JP2017223580A - 充放電装置 - Google Patents

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Akio Mizuguchi
暁夫 水口
道明 有竹
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道明 有竹
嘉夫 松山
Yoshio Matsuyama
嘉夫 松山
澄男 伊藤
Sumio Ito
澄男 伊藤
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Abstract

【課題】簡易な構成により、電圧計に接続する正極プローブ及び負極プローブと二次電池の正負端子との間に生じる接触抵抗を、精度良く検出することができる充放電装置を提供する。
【解決手段】充放電装置10は、二次電池50の正極端子51に接触させる正極プローブ15と、二次電池50の負極端子52に接触させる負極プローブ16と、正極プローブ15及び負極プローブ16に接続する電圧計12と、抵抗素子21とスイッチ22を直列に接続した直列回路20であって、正極プローブ15と負極プローブ16との間に電圧計12と並列に接続された直列回路20とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池を充放電する充放電装置に関する。
従来、二次電池を充放電する充放電装置として、様々なものが提案されている。例えば、特許文献1には、試験対象となる二次電池が備える正負端子の各々に対して、充放電電流が流れる負荷線と二次電池の電圧を検出するセンス線とが接続されて、二次電池の充放電試験を遂行する充放電装置が開示されている。この充放電装置は、第一負荷線のうち正端子との電気的接続部に近接する部位と第二負荷線のうち負端子との電気的接続部に近接する部位との間の電圧を測定する電圧測定部を備える。さらに、この電圧測定部で測定した電圧からセンス線を介して検出した二次電池の電圧を減算した値を、負荷線の充放電電流値で除算することで、負荷線と正負端子との接触抵抗を算出する接触抵抗算出部を備える。そして、接触抵抗算出部で算出した抵抗値の大小に基づいて、負荷線と正負端子との接触不良を検出する。
特開2015−117995号公報
しかしながら、特許文献1では、二次電池の正負端子間電圧を検出するセンス線と正負端子との間に生じる接触抵抗を無視して(考慮することなく)、電圧測定部で測定した電圧から二次電池の正負端子間電圧を減算した値を、負荷線の充放電電流値で除算することで、負荷線と正負端子との接触抵抗を算出している。このため、特許文献1では、負荷線と正負端子との間に生じる接触抵抗を、精度良く算出することができない。また、特許文献1では、二次電池の正負端子間電圧を検出するセンス線と正負端子との間に生じる接触抵抗を求めることができなかった。
一方、充放電装置においては、正極プローブ及び負極プローブと二次電池の正負端子との間に生じる接触抵抗を、精度良く検出することが求められている。特に、簡易な構成により、電圧計に接続する正極プローブ及び負極プローブと二次電池の正負端子との間に生じる接触抵抗を、精度良く検出することができる充放電装置が求められていた。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、簡易な構成により、電圧計に接続する正極プローブ及び負極プローブと二次電池の正負端子との間に生じる接触抵抗を、精度良く検出することができる充放電装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、二次電池を充放電する充放電装置であって、前記二次電池の正極端子に接触させる正極プローブと、前記二次電池の負極端子に接触させる負極プローブと、前記正極プローブ及び前記負極プローブに接続する電圧計と、抵抗素子とスイッチを直列に接続した直列回路であって、前記正極プローブと前記負極プローブとの間に前記電圧計と並列に接続された直列回路と、を備える充放電装置である。
上述の充放電装置は、二次電池の正極端子に接触させる正極プローブと、二次電池の負極端子に接触させる負極プローブと、正極プローブ及び負極プローブに接続する電圧計とを備える。さらに、抵抗素子とスイッチを直列に接続した直列回路であって、正極プローブと負極プローブとの間に電圧計と並列に接続された直列回路を備える。この充放電装置では、抵抗素子とスイッチを直列に接続した直列回路という簡易な構成を、正極プローブと負極プローブとの間に電圧計と並列に接続させるようにして設けるだけで、正極プローブ及び負極プローブと二次電池の正負極端子との間に生じる接触抵抗を検出することができる。
