JP2017216646A - 撮像素子、撮像装置、および撮像信号処理方法 - Google Patents

撮像素子、撮像装置、および撮像信号処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017216646A
JP2017216646A JP2016110500A JP2016110500A JP2017216646A JP 2017216646 A JP2017216646 A JP 2017216646A JP 2016110500 A JP2016110500 A JP 2016110500A JP 2016110500 A JP2016110500 A JP 2016110500A JP 2017216646 A JP2017216646 A JP 2017216646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
photoelectric conversion
pixel
signal processing
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016110500A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017216646A5 (ja
JP6765860B2 (ja
Inventor
直人 大串
Naoto Ogushi
直人 大串
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016110500A priority Critical patent/JP6765860B2/ja
Priority to US15/598,768 priority patent/US10531025B2/en
Publication of JP2017216646A publication Critical patent/JP2017216646A/ja
Publication of JP2017216646A5 publication Critical patent/JP2017216646A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6765860B2 publication Critical patent/JP6765860B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/50Control of the SSIS exposure
    • H04N25/57Control of the dynamic range
    • H04N25/58Control of the dynamic range involving two or more exposures
    • H04N25/587Control of the dynamic range involving two or more exposures acquired sequentially, e.g. using the combination of odd and even image fields
    • H04N25/589Control of the dynamic range involving two or more exposures acquired sequentially, e.g. using the combination of odd and even image fields with different integration times, e.g. short and long exposures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/672Focus control based on electronic image sensor signals based on the phase difference signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/682Vibration or motion blur correction
    • H04N23/683Vibration or motion blur correction performed by a processor, e.g. controlling the readout of an image memory
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/73Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the exposure time
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/50Control of the SSIS exposure
    • H04N25/57Control of the dynamic range
    • H04N25/58Control of the dynamic range involving two or more exposures
    • H04N25/581Control of the dynamic range involving two or more exposures acquired simultaneously
    • H04N25/583Control of the dynamic range involving two or more exposures acquired simultaneously with different integration times
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/703SSIS architectures incorporating pixels for producing signals other than image signals
    • H04N25/704Pixels specially adapted for focusing, e.g. phase difference pixel sets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/71Charge-coupled device [CCD] sensors; Charge-transfer registers specially adapted for CCD sensors
    • H04N25/75Circuitry for providing, modifying or processing image signals from the pixel array
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/76Addressed sensors, e.g. MOS or CMOS sensors
    • H04N25/78Readout circuits for addressed sensors, e.g. output amplifiers or A/D converters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

【課題】複数の画素部から信号を取得して複数の信号処理を行うことが可能な撮像素子および撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像素子は、撮影レンズからの光に対して異なる瞳部分領域を通過した光をそれぞれ受光する複数の光電変換部を備える。各画素部は第1および第2の光電変換部を有し、映像信号処理部104と位相差信号処理部106は、第1および第2の光電変換部の出力する信号をそれぞれ取得して処理する。映像信号処理部104は、画素信号の出力条件が異なる設定である第1および第2の光電変換部の信号を取得して画像信号のダイナミックレンジ拡大処理を行う。位相差信号処理部106は、第1および第2の光電変換部の信号を補正して位相差検出方式の焦点検出を行う。映像信号処理部104と位相差信号処理部106は、1回の撮影動作においてそれぞれの信号処理を並列に実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の画素部を有する撮像素子および該撮像素子を用いた撮像装置と撮像信号処理方法に関する。
撮像装置において、1回の撮影で取得可能な画像のダイナミックレンジよりも見かけ上、広ダイナミックレンジな画像(以下、HDR画像ともいう)を生成する処理がある。撮像素子を構成する、開口率の異なる画素を規則的に配置してHDR画像を生成する技術が開示されている(特許文献1)。また、1回の撮影で異なる視点の画像を取得可能な撮像装置の構成では、異なる瞳領域を通過した光束により形成された一対の被写体像を取得可能である。取得された一対の被写体像から相関演算により焦点検出を行う技術が開示されている(特許文献2)。また、1つのマイクロレンズに複数の画素が割り当てられた瞳分割画素部を有する撮像素子を用いて、HDR画像を生成する技術が開示されている(特許文献3)。
特開2003−179819号公報 特開2013−072906号公報 特開2015−144416号公報
特許文献2に開示の装置は、1つのマイクロレンズに複数の画素が割り当てられた瞳分割画素部を有する撮像素子を利用して焦点検出を行うが、HDR画像を生成する処理については言及されていない。また、特許文献3に開示の装置では、マイクロレンズに対する画素の開口率がそれぞれ異なる画素の組み合わせによりHDR画像が生成される。この方式の場合、光線が大きく遮られる画素や白飛びするような信号を用いて位相差検出が行われると、位相差検出の精度が低下する可能性がある。
本発明の目的は、複数の画素部から信号を取得して複数の信号処理を行うことが可能な撮像素子および撮像装置を提供することである。
本発明の一実施形態の撮像素子は、複数の画素部から信号を取得して、複数の信号処理を行うことが可能な撮像素子であって、前記画素部が有する第1および第2の光電変換部に対し、画素信号の出力条件を設定する設定手段と、前記第1および第2の光電変換部の信号から画像信号を生成する第1の信号処理と、前記第1および第2の光電変換部の信号を補正して焦点検出を行う第2の信号処理とを実行する信号処理手段と、を備える。
本発明によれば、複数の画素部から信号を取得して複数の信号処理を行うことが可能な撮像素子および撮像装置を提供することができる。
