JP2017219812A - 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2017219812A
JP2017219812A JP2016116455A JP2016116455A JP2017219812A JP 2017219812 A JP2017219812 A JP 2017219812A JP 2016116455 A JP2016116455 A JP 2016116455A JP 2016116455 A JP2016116455 A JP 2016116455A JP 2017219812 A JP2017219812 A JP 2017219812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus detection
correction value
setting
imaging apparatus
difference
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016116455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017219812A5 (ja
Inventor
広 阿部
Hiroshi Abe
広 阿部
卓弥 泉
Takuya Izumi
卓弥 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016116455A priority Critical patent/JP2017219812A/ja
Priority to US15/614,753 priority patent/US10277799B2/en
Publication of JP2017219812A publication Critical patent/JP2017219812A/ja
Publication of JP2017219812A5 publication Critical patent/JP2017219812A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/672Focus control based on electronic image sensor signals based on the phase difference signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/62Control of parameters via user interfaces
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • H04N23/631Graphical user interfaces [GUI] specially adapted for controlling image capture or setting capture parameters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

【課題】ユーザーが誤差の大きいAF補正値を使用し続けることによる、焦点検出精度の低下を防止する。【解決手段】 撮影レンズによって形成された被写体像を撮像する撮像素子と、撮像素子で生成される一対の像信号に基づいて焦点検出を行う第1の焦点検出部と、被写体像を、二次結像光学系により一対の像として焦点検出素子上に再結像させ、焦点検出素子によって生成される一対の像信号に基づいて焦点検出を行う第2の焦点検出部と、第2の焦点検出部による焦点検出結果の補正に用いるAF補正値を設定する設定部と、第1の焦点検出部による焦点検出結果と第2の焦点検出部による焦点検出結果の差分に基づいて、設定部により設定されたAF補正値の精度を判定する判定部とを備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、撮像装置における焦点検出の誤差を補正する技術に関するものである。
レンズ交換式の一眼レフカメラには、交換レンズ内の撮影光学系を通った光によって形成された一対の像信号の位相差から撮影光学系の焦点状態(デフォーカス量)を検出する位相差検出方式による焦点検出システムが搭載されていることが多い。このような位相差検出方式では、撮影時の環境の影響や、一眼レフカメラ及び交換レンズの製造誤差の影響により、合焦位置を正確に検出できない場合がある。このような問題を解決するために、特許文献1は、使用者が自動焦点調節機能(AF)の調整値を任意に微調節できるようにした機能(AFマイクロアジャストメント機能)を有する撮像装置を開示している。
特開2005−227639号公報
しかしながら、AFマイクロアジャストメント機能では、ユーザーが微調節した結果が正しいかどうかを確認するために、撮影と確認の作業を繰り返す必要があるという問題があった。また、一度AFマイクロアジャストメント機能でピントの微調整を行ったとしても、環境が変わることにより、必要な調整値が変わってしまう場合もあった。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザーが誤差の大きいAF補正値を使用し続けることによる、焦点検出精度の低下を防止することである。
本発明に係わる撮像装置は、撮影レンズによって形成された被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子で生成される一対の像信号に基づいて焦点検出を行う第1の焦点検出手段と、前記被写体像を、二次結像光学系により一対の像として焦点検出素子上に再結像させ、該焦点検出素子によって生成される一対の像信号に基づいて焦点検出を行う第2の焦点検出手段と、前記第2の焦点検出手段による焦点検出結果の補正に用いるAF補正値を設定する設定手段と、前記第1の焦点検出手段による焦点検出結果と前記第2の焦点検出手段による焦点検出結果の差分に基づいて、前記設定手段により設定されたAF補正値の精度を判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーが誤差の大きいAF補正値を使用し続けることによる、焦点検出精度の低下を防止することが可能となる。
