JP2017220288A - 透明導光板及びこれに用いる光反射シート - Google Patents

透明導光板及びこれに用いる光反射シート Download PDF

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Abstract

【課題】出射光量の均一性が十分に高く、光反射突部が視認し難く且つ光反射突部が剥がれ落ち難い導光板を提供する。【解決手段】透明導光板100は、入射光を、裏面に設けられた複数の光反射突部132bの内球面で反射させて、表面から出射させる。この透明導光板100は、透光性の導光基材110と、接着層120と、光反射部材130とを備える。光反射部材130は、PETで形成されたベース層131と、紫外線硬化樹脂で形成された光反射層132とを有する。光反射層132には、型押し加工によって、光反射突部132bが形成されている。紫外線硬化樹脂に型押し加工で光反射突部132bを形成することで、この光反射突部132bを小さく形成できると共に、その径やピッチを高精度に制御することができ、且つ、剥がれ落ち難くできる。また、光反射層132の屈折率をベース層131の屈折率よりも高くすることで、出射光の指向性が高まる。【選択図】図3

Description

この発明は、透明導光板及びこれに用いる光反射シートに関する。この発明の透明導光板は、例えば、透過型ディスプレイ装置の面光源等に適用することができる。
透過型ディスプレイ装置としては、例えば下記特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1の透過型ディスプレイ装置では、バックライトとして、面光源を使用している。
ここで、面光源は、例えば、導光板の側面から入射させた光を、その導光板の厚さ方向に出射させることによって、液晶板等に光を供給する。面光源をバックライトとして使用することにより、蛍光灯やLEDアレイ等を使用する場合と比較して、その透過型ディスプレイ装置を薄型化できる。
面光源としては、例えば、下記特許文献2に開示されたものが知られている。特許文献2では、インクジェット印刷技術を用いて、導光板の背面に、球欠状の光反射突部(引用文献2では光反射ドット)を多数形成している。そして、導光板の側面から入射した光が、導光板内で散乱し、その一部が光反射突部の内側球面に達して反射することにより、導光板の厚さ方向に出射する光を得る(引用文献2の図1等参照)。
国際公開第2014/010585号 特開2015−76124号公報
しかしながら、インクジェット印刷技術を用いて光反射突部を形成する場合、この光反射突部の径やピッチを高精度に制御することが困難である。このため、引用文献2の技術によっては、光量が十分に均一な面光源を歩留まり良く製造することは困難であった。
また、インクジェット印刷技術を使用する場合、光反射突部の径を十分に小さくすることができない。このため、従来の導光板には、これらの光反射突部が視認できてしまうと共に、十分な出射光量を得にくいという欠点があった。
更に、インクジェット印刷技術を使用する場合、光反射突部が導光板から剥がれ落ち易いという欠点があった。特に、表示画面が曲面の透過型ディスプレイ装置を作成するために、その導光板を湾曲させると、一部の光反射突部が導光板から剥がれ落ちてしまって、光量が十分に均一な面光源を得ることができない。更には、光反射突部が剥がれ落ちやすいために、導光板の表面を洗浄することも困難であった。
この発明は、出射光量の均一性が十分に高く、光反射突部が視認し難く、且つ、光反射突部が剥がれ落ち難い導光板を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するため、請求項1の発明に係る透明導光板は、光源から側面に入射された光の少なくとも一部を、裏面に設けられた複数の光反射突部の内球面で反射させて、表面から出射させる透明導光板であって、平板形状を呈する、透光性の導光基材と、型押し加工で前記光反射突部が形成され、該光反射突部の形成面が外側になるように該導光基材の裏面に貼付される、平板形状の光反射部材と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記光反射部材は、前記導光基材の前記裏面側に積層された複数の透光層を備え、該複数の透光層のうちの最外層は、前記光反射突部が形成された光反射層であり、該光反射層は、直接接する