JP2017225695A - 除菌装置及び温水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用中に除菌ランプの冷却が可能な除菌装置を提供する。【解決手段】本発明の一態様に係る除菌装置は、互いに対向する第1端部及び第2端部を有し、かつ内部空間を有する筐体と、内部空間内に配置された除菌ランプと、内部空間内で、除菌ランプの外周を取り囲む除菌ランプ保護管とを備える。筐体の第1端部には、除菌ランプと除菌ランプ保護管との間の空間に通じる第1通気口が形成されており、筐体の第2端部には、除菌ランプの除菌ランプ保護管との間の空間に通じる第2通気口が形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、除菌装置及び温水装置に関する。
従来から、特開2015−139711号公報(特許文献1)に記載された液体浄化処理装置が知られている。特許文献1に記載の液体浄化処理装置は、紫外線放射ランプと、内部に被処理液体が流れる処理路を有し、紫外線放射ランプが格納される容器と、容器の内部に配置され、紫外線照射ランプが挿入される保護管と、容器の両端に配置されるキャップとを有している。
特開2015−139711号公報
特許文献1に記載の液体浄化処理装置においては、容器の両端には、キャップが配置されている。すなわち、紫外線放射ランプと保護管の内周面との間の空間は、閉空間となっている。紫外線放射ランプは、使用時に、温度が上昇する。そのため、特許文献1に記載の液体浄化処理装置においては、紫外線照射ランプと保護管の内周面との間の空間が閉空間となっていることにより、紫外線照射ランプが冷却されにくい。
使用中に紫外線照射ランプが適切に冷却されない場合、紫外線照射ランプの寿命が短くなる。また、紫外線照射ランプが適切に冷却されない場合、場合によっては液体浄化処理装置が発火しかねない。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。具体的には、本発明は、使用中に除菌ランプを冷却することが可能な除菌装置及び温水装置を提供するものである。
本発明の一態様に係る除菌装置は、互いに対向する第1端部及び第2端部を有し、かつ内部空間を有する筐体と、内部空間内に配置された除菌ランプと、内部空間内で、除菌ランプの外周を取り囲む除菌ランプ保護管とを備える。
筐体の第1端部には、除菌ランプと除菌ランプ保護管との間の空間に通じる第1通気口が形成されており、筐体の第2端部には、除菌ランプと除菌ランプ保護管との間の空間に通じる第2通気口が形成されている。
本発明の一態様に係る除菌装置によると、使用中に除菌ランプを冷却することが可能となる。
上記の除菌装置において、除菌ランプは、端部に電装部を有していてもよい。上記の除菌ランプにおいて、第1通気口又は第2通気口の少なくとも一方は、平面視において、電装部の外形線の内側の領域に位置していてもよい。この場合には、除菌ランプから照射される光が除菌装置の外部に漏れることを抑制することが可能になる。
上記の除菌装置において、筐体は、内部空間に除菌対象となる流体を導入するために筐体の外周面から径方向外側に突き出した導入管と、内部空間から流体を排出するために筐体の外周面から径方向外側に突き出した排出管とを含んでいてもよい。平面視において、第1通気口及び第2通気口の各々の長手方向は、導入管及び排出管が筐体の外周面から延びる方向に交差している。この場合には、除菌ランプから照射される光が、作業者の目に入ることを抑制することが可能となる。
上記の除菌装置において、第1端部に内部空間に通じる第1貫通孔が形成されており、筐体が第1貫通孔に挿入された第1挿入部材を含んでいてもよい。第1貫通孔の内径は、除菌ランプの外径よりも大きく、第1通気口は第1挿入部材に形成されている。上記の除菌装置において、第2端部に内部空間に通じる第2貫通孔が形成されており、筐体が第2貫通孔に挿入された第2挿入部材を含んでいてもよい。第2貫通孔の内径は、除菌ランプの外径よりも大きく、第2通気口は第2挿入部材に形成されている。この場合、使用中に除菌ランプの冷却を可能にしつつ、除菌ランプの交換が容易となる。