本発明の一実施形態における撮像装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の一実施形態におけるAF補正値の設定から精度チェックまでの処理を示すフローチャート。 本発明の一実施形態におけるレベル入力調整で用いるAF補正値設定画面の一例を示す図。 本発明の一実施形態における蓄積されたデータベースを示す図。 本発明の一実施形態における学習調整で用いるAF補正値計算実行画面の一例を示す図。 本発明の一実施形態におけるAF補正値計算結果表示画面の一例を示す図。 本発明の一実施形態におけるデータ蓄積モードの処理を示すフローチャート。 本発明の一実施形態における精度チェックの処理を示すフローチャート。 本発明の一実施形態における環境変化の判定処理を示すフローチャート。 本発明の一実施形態における警告条件変更画面の一例を示す図。 本発明の一実施形態におけるAF補正値設定の処理を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ただし、本実施形態において例示される構成部品の寸法、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明がそれらの例示に限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係わる撮像装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、撮像装置200には、撮影レンズ100が不図示のマウント部のレンズ装着機構を介して着脱可能に取り付けられる。マウント部には、電気接点ユニット104が設けられている。撮像装置200は、電気接点ユニット104を介して撮影レンズ100と通信を行い、撮影レンズ100内のフォーカスレンズ101を制御する。なお、図1では、撮影レンズ100内のレンズとしてフォーカスレンズ101のみを示しているが、通常はこの他に変倍レンズや固定レンズ等の複数のレンズが設けられている。
被写体からの光束は、撮影レンズ100内の撮影光学系(フォーカスレンズ101を含む)を介して、撮像装置200内のメインミラー201に導かれる。メインミラー201は、撮影光路内に光軸に対して斜めに配置され、被写体からの光束を上方のファインダ光学系に導く第1の位置(図示した位置)と、撮影光路外に退避する第2の位置とに移動が可能である。また、メインミラー201の中央部はハーフミラーになっており、メインミラー201が第1の位置にミラーダウンしているときには、被写体からの光束の一部がハーフミラー部を透過する。そして、この透過した光束は、メインミラー201の背面側に設けられたサブミラー202で反射され、焦点検出部207に導かれる。
焦点検出部207は二次結像光学系(再結像光学系)と焦点検出素子を備えて構成されており、焦点検出素子上の各ラインセンサーで受光された光束が光電変換されて、一対の像信号が生成される。位相差検出方式においては、一対の像信号の相対的なずれ量に基づいて、デフォーカス量が検出される。焦点検出部207が生成した一対の像信号を用いた焦点検出が二次結像位相差AF(オートフォーカス)である。
一方、メインミラー201で反射された光束は、撮像素子209と光学的に共役な位置に配置されたピント板203上に結像される。ピント板203により拡散されてこれを透過した光(被写体像)は、ペンタダハプリズム204によって正立像に変換される。正立像は、接眼レンズ205によって拡大され、ユーザーはこれを観察することができる。また、ピント板203上には透過型液晶215が配置されており、シャッタースピート、絞り値、ISO感度、ユーザーへの警告などの撮影に関する諸情報を表示する。表示内容は被写体像とともにユーザーが観察することができる。光源検知センサ217は、ユーザーが観察する角度とは異なる角度からピント板203で拡散された被写体光を受光する。光源検知センサ217は、RGB各色のカラーフィルターを有した画素から構成されており、光電変換によってRGBそれぞれのフィルターを有する画素が受光する光を電気信号に変換する。この電気信号を基に被写体の色を数値化した色比CRをカメラ制御部211が算出することで被写体の色及び光源を判定する。被写体の色や光源が変化すると、撮影レンズ100の色収差の影響により、焦点検出部207はあたかも焦点が変動したかの様に合焦状態を検出してしまうため、焦点検出誤差が生じる。色比CRは、撮影レンズ100の色収差に起因して発生する焦点検出部207の焦点検出誤差と比例関係となるような式によって算出される。
また、メインミラー201が第2の位置にミラーアップした際には、サブミラー202もメインミラー201と共に折り畳まれて撮影光路外に退避する。これにより、撮影レンズ100の光学系を通過した光束は、メカシャッタであるフォーカルプレーンシャッタ209を通過し、撮像素子210に至る。フォーカルプレーンシャッタ209は、撮像素子210に入射する光量を制限する。撮像素子210は、画像生成用画素と焦点検出用画素を備えて構成され、撮影レンズ100により結像された被写体像を光電変換する。画像生成用画素は、被写体像を光電変換して撮影画像を生成するための電気信号を出力する。焦点検出用画素では、配線層の開口部がマイクロレンズの中心線に対して一方向に偏っている。水平方向(左右方向)に視差を有する像信号を取得する構成の場合、開口部が左側に偏った焦点検出用画素(A像用)と右側に偏った焦点検出用画素(B像用)が設けられる。このような構成により、視差を有する一対の像信号が生成される。撮像素子210はCCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子を用いて構成される。撮像素子210が生成した一対の像信号を用いた焦点検出が撮像面位相差AF(オートフォーカス)である。なお、撮像面位相差AFが可能な撮像素子210の構成は、上述のように焦点検出用画素を設けるものに限定されない。例えば、各画素において1つのマイクロレンズに対応して複数の光電変換部を備える構成により、一対の視差を有する像信号を取得するようにしてもよい。
カメラ制御部211は、撮像装置200における各種演算や各種動作の制御を行うコントローラであり、後述するAF補正値を自動で算出して設定する機能を有する。カメラ制御部211は、CPUやMPU等を用いて構成され、後述する各回路等の動作を制御する。カメラ制御部211は、電気接点ユニット104を介して、撮影レンズ100内のレンズ制御部103と通信を行う。カメラ制御部211は、焦点検出部207が生成した一対の像信号や、撮像素子210が生成した一対の像信号に基づいてデフォーカス量の検出を行う。レンズ制御部103は、カメラ制御部211からの制御信号に応じて、フォーカスレンズ101を光軸方向に駆動して焦点調節を行うレンズ駆動機構102を制御する。レンズ駆動機構102は、ステッピングモータを駆動源として有する。
また、カメラ制御部211には、EEPROM212が接続されている。EEPROM212には、撮像装置200を制御する上で調整が必要なパラメータや、撮像装置200の個体識別を行うためのカメラID(識別)情報や、基準レンズを用いて予め調整された、撮影に関するパラメータの工場調整値等が記憶されている。また、EEPROM212には、後述する温度計208が検出した温度と、光源検知センサ217が検知した撮影時の色比CRも記憶されている。さらには、カメラ制御部211に内蔵される時計が計測した撮影時刻と、過去複数回に渡る撮影で取得した撮像面位相差AFと二次結像位相差AFの複数の焦点検出結果も記憶されている。
