JP2017213694A - 金型温度調節装置及び金型温度調節方法 - Google Patents

金型温度調節装置及び金型温度調節方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業性を向上し得る金型温度調節装置及び金型温度調節方法を提供する。【解決手段】金型3に設けられた媒体流通路4に温調媒体を循環供給する金型温度調節装置1であって、前記温調媒体及び前記金型の両方または一方の温度を検出する温度センサー17と、前記温度センサーの出力データから構成される温度変化曲線Lの所定時点T1における接線L1の傾きに基づいて目標温度SVに到達するまでの所要時間を推定する制御部21と、前記所要時間を報知する報知部23と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、金型に温調媒体を供給する金型温度調節装置及び金型温度調節方法に関する。
従来より、金型に設けられた媒体流通路に、予め設定された温度となるように調節される温調媒体を循環させるように供給する金型温度調節装置が知られている。
例えば、下記特許文献1には、貯留タンクに貯留された媒体を加熱するヒーター及び媒体を冷却する冷却路を設け、金型の媒体流通路に媒体を循環供給する構成とされた金型温度調節装置が開示されている。
特開2012−81595号公報
上記のような金型温度調節装置においては、起動された際には、例えば、常温程度の温調媒体が予め設定された設定温度となるように加熱されながら送媒路及び返媒路を介して金型の媒体流通路に循環供給され、温調媒体及び金型が徐々に昇温される。そして、試験打ちや捨て打ち等の成形準備工程を実行可能な温度となれば、成形準備工程の実行がなされる。この際、成形準備工程を実行可能な温度に到達したか否かを作業者が定期的に確認したり、または、昇温が確実になされるように初期準備運転を長時間に亘って実行したりする必要があり、更なる改善が望まれていた。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、作業性を向上し得る金型温度調節装置及び金型温度調節方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る金型温度調節装置は、金型に設けられた媒体流通路に温調媒体を循環供給する金型温度調節装置であって、前記温調媒体及び前記金型の両方または一方の温度を検出する温度センサーと、前記温度センサーの出力データから構成される温度変化曲線の所定時点における接線の傾きに基づいて目標温度に到達するまでの所要時間を推定する制御部と、前記所要時間を報知する報知部と、を備えていることを特徴とする。
また、前記目的を達成するために、本発明に係る金型温度調節方法は、金型に設けられた媒体流通路に温調媒体を循環供給する金型温度調節方法であって、前記温調媒体及び前記金型の両方または一方の温度の温度変化曲線の所定時点における接線の傾きに基づいて目標温度に到達するまでの所要時間を推定し、この所要時間を報知することを特徴とする。
本発明に係る金型温度調節装置及び金型温度調節方法は、上述のような構成としたことで、作業性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る金型温度調節装置の一例を組み込んだ金型温度調節システムの一例を模式的に示す概略システム構成図である。 同金型温度調節装置を用いて実行される本発明の一実施形態に係る金型温度調節方法の一例を説明するためのグラフである。 同金型温度調節装置を用いて実行される本発明の他の実施形態に係る金型温度調節方法の一例を説明するためのグラフである。 同金型温度調節装置を用いて実行される本発明の更に他の実施形態に係る金型温度調節方法の一例を説明するためのグラフである。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、図1では、媒体等が通過する経路となる管路(配管)等を、実線及び破線にて模式的に示している。
また、図2〜図4におけるグラフでは、横軸を時間軸、縦軸を温度センサーの検出温度(出力データ)とし、その推移(温度変化曲線)を模式的に示している。