ここで、上述の充放電装置において、正極プローブ及び負極プローブと二次電池の正負極端子との間に生じる接触抵抗、すなわち、正極プローブと正極端子との間に生じる接触抵抗R1及び負極プローブと負極端子との間に生じる接触抵抗R2の和(R1+R2)の検出方法を、具体的に説明する。なお、抵抗素子の抵抗値R3は予め把握されている。
まず、二次電池の正極端子に正極プローブを接触させると共に、二次電池の負極端子に負極プローブを接触させて、直列回路のスイッチをOFFにした状態で、電圧計により電圧V0(二次電池の端子間電圧)を測定する。次いで、スイッチをONにした状態で、電圧計により電圧V3を測定する。
すると、抵抗分圧の考えから、V3=(R3×V0)/(R1+R2+R3)の関係式1を得ることができる。
この関係式1を変形すると、(R1+R2)=(V0−V3)×R3/V3の関係式2を得ることができる。
この関係式2に、V0(測定値)、V3(測定値)、及びR3(既知)の値を代入することで、正極プローブ及び負極プローブに生じる接触抵抗、すなわち、正極プローブと正極端子との間に生じる接触抵抗R1及び負極プローブと負極端子との間に生じる接触抵抗R2の和(R1+R2)を求めることができる。
このように、上述の充放電装置では、従来(特許文献1)の充放電装置とは異なり、接触抵抗を求める対象となる正極プローブ及び負極プローブ以外のプローブを用いることなく、正極プローブ及び負極プローブの接触抵抗を求めることができる。すなわち、接触抵抗を求める対象となる正極プローブ及び負極プローブ以外のプローブの接触抵抗の影響を受けることなく、精度良く、正極プローブ及び負極プローブの接触抵抗を求めることができる。
また、上述の充放電装置では、正極プローブ及び負極プローブの接触抵抗を求める際(電圧V0及びV3を測定する際)、二次電池の端子間電圧を利用して(二次電池の放電エネルギーを利用して)、正極プローブ及び負極プローブに電流を流すことができる。従って、上述の充放電装置では、従来(特許文献1)の充放電装置とは異なり、正極プローブ及び負極プローブの接触抵抗を求めるために、充放電装置の電源を用いて電圧測定用の電流を流す必要がない。しかも、前述の関係式1,2からわかるように、電圧測定時の電流値を測定する必要もない(接触抵抗を求めるために電流計を設ける必要もない)。
以上より、上述の充放電装置では、簡易な構成により、電圧計に接続する正極プローブ及び負極プローブと二次電池の正負端子との間に生じる接触抵抗を、精度良く検出することができる。
なお、本発明の充放電装置には、1個の二次電池を充放電する充放電装置のみならず、複数個の二次電池を同時に充放電できる充放電装置も含まれる。従って、電圧計に接続する正極プローブ及び負極プローブを、1組だけ備える充放電装置のみに限らず、複数組備える充放電装置も含まれる。電圧計に接続する正極プローブ及び負極プローブを複数組(複数ずつ)備える充放電装置の場合、抵抗素子とスイッチを直列に接続した直列回路を、それぞれの組の正極プローブと負極プローブとの間に、電圧計と並列に接続するようにして設けると良い。このようにすることで、正極プローブ及び負極プローブのそれぞれの組について、接触抵抗(R1+R2)を求めることができる。
実施形態にかかる充放電装置の概略図である。 実施形態及び変形形態にかかる接触抵抗の検出方法の流れを示すフローチャートである。 変形形態にかかる充放電装置の概略図である。 参考形態にかかる接触抵抗の検出方法を説明する図である。 参考形態にかかる接触抵抗の検出方法の流れを示すフローチャートである。
(実施形態)
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、実施形態にかかる充放電装置10の概略図である。なお、図1には、充放電装置10に加えて、充放電装置10により充放電される二次電池50も図示されている。また、図2は、実施形態にかかる接触抵抗の検出方法の流れを示すフローチャートである。
まず、充放電装置10により充放電される二次電池50について説明する。二次電池50は、直方体形状の電池ケース55と、この電池ケース55の内部に収容された電極体(不図示)及び非水電解液(不図示)とを備える。電極体は、帯状の正極板(不図示)と帯状の負極板(不図示)との間に帯状のセパレータ(不図示)を介在させて捲回した捲回電極体である。電池ケース55の外部には、電極体の正極板と電気的に接続した正極端子51と、電極体の負極板と電気的に接続した負極端子52とが設けられている。