上記の除菌装置において、第1通気口は第1挿入部材の端を跨ぐように形成されていてもよい。上記の除菌装置において、第2通気口は第2挿入部材の端を跨ぐように形成されていてもよい。この場合、電装部に接続される配線を第1通気口、第2通気口に容易に通すことができるため、作業性が改善される。
上記の除菌装置において、第1通気口、第2通気口の数は複数であってもよい。この場合、通気口の開口面積が増大することにより、さらに効率的に除菌ランプを冷却することができる。
本発明の一態様に係る温水装置は、循環経路と、循環経路上に配置された、上記の除菌装置とを備える。本発明の一態様に係る温水装置によると、使用中に除菌ランプを冷却することが可能となる。
本発明の一態様に係る除菌装置及び温水装置によると、使用中に除菌ランプを冷却することが可能となる。
実施形態に係る除菌装置の斜視図である。 図1のII−IIにおける断面図である。 実施形態に係る除菌装置の下面図である。 実施形態の変形例に係る除菌装置の下面図である。 実施形態に係る温水装置の模式図である。
(実施形態に係る除菌装置)
以下に、実施形態に係る除菌装置について、図1〜図3を参照して説明する。なお、各図中において同一または相当部分には同一符号を付している。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。さらに、長さ、幅、厚さ、深さなどの寸法関係は、図面の明瞭化のために適宜変更されており、実際の寸法関係を表すものではない。
以下に実施形態に係る除菌装置の構成について説明する。図1及び図2に示すように、実施形態に係る除菌装置は、筐体10と、除菌ランプ2と、除菌ランプ保護管12とを有している。除菌ランプ保護管12及び除菌ランプ2は、筐体10の内部空間に配置されている。
筐体10は、第1端部10aと、第2端部10bとを有している。第1端部10aは、筐体10の中心軸線A1の方向における端に位置する部分である。第2端部10bは、第1端部10aの反対側の端に位置する部分である。すなわち、第1端部10aと第2端部10bとは、筐体10の端において、互いに対向している。筐体10は、第1通気口10cと、第2通気口10dとを有している。第1通気口10cは、第1端部10aに形成されている。第2通気口10dは、第2端部10bに形成されている。
筐体10は、導入管10eと、排出管10fとを有していてもよい。筐体10は、第1貫通孔10gと、第2貫通孔10hとを有していてもよい。筐体10は、第1挿入部材10iと、第2挿入部材10jとを有していてもよい。
筐体10は、本体部1と、蓋部材3とを有していてもよい。蓋部材3は、一対となる第1の蓋部材3aと、第2の蓋部材3bとから構成されていてもよい。実施形態に係る除菌装置は、固定部材4をさらに有していてもよい。
なお、第1端部10aは第1の蓋部材3aの外側面32に対応し、第2端部10bは第2の蓋部材3bの外側面32に対応している。導入管10eは入水部33aに対応し、排出管10fは、出水部33dに対応している。第1貫通孔10gは第1の蓋部材3aのランプ挿入穴37に対応し、第2貫通孔10hが第2の蓋部材3bのランプ挿入穴37に対応している。第1挿入部材10i及び第2挿入部材10jは、ランプ固定部材22に対応している。
以下においては、実施形態に係る除菌装置の構成例として、筐体10が本体部1と蓋部材3とを有している場合について説明を行う。
本体部1は、筒状の形状を有している。好ましくは、本体部1は、円筒状の形状を有している。すなわち、筐体10の中心軸線A1に垂直な方向における断面は、円形形状であることが好ましい。本体部1には、例えばステンレス鋼等が用いられる。
