JP2017216374A - 計測装置、搬送システム、リソグラフィ装置、および物品の製造方法 - Google Patents

計測装置、搬送システム、リソグラフィ装置、および物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】単純な構成で基板の形状を計測するために有利な技術を提供する。【解決手段】基板の形状を計測する計測装置は、前記基板のエッジを撮像する撮像部と、前記基板を保持して搬送する搬送部と、前記搬送部により前記基板のエッジを前記撮像部の撮像領域に配置したときの前記撮像部と前記搬送部との相対位置、および当該相対位置において前記撮像部で得られた前記基板のエッジ像の解像度情報に基づいて、前記基板の形状情報を求める処理部と、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、基板の形状を計測する計測装置、搬送システム、リソグラフィ装置、および物品の製造方法に関する。
ステージにより保持された基板にパターンを形成するリソグラフィ装置では、基板をステージ上に搬送する前に、基板を回転させながら撮像部で基板のエッジを撮像することにより基板のエッジの位置(XY方向)を検出するプリアライメントが行われる。そして、プリアライメントの結果から求められた基板の中心や方向に基づいて、ステージ上に基板が搬送される。
このようなリソグラフィ装置において、ステージ上に搬送する基板に変形(例えば反り)が生じていると、基板の変形の大きさによっては、搬送中の基板がリソグラフィ装置内の部材に接触し、当該基板や当該部材が破損しうる。そのため、リソグラフィ装置では、基板の形状を把握したうえで、リソグラフィ装置内の部材に基板が接触することを回避するように基板をステージ上に搬送することが好ましい。特許文献1には、基板の面の高さ(Z方向の位置)を検出するセンサを設け、センサと基板とを相対的に走査および回転させることにより基板の形状を計測する方法が提案されている。
特表2011−504290号公報
しかしながら、リソグラフィ装置において、特許文献1に記載されたように基板の面の高さを検出するセンサを新たに設けることは、装置構成を複雑化させうるとともに、装置コストを増加させうる。
そこで、本発明は、単純な構成で基板の形状を計測するために有利な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての計測装置は、基板の形状を計測する計測装置であって、前記基板のエッジを撮像する撮像部と、前記基板を保持して搬送する搬送部と、前記搬送部により前記基板のエッジを前記撮像部の撮像領域に配置したときの前記撮像部と前記搬送部との相対位置、および当該相対位置において前記撮像部で得られた前記基板のエッジ像の解像度情報に基づいて、前記基板の形状情報を求める処理部と、を含むことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、単純な構成で基板の形状を計測するために有利な技術を提供することができる。
インプリント装置の形成部の構成を示す概略図である。 搬送装置を上(+Z方向)から見た図である。 第1搬送部およびPA部の構成を示す図である。 撮像部で得られた光量分布を示す図である。 基板のエッジ像を示す図である。 基板の搬送方法を示すフローチャートである。 変化率情報を示す図である。 基板の形状を示す図である。 変化率情報を示す図である。 物品の製造方法を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。本発明に係る搬送装置は、例えば、インプリント装置や露光装置、描画装置など、基板にパターンを形成するリソグラフィ装置に適用されうる。以下に示す実施形態では、モールドを用いて基板上のインプリント材にパターンを形成するインプリント装置で説明する。また、以下の説明において、ステージによって保持された基板に照射される光の光軸と平行な方向をZ方向とし、Z方向と垂直で且つ互いに直交する2つの方向をX方向およびY方向とする。
<第1実施形態>
本発明に係る第1実施形態のインプリント装置について説明する。インプリント装置は、基板上に供給されたインプリント材と型とを接触させ、インプリント材に硬化用のエネルギーを与えることにより、型の凹凸パターンが転写された硬化物のパターンを形成する装置である。インプリント装置は、半導体デバイスなどの製造に使用され、凹凸のパターンが形成されたモールドを用いて、基板のショット領域上に供給されたインプリント材に当該パターンを転写するインプリント処理を行う。例えば、インプリント装置は、パターンが形成されたモールドを基板上のインプリント材に接触させた状態で当該インプリント材を硬化する。そして、インプリント装置は、モールドと基板との間隔を広げて、硬化したインプリント材からモールドを剥離(離型)することによって、インプリント材にパターンを形成することができる。
