JP2017219027A - 送風装置 - Google Patents

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祐子 日野
Yuko Hino
祐子 日野
勝伸 劉
Katsunobu Ryu
勝伸 劉
智幸 塚本
Tomoyuki Tsukamoto
智幸 塚本
昭彦 蒔田
Akihiko Makita
昭彦 蒔田
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Abstract

【課題】薄型化した場合でも、送風効率が低下しにくく、静音性に優れた送風装置を実現できる技術を提供する。
【解決手段】軸方向隙間を介して配列された複数の平板を有する送風部と、送風部を回転させるモータ部と、送風部およびモータ部を収容するハウジングとを有する。ハウジングは、下プレート部21と、吸気口を有する上プレート部23と、径方向に開口する送風口を有する側壁部22とを有する。平板の少なくとも一部は、軸方向に貫通する通気孔を有する。通気孔と送風部の径方向外側の空間とは、軸方向隙間を介して連通する。送風部が回転すると、平板の表面の粘性抵抗および遠心力により、平板間に径方向外側へと向かう気流が発生することにより、吸気口および通気孔を介して供給された気体が、送風部の径方向外側へと向かう。
【選択図】図4

Description

本発明は、送風装置に関する。
従来、複数の羽根を有するインペラを回転させることで、径方向外側へ向かって気流を発生させる遠心型の送風装置が知られている。インペラを有する従来の送風装置については、例えば、特開2008−88985号公報に記載されている。
特開2008−88985号公報に記載の送風装置では、ファンブレードと呼ばれる複数の羽根が周囲の気体を押し出すことにより、径方向外側へ向かう気流が発生する。
特開2008−88985号公報
近年、電子機器の小型化・薄型化が引き続き求められている。このため、電子機器内の冷却に用いられる送風装置についても薄型化が求められている。
ここで、特開2008−88985号公報に記載の送風装置のように、インペラを用いて気流を発生させる場合、回転時に、羽根の軸方向上下端部から、羽根が押し出した気流が漏れる。これにより、羽根の軸方向の上下端部での風圧は、羽根の軸方向中央付近での風圧と比べて小さくなる。このため、送付装置を薄型化してインペラの軸方向の長さが小さくなると、十分な送風効率を得られなくなるという問題が生じる。
本発明の目的は、送風効率の良好な遠心型の送風装置を実現できる技術を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、送風装置であって、上下方向に延びる中心軸を中心として回転する送風部と、前記送風部を回転させるモータ部と、前記送風部および前記モータ部を収容するハウジングと、を有する。前記ハウジングは、前記送風部の下側の少なくとも一部を覆うとともに、前記モータ部を支持する下プレート部と、前記下プレート部の上方に配置され、軸方向に貫通する吸気口を有する上プレート部と、前記上プレート部と前記下プレート部との間において前記送風部の側方を覆い、周方向の少なくとも一部に径方向に向けて開口する送風口を有する側壁部と、を有する。前記送風部は、軸方向隙間を介して軸方向に配列された複数の平板を有する。前記平板の少なくとも一部は、軸方向に貫通する通気孔を有する。前記通気孔のそれぞれと、前記送風部の径方向外側の空間とは、前記軸方向隙間を介して連通する。
本願の例示的な第1発明によれば、送風部が回転すると、平板の表面の粘性抵抗および遠心力により、平板間の軸方向隙間に径方向外側へと向かう気流が発生する。これにより、吸気口および通気孔を介して供給された気体が、送風部の径方向外側へと向かう。平板間に気流を生じさせるため、上下方向に当該気流が漏れにくく、送風効率を向上できる。したがって、薄型化した場合であっても、送風効率が低下しにくい。また、インペラを有する遠心ファンと比べて、静音性に優れている。
図1は、第1実施形態に係る送風装置の斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る送風装置の上面図である。 図3は、第1実施形態に係る送風装置の断面図である。 図4は、第1実施形態に係る送風装置の分解斜視図である。 図5は、第1実施形態に係る送風装置の部分断面図である。 図6は、変形例に係る送風装置の部分断面図である。 図7は、変形例に係る送風装置の部分断面図である。 図8は、変形例に係る送風装置の部分断面図である。 図9は、変形例に係る送風装置の部分断面図である。 図10は、変形例に係る送風装置の部分断面図である。 図11は、変形例に係る送風装置の部分断面図である。 図12は、変形例に係る送風装置の部分断面図である。 図13は、変形例に係る送風装置の部分断面図である。 図14は、変形例に係る送風装置の部分断面図である。 図15は、変形例に係る送風装置の上面図である。
以下に、送風装置の例を開示する。なお、本開示では、下プレート部に対して上プレート部を上として、各部の形状および位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、送風装置の製造時および使用時の向きを限定する意図はない。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る送風装置1の斜視図である。図2は、送風装置1の上面図である。図3は、A−A断面における送風装置1の断面図である。図4は、送風装置1の分解斜視図である。図5は、送風装置1の部分断面図である。この送風装置1は、送風部40が回転することにより、径方向外側へ向かう気流を発生させる遠心型の送風装置である。この送風装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ等の電子機器に搭載され、その内部を冷却するのに用いられる。なお、本発明の送風装置1は、その他の目的に使用されてもよい。