さらに、カメラ制御部211には、焦点検出時の温度を計測可能な温度計208と、ユーザーによる撮像装置200への操作を検出する操作検出部213と、カメラの状態をユーザーに通知可能なLED216が接続されている。操作検出部213は、不図示のレリーズボタンや、選択ボタンなどの操作を検出する。
表示部214は、撮像素子210により撮像された画像データを表示したり、ユーザーが設定する項目を表示したりするための表示装置であり、一般にはカラーの液晶表示素子により構成される。
一方、撮影レンズ100のレンズ制御部103には、撮影レンズ100の焦点距離や開放絞り値等の性能情報、および撮影レンズ100を識別するための固有の情報であるレンズID(識別)情報を記憶するメモリが内蔵されている。このメモリは、カメラ制御部211から通信により受け取った情報も記憶する。なお、撮影レンズ100の性能情報及びレンズID情報は、撮像装置200への撮影レンズ100の装着時における初期通信によりカメラ制御部211に送信され、カメラ制御部211はこれらをEEPROM212に記憶させる。
図2は、本実施形態におけるAF補正値(調整値)の設定からAFの精度チェックまでの処理を示すフローチャートである。本実施形態におけるAFマイクロアジャストメントは、ユーザーが任意のAF補正値を手動で入力するレベル入力調整と、蓄積したデータに基づいてカメラがAF補正値を自動で算出する学習調整の2つの調整方法でAF補正値を変更可能とする。AFの精度チェックとは、AF補正値の設定後の二次結像位相差AFの焦点検出精度をチェックする機能である。なお、AFマイクロアジャストメントにより登録されたAF補正値は、実際の撮影(記録用画像の撮影)の際に二次結像位相差AFの補正に用いられる。すなわち、実際の撮影でAF補正値を用いて補正を行うためには、AFマイクロアジャストメントにより予めAF補正値を登録しておく必要がある。
まず、ステップS1では、AF補正値をレベル入力調整で決定するか否かの選択を行う。ユーザーがレベル入力調整を選択すればステップS2へ進み、学習調整を選択すればステップS12へ進む。
ステップS2において、カメラ制御部211は、レベル入力調整を行うためのAF補正値設定画面を表示部214に表示するよう制御する。図3は、AF補正値設定画面の一例を示す図である。レベル入力調整は、ユーザーが直接AF補正値を設定する機能である。ユーザーは、撮影した画像をもとに、焦点検出部207による焦点検出結果に基づく合焦位置から、所望の合焦位置までのピントのずれ量とその方向を判断してAF補正値を設定する。図3に示すように、本実施形態におけるレベル入力調整では、ユーザーがAF補正値を±20目盛の範囲で1目盛刻みで任意に設定することが可能であり、設定されたAF補正値に従って、デフォーカス量に基づく合焦位置がシフトされる。AF補正値の1目盛あたりのピント変化量は、本実施形態では(1/16)×Fδ(F:撮影レンズの開放F値、δ:許容錯乱円径)とするが、これに限られるものではなく、撮影レンズ100や撮像装置200の性能に応じて適宜変更することができる。
図3において、「0」は撮像装置200の工場出荷時に設定された基準位置である。図3に示すAF補正値設定画面において、黒塗り三角表示はEEPROM212に格納されているAF補正値を表している。ユーザーが黒塗り三角表示を目盛に沿って移動するように操作することで、AF補正値を変更することができる。なお、本実施形態では、AF補正値を例えば+1のように目盛単位で記憶することとするが、デフォーカス量の単位で記憶してもよい。AF補正値設定画面が表示されるとステップS3へ進む。
ステップS3では、カメラ制御部211は、ユーザーによりAF補正値設定画面を用いてAF補正値を変更する操作が行われたか否かの判定を行う。AF補正値を更新する操作が行われた場合はステップS4へ進み、AF補正値を更新する操作が行われていなければステップS5へ進む。
ステップS4では、カメラ制御部211は、ユーザーの操作に応じて、AF補正値設定画面の表示を更新するように制御する。ここでは、図3に示すAF補正値設定画面において、ユーザーの操作に応じた位置に黒塗り三角表示の位置が移動される。
ステップS5では、カメラ制御部211は、ユーザーがAF補正値を決定したか否かを判定する。ここでは、図3に示すAF補正値設定画面において、「設定」ボタンが選択されたかどうかが判定される。「設定」ボタンが選択されていなければ、ステップS3へ戻って上記の処理を繰り返す。一方、「設定」ボタンが選択されてAF補正値が決定されると、ステップS6へ進み、カメラ制御部211はAF補正値設定画面の表示を終了して、ステップS7へ進む。
ステップS7では、カメラ制御部211は、レベル入力調整が選択された時点でEEPROM211に記憶されていたAF補正値と、ステップS3〜S5の処理により新たに設定されたAF補正値とが異なるか否かを判定する。これらが異なる場合、すなわちAF補正値が更新された場合は、ステップS8へ進み、カメラ制御部211はEEPROM212に記憶されているAF補正値の登録を更新し、AF補正値が更新されていない場合は、AF補正値設定処理を終了する。
上述の処理によってEEPROM212に記憶されたAF補正値は、下記の式(1)によって、通常撮影時に焦点検出部207による焦点検出結果に基づくAF時のフォーカスレンズの駆動量の補正に用いられる。
レンズ駆動量の算出に用いるピントずれ量=デフォーカス量+AF補正値に対応するピントずれ量 …(1)
なお、上記の式(1)において、デフォーカス量は、焦点検出部207が検出するデフォーカス量(焦点検出結果)を表す。デフォーカス量は、製造時のデフォーカス量調整データや、温度によるピントずれ量を補正する温度補正値、レリーズ回数によって変化するピントを補正する耐久補正値などの予め設定されている補正値を加味して算出してよい。
ステップS8でAF補正値の登録が更新されるとステップS9へ進む。ステップS9ではステップS11での精度チェックのために、AF補正値を用いた状態での各種データの蓄積を行う。蓄積するデータは、撮像面位相差AFでの焦点検出結果、二次結像位相差AFでの焦点検出結果、撮影時の温度、撮影時の光源、撮影時刻などである。図4は本実施形態における蓄積されたデータベースを示している。図4に示すように、画像ごとに各種データの蓄積を行う。データ蓄積モードの詳細は後述する。
ステップS10では、AF補正値が更新された状態で所定枚数以上(N枚以上)撮影されたかの確認を行う。N枚は、信頼性の高い精度チェックを行うのに十分な撮影枚数である。撮影枚数がN枚以上であればステップS11へ進み、N枚未満であればステップS9に戻りデータ蓄積を継続する。
ステップS11では、二次結像位相差AFの焦点検出精度チェックを行う。ステップS9、S10で蓄積されたデータに基づいて、ステップS8で登録更新されたAF補正値を用いて検出したデフォーカス量が所望の誤差範囲に収まっているかをチェックする。精度チェックの詳細は後述する。精度チェックが終わるとステップS20へ進む。