本発明の第1の実施例に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 図1の映像信号処理部と位相差信号処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る撮像素子の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る撮像素子の画素構成と配列を示す図である。 射出瞳と撮像素子の受光との関係を示す模式図である。 第1の実施例に係る撮像素子の信号読み出しを示す模式図である。 本発明の実施形態に係る撮像素子の回路構成図である。 本発明の実施形態に係るHDR処理の説明図である。 第1の実施例に係る露出差補正処理の説明図である。 第1の実施例に係る処理例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 図11の映像信号処理部の構成を示すブロック図である。 第2の実施例に係る撮像素子の信号読み出しを示す模式図である。 第2の実施例に係る処理例を示すフローチャートである。 第2の実施例の変形例に係る撮像素子の信号読み出しを示す模式図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。各実施形態の撮像装置は動画機能付き電子スチルカメラやビデオカメラ等に適用可能である。
(実施形態の概要)
まず、本発明の実施形態に係る撮像素子および撮像装置、撮像信号処理方法の概要を説明してから、各実施例を詳細に説明する。本発明は、画素部が複数の光電変換部を有する撮像素子と、該撮像素子を備える撮像装置に適用可能である。各画素部は、画素信号の出力条件の設定が可能な第1および第2の光電変換部を有する。画素信号の出力条件とは、例えば画素のISO感度、露光時間、光学絞り、ゲインアンプの増幅度等の各条件や、複数の条件を組み合わせた条件であり、露出設定値については任意に変更可能である。
本発明の実施形態に係る撮像素子および撮像装置は、複数の画素部から信号を取得して、複数の信号処理を行うことが可能である。第1の信号処理は、例えば広ダイナミックレンジな画像信号の生成処理であり、第2の信号処理は、例えば焦点検出処理である。
第1の実施例では、画素部が有する第1および第2の光電変換部の信号から映像信号を生成するHDR処理を行い、第1および第2の光電変換部の信号を補正して焦点検出処理を行う。また第2の実施例では、信号選択部によって第1および第2の光電変換部の信号から、HDR処理に用いる第1の信号と、焦点検出に用いる第2の信号をそれぞれ選択する処理を説明する。これらの信号処理は、撮影された1つのフレーム画像の画素信号に基づいて並列に実行される。つまり、それぞれの処理が複数のフレームに跨って実行される場合に問題となる、動き量の大きい被写体の画像ブレの発生を防止し、または画像ブレを低減することができる。
また、撮像素子の制御モードについては、焦点検出演算のみを行う第1の制御モードと、焦点検出演算およびHDR処理を行う第2の制御モードがある。制御部は制御モードの切り替えによって、撮像部から取得される信号に対する信号処理の内容を変更する。例えば、第1の制御モードで位相差検出方式の焦点検出演算が行われる場合、画素部内の複数の光電変換部がそれぞれ出力する視差を有する画像(視差画像)信号から位相差が検出される。第1の光電変換部の出力からA像信号が取得され、第2の光電変換部の出力からB像信号が取得される場合、A像信号およびB像信号に対する相関演算が行われ、演算結果から焦点ずれ量が算出される。また第2の制御モードでは、1回の撮像動作で取得される画像、つまり1フレームの画像信号に対する位相差検出方式の演算およびHDR処理が実行される。なお、本発明の実施形態としては位相差検出方式に限定されない。シフト加算によるリフォーカス処理に基づく焦点検出処理やコントラスト検出処理、あるいは複数の検出方式を組み合せた併用方式への適用が可能である。
画素部の構成に関して、第1および第2の実施例では瞳分割方向である水平方向に2分割された光電変換部を例示して説明する。本発明の実施形態としては、さらに分割数を増やして4、6、9等とする実施例がある。また光電変換部の形状が矩形に限定されることはなく、六角形等の多角形に設計する実施例にも本発明を適用可能である。
(第1の実施例)
本発明の第1の実施例では、図1から図10を参照し、HDR撮像を行いつつ、位相差検出を行うことが可能な撮像素子および撮像装置について説明する。
図1を参照して、撮像装置の構成を説明する。光学鏡筒101は、被写体からの光を撮像素子102に集光するためのレンズを備える。フォーカス機構部1011は焦点調節を行うフォーカスレンズと、フォーカス制御回路により構成される。ズーム機構部1012は、撮像光学系の結像倍率を変更するズームレンズと、ズーム制御回路により構成される。絞り機構部1013は撮像素子102に入射される光量を調整する。シャッタ機構部1014は露出制御にしたがってシャッタ時間を調整する。フォーカス機構部1011、ズーム機構部1012、絞り機構部1013、シャッタ機構部1014は、制御部107からの制御信号に基づいて駆動される。
撮像素子102は、結像された被写体からの光を受光して光電変換する。XY読み出し方式のCMOS(相補型金属酸化膜半導体)型イメージセンサ等が用いられ、異なる瞳面に対応する信号をそれぞれ読み出し可能な画素部と、アナログ・デジタル(AD)コンバータにより構成される。撮像素子102は、制御部107からの制御信号に応じて露光や信号読み出しやリセット等の撮像動作が実施され、撮像信号を出力する。
映像信号処理部104は、制御部107の制御下で各種の信号処理を行う。映像信号処理部104の詳細については、図2(A)を用いて後述する。圧縮伸長部105は、制御部107の制御下で動作し、映像信号処理部104からの画像信号に対して、所定の方式の静止画像データフォーマットで圧縮符号化処理を行う。例えば、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)方式等がある。また圧縮伸長部105は、画像記録部111から制御部107を介して供給された静止画像の符号化データを伸長復号化処理する。さらに、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式等により動画像の圧縮符号化/伸長復号化処理が実行可能である。
位相差信号処理部106は、撮像素子102からの異なる瞳面に対応する画素信号(位相差信号)を取得し、位相差検出処理を行う。位相差信号処理部106については、図2(B)を用いて後述する。位相差信号処理部106が算出した位相差検出信号は制御部107へ送られる。
制御部107は撮像装置の各部を統括的に制御する。制御部107は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等から構成されるマイクロコントローラである。制御部107はROM等に記憶されたプログラムを実行して各種の処理を行う。例えば、制御部107は位相差検出信号に基づいて撮像光学系の焦点状態を示すデフォーカス量を算出する。制御部107は、算出したデフォーカス量から合焦状態を得るために必要なフォーカスレンズの駆動量を算出し、フォーカス機構部1011へ駆動制御信号を送る。フォーカス機構部1011は制御部107からの駆動制御信号に従って、AF(自動焦点調節)機構を駆動させて目標位置までフォーカスレンズを移動させる。
発光部108は、映像信号処理部104が行うAE(自動露出)処理によって被写体の露出値が低いと判断された場合に、被写体に対して光を照射する装置である。発光部108はキセノン管を用いたストロボ装置やLED発光装置等である。操作部109は、例えばシャッタレリーズボタン等の各種操作キーやレバー、ダイヤル、タッチパネル等から構成される。操作部109は、ユーザによる入力操作に応じた指示信号を制御部107に出力する。
画像表示部110は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスおよび該デバイスに対するインタフェース回路等を備える。画像表示部110は、制御部107により供給された画像信号から表示デバイスに表示させるための画像信号を生成して表示デバイスに出力し、画面に画像を表示させる。
画像記録部111は、例えば、可搬型の半導体メモリや、光ディスク、HDD(Hard Disk Drive)、磁気テープ等の記録媒体を備える。画像記録部111は、圧縮伸長部105により符号化された画像データファイルを制御部107から取得して記録媒体に記録する。また画像記録部111は、制御部107からの制御信号に基づき、指定されたデータを記録媒体から読み出して制御部107に出力する。
次に図2(A)を参照して、映像信号処理部104の構成を説明する。映像信号処理部104は、撮像素子102から画素信号を取得して、撮像素子102に起因する画素の欠陥や信号のばらつき等を補正する補正処理、HDR処理やホワイトバランス調整処理、ガンマ処理、色補正処理等の信号処理を施して映像信号を出力する。また、映像信号処理部104は、撮像素子102の露出制御のために各領域の明るさを検出し、適正な露出を算出するAE(自動露出)処理も行う。この例では、映像信号処理部104には、AE処理部1041、HDR信号処理部1042、ホワイトバランス調整処理部1043、色補正処理部1044が設けられている。HDR信号処理部1042は、露出差のある複数の信号(例えばA像信号とB像信号)を合成してダイナミックレンジが拡大された画像信号の生成処理を行う。HDR信号処理部1042が実行するHDR処理については後述する。信号処理後の画像信号は、圧縮伸長部105と制御部107へ出力される。
図2(B)は位相差信号処理部106の構成例を示す。位相差信号処理部106は、撮像素子102からの異なる瞳面に対応する画素信号(位相差信号)を取得し、位相差信号を用いて位相差検出処理を行う。これにより、位相差検出信号が取得される。ただし、本実施例では異なる瞳面に対応する画素信号は露出差が発生するように撮像設定が行われる。このため、露出差補正処理部1061は、撮像素子102から得た位相差信号に対して、異なる瞳面に対応する画素信号同士の露出差を補正する処理を実行する。露出差補正処理部1061が行う露出差補正処理については後述する。異なる瞳面に対応する画素信号同士の露出差が補正された信号は位相差検出処理部1062に送られ、位相差検出処理が行われる。
図3を参照して、本実施例における撮像素子102の構成を説明する。撮像素子102は、例えばシリコン(Si)を用いた半導体基板に、複数の画素部201が行列状に配列された画素アレイ部202と、その周辺回路部から構成される。周辺回路部は、垂直駆動回路203、カラム信号処理回路204、水平駆動回路205、タイミング制御回路206等を含む。
