JP2017220758A - 配置案内システム及び配置案内方法 - Google Patents
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Abstract
Description
ただし、こうした教室では受講者が椅子に着座する等して受講者が位置を自由に変えられないことが多く、椅子の配置によっては他の受講者の影となることで指導者の様子が確認しづらかったり、指導者と視線が全く合わなかったりして、指導者とコミュニケーションを十分に取れないことがある。
このように、受講者が着座する椅子の配置が不適切であると、受講者の中に十分に指導者とコミュニケーションを取ることができる人とそうでない人があり、不公平な状況が生じ得る。
図1には、本実施形態に係るコミュニケーションシステム1(配置案内システムの一例)の全体構成を示した。図1に示されるように、コミュニケーションシステム1は、第1装置10及び第2装置20を備え、第1装置10と第2装置20はそれぞれネットワークNに接続し、ネットワークNを介してデータ通信可能となっている。
以下、コミュニケーションシステム1に備えられる上記の各装置のハードウェア構成の一例について説明する。なお、本実施形態においては、第1装置10と第2装置20とのハードウェア構成は同一とするため、以下においては第1装置10のハードウェア構成について説明し、第2装置20のハードウェア構成についての説明は省略する。
本実施形態では、カメラ16は、指導者U1が写った映像を撮影する。また、カメラ26は、複数の受講者U2がそれぞれ写った映像を撮影する。
ここで、本実施形態に係るコミュニケーションシステム1において実行される処理の概要について説明する。
そして、図4に示されるように、コミュニケーション画面70では、表示部25の中央に位置する基準位置25Aに映し出された指導者U1を、各受講者U2が他の受講者U2により視線を遮られないように見ることが可能となっている。
以下においては、上記説明した処理を実行するために、コミュニケーションシステム1に備えられるハードウェアにより実現される機能について説明する。
図7にはコミュニケーションシステム1に備えられる機能を示した。以下に説明する機能は、コミュニケーションシステム1における主要な機能の一部であり、コミュニケーションシステム1が他の機能を更に備えていてもよい。
以下、上記の各部の機能の詳細について説明する。
データ記憶部200は、主に第2装置20の記憶部22により実現される。データ記憶部200は、部屋R2における受講者U2が座る椅子Cの配置を決定するためのデータ(後述する配置情報テーブル201)等の各種データが記憶される。以下、データ記憶部200に記憶されるデータを具体的に説明する。
配置情報テーブル201は、部屋R2において、受講者U2の数に応じた椅子Cの配置を示す配置データを格納したテーブルである。
図8には、配置情報テーブル201の一例を示した。図8に示されるように、配置情報テーブル201には、配置データを識別する配置ID、ユーザ数(受講者U2の数であり、椅子の脚数)、配置可能な最小の領域サイズ(最小領域サイズ)、配置データが関連付けて記憶される。
ここで、配置情報テーブル201に記憶される配置データのうち、部屋R2において椅子を配置する配置領域が最小領域サイズに収まり、且つ受講者U2の数(椅子の数)が一致するレコードを検索することで、配置領域に対応する配置データが決定される。なお、配置データには、部屋R2の座標系における、各椅子の座標位置と、椅子の向きの情報が記憶されることとしてよい。また、配置データは椅子の数、領域のサイズに応じて予め生成しておくこととしてよい。
領域決定部110は、主に第1装置10の制御部11、記憶部12、通信部13及び赤外線センサ19により実現される。領域決定部110は、赤外線センサ19により指導者U1の位置を検出し、カメラ16と、表示部15と、に対する指導者U1の位置に基づいて、表示部15に表示される画面において指導者U1の中心視野に対応する中心視野領域を決定する。領域決定部110による中心視野領域の決定処理については、図9及び図10を参照しながら具体的に説明する。
なお、本実施形態では、処理を簡単とするために、中心視野範囲30Aの外接矩形を中心視野領域30として扱うこととするが、中心視野範囲30Aを中心視野領域30としても構わない。
具体的には、配置領域設定部210は、カメラ26により部屋R2を撮影した撮影画像において、領域決定部110により設定された中心視野領域30に対応する画像領域を決定する。例えば、中心視野データに含まれる表示範囲を撮影画像の全体にマッピングさせることで、中心視野領域30に対応する画像領域が決定される。