次に、充放電装置10について説明する。充放電装置10は、二次電池50の正極端子51に接触させる第1正極プローブ15と、二次電池50の負極端子52に接触させる第1負極プローブ16とを備えている。さらに、第1正極プローブ15及び第1負極プローブ16に接続する電圧計12を備えている。なお、第1正極プローブ15は電線13を通じて電圧計12の第1端子(不図示)に接続され、第1負極プローブ16は電線14を通じて電圧計12の第2端子(不図示)に接続されている。従って、充放電装置10では、電圧計12により、二次電池50の端子間電圧(正極端子51と負極端子52との間の電圧)を測定することができる。
さらに、充放電装置10は、二次電池50の正極端子51に接触させる第2正極プローブ35と、二次電池50の負極端子52に接触させる第2負極プローブ36とを備えている。第2正極プローブ35及び第2負極プローブ36は、充放電装置10の装置本体部11内に設けられた電源(不図示)に接続されている。なお、第2正極プローブ35は電線33を通じて電源の正極(不図示)に接続され、第2負極プローブ36は電線34を通じて電源の負極(不図示)に接続されている。従って、充放電装置10では、第2正極プローブ35及び第2負極プローブ36を通じて、二次電池50に充放電電流が供給される。
さらに、充放電装置10は、抵抗素子21とスイッチ22を直列に接続した直列回路20を備えている。この直列回路20は、第1正極プローブ15と第1負極プローブ16との間に、電圧計12と並列に接続されている。なお、抵抗素子21の抵抗値R3は、二次電池50の内部抵抗(IV抵抗値)の10倍以上で、且つ、100kΩ以下とするのが好ましい。
本実施形態の充放電装置10では、抵抗素子21とスイッチ22を直列に接続した直列回路20という簡易な構成を、第1正極プローブ15と第1負極プローブ16との間に電圧計12と並列に接続させるだけで、第1正極プローブ15及び第1負極プローブ16と二次電池50の正負極端子51,52との間に生じる接触抵抗を検出することができる。
ここで、充放電装置10において、第1正極プローブ及び第1負極プローブに生じる接触抵抗、すなわち、第1正極プローブ15と正極端子51との間に生じる接触抵抗R1及び第1負極プローブ16と負極端子52との間に生じる接触抵抗R2の和(R1+R2)の検出方法を、具体的に説明する。なお、抵抗素子21の抵抗値R3は予め把握されている。
図2に示すように、まず、ステップS1において、直列回路20のスイッチ22をOFFにする。これにより、第1正極プローブ15と第1負極プローブ16との間に、抵抗素子21が接続されていない状態とする。次いで、ステップS2において、二次電池50の正極端子51に第1正極プローブ15を接触させ、且つ、二次電池50の負極端子52に第1負極プローブ16を接触させる。この状態で、ステップS3において、電圧計12により電圧V0(二次電池50の端子間電圧)を測定する。すなわち、スイッチ22をOFFにした状態で、電圧計12が示す電圧V0の値を検出する。
次に、ステップS4に進み、直列回路20のスイッチ22をONにする。そして、ステップS5において、電圧計12により電圧V3を測定する。すなわち、スイッチ22をONにした状態で、電圧計12が示す電圧V3の値を検出する。
その後、ステップS6において、第1正極プローブ15及び第1負極プローブ16に生じる接触抵抗、すなわち、第1正極プローブ15と正極端子51との間に生じる接触抵抗R1及び第1負極プローブ16と負極端子52との間に生じる接触抵抗R2の和(R1+R2)を算出する。
具体的には、まず、抵抗分圧の考えから、V3=(R3×V0)/(R1+R2+R3)の関係式1を得ることができる。この関係式1を変形すると、(R1+R2)=(V0−V3)×R3/V3の関係式2を得ることができる。
この関係式2に、電圧V0の測定値、電圧V3の測定値、及び抵抗素子21の抵抗値R3(予め把握している値)を代入することで、第1正極プローブ15と正極端子51との間に生じる接触抵抗R1及び第1負極プローブ16と負極端子52との間に生じる接触抵抗R2の和(R1+R2)を得ることができる。
このように、本実施形態の充放電装置10では、従来(特許文献1)の充放電装置とは異なり、接触抵抗を求める対象となる第1正極プローブ15及び第1負極プローブ16以外のプローブ(例えば、第2正極プローブ35及び第2負極プローブ36)を用いることなく、第1正極プローブ15及び第1負極プローブ16の接触抵抗(R1+R2)を求めることができる。すなわち、接触抵抗を求める対象となる第1正極プローブ15及び第1負極プローブ16以外のプローブの接触抵抗の影響を受けることなく、精度良く、第1正極プローブ15及び第1負極プローブ16の接触抵抗(R1+R2)を求めることができる。