インプリント材を硬化する方法には、熱を用いる熱サイクル法と光を用いる光硬化法とがあり、本実施形態では、光硬化法を採用した例について説明する。光硬化法とは、インプリント材として未硬化の紫外線硬化樹脂を基板上に供給し、モールドとインプリント材とを接触させた状態でインプリント材に光(紫外線)を照射することにより当該インプリント材を硬化させる方法である。
インプリント材には、硬化用のエネルギーが与えられることにより硬化する硬化性組成物(未硬化状態の樹脂と呼ぶこともある)が用いられる。硬化用のエネルギーとしては、電磁波、熱等が用いられる。電磁波としては、例えば、その波長が10nm以上1mm以下の範囲から選択される、赤外線、可視光線、紫外線などの光である。
硬化性組成物は、光の照射により、あるいは、加熱により硬化する組成物である。このうち、光により硬化する光硬化性組成物は、重合成化合物と光重合開始材とを少なくとも含有し、必要に応じて非重合成化合物または溶剤を含有してもよい。非重合成化合物は、増感剤、水素供与体、内添型離型剤、界面活性剤、酸化防止剤、ポリマ成分などの群から選択される少なくとも一種である。
インプリント材は、スピンコータやスリットコータにより基板上に膜状に付与される。あるいは、液体噴射ヘッドにより、液滴状、あるいは複数の液滴が繋がってできた島状または膜状となって基板上に付与されてもよい。インプリント材の粘度(25℃における粘度)は、例えば、1mPa・s以上100mPa・s以下である。
[インプリント装置の構成]
本実施形態のインプリント装置は、基板上にパターンを形成する形成部10と、形成部10(ステージ12)に基板2を搬送する搬送装置20とを含みうる。
まず、インプリント装置の形成部10について、図1を参照しながら説明する。図1は、インプリント装置の形成部10の構成を示す概略図である。形成部10は、例えば、インプリントヘッド11と、ステージ12(基板ステージ)と、照射部13と、供給部14と、制御部15とを含み、基板上のインプリント材3にモールド1を用いてパターンを形成するインプリント処理を行う。制御部15は、例えばCPUやメモリなどを含み、インプリント処理を制御する(形成部10の各部を制御する)。
インプリントヘッド11は、真空吸着力などによりモールド1を保持するとともに、モールド1と基板上のインプリント材3とを接触させたり剥離させたりするように、モールド1を少なくともZ方向(押印方向)に駆動する。インプリントヘッド11によって保持されるモールド1は、例えば石英など、インプリント材3を硬化させるための光を透過することが可能な材料で構成されており、基板上のインプリント材3に転写すべき凹凸パターンが形成された領域を有する。
ステージ12は、真空吸着力などにより基板2を保持するとともに、XY方向(押印方向と垂直な方向)に移動可能に構成される。ステージ12によって保持される基板2は、ガラス、セラミックス、金属、半導体、樹脂等が用いられ、必要に応じて、その表面に基板とは別の材料からなる部材が形成されていてもよい。基板としては、具体的に、シリコンウェハ、化合物半導体ウェハ、石英ガラスなどである。このような基板2は、後述する搬送装置20によってステージ上に搬送される。例えば、ステージ12は、基板2を保持する面(保持面)から突出可能なピン12a(例えば3本のピン12a)を有し、後述する第2搬送部21bからステージ上に基板2を受け渡す際に当該ピン12aを保持面から突出させる。そして、搬送装置20(第2搬送部21b)によって当該ピン12aの上に基板2が受け渡されると、ステージ12は、保持面からのピン12aの突出量を小さくしていく。これにより、基板2は、ステージ12の保持面の上に配置されるとともに、ステージ12によって保持される。
照射部13は、モールド1と基板上のインプリント材3とが接触している状態において、インプリント材3を硬化させるための光(紫外線)をモールド1を介して基板上のインプリント材3に照射する。本実施形態のインプリント装置では、光硬化法を採用しているため、光を照射する照射部13が用いられているが、熱サイクル法を採用する場合には、照射部13の代わりに熱源が設けられうる。また、供給部14は、基板上にインプリント材3を供給(塗布)する。本実施形態のインプリント装置では、光(紫外線)の照射によって硬化する性質を有する紫外線硬化樹脂がインプリント材3として用いられうる。
次に、インプリント装置に含まれる搬送装置20(搬送システム)について、図2を参照しながら説明する。図2は、搬送装置20を上(+Z方向)から見た図である。搬送装置20は、基板2を搬送する搬送部21(第1搬送部21a、第2搬送部21b)と、プリアライメント部22(位置合わせ装置とも呼ばれる。以下ではPA部22と称する)と、制御部25とを含みうる。制御部25は、例えばCPUやメモリなどを含み、基板2の搬送を制御する(搬送装置20の各部を制御する)。本実施形態では、形成部10の制御部15と、搬送装置20の制御部25とが別々の構成となっているが、一体の構成としてもよい。また、本実施形態の制御部25は、基板2の形状情報を求める処理部としても機能しうるが、制御部25とは別に処理部が設けられてもよい。
