JP2017220317A - 接地線付き平型ケーブル、及び接地線付き平型ケーブルの製造方法 - Google Patents

接地線付き平型ケーブル、及び接地線付き平型ケーブルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】施工時における接地線分離の作業性の向上を図ることが可能な接地線付き平型ケーブル、及び接地線付き平型ケーブルの製造方法を提供する。【解決手段】導体と前記導体の表面に設けられた絶縁被覆とを有する複数の絶縁電線と、複数の前記絶縁電線の外周を被覆するシース部とを備える平型ケーブルと、接地導体と前記接地導体の表面に設けられた絶縁被覆とを有する接地線と、を備える接地線付き平型ケーブルであって、前記シース部は、その外面に前記接地線を保持するホールド部を備え、前記ホールド部は、前記接地線の外周面の一部に接合される接触面を有しており、前記接触面には、前記平型ケーブルの長手方向に沿って、少なくとも1つのスリットが形成されている接地線付き平型ケーブル。【選択図】図1

Description

本発明は、接地線付き平型ケーブル、及び接地線付き平型ケーブルの製造方法に関する。
特許文献1〜3は、従来の接地線付き平型ケーブルを開示している。特許文献1〜3には、複数の絶縁電線をシースで被覆してなる平型ケーブル(VVF)と、接地線とを備え、シースの外面に接地線を保持するためのホールド部を設けた接地線付き平型ケーブルが開示されている。ホールド部は、円弧状の接触面を有し、接触面が接地線の外周面に所定の密着力で接触することが記載されている。この接地線付き平型ケーブルは、接地線がホールド部によって平型ケーブルのシースに保持された状態で一体化されていることで、施工時における接地線の分離を容易にしている。
特開2010−153325号公報 特開2013−152936号公報 特開2014−112554号公報
接地線付き平型ケーブルにおいて、電気配線上の使い易さの向上が求められており、更なる接地線の分離の作業性の向上が強く望まれている。
特許文献1〜3には、ホールド部が接地線に対して適度な密着力が得られるような形状に形成されていることで、ケーブルの輸送時には接地線がホールド部から容易に剥がれることがなく、施工時には接地線を手で簡単に引き剥がして分離できるようにすることが記載されている。しかしながら、特許文献1〜3に記載の接地線付き平型ケーブルでは、ホールド部の接触面の全面に亘って接地線が密着しており、接地線の外周面に対する接触面の長さが長いなど形状によっては、ホールド部に対する接地線の密着力が過大になる場合がある。そのため、ホールド部から手で簡単に接地線を分離できないことがあり、作業性の点で改善の余地がある。
そこで、施工時における接地線分離の作業性の向上を図ることが可能な接地線付き平型ケーブル、及び接地線付き平型ケーブルの製造方法を提供することを目的の1つとする。
本開示に係る接地線付き平型ケーブルは、
導体と前記導体の表面に設けられた絶縁被覆とを有する複数の絶縁電線と、複数の前記絶縁電線の外周を被覆するシース部とを備える平型ケーブルと、
接地導体と前記接地導体の表面に設けられた絶縁被覆とを有する接地線と、を備える接地線付き平型ケーブルであって、
前記シース部は、その外面に前記接地線を保持するホールド部を備え、
前記ホールド部は、前記接地線の外周面の一部に接合される接触面を有しており、
前記接触面には、前記平型ケーブルの長手方向に沿って、少なくとも1つのスリットが形成されている。
本開示に係る接地線付き平型ケーブルの製造方法は、
導体と前記導体の表面に絶縁被覆とを有する複数の絶縁電線と、複数の前記絶縁電線の外周を一括で被覆するシース部とを備える平型ケーブルと、
接地導体と前記接地導体の表面に絶縁被覆とを有する接地線と、を一体化する接地線付き平型ケーブルの製造方法であって、
複数の前記絶縁電線の外周に前記シース部を形成する押出ダイスと、前記絶縁電線を案内する第1のニップルと、を備える押出機を用い、
複数の前記絶縁電線を前記押出機に供給し、前記絶縁電線の外周に前記シース部を押出被覆すると同時に、前記シース部の外面に前記接地線を接触させる円弧状の接触面を有するホールド部を形成して、平型ケーブルを形成する平型ケーブル形成工程と、
前記押出ダイスで形成した前記シース部が半溶融状態で、前記シース部の外面に前記接地線を縦添えするように案内し、前記ホールド部の前記接触面に前記接地線の外周面を接触させ融着する接地線接合工程と、を備え、