また、本実施形態の充放電装置10では、第1正極プローブ15及び第1負極プローブ16の接触抵抗を求めるにあたり、電圧V0及びV3を測定する際、二次電池50の端子間電圧を利用して(二次電池50の放電エネルギーを利用して)、第1正極プローブ15及び第1負極プローブ16に電流を流すことができる。従って、本実施形態の充放電装置10では、従来(特許文献1)の充放電装置とは異なり、正極プローブ及び負極プローブの接触抵抗を求めるために、充放電装置の電源を用いて電圧測定用の電流を流す必要がない。しかも、前述の関係式1,2からわかるように、電圧測定時の電流値を測定する必要もない。
以上より、本実施形態の充放電装置10は、簡易な構成により、電圧計に接続する正極プローブ及び負極プローブと二次電池の正負端子との間に生じる接触抵抗を、精度良く検出することができる充放電装置であるといえる。
なお、本実施形態では、1個の二次電池50を充放電する充放電装置10を例示したが、本発明は、複数個の二次電池50を同時に充放電できる充放電装置にも適用することもできる。この充放電装置が、複数個の二次電池50のそれぞれの端子間電圧を測定するために、複数の第1正極プローブ15及び第1負極プローブ16と、それぞれの第1正極プローブ15及び第1負極プローブ16に接続する電圧計12とを備える場合は、前述の直列回路20(抵抗素子21とスイッチ22を直列に接続した直列回路)を、それぞれの第1正極プローブ15と第1負極プローブ16との間に、電圧計12と並列に接続するようにして設けると良い。このようにすることで、複数個の二次電池50のそれぞれの正負極端子に接触させる第1正極プローブ15及び第1負極プローブ16のそれぞれの組について、前述のステップS1〜S6の処理を行うことで、接触抵抗(R1+R2)を求めることができる。
(変形形態)
次に、本発明の変形形態について、図面を参照しつつ説明する。図3は、変形形態にかかる充放電装置110の概略図である。なお、図3は、充放電装置110に加えて、充放電装置110により充放電される二次電池50も図示されている。
本変形形態の充放電装置110は、図3に図示を省略しているが、実施形態の充放電装置10と同様に、第1正極プローブ15と、第1負極プローブ16と、第1正極プローブ15及び第1負極プローブ16に接続する電圧計12とを備えている(図1参照)。さらに、図3に図示を省略しているが、充放電装置110では、直列回路20が、第1正極プローブ15と第1負極プローブ16との間に、電圧計12と並列に接続されている(図1参照)。従って、本変形形態の充放電装置110でも、実施形態と同様にして、第1正極プローブ15及び第1負極プローブ16の接触抵抗を求めることができる。
さらに、本変形形態の充放電装置110は、図3に示すように、二次電池50の正極端子51に接触させる第2正極プローブ135と、二次電池50の負極端子52に接触させる第2負極プローブ136とを備えている。第2正極プローブ135及び第2負極プローブ136は、充放電装置110の装置本体部111内に設けられた電源(不図示)に接続されている。なお、第2正極プローブ135は電線133を通じて電源の正極(不図示)に接続され、第2負極プローブ136は電線134を通じて電源の負極(不図示)に接続されている。従って、充放電装置110では、第2正極プローブ135及び第2負極プローブ136を通じて、二次電池50に充放電電流が供給される。
さらに、充放電装置110は、第2正極プローブ135及び第2負極プローブ136に接続する電圧計112を備えている。なお、第2正極プローブ135は電線133を通じて電圧計112の第1端子(不図示)に接続され、第2負極プローブ136は電線134を通じて電圧計112の第2端子(不図示)に接続されている。従って、充放電装置110では、装置本体部111内の電源(不図示)から充放電電流を供給していない状態で(二次電池50に充放電電圧を印加していない状態で)、電圧計112により、二次電池50の端子間電圧(正極端子51と負極端子52との間の電圧)を測定することができる。
なお、電圧計112は、二次電池50の端子間電圧を測定することができる他、充放電電圧(電源の電圧)も測定することができるように設けられている。換言すれば、充放電電圧(電源の電圧)を測定するために設けられている電圧計112を、二次電池50に充放電電圧を印加していない状態で(充放電電流を供給していない状態で)、二次電池50の端子間電圧を測定するためにも利用している。