前記透光層よりも屈折率が高い、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の構成に加えて、前記複数の透光層は、前記導光基材の裏面に貼付されるポリエチレンテレフタラート層と、紫外線硬化性樹脂を用いて該ポリエチレンテレフタレート層上に直接形成された前記光反射層とを含むことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の構成に加えて、前記導光基材及び前記光反射部材が可撓性を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の構成に加えて、前記光源から側面に入射された光の一部を背面から出射させることを特徴とする。
請求項6の発明に係る光反射シートは、請求項1乃至5のいずれかに記載の光反射部材として使用する。
請求項1の発明によれば、光反射部材に型押し加工で光反射突部を形成することとしたので、光反射突部の径やピッチを高精度に制御することが容易である。
また、型押し加工を使用することにより、光反射突部の径を非常に小さくすることが可能になる。
更に、型押し加工を使用することにより、光反射突部を剥がれ落ち難くすることができる。
請求項2の発明によれば、複数の透光層を積層することで光反射部材を構成するに際して、最外層である光反射層の屈折率を、直接接する透光層の屈折率よりも大きくしたので、透明導光板が被照射面を照射する光量を増大させることができる。
請求項3の発明によれば、光反射部材を、ポリエチレンテレフタラート層及び紫外線硬化性樹脂層の積層としたので、耐久性が高く、加工し易く且つ安価な光反射部材を得ることができる。
請求項4の発明によれば、導光基材及び光反射部材を可撓性とすることで、表示画面が曲面の透過型ディスプレイ装置の透明導光板としての使用が可能になる。
請求項5の発明によれば、光源から側面に入射された光の一部を背面から出射させることにより、表示画面と背景とを重ねて表示するタイプの透過型ディスプレイ装置に、この発明の透明導光板使用できる。
請求項6の発明によれば、この発明に係る透明導光板用の光反射部材を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る透明導光板の構成を概念的に示す断面図である。 上記実施の形態1に係る透明導光板の構成を概念的に示す平面図である。 上記実施の形態1に係る透明導光板の原理を説明するための概念的部分断面図である。 上記実施の形態1に係る透明導光板の製造方法を説明するための概念的平面図である。
以下、この発明の実施の形態1について、図面を参照して説明する。
図1は、この実施の形態1に係る透明導光板の構造を概略的に示す断面図である。
図1に示したように、この透明導光板100は、導光基材110と、接着層120と、光反射部材130とを備える。
導光基材110は、透光性を有する、板状の基材である。この導光基材110としては、平面視が矩形の、平板形状のものが使用される。導光基材110は、剛性を有する板であっても良いし、可撓性を有するシートであっても良い。導光基材110の形成材料としては、例えばアクリルが好適であるが、他の材料を使用してもよい。導光基材110の平面寸法は任意であり、使用する透過型ディスプレイ装置の画面寸法等に応じて定めれば良い。また、導光基材110の厚さも任意であるが、例えば2mm程度である。この実施の形態1では、導光基材110の屈折率n0を、1.49に設定した。
接着層120としては、例えば透明光学粘着フィルム(Optical Clear Adhesive Film:OCA)を使用できる。但し、十分な透光性と接着性能とを有するものであれば、他の種類の接着シートや接着剤等を使用してもよい。この接着層120の厚さは、例えば0.1mmである。この実施の形態1では、接着層120の屈折率n1を、1.4857に設定した。
光反射部材130は、接着層120を用いて、導光基材110の裏面に貼付される。この光反射部材130としては、例えば、平面寸法が導光基材110と略同一の、平板形状のものが使用される。この光反射部材130は、剛性を有する板であっても良いし、可撓性を有するシート(この発明の光反射シートに対応)であっても良い。
光反射部材130は、単層構造であっても良いし、多層構造であっても良い。図1の例では、この光反射部材130を、ベース層131と光反射層132とを積層することで形成した。これらの層131,132は、何れも透光性を有する層である。
