JP2017217445A - 肌状態の鑑別方法、化粧料の評価方法、化粧料の設計方法 - Google Patents
肌状態の鑑別方法、化粧料の評価方法、化粧料の設計方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017217445A JP2017217445A JP2016225311A JP2016225311A JP2017217445A JP 2017217445 A JP2017217445 A JP 2017217445A JP 2016225311 A JP2016225311 A JP 2016225311A JP 2016225311 A JP2016225311 A JP 2016225311A JP 2017217445 A JP2017217445 A JP 2017217445A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- makeup
- cosmetic
- post
- feature amount
- area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000002537 cosmetic Substances 0.000 title claims abstract description 194
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 66
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 title claims abstract description 49
- 238000012850 discrimination method Methods 0.000 title claims abstract description 25
- 238000013461 design Methods 0.000 title claims abstract description 22
- 230000008921 facial expression Effects 0.000 claims description 113
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 47
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 45
- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims description 32
- 239000011148 porous material Substances 0.000 claims description 27
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 24
- 230000032683 aging Effects 0.000 claims description 19
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 13
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims description 7
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 abstract description 13
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 abstract description 3
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 78
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- 230000001815 facial effect Effects 0.000 description 3
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 3
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 description 3
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 3
- 238000005034 decoration Methods 0.000 description 2
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 2
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 2
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000009223 counseling Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000009472 formulation Methods 0.000 description 1
- 230000036541 health Effects 0.000 description 1
- 238000010191 image analysis Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000012827 research and development Methods 0.000 description 1
