JP2017221959A - ヘミングダイ,曲げ加工装置,及びヘミング加工方法 - Google Patents

ヘミングダイ,曲げ加工装置,及びヘミング加工方法 Download PDF

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河 黄
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隆浩 柴田
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Abstract

【課題】ヘミング加工におけるワークのセット状態の正否判定を高精度に行うことができるヘミングダイを提供する。【解決手段】ダイ本体部(1)とダイ本体部(1)に対し一の方向に離接可能な可動部(2)とを備える。可動部(2)がダイ本体部(1)に対して離隔した位置にあるときに可動部(2)とダイ本体部(1)との間にヘミング加工をするためのワーク(W)を挿入させるワーク挿入部(Vc)が形成される。ワーク挿入部(Vc)に挿入されたワーク(W)が所定の状態にあることを検出して検出情報(Js)を出力する検出センサ(3)を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、板状ワークの縁部を、折り曲げてつぶす所謂ヘミング加工を行うためのヘミングダイ,曲げ加工装置,及びヘミング加工方法に関する。
板状のワークの縁部を、折り曲げてつぶすヘミング加工を行うためのヘミングダイが知られている。
ヘミングダイの例は、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載されたヘミングダイは、板状のワークの縁部の鋭角曲げと、その鋭角曲げが施された部分をさらに折り曲げてつぶすヘミング加工と、の両方の加工が可能な、所謂ダブルデッキタイプと称されるヘミングダイである。
ダブルデッキタイプのヘミングダイは、ダイ本体部に対して上下動可能な可動部(以下リフタと称する)を有する。
リフタは、上面に鋭角曲げ用のV溝を有し、下面にはダイ本体部の上面との間でヘミング加工をするためのつぶし部を有している。
ヘミングダイは、曲げ加工装置の下部テーブルに設けられたダイホルダに装着して使用される。
曲げ加工装置は、ダイホルダに装着されたヘミングダイに対し、上部テーブルに設けられたパンチホルダに装着されたパンチを離接(昇降)させることにより、板状のワークに対し鋭角曲げ加工及びヘミング加工を行う。
ダブルデッキタイプのヘミングダイを用いた曲げ加工では、まず、リフタを上下動範囲の下方に位置させると共に、リフタの上面にワークを載置し、ワークの上方からパンチを下降させてV溝により鋭角曲げを実行する。
次いで、リフタを上方に移動させ、その移動に伴いリフタとダイ本体部との間に生じた隙間(以下、ワーク挿入部とも称する)にワークの鋭角曲げした縁部を挿入し、リフタをパンチで押し下げてヘミング曲げを実行する。
特開昭61−176422号公報
従来、ヘミングダイを用いたヘミング加工では、鋭角曲げしたワーク縁部を、ダイ本体部とリフタとの間の隙間であるワーク挿入部へ挿入してセットしたときに、縁部が正しい位置にまで挿入されているか、及び縁部が正しい姿勢で位置決めされているかを、作業者の目視によって確認していた。
ワーク挿入部におけるワークのセット状態が、縁部が正しい位置まで達していない、或いは縁部の姿勢が不正に(例えば斜めに)位置決めされている、など、正しくない状態にあると、ヘミング加工の途中でワークがダイ本体部及びリフタに対して滑り、ワーク挿入部から前方に飛び出してしまう虞がある。
そのため、ワークが、正しい位置に正しい姿勢で置かれている、という正しいセット状態にあることを確認することは、重要である。
しかしながら、その確認を、目視によって高い精度で安定的に行うことは容易ではない。
また、ヘミング加工は、作業者が閉フートペダルを踏むことで実行され、閉フートペダルを踏み続けることで継続実行される。
作業者は、ヘミング加工途中に、予期せずワークの位置がずれるなどの不具合が生じたことを確認したら、不具合是正のため、閉フートペダルから足を離して加工動作を停止させる。
次いで作業者は、開フートペダルを踏んでリフタを上昇させ、リフタが上昇位置にあるときにワークの位置を正しく修正し、再度閉フートペダルを踏む。
すなわち、作業者は、ワークのセット状態の不具合を是正するために、開フートペダルと閉フートペダルとの間でペダル踏み替え動作を行う必要がある。
不具合の是正時に行われるペダル踏み替え動作は、その動作時間の分、曲げ加工装置の稼働効率を低下させると共に、不具合が頻繁に発生する場合には、作業者の肉体的負担は大きいものとなる。
そのため、ワークのセット状態の不具合是正を、曲げ加工装置の稼働効率の低下を抑制し、作業者の負担をより小さく行える工夫が望まれていた。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、ヘミング加工におけるワークのセット状態の正否判定を高精度に行うことができ、ワークのセット状態の不具合是正処置を、稼働効率低下を抑制し、作業者の負担を小さく行うことができるヘミングダイ,曲げ加工装置,及びヘミング加工方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の構成、手順を有する。