図1〜図4に示すように、送風装置1は、ハウジング20と、モータ部30と、送風部40とを有する。
ハウジング20は、モータ部30および送風部40を収容する筐体である。ハウジング20は、下プレート部21と、側壁部22と、上プレート部23とを有する。
下プレート部21は、ハウジング20の底部を構成する。下プレート部21は、送風部40の下方において径方向に拡がり、送風部40の下側の少なくとも一部を覆う。また、下プレート部21は、モータ部30を支持する。
側壁部22は、下プレート部21から上方へ向かって延びる。側壁部22は、下プレート部21と上プレート部23との間において送風部40の側方を覆う。また、側壁部22は、周方向の一部に、径方向に向けて開口する送風口201を有する。本実施形態では、下プレート部21と側壁部22とは、一体に形成される。ただし、下プレート部21と側壁部22とは、別部材であってもよい。
上プレート部23は、ハウジング20の蓋部を構成する。上プレート部23は、下プレート部21の上方において、径方向に拡がる。また、上プレート部23は、軸方向に貫通する吸気口202を有する。すなわち、上プレート部23は、吸気口202を構成する内縁部231を有する。上面視における吸気口202の形状は、例えば、中心軸9を中心とする円形である。
モータ部30は、送風部40を回転させる駆動部である。図5に示すように、モータ部30は、静止部31と、回転部32とを有する。静止部31は、下プレート部21に固定される。これにより、静止部31は、ハウジング20に対して相対的に静止する。回転部32は、静止部31に対して、中心軸9を中心として回転可能に支持される。
静止部31は、ステータ固定部311と、ステータ312と、軸受ハウジング313とを有する。
ステータ固定部311は、下プレート部21に設けられた固定孔211に嵌まる。これにより、ステータ固定部311は、下プレート部21に固定される。ステータ固定部311は、固定孔211との固定部から上方へ向かって、中心軸9を中心として円筒状に延びる。ステータ固定部311の上部の外周部には、ステータ312が固定される。
ステータ312は、外部から供給される駆動電流に応じて磁束を発生させる電機子である。ステータ312は、上下に延びる中心軸9の周りを環状に取り囲む。ステータ312は、例えば、積層鋼板からなる環状のステータコアと、ステータコアに巻かれた導線とを有する。
軸受ハウジング313は、有底円筒状の部材である。すなわち、軸受ハウジング313は、円板状の底部と、底部から上方へ延びる円筒状部とを有する。軸受ハウジング313は、ステータ固定部311の内周面に固定される。
回転部32は、シャフト321と、ハブ322と、軸受部材323と、マグネット324とを有する。
シャフト321は、中心軸9に沿って配置された部材である。本実施形態のシャフト321は、後述する第1円筒部512の内部に配置され、かつ、中心軸9を中心として延びる円柱状の部位と、当該円柱状の部位の下端部から径方向に延びる円板状の部位とを有する。
ハブ322は、シャフト321に固定される。ハブ322は、ハブ本体部材51と、フランジ部材52とから成る。
ハブ本体部材51は、第1天板部511と、第1円筒部512と、第2円筒部513と、マグネット保持部514とを有する。
第1天板部511は、中心軸9を中心として径方向に拡がる円板状の部位である。第1天板部511は、ステータ312の上方に配置される。第1天板部511は、その外縁部に、上面から凹む凹部515を有する。
第1円筒部512は、第1天板部511から下方へ向かって、中心軸9を中心として円筒状に延びる。第1円筒部512の内部には、シャフト321の円柱状の部位が収容される。そして、シャフト321は、第1円筒部512に固定される。
第2円筒部513は、第1天板部511から下方へ向かって、中心軸9を中心として円筒状に延びる。第2円筒部513の内径は、第1円筒部512の外径よりも大きい。すなわち、第2円筒部513は、第1円筒部512の径方向外側に配置される。
マグネット保持部514は、第1天板部511の径方向外端から下方へ向けて、中心軸9を中心として円筒状に延びる。マグネット保持部514は、ステータ312の径方向外側に配置される。マグネット保持部514の内周面には、マグネット324が固定される。
フランジ部材52は、外壁部521と、第2天板部522と、平板保持部523とを有する。
外壁部521は、中心軸9を中心として上下に延びる円筒状の部位である。外壁部521は、ハブ本体部材51のマグネット保持部514の外周面に沿って配置される。
第2天板部522は、外壁部521の上端部から径方向内側へ円環状に延びる。第2天板部522は、ハブ本体部材51の第1天板部511の上面に設けられた凹部515内に配置される。また、第1天板部511の上面と、第2天板部522の上面とは、軸方向の位置が同一である。
平板保持部523は、外壁部521の下端部から径方向外側へ延びる。平板保持部523は、ハブ本体部材のマグネット保持部514の径方向外側において、送風部40を保持する。本実施形態では、送風部40は、平板保持部523の上面に載置される。これにより、平板保持部523は、送風部40の有する複数の平板410を保持する。
