JP2017219151A - 車両の変速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で滑らかな変速動作を実現することのできる車両の変速装置を提供する。【解決手段】変速装置13は、低速ギア部21と電動機11との間を断接する第1クラッチ機構30と、高速ギア部22と電動機11との間を断接する第2クラッチ機構40とを有する。変速装置13は、第1作動室33Bの油圧に応じて第1クラッチ機構30の作動状態を変更する第1アクチュエータ33と、第1作動室33Bに連通された第1油路35と、第2作動室43Bの油圧に応じて第2クラッチ機構40の作動状態を変更する第2アクチュエータ43と、第2作動室43Bに連通された第2油路45とを有する。切替シリンダ52の隔壁52Bに連結された切替レバー53を操作して、第1油路35の一部をなす第1調整室37の容積および第2油路45の一部をなす第2調整室47の容積を、一方が増加するときには他方が減少するように増減させる。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の変速装置に関するものである。
近年、駆動源として電動機が搭載された車両、いわゆる電気自動車が実用されている。また、動力性能を向上させるために、電気自動車に変速装置を搭載することも実用されている。そうした変速装置としては、原動機の出力軸と車両の駆動輪(詳しくは、変速装置の出力軸)との間を断接するクラッチ機構を2つ有する変速装置、いわゆるデュアルクラッチ式の変速装置がある(例えば特許文献1参照)。
デュアルクラッチ式の変速装置は、その特性上、変速段の切り替えに際して原動機の出力軸と車両の駆動輪との間での動力伝達が遮断される時間(2つのクラッチ機構が共に動力を伝達しない状態[切断状態]になる時間)がごく短い(あるいは無い)。そのため、デュアルクラッチ式の変速装置が搭載された車両では、変速動作を素早く実行することが可能になる。
しかも、デュアルクラッチ式の変速装置が搭載された車両において、車両の駆動トルクを調節するべく電動機の出力トルクを調節する制御(トルク制御)が実行される場合には、変速段の切り替えに際して前記切断状態になる時間がごく短いことから、電動機の回転速度の急上昇を招くことがない。そのため、変速段の切り替えのための緻密な電動機制御が不要になる。
特開2007−331654号公報
変速装置に設けられるクラッチ機構としては油圧作動式のものが多用されており、そうした油圧作動式のクラッチ機構を有する車両は油圧ポンプを備えている。電気自動車には油圧ポンプが設けられていないことが多く、そうした電気自動車に油圧作動式のクラッチ機構を備えた変速装置を設ける場合には油圧ポンプを新たに設ける必要がある。また、特許文献1に記載のデュアルクラッチ式の変速装置を電気自動車に搭載する場合には、2つのクラッチ機構の作動状態を切り替える切替制御を実行する必要があるために、同切替制御を実行するための電子制御装置も必要になる。このように、電気自動車にデュアルクラッチ式の変速装置を搭載する場合には、その構成が複雑になり易いと云える。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡素な構成で滑らかな変速動作を実現することのできる車両の変速装置を提供することにある。
上記課題を解決するための車両の変速装置は、車両の駆動輪に各別に連結される低速ギア部および高速ギア部と、前記低速ギア部の入力軸と車載原動機の出力軸との間を断接する第1クラッチ機構と、前記高速ギア部の入力軸と前記車載原動機の出力軸との間を断接する第2クラッチ機構とを有して、2段変速を行う車両の変速装置であって、内部に区画された第1作動室に供給される油圧に応じて前記第1クラッチ機構の作動状態を変更する第1アクチュエータと、作動油が充填されるとともに一端に前記第1作動室が連通された第1油路と、内部に区画された第2作動室に供給される油圧に応じて前記第2クラッチ機構の作動状態を変更する第2アクチュエータと、前記第1油路とは別に設けられて、作動油が充填されるとともに一端に前記第2作動室が連通された第2油路と、前記第1油路の一部をなす第1調整室の容積を増減させるための第1切替操作子と、前記第2油路の一部をなす第2調整室の容積を増減させるための第2切替操作子と、前記第1調整室の容積および前記第2調整室の容積を一方が増加するときには他方が減少するように増減させることの可能な態様で、前記第1切替操作子および前記第2切替操作子に連結された切替操作部と、を備える。