次に、配置領域設定部210は、部屋R2の座標系において、上記決定した画像領域に対応する領域を配置領域に設定する。なお、部屋R2の座標系は、赤外線センサ19による計測結果に基づいて生成することとしてよい。
案内部220は、主に第2装置20の制御部21、記憶部22、入力部24及び表示部25により実現される。案内部220は、部屋R2において椅子を配置する配置領域内に、複数の受講者U2がそれぞれ着座する各椅子と表示部25における基準位置25Aとを結ぶ直線がいずれも交わらないように各椅子を配置するための配置情報を案内する。
具体的には、案内部220は、入力部24を介して入力される受講者U2の数と、配置領域設定部210により設定される配置領域とに基づいて、配置情報テーブル201から配置データを選択する。すなわち、案内部220は、配置情報テーブル201に記憶されるレコードのうち、最小領域サイズが配置領域設定部210により設定される配置領域以上であり、且つ受講者U2の数(椅子の数)が一致するレコードを検索し、検索されたレコードに記憶される配置データを取得する。
そして、案内部220は、上記取得した配置データに基づいて、各椅子の配置を案内する案内画面50を表示部25に表示させる。
認識部230は、主に第2装置20の制御部21、記憶部22、カメラ26及び赤外線センサ29により実現される。認識部230は、部屋R2において椅子を運ぶ設営者を認識する。
具体的には、認識部230は、カメラ26により撮影された撮影画像と、赤外線センサ29による測定情報に基づいて人を認識する。更に、認識部230は、人とともに予め定められたサイズ、形状のオブジェクトが移動している場合に、当該人を椅子の設営者として認識する。
具体的には、検出部240は、認識部230により認識された設営者が椅子とともに移動した状態の後に、椅子が移動せずに設営者のみが移動していることが検出された場合に、当該椅子の位置(又は椅子が設営者から離れた時点での設営者の位置)を椅子の配置位置として検出することとしてよい。
また、検出部240は、カメラ26により撮影された撮影画像において椅子のパターン画像を抽出し、抽出したパターン画像の領域に基づいて椅子の配置位置を検出することとしてもよい。
具体的には、照合部250は、上記の配置データに示される椅子の配置位置のうち、検出部240により検出される椅子の位置に最も近い配置位置を選択し、当該選択した配置位置と、上記検出される椅子の位置(及び向き)が一致するか否かを判定する。すなわち、照合部250は、部屋R2において実際に配置された椅子の位置が、上記の配置データに示される正しい位置に配置されたか否かを判定する。
第1撮影部120は、主に第1装置10のカメラ16により実現される。第1撮影部120は、指導者U1がいる部屋R1(第1の場所)を撮影する。
第1送信部130は、主に第1装置10の通信部13により実現される。第1送信部130は、第1撮影部120により撮影された部屋R1の撮影画像(映像)を第2装置20に対して送信する。
第1表示制御部140は、主に第1装置10の制御部11、記憶部12、通信部13及び表示部15により実現される。第1表示制御部140は、第2送信部270により送信された撮影画像を受信し、受信した撮影画像を表示部15に表示する。図3に示すコミュニケーション画面60が第1表示制御部140により表示部15に表示される画面の一例に相当する。
次に、図11乃至図13に基づいて、コミュニケーションシステム1において実行される処理の具体的について説明する。
次に、第2装置20の制御部21は、第1装置10に対して通信の開始を要求する(S202)。
そして、第1装置10の制御部11は、表示部15の表示領域と、上記算出した中心視野領域とを示す中心視野データを生成し(S114)、処理を抜ける。
そして、第2装置20の制御部21は、S205で決定した配置位置を表示部25により椅子の設営者に案内する(S206)。ここで、S206に示す配置案内処理については図13に基づいて説明する。
さらに、第2装置20の制御部21は、設営者により椅子が設置されていない場合には(S213:N)、待機し、設営者により椅子が設置された場合には(S213:Y)、設置された椅子の位置(設置位置)を検出する(S214)。なお、S214の処理は、検出部240により実行されるものである。
同様に、第2装置20の制御部21は、部屋R2を撮影した撮影画像と、部屋R2で集音された音声データとを第1装置10に送信し、第1装置10からは部屋R1を撮影した撮影画像と、部屋R1で集音された音声データとを受信する(S207)。
同様に、第2装置20の制御部21は、受信した撮影画像を表示部25に表示するとともに、受信した音声データをスピーカ28により出力してデータ再生する(S208)。
