JP2017214432A - アミノ糖含有製剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 アミノ糖類(グルコサミンなど)をビタミンB1類を含有する製剤に含有させることにより、ビタミンB1類を安定化させる。アミノ糖類の使用量は、ビタミンB1類の安定化に有効な量、例えば、ビタミンB1類1重量部に対して0.1重量部以上である。アミノ糖類を配合すると、グリコサミノグリカン類(ヒアルロン酸、コンドロイチン又はそれらの塩)を含む固形製剤の崩壊性を改善できる。アミノ糖類の使用量は、グリコサミノグリカン類1重量部に対して、0.1重量部以上である。この固形製剤は、pHが変動しても、グルコサミノグリカンのゲル塊の形成を抑制でき、崩壊性を改善できる。
【選択図】なし
Description
項1.ビタミンB1類を含有する製剤であって、ビタミンB1類1重量部に対してアミノ糖類を0.1重量部以上の割合で含有する製剤。
項2.ビタミンB1類とアミノ糖類とを含有する製剤であって、ビタミンB1類の含有量が全体に対して0.001〜30重量%である製剤。
項3.アミノ糖類がグルコサミンである項1又は2記載の製剤。
項4.さらに、グリコサミノグリカン類を含む固形製剤である項1又は2記載の製剤。
項5.グリコサミノグリカン類が、ヒアルロン酸、コンドロイチンおよびそれらの塩から選択された少なくとも一種である項4記載の製剤。
項6.グリコサミノグリカン類1重量部に対して、アミノ糖類を0.1重量部以上の割合で含む項4記載の製剤。
項7.ビタミンB1類を含有する製剤にアミノ糖類を配合し、ビタミンB1類を安定化する方法。
項8.グリコサミノグリカン類を含有する固形製剤にアミノ糖類を配合させ、固形製剤の崩壊性を改善する方法。
(CCT)、オクトチアミン(TATD)、アリチアミン、チアミンプロピルジスルフィド、チアミンテトラヒドロフルフリルジスルフィド(TPFD)、ジセチアミン(DCET)、ビスブチアミン、ビスイブチアミン(DBT)、チアミンモノホスフェートジスルフィド、チアミンピロリン酸、シコチアミン、チアミンエチルジスルフィド、チアミンプロピルジスルフィドなどが例示できる。チアミン塩類としては、生理学的に許容される塩、例えば、塩酸チアミン、硝酸チアミン、硝酸ビスチアミン、塩酸ジセチアミン、塩酸フルスルチアミンなどの塩酸塩、硝酸塩などが例示できる。これらのビタミンB1類は単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
硝酸チアミン、塩酸グルコサミンと結晶セルロースを均一になるまで混合した混合粉に、精製水に溶解したヒドロキシプロピルセルロースを添加し、攪拌造粒する。乾燥し整粒された造粒粉に、L−アスパラギン酸カリウム・マグネシウム等量混合物、コンドロイチン硫酸ナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウムを混合し、均一になるまで攪拌する。混合物を、ロータリー型打錠機にて打錠し、円形錠剤(直径8.5mm、重量270mg、硬度5kg(デジタル硬度計で計測))を得た。以下に、錠剤の処方を示す。
硝酸チアミン 1.25部
L−アスパラギン酸カリウム・マグネシウム等量混合物 8.3部
コンドロイチン硫酸ナトリウム 33.3部
塩酸グルコサミン 41.7部
ヒドロキシプロピルセルロース 1.62部
結晶セルロース 5.33部
ステアリン酸マグネシウム 1.5部
クロスカルメロースナトリウム 6.0部
軽質無水ケイ酸 1.0部
合計 100部
日本薬局方、製剤総則「顆粒剤」に準じて、下記の処方を用い、顆粒剤(1包=1500mg)を製造した。
配合比(部)
塩酸チアミン 0.6部
コンドロイチン硫酸ナトリウム 17.8部
塩酸グルコサミン 22.2部
酪酸リボフラビン 0.3部
塩酸ピリドキシン 0.3部
ヒドロキシプロピルセルロース 2.4部
結晶セルロース 24.4部
マンニトール 31.8部
メントール 0.2部
合計 100部
日本薬局方、製剤総則「錠剤」に準じて、下記の錠剤処方を用い、錠剤(1錠=280mg)を製造した。
配合比(部)
塩酸フルスルチアミン 4.0部
コンドロイチン硫酸ナトリウム 23.8部
塩酸グルコサミン 35.7部
塩酸ピリドキシン 4.0部
ヒドロキソコバラミン 0.06部
ヒドロキシプロピルセルロース 0.7部
結晶セルロース 31.24部
ステアリン酸マグネシウム 0.5部
合計 100部
日本薬局方、製剤総則「錠剤」に準じて、下記の錠剤処方を用い、錠剤(1錠=270mg)を製造した。