前記平型ケーブル形成工程において、前記ホールド部の前記接触面に、前記平型ケーブルの長手方向に沿った少なくとも1つのスリットを形成する。
上記接地線付き平型ケーブルは、施工時における接地線分離の作業性の向上を図ることが可能である。上記接地線付き平型ケーブルの製造方法は、施工時における接地線分離の作業性の向上を図ることが可能な接地線付き平型ケーブルを製造できる。
実施形態1に係る接地線付き平型ケーブルの構成を示す概略断面図である。 実施形態1に係る接地線付き平型ケーブルの製造方法に用いる押出機のクロスヘッド部分の一例を示す概略正面図である。 実施形態1に係る接地線付き平型ケーブルの製造方法に用いる押出機のクロスヘッド部分の別の一例を示す概略正面図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
(1)本発明の一態様に係る接地線付き平型ケーブルは、
導体と前記導体の表面に設けられた絶縁被覆とを有する複数の絶縁電線と、複数の前記絶縁電線の外周を被覆するシース部とを備える平型ケーブルと、
接地導体と前記接地導体の表面に設けられた絶縁被覆とを有する接地線と、を備える接地線付き平型ケーブルであって、
前記シース部は、その外面に前記接地線を保持するホールド部を備え、
前記ホールド部は、前記接地線の外周面の一部に接合される接触面を有しており、
前記接触面には、前記平型ケーブルの長手方向に沿って、少なくとも1つのスリットが形成されている。
上記接地線付き平型ケーブルは、平型ケーブルのシースの外面にホールド部を備え、ホールド部が接地線の外周面の一部に接合される接触面を有することで、接地線がホールド部に保持され、平型ケーブルと接地線とが一体化されている。そして、ホールド部の接触面にスリットが形成されていることで、ホールド部に対する接地線の密着力を制御することができる。そのため、ケーブルの輸送時に接地線がホールド部から容易に剥がれない密着力を確保しつつ、施工時に接地線をホールド部から容易に分離できる適度な密着力を実現し易い。したがって、上記接地線付き平型ケーブルは、接触面に形成されたスリットによって、ホールド部に対する接地線の密着力を制御して、施工時における接地線分離の作業性の向上を図ることが可能である。スリットは、接触面に複数形成されていてもよい。
(2)上記接地線付き平型ケーブルの一形態として、前記ホールド部に対する前記接地線の密着力が2N以上20N以下であることが挙げられる。
接地線の密着力が2N以上20N以下であることで、ケーブルの輸送時に接地線がホールド部から容易に剥がれることがなく、かつ、施工時に接地線をホールド部から容易に分離できる。
(3)上記接地線付き平型ケーブルの一形態として、前記平型ケーブルの長手方向に直交する断面において、前記接地線の外周面に対する前記接触面の長さが、前記接地線の外周長さの1/12以上6/12以下であることが挙げられる。
接触面の長さが接地線の外周長さの1/12以上であることで、接触面と接地線の外周面との接触面積を確保して、ホールド部と接地線との密着力を十分に確保でき、接地線をホールド部に良好に保持できる。接触面の長さが長いほど、接触面と接地線の外周面との接触面積が増え、接地線を強固に保持できるが、ホールド部と接地線との密着力が過大になる傾向があるため、接触面の長さは、接地線の外周長さの6/12以下であることが好ましい。
(4)上記接地線付き平型ケーブルの一形態として、前記スリットの前記接地線の周方向に沿う方向の幅が50μm以上300μm以下であることが挙げられる。
スリットの幅が50μm以上300μm以下であることで、ホールド部と接地線との密着力を適切に制御できる。
(5)上記接地線付き平型ケーブルの一形態として、前記ホールド部が発泡樹脂で構成されていることが挙げられる。
ホールド部が発泡樹脂で構成されていることで、接触面に気孔が分布するため、ホールド部から接地線を引き剥がし易くなる。
(6)本発明の一態様に係る接地線付き平型ケーブルの製造方法は、
導体と前記導体の表面に絶縁被覆とを有する複数の絶縁電線と、複数の前記絶縁電線の外周を一括で被覆するシース部とを備える平型ケーブルと、
接地導体と前記接地導体の表面に絶縁被覆とを有する接地線と、を一体化する接地線付き平型ケーブルの製造方法であって、
複数の前記絶縁電線の外周に前記シース部を形成する押出ダイスと、前記絶縁電線を案内する第1のニップルと、を備える押出機を用い、
複数の前記絶縁電線を前記押出機に供給し、前記絶縁電線の外周に前記シース部を押出被覆すると同時に、前記シース部の外面に前記接地線を接触させる円弧状の接触面を有するホールド部を形成して、平型ケーブルを形成する平型ケーブル形成工程と、