1) ダイ本体部と、
前記ダイ本体部に対し、一の方向に離接可能な可動部と、を備え、
前記可動部が前記ダイ本体部に対して離隔した位置にあるときに、前記可動部と前記ダイ本体部との間に、ヘミング加工をするためのワークを挿入させるワーク挿入部が形成され、
前記ワーク挿入部に挿入されたワークが所定の状態にあることを検出して検出情報を出力する検出センサを備えたことを特徴とするヘミングダイである。
2) 前記検出センサは、前記ダイ本体部における前記ワーク挿入部の突き当て面に前記ワークを検出するよう配置されていることを特徴とする1)に記載のヘミングダイである。
3) 前記検出センサは、前記ダイ本体部において、前記ワーク挿入部に臨み前記一の方向で前記ワークを検出するよう配置されていることを特徴とする1)に記載のヘミングダイである。
4) 前記検出センサを、前記ワーク挿入部の突き当て面に沿って複数備えていることを特徴とする2)又は3)に記載のヘミングダイである。
5) 1)〜3)のいずれか一つに記載のヘミングダイが装着されてヘミング加工が可能な曲げ加工装置であって、
前記検出情報に基づいて、前記ヘミング加工の実行を制御する制御部を備えたことを特徴とする曲げ加工装置である。
6) 4)に記載のヘミングダイが装着されてヘミング加工が可能な曲げ加工装置であって、
複数の前記検出センサそれぞれの前記検出情報に基づき、前記ヘミング加工を施す前記ワークに対応した数の前記検出センサが、前記ワークは所定の状態にあると検出したときに、前記ヘミング加工を実行する制御部を備えたことを特徴とする曲げ加工装置である。
7) ヘミングダイが装着された曲げ加工装置でヘミング加工を行うためのヘミング加工方法において、
前記ヘミングダイに、ヘミング加工を施すワークが正しい状態にセットされているか否かを検出する検出センサを設け、
前記曲げ加工装置の動作を制御する制御部は、前記検出センサから出力された検出情報に基づいて、前記ヘミング加工の実行を制御することを特徴とするヘミング加工方法である。
8) 前記制御部は、前記検出情報に基づいて、前記ワークが正しい状態にセットされていると判定したときにのみ前記ヘミング加工を実行することを特徴とする7)に記載のヘミング加工方法である。
9) 前記制御部は、前記ヘミング加工の実行中に、前記検出情報に基づいて前記ワークが正しい位置にセットされていないと判定したら、前記ヘミングダイを加圧している、前記曲げ加工装置の上部テーブルを上昇させることを特徴とする7)又は8)に記載のヘミング加工方法である。
本発明によれば、ヘミング加工におけるワークのセット状態の正否判定を高精度に行うことができる。また、ワークのセット状態の不具合是正処置を、稼働効率低下を抑制し、作業者の負担を小さく行うことができる。
図1は、実施の形態に係るヘミングダイの実施例であるヘミングダイ51を説明するための横断面図である。 図2は、ヘミングダイ51が備える検出センサ3を説明するための図である。 図3は、ヘミングダイ51を取り付けた状態の曲げ加工装置52の構成を説明するためのブロック図である。 図4は、検出センサ3を有するヘミングダイ51を用いたときの、セット状態正否判定手順を説明するためのフロー図である。 図5は、図3におけるS5−S5位置での断面図である。 図6は、判定モードの選択手順を説明するためのフロー図である。 図7は、判定モード2の手順を説明するためのフロー図である。 図8は、ヘミング加工の動作例を説明するためのフロー図である。 図9は、図8に示される手順中に実行され得る手順Cを説明するためのフロー図である。 図10は、ヘミングダイ51の変形例であるヘミングダイ51Bを説明するための部分断面図である。 図11は、ヘミングダイ51の変形例であるヘミングダイ51Cを説明するための部分断面図である。 図12は、ヘミングダイ51の変形例であるヘミングダイ51Dを説明するための部分断面図である。
本発明の実施の形態に係るヘミングダイを、実施例であるヘミングダイ51により説明する。
まず、図1〜図3を参照して、ヘミングダイ51の構成を説明する。
説明の便宜上、前後上下の各方向を、図1に矢印で示す方向に規定する。左右方向は、紙面直交方向であり、左方が紙面裏方、右方が紙面表方となる。
これらの方向は、ヘミングダイ51を、曲げ加工装置52に取りつけた状態での曲げ加工装置52の前後上下方向に対応している。すなわち、前方が作業者の作業エリアとなる。
図1に示されるように、ヘミングダイ51は、ダイ本体部であるベース1と、ベース1の上部において一方向(上下方向)に移動するよう取りつけられた可動部としてのリフタ2と、を有する。
ベース1は、下部が、曲げ加工装置52の下部テーブル52bに備えられたダイホルダ52aに対し、着脱自在に取りつけられている。
ベース1は、前後方向の概ね中央において、上面1aから上方に突出するガイド部1bを有する。
