JP2017217623A - 光触媒材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】粒子転写法よりも簡便な工程で、粒子転写法により製造した光触媒材と同等以上の性能を発現することができる光触媒材を製造するための方法を提供すること。
【解決手段】可視光応答型光触媒粒子と導電性基材とを含み、可視光照射により水を分解可能な光触媒材の製造方法であって、導電性を有し、所定の板厚を有する導電性基材の上に、複数の可視光応答型光触媒粒子を配置する工程と、前記光触媒粒子を配置した前記基材を、所定のギャップを有するローラーを用いて圧延する工程とを含む製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、可視光照射により水を光分解することが可能な光触媒を基材上に固定した光触媒材の製造方法に関する。
可視光応答型光触媒は、太陽光に多く含まれる可視光線を利用することが可能な光触媒である。この可視光応答型光触媒は、有機物の光分解や、水の光分解による水素製造への応用に期待されている。中でも、水素の製造を目的とした水分解用光触媒は、再生可能エネルギーを利用した水素製造方法に用いられる光触媒として注目されている。可視光応答型光触媒は、導電性基材に固定した光触媒材として用いられるようになってきている。
光触媒を基材に固定する方法として、さまざまな方法が知られている。特開2015−3311号公報には、電気泳動法にて、ロジウムドープチタン酸ストロンチウム粒子を導電性基材上に付着させて焼成することにより該粒子を導電性基材上に固定する方法が記載されている。また、特開2011−131170号公報には、特定の光触媒粒子を基材に堆積し、半導体又は良導体の前駆体で光触媒粒子及び基材表面をコーティングし、次いで熱分解処理することによって基材上に光触媒粒子を固定する方法が記載されている。さらに、特開2012−187520号公報には、光触媒粒子と親水性無機材料粒子とを溶媒中で混合し、基材に塗布及び乾燥することによって基材上に光触媒粒子を固定する方法が記載されている。しかしながら、これらの方法で製造した光触媒材では、光触媒粒子の基材への固定強度(密着性)が弱く、例えば超音波などで簡単に粒子が脱離してしまう。また、粒子同士の結合が弱く、接触面積が少ない。例えば、電気泳動では、用いる粒子の粒径が大きいため、基材上に密に堆積させることが難しい。光触媒粒子同士の接触面積が小さい場合には、粒子間に抵抗が生じて電子伝導性が低下するため、水分解活性も低い。
国際公開第2013/133338号には、いわゆる粒子転写法が記載されている。粒子転写法では、光触媒粒子を含む懸濁液を第1のガラス基材上に滴下して乾燥させる。この粒子の表面にスパッタでNb等のコンタクト層を設け、さらにスパッタでTi等の集電層を設ける。集電層表面にエポキシ樹脂を介して第2のガラス基材を接着し、第1のガラス基材を剥離することで、第2のガラス基材上に集電層/コンタクト層/光触媒粒子の順に積層された光触媒材を得ることができる。この方法では、前記の電気泳動法などを用いて製造された光触媒材比べて、光触媒粒子と導電性基材との密着性が良好であり、光触媒粒子と導電性基材との接触面積を増やすことができるため、光電流密度1000μA/cm2を超える高い水分解性能を達成することができる。
特開2015−3311号公報 特開2011−131170号公報 特開2012−187520号公報 国際公開第2013/133338号