上記構成では、第1油路および第1作動室からなる低速側油路と、第2油路および第2作動室からなる高速側油路との、共に外部に対して閉じた2系統の油路が形成される。
そして、切替操作部(例えば操作レバー)を操作範囲における中間位置(中立位置)に操作することにより、第1調整室および第2調整室を基準状態の広さにするとともに、低速側油路および高速側油路を基準状態の広さにして、第1クラッチ機構および第2クラッチ機構を同一の作動状態(具体的には、半クラッチ状態)にすることができる。
一方、切替操作部を中立位置から一方向(低速位置)に操作することにより、第1調整室が狭くなるとともに第2調整室が広くなる。その結果、低速側油路の油圧が高くなって第1クラッチ機構が動力を伝達する作動状態(接続状態)になる一方で、高速側油路の油圧が低くなって第2クラッチ機構が動力を伝達しない作動状態(切断状態)になる。このときには低速ギア部を介して原動機の出力軸と車両の駆動輪とが連結されるようになる。
他方、切替操作部を反対方向(高速位置)に操作することにより、第1調整室が広くなるとともに第2調整室が狭くなる。これにより、低速側油路の油圧が低くなって第1クラッチ機構が切断状態になる一方で、高速側油路の油圧が高くなって第2クラッチ機構が接続状態になる。このときには高速ギア部を介して原動機の出力軸と車両の駆動輪とが連結されるようになる。
このように上記構成によれば、2系統の閉じた油路からなる油圧回路を切替操作部によって操作することにより、クラッチ機構を作動させるための電子制御装置や油圧ポンプを必要としない簡素な構造での2段変速を実現することができる。しかも、切替操作部が低速位置および高速位置の一方から他方に操作された場合には、第1クラッチ機構および第2クラッチ機構の一方が切断状態から接続状態になるとともに他方が接続状態から切断状態になるが、その過程でそれら第1クラッチ機構および第2クラッチ機構が共に半クラッチ状態になる。そのため、変速段の切り替えを滑らかに行うことができる。
上記変速装置において、前記第1油路および前記第2油路にはそれぞれアキュムレータが接続されていることが好ましい。
上記構成によれば、油路内の油圧が高くなると同油路内の作動油がアキュムレータ内部に取り込まれるようになる一方で、油路内の油圧が低くなるとアキュムレータ内部の作動油が油路に排出されるようになる。そのため、アキュムレータが設けられていない変速装置と比較して、第1油路や第2油路の容積の増減幅を大きくすることができ、切替操作部を操作することの可能な範囲を大きくすることができる。したがって、切替操作部の操作を通じて、第1調整室の油圧や第2調整室の油圧を高い自由度で調節することができる。しかも、アキュムレータの作用により、切替操作部の操作時における油路内の油圧の変化速度が低く抑えられるため、滑らかな変速動作を実現することができる。
上記変速装置において、前記第1油路の一部をなす第1減圧室の容積を増減させるための第1減圧操作子と、前記第2油路の一部をなす第2減圧室の容積を増減させるための第2減圧操作子と、前記第1減圧室の容積および前記第2減圧室の容積を一方が増加するときには他方も増加するように、且つ一方が減少するときには他方も減少するように増減させることの可能な態様で、前記第1減圧操作子および前記第2減圧操作子に連結された減圧操作部と、を備えることが好ましい。
上記構成によれば、第1減圧室および第2減圧室が共に狭くなるように減圧操作部を操作することにより、低速側油路(第1作動室)の油圧と高速側油路(第2作動室)の油圧とをある程度高くして、第1クラッチ機構と第2クラッチ機構とを半クラッチ状態にすることができる。これにより、変速装置を、原動機の出力軸から車両の駆動輪への動力伝達が可能な状態にすることができる。
しかも、第1減圧室および第2減圧室が共に広くなるように減圧操作部を操作することにより、低速側油路(第1作動室)の油圧と高速側油路(第2作動室)の油圧とを低くして、第1クラッチ機構と第2クラッチ機構とを切断状態にすることができる。これにより、変速装置を、原動機の出力軸と車両の駆動輪との動力伝達が遮断された状態(いわゆるニュートラル状態)にすることができる。