同様に、第2装置20の制御部21は、第1装置10との通信処理を終了しない場合には(S209:N)、S207に戻り、第1装置10との通信処理を終了する場合には(S209:Y)、終了処理を実行して処理を終える。
以上がコミュニケーションシステム1において実行される処理の一例である。
上記の配置によれば、複数の受講者U2のそれぞれが、視線を遮られることなく指導者U1側の映像を見やすくなる。
すなわち、コミュニケーションシステム1によれば、椅子に着座する複数のユーザのそれぞれが遠隔地の相手とコミュニケーションを取りやすいように椅子を配置しやすくなる。これにより、複数の受講者U2が着座する椅子の配置による受講者U2間の不公平を回避できる。
これにより、指導者U1と複数の受講者U2による一対多の遠隔コミュニケーションを円滑化できる。
また、コミュニケーションシステム1では、案内画面50の表示により、椅子が配置されていない箇所を確認することができる。
また、コミュニケーションシステム1では、設営者が運んだ椅子の配置が適切か否かを確認できる。
これにより、設営者が椅子を適切な位置に配置しやすくなる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、指導者U1と視線が合いやすい位置に、受講者U2が着座する椅子を配置するように配置領域40を設定することとしたが、配置領域40の設定は上記の基準に限られるものではない。
すなわち、指導者U1の中心視野領域30を考慮せずに、部屋R2において、椅子が配置可能な領域を配置領域40として設定してもよい。具体的には、第2装置20の配置領域設定部210は、部屋R2において、カメラ26の撮影範囲にある領域を配置領域40として設定してもよい。なお、上記の場合には、第1装置10が領域決定部110を有していなくともよい。
(1)各椅子の位置は、配置領域設定部210により設定される配置領域内にあること
(2)各椅子の位置は、表示部25の基準位置25Aから放射線状に延びる直線上にあること
(3)各椅子の位置と基準位置25Aとを結ぶ直線はいずれも交わらないこと
本発明の代表的な態様は以下の通りである。
すなわち、上記の配置案内システム及び配置案内方法によれば、椅子に着座する複数のユーザのそれぞれが遠隔地の相手とコミュニケーションを取りやすい椅子の配置を支援できる。これにより、複数の第2ユーザの着座する椅子の配置による第2ユーザ間の不公平を回避することができる。
こうすることで、複数の第2ユーザのそれぞれが視線を遮られることなく第1ユーザ側の映像の主要部分を見られるような椅子の配置を案内できる。
こうすることで、複数の第2ユーザのそれぞれが、視線を遮られることなく、第1ユーザの様子を見られるような椅子の配置を案内できる。
これにより、第1ユーザと複数の第2ユーザによる一対多の遠隔コミュニケーションを円滑化することができる。
こうすることで、椅子を適切な位置に配置しやすくなる。
こうすることで、椅子が適切な位置に配置されているか否かを確認することができる。これにより、椅子を適切な位置に配置しやすくなる。
こうすることで、椅子を配置すべき場所を把握しやすくなる。これにより、椅子を適切な位置に配置しやすくなる。
こうすることで、設営者が運んだ椅子の配置が適切か否かを確認できる。
こうすることで、第1ユーザと視線が合う位置に複数の第2ユーザの椅子を配置するよう案内できる。これにより、第1ユーザと複数の第2ユーザによる一対多の遠隔コミュニケーションを円滑化できる。
D 表示範囲
N ネットワーク
R1 部屋(第1の場所)
R2 部屋(第2の場所)
U1 指導者(第1ユーザ)
U2 受講者(第2ユーザ)
Us 設営者
1 コミュニケーションシステム
10 第1装置
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
14 入力部
15 表示部
16 カメラ
17 マイク
18 スピーカ
19 赤外線センサ
20 第2装置
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 入力部
25 表示部
25A 基準位置
26 カメラ
27 マイク
28 スピーカ
29 赤外線センサ
30 中心視野領域
30A 中心視野範囲
40 配置領域
50 案内画面
51 未配置箇所
52 既配置箇所
53 誤配置箇所
60 コミュニケーション画面
70 コミュニケーション画面
120 第1撮影部
110 領域決定部
130 第1送信部
140 第1表示制御部
200 データ記憶部
201 配置情報テーブル
260 第2撮影部
210 配置領域設定部
220 案内部