軸受部材323は、中心軸9を中心として上下に延びる円筒状の部材である。軸受部材323は、ハブ本体部材51の第1円筒部512の外周面に沿って配置される。また、軸受部材323は、第1円筒部512の外周面に固定される。軸受部材323の径方向外側かつハブ本体部材51の第2円筒部513の径方向内側には、軸受ハウジング313の円筒状部が配置される。
マグネット324は、ハブ本体部材51のマグネット保持部514の内周面に固定される。また、マグネット324は、ステータ312の径方向外側に配置される。本実施形態では、円環状のマグネット324が使用される。マグネット324の径方向内側の面は、ステータ312と、僅かな間隙を介して径方向に対向する。また、マグネット324の内周面には、N極とS極とが周方向に交互に着磁されている なお、円環状のマグネット324に代えて、複数のマグネットを使用してもよい。複数のマグネットを使用する場合には、N極のマグネットとS極のマグネットとが交互に並ぶように、複数のマグネットを周方向に配列すればよい。
図5中に拡大して示すように、軸受ハウジング313と、シャフト321、軸受部材323およびハブ本体部材51との間には、潤滑流体300が介在する。潤滑流体300には、例えば、ポリオールエステル系オイルまたはジエステル系オイルが使用される。シャフト321、ハブ322および軸受部材323は、軸受ハウジング313に対して、潤滑流体300を介して回転可能に支持される。このように、本実施形態では、静止部31の構成要素である軸受ハウジング313と、回転部32の構成要素であるシャフト321、軸受部材323およびハブ本体部材51と、潤滑流体300とにより、流体動圧軸受が構成される。
潤滑流体300の界面は、軸受ハウジング313の外周面とハブ本体部材51の第2円筒部513の内周面との間隙であるシール部301に配置される。シール部301において、上方から下方へ向かうにつれて、軸受ハウジング313の外周面と第2円筒部513の内周面との距離が大きくなる。すなわち、シール部301において、潤滑流体300の界面から遠ざかるにつれて、軸受ハウジング313の外周面と第2円筒部513の内周面との距離が大きくなる。このように、シール部301の径方向の幅が上方から下方へ向かうにつれて大きくなることにより、界面付近において潤滑流体300が上方へと引きつけられる。したがって、潤滑流体300がシール部301の外部へと漏れ出るのが抑制される。
このように、静止部31と回転部32とを接続する軸受機構として流体動圧軸受を用いることにより、回転部32が安定して回転できる。したがって、モータ部30から異音が発生するのを抑制できる。
このようなモータ部30において、ステータ312に駆動電流を供給すると、ステータ312に磁束が生じる。そして、ステータ312とマグネット324との間の磁束の作用により、静止部31と回転部32との間に、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部31に対して回転部32が、中心軸9周りに回転する。回転部32の平板保持部523に保持された送風部40は、回転部32とともに、中心軸9周りに回転する。
図4および図5に示すように、送風部40は、複数の平板410と、複数のスペーサ420とを有する。平板410とスペーサ420とは、軸方向に交互に配列される。また、隣り合う平板410およびスペーサ420は、接着等により固定される。
図4および図5に示すように、本実施形態では、複数の平板410は、最も上方に配置された上側平板411と、最も下方に配置された下側平板412と、上側平板411の下方かつ下側平板412の上方に配置された4つの中間平板413とを含む。すなわち、本実施形態の送風部40は、6つの平板410を有する。複数の平板410は、軸方向隙間400を介して軸方向に配列される。
各平板410は、例えば、ステンレス等の金属材料または樹脂材料により形成される。また、各平板410は、例えば、紙により形成されてもよい。その場合、植物繊維にガラス繊維または金属線等を含む紙が用いられてもよい。平板410を金属材料により形成すると、平板410を樹脂材料により形成する場合と比べて、平板410の寸法精度を向上できる。
本実施形態では、上側平板411と4つの中間平板413とは、同一形状である。図1、図2および図5に示すように、上側平板411および中間平板413はそれぞれ、内環状部61、外環状部62、複数のリブ63および複数の通気孔60を有する。なお、本実施形態では、各平板410の有するリブ63の数および通気孔60の数はそれぞれ5つである。
内環状部61は、中心軸9を中心として配置される、環状の部位である。内環状部61は、その中央に、上下に貫通する中央孔65(図4参照)を有する。外環状部62は、中心軸9を中心として内環状部61の径方向外側に配置される、環状の部位である。リブ63はそれぞれ、内環状部61と外環状部62を連結する。通気孔60のそれぞれと、送風部40の径方向外側の空間とは、当該通気孔60を有する平板410の上下に隣り合う軸方向隙間400を介して連通する。なお、通気孔60はそれぞれ、軸方向に見て、ハウジング20の吸気口202と重なる位置に配置される。
下側平板412は、中心軸9を中心として配置される、環状かつ板状の部材である。下側平板412は、その中央に、上下に貫通する中央孔65を有する。
図4に示すように、スペーサ420のそれぞれは、円環状の部材である。スペーサ420が平板410間に配置されることにより、平板410間に軸方向隙間400が確保される。スペーサ420はそれぞれ、その中央に、上下に貫通する中央孔429を有する。各平板410の中央孔65と、各スペーサ420の中央孔429との内部には、モータ部30が配置される。
スペーサ420は、上側平板411および中間平板413の内環状部61と軸方向に重なる位置に配置される。このように、スペーサ420は、軸方向隙間400内の径方向の一部の領域のみに配置される。