上記変速装置において、前記切替操作部および前記減圧操作部は、前記車両の運転席に設けられた操作レバーであり、前記操作レバーは、第1の方向に操作されるときには前記切替操作部として機能し、第2の方向に操作されるときには前記減圧操作部として機能することが好ましい。
上記構成によれば、共通の1本の操作レバーを切替操作部および減圧操作部として用いることができるため、操作レバーを各別に設ける場合と比較して、変速装置を簡素な構造にすることができる。
本発明の車両の変速装置によれば、簡素な構成で滑らかな変速動作を実現することができる。
一実施形態の車両の変速装置の概略構成を示す略図。 動力伝達状態における油圧回路の作動態様を示す略図。 低速状態における油圧回路の作動態様を示す略図。 高速状態における油圧回路の作動態様を示す略図。 変形例の操作レバーおよびその周辺構造を示す斜視図。
以下、一実施形態の車両の変速装置について説明する。
図1に示すように、車両10は、原動機としての電動機11が搭載された電気自動車である。車両10の駆動輪12と電動機11との間には変速装置13が設けられており、この変速装置13によって2段変速が行われる。
変速装置13は、複数の歯車によって構成される変速機構20を有している。変速機構20は、低速ギア部21、高速ギア部22、副軸部23、および出力軸部24を有している。
低速ギア部21は、第1入力軸21Aと、同第1入力軸21Aを中心に回転する歯車(低速ギア21B)とが一体に形成されている。高速ギア部22は、第2入力軸22Aと、同第2入力軸22Aを中心に回転する歯車(高速ギア22B)とが一体に形成されている。第2入力軸22Aは円筒形状に形成されており、この第2入力軸22Aに第1入力軸21Aが挿通されている。これにより、第1入力軸21Aと第2入力軸22Aとは回転中心が同一になるように配置されている。
副軸部23は、第1入力軸21Aおよび第2入力軸22Aと平行に延びる副軸23Aを有している。この副軸23Aには、同副軸23Aを中心に回転する3つの歯車(低速ギア23B、高速ギア23C、およびファイナルギア23D)が一体に設けられている。副軸23Aの低速ギア23Bは低速ギア部21の低速ギア21Bに常時噛合している。また、副軸23Aの高速ギア23Cは高速ギア部22の高速ギア22Bに常時噛合している。各低速ギア21B,23Bのギア比RL(=[低速ギア23Bの歯数]/[低速ギア21Bの歯数])、および各高速ギア22B,23Cのギア比RH(=[高速ギア23Cの歯数]/[高速ギア22Bの歯数])は、少なくとも関係式「RL>RH」を満たす態様で、任意の比率に設定されている。
出力軸部24は、副軸23Aと平行に延びる出力軸24Aと、同出力軸24Aを中心に回転する歯車(ファイナルギア24B)とが一体に設けられている。この出力軸部24のファイナルギア24Bは副軸部23のファイナルギア23Dに常時噛合しており、それらファイナルギア23D,24Bのギア比(=[ファイナルギア24Bの歯数]/[ファイナルギア23Dの歯数])は任意の比率に設定されている。
変速装置13は、2つのクラッチ機構(第1クラッチ機構30および第2クラッチ機構40)を有している。第1クラッチ機構30および第2クラッチ機構40は共に、油圧作動式のクラッチ機構であり、複数の摩擦板を有する摩擦クラッチ機構である。
第1クラッチ機構30は、低速ギア部21の第1入力軸21Aと電動機11の出力軸11Aとの間に設けられて、第1入力軸21Aと出力軸11Aとの間を断接する。詳しくは、第1クラッチ機構30の作動を通じて、低速ギア部21の第1入力軸21Aと電動機11の出力軸11Aとを駆動連結する状態(接続状態)と、低速ギア部21の第1入力軸21Aと電動機11の出力軸11Aとの連結を遮断する状態(切断状態)とが切り替えられる。
また第2クラッチ機構40は、高速ギア部22の第2入力軸22Aと電動機11の出力軸11Aとの間に設けられて、第2入力軸22Aと出力軸11Aとの間を断接する。詳しくは、第2クラッチ機構40の作動を通じて、高速ギア部22の第2入力軸22Aと電動機11の出力軸11Aとを駆動連結する接続状態と、高速ギア部22の第2入力軸22Aと電動機11の出力軸11Aとの連結を遮断する切断状態とが切り替えられる。