280 第2表示制御部
270 第2送信部
230 認識部
240 検出部
250 照合部
Claims (9)
- 第1ユーザがいる第1の場所に設けられた第1装置と、それぞれ椅子に着座する複数の第2ユーザがいる第2の場所に設けられた第2装置との双方向通信により、前記第1ユーザと前記複数の第2ユーザが互いの映像を見ながらコミュニケーションする際の前記椅子の配置を案内する配置案内システムであって、
前記第1装置は、前記第1の場所を撮影した第1撮影画像を前記第2装置に送信する第1送信部を備え、
前記第2装置は、前記第2の場所を撮影した第2撮影画像を前記第1装置に送信する第2送信部を備え、
前記第1装置は、前記第2送信部により送信される前記第2撮影画像を第1表示部に表示させる第1表示制御部を更に備え、
前記第2装置は、
前記第1送信部により送信される前記第1撮影画像を第2表示部に表示させる第2表示制御部と、
前記第2の場所において前記椅子を配置する配置領域内に、前記複数の第2ユーザがそれぞれ着座する各椅子と前記第2表示部における基準位置とを結ぶ直線がいずれも交わらないように前記各椅子を配置するための配置情報を案内する案内部と、を更に備えることを特徴とする配置案内システム。 - 前記基準位置は、前記第2表示部の中央位置である
ことを特徴とする請求項1に記載の配置案内システム。 - 前記基準位置は、前記第2表示部に表示される前記第1撮影画像において前記第1ユーザが映し出される位置である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の配置案内システム。 - 前記案内部は、前記配置情報に基づいて前記第2の場所における前記各椅子の配置位置を示す案内画面を前記第2表示部に表示させる
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の配置案内システム。 - 前記第2装置は、
前記椅子の位置を検出する検出部と、
前記検出部により検出される前記椅子の位置と、前記配置情報に示される前記椅子の配置位置とを照合する照合部と、を更に備え、
前記案内部は、前記照合部による照合結果を前記第2表示部に表示させる
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の配置案内システム。 - 前記案内部は、前記照合部による照合結果に基づいて、前記配置情報に示される前記各椅子の配置位置のうち、既に前記椅子が配置された配置位置と、前記椅子が配置されていない配置位置とを識別可能に前記第2表示部に表示させる
ことを特徴とする請求項5に記載の配置案内システム。 - 前記第2装置は、前記椅子を運ぶ設営者を認識する認識部を更に備え、
前記検出部は、前記設営者により運ばれた後の前記椅子の位置を検出する
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の配置案内システム。 - 前記第1撮影画像を撮影する第1撮影部と、
前記第2撮影画像を撮影する第2撮影部と、
前記第1撮影部と、前記第1表示部と、に対する前記第1ユーザの位置に基づいて、前記第1表示部に表示される前記第2撮影画像において前記第1ユーザの中心視野に対応する中心視野領域を決定する領域決定部と、
前記第2の場所において前記中心視野領域として前記第2撮影部により撮影される領域を前記配置領域に設定する配置領域設定部と、を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の配置案内システム。 - 第1ユーザがいる第1の場所に設けられた第1装置と、それぞれ椅子に着座する複数の第2ユーザがいる第2の場所に設けられた第2装置と、の双方向通信により、前記第1ユーザと前記複数の第2ユーザが互いの映像を見ながらコミュニケーションする際の前記椅子の配置を案内する配置案内方法であって、
前記第1装置が、前記第1の場所を撮影した第1撮影画像を前記第2装置に送信する工程と、
前記第2装置が、前記第2の場所を撮影した第2撮影画像を前記第1装置に送信する工程と、
前記第1装置が、前記送信される前記第2撮影画像を第1表示部に表示させる工程と、
前記第2装置が、前記送信される前記第1撮影画像を第2表示部に表示させる工程と、
前記第2装置が、前記第2の場所において前記椅子を配置する配置領域内に、前記複数の第2ユーザがそれぞれ着座する各椅子と前記第2表示部における基準位置とを結ぶ直線がいずれも交わらないように前記各椅子を配置するための配置情報を案内する工程と、を有することを特徴とする配置案内方法。
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