JP2017219633A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストの低減を図ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】複合機11は、撮影カメラ動作制御部51と、判断部52と、給紙カセット状態認識部53と、報知制御部54とを備える。撮影カメラ動作制御部51は、第一の開閉検知センサー19aによって第一の給紙カセット16aが開けられたことが検知されれば、第一の開閉検知センサー19aに第一の給紙カセット16aが閉められたことを検知するまで、第一の給紙カセット16a側の視野を撮影するよう撮影カメラ28を作動させる。判断部52は、撮影カメラ動作制御部51により撮影カメラ28を作動させて撮影された撮影画像から、第一の給紙カセット16aの状態を認識できるか否かを判断する。給紙カセット状態認識部53は、判断部52により認識できると判断されれば、撮影画像から第一の給紙カセット16aの状態を認識する。
【選択図】図8

Description

この発明は、画像形成装置に関するものである。
複合機に代表される画像形成装置においては、画像形成部に備えられる感光体に対して画像データを基に光を照射し、感光体上に静電潜像を形成する。その後、形成した静電潜像の上に帯電したトナーを供給して可視画像とした後、可視画像を用紙に転写する。そして、用紙上のトナーを画像形成装置に備えられる定着装置によって用紙に定着させる。その後、トナーが定着された用紙を印刷物として装置外に排出する。
ここで、用紙やインクといった画像形成をする際に消耗する消耗品の残量を検知する装置に関する技術が、特開平7−61073号公報(特許文献1)、特開2006−251619号公報(特許文献2)、および特開2007−1264号公報(特許文献3)に開示されている。
特許文献1に開示の証明書発行装置は、証明書の種類や発行枚数などの種々のデータを入力する為の入力手段と、複数種の印字用紙を夫々収容する複数の用紙カセットと、選択された用紙カセットから給紙された印字用紙に印字する印字手段と、証明書の発行に関する情報をディスプレイに表示する表示手段とを備えることとしている。そして、証明書発行装置は、複数の用紙カセットに収容された印字用紙の夫々の残量枚数を検出する残量検出手段と、複数の用紙カセットのうち、入力手段で入力された証明書の種類に対応する用紙カセットを選択するカセット選択手段と、カセット選択手段で選択された用紙カセットに対する残量検出手段にて検出した残量枚数と、入力手段から入力された証明書の種類及び発行枚数とに基づいて、証明書の発行枚数が残量枚数よりも大きいときには、表示手段に発行できない旨を表示させる表示指令手段とを備えたことを特徴としている。
特許文献2に開示の画像形成装置によると、画像形成位置で形成された現像剤像を用紙に転写する転写位置まで担持する像担持手段と、転写位置へ供給すべき用紙を収容する収容手段と、収容手段に収容された用紙の残量を検出する検出手段と、検出手段の検出結果に基づいて収容手段により収容された用紙の残量が所定量より少ないか否かを判定し、残量が所定量より少ないと判定した場合は、残量が所定量より少なくないと判定した場合より、画像形成位置における現像剤像の形成の開始を遅らせる制御手段とを備えることを特徴としている。
また、特許文献3に開示の印刷装置は、ヘッドユニットと、ユニット移動手段と、カセット支持手段と、シート搬送手段と、リボン搬送手段と、検出手段とを備え、シート搬送手段とリボン搬送手段とを介して複数種類のカラー印字用インクを被記録媒体に重ね印字してカラー印刷を行うこととしている。そして、インクリボンは、複数種類のカラー印字用インクのうちの印字時搬送方向最後尾に配置されるカラー印字用インクに続いて繰り返し配置される熱転写型の情報記録用インクを有することとしている。また、印刷装置は、カセット支持手段により装着されたリボンカセットが交換されたか否かを判定する判定手段と、カセット支持手段に装着されたリボンカセットに収容されたインクリボンの残量情報を記憶する残量情報記憶手段と、判定手段によってリボンカセットが交換されたと判定した場合には、検出手段を介して情報記録用インクの部分に記録されたインクリボンの残量情報を読み取り、残量情報を残量情報記憶手段に記憶する残量情報更新手段と、残量情報更新手段によって残量情報記憶手段に記憶される残量情報を更新後、又は、判定手段によってリボンカセットが交換されていないと判定した場合には、検出手段を介して各位置決めマークを検出して複数種類のカラー印字用インクを被記録媒体に重ね印字してカラー印刷を1枚分行った後、残量情報記憶手段に記憶されている残量情報を1枚印字分だけ変更し、この変更後の残量情報を含む印字データを情報記録用インクを介して被記録媒体のカラー印刷に続けてコンピューター読み取り可能に印刷することによって、残量情報を情報記録用インクに記録する残量情報記録手段とを備えることを特徴としている。
特開平7−61073号公報 特開2006−251619号公報 特開2007−1264号公報
