JP2017222689A - 第3の化合物を加えることによる沸点の近い化合物の分離 - Google Patents

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Abstract

【課題】共沸組成物中の複数のハロカーボンを分離する方法の提供。【解決手段】第1のハロカーボンと第2のハロカーボンに第3成分を加えて、3元共沸混合物を形成して、第一のハロカーボンの一部が残留し、第二のハロカーボンを実質的に全部除去する分離方法。具体的には、第3の成分を二元共沸混合物に加え、次に通常の蒸留によって分離することによって、2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(HCFC−1233xf)から2−クロロ−1,1,1,2−テトラフルオロプロパン(HCFC−244bb)を分離する方法。より詳しくは、第3の成分を含む三元共沸混合物を蒸留して、HCFC−244bbをHCFC−1233xfから分離する(これらは2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf)の製造における中間体として有用である)方法。【選択図】なし

Description

本出願は、2008年4月9日出願の米国仮出願61/043,451の利益を主張した現在係属中の2009年3月18日出願の米国出願12/406,653の一部継続出願である(これらの内容は参照として本明細書中に包含する)。
本発明は、共沸組成物中の複数のハロカーボンを分離する方法を提供する。
フルオロカーボンをベースとする流体は、冷媒、エアゾール噴射剤、発泡剤、熱伝達媒体、及び気体状誘電体などとして、多くの分野で産業における幅広い用途が見出されている。比較的高い地球温暖化係数などのこれらの流体の幾つかの使用に関連する疑わしい環境上の問題のために、ゼロのオゾン層破壊係数に加えて可能な限り最低の地球温暖化係数を有する流体を用いることが望ましい。而して、上記の用途のための環境に優しい材料を開発することに大きな興味が持たれている。
ゼロのオゾン層破壊係数及び低い地球温暖化係数を有するテトラフルオロプロペンは、この要求を満たす可能性があるものと認められている。この種の化学物質における毒性、沸点、及び他の物理特性は異性体間で大きく変化するが、価値のある特性を有する1つのテトラフルオロプロペンは2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO−1234yf)である。HFO−1234yfは、有効な冷媒、熱伝達媒体、噴射剤、起泡剤、発泡剤、気体状誘電体、滅菌剤キャリア、重合媒体、粒状物除去流体、キャリア流体、バフ研磨剤、置換乾燥剤、及び動力サイクル作動流体であると開示されている。
HFO−1234yfを製造する1つのプロセス中において、2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(HCFO−1233xf)及び2−クロロ−1,1,1,2−テトラフルオロプロパン(HCFC−244bb)が、それぞれ第1及び第2の中間体として生成する。具体的には、HFO−1234yfは3反応工程のプロセスから製造される。第1の工程は、ペンタクロロプロパン又はテトラクロロプロペンとHFを反応させて、HCFO−1233xfを形成することである。第2の工程は、HFを用いてHCFO−1233xfをフッ化水素化してHCFC−244bbを形成することであり、第3の工程は、HCFC−244bbを脱塩化水素化反応してHFO−1234yfを形成することである。第2工程の反応における不完全な反応によって、HCFC−244bb及びHCFO−1233xfの両方を含む流れが得られる。かかる反応は当該技術において周知であり、米国出願20070007488、20070197842、及び20090240090(その明細書は参照として本明細書中に包含する)に記載されている。
このプロセスに関連する1つの問題は、HCFC−244bbとHCFO−1233xfは一緒に、米国特許出願20090242832(その明細書は参照として本明細書中に包含する)に記載されている二元の共沸混合物又は共沸混合物様の組成物を形成するので、当該技術において公知の通常の分離技術を用いて分離することができないということである。反応後に、得られる粗有機材料中に比較的多量の未反応のHCFO−1233xfが残留する場合には、流れの全部ではないにしても殆どを次の反応工程に送る前に更なる転化のために反応器に再循環して戻す必要がある。これは、必要資本(装置の寸法)及び製造の見地から非常にコスト高である。更に、2,3,3,3−テトラフルオロプロペン製造プロセスの次の工程へのHCFC−244bb供給材料中にHCFO−1233xfのような認められる量のオレフィンが存在することは、脱塩化水素化触媒に対して有害である可能性がある。