さらに、充放電装置110は、第2正極プローブ135と第2負極プローブ136との間に、抵抗素子21とスイッチ22を直列に接続した直列回路20を有している。直列回路20は、第2正極プローブ135と第2負極プローブ136との間に、電圧計112と並列に接続されている。
本変形形態の充放電装置110では、抵抗素子21とスイッチ22を直列に接続した直列回路20という簡易な構成を、第2正極プローブ135と第2負極プローブ136との間に電圧計12と並列に接続させるだけで、第2正極プローブ135及び第2負極プローブ136と二次電池50の正負極端子51,52との間に生じる接触抵抗を検出することができる。
充放電装置110において、第2正極プローブ及び第2負極プローブに生じる接触抵抗、すなわち、第2正極プローブ135と正極端子51との間に生じる接触抵抗R1及び第2負極プローブ136と負極端子52との間に生じる接触抵抗R2の和(R1+R2)の検出方法は、実施形態の第1正極プローブ及び第1負極プローブに生じる接触抵抗の検出方法と同様である。以下に具体的に説明する。なお、抵抗素子21の抵抗値R3は予め把握されている。
図2に示すように、まず、ステップS1において、スイッチ22をOFFにする。次いで、ステップS2において、二次電池50の正極端子51に第2正極プローブ135を接触させ、且つ、二次電池50の負極端子52に第2負極プローブ136を接触させる。この状態で、ステップS3において、電圧計112により電圧V0(二次電池50の端子間電圧)を測定する。すなわち、スイッチ22をOFFにした状態で、電圧計112が示す電圧V0の値を検出する。なお、ステップS3では、充放電装置110の装置本体部111内の電源(不図示)から充放電電流を供給していない状態で(二次電池50に充放電電圧を印加していない状態で)、電圧計112により電圧V0を測定する。
次に、ステップS4に進み、スイッチ22をONにする。そして、ステップS5において、電圧計112により電圧V3を測定する。すなわち、スイッチ22をONにした状態で、電圧計12が示す電圧V3の値を検出する。
その後、ステップS6において、第2正極プローブ135及び第2負極プローブ136に生じる接触抵抗、すなわち、第2正極プローブ135と正極端子51との間に生じる接触抵抗R1及び第2負極プローブ136と負極端子52との間に生じる接触抵抗R2の和(R1+R2)を算出する。具体的には、実施形態と同様に、(R1+R2)=(V0−V3)×R3/V3の関係式2を用いて算出する。
このように、本変形形態の充放電装置110でも、従来(特許文献1)の充放電装置とは異なり、接触抵抗を求める対象となる第2正極プローブ135及び第2負極プローブ136以外のプローブ(例えば、第1正極プローブ15及び第1負極プローブ16)を用いることなく、第2正極プローブ135及び第2負極プローブ136の接触抵抗(R1+R2)を求めることができる。すなわち、接触抵抗を求める対象となる第2正極プローブ135及び第2負極プローブ136以外のプローブの接触抵抗の影響を受けることなく、精度良く、第2正極プローブ135及び第2負極プローブ136の接触抵抗(R1+R2)を求めることができる。
また、本変形形態の充放電装置110でも、二次電池50の端子間電圧を利用して(二次電池50の放電エネルギーを利用して)、第2正極プローブ135及び第2負極プローブ136に電流を流すことができる。従って、本変形形態の充放電装置110では、従来(特許文献1)の充放電装置とは異なり、充放電装置の電源を用いて電圧測定用の電流を流す必要がなく、電圧測定時の電流値を測定する必要もない。
以上より、本変形形態の充放電装置110は、簡易な構成により、電圧計に接続する正極プローブ及び負極プローブと二次電池の正負端子との間に生じる接触抵抗を、精度良く検出することができる充放電装置であるといえる。
なお、本変形形態では、1個の二次電池50を充放電する充放電装置110を例示したが、本発明は、複数個の二次電池50を同時に充放電できる充放電装置に適用することもできる。この場合、複数の第2正極プローブ135及び第2負極プローブ136の組を備える充放電装置となるが、前述の直列回路20(抵抗素子21とスイッチ22を直列に接続した直列回路)を、それぞれの組の第2正極プローブ135と第2負極プローブ136との間に、電圧計112と並列に接続することで、それぞれの組の第2正極プローブ135及び第2負極プローブ136について、接触抵抗(R1+R2)を求めることができる。具体的には、それぞれの組の第2正極プローブ135及び第2負極プローブ136について、前述のステップS1〜S6の処理を行うことで、接触抵抗(R1+R2)を求めることができる。