上記した特許文献1〜特許文献3に開示の技術では、給紙カセット内の用紙の残量を把握するために、用紙残量を検知する用紙残量検知センサーを設けることとしている。また、用紙のサイズを検知するにも、専用の用紙サイズ検知センサーを用いる場合もある。
このような用紙残量検知センサーや用紙サイズ検知センサーは、給紙カセットが複数ある場合、各給紙カセットに設ける必要がある。そうすると、給紙カセットが増加すれば、結果としてコストが増大となってしまう。
この発明の目的は、コストの低減を図ることができる画像形成装置を提供することである。
この発明に係る画像形成装置は、用紙に画像を形成する画像形成装置である。画像形成装置は、画像形成部と、本体部と、報知部と、複数の給紙カセットと、撮影部と、開閉検知部と、撮影部動作制御部と、判断部と、給紙カセット状態認識部と、報知制御部とを備える。画像形成部は、用紙に画像を形成する。本体部は、画像形成部の外方側を覆う。報知部は、画像形成装置の状態を報知する。複数の給紙カセットは、本体部の下部領域に開閉自在にそれぞれ設けられ、画像形成部に供給する用紙をそれぞれ収容する。撮影部は、本体部の外方側に取り付けられており、給紙カセット側の視野を撮影する。開閉検知部は、給紙カセットが開けられたか否かを検知する。撮影部動作制御部は、開閉検知部によって給紙カセットが開けられたことが検知されれば、開閉検知部により給紙カセットが閉められたことを検知するまで、給紙カセット側の視野を撮影するよう撮影部を作動させる。判断部は、撮影部動作制御部により撮影部を作動させて撮影された撮影画像から、給紙カセットの状態を認識できるか否かを判断する。給紙カセット状態認識部は、判断部により認識できると判断されれば、撮影画像から給紙カセットの状態を認識する。報知制御部は、給紙カセット状態認識部による認識結果を報知部により報知するよう制御する。
このような画像形成装置によると、設けられた撮影部によって撮影された画像を元に、給紙カセットの状態を認識することができる。この場合、給紙カセットの開閉時において給紙カセットの状態を認識するため、より適切なタイミングで給紙カセットの状態を認識することができる。また、複数の給紙カセットのそれぞれに対して、給紙カセットの状態を認識するための用紙残量センサーといった検知機構を設ける必要はない。その結果、このような画像形成装置は、コストの低減を図ることができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機の外観を示す概略図である。 図1に示す複合機を側方側から見た図である。 図1に示す複合機の構成を示すブロック図である。 操作部の概略的な構成を示す外観図である。 第一の給紙カセットを上側から見た図である。 残量検知部を含む枠体の一部を示す断面図である。 残量検知部の変形例を示す断面図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 複合機を用いて第一の給紙カセットの状態を認識する際の処理の流れを示すフローチャートである。 第一の給紙カセットに収容されている用紙のサイズ、および第一の給紙カセットに収容されている用紙の残量が表示された場合の表示画面の一例を示す図である。 警告画面の一例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置を複合機に適用した場合の複合機11の外観を示す概略図である。図2は、図1に示す複合機11を、側方側、具体的には、図1中の矢印Dで示す方向である左側から右側に向かって見た場合の複合機11の外観を示す概略図である。図3は、図1および図2に示す複合機11の構成を示すブロック図である。なお、図2中の矢印Dで示す方向で、複合機11のリア側からフロント側へ向かう向きを示している。また、図1および図2中の矢印Dで示す方向で、複合機11の上側から下側へ向かう向きを示している。
図1〜図3を参照して、複合機11は、画像処理に関し、コピー機能、プリンター機能、ファクシミリ機能等、複数の機能を有する。複合機11は、制御部12と、操作部13と、画像読み取り部14と、用紙に画像を形成して印刷する画像形成部15と、第一の給紙カセット16aと、第二の給紙カセット16bと、第三の給紙カセット16cと、各給紙カセット16a〜16cに対応する第一〜第三の開閉検知センサー19a、19b、19cと、ハードディスク17と、ネットワーク23と接続するためのネットワークインターフェース部18と、本体部24とを備える。なお、図1において、制御部12は、一点鎖線で概略的に示している。また、図1において、画像形成部15は、二点鎖線で概略的に示している。
複合機11は、画像読み取り部14により読み取られた原稿の画像データを用いて画像形成部15において画像を形成して印刷することにより、複写機として作動する。また、複合機11は、ネットワーク23に接続された図示しないコンピューター等から送信された画像データを用いて、画像形成部15において画像を形成して印刷することにより、プリンターとして作動する。