これまでに、フルオロカーボンの共沸混合物を分離する種々の方法が示唆されている。例えば、ヨーロッパ特許出願EP−0472391においては、とりわけトリクロロエチレン又はペルクロロエチレンのような抽出剤を用いてヒドロクロロフルオロカーボンを含む混合物からHFC−134aを分離することが示唆されている。また、米国特許5,211,817においては、カラム蒸留を行って蒸気側流を排出し、次に側流を、凝縮器を備えており、高い還流比で運転する精留カラム中に導入することによって、HFとの共沸混合物からフルオロカーボンを分離することが試みられている。しかしながら、これらの提案は本問題に対する満足できる解決法は与えない。
米国出願20070007488 米国出願20070197842 米国出願20090240090 米国特許出願20090242832 ヨーロッパ特許出願EP−0472391 米国特許5,211,817
而して、テトラフルオロプロペン、特に2,3,3,3−テトラフルオロプロペンを製造するための新規な製造プロセスに対する必要性が存在する。
本発明は、溶液中の二元共沸混合物である第2のハロカーボンから第1のハロカーボンを分離する方法に関する。より詳しくは、第3の成分を二元共沸混合物に加えて、第3の成分が溶液中の第1のハロカーボン及び第2のハロカーボンと、二元共沸混合物よりも強固な共沸混合物である三元共沸混合物を形成するようにする。次に、三元共沸混合物を溶液から蒸留して、第1のハロカーボンの少なくとも一部が残留し、第2のハロカーボンの実質的に全部が除去されるようにする。一態様においては、第1及び第2のハロカーボンは、2,3,3,3−テトラフルオロプロペンのようなテトラフルオロプロペンの製造における中間体であってよい。更なる態様においては、第1及び第2のハロカーボンは、それぞれHCFC−244bb及びHCFO−1233xfであり、第3の成分はフッ化水素である。
得られる三元共沸混合物は、約10.0〜18.0重量%の間の第1のハロカーボンの濃度を有していてよい。三元共沸混合物中の第2のハロカーボンの濃度は約51.0〜64.0重量%の間であってよく、三元共沸混合物中の第3の成分の濃度は約23〜35重量%の間であってよい。
三元共沸混合物の沸点は、約15psia〜約108psiaの圧力において約0℃〜約61℃であってよい。この目的を達成するために、一態様においては、沸点は、約37psiaの圧力において約23℃、約15psiaの圧力において約0℃、或いは約108psiaの圧力において約61℃であってよい。
本発明の更なる形態は、まずフッ化水素を二元共沸混合物に加えて、HCFC−244bb、HCFO−1233xf、及びフッ化水素が三元共沸混合物を形成するようにすることによって、HCFO−1233xfとの二元共沸混合物からHCFC−244bbを分離する方法を包含する。次に、得られる三元共沸混合物を溶液から蒸留して、HCFC
−244bbの一部が溶液中に残留し、HCFO−1233xfの実質的に全部が除去されるようにする。幾つかの態様においては、HCFC−244bbの約60〜97%が回収される。
上記の幾つかの態様においては、二元混合物の約10〜50重量%はHCFC−244bbを含み、二元混合物の約50〜90重量%はHCFO−1233xfを含む。約0.1〜10重量%のフッ化水素を二元混合物に加えて三元共沸混合物を形成する。得られる三元共沸混合物は、約10.0〜18.0重量%のHCFC−244bb、約51.0〜64.0重量%のHCFO−1233xfの濃度を有し、フッ化水素の濃度は約23〜35重量%である。
三元共沸混合物の沸点は、約15psia〜約108psiaの圧力において約0℃〜約61℃であってよい。この目的を達成するために、一態様においては、沸点は、約37psiaの圧力において約23℃、約15psiaの圧力において約0℃、或いは約108psiaの圧力において約61℃であってよい。
本発明の更なる態様及び有利性は、ここに与える開示事項に基づいて当業者に容易に明らかになるであろう。