ステップS20では自動AF補正値設定機能が有効かの確認を行う。自動AF補正値設定機能とは、AF補正値の誤差が大きいと判定した際に、自動的にAF補正値を算出し、新たにEEPROM212に登録して更新する機能である。自動的にAF補正値を更新するので、機能を有効にするか否かはユーザーが選択可能としている。自動AF補正値設定機能が有効の場合はステップS21へ進み、無効の場合は終了となる。
ステップS21では自動AF補正値設定を行う。自動AF補正値設定の詳細については後述する。
一方、ステップS1でレベル入力調整が選択されていなければ、ステップS12から学習調整を行う。学習調整は、1回の撮影で撮像面位相差AFの焦点検出結果と二次結像位相差AFの焦点検出結果の2つをデータベースに蓄積し、蓄積されたデータに基づいてAF補正値を算出する調整方式である。二次結像位相差AFによる焦点検出は焦点検出部207によって行われる。二次結像位相差AFの焦点検出精度は、焦点検出部207の部品の温度変化による寸法変化や経年劣化によって低下することがある。一方で、撮像面位相差AFの精度は撮像素子209を用いているため、二次結像位相差AFと比べて誤差要因が少なく、安定して精度の高い結果を得やすい。そのため、撮像面位相差AFの焦点検出結果を基にAF補正値の算出を行う。学習調整で算出するAF補正値はデフォーカス量を示すmmの単位であっても良いし、レベル入力調整と同様の目盛の単位であってもよい。
ステップS12では、ステップS9と同様にAF補正値を算出するために必要なデータの蓄積を行う。データ蓄積モードの詳細は後述する。ステップS13ではデータ蓄積モードで撮影した画像枚数の確認を行う。信頼性の高いAF補正値の算出に必要な所定枚数以上(M枚以上)のデータがあればステップS14に進み、データ数がM枚未満であればデータ蓄積を継続する。
ステップS14において、カメラ制御部211は、学習調整におけるAF補正値計算実行画面を表示部214に表示するよう制御する。図5は、AF補正値計算実行画面の一例を示す図である。AF補正値計算実行画面の表示が完了するとステップS15へ進む。
ステップS15ではユーザーが撮像装置200に対してAF補正値計算実行指示の確認を行う。AF補正値計算実行の指示は操作検出部213を介して行う。算出実行の指示があればステップS16へ進み、指示がなければステップS1に戻る。
ステップS16ではAF補正値の計算を行う。焦点検出結果は、被写体のコントラストや輝度やフォーカスレンズ101の停止精度などに起因してバラつきが生じる。そのため、AF補正値の算出は、AF補正値計算実行の指示が出された時点でデータベースに蓄積されている複数のデータを平均して行う。二次結像位相差AFの焦点検出結果の平均値と、撮像面位相差AFの焦点検出結果の平均値の差分からAF補正値を計算する。このとき、データベースに蓄積されている全データを平均してAF補正値を計算しても良いし、直近の所定枚数のデータを平均してAF補正値を計算しても良い。図4では、AF補正値の計算に4枚の画像データを使用している。AF補正値の計算が完了するとステップS17に進む。ステップS17では、算出されたAF補正値を表示部214に表示する。図6はAF補正値計算結果表示画面の一例を示す図である。表示が完了するとステップS18に進む。
ステップS18では、カメラ制御部211は、ユーザーがAF補正値を決定したか否かを判定する。ここでは、図6に示すAF補正値計算結果表示画面において、「設定」ボタンが選択されてAF補正値が決定すると、ステップS19へ進む。ステップS19では、カメラ制御部211はAF補正値計算結果表示画面の表示を終了して、ステップS7へ進む。一方、AF補正値計算結果表示画面において「キャンセル」ボタンが選択されればこのフローは終了となる。
図7は本実施形態におけるデータ蓄積モードの処理を示すフローチャートである。図2のステップS9若しくはステップS12に進むと図7のステップS101に移る。ステップS101では撮像装置200に対してユーザーがAFを指示したかの確認を行う。AF指示は不図示のレリーズボタンを半分押し込むことによって発生する。もしくは不図示のAF指示ボタンを介してAF指示を行ってもよい。AF指示があればステップS102へ進む。
ステップS102ではAF指示に従って二次結像位相差AFでの焦点検出を行い、撮影レンズ100のデフォーカス量を検出する。ステップS102で検出したデフォーカス量に従ってステップS103で合焦位置へフォーカスレンズ101を駆動する。合焦位置へフォーカスレンズ101を駆動した後に、ステップS104で再度二次結像位相差AFでの焦点検出を行い、ステップS105でそのときのデフォーカス量をEEPROM212に記憶する。理想的な状態であれば、ステップS105で記憶するデフォーカス量は0であるはずだが、焦点検出のバラつきや撮影レンズ100の駆動誤差などに起因して必ずしも0にはならない。デフォーカス量の記憶が完了するとステップS106に進む。
ステップS106では、温度計208が検出した撮影時の温度と、光源検出センサ217が検出した撮影時の色比CRと、カメラ制御部211内の時計が計測した撮影時刻を撮像装置の周囲の環境情報としてEEPROM212へ記憶する(環境情報検出)。環境情報の記憶が完了するとステップS107に進む。
ステップS107では、ユーザーが撮像装置200に対して撮影を指示したかの確認を行う。撮影指示は不図示のレリーズボタンをすべて押し込むことによって発生する。ステップS107で撮影指示があればステップS108へ進み撮影を行う。撮影指示がなければステップS111へ進む。
ステップS108では、撮像素子210に撮影レンズ100により形成された被写体像を所定時間露光することで撮影を行う。カメラ制御部211が撮像素子210に配置されている画像生成用画素が生成した電気信号に基づいて画像信号を生成する。ステップS109では、撮像素子210に配置されている焦点検出用画素が生成した一対の像信号に基づいて焦点検出(撮像面位相差AF)を行う。ステップS110では、撮像素子210が生成した一対の像信号に基づくデフォーカス量をEEPROM212に記憶する。
ステップS102からステップS110では、二次結像位相差AFの焦点検出結果を基に駆動したフォーカスレンズ101の位置において、2つの異なる手法での焦点検出結果をEEPROM212に記憶する。前述の通り、撮像面位相差AFは二次結像位相差AFよりも高精度に焦点検出が可能であるため、ステップS105とステップS110で記憶した2つの異なるデフォーカス量の差分が二次結像位相差AFの焦点検出誤差を表している。ステップS110でデフォーカス量の記憶が完了すると、データ蓄積モードは終了となる。
ステップS111では、AF指示が継続されているかの確認を行う。継続されていればステップS107へ戻り、継続されていなければステップS101へ戻る。
図8は、本実施形態におけるAF補正値の精度チェックの処理を示すフローチャートである。精度チェックでは、AF補正値の更新後の二次結像位相差AFの焦点検出誤差を算出することでAF補正値の妥当性の確認を行う。二次結像位相差AFの焦点検出誤差が大きい(AF補正値の誤差が大きい)と判定される場合には、ユーザーに対して警告を行う。