搬送装置20では、まず、装置内に搬入された基板2を待機させる位置AからPA部22に、第1搬送部21aによって基板2が搬送される。PA部22では、基板2を回転させながら基板2のエッジ2aの位置(XY方向)を検出し、周方向における基板2のノッチ(オリフラ)の位置や基板2の中心位置を求める処理、所謂プリアライメントが行われる。そして、PA部22により基板2のプリアライメントが行われた後、位置Bに配置されたステージ12の上に、PA部22から第2搬送部21bによって基板2を搬送する。このとき、制御部25は、プリアライメントにより求められた基板2のノッチの位置や基板2の中心位置に基づいて、第2搬送部21bによる基板2の搬送を制御する。これにより、基板2をステージ上に精度よく搬送することができる。
ステージ12の上に基板2が配置された後、形成部10(図2では不図示)におけるモールド1の下に基板2が配置されるようにステージ12が移動し、形成部10において当該基板2にインプリント処理が行われる。そして、基板2のインプリント処理が終了した後、ステージ12が位置Cに移動し、第1搬送部21aによりステージ上の基板2が位置Cから位置Aに搬送される。なお、位置Aには、複数の基板2がロットごとに収容されたカセットが配置されうる。
ここで、本実施形態の搬送装置20では、第1搬送部21aと第2搬送部21bとを含み、位置AからPA部22への基板2の搬送と、PA部22から位置Bのステージ上への基板の搬送と互いに異なる搬送部によって行われている。しかしながら、このような構成に限られるものではなく、位置AからPA部22への基板2の搬送と、PA部22から位置Bのステージ上への基板の搬送との双方を、共通の搬送部(例えば、第1搬送部21a)によって行ってもよい。
次に、第1搬送部21aおよびPA部22の詳細な構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、第1搬送部21aおよびPA部22の構成を示す図である。図3では、PA部22の撮像部22b(射出部22b)の光軸と平行な方向をZ方向とし、当該Z方向と垂直で且つ互いに直交する2つの方向をX方向およびY方向とする。
第1搬送部21aは、例えば、基板2を保持するハンド21aと、ハンド21aをZ方向に駆動する第1駆動部21aと、Z駆動部21aをXY方向およびθ方向(Z軸周りの回転方向)に駆動する第2駆動部21aとを含みうる。第1搬送部21aのハンド21aは、基板2の下面のうち、PA部22の保持部22aによって保持される部分(中央部)とは異なる部分を保持するように構成されうる。
PA部22は、例えば、基板2の中央部を保持して回転可能な保持部22aと、保持部22aによって保持された基板2のエッジ2aを撮像(検出)する撮像部22bとを含みうる。保持部22aは、例えば、真空吸着力などにより基板2を保持するチャック22aと、チャック22aを軸支する支持部材22aと、支持部材22aをZ方向およびθ方向に駆動する駆動部22aとを含みうる。また、撮像部22bは、光を射出する射出部22bと、射出部22bから射出された光を受光する受光部22bとを有する光透過型のセンサ(例えばラインセンサ)を含み、射出部22bと受光部22bとの間の光路領域に撮像領域を含みうる。そして、撮像部22bは、保持部22aにより保持された基板2のエッジ2aを撮像することができるように、射出部22bから射出された光の一部が当該基板2で遮断されるように配置される。即ち、撮像部22bは、保持部22aにより保持された基板2のエッジ2aが撮像領域に収まるように配置される。ここで、本実施形態の撮像部22bは、透過型のセンサを含んでいるが、それに限られるものではなく、反射型のセンサを含んでいてもよい。
このようにPA部22を構成することにより、制御部25は、撮像部22bで得られた基板2のエッジ像に基づいて基板2のエッジ2aの位置(XY方向)を求めることができる。そして、制御部25は、保持部22aにより基板2を回転させながら撮像部22bに当該基板2のエッジ2aを撮像させることで、撮像結果から基板2の中心位置やノッチの位置を検出することができる。
[撮像部で得られる光量分布について]
次に、撮像部22bの撮像領域に基板2のエッジ2aを配置したときに基板2のエッジ像として撮像部22bで得られる光量分布について説明する。図4は、撮像部22bで得られた光量分布を示す図である。図4の横軸は、基板2の半径方向(X方向)の位置を示しており、縦軸は、受光部22bに入射した光の光量(光の強度)を示している。即ち、半径方向の光量分布(強度分布)を示している。受光部22bに入射した光の光量は、当該受光部22bに入射した光を光電変換することによって得られた信号の強度と言うこともできる。
撮像部22bで得られた光量分布では、図4に示すように、基板2のエッジ2aに相当する部分(基板2のエッジ像)において、基板2の半径方向の位置の変化に対して光量が変化する。この基板2の位置の変化に対する光量の変化率(傾き)は、基板2のエッジ像の解像度情報(例えばデフォーカスやボケを含む)を示す値であり、Z方向における基板2のエッジ2aの位置に応じて変動する。具体的には、当該光量の変化率(以下では、単に「変化率」と称する)は、Z方向における基板2のエッジ2aの位置が撮像部22bのベストフォーカス位置から離れるにつれて小さくなる。