本発明は、少なくとも部分的には、第3の非ハロカーボン成分、即ちフッ化水素を加えることによって、HCFC−244bb及びHCFO−1233xfの組成物からHCFC−244bbを分離する新規な方法を提供する。かかる混合物は、HCFC−244bb及びHCFO−1233xfと三元の共沸混合物又は共沸混合物様の組成物を形成し、二元のHCFC−244bb/HCFO−1233xfの共沸混合物又は共沸混合物様の組成物よりもHCFO−1233xfに対してより少ないHCFC−244bbしか必要でない。驚くべきことに、HCFO−1233xfとHCFC−244bbは、1233xf/244bb/HFの三元の共沸混合物様の組成物のものと比べて比較的弱い共沸混合物を形成することが見出された。これによって、現実的な寸法で商業的に実現可能な通常の分別蒸留装置を用いて1233xfから244bbを遙かにより効率的に分離することが可能になる。
上記したように、HFO−1234yfの製造プロセスにおいては、共沸混合物又は共沸混合物様の組成物を形成する第1のハロカーボン(例えばHCFO−1233xf)と第2のハロカーボン(例えばHCFC−244bb)の混合物を用いて開始する。流体の熱力学的状態は、その圧力、温度、液体組成、及び蒸気組成によって規定される。真の共沸性組成物に関しては、所定の温度及び圧力範囲において液体組成と蒸気相が実質的に等しい。実際的な言い方をすると、これは相変化中に成分を分離することができないことを意味する。したがって、本明細書において用いる共沸混合物は、周囲の混合物組成物の沸点と比べて最高又は最低の沸点を示す液体混合物である。本発明の目的のためには、「共沸混合物様」の組成物とは、組成物が、その一定の沸点特性及び沸騰又は蒸発によって分別されない傾向に関して真の共沸混合物のように挙動することを意味する。液体の組成は、沸騰又は蒸発中においてあったとしても僅かしか変化しない。これは、蒸発又は凝縮中に液体及び蒸気の組成が大きく変化する非共沸混合物様の組成物とは対照的である。
対象の混合物が本発明の意味の範囲内における共沸混合物様であるかどうかを求める1つの方法は、混合物がその別々の成分に分離されることが期待される条件下でその試料を蒸留することである。混合物が非共沸混合物又は非共沸混合物様である場合には、混合物は分別され、即ち、その種々の成分に分離されて、沸点が最も低い成分が最初に留出する。混合物が共沸混合物様である場合には、全ての混合物成分を含み、一定の沸点を有する
か或いは単一の物質のように挙動する多少の限定量の第1の留分が得られる。
共沸混合物様の組成物の他の特徴は、変化する割合の同じ成分を含む共沸混合物様である一定範囲の組成物が存在することである。全てのかかる組成物は、本明細書において用いる共沸混合物様という用語に包含される。一例として、異なる圧力においては所定の共沸混合物の組成が組成物の沸点と同様に少なくとも僅かに変化することが周知である。而して、2つの成分の共沸混合物は独特のタイプの関係を示すが、温度及び/又は圧力によって変化しうる組成を有する。当該技術において周知なように、共沸混合物の沸点は圧力と共に変化する。
本発明は、少なくとも部分的に、有効量の無水フッ化水素を加えることによって、HCFO−1233xfとのその共沸関係から244bbを単離する方法を与える。より詳しくは、2−クロロ−1,1,1,2−テトラフルオロプロパン(244bb)及び2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(1233xf)の混合物を通常の分別蒸留カラムに加え、蒸留カラムをバッチ又は連続モードのいずれかによって運転する。一態様においては、共沸性又は共沸混合物様の組成物の有機部分は、共沸性又は共沸混合物様の組成物の有機部分の重量を基準として、約50〜約90重量%、好ましくは約51.5重量%〜約86.5重量%、より好ましくは約53重量%〜約83重量%のHCFO−1233xfを含むHCFC−244bb/HCFO−1233xfの混合物である。更なる態様においては、共沸性又は共沸混合物様の組成物の有機部分は、共沸性又は共沸混合物様の組成物の有機部分の重量を基準として、約10〜約50重量%、好ましくは約13.5重量%〜約48.5重量%、より好ましくは約17重量%〜約47重量%のHCFC−244bbを含むHCFC−244bb/HCFO−1233xfの混合物である。次に、比較的少量、通常は0.1〜10重量%の無水フッ化水素を、第3の成分としてかかる蒸留カラムに加えて三元共沸混合物を形成する。