図2のステップS11に進むと、図8のステップS201を開始する。ステップS201では、二次結像位相差AFの焦点検出誤差を算出するために、二次結像位相差AFと撮像面位相差AFの2種類のAF方式での検出値の差(以下、方式間差と呼ぶ)の算出を行う。方式間差とは、図7のステップS105で記憶した二次結像位相差AFのデフォーカス量とステップS110で記憶した撮像面位相差AFのデフォーカス量の差分である。図2のステップS9、S10によって蓄積されたN枚分の二次結像位相差AFのデフォーカス量の平均値と、撮像面位相差AFのデフォーカス量の平均値の差分から方式間差を算出する。図2のステップS8で登録更新されたAF補正値導入による補正残りが小さければ方式間差は小さくなり、反対に補正残りが大きければ方式間差は大きくなる。方式間差は、N枚全てのデフォーカス量の平均値ではなく、N枚の中の異常値を除いた平均値を算出するなど、異なる方法で算出してもよい。方式間差の算出が完了するとステップS202に進む。
ステップS202では、ステップS8で登録更新されたAF補正値がレベル入力調整で決定されたものかどうかの判別を行う。学習調整でAF補正値を決定していた場合、図2のステップS12とステップS13において、ステップS8でAF補正値が登録更新されるより前の環境情報をカメラが保有しているため、AF補正値の登録更新の前後で環境変化が生じたか否かの判定が可能である。そのため、学習調整でAF補正値を決定していた場合、ステップS206の環境変化判定に進む。レベル入力調整の場合はステップS203に進む。
ステップS203では警告閾値をAに設定する(閾値設定)。警告閾値はデフォーカスの単位であるmm単位であっても、AF補正値の単位であってもよい。警告閾値の設定が完了したらステップS204に進む。
ステップS204ではステップS201で算出した方式間差が警告条件と合致するか否かを判定する。方式間差は正負どちらの値にもなり得るため、下記(2)式もしくは(3)式を満たした場合、警告条件と合致したと判定する。
A<方式間差 …(2)
−A>方式間差 …(3)
方式間差が警告条件と合致する場合、AF補正値が誤っていると判定できるため、ステップS205で警告を行う。警告条件と合致しない場合、適切なAF補正値が記憶されていると判定できるため、警告せずに終了となる。ステップS205では、透過型液晶215に警告マークを表示する、もしくはLED216を点灯または点滅させることでユーザーにAF補正値の誤差が大きいことを通知する。警告が完了すると、終了となる。
ここで、ステップS206〜S208の動作について説明する。二次結像位相差AFでの焦点検出結果は、撮影時の環境(温度や光源)によって変動するため、最適なAF補正値は環境に依存する。温度が変化すると、熱膨張によって撮像素子210から不図示のマウント部までの距離や、焦点検出部207の内部の二次結像光学系の熱膨張に起因して、焦点検出誤差が生じる。また、光源が変化すると、撮影レンズの色収差の影響により、焦点検出部207はあたかも合焦状態が変動したかのように検出してしまうため、焦点検出誤差が生じる。これらの理由により、AF補正値の登録更新の前後で環境変化が生じていた場合、AF補正値は誤差が大きい値となる可能性が高まる。そのため、警告閾値を小さく設定して(警告閾値B)警告を出しやすくする。一方で、AF補正値の登録更新の前後で環境変化が生じていない場合、AF補正値は正しい可能性が高まるため、警告閾値を大きく設定して(警告閾値A)警告を出にくくする。ステップS206〜ステップS208ではこのような動作を行う。
より具体的には、ステップS206では環境変化の判定を行う。環境変化の判定方法の詳細は後述する。環境変化の判定が完了するとステップS207に進み、環境変化の有無を確認する。AF補正値の登録更新の前後で環境変化があった場合ステップS208に進み、環境変化がなかった場合ステップS203に進む。
ステップS208では警告閾値をBに設定する。AF補正値の登録更新の前後で環境変化があった場合、前述の理由によりAF補正値の誤差が大きい可能性が高まるため、警告閾値Bは前述のAよりも小さな値に設定して、警告しやすくする。警告閾値の設定が完了するとステップS204に進む。ステップS204からの動作は、すでに上記で説明したとおりである。
次に、図9は、本実施形態における環境変化の判定処理を示すフローチャートである。撮影からAF補正値の登録更新までの経過時間、AF補正値の登録更新から撮影までの経過時間、光源の変化、温度の変化の観点から環境変化の有無を判定する。
図8のステップS206に進むとステップS301を開始する。ステップS301では、AF補正値の登録更新から登録更新後の最初の撮影までの経過時間が閾値以下か否かを判定する。閾値を超えている場合、カメラが検出不可能なAF補正値に影響を与える環境の変化(例えば湿度変化など)が生じている可能性があると判断できるため、ステップS308に進み環境変化ありと判定する。AF補正値の登録更新から登録更新後の最初の撮影までの経過時間が閾値以下の場合、ステップS302に進む。
ステップS302で、最終撮影からAF補正値の登録更新までの経過時間が閾値以下か否かを判定する。閾値を超えている場合、ステップS301と同様に、カメラが検出不可能なAF補正値に影響を与える環境の変化が生じている可能性があると判断できるため、ステップS308に移り環境変化ありと判定する。最終撮影からAF補正値の登録更新までの経過時間が閾値以下の場合、ステップS303に進む。
ステップS303ではAF補正値の登録更新の前後での光源変化量Lの算出を行う。光源変化量Lは、図2のステップS12、ステップS13で蓄積したAF補正値の登録更新前の色比CRの平均値と、図2のステップS9、ステップS10で蓄積したAF補正値の登録更新後の色比CRの平均値の差分から、AF補正値の登録更新の前後での光源変化量Lを算出する。光源変化量Lの算出が完了したらステップS304へ進む。
ステップS304ではAF補正値の登録更新の前後での光源変化量Lが閾値以下か否かの判定を行う。光源変化量Lが閾値以下の場合ステップS305へ進む。光源変化量Lが閾値よりも大きい場合、ステップS308に進み環境変化ありと判定する。
ステップS305ではAF補正値の登録更新の前後での温度変化量Tの算出を行う。図2のステップS12、ステップS13で蓄積したAF補正値の登録更新前の温度データの平均値と、図2のステップS9、ステップS10で蓄積したAF補正値の登録更新後の温度データの平均値の差分から、AF補正値の登録更新の前後での温度変化量Tを算出する。温度変化量Tの算出が完了したらステップS306に進む。
ステップS306ではAF補正値の登録更新の前後での温度変化量Tが閾値以下か否かの判定を行う。温度変化量Tが閾値以下の場合ステップS307へ進み、AF補正値の登録更新の前後で環境変化なしと判定する。温度変化量Tが閾値よりも大きい場合、ステップS308に進み環境変化ありと判定する。環境変化の判定が終わると環境変化判定は終了となる。