図1及び図2は、本実施形態に係る金型温度調節装置及びこれを用いて実行される第1実施形態に係る金型温度調節方法の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る金型温度調節装置1は、図1に示すように、金型3に設けられた媒体流通路4に温調媒体を循環供給する構成とされている。また、金型温度調節装置1は、温調媒体及び金型3の両方または一方の温度を検出する温度センサー17を備えている。また、金型温度調節装置1は、送媒路13及び返媒路15を介して金型3の媒体流通路4に接続され、温調媒体を貯留する貯留部10と、媒体流通路4に温調媒体を循環させるように供給するポンプ14と、を備えている。また、金型温度調節装置1は、各部を制御する制御部21を有した制御盤20を備えている。この金型温度調節装置1は、貯留部10において予め設定された温度となるように調節される温調媒体を媒体流通路4に供給する構成とされている。
金型3は、例えば、固定型と可動型とを有した構成とされており、これら固定型及び可動型には、温調媒体を流通させる媒体流通路4,4がそれぞれに設けられている。これら媒体流通路4,4の入口(送媒接続口)側には、送媒路13が接続され、媒体流通路4,4の出口(返媒接続口)側には、返媒路15が接続される。
この金型3の成形機としては、金型3の固定型と可動型とによって形成されるキャビティー等に、シリンダ等で溶融させた材料としての合成樹脂をノズル等から射出して充填し、成形品を逐次、成形する射出成形機等としてもよく、また、圧縮成形機等の他の成形機としてもよい。また、成形材料としては、合成樹脂材料に、炭素繊維やガラス繊維等の強化繊維を含有させた繊維強化合成樹脂材料等としてもよい。
送媒路13と媒体流通路4,4の入口とは、単一の送媒路13を複数に分岐させるマニホールド部やこのマニホールド部の複数の接続口に接続されたホースやチューブ等の可撓性を有した配管材を介して接続した構成としてもよい。また、マニホールド部や管路等の適所に、媒体流通路4に向けて送媒される温調媒体の通過を許容または遮断する送媒バルブを設けた例を示している。
また、返媒路15と媒体流通路4,4の出口とも略同様、単一の返媒路15を複数に分岐させるマニホールド部やこのマニホールド部の複数の接続口に接続されたホースやチューブ等の可撓性を有した配管材を介して接続した構成としてもよい。また、マニホールド部や管路等の適所に、媒体流通路4から返媒される温調媒体の通過を許容または遮断する返媒バルブを設けた例を示している。
送媒路13には、ポンプ14の吐出側が接続され、ポンプ14の吸込側と貯留部10の送媒側(ポンプ14側)とは、接続路によって接続されている。図例では、この接続路を、貯留部10の底部に接続した例を示している。また、ポンプ14の下流側(吐出側)には、ポンプ14の吐出圧を検出する圧力計等が設けられている。
返媒路15は、貯留部10の上端部に接続されている。また、この返媒路15には、温調媒体及び金型3の両方または一方の温度を検出する温度センサーとしての返媒側温度センサー17が設けられている。つまり、この返媒側温度センサー17は、金型3を通過した温調媒体の温度を検出する構成とされている。なお、図1に二点鎖線によって示すように、温調媒体及び金型3の両方または一方の温度を検出する温度センサーとして、金型3に向けて供給される温調媒体の温度を検出する送媒側温度センサー17Aを送媒路13に設けたり、金型3の温度を検出する金型温度センサー17Bを金型3に設けたりしてもよい。
また、送媒路13のポンプ14の下流側部位と返媒路15の返媒側温度センサー17の下流側部位とを、バイパスバルブが設けられたバイパス路16によって接続した構成としている。バイパスバルブを開、上記した送媒バルブ及び返媒バルブを閉とした状態でポンプ14を駆動すれば、貯留部10の温調媒体が金型3側に循環供給されることなく送媒路13、バイパス路16及び返媒路15を経て循環する。一方、バイパスバルブを閉(または圧力調整バルブとして開度制御された状態で)、送媒バルブ及び返媒バルブを開とした状態でポンプ14を駆動すれば、貯留部10の温調媒体が金型3側に循環供給される。なお、バイパス路16の下流側端部を返媒路15に接続した態様に代えて、貯留部10に接続するようにしてもよい。
貯留部10は、温調媒体を貯留する媒体タンクを構成し、当該金型温度調節装置1の稼働中には、原則的には温調媒体で満たされ満レベルとされる。この貯留部10には、温調媒体供給源2からの温調媒体を当該貯留部10に供給する供給路18と、当該貯留部10から温調媒体を排出する(オーバーフローさせる)排出路19と、が接続されている。本実施形態では、温調媒体供給源2を、温調媒体としての水(清水)を供給する水道(工業用水道、上水道)としている。また、貯留部10には、貯留部10の温調媒体の媒体レベルの低下を検出するレベル計12が設けられている。本実施形態では、貯留部10の上端側に接続された排出路19に、フロート式のレベル計12を収容する筒状のケースを設けた構成としている。また、このレベル計12を収容するケースの上端に接続された下流側の排出路19に、排出弁19aを設けた構成としている。