ここで、ベース層131の形成材料としては、例えばPET(すなわち、ポリエチレンテレフタラート)を使用できるが、他の材料で形成してもよい。この実施の形態1では、ベース層131の屈折率n2を、1.48に設定した。また、このベース層131の厚さは、例えば0.05mmである。なお、ベース層131が厚くなるほど出射光の色温度が上昇する傾向があるため、このベース層131は、光反射部材130の耐久性等を確保できる範囲内で、なるべく薄くすることが望ましい。
光反射層132としては、例えば紫外線硬化樹脂を使用できるが、他の材料で形成してもよい。この実施の形態1では、光反射層132の屈折率n3を、1.5785に設定した。また、この光反射層132の厚さは、例えば、0.012mmである。
この光反射層132の外側面132a側には、多数の光反射突部132bが形成されている。
光反射突部132bは、望ましくは、球欠状を呈する。このような形状とすることで、これら光反射突部132bの内球面を凹面鏡として作用させて、導光基材110から光反射部材130に挿入された光の一部を反射させ、導光基材110の表面側に導くことができる。
光反射突部132bの寸法は、例えば直径30〜60μm、高さ3〜5μm(望ましくは3.3〜4.67μm)である。
図2の平面図に示したように、これらの光反射突部132bは、光反射層132の外側面132aに、互いに直交するx方向及びy方向(すなわち、光反射部材130の縦横方向)に沿った二次元方向に、所定のピッチで、所定の配置パターンに従って配置される。図2の例では、光反射突部132bを千鳥状に配置したが、通常の行列状でもよい。図2において、縦横方向のピッチAは例えば0.16〜0.24mm、斜め方向のピッチBは例えば0.11〜0.17mmである。また、隣接する3個の光反射突部132bが成す三角形の角度θa,θb,θcは任意であるが、この実施の形態1では、θa=θb=θc=60゜(すなわち正三角形)とした。
次に、この実施の形態1に係る透明導光板100の光学的な原理について、図3の概念的部分断面図を用いて説明する。
図3に示したように、透明導光板100には、その側面から、この透明導光板100の表面及び裏面と平行な方向に、光が入射される。上述のように、この光の光源としては、例えば白色LED(図示せず)等が使用される。
透明導光板100に入射された光は、その一部が、この導光基材110と接着層120との境界面301に達する。そして、この境界面301で、一部の光は反射し、残りの光は屈折して接着層120に入射される。
接着層120に入射された光は、この接着層120とベース層131との境界面302に達する。そして、この境界面302で、一部の光は反射し、残りの光は屈折してベース層131に入射される。
更に、ベース層131に入射された光は、このベース層131と光反射層132の境界面303に達する。そして、この境界面303で、一部の光は反射し、残りの光は屈折して光反射層132に入射される。
そして、光反射層132に入射された光の一部は、光反射突部132bに達して、この光反射突部132bで反射する。
光反射突部132bで反射した光は、境界面303に達して、その一部は反射し、残りは屈折してベース層131に入射される。
ベース層131に入射された光は、境界面302に達して、その一部は反射し、残りは屈折して接着層120に入射される。
更に、接着層120に入射された光は、境界面301に達して、その一部は反射し、残りは屈折して導光基材110に入射される。
そして、導光基材110に入射された光の一部が、この導光基材110の表面(図3の下側面)から出射する。
ここで、周知のように、光が物質A(屈折率をnaとする)から物質B(屈折率をnbとする)に達した場合、その境界面における反射率Rは、下式(1)で与えられる(垂直入射の場合)。
R=(na−nb)/(na+nb) ・・・(1)
この式(1)が示すように、物質A,Bの屈折率na,nbの差が小さいほど、反射率Rが小さくなり、したがって物質Aから物質Bへ達した光の透過率が多くなる。
この実施の形態1では、上述のように、導光基材110の屈折率n0は1.49、接着層120の屈折率n1は1.4857、ベース層131の屈折率n2は1.48、光反射層132の屈折率n3は1.5785である。