ところで、レベル入力調整の使用事例として、ユーザーの好みに合わせて意図的に画像の焦点位置を前ピンあるいは後ピンにずらすことが想定される。この場合、カメラはユーザーが好みで焦点位置をずらしているにも拘わらず、図2のステップS11の精度チェックによって警告を出してしまう恐れがある。そのため、図8のステップS204で警告の必要性を判定するための警告条件をユーザーが任意に変更できる構成としても良い。
図10は本実施形態における警告条件変更画面の一例を示す図である。図10に記載されている目盛を前ピン好みもしくは後ピン好みに変更することで、警告条件を変更することができる。図10に記載の1目盛あたりの警告条件変化量は、本実施形態では(1/4)×Fδ(F:撮影レンズの開放F値、δ:許容錯乱円径)とするが、これに限られるものではなく、撮影レンズ100や撮像装置200の性能に応じて適宜変更することができる。図10では後ピン方向に1目盛入力されているため、下記(4)式もしくは(5)式を満たした場合、ステップS204において警告条件と合致したと判定する。
−(1/4)×Fδ+A<方式間差 …(4)
−(1/4)×Fδ−A>方式間差 …(5)
次に、図11は、本実施形態における自動AF補正値設定の処理を示すフローチャートである。図2のステップS21に進むと自動AF補正値設定モードへと移行し、ステップS401を開始する。
ステップS401では、撮像面位相差AFでの焦点検出結果と二次結像位相差AFでの焦点検出結果の差分である方式間差が自動設定閾値Sを越えるか否かを判定する。自動設定閾値SとはAF補正値を自動で変更するか否かを判定する閾値である。また、自動設定閾値Sは撮像装置200の工場出荷時においてEEPROM212に記憶された固有の値であるが、ユーザーの嗜好にあわせて自動設定閾値Sを不図示の選択ボタン操作により設定変更させることも可能である。たとえば、ここでは自動設定閾値Sの値は20.0μmとする。撮像面位相差AFでの焦点検出結果と二次結像位相差AFでの焦点検出結果の差分である方式間差が自動設定閾値Sを越えていた場合には、ステップS402に進む。越えていない場合には、AF補正値は更新しない。
ステップS402では、環境変化の判定を行う。環境変化の判定方法は、既に説明した図9のフローチャートと同様の手順により行えばよい。なお、環境変化の判定の方法は、図9に示す方法に限られるものではなく、環境の計測結果を用いた他の方法で判定してもよい。環境変化の判定が完了するとステップS403に進み、環境変化の有無を確認する。AF補正値の登録更新の前後で環境変化があった場合ステップS404に進み、環境変化がなかった場合AF補正値は更新せずにこのルーチンを終了する。なお、環境が変わったときにAF補正値を更新する理由は、被写体のコントラストや輝度による焦点検出のバラつきは環境が変わったときに大きく発生するからである。
ステップS404では、AF補正値の計算を行う。焦点検出結果は、被写体のコントラストや輝度やフォーカスレンズ101の停止精度などに起因してバラつきが生じるため、AF補正値の算出は、撮像面位相差AFでの焦点検出結果と二次結像位相差AFでの焦点検出結果の差分を蓄積データ分平均する。この際、AF補正値の更新後に記憶された撮像面位相差AFでの焦点検出結果と二次結像位相差AFでの焦点検出結果からAF補正値を算出する。すなわち、図2のステップS9以降に記憶された焦点検出結果のみでAF補正値の算出を行う。ステップS9以降のデータでAF補正値を算出する理由は、環境によって適切なAF補正値が変化するからである。しかし、これは一例にすぎず、たとえばステップS9以前に記憶した複数の撮像面位相差AFと複数の二次結像位相差AFの焦点検出結果も含めてAF補正値を算出してもよい。さらには、複数の撮像面位相差AFでの焦点検出結果と複数の二次結像位相差AFでの焦点検出結果のうち、異常値を取り除いて平均してAF補正値を算出してもよい。ステップS404でのAF補正値の算出が終わると、ステップS405に進む。
ステップS405では、AF補正値の登録が更新される。すなわち、カメラ制御部211はEEPROM212に記憶されているAF補正値の登録を更新して、AF補正値設定モードは終了する。
以上説明したように、本実施形態では、AF補正値の登録更新後の方式間差に基づいて、AF補正値が適正な値であるかどうかの判定を行い、AF補正値が誤っていると判定された場合はユーザーに対して警告を行うことができる。また、ユーザーは手動でAF補正値を更新するか、自動でAF補正値を更新するかの選択ができる。それにより、ユーザーが誤差の大きいAF補正値を使用し続けることによる、焦点検出精度の低下を防ぐことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:撮影レンズ、207:焦点検出部、210:撮像素子、211:カメラ制御部

Claims (15)

  1. 撮影レンズによって形成された被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子で生成される一対の像信号に基づいて焦点検出を行う第1の焦点検出手段と、
    前記被写体像を、二次結像光学系により一対の像として焦点検出素子上に再結像させ、該焦点検出素子によって生成される一対の像信号に基づいて焦点検出を行う第2の焦点検出手段と、
    前記第2の焦点検出手段による焦点検出結果の補正に用いるAF補正値を設定する設定手段と、
    前記第1の焦点検出手段による焦点検出結果と前記第2の焦点検出手段による焦点検出結果の差分に基づいて、前記設定手段により設定されたAF補正値の精度を判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記判定手段は、前記差分が警告閾値を超えた場合に、警告を発することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記AF補正値の設定の前後における前記撮像装置の周囲の環境の変化を検出する環境情報検出手段と、該環境情報検出手段による検出結果に基づいて、前記警告閾値を設定する閾値設定手段とをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記環境情報検出手段は、撮影から前記AF補正値を設定するまでの経過時間を検出することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記環境情報検出手段は、前記AF補正値を設定してから撮影するまでの経過時間を検出することを特徴とする請求項3または4に記載の撮像装置。