制御部12は、複合機11全体の制御を行う。操作部13は、複合機11側から発信する情報やユーザーの入力内容を表示する報知部としての表示画面21を含む。すなわち、表示画面21は、ユーザーに画像の情報を報知する報知部として作動する。表示画面21は、タッチパネル型式であり、複合機11の情報を表示すると共に、入力のインターフェースとなる。操作部13は、印刷部数や階調等の画像形成の条件や電源のオンまたはオフをユーザーに入力させる。画像読み取り部14は、セット位置にセットされた原稿を読み取り位置に搬送する原稿搬送装置としてのADF(Auto Document Feeder)22を含む。画像読み取り部14は、ADF22または不図示の載置台上にセットされた原稿の画像データを読み取る。
画像形成部15は、本体部24によって覆われている。すなわち、本体部24の内方側に、画像形成部15が配置される。画像形成部15は、画像読み取り部14により読み取られた画像データやネットワーク23を介して送信された画像データを基に、給紙カセット16a〜16cのいずれかから搬送されてきた用紙に画像を形成して印刷する。ハードディスク17は、送信された画像データや入力された画像形成条件等の格納を行う。
本体部24は、複合機11の外形を形成する筐体から主に構成されている。本体部24は、複合機11のフロント側に位置するフロントカバー25を含む。フロントカバー25は、本体部24に対して開閉可能に構成されている。フロントカバー25を本体部24に対して開放して、本体部24内に配置される画像形成部15のメンテナンス等を行う。
フロントカバー25の中央領域には、フロントカバー25の前面26からフロント側に突出する突出部27が設けられている。突出部27は、フロント側から見た場合に、矩形形状である。突出部27のフロント側には、図示しない複合機11の製品名が表記されている。
複数の給紙カセット16a、16b、16cは、合計三つ設けられており、それぞれ複数枚の用紙をそれらの内部に収容可能である。第一〜第三の給紙カセット16a、16b、16cは、その順に上から配置されている。第一〜第三の給紙カセット16a〜16cはそれぞれ、本体部24に対して開閉可能に設けられている。具体的には、それらの内部にユーザーが用紙を補充する際に、ユーザーが矢印Dに示す方向に第一〜第三の給紙カセット16a〜16cを本体部24から引き出して、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cを本体部24に対して開けることができる。一方、用紙を補充して収容させた後に、ユーザーは、矢印Dに示す方向と逆の方向に第一〜第三の給紙カセット16a〜16cを押し込んで、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cを本体部24に対して閉じることができる。第一〜第三の給紙カセット16a〜16cは、それぞれ同時に開けることができる。すなわち、例えば、第一の給紙カセット16aを引き出して開けた状態を維持したままで、第二の給紙カセット16bを開けることができる。なお、図2は、第一の給紙カセット16aのみを引き出して開けた状態を示している。
次に、上記した操作部13の構成について説明する。図4は、操作部13の概略的な構成を示す外観図である。図4を参照して、操作部13は、印刷部数等を入力させるための0〜9までの数字、および「*」や「#」の記号をユーザーに入力させるテンキー31と、印刷の開始やファクシミリ送信の開始を指示させるスタートキー32と、複合機11の電源のオンまたはオフを入力させる電源キー33と、複合機11の有するプリンター機能やコピー機能等の選択を指示させるメニューキー34と、種々の画像形成の条件や使用ユーザーの登録を指示させる登録キー35と、テンキー31等を用いてユーザーにより入力された指示の内容をキャンセルさせるリセットキー36と、上記した表示画面21とを含む。なお、上記したテンキー31等は、いわゆるハードキーである。
ここで、複合機11は、撮影部としての撮影カメラ28を備える。撮影カメラ28は、上記したフロントカバー25の前面26に設けられた突出部27の下端に設けられている。撮影カメラ28は、第一〜第三の給紙カセット16a〜16c側の視野、すなわち、撮影カメラ28自身が設けられた位置に対する下部領域29を撮影することができる。この場合、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cが開いている状態の時は、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cの中身を撮影することができる。第一〜第三の給紙カセット16a〜16cが閉じている状態の時は、撮影カメラ28の下側領域29に位置するもの、例えば、複合機11のフロント側に位置する床面や、複合機11を操作する際にユーザーが複合機11のフロント側に立っている場合には、ユーザーの足先等が撮影される。撮影カメラ28の撮影するタイミングについては、後述する。