(参考形態)
次に、参考形態について、図面を参照しつつ説明する。図4は、参考形態にかかる電圧測定装置310の概略図である。なお、図4は、電圧測定装置310に加えて、電圧測定装置310により測定される複数の二次電池50も図示されている。また、図5は、参考形態にかかる接触抵抗の検出方法の流れを示すフローチャートである。
電圧測定装置310は、図4に示すように、電圧計312を有し、この電圧計312により、複数個(例えば10個)の二次電池50の端子間電圧(正極端子51と負極端子52との間の電圧)を測定する。この電圧測定装置310は、二次電池50の正極端子51に接触させる正極プローブ315と、二次電池50の負極端子52に接触させる負極プローブ316とを備えている。正極プローブ315及び負極プローブ316は、それぞれ複数個ずつ(例えば10個ずつ)設けられている。各組の正極プローブ315及び負極プローブ316は、それぞれ、スイッチ42を介して、電圧計312に接続されている。
なお、電圧測定装置310では、同一の二次電池50に接触させる正極プローブ315及び負極プローブ316の組み合わせを1組の正極プローブ315及び負極プローブ316とし、図4において左右方向に並ぶ正極プローブ315及び負極プローブ316の組において、最も左側に位置する正極プローブ315及び負極プローブ316の組を、1番目の正極プローブ315及び負極プローブ316とし、これらから右に並ぶ順に、2番目、3番目、・・・として、左側から何番目であるかを示す数(順序数nとする)を付与している。各組の正極プローブ315及び負極プローブ316に接続するスイッチ42、及び、二次電池50についても同様の順序数nを付与している。
従って、電圧測定装置310では、各組の正極プローブ315及び負極プローブ316を、それぞれ、二次電池50の正極端子51及び負極端子52に接触させた状態で、1番目(図4において最も左側、n=1)のスイッチ42をONにする(その他のスイッチ42はOFFとする)と、1番目の正極プローブ315及び負極プローブ316のみが電圧計312に接続される。これにより、電圧計312により、1番目の二次電池50の端子間電圧を測定することができる。また、2番目(図4において左から2番目、n=2)のスイッチ42をONにする(その他のスイッチ42はOFFとする)と、2番目の正極プローブ315及び負極プローブ316のみが電圧計312に接続される。これにより、電圧計312により、2番目の二次電池50の端子間電圧を測定することができる。このようにして、複数の二次電池50の端子間電圧を測定することができる。
さらに、電圧測定装置310は、抵抗素子21とスイッチ22を直列に接続した直列回路20を備えている。この直列回路20は、各組の正極プローブ315及び負極プローブ316について、正極プローブ315と負極プローブ316との間に、電圧計312と並列に接続されている。なお、抵抗素子21の抵抗値R3は、二次電池50の内部抵抗(IV抵抗値)の10倍以上で、且つ、100kΩ以下とするのが好ましい。
本参考形態の電圧測定装置310では、抵抗素子21とスイッチ22を直列に接続した直列回路20という簡易な構成を、正極プローブ315と負極プローブ316との間に電圧計312と並列に接続させるだけで、正極プローブ315及び負極プローブ316と二次電池50の正負極端子51,52との間に生じる接触抵抗を検出することができる。
ここで、電圧測定装置310において、各組の正極プローブ及び負極プローブに生じる接触抵抗、すなわち、各組の正極プローブ315及び負極プローブ316において、正極プローブ315と正極端子51との間に生じる接触抵抗R1及び負極プローブ316と負極端子52との間に生じる接触抵抗R2の和(R1+R2)の検出方法を、具体的に説明する。なお、抵抗素子21の抵抗値R3は予め把握されている。
図5に示すように、まず、ステップT1において、全てのスイッチ22,42をOFFにする。そして、ステップT2において、順序数n=1とする。次いで、ステップT3において、測定対象である各々の二次電池50の正極端子51に正極プローブ315を接触させ、且つ、各々の二次電池50の負極端子52に負極プローブ316を接触させる。この状態で、ステップT4において、n番目のスイッチ42をONにする。ここでは、ステップT2においてn=1とされているため、1番目(図4において左から1番目)のスイッチ42のみをONにする。
