JP2017223098A - 襖の通気構造 - Google Patents

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裕介 長澤
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裕介 長澤
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Abstract

【課題】和室の景観を損ねることなく、襖の表面側と裏面側を通気させることができる襖の通気構造を得る。
【解決手段】襖12を構成する建具本体18と縁部材20の間にスペーサ部材28を設けることによって、建具本体18と縁部材20の間に、建具本体18の表面18A側と裏面18C側を通気させる通気路30が設けられるようにしている。さらに、襖12に設けられた通気路30及び当該通気路30を形成するためのスペーサ部材28は意匠側に露出しないようにしている。これにより、襖12に通気路30を設けても和室14の景観が損なわれないようにすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、襖の通気構造に関する。
例えば、下記特許文献1には、襖の上端側及び下端側に、襖の表面と裏面とをつなぐ通気孔が形成された通気板がそれぞれ設けられ、襖の表面側と裏面側の間を通気させる技術が記載されている。
実用新案登録第3120739号公報
しかしながら、この先行技術では、襖の上端側及び下端側にそれぞれ通気板を設けるため、襖及び襖が設けられている和室の景観を損ねる可能性がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、和室の景観を損ねることなく、襖の表面側と裏面側を通気させることができる襖の通気構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の態様に係る襖の通気構造は、建物の屋内の空間を第1空間部と第2空間部に区画する襖を構成する建具本体と、前記建具本体の外端部を挟持するように当該建具本体の外周に設けられた縁部材と、前記縁部材の内面側に設けられ、当該縁部材と前記建具本体の間に形成され、前記第1空間部と前記第2空間部を通気させる通気路と、を有している。
第1の態様に係る襖の通気構造では、建物の屋内の空間が襖によって第1空間部と第2空間部に区画されている。この襖は建具本体によって構成されており、建具本体の外周には、建具本体の外端部を挟持するように縁部材が設けられている。ここで、縁部材の内側には、当該縁部材と建具本体の間には、第1空間部と第2空間部を通気させる通気路が設けられている。
近年、建物において、全館空調システムが採用されつつある。この全館空調システムでは、屋内における温度差を抑制し温度を一定に維持するため、屋内の空気を循環させるように構成されている。
このため、本態様では、屋内の空間を第1空間部と第2空間部に区画する襖に通気路が用いられ、当該通気路によって第1空間部と第2空間部を通気させる通気路を確保することができるので、全館空調システムが採用される建物に当該襖を用いることができる。また、通気路は、建具本体と縁部材の間に当該縁部材と重なって設けられている。つまり、通気路は、意匠側に露出しないように構成されるため、本態様では、和室の景観を損ねることはない。
第2の態様に係る襖の通気構造は、第1の態様に係る襖の通気構造において、前記通気路は、前記建具本体と前記縁部材の間に配置されたスペーサ部材により、当該建具本体と当該縁部材の間に形成された隙間である。
第2の態様に係る襖の通気構造では、通気路は、建具本体と縁部材の間に配置されたスペーサ部材により形成されている。建具本体と縁部材の間にスペーサ部材が配置されると、当該スペーサ部材が配置されていない箇所では、建具本体と縁部材の間には隙間が設けられることになる。この隙間が通気路となり、当該隙間を通じて、襖の表面側と裏面側とを通気させることができる。
第3の態様に係る襖の通気構造は、第2の態様に係る襖の通気構造において、前記スペーサ部材は、3つの板材で一体的に構成されコ字状を成している。
一般に、建具本体は板状を成しており、建具本体と縁部材とが当接する当接面は3面となる。建具本体と縁部材の間にスペーサ部材を設ける場合、建具本体側及び縁部材側の各当接面に対応して3つのスペーサが必要となる。
しかし、第3の態様に係る襖の通気構造では、スペーサ部材は、3つの板材で一体的に構成されコ字状を成しているため、1つのスペーサ部材で建具本体側及び縁部材側の各当接面に当接させることができる。これにより、建具本体にスペーサ部材を取付ける際の作業性が向上する。
第4の態様に係る襖の通気構造は、第1の態様に係る襖の通気構造において、前記通気路は、前記建具本体又は前記縁部材に形成された凹部又は凸部により、当該建具本体と当該縁部材との間に形成された隙間である。
第4の態様に係る襖の通気構造では、例えば、建具本体(又は縁部材)に凹部が形成されることによって、当該凹部では、縁部材(又は建具本体)との間で隙間が設けられることになる。このため、当該凹部が通気路となる。
一方、建具本体(又は縁部材)に凸部が形成された場合は、当該凸部が形成されていない領域において、縁部材(又は建具本体)との間で隙間が設けられることになる。このため、当該凸部が形成されていない領域が通気路となる。
本態様では、建具本体又は縁部材に凹部又は凸部が形成されることによって通気路が形成されるため、通気路を形成するためにスペーサ部材を設ける場合と比較して、部品点数を少なくすることができる。
以上説明したように、本発明に係る襖の通気構造は、和室の景観を損ねることなく、襖の表面側と裏面側を通気させることができる、という優れた効果を有する。
本実施の形態に係る襖の通気構造が適用された襖の上角部を示す斜視図である。 (A)は、図1のA−A線に沿って切断したときの断面図であり、(B)は、図1のB−B線に沿って切断したときの断面図である。 (A)は、本実施の形態に係る襖の通気構造の変形例を示す図1に対応する斜視図であり、(B)は、図2(A)に対応する断面図である。 (A)は、本実施の形態に係る襖の通気構造の他の変形例を示す図1に対応する斜視図であり、(B)は、図2(B)に対応する断面図である。
以下に図面を参照しながら、本発明の実施の一形態に係る襖の通気構造について説明する。
(襖の通気構造の構成)
図1には、本実施の形態に係る襖の通気構造10が適用された襖12が示されている。この襖12は、例えば、図示しない建物の屋内に設けられた空間を和室(第1空間部)14と廊下(第2空間部)16に区画している。襖12は、矩形板状の建具本体18を含んで構成されており、建具本体18の外周には、例えばアルミニウム等で形成された縁部材20が設けられている。
縁部材20は、図2(A)に示されるように、長手方向に対して直交する幅方向に沿って切断したときの断面形状が略コ字状を成しており、建具本体18の外端部22を挟持するようにして釘24によって建具本体18に固定されている。つまり、建具本体18の外周を構成する4辺のそれぞれに縁部材20が固定されている。
本実施形態では、少なくとも建具本体18の四つの角部26において、縁部材20の内面21側には、当該縁部材20と建具本体18の間に、例えば合板等で形成されたスペーサ部材28がそれぞれ設けられている。なお、図1は、建具本体18の四つの角部26のうち、建具本体18の上部側に位置する上角部26Aの1つが図示されている。
ここで、図1に示されるように、建具本体18の上角部26Aには、建具本体18の側端部22Aと縁部材20、及び建具本体18の上端部22Bと縁部材20の間に、スペーサ部材28がそれぞれ設けられている。
具体的に説明すると、図1及び図2(A)に示されるように、スペーサ部材28は、矩形板状を成す3つのスペーサ部(板材)28A、28B、28Cで一体的に構成され、コ字状を成している。このスペーサ部28A、28B、28Cが、建具本体18の表面18A、側端面18B、裏面18Cにそれぞれ当接する。
そして、スペーサ部材28を間において、建具本体18の外側には、当該建具本体18の表面18A、側端面18B、裏面18Cに対応して、縁部材20の表側壁20A、奥側壁20B、裏側壁20Cが、それぞれ釘24を介して建具本体18に固定される。なお、建具本体18に縁部材20が固定された状態で、スペーサ部材28が意匠面側に露出しないよう、当該スペーサ部材28の寸法は予め設定されている。
以上のようにして、スペーサ部材28を間において、縁部材20が建具本体18に固定された状態で、当該スペーサ部材28が設けられていない領域では、図2(B)に示されるように、建具本体18の表面18A、側端面18B、裏面18Cと、縁部材20の表側壁20A、奥側壁20B、裏側壁20Cとの間にそれぞれ隙間30A、30B、30Cが設けられている。そして、これらの隙間30A、30B、30Cは互いに連通し、建具本体18の表面18A側と裏面18C側を通気させる通気路30となっている。
(襖の通気構造の作用及び効果)
一般に、図示はしないが、全館空調システムにおいて、和室に吹出口が設けられた場合、いわゆるリターン経路としてリターングリルが設けられる場合がある。この場合、このリターングリルは、壁に設けられることになるため、和室の景観を損ねてしまい、和室のプランニングの観点からも制約を受けてしまう。
これに対して、本実施形態では、図1及び図2(A)に示されるように、襖12を構成する建具本体18と縁部材20の間にスペーサ部材28を設けることによって、図2(B)に示されるように、建具本体18と縁部材20の間に、建具本体18の表面18A側と裏面18C側を通気させる通気路30が設けられるようにしている。
これにより、襖12によって区画された第1空間部としての和室14と第2空間部としての廊下16が通気することとなり、当該通気路30をリターン経路として利用することができる。
さらに、本実施形態では、図1及び図2(A)、(B)に示されるように、襖12の建具本体18の表面18A側と裏面18C側を通気させる通気路30は、縁部材20の内面21側であって、当該縁部材20と建具本体18の間に設けられている。また、スペーサ部材28は、建具本体18に縁部材20が固定された状態で意匠面側に露出しないよう設定されている。
すなわち、本実施形態では、襖12に設けられた通気路30及び当該通気路30を形成するためのスペーサ部材28は意匠側に露出しないため、当該襖12に通気路30を設けても和室14の景観が損なわれないようにすることができる。したがって、本実施形態によれば、和室の景観を損ねることなく、襖12の表面18A側と裏面18C側を通気させることができる。
(その他の実施形態)
本実施形態では、図1及び図2(A)に示されるように、スペーサ部材28は、矩形板状を成す3つのスペーサ部28A、28B、28Cで一体的に構成され、コ字状を成す形状とされているが、建具本体18と縁部材20の間にスペーサを配置することができればよいため、これに限るものではない。
例えば、図3(A)、(B)に示されるように、建具本体18の表面18A、側端面18B及び裏面18C側にそれぞれ配置される板状の3つのスペーサ32であってもよい。但し、この場合、スペーサ部材28と比較すると、部品点数が増える。
また、本実施形態では、図1及び図2(A)、(B)に示されるように、建具本体18と縁部材20の間にスペーサ部材28が配置されているが、通気路30を設けるにあたってこれに限るものではない。
例えば、図4(A)、(B)に示されるように、縁部材34において、当該縁部材34の幅方向に沿って凹部36又は凸部38が形成されてもよい。つまり、縁部材20に凹部36又は凸部38を設けることによって、建具本体18と当該凹部36との間には、隙間40が設けられることになるが、この隙間40が通気路42となる。なお、図示はしないが、縁部材34に代えて建具本体側に凸部又は凹部が形成されてもよい。
さらに、以上説明した本実施の形態の構成は一例であり、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 襖の通気構造
12 襖
14 和室(第1空間部)
16 廊下(第2空間部)
18 建具本体
20 縁部材
21 内面(縁部材の内面)
22 外端部(建具本体の外端部)
28 スペーサ部材
28A スペーサ部(板材)
28B スペーサ部(板材)
28C スペーサ部(板材)
30 通気路
30A 隙間
30B 隙間
30C 隙間
32 スペーサ(スペーサ部材)
34 縁部材
36 凹部
38 凸部
40 隙間
42 通気路

Claims (4)

  1. 建物の屋内の空間を第1空間部と第2空間部に区画する襖を構成する建具本体と、
    前記建具本体の外端部を挟持するように当該建具本体の外周に設けられた縁部材と、
    前記縁部材の内面側に設けられ、当該縁部材と前記建具本体の間に形成され、前記第1空間部と前記第2空間部を通気させる通気路と、
    を有する襖の通気構造。
  2. 前記通気路は、前記建具本体と前記縁部材の間に配置されたスペーサ部材により、当該建具本体と当該縁部材の間に形成された隙間である請求項1に記載の襖の通気構造。
  3. 前記スペーサ部材は、3つの板材で一体的に構成されコ字状を成している請求項2に記載の襖の通気構造。
  4. 前記通気路は、前記建具本体又は前記縁部材に形成された凹部又は凸部により、当該建具本体と当該縁部材の間に形成された隙間である請求項1に記載の襖の通気構造。
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