モータ部30が駆動すると、回転部32とともに、送風部40が回転する。これにより、各平板410の表面の粘性抵抗および遠心力により、各平板410の表面付近に、径方向外側へと向かう気流が発生する。したがって、平板410間の軸方向隙間400に径方向外側へと向かう気流が発生する。すると、ハウジング20の吸気口202と、上側平板411および中間平板413の通気孔60とを介して、ハウジング20の上部の気体が各軸方向隙間400へと供給され、ハウジング20の側部に設けられた送風口201から送風装置1の外部へと排出される。
ここで、各平板410の軸方向厚みは、約0.1mmである。一方、各軸方向隙間400の軸方向の長さは、約0.3mmである。軸方向隙間400の軸方向の長さは、0.2mm〜0.5mmであることが好ましい。軸方向隙間400の軸方向の長さが大きいと、送風部40の回転時に、上側の平板410の下面で生じる気流と下側の平板410の上面で生じる気流との間に間隔が空く。すると、軸方向隙間400内における静圧が大きくならず、十分な風量を排出できない可能性がある。また、軸方向隙間400の軸方向の長さが大きいと、送風装置1の軸方向の体格を小さくするのが困難となる。そのため、この送風装置1では、軸方向隙間400の軸方向の長さを0.2mm〜0.5mmの範囲内としている。これにより、軸方向隙間400内の静圧を高め、十分な排出風量を得ることができるとともに、送風装置1をより薄型化できる。
上側平板411および中間平板413は、通気孔60を有する。このため、上側平板411および中間平板413では、通気孔60の外側に配置された外環状部62が、表面付近に気流を発生させる送風領域となる。一方、下側平板412は、通気孔60を有しない。このため、下側平板412の上面側では、スペーサ420と接触する部分より外側の領域全体が送風領域となる。すなわち、下側平板412の上面側では、上側平板411および中間平板413の通気孔60およびリブ63と軸方向に重なる領域と、外環状部62と軸方向に重なる領域とが、送風領域となる。また、下側平板412の下面側では、平板保持部523と接触する部分より外側の領域全体が送風領域となる。なお、平板保持部523の下面においても、気流が発生する。
このように、下側平板412の送風領域は、上側平板411および中間平板413の送風領域よりも広い。したがって、最も下側に配置された中間平板413と下側平板412との間の軸方向隙間400では、他の軸方向隙間400に比べて静圧を向上できる。
吸気口202および複数の通気孔60を下方へと向かって通過する気流は、各軸方向隙間400において径方向外側へと引きつけられる。このため、下方へ向かうにつれて、通気孔60を通過する気流が弱まる。本実施形態では、下側平板412における送風領域を上側平板411および中間平板413の送風領域よりも大きくすることにより、最も下方に配置された軸方向隙間400において、他の軸方向隙間400よりも強い気流を発生させ、通気孔60を下方へと通過する気流を引きつける。これにより、最も下方に配置された軸方向隙間400にも十分な量の気体が供給される。その結果、送風部40における送風効率がより向上する。
複数の羽根を有するインペラを回転させて気流を発生させる従来の送風装置では、インペラにより発生する気流が、インペラの上下の端部において漏れる。また、当該気流の漏れは、送風装置の軸方向の長さによらず発生する。このため、送風装置を薄型化すると、送風装置全体における当該漏れの影響が大きくなるため、送風効率が低下する。一方、本実施形態の送風装置1では、平板410の表面付近に気流が生じるため、上下方向に当該気流が漏れにくい。したがって、気流を発生させる送風部40の軸方向の長さを小さくした場合であっても、気流の漏れによる送風効率の低下が生じにくい。すなわち、送風装置1を薄型化した場合であっても、送風効率が低下しにくい。
また、インペラを有する送風装置では、羽根の形状、枚数、配置等に起因する周期的な騒音が発生する。しかしながら、この送風装置1は平板410の表面の粘性抵抗および遠心力により気流を発生させるため、インペラを有する送風装置と比べて、静音性に優れている。
また、PQ特性(風量−静圧特性)の観点において、複数の平板410を有する送風装置1は、インペラを有する送風装置と比べて、低風量領域における静圧が大きい。このため、送風装置1は、インペラを有する送風装置と比べて、比較的低い風量しか排出できない高密度な筐体内で用いるのに適している。このような筐体としては、例えば、パーソナルコンピュータ等の電子機器が挙げられる。
本実施形態では、上側平板411および全ての中間平板413が通気孔60を有する。これにより、吸気口202および通気孔60を介して、全ての軸方向隙間400がハウジング20の上方の空間と軸方向に連通する。
図2に示すように、吸気口202は、中心軸9を中心として配置される。すなわち、吸気口202の中心は、中心軸9と一致する。一方、送風部40も、中心軸9を中心として配置される。これにより、送風部40において、周方向に圧力差が生じにくい。その結果、騒音の発生を抑制できる。なお、「一致する」とは、完全に一致する場合だけで無く、略一致する場合を含めるものとする。
図5に示すように、上側平板411は、軸方向から見て、吸気口202を構成する上プレート部23の内縁部231の内側、かつ、軸方向下方に配置される。また、上側平板411の外縁と上プレート部23の内縁部231との軸方向の距離D1は、上側平板411の外縁と上プレート部23の内縁部231との径方向の距離D2よりも小さい。
送風部40の回転により生じる圧力は、上側平板411の表面から一定距離までしか及ばない。このため、上側平板411と吸気口202を構成する内縁部231との軸方向の距離が大きいと、逆流が生じやすくなる。本実施形態では、上側平板411と内縁部231との軸方向の距離D1を、径方向の距離D2よりも小さくすることにより、逆流現象が生じるのを抑制できる。
<2.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されない。
図6は、一変形例に係る送風装置1Aの部分断面図である。図6の例の送風装置1Aでは、送風部40Aが、上記の実施形態と同様、複数の平板410Aを有する。複数の平板410Aは、最も上方に配置された上側平板411Aを含む。また、ハウジング20Aの上プレート部23Aには、上下に貫通する吸気口202Aが設けられる。
この送風装置1Aでは、上側平板411Aが、軸方向から見て、吸気口202Aを構成する上プレート部23Aの内縁部231Aの内側に配置される。そして、上側平板411Aと上プレート部23Aとは、一部が径方向に重なる。このように、上プレート部23Aと上側平板411Aとを径方向に重なる位置に配置することにより、送風装置1をより薄型化できる。
図7は、他の変形例に係る送風装置1Bの部分断面図である。図7の例の送風装置1Bでは、送風部40Bが、複数の平板410Bを有する。複数の平板410Bは、軸方向隙間400Bを介して軸方向に配列される。複数の平板410Bは、最も上方に配置された上側平板411Bと、最も下方に配置された下側平板412Bとを含む。上側平板411Bと下側平板412Bとの間に配置された4つの平板410Bのうち、最も上方に配置されたものを第1中間平板414Bと称し、他の3つを第2中間平板415Bと称する。また、ハウジング20Bの上プレート部23Bには、上下に貫通する吸気口202Bが設けられる。
この送風装置1Bでは、上側平板411Bの外縁は、軸方向から見て、吸気口202Bを構成する上プレート部23Bの内縁部231Bの内側に配置される。また、上側平板411Bと上プレート部23Bとは、少なくとも一部が径方向に重なる。また、下側平板412B、第1中間平板414Bおよび3つの第2中間平板415Bの外縁は、上プレート部23Bの下方、かつ、吸気口202Bよりも径方向外側に配置される。すなわち、複数の平板410Bの一部は、その外縁が、上プレート部23Bの下方、かつ、吸気口202Bよりも径方向外側に配置される。ここで、これらの下側平板412B、第1中間平板414Bおよび3つの第2中間平板415Bのうち最も上方に配置された第1中間平板414Bと、上プレート部23Bとの軸方向の距離D3は、軸方向隙間400Bの軸方向の長さD4よりも小さい。
送風部40Bの回転により生じる圧力は、各平板410Bの表面から一定距離までしか及ばない。このため、上プレート部23Bと軸方向に重なる平板410Bのうち最も上プレート部23Bに近い平板である第1中間平板414Bと上プレート部23Bとの距離が大きいと、第1中間平板414Bと上プレート部23Bとの間に、送風部40Bの回転により生じる圧力が作用しない領域が生じる虞がある。図7の例では、最も上プレート部23Bに近い第1中間平板414Bと上プレート部23Bとの距離D3を小さくすることにより、第1中間平板414Bと上プレート部23Bとの間における静圧特性を向上できる。ひいては、送風装置1Bの排出風量を増加できる。
図8は、他の変形例に係る送風装置1Cの部分断面図である。図8の例の送風装置1Cでは、送風部40Cが、複数の平板410Cを有する。複数の平板410Cは、最も上方に配置された上側平板411Cと、最も下方に配置された下側平板412Cと、上側平板411Cと下側平板412Cとの間に配置された4つの平板410Cとを含む。以下では、上側平板411Cと下側平板412Cとの間に配置された4つの平板410Cを、上方から順に、第1中間平板414C、第2中間平板415C、第3中間平板416Cおよび第4中間平板417Cと称する。また、ハウジング20Cの上プレート部23Cには、上下に貫通する吸気口202Cが設けられる。
この送風装置1Cでは、上側平板411Cおよび第1中間平板414Cの外縁は、軸方向から見て、吸気口202Cを構成する上プレート部23Cの内縁部231Cの内側に配置される。このため、上側平板411Cの外縁と内縁部231Cとの径方向の距離D5とが大きくなると、上側平板411Cの外縁と内縁部231Cとの間隙において逆流現象が生じる虞がある。
第2中間平板415C、第3中間平板416C、第4中間平板417Cおよび下側平板412Cの外縁は、上プレート部23Cの下方、かつ、吸気口202Cよりも径方向外側に配置される。すなわち、平板410Cの少なくとも一部は、その外縁が、上プレート部23Cの下方、かつ、吸気口202Cよりも径方向外側に配置される。ここで、これらの4つの平板410Cのうち最も上方に配置された第2中間平板415Cと、上プレート部23Cとの軸方向の距離を、距離D6と称する。
図8の例では、上側平板411Cの外縁と内縁部231Cとの径方向の距離D5が、第2中間平板415Cと上プレート部23Cとの軸方向の距離D6よりも小さい。これにより、上側平板411Cの外縁と内縁部231Cとの間隙において逆流現象が生じるのを抑制できる。したがって、送風効率が向上する。
図9は、他の変形例に係る送風装置1Dの部分断面図である。図9の例の送風装置1Dでは、送風部40Dが、複数の平板410Dを有する。複数の平板410Dは、最も上側に配置された上側平板411Dと、最も下方に配置された下側平板412Dと、上側平板411Dと下側平板412Dとの間に配置された4つの中間平板413Dとを含む。
この送風装置1Dでは、下側平板412Dを含む全ての平板410Dが、軸方向に貫通する通気孔60Dを有する。下側平板412Dが通気孔60Dを有することにより、吸気口202Dからハウジング20D内に供給された気体が、下側平板412Dの下面側にも供給される。これにより、送風装置1Dの排気風量を大きくできる。
図10は、他の変形例に係る送風装置1Eの部分断面図である。図10の例の送風装置1Eでは、送風部40Eが、複数の平板410Eを有する。複数の平板410Eは、最も上方に配置された上側平板411Eと、最も下方に配置された下側平板412Eと、上側平板411Eと下側平板412Eとの間に配置された4つの平板410Cとを含む。以下では、上側平板411Eと下側平板412Eとの間に配置された4つの平板410Cを、上方から順に、第1中間平板414E、第2中間平板415E、第3中間平板416Eおよび第4中間平板417Eと称する。
この送風装置1Eでは、ハウジング20Eの上プレート部23Eには、上下に貫通する第1吸気口202Eが設けられる。ハウジング20Eの下プレート部21Eには、上下に貫通する第2吸気口203Eが設けられる。また、上側平板411E、第1中間平板414E、第2中間平板415E、第4中間平板417Eおよび下側平板412Eが通気孔60Eを有する。一方、第3中間平板416Eは、通気孔60Eを有しない。
これにより、第1吸気口202Eからハウジング20E内に供給された気体は、上側平板411E、第1中間平板414Eおよび第2中間平板415Eの通気孔60Eを介して下方へと向かい、第3中間平板416Eの上面側へと達する。これにより、第3中間平板416Eの上方に配置された3つの軸方向隙間400Eに、気体が供給される。一方、第2吸気口203Eからハウジング20E内に供給された気体は、下側平板412Eおよび第4中間平板417Eの通気孔60Eを介して上方へと向かい、第3中間平板416Eの下面側へと達する。これにより、第3中間平板416Eの下方に配置された2つの軸方向隙間400Eに、気体が供給される。
このように、この送風装置1Eでは、送風部40Eの上方からと下方からとの双方から気体が供給される。このため、平板410Eの数を多くした場合であっても、各軸方向隙間400Eに十分な量の気体を供給できる。したがって、送風装置1Eの送風効率を向上できる。
また、この送風装置1Eでは、複数の平板410Eのうち中央付近に配置された第3中間平板416Eが通気孔60Eを有しない。これにより、上方から供給された気体と、下方から供給された気体とが衝突して、乱流が発生するのが抑制される。したがって、騒音が大きくなるのを抑制できる。
図11は、他の変形例に係る送風装置1Fの部分断面図である。図11の例の送風装置1Fでは、送風部40Fが、複数の平板410Fを有する。複数の平板410Fは、最も上方に配置された上側平板411Fと、最も下方に配置された下側平板412Fと、上側平板411Fと下側平板412Fとの間に配置された4つの中間平板413Fとを含む。
この送風装置1Fでは、上側平板411Fの軸方向の厚みと、下側平板412Fの軸方向の厚みとが、中間平板413Fのそれぞれの軸方向の厚みよりも大きい。これにより、上側平板411Fおよび下側平板412Fは、その他の平板410Fと比べて変形しにくい。
中間平板413Fは、上方と下方との双方に他の平板410Fが配置されている。このため、中間平板413Fの上面側には、上方に配置された平板410Fの下面により発生した気流によって圧力がかかる。一方、中間平板413Fの下面側には、下方に配置された平板410Fの上面により発生した気流によって圧力がかかる。このように、中間平板413Fには、上面と下面の双方に、隣り合う平板410Fからの圧力が作用する。これにより、各中間平板413Fが安定して回転することができる。
一方、上側平板411Fにおいては、下面側には隣り合う平板410Fからの圧力がかかるが、上面側には圧力がかかりにくい。また、下側平板412Fにおいては、上面側には隣り合う平板410Fからの圧力がかかるが、下面側には圧力がかかりにくい。このため、上側平板411Fおよび下側平板412Fは、中間平板413Fと比べて、上下方向にぶれやすい。
この送風装置1Fでは、上側平板411Fおよび下側平板412Fの軸方向の厚みを、他の平板410Fの軸方向の厚みよりも大きくすることにより、上側平板411Fおよび下側平板412Fの変形を抑制できる。したがって、上側平板411Fおよび下側平板412Fが、隣り合う平板410Fやハウジング20F等の他の部材と接触するのを抑制できる。
図12は、他の変形例に係る送風装置1Gの部分断面図である。図12の例の送風装置1Gでは、送風部40Gが、複数の平板410Gを有する。複数の平板410Gは、それぞれ、径方向外側に向かうにつれて次第に厚みが薄くなる外端部を有する。
平板410Gの軸方向の厚みが外端部まで均一である場合、平板410Gの外端部は、円筒状の外端面となる。この場合、平板410Gの上面と当該外端面との接続箇所と、平板410Gの下面と当該外端面との接続箇所とが、角となる。このため、当該接続箇所の周囲において、気流の渦が発生する虞がある。このような気流の渦は、送風効率を低下させるとともに、騒音の原因となりうる。
この送風装置1Gでは、平板410Gの外端部が径方向外側に向かうにつれて次第に厚みが薄くなることにより、気流の渦が発生するのを抑制できる。これにより、送風効率を向上できるとともに、騒音を低減できる。
図13は、他の変形例に係る送風装置1Hの部分断面図である。図13の例の送風装置1Hでは、送風部40Hが、複数の平板410Hを有する。また、ハウジング20Hの上プレート部23Hには、上下に貫通する吸気口202Hが設けられる。すなわち、上プレート部23Hは、吸気口202Hを構成する内縁部231Hを有する。