- 230000009759 skin aging Effects 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
Abstract
Description
肌状態の鑑別方法であって、
所定の表情をとった被験者の顔(表情顔)を撮影した顔画像を取得する顔画像取得工程と、
前記顔画像より光学的に検出可能な特徴量を抽出する特徴量抽出工程と、
前記特徴量に基づいて前記被験者の肌状態を鑑別する肌状態鑑別工程と、を備えることを特徴とする。
前記特徴量抽出工程において、複数の前記顔画像のそれぞれについての前記特徴量を抽出し、
前記肌状態鑑別工程において、複数の前記特徴量を用いることを特徴とする。
これにより、日常的に表情の変化が起きた際に現出する肌状態の鑑別を行うことができる。
このように、時系列に沿った複数の顔画像を用いることで、実際に日常的に現出するものにより近い肌状態を鑑別することができる。
前記特徴量抽出工程において、前記顔画像中で所定範囲の輝度を有する領域を、前記スジ形状領域として抽出することを特徴とする。
化粧料の評価方法であって、
化粧後の表情顔を撮影した化粧後画像を取得する化粧後画像取得工程と、
前記化粧後画像より光学的に検出可能な化粧後の特徴量を抽出する化粧後特徴量抽出工程と、
前記化粧後の特徴量と、同様にして予め取得された同一人の化粧前の特徴量とを比較し、化粧効果を評価する評価工程と、を備えることを特徴とする。
前記化粧後特徴量抽出工程において、複数の前記化粧後画像のそれぞれについての前記化粧後の特徴量を抽出し、
前記評価工程において、複数の前記化粧後の特徴量と、複数の前記化粧前の特徴量と、を用いることを特徴とする。
前記化粧後特徴量抽出工程において、前記化粧後画像中で所定範囲の輝度を有する領域を、前記スジ形状領域として抽出することを特徴とする。
化粧料の設計方法であって、
化粧後の表情顔を撮影した化粧後画像を取得する化粧後画像取得工程と、
前記化粧後画像より光学的に検出可能な化粧後の特徴量を抽出する化粧後特徴量抽出工程と、
前記化粧後の特徴量と、同様にして予め取得された同一人の化粧前の特徴量とを比較し、化粧効果を評価する評価工程と、
前記化粧効果に基づいて、前記化粧料の成分の処方を選択する選択工程と、を備えることを特徴とする。
前記化粧後特徴量抽出工程において、複数の前記化粧後画像のそれぞれについての前記特徴量を抽出し、
前記評価工程において、複数の前記特徴量の間のばらつきから前記化粧効果を評価し、
前記選択工程において、前記ばらつきが小さくなるように前記処方を選択することを特徴とする。
前記選択工程において、前記スジ形状領域の面積が小さくなるように前記処方を選択することを特徴とする。
前記選択工程において、前記高輝度領域の面積が小さくなるように前記処方を選択することを特徴とする。
皮膚の代替物を試料として用いる化粧料の評価方法であって、
前記化粧料を塗布した前記試料を撮影した塗布後画像を取得する塗布後画像取得工程と、
前記塗布後画像より光学的に検出可能な化粧料塗布後の特徴量を抽出する塗布後特徴量抽出工程と、
前記化粧料塗布後の特徴量と、同様にして予め取得された同一試料の化粧料塗布前の特徴量とを比較し、化粧効果を評価する評価工程と、を備えることを特徴とする。
前記塗布後画像取得工程において、前記試料をそれぞれ異なる形状に変形させた状態の複数の前記塗布後画像を取得し、
前記塗布後特徴量抽出工程において、複数の前記塗布後画像のそれぞれについての前記化粧料塗布後の特徴量を抽出し、
前記評価工程において、複数の前記化粧料塗布後の特徴量と、複数の前記化粧料塗布前の特徴量と、を用いることを特徴とする。
複数の前記化粧料塗布後画像として、前記試料の変形の過程を含む動画像中の複数のフレーム画像を用いることを特徴とする。
前記試料の表面形状が人の皮膚の毛穴を模したものであって、
前記化粧料塗布後の特徴量及び前記化粧料塗布前の特徴量が、皮膚の毛穴周辺のスジ形状領域に関する量を含むことを特徴とする。
前記試料の表面形状が人の皮膚の毛穴を模したものであって、
前記化粧料塗布後の特徴量及び前記化粧料塗布前の特徴量が、皮膚の毛穴周辺のスジ形状領域に関する量を含み、
前記塗布後特徴量抽出工程において、前記塗布後画像中で所定範囲の輝度を有する領域を、前記スジ形状領域として抽出することを特徴とする。
皮膚の代替物を試料として用いる化粧料の設計方法であって、
前記化粧料を塗布した前記試料を撮影した塗布後画像を取得する塗布後画像取得工程と、
前記塗布後画像より光学的に検出可能な化粧料塗布後の特徴量を抽出する塗布後特徴量抽出工程と、
前記化粧料塗布後の特徴量と、同様にして予め取得された同一試料の化粧料塗布前の特徴量とを比較し、化粧効果を評価する評価工程と、
前記化粧効果に基づいて、前記化粧料の成分の処方を選択する選択工程と、を備えることを特徴とする。
前記塗布後画像取得工程において、前記試料をそれぞれ異なる形状に変形させた状態の複数の前記塗布後画像を取得し、
前記塗布後特徴量抽出工程において、複数の前記塗布後画像のそれぞれについての前記特徴量を抽出し、
前記評価工程において、複数の前記特徴量の間のばらつきから前記化粧効果を評価し、
前記選択工程において、前記ばらつきが小さくなるように前記処方を選択する。
前記試料の表面形状が人の皮膚の毛穴を模したものであって、
前記特徴量が皮膚の毛穴周辺のスジ形状領域に関する量を含み、
前記選択工程において、前記スジ形状領域の面積が小さくなるように前記処方を選択することを特徴とする。
前記特徴量が前記塗布後画像中で所定の輝度よりも高い輝度を有する高輝度領域の面積を含み、