  6. 前記環境情報検出手段は、前記AF補正値の設定の前後における光源の変化量を検出することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記環境情報検出手段は、前記AF補正値の設定の前後における温度の変化量を検出することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記設定手段は、ユーザーが前記AF補正値を入力するための入力手段を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記設定手段は、前記差分に基づいて前記AF補正値を算出する算出手段を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記算出手段は、前記AF補正値の設定後に検出された前記差分に基づいて、前記AF補正値を算出することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記算出手段は、前記AF補正値の設定の前後における前記撮像装置の周囲の環境の変化と、前記差分の大きさとに基づいて、前記AF補正値を算出するか否かを判定することを特徴とする請求項9または10に記載の撮像装置。
  12. 前記差分は、前記第1の焦点検出手段による複数の焦点検出結果と前記第2の焦点検出手段による複数の焦点検出結果とに基づいて算出されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 撮影レンズによって形成された被写体像を撮像する撮像素子を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子で生成される一対の像信号に基づいて焦点検出を行う第1の焦点検出工程と、
    前記被写体像を、二次結像光学系により一対の像として焦点検出素子上に再結像させ、該焦点検出素子によって生成される一対の像信号に基づいて焦点検出を行う第2の焦点検出工程と、
    前記第2の焦点検出工程における焦点検出結果の補正に用いるAF補正値を設定する設定工程と、
    前記第1の焦点検出工程における焦点検出結果と前記第2の焦点検出工程における焦点検出結果の差分に基づいて、前記設定工程において設定したAF補正値の精度を判定する判定工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  14. 請求項13に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 請求項13に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
JP2016116455A 2016-06-10 2016-06-10 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Pending JP2017219812A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016116455A JP2017219812A (ja) 2016-06-10 2016-06-10 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
US15/614,753 US10277799B2 (en) 2016-06-10 2017-06-06 Image capturing apparatus, and control method and storage medium thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016116455A JP2017219812A (ja) 2016-06-10 2016-06-10 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017219812A true JP2017219812A (ja) 2017-12-14
JP2017219812A5 JP2017219812A5 (ja) 2019-07-11

Family

ID=60573262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016116455A Pending JP2017219812A (ja) 2016-06-10 2016-06-10 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10277799B2 (ja)
JP (1) JP2017219812A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021012276A (ja) * 2019-07-05 2021-02-04 キヤノン株式会社 レンズ装置および撮像装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6911304B2 (ja) * 2016-09-07 2021-07-28 ソニーグループ株式会社 撮像制御装置および撮像制御方法
JP2019008246A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像装置の制御方法
US10802244B2 (en) * 2017-06-30 2020-10-13 Semiconductor Components Industries, Llc Methods and apparatus for focus control in an imaging system

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233032A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Nikon Corp 焦点調節装置および撮像装置
JP2007286438A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
JP2009210872A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Canon Inc 撮像装置
JP2010039373A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Olympus Imaging Corp カメラ及びカメラの焦点調節方法
JP2010113073A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Canon Inc 撮像装置
JP2013080187A (ja) * 2011-10-05 2013-05-02 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
