JP2017223576A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】防排煙設備の作動状況を考慮しない場合と比較してより精度よく測位対象の位置を測定する。【解決手段】支援サーバ6の電波強度情報取得部63は、測位対象である携帯端末5が受信したビーコン信号の電波の強度を示す電波強度情報を携帯端末5から取得する。作動状況特定部64は、電波強度情報が取得されると、防火戸情報テーブルT1を参照して各防火戸2の現在の作動情況を特定する。変換テーブル特定部65は、特定された作動状況に基づいて、取得された電波強度情報を位置情報に変換するための変換テーブルT2を特定する。位置特定部66は、特定された変換テーブルT2に基づいて、取得された電波強度情報が示す電波強度に対応する位置を、測位対象である携帯端末5の位置として特定する。位置情報送信部67は、特定された位置を示す位置情報を携帯端末5に送信する。【選択図】図2
Description
本発明は、携帯端末の位置を測定する情報処理装置に関する。
従来、火災等の緊急事態発生時に防災要員の活動を支援する防災支援システムが知られている。例えば特許文献1には、防災要員の位置をWi−Fi(登録商標)による3点測量を利用して測定し、測定した位置から火災位置までの経路を、当該防災要員が携帯する携帯表示装置に表示させる防災支援システムが記載されている。
従来の防災支援システムでは、測位対象である防災要員の位置を測定するにあたり、火災発生時に作動する防火戸等の防排煙設備の存在が考慮されていなかった。火災発生時には防火戸等の防排煙設備が作動して通路が塞がれることで、携帯端末が受信する電波の強度は平常時とは異なるものとなるが、その点が考慮されていなかった。そのため防災要員の測位の精度は平常時と比較して低いものとなっていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、防排煙設備が作動している状態でも従来より精度よく測位対象の位置を測定する情報処理装置を提供することを目的としている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、防排煙設備が作動している状態でも従来より精度よく測位対象の位置を測定する情報処理装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、建物に設置された防排煙設備の作動状況を示す作動情報を取得する作動情報取得部と、測位対象が受信又は発信する電波の強度を示す電波強度情報を取得する電波強度情報取得部と、前記取得された作動情報に基づいて、電波強度情報を位置情報に変換するための変換テーブルを特定する変換テーブル特定部と、前記特定された変換テーブルに基づいて、前記取得された電波強度情報が示す電波強度に対応する位置を、前記測位対象の位置として特定する位置特定部とを備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。
本発明に係る情報処理装置によれば、防排煙設備が作動している状態で防排煙設備の作動状況を考慮しない場合と比較してより精度よく測位対象の位置を測定することができ、測位対象の位置が同じであるにもかかわらず防排煙設備の作動状況によって測位による測位対象者の位置が変動してしまうということがない。
1.実施形態
図1は、本発明の一実施形態に係る自動火災報知設備100(以下、「自火報設備100」という。)と情報処理システム200の構成の一例を示すブロック図である。図2は、火災受信機3と携帯端末5と支援サーバ6の機能の一例を示すブロック図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動火災報知設備100(以下、「自火報設備100」という。)と情報処理システム200の構成の一例を示すブロック図である。図2は、火災受信機3と携帯端末5と支援サーバ6の機能の一例を示すブロック図である。
<自火報設備100の構成>
自火報設備100は防火対象物である建物に設置される。ここで建物とは、ホテル、マンション等の集合住宅、オフィスビル、商業施設などである。自火報設備100は、建物の各所に配置される複数の火災感知器1と、建物の各所に配置される複数の防火戸2と、建物の防災センタに設置される火災受信機3とを備える。火災受信機3は火災感知器1と信号線を介して、防火戸2とは中継器4と信号線とを介して接続される。自火報設備100はP型システムであってもR型システムであってもよい。