例えば、図3に示すように、第1搬送部21aによって基板2をPA部22の保持部22aの上に搬送する場合を想定する。まず、第1搬送部21aは、Z方向における撮像部22bと第1搬送部21aとの相対位置(撮像部22bに対する第1搬送部21aの相対位置(以下、「相対位置」と称する))を「β」とした状態で、基板2のエッジ2aを撮像部22bの撮像領域に配置する。このときに撮像部22bで得られる基板2のエッジ像(光量分布)は、図5に示す破線51のようになる。
次いで、第1搬送部21aは、基板2のエッジ2aを撮像部22bの撮像領域に配置した状態で、基板2と保持部22aとの距離が縮まるように相対位置を「β」から「0」に変化させ、基板2を保持部22aの上に配置する。PA部22では、XY方向における基板2のエッジ2aの位置がプリアライメントにおいて精度よく検出されるように、保持部22aによって保持された基板2のエッジ2aが撮像部22bのベストフォーカス位置に配置されることが好ましい。そのため、本実施形態では、撮像部22bのフォーカスは、基板2の形状が平坦形状であり、かつ相対位置が「0」のときに、基板2のエッジ2aが撮像部22bのベストフォーカス位置に配置されるように設定されている。このように基板2のエッジ2aが撮像部22bのベストフォーカス位置に配置されたときに撮像部22bで得られる基板2のエッジ像(光量分布)は、図5に示す実線52のようになり、変化率が最も大きくなる。また、相対位置が「0」と「β」との間の「α」のときでは、撮像部22bで得られる基板2のエッジ像は、図5に示す一点鎖線53のようになり、変化率は、実線52より小さく、破線51より大きくなる。このように、変化率は、Z方向における基板2のエッジ2aの位置が撮像部22bのベストフォーカス位置に配置されたときに最も大きくなり、ベストフォーカス位置から離れるにつれて小さくなる。
[基板の搬送方法]
インプリント装置では、一般に、パターンを形成する対象の基板に変形(例えば反り)が生じている場合、例えば、ステージ上への基板の搬送中に当該基板が装置内の部材に接触し、当該基板や当該部材が破損することがある。装置内の部材とは、例えば、ステージ12(ピン12a)や保持部22a(チャック22a)、搬送部21(フィンガ)、ウェハ吸着パッドなどを含みうる。そのため、インプリント装置では、装置内の部材への基板の接触を回避するため、基板の形状を把握したうえで、ステージ上への基板の搬送を制御することが好ましい。
そこで、本実施形態の搬送装置20は、第1搬送部21aにより基板2のエッジ2aを撮像部22bの撮像領域に配置する。そして、搬送装置20は、そのときの撮像部22bと第1搬送部21aとの相対位置、および撮像部22bで得られた基板2のエッジ像の解像度情報に基づいて、基板2の形状情報を求める。即ち、撮像部22b、第1搬送部21aおよび制御部25(処理部)により、基板2の形状を計測する計測装置を構成する。これにより、搬送装置20は、基板2の形状情報に基づいて、基板2が装置内の部材に接触することを回避するように、ステージ上への基板2の搬送を制御することができる。
本実施形態の搬送装置20における基板の搬送方法について、図6を参照しながら説明する。図6は、基板の搬送方法を示すフローチャートである。当該フローチャートは、基板をステージの上に搬送するまでの各工程を示しており、制御部25によって実行されうる。以下の説明では、保持部22aの上に基板2が配置される前(プリアライメントを行うの前)に第1搬送部21aによって基板2のエッジ2aを撮像領域に配置することにより基板2の形状情報を求める例について説明する。しかしながら、それに限られるものではなく、例えば、プリアライメントの後に基板2の形状情報を求めてもよい。
S10では、制御部25は、既知の形状を有する基準基板についての変化率の最大値、および変化率が最大値になるときの相対位置(第1相対位置)を取得する。例えば、制御部25は、第1搬送部21aに基準基板を保持させ、基準基板のエッジ2aを撮像部22bの撮像領域に配置した状態で撮像部22bと第1搬送部21aとの相対位置を変化させながら、撮像部22bに基準基板のエッジ2aを撮像させる。これにより、図7(a)に示すように、相対位置と基準基板のエッジ像の変化率との関係を示す情報(以下、「変化率情報」と称する)を作成(生成)することができる。制御部25は、基準基板についての変化率情報から、変化率の最大値、および変化率が最大値となるときの相対位置を取得することができる。図7(a)に示す例では、変化率の最大値は「BF」であり、変化率が最大値BFとなるときの相対位置は「0」である。ここで、基準基板についての変化率情報は、事前に作成されることが好ましい。基準基板としては、例えば、変形(反り)が生じていない平坦な基板が用いられることが好ましいが、それに限られず、事前に形状測定が行われた基板など、形状が予め分かっている基板が用いられればよい。