上面1aにおけるガイド部1bよりも前側には、下部加圧プレート1cが取りつけられている。下部加圧プレート1cの上面1c1は、ヘミングダイ51がダイホルダ52aに装着された状態で、水平になる。
ガイド部1bの内部において、根本部分の前方側には、検出センサ3が配置されている。
ヘミングダイ51は、検出センサ3を一つ備えるものとして説明する。複数備えたヘミングダイは、ヘミングダイ51Aとして後述する(図5参照)。
リフタ2は、基部2aと、上部加圧プレート2bと、を有する。
基部2aは、後部側において下方に延びる下方延出部2a1を有する。
上部加圧プレート2bは、下方延出部2a1の前方に隙間Vaをもって対向するよう基部2aに取りつけられている。
基部2aの上部前方には、上方に延びる上方延出部2a2が形成されている。
基部2aには、上方延出部2a2の後方に隙間Vbをもって対向するようクランパ2cが取りつけられている。
クランパ2cは、図示しない付勢部材によって前方に付勢されている。
隙間Vbには、上方側から下金型であるダイDが挿入装着され、クランパ2cは、隙間Vbに挿入されたダイDを、前方に押圧してロックする。
ベース1のガイド部1bは、常態で、リフタ2の隙間Vaに進入しており、リフタ2と係合状態にある。
上部加圧プレート2bの下面2b1は、ヘミングダイ51がダイホルダ52aに装着された状態で、水平となる。
リフタ2は、図示しない付勢部材によってベース1から離れる方向(図1における上方)に付勢されている。
従って、自然状態で、上部加圧プレート2bの下面2b1と下部加圧プレート1cの上面1c1とは平行に対向し、下面2b1と上面1c1との間に隙間が形成される。この隙間を、以下、ワーク挿入部Vcと称する。
検出センサ3は、ワークWが、作業者FBなどによって、ワーク挿入部Vcに挿入され、所定の位置に達したときに、その存在を検出する検出器である(詳細は後述する)。検出センサ3は、例えば接触センサであり、検出対象物を接触により検出したときに、検出情報Jsを出力する(図2参照)。
検出センサ3は、ワーク挿入部Vcの奥の突き当て面である前面1b1において、ワークWを検出するように配置されている。
図1において、曲げ加工装置52の上部テーブル52dには、上型であるパンチPを着脱自在に装着するパンチホルダ52cが備えられている。
パンチPは、ダイDの直上に位置し、上部テーブル52dが、駆動部53(図2参照)の動作によって上方位置から下降することで、ダイDを下方に押すようになっている。
従って、ワークWをパンチPとダイDとの間に挿入してパンチPを下降させることで、ワークWに対し曲げ加工を施すことができる。
また、ワーク挿入部Vcに、ワークWにおいて鋭角曲げされた縁部Waを挿入し、パンチPを下降させてダイDを下方に押すことで、上部加圧プレート2bを下部加圧プレート1cに接近させ、鋭角曲げされた縁部Waに対しヘミング曲げを施すことができる。
曲げ加工装置52の制御系の構成は、図2に示される。
すなわち、曲げ加工装置52は、制御部55,駆動部53,入力部54,記憶部56,及び出力部57を有する。
駆動部53は、動力源を有して上部テーブル52dを昇降させる。また、駆動部53によって動作する可動部の動作量,相対位置又は絶対位置などを検出するエンコーダや位置センサなどの検出器53aを有する。
検出器53aによる検出結果は、制御部55にフィードバックされる。
入力部54は、作業者FBの入力情報,外部のサーバなどからの加工プログラム,金型(加工に使用するパンチ及びダイ)の情報,及びワークの情報を含む入力情報J1を受け入れ、制御部55に送出する。
記憶部56は、入力部54が受け入れた入力情報J1などの情報及びデータを記憶する。
出力部57は、加工内容,加工動作,及びワークに関する情報を、画像や音声等で作業者に知らせる。
加工プログラムには、後述するヘミング加工を実行させるための加工プログラムPm1が含まれる。
検出センサ3からの検出情報Jsは、制御部55に供給される。
上部テーブル52dには、上部テーブル52dに加わる加圧力を検出し、検出結果を加圧力情報Jpとして制御部55に向け送出する加圧力センサ6(図1も参照)が備えられている。
曲げ加工装置52は、開フートペダル7及び閉フートペダル8を有する。開フートペダル7及び閉フートペダル8は、スイッチを有し、足で踏んでいない状態でOFF、足で踏んだときにONとなる。
開フートペダル7及び閉フートペダル8は、ONとなったことを制御部55が把握できるように接続されている。
制御部55は、入力部54からの入力情報J1及び検出センサ3からの検出情報Js、並びに、開フートペダル7及び閉フートペダル8に基づいて、駆動部53の動作を制御し、ワークWに対して曲げ加工を行う。
特に、ヘミング加工においては、検出情報Js及び加工プログラムPm1に基づいて駆動部53の動作を制御する。
加工プログラムPm1は、曲げ加工装置52に対し、検出情報Jsに含めて供給されることに限らず、作業者FBによる入力部54からの入力で直接生成されてもよい。
次に、ヘミングダイ51に一つ備えられた検出センサ3について、図3及び図4を主に参照して説明する。
図3は、図1に示されたヘミングダイ51における検出センサ3及びその近傍を拡大した断面図であり、ダイホルダ52aの一部及び制御部55も付記してある。
図4は、ヘミングダイ51を用いたときの、制御部55による、ワークWのセット状態正否判定手順を説明するためのフロー図である。
検出センサ3は、既述のように、接触センサであって、接触先端部3sに検出対象物が接触したことをスイッチにより検出して回路が閉状態となるものである。
制御部55は、検出センサ3の回路が閉状態になることで立ち上がる電流値又は電圧値を検出情報Jsとして把握できる。
検出センサ3は、自然状態において、接触先端部3sの前後方向位置が、少なくとも接触検出のためのスイッチストローク分を含み、ガイド部1bの前面1b1から前方に突出してヘミングダイ51に取りつけられている。
スイッチストロークは、ワークWの板厚に対して十分微小な量であるから、ワークWが検出センサ3で検出されれば、ワークWは実質的にガイド部1bの前面1b1に突き当てられたとしてよい。すなわち、前面1b1は、ワークWの縁部Waを突き当てる突き当て面である。
検出センサ3として、例えばオムロン社製の触覚スイッチD5Bを用いることができる。
検出センサ3から延出するコード3aは、例えば、ヘミングダイ51とダイホルダ52aとに設けられた接点部3bを介して制御部55と接続される。
詳しくは、コード3aは、ヘミングダイ51側の接点3b1に接続され、制御部55とダイホルダ52a側の接点接触子3b2とは、コード3cによって接続されている。そして、ヘミングダイ51をダイホルダ52aに装着した状態で、接点3b1と接点接触子3b2とが導通するようになっている。
これにより、ヘミングダイ51をダイホルダ52aに装着した状態で、自ずと接点部3bを介した検出センサ3と制御部55との導通経路が形成される。
ヘミングダイ51がダイホルダ52aに装着された稼働状態で、制御部55は、検出センサ3からの検出情報Jsの入来有無を常時監視し、検出センサ3が検出対象物を検出したか否かを判定している(判定モード1のS1)。
検出センサ3として接触センサを用いることで、ワークWの鋭角曲げを施した縁部Waがガイド部1bに突き当てられていない一点鎖線で示された状態(図3において符号W1で示されている)では、ワークWと検出センサ3の接触先端部3sとは接触せず、検出センサ3は、ワークWを検出しない(S1:No)。
ワークWがワーク挿入部Vc内に十分押し込まれて、縁部Waが検出センサ3の接触先端部3sをスイッチストローク分だけ押し込むと、検出センサ3により接触が検出される(S1:Yes)。
これにより、制御部55は、ワークWは、ガイド部1bの前面1b1に突き当てられて正しいセット状態にあると判定し(S2)、出力部57から、ワークWのセットが完了した旨の案内を出力する(S3)。
制御部55は、ヘミング加工の動作を禁止状態から許容状態に移行し(S4)、ヘミング加工の実行指示(閉ペダルが踏まれてON状態になる)が入来したときに、その指示を許容して駆動部53を動作させ、ヘミング加工を実行する。
次に、ヘミングダイ51が複数の検出センサ3を備えている場合を、図5〜図7を参照して説明する。
ここで、複数の検出センサ3を備えるヘミングダイ51を、既述のように、区別のためヘミングダイ51Aと称する。
図5は、ヘミングダイ51の、図3におけるS5−S5位置に相当する位置での断面図である。
図5には、ヘミングダイ51Aに供給するワークW及びワークWを把持する作業者FBの一部も示されている。
図5に示されたヘミングダイ51Aは、上述したガイド部1bに備えられた検出センサ3を、ガイド部1bの前面1b1に沿う左右方向に所定のピッチPaで三つ、検出センサ3A〜3Cとして備えている。
これに対応して、曲げ加工装置52のダイホルダ52aは、ヘミングダイ51及びヘミングダイ51Aのいずれをも受け入れるため、接点部3bを、左右方向に所定のピッチPaで複数備えている。
そして、ヘミングダイ51,51Aは、ダイホルダ52aに対し、接点部3bで導通がとれる位置に装着されるよう、取りつけ位置もピッチPaで規定されている。
作業者は、予め、ヘミング加工に供するワークWの形状情報及び突き当て位置を、出力部57に表示された加工情報などから把握する。
作業者は、ワークWを、指示された位置、すなわち、接触可能な複数の検出センサ3に接触する位置に突き当てる。
図6は、制御部55によるワークWのセット状態正否判定手順において、既述の判定モード1と以下に示す判定モード2とのどちらを選択するか、の手順を説明するためのフロー図である。
図7は、判定モード2の手順を説明するためのフロー図である。
図6に示されるように、制御部55は、ダイホルダ52aに装着されたダイが検出センサ3を一つ備えたヘミングダイ51であるか、複数備えたヘミングダイ51Aであるかを、入力情報J1を参照して判定する(SP1)。
この判定は、各接点部3bに、ダイホルダ52a側とヘミングダイ51側とで導通がとれているか否かを検出する導通検出部を設け、制御部55がその検出結果から判定してもよい。
制御部55は、(SP1)において、ダイホルダ52aに装着されたダイが一つの検出センサ3を備えたヘミングダイ51であると判定したら、判定モード1(手順A:図4参照)を選択し(SP2)、実行する。
一方、制御部55は、(SP1)において、複数の検出センサ3を備えたヘミングダイ51Aであると判定したら、入力情報J1に含まれるワーク形状及び寸法を参照して得られたワークWの幅LaがピッチPaより大きいか否か、を比較する(SP3)。
(SP3)でNoの場合、ワークWの縁部Waで複数の検出センサ3を同時にONにすることはできないため、(SP2)に移行する。
(SP3)でYesの場合、ワークWの縁部Waで複数の検出センサ3を同時にONにすることができるため、次に説明する判定モード2(図7参照)を選択し(SP4)、実行する。
次に、図7を参照して判定モード2(手順B)について説明する。
まず、制御部55は、入力情報J1に含まれるワークWの幅LaとピッチPaとから、ワークWに対応した数として検出可能センサ数mを取得する(S21)。
検出可能センサ数mは、詳しくは、ワークWの縁部Waで同時に検出させることができる検出センサ3の数であり、1以上の数である。
検出可能センサ数mは、予め対応するワークWの情報に紐付けして入力情報J1に含めておいてもよい。
制御部55は、検出センサ3A〜3Cからの検出情報JsA〜JsCの入来有無を、それぞれ独立して常時監視し、検出センサ3A〜3Cが、それぞれ検出対象物を検出したか否かを判定している(S22)。
制御部55は、(S22)で検出がない(No)の場合は継続して(S22)を実行する。
一方、(S22)で検出有り(Yes)の場合、検出情報Jsが得られた検出センサ3の数である検出数Nを把握し、検出数Nが検出可能センサ数mと一致しているか否かを判定する(S23)。
一致していない(No)場合、制御部55は、ワークWが正しいセット状態にないと判定し、出力部57からアラームを出力し(S24)、作業者FBに対してワークWのセットし直しを促す。
ここで、ワークWのセット状態が正しくない場合は、通常、N<mとなって、一致していない(No)と判定される。
しかしながら、m<Nで(No)と判定された場合は、入力情報J1で示される加工すべきワークWと異なる形状のワークWを作業者がセットしようとしている可能性がある。
そこで、制御部55は、N<mの場合とm<Nの場合とで、出力するアラームの種類などを異ならせて、作業者にアラームに至った理由を把握させるようにしてもよい。
制御部55は、(S23)で、検出数Nと検出可能センサ数mとが一致している(yes)と判定したら、ワークWが正しいセット状態にあるとして、出力部57から、ワークWのセットが完了した旨の案内を出力する(S25)。
制御部55は、ヘミング加工の動作を禁止状態から許容状態に移行し(S26)、ヘミング加工の実行指示が入来したときに、その指示を許容して駆動部53を動作させ、ヘミング加工を実行する。
上述のように、ヘミングダイ51は、検出センサ3により、ワークWの縁部Waが、ガイド部1bに実質的に当接したことを検出する。
これに基づき、制御部55は、ワークWが正しいセット状態にあると判定して、ヘミング加工の実行指示を許容してヘミング加工を実行させる。
そのため、ヘミングダイ51及び曲げ加工装置52によれば、ヘミング加工におけるワークWのセット状態の正否判定を高精度に行うことができる。
また、ヘミングダイ51Aは、ワークWの幅方向に離隔した複数の検出センサ3(3A〜3C)を有し、制御部55は、ワークWのセット状態の正否判定を複数の検出センサ3(3A〜3C)の検出結果に基づいて行うようになっている。
これにより、ヘミングダイ51A及び曲げ加工装置52によれば、幅が広いワークWでも、ヘミング加工におけるワークWのセット状態の正否判定をより高精度に行うことができる。
複数の検出センサ3の左右方向の配置間隔としてのピッチPaは、例えば、100mmとする。これは、一般的に、ヘミング曲げを施すワークWの幅Laが100mmを越えることによる。
すなわち、ピッチPaは、ヘミングダイ51Aでヘミング加工を行うワークWの幅Laの最小値よりも小さいことが望ましい。
これにより、ワークWの縁部Waを、ワークWの幅方向(図5における左右方向)において離隔した少なくとも二ヶ所で検出できる。
そのため、ワークWのセット状態を、より高精度に検出して正しいセット状態にあるか否かを判定できる。
次に、曲げ加工装置52において、ヘミング加工の実行を、作業者FBが、閉フートペダル8の踏みつけで指示するものとした場合の、より具体的な動作例について、図8を参照して説明する。
以下の説明は、ワークWが正しい状態にセットされたかの判定を、判定モード1とした場合とするが、判定モード2とした場合にも同様に適用できる。
曲げ加工装置52は、装着されるヘミングダイが、検出センサ3を有するものか否か、を判定するヘミングダイセンサ5を備えているものとする(図2参照)。
以下、ヘミングダイセンサ5を備えた曲げ加工装置52を、曲げ加工装置521として説明する。