すなわち、この実施の形態1では、導光基材110の屈折率n0と接着層120の屈折率n1との差(0.0043)及び接着層120の屈折率n1とベース層131の屈折率n2との差(0.0057)が小さいため、これら各部110,120,131の境界面301,302では、光の透過率が高い。従って、導光基材110の側面から入射された光の多くは、ベース層131へ達する。
一方、光反射層132の屈折率n3とベース層131の屈折率n2との差(n3−n2=0.0985は大きい。このため、ベース層131側から境界面303に達した光の透過率は、境界面301,302の場合よりも小さくなる(従って、反射率は、境界面301,302の場合よりも大きくなる)。
その反面、n3>n2であるため、ベース層131側から境界面303へ達した光の全反射は起こらない。
従って、十分な光量の光を、ベース層131から光反射層132内へ導くことができる。
ここで、周知のように、境界面303に達した時の入射角θ1が大きいほど、光の反射率が高くなる。このため、光反射層132には、入射角θ1が小さい光(すなわち、透明導光板100の厚さ方向に対する角度が小さい光)が、多く入射されることになる。
光反射層132へ入射された光の一部は、上述のように、光反射突部132bで反射する。上述のように、光反射層132の屈折率n3は1.5785であり、この光反射層132の外部(通常は空気)の屈折率と比べて十分に大きいので、光反射突部132bで反射する光の光量は十分に大きい(上述の式(1)参照)。
そして、光反射層132内で反射した光は、再び、境界面303へ達する。上述のように、境界面303に達した時の入射角が大きいほど、光の反射率が高い。更に、この光は、屈折率の高い媒体(光反射層132)から低い媒体(ベース層131)へ入射する光であるため、入射角θ2が所定値より大きい光に対しては、全反射が起こる。このため、ベース層131には、入射角θ2が小さい光(すなわち、透明導光板100の厚さ方向に対する角度が小さい光)が、多く入射されることになる。
なお、このとき境界面303で反射した光の一部は、光反射層132内で散乱し、この境界面303への入射角θ2が小さい光となって、ベース層131に入射されることになる。
ベース層131に入射された光の一部は、上述のように、接着層120及び導光基材110を透過して、この導光基材110の表面(図3の下側面)から出射する。上述のように、ベース層131と接着層120との屈折率の差(n2−n1)や、接着層120と導光基材110との屈折率の差(n0−n1)は小さいので、これらの透過率は十分に大きい。
このように、この実施の形態1では、光反射部材130を、上の層(すなわち光反射層132)の方が屈折率が高くなるように構成したので、透明導光板100の厚さ方向に対する角度が小さい光を多く取り出せるようになり、これにより出射光の指向性を高めることができるので、被照射面(例えば、透過型ディスプレイ装置の液晶パネル)の照射光量を増大させることができる。
次に、この実施の形態1に係る透明導光板100の製造方法について説明する。
最初に、以下のようにして、シート状の光反射部材130を作製する。
まず、ベース層131(例えばPET)の裏面に、液体状態の紫外線硬化性樹脂を塗布する。
次に、この紫外線硬化性樹脂に、型押し加工で、光反射突部132bを形成する。型押し加工の方式は限定されず、この紫外線硬化性樹脂に平板状の型を押し付ける直押し転写方式でもよいが、大面積の光反射部材130を作製するためには、回転ローラ型の型を用いたローラ転写方式を用いることが望ましい。
続いて、紫外線を照射することにより、この紫外線硬化性樹脂を硬化させる。
その後、この光反射部材130を、所望のサイズに寸断する。光反射部材130のサイズは、被照射面(例えば、透過型ディスプレイ装置の液晶パネル)のサイズに基づいて決定される。
以上により、シート状の光反射部材130が完成する。
次に、以下のようにして、この光反射部材130を、導光基材110に貼付する工程を行う。
まず、導光基材110の裏面に、接着層120を形成する。上述のように、この接着層120の形成方法は、透明光学粘着フィルム(OCA)を貼付する方法であっても良いし、液体の接着剤等を導光基材110の裏面に塗布する方法であっても良い。
その後、この接着層120の裏面に、シート状の光反射部材130を貼付する。このとき、図4の概念的平面図に示したように、この光反射部材130を、導光基材110に対して、傾斜させて貼付してもよい。