前記押出ダイスで形成した前記シース部が半溶融状態で、前記シース部の外面に前記接地線を縦添えするように案内し、前記ホールド部の前記接触面に前記接地線の外周面を接触させ融着する接地線接合工程と、を備え、
前記平型ケーブル形成工程において、前記ホールド部の前記接触面に、前記平型ケーブルの長手方向に沿った少なくとも1つのスリットを形成する。
上記接地線付き平型ケーブルの製造方法は、押出機を用いて、複数の絶縁電線の外周にシース部を押出被覆すると同時に、シース部の外面に円弧状の接触面を有するホールド部を形成し、その際に、ホールド部の接触面にスリットを形成する。そして、シース部が半溶融状態で、シース部の外面に接地線を縦添えするように案内し、ホールド部の接触面に接地線の外周面を接触させ融着することで、接触面に接地線の外周面の一部を接合して、平型ケーブルと接地線とを一体化する。上記接地線付き平型ケーブルの製造方法は、ホールド部の接触面にスリットを形成することで、ホールド部に対する接地線の密着力を制御することができる。したがって、上記接地線付き平型ケーブルの製造方法は、接触面にスリットを形成することによって、ホールド部に対する接地線の密着力を制御して、施工時における接地線分離の作業性の向上を図ることが可能な接地線付き平型ケーブルを製造できる。スリットは、接触面に複数形成してもよい。
(7)上記接地線付き平型ケーブルの製造方法の一形態として、前記押出ダイスの内周面に、前記スリットを形成する突起が設けられていることが挙げられる。
押出ダイスの内周面に突起が設けられていることで、押出機によりシース部を押出被覆すると同時に、ホールド部の接触面にスリットを形成することができる。
(8)上記接地線付き平型ケーブルの製造方法の一形態として、前記押出機は、前記接地線を案内する第2のニップルを備え、前記第2のニップルの外周面に、前記スリットを形成する突起が設けられていることが挙げられる。
接地線を案内する第2のニップルの外周面に突起が設けられていることで、押出機によりシース部を押出被覆すると同時に、ホールド部の接触面にスリットを形成すると共に、第2のニップルで接地線を案内して、ホールド部の接触面に接地線の外周面を接触させ融着することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る接地線付き平型ケーブル及び接地線付き平型ケーブルの製造方法の具体例を説明する。図中の同一符号は、同一名称物を示す。
≪実施形態1≫
〔接地線付き平型ケーブル〕
図1を参照して、実施形態1の接地線付き平型ケーブル1について説明する。図1は、接地線付き平型ケーブル1を長手方向と直交する方向に切断した横断面図である。接地線付き平型ケーブル1は、図1に示すように、平型ケーブル10と接地線20とを備える。平型ケーブル10は、複数(本例では2本)の絶縁電線10A,10Bと、複数の絶縁電線10A,10Bの外周を被覆するシース部15とを備える。絶縁電線10A,10Bは、導体12A,12Bと、導体12A,12Bの表面に設けられた絶縁被覆14A,14Bとを有する。接地線20は、接地導体22と、接地導体22の表面に設けられた絶縁被覆24とを有する。接地線付き平型ケーブル1は、シース部15の外面に接地線20を保持するホールド部30を備え、ホールド部30が接地線20の外周面の一部に接合される接触面32を有している。実施形態1の接地線付き平型ケーブル1は、ホールド部30の接触面32に、平型ケーブル10(接地線付き平型ケーブル1)の長手方向に沿って、少なくとも1つのスリット35が形成されていることを特徴の一つとする。以下、接地線付き平型ケーブル1の各構成について詳しく説明する。
・接地線
接地線20は、所謂アース線であって、例えば、600Vビニル絶縁電線(IV)、600Vポリエチレン絶縁電線(IE)などである。接地線20は、接地導体22と絶縁被覆24とを備える。接地導体22は、JIS C 3102に適合又はこれに準じた電気用軟銅線の単線又は撚線であり、所望の直径のものを用いることができる。絶縁被覆24は、ポリ塩化ビニル(PVC)やポリエチレン(PE)などの絶縁性、柔軟性、耐熱性、耐水性を有する樹脂で構成されており、接地導体22の上に押出被覆することで形成されている。絶縁被覆24は、視覚的に識別できるように着色されている(例えば、緑色)。接地線20(絶縁被覆24)の外形形状は円形状である。接地線20は、公知のものを利用できる。