前記選択工程において、前記高輝度領域の面積が小さくなるように前記処方を選択することを特徴とする。
本発明は、被験者の顔画像より、光学的に検出可能な特徴量として、所定の輝度よりも高い輝度を有する高輝度領域の面積(高輝度面積)を抽出し、その解析を行うことによって、被験者の肌状態を鑑別する、肌状態の鑑別方法である。
本発明は、被験者の顔画像より、光学的に検出可能な特徴量として毛穴周辺のスジ形状領域の面積(スジ形状面積)を抽出し、その解析を行うことによって、被験者の肌状態を鑑別する、肌状態の鑑別方法である。
本発明は、高輝度面積及び/又はスジ形状面積による肌状態の鑑別結果に基づいた化粧料の評価方法、及び化粧料の設計方法である。
<各年代におけるテカリ面積の抽出>
ここでは、20代、30代、40代、50代、60代について、それぞれ14名ずつ、計70名の女性を被験者として、図1のフローチャートに示すように、高輝度面積の抽出と解析を行った。なお、本実施例では、高輝度領域として、肌にテカリが感じられるテカリ領域を用いた解析を行った。また、肌状態として、特に被験者の年齢に伴って変化する、老化状態に着目した解析を行った。
まず、各被験者のデータについて、図8(a)〜(g)に示したような全ての表情のテカリ面積の割合の平均値の算出を、それぞれ行った。そして、各被験者についての各表情間におけるテカリ面積の割合の平均値を用いて、更に、年代毎の平均値の算出を行った。また、各被験者についての各表情間におけるテカリ面積の割合の平均値から、年代毎の標準偏差の算出を行った。
続いて、テカリ面積の割合の各表情間におけるばらつきについての解析を行った。まず、図8(a)〜(g)に示したような各表情についてのテカリ面積の割合の標準偏差の算出を、各被験者のデータについてそれぞれ行った。これはすなわち、各被験者についての各表情間におけるテカリ面積の割合のばらつきを示す値である。
<各年代におけるスジ形状面積の抽出>
テカリ面積の解析と同様の、20代、30代、40代、50代、60代について、それぞれ14名ずつ、計70名の女性を被験者として、図2のフローチャートに示すように、スジ形状面積の抽出と解析を行った。
まず、各被験者のデータについて、全ての表情のスジ形状面積の割合の平均値の算出を、それぞれ行った。そして、各被験者についての各表情間におけるスジ形状面積の割合の平均値を用いて、更に、年代毎の平均値の算出を行った。また、各被験者についての各表情間におけるスジ形状面積の割合の平均値から、年代毎の標準偏差の算出を行った。
続いて、スジ形状面積の割合の各表情間におけるばらつきについての解析を行った。まず、各表情についてのスジ形状面積の割合の標準偏差の算出を、各被験者のデータについてそれぞれ行った。これはすなわち、各被験者についての各表情間におけるスジ形状面積の割合のばらつきを示す値である。
化粧料の評価のために、化粧料の塗布前後におけるテカリ面積及びスジ形状面積の変化の測定を行った。これは、40代の女性5名を被験者とし、各被験者について、図1のフローチャートに示した方法によるテカリ面積の解析と、図2のフローチャートに示したスジ形状面積の解析を素肌の状態で行い、その後、評価対象とする化粧料の一例として、ファンデーションを塗布した状態で再度同様の解析を行ったものである。
人工皮膚に外力を加え、変形させた際のテカリ面積及びスジ形状面積の変化の測定を行った。人工皮膚としては、人の頬部の毛穴等の表面形状を模した、ビューラックス社製の頬部肌模型(2種類、2つずつの計4つ)を用いた。そして、それぞれの人工皮膚について、フォースゲージを取り付けた電動計測スタンドに万力によって固定し、電動計測スタンドを作動させることによる、表情変化時の顔の皮膚の動きを想定した変形を行った。
10名の被験者について、それぞれ、素肌の状態、化粧料Aを使用した状態、及び化粧料Aと処方の異なる化粧料Bを使用した状態で、図1のフローチャートに示した方法によるテカリ面積の解析と、図2のフローチャートに示したスジ形状面積の解析を行った。
Claims (30)
- 肌状態の鑑別方法であって、
被験者の表情顔を撮影した顔画像を取得する顔画像取得工程と、
前記顔画像より光学的に検出可能な特徴量を抽出する特徴量抽出工程と、
前記特徴量に基づいて前記被験者の肌状態を鑑別する肌状態鑑別工程と、を備えることを特徴とする、肌状態の鑑別方法。 - 前記顔画像取得工程において、それぞれ表情の異なる複数の前記顔画像を取得し、
前記特徴量抽出工程において、複数の前記顔画像のそれぞれについての前記特徴量を抽出し、
前記肌状態鑑別工程において、複数の前記特徴量を用いることを特徴とする、請求項1に記載の肌状態の鑑別方法。 - 複数の前記顔画像として、前記被験者の表情の変化を含む動画像中の複数のフレーム画像を用いることを特徴とする、請求項2に記載の肌状態の鑑別方法。
- 前記特徴量が皮膚の毛穴周辺のスジ形状領域に関する量を含むことを特徴とする、請求項1から請求項3の何れかに記載の肌状態の鑑別方法。
- 前記特徴量抽出工程において、前記顔画像の輝度より前記特徴量を抽出することを特徴とする、請求項1から請求項4の何れかに記載の肌状態の鑑別方法。
- 前記特徴量が、前記顔画像中で所定の輝度よりも高い輝度を有する高輝度領域に関する量を含むことを特徴とする、請求項1から請求項5の何れかに記載の肌状態の鑑別方法。
- 前記特徴量が皮膚の毛穴周辺のスジ形状領域に関する量を含み、
前記特徴量抽出工程において、前記顔画像中で所定範囲の輝度を有する領域を、前記スジ形状領域として抽出することを特徴とする、請求項1から請求項6の何れかに記載の肌状態の鑑別方法。 - 前記肌状態が、老化状態であることを特徴とする、請求項1から請求項7の何れかに記載の肌状態の鑑別方法。