自火報設備100は防火対象物である建物に設置される。ここで建物とは、ホテル、マンション等の集合住宅、オフィスビル、商業施設などである。自火報設備100は、建物の各所に配置される複数の火災感知器1と、建物の各所に配置される複数の防火戸2と、建物の防災センタに設置される火災受信機3とを備える。火災受信機3は火災感知器1と信号線を介して、防火戸2とは中継器4と信号線とを介して接続される。自火報設備100はP型システムであってもR型システムであってもよい。
<火災感知器1の構成>
火災感知器1は、煙感知器、熱感知器、炎感知器等の感知器である。本実施形態では光電式の煙感知器を想定する。火災感知器1は、特に図示しないが、火災時に発生する煙を検知して火災を検出する火災検出部と、火災検出部が火災を検出すると、自己の識別情報であるアドレスを含む火災信号を火災受信機3に送信する火災信号送信部と、自己のアドレスが重畳されたビーコン信号を定期的に発信するビーコン信号発信部とを備える。ビーコン信号発信部は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)やZigBee(登録商標)等の近距離無線通信規格に従ってビーコン信号を発信する。図3は建物の1フロアにおける火災感知器1と防火戸2の設置例を示す図である。同図に示す設置例ではアドレス「AD1」〜「AD12」の12個の火災感知器1が設置されている。
火災感知器1は、煙感知器、熱感知器、炎感知器等の感知器である。本実施形態では光電式の煙感知器を想定する。火災感知器1は、特に図示しないが、火災時に発生する煙を検知して火災を検出する火災検出部と、火災検出部が火災を検出すると、自己の識別情報であるアドレスを含む火災信号を火災受信機3に送信する火災信号送信部と、自己のアドレスが重畳されたビーコン信号を定期的に発信するビーコン信号発信部とを備える。ビーコン信号発信部は、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)やZigBee(登録商標)等の近距離無線通信規格に従ってビーコン信号を発信する。図3は建物の1フロアにおける火災感知器1と防火戸2の設置例を示す図である。同図に示す設置例ではアドレス「AD1」〜「AD12」の12個の火災感知器1が設置されている。
<防火戸2の構成>
防火戸2は、火災の発生時に煙の拡散を防ぐ防排煙設備である。防火戸2は中継器4を介して火災受信機3に接続される。防火戸2は、特に図示しないが、自己を作動(具体的には閉鎖)させるための駆動部と、駆動部により自己が作動させられたことを示す作動信号を中継器4に出力する作動信号出力部とを備える。なお、防火戸2は手動で閉鎖されてもよい。中継器4は、特に図示しないが、火災受信機3から送信される制御信号に基づいて防火戸2の作動を制御する作動制御部と、防火戸2から出力される作動信号を監視、受信する作動信号監視部と、作動信号監視部が作動信号を受信すると、自己の識別情報であるアドレスを含む作動情報を火災受信機3に送信する作動情報送信部とを備える。図3に示す設置例ではアドレス「AD13」〜「AD16」の4個の中継器4(言い換えると防火戸2)が設置されている。
防火戸2は、火災の発生時に煙の拡散を防ぐ防排煙設備である。防火戸2は中継器4を介して火災受信機3に接続される。防火戸2は、特に図示しないが、自己を作動(具体的には閉鎖)させるための駆動部と、駆動部により自己が作動させられたことを示す作動信号を中継器4に出力する作動信号出力部とを備える。なお、防火戸2は手動で閉鎖されてもよい。中継器4は、特に図示しないが、火災受信機3から送信される制御信号に基づいて防火戸2の作動を制御する作動制御部と、防火戸2から出力される作動信号を監視、受信する作動信号監視部と、作動信号監視部が作動信号を受信すると、自己の識別情報であるアドレスを含む作動情報を火災受信機3に送信する作動情報送信部とを備える。図3に示す設置例ではアドレス「AD13」〜「AD16」の4個の中継器4(言い換えると防火戸2)が設置されている。
<火災受信機3の構成>