次に、第一の給紙カセット16aの構成について、具体的に説明する。なお、第二の給紙カセット16b、および第三の給紙カセット16cの構成については、第一の給紙カセット16aと同様であるため、それらの説明を省略する。
図5は、第一の給紙カセット16aを上側から見た図である。図5を参照して、第一の給紙カセット16aは、第一の給紙カセット16aの外形形状を構成する筐体41と、筐体41内に設けられ、その内部に収容される用紙43の端部を案内する複数の板状の枠体42a、42b、42c、42dとを含む構成である。枠体42dは固定されているが、枠体42a〜42cは、筐体41内において、矢印Dまたはその逆で示す前後方向または矢印Dまたはその逆で示す左右方向に移動させることができる。収容する用紙43のサイズに合わせて、枠体42a〜42cの位置が調整される。枠体42a〜42dによって構成されるサイズに応じて、複数準備されたラベルの中から用紙43のサイズの表記44が、ユーザーによって変更される。枠体42a〜42dの位置や枠体42a〜42d内の用紙43、用紙43のサイズの表記44を撮影して画像解析することにより、用紙43のサイズがどの程度であるかを認識することができる。
枠体42aの一部には、用紙43の残数を検知するための残量検知部45が設けられている。図6は、残量検知部45を含む枠体42aの一部を示す断面図である。図6は、図5中のVI−VIで示す断面である。併せて図6を参照して、この実施形態においては、残量検知部45は、高さの異なる三つの段46a、46b、46cから構成されている。枠体42aの内部に収容された用紙の積載量と、段46a〜46cとの高低差分を撮影して画像解析することにより、用紙43がどれくらい給紙カセット16a内に残っているか、すなわち、給紙カセット16aに収容された用紙43の残量を認識することができる。
また、図7は、残量検知部45の実施形態の変形例を示す図である。残量検知部45の変形例では、図5中のVI−VIで示す断面は、図7に示すように傾斜面48から構成されている。傾斜面48には、表面が鏡状になったミラーシート49が貼り付けられている。ミラーシート49に映った用紙43の側面を撮影して画像解析することにより、用紙43の残量を確認することができる。
第一の給紙カセット16aには、識別マーク47が設けられている。識別マーク47は、例えば、二次元バーコードや文字画像で構成されている。識別マーク47は、枠体42cの上面に設けられている。すなわち、識別マーク47は、撮影カメラ28によって撮影可能な位置に設けられている。識別マーク47は、第一〜第三の給紙カセット16a〜16c毎に異なったものである。識別マーク47を識別することにより、撮影カメラ28により撮影された第一〜第三の給紙カセット16a〜16cがいずれであるかを認識することができる。
次に、制御部12の構成について説明する。図8は、制御部12の構成を示すブロック図である。図8を参照して、制御部12は、撮像部動作制御部としての撮影カメラ動作制御部51と、判断部52と、給紙カセット状態認識部53と、報知制御部54とを備える。撮影カメラ動作制御部51は、第一〜第三の開閉検知センサー19a〜19cによって第一〜第三の給紙カセット16a〜16cが開けられたことが検知されれば、第一〜第三の開閉検知センサー19a〜19cにより第一〜第三の給紙カセット16a〜16cが閉められたことを検知するまで、第一〜第三の給紙カセット16a〜16c側の視野を撮影するよう撮影カメラ28を作動させる。判断部52は、撮影カメラ動作制御部51により撮影カメラ28を作動させて撮影された撮影画像から、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cの状態を認識できるか否かを判断する。給紙カセット状態認識部53は、判断部52により認識できると判断されれば、撮影画像から第一〜第三の給紙カセット16a〜16cの状態を認識する。報知制御部54は、給紙カセット状態認識部53による認識結果を報知部としての表示画面21により表示するよう制御する。これらの構成については、後に詳述する。
次に、このような複合機11を用いて、第一の給紙カセット16aの状態を認識する場合について説明する。図9は、複合機11を用いて第一の給紙カセット16aの状態を認識する際の処理の流れを示すフローチャートである。
図9を参照して、まず、第一の開閉検知センサー19aにより第一の給紙カセット16aが開いたことが検知される(図9において、ステップS11において、YES、以下、「ステップ」を省略する)。そうすると、撮影カメラ動作制御部51は、撮影カメラ28を作動させる(S12)。すなわち、第一〜第三の給紙カセット16a〜16c側である撮影カメラ28の下部領域29の撮影を開始する。この場合、例えば、複合機11が図2に示す状態であれば、第一の給紙カセット16aを上側から見た図5に示す画像が撮影されることとなる。