- 化粧料の評価方法であって、
化粧後の表情顔を撮影した化粧後画像を取得する化粧後画像取得工程と、
前記化粧後画像より光学的に検出可能な化粧後の特徴量を抽出する化粧後特徴量抽出工程と、
前記化粧後の特徴量と、同様にして予め取得された同一人の化粧前の特徴量とを比較し、化粧効果を評価する評価工程と、を備えることを特徴とする、化粧料の評価方法。 - 前記化粧後画像取得工程において、それぞれ表情の異なる複数の前記化粧後画像を取得し、
前記化粧後特徴量抽出工程において、複数の前記化粧後画像のそれぞれについての前記化粧後の特徴量を抽出し、
前記評価工程において、複数の前記化粧後の特徴量と、複数の前記化粧前の特徴量と、を用いることを特徴とする、請求項9に記載の化粧料の評価方法。 - 複数の前記化粧後画像として、表情の変化を含む動画像中の複数のフレーム画像を用いることを特徴とする、請求項10に記載の化粧料の評価方法。
- 前記化粧後の特徴量及び前記化粧前の特徴量が、皮膚の毛穴周辺のスジ形状領域に関する量を含むことを特徴とする、請求項9から請求項11の何れかに記載の化粧料の評価方法。
- 前記化粧後特徴量抽出工程において、前記化粧後画像の輝度より前記化粧後の特徴量を抽出することを特徴とする、請求項9から請求項12の何れかに記載の化粧料の評価方法。
- 前記化粧後の特徴量及び前記化粧前の特徴量が、前記化粧後画像及び化粧前の表情顔を撮影した画像中で所定の輝度よりも高い輝度を有する高輝度領域に関する量を含むことを特徴とする、請求項9から請求項13の何れかに記載の化粧料の評価方法。
- 前記化粧後の特徴量及び前記化粧前の特徴量が、皮膚の毛穴周辺のスジ形状領域に関する量を含み、
前記化粧後特徴量抽出工程において、前記化粧後画像中で所定範囲の輝度を有する領域を、前記スジ形状領域として抽出することを特徴とする、請求項9から請求項14の何れかに記載の化粧料の評価方法。 - 化粧料の設計方法であって、
化粧後の表情顔を撮影した化粧後画像を取得する化粧後画像取得工程と、
前記化粧後画像より光学的に検出可能な化粧後の特徴量を抽出する化粧後特徴量抽出工程と、
前記化粧後の特徴量と、同様にして予め取得された同一人の化粧前の特徴量とを比較し、化粧効果を評価する評価工程と、
前記化粧効果に基づいて、前記化粧料の成分の処方を選択する選択工程と、を備えることを特徴とする、化粧料の設計方法。 - 前記化粧後画像取得工程において、それぞれ表情の異なる複数の前記化粧後画像を取得し、
前記化粧後特徴量抽出工程において、複数の前記化粧後画像のそれぞれについての前記特徴量を抽出し、
前記評価工程において、複数の前記特徴量の間のばらつきから前記化粧効果を評価し、
前記選択工程において、前記ばらつきが小さくなるように前記処方を選択することを特徴とする、請求項16に記載の化粧料の設計方法。 - 前記特徴量が皮膚の毛穴周辺のスジ形状領域に関する量を含み、
前記選択工程において、前記スジ形状領域の面積が小さくなるように前記処方を選択することを特徴とする、請求項16又は請求項17に記載の化粧料の設計方法。 - 前記特徴量が前記化粧後画像中で所定の輝度よりも高い輝度を有する高輝度領域の面積を含み、
前記選択工程において、前記高輝度領域の面積が小さくなるように前記処方を選択することを特徴とする、請求項16又は請求項17に記載の化粧料の設計方法。 - 皮膚の代替物を試料として用いる化粧料の評価方法であって、
前記化粧料を塗布した前記試料を撮影した塗布後画像を取得する塗布後画像取得工程と、
前記塗布後画像より光学的に検出可能な化粧料塗布後の特徴量を抽出する塗布後特徴量抽出工程と、
前記化粧料塗布後の特徴量と、同様にして予め取得された同一試料の化粧料塗布前の特徴量とを比較し、化粧効果を評価する評価工程と、を備えることを特徴とする、化粧料の評価方法。 - 前記塗布後画像取得工程において、前記試料をそれぞれ異なる形状に変形させた状態の複数の前記塗布後画像を取得し、
前記塗布後特徴量抽出工程において、複数の前記塗布後画像のそれぞれについての前記化粧料塗布後の特徴量を抽出し、
前記評価工程において、複数の前記化粧料塗布後の特徴量と、複数の前記化粧料塗布前の特徴量と、を用いることを特徴とする、請求項20に記載の化粧料の評価方法。 - 複数の前記塗布後画像として、前記試料の変形の過程を含む動画像中の複数のフレーム画像を用いることを特徴とする、請求項21に記載の化粧料の評価方法。
- 前記試料の表面形状が人の皮膚の毛穴を模したものであって、
前記化粧料塗布後の特徴量及び前記化粧料塗布前の特徴量が、皮膚の毛穴周辺のスジ形状領域に関する量を含むことを特徴とする、請求項20から請求項22の何れかに記載の化粧料の評価方法。 - 前記塗布後特徴量抽出工程において、前記塗布後画像の輝度より前記化粧料塗布後の特徴量を抽出することを特徴とする、請求項20から請求項23の何れかに記載の化粧料の評価方法。
- 前記化粧料塗布後の特徴量及び前記化粧料塗布前の特徴量が、前記塗布後画像及び化粧料塗布前の前記試料を撮影した画像中で所定の輝度よりも高い輝度を有する高輝度領域に関する量を含むことを特徴とする、請求項20から請求項24の何れかに記載の化粧料の評価方法。
- 前記試料の表面形状が人の皮膚の毛穴を模したものであって、
前記化粧料塗布後の特徴量及び前記化粧料塗布前の特徴量が、皮膚の毛穴周辺のスジ形状領域に関する量を含み、
前記塗布後特徴量抽出工程において、前記塗布後画像中で所定範囲の輝度を有する領域を、前記スジ形状領域として抽出することを特徴とする、請求項20から請求項25の何れかに記載の化粧料の評価方法。 - 皮膚の代替物を試料として用いる化粧料の設計方法であって、