変速装置13は、第1クラッチ機構30を作動させるための油路(低速側油路31)と、第2クラッチ機構40を作動させるための油路(高速側油路41)とからなる油圧回路14を有している。これら低速側油路31および高速側油路41には各別に作動油が充填されている。
低速側油路31は、ピストン33Aを有する油圧シリンダからなる第1アクチュエータ33を有している。ピストン33Aの先端は第1クラッチ機構30(詳しくは、摩擦板を操作する部分)に接触している。第1アクチュエータ33の内部には油圧が供給される第1作動室33Bが区画形成されている。そして、第1作動室33B内部の油圧が高くなると第1アクチュエータ33が作動して、第1クラッチ機構30の作動状態が前記接続状態になる一方、第1作動室33B内部の油圧が低くなると第1クラッチ機構30の作動状態が前記切断状態になる。
また、低速側油路31は、同低速側油路31内の油圧を低下させるための低速側減圧シリンダ34を有している。低速側減圧シリンダ34の内部には、第1減圧室34Aが区画形成されており、第1減圧室34Aの容積を増減させるための第1減圧操作子としてのピストン34Bが往復移動可能に配設されている。
さらに、低速側油路31は、第1アクチュエータ33の第1作動室33Bと低速側減圧シリンダ34の第1減圧室34Aとを連通する第1油路35を有している。この第1油路35の途中には、アキュムレータ36が設けられている。そして、第1油路35内の油圧が高くなると同第1油路35内の作動油がアキュムレータ36内部に取り込まれる一方で、第1油路35内の油圧が低くなるとアキュムレータ36内部の作動油が第1油路35に排出される。
高速側油路41は、ピストン43Aを有する油圧シリンダからなる第2アクチュエータ43を有している。ピストン43Aの先端は第2クラッチ機構40(詳しくは、クラッチ板を操作する部分)に接触している。第2アクチュエータ43の内部には油圧が供給される第2作動室43Bが区画形成されている。そして、第2作動室43B内部の油圧が高くなると第2アクチュエータ43が作動して、第2クラッチ機構40の作動状態が前記接続状態になる一方、第2作動室43B内部の油圧が低くなると第2クラッチ機構40の作動状態が前記切断状態になる。
また、高速側油路41は、同高速側油路41内の油圧を低下させるための高速側減圧シリンダ44を有している。高速側減圧シリンダ44の内部には、第2減圧室44Aが区画形成されており、第2減圧室44Aの容積を増減させるための減圧操作子としてのピストン44Bが往復移動可能に配設されている。
さらに、高速側油路41は、第2アクチュエータ43の第2作動室43Bと高速側減圧シリンダ44の第2減圧室44Aとを連通する第2油路45を有している。この第2油路45の途中には、アキュムレータ46が設けられている。そして、第2油路45内の油圧が高くなると同第2油路45内の作動油がアキュムレータ46内部に取り込まれる一方で、第2油路45内の油圧が低くなるとアキュムレータ46内部の作動油が第2油路45に排出される。
油圧回路14には、減圧レバー51が設けられている。この減圧レバー51は、車両10の運転席に傾動操作可能に設けられて、低速側減圧シリンダ34のピストン34Bと高速側減圧シリンダ44のピストン44Bとに連結されている。
減圧レバー51がニュートラル位置(具体的には、減圧レバー51が直立した状態になる位置[図1に示す位置])に操作されると、低速側減圧シリンダ34の第1減圧室34Aと高速側減圧シリンダ44の第2減圧室44Aとが共に比較的広くなる。このとき低速側油路31の容積が比較的大きくなって同低速側油路31の油圧が低くなるとともに、高速側油路41の容積が比較的大きくなって高速側油路41の油圧が低くなる。
その一方で、減圧レバー51がドライブ位置(具体的には、減圧レバー51が倒れた状態になる位置)に操作されると、低速側減圧シリンダ34の第1減圧室34Aと高速側減圧シリンダ44の第2減圧室44Aとが共に狭くなる。このとき低速側油路31の容積が小さくなって同低速側油路31の油圧が高くなるとともに、高速側油路41の容積が小さくなって高速側油路41の油圧が高くなる。なお本実施形態では、ピストン34Bが第1減圧操作子に相当し、ピストン44Bが第2減圧操作子に相当し、減圧レバー51が減圧操作部に相当する。