しかしながら、この方法では、スパッタ法を用いており、真空環境が必要となる。そのため、例えば大面積を製膜する等の実用性に課題がある。また、厚い集電層をスパッタで形成するために、処理時間が長くなり(例えば3時間)生産性に乏しい。したがって、本発明は、粒子転写法よりも簡便な工程で、粒子転写法により製造した光触媒材と同等以上の性能を発現することができる光触媒材を製造するための方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、導電性基材の上に光触媒粒子を配置し、それを圧延するという簡便な方法で、粒子転写法と同等の水分解活性を達成できることを新たに見出した。すなわち、本発明は、可視光応答型光触媒粒子と導電性基材とを含み、可視光照射により水を分解可能な光触媒材の製造方法であって、導電性を有し、所定の板厚を有する導電性基材の上に、複数の可視光応答型光触媒粒子を配置する工程と、前記光触媒粒子を配置した前記基材を、所定のギャップを有するローラーを用いて圧延する工程とを含む製造方法を提供する。好ましくは、前記光触媒粒子を配置する工程は、前記光触媒粒子と溶媒とを混合した懸濁液を基材上に滴下し乾燥する工程を含む。これにより、簡便な方法で比較的均一に粒子を配置することができる。また、好ましくは、前記基材はInであり、前記光触媒粒子はSrNbO2N粒子である。Inのように比較的やわらかい導電性基板の場合には、光触媒粒子としても比較的やわらかいものを組み合わせることで、得られる光触媒材の性能を高めることができる。また、好ましくは、前記基材はTiであり、前記光触媒粒子はTa35である。Tiのように比較的硬い基材を用いる場合、仮に光触媒粒子としてSrNbO2Nのようにやわらかめの粒子を組み合わせると、圧延によって該粒子が破砕されてしまうことが分かった。Tiのように比較的硬めの基材は取扱が容易で、かつTiの場合には安価であるために、実用上有望な基材である。Tiのように固めの基材を用いる場合には、光触媒粒子としても固めの粒子を用いることで、得られる光触媒材の性能を高めることができる。また、好ましくは、前記圧延する工程において、前記所定のギャップは、前記基材の厚さの67%未満である。基材が硬い場合には、ギャップが所定値よりも大きいと、光触媒粒子と基材との十分な接触を達成することができず、十分な水分解性能を発現させることができないことがわかった。ギャップを基材の厚さの67%未満に十分に小さくすることで、硬い基材であっても、基材と光触媒粒子との接触を十分に確保でき、粒子転写法と同等レベルの高い分解性能を達成することができる。
本発明によれば、簡便な方法で、粒子転写法と同等の水分解活性を達成できるため、例えば大面積への適用や量産といった生産性を大幅に改善することが可能である。
本発明の製造方法により得られた光触媒材の断面の模式図である。 本発明の製造方法のフロー図である。 試験1で得られた圧延荷重と電流密度との関係を示すグラフである。 試験2で得られた圧延荷重と電流密度との関係を示すグラフである。
図1は、本発明の製造方法により得られた光触媒材の断面の模式図である。
図1に示すように、本発明の製造方法により得られた光触媒材110は、可視光応答型光触媒粒子10を含む光触媒層70と、導電性基材90とを含む。導電性基材90の表面に、光触媒層70が設けられている。
図2は、本発明の製造方法のフロー図である。図2に示すように、本発明の、可視光応答型光触媒粒子と導電性基材とを含み、可視光照射により水を分解可能な光触媒材110の製造方法は、導電性を有し、所定の板厚を有する導電性基材90の上に、複数の可視光応答型光触媒粒子10を配置する工程(S11)と、前記光触媒粒子10を配置した前記基材90を、所定のギャップを有するローラーを用いて圧延する工程(S21)とを含むことを特徴とする。