この送風装置1Hでは、上プレート部23Hの下面に、弾性部材24Hが備えられる。弾性部材24Hは、内縁部231Hに沿って、内縁部231Hの周囲を囲むように配置される。また、各平板410Hの外縁は、吸気口202Hの径方向外側に配置される。このため、各平板410Hの外縁は、上プレート部23Hと軸方向に重なる位置に配置される。内縁部231Hの周囲に弾性部材24Hが配置されることにより、万が一、平板410Hが大きく撓んだ場合であっても、平板410Hは弾性部材24Hに接触し、上プレート部23Hには直接接触しない。これにより、平板410Hおよび上プレート部23Hの破損を抑制できる。
図14は、他の変形例に係る送風装置1Jの部分断面図である。図14の例の送風装置1Jでは、モータ部30Jが、静止部31Jと、回転部32Jと、2つの玉軸受33Jとを有する。
静止部31Jは、ステータ固定部311Jと、ステータ312Jとを有する。ステータ固定部311Jは、ハウジング20Jに固定される有底円筒状の部材である。ステータ312Jは、ステータ固定部311Jの外周面に固定された電機子である。
回転部32Jは、シャフト321Jと、ハブ322Jと、マグネット324Jとを有する。シャフト321Jは、少なくとも下端部がステータ固定部311Jの内部に配置される。また、シャフト321Jの上端部は、ハブ322Jに固定される。マグネット324Jは、ハブ322Jに固定される。マグネット324Jは、ステータ312Jと径方向に対向して配置される。
玉軸受33Jはそれぞれ、回転部32Jを静止部31Jに対して回転可能に接続する。具体的には、玉軸受33Jの外輪が静止部31Jのステータ固定部311Jの内周面に固定される。また、玉軸受33Jの内輪が回転部32Jのシャフト321Jの外周面に固定される。そして、外輪と内輪との間に複数の球状の転動体である玉が介在する。このように、モータ部30Jの軸受構造として、流体動圧軸受に代えて、玉軸受等の転がり軸受(ベアリング)が用いられてもよい。
図14の例では、モータ部30Jが2つの玉軸受33Jを有する。そして、ステータ固定部311Jの内周面とシャフト321Jとが対向している軸方向領域の上端付近と下端付近に玉軸受33Jが配置される。これにより、シャフト321Jが中心軸9Jに対して傾斜するのが抑制される。
図15は、他の変形例に係る送風装置1Kの上面図である。図15の例の送風装置1Kでは、ハウジング20Kは、複数の送風口201Kを有する。具体的には、側壁部22Kが、周方向の複数箇所に、径方向に向けて開口する送風口201Kを有する。ハウジング20Kは、各送風口201Kの周囲に舌部203Kを有する。また、送風部40Kは、軸方向隙間を介して軸方向に配列された複数の平板410Kを有する。
インペラを有する遠心ファンでは、羽根の形状、枚数、配置等に起因する周期的な騒音が発生する。また、当該騒音は舌部周辺で発生しやすい。このため、複数方向に排気しようとすると舌部が増えるため、さらに騒音特性が悪化する。しかしながら、この送風装置1Kでは、平板410Kの回転により径方向外側へ向かう気流を発生させるため、インペラを有する遠心ファンと比べて周期的な騒音を小さくできる。したがって、この送風装置1Kのように、複数方向に排気を行った場合でも、舌部203Kとの関係により騒音特性が悪化することを抑制できる。
上記の実施形態および変形例では、送風部の有する平板の数が6つであったが、本発明はこれに限られない。平板の数は、2〜5つであってもよいし、7つ以上であってもよい。
また、上記の実施形態および変形例では、ハブがハブ本体部材とフランジ部材との2部材から構成されたが、本発明はこれに限られない。ハブは、1部材で構成されてもよいし、3つ以上の部材で構成されてもよい。
また、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。例えば、ハウジング、送風部またはモータ部の形状が、上記の実施形態および変形例と異なっていてもよい。また、上記の各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、送風装置に利用できる。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H,1J,1K 送風装置
9,9J 中心軸
20,20A,20B,20C,20D,20E,20F,20H,20J,20K ハウジング
21,21E 下プレート部
22,22K 側壁部
23,23A,23B,23C,23E,23H 上プレート部
24H 弾性部材
30,30J モータ部
31,31J 静止部
32,32J 回転部
33J 玉軸受
40,40A,40B,40C,40D,40E40F,40G,40H,40K 送風部
51 ハブ本体部材
52 フランジ部材
60,60D,60E 通気孔
61 内環状部
62 外環状部
63 リブ
201,201K 送風口
202,202A,202B,202C,202D,202E,202H,203E 吸気口
231,231A,231B,231C,231H 内縁部
300 潤滑流体
301 シール部
312,312J ステータ
313 軸受ハウジング
321,321J シャフト
322,322J ハブ
323 軸受部材
324,324J マグネット
400,400B,400E :軸方向隙間
410,410A,410B,410C,410D,410E,410F,410G,410H,410K 平板
411,411A,411B,411C,411D,411E,411F 上側平板
412,412B,412C,412D,412E,412F 下側平板
413,413D,413F,414B,414C,414E,415B,415C,415E,416C,416E,417C,417E :中間平板
420 スペーサ
511 第1天板部
514 マグネット保持部