油圧回路14には、低速側油路31の油圧PLと高速側油路41の油圧PHとの関係を、「PL>>PH」、「PL≒PH」、および「PL<<PH」のいずれかに切り替えるための切替シリンダ52が設けられている。切替シリンダ52は、筒形状のシリンダ部52Aと、シリンダ部52Aの内部に往復移動可能に設けられた隔壁52Bとを有している。シリンダ部52Aの内部は、隔壁52Bによって、第1調整室37と第2調整室47とに区画されている。そして、第1調整室37が第1油路35の一部をなすように同第1油路35に連通されるとともに、第2調整室47が第2油路45の一部をなすように同第2油路45に連通されている。
油圧回路14には、切替レバー53が設けられている。この切替レバー53は、車両10の運転席に傾動操作可能に設けられて、シリンダ部52Aの内部における隔壁52Bの位置を変更可能な態様で同隔壁52Bに連結されている。そして、この切替レバー53が操作範囲における中間位置(具体的には、切替レバー53が直立した状態になる位置[中立位置])に操作されると、第1調整室37の容積と第2調整室47の容積とが略等しくなって、低速側油路31の油圧PLと高速側油路41の油圧PHとが略等しくなる。一方、切替レバー53が一方向(図1における左側)に倒されると、第1調整室37が狭くなるとともに第2調整室47が広くなる。その結果、低速側油路31の油圧PLが高くなるとともに高速側油路41の油圧PHが低くなる。他方、切替レバー53が他の方向(図1における右側)に倒されると、第1調整室37が広くなるとともに第2調整室47が狭くなる。その結果、低速側油路31の油圧PLが低くなるとともに高速側油路41の油圧PHが高くなる。
このように、第1調整室37の容積および第2調整室47の容積を一方が増加するときには他方が減少するように増減させることの可能な態様で、隔壁52Bに切替レバー53が連結されている。なお本実施形態では、隔壁52Bが第1切替操作子および第2切替操作子に相当し、切替レバー53が切替操作部に相当する。
以下、変速装置13の動作について説明する。
本実施形態では、第1油路35(第1減圧室34A、第1調整室37を含む)および第1作動室33Bからなる低速側油路31と、第2油路45(第2減圧室44A、第2調整室47を含む)および第2作動室43Bからなる高速側油路41と、の共に外部に対して閉じた2系統の油路が形成されている。
そして、停車時など、変速装置13を電動機11の出力軸11Aと車両10の駆動輪12との動力伝達が遮断された状態(ニュートラル状態)にするときには、図1に示すように、減圧レバー51がニュートラル位置に操作されるとともに、切替レバー53が中立位置に操作される。
切替レバー53が中立位置になることにより、第1調整室37および第2調整室47が基準状態の広さ(本実施形態では、ほぼ等しい広さ)になるとともに、低速側油路31および高速側油路41がほぼ等しい広さになって、第1クラッチ機構30および第2クラッチ機構40が同一の作動状態になる。
この状態で、減圧レバー51がニュートラル位置になることにより、第1減圧室34Aおよび第2減圧室44Aが比較的広くなって、低速側油路31(第1作動室33B)の油圧と高速側油路41(第2作動室43B)の油圧とが低くなるため、第1クラッチ機構30および第2クラッチ機構40が切断状態になる。
図2に示すように、切替レバー53が中立位置に操作された状態で、減圧レバー51がドライブ位置に傾動操作されると、変速装置13が、電動機11の出力軸11Aから車両10の駆動輪12への動力伝達が可能な状態(動力伝達状態)になる。
このとき切替レバー53が中立位置であるため、低速側油路31の容積と高速側油路41の容積とが等しくなっている。そして、減圧レバー51がドライブ位置に傾動操作されることにより、第1減圧室34Aおよび第2減圧室44Aが狭くなって、低速側油路31および高速側油路41が基準状態の広さ(本実施形態では、共に狭く、且つほぼ等しい広さ)になる。これにより、低速側油路31(第1作動室33B)の油圧と高速側油路41(第2作動室43B)の油圧とが高くなるため、第1クラッチ機構30および第2クラッチ機構40が接続状態になる。なお、このとき第1油路35からアキュムレータ36内に若干量の潤滑油が流入するとともに、第2油路45からアキュムレータ46内に若干量の作動油が流入する。
本実施形態では、このとき第1クラッチ機構30と第2クラッチ機構40とが共に半クラッチ状態(入力側の摩擦板と出力側の摩擦板とが滑りながら動力を伝達する状態)になるように、シミュレーションの結果等をもとに、油圧回路14の各部の形状や容積が定められている。