得られる三元共沸混合物は、圧力によって約10.0〜18.0重量%の間の244bbの濃度;圧力によって約51.0〜64.0重量%の間の1233xfの濃度;及び圧力によって約23〜35重量%の間のHFの濃度;を有する。
三元共沸混合物は、約15psia〜約108psiaの圧力において約0℃〜約61℃の沸点を有する。一態様においては、これは約37psiaの圧力において約23℃の沸点を有する。他の態様においては、これは約15psiaの圧力において約0℃の沸点を有する。他の態様においては、これは約108psiaの圧力において約61℃の沸点を有する。
上記の重量%及び沸点は、少なくとも部分的に、1233xf/244bb/HFの三元の共沸混合物様の組成物が二元のHCFO−1233xf/HCFC−244bbの共沸混合物のものよりも遙かに強固であるという驚くべき発見に基づくものである。共沸混合物の強固性は、例えば下表1及び2において分かるように、混合物の蒸気圧測定値の比較に基づいて測ることができる。表1は、1233xf/244bb二元混合物に関する蒸気圧測定値である。純粋なHCFO−1233xf、HCFC−244bb、及びHCFO−1233xf/HCFC−244bbの50/50%混合物の蒸気圧を測定した。下表1における結果は、この混合物の蒸気圧が、0、25、及び60℃において、いずれの純粋な成分:HCFO−1233xf及びHCFC−244bbの蒸気圧よりも高いことを示す。しかしながら、純粋な成分と50/50混合物との間の小さい蒸気圧の差に留意されたい。これは、比較的弱い相互作用、或いは比較的弱い共沸混合物又は共沸混合物様の二元組成物を示す。他方において、下表2における結果は、2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(HCFO−1233xf)及び2−クロロ−1,1,1,2−テトラフルオロプロパン(HCFC−244bb)(50/50%)及びHFの混合物を
含む三元組成物に関するP−x−y図を示す。これらをブレンドして、異なる組成の三元不均一共沸混合物を形成した。混合物の蒸気圧を、約0、25、及び61℃において測定し、以下の結果が見られた。表2に、約0℃、25℃、及び61℃の一定の温度における、HCFO−1233xf、HCFC−244bb、及びHFの蒸気圧測定値を、変化したHFの重量%を有する組成の関数として示す。データはまた、この範囲のフッ化水素濃度においては、HCFO−1233xf/HCFC−244bb/HFの混合物は不均一であり、この混合物の蒸気圧は、0、25、及び60℃において、いずれの純粋な成分:HCFO−1233xf及びHCFC−244bbの蒸気圧よりも非常に高いことを示した。純粋な成分と244bb/1233xf/HF三元混合物との間の大きな蒸気圧の差は、1233xf/244bbの二元の共沸混合物又は共沸混合物様の組成物と比べて比較的強い相互作用又は比較的強固な共沸混合物又は共沸混合物様の組成物を示す。
Figure 2017222689
Figure 2017222689
この特徴に基づいて、三元共沸混合物を含む蒸留カラムを全還流にかけて、カラムの頂部において1233xf/244bb/HFの三元の共沸混合物又は共沸混合物様の組成物を濃縮して、三元共沸混合物を残りの244bbから分離する。次に、留出物を蒸留カラムの頂部から連続的に取り出し、更なるHFを蒸留カラムに連続的に加えて、留出物として取り出したものを補填する。これによって、比較的一定の留出物の組成が確保される。蒸留をバッチモードで運転する場合には、リボイラー内でHCFC−244bbの所望の純度が達成されるまで補填HF供給を継続する。蒸留を連続モードで運転する場合には、補填HF及び正しい割合の1233xf/244bb混合物を連続的に供給して、連続蒸留塔底流中のHCFC−244bbの所望の純度を維持する。三元共沸混合物はとても強い相互作用を形成するので、1233xfからの244bbの必要な分離は、HFを存在させないで分離を行う場合に必要なものよりもより現実的な寸法及び商業的に実現可能な通常の分別蒸留装置を用いて達成することができる。
HFの源は、外部、或いは1233xfのフッ化水素化反応(244bbを製造するため)からのいずれかであってよい。1233xfのフッ化水素化反応器から排出される流れは、1233xf/244bb蒸留カラムに送る前に処理してHF濃度を調節することができる。1233xf及び244bbと共に1233xfのフッ化水素化反応器から排出される他の不純物は、1233xf/244bb蒸留カラムの前又は後に分離することができる。