例えば、ヘミングダイセンサ5を光センサとし、利用可能なヘミングダイの内、検出センサ3を有するヘミングダイ51,51Aに、ダイホルダ52aに装着した状態で光センサによって検出可能な被検出部(例えば突起部)を設けておく。
これにより、制御部55は、ヘミングダイセンサ5から出力されたダイ情報Jt(図2参照)に基づいて、ダイホルダ52aに装着されたヘミングダイが、検出センサ3を有するヘミングダイ51,51Aであるか否かを判定できる。
図8の手順では、すでに、ヘミングダイセンサ5によってヘミングダイ51が装着されていることを判定済みとする。
また、上部テーブル52dは、上方の待機位置に上昇済みであるとする。
図8において、制御部55は、作業者FBなどから、入力部54を介してヘミング加工を実行する指示が入来したら、該当するヘミング加工を実行するための加工プログラムPm1を用意する。
具体的には、記憶部56から呼び出す、或いは入力部54を介して作業者FBが作成するなどにより用意する(S31)。
(S31)による加工プログラムPm1の準備が完了したら、制御部55は、出力部57が備える禁止ランプである赤ランプを点灯させる(S31)。
赤ランプの点灯は、曲げ加工装置52が加工動作禁止状態にあることを示す。
作業者は、赤ランプが点灯したことを受け、ワークWをワーク挿入部Vcへ挿入し(S33)、所定のセット位置となるよう縁部Waの、ヘミングダイ51のガイド部1bの前面1b1への突き当てを行う(S34)。
制御部55は、検出センサ3によって検出対象物であるワークW(の縁部Wa)が検出されたか否かを判定する(S35)。
検出された(Yes)の場合、制御部55は、この判定手順が判定モード1であることから、ワークWが正しいセット状態にあると判定し(S36)、セット完了案内を出力する(S37)。
具体的には、セット完了案内は、図8に示されるような禁止ランプ(赤ランプ)を消灯し(ヘミング加工動作禁止の解除案内)、許可ランプである緑ランプを点灯する(ヘミング加工動作許容の案内動作)とされる。
作業者は、緑ランプが点灯状態になったのを確認したら、セットしたワークWをそのまま把持しつつ、足下の閉フートペダル8を踏む(ONにする)(S38)。閉フートペダル8の踏み込みは、ヘミング加工動作の実行指示となる。
緑ランプが点灯状態以外(ヘミング加工動作禁止状態)のときに閉フートペダル8が踏まれてONとされても、制御部55は、その踏み込みによる実行指示を無視する。
制御部55は、閉フートペダル8が踏まれたことを把握したら、緑ランプを点灯点滅としてヘミング加工を開始する(S39)。
制御部55は、ヘミング加工中も、検出センサ3による検出状態を監視し、検出センサ3が検出対象物を検出し続けているか否か、を判定する(S40)。
(S40)で否(No)、すなわち、ヘミング加工中に検出センサ3がワークWを検出しなくなったと判定した場合、制御部55は、ワークWの位置や姿勢がずれて正しいセット状態ではなくなったとして、図9に示される「手順C」を実行する。
手順Cは、図9に示されるように、制御部55は、まずヘミング加工動作を停止する(S51)。
制御部55は、ヘミング加工動作の停止に合わせて、緑ランプを消灯すると共に赤ランプを点灯、曲げ加工装置52を加工動作禁止状態に移行させたことを作業者FBに知らせる(S52)
作業者FBは、ヘミング加工中に赤ランプ点灯を確認したら、閉フートペダル8から足を離す(OFFとする)(S53)。
この動作は、ヘミング加工途中で加工動作が停止して赤ランプが点灯したときに作業者FBが行うべき処置として、予め定められている。
制御部55は、閉フートペダルがOFFになったことを把握したら、駆動部53を動作させて上部テーブル52dを上昇させる(S54)。
制御部55は、上部テーブル52dにかかる加圧力を、加圧力センサ6からの加圧力情報Jp(図2参照)により把握し、上部テーブル52dにかかる加圧力が0(ゼロ)になったか否かを判定する(S55)。(S55)の判定は、ワークWからパンチPが離れたか否かを判定することと同じである。
(S55)において、加圧力が0(ゼロ)になっていない(No)場合、(S54)に戻り上部テーブル52dの上昇を継続する。
加圧力が0(ゼロ)になった(Yes)場合、制御部55は、パンチPがワークWから離れてワークWの移動が可能になったとして、上部テーブル52dの上昇を停止する(S56)。
制御部55による(S56)の実行後、手順は図8におけるD位置(S34)に移行する。
すなわち、パンチPがワークWから離れたことで、作業者FBは、ワークWをワーク挿入部Vcに再度セットする。
(S40)の判定に戻り、(S40)で是(Yes)、すなわち、ヘミング加工中に検出センサ3によりワークWの検出が維持されているときに、制御部55は、加工が終了したか否かも判定する(S41)。
制御部55は、加工の終了を、所定の加圧力が所定時間維持されている、或いは上部テーブル52dの上下方向位置が、設定された下方端位置で所定時間維持されている、などにより把握する。
加工が終了していない(No)の場合、(S41)へ戻る。
加工が終了した(Yes)場合、緑ランプの発光を、点滅から点灯に移行し(S42)、作業者にヘミング加工が終了したことを案内する。
制御部55は、上部テーブル52dを、加工開始前の位置である待機位置まで上昇させる(S43)。
作業者FBは、加工が終了したワークWを取り出し(S44)、ヘミング加工を終了する。
上述のように、ヘミングダイ51,51Aは、検出センサ3によってヘミング加工の途中でのワークWの位置ずれ(前方への飛び出し)を検出できるので、位置ずれが僅かな量でも高精度に検出でき、作業者FBに位置ずれを知らせると共にワークWの再セットを促すことができる。
また、図8に示される手順によれば、ヘミング加工の途中での、ワークWの再セット有無にかかわらず、上部テーブル52dの上昇指示は制御部55が行う。
そのため、作業者FBは、ヘミング加工の作業において、開フートペダル7(図2参照)を踏むことはない。
すなわち、ヘミング加工を、途中の再セットが生じたとしても、閉フートペダル8の踏み込みだけで実行することができる。
これにより、ワークWのセット状態の不具合是正処置である再セット動作を、稼働効率低下を抑制し、作業者の負担を小さく行うことができる。
本発明の実施例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形してよい。
以上の説明において、ヘミングダイ51,51Aによってヘミング加工を行う場合のワークWの正しいセット状態を判定するために、ワークWがガイド部1bの前面1b1に接触したことを検出するものを説明した。
実際には、ワークWが前面1b1からある程度離隔していても、ヘミング加工を良好に行える場合もある。
そこで、ヘミングダイ51,51Aは、変形例として、図10及び図11に示されるような検出センサ31及び検出センサ32を備えたヘミングダイ51B及びヘミングダイ51Cとしてもよい。
図10に示されるヘミングダイ51Bは、ヘミングダイ51の、接触センサとしての検出センサ3の替わりに、接触式の変位センサである検出センサ31を用いている。
検出センサ31は、本体部31aと本体部31aに対して一方向に移動する接触子31bとを有する。
ヘミングダイ51Bは、ガイド部1bの根本に、検出センサ31が、接触子31bの移動方向を前後方向として取りつけられている。
ワークWをガイド部1bに接近させると、ワークWの先端が接触子31bに接触して接触子31bを後方に移動させる。このとき計測されるガイド部1bの前面1b1から接触子31bの先端までの距離Lbが、予め設定されたヘミング加工が良好に実行できる所定の距離以下になった場合に、制御部55は、ヘミング加工を実行するようになっている。
図11に示されるヘミングダイ51Cは、ヘミングダイ51の、接触センサとしての検出センサ3の替わりに、非接触式のレーザ変位計である検出センサ32を用いている。
検出センサ32は、ワークWに向け光LT1を出力する出光部と、ワークWで反射した光LT1の反射光LT2を受ける受光部とを備えている。
ヘミングダイ51Cは、ガイド部1bの根本に、検出センサ32が、出光方向を前方として、検出センサ32の基準位置(この例では前面32a)と、検出センサ32の前方に位置する非測定物と、の間の距離Lcを測定するように取りつけられている。
ワークWをガイド部1bに接近させると、距離Lcが小さくなる。
検出センサ32の基準位置となる前面32aとガイド部1bの前面1b1との間の距離Lc1を、距離Lcから減じて得られる距離Lc2が、予め設定されたヘミング加工が良好に実行できる所定の距離以下になった場合に、制御部55は、ヘミング加工を実行するようになっている。
もちろん、ヘミングダイ51B,51Cは、ワークWがガイド部1bの前面1b1に突き当てられた接触状態にあっても、存在を検出可能である。
ヘミングダイ51B,51C、及び曲げ加工装置52,521によれば、セットするワークWの先端が、ガイド部1bの前面1b1に接触したことのみならず、近接した位置にあることを把握できる。
これにより、ワークWが、突き当て状態でなく、突き当て面に近接した位置にセットされていても良好なヘミング加工が実行できる場合において、高精度にセット状態を検出して、実質的に正しいセット状態にあるか否かの制御部55による判定が可能となる。
検出センサ3,31,32は、ガイド部1bの前面1b1からワークWの縁部Waの先端部を検出する構成に限定されない。
別の変形例として、図12に示されるように、下部加圧プレート1cの上面1c1に配置されてワークWを検出する検出センサ33を備えたヘミングダイ51Dとしてもよい。
すなわち、検出センサ33は、ワーク挿入部Vcに臨み、ワーク挿入部Vcに挿入されたワークWを、上下方向から検出するように配置されている。
図12(a)は、ヘミングダイ51Dの断面図であり、図12(b)は部分上面図である。
検出センサ33は、例えば静電容量型の非接触タイプである。この場合、ヘミング曲げを行う代表的な材質である鉄とアルミニウムとでは、最適な検出条件が異なる。
そこで、図12(b)では、例えば、この鉄とアルミニウムの2種材それぞれに対して最も適した検出センサ33Aと検出センサ33Bとを、前面1b1に沿う左右方向に所定の中心距離Leで離隔配置したセンサ組33Gを構成し、そのセンサ組33Gを、左右方向にピッチPbで配置した例が示されている。