このように本実施形態によれば、切替レバー53を中立位置に操作するとともに、減圧レバー51をドライブ位置に操作することにより、低速側油路31(第1作動室33B)の油圧と高速側油路41(第2作動室43B)の油圧とをある程度高くして、第1クラッチ機構30と第2クラッチ機構40とを半クラッチ状態にすることができる。これにより、変速装置13が、電動機11の出力軸11Aから車両10の駆動輪12への動力伝達が可能な状態になる。
車両10の発進時や低速走行時、登坂走行時など、変速装置13の変速比を高くするときには、図3に示すように、減圧レバー51をドライブ位置に操作した状態で、切替レバー53を低速位置(図3における左側の位置)に傾動操作する。
減圧レバー51がドライブ位置であるときには、切替レバー53が中立位置であれば第1クラッチ機構30および第2クラッチ機構40が半クラッチ状態になる程度に低速側油路31の油圧と高速側油路41の油圧とが高くなる状態になっている。そして、この状態で、切替レバー53が中立位置から低速位置に傾動操作されると、第1調整室37が狭くなるとともに第2調整室47が広くなる。これにより低速側油路31が狭くなるため、低速側油路31からアキュムレータ36に作動油が流入するものの、同低速側油路31(第1作動室33B)の油圧がさらに高くなって第1クラッチ機構30が接続状態になる。その一方で、高速側油路41が広くなるため、アキュムレータ46内の作動油が高速側油路41に流出するようになるものの、同高速側油路41(第2作動室43B)の油圧が低くなって第2クラッチ機構40が切断状態になる。したがって、このときには低速ギア部21を介して電動機11の出力軸11Aと車両10の駆動輪12とが連結された状態(低速状態)になる。
車両10の高速走行時や、平坦路走行時など、変速装置13の変速比を低くするときには、図4に示すように、減圧レバー51をドライブ位置に操作した状態で、切替レバー53を高速位置(図3における右側の位置)に傾動操作する。
こうした切替レバー53の中立位置から高速位置への傾動操作に伴って、第1調整室37が広くなるとともに第2調整室47が狭くなる。これにより低速側油路31が広くなって、アキュムレータ36内の作動油が低速側油路31に流出するようになるものの、同低速側油路31(第1作動室33B)の油圧が低くなって第1クラッチ機構30が切断状態になる。その一方で、高速側油路41が狭くなるため、高速側油路41からアキュムレータ46に作動油が流入するものの、同高速側油路41(第2作動室43B)の油圧がさらに高くなって第2クラッチ機構40が接続状態になる。したがって、このときには高速ギア部22を介して電動機11の出力軸11Aと車両10の駆動輪12とが連結された状態(高速状態)になる。
ここで、切替レバー53が低速位置から高速位置に傾動操作される場合には、第1クラッチ機構30が接続状態から切断状態に切り替わるとともに、第2クラッチ機構40が切断状態から接続状態に切り替わる。また、切替レバー53が高速位置から低速位置に傾動操作される場合には、第1クラッチ機構30が切断状態から接続状態に切り替わるとともに、第2クラッチ機構40が接続状態から切断状態に切り替わる。
本実施形態では、いずれの場合にも、その切り替えの過程で、切替レバー53の傾動位置が中立位置を通過するために第1クラッチ機構30および第2クラッチ機構40が共に半クラッチ状態になる。したがって、変速機構20の変速段を切り替える際には、第1クラッチ機構30を介して伝達されるトルクと第2クラッチ機構40を介して伝達されるトルクとが共に徐々に変化するようになり、電動機11から駆動輪12に伝達されるトルクが徐々に変化するようになるため、滑らかな変速動作を実現することができるようになる。
このように本実施形態によれば、2系統の閉じた油路(低速側油路31および高速側油路41)からなる油圧回路14を減圧レバー51や切替レバー53によって操作することにより、クラッチ機構を作動させるための電子制御装置や油圧ポンプを必要としない簡素な構造での2段変速を実現することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下に記載する効果が得られる。
(1)簡素な構成で滑らかな変速動作を実現することができる。
(2)第1油路35にアキュムレータ36が接続されているため、第1油路35内の油圧が高くなると同第1油路35内の作動油がアキュムレータ36内部に取り込まれるようになる一方で、第1油路35内の油圧が低くなるとアキュムレータ36内部の作動油が第1油路35に排出されるようになる。また、第2油路45にアキュムレータ46が接続されているため、第2油路45内の油圧が高くなると同第2油路45内の作動油がアキュムレータ46内部に取り込まれるようになる一方で、第2油路45内の油圧が低くなるとアキュムレータ46内部の作動油が第2油路45に排出されるようになる。
そのため、そうしたアキュムレータが設けられていない変速装置と比較して、第1油路35や第2油路45の容積の増減幅が大きくなり、減圧レバー51や切替レバー53を操作することの可能な範囲を大きくすることができる。したがって本実施形態によれば、減圧レバー51や切替レバー53の操作を通じて、低速側油路31の油圧や高速側油路41の油圧を高い自由度で調節することができ、第1クラッチ機構30および第2クラッチ機構40を高い自由度で作動させることができる。しかも、アキュムレータ36,46の作用により、切替レバー53の操作時における低速側油路31内の油圧や高速側油路41内の油圧の変化速度が低く抑えられるため、滑らかな変速動作を実現することができる。
(3)第1減圧室34Aの容積および第2減圧室44Aの容積を一方が増加するときには他方も増加するように、且つ一方が減少するときには他方も減少するように増減させることの可能な態様で、低速側減圧シリンダ34のピストン34Bと高速側減圧シリンダ44のピストン44Bとに減圧レバー51を連結した。そのため、第1減圧室34Aおよび第2減圧室44Aが共に狭くなるように減圧レバー51を操作することにより、変速装置13を、電動機11の出力軸11Aから車両10の駆動輪12への動力伝達が可能な動力伝達状態にすることができる。しかも、第1減圧室34Aおよび第2減圧室44Aが共に広くなるように減圧レバー51を操作することにより、変速装置13を、電動機11の出力軸11Aと車両10の駆動輪12との動力伝達が遮断されたニュートラル状態にすることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・減圧レバー51に代えて、スイッチを設けるようにしてもよい。例えばスイッチのオン操作時には第1減圧室34Aの容積および第2減圧室44Aの容積が共に小さくなるようにピストン34Bおよびピストン44Bを動作させる一方、スイッチのオフ操作時には第1減圧室34Aの容積および第2減圧室44Aの容積が共に大きくなるようにピストン34Bおよびピストン44Bを動作させればよい。
・減圧レバー51や切替レバー53を足踏み式のペダルにしてもよい。
・車両10の運転席に、減圧レバー51および切替レバー53の2本の操作レバーを設けることに代えて、一本の操作レバーを設けるようにしてもよい。この場合には、以下のように機能する態様で、操作レバーを、低速側減圧シリンダ34のピストン34B、高速側減圧シリンダ44のピストン44B、および切替シリンダ52の隔壁52Bに連結すればよい。すなわち、図5に一例を示すように、操作レバー60は、第1の方向(図5では上下方向)に操作されるときには変速装置の変速段を切り替えるための切替レバーとして機能し、第1の方向と異なる第2の方向(図5では左右方向)に操作されるときには変速装置を動力伝達状態およびニュートラル状態のいずれかに切り替える減圧レバーとして機能する。こうした変速装置によれば、共通の1本の操作レバー60を上記切替レバーおよび上記減圧レバーとして用いることができるため、切替レバーおよび減圧レバーを各別に設ける場合と比較して、変速装置を簡素な構造にすることができる。
・第1アクチュエータ33や第2アクチュエータ43としては、油圧シリンダを採用することに限らず、油圧に応じて第1クラッチ機構30や第2クラッチ機構40を作動させることの可能な油圧式のアクチュエータであれば、油圧モータなどの任意のアクチュエータを採用することができる。