以下の非限定的な実施例は本発明を例示するように働く。
実施例1:
水晶温度計を更に取り付けた凝縮器を頂部上に有する真空ジャケット付きチューブを含む沸点測定器を用いた。約20.91gのHCFO−1233xfを沸点測定器に充填し、次にHCFC−244bbを少しずつ測定して増加させて加えた。HCFC−244b
bをHCFO−1233xfに加える際に温度の低下が観察され、これは二元の最低沸点共沸混合物が形成されたことを示す。約0超乃至約5重量%までの244bbにおいて、組成物の沸点は1233xfの沸点より低いか又はその付近のままであった。HCFO−1233xf(純度99.99%)の沸点は、14.5psiaにおいて約12℃であった。HCFC−244bbの沸点は、14.5psiaにおいて約14.0であった。表1に示す二元混合物を研究した。組成物は、この範囲にわたって共沸混合物及び/又は共沸混合物様の特性を示す。
Figure 2017222689
実施例2:
純粋なHCFO−1233xf、HCFC−244bb、及びHCFO−1233xf/HCFC−244bbの50/50%混合物の蒸気圧を測定した。表2における結果は、この混合物の蒸気圧が、0、25、及び60℃において、いずれの純粋な成分:HCFO−1233xf及びHCFC−244bbの蒸気圧よりも高いことを示す。
Figure 2017222689
実施例3:
244bb及び1233xfの混合物29.4ポンドを、実施例3において記載したものと同じ蒸留装置に充填した。混合物の組成は、約45.6GC面積%の244bb及び54.4GC面積%の1233xfであった。蒸留カラムを、25psigの運転圧力及び8〜10インチ−HOのd/pにおいて全還流にかけた。GCによって塔頂物の組成を数回分析したところ、30〜33GC面積%の244bb及び67〜70GC面積%の1233xfの範囲を示した。次に、留出物を、0.25〜0.5ポンド/時でカラム/凝縮器の頂部から回収シリンダーに連続的に取り出した。
蒸留器上の圧力を約100psigに増加して、244bb及び1233xfの塔頂物濃度(分離)が変化したかどうかを調べた。圧力の増加はO/H濃度に対して効果を有しているようには思われなかった。
留出物の取り出しを継続すると、留出物試料中の244bbの濃度は期待されるように増加し続けた。一定の間隔でリボイラー試料を採取し始めて、蒸留の進行をモニターした。期待されるように、リボイラー中の244bbの濃度は蒸留が進行するにつれて増加し続けた。
リボイラー試料中で達成された最も高い純度レベルは98.1GC面積%であった。カラムを冷却してリボイラーを排液した後に、合計で667gの93GC面積%の244bbのみが回収された。
実施例4:
実施例3の蒸留結果が得られた後、75の理論段数を有する蒸留カラム内で244bbと1233xfの分離を試みた。49GC面積%の244bb/51GC面積%の1233xfの混合物をバッチ蒸留カラムに充填し、約20psigの圧力において注意深く蒸留した。蒸留を進行させながら塔頂物及びリボイラー試料のGC分析を行った結果は、実
施例3のものに非常に類似していた。
得られる結論は、適度な寸法の通常の分別蒸留カラムによっては244bbと1233xfは分離することができないということであった。
実施例5:
2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(HCFO−1233xf)及び2−クロロ−1,1,1,2−テトラフルオロプロパン(HCFC−244bb)(50/50%)及びHFの混合物を含む三元組成物をブレンドして、異なる組成における三元不均一共沸混合物を形成した。約0、25、及び61℃において混合物の蒸気圧を測定し、以下の結果が認められた。表1に、約0℃、25℃、及び61℃の一定の温度における、HCFO−1233xf、HCFC−244bb、及びHFの蒸気圧測定値を、変化したHFの重量%を有する組成の関数として示す。データはまた、この範囲のフッ化水素濃度においては、HCFO−1233xf/HCFC−244bb/HFの混合物は不均一であることも示した。
Figure 2017222689