521 外壁部
522 第2天板部
523 平板保持部

Claims (14)

  1. 送風装置であって、
    上下方向に延びる中心軸を中心として回転する送風部と、
    前記送風部を回転させるモータ部と、
    前記送風部および前記モータ部を収容するハウジングと、
    を有し、
    前記ハウジングは、
    前記送風部の下側の少なくとも一部を覆うとともに、前記モータ部を支持する下プレート部と、
    前記下プレート部の上方に配置され、軸方向に貫通する吸気口を有する上プレート部と、
    前記上プレート部と前記下プレート部との間において前記送風部の側方を覆い、周方向の少なくとも一部に径方向に向けて開口する送風口を有する側壁部と、
    を有し、
    前記送風部は、軸方向隙間を介して軸方向に配列された複数の平板を有し、
    前記平板の少なくとも一部は、軸方向に貫通する通気孔を有し、
    前記通気孔のそれぞれと、前記送風部の径方向外側の空間とは、前記軸方向隙間を介して連通する、送風装置。
  2. 請求項1に記載の送風装置であって、
    複数の前記平板のうち最も上方に配置された上側平板は、軸方向から見て、前記吸気口を構成する前記上プレート部の内縁部の内側、かつ、軸方向下方に配置され、
    前記上側平板の外縁と前記内縁部との軸方向の距離は、前記上側平板の外縁と前記内縁部との径方向の距離よりも小さい、送風装置。
  3. 請求項1に記載の送風装置であって、
    複数の前記平板のうち最も上方に配置された上側平板は、軸方向から見て、前記吸気口を構成する前記上プレート部の内縁部の内側に配置され、
    前記上側平板と前記上プレート部とは、少なくとも一部が径方向に重なる、送風装置。
  4. 請求項1に記載の送風装置であって、
    複数の前記平板の少なくとも一部は、その外縁が、前記上プレート部の下方、かつ、前記吸気口よりも径方向外側に配置され、
    前記一部のうち最も上方に配置された前記平板と、前記上プレート部との軸方向の距離は、前記軸方向隙間よりも小さい、送風装置。
  5. 請求項1に記載の送風装置であって、
    複数の前記平板のうち最も上方に配置された上側平板は、軸方向から見て、前記吸気口を構成する前記上プレート部の内縁部の内側に配置され、
    前記平板の少なくとも一部は、その外縁が、上記上プレート部の下方、かつ、前記内縁部よりも径方向外側に配置され、
    前記上側平板の外縁と前記吸気口の縁部との径方向の距離は、前記一部のうち最も上方に配置された前記平板と、前記上プレート部との軸方向の距離よりも小さい、送風装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の送風装置であって、
    複数の前記平板のうち最も下方に配置された下側平板は、軸方向に貫通する通気孔を有する、送風装置。
  7. 請求項1ないし請求個5のいずれかに記載の送風装置であって、
    複数の前記平板のうち最も下方に配置された下側平板は、軸方向に貫通する通気孔を有しない、送風装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の送風装置であって、
    複数の前記平板のうち最も上方に配置された上側平板の厚みと、複数の前記平板のうち最も下方に配置された下側平板の厚みとは、その他の前記平板のそれぞれの厚みよりも大きい、送風装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の送風装置であって、
    複数の前記平板の少なくとも一部は、径方向外側に向かうにつれて次第に厚みが薄くなる外端部を有する、送風装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の送風装置であって、
    前記上プレート部の下面に備えられた弾性部材
    をさらに有し、
    前記弾性部材は、前記吸気口を構成する前記上プレート部の内縁部に沿って配置される、送風装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の送風装置であって、
    前記吸気口の中心は、前記中心軸と一致する、送風装置。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の送風装置であって、
    前記モータ部は、
    電機子と、軸受ハウジングとを有する静止部と、
    前記電機子の径方向に対向する位置に配置されたマグネットと、シャフトと、軸受部材とを有する回転部と、
    を有し、
    前記軸受ハウジングと、前記シャフトおよび前記軸受部材との間には、潤滑流体が介在し、
    前記潤滑流体の界面が、前記軸受ハウジングと前記回転部との間隙であるシール部に配置され、
    前記シール部は、前記界面から遠ざかるにつれて前記軸受ハウジングと前記回転部との距離が大きくなる、送風装置。
  13. 請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の送風装置であって、
    前記モータ部は、
    電機子を有する静止部と、
    前記電機子の径方向に対向する位置に配置されたマグネットを有する回転部と、
    前記回転部を前記静止部に対して回転可能に接続する玉軸受と、
    を有する、送風装置。
  14. 請求項1ないし請求項13のいずれかに記載の送風装置であって、
    前記側壁部は、周方向の複数箇所に前記送風口を有する、送風装置。
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