そして、第一の給紙カセット16aが閉じられる前に、判断部52は、撮影カメラ動作制御部51により撮影カメラ28を作動させて撮影された撮影画像から、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cの状態を認識できるか否かを判断する(S13、S14)。ここで、給紙カセット状態認識部53による第一の給紙カセット16aの状態の認識については、画像解析に要する画像を撮影するため、ある程度の時間を要する。したがって、第一の給紙カセット16aの状態を認識する画像の撮影に要する時間内に第一の給紙カセット16aが閉じられなければ、給紙カセット状態認識部53により第一の給紙カセット16aの状態が認識できると、判断部52により判断されることとなる。具体的には、撮影された画像のうち、識別マーク47から、第一の給紙カセット16aが開放されていると認識される。また、撮影された画像のうち、サイズの表記44から、第一の給紙カセット16aに収容されている用紙43のサイズが認識される。すなわち、給紙カセット状態認識部53は、第一の給紙カセット16aの内部に収容された用紙43のサイズを認識する。そして、撮影された画像のうち、残量検知部45と用紙43との段差から、用紙の残量が認識される。すなわち、給紙カセット状態認識部53は、第一の給紙カセット16aの内部に収容された用紙43の枚数を認識する。このようにして、給紙カセット状態認識部53により、第一の給紙カセット16aの状態が認識される。
給紙カセット状態認識部53により、第一の給紙カセット16aの状態が認識されれば(S14において、YES)、撮影カメラ動作制御部51は、撮影カメラ28による撮影を終了させる(S15)。そして、報知制御部54は、認識結果を報知する(S16)。具体的には、報知制御部54は、表示画面21により、第一の給紙カセット16aに収容されている用紙のサイズ、および第一の給紙カセット16aに収容されている用紙の残量を表示するよう制御して報知する。
図10は、第一の給紙カセット16aに収容されている用紙のサイズ、および第一の給紙カセット16aに収容されている用紙の残量が表示された場合の表示画面21の一例を示す図である。
図10を参照して、表示画面21には、第一の給紙カセット16aの状態を示すことを表す「第一の給紙カセット:」の文字の表記56と、認識された用紙のサイズとして「用紙サイズ:A4」の文字の表記57と、認識された用紙の残量として「用紙の残量:1/2」の文字の表記58とが表示されている。ユーザーは、この表記56〜58を見て、どの給紙カセット16a〜16cにどのサイズの用紙43が収容されており、その残量はどの程度かといった情報を把握することができる。
なお、第二の給紙カセット16b、および第三の給紙カセット16cが開閉された場合も同様の処理が行われる。すなわち、それぞれの給紙カセット16b、16cの開閉時において、それぞれの給紙カセット16b、16cの状態が認識され、表示画面21において表示される。
一方、給紙カセット状態認識部53により、第一の給紙カセット16aの状態が認識されず、そのまま第一の給紙カセット16aが閉じられる場合がある(S13において、YES、S14において、NO)。これは、例えば、第一の給紙カセット16aが開けられた後、第一の給紙カセット16aの位置が開放状態で留められずに、すぐに閉じられた場合等が考えられる。このような状況では、撮影カメラ28の下部領域29を撮影する時間が短くなり、画像解析に必要な程度の第一の給紙カセット16aの上側の画像を取得することができないこととなる。その結果、給紙カセット状態認識部53により第一の給紙カセット16aの状態が認識できないと、判断部52により判断されることとなる。
そうすると、第一の給紙カセット16aが閉じられたことを検知後、撮影カメラ動作制御部51は、撮影カメラ28の作動を終了させる(S17)。そして、報知制御部54は、警告画面を表示画面21に表示する(S18)。この場合の警告画面は、第一の給紙カセット16aの状態を認識できない旨を警告により報知する画面である。
図11は、警告画面の一例を示す図である。図11を参照して、表示画面21には、警告画面として、「第一の給紙カセットの状態を認識できませんでした。再度、認識させてください。」との表記61と、「OK」と表記されており、押下により他の画面へ移行する確認キー62とが表示されている。ユーザーは、このような警告画面を見て確認キー62を押下し、例えば、再度第一の給紙カセット16aを開閉させて第一の給紙カセット16aの状態を認識させようとする。
このような複合機11によると、設けられた撮影カメラ28によって撮影された画像を元に、第一の給紙カセット16aの状態を認識することができる。この場合、第一の給紙カセット16aの開閉時において第一の給紙カセット16aの状態を認識するため、より適切なタイミングで給紙カセット16aの状態を認識することができる。また、複数の給紙カセット16a〜16cのそれぞれについて、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cの状態を認識するための用紙残量センサーといった検知機構を設ける必要はない。その結果、このような複合機11は、コストの低減を図ることができる。