・平型ケーブル
平型ケーブル10は、例えば、600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル(VVF)、600Vポリエチレン絶縁ポリエチレンシースケーブル(EEF)などである。平型ケーブル10は、2本平行に並ぶ絶縁電線10A,10Bと、両絶縁電線10A,10Bの外周を一括で被覆するシース部15とを備え、平型状に形成されている。絶縁電線の本数は3本以上であってもよい。
・・絶縁電線
絶縁電線10A,10Bはそれぞれ、導体12A,12Bと絶縁被覆14A,14Bとを備える。各導体12A,12Bは、上記接地導体22と同様に、電気用軟銅線の単線又は撚線であり、所望の直径のものを用いることができる。各絶縁被覆14A,14Bは、ポリ塩化ビニルやポリエチレンなどの絶縁性、柔軟性、耐熱性、耐水性を有する樹脂で構成されており、各導体12A,12Bの上に押出被覆することで形成されている。各絶縁被覆14A,14Bは、視覚的に識別できるように着色されている(例えば、一方が黒色で、他方が白色など)。各絶縁電線10A,10Bの外形形状は円形状である。各絶縁電線10A,10Bは、公知のものを利用できる。
・・シース部
シース部15は、絶縁電線10A,10Bを平行に配列し、これらの周囲に押出被覆することで形成されている。シース部15は、上記絶縁被覆14A,14Bと同様に、ポリ塩化ビニルやポリエチレンなどの絶縁性、柔軟性、耐熱性、耐水性を有する樹脂で構成されており、例えば灰色になっている。シース部15は、絶縁電線10A,10Bを保護するもので、所定の機械的強度及び電気的絶縁を確保できる厚さを有する。シース部15の外形形状は平型状である。シース部15は、後述するように、樹脂中に気泡を有する発泡樹脂で構成することも可能である。
・・ホールド部
シース部15の外面には、接地線20を保持するホールド部30が設けられている。ホールド部30は、シース部15の外面から外側に突出するように一体に形成されており、接地線20の外周面の一部に接触して接合される円弧状の接触面32を有する。本例では、シース部15における絶縁電線10A,10Bが並ぶ方向(横方向)の一方側(図1の右側)の部位にホールド部30が設けられており、絶縁電線10A,10B及び接地線20が横一列に平行に配列されている。また、接触面32に接地線20の外周面が融着して接合されている。接地線付き平型ケーブル1では、平型ケーブル10のシース部15に形成されたホールド部30の接触面32に接地線20の外周面の一部が接合されることによって、接地線20がホールド部30に保持され、平型ケーブル10と接地線20とが一体化されている。ホールド部30は、平型ケーブル10(接地線付き平型ケーブル1)の全長に亘って設けられている。
ホールド部30に対する接地線20の密着力、換言すれば接触面32と接地線20(絶縁被覆24)の外周面との密着力は、例えば2N以上20N以下であることが挙げられる。ここでは、ケーブルの輸送時に接地線20がホールド部30から容易に剥がれることがなく、かつ、施工時に接地線20をホールド部30から容易に分離できる適度な密着力を2N以上20N以下としている。
・・接触面
平型ケーブル10(接地線付き平型ケーブル1)の横断面において、接地線20の外周面に対する接触面32の長さ(円弧長)は、接地線20に対して適度な密着力が得られるように設定されている。接触面32の長さは、例えば、接地線20の外周長さ(円周長)の1/12以上6/12以下であることが挙げられる。接触面32の長さが接地線20の外周長さの1/12以上であることで、接触面32と接地線20(絶縁被覆24)の外周面との接触面積を確保して、ホールド部30と接地線20との密着力を十分に確保し易い。よって、接地線20をホールド部30に良好に保持できる。接触面32の長さが長いほど、接触面32と接地線20の外周面との接触面積が増え、接地線20を強固に保持できるが、ホールド部30と接地線20との密着力が過大になる傾向がある。そのため、接触面32の長さは接地線20の外周長さの6/12以下であることが好ましい。また、接触面32の長さを接地線20の外周長さの6/12以下とし、ホールド部30から接地線20の外周面を半分以上露出させることで、ホールド部30から接地線20を引き剥がし易くなる。接触面32の長さは、例えば、接地線20の外周長さの4/12以下、更に3/12以下とすることも可能である。
・・スリット