S11では、制御部25は、位置Aに配置された複数の基板のうち、ステージ上に搬送する対象の基板2(以下、対象基板2)を第1搬送部21aに保持させる。S12では、制御部25は、撮像部22bの撮像領域に対象基板2のエッジ2aが配置されるように、第1搬送部21aに対象基板2を搬送させる。このとき、Z方向における撮像部22bと第1搬送部21aとの相対位置が「β」になるように第1搬送部21aに対象基板2を搬送させる。S13では、制御部25は、対象基板2のエッジ2aが撮像部22bの撮像領域に配置された状態で、対象基板2と保持部22aとの距離が縮まるように相対位置を「β」から「0」に変化させ、対象基板2を保持部22aの上に配置する。このとき、制御部25は、相対位置を変化させながら、対象基板2のエッジ2aを撮像部22bに撮像させる。これにより、対象基板2についての変化率情報を得ることができる。
S14では、制御部25は、対象基板2のエッジ2aのうち周方向における複数の箇所の各々について、変化率情報を得たか否かを判断する。当該複数の箇所の数および位置については任意に設定することができる。例えば、対象基板2のエッジ2aのうち周方向に90度ずつ互いに異なる4つの箇所を、変化率情報を得る箇所として設定してもよい。複数の箇所の各々について変化率情報を得ていない場合はS15に進み、S15において保持部22aにより対象基板2の向きを変えた後、再び第1搬送部21aに対象基板2を保持させてからS12に進む。一方、複数の箇所の各々について変化率情報を得た場合はS16に進む。ここで、本実施形態では、対象基板2のエッジ2aにおける複数の箇所の各々について変化率情報を求めているが、例えば、対象基板2のエッジ2aにおける1つの箇所のみについて変化率情報を求めてもよい。この場合、S14〜S15の工程は省略されうる。
S16では、制御部25は、S13で得られた対象基板2についての変化率情報に基づいて、対象基板2の形状情報を求める。例えば、S13で得られた対象基板2についての変化率情報において、変化率が最大値BFとなるときの相対位置が、基準基板についての変化率情報(図7(a))と同様に「0」であったとする。この場合、相対位置が「0」のときに対象基板2のエッジ2aが撮像部22bのベストフォーカス位置に配置されたこととなり、対象基板2の形状は、基準基板と同様の形状を有していることとなる。即ち、変形(反り)が生じていない平坦な基板を基準基板として用いた場合、対象基板2の形状も、変形が生じていない平坦な形状を有することとなる。
一方、図7(b)に示すように、S13で得られた対象基板2についての変化率情報において、変化率が最大値BFとなるときの相対位置が、「β」と「0」との間の「γ」であったとする。この場合、相対位置が「γ」のときに対象基板2のエッジ2aが撮像部22bのベストフォーカス位置に配置されたこととなり、制御部25は、対象基板2が図8(a)に示すような上に凸の形状を有していると判断する。そして、制御部25は、対象基板2において変化率が最大値BFとなるときの相対位置γを第2相対位置として求め、求めた第2相対位置と、S10で取得した第1相対位置(相対位置0)とに基づいて、対象基板2の形状情報を求める。具体的には、制御部25は、第1相対位置(相対位置0)と第2相対位置(相対位置γ)との差を、基準基板に対する対象基板2の形状差として求めることにより、対象基板2の形状情報(反り情報)を求める。
また、図7(c)に示すように、S13で得られた対象基板2についての変化率情報において、相対位置が「β」と「0」との間で一度も最大値BFにならなかったとする。この場合、制御部25は、変化率が最大値BFとなるときの相対位置が、「0」と「−β」との間になると予測し、制御部25は、対象基板2が図8(b)に示すような下に凸の形状を有していると判断する。つまり、制御部25は、S13で得られた対象基板2についての変化率情報(相対位置が「β」から「0」までの範囲)に基づいて、変化率が最大値BFとなるときの相対位置δを第2相対位置として求めることができる。そして、制御部25は、求めた第2相対位置(相対位置δ)と、S10で取得した第1相対位置(相対位置0)との差を、基準基板に対する対象基板2の形状差として求めることにより、対象基板2の形状情報(反り情報)を求める。
ここで、本実施形態では、対象基板2および基準基板において変化率が最大値BFになるときの相対位置を比較することにより、対象基板2の形状情報を求めたが、最大値BFに限られるものではない。例えば、対象基板2において変化率が任意の値(第1値)になるときの相対位置と、基準基板において変化率が当該第1値になるときの相対位置とを比較することにより、対象基板2の形状情報を求めてもよい。