この場合、表示画面21による表示により認識結果等を報知することとしているため、ユーザーの視覚に訴えて、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cの状態をより把握しやすくすることができる。
次に、二つの給紙カセット16a、16bが開放された場合について説明する。第一の給紙カセット16aが開けられた後、第二の給紙カセット16bが開けられた場合、第二の開閉検知センサー19bにより、第二の給紙カセット16bが開けられたことが検知される。しかし、第一の給紙カセット16aが開けられているため、撮影カメラ28で第二の給紙カセット16bの上側の領域を撮影することはできない。ここで、第一の給紙カセット16aが閉じられる前に、第二の開閉検知センサー19bにより第二の給紙カセット16bが閉じられたことが検知されれば、報知制御部54は、第二の給紙カセット16bの状態を認識できない旨を表示画面21に表示する。すなわち、判断部52は、開閉検知センサー19a、19bにより、第一の給紙カセット16aの開放を検知された後、第一の給紙カセット16aよりも下方側に配置される第二の給紙カセット16bの開放を検知し、第一の給紙カセット16aよりも早く第二の給紙カセット16bの閉鎖を検知した場合には、第二の給紙カセット16bの状態の認識が不可能であると判断するよう構成してもよい。この場合、単に、第二の給紙カセット16bの状態が認識できない旨を表示してもよいし、第一の給紙カセット16aが開けられた状態であるので、第二の給紙カセット16bの上側の領域を撮影できない旨を表示することにしてもよい。
なお、第一の給紙カセット16aが開けられた後、第二の給紙カセット16bが開けられた場合において、先に第一の給紙カセット16aが閉じられた場合、第一の給紙カセット16aの上側の領域を撮影した後、第二の給紙カセット16bの上側の領域を撮影することができる。したがって、第一の給紙カセット16aの状態を認識した後、第二の給紙カセット16bの状態を認識することができる。
また、上記の実施の形態において、識別マーク47により、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cのうちのどの給紙カセット16a〜16cが開放されているかを識別することとしたが、これに限らず、識別マーク47を設けない構成としてもよい。この場合、例えば、撮影される第一〜第三の給紙カセット16a〜16cの高低差を判断して、どの位置の給紙カセット16a〜16cが開放されているかを把握するようにする。このようにして、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cの識別を行ってもよい。また、第一〜第三の開閉検知センサー19a〜19cによる検知状態に応じて、いずれの給紙カセット16a〜16cが開いている状態かを識別することもできる。
なお、上記の実施の形態において、撮影カメラ28は、最上段の給紙カセット16aの上側の領域の焦点をずらして撮影するよう構成してもよい。こうすることにより、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cの状態を認識するための画像以外の画像を不適切に取得することがなくなる。
また、上記の実施の形態において、報知制御部54は、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cが所定時間以上開放されていれば、判断部52により撮影画像から第一〜第三の給紙カセット16a〜16cの状態を認識できないと判断されていても、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cの状態を認識できない旨を報知しないよう制御してもよい。一般的には、用紙43を第一〜第三の給紙カセット16a〜16c内に補充する際には、ある程度の時間を要するものである。したがって、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cが所定時間以上開放されていれば、ある程度の時間が経過した後に撮影された撮影画像から、第一〜第三の給紙カセット16a〜16cの状態を認識できるか否かを判断するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、報知部は、複合機11から発信される情報を表示する表示画面21を含み、報知制御部54は、表示画面21に認識結果または給紙カセット16a〜16cの状態を認識できない旨を表示して報知することとしたが、これに限らず、報知部は、音声により上記した認識結果を報知することにしてもよい。さらに、報知部は、表示画面21による表示に併せて、音声による報知を行ってもよい。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に係る画像形成装置は、コストの低減が要求される場合に、特に有効に利用される。