本体部1は、内部に流路11を有している。流路11には、除菌対象となる流体(例えば、湯水)が流れる。後述する除菌ランプ保護管12の外周面と本体部1の内周面との間の空間が、流路11となっている。すなわち、流路11は、除菌ランプ保護管12の外周面と本体部1の内周面とにより画されている。
本体部1の内部には、除菌ランプ保護管12が配置されている。除菌ランプ保護管12は、流路11を流れる除菌対象となる流体から、除菌ランプ2を保護するための部材である。除菌ランプ保護管12は、好ましくは円筒形状を有している。除菌ランプ保護管12は、本体部1より長さが長い。除菌ランプ保護管12は、除菌ランプ2から照射される光に対して透明である。除菌ランプ保護管12には、例えば石英ガラスが用いられる。
本体部1は、本体部1の両端に、端部1aを有している。端部1aは、筐体10の中心軸線A1に平行な方向の端に位置する部分である。端部1aにおいて、本体部1は開口部1bを有している。本体部1は、両方の端部1aにおいて開口部1bを有している。端部1aは、筐体10の中心軸線A1に平行な方向からみて、外周方向に広がっている形状を有していることが好ましい。これにより、蓋部材3を本体部1に挿入することが容易となる。
除菌ランプ2は、流体を除菌する光を放出するランプである。好ましくは、除菌ランプ2は、紫外線を放出する蛍光灯である。除菌ランプ2は、紫外線を放出するLED(Light Emitting Diode)であってもよい。すなわち、除菌ランプ2は、流体を除菌するランプであれば特に限定されない。
除菌ランプ2は、本体部1の内部に配置されている。具体的には、除菌ランプ2は、除菌ランプ保護管12の内部に挿入されている。このことを別の観点からいえば、除菌ランプ2の外周面は、除菌ランプ保護管12により取り囲まれている。除菌ランプ2は、筐体10の中心軸線A1に平行な方向に延伸している形状を有している。除菌ランプ2の端部は、ソケット、電装部品が取り付けられた電装部21となっている。
第1の蓋部材3aは、内側面31と、外側面32と、外周面33とを有している。内側面31は、本体部1に挿入される側の面である。外側面32は、内側面31の反対側の面である。外周面33に、入水部33aが設けられている。入水部33aは、内部が中空の筒状形状を有している。より具体的には、入水部33aの内部は、入水側接続口33bとなっている。入水部33aは、第1の蓋部材3aの外周面33から径方向外側に延びている。
第1の蓋部材3aの内側面31側は、先端部34となっている。先端部34は、本体部1の内径に略等しい外径を有している。第1の蓋部材3aは、先端部34が本体部1の開口部1bに挿入されることにより、開口部1bに配置されている。先端部34と本体部1の端部1aとの間には、シール部材35が配置されている。シール部材35は、例えば、Оリングである。これにより、開口部1bが閉じられ、除菌対象となる流体が本体部1から流出することが防止されている。
第1の蓋部材3aの内部に、キャビティ36が設けられている。キャビティ36は、先端部34よりも外側面32側に位置している。キャビティ36は、第1の蓋部材3aの内側面31側に開口している。これにより、キャビティ36は、流路11と連通している。キャビティ36の内径は、除菌ランプ保護管12の外径よりも大きい。その結果、キャビティ36の内壁36aと除菌ランプ保護管12の外周面との間に空間が形成されている。そのため、入水側接続口33bに注水された除菌対象となる流体は、キャビティ36を介して本体部1の内部に設けられた流路11に流れる。
第1の蓋部材3aの外側面32側には、ランプ挿入穴37が設けられている。ランプ挿入穴37からは、除菌ランプ2が本体部1の内部に挿入される。そのため、ランプ挿入穴37の内径は、除菌ランプ2の外径よりも大きくなっている。なお、好ましくは、ランプ挿入穴37は、第1の蓋部材3a及び第2の蓋部材3bの少なくともいずれか一方に設けられる。
第1貫通孔10gは、筐体10の内部空間と連通している。すなわち、筐体10が本体部1及び蓋部材3を有する場合、ランプ挿入穴37は、キャビティ36と連通している。ランプ挿入穴37の内径は、除菌ランプ保護管12の外径と略等しい。