可視光応答型光触媒粒子10とは、可視光を照射することで、水の光分解反応の触媒として作用し、水素または酸素のいずれかを発生可能な光触媒粒子である。ここで、可視光とは、人間の目で視認可能な波長の電磁波(光)である。可視光は、例えば、波長380nm以上の可視光を含む光であり、好ましくは、波長420nm以上の可視光を含む光である。なお、可視光光源としては、太陽光、集光してエネルギー密度を高めた集光太陽光、キセノンランプ、ハロゲンランプ、ナトリウムランプ、蛍光灯、発光ダイオード等の人工光源などが挙げられる。水素発生用光触媒粒子の場合、例えば、可視光を照射することで生成する励起電子が、水を還元して水素を生成する。酸素発生用光触媒粒子の場合、例えば、可視光を照射することで生成する励起正孔が、水を酸化して酸素を生成する。水素発生用光触媒粒子が可視光を吸収することで、バンド間遷移等の電子遷移により、伝導帯あるいはバンドギャップ内に存在する電子アクセプター準位に励起電子が生じ、かつ価電子帯あるいはバンドギャップ内に存在する電子ドナー準位に励起正孔が生じる。励起電子および励起正孔それぞれが、反応対象物を還元および酸化する。水素発生用光触媒粒子の伝導帯あるいはバンドギャップ内に存在する電子アクセプター準位は、例えば、水の還元電位(0V vs.NHE(標準水素電極電位)at pH=0)よりも卑な位置にある。酸素発生用光触媒粒子が可視光を吸収することで、バンド間遷移等の電子遷移により、伝導帯に励起電子が生じ、かつ価電子帯に励起正孔が生じる。励起電子および励起正孔それぞれが反応対象物を還元および酸化する。酸素発生用光触媒粒子の価電子帯は、例えば、水の酸化電位(+1.23V vs.NHE(標準水素電極電位)at pH=0)よりも貴な位置にある。
水素発生用光触媒粒子としては、LaTiO2N、BaTaO2N、BaNbO2N、SrNbO2N、TaON、Ta35、Ge34等の遷移金属あるいは典型金属を含有する酸窒化物あるいは窒化物、RhドープSrTiO3(SrTi1-xRhx3:x=0.002〜0.1)、IrドープSrTiO3(SrTi1-xIrx3:x=0.002〜0.1)、CrドープSrTiO3(SrTi1-xCrx3:x=0.002〜0.1)、Cr及びTaドープSrTiO3(SrTi1-x―yCrxTay3:x=0.002〜0.1、y=0.002〜0.1)、La及びRhドープSrTiO3(Sr1-xLaxTi1―yRhy3:x=0.005〜0.2、y=0.005〜0.2)等の遷移金属あるいは貴金属の少なくとも1種類がドープされたペロブスカイト型SrTiO3、Cu2O、CuO、CaFe24、NiO、Bi23、BiOX(X=Cl,Br,I)、GaN−ZnO固溶体、CuGaS2、CuInS2、Cu(Ga,In)S2、CuGaSe2、CuInSe2、Cu(Ga,In)Se2、Cu2ZnSnS4(CZTS)、Cu2ZnSn(S,Se)4等のGa、In、Al等の典型金属を含む銅複合硫セレン化物、La5Ti2CuS57、La5Ti2AgS57、La5Ti2CuSe57、La5Ti2AgSe57等の酸硫セレン化物などが挙げられる。
酸素発生用光触媒粒子としては、BiVO4、XドープBiVO4(X:Mo,W)、SnNb26、SrNbO2N、WO3、Bi2WO6、Fe2TiO5、Fe23、Bi2MoO6、GaN−ZnO固溶体、LaTiO2N、BaTaO2N、BaNbO2N、TaON、Ta35、Ge34等の遷移金属あるいは典型金属を含有する酸窒化物あるいは窒化物などが挙げられる。
可視光応答型光触媒粒子10の粒径は、好ましくは10μm以下であり、より好ましくは30nm以上3000nm以下である。可視光応答型光触媒粒子10の粒径をこのような範囲とすることで、水との接触面積を大きくすることができる。
可視光応答型光触媒粒子10の粒径とは、以下の方法によって評価された平均一次粒径を指す。走査型電子顕微鏡(例えば、株式会社日立製作所製、“S−4100”、以下「SEM」ともいう。)により、倍率40000倍で観察した際の結晶粒子50個の円形近似による平均値である。
導電性基材90とは、例えば、導電性を有する金属からなる基材である。導電性を有する金属としては、Ti、In、Ag、Au、Cu、Al、Ta、Ni、Fe、Sn、Zn、およびこれらの合金やステンレスなどが挙げられ、また基材は、これらの金属の積層構造を有するものであってもよい。導電性基材90は、組み合わせる可視光応答型光触媒粒子10に応じて、適宜選択される。例えば、基材の硬度などを指標として、基材を選択してもよい。可視光応答型光触媒粒子10が崩れて性能が出なくなることを防止するために、例えば柔らかい可視光応答型光触媒粒子10には軟らかい基材が組み合わせられる。用いられる金属の例として、例えば、硬度が小さい順に、In、Sn、Sr、Mg、Ag、Zn、Cu、Ni、Fe、Ti、Ru等が挙げられる。硬度として、例えば、ビッカース硬度やブリネル硬度を参照することが好ましい。導電性基材90の厚さは、好ましくは0.01mm〜5mmであり、より好ましくは0.1mm〜1mmである。
なお、導電性基材90として、プラスチック等の樹脂基材の表面に導電性を付与した基材を用いてもよい。例えば樹脂基材の表面の少なくとも一部に導電性被膜を設けた基材を用いることができる。導電性被膜は、導電性ペーストや導電性ポリマーなどにより形成してもよい。
本発明の製造方法によって得られる光触媒材110は、導電性基材90上に可視光応答型光触媒粒子10を含む光触媒層70を有する。光触媒層70は、連続した膜であってもよく、または島状の不連続な膜であってもよい。光触媒層70の厚さは、薄い方が好ましく、粒子1個分程度であるのがより好ましい。したがって、好ましい光触媒層70の厚さは、可視光応答型光触媒粒子10の粒径にもよるが、30nm以上5000nm以下である。光触媒層70を構成する可視光応答型光触媒粒子10は、水素発生用光触媒粒子のみであってもよく、酸素発生用光触媒粒子のみであってもよく、またこれらの混合粒子であってもよい。
導電性基材90の上に、複数の可視光応答型光触媒粒子10を配置する方法は、特定の方法に限定されるものではなく、圧延した後に、上述の光触媒層70が得られるような方法であればよい。例えば、以下のような方法が挙げられる。まず、可視光応答型光触媒粒子10を溶媒に分散させて懸濁液を作製する。溶媒としては、水もしくは2−プロパノール、エタノール、メタノールなどの揮発性有機溶媒を用いることができる。懸濁液中の可視光応答型光触媒粒子10の割合は、0wt%より多く10wt%以下とすると、基材上に均一に適用でき好ましい。次いで、得られた懸濁液を導電性基材90に適用する。懸濁液を導電性基材90に適用する方法としては、マイクロピペットで滴下することもできるが、スピンコート、ディップコート、印刷などの方法を用いてもよい。なお、懸濁液を導電性基材90に適用する際には、導電性基材90上になるべく懸濁液を均一に配置する。懸濁液を導電性基材90に適用する前に、導電性基材90を前処理してもよい。前処理としては、表面研磨や、エタノール、アセトン等の有機溶媒を用いた超音波洗浄などが挙げられる。懸濁液を導電性基材90に適用した後、懸濁液を乾燥させる。乾燥温度は、好ましくは常温〜100℃程度である。また、乾燥時間は、好ましくは0.1〜2時間である。なお、必要に応じてこのサイクル(懸濁液の適用および乾燥)を複数回行ってもよい。
可視光応答型光触媒粒子10を配置した導電性基材90は、所定のギャップを有するローラーを用いて圧延される。導電性基材90が硬質基板のときには、圧延機のロール間のギャップを、十分に小さくすることが好ましい。それによって、硬い導電性基材90にも可視光応答型光触媒粒子10を十分に押し込むことができ、得られた光触媒材110は、良好な水分解性能を達成することができる。導電性基材90の種類にもよるが、ギャップは、例えば、導電性基材90の厚みの67%未満であり、より好ましくは50%以下である。また、それは導電性基材90の圧延性を考慮して、ギャップを設定してもよい。なお、圧延後、超音波洗浄などにより余分な可視光応答型光触媒粒子10を除去してもよい。
本発明において、可視光応答型光触媒粒子10の表面には、助触媒を担持させることができる。これにより、光触媒材110による水の還元および酸化反応が促進され、水素および酸素の生成効率が向上する。
ここで、助触媒とは、例えば、水の還元反応あるいは酸化反応に対する活性化エネルギーを低下させることで、該反応の速度を向上させる機能を有するものを指す。具体的には、水を還元あるいは酸化可能な貴金属あるいは非金属の酸化物、水酸化物が挙げられる。
水素発生用助触媒として、白金、ルテニウム、イリジウム、ロジウム等の金属粒子からなる群から選択される1種以上、あるいは、酸化ルテニウム、酸化ニッケル等の酸化物粒子からなる群から選択される1種以上、あるいは、これらの金属粒子あるいは酸化物粒子を混合させたもの、あるいは、ロジウム及びクロムを含む複合水酸化物もしくは複合酸化物を好ましく用いることができる。より好ましくは、白金、ルテニウムの金属粒子、あるいはロジウム及びクロムを含む複合水酸化物もしくは複合酸化物である。この水素発生用助触媒を、粒子形状で水素発生用光触媒粒子の表面に担持させることにより、水の還元反応における活性化エネルギーを減少させることが可能となるため、速やかな水素の発生が可能となる。
酸素発生用助触媒としては、マンガン、鉄、コバルト、イリジウム、ルテニウム等の金属からなる群から選択される1種以上、あるいは、これらの金属を混合させた金属酸化物、金属水酸化物もしくは金属リン酸塩からなる粒子を好ましく用いることができる。より好ましくは、マンガン、コバルト、ルテニウムから選択される1種以上を含む金属酸化物粒子あるいは金属水酸化物粒子を用いることができる。
これら助触媒の平均一次粒子径は例えば30nm未満であり、10nm未満であることが好ましく、さらに好ましくは5nm以下である。平均一次粒子径を小さくすることにより、水素および酸素発生反応の活性点として効率的に機能させることができ、助触媒として十分な機能を発揮させることが可能となる。助触媒の平均一次粒子径が10nm以上である場合、水の還元あるいは酸化反応サイトとして、担持重量あたりの活性点数の減少が起こるため、効率的な水分解が抑制される恐れがある。
助触媒の担持方法としては、含浸法や吸着法などが好ましく用いられる。含浸法や吸着法は、可視光応答型光触媒粒子10を助触媒前駆体が溶解した溶液に分散させて、可視光応答型光触媒粒子10の表面に助触媒前駆体を吸着させる方法である。助触媒前駆体としては、白金、ルテニウム、イリジウム、ロジウム、ニッケル等の金属の塩化物、硝酸塩、アンミン塩等が挙げられる。
また、可視光応答型光触媒粒子10の表面に助触媒前駆体を担持させる場合、金属の状態とすることで活性が高くなる。そこで、助触媒前駆体を可視光応答型光触媒粒子10の表面上で還元させて金属を含む状態で析出させることが好ましい。助触媒前駆体の還元方法としては、光還元法、化学還元法等が好ましく用いられる。光還元法は、可視光応答型光触媒粒子10への紫外光あるいは可視光の照射により、可視光応答型光触媒粒子10内に生成する励起電子によって、可視光応答型光触媒粒子10に吸着した助触媒前駆体を還元させる方法である。また、化学還元法は、400℃以下、好ましくは300℃以下の水素ガス気流下で、助触媒前駆体を還元する方法である。このような方法で担持された助触媒は粒子形状である。可視光応答型光触媒粒子10の表面に助触媒を担持させることにより、水の還元反応における活性化エネルギーを減少させることが可能となるため、速やかな水素の発生が可能となる。
可視光応答型光触媒粒子10の表面に担持される助触媒の量は、助触媒の存在により可視光応答型光触媒粒子10への照射光が遮蔽されないような範囲で適宜決定することができる。助触媒の量は少量であることが好ましい。
試験1
(光触媒粒子の用意)
Ta25(レアメタリック製:純度4N)を出発原料として、回転式窒化炉を用いて、1123K、20h、NH3流速500mL/min及び炉心管回転速度18rpmの条件でTa35粒子(粒径:300nm)を合成した。
(光触媒材の作製)
Ti基材を用意した。基板サイズは1cm×5cmで厚さは0.3mmであった。これらの基材について、エタノールを用いて超音波洗浄を行った。