・切替シリンダ52に代えて、2つの油圧シリンダ(第1シリンダ、および第2シリンダ)を設けてもよい。この場合には、第1シリンダの第1調整室に第1油路35を接続するとともに、第2シリンダの第2調整室に第2油路45を接続すればよい。また、第1調整室および第2調整室の一方が狭くなるときには他方が広くなるように、各シリンダのピストンに切替レバーを連結すればよい。なお上記変速装置では、第1シリンダのピストンが第1切替操作子に相当し、第2シリンダのピストンが第2切替操作子に相当する。
・アキュムレータ36,46を省略することができる。
・減圧レバー51、低速側減圧シリンダ34、および高速側減圧シリンダ44を省略してもよい。
・上記実施形態の変速装置は、電気自動車に限らず、原動機として内燃機関が搭載された車両にも適用することができる。
10…車両、11…電動機、11A…出力軸、12…駆動輪、13…変速装置、14…油圧回路、20…変速機構、21…低速ギア部、21A…第1入力軸、21B…低速ギア、22…高速ギア部、22A…第2入力軸、22B…高速ギア、23…副軸部、23A…副軸、23B…低速ギア、23C…高速ギア、23D…ファイナルギア、24…出力軸部、24A…出力軸、24B…ファイナルギア、30…第1クラッチ機構、31…低速側油路、33…第1アクチュエータ、33A…ピストン、33B…第1作動室、34…低速側減圧シリンダ、34A…第1減圧室、34B…ピストン、35…第1油路、36…アキュムレータ、37…第1調整室、40…第2クラッチ機構、41…高速側油路、43…第2アクチュエータ、43A…ピストン、43B…第2作動室、44…高速側減圧シリンダ、44A…第2減圧室、44B…ピストン、45…第2油路、46…アキュムレータ、47…第2調整室、51…減圧レバー、52…切替シリンダ、52A…シリンダ部、52B…隔壁、53…切替レバー、60…操作レバー。

Claims (4)

  1. 車両の駆動輪に各別に連結される低速ギア部および高速ギア部と、前記低速ギア部の入力軸と車載原動機の出力軸との間を断接する第1クラッチ機構と、前記高速ギア部の入力軸と前記車載原動機の出力軸との間を断接する第2クラッチ機構とを有して、2段変速を行う車両の変速装置であって、
    内部に区画された第1作動室に供給される油圧に応じて前記第1クラッチ機構の作動状態を変更する第1アクチュエータと、
    作動油が充填されるとともに一端に前記第1作動室が連通された第1油路と、
    内部に区画された第2作動室に供給される油圧に応じて前記第2クラッチ機構の作動状態を変更する第2アクチュエータと、
    前記第1油路とは別に設けられて、作動油が充填されるとともに一端に前記第2作動室が連通された第2油路と、
    前記第1油路の一部をなす第1調整室の容積を増減させるための第1切替操作子と、
    前記第2油路の一部をなす第2調整室の容積を増減させるための第2切替操作子と、
    前記第1調整室の容積および前記第2調整室の容積を一方が増加するときには他方が減少するように増減させることの可能な態様で、前記第1切替操作子および前記第2切替操作子に連結された切替操作部と、を備える車両の変速装置。
  2. 請求項1に記載の車両の変速装置において、
    前記第1油路および前記第2油路にはそれぞれアキュムレータが接続されている
    ことを特徴とする車両の変速装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両の変速装置において、
    前記第1油路の一部をなす第1減圧室の容積を増減させるための第1減圧操作子と、
    前記第2油路の一部をなす第2減圧室の容積を増減させるための第2減圧操作子と、
    前記第1減圧室の容積および前記第2減圧室の容積を一方が増加するときには他方も増加するように、且つ一方が減少するときには他方も減少するように増減させることの可能な態様で、前記第1減圧操作子および前記第2減圧操作子に連結された減圧操作部と、を備えることを特徴とする車両の変速装置。
  4. 請求項3に記載の車両の変速装置において、
    前記切替操作部および前記減圧操作部は、前記車両の運転席に設けられた操作レバーであり、
    前記操作レバーは、第1の方向に操作されるときには前記切替操作部として機能し、第2の方向に操作されるときには前記減圧操作部として機能する
    ことを特徴とする車両の変速装置。
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