ランプ挿入穴37には、除菌ランプ保護管12の端部が挿入されている。第1の蓋部材3aと除菌ランプ保護管12の外周面の間には、シール部材38が配置されている。より具体的には、ランプ挿入穴37の内周面と除菌ランプ保護管12の外周面との間に、シール部材38が配置されている。シール部材38は、例えばOリングである。これにより、第1の蓋部材3aと除菌ランプ保護管12の外周面とが水密に封止され、第1の蓋部材3aから除菌対象となる流体が流出することが防止されている。
筐体10は、ランプ固定部材22を有していてもよい。ランプ固定部材22は、凸部22aを有している。凸部22aは、ランプ挿入穴37に挿入されている。凸部22aにより、除菌ランプ2がランプ挿入穴37から抜けてしまうことが防止される。ランプ固定部材22は、例えばビス等により、第1の蓋部材3aの外側面32上に固定されている。ランプ固定部材22には、例えばSPS(シンジオタクチックポリスチレン)等が用いられる。
図3に示すように、第1の蓋部材3aは、第1通気口10cを有している。第1通気口10cは、第1の蓋部材3aの外側面32に形成されている。第1通気口10cは、除菌ランプ保護管12の内周面と除菌ランプ2との間の空間に連通している。筐体10がランプ固定部材22を有している場合には、第1通気口10cは、ランプ固定部材22の凸部22aに設けられる。
第1通気口10cは、平面視において(筐体10の中心軸線A1の方向からみて)、除菌ランプ2の電装部21の外形線(図3中において、点線により示されている)により画される領域の内側に位置していることが好ましい。第1通気口10cの平面視における形状は、例えば円形、楕円形及び矩形、長円形等である。第1通気口10cの平面視における形状は、長手方向を有する形状(例えば、楕円形、長方形、長円形等)であることが好ましい。
第1通気口10cの平面視における形状が長手方向を有する形状である場合、第1通気口10cの平面視における長手方向(図3中において、一点鎖線Bにより示されている)は、入水部33aが第1の蓋部材3aの外周面33から延びる方向(図3中において、一点鎖線Cにより示されている)及び出水部33dが第2の蓋部材3bの外周面33から延びる方向(図3中において、一点鎖線Dにより示されている)と交差していることが好ましい。さらに好ましくは、第1通気口10cの平面視における長手方向と入水部33aが第1の蓋部材3aの外周面33から延びる方向及び出水部33dが第2の蓋部材3bの外周面33から延びる方向とが直交している。
なお、第1通気口10cの平面視における長手方向と入水部33aの外周面33から延びる方向(又は出水部33dの外周面33から延びる方向)とが直交している場合とは、第1通気口10cの平面視における長手方向と入水部33aの外周面33から延びる方向(又は出水部33dの外周面33から延びる方向)とがなす角度が90°±10°である場合をいう。
図4に示すように、第1通気口10cは、ランプ固定部材22の端を跨ぐように形成されていてもよい。また、第1通気口10cの数は、複数であってもよい。
第2の蓋部材3bは、入水部33a及び入水側接続口33bに代えて出水部33d及び出水側接続口33eを有している点並びに第1通気口10cに代えて第2通気口10dを有している点を除き、第1の第1の蓋部材3aと同様の構成を有している。好ましくは、第2の蓋部材3bは、第1の蓋部材3aと同一形状を有している。
第1の第1の蓋部材3a及び第2の蓋部材3bには、例えば、樹脂材料が用いられている。この樹脂材料は、例えばSPS等である。
固定部材4は、筐体10の中心軸線A1の方向から、第1の蓋部材3a及び第2の蓋部材3bと本体部1とを挟持するように配置されている。これにより、第1の蓋部材3a及び第2の蓋部材3bは、本体部1に固定されている。固定部材4は、中央部41と、固定部42とを有している。中央部41は、固定部材4の中央に位置し、本体部1の中心軸線方向に沿って延在している。固定部42は、第1の蓋部材3a及び第2の蓋部材3bの外側面32にビス等で固定されている。
