JP2017213482A - 固液分離装置およびこれを用いた固液分離方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化を招くことなく処理能力を向上させることができ、かつ構成が簡単な固液分離装置およびこれを用いた固液分離方法を提供する。【解決手段】上下方向に延びる円筒内面110a、および円筒内面110aの上部につながる天井壁を有するケース100と、円筒内面110aの下部につながり、内面200aが下方に向かうほど小径となるとともに下端が排出口220で終わる漏斗状に形成され、厚み方向に貫通する多数の透孔210を有するスクリーン200と、ケースの円筒内面110aに、当該円筒内面110aの上下方向所定範囲において開口し、当該円筒内面110aの接線方向または略接線方向から原水を導入する原水導入口300と、を含む。【選択図】 図2

Description

本発明は、原水から固形異物を分離除去する固液分離装置およびこれを用いた固液分離方法に関する。
固液分離装置としては、たとえば、本願の出願人の提案による特許文献1に示されたものがある。特許文献1に示された固液分離装置は、下部側ほど内径が小となる漏斗状であって多数の透孔を有するスクリーンを有する。この固液分離装置においては、スクリーンの内面に沿って原水を上方から下方へ螺旋状に旋回させながら流す間に、透孔を通過できない固形異物がスクリーンの内面に捕捉され、こうして原水から固形異物が分離される。透孔を通過した処理水は、固形異物が除去されたものとなる。
特許文献1に示された固液分離装置は、原水を漏斗状スクリーンの内面に沿って螺旋状に流すため、一般的な傾斜スクリーンに比較してコンパクトに構成できるという利点があるが、処理能力を高めるためには、漏斗状スクリーンを大型化せざるをえないという課題がある。
固液分離装置としてはまた、特許文献2に示された回転ドラムスクリーン装置がある。しかしながら、このような回転ドラムスクリーン装置は、ドラムスクリーンを回転駆動するための動力および回転機構が必要であり、複雑かつ大型化するという課題がある。
特開平9−206510号公報 特開2015−112503号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、大型化を招くことなく処理能力を向上させることができ、かつ構成が簡単な固液分離装置およびこれを用いた固液分離方法を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。
すなわち、本発明の第1の側面によって提供される固液分離装置は、上下方向に延びる円筒内面、および上記円筒内面の上部につながる天井壁を有するケースと、上記円筒内面の下部につながり、内面が下方に向かうほど小径となるとともに下端が排出口で終わる漏斗状に形成され、厚み方向に貫通する多数の透孔を有するスクリーンと、上記ケースの上記円筒内面に、当該円筒内面の上下方向所定範囲において開口し、当該円筒内面の接線方向または略接線方向から原水を導入する原水導入口と、を含むことを特徴とする。
好ましい実施の形態では、上記原水導入口に隣接する原水導入路は、上下方向に長い偏平断面を有する。
好ましい実施の形態では、上記原水導入口は、上記ケースの上記円筒内面の上下寸法の1/2以上の範囲に開口している。
好ましい実施の形態では、上記スクリーンの内面の水平に対する傾斜角度は、60〜80度である。
好ましい実施の形態では、上記円筒内面の内径は、100〜300mmであり、上記円筒内面の上下寸法は、100〜500mmである。
好ましい実施の形態では、上記スクリーンの内面における上記透孔の径は、50〜3000μmであり、上記透孔の開口率は、15〜40%である。
好ましい実施の形態では、固液分離作動時における上記原水導入口から導入される原水の平均流速は、5〜20m/sである。
好ましい実施の形態では、上記スクリーンの透孔を内外に向けて通過した