ホールド部30の接触面32には、平型ケーブル10(接地線付き平型ケーブル1)の長手方向に沿って、スリット35が形成されている。本例では、複数(4つ)のスリット35が接触面32の周方向に略等間隔に形成されている。スリット35の接地線20の周方向に沿う方向の幅Wは、例えば50μm以上300μm以下であることが挙げられる。また、スリット35の深さDは、特に限定されないが、例えば50μm以上300μm以下であることが挙げられる。スリットの断面形状も、特に限定されず、例えば半円形状、三角形状、四角形状、U字状など適宜選択できる。スリット35の本数や幅Wは、接地線20に対して適度な密着力が得られるように適宜設定することができる。
〔接地線付き平型ケーブルの製造方法〕
上述した接地線付き平型ケーブル1の製造方法について説明する。まず、接地線付き平型ケーブルの製造に際し、予め絶縁電線10A,10B及び接地線20を製造して用意する。また、接地線付き平型ケーブルの製造には、絶縁電線10A,10Bの外周にシース部15を形成する押出ダイスと、絶縁電線10A,10Bを案内する第1のニップル(「ポイント」とも称す)とを備える押出機を用いる。押出機は、公知のものを利用できる。
接地線付き平型ケーブルの製造方法は、平型ケーブル形成工程と、接地線接合工程とを備える。平型ケーブル形成工程では、絶縁電線10A,10Bを押出機に供給し、絶縁電線10A,10Bの外周にシース部15を押出被覆すると同時に、シース部15の外面に接地線20を接触させる円弧状の接触面32を有するホールド部30を形成して、平型ケーブル10を形成する。接地線接合工程では、押出ダイスで形成したシース部15が半溶融状態で、シース部15の外面に接地線20を縦添えするように案内し、ホールド部30の接触面32に接地線20の外周面を接触させ融着する。そして、シース部15を形成する上記平型ケーブル形成工程において、ホールド部30の接触面32に、平型ケーブル10の長手方向に沿ったスリット35を形成する。
図2を参照して、接地線付き平型ケーブルの製造方法に用いる押出機100の具体的な構成の一例を説明し、図2を参照しつつ、図1に示す接地線付き平型ケーブル1の製造方法の一例を説明する。図2は、押出機100の先端に設けられたクロスヘッド部分の正面図であり、押出機100のクロスヘッド内に押出ダイス110と第1のニップル121とが配置されている。押出ダイス110は、絶縁電線10A,10Bが挿通されるダイス孔が形成されており、ダイス孔は、ホールド部30を含むシース部15の外形に対応する形状を有する。第1のニップル121は、所定の間隔をあけて押出ダイス110の内側に配置され、絶縁電線10A,10Bを案内する位置決め孔が形成されている。位置決め孔は、絶縁電線10A,10Bが横一列に並ぶように形成されており、第1のニップル121により絶縁電線10A,10Bを押出ダイス110内に平行に配列する。第1のニップル121の外周面と押出ダイス110の内周面との間に樹脂の流路が形成され、この流路には、押出機本体から押出ダイス110に形成された供給口(図示せず)通してシース部15を構成する樹脂が供給される。
押出機100は以上の構成を備えており、絶縁電線10A,10Bを押出機100に供給することで、クロスヘッド内の第1のニップル121に絶縁電線10A,10Bが送り込まれ、第1のニップル121により絶縁電線10A,10Bを所定の位置に案内する。そして、押出ダイス110と第1のニップル121との間の流路にシース部15を構成する樹脂が供給され、押出ダイス110により所定の形状にシース部15(ホールド部30を含む)を押出成形する。これにより、絶縁電線10A,10Bの外周にシース部15が押出被覆され、シース部15の外面にホールド部30が一体に形成された平型ケーブル10がクロスヘッドから押出される。
本例では、図2に示すように、押出ダイス110の内周面にスリット35を形成する突起115が設けられている。これにより、シース部15を押出被覆すると同時に、ホールド部30の接触面32にスリット35を形成することができる。突起115は、接触面32に形成するスリット35に対応する位置に設けられている。
そして、クロスヘッドを通過した後、シース部15が半溶融状態で、シース部15の外面に接地線20を縦添えするように案内し、ホールド部30の接触面32に接地線20の外周面を接触させ融着する。これにより、接触面32に接地線20の外周面の一部を接合して、平型ケーブル10と接地線20とを一体化する。