固定部材4は、例えば、一枚の板状の部材に対して、プレス金型を用いた曲げ加工を行うことにより形成される。固定部材4には、例えばSGCC(溶融亜鉛めっき鋼板)が用いられる。
以下に、実施形態に係る除菌装置の動作について説明する。実施形態に係る除菌装置の導入管10eから筐体10の内部に、除菌対象となる流体が供給される。この供給された除菌対象となる流体は、筐体10の内部において除菌ランプ保護管12の周囲を流れる。
除菌対象となる流体が筐体10の内部を流れている間、除菌対象となる流体には、除菌ランプ2から紫外線が照射される。これにより、除菌対象となる流体中に含まれる雑菌が除菌される。その後、筐体10内で除菌された流体は、排出管10fから流れ出る。以上によって、除菌対象となる流体が実施形態に係る除菌装置を通過することにより、除菌処理が行われる。
除菌処理を行っている間には、除菌ランプ2の温度が上昇する。それに伴い、除菌ランプ2の周囲の空気の温度は上昇する。その結果、除菌ランプ2の周囲の空気の密度は、実施形態に係る除菌装置の周囲の空気の密度よりも低くなる。
上記のとおり、筐体10には、第1通気口10c及び第2通気口10dが設けられている。第1通気口10c及び第2通気口10dは、除菌ランプ2と除菌ランプ保護管12の内周面との間の空間と連通している。そのため、除菌ランプ2の周囲の空気は、第2通気口10dに向かう上昇気流となり、第2通気口10dから外部に排出される。
除菌ランプ2の周囲の空気が第2通気口10dから外部に排出されるに伴い、外部の空気が、第1通気口10cから除菌ランプ保護管12の内周面と除菌ランプ2との間の空間に吸入される。外部の空気の温度は、除菌ランプ2の周囲の空気よりも温度が低い。そのため、上記の空気の流れにより、除菌ランプ2の冷却が行われる。
以下に、実施形態に係る除菌装置の効果について説明する。上記のとおり、実施形態に係る除菌装置においては、筐体10が除菌ランプ2と除菌ランプ保護管12の内周面との間の空間に連通した第1通気口10c及び第2通気口10dを有している。そのため、実施形態に係る除菌装置によると、除菌ランプ2の周囲の空気が一方の通気口である第2通気口10dから外部に排出され、外部の空気が他方の通気口である第1通気口10cから吸入されるドラフト効果により、使用中に除菌ランプ2を冷却することが可能となる。
実施形態に係る除菌装置において、第1通気口10c及び第2通気口10dの少なくとも一方が平面視において除菌ランプ2の電装部21の外形線により画される領域の内側に位置している場合、除菌ランプ2から照射された光が、通気口を通って外部まで到達しにくい。そのため、この場合には、除菌ランプ2から照射される光が除菌装置の外部に漏れることを抑制することが可能になる。
実施形態に係る除菌装置において、第1通気口10c及び第2通気口10dの平面視における長手方向が、導入管10e及び排出管10fが筐体10の外周面から延びる方向と交差している場合、除菌ランプ2から照射される光が、導入管10e及び排出管10fが筐体10の外周面から延びる方向に対して漏れにくい。導入管10e及び排出管10fが筐体10の外周面から延びる方向には、配管が接続される。そのため、実施形態に係る除菌装置の設置、メンテナンス等を行う作業者は、通常、導入管10e及び排出管10fが筐体10の外周面から延びる方向に正対して作業を行う。したがって、この場合、除菌ランプ2から照射される光が、作業者の目に入ることを抑制することが可能となる。
実施形態に係る除菌装置において、筐体10が第1貫通孔10g及び第2貫通孔10h並びに第1挿入部材10i及び第2挿入部材10jを有している場合、第1挿入部材10i又は第2挿入部材10jを取り外すのみで除菌ランプ2を交換することが可能となる。そのため、この場合には、使用中に除菌ランプの冷却を可能にしつつ、除菌ランプの交換が容易となる。
実施形態に係る除菌装置において、第1通気口10c(第2通気口10d)が第1挿入部材10i(第2挿入部材10j)の端を跨ぐように形成されている場合、電装部21に接続されている配線を第1通気口10cに容易に通すことが可能となり、作業性が改善される。
実施形態に係る除菌装置において、第1通気口10c(第2通気口10d)の数が複数である場合、第1通気口10cの開口面積が広くなるため、さらに効率よく除菌ランプを冷却することが可能となる。
(実施形態に係る温水装置)
以下に、実施形態に係る温水装置の一例としての給湯装置の構成について、図5を参照して説明する。実施形態に係る温水装置は、給湯経路51と、風呂循環経路52と、注湯経路53とを有している。
給湯経路51は、上水を加熱する経路である。給湯経路51は、配管51aと、配管51bと、熱交換器51cとを有している。配管51aの一方端は、上水道に接続されている。配管51aの他方端は、熱交換器51cの一方端に接続されている。熱交換器51cの他方端は、配管51bの一方端に接続されている。配管51bの他方端は、カラン等に接続されている。熱交換器51cの近傍には、バーナ51dが配置されている。
風呂循環経路52は、浴槽6中の湯水を加熱する経路である。風呂循環経路52は、配管52aと、配管52bと、配管52cと、除菌装置52dと、熱交換器52eとを有している。除菌装置52dは、上記の実施形態に係る除菌装置である。
配管52aの一方端は、除菌装置52dの入水側接続口33bに接続されている。配管52aの他方端は、循環アダプタ61に接続されている。除菌装置52dの出水側接続口33eは、配管52bの一方端に接続されている。配管52bの他方端は、熱交換器52eの一方端に接続されている。熱交換器52eの他方端は、配管52cの一方端に接続されている。配管52cの他方端は、循環アダプタ61に接続されている。熱交換器52eの近傍には、バーナ52fが配置されている。なお、配管52a上には、循環ポンプ52gが設けられている。なお、除菌装置52dを給湯装置の筐体に取り付ける際には、固定部材4の中央部41が取り付けのためのガイドとなる。
注湯経路53は、給湯経路51から風呂循環経路52に湯水を流入させる経路である。注湯経路53の一方端は、給湯経路51に接続されている。より具体的には、注湯経路53の一方端は、配管51bに接続されている。注湯経路53の他方端は、風呂循環経路52に接続されている。より具体的には、注湯経路53の他方端は、配管52aに接続されている。注湯経路53上には、注湯弁53aが設けられている。
循環アダプタ61は、浴槽6内に設けられている。循環アダプタ61は、吐出口と吸込口とを有している。
以下に、実施形態に係る温水装置の一例としての給湯装置の動作について説明する。
まず、給湯動作について説明する。供給された上水は、配管51aを介して熱交換器51cに供給される。熱交換器51cに供給された上水は、熱交換器51cにおいて加熱されて湯となる。この湯は、配管51bを介してカラン等へ供給される。
次に、湯張り動作について説明する。供給された上水は、配管51aを介して熱交換器51cに供給される。熱交換器51cに供給された上水は、熱交換器51cにおいて加熱されて湯となる。湯張り動作を行っている際には、注湯弁53aは開状態となっている。そのため、この湯は、注湯経路53、配管52cおよび循環アダプタ61の吐出口を介して浴槽6に供給される。
さらに、除菌動作について説明する。循環ポンプ52gにより、循環アダプタ61の吸込口から、浴槽6の湯が図中の矢印の方向に吸い上げられる。この吸い上げられた湯は、配管52aを介し、除菌装置52dに供給される。除菌装置52dに供給された湯は、除菌装置52dにおいて除菌される。この除菌された湯は、配管52b、熱交換器52e、配管52c、及び循環アダプタ61の吐出口を介して、浴槽6に戻される。これにより、浴槽6内の湯の除菌が行われる。なお、除菌装置52dにおいて除菌された湯は、熱交換器52eにおいて昇温されてもよい。すなわち、除菌動作は、追い焚き動作中に行われてもよい。