揮発性有機溶媒(2mL)に光触媒粒子(0.1g)を加えて攪拌し、光触媒粒子の懸濁液1を作製した。揮発性有機溶媒には、2−プロパノールを用いた。光触媒粒子には、上記の方法で作製したTa35粒子を用いた。なお、この試験では、助触媒としてCoを担持した。助触媒の担持は、水29.5mlと0.5M硝酸コバルト水溶液0.6mlを混合したものをアンモニア水でpH11以上のアルカリ性にした水溶液に、圧延後の電極を1時間浸漬することにより行った。なお、光触媒粉末状態のまま同様の手法により助触媒を担持することも可能である。
この懸濁液1をマイクロピペットで300μL程度滴下し、室温で乾燥させて、光触媒粒子を基材上に配置した。その基材を圧延機(吉田記念社製、特注二段圧延機)により圧延した。圧延条件(ギャップ幅、荷重)の詳細を表1に示す。
水素の生成能に関する指標として、次のようにして電流密度を測定し、水分解活性を評価した。なお、電流密度と光触媒の水分解活性はおよそ比例関係にあると考えられる。作製した光触媒材をエポキシ接着剤により必要部分以外はマスキングした。その光触媒材を電解質溶液に浸け、ソーラーシュミレーター(三永電機製作所製XES−40S2−CE)により模擬太陽光を断続的に照射しながら、ポテンシオスタット(北斗電工製HSV−110)により電極電位を走査し電流値を読み取った。なお、光触媒層上に設ける電極については、形成された光触媒層の状態に合わせ、適当な大きさとした。用いた電極の面積及び電流密度は表1に示すとおりであった。なお、電解質溶液にはNa2SO4を用いた。
Figure 2017217623
圧延荷重と得られた電流密度との関係を図3に示す。表1及び図3に示されるように、圧延時の荷重を大きくする、すなわち、ギャップ幅を小さくするにつれて、電流密度が高くなった。十分に圧延されることにより基材と光触媒粒子との接触面積が増大したことによると考えられる。
なお、ギャップ幅を0.2mmとした以外は光触媒材1〜9と同様の方法で光触媒材の作成を試みたが、ギャップ幅が大きすぎて光触媒材を得ることができなかった。このときのギャップ幅/基材厚みは67%であった。
比較のため、粒子転写法によりTi薄膜上にTa35を設けた光触媒材10について、水分解活性を同様に測定した。ガラス基材(30mm*30mm)の上に、上記懸濁液1(Co担持)をマイクロピペットで適量滴下し、乾燥させた。その後、乾燥したTa35の表面にスパッタによりNbを5分間製膜し、さらにその上にスパッタによりTiを3時間製膜した。このTi層表面にカーボンテープを介して石英基板を接着し、ガラス基板を除去して、石英基材上にTi層/Nb層/Ta35の順に積層された光触媒材を得た。この光触媒材について、電流密度を測定したところ0.55mA/cm2であった。よって、光触媒材1〜9は圧延と言う簡便な方法にもかかわらず、粒子転写法と同等レベルの水分解性能を示すことが確認された。
試験2
(光触媒材の作製)
基材をInとした以外は、試験1と同様の方法で光触媒材を作製した。圧延条件(ギャップ幅)を表2に示す。なお、In基板は軟らかいため、圧延後は銅箔テープを用いSUS基板に貼り付けて水分解活性の評価を行った。用いた電極の面積及び電流密度は表2に示すとおりであった。
Figure 2017217623
光触媒材11〜14では、ギャップ幅を変更することで圧延時の荷重を変化させた。光触媒材14,11,12,13の順に荷重が大きくなるようにした。すなわち、ギャップ幅gを、a、A、B、Cの順に大きくなるように設定した。図4に示すように、光触媒材14では荷重が小さすぎるため、十分な電流密度を得ることができなかった。光触媒材11〜13ではいずれも良好な電流密度を得ることが確認された。光触媒材15では、光触媒材12に対して圧延後の超音波洗浄の時間を1分から3分に長くした以外は同様の条件で作製した。超音波洗浄時間を長くしても、電流密度の値はあまり変化しなかった。このことより圧延により光触媒粒子が十分に基材と一体化していることが確認された。光触媒材16では、光触媒材12に対して滴下→圧延を複数回(3回)繰り返した場合の例である。光触媒材16でも光触媒材12と同等程度の電流密度が得られた。光触媒材17は、光触媒材12と同等の条件で複数回圧延をした例である。電流密度は0.55mA/cm2であり、粒子転写法と同等レベルの性能が確認された。