JP2013254194A (ja) * 2012-05-11 2013-12-19 Canon Inc 撮像装置およびその制御方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4663246B2 (ja) 2004-02-16 2011-04-06 キヤノン株式会社 カメラ、カメラシステム及びレンズ装置
KR101710625B1 (ko) * 2010-08-11 2017-02-27 삼성전자주식회사 초점 조절 장치, 초점 조절 방법 및 상기 방법을 기록한 기록 매체
JP5734044B2 (ja) * 2011-03-24 2015-06-10 キヤノン株式会社 表示装置および光学機器
US9681038B2 (en) * 2014-09-15 2017-06-13 Lg Electronics Inc. Mobile terminal and method for setting a focal point value
JP6487678B2 (ja) * 2014-11-21 2019-03-20 キヤノン株式会社 焦点検出装置及びその制御方法
JP6489817B2 (ja) * 2014-12-10 2019-03-27 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP6205523B2 (ja) * 2015-03-30 2017-09-27 富士フイルム株式会社 合焦制御装置、レンズ装置、撮像装置、合焦制御方法、合焦制御プログラム
US20180149826A1 (en) * 2016-11-28 2018-05-31 Microsoft Technology Licensing, Llc Temperature-adjusted focus for cameras

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233032A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Nikon Corp 焦点調節装置および撮像装置
JP2007286438A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
JP2009210872A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Canon Inc 撮像装置
JP2010039373A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Olympus Imaging Corp カメラ及びカメラの焦点調節方法
JP2010113073A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Canon Inc 撮像装置
JP2013080187A (ja) * 2011-10-05 2013-05-02 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
JP2013254194A (ja) * 2012-05-11 2013-12-19 Canon Inc 撮像装置およびその制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021012276A (ja) * 2019-07-05 2021-02-04 キヤノン株式会社 レンズ装置および撮像装置
JP7339792B2 (ja) 2019-07-05 2023-09-06 キヤノン株式会社 レンズ装置および撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20170359501A1 (en) 2017-12-14
US10277799B2 (en) 2019-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1669785B1 (en) Camera, interchangeable lens, intermediate adapter, and camera system including them
US8184197B2 (en) Focus detecting apparatus and image pick-up apparatus having the same
JP6487678B2 (ja) 焦点検出装置及びその制御方法
US8417106B2 (en) Focus detection device
US10277799B2 (en) Image capturing apparatus, and control method and storage medium thereof
US9781330B2 (en) Focus detection apparatus and control method for focus detection apparatus
JP5013291B2 (ja) 焦点検出装置
JP2006317595A (ja) 光学装置およびその制御方法
JP6487679B2 (ja) 焦点検出装置及びその制御方法
JP6487680B2 (ja) 焦点検出装置及びその制御方法
JP2007156304A (ja) カメラ、カメラシステムおよび交換レンズ装置
JP2016218428A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP6655984B2 (ja) 焦点調節装置およびその制御方法、および撮像装置
JP2017223879A (ja) 焦点検出装置、フォーカス制御装置、撮像装置、焦点検出方法および焦点検出プログラム
US11368613B2 (en) Control apparatus, image pickup apparatus, and control method
JP5424834B2 (ja) 焦点調節装置および撮像装置
JP2006208783A (ja) 電子カメラ
JP2005316187A (ja) 焦点調節装置
JP2013231883A (ja) 撮像装置
JP2017223761A (ja) 撮像装置
JP2006317519A (ja) カメラおよびピント板
JP2018197852A (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP2002090619A (ja) 焦点検出装置
JP2016126124A (ja) 制御装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体
JP2013113967A (ja) 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190603

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200619

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201207