また、この貯留部10には、温調媒体を加熱する加熱手段としてのヒーター11と、温調媒体を冷却する冷却手段としての供給路18と、が設けられている。本実施形態では、この供給路18を介して温調媒体供給源2からの温調媒体(水)を貯留部10内に直接的に供給することで貯留部10内の温調媒体を冷却制御する構成としている。つまり、本実施形態では、直接冷却型としている。貯留部10内の温調媒体を冷却する際には、冷却手段を構成する排出弁19aを開閉制御することで、供給路18を介して冷却媒体としての温調媒体が貯留部10に直接的に供給され冷却がなされる。
また、本実施形態では、供給路18を介して温調媒体供給源2からの温調媒体の供給圧(給水圧)が系内(温調媒体の循環路内)に掛けられた状態、つまり、系内が原則的に所定圧となるように加圧された状態となる構成としている。そのため、設定温度を常圧下での温調媒体の沸点以上の温度に設定することができる。また、図例では、供給路18に開放リリーフ弁(安全弁)を設け、また、供給路18と排出路19とを連通させるように、オリフィス等で流量調整がなされたバイパス路を設けた例を示している。また、図例では、供給路18の温調媒体供給源2側となるバイパス路との分岐部の上流側(温調媒体供給源2側)に、ストレーナを設けた例を示している。
当該金型温度調節装置1は、送媒側温度センサー17Aや、貯留部10内の温調媒体の温度を検出するタンク温度センサー等の検出温度に基づいて、温調媒体が予め設定された所定の設定温度となるように、ヒーター11への通電制御による加熱制御及び供給路18を介した冷却媒体の供給制御による冷却制御が後記する制御部21によって実行される構成とされている。この温調媒体の設定温度は、溶融されて金型3のキャビティー等に充填される樹脂の温度や金型3の目標温度等にもよるが、例えば、本実施形態のように、系内を所定圧(加圧状態)に維持可能とした場合には、40℃〜200℃程度としてもよく、60℃〜120℃程度としてもよい。なお、貯留部10には、貯留部10内の温調媒体を排出するドレン(ドレンバルブ)や、過温防止用のサーモスタット等が設けられている。
また、上記した例では、供給路18を介して温調媒体供給源2からの温調媒体の供給圧(給水圧)を系内に掛ける態様とした例を示しているが、設定温度をより高温域に設定可能なように、系内を加圧する加圧ポンプを供給路18に設けた構成としてもよい。この場合は、所定圧力に加圧可能なように、加圧ポンプの吸込側と吐出側とを連通させるバイパス路や圧力計、圧力調整バルブ等を設けた構成としてもよい。
また、上記した例では、系内を加圧した状態で、排出路19の排出弁19aを開閉制御することで温調媒体の供給(補給)や冷却をする加圧・直接冷却型とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、供給路18に、冷却弁としても機能する供給弁を設けた直接冷却型としてもよい。この場合は、排出路19の排出弁19aを常時開放させた状態としてもよく、さらには、このような排出弁19aを設けないようにしてもよい。つまり、排出路19をオーバーフロー管路としてもよい。また、この場合は、上記設定温度の上限を、温調媒体が沸騰し難い温度(温調媒体が水である場合には、例えば、90℃や85℃程度)としてもよい。
また、温調媒体を冷却する冷却手段としては、上記のような直接冷却型に限られず、冷却媒体が通過する冷却路を貯留部10内の温調媒体と混在しないように貯留部10内に設けた間接冷却(熱交換)型としてもよい。この場合において、例えば、冷却媒体を水とした場合には、その供給源を、工場等に設置されるクーリングタワー等としたり、適宜のチラー等の冷却器等によって温度制御がなされるものとしてもよい。また、上記のように間接冷却(熱交換)型とし、温調媒体と混在しないように管路が構成された場合には、エタノールやエチレングリコール、その他のアルコール、その他の冷却媒体としてもよい。温調媒体を所定の設定温度となるように加熱する加熱手段11及び冷却手段19,19aとしては、その他、種々の変形が可能である。
制御盤20は、CPU等からなる制御部21と、この制御部21に信号線等を介してそれぞれ接続された、各種設定などを設定、入力したり、表示したりするための表示部及び操作部を構成する表示操作部23と、この表示操作部23の操作により設定、入力された設定条件や入力値、後記する各動作等を実行するための制御プログラムなどの各種プログラム、予め設定された各種動作条件、各種データテーブル等が格納され、各種メモリ等から構成された記憶部22と、を備えている。上記した温調媒体の設定温度は、表示操作部23を介して入力、設定されるものとしてもよい。
制御部21は、クロックタイマー等の計時手段や演算処理部等を備え、上記したヒーター11や、ポンプ14、各弁19a等の当該金型温度調節装置1の各機器に信号線等を介して接続され、これらを制御(作動制御)する構成とされている。また、この制御部21は、上記したレベル計12や各温度センサー17,17A,17B、圧力計等にも信号線等を介して接続されている。
また、この制御部21は、図2に示すように、温度センサー(例えば、返媒側温度センサー)17の出力データから構成される温度変化曲線Lの所定時点T1,T2,T3,T4における接線L1,L2,L3,L4の傾きに基づいて目標温度SVに到達するまでの所要時間を推定する所要時間推定モードを実行する構成とされている。また、本実施形態では、制御部21は、予め設定された所定時間が経過する毎に所要時間を推定する構成とされている。なお、この所要時間推定モードは、当該金型温度調節装置1を起動すれば自動的に実行されるものでもよく、また、適宜の操作部の操作によって実行されるものでもよい。
目標温度SVは、金型3において少なくとも試験打ちや捨て打ち等の成形準備工程の実行が可能な程度となる成形準備可能温度としてもよく、キャビティーの形状や材料(樹脂材料)の種類等に応じて適宜、設定されるものでもよい。また、この目標温度SVは、表示操作部23等を介して入力、設定されるものとしてもよい。また、この目標温度SVは、ユーザー等によって設定される系内の温度管理箇所に応じて設置される温度センサー17,17A,17Bの検出箇所に応じて、適宜、設定されるものとしてもよい。例えば、返媒側温度センサー17の検出温度を温度管理箇所とした場合には、金型3を通過した温調媒体の温度を監視することができ、送媒側温度センサー17Aの検出温度を温度管理箇所とした場合には、金型3に向けて貯留部10から循環供給される温調媒体の温度を監視することができ、金型温度センサー17Bの検出温度を温度管理箇所とした場合には、金型3の温度を直接的に監視することができる。なお、目標温度SVは、送媒側温度センサー17A、返媒側温度センサー17及び金型温度センサー17Bの各検出箇所のうちの少なくともいずれか一箇所の目標温度としてもよい。
また、金型温度調節装置1は、所要時間推定モードの実行によって推定された所要時間を報知する報知部23を備えている。本実施形態では、この報知部を、表示操作部23としている。この表示操作部23による所要時間の報知態様は、表示による報知や音声メッセージ等による報知としてもよく、また、このような制御盤20に設けられる表示操作部23を報知部とした態様に代えて、または加えて、携帯情報端末等の遠隔にある情報端末機器を報知部としてもよい。また、目標温度SVに到達するまでの所要時間を直接的に報知する態様(例えば、カウントダウンタイマー的に表示する態様)でもよく、所要時間から目標温度SVに到達する時刻(推定到達時刻)を算出し、この推定到達時刻を報知(表示等)する態様としてもよい。目標温度SVに到達するまでの所要時間の報知態様としては、その他、種々の変形が可能である。
次に、上記構成とされた本実施形態に係る金型温度調節装置1において実行される基本動作の一例としての金型温度調節方法の具体的一例を、図2を参照して説明する。
なお、以下では、温調媒体及び金型3の温度が常温(例えば、10℃〜30℃)程度の状態から金型温度調節装置1を起動した場合について説明する。また、図2の縦軸を返媒側温度センサー17の検出温度(出力データ)として説明する。
まず、金型3の媒体流通路4に送媒路13及び返媒路15を連通させた状態で、当該金型温度調節装置1を起動し、貯留部10に温調媒体が満たれされていない場合には、温調媒体が満レベルとなるように温調媒体を供給(補給)する。
そして、満レベルとなれば、ポンプ14を起動させた状態で、つまりは温調媒体を循環させながら、貯留部10から金型3側に供給される温調媒体の温度が予め設定された設定温度となるように、送媒側温度センサー17Aや、貯留部10内の温調媒体の温度を検出するタンク温度センサー等の検出温度に基づいて、制御部21によって加熱手段11及び冷却手段19aがPID制御等される。つまり、ヒーター11が起動され、送媒側温度センサー17Aの検出温度に基づいて、温調媒体の温度が設定温度となるようにヒーター11のPID制御等の通電制御がなされる。
これにより、送媒側温度センサー17Aの検出温度が徐々に上昇し、また、図2に示すように、返媒側温度センサー17の検出温度も徐々に上昇する。起動初期には、送媒側温度センサー17Aの検出温度が設定温度から乖離しているため、ヒーター11の稼働率(ヒーター11に出力される操作量)が100%とされる。これにより、起動初期には、返媒側温度センサー17の検出温度の温度変化曲線Lは、略一定な傾きで略直線的(一次関数的)に推移する。このように推移する温度変化曲線Lの所定時点(第1時点)T1における接線(第1接線)L1の傾きを算出する。この第1接線L1の傾きは、所定区間(例えば、微小区間)における温度変化率(温度上昇率)に基づいて算出するようにしてもよい。
また、第1時点T1は、当該金型温度調節装置1を起動した後または温調媒体のブロー等の初期準備工程実行後の所定時間経過後としてもよい。この所定時間は、予め設定されたものでもよく、表示操作部23を介して設定可能とされたものでもよい。図例では、第1時点T1を、温度変化曲線Lが略一定な傾きで略直線的に推移している範囲内の時点とした例を示している。
また、第1接線L1の傾きに基づいてなされる所要時間の推定は、第1接線L1が目標温度SVに到達する到達予定時点(第1予定時点)T1Aを算出し、この第1予定時点T1Aに基づいて所要時間を算出し、上記のように、種々の態様で報知するようにしてもよい。例えば、当該金型温度調節装置1の起動若しくは第1時点T1から第1予定時点T1Aまでの時間を所要時間として報知してもよく、または、所定時刻に変換して報知するようにしてもよい。
そして、送媒側温度センサー17Aの検出温度が上昇し、予め設定された比例帯の範囲内となれば、ヒーター11の稼働率(ヒーター11に出力される操作量)が減少される。これにより、返媒側温度センサー17の検出温度の温度変化曲線Lは、傾きが徐々に緩やかになる。つまり、上記した第1時点Tにおいて推定された所要時間は、誤差が大きくなることが考えられる。そのため、本動作例では、所定時間が経過する毎に所要時間を推定する構成としている。
つまり、第1時点T1から所定時間が経過し、所定時点としての第2時点T2となれば、上記同様にして、第2接線L2が目標温度SVに到達する到達予定時点としての第2予定時点T2Aを算出し、この第2予定時点T2Aに基づいて所要時間を算出し、報知するようにしてもよい。第1時点T1から第2時点T2までの所定時間は、第1時点T1までの所定時間と同一としてもよく、異なるものとしてもよい。図例では、第2時点T2を、第1予定時点T1Aよりも早くなる時点とし、温度変化曲線Lの傾きが徐々に緩やかになって温度変化曲線Lが湾曲線状に推移している範囲内の時点とした例を示している。
以降、同様にして、所定時間が経過する毎に、つまり、第3時点T3となれば、第3接線L3が目標温度SVに到達する到達予定時点としての第3予定時点T3Aを算出し、この第3予定時点T3Aに基づいて所要時間を算出し、報知するようにしてもよい。また、第4時点T4となれば、第4接線L4が目標温度SVに到達する到達予定時点としての第4予定時点T4Aを算出し、この第4予定時点T4Aに基づいて所要時間を算出し、報知するようにしてもよい。
つまり、本動作例では、所定時間が経過する毎に所要時間の推定がなされ、所要時間が更新される構成としている。
なお、返媒側温度センサー17の検出温度が目標温度SVとなれば、以降の所要時間推定動作(所要時間推定モード)を実行しないようにしてもよい。
上記のように当該金型温度調節装置1において温度調節がなされて温調媒体の温度が安定すれば、スタンバイ状態となり、図示は省略しているが、金型3の成形機においては、試験打ち等を経て一連の成形工程が実行される。また、この金型3の媒体流通路4に、当該金型温度調節装置1において所定の設定温度となるように温度調節された温調媒体が循環供給され、金型3の温度調節がなされる。
なお、上記基本動作は、一例であり、適宜の変形動作の実行が可能である。
また、本実施形態では、温調媒体を、水とした例を示しているが、水に限られず、油系、アルコール系等の他の温調媒体を採用するようにしてもよい。本実施形態に係る金型温度調節装置1を構成する各機器や配管態様としては、図例のものに限られず、その他、種々の変形が可能である。
本実施形態に係る金型温度調節装置1及びこれを用いて実行される金型温度調節方法は、上述のような構成としたことで、作業性を向上させることができる。
つまり、温調媒体及び金型3の両方または一方の温度を検出する温度センサーとしての返媒側温度センサー17の出力データから構成される温度変化曲線Lの所定時点T1〜T4における接線L1〜L4の傾きに基づいて目標温度SVに到達するまでの所要時間を推定し、この所要時間を報知部としての表示操作部23において報知させる構成としている。従って、目標温度SVに到達したか否かを作業者が定期的に確認したり、昇温が確実になされるように初期準備運転を長時間に亘って実行したりする必要性を低減することができる。つまり、成形準備可能な目標温度SVに到達するまでの所要時間を把握することができるので、成形準備工程の実行に必要な準備や他の作業を効率的に行うことができる。
また、本実施形態では、予め設定された所定時間が経過する毎に所要時間を推定する構成としている。従って、上述のように、所定時間が経過する毎に、目標温度SVに到達するまでの所要時間が更新されることとなるので、例えば、予め設定された単一の所定時間が経過した際に所要時間を推定するような態様とした場合と比べて、比較的に正確な所要時間を把握することができる。つまり、予め設定された単一の所定時間が経過した際に所要時間を推定するような態様とした場合には、金型3の熱容量や温調媒体が通過する経路態様、初期温度等が異なれば、正確な所要時間から乖離し易くなる(誤差が大きくなる)ことが考えられるが、上記構成によれば、比較的に正確な所要時間を把握することができる。
次に、本発明の他の実施形態(第2実施形態)に係る金型温度調節方法の一例について図3を参照して説明する。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、上記した動作例と同様の動作については、その説明を省略または簡略に説明する。
また、本実施形態に係る金型温度調節方法は、上記第1実施形態と同様、金型温度調節装置1を用いて実行可能である。
本実施形態では、温度変化曲線Lが目標温度SVよりも所定値低い推定温度SV1になった際に所要時間を推定するようにしている。つまり、所定時間が経過する毎に所要時間を推定する態様に代えて、推定温度SV1になった際に所要時間を推定するようにしている。この推定温度SV1は、予め設定されたものでもよく、表示操作部23を介して設定可能とされたものでもよい。また、この推定温度SV1は、目標温度SVにもよるが、目標温度SVよりも、例えば、20℃〜2℃程度低い温度としてもよく、好ましくは、15℃〜5℃程度低い温度としてもよい。また、この推定温度SV1は、送媒側温度センサー17Aの検出温度が予め設定された比例帯の範囲内となってヒーター11の稼働率(ヒーター11に出力される操作量)が20%〜2%程度、好ましくは、10%〜2%程度に減少する範囲内の温度としてもよい。換言すれば、ヒーター11の稼働率が所定値を下回った際に所要時間を推定するようにしてもよい。つまりは、温度変化曲線Lの傾きが徐々に緩やかになって温度変化曲線Lが湾曲線状に推移している範囲内や傾きが緩やかになった以降に所要時間を推定するようにしてもよい。
また、上記同様にして、温度変化曲線Lの温度が推定温度SV1になった所定時点T5、つまりヒーター11の稼働率が所定値を下回った所定時点T5における接線L5の傾きに基づいてこの接線L5が目標温度SVに到達する到達予定時点T5Aを算出し、この到達予定時点T5Aに基づいて所要時間を算出し、報知するようにしてもよい。
上記のような構成とされた本実施形態に係る金型温度調節方法においても、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、温度変化曲線Lが目標温度SVよりも所定値低い推定温度SV1になった際に所要時間を推定する構成としている。従って、例えば、所定時間が経過した際に所要時間を推定するような態様とした場合と比べて、金型3の熱容量や温調媒体が通過する経路態様、初期温度等の違いによる影響を受け難くなり、比較的に正確な所要時間を把握することができる。
また、この目標温度SVよりも所定値低い推定温度SV1を、目標温度SV近傍で、目標温度SVから15℃〜5℃程度低い温度とするようにしてもよい。これによれば、ヒーター11の稼働率が低くなって温度変化曲線Lが比較的に緩やかな勾配となり、より正確な所要時間を把握することができる。
次に、本発明の更に他の実施形態(第3実施形態)に係る金型温度調節方法の一例について図4を参照して説明する。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、上記した動作例と同様の動作については、その説明を省略または簡略に説明する。
また、本実施形態に係る金型温度調節方法は、上記第1実施形態と同様、金型温度調節装置1を用いて実行可能である。
本実施形態では、目標温度SVの超過を許容するように温調媒体を加熱するヒーター11を制御する構成とし、かつ予め設定された所定時間が経過した際に所要時間を推定する構成としている。つまり、本実施形態では、送媒側温度センサー17Aの検出温度が設定温度をオーバーシュートするようにヒーター11を制御する構成としている。これにより、温度変化曲線LAも目標温度SVをオーバーシュートする。送媒側温度センサー17Aの検出温度の設定温度超過許容温度は、例えば、設定温度よりも5℃〜15℃程度高い温度としてもよい。また、このような設定温度超過許容温度となるように、例えば、ヒーター11を制御する際のPID定数(ゲイン)などを適宜、設定することで、調整するようにしてもよい。また、設定温度付近までヒーター11の稼働率(出力操作量)が100%となるような制御を実行するようにしてもよい。つまり、目標温度SVを上回るまで温度変化曲線LAが略一定な傾きで略直線的(一次関数的)に推移するように、ヒーター11の稼働制御を実行するようにしてもよい。
このように、目標温度SVの超過を許容するように温調媒体を加熱するヒーター11を制御すれば、温度変化曲線LAは、目標温度SV付近をオーバーシュートとアンダーシュートを繰り返しながら、つまり、ハンチングしながらも目標温度SVに収束する。
また、所要時間を推定する所定時間は、当該金型温度調節装置1の起動後または所要時間推定モード開始後の比較的に早い時間としてもよく、上記第1実施形態と同様の第1時点T1としてもよい。つまり、第1時点T1を、温度変化曲線LAが略一定な傾きで略直線的に推移している範囲内の時点としてもよい。
また、上記同様にして、第1時点T1における接線L1の傾きに基づいてこの接線L1が目標温度SVに到達する到達予定時点T1Aを算出し、この到達予定時点T1Aに基づいて所要時間を算出し、報知するようにしてもよい。
上記のような構成とされた本実施形態に係る金型温度調節方法においても、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
また、本実施形態では、目標温度SVの超過を許容するように温調媒体を加熱するヒーター11を制御する構成とし、かつ予め設定された所定時間が経過した際に所要時間を推定する構成としている。従って、オーバーシュートすることとはなるが、目標温度SVに到達するまでの時間を短縮化することができる。また、目標温度SV付近または目標温度SVを越えるまで概ね直線的に昇温し、この昇温途中に所要時間を推定することができるので、比較的に正確な所要時間を把握することができる。
なお、上記した各動作例(金型温度調節方法)は、一例であり、適宜の変形動作の実行が可能である。
また、上記した各動作例において説明した互いに異なる動作等を、適宜、組み替えたり、組み合わせたりして、適用するようにしてもよい。この場合は、必要に応じて適宜、変形するようにしてもよい。
また、上記した各動作例では、返媒側の温調媒体の温度の温度変化曲線に基づいて目標温度SVに到達するまでの所要時間を推定する態様とした例を示しているが、このような態様に限られない。送媒側の温調媒体の温度及び金型3の温度の温度変化曲線も、温調媒体が循環されるため、概ね同様に推移し、これらのうちのいずれかの温度の温度変化曲線に基づいて目標温度SVに到達するまでの所要時間を推定することも可能である。
また、所要時間を推定するタイミング(所定時点)は、上記した各動作例において説明した態様に限られない。例えば、送媒側の温調媒体の温度と金型3の温度または返媒側の温調媒体の温度とを比較し、これらの温度差が予め設定された所定の閾値を下回れば、その時点(所定時点)における接線の傾きに基づいて目標温度SVに到達するまでの所要時間を推定する態様としてもよく、その他、種々のタイミングとしてもよい。
また、上記した各動作例では、温調媒体及び金型3の温度が常温程度の状態から金型温度調節装置1を起動した場合について説明したが、温調媒体及び金型3のうちの両方または一方が常温よりも高温である場合にも適用可能である。例えば、温調媒体が常温程度で、金型3が予備昇温等されて常温よりも高温である場合には、起動初期には、金型3の媒体流通路4を通過した返媒側の温調媒体の温度が送媒側よりも高温域で推移する傾向がある。また、例えば、金型3の交換等がなされて金型3が常温程度で、金型温度調節装置1の貯留部10の温調媒体が高温である場合には、起動初期には、金型3の媒体流通路4を通過した返媒側の温調媒体の温度が送媒側よりも低温域で推移する傾向がある。これらの場合にも、温調媒体が循環されるため、送媒側及び返媒側の温調媒体の温度並びに金型3の温度の温度変化曲線は、概ね同様に推移し、これらのうちのいずれかの温度の温度変化曲線に基づいて目標温度SVに到達するまでの所要時間を推定することができる。なお、これらの場合には、温度管理箇所にもよるが、起動初期に温度変化曲線の所定時点における接線の傾きが平常よりも緩やかであったり、下がり勾配となったりする場合も想定される。このような場合には、異常と判断し、所要時間の推定や報知を実行しないようにしてもよい。
また、例えば、過去の実績データ(目標温度SV、この目標温度SVに到達するまでに実際に要した所要時間及び所定時間経過後の接線の傾き)を記憶部22に蓄積しておき、目標温度SVが入力され、所定時間経過後の接線の傾きが算出されれば、実績データを参照して目標温度SVに到達するまでの所要時間を決定し、報知するような態様としてもよい。この場合は、入力されたデータに対して実績データに対応するデータがなければ、所要時間推定モードを継続するようにしてもよい。
また、例えば、過去の実績データ(金型3の識別番号、目標温度SV及びこの目標温度SVに到達するまでに実際に要した所要時間)を記憶部22に蓄積しておき、目標温度SVが入力され、識別データ等に基づいて金型3が識別されれば、実績データを参照して目標温度SVに到達するまでの所要時間を決定し、報知するようにしてもよい。この場合は、昇温前(起動直後)の金型3または温調媒体の温度を、実績データの昇温前(起動直後)の温度と比較し、所要時間を補正するようにしてもよい。例えば、昇温前の金型3または温調媒体の温度が実績データの昇温前の温度よりも高い場合には、実績データの温度変化曲線を参照して同じ温度になるまでの時間を差し引いて所要時間を推定するようにしてもよい。また、昇温前の金型3または温調媒体の温度が実績データの昇温前の温度よりも低い場合には、実績データの温度変化曲線を同じ温度となるように低くなる側に仮想的に延長し、この延長された部分に相当する時間を加算して所要時間を推定するようにしてもよい。所要時間推定モード(金型温度調節方法)としては、その他、種々の変形動作の実行が可能である。
1 金型温度調節装置
11 ヒーター
17 返媒側温度センサー
17A 送媒側温度センサー
17B 金型温度センサー
21 制御部
23 表示操作部(報知部)
3 金型
4 媒体流通路
L,LA 温度変化曲線
L1〜L5 接線
SV 目標温度
SV1 推定温度
T1〜T5 所定時点

Claims (5)

  1. 金型に設けられた媒体流通路に温調媒体を循環供給する金型温度調節装置であって、
    前記温調媒体及び前記金型の両方または一方の温度を検出する温度センサーと、
    前記温度センサーの出力データから構成される温度変化曲線の所定時点における接線の傾きに基づいて目標温度に到達するまでの所要時間を推定する制御部と、
    前記所要時間を報知する報知部と、
    を備えていることを特徴とする金型温度調節装置。
  2. 請求項1において、
    前記制御部は、予め設定された所定時間が経過する毎に前記所要時間を推定することを特徴とする金型温度調節装置。
  3. 請求項1において、
    前記制御部は、前記温度変化曲線が前記目標温度よりも所定値低い推定温度になった際に前記所要時間を推定することを特徴とする金型温度調節装置。
  4. 請求項1において、
    前記制御部は、前記目標温度の超過を許容するように前記温調媒体を加熱するヒーターを制御する構成とされ、かつ予め設定された所定時間が経過した際に前記所要時間を推定することを特徴とする金型温度調節装置。
  5. 金型に設けられた媒体流通路に温調媒体を循環供給する金型温度調節方法であって、
    前記温調媒体及び前記金型の両方または一方の温度の温度変化曲線の所定時点における接線の傾きに基づいて目標温度に到達するまでの所要時間を推定し、この所要時間を報知することを特徴とする金型温度調節方法。
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