試験3
(光触媒粒子の用意)
SrNbO2N粒子(SNON粒子)の合成方法
Sr5Nb415とNbを同じモル比で混合したものを、アルゴン気流下で1500℃、20時間かけて焼成して、前駆体となるSrNbO3を合成した。そのSrNbOをアンモニア気流下、900℃、30時間窒化し、SrNbO2N(以降SNONとも称す)を合成した。
(光触媒材の作製)
In基材を用意した。基板サイズは1.5cm×2cmで厚さは0.3mmであった。これらの基材について、エタノールを用いて超音波洗浄を行った。
揮発性有機溶媒(2mL)に光触媒粒子(0.1g)を加えて攪拌し、光触媒粒子の懸濁液2を作製した。揮発性有機溶媒には、2−プロパノールを用いた。光触媒粒子には、上記の方法で作製したSNON粒子を用いた。なお、この試験では、助触媒としてCoを担持した。助触媒の担持は、水29.5mlと0.5M硝酸コバルト水溶液0.6mlを混合したものをアンモニア水でpH11以上のアルカリ性にした水溶液に、圧延後の電極を1時間浸漬することにより行った。なお、光触媒粉末状態のまま同様の手法により助触媒を担持することも可能である。
この懸濁液2をマイクロピペットで150μL程度滴下し、室温で乾燥させて、光触媒粒子を基材上に配置した。その基材を圧延機(吉田記念社製、特注二段圧延機)により圧延した。圧延後に超音波洗浄を1分間行い光触媒材を得た。圧延条件(ギャップ幅)を表3に示す。圧延時にギャップ幅を変えることで、圧延荷重を変化させた。圧延荷重がA,B,Cの順に大きくなるように設定した。また、試験1と同様に水分解活性の評価を行った。用いた電極の面積及び電流密度は表3に示すとおりであった。
Figure 2017217623
荷重を変化させた光触媒材18〜20では、電流密度に大きい変化はなかった。いずれも十分に圧延されていることが確認された。また、光触媒材19と同様の条件で複数回圧延を行った光触媒材21及び22では、電流密度がそれぞれ0.97及び0.77mA/cm2と良好な結果が得られた。
比較のため、SNON粒子を用いて粒子転写法により光触媒材23を得た。試験1においてTa35粒子をSNON粒子とした以外は同様の手順を用いた。光触媒材23の電流密度は0.55mA/cm2であった。なお、電極面積は0.56cm2であった。
試験4
試験3において、基材をTi基板に変更した。圧延により、SNON粒子が破砕されてしまい光触媒材を得ることができなかった。

Claims (5)

  1. 可視光応答型光触媒粒子と導電性基材とを含み、可視光照射により水を分解可能な光触媒材の製造方法であって、
    導電性を有し、所定の板厚を有する導電性基材の上に、複数の可視光応答型光触媒粒子を配置する工程と、
    前記光触媒粒子を配置した前記基材を、所定のギャップを有するローラーを用いて圧延する工程と、
    を含む製造方法。
  2. 前記光触媒粒子を配置する工程は、前記光触媒粒子と溶媒とを混合した懸濁液を基材上に滴下し乾燥する工程を含む、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記基材はInであり、前記光触媒粒子はSrNbO2N粒子である、請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 前記基材はTiであり、前記光触媒粒子はTa35である、請求項1または2に記載の製造方法。
  5. 前記圧延する工程において、前記所定のギャップは、前記基材の厚さの67%未満である、請求項4に記載の製造方法。
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