次に、図3を参照して、接地線付き平型ケーブルの製造方法に用いる押出機100の構成の別の一例を説明し、図3を参照しつつ、図1に示す接地線付き平型ケーブル1の製造方法の別の一例を説明する。図3に示す押出機100は、図2を参照して説明した押出機100と基本的な構成は同じであり、以下では、図2に示す押出機100との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本例では、押出機100が、図3に示すように、接地線20を案内する第2のニップル122を備える。図3は、押出機100の先端に設けられたクロスヘッド部分の正面図であり、押出機100のクロスヘッド内に押出ダイス110と第1のニップル121と第2のニップル122とが配置されている。押出ダイス110は、絶縁電線10A,10B及び接地線20が挿通されるようにダイス孔が形成され、押出ダイス110の接地線20が挿通される部分に第2のニップル122が配置されている。この場合、第2のニップル122の外周面の一部はダイス孔に接触しておらず、ダイス孔内に露出しており、第1のニップル121の外周面と、押出ダイス110の内周面及び第2のニップル122の外周面の一部との間に樹脂の流路が形成される。シース部15を形成する際、第2のニップル122の外周面の一部がホールド部30の接触面32を形成することになる。第2のニップル122は、接地線20を案内する位置決め孔が形成されており、シース部15の外面に接地線を縦添えする。
本例では、図3に示すように、第2のニップル122の外周面にスリット35を形成する突起125が設けられている。これにより、シース部15を押出被覆すると同時に、ホールド部30の接触面32にスリット35を形成すると共に、第2のニップル122で接地線20を案内して、ホールド部30の接触面32に接地線20の外周面を接触させ融着することができる。つまり、クロスヘッド内でシース部15を形成すると同時に、スリット35の形成と、接地線20の融着を行うことができ、平型ケーブル形成工程と接地線接合工程とが同時に実行される。
〔効果〕
実施形態1の接地線付き平型ケーブル1は、ホールド部30の接触面32にスリット35が形成されていることで、ホールド部30に対する接地線20の密着力を適切に制御することができる。そのため、ケーブルの輸送時に接地線20がホールド部30から容易に剥がれることがなく、かつ、施工時に接地線20をホールド部30から容易に分離できる適度な密着力を実現できる。したがって、接地線付き平型ケーブル1は、接触面32に形成されたスリット35によって、ホールド部30に対する接地線20の密着力を制御できる。そのため、施工時にホールド部30から接地線20を手で簡単に引き剥すことができるなど、施工時における接地線分離の作業性の向上を図ることが可能である。
≪変形例1≫
上述した実施形態1の接地線付き平型ケーブル1において、ホールド部30が発泡樹脂で構成されている例を説明する。ここでは、実施形態1との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
変形例1では、シース部15を構成する樹脂に発泡樹脂を用いる。発泡樹脂は、ポリ塩化ビニル(PVC)やポリエチレン(PE)などの樹脂に発泡剤を混合し、樹脂を発泡させたものである。発泡樹脂を用いてシース部15を押出被覆することで、シース部15が樹脂中に気泡を有する発泡樹脂で構成され、ホールド部30も発泡樹脂で構成されることになる。気泡は、それぞれ連続せずに独立した独立気泡が好ましい。気泡が独立気泡であることで、所定の機械的強度及び電気的絶縁を確保し易い。
ホールド部30が発泡樹脂で構成されていることで、接触面32に気孔が分布するため、ホールド部30から接地線20を引き剥がし易くなる。これは、接触面32と接地線20の外周面との界面に気泡が存在することにより、ホールド部30から接地線20を引き剥す際に、気泡が起点となって接地線20が剥離し易くなるためと考えられる。ホールド部30を発泡樹脂で構成する場合、発泡樹脂で構成しない場合に比較して、ホールド部30に対する接地線20の密着力が低下する場合がある。その場合、適度な密着力が得られるように、スリット35の本数を減らしたり、幅Wを小さくしてもよい。
シース部15(ホールド部30)における発泡樹脂の気孔率は、例えば5%以上30%以下であることが挙げられる。気孔率は、単位体積中に占める気泡の体積の割合のことであるが、ここでは便宜的に、シース部15(ホールド部30)の横断面において、その断面積に占める気泡の断面積の合計の割合とする。ホールド部30における発泡樹脂の気孔率が5%以上であることで、施工時にホールド部30から接地線20を引き剥がし易くなる。また、シース部15が気孔率5%以上の発泡樹脂で構成されていることで、平型ケーブル10を曲げ易くなる。一方で、発泡樹脂の気孔率が30%以下の場合、シース部15(ホールド部30)の機械的強度を確保し易い。発泡樹脂の気孔率は、例えば、10%以上25%以下、更に15%以上23%以下とすることが可能である。