前記化粧料を塗布した前記試料を撮影した塗布後画像を取得する塗布後画像取得工程と、
前記塗布後画像より光学的に検出可能な化粧料塗布後の特徴量を抽出する塗布後特徴量抽出工程と、
前記化粧料塗布後の特徴量と、同様にして予め取得された同一試料の化粧料塗布前の特徴量とを比較し、化粧効果を評価する評価工程と、
前記化粧効果に基づいて、前記化粧料の成分の処方を選択する選択工程と、を備えることを特徴とする、化粧料の設計方法。 - 前記塗布後画像取得工程において、前記試料をそれぞれ異なる形状に変形させた状態の複数の前記塗布後画像を取得し、
前記塗布後特徴量抽出工程において、複数の前記塗布後画像のそれぞれについての前記特徴量を抽出し、
前記評価工程において、複数の前記特徴量の間のばらつきから前記化粧効果を評価し、
前記選択工程において、前記ばらつきが小さくなるように前記処方を選択することを特徴とする、請求項27に記載の化粧料の設計方法。 - 前記試料の表面形状が人の皮膚の毛穴を模したものであって、
前記特徴量が皮膚の毛穴周辺のスジ形状領域に関する量を含み、
前記選択工程において、前記スジ形状領域の面積が小さくなるように前記処方を選択することを特徴とする、請求項27又は請求項28に記載の化粧料の設計方法。 - 前記特徴量が前記塗布後画像中で所定の輝度よりも高い輝度を有する高輝度領域の面積を含み、
前記選択工程において、前記高輝度領域の面積が小さくなるように前記処方を選択することを特徴とする、請求項27又は請求項28に記載の化粧料の設計方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021076848A JP7213911B2 (ja) | 2016-06-02 | 2021-04-28 | 化粧料の評価方法及び化粧料の設計方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016110593 | 2016-06-02 | ||
JP2016110593 | 2016-06-02 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021076848A Division JP7213911B2 (ja) | 2016-06-02 | 2021-04-28 | 化粧料の評価方法及び化粧料の設計方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017217445A true JP2017217445A (ja) | 2017-12-14 |
JP7040889B2 JP7040889B2 (ja) | 2022-03-23 |
Family
ID=60657483
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016225311A Active JP7040889B2 (ja) | 2016-06-02 | 2016-11-18 | 肌状態の鑑別のための画像解析方法 |
JP2021076848A Active JP7213911B2 (ja) | 2016-06-02 | 2021-04-28 | 化粧料の評価方法及び化粧料の設計方法 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021076848A Active JP7213911B2 (ja) | 2016-06-02 | 2021-04-28 | 化粧料の評価方法及び化粧料の設計方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7040889B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020154640A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | カシオ計算機株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11169358A (ja) * | 1997-12-16 | 1999-06-29 | Ryuichi Utsuki | 顔の判定方法及び顔の判定支援装置 |
JP2006305184A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Shiseido Co Ltd | 肌状態解析方法、肌状態解析装置、肌状態解析プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体 |
JP2010534376A (ja) * | 2007-07-23 | 2010-11-04 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | しわのエイジング及びディエイジングの現実的シミュレーションの方法及び装置 |
JP2011056189A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Shiseido Co Ltd | 一過性シワの評価方法及び装置 |
JP2013534851A (ja) * | 2010-07-02 | 2013-09-09 | シャネル パルファン ボーテ | 皮膚ゾーンにおける皮膚症状の検出および量子化方法および装置 |
JP2014193197A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-09 | Shiseido Co Ltd | 画像解析装置、画像解析方法、及び画像解析プログラム |