火災受信機3は、特に図示しないが、CPU等の演算部と、HDDやフラッシュメモリ等の記憶部と、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示部と、操作ボタンやタッチパネル等の操作部と、情報処理システム200と通信するための通信部とを備える。火災受信機3は、図2に示すように、中継器4から送信される作動情報を取得する作動情報取得部31と、作動情報取得部31により取得された作動情報を支援サーバ6に転送する作動情報送信部32という機能を備える。これらの機能は、演算部が、記憶部に記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
火災受信機3は、特に図示しないが、CPU等の演算部と、HDDやフラッシュメモリ等の記憶部と、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示部と、操作ボタンやタッチパネル等の操作部と、情報処理システム200と通信するための通信部とを備える。火災受信機3は、図2に示すように、中継器4から送信される作動情報を取得する作動情報取得部31と、作動情報取得部31により取得された作動情報を支援サーバ6に転送する作動情報送信部32という機能を備える。これらの機能は、演算部が、記憶部に記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
<情報処理システム200の構成>
情報処理システム200は、防火対象物である建物に在館する自衛消防隊員(測位対象)が携帯する携帯端末5と、自衛消防隊の活動を支援する支援サーバ6とを備える。携帯端末5と支援サーバ6と火災受信機3とは、インターネット等の通信回線7を介して相互に接続される。ここで自衛消防隊とは、ビルやマンション等において火災や地震等の災害時に初期活動や応急対策を円滑に行い、建物の利用者の安全を確保するため設置される組織である。自衛消防隊は、例えば、初期消火係、避難誘導係、安全防護係、通報連絡係、応急救護係、非常持出係、指揮係等により構成される。
情報処理システム200は、防火対象物である建物に在館する自衛消防隊員(測位対象)が携帯する携帯端末5と、自衛消防隊の活動を支援する支援サーバ6とを備える。携帯端末5と支援サーバ6と火災受信機3とは、インターネット等の通信回線7を介して相互に接続される。ここで自衛消防隊とは、ビルやマンション等において火災や地震等の災害時に初期活動や応急対策を円滑に行い、建物の利用者の安全を確保するため設置される組織である。自衛消防隊は、例えば、初期消火係、避難誘導係、安全防護係、通報連絡係、応急救護係、非常持出係、指揮係等により構成される。
<携帯端末5の構成>
携帯端末5は、スマートフォンやタブレット端末や携帯電話機等の携帯型のコンピュータである。携帯端末5は具体的には、特に図示しないが、CPU等の演算部と、フラッシュメモリやHDD等の記憶部と、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示部と、タッチセンサや操作ボタン等の操作部と、支援サーバ6と通信するための通信部と、1以上の火災感知器1から定期的に送信されるビーコン信号を受信するための受信部とを備える。
携帯端末5は、スマートフォンやタブレット端末や携帯電話機等の携帯型のコンピュータである。携帯端末5は具体的には、特に図示しないが、CPU等の演算部と、フラッシュメモリやHDD等の記憶部と、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示部と、タッチセンサや操作ボタン等の操作部と、支援サーバ6と通信するための通信部と、1以上の火災感知器1から定期的に送信されるビーコン信号を受信するための受信部とを備える。
携帯端末5は、図2に示すように、受信部が受信した1以上のビーコン信号の電波強度を示す電波強度情報を支援サーバ6に送信する電波強度情報送信部51と、位置情報を支援サーバ6から取得する位置情報取得部52と、位置情報取得部52が取得した位置情報を表示部に表示させる表示制御部53という機能を備える。ここで電波強度情報は、受信部が受信したビーコン信号に重畳された火災感知器1のアドレスと、そのビーコン信号の電波強度の値とからなる1以上の組により構成される。これらの機能は、演算部が、記憶部に記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
<支援サーバ6の構成>