図6のフローチャートに戻り、S17では、制御部25は、プリアライメントを行う。プリアライメントは、上述したように、保持部22aにより対象基板2を回転させながら撮像部22bに対象基板2のエッジ2aを撮像させることにより、対象基板2のエッジ2aの位置(XY方向)を検出する処理である。これにより、周方向における対象基板2のノッチ(オリフラ)の位置や対象基板2の中心位置を求めることができる。ここで、制御部25は、プリアライメントの前にS16で求めた対象基板2の形状情報に基づいて、保持部22aにより保持された対象基板2のエッジ2aが撮像部22bのベストフォーカス位置に配置されるように、撮像部22bのフォーカス調整を行うとよい。撮像部22bのフォーカス調整は、保持部22aによって撮像部22bと対象基板2との相対位置(Z方向)を変更することで行われてもよい。このようにフォーカス調整を行うことにより、プリアライメントにおいて、対象基板2のエッジ2aにおける光量の変化率を大きくすることができ、XY方向における対象基板2のエッジ2aの位置を精度よく検出することができる。
S18では、制御部25は、S16で求めた対象基板2の形状情報に基づいて、第2搬送部21bによって対象基板2をステージの上に搬送するための搬送経路を、搬送中に対象基板2が装置内の部材に接触することを回避するように決定する。このとき、制御部25は、S17におけるプリアライメントの結果(対象基板2のノッチの位置や中心位置)にも基づいて搬送経路を決定してもよい。S19では、制御部25は、S18で決定した搬送経路に従って、第2搬送部21bによって対象基板2をステージの上に搬送する。
ここで、制御部25は、S18において、対象基板2が装置内の部材に接触しない最短の経路になるように当該搬送経路を決定することが、スループットの点で好ましい。また、制御部25は、ステージ12から突出するピン12aの突出量も、対象基板2の形状情報に応じて制御してもよい(例えば、突出量を小さくしてもよい)。さらに、搬送装置20では、ステージ上に配置された対象基板2の形状を矯正する矯正部が設けられてもよい。この場合、制御部25は、ステージ上に基板を搬送した後に当該矯正部によって対象基板2の形状を矯正する必要があるか否かを、対象基板2の形状情報に応じて決定してもよい。
上述したように、本実施形態の搬送装置20は、第1搬送部21aにより対象基板2のエッジ2aを撮像部22bの撮像領域に配置する。そして、撮像部22bと第1搬送部21aとの相対位置、および撮像部22bで得られた対象基板2のエッジ像の解像度情報に基づいて、基板2の形状情報を求める。これにより、搬送装置20は、基板2の形状情報に基づいて、基板2が装置内の部材に接触することを回避するように、ステージ上への基板2の搬送を制御することができる。
<第2実施形態>
本発明に係る第2実施形態の搬送装置について説明する。第2実施形態の搬送装置では、第1実施形態の搬送装置20と比べて、装置構成は同様であるが、対象基板2の形状情報を求める工程(図6に示すフローチャートのうちS16の工程)が異なる。以下では、第2実施形態の搬送装置におけるS16の工程について説明する。ここで、第1実施形態では、制御部25は、S10において、基準基板についての変化率の最大値、および変化率が最大値になるときの相対位置(第1相対位置)を取得したが、第2実施形態では、制御部25は、基準基板についての変化率情報自体を取得する。基準基板についての変化率情報は、第1実施形態と同様に事前に作成され、図9(a)に示すように、相対位置0からの距離が相対位置βより大きい相対位置においても、相対位置と変化率との関係を求めておくことが好ましい。図9(a)は、基準基板についての変化率情報を示す図である。
S16では、制御部25は、S13で得られた対象基板2についての変化率情報に基づいて、対象基板2の形状情報を求める。図9(b)および(c)は、S13で得られた対象基板2についての変化率情報を示す図である。図9(b)および(c)では、対象基板2についての変化率情報を実線91で示すとともに、図9(a)で示した基準基板についての変化率情報も破線92で示している。
第2実施形態では、制御部25は、対象基板2についての変化率情報に基づいて、Z方向における撮像部22bと第1搬送部21aとの相対位置を任意の相対位置(例えば相対位置β(第3相対位置))としたときの変化率を第2値として求める。そして、制御部25は、S10で取得した基準基板についての変化率情報において、変化率が第2値となるときの相対位置(第4相対位置)を求め、第3相対位置と第4相対位置とに基づいて対象基板2の形状情報を求める。
例えば、S13で得られた対象基板2についての変化率情報が、図9(b)に示すようになったとする。この場合、制御部25は、対象基板2についての変化率情報において相対位置βに対応する変化率Pを求め、基準基板についての変化率情報において変化率が「P」となるときの相対位置εを求める。図9(b)に示す例では、相対位置εの方が相対位置βより相対位置0に近いことから、制御部25は、対象基板2が図8(a)に示すような上に凸の形状を有していると判断する。そして、制御部25は、相対位置βと相対位置εとの差を、基準基板に対する対象基板2の形状差として求めることにより、対象基板2の形状情報(反り情報)を求める。