11 複合機、12 制御部、13 操作部、14 画像読み取り部、15 画像形成部、16a,16b,16c 給紙カセット、17 ハードディスク、18 ネットワークインターフェース部、19a,19b,19c 開閉検知センサー、21 表示画面、22 ADF、23 ネットワーク、24 本体部、25 フロントカバー、26 前面、27 突出部、28 撮影カメラ、29 下部領域、31 テンキー、32 スタートキー、33 電源キー、34 メニューキー、35 登録キー、36 リセットキー、41 筐体、42a,42b,42c,42d 枠体、43 用紙、44,56,57,58,61 表記、45 残量検知部、46a,46b,46c 段、47 識別マーク、48 傾斜面、49 ミラーシート、51 撮影カメラ動作制御部、52 判断部、53 給紙カセット状態認識部、54 報知制御部、62 確認キー。

Claims (9)

  1. 用紙に画像を形成する画像形成装置であって、
    用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部の外方側を覆う本体部と、
    前記画像形成装置の状態を報知する報知部と、
    前記本体部の下部領域に開閉自在にそれぞれ設けられ、前記画像形成部に供給する前記用紙をそれぞれ収容する複数の給紙カセットと、
    前記本体部の外方側に取り付けられており、前記給紙カセット側の視野を撮影する撮影部と、
    前記給紙カセットが開けられたか否かを検知する開閉検知部と、
    前記開閉検知部によって前記給紙カセットが開けられたことが検知されれば、前記開閉検知部により前記給紙カセットが閉められたことを検知するまで、前記給紙カセット側の視野を撮影するよう前記撮影部を作動させる撮影部動作制御部と、
    前記撮影部動作制御部により前記撮影部を作動させて撮影された撮影画像から、前記給紙カセットの状態を認識できるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部により認識できると判断されれば、前記撮影画像から前記給紙カセットの状態を認識する給紙カセット状態認識部と、
    前記給紙カセット状態認識部による認識結果を前記報知部により報知するよう制御する報知制御部とを備える、画像形成装置。
  2. 前記報知制御部は、前記判断部により前記撮影画像から前記給紙カセットの状態を認識できないと判断されれば、前記給紙カセットの状態を認識できない旨を報知するよう制御する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記報知部は、前記画像形成装置から発信される情報を表示する表示画面を含み、
    前記報知制御部は、前記表示画面に前記認識結果または前記給紙カセットの状態を認識できない旨を表示して報知する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 複数の前記給紙カセットは、前記本体部の前記下部領域の上下方向に並んで配置されており、
    複数の前記給紙カセットにはそれぞれ、前記撮影部により撮影可能な位置に前記給紙カセットを識別させる識別画像が設けられており、
    前記給紙カセット状態認識部は、複数の前記給紙カセットの中から前記識別画像に基づいて、状態を認識する前記給紙カセットを特定して状態を認識する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記報知制御部は、前記給紙カセットが所定時間以上開放されていれば、前記判断部により前記撮影画像から前記給紙カセットの状態を認識できないと判断されていても、前記給紙カセットの状態を認識できない旨を報知しないよう制御する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記判断部は、前記開閉検知部により、第一の前記給紙カセットの開放を検知された後、前記第一の給紙カセットよりも下方側に配置される第二の前記給紙カセットの開放を検知し、前記第一の給紙カセットよりも早く前記第二の給紙カセットの閉鎖を検知した場合には、前記第二の給紙カセットの状態の認識が不可能であると判断する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記撮影部は、最上段の前記給紙カセットの上側の領域の焦点をずらして撮影する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記給紙カセット状態認識部は、前記給紙カセットの内部に収容された前記用紙の枚数を認識する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記給紙カセット状態認識部は、前記給紙カセットの内部に収容された前記用紙のサイズを認識する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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