画素部201は、光電変換部としてのフォトダイオードと、複数の画素トランジスタを備える。画素部201の詳細については、図4、図7を用いて後述する。複数の画素トランジスタは、例えば、転送トランジスタ、増幅トランジスタ、選択トランジスタ、リセットトランジスタ等のMOS(金属酸化膜半導体)トランジスタである。
垂直駆動回路203は、例えばシフトレジスタによって構成される。垂直駆動回路203は画素駆動配線208を選択し、選択された画素駆動配線208に画素部201を駆動するためのパルスを供給し、行単位で画素部201を駆動する。垂直駆動回路203は、画素アレイ部202上の各画素部201を行単位で順次垂直方向に選択走査する。各画素部201の光電変換部において入射光量に応じて生成された信号電荷に基づく画素信号は、垂直信号線207を通してカラム信号処理回路204に供給される。
カラム信号処理回路204は、画素部201の列ごとに配置されており、1行分の画素部201から出力される画素信号に対し、画素列ごとにノイズ除去等の信号処理を行う。例えば、カラム信号処理回路204は、画素固有の固定パターンノイズを除去するためのCDS処理および垂直信号線207を通して出力された画素部201の画素信号の増幅処理とAD変換等の信号処理を行う。CDSは、“Correlated Double Sampling”(相関2重サンプリング)の略号である。
水平駆動回路205は、例えばシフトレジスタによって構成され、水平走査パルスを順次出力することによって、カラム信号処理回路204の各々を順番に選択する。各カラム信号処理回路204からの画素信号は水平信号線209に出力される。タイミング制御回路206は、入力クロック信号と動作モード等を指令するデータを、制御部107から受け取る。タイミング制御回路206は垂直同期信号、水平同期信号およびマスタクロック信号に基づいて、垂直駆動回路203、カラム信号処理回路204および水平駆動回路205等の動作の基準となるクロック信号や制御信号を生成する。
図4を参照して、撮像素子102の画素部201の構成および配列について説明する。図4(A)は、撮像光学系の異なる瞳部分領域をそれぞれ通過した光を受光する光電変換部201L、201Rの構成例を示す概略図である。光電変換部201L、201Rは、フォトダイオード211、212をそれぞれ備える。Lは正面から見て左側に配置されることを意味し、Rは正面から見て右側に配置されることを意味する。以下、フォトダイオードを「PD」と略記する。
光電変換部201Lは撮像光学系の瞳領域の一部(第1の瞳部分領域)を通過した光を受光する。光電変換部201Rは、第1の瞳部分領域とは異なる瞳領域の一部(第2の瞳部分領域)を通過した光を受光する。光電変換部201Lと光電変換部201Rは、1つのマイクロレンズ210下に構成され、それぞれPD211、PD212を1つずつ有する。転送トランジスタ213、214は、対応するPD211とPD212の各信号を読み出す。フローティングディフュージョン(FD)部215、216はPD211、PD212の信号をそれぞれ一時的に蓄積する部分である。撮像光学系の異なる瞳部分領域を通過した光から光電変換される信号をPD211とPD212がそれぞれ読み出すこと以外、2つの光電変換部の構成は同じである。
光電変換部201Lと201Rから取得される画素信号は、それぞれ垂直信号線207、カラム信号処理回路204を通り(図3)、水平駆動回路205によって行単位で随時水平信号線209へ読み出される。各画素部は、図示した構成要素以外にも後述する複数の構成要素を備えるが、それらは本願発明の説明において重要でないので省略する。
図4(B)は撮像素子102内における画素配列を概略的に示す平面図である。2次元の画像を提供するために、図4(A)に示す構成をもつ複数の画素部は、所定の方向に沿って2次元アレイ状に配列される。所定の方向とは水平および垂直方向である。行305に含まれる画素部301、302、303、304を例にして説明すると、PD301L、302L、303L、304Lは、図4(A)のPD211に対応する。PD301R、302R、303R、304Rは、図4(A)のPD212に対応する。図4(B)に示す画素配列を有する撮像素子102における受光の様子について、図5を用いて説明する。
図5は、撮影レンズの射出瞳から出た光束が撮像素子102に入射する様子を示す概念図である。画素部の断面部401には、マイクロレンズ210、カラーフィルタ403、およびPD211、PD212を示す。射出瞳406には、撮影レンズの射出瞳の一部領域407、408を示しており、これらの領域は、受光する各PDから見たときの瞳部分領域である。中央のマイクロレンズ210を有する画素部に対して、射出瞳406から出た光束の中心である光軸409を、一点鎖線で示す。光線410、411は、瞳部分領域407を通過する光の最外周の光線であり、光線412、413は瞳部分領域408を通過する光の最外周の光線である。
射出瞳406から出射した光は、光軸409を中心として撮像素子102に入射される。図5からわかるように、射出瞳406から出る光束のうち、光軸409を境にして上側の光束はマイクロレンズ210、カラーフィルタ403を通過してPD212に入射する。また、光軸409を境にして下側の光束はマイクロレンズ210、カラーフィルタ403を通過してPD211に入射する。つまり、PD211とPD212はそれぞれ、撮影レンズの射出瞳406の異なる瞳部分領域408、407を通過した光を受光する。
図4(B)を参照すると、例えば行305に含まれる画素部301の場合、PD301Lは、光軸409を挟んで一方の射出瞳(部分領域)から出る光束を受光するPD211に対応する。PD302L、303L、304Lについても同様である。PD301L等から得られる像をA像とし、その画像信号をA像信号と呼ぶ。また、PD301Rは、光軸409を挟んで他方の射出瞳(部分領域)から出る光束を受光するPD212に対応する。PD302R、303R、304Rについても同様である。PD301R等から得られる像をB像とし、その画像信号をB像信号と呼ぶ。
このように射出瞳406に対して光軸409を中心にして等分で瞳部分領域408、407に分割して、PD211、PD212の受光が行われることにより、PD211とPD212とで出力信号に位相差が生じる。つまり、焦点状態の変化により瞳部分領域408、407にそれぞれ対応するA像信号とB像信号の出力に関し、画素部201のアドレス間隔に変化(位相差)が現れる。このアドレス間隔を検出(位相差検出)することで、デフォーカス量が算出される。PD211、PD212は光軸409に対して等分に分割された配置である。つまり、射出瞳406に対して偏芯していないため、光学鏡筒101内の構成部品等によって一部光線が遮られたとしても、A像もしくはB像の信号欠損(シェーディング)に対して対処しやすいという利点がある。
図4で説明した画素構成と画素配列を有する撮像素子により取得される画像信号について、図6を用いて説明する。図6は、図4(B)で示した画素配列に対して光電変換部201L,201Rの画素信号を読み出す位置を示した模式図である。後述するHDR処理を実施するために、A像信号とB像信号の出力レベルに差が発生するように撮影が行われる。A像で示す第1の列は、各画素部における光電変換部201Lの領域を示しており、PD211が存在する左側の列である。この列の光電変換部は画素信号としてA像信号を出力する。一方、B像で示す第2の列は、各画素部における光電変換部201Rの領域を示しており、PD212が存在する右側の列である。この列の光電変換部は画素信号としてB像信号を出力する。
光電変換部201L、201Rに露出差を発生させる場合に、各光電変換部の信号出力条件は異なる条件に設定される。例えば、光電変換部の露光時間がA像とB像とで別々に設定される。あるいは、A像とB像の各出力に対してカラム信号処理回路204は増幅処理にて別々の増倍度を設定する。またはA像とB像とで、露光時間および増倍度(増幅度)もしくは感度等の他の条件を異なる設定にして、露出差を発生させても構わない。
本実施例においては、露光時間を長秒蓄積として撮像した画素を高露出画素とし、露光時間を短秒蓄積として撮像した画素を低露出画素として説明する。図6では、斜線のハッチング線を付して示す光電変換部を低露出画素とし、縦線のハッチング線を付して示す光電変換部を高露出画素として説明する。なお、本実施例ではA像信号を低露出画素から読み出し、B像信号を高露出画素から読み出すものとして説明する。これに限らず、A像信号を高露出画素から読み出し、B像信号を低露出画素から読み出す実施形態でも構わない。図6は第n行から第n+3行に含まれる画素部を例示している。画素信号を読み出さない光電変換部については白抜きにしてハッチングを掛けない状態で示すとともに、ベイヤー配列の赤(R)、緑(Gr,Gb)、青(BL)の文字に対して取り消し線を引いて示している。
図6の例では、n行目とn+3行目が読み出し行(映像行)であり、n+1行目とn+2行目は非読み出し行である。n行目においてA像列の光電変換部は、RフィルタとGrフィルタにそれぞれ対応する低露出の画素信号を出力し、B像列の光電変換部は、RフィルタとGrフィルタにそれぞれ対応する高露出の画素信号を出力する。n+1行目とn+2行目の各画素部は信号読み出しが行われない。n+3行目においてA像列の光電変換部は、GbフィルタとBLフィルタにそれぞれ対応する低露出の画素信号を出力し、B像列の光電変換部は、GbフィルタとBLフィルタにそれぞれ対応する高露出の画素信号を出力する。つまり、映像信号としては2行を間引いて撮像素子が駆動される。なお、本実施例では動画撮影等に最適な駆動として行間引きの駆動方法を説明するが、行間引き動作を行わず、全行の読み出し動作を行っても構わない。
このようにA像信号とB像信号とに露出差をつけて読み出された画素信号は、撮像素子102から映像信号処理部104内のHDR信号処理部1042と、位相差信号処理部106内の露出差補正処理部1061へとそれぞれ送出される。各処理部にて後述するHDR処理と露出差補正処理が実行される。
次に図7を参照して、本実施例における撮像素子102の回路構成と基本的動作について説明する。図7は、図3および図4に示す構成を有する画素部の回路構成を示す等価回路図である。光電変換部201Lと201Rは同様の回路構成であるため、光電変換部201Lのみを説明する。光電変換部201Lは、PD211と複数のトランジスタを備える。転送トランジスタ213、増幅トランジスタ610、選択トランジスタ611、およびリセットトランジスタ612は、いずれもnチャネルMOSFET(MOS Field-Effect Transistor)である。
転送トランジスタ213、選択トランジスタ611、リセットトランジスタ612の各ゲートには、転送信号613、行選択信号614、リセット制御信号615の信号線がそれぞれ接続されている。画素駆動配線208は、転送信号613、行選択信号614、リセット制御信号615を各トランジスタのゲートに供給する配線を含む。これらの信号は、水平方向に延在する画素部、つまり同一行に含まれる画素部を同時に駆動するための信号である。これによりライン順次動作型のローリングシャッタ動作や、全行同時動作型のグローバルシャッタ動作を制御することが可能である。また、転送信号613は光電変換部201Lと201Rとで別々に制御される信号であり、光電変換部ごとに異なる露光時間を設定可能である。さらに、選択トランジスタ611のソースには垂直信号線207が接続され、垂直信号線207の一方の端部は、定電流源616を介して接地されている。
PD211は、光電変換により生成された電荷を蓄積する素子である。PD211は、そのP側が接地され、N側が転送トランジスタ213のソースに接続されている。転送信号613により転送トランジスタ213がONすると、PD211の電荷がFD部215に転送される。FD部215には寄生容量C61があり、当該部分に電荷が蓄積される。増幅トランジスタ610はドレインに電源電圧Vddが印加され、ゲートはFD部215に接続されている。増幅トランジスタ610は、FD部215の電圧を増幅して出力する。選択トランジスタ611は、信号を読み出す画素部を行単位で選択する。選択トランジスタ611は、ドレインが増幅トランジスタ610のソースに接続され、ソースが垂直信号線207に接続されている。行選択信号614によって選択トランジスタ611がONしたときに、増幅トランジスタ610と定電流源616とがソースフォロア回路を構成するので、FD部215の電圧に対応する電圧が垂直信号線207に出力される。リセットトランジスタ612はドレインに電源電圧Vddが印加され、ソースがFD部215に接続されている。リセットトランジスタ612は、FD部215の電圧を電源電圧Vddにリセットする。
図8を参照して、ダイナミックレンジ拡大処理を説明する。図8は、ダイナミックレンジ拡大処理における入射光量(X軸参照)と信号量(Y軸参照)との関係を示す図である。横軸であるX軸には、入射光量Xj(j=0,1〜3)を例示し、縦軸であるY軸には、信号量Yk(k=1〜3)を例示する。Y1はノイズレベルを示し、Y2は飽和信号量のレベルを示しており、これらは低露出画素の信号量から算定可能である。
高露出画素では、入射光量がX2となった時点で飽和信号量Y2に到達し、低露出画素では、入射光量がX3となった時点で飽和信号量Y2に到達する。一方、受光により得られる信号量がY1以下である場合には、ノイズレベルに相当するため、その画素信号は利用することができない。よって、高露出画素のダイナミックレンジは、入射光量がX0からX2までの範囲となり、低露出画素のダイナミックレンジは、入射光量がX1からX3までの範囲となる。
例えば、低露出画素と高露出画素の露出比として、「低露出画素:高露出画素=1:3」に設定した場合を想定する。画素部201の入射光量をK1、K2、K3の3通りで示し、「K1<K2<K3」とする。HDR信号処理部1042は、入射光量K1の画素部201について下記式(1)により、ダイナミックレンジ拡大処理後の画素信号を求める。
HDR処理後の画素信号=高露出画素信号×1+低露出画素信号×0 ・・・(1)
また、HDR信号処理部1042は、入射光量K2の画素部201について下記式(2)により、ダイナミックレンジ拡大処理後の画素信号を求める。
HDR処理後の画素信号=高露出画素信号×(1-α)+低露出画素信号×α×3 ・・・(2)
式(2)中に示すαは合成比率を表す(0≦α≦1)。
さらに、HDR信号処理部1042は、入射光量K3の画素部201について下記式(3)により、ダイナミックレンジ拡大処理後の画素信号を求める。
HDR処理後の画素信号=高露出画素信号×0+低露出画素信号×3 ・・・(3)
以上のように、HDR信号処理部1042は、画素アレイ部202の各画素部201の信号量(入射光量)に応じて、式(1)から(3)を用いてHDR処理後の画素信号を算出する。本例では、入射光量K1、K2、K3の場合を説明したが、4種類以上の入射光量に対応する式から、それぞれダイナミックレンジ拡大処理後の画素信号を算出可能である。HDR信号処理部1042は1回の撮影で露出差があるA像信号とB像信号を取得し、A像信号とB像信号を合成することで、信号量の範囲がY1からY3までに拡大された広ダイナミックレンジ画像を生成する。つまり、拡大後のダイナミックレンジはX0からX3までの範囲となる。
次に図9を参照して、露出差補正処理について説明する。図9は、露出差補正処理における入射光量と信号量との関係を示す図である。横軸(X軸)および縦軸(Y軸)については図8と同じ設定である。低露出画素と高露出画素の露出比を、「低露出画素:高露出画素=1:3」に設定した場合を説明する。
露出差補正処理部1061は、入射光量K1の高露出画素と低露出画素それぞれに対して、下記式(4)により、露出差補正後の高露出画素信号および低露出画素信号を求める。
露出差補正後の高露出画素信号=高露出画素信号×(2+β)/3
露出差補正後の低露出画素信号=低露出画素信号×(2−β)
・・・(4)
式(4)中に示すβは露出差補正に用いる調整係数であり、β値は予め決定された正の実数である。
また、露出差補正処理部1061は、入射光量K2の高露出画素と低露出画素それぞれに対して、下記式(5)により、露出差補正後の高露出画素信号および低露出画素信号を求める。
露出差補正後の高露出画素信号=高露出画素信号×2/3
露出差補正後の低露出画素信号=低露出画素信号×2
・・・(5)
さらに、露出差補正処理部1061は、入射光量K3の高露出画素と低露出画素それぞれに対して、下記式(6)により、露出差補正後の高露出画素信号および低露出画素信号を求める。
露出差補正後の高露出画素信号=高露出画素信号×(2−γ)/3
露出差補正後の低露出画素信号=低露出画素信号×(2+γ)
・・・(6)
式(6)中に示すγは露出差補正に用いる調整係数であり、γ値は予め決定された正の実数である。
以上のように、露出差補正処理部1061は、画素アレイ部202の各画素部201の信号量(入射光量)に応じて、式(4)から(6)を用いて露出差補正後の高露出画素信号および低露出画素信号を求める。本例では、入射光量K1、K2、K3の場合を説明したが、4種類以上の入射光量に対応する式から、露出差補正後の高露出画素信号および低露出画素信号を算出してもよい。高露出画素および低露出画素の信号は、図9に2点鎖線gで示すように、同レベルの画素信号に補正される。A像信号とB像信号との露出差が補正されて信号レベルが同一になるので、位相差検出処理部1062での位相差検出処理が可能となる。
図10のフローチャートを参照して、本実施例の処理について説明する。撮影が開始すると、S1001で制御部107は所定の撮影条件に設定する。次にS1002ではS1001で設定された撮影条件にしたがって、制御部107の制御下で撮像素子102が駆動される。HDR処理と位相差検出処理とを両立させる撮影動作が行われ、露光後の画素信号が取得される。露光後の画素信号は、映像信号処理部104と位相差信号処理部106へと送られ、それぞれ信号処理される。1回の撮影で取得される1フレームの画素信号からHDR信号処理と位相差検出処理が同時に行われる。すなわち、S1003およびS1004に示す処理と、S1005およびS1006に示す処理が並列処理として実行される。
S1003、S1004の処理は映像信号処理部104が実行する。S1003では画素信号から映像信号処理部104内のAE処理部1041がAE値を算出する。AE処理の後、S1004でHDR信号処理部1042は、撮像素子102から取得した画素信号に対して、本実施例で説明したHDR処理を実行する。
一方、S1005、S1006の処理は位相差信号処理部106が実行する。S1005では画素信号から位相差信号処理部106内の露出差補正処理部1061が、本実施例で説明した露出差補正処理を行う。S1006で位相差検出処理部1062は、S1005で露出差補正処理が行われた信号、つまり異なる瞳部分領域にそれぞれ対応するA像信号、B像信号を用いて位相差検出を行う。具体的には、位相差検出処理部1062は、2像を相対的にシフトしながら相関演算を行い、相関演算結果から像ずれ量を検出し、デフォーカス量に換算する公知の位相差検出を行う。位相差検出処理部1062は、RGB信号から輝度信号に変換した後でゲイン補正を行い、A像信号とB像信号の出力レベルを調整してから位相差検出を行う。出力レベルの調整には、A像信号をB像信号に合わせる第1の調整処理と、逆にB像信号をA像信号に合わせる第2の調整処理とがある。短時間の露出条件(低露出)の光電変換部の出力からA像信号を取得し、長時間の露出条件(高露出)の光電変換部の出力からB像信号を取得する場合、A像信号の方が、ノイズ成分が少ない。よって、A像信号(輝度信号)のレベルを補正して、B像信号のレベルに合わせる方がノイズ低減に有利である。また、各光電変換部に対し、被写体の明るさに応じて、露光時間やゲイン値等の露出条件を変更する処理が行われる。撮影状態(画像全体または被写体領域の明るさやAE値等)に応じて、第1の調整処理と第2の調整処理を選択することが可能である。
S1004およびS1006の処理が終了した後にS1007へと遷移する。制御部107は、撮影を終了するか否かを判断する。制御部107は撮影を終了すると判断した場合、待機状態へと遷移する。一方、制御部107は撮影を続行すると判断した場合、S1001へ処理を戻す。S1003で得られたAE値から撮影条件が再設定されて撮影を継続する。
本実施例では、1つのマイクロレンズに複数の光電変換部が対応する瞳分割画素を有する構成の撮像素子を用いて、HDR画像を生成しつつ、位相差検出が可能である。すなわち、1回の撮影動作で、HDR処理を施した映像信号および撮像面位相差検出信号を同時に取得できる。また、同一行の画素部から画素信号を取得し、補正された信号を用いて位相差検出を行うことにより、垂直方向の読み出し段差が生じない。つまり、異なる行の画素部が有する光電変換部からそれぞれ信号を取得して位相差検出を行う場合には、検出位置のずれが生じるが、本実施形態ではこのような位置ずれは発生しないので検出精度が高い。
各画素部が水平および垂直方向にそれぞれ2分割された4つの光電変換部を有する実施例の場合には、各光電変換部に対して、画素信号の出力条件をすべて異なる設定にすることができる。換言すれば、位相差検出のために、画素部内の2つの光電変換部に対する出力条件を同じ設定にする必要がない。よって、露出比を大きくとり、ダイナミックレンジをさらに拡大することが可能である。
(第2の実施例)
図11から図14を参照して、本発明の第2の実施例について説明する。本実施例において、第1の実施例の場合と同様の構成要素については既に使用した符号を用いることにより、それらの詳細な説明を省略して主に相違点を説明する。
図11に示す撮像装置は、撮像素子102と映像信号処理部104との間に信号選択部103を備える。信号選択部103はメモリ機能を有し、制御部107の制御下で撮像素子102からの撮像信号を取得し、映像処理用の画像信号と位相差処理用の位相差画素信号とを振り分ける機能を有する。
図12は、映像信号処理部104の構成例を示すブロック図である。映像信号処理部104は、AE処理部1041、HDR信号処理部1042、ホワイトバランス調整処理部1043、色補正処理部1044を備える。映像信号処理部104は、信号選択部103から映像処理用の信号を取得し、AE処理、HDR処理、ホワイトバランス調整処理、色補正処理等を行う。
位相差信号処理部106は、信号選択部103から位相差画素信号を取得して位相差検出処理を行い、位相差検出信号を出力する。位相差検出信号は、位相差情報(デフォーカス量、フォーカス位置情報)を含む。位相差信号処理部106が出力した位相差検出信号は制御部107へ送られる。制御部107は位相差検出信号に基づいて撮像光学系の焦点状態を示すデフォーカス量を算出する。算出されたデフォーカス量から合焦状態を得るために必要なフォーカスレンズの駆動量が算出され、フォーカス機構部1011により、目標位置へフォーカスレンズが移動することで、AF制御動作が行われる。
図13は、図4(B)で示した画素配列に対して光電変換部201L,201Rの画素信号を読み出す位置を示した模式図である。
HDR処理のために、A像信号とB像信号の露出差が発生するように撮影が実施される。本実施形態では、位相差検出用の信号読み出しとして、HDR撮像行とは別行でA像信号またはB像信号のみを読み出す処理が行われることを特徴とする。図13は、第n行から第n+11行の各画素部を例示する。HDR撮像行は、HDR処理に用いる画素信号を取得可能な行であり、図13ではn,n+3,n+6,n+9の各行に示す。また、位相差検出用の信号の読み出し行を、図13ではn+2,n+5,n+8,n+11の各行に示す。以下、露光時間を長秒蓄積として撮像する画素を高露出画素とし、露光時間を短秒蓄積として撮像する画素を低露出画素として説明する。図13にて斜線のハッチング線を付して示す光電変換部を低露出画素とし、縦線のハッチング線を付して示す光電変換部を高露出画素とする。また、画素信号を読み出さない光電変換部については白抜きにしてハッチングを掛けない状態で示すとともに、ベイヤー配列の赤(R)、緑(Gr,Gb)、青(BL)の文字に対して取り消し線を引いて示している。
図13のn行目、n+6行目の画素部は、図6のn行目の画素部と同じ露出条件に設定され、A像列が低露出画素で、B像列が高露出画素に設定される。同様に、図13のn+3行目、n+9行目の画素部は、図6のn+3行目の画素部と同じ露出条件に設定され、A像列が低露出画素で、B像列が高露出画素に設定される。図13のn+1行目、n+4行目、n+7行目、n+10行目は非読み出し行である。
このように、HDR撮像行はn行目、n+3行目、n+6行目、n+9行目であり、映像信号としては2行を間引いて撮像素子が駆動される。なお別の実施形態として、A像信号を高露出画素から読み出し、B像信号を低露出画素から読み出しても構わない。A像信号とB像信号に露出差をつけて読み出されたHDR処理用の信号は、撮像素子102から信号選択部103を通じてHDR信号処理部1042へと送出され、HDR処理が行われる。
一方、位相差検出用の信号の読み出し行は、HDR撮像行で読み出される行同士の間に位置する。図13では、n+2行目、n+5行目、n+8行目、n+11行目において位相差検出用の画素信号の読み出しが行われる。本実施形態では、これらの行の画素部でB像信号のみを読み出す処理が行われる。例えば、n+2行目の画素部では、Rフィルタに対応するB像列の光電変換部から信号が読み出され、Grフィルタに対応するB像列の光電変換部から信号が読み出される。n+5行目の画素部では、Gbフィルタに対応するB像列の光電変換部から信号が読み出され、BLフィルタに対応するB像列の光電変換部から信号が読み出される。このとき、B像信号は2行上のHDR撮像行(同色行)のA像信号と同一の露光比となるように設定されて読み出される。例えば、n行目のA像列のRフィルタに対応する光電変換部と、n+2行目のB像列のRフィルタに対応する光電変換部とは、信号の出力条件が同じ設定であっていずれも低露出画素として設定される。同様に、n+3行目のA像列のGbフィルタに対応する光電変換部と、n+5行目のB像列のGbフィルタに対応する光電変換部とは、信号の出力条件が同じ設定であっていずれも低露出画素として設定される。
図13では、n+2行目のB像列の光電変換部に対して、画素信号の出力条件をn行目のA像列の光電変換部と同じ設定にする例を説明した。これは、適正露出に近い方の列の光電変換部に合わせた出力条件に設定することで、露出値が過大になった場合に光電変換部の出力レベルが飽和するのを回避するためである。信号読み出しの変形例としては、n行目のB像列の光電変換部とn+2行目のA像列の光電変換部から取得して位相差検出を行う例がある。この場合、n行目のB像列の光電変換部とn+2行目のA像列の光電変換部は、画素信号の出力条件が同じ設定である。n+3行とn+5行目、n+6行目とn+8行目、n+9行目とn+11行目についても同様である。撮影状態やAE値等に応じて、信号読み出しの方法を適宜に変更することが可能である。
また、別の変形例として異なる行の画素部の光電変換部から取得した信号から演算した信号を用いて位相差検出を行う例がある。n行目およびn+2行目の画素部の各光電変換部の出力条件を、A像列で1Rに設定し、B像列で2Rに設定する場合を想定する。1Rと2Rは露光比に対応し、数字の示すとおり、A像列とB像列の各光電変換部の露光比を1:2とする。
A像 B像
n行目 1R 2R
n+2行目 1R (読み出さない)
n行目とn+2行目でA像列の光電変換部から1Rの信号を読み出して、1R同士を加算した2Rの信号と、n行目のB像列の光電変換部から2Rの信号を読み出し、同じ出力レベルの信号を用いて位相差検出が行われる。このように、異なる行の画素部がそれぞれ有する光電変換部から取得した複数の信号を組み合わせて演算した信号を用いることができる。演算には、加算、減算、平均値演算や重み付け演算等がある。
制御部107は、位相差画素信号の読み出し行の画素部および露出条件を、AE処理部1041が算出した前フレームのAE処理の算出結果から判断して決定する。制御部107は現在のフレームで位相差検出を行う際に適切な露出条件を判断することで、読み出し行と使用する光電変換部の選択および露出条件を決定する。決定された露出条件に基づき、位相差画素信号の読み出し行においてA像信号またはB像信号を読み出す動作が行われる。本実施例では位相差画素信号の読み出し行にてB像信号が取得される。HDR撮像行において画素部の露出条件が設定され、A像およびB像の信号処理が行われる。A像列の光電変換部とB像列の光電変換部との露光比は所定値に設定される。その際、位相差画素信号の読み出し行での光電変換部と、当該光電変換部と露光状態が逆の位相関係となる位置の光電変換部とは、露出条件が同じ設定値に設定される。本実施例ではHDR撮像行のA像列と、位相差画素信号の読み出し行のB像列とで、それぞれ対をなす光電変換部同士の露出条件が同じ設定である。
位相差信号処理部106は、HDR撮像行のA像信号と位相差画素信号の読み出し行のB像信号から位相差検出処理を行い、位相差検出信号を生成する。そのために、信号選択部103はHDR撮像行のA像信号と位相差画素信号の読み出し行のB像信号とを選択して位相差信号処理部106へ送る。画素部201に対し、上から下へと各行から画素信号を順次読み出すことで、1フレーム分の信号が撮像素子102から出力される。信号選択部103は、HDR処理用の画素信号と位相差検出用の位相差画素信号とを振り分けて、それぞれ映像信号処理部104と位相差信号処理部106へ同時に出力する。
このように位相差画素信号の読み出し行において、映像信号処理部104内のAE処理部1041による情報を用いて位相差検出に適切な露出条件が決定される。よって、信号の白飛びやS/N比(信号対ノイズ比)の低い露出条件を回避しやすくすることができる。また、A像またはB像の信号のみを読み出すことで、読み出さない画素列のカラム信号処理回路204は休止状態にすることができる。つまり、回路部のスリープが可能となり、垂直駆動回路203や水平駆動回路205を余計に動作させる必要が無くなるため、省電力効果が得られる。したがって本実施形態によれば、HDR処理と位相差検出とを両立させ、かつ省電力化に寄与する。
図14のフローチャートを参照して、本実施例における処理を説明する。撮影が開始すると、S1401で制御部107は所定の撮影条件に設定する。次にS1402ではS1401で設定された撮影条件にしたがって、制御部107の制御下で撮像素子102が駆動される。HDR処理と位相差検出とを両立させる撮影動作が行われる。S1403で信号選択部103は、S1402で取得された撮影後の画素信号から映像処理用の画素信号と位相差画素信号とを振り分ける。分離された映像処理用の画素信号はS1404にて映像信号処理部104が処理する。また、分離された位相差画素信号はS1406にて位相差信号処理部106が処理する。1回の撮影で取得される1フレームの画像信号からHDR信号処理と位相差検出処理が同時に行われる。すなわち、S1404およびS1405に示す処理と、S1406に示す処理は並列処理として実行される。
S1404でAE処理部1041は、S1403で振り分けられた画素信号からAE値を算出する。S1405でHDR信号処理部1042はHDR処理を実行する。一方、S1406で位相差信号処理部106は、S1403で振り分けられた位相差画素信号を用いて位相差検出を行う。
S1405およびS1406の処理が終了した後にS1407へと遷移する。制御部107は、撮影を終了するか否かを判断する。制御部107は撮影を終了すると判断した場合、待機状態へと遷移する。一方、制御部107は撮影を続行すると判断した場合、S1401へ処理を戻す。S1404で得られたAE値から撮影条件が再設定されて撮影を継続する。
本実施例の動作により、1回の撮影でHDR処理と位相差検出処理を同時に両立させることができる。
[変形例]
図15を参照して、第2の実施例の変形例に係る撮像装置について説明する。図15は変形例において光電変換部201L、201Rの画素信号を読み出す位置を示した模式図である。図15では、斜線、縦線、および横線のハッチング線によって、光電変換部201L、201Rの露出状態の相違を表現している。
本変形例では、位相差画素信号の読み出し行においてA像信号およびB像信号を共に読み出すことに特徴がある。例えば、図15にて位相差画素信号の読み出し行はn+2行目、n+5行目、n+8行目、n+11行目である。これらの行において、A像列の光電変換部とB像列の光電変換部とは、露出条件が同じ設定となっている。なお、HDR撮像行については、図13と同じである。つまり、HDR撮像行では低露出画素と高露出画素が同一行で読み出される。位相差画素信号の読み出し行ではA像、B像共に同一の露出設定で画素信号が同一行で読み出される。
本変形例では、同一行で位相差検出用にA像信号およびB像信号を読み出すことにより、A像とB像との垂直方向での読み出し段差が無くなる。よって、斜線形状の被写体等の撮影において、A像とB像との位相差検出誤差が発生するのを防ぎ、または誤差を低減できる。
図15において、位相差画素信号の読み出し行ではAE処理部1041が算出したAE値に基づいて、位相差検出処理に適した露出設定が行われる。この場合、HDR撮像行とは異なる露出設定値が使用される。このことを、図15では、A像列およびB像列の各光電変換部に、横線のハッチング線を付すことによって示している。
本変形例では、位相差画素信号の読み出し行において、A像、B像共に同一行で信号が読み出され、かつ、HDR撮像行とは異なる露出条件が設定される。よって、HDR撮像信号を取得しつつ、位相差検出精度の向上および位相差信号処理に適した位相差画素信号を取得できる。
各画素部が水平および垂直方向にそれぞれ2分割された4つの光電変換部を有する実施例の場合には、各光電変換部に対して、画素信号の出力条件を異なる設定にすることができる。例えば、1つの画素部内でA像列の第1の光電変換部およびB像列の第4の光電変換部に対して、出力条件が1Rに設定され、A像列の第3の光電変換部およびB像列の第2の光電変換部に対して、出力条件が2Rに設定される。
A像 B像
(1)1R (2)2R
(3)2R (4)1R
(1)から(4)はひとつの画素部内の第1ないし第4の光電変換部をそれぞれ表す。1Rの信号同士、または2Rの信号同士から位相差検出が可能である。
第1および第2の実施例によれば、各マイクロレンズに対して複数の光電変換部が対応する撮像素子および該撮像素子を用いる撮像装置において、1回の撮影で得られるフレーム画像に基づき、複数の信号処理を実行できる。つまり、広ダイナミックレンジな画像信号の生成処理と、焦点検出処理を同時に実行することができる。なお第1および第2の実施例では、撮像素子102に対して映像信号処理部104と位相差信号処理部106が撮像装置内に設けられた構成例を説明したが、これらの信号処理部の機能の少なくとも一部を撮像素子内に設けた構成でもよい。この場合、例えば、撮像素子には多数の画素部を行列状に配列した画素アレイ部(撮像部)と、各画素部の信号を処理する信号処理部が集積回路チップ上に実装される。例えば、積層型撮像素子の場合、撮像素子は信号処理部を構成する第1の集積回路チップ上に撮像部を構成する第2の集積回路チップが積層された構成である。このとき、第1の集積回路チップ上に構成される信号処理部として、焦点検出用には2像の相関演算を行う相関演算部と相関演算結果から像ずれ量を算出する算出部を備えるとよい。これにより、撮像素子102からの出力としては像ずれ量(あるいはデフォーカス量)やその分布を出力すればよいので、センサの製造コストを下げたり、後段の画像処理部の帯域を確保することができる。またこのとき、HDR処理用には撮像素子102に起因する画素の欠陥や信号のばらつき等を補正する補正処理部とHDR合成を行う合成処理部を備えるとよい。これにより、撮像素子102からの出力としては合成後の1フレーム分の画像信号が出力されるので、上記と同様の効果がある上に、画質を決める重要な処理を、より高精度な解析や処理が可能であろう後段の画像処理部に任せることができる。もちろん上記に限らず、焦点検出用、HDR処理用に他の処理の一部あるいは全部を撮像素子102内の信号処理部に設けてもよい。また、信号処理部の具体的な構成例としては、HDR処理にてビットレンジ伸長処理を行う第1の信号処理と、位相差検出を行う第2の信号処理を並列に実行する1つの信号処理部を設けてもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
102 撮像素子
103 信号選択部
104 映像信号処理部
1041 AE処理部
1042 HDR信号処理部
106 位相差信号処理部
1061 露出差補正処理部
1062 位相差検出処理部
107 制御部

Claims (26)

  1. 複数の画素部から信号を取得して、複数の信号処理を行うことが可能な撮像素子であって、
    前記画素部が有する第1および第2の光電変換部に対し、画素信号の出力条件を設定する設定手段と、
    前記第1および第2の光電変換部の信号から画像信号を生成する第1の信号処理と、前記第1および第2の光電変換部の信号を補正して焦点検出を行う第2の信号処理とを実行する信号処理手段と、を備えることを特徴とする撮像素子。
  2. 前記設定手段は、前記第1および第2の光電変換部に対し、露光時間および信号の増幅度および感度のうちの1つ以上を異なる値に設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記信号処理手段は前記第1の信号処理にて、画像信号のダイナミックレンジ拡大処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像素子。
  4. 前記信号処理手段は前記第2の信号処理にて、位相差検出の信号処理を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像素子。
  5. 前記信号処理手段は前記第2の信号処理にて、前記第1の光電変換部の信号と前記第2の光電変換部の信号との露出差を補正し、補正された信号を用いて信号処理を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像素子。
  6. 前記第1および第2の信号処理は並列に実行されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像素子。
  7. 複数の画素部から信号を取得して、複数の信号処理を行うことが可能な撮像素子であって、
    前記画素部が有する第1および第2の光電変換部の信号から、画像信号の生成に用いる第1の信号と、焦点検出に用いる第2の信号をそれぞれ選択する信号選択手段と、
    前記信号選択手段から前記第1の信号を取得して画像信号を生成する第1の信号処理と、前記信号選択手段から前記第2の信号を取得して焦点検出を行う第2の信号処理とを実行する信号処理手段と、を備え、
    前記信号処理手段は、撮像されたフレーム画像に係る前記第1および第2の光電変換部の信号から前記信号選択手段によって振り分けられた信号をそれぞれ用いて前記第1および第2の信号処理を行うことを特徴とする撮像素子。
  8. 複数の画素部がそれぞれ有する前記第1および第2の光電変換部に対して、異なる出力条件を行ごとに設定する設定手段と、
    前記第1および第2の光電変換部の信号の読み出しを行単位で切り替える制御を行う制御手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の撮像素子。
  9. 前記制御手段は、前記第1の信号を前記第1および第2の光電変換部から読み出す第1の行と、前記第1の行とは異なる行であって、前記第2の信号を前記第1の光電変換部または前記第2の光電変換部から読み出す第2の行とを設定することを特徴とする請求項8に記載の撮像素子。
  10. 前記信号選択手段から前記第1の信号を取得して露出値を算出する算出手段を備え、
    前記制御手段は、前記算出手段により算出された露出値を取得して、前記第2の行にて前記第1の光電変換部の信号を読み出すか、または前記第2の光電変換部の信号を読み出すかを決定することを特徴とする請求項9に記載の撮像素子。
  11. 前記信号処理手段は前記第1の信号処理にて、画素信号の出力条件が異なる前記第1および第2の光電変換部の信号を取得してダイナミックレンジ拡大処理を行うことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の撮像素子。
  12. 前記信号処理手段は前記第2の信号処理にて、画素信号の出力条件が同じである前記第1および第2の光電変換部の信号を取得して位相差検出の信号処理を行うことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の撮像素子。
  13. 前記設定手段は、前記第1および第2の光電変換部に対し、露光時間および信号の増幅度および感度のうちの1つ以上を異なる値に設定することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の撮像素子。
  14. 前記設定手段は、前記算出手段により算出された露出値を取得して前記画素部がそれぞれ有する前記第1および第2の光電変換部の出力条件を設定することを特徴とする請求項10に記載の撮像素子。
  15. 前記設定手段は、前記第1の行の画素部が有する前記第1および第2の光電変換部を、異なる出力条件に設定することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の撮像素子。
  16. 前記設定手段は、前記第1の行の画素部が有する前記第1の光電変換部および前記第2の行の画素部が有する前記第2の光電変換部、または、前記第1の行の画素部が有する前記第2の光電変換部および前記第2の行の画素部が有する前記第1の光電変換部に対し、同じ出力条件に設定することを特徴とする請求項9に記載の撮像素子。
  17. 前記信号処理手段は前記第2の信号処理にて、前記第1の行の画素部が有する前記第1の光電変換部の信号および前記第2の行の画素部が有する前記第2の光電変換部の信号、または、前記第1の行の画素部が有する前記第2の光電変換部の信号および前記第2の行の画素部が有する前記第1の光電変換部の信号を用いて焦点検出を行うことを特徴とする請求項16に記載の撮像素子。
  18. 複数の画素部がそれぞれ有する前記第1および第2の光電変換部に対して、画素信号の出力条件を行ごとに設定する設定手段を備え、
    前記設定手段は、前記第1の信号を取得する第1の行の画素部に対して、前記第1および第2の光電変換部の出力条件を異なる設定とし、前記第1の行とは異なる行であって、前記第2の信号を取得する第2の行の画素部に対して、前記第1および第2の光電変換部の出力条件を同じ設定とすることを特徴とする請求項7に記載の撮像素子。
  19. 前記信号選択手段から前記第1の信号を取得して露出値を算出する算出手段を備え、
    前記設定手段は、前記算出手段により算出された露出値を取得して前記第1および第2の行の画素部がそれぞれ有する前記第1および第2の光電変換部の出力条件を設定することを特徴とする請求項18に記載の撮像素子。
  20. 前記信号処理手段は前記第1の信号処理にて、前記第1の行の画素部から取得した信号を用いて画像信号のダイナミックレンジ拡大処理を行うことを特徴とする請求項18または請求項19に記載の撮像素子。
  21. 前記信号処理手段は前記第2の信号処理にて、前記第2の行の画素部から取得した信号を用いて焦点検出を行うことを特徴とする請求項18乃至20のいずれか1項に記載の撮像素子。
  22. 前記画素部は、マイクロレンズと、該マイクロレンズに対応する前記第1および第2の光電変換部を有し、前記第1および第2の光電変換部は撮像光学系の異なる瞳部分領域をそれぞれ通過する光を受光して信号を出力することを特徴とする請求項1乃至21のいずれか1項に記載の撮像素子。
  23. 複数の画素部を有する撮像素子と、前記画素部から信号を取得して複数の信号処理を行う撮像装置であって、
    前記画素部が有する第1および第2の光電変換部に対し、画素信号の出力条件を設定する設定手段と、
    前記第1および第2の光電変換部の信号から画像信号を生成する第1の信号処理と、前記第1および第2の光電変換部の信号を補正して焦点検出を行う第2の信号処理とを実行する信号処理手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  24. 複数の画素部を有する撮像素子と、前記画素部から信号を取得して複数の信号処理を行う撮像装置であって、
    前記画素部が有する第1および第2の光電変換部の信号から、画像信号の生成に用いる第1の信号と、焦点検出に用いる第2の信号をそれぞれ選択する信号選択手段と、
    前記信号選択手段から前記第1の信号を取得して画像信号を生成する第1の信号処理と、前記信号選択手段から前記第2の信号を取得して焦点検出を行う第2の信号処理とを実行する信号処理手段と、を備え、
    前記信号処理手段は、撮像されたフレーム画像に係る前記第1および第2の光電変換部の信号から前記信号選択手段によって振り分けられた信号をそれぞれ用いて前記第1および第2の信号処理を行うことを特徴とする撮像装置。
  25. 複数の画素部から信号を取得して、信号処理手段により複数の信号処理を行う撮像信号処理方法であって、
    設定手段が前記画素部の有する第1および第2の光電変換部に対し、画素信号の出力条件を設定する工程と、
    前記信号処理手段が、前記第1および第2の光電変換部の信号から画像信号を生成する第1の信号処理と、前記第1および第2の光電変換部の信号を補正して焦点検出を行う第2の信号処理とを行う工程と、を有することを特徴とする撮像信号処理方法。
  26. 複数の画素部から信号を取得して、信号処理手段により複数の信号処理を行う撮像信号処理方法であって、
    信号選択手段が、前記画素部の有する第1および第2の光電変換部の信号から、画像信号の生成に用いる第1の信号と、焦点検出に用いる第2の信号をそれぞれ選択する工程と、
    前記信号処理手段が、前記信号選択手段から前記第1の信号を取得して画像信号を生成する第1の信号処理と、前記信号選択手段から前記第2の信号を取得して焦点検出を行う第2の信号処理とを実行する工程と、を有し、
    前記信号処理手段は、撮像されたフレーム画像に係る前記第1および第2の光電変換部の信号から前記信号選択手段によって振り分けられた信号をそれぞれ用いて前記第1および第2の信号処理を行うことを特徴とする撮像信号処理方法。
JP2016110500A 2016-06-01 2016-06-01 撮像素子、撮像装置、および撮像信号処理方法 Active JP6765860B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016110500A JP6765860B2 (ja) 2016-06-01 2016-06-01 撮像素子、撮像装置、および撮像信号処理方法
US15/598,768 US10531025B2 (en) 2016-06-01 2017-05-18 Imaging element, imaging apparatus, and method for processing imaging signals

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016110500A JP6765860B2 (ja) 2016-06-01 2016-06-01 撮像素子、撮像装置、および撮像信号処理方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017216646A true JP2017216646A (ja) 2017-12-07
JP2017216646A5 JP2017216646A5 (ja) 2019-09-19
JP6765860B2 JP6765860B2 (ja) 2020-10-07

Family

ID=60483635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016110500A Active JP6765860B2 (ja) 2016-06-01 2016-06-01 撮像素子、撮像装置、および撮像信号処理方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10531025B2 (ja)
JP (1) JP6765860B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022508057A (ja) * 2018-11-19 2022-01-19 ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション ビデオエンコーダおよび符号化方法
WO2022070688A1 (ja) * 2020-09-29 2022-04-07 富士フイルム株式会社 撮像装置、撮像装置の駆動方法、及びプログラム

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6408372B2 (ja) * 2014-03-31 2018-10-17 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 固体撮像装置及びその駆動制御方法、並びに、電子機器
WO2017149932A1 (ja) * 2016-03-03 2017-09-08 ソニー株式会社 医療用画像処理装置、システム、方法及びプログラム
GB2561163B (en) * 2017-03-30 2021-05-12 Apical Ltd Control systems and image sensors
US10964739B2 (en) * 2017-09-20 2021-03-30 Canon Kabushiki Kaisha Imaging apparatus and control method thereof
JP2019106634A (ja) * 2017-12-13 2019-06-27 オリンパス株式会社 撮像素子及び撮像装置
CN108366213B (zh) * 2017-12-19 2020-09-04 思特威(上海)电子科技有限公司 像素及其成像方法和成像装置
JP7157529B2 (ja) * 2017-12-25 2022-10-20 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像システム、および撮像装置の駆動方法
US11133339B2 (en) * 2018-04-16 2021-09-28 Canon Kabushiki Kaisha Image sensor, image capturing apparatus and image processing apparatus
JP7246176B2 (ja) * 2018-12-12 2023-03-27 キヤノン株式会社 撮像装置
KR20230015161A (ko) * 2021-07-22 2023-01-31 에스케이하이닉스 주식회사 촬영 장치
CN113992862A (zh) * 2021-11-30 2022-01-28 维沃移动通信有限公司 图像传感器、摄像模组、电子设备和像素信息获取方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015169722A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 ソニー株式会社 撮像装置
JP2015201834A (ja) * 2014-03-31 2015-11-12 ソニー株式会社 固体撮像装置及びその駆動制御方法、画像処理方法、並びに、電子機器
JP2015233185A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 株式会社東芝 固体撮像装置
JP2016092792A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 キヤノン株式会社 撮像装置

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003179819A (ja) 2001-12-12 2003-06-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
US7961983B2 (en) * 2007-07-18 2011-06-14 Microsoft Corporation Generating gigapixel images
US7667169B2 (en) * 2008-05-22 2010-02-23 Omnivision Technologies, Inc. Image sensor with simultaneous auto-focus and image preview
CN103548335A (zh) * 2011-03-31 2014-01-29 富士胶片株式会社 固态成像元件、其驱动方法和成像装置
JP5907595B2 (ja) 2011-09-27 2016-04-26 キヤノン株式会社 撮像装置