US20150099947A1 (en) * | 2013-10-04 | 2015-04-09 | Access Business Group International Llc | Skin youthfulness index, methods and applications thereof |
JP2015198849A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | ポーラ化成工業株式会社 | 加齢毛穴の鑑別方法及び化粧料の評価方法 |
WO2016076140A1 (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-19 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム |
JP2017009598A (ja) * | 2015-06-16 | 2017-01-12 | 株式会社シーボン | 美容施術効果の解析方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5225836B2 (ja) * | 2006-05-26 | 2013-07-03 | ポーラ化成工業株式会社 | 化粧料の選択方法及び設計方法 |
JP2011196805A (ja) * | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Pola Chemical Industries Inc | 鑑別方法 |
JP2011212307A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Shiseido Co Ltd | 化粧肌評価装置、化粧肌評価方法、及び化粧肌評価プログラム |
JP6008698B2 (ja) * | 2012-11-06 | 2016-10-19 | 花王株式会社 | 顔画像分析装置及び顔画像分析方法 |
JP2015064823A (ja) * | 2013-09-26 | 2015-04-09 | ポーラ化成工業株式会社 | 化粧料の評価方法、及び表情しわの定量化方法 |
-
2016
- 2016-11-18 JP JP2016225311A patent/JP7040889B2/ja active Active
-
2021
- 2021-04-28 JP JP2021076848A patent/JP7213911B2/ja active Active
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11169358A (ja) * | 1997-12-16 | 1999-06-29 | Ryuichi Utsuki | 顔の判定方法及び顔の判定支援装置 |
JP2006305184A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Shiseido Co Ltd | 肌状態解析方法、肌状態解析装置、肌状態解析プログラム、及び該プログラムが記録された記録媒体 |
JP2010534376A (ja) * | 2007-07-23 | 2010-11-04 | ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー | しわのエイジング及びディエイジングの現実的シミュレーションの方法及び装置 |
JP2011056189A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-03-24 | Shiseido Co Ltd | 一過性シワの評価方法及び装置 |
JP2013534851A (ja) * | 2010-07-02 | 2013-09-09 | シャネル パルファン ボーテ | 皮膚ゾーンにおける皮膚症状の検出および量子化方法および装置 |
JP2014193197A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-09 | Shiseido Co Ltd | 画像解析装置、画像解析方法、及び画像解析プログラム |
US20150099947A1 (en) * | 2013-10-04 | 2015-04-09 | Access Business Group International Llc | Skin youthfulness index, methods and applications thereof |
JP2015198849A (ja) * | 2014-04-09 | 2015-11-12 | ポーラ化成工業株式会社 | 加齢毛穴の鑑別方法及び化粧料の評価方法 |
WO2016076140A1 (ja) * | 2014-11-14 | 2016-05-19 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム |
JP2017009598A (ja) * | 2015-06-16 | 2017-01-12 | 株式会社シーボン | 美容施術効果の解析方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020154640A (ja) * | 2019-03-19 | 2020-09-24 | カシオ計算機株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム |
JP7375313B2 (ja) | 2019-03-19 | 2023-11-08 | カシオ計算機株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7213911B2 (ja) | 2023-01-27 |