本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。例えば、平型ケーブルの仕様(絶縁電線の本数やサイズ、シース部の厚さなど)、接地線の仕様(接地線のサイズなど)、ホールド部の形状や接触面の長さ、スリットの本数や形状・サイズ(幅や深さなど)を適宜変更することができる。
本発明の接地線付き平型ケーブルは、低圧屋内電気配線において、接地を必要とする電気機械器具(エアコン、電気温水器、IHクッキングヒーターなど)の電気配線に好適に利用できる。
1 接地線付き平型ケーブル
10 平型ケーブル
10A,10B 絶縁電線
12A,12B 導体
14A,14B 絶縁被覆
15 シース部
20 接地線
22 接地導体
24 絶縁被覆
30 ホールド部
32 接触面
35 スリット
100 押出機
110 押出ダイス
115 突起
121 第1のニップル
122 第2のニップル
125 突起

Claims (8)

  1. 導体と前記導体の表面に設けられた絶縁被覆とを有する複数の絶縁電線と、複数の前記絶縁電線の外周を被覆するシース部とを備える平型ケーブルと、
    接地導体と前記接地導体の表面に設けられた絶縁被覆とを有する接地線と、を備える接地線付き平型ケーブルであって、
    前記シース部は、その外面に前記接地線を保持するホールド部を備え、
    前記ホールド部は、前記接地線の外周面の一部に接合される接触面を有しており、
    前記接触面には、前記平型ケーブルの長手方向に沿って、少なくとも1つのスリットが形成されている接地線付き平型ケーブル。
  2. 前記ホールド部に対する前記接地線の密着力が2N以上20N以下である請求項1に記載の接地線付き平型ケーブル。
  3. 前記平型ケーブルの長手方向に直交する断面において、前記接地線の外周面に対する前記接触面の長さが前記接地線の外周長さの1/12以上6/12以下である請求項1又は請求項2に記載の接地線付き平型ケーブル。
  4. 前記スリットの前記接地線の周方向に沿う方向の幅が50μm以上300μm以下である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の接地線付き平型ケーブル。
  5. 前記ホールド部が発泡樹脂で構成されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の接地線付き平型ケーブル。
  6. 導体と前記導体の表面に絶縁被覆とを有する複数の絶縁電線と、複数の前記絶縁電線の外周を一括で被覆するシース部とを備える平型ケーブルと、
    接地導体と前記接地導体の表面に絶縁被覆とを有する接地線と、を一体化する接地線付き平型ケーブルの製造方法であって、
    複数の前記絶縁電線の外周に前記シース部を形成する押出ダイスと、前記絶縁電線を案内する第1のニップルと、を備える押出機を用い、
    複数の前記絶縁電線を前記押出機に供給し、前記絶縁電線の外周に前記シース部を押出被覆すると同時に、前記シース部の外面に前記接地線を接触させる円弧状の接触面を有するホールド部を形成して、平型ケーブルを形成する平型ケーブル形成工程と、
    前記押出ダイスで形成した前記シース部が半溶融状態で、前記シース部の外面に前記接地線を縦添えするように案内し、前記ホールド部の前記接触面に前記接地線の外周面を接触させ融着する接地線接合工程と、を備え、
    前記平型ケーブル形成工程において、前記ホールド部の前記接触面に、前記平型ケーブルの長手方向に沿った少なくとも1つのスリットを形成する接地線付き平型ケーブルの製造方法。
  7. 前記押出ダイスの内周面に、前記スリットを形成する突起が設けられている請求項6に記載の接地線付き平型ケーブルの製造方法。
  8. 前記押出機は、前記接地線を案内する第2のニップルを備え、
    前記第2のニップルの外周面に、前記スリットを形成する突起が設けられている請求項6に記載の接地線付き平型ケーブルの製造方法。
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