一方、S13で得られた対象基板についての変化率情報が、図9(c)に示すようになったとする。この場合、制御部25は、対象基板2についての変化率情報において相対位置βに対応する変化率Qを求め、基準基板についての変化率情報において変化率が「Q」となるときの相対位置ζを求める。図9(c)に示す例では、相対位置βの方が相対位置ζより相対位置0に近いことから、制御部25は、対象基板2が図8(b)に示すような下に凸の形状を有していると判断する。そして、制御部25は、相対位置βと相対位置ζとの差を、基準基板に対する対象基板2の形状差として求めることにより、対象基板2の形状情報(反り情報)を求める。
ここで、本実施形態では、対象基板2についての変化率情報を、相対位置を「β」から「0」までの範囲で求めているが、それに限られるものではない。例えば、所定(任意)の相対位置で撮像部22bに対象基板2のエッジ2aを1回だけ撮像させることで得られた変化率のみを求めるだけでもよい。即ち、本実施形態では、制御部25は、所定の相対位置で得られた1つの変化率の情報を用いるだけで、基準基板に対する対象基板2の形状差を求めることができる。
<物品の製造方法の実施形態>
本発明の実施形態にかかる物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に塗布されたインプリント材に上記のリソグラフィ装置(インプリント装置)を用いてパターンを形成する工程(基板にインプリント処理を行う工程)と、かかる工程でパターンを形成された基板を加工する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
リソグラフィ装置としては、上述したインプリント装置に加えて、露光装置や描画装置も含みうる。以下では、インプリント装置を用いて物品を製造する例について説明する。
インプリント装置を用いて成形した硬化物のパターンは、各種物品の少なくとも一部に恒久的に、或いは各種物品を製造する際に一時的に、用いられる。物品とは、電気回路素子、光学素子、MEMS、記録素子、センサ、或いは、型等である。電気回路素子としては、DRAM、SRAM、フラッシュメモリ、MRAMのような、揮発性或いは不揮発性の半導体メモリや、LSI、CCD、イメージセンサ、FPGAのような半導体素子等が挙げられる。型としては、インプリント用のモールド等が挙げられる。
硬化物のパターンは、上記物品の少なくとも一部の構成部材として、そのまま用いられるか、或いは、レジストマスクとして一時的に用いられる。基板の加工工程においてエッチング又はイオン注入等が行われた後、レジストマスクは除去される。
次に、物品の具体的な製造方法について説明する。図10(a)に示すように、絶縁体等の被加工材2zが表面に形成されたシリコンウェハ等の基板1zを用意し、続いて、インクジェット法等により、被加工材2zの表面にインプリント材3zを付与する。ここでは、複数の液滴状になったインプリント材3zが基板上に付与された様子を示している。
図10(b)に示すように、インプリント用の型4zを、その凹凸パターンが形成された側を基板上のインプリント材3zに向け、対向させる。図10(c)に示すように、インプリント材3zが付与された基板1zと型4zとを接触させ、圧力を加える。インプリント材3zは型4zと被加工材2zとの隙間に充填される。この状態で硬化用のエネルギーとして光を型4zを透して照射すると、インプリント材3zは硬化する。
図10(d)に示すように、インプリント材3zを硬化させた後、型4zと基板1zを引き離すと、基板1z上にインプリント材3zの硬化物のパターンが形成される。この硬化物のパターンは、型の凹部が硬化物の凸部に、型の凹部が硬化物の凸部に対応した形状になっており、即ち、インプリント材3zに型4zの凹凸パターンが転写されたことになる。
図10(e)に示すように、硬化物のパターンを耐エッチングマスクとしてエッチングを行うと、被加工材2zの表面のうち、硬化物が無いか或いは薄く残存した部分が除去され、溝5zとなる。図10(f)に示すように、硬化物のパターンを除去すると、被加工材2zの表面に溝5zが形成された物品を得ることができる。ここでは硬化物のパターンを除去したが、加工後も除去せずに、例えば、半導体素子等に含まれる層間絶縁用の膜、つまり、物品の構成部材として利用してもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
1:モールド、2:基板、10:形成部、11:インプリントヘッド、12:ステージ、20:搬送装置、21:搬送部、22:プリアライメント部、22a:保持部、22b:撮像部

Claims (14)

  1. 基板の形状を計測する計測装置であって、
    前記基板のエッジを撮像する撮像部と、
    前記基板を保持して搬送する搬送部と、
    前記搬送部により前記基板のエッジを前記撮像部の撮像領域に配置したときの前記撮像部と前記搬送部との相対位置、および当該相対位置において前記撮像部で得られた前記基板のエッジ像の解像度情報に基づいて、前記基板の形状情報を求める処理部と、
    を含むことを特徴とする計測装置。
  2. 前記処理部は、
    既知の形状を有する基準基板のエッジを前記撮像部に撮像させることにより得られた前記基準基板のエッジ像の解像度情報を示す値が第1値になるときの前記撮像部と前記搬送部との第1相対位置を取得し、