配合比(部)
硝酸チアミン 1.2部
コンドロイチン硫酸ナトリウム 20.6部
塩酸グルコサミン 20.6部
酢酸d−α−トコフェロール 0.5部
ヒドロキシプロピルセルロース 3.0部
結晶セルロース 28.8部
マンニトール 24.7部
香料 0.1部
ステアリン酸マグネシウム 0.5部
合計 100部
日本薬局方、製剤総則「錠剤」に準じて、下記の錠剤処方を用い、錠剤(1錠=500mg)を製造した。
配合比(部)
塩酸チアミン 0.8部
ヒアルロン酸 15部
塩酸グルコサミン 30部
ヒドロキシプロピルセルロース 3部
結晶セルロース 17.3部
乳糖 33.5部
ステアリン酸マグネシウム 0.5部
合計 100部
日本薬局方、製剤総則「錠剤」に準じて、下記の錠剤処方を用い、錠剤(1錠=350mg)を製造した。
配合比(部)
硝酸チアミン 0.1部
コンドロイチン硫酸ナトリウム 19.0部
硫酸グルコサミン 9.5部
ヒドロキシプロピルセルロース 2.0部
マンニトール 68.9部
ステアリン酸マグネシウム 0.5部
合計 100部
コンドロイチン硫酸ナトリウム50重量部(生化学工業(株)製)、塩酸グルコサミン50重量部(焼津水産(株)製)、ステアリン酸マグネシウム0.5重量部(太平化学産業(株)製)を均一に混合して、錠剤成分の混合物を調製した。混合物を、ロータリー型打錠機にて、実施例1と同様の円形錠剤(直径8.5mm、重量270mg、硬度5kg(デジタル硬度計で計測))を得た。
硝酸チアミン3重量部(武田薬品工業(株)製)、塩酸グルコサミン100重量部(焼津水産(株)製)、ステアリン酸マグネシウム0.5重量部(太平化学産業(株)製)を均一に混合して、錠剤成分の混合物を調製した。混合物を、ロータリー型打錠機にて、実施例2と同様の円形錠剤(直径8.5mm、重量270mg、硬度5kg(デジタル硬度計で計測))を得た。
Claims (1)
- ビタミンB1類を含有する製剤であって、ビタミンB1類1重量部に対してアミノ糖類を0.1重量部以上の割合で含有する製剤[但し、ビタミンB1類と、アミノ糖類と、グリコサミノグリカン類とを含有する製剤であって、ビタミンB1類1重量部に対してアミノ糖類を1〜100重量部の割合で含有し、製剤全体に対して、グリコサミノグリカン類を10〜50重量%、アミノ糖類を10〜80重量%、及びビタミンB1類を0.1〜10重量%の割合で含有し、グリコサミノグリカン類1重量部に対してアミノ糖類を0.5〜5重量部の割合で含有する錠剤である場合を除く]。
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09503197A (ja) * | 1993-03-31 | 1997-03-31 | ニュートラマックス ラボラトリーズ,インコーポレイテッド | 結合組織の治療と回復のためのアミノ糖とグリコサミノグリカン組成物 |
WO1999062524A1 (en) * | 1998-06-04 | 1999-12-09 | Nutramax Laboratories, Inc. | Aminosugar, glycosaminoglycan, and s-adenosylmethionine composition for the treatment and repair of connective tissue |
JP2000053569A (ja) * | 1998-03-19 | 2000-02-22 | Sigma-Tau Healthscience Spa | 変性または炎症性関節障害の予防的および治療的処置のための栄養補助物または医薬組成物の形態における組み合わせ組成物 |
-
2017
- 2017-09-15 JP JP2017177533A patent/JP2017214432A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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Title |
---|
ニッポーニュース スポット版 2000 2, JPN7010000906, February 2000 (2000-02-01) * |
第十三改正日本薬局方解説書, JPN4003012767, 1996, JP, pages p.C-613〜C-619 * |
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