この状態で、ステップT5において、電圧計312により電圧V0(二次電池50の端子間電圧)を測定する。すなわち、1番目の二次電池50の正負極端子51,52に接触させた1番目の正極プローブ315及び負極プローブ316のみを電圧計312に接続し、1番目のスイッチ22をOFFにした状態で、電圧計312が示す電圧V0の値を検出する。
次に、ステップT6に進み、n番目のスイッチ22をONにする。ここでは、ステップT2においてn=1とされているため、1番目(図4において左から1番目)のスイッチ22のみをONにする。なお、1番目のスイッチ42はONの状態のままである。そして、ステップT7において、電圧計312により電圧V3を測定する。すなわち、1番目の二次電池50の正負極端子51,52に接触させた1番目の正極プローブ315及び負極プローブ316のみを電圧計312に接続し、1番目のスイッチ22をONにした状態で、電圧計312が示す電圧V3の値を検出する。
その後、ステップT8において、n番目の正極プローブ315及び負極プローブ316に生じる接触抵抗、すなわち、n番目の正極プローブ315と正極端子51との間に生じる接触抵抗R1及びn番目の負極プローブ316と負極端子52との間に生じる接触抵抗R2の和(R1+R2)を算出する。なお、ここでは、ステップT2においてn=1とされているため、1番目(図4において左から1番目)の正極プローブ315及び負極プローブ316の接触抵抗(R1+R2)を算出する。具体的には、実施形態と同様に、(R1+R2)=(V0−V3)×R3/V3の関係式2を用いて算出する。
次に、ステップT9に進み、二次電池50の正負極端子51,52に接触させている全ての組の正極プローブ315及び負極プローブ316について、接触抵抗を算出したか否かを判断する。例えば、10個の二次電池50の端子間電圧を測定するために、10組の正極プローブ315及び負極プローブ316を二次電池50の正負極端子51,52に接触させている場合は、10番目(n=10)の正極プローブ315及び負極プローブ316について、接触抵抗を算出したか否かを判断する。
ステップT9において、全ての組の正極プローブ315及び負極プローブ316について接触抵抗を算出していない(NO)と判断された場合は、ステップT10に進み、全てのスイッチ22,42をOFFにする。そして、ステップT11において、現在の順序数nの値に「1」を加算する。現在n=1であるので、n=1+1=2とする。
次いで、ステップT4に戻り、n番目のスイッチ42をONにする。ステップT11においてn=2としているので、2番目(図4において左から2番目)のスイッチ42のみをONにする。その後、n=2の場合について、前述したステップT5〜T11の処理を順に行う。
このようにして、n=1、2、3・・・の順に、正極プローブ315及び負極プローブ316の接触抵抗を算出してゆき、二次電池50の正負極端子51,52に接触させている全ての組の正極プローブ315及び負極プローブ316について接触抵抗を算出し終えると、ステップT9において、全ての接触抵抗を算出した(YES)と判断され、一連の処理を終了する。
本参考形態の電圧測定装置310でも、二次電池50の端子間電圧を利用して(二次電池50の放電エネルギーを利用して)、正極プローブ315及び負極プローブ316に電流を流すことができる。従って、正極プローブ及び負極プローブの接触抵抗を検出するために、別途、電源装置を設け、この電源装置を用いて電圧測定用の電流を流す必要がなく、電圧測定時の電流値を測定する必要もない。このため、本参考形態の電圧測定装置310によれば、簡易且つ安価な構成により接触抵抗を検出することができる。
以上において、本発明を実施形態等に即して説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
10,110 充放電装置
12,112 電圧計
15 第1正極プローブ
16 第1負極プローブ
20 直列回路
21 抵抗素子
22 スイッチ
35,135 第2正極プローブ
36,136 第2負極プローブ
50 二次電池
51 正極端子
52 負極端子
55 電池ケース

Claims (1)

  1. 二次電池を充放電する充放電装置であって、
    前記二次電池の正極端子に接触させる正極プローブと、
    前記二次電池の負極端子に接触させる負極プローブと、
    前記正極プローブ及び前記負極プローブに接続する電圧計と、
    抵抗素子とスイッチを直列に接続した直列回路であって、前記正極プローブと前記負極プローブとの間に前記電圧計と並列に接続された直列回路と、を備える
    充放電装置。
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