制御部55は、記憶部56に記憶された入力情報J1を参照し、次に加工するワークWの材質を把握する。
ワークWが2種の材質の内の一方であれば、検出センサ33Aからの検出情報に基づいて、ワークWが正しい状態にセットされているかを判断し、ワークWが2種の材質の内の他方であれば、検出センサ33Bからの検出情報に基づいて判断する。
センサ組33Gは、同じ検出センサを用い、検出距離(センサの上下方向位置)を鉄とアルミニウムとに最適化した組としてもよい。
上述した検出センサ3,3A〜3C,31〜33,33A,33Bは、ダイ本体部であるベース1側に備えられているものに限らず、可動部であるリフタ2側に備えられていてもよい。
上述の実施例と各変形例とは、可能な範囲で適宜組み合わせることができる。
1 ベース(ダイ本体部)
1a 上面、 1b ガイド部、 1c 下部加圧プレート
1c1 上面
2 リフタ(可動部)
2a 基部、 2a1 下方延出部、 2a2 上方延出部
2b 上部加圧プレート、 2b1 下面、 2c クランパ
3,3A〜3C,31〜33,33A,33B 検出センサ
3a,3c コード、 3b 接点部、 3b1 接点
3b2 接点接触子、 3s 接触先端部
6 加圧力センサ
7 開フートペダル
8 閉フートペダル
31a 本体部、 31b 接触子
32a 前面
33G センサ組
51,51A〜51D ヘミングダイ
52,521 曲げ加工装置
52a ダイホルダ、 52b 下部テーブル、 52c パンチホルダ
52d 上部テーブル
53 駆動部、 53a 検出器
54 入力部
55 制御部
56 記憶部
57 出力部
D ダイ(下型)
FB 作業者
Js,JsA〜JsC 検出情報、 J1 入力情報、 Jt ダイ情報
Jp 加圧力情報
m 検出可能センサ数
La 幅、 Lb,Lc,Lc1,Lc2 距離
LT1,LT2 光
N 検出数
P パンチ(上型)
Pa ピッチ
Pm1 加工プログラム
Va,Vb 隙間、 Vc ワーク挿入部(隙間)
W ワーク、 Wa 縁部

Claims (9)

  1. ダイ本体部と、
    前記ダイ本体部に対し、一の方向に離接可能な可動部と、を備え、
    前記可動部が前記ダイ本体部に対して離隔した位置にあるときに、前記可動部と前記ダイ本体部との間に、ヘミング加工をするためのワークを挿入させるワーク挿入部が形成され、
    前記ワーク挿入部に挿入されたワークが所定の状態にあることを検出して検出情報を出力する検出センサを備えたことを特徴とするヘミングダイ。
  2. 前記検出センサは、前記ダイ本体部における前記ワーク挿入部の突き当て面に前記ワークを検出するよう配置されていることを特徴とする請求項1記載のヘミングダイ。
  3. 前記検出センサは、前記ダイ本体部において、前記ワーク挿入部に臨み前記一の方向で前記ワークを検出するよう配置されていることを特徴とする請求項1記載のヘミングダイ。
  4. 前記検出センサを、前記ワーク挿入部の突き当て面に沿って複数備えていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のヘミングダイ。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘミングダイが装着されてヘミング加工が可能な曲げ加工装置であって、
    前記検出情報に基づいて、前記ヘミング加工の実行を制御する制御部を備えたことを特徴とする曲げ加工装置。
  6. 請求項4記載のヘミングダイが装着されてヘミング加工が可能な曲げ加工装置であって、
    複数の前記検出センサそれぞれの前記検出情報に基づき、前記ヘミング加工を施す前記ワークに対応した数の前記検出センサが、前記ワークは所定の状態にあると検出したときに、前記ヘミング加工を実行する制御部を備えたことを特徴とする曲げ加工装置。
  7. ヘミングダイが装着された曲げ加工装置でヘミング加工を行うためのヘミング加工方法において、
    前記ヘミングダイに、ヘミング加工を施すワークが正しい状態にセットされているか否かを検出する検出センサを設け、
    前記曲げ加工装置の動作を制御する制御部は、前記検出センサから出力された検出情報に基づいて、前記ヘミング加工の実行を制御することを特徴とするヘミング加工方法。
  8. 前記制御部は、前記検出情報に基づいて、前記ワークが正しい状態にセットされていると判定したときにのみ前記ヘミング加工を実行することを特徴とする請求項7記載のヘミング加工方法。
  9. 前記制御部は、前記ヘミング加工の実行中に、前記検出情報に基づいて前記ワークが正しい位置にセットされていないと判定したら、前記ヘミングダイを加圧している、前記曲げ加工装置の上部テーブルを上昇させることを特徴とする請求項7又は請求項8記載のヘミング加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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