以下に実施形態に係る温水装置の効果について説明する。実施形態に係る温水装置においては、使用中に除菌ランプ2を冷却することが可能となる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 本体部、1a 端部、1b 開口部、10 筐体、10a 第1端部、10b 第2端部、10c 第1通気口、10d 第2通気口、10e 導入管、10f 排出管、10g 第1貫通孔、10h 第2貫通孔、10i 第1挿入部材、10j 第2挿入部材、11 流路、12 除菌ランプ保護管、2 除菌ランプ、21 電装部、22 ランプ固定部材、3 蓋部材、3a 第1の蓋部材、3b 第2の蓋部材、31 内側面、32 外側面、33 外周面、33a 入水部、33b 入水側接続口、33d 出水部、33e 出水側接続口、34 先端部、35,38 シール部材、36 キャビティ、36a 内壁、37 ランプ挿入穴、4 固定部材、41 中央部、42 固定部、51 給湯経路、51a,51b,52a,52b,52c 配管、51c,52e 熱交換器、51d,52f バーナ、52 風呂循環経路、52d 除菌装置、52g 循環ポンプ、53 注湯経路、53a 注湯弁、6 浴槽、61 循環アダプタ、A1 中心軸線。

Claims (9)

  1. 互いに対向する第1端部及び第2端部を有し、かつ内部空間を有する筐体と、
    前記内部空間内に配置された除菌ランプと、
    前記内部空間内で、前記除菌ランプの外周を取り囲む除菌ランプ保護管とを備え、
    前記筐体の前記第1端部には、前記除菌ランプと前記除菌ランプ保護管との間の空間に通じる第1通気口が形成されており、
    前記筐体の前記第2端部には、前記除菌ランプと前記除菌ランプ保護管との間の空間に通じる第2通気口が形成されている、除菌装置。
  2. 前記除菌ランプは電装部を有し、
    前記第1通気口及び前記第2通気口の少なくとも一方は、平面視において前記電装部の外形線の内側の領域内に位置している、請求項1に記載の除菌装置。
  3. 前記筐体は、前記内部空間に除菌対象となる流体を導入するために前記筐体の外周面から径方向外側に突き出した導入管と、前記内部空間から流体を排出するために前記筐体の外周面から径方向外側に突き出した排出管とを含み、
    平面視において、前記第1通気口及び前記第2通気口の各々の長手方向は、前記導入管及び前記排出管が前記筐体の外周面から延びる方向に交差している、請求項1又は2に記載の除菌装置。
  4. 前記第1端部には、前記内部空間に通じる第1貫通孔が形成されており、
    前記筐体は、前記第1貫通孔に挿入された第1挿入部材を含み、
    前記第1貫通孔の内径は、前記除菌ランプの外径よりも大きく、
    前記第1通気口は前記第1挿入部材に形成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の除菌装置。
  5. 前記第1通気口は前記第1挿入部材の端を跨ぐように形成されている、請求項4に記載の除菌装置。
  6. 前記第2端部には、前記内部空間に通じる第2貫通孔が形成されており、
    前記筐体は、前記第2貫通孔に挿入された第2挿入部材を含み、
    前記第2貫通孔の内径は、前記除菌ランプの外径よりも大きく、
    前記第2通気口は前記第2挿入部材に形成されている、請求項4又は5に記載の除菌装置。
  7. 前記第2通気口は前記第2挿入部材の端を跨ぐように形成されている、請求項6に記載の除菌装置。
  8. 前記第1通気口及び前記第2通気口の数は複数である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の除菌装置。
  9. 循環経路と、
    前記循環経路上に配置された、請求項1〜8のいずれか1項に記載の前記除菌装置とを備える、温水装置。
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