JP5950664B2 (ja) * 2012-04-10 2016-07-13 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP5750550B2 (ja) * 2012-09-06 2015-07-22 富士フイルム株式会社 撮像装置及び合焦制御方法
JP5833254B2 (ja) * 2012-11-14 2015-12-16 富士フイルム株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP2014106476A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Canon Inc 焦点検出装置、撮像装置、撮像システム、焦点検出方法、プログラム、および、記憶媒体
CN105074528B (zh) * 2013-03-29 2017-07-18 富士胶片株式会社 摄像装置及对焦控制方法
US9363446B2 (en) * 2013-04-15 2016-06-07 Htc Corporation Automatic exposure control for sequential images
KR102039464B1 (ko) * 2013-05-21 2019-11-01 삼성전자주식회사 전자 센서와, 그의 제어 방법
JP6555863B2 (ja) 2013-12-25 2019-08-07 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP6239975B2 (ja) * 2013-12-27 2017-11-29 キヤノン株式会社 固体撮像装置及びそれを用いた撮像システム
JP6371568B2 (ja) * 2014-04-09 2018-08-08 キヤノン株式会社 焦点検出装置及び撮像装置、及び、焦点検出方法
WO2015163145A1 (ja) * 2014-04-22 2015-10-29 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法、電子機器、並びにプログラム
JP6465562B2 (ja) * 2014-04-30 2019-02-06 キヤノン株式会社 撮像装置及び撮像方法
US9392160B2 (en) * 2014-06-20 2016-07-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Circuit and method providing wide dynamic-range operation of auto-focus(AF) focus state sensor elements, digital imaging device, and computer system including same
JP6429546B2 (ja) * 2014-09-11 2018-11-28 キヤノン株式会社 撮像装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体
US9635242B2 (en) * 2014-09-29 2017-04-25 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Imaging apparatus
JP6465704B2 (ja) * 2015-03-11 2019-02-06 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
US9749556B2 (en) * 2015-03-24 2017-08-29 Semiconductor Components Industries, Llc Imaging systems having image sensor pixel arrays with phase detection capabilities
JP6537326B2 (ja) * 2015-04-06 2019-07-03 キヤノン株式会社 撮像装置および撮像制御プログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015169722A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 ソニー株式会社 撮像装置
JP2015201834A (ja) * 2014-03-31 2015-11-12 ソニー株式会社 固体撮像装置及びその駆動制御方法、画像処理方法、並びに、電子機器
JP2015233185A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 株式会社東芝 固体撮像装置
JP2016092792A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 キヤノン株式会社 撮像装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022508057A (ja) * 2018-11-19 2022-01-19 ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション ビデオエンコーダおよび符号化方法
JP7143012B2 (ja) 2018-11-19 2022-09-28 ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション ビデオエンコーダおよび符号化方法
WO2022070688A1 (ja) * 2020-09-29 2022-04-07 富士フイルム株式会社 撮像装置、撮像装置の駆動方法、及びプログラム
JP7458495B2 (ja) 2020-09-29 2024-03-29 富士フイルム株式会社 撮像装置、撮像装置の駆動方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US10531025B2 (en) 2020-01-07
JP6765860B2 (ja) 2020-10-07
US20170353678A1 (en) 2017-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6765860B2 (ja) 撮像素子、撮像装置、および撮像信号処理方法
US10270990B2 (en) Imaging element, imaging apparatus, and imaging signal processing method
US11493729B2 (en) Image sensor capable of reducing readout time and image capturing apparatus
JP5979849B2 (ja) 撮像素子及び撮像装置
US8390692B2 (en) Image pick up apparatus and image pick up method capable of reading signal charge for image display by newly performing exposure while reading signal charge for still image by simultaneous exposure of all pixels
JP5850680B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
US9277113B2 (en) Image pickup apparatus and driving method therefor
US10063762B2 (en) Image sensor and driving method thereof, and image capturing apparatus with output signal control according to color
US10638072B2 (en) Control apparatus, image pickup apparatus, and control method for performing noise correction of imaging signal
JP2022079626A (ja) 撮像素子及び撮像装置
US11387267B2 (en) Image sensor, focus adjustment device, and imaging device
US10225494B2 (en) Image capturing apparatus and control method thereof
KR20190104445A (ko) 촬상 소자 및 촬상장치
US10645320B2 (en) Image pickup apparatus, control method for image pickup apparatus, and computer-readable non-transitory recording medium in which control program for image pickup apparatus is recorded
JP2018019296A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP6762767B2 (ja) 撮像素子、撮像装置、および撮像信号処理方法
JP6929106B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP2015165280A (ja) 撮像装置およびその制御方法
US11381762B2 (en) Integrated circuit chip and image capturing apparatus
JP2005167497A (ja) 撮像装置、良質画像獲得方法、及びプログラム
JP7020463B2 (ja) 撮像装置
JP7329136B2 (ja) 撮像装置
JP6590055B2 (ja) 撮像装置
JP2009272703A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP6402807B2 (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190807

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200916

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6765860

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151