支援サーバ6は、携帯端末5の位置を測定する情報処理装置である。支援サーバ6は具体的には、特に図示しないが、CPU等の演算部と、HDDやフラッシュメモリ等の記憶部と、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示部と、操作ボタンやタッチセンサ等の操作部と、火災受信機3及び携帯端末5と通信するための通信部とを備える。なお、記憶部は、通信回線7を介して接続される外部サーバに設置されてもよい。記憶部には、図2に示すように、各防火戸2の作動状況を管理するための防火戸情報テーブルT1と、電波強度情報を位置情報に変換するための複数の変換テーブルT2と、各防火戸2の作動状況と変換テーブルT2とを対応付ける対応テーブルT3とが記憶される。図4は各テーブルの一例を示す図である。
支援サーバ6は、携帯端末5の位置を測定する情報処理装置である。支援サーバ6は具体的には、特に図示しないが、CPU等の演算部と、HDDやフラッシュメモリ等の記憶部と、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示部と、操作ボタンやタッチセンサ等の操作部と、火災受信機3及び携帯端末5と通信するための通信部とを備える。なお、記憶部は、通信回線7を介して接続される外部サーバに設置されてもよい。記憶部には、図2に示すように、各防火戸2の作動状況を管理するための防火戸情報テーブルT1と、電波強度情報を位置情報に変換するための複数の変換テーブルT2と、各防火戸2の作動状況と変換テーブルT2とを対応付ける対応テーブルT3とが記憶される。図4は各テーブルの一例を示す図である。
防火戸情報テーブルT1は、図4(a)に示すように、建物に設置される各防火戸2について、アドレス(具体的には防火戸2が接続される中継器4のアドレス)と、設置場所と、作動状況とを対応付けて記憶する。
変換テーブルT2は、図4(b)及び(c)に示すように、位置と電波強度情報とを対応付けて記憶する。ここで電波強度情報は、火災感知器1のアドレスと電波強度の数値範囲とからなる1以上の組により構成される。つまり、変換テーブルT2は、ある位置における各火災感知器1から受信する電波強度の数値範囲を対応付けるものである。図4(b)は防火戸2が作動していないときに参照される変換テーブルT2を示している。具体的には図3に示すアドレス「AD13」〜「AD16」の防火戸2が作動していないときに参照される変換テーブルT2を示している。これに対して図4(c)は防火戸2が作動後に参照される変換テーブルT2を示している。具体的には図3に示すアドレス「AD14」の防火戸2が作動後に参照される変換テーブルT2を示している。図4(b)及び(c)に示す変換テーブルT2はあくまで一例であり、記憶部は各防火戸2の作動状況に応じた様々な変換テーブルT2を記憶する。
各変換テーブルT2は、防火戸2の作動状況を異ならせた各状態において建物内の各位置において携帯端末5を使って電波強度を測定することにより作成する。例えば図3に例示するフロアの場合では、アドレス「AD13」〜「AD16」の各防火戸2について、作動した状態と作動していない状態の2通りの状態が考えられるため、2の4乗(=16)通りの変換テーブルT2であるT201〜T216が作成される。変換テーブルT2の作成者は、建物の地図上でグリッドにより区画された各領域の中心で電波強度の測定を行い、測定した電波強度の値を当該領域の識別情報とともに支援サーバ6に通知する。その際、携帯端末5の表示制御部53は、受信されたビーコン信号に重畳された火災感知器1のアドレスと、そのビーコン信号の電波強度の値を表示部に表示させてもよい。また、電波強度の測定対象となる各位置は、支援サーバ6から携帯端末5に対して通知されて携帯端末5の表示部に表示されてもよい。
対応テーブルT3は、図4(d)に示すように、作動済みの1以上の防火戸2のアドレス(具体的には防火戸2が接続される中継器4のアドレス)と変換テーブルT2(T201、T202、T203、・・・)の識別情報とを対応付けて記憶する。
支援サーバ6は、図2に示すように、作動情報取得部61と、作動情報格納部62と、電波強度情報取得部63と、作動状況特定部64と、変換テーブル特定部65と、位置特定部66と、位置情報送信部67を備える。これらの機能は、演算部が、記憶部に記憶されるプログラムを実行することにより実現される。
作動情報取得部61は、建物に設置された防排煙設備である防火戸2の作動状況を示す作動情報を火災受信機3から取得する。作動情報格納部62は、作動情報取得部61が取得した作動情報を防火戸情報テーブルT1に格納する。
電波強度情報取得部63は、測位対象である携帯端末5が受信したビーコン信号の電波の強度を示す電波強度情報を携帯端末5から取得する。作動状況特定部64は、電波強度情報取得部63が電波強度情報を取得すると、防火戸情報テーブルT1を参照して各防火戸2の現在の作動情況を特定する。変換テーブル特定部65は、作動状況特定部64が特定した作動状況(言い換えると、作動情報取得部61が取得した作動情報)及び対応テーブルT3に基づいて、電波強度情報取得部63が取得した電波強度情報を位置情報に変換するための変換テーブルT2を特定する。位置特定部66は、変換テーブル特定部65が特定した変換テーブルT2に基づいて、電波強度情報取得部63が取得した電波強度情報が示す電波強度に対応する位置を、測位対象である携帯端末5の位置として特定する。位置情報送信部67は、位置特定部66が特定した位置を示す位置情報を携帯端末5に送信する。
<測位動作>
支援サーバ6が携帯端末5の位置を測定する動作について図5を参照して説明する。図5は、この測位動作の一例を示すシーケンス図である。
支援サーバ6が携帯端末5の位置を測定する動作について図5を参照して説明する。図5は、この測位動作の一例を示すシーケンス図である。
携帯端末5の電波強度情報送信部51は、受信部が受信した1以上のビーコン信号の電波強度を示す電波強度情報を定期的に支援サーバ6に送信する(S1)。
支援サーバ6の電波強度情報取得部63が携帯端末5から電波強度情報を取得すると、作動状況特定部64は、防火戸情報テーブルT1を参照して各防火戸2の現在の作動情況を特定する(S2)。具体的には、作動済みの防火戸2のアドレスを特定する。各防火戸2の現在の作動情況が特定されると、変換テーブル特定部65は、特定された作動状況に基づいて変換テーブルT2を特定する(S3)。具体的には、対応テーブルT3を参照して作動済みの防火戸2のアドレスの組に対応する変換テーブルT2を特定する。変換テーブルT2が特定されると、位置特定部66は、特定された変換テーブルT2に基づいて、携帯端末5から取得された電波強度情報が示す電波強度に対応する位置を、携帯端末5の位置として特定する(S4)。具体的には、取得された電波強度情報が示す各火災感知器1から受信した電波強度が数値範囲に含まれる電波強度情報を変換テーブルT2において特定し、その電波強度情報に対応する位置を特定する。携帯端末5の位置が特定されると、位置情報送信部67は当該位置を示す位置情報を携帯端末5に送信する(S5)。
携帯端末5の位置情報取得部52が支援サーバ6から位置情報を取得すると、表示制御部53は、取得された位置情報を表示部に表示させる(S6)。
以上説明した実施形態では、測位の際に、各防火戸2の作動状況に応じて適切な変換テーブルT2が選択される。そのため、防火戸2が動作しているときと、していないときとで携帯端末5を別の位置として特定するおそれがなく、防火戸2の作動状況を考慮しない場合と比較してより精度よく携帯端末5の位置を測定することができ、測位対象の位置が同じであるにもかかわらず防排煙設備の作動状況によって測位による測位対象者の位置が変動してしまうということがない。
2.変形例
上記の実施形態は下記のように変形してもよい。また、下記の変形例は他の1以上の変形例と組み合わせてもよい。
上記の実施形態は下記のように変形してもよい。また、下記の変形例は他の1以上の変形例と組み合わせてもよい。
<変形例1>
火災感知器1が備えるビーコン信号発信部は火災感知器1から分離されてビーコン発信機として建物の各所に配置されてもよい。その場合、ビーコン発信機は、自己の識別情報である発信機IDが重畳されたビーコン信号を定期的に発信する。支援サーバ6が記憶する変換テーブルT2は、発信機IDと電波強度の数値範囲とからなる1以上の組を位置と対応付けて記憶する。
火災感知器1が備えるビーコン信号発信部は火災感知器1から分離されてビーコン発信機として建物の各所に配置されてもよい。その場合、ビーコン発信機は、自己の識別情報である発信機IDが重畳されたビーコン信号を定期的に発信する。支援サーバ6が記憶する変換テーブルT2は、発信機IDと電波強度の数値範囲とからなる1以上の組を位置と対応付けて記憶する。
<変形例2>
上記の防火戸2は防排煙設備の一例である。防火戸2はシャッタや垂れ壁により代替されてもよい。
上記の防火戸2は防排煙設備の一例である。防火戸2はシャッタや垂れ壁により代替されてもよい。
<変形例3>
上記の実施形態では自衛消防隊員が携帯端末5を携帯しているが、自衛消防隊員は建物の在館者の一例である。自衛消防隊員ではない一般在館者や公設消防隊員が携帯端末5を携帯してもよい。
上記の実施形態では自衛消防隊員が携帯端末5を携帯しているが、自衛消防隊員は建物の在館者の一例である。自衛消防隊員ではない一般在館者や公設消防隊員が携帯端末5を携帯してもよい。
<変形例4>
携帯端末5は、火災感知器1に代えて無線LANのアクセスポイントから発信されるビーコン信号を受信して、その電波強度を示す電波強度情報を支援サーバ6に送信してもよい。この電波強度情報は、携帯端末5が受信したビーコン信号に重畳されたアクセスポイントの識別情報であるMACアドレスと、そのビーコン信号の電波強度の値とからなる1以上の組により構成される。この場合、支援サーバ6が記憶する変換テーブルT2は、アクセスポイントのMACアドレスと電波強度の数値範囲とからなる1以上の組を位置と対応付けて記憶する。
携帯端末5は、火災感知器1に代えて無線LANのアクセスポイントから発信されるビーコン信号を受信して、その電波強度を示す電波強度情報を支援サーバ6に送信してもよい。この電波強度情報は、携帯端末5が受信したビーコン信号に重畳されたアクセスポイントの識別情報であるMACアドレスと、そのビーコン信号の電波強度の値とからなる1以上の組により構成される。この場合、支援サーバ6が記憶する変換テーブルT2は、アクセスポイントのMACアドレスと電波強度の数値範囲とからなる1以上の組を位置と対応付けて記憶する。
別の例として、火災感知器1にBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信規格に準拠した通信モジュールを備えさせ、火災感知器1が、携帯端末5から受信したビーコン信号の電波強度を示す電波強度情報を支援サーバ6に送信してもよい。この電波強度情報は、携帯端末5が発信したビーコン信号に重畳された携帯端末5の識別情報である端末IDと、そのビーコン信号の電波強度の値とからなる1以上の組により構成される。この場合、支援サーバ6の電波強度情報取得部63は、測位対象である携帯端末5が発信したビーコン信号の電波の強度を示す電波強度情報を1以上の火災受信機3から取得する。位置特定部66は、電波強度情報取得部63が取得した1以上の電波強度情報が示す電波強度に対応する位置を変換テーブル特定部65にて特定する。
<変形例5>
変換テーブルT2が記憶する位置は、場所の名称に代えて座標情報であってもよい。
変換テーブルT2が記憶する位置は、場所の名称に代えて座標情報であってもよい。
別の例として支援サーバ6は、それぞれ防火戸2の作動状況に応じた複数の変換テーブルT2を記憶する代わりに、防火戸2が作動していないときに参照される1つの変換テーブルT2と、防火戸2の作動状況に応じてこの変換テーブルT2を修正するために参照される複数の差分テーブルT4とを記憶するようにしてもよい。図6は、この差分テーブルT4の一例を示す図である。差分テーブルT4は同図に示すように、位置と、火災感知器1のアドレスと、電波強度の下限値及び上限値の差分とを対応付けて記憶する。差分テーブルT4が利用される場合には、対応テーブルT3は、変換テーブルT2の識別情報に代えて差分テーブルT4の識別情報を、作動済みの1以上の防火戸2のアドレスと対応付けて記憶する。変換テーブル特定部65は、この対応テーブルT3を参照して、作動状況特定部64が特定した作動状況に基づいて差分テーブルT4を特定する。そして、特定した差分テーブルT4に基づいて変換テーブルT2を修正することで、電波強度情報取得部63が取得した電波強度情報を位置情報に変換するための変換テーブルT2を特定する。位置特定部66は、変換テーブル特定部65が特定した変換テーブルT2に基づいて、電波強度情報取得部63が取得した電波強度情報が示す電波強度に対応する位置を、測位対象である携帯端末5の位置として特定する。
<変形例6>
対応テーブルT3は、作動済みの1以上の防火戸2のアドレスに代えて、作動していない防火戸2のアドレスと変換テーブルT2の識別情報とを対応付けて記憶してもよい。その場合、作動状況特定部64は、防火戸情報テーブルT1を参照し、作動していない防火戸2のアドレスを特定する。
対応テーブルT3は、作動済みの1以上の防火戸2のアドレスに代えて、作動していない防火戸2のアドレスと変換テーブルT2の識別情報とを対応付けて記憶してもよい。その場合、作動状況特定部64は、防火戸情報テーブルT1を参照し、作動していない防火戸2のアドレスを特定する。
<変形例7>
支援サーバ6は、測位動作の結果、特定した携帯端末5の位置情報を携帯端末5以外の情報処理装置に送信してもよい。また別の例として、この位置情報に対して送信以外の処理を実行してもよい。例えば自装置の表示部に表示させてもよい。
支援サーバ6は、測位動作の結果、特定した携帯端末5の位置情報を携帯端末5以外の情報処理装置に送信してもよい。また別の例として、この位置情報に対して送信以外の処理を実行してもよい。例えば自装置の表示部に表示させてもよい。
<変形例8>
上記の測位動作は、支援サーバ6に代えて、火災受信機3、建物の防災センタに設けられ自火報設備100等の監視や操作を一括して行う総合操作盤又は携帯端末5等の情報処理装置が実行してもよい。すなわち、支援サーバ6が有する図2に示す機能は、火災受信機3や総合操作盤や携帯端末5等の情報処理装置が有してもよい。
上記の測位動作は、支援サーバ6に代えて、火災受信機3、建物の防災センタに設けられ自火報設備100等の監視や操作を一括して行う総合操作盤又は携帯端末5等の情報処理装置が実行してもよい。すなわち、支援サーバ6が有する図2に示す機能は、火災受信機3や総合操作盤や携帯端末5等の情報処理装置が有してもよい。
<変形例9>
携帯端末5は、複数の火災感知器1から同時期に複数のビーコン信号を受信した場合に、電波強度が最も強いビーコン信号に重畳されたアドレスを自端末の位置情報として支援サーバ6に送信してもよい。その際、携帯端末5は、最も強い電波強度の値が2番目に強い電波強度の値よりも所定値以上大きい場合に、最も強いビーコン信号に重畳されたアドレスを支援サーバ6に送信するようにしてもよい。
携帯端末5は、複数の火災感知器1から同時期に複数のビーコン信号を受信した場合に、電波強度が最も強いビーコン信号に重畳されたアドレスを自端末の位置情報として支援サーバ6に送信してもよい。その際、携帯端末5は、最も強い電波強度の値が2番目に強い電波強度の値よりも所定値以上大きい場合に、最も強いビーコン信号に重畳されたアドレスを支援サーバ6に送信するようにしてもよい。
1…火災感知器、2…防火戸、3…火災受信機、4…中継器、5…携帯端末、6…支援サーバ、7…通信回線、31…作動情報取得部、32…作動情報送信部、51…電波強度情報送信部、52…位置情報取得部、53…表示制御部、61…作動情報取得部、62…作動情報格納部、63…電波強度情報取得部、64…作動状況特定部、65…変換テーブル特定部、66…位置特定部、67…位置情報送信部、100…自火報設備、200…情報処理システム、T1…防火戸情報テーブル、T2…変換テーブル、T3…対応テーブル、T4…差分テーブル
Claims (1)
- 建物に設置された防排煙設備の作動状況を示す作動情報を取得する作動情報取得部と、
測位対象が受信又は発信する電波の強度を示す電波強度情報を取得する電波強度情報取得部と、
前記取得された作動情報に基づいて、電波強度情報を位置情報に変換するための変換テーブルを特定する変換テーブル特定部と、
前記特定された変換テーブルに基づいて、前記取得された電波強度情報が示す電波強度に対応する位置を、前記測位対象の位置として特定する位置特定部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016119804A JP2017223576A (ja) | 2016-06-16 | 2016-06-16 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2017223576A (ja) |
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2016
- 2016-06-16 JP JP2016119804A patent/JP2017223576A/ja active Pending
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