データはまた、HCFO−1233xf/HCFC−244bb(50/50%)及びHFの三元混合物の蒸気圧は、全ての示されているブレンド割合において、HCFO−1233xf/HCFC−244bb(50/50%)及びHF単独、即ち、表1の第1列及び最終列において示されるように、HFが0.0重量%であり、HCFO−1233xf/HCFC−244bbが100.0重量%である場合、並びにHCFO−1233xf/HCFC−244bb(50/50%)が0.0重量%であり、HFが100.0重量%である場合の蒸気圧よりも高いので、混合物は共沸性又は共沸混合物様であることも示す。
実施例6:
また、気液液平衡(VLLE)実験によって、三元(HCFO−1233xf/HCF
C−244bb)(50/50%)/HF混合物の共沸性又は共沸混合物様の組成物を調べた。23℃において、13gのHCFO−1233xf/HCFC−244bb(50/50%)を7.8gのHFと混合して不均一混合物(視認観察)を形成した。蒸気組成物をサンプリングした。結果は、蒸気の組成が23℃において約18±2重量%のHFであることを示す。
実施例7:
また、気液液平衡(VLLE)実験によって、三元(HCFO−1233xf/HCFC−244bb)(50/50%)/HF混合物の共沸性又は共沸混合物様の組成物を調べた。23℃において、38.9gのHCFO−1233xf/HCFC−244bb(50/50%)を37.3gのHFと混合して不均一混合物(視認観察)を形成した。蒸気組成物及び有機物に富む層をサンプリングした。結果は、蒸気の組成が23℃において約14±2重量%のHFであることを示し、これは実施例6において記載した他の二相領域実験において得られた結果と合致している。
実施例8:
また、気液液平衡(VLLE)実験によって、三元(HCFO−1233xf/HCFC−244bb)(50/50%)/HF混合物の共沸性又は共沸混合物様の組成物を調べた。23℃において、9gのHCFO−1233xf/HCFC−244bb(50/50%)を15gのHFと混合して均一混合物(視認観察)を形成した。蒸気組成物をサンプリングした。結果は、蒸気の組成が23℃において約31±2重量%のHFであることを示す。この観察結果は、単一相(均一)領域に関する実施例1及び2と合致している。
実施例9:
3重量%のHFを含み、残りが44.4重量%のHCFC−244bb及び55.6重量%のHCFO−1233xfから構成される有機物の混合物である37.4ポンドの材料を、バッチ蒸留カラム中に充填した。混合物は均一であった。分別蒸留カラムは、10ガロンのリボイラー、1/4インチのPro-Pak金属高効率蒸留カラム充填材を充填したI
D=2インチ×8フィートのカラム、及びシェルアンドチューブ凝縮器から構成されていた。カラムは約30の理論段数を有していた。蒸留カラムに、温度、圧力、及び差圧の送信機を取り付けた。約23〜25psigの圧力及び8〜10インチ−HOのd/pにおいて蒸留を行った。カラム/凝縮器の頂部から留出物を連続的に取り出した。この留出物を、一定の間隔で、サンプリングし、HF濃度を求めるために滴定し、GCによって分析した。分析は、HF/HCFC−244bb/HCFO−1233xfの三元共沸混合物を示した。0.1N−KOHによる滴定を用いて共沸混合物のHF濃度を分析したところ、約25〜33重量%のHFであった。GC面積%に基づく有機物濃度は、約17〜21GC面積%のHCFC−244bb及び約79〜83GC面積%のHCFO−1233xfであった。この組成物に関しては、23〜25psigの圧力においてカラムの塔頂物温度は約23℃であった。
実施例10:
以下の実施例においては、2Lのリボイラー、ID=1インチ×長さ4フィートの螺旋コイル充填カラム、及びチューブアンドシェル凝縮器から構成されるモネル蒸留カラムを用いた。カラムに、温度、圧力、及び差圧の送信機を取り付けた。約3.2重量%のHFを含み、残りが約51重量%のHCFC−244bb及び49重量%のHCFO−1233xfから構成される有機物の混合物である1000gの材料を、蒸留システム中に充填した。混合物は均一であった。7〜29psigの圧力において蒸留を行った。留出物試料の分析は、18psigより高い圧力において一貫した結果を示した。GCによって有機物組成を求めたところ、約21〜23GC面積%のHCFC−244bb及び約79〜
77GC面積%のHCFO−1233xfであり、留出物中のHFの濃度は、0.1N−NaOHによる滴定を用いて約25〜29重量%のHFであることが分かった。試料中のHFの量の減少が激しく起こった。これはHCFC−244bb/HCFO−1233xf/HFの三元共沸混合物を示す。
実施例11:
本実施例は、244bb及び1233xfの混合物からの244bbの計算された回収率を示す。計算は実施例10の結果に基づく。この実施例は更に、HFの存在下での蒸留によって244bb/1233xfを分離する方法を示す。HF及び244bbの回収率の必要な量の計算値を表3に示す。与えられる計算値は、HFを加えた244bb/1233xf混合物の蒸留による22重量%−244bb/78重量%−1233xfの組成、有機物:HF=72:28(実施例10において観察された)を有する三元共沸混合物の回収率に基づく。
Figure 2017222689
Figure 2017222689

Claims (10)

  1. 第3の成分を二元共沸混合物に加えて、第3の成分が溶液中で第1のハロカーボン及び第2のハロカーボンと三元共沸混合物を形成して、三元共沸混合物が二元共沸混合物よりも強固な共沸混合物になるようにし;そして
    溶液から三元共沸混合物を蒸留して、第1のハロカーボンの一部が溶液中に残留し、第2のハロカーボンの実質的に全部が除去されるようにする;
    ことを含む、溶液中の二元共沸混合物である第2のハロカーボンから第1のハロカーボンを分離する方法。
  2. 第1のハロカーボンがHCFC−244bbであり、第2のハロカーボンがHCFO−1233xfであり、第3の成分がフッ化水素である、請求項1に記載の方法。
  3. 三元共沸混合物中のHCFC−244bbの濃度が約10.0〜18.0重量%の間であり、三元共沸混合物中のHCFO−1233xfの濃度が約51.0〜64.0重量%の間であり、三元共沸混合物中のフッ化水素の濃度が約23〜35重量%の間である、請求項2に記載の方法。
  4. 三元共沸混合物が、約37psiaの圧力において約23℃、約15psiaの圧力において約0℃、及び約108psiaの圧力において約61℃からなる群から選択される沸点を有する、請求項2に記載の方法。
  5. フッ化水素を二元共沸混合物に加えて、HCFC−244bb、HCFO−1233xf、及びフッ化水素が三元共沸混合物を形成するようにし;そして
    溶液から三元共沸混合物を蒸留して、HCFC−244bbの一部が溶液中に残留し、HCFO−1233xfの実質的に全部が除去されるようにする;
    ことを含む、HCFO−1233xfとの二元共沸混合物からHCFC−244bbを分離する方法。
  6. 二元混合物の約10〜50重量%がHCFC−244bbを含み、二元混合物の約50〜90重量%がHCFO−1233xfを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 三元共沸混合物中のHCFC−244bbの濃度が約10.0〜18.0重量%の間であり、三元共沸混合物中のHCFO−1233xfの濃度が約51.0〜64.0重量%の間であり、三元共沸混合物中のフッ化水素の濃度が約23〜35重量%の間である、請求項5に記載の方法。
  8. 三元共沸混合物の沸点が、約15psia〜約108psiaの圧力において約0℃〜約61℃である、請求項5に記載の方法。
  9. 三元共沸混合物が、約37psiaの圧力において約23℃、約15psiaの圧力において約0℃、及び約108psiaの圧力において約61℃からなる群から選択される沸点を有する、請求項8に記載の方法。
  10. 約10〜50重量%のHCFC−244bb及び約50〜90重量%のHCFO−1233xfの二元共沸混合物を準備し;
    フッ化水素を二元共沸混合物に加えて、HCFC−244bb、HCFO−1233xf、及びフッ化水素が、約10.0〜18.0重量%の間の三元共沸混合物中のHCFC−244bbの濃度、約51.0〜64.0重量%の間の三元共沸混合物中のHCFO−1233xfの濃度、及び約23〜35重量%の間の三元共沸混合物中のフッ化水素の濃
    度、並びに約15psia〜約108psiaの圧力において約0℃〜約61℃の沸点を有する三元共沸混合物を形成するようにし;そして
    溶液から三元共沸混合物を蒸留して、HCFC−244bbの一部が溶液中に残留し、HCFO−1233xfの実質的に全部が除去されるようにする;
    ことを含む、HCFO−1233xfとの二元共沸混合物からHCFC−244bbを分離する方法。
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