    前記第1相対位置と、前記撮像部で得られた前記基板のエッジ像の解像度情報を示す値が前記第1値になるときの前記撮像部と前記搬送部との第2相対位置とに基づいて前記基板の形状情報を求める、ことを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記処理部は、前記撮像部と前記搬送部との相対位置を変化させながら前記撮像部に前記基板のエッジを撮像させることにより当該相対位置と前記基板のエッジ像の解像度情報を示す値との関係を取得し、当該関係から、前記基板のエッジ像の解像度情報を示す値が前記第1値になるときの前記撮像部と前記搬送部との相対位置を前記第2相対位置として求める、ことを特徴とする請求項2に記載の計測装置。
  4. 前記第1値は、前記基準基板のエッジが前記撮像部のベストフォーカス位置に配置されたときに前記撮像部で得られた前記基準基板のエッジ像の解像度情報を示す値である、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の計測装置。
  5. 前記処理部は、前記撮像部と前記搬送部とを第3相対位置としたときに前記撮像部で得られた前記基板のエッジ像の解像度情報を示す値を第2値として求めるともに、既知の形状を有する基準基板のエッジを前記撮像部に撮像させることにより得られた前記基準基板のエッジ像の解像度情報を示す値が前記第2値となるときの前記撮像部と前記搬送部との第4相対位置を求め、前記第3相対位置および前記第4相対位置に基づいて前記基板の形状情報を求める、ことを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
  6. 前記処理部は、前記撮像部と前記搬送部との相対位置を変化させながら前記撮像部に前記基準基板のエッジを撮像させることにより当該相対位置と前記基準基板のエッジ像の解像度情報を示す値との関係を取得し、当該関係から、前記基準基板のエッジ像の解像度情報を示す値が前記第2値になるときの前記撮像部と前記搬送部との相対位置を前記第4相対位置として求める、ことを特徴とする請求項5に記載の計測装置。
  7. 前記撮像部は、光を射出する射出部と、前記射出部から射出された光を受光する受光部とを含み、
    前記撮像領域は、前記射出部と前記受光部との間の光路領域に含まれる、ことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の計測装置。
  8. 前記処理部は、前記撮像部で得られた前記基板のエッジ像における前記基板の半径方向の位置の変化に対する前記受光部により受光した光の光量の変化率を、前記基板のエッジ像の解像度情報を示す値として求める、ことを特徴とする請求項7に記載の計測装置。
  9. 前記処理部は、前記基板のエッジのうち前記基板の周方向における複数の箇所の各々を前記撮像部に撮像させることにより、前記複数の箇所の各々についてのエッジ像の解像度情報を求める、ことを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の計測装置。
  10. 前記基板を保持して回転可能に構成された保持部を更に含み、
    前記撮像部は、前記保持部により保持された前記基板のエッジが前記撮像領域に収まるように配置され、
    前記処理部は、前記保持部により前記基板を回転させながら前記撮像部に前記基板のエッジを撮像させた結果に基づいて、前記基板の中心位置を求める、ことを特徴とする請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の計測装置。
  11. 前記処理部は、前記搬送部によって前記保持部の上に前記基板を搬送している間に前記撮像部によって得られた前記基板のエッジ像に基づいて前記基板の形状情報を求める、ことを特徴とする請求項10に記載の計測装置。
  12. 基板をステージ上に搬送する搬送システムであって、
    請求項1乃至11のうちいずれか1項に記載の計測装置と、
    前記計測装置で得られた前記基板の形状情報に基づいて、前記搬送部による前記ステージ上への前記基板の搬送を制御する制御部と、
    を含むことを特徴とする搬送システム。
  13. 基板にパターンを形成するリソグラフィ装置であって、
    前記基板を保持するステージと、
    前記ステージによって保持された前記基板にパターンを形成する形成部と、
    前記基板を前記ステージ上に搬送する、請求項12に記載の搬送システムと、
    を含むことを特徴とするリソグラフィ装置。
  14. 請求項13に記載のリソグラフィ装置を用いて基板にパターンを形成する工程と、
    前記工程でパターンを形成された前記基板を加工する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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