理部は、環状の内周面を有する複数の腹部と複数の節部とを交互に含む流路を有する流路形成部材(51、61)と、流路に沿って設けられた線状部材(52、62)と、線状部材の周囲に設けられた障害物部材(53、63)とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、気体含有液生成装置に関し、例えば、ナノバブル水の生成用に適用されるものである。
近年、マイクロバブルを含有するマイクロバブル水や、ナノバブルを含有するナノバブル水が、様々な技術分野で注目されている。マイクロバブルやナノバブルの定義として明確な定義はないが、一般に、マイクロバブルとは、粒径(直径)が1μmから100μm程度の気泡を指し、ナノバブルとは、粒径(直径)が1μm未満の気泡を指す(特許文献1および2を参照)。
特開2015−77566号公報 特開2014−147870号公報
一般に、マイクロバブルやナノバブルなどの気泡は、気体と液体とを混合して気体含有液を生成し、気体含有液を噴射することにより生成される。近年の研究により、気泡は、気体含有液中に気泡核が生成された後、気泡核同士が結合することで生成されることが分かってきた。気泡核とは、気泡になる前の気体分子が液体分子から離れて集合した集合体である。また、多数の気泡核を含有する気体含有液からは、ナノバブルのような微細な気泡を多数生成できることも分かってきた。
気体含有液を種々の用途に使用する場合、気泡は微細であることが望ましく、気体含有液は微細な気泡を高濃度に含有していることが望ましい。理由は、微細な気泡は、気体含有液中で長時間持続するからである。微細な気泡を高濃度に含有する気体含有液は、上述のように、気泡核を高濃度に含有する気体含有液から生成可能である。よって、気体含有液中に多数の気泡核を生成することで、微細な気泡を高濃度に含有する気体含有液を生成可能な手法を実現することが求められる。
また、気体含有液の用途は近年、工業分野や一般消費分野だけでなく、医療分野や農業分野にも拡大しつつある。そのため、微細な気泡を高濃度に含有する気体含有液を、医療分野用や農業分野用に簡単な構造で生成可能な気体含有液生成装置へのニーズが高まっている。
そこで、本発明は、微細な気泡を高濃度に含有する気体含有液を生成可能な気体含有液生成装置を提供することを課題とする。
本発明の一態様の気体含有液生成装置は、気体含有液を収容する第1および第2注射筒と、前記第1注射筒用の第1ポートと、前記第2注射筒用の第2ポートと、注射針用の第3ポートとを備える連結部と、前記第1注射筒と前記第1ポートとの間、または前記第2注射筒と前記第2ポートとの間を流れる前記気体含有液を処理する気体含有液処理部と、前記第1注射筒と前記第1ポートとの間、または前記第2注射筒と前記第2ポートとの間を流れる前記気体含有液中に気泡を生成する気泡生成部と、前記第1および第2ポートの間を前記気体含有液が流れる第1状態と、前記第1および第3ポートの間を前記気体含有液が流れる第2状態とに変化する弁とを備える。また、前記気体含有液処理部は、環状の内周面を有する複数の腹部と、環状の内周面を有する複数の節部とを交互に含む流路を有し、前記流路に沿って前記気体含有液を搬送する流路形成部材と、前記流路形成部材内において前記流路に沿って設けられた線状部材と、前記流路形成部材内において前記線状部材の周囲に設けられ、前記気体含有液の流れに対する障害物として機能する障害物部材とを備える。
本発明によれば、微細な気泡を高濃度に含有する気体含有液を生成可能な気体含有液生成装置を提供することが可能となる。
第1実施形態の気体含有液生成装置の構成を示す概略図である。 第1実施形態における気泡核の生成過程を説明するための図である。 第1実施形態の気体含有液生成装置の具体例を示す断面図である。 第1実施形態の気体含有液生成装置の用法を説明するための断面図である。 第1実施形態の第1接続管の構成を示す断面図である。 第1実施形態の第1接続管の寸法を説明するための断面図である。 第1実施形態の第1接続管の変形例を示す断面図である。 第1実施形態の第1噴射部の変形例を示す断面図である。 第2実施形態の気体含有液生成装置の構成を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の気体含有液生成装置の構成を示す概略図である。
図1の気体含有液生成装置は、気液混合部11、気泡核生成部12、起泡部13、および清成槽14を備えている。
気液混合部11は、気体1と液体2とを混合して、気体含有液3を生成する。気体1の例としては、酸素が挙げられる。符号1aは、気体分子(例えば酸素分子)を表す。液体2の例としては、水が挙げられる。符号2aは、液体分子(例えば水分子)を表す。
気泡核生成部12は、気液混合部11から供給された気体含有液3を処理して、気体含有液3中に多数の気泡核3aを生成する。気泡核3aは、気体分子1aが液体分子2aから離れて集合した集合体である。気泡核生成部12は例えば、気体含有液3を乱流化することで、気体含有液3中に多数の気泡核3aを生成することができる。
起泡部13は、気泡核生成部12から供給された気体含有液3を処理して、気体含有液3中に多数の気泡3bを生成する。気泡3bは、気泡核3a同士が結合することにより生成される。起泡部13は例えば、気体含有液3を噴射することで、気体含有液3中に多数の気泡3bを生成することができる。
清成槽14には、起泡部13から供給された気体含有液3が貯留される。本実施形態の気体含有液生成装置は、清成槽14に、気体含有液3として、粒径が50〜500nmのナノバブルを高濃度に含有するナノバブル水を供給することができる。
なお、気体含有液生成装置の外部で気体1と液体2とを混合して気体含有液3を生成する場合には、気体含有液生成装置に気液混合部11を設けなくてもよい。この場合、気泡核生成部12は、気体含有液生成装置の外部から導入された気体含有液3中に気泡核3aを生成し、起泡部13は、この気体含有液3中に気泡3bを生成する。また、気泡部13がこの気体含有液3を気体含有液生成装置の外部に直接吐出する場合には、気体含有液生成装置に清成槽14を設けなくてもよい。本実施形態では、気体含有液生成装置の具体例について後述するが、この気体含有液生成装置は気液混合部11と清成槽14とを備えていない(図3)。
図2は、第1実施形態における気泡核3aの生成過程を説明するための図である。
図2(a)は、気液混合部11により生成された気体含有液3を、気泡核生成部12により処理する様子を示している。
一般に、常温常圧の条件下で気体1が液体2中に溶け込む量は、気体1や液体2の種類により上限が決まっている。この上限を超える量の気体1を液体2中に溶け込ませるためには、ポンプなどを使用して気体1を液体2中に機械的かつ強制的に溶け込ませる必要がある。このようにして得られる気体含有液3を、過飽和気体含有液と呼ぶ。
気体含有液3中に気泡核3aを生成する際、気体含有液3として過飽和気体含有液を使用すると、多数の気泡核3aを生成できることが判明している。そこで、本実施形態の気液混合部11は、気体含有液3として、過飽和気体含有液を生成することが望ましい。
また、気泡核3aは、気体含有液3に圧力変動や熱変動(温度変動)を加えることで生成されることが判明している。そこで、本実施形態の気泡核生成部12は、気体含有液3に圧力変動を加えることで、気泡核3aを生成する。気体含有液3に圧力変動を加えることが可能な気泡核生成部12の構造については、後述する。
図2(a)は、過飽和気体含有液である気体含有液3に、圧力変動や熱変動を加える様子を示している。気体含有液3に圧力変動を加えると、気体含有液3中に圧力が高い部分と低い部分が生じる。また、気体含有液3に熱変動を加えると、気体含有液3中に温度が高い部分と低い部分が生じる。
この場合、気体分子1aは、圧力の低い部分や温度の高い部分に集合する。図2(b)は、気体分子1aがこれらの部分に集合する様子を示している。
その結果、図2(c)に示すように、気体分子1aが集合した集合体である気泡核3aが生成される。気泡核3aの生成過程のシミュレーションによれば、気泡核3aの粒径は、0.5〜1.0nm程度であることが判明している。
図3は、第1実施形態の気体含有液生成装置の具体例を示す断面図である。
図3は、気体含有液生成装置の具体例として、注射器型の気体含有液生成装置を示している。図3の気体含有液生成装置は、第1注射筒21と、第1噴射部22と、第1接続管23と、第2注射筒31と、第2噴射部32と、第2接続管33と、連結部41と、三方弁42と、注射針43とを備えている。
図3の気体含有液生成装置は、気泡核生成部12に相当する構成要素である第1および第2接続管23、33と、起泡部13に相当する構成要素である第1および第2噴射部32、33を備えているが、気液混合部11や清成槽14に相当する構成要素は備えていない。第1および第2接続管23、33は、気体含有液処理部の例であると共に、それぞれ第1および第2気泡含有液処理部の例である。第1および第2噴射部22、32は、気泡生成部の例であると共に、それぞれ第1および第2気泡生成部の例である。
第1注射筒21は、外筒21aおよび内筒21bを備え、外筒21aと内筒21bとの間の空間に気体含有液3を収容する。同様に、第2注射筒31は、外筒31aおよび内筒31bを備え、外筒31aと内筒31bとの間の空間に気体含有液3を収容する。本実施形態では、第1注射筒21のサイズが、第2注射筒31のサイズよりも大きく設定されており、第1注射筒21が気液含有液3を収容可能な容積は、第2注射筒31が気液含有液3を収容可能な容積よりも大きく設定されている。
本実施形態では、気体1と液体2とを混合して生成された気体含有液3を用意し、この気体含有液3を第1または第2注射筒21、31内に導入する。気体1の例は、酸素や二酸化炭素などである。液体2の例は、純水や食塩水などである。そして、図3の気体含有液生成装置は、後述するように、第1および第2接続管23、33において気体含有液3中に気泡核3aを生成し、第1および第2噴射部22、32において気泡核3aから気泡3bを生成する。
連結部41は、第1注射筒21用の第1ポート41aと、第2注射筒31用の第2ポート41bと、注射針43用の第3ポート41cとを備えており、これらのポート41a〜41cをつなぐ流路を備えている。第1ポート41aは、第1接続管23と第1噴射部22とを介して第1注射筒21に接続されている。第2ポート41bは、第2接続管33と第2噴射部32とを介して第2注射筒31に接続されている。第3ポート41cは、注射針43に接続されている。
三方弁42は、連結部41に設けられており、第1および第2ポート41a、41bの間を気体含有液3が流れる第1状態と、第1および第3ポート41a、41cの間を気体含有液3が流れる第2状態とに変化する。
三方弁42を第1状態に切り換えると、矢印aや矢印bで示すように、第1注射筒21と第2注射筒31との間を気体含有液3が流れる。本実施形態の第1状態では、第1および第2ポート41a、41bが開放され、第3ポート41cが閉止される。そして、第1注射筒21の内筒21bを指で押すと、第1注射筒21から第2注射筒31へと気体含有液3が流れる。一方、第2注射筒31の内筒31bを指で押すと、第2注射筒31から第1注射筒21へと気体含有液3が流れる。
三方弁42を第2状態に切り換えると、矢印cや矢印dで示すように、第1注射筒21と注射針43との間を気体含有液3が流れる。本実施形態の第2状態では、第1および第3ポート41a、41cが開放され、第2ポート41bが閉止される。そして、第1注射筒21の内筒21bを指で押すと、第1注射筒21から注射針43へと気体含有液3が流れ、注射針43から気体含有液3が放出される。
なお、三方弁42は、3つ以上の状態に変化可能でもよい。例えば、三方弁42は、第2および第3ポート41b、41cが開放され、第1ポート41aが閉止され、第2および第3ポート41b、41cの間を気体含有液3が流れる第3状態に変化してもよい。
注射針43は、針基43aと針管43bとを備えている。針管43bは、針基43aに装着されており、針基43aは、第3ポート41cに装着されている。注射針43は例えば、人体内に気体含有液3を注射するために使用される。
なお、気体含有液生成装置内に気体含有液3を導入する際には、第1注射筒21の内筒21bを取り外して気体含有液3を導入してもよいし、第2注射筒31の内筒31bを取り外して気体含有液3を導入してもよい。あるいは、第1注射筒21の内筒21bを指で引くことで、矢印dで示すように、第3ポート41cから気体含有液生成装置内に気体含有液3を導入してもよい。
第1接続管23は、流路形成チューブ51と、ワイヤ52と、障害物部材53とを備えており、第1注射筒21と第1ポート41aとの間を流れる気体含有液3中に気泡核3aを生成する。同様に、第2接続管33は、流路形成チューブ61と、ワイヤ62と、障害物部材63とを備えており、第2注射筒31と第2ポート41bとの間を流れる気体含有液3中に気泡核3aを生成する。流路形成チューブ51、61は、流路形成部材の例である。ワイヤ52、62は、線状部材の例である。
流路形成チューブ51は、図3に示すように蛇腹構造の流路を有し、流路に沿って気体含有液3を搬送する。流路形成チューブ51の流路は、環状の内周面を有する複数の腹部51aと、環状の内周面を有する複数の節部51bとを交互に含んでいる。各腹部51aの最外部の直径は、各節部51bの最内部の直径よりも大きく設定されている。本実施形態では、各腹部51aや各節部51bの内周面が、らせん状ではなく環状に延びている。
これは、流路形成チューブ61でも同様である。流路形成チューブ61の流路は、環状の内周面を有する複数の腹部61aと、環状の内周面を有する複数の節部61bとを交互に含んでいる。本実施形態では、流路形成チューブ51のサイズが、流路形成チューブ61のサイズよりも大きく設定されており、流路形成チューブ51が気液含有液3を収容可能な容積は、流路形成チューブ61が気液含有液3を収容可能な容積よりも大きく設定されている。
本実施形態の流路形成チューブ51、61は、プラスチックで形成されており、様々な形状に折り曲げ可能に構成されている(図4参照)。図4は、第1実施形態の気体含有液生成装置の用法を説明するための断面図である。本実施形態では、流路形成チューブ51、61を様々な形状に折り曲げることで、気体含有液生成装置を狭いスペースに配置することや、気体含有液3の蛇行により多数の気泡核3aを生成することが可能となる。
以下、図3を再び参照し、気体含有液生成装置の説明を続ける。
ワイヤ52は、流路形成チューブ内51において流路に沿って設けられている。ワイヤ52は、流路に沿って延びる線状の形状を有し、流路の幅方向断面(輪切り断面)の中央部に配置されている。本実施形態のワイヤ52は、鉄などの金属で形成されているが、プラスチックなどの非金属で形成されていてもよい。
これは、ワイヤ62でも同様である。ワイヤ62は、流路形成チューブ内61において流路に沿って設けられている。
障害物部材53は、流路形成チューブ51内においてワイヤ52の周囲に設けられており、気体含有液3の流れに対する障害物として機能する。障害物部材53は、ワイヤ52に固定されることで、流路の幅方向断面の中央部に配置されている。本実施形態の障害物部材53は、鉄などの金属で形成されているが、プラスチックなどの非金属で形成されていてもよい。
本実施形態では、気体含有液3の流れが障害物部材53により十分に変化するように、障害物部材53の形状や配置が設定されている。例えば、障害物部材53は、複数の腹部53aと複数の節部53bとを流路に沿って交互に含む形状を有している。また、障害物部材53は、複数の金属線を組み合わせたメッシュ状の形状を有している。よって、気体含有液3は、障害物部材53の外形に沿って流れたり、障害物部材53に衝突したり、障害物部材53のメッシュを通過したりするなど、様々な態様で流路内を流れる。なお、障害物部材53の例は、各腹部53aが200〜300個の網目を有する金網である。
これは、障害物部材63でも同様である。障害物部材63は、流路形成チューブ61内においてワイヤ62の周囲に設けられており、複数の腹部63aと複数の節部63bとを流路に沿って交互に含む形状を有している。本実施形態では、障害物部材53の各腹部53aの体積が、障害物部材63の各腹部63aの体積よりも大きく設定されている。
第1噴射部22は、流路が狭くなった狭窄部22aを備えており、第1注射筒21と第1接続管23との間に設けられている。よって、第1噴射部22は、狭窄部22aにより第1注射筒21内や第1接続管23内に気体含有液3を噴射することで、気体含有液3中に気泡3bを生成することができる。具体的には、気体含有液3が矢印bのように流れる際に、第1注射筒21内に気体含有液3が噴射される。また、気体含有液3が矢印aのように流れる際に、第1接続管23内に気体含有液3が噴射される。
同様に、第2噴射部32は、流路が狭くなった狭窄部32aを備えており、第2注射筒31と第2接続管33との間に設けられている。よって、第2噴射部32は、狭窄部32aにより第2注射筒31内や第2接続管33内に気体含有液3を噴射することで、気体含有液3中に気泡3bを生成することができる。具体的には、気体含有液3が矢印aのように流れる際に、第2注射筒31内に気体含有液3が噴射される。また、気体含有液3が矢印bのように流れる際に、第2接続管33内に気体含有液3が噴射される。
次に、引き続き図3を参照し、気体含有液生成装置の動作について説明する。
まず、気体1と液体2とを混合して生成された気体含有液3を用意し、この気体含有液3を第1または第2注射筒21、31内に導入する。次に、三方弁42を第1状態に切り換える。次に、第1注射筒21の内筒21bと、第2注射筒31の内筒31bとを指で交互に押下する。その結果、第1注射筒21と第2注射筒31との間を気体含有液3が繰り返し往復する。この際、第1および第2接続管23、33により気体含有液3中に気泡核3aが生成され、第1および第2噴射部22、32により気泡核3aから気泡3bが生成される。
気体含有液3中の気泡核3aや気泡3bの濃度は、気体含有液3の往復回数が多くなるほど増加する。よって、微細な気泡3bを高濃度に含有する気体含有液3を生成したい場合には、気体含有液3の往復回数を増やすことが望ましい。
なお、本実施形態では、第1注射筒21、第1噴射部22、第1接続管23のサイズがそれぞれ、第2注射筒31、第2噴射部32、第2接続管33のサイズよりも大きく設定されている。また、障害物部材53の各腹部53aの体積が、障害物部材63の各腹部63aの体積よりも大きく設定されている。これにより、第1注射筒21と第1ポート41aとの間での気体含有液3の流速や反応性を、第2注射筒31と第2ポート41bとの間での気体含有液3の流速や反応性と異ならせることができる。よって、本実施形態によれば、流速や反応性の違いにより気体含有液3に圧力変動等を加え、気泡核3aや気泡3bの濃度をさらに増加させることが可能となる。また、本実施形態では、連結部41で気体含有液3の進行方向が直角に曲がることも、気体含有液3への圧力変動として作用する。
その後、所望の気体含有液3が生成されたら、気体含有液3を第1注射筒21に移動させ、三方弁42を第2状態に切り換える。次に、注射針を注射対象物に刺した後、第1注射筒21の内筒21bを指で押下する。これにより、所望の気体含有液3を注射対象物に注射することができる。
なお、本実施形態では、気体含有液3の代わりに気体1および液体2を第1または第2注射筒21、31内に導入してもよい。この場合、第1注射筒21と第2注射筒31との間で気体1および液体2を繰り返し往復させたり、気体含有液生成装置を手で振ったりすることで、気体1と液体2とを混合して気体含有液3を生成する。ただし、所望の特性の気体含有液3を使用したい場合には、上述のように、気体含有液生成装置の外部で用意された気体含有液3を使用することが望ましい。
図5は、第1実施形態の第1接続管23の構成を示す断面図である。図5の説明は、本実施形態の第2接続管33にも当てはまる。
図5は、第1ポート41aから第1噴射部22へと気体含有液3が流れる様子を示している。本実施形態では、気体含有液3の流れが障害物部材53により十分に変化するように、障害物部材53の形状や配置が設定されている。例えば、障害物部材53は、複数の腹部53aと複数の節部53bとを流路に沿って交互に含む形状を有しており、かつメッシュ状の形状を有している。よって、気体含有液3は、図5に矢印で示すように、障害物部材53の外形に沿って流れたり、障害物部材53に衝突したり、障害物部材53のメッシュを通過したりするなど、様々な態様で流路内を流れる。
第1接続管23は、流路形成チューブ51、ワイヤ52、および障害物部材53に加えて、第1固定部54と、第1邪魔板55と、第2固定部56と、第2邪魔板57とを備えている。
第1固定部54は、第1噴射部22内に挿入されており、ワイヤ52の一方の端部(第1注射筒21側の端部)を固定するために使用されている。第2固定部56は、連結部41内に挿入されており、ワイヤ52の他方の端部(第1ポート41a側の端部)を固定するために使用されている。本実施形態では、ワイヤ52の両端部の位置が第1および第2固定部54、56により固定されている。
第1邪魔板55は、第1噴射部22内で第1固定部54の付近に設けられており、第1噴射部22内の気体含有液3を撹拌する機能を有する。第2邪魔板57は、連結部41内で第2固定部56の付近に設けられており、連結部41内の気体含有液3を撹拌する機能を有する。本実施形態では、第1および第2邪魔板55、57により気体含有液3が撹拌されることで、気体含有液3に圧力変動が加えられ、気体含有液3中に気泡核3aが発生しやすくなる。
以上のように、本実施形態の第1接続管23では、蛇腹構造の流路を有する流路形状チューブ51内を気体含有液3が流れ、かつ、気体含有液3の流れは障害物部材53からの影響を受ける。よって、気体含有液3の流れは、流路の中央部でも周辺部でも第1接続管23から影響を受ける。
例えば、流路の中央部の気体含有液3は、障害物部材53の外形に沿って流れたり、障害物部材53に衝突したり、障害物部材53のメッシュを通過したりする。また、流路の周辺部の気体含有液3は、図5に矢印で示すように、流路形状チューブ51の腹部51aの溝に入り込んだり、流路形状チューブ51の腹部51aの溝に沿って環状に周回したりする。このとき、溝はらせん状ではなく環状であるため、気体含有液3は連結部41から第1噴射部22へと流れにくくなり、気体含有液3の流れが溝により大きく変化し得る。
よって、本実施形態によれば、流路形状チューブ51や障害物部材53により気体含有液3の流れを変化させることができ、これにより気体含有液3中に多数の気泡核3aを生成することができる。具体的には、本実施形態によれば、流路形状チューブ51や障害物部材53により気体含有液3に渦流を起こし気体含有液3を乱流化することで、気体含有液3中に多数の気泡核3aを生成することができる。気体含有液3が通常のチューブを通過する場合には、気体含有液3は一般に層流化するが、本実施形態の第1接続管23によれば、気体含有液3を乱流化することができる。
また、本実施形態では、流路形状チューブ51や障害物部材53という簡単な構造で気泡核生成機構を構成でき、さらには、流路形状チューブ51の折り曲げも可能である。これにより、気体含有液生成装置を様々な状況で使用することや、気体含有液生成装置を狭いスペースに配置することや、気体含有液生成装置の製造コストや消費エネルギーを低減することが容易になる。
これは、気体含有液生成装置を、工業分野や一般消費分野だけでなく、医療分野や農業分野にも適用する際に有用である。理由は、気体含有液生成装置を医療分野や農業分野に適用する際には、様々な場所に装置を持ち運ぶこと、メンテナンスや電源確保が難しい状況で装置を使用すること、場合によっては装置を使い捨てにすること、などが要求されるからである。
そこで、本実施形態では、注射器として使用可能な気体含有液生成装置を簡単な構造で実現している。一般に注射器は、電力を用いずに使用可能であることや、注射時にチューブなどの接続管を人体に合わせて折り曲げることなどが求められる。これに対し、本実施形態の気体含有液生成装置は、電力ではなく指の力で動作可能であり、接続管23の折り曲げも可能である。このように、本実施形態によれば、気体含有液3の注射器として使用するのに適した気体含有液生成装置を実現することができる。
図6は、第1実施形態の第1接続管23の寸法を説明するための断面図である。図6の説明は、本実施形態の第2接続管33にも当てはまる。
符号Aは、第1ポート41aの内周面の直径を示す。符号Bは、流路の長さ方向における流路形成チューブ51の各腹部51aの寸法(厚さ)を示す。符号Cは、流路の長さ方向における流路形成チューブ51の各節部51bの寸法(厚さ)を示す。
本実施形態では、各腹部51aの厚さBと、各節部51bの厚さCが、同じ厚さに設定されている(B=C)。また、第1ポート41aの内周面の直径Aは、図6に示すように、各節部51bの最内部の直径とほぼ同じに設定され、各腹部51aの最外部の直径よりも小さく設定されている。また、各腹部51aと各節部51bの厚さB、Cは、第1ポート41aの内周面の直径Aの1/4に設定されている(B=C=A/4)。なお、第1ポート41aの内周面の直径Aは例えば数mm程度であり、流路形成チューブ51の長さは例えば10cm程度である。
符号Dは、流路の長さ方向における障害物部材53の各腹部53aの寸法を示す。符号Eは、流路の幅方向における障害物部材53の各腹部53aの寸法を示す。以下、寸法Dを各腹部53aの長さと呼び、寸法Eを各腹部53aの直径と呼ぶ。
本実施形態では、各腹部53aの長さDは、各腹部53aの直径Eよりも長く設定されている(D>E)。具体的には、各腹部53aの長さDは、各腹部53aの直径Eの2倍に設定されている(D=2E)。また、各腹部53aの直径Eは、第1ポート41aの内周面の直径Aよりも短く設定されている(E<A)。具体的には、各腹部53aの直径Eは、第1ポート41aの内周面の直径Aの2/3に設定されている(E=2A/3)。これにより、障害物部材53を流路形成チューブ51内に収容することができる。
また、本実施形態では、障害物部材53の各腹部53aの長さDは、流路形成チューブ51の各腹部51aの厚さBよりも長く設定されている(D>B)。具体的には、障害物部材53の各腹部53aの長さDは、流路形成チューブ51の各腹部51aの厚さBの16/3に設定されている(D=16B/3)。
なお、これらの寸法A〜Eの関係は一例に過ぎず、これらの寸法A〜Eにその他の関係を適用しても構わない。また、本実施形態の障害物部材53の腹部53aは、互いに同じ寸法(長さD、直径E)を有しているが、互いに異なる寸法を有していても構わない。また、本実施形態の第1接続管23は、1つの障害物部材53を備えているが、複数の障害物部材53を備えていてもよい。また、図6に示す腹部51aや腹部53aの個数は、作図の便宜上、実際に気体含有液生成装置を製造する場合の一般的な腹部51aや腹部53aの個数よりも少なく描かれていることに留意されたい。
図7は、第1実施形態の第1接続管23の変形例を示す断面図である。図7の説明は、本実施形態の第2接続管33にも当てはまる。
本変形例の第1接続管23は、スプリング58を備えている。スプリング58は、流路形成チューブ51内においてワイヤ52の周囲に設けられている。本変形例の流路形成チューブ51は、折り曲げ可能に構成されていると共に、折り曲げに対してスプリング58の抗力が作用するように構成されている。よって、本変形例によれば、流路形成チューブ51の過度の折れ曲がりを防止することや、気体含有液3にスプリング58による圧力変動を加えることが可能となる。
また、本変形例によれば、流路形状チューブ51や障害物部材53により環状の作用を気体含有液3に作用させると共に、スプリング58によりらせん状の作用を気体含有液3に作用させることができる。よって、本変形例によれば、より複雑な気体含有液3の流れを実現することが可能となる。
図8は、第1実施形態の第1噴射部22の変形例を示す断面図である。図8の説明は、本実施形態の第2噴射部32にも当てはまる。
本変形例の第1噴射部22は、流路が狭くなった狭窄部22aと、狭窄部22aから第1接続管23へと流路が徐々に広くなる第1拡張部22bと、狭窄部22aから第1注射筒21へと流路が徐々に広くなる第2拡張部22cとを備えている。よって、本変形例の第1噴射部22は、気体含有液3の噴射により気泡3bを生成するベンチュリー管として機能する。
第1噴射部22から第1注射筒21内に気体含有液3が噴射されると、気体含有液3の進行方向に内筒21bが存在するため(図3参照)、気体含有液3に渦流が起きる。これにより、気泡核3aを第1注射筒21内でも生成することができる。
以上のように、本実施形態の気体含有液生成装置は、第1および第2注射筒21、31と、連結部41と、三方弁42とを備え、第1および第2注射筒21、31と連結部41との間に第1および第2接続管23、33と第1および第2噴射部22、32とを備えている。これにより、注射器型の気体含有液生成装置が実現されている。
そして、本実施形態の第1および第2接続管23、33内を気体含有液3が流れる際には、気体含有液3の流れは、流路の中央部では障害物部材53、63からの影響を受け、流路の周辺部では流路形状チューブ51、61の蛇腹構造からの影響を受ける。よって、本実施形態によれば、流路形状チューブ51、61や障害物部材53、63により気体含有液3中に多数の気泡核3aを生成することが可能となり、これにより、微細な気泡3bを高濃度に含有する気体含有液3を生成することが可能となる。
また、本実施形態によれば、注射器型の気体含有液生成装置を簡単な構造で実現することができる。本実施形態の気体含有液生成装置は、一般的な注射器と同様に電力ではなく指の力で動作可能であり、機械的な操作によらずに使用可能である。よって、本実施形態によれば、医師や看護師など、注射器の操作に慣れた者であれば容易に操作可能な気体含有液生成装置を実現することができる。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態の気体含有液生成装置の構成を示す概略図である。
本実施形態の気体含有液生成装置は、第1注射筒21と連結部41との間に複数の第1接続管23と複数の第1噴射部22とを交互に備えており、具体的には、2個の第1接続管23と3個の第1噴射部22とを交互に備えている。さらに、本実施形態の気体含有液生成装置は、第2注射筒31と連結部41との間に複数の第2接続管33と複数の第2噴射部32とを交互に備えており、具体的には、2個の第2接続管33と3個の第2噴射部32とを交互に備えている。本実施形態の第1および第2接続管23、33や第1および第2噴射部22、32の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態によれば、これらの接続管23、33や噴射部22、32により様々な設計の気体含有液生成装置を実現することが可能となる。
以上、本発明の具体的な態様の例を、本発明の第1および第2実施形態により説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の変更を加えて実施することができる。本発明の範囲には、このような変更を加えた形態も含まれる。
1:気体、1a:気体分子、2:液体、2a:液体分子、
3:気体含有液、3a:気泡核、3b:気泡、
11:気液混合部、12:気泡核生成部、13:起泡部、14:清成槽、
21:第1注射筒、21a:外筒、21b:内筒、22:第1噴射部、
22a:狭窄部、22b:第1拡張部、22c:第2拡張部、23:第1接続管、
31:第2注射筒、31a:外筒、31b:内筒、32:第2噴射部、
32a:狭窄部、33:第2接続管、
41:連結部、41a:第1ポート、41b:第2ポート、41c:第3ポート、
42:三方弁、43:注射針、43a:針基、43b:針管、
51:流路形成チューブ、51a:腹部、51b:節部、
52:ワイヤ、53:障害物部材、53a:腹部、53b:節部、
54:第1固定部、55:第1邪魔板、
56:第2固定部、57:第2邪魔板、58:スプリング、
61:流路形成チューブ、61a:腹部、61b:節部、
62:ワイヤ、63:障害物部材、63a:腹部、63b:節部、
64:第1固定部、65:第1邪魔板、
66:第2固定部、67:第2邪魔板

Claims (16)

  1. 気体含有液を収容する第1および第2注射筒と、
    前記第1注射筒用の第1ポートと、前記第2注射筒用の第2ポートと、注射針用の第3ポートとを備える連結部と、
    前記第1注射筒と前記第1ポートとの間、または前記第2注射筒と前記第2ポートとの間を流れる前記気体含有液を処理する気体含有液処理部と、
    前記第1注射筒と前記第1ポートとの間、または前記第2注射筒と前記第2ポートとの間を流れる前記気体含有液中に気泡を生成する気泡生成部と、
    前記第1および第2ポートの間を前記気体含有液が流れる第1状態と、前記第1および第3ポートの間を前記気体含有液が流れる第2状態とに変化する弁とを備え、
    前記気体含有液処理部は、
    環状の内周面を有する複数の腹部と、環状の内周面を有する複数の節部とを交互に含む流路を有し、前記流路に沿って前記気体含有液を搬送する流路形成部材と、
    前記流路形成部材内において前記流路に沿って設けられた線状部材と、
    前記流路形成部材内において前記線状部材の周囲に設けられ、前記気体含有液の流れに対する障害物として機能する障害物部材と、
    を備える気体含有液生成装置。
  2. 前記障害物部材は、複数の腹部と複数の節部とを前記流路に沿って交互に含む、請求項1に記載の気体含有液生成装置。
  3. 前記流路の長さ方向における前記障害物部材の各腹部の寸法は、前記流路の幅方向における前記障害物部材の各腹部の寸法よりも長い、請求項2に記載の気体含有液生成装置。
  4. 前記流路の長さ方向における前記障害物部材の各腹部の寸法は、前記流路の長さ方向における前記流路形成部材の各腹部の寸法よりも長い、請求項2または3に記載の気体含有液生成装置。
  5. 前記障害物部材は、メッシュ状の形状を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の気体含有液生成装置。
  6. 前記流路形成部材は、折り曲げ可能に構成されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の気体含有液生成装置。
  7. 前記第1注射筒が前記気液含有液を収容可能な容積は、前記第2注射筒が前記気液含有液を収容可能な容積よりも大きい、請求項1から6のいずれか1項に記載の気体含有液生成装置。
  8. 前記気泡生成部は、前記第1注射筒と前記第1ポートとの間において前記第1注射筒と前記気体含有液処理部との間に設けられている、または前記第2注射筒と前記第2ポートとの間において前記第2注射筒と前記気体含有液処理部との間に設けられている、請求項1から7のいずれか1項に記載の気体含有液生成装置。
  9. 前記気泡生成部は、前記気体含有液を噴射するベンチュリー管として機能する、請求項1から8のいずれか1項に記載の気体含有液生成装置。
  10. 前記線状部材の前記第1または第2注射筒側の端部を固定する第1固定部と、
    前記線状部材の前記第1または第2ポート側の端部を固定する第2固定部と、
    をさらに備える請求項1から9のいずれか1項に記載の気体含有液生成装置。
  11. 前記第1固定部の付近に設けられ、前記気体含有液を撹拌する第1邪魔板と、
    前記第2固定部の付近に設けられ、前記気体含有液を撹拌する第2邪魔板と、
    をさらに備える請求項10に記載の気体含有液生成装置。
  12. 前記気体含有液処理部はさらに、前記流路形成部材内において前記線状部材の周囲に設けられたスプリングを備える、請求項1から11のいずれか1項に記載の気体含有液生成装置。
  13. 前記気体含有液処理部として、
    前記流路形成部材、前記線状部材、および前記障害物部材を備え、前記第1注射筒と前記第1ポートとの間を流れる前記気体含有液を処理する第1気体含有液処理部と、
    前記流路形成部材、前記線状部材、および前記障害物部材を備え、前記第2注射筒と前記第2ポートとの間を流れる前記気体含有液を処理する第2気体含有液処理部と、
    を備える請求項1に記載の気体含有液生成装置。
  14. 前記第1気体含有液処理部を構成する前記流路形成部材が前記気体含有液を収容可能な容積は、前記第2気体含有液処理部を構成する前記流路形成部材が前記気体含有液を収容可能な容積よりも大きい、請求項13に記載の気体含有液生成装置。
  15. 前記第1気体含有液処理部を構成する前記障害物部材は、前記第1気体含有液処理部の前記流路に沿って複数の腹部と複数の節部とを交互に含み、
    前記第2気体含有液処理部を構成する前記障害物部材は、前記第2気体含有液処理部の前記流路に沿って複数の腹部と複数の節部とを交互に含み、
    前記第1気体含有液処理部を構成する前記障害物部材の各腹部の体積は、前記第2気体含有液処理部を構成する前記障害物部材の各腹部の体積よりも大きい、請求項13または14に記載の気体含有液生成装置。
  16. 前記気泡生成部として、
    前記第1注射筒と前記第1ポートとの間を流れる前記気体含有液中に前記気泡を生成する第1気泡生成部と、
    前記第2注射筒と前記第2ポートとの間を流れる前記気体含有液中に前記気泡を生成する第2気泡生成部と、
    を備える請求項1に記載の気体含有液生成装置。
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