JP2021121328A (ja) | 2021-08-26 |
JP7040889B2 (ja) | 2022-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6086573B2 (ja) | 色素斑を特性化する方法及び装置、並びに化粧製品、皮膚製品又は薬剤製品の着色効果又は脱色効果を評価する方法におけるその応用 | |
US8290257B2 (en) | Method and apparatus for simulation of facial skin aging and de-aging | |
TWI544898B (zh) | 決定皮膚發炎分數之裝置及方法 | |
TWI454736B (zh) | 肌膚之紋理及/或皺紋之鑑別法及鑑別裝置、肌膚之鑑別程式、以及皮膚外用劑之選擇方法 | |
EP2731072A1 (en) | Face impression analysis method, cosmetic counseling method, and face image generation method | |
US20080304736A1 (en) | Method of estimating a visual evaluation value of skin beauty | |
JP2009509708A (ja) | 肌の欠陥部の特性評価を行う方法及び装置並びに化粧製品の老化防止効果を評価する方法 | |
TW200428231A (en) | Skin evaluation method and image simulation method | |
JP3351958B2 (ja) | 肌の評価方法 | |
US9396411B2 (en) | Method and system for generating intrinsic images using a single reflectance technique | |
JP2007252891A (ja) | 肌の美しさの目視評価値の推定方法 | |
JP6756524B2 (ja) | 美容施術効果の解析方法 | |
JP2007128171A (ja) | 顔画像合成装置、顔画像合成方法および顔画像合成プログラム | |
WO2016158061A1 (ja) | 肌評価装置および肌評価方法並びに肌評価プログラム | |
JP2009082338A (ja) | エントロピーを用いた肌の鑑別方法 | |
JP6008698B2 (ja) | 顔画像分析装置及び顔画像分析方法 | |
JP6814172B2 (ja) | 肌の内部構造の推定方法、肌の内部構造の推定プログラム、および肌の内部構造の推定装置 | |
JP5035524B2 (ja) | 顔画像の合成方法及び合成装置 | |
US9754155B2 (en) | Method and system for generating intrinsic images using a single reflectance technique | |
JP2004166801A (ja) | 肌のつやの評価方法 | |
JP7213911B2 (ja) | 化粧料の評価方法及び化粧料の設計方法 | |
JP2010198382A (ja) | シミュレーション装置、シミュレーション方法、及びコンピュータプログラム | |
JP2006061170A (ja) | 皮膚の鑑別法 | |
JP6527765B2 (ja) | シワ状態分析装置及びシワ状態分析方法 | |
JP2003275179A (ja) | 肌色測定装置および方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190826 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200714 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200715 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20200807 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200909 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210302 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210428 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210810 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20211005 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211122 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220308 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220310 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7040889 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |