JP2017221365A - 化粧品 - Google Patents

化粧品 Download PDF

Info

Publication number
JP2017221365A
JP2017221365A JP2016118607A JP2016118607A JP2017221365A JP 2017221365 A JP2017221365 A JP 2017221365A JP 2016118607 A JP2016118607 A JP 2016118607A JP 2016118607 A JP2016118607 A JP 2016118607A JP 2017221365 A JP2017221365 A JP 2017221365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cosmetic
base material
cosmetics
transparent
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016118607A
Other languages
English (en)
Inventor
喜輝 鹿又
Yoshiteru Shikamata
喜輝 鹿又
早紀子 齋藤
Sakiko Saito
早紀子 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paper Papylia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paper Papylia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paper Papylia Co Ltd filed Critical Nippon Paper Papylia Co Ltd
Priority to JP2016118607A priority Critical patent/JP2017221365A/ja
Publication of JP2017221365A publication Critical patent/JP2017221365A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Printing Methods (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】
本発明は、本発明は、化粧料のサンプルなどを受け取ったユーザがその化粧料を捨てることなく使用することを促進し、このユーザに対して更にその化粧料をアピールすることができる化粧品を提供することを目的とする。
【解決手段】
不透明基材上に透明基材を積層した化粧料用基材の透明基材上に化粧料が配置された化粧品であって、前記化粧料用基材が透明基材側から視認可能となるように透明基材および/または不透明基材に印刷が施されていることを特徴とする化粧品。
【選択図】 図4

Description

本発明は、不透明な基材上に透明な基材を積層した化粧料用基材の透明基材上にファンデーション、アイシャドー、口紅などの固形化粧料を配置した化粧品に関する。
一つの容器に固形化粧料を配置した化粧品については、従来から多数の提案がなされている。特にプラスチックフィルムのような薄型の容器に化粧料を配置したものは、携帯性に優れた商品として販売されたり、試供品(サンプル品)として店頭で配布されたり、雑誌や郵送カタログなどに挿添されて提供されるようになっている。例えば、特許文献1には、基材シート表面に複数の化粧料を配置した化粧品に関する技術が開示されている。
特開2013−177325号公報
薄型の容器に化粧料を配置した化粧品は、化粧品メーカや販売店のキャンペーンやイベントの際に、サンプルとして店頭で配布されたり、雑誌や郵送カタログなどに挿添されてユーザに提供されおり、化粧料自体の品質をアピールすることに重点が置かれている。このため、これらの化粧品はインパクトが小さく、受け取ったユーザが化粧料を使用することなく捨ててしまったり、使用したユーザに対して更に化粧品をアピールすることができなかった。
そこで、本発明は、化粧料のサンプルなどを受け取ったユーザがその化粧料を捨てることなく使用することを促進し、このユーザに対して更にその化粧料をアピールすることができる化粧品を提供することを目的とする。
本発明は以下の[1]〜[5]を提供する。
[1] 不透明基材上に透明基材を積層した化粧料用基材の透明基材上に化粧料が配置された化粧品であって、前記化粧料用基材が透明基材側から視認可能となるように透明基材および/または不透明基材に印刷が施されていることを特徴とする化粧品。
[2] 前記印刷が、化粧料を配置する透明基材の面以外に施されていることを特徴とする[1]に記載の化粧品。
[3] 前記化粧料が、前記印刷内容の少なくとも一部を透明基材側から視認不可能になるように配置されていることを特徴とする[1]〜[2]のいずれか一項に記載の化粧品。
[4] 前記化粧料上に、カバーフィルムを有していることを特徴とする[1]~[3]のいずれか一項に記載の化粧品。
[5] 前記透明基材の化粧料が配置される領域に、下地処理が施されていることを特徴とする[1]〜[4]のいずれか一項に記載の化粧品。
本発明によれば、化粧料のサンプルなどを受け取ったユーザがその化粧料を捨てることなく使用することを促進し、このユーザに対して更にその化粧料をアピールすることができる化粧品を提供することができる。
具体的には、印刷内容の少なくとも一部が化粧料よって蔽われているため、化粧料の消費前に印刷内容が視認できないが、化粧料の消費に伴い印刷内容が視認できるようになる。そのため、ユーザは化粧料を消費による変化を楽しむことができる。また、印刷内容を商品名やロゴなどにすることにより、商品(化粧品)を強くユーザに印象付けることができ、サンプル配布による大きな宣伝効果が得られる。また、例えば、印刷内容を「当たり」を意味する文字や模様とし、化粧品の外装などにくじ付きであることを記載しておくことで、ユーザが化粧料を使用することなくサンプルを捨てることが大幅に低減することができる。さらに、「当たり」を引いたユーザに販売店やウェブサイトにおける特典を付けることにより、販売店への来訪やウェブサイトの閲覧を大幅に促進することができるため、顧客を獲得する機会を増やすことができる。
本発明の化粧料用基材、及び化粧品を表す図である。 本発明の化粧料用基材、及び化粧品を表す図である。 実施例1の化粧品の、不透明基材に印刷を施した状態を表す斜視図である。 実施例1の化粧料基材に化粧料を配置した状態を表す断面図である。 実施例1の化粧料基材に化粧料を配置した状態を表す斜視図である。 実施例1(化粧品1)の断面図である。 実施例1(化粧品1)の化粧料の一部を消費した状態を表す斜視図(e)である。 実施例2(化粧品2)の、化粧料基材に施した下地処理部分に化粧料を配置した状態を表す斜視図である。 実施例2(化粧品2)を表す断面図である。
本発明の化粧品は、不透明基材上に透明基材を積層した化粧料用基材の透明基材上に化粧料が配置された化粧品であって、前記化粧料用基材が透明基材側から視認可能となるように透明基材および/または不透明基材に印刷が施されていることを特徴としている。 このような化粧料用基材としては、透明基材と不透明基材を貼り合せた基材、複数の透明基材と不透明基材を貼り合せた基材などの構成を例示することができる。
本発明において、化粧料用基材が、透明基材側から視認可能となるように、透明基材および/または不透明基材に印刷が施しておくことが重要である。このような印刷を施すことによって、化粧料の一部または全てを消費した後に、会社や商品のロゴ、新製品の紹介などが現れ、会社や商品の知名度アップ、新商品の宣伝などの効果が期待できる。また、ラッキーカラーやラッキーナンバーなどの占い、景品のくじとしても使用でき、消費者に期待感を抱かせることができ、イベントなどで大きな宣伝効果を上げることができる。
本発明において、印刷(印刷インキ)と化粧料が接触した際に、印刷インキの成分が化粧料中に溶出する可能性があるため、印刷は化粧料を配置した透明基材の面以外に施されていることが好ましい。
具体的な化粧料用基材について、図を参照して詳細に説明する。
図1は、不透明基材(11)の上に印刷(13)を施し、接着剤(15)を介し、透明基材(12)を貼り合せた化粧料用基材を表した図である。なお、化粧料(14)は化粧料用基材の透明基材(13)の側の面に配置される。
図1は、不透明基材(11)の上に印刷(13)を施し、接着剤(15)を介し、透明基材(12)を貼り合せた化粧料用基材を表した図である。なお、化粧料(14)は化粧料用基材の透明基材(13)の側の面に配置される。
図2は、印刷(13)を施した透明基材の印刷した面と、不透明基材(11)を接着剤(15)を介し、貼り合せた化粧料用基材を表した図である。なお、化粧料(14)は化粧料用基材の透明基材(13)の側の面に配置される。
本発明において、不透明基材(11)として、コート紙、板紙、コート板紙などの紙、ラミネート紙、透明基材に不透明性の塗工層あるいは蒸着層を設けたフィルム、着色されたフィルムなどを用いることができ、化粧料用基材全体として、JIS P 8149に従って測定した不透明度が80%以上になるように、これらの基材を単独あるいは複数を組み合わせて使用することが好ましい。
本発明では、化粧料用基材が透明基材(12)を積層した側から視認可能となるように少なくとも透明基材あるいは不透明基材に印刷が施されている。
本発明において、透明基材としては、化粧料用基材に施された印刷が、透明基材を積層した側から視認可能であれば、特に限定されるものではなく、複数の透明フィルムを積層することも可能であるが、サーチユニットを反射型から透過型に変更したデンシトメーター MODEL TC−6MC(有限会社 東京電色)を用いて測定した透明度が75%以上であることが好ましい。具体的な透明基材として、グラシン紙などの紙基材、トリアセチルセルロースフィルム、アクリルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネートフィルムなどを挙げることができる。
本発明において、不透明基材と透明基材が接着する方法は、特に限定されるものではなく、例えば、アクリル系、ウレタン系、酢酸ビニル系、エチレン‐酢酸ビニル系、エポキシ系、シリコーン系、ゴム系等の接着剤を介して接着する方法、エチレン−酢酸ビニル系、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ゴム系、ポリアミド系、アクリル系等の樹脂を用いてヒートシールにより接着する方法を挙げることができる。
本発明において、印刷方式としては特に限定されるものではないが、オフセット印刷、グラビア印刷、スクリーン印刷等、公知の方法を用いることができる。
本発明において、カバーフィルムは化粧料用基材に配置された化粧料が保護されれば特に限定はなく、例えば、グラシン紙などの紙基材、トリアセチルセルロースフィルム、アクリルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネートフィルムなどを挙げることができる。カバーフィルムは、化粧料用基材に配置された化粧料が視認できるように全体または一部が透明であってもよいし、商品名やロゴが印刷されていてもよい。
本発明で透明基材上に配置される化粧料は、例えばファンデーションとすることができる。ファンデーションは主体が粉体であり透明フィルムとの相性にもよるが接着性に劣り、脱落し易い(剥がれ易い)場合がある。このような場合の対処として、透明基材上に接着力を高めるための下地処理を施しておくのが好ましい。下地処理は、化粧料を配置するための領域或いはこれより僅かに大きな領域に施すことができる。下地処理は化粧料の透明基材への接着力を高めるための表面の粗面化処理または接着剤塗布処理とすることができ、この両方の処理を行ってもよい。
透明基材への粗面化処理としては、例えばサンドブラスト加工やエンボス加工が挙げられ、透明容器11の表面粗さは中心線平均粗さ1〜10μm(JIS B0601に記載の方法に準じて測定)であることが望ましい。
また、透明基材に塗布する接着剤は、化粧料を透明容器に塗布する際に化粧料を分散する溶剤により接着性を発現するものが用いられる。接着剤は、化粧料の分散に用いられる溶剤に応じて選択可能であるが、例えば溶剤としてエタノール、イソプロピルアルコールなどの低級アルコールを用いる場合は、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリ酢酸ビニル、エチルセルロース、ポリビニルピロリドンが挙げられる。
化粧料用基材に施された印刷を、透明基材を積層した側から視認することを妨げないように、下地処理した透明基材の透明度は75%以上であることが好ましい。
本発明の化粧料に用いられる粉体は、通常、化粧料に用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状や煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、または多孔質、無孔質等の粒子構造等によって特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等を使用することができる。具体的な粉体としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、ベンガラ、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、カーボンブラック、黒色酸化チタン、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素、二酸化珪素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆合成金雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、二酸化チタン被覆ガラス末、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末等の樹脂積層末のラメ剤、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク粉体、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウムまたはアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体、またはさらにアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等を例示することができる。なお、これらの粉体は、フッ化系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の中の1種または2種以上を用いて表面処理を施していてもよい。
この中でも、発色性のある着色顔料を配合することで、色彩による美しさを演出することができるため好ましい。具体的には、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆合成金雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、二酸化チタン被覆ガラス末等の光輝性粉体、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末等の樹脂積層末のラメ剤、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム、またはアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体、またはさらにアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等を例示することができる。なお、これらの粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の中の1種または2種以上を用いて表面処理を施していてもよい。
化粧料中の粉体の含有量は、特に限定されないが、例えば、油剤を主体とした化粧料では、化粧料中の0.1〜50%が好ましく、さらに1〜30%が好ましい。また、粉体を主体とした化粧料では、化粧料中の50%〜100%が好ましく、さらに70〜90%が好ましい。この範囲であると、化粧料の取れや肌への付着性の面で特に優れた効果を得ることができる。
また、化粧料において粉体が主体となる場合は、タルク、マイカ、セリサイト等を含むことが好ましい。これらの粉体を配合することで、化粧料のパフへの取れや化粧料層の強度の面で特に優れた効果を得ることができる。
本発明に用いられる化粧料は、さらに、油剤、界面活性剤、水性成分、保湿剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、香料、美容成分等の通常化粧料に汎用される成分の配合が可能である。油ゲル化剤、水溶性高分子、トリメチルシロキシケイ酸等の油溶性被膜形成剤、水性成分、パラオキシ安息香酸誘導体、フェノキシエタノール等の防腐剤、ビタミン類、美容成分、香料等の成分を配合することも可能である。
油剤としては、通常、化粧料に用いられる油剤であれば特に限定されない。具体的には、パラフィンワックス、セレシンワックス、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、フィッシャトロプシュワックス、ポリエチレンワックス、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブテン、ポリブテン等の炭化水素類、カルナウバロウ、ミツロウ、ラノリンワックス、キャンデリラ等の天然ロウ類、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリスリットエステル、ホホバ油、セチルイソオクタネート、パルミチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、トリオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル等のエステル類、ステアリン酸、ベヘニン酸等の脂肪酸類、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、モクロウ等の油脂類、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体類、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のアミノ酸誘導体類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、アルコキシ変性オルガノポリシロキサン、高級脂肪酸変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン化合物類、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いることができる。
化粧料中の油剤の含有量は、特に限定されないが、例えば、油剤を主体とした化粧料では、化粧料中の50〜99.9%が好ましく、さらに70〜99%が好ましい。また、粉体を主体とした化粧料では、化粧料中の0〜50%が好ましく、さらに10〜30%が好ましい。この範囲であると、化粧料の取れや肌への付着性の面で特に優れた効果を得ることができる。
また、油剤を主体とした化粧料では、全油剤中の固形油剤、半固形油剤は、1〜50%が好ましく、さらに5〜30%が好ましい。また、全油剤中の液状油剤は、50〜99%が好ましく、さらに70〜95%が好ましい。この範囲であると、化粧料の取れや肌への付着性の面で特に優れた効果を得ることができる。
界面活性剤としては、化粧料に用いられている界面活性剤であれば何れのものでも使用することができ、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。例えば、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、レシチン等が挙げられる。このような界面活性剤を化粧料に配合する配合量は0.001〜10%が好ましく、より好ましくは0.01〜1%である。この範囲であると、外観の発色がよく、この点で特に優れた効果を得ることができる。
水性成分はモイスチャー効果を付与する目的で用いることができ、水及び水に可溶な成分であれば何れでもよく、水の他に、例えば、エチルアルコール等のアルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸等のベンゾフェノン系、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル等のPABA系、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル等のケイ皮酸系、サリチル酸系等、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、メチレンビスベンゾトリアゾルテトラメチルビチルフェノール、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン等の紫外線吸収剤が挙げられ、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等があげられる。美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等が挙げられ、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール等のグリコール類等が挙げられる。
水溶性高分子としては、グアーガム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アラビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然系の物質、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の半合成系の物質、カルボキシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成系の物質を挙げることができる。
(実施例1)
印刷(13)を施した不透明基材(11)(坪量260g/m、不透明度100%である両面コート板紙)の印刷(13)面側に、透明基材(12)(厚さ100μm、2枚のラミネートフィルムのラミネート面同士をラミネーターで貼り合せた際の透明度が92%である、エチレン−酢酸ビニル系ヒートシール剤を塗布したポリエステルフィルム)をロール温度110℃に調整したラミネーターでラミネートして、化粧料用基材(10)とした。
粉体化粧料(茶色のアイカラー)50質量部とイソプロピルアルコール50質量部を混合して調製したスラリーを、スクリーン印刷機を用いて化粧料基材10の印刷13面側に印刷し、60℃の恒温槽で10分間乾燥してイソプロピルアルコールを除去し、化粧料14を形成した。
化粧料14の周縁部に環状に配置した保護枠シート18(スペーサ)を介して、化粧料14を覆うようにカバーフィルム17を配置し、化粧品1を得た。
(実施例2)
粉体化粧料としてベージュ色のファンデーションを用い、透明基材12の化粧料を配置する領域よりも僅かに大きい領域にアクリル系接着剤を10g/m塗布した(下地処理19)以外は、実施例1と同様の方法で化粧品2を得た。
以上で説明した実施例1〜2の化粧品よれば、ユーザは化粧料を消費し始めてから消費し終わるまでの間に化粧料基材に施された印刷を視認できるようになり、化粧料を消費している間の変化によって商品の印象をより強くユーザに与えることができる。
また、実施例2の化粧品によれば、化粧料基材に施された表面処理によって、化粧料基材との接着性に劣る化粧料を用いた場合であっても、脱落する(化粧料基材から剥がれる)ことがない化粧料を得ることができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することができることは言うまでもない。
10 化粧料用基材
11 不透明基材
12 透明基材
13 印刷
14 化粧料
15 接着剤
17 カバーフィルム
18 保護枠シート
19 下地処理

Claims (5)

  1. 不透明基材上に透明基材を積層した化粧料用基材の透明基材上に化粧料が配置された化粧品であって、前記化粧料用基材が透明基材側から視認可能となるように透明基材および/または不透明基材に印刷が施されていることを特徴とする化粧品。
  2. 前記印刷が、化粧料を配置する透明基材の面以外に施されていることを特徴とする請求項1に記載の化粧品。
  3. 前記化粧料が、前記印刷内容の少なくとも一部を透明基材側から視認不可能になるように配置されていることを特徴とする請求項1〜2のいずれか一項に記載の化粧品。
  4. 前記化粧料上に、カバーフィルムを有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧品。
  5. 前記透明基材の化粧料が配置される領域に、下地処理が施されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧品。
JP2016118607A 2016-06-15 2016-06-15 化粧品 Pending JP2017221365A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016118607A JP2017221365A (ja) 2016-06-15 2016-06-15 化粧品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016118607A JP2017221365A (ja) 2016-06-15 2016-06-15 化粧品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017221365A true JP2017221365A (ja) 2017-12-21

Family

ID=60686474

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016118607A Pending JP2017221365A (ja) 2016-06-15 2016-06-15 化粧品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017221365A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021502136A (ja) * 2018-04-10 2021-01-28 エルジー・ケム・リミテッド 化粧品容器用の装飾部材及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021502136A (ja) * 2018-04-10 2021-01-28 エルジー・ケム・リミテッド 化粧品容器用の装飾部材及びその製造方法
JP7160381B2 (ja) 2018-04-10 2022-10-25 エルジー・ケム・リミテッド 化粧品容器用の装飾部材及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101299988B (zh) 个人护理组合物
JP5981912B2 (ja) 化粧料、及び化粧料の製造方法
CN104244910A (zh) 抚平皱纹和皮肤肌理缺陷的方法
JP6859078B2 (ja) スティック状油性固形化粧料
JP2011504120A (ja) マスカラの乾燥塗布のための組成物及び方法
JP5425540B2 (ja) 多色油性固型化粧料
JP2008106003A (ja) スティック状化粧料
JP2005314391A (ja) 口唇化粧料
JP2006282510A (ja) メイクアップ化粧料
JP4903960B2 (ja) 油性化粧料
JP5947065B2 (ja) 油性睫用化粧料
JP2006273806A (ja) 睫用化粧料
JP5770488B2 (ja) 油性スティック状口唇化粧料
JP2017221365A (ja) 化粧品
JP2015024064A (ja) 多色化粧品およびその製造方法
JP4866562B2 (ja) 粉体化粧料
JP2005306856A (ja) 油性化粧料
JP2000344615A (ja) 粉末固型化粧料
JP5213595B2 (ja) 油性睫用化粧料
JP5612420B2 (ja) 油性固形化粧料
JP6320797B2 (ja) 液状口唇化粧料
JP5942584B2 (ja) 多色化粧品およびその製造方法
JP5086594B2 (ja) 睫毛用又は眉毛用化粧料
JP6811713B2 (ja) 化粧品
JP2009173549A (ja) 複合化粉末及びこれを含有するメーキャップ化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190326

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190508