例えば、この光反射部材130を、光反射突部132bの縦横の配列方向と導光基材110の縦横の側面とが平行になるように貼付すると、光反射突部132bのピッチや配置パターンによっては、透明導光板100の出射光に縞状の輝度ムラが発生して、被照射面(例えば、透過型ディスプレイ装置の液晶パネル)の画質を劣化させる原因になる場合がある。
これに対して、本願発明者等の検討によれば、光反射部材130を、透明導光板100に対して傾斜させて貼付することで、光反射突部132bの配列方向が、光の入射方向や液晶パネルの液晶素子の配列方向に対して傾斜した状態になり、これによって、このような画質劣化を抑制・防止することが可能になる。
傾斜角度は、光反射突部132bのピッチや配列パターン等によって異なるが、例えば3〜5゜程度である。
なお、光反射部材130を傾斜させて貼付するのでは無く、この光反射部材130の縦横側面に対して傾斜するように、光反射突部132bを形成することにしてもよい。
以上説明したように、この実施の形態1によれば、光反射部材130に型押し加工で光反射突部132bを形成することとしたので、光反射突部132bの径やピッチを高精度に制御することが容易になる。
また、型押し加工を使用することにより、光反射突部132bの径を非常に小さくすることが可能になる。
更に、型押し加工を使用することにより、光反射突部132bを剥がれ落ち難くすることができる。
加えて、ベース層131及び光反射層132を積層することで光反射部材130を構成すると共に、ベース層131の屈折率よりも光反射層132の屈折率のを大きくしたので、透明導光板100が被照射面を照射する光量を増大させることができる。
この実施の形態1によれば、ベース層131をPETで形成すると共に光反射層132を紫外線硬化性樹脂で形成したので、耐久性が高く、加工し易く且つ安価な光反射部材を得ることができる。
この実施の形態1によれば、導光基材110及び光反射部材130を可撓性とすることで、表示画面が曲面の透過型ディスプレイ装置の透明導光板としての使用が可能になる。
なお、この実施の形態1では、この発明に係る透明導光板100を液晶ディスプレイ等に利用する場合を例にとって説明したが、入射光の一部を背面から出射させることにより、表示画面と背景とを重ねて表示するタイプの透過型ディスプレイ装置に使用することも可能である。この場合は、光反射部材130を透過して裏面側の対象物で反射した光が、光反射部材130、接着層120及び導光基材110を透過することを利用する。
100 透明導光板
110 導光基材
120 接着層
130 光反射部材
131 ベース層
132 光反射層
132a 外側面
132b 光反射突部
301〜303 境界面

Claims (6)

  1. 光源から側面に入射された光の少なくとも一部を、裏面に設けられた複数の光反射突部の内球面で反射させて、表面から出射させる透明導光板であって、
    平板形状を呈する、透光性の導光基材と、
    型押し加工で前記光反射突部が形成され、該光反射突部の形成面が外側になるように該導光基材の裏面に貼付される、平板形状の光反射部材と、
    を備えることを特徴とする透明導光板。
  2. 前記光反射部材は、前記導光基材の前記裏面側に積層された複数の透光層を備え、
    該複数の透光層のうちの最外層は、前記光反射突部が形成された光反射層であり、
    該光反射層は、直接接する前記透光層よりも屈折率が高い、
    ことを特徴とする請求項1に記載の透明導光板。
  3. 前記複数の透光層は、前記導光基材の裏面に貼付されるポリエチレンテレフタラート層と、紫外線硬化性樹脂を用いて該ポリエチレンテレフタレート層上に直接形成された前記光反射層とを含むことを特徴とする請求項2に記載の透明導光板。
  4. 前記導光基材及び前記光反射部材が可撓性を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の透明導光板。
  5. 前記光源から側面に入射された光の一部を背面から出射させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の透明導光板。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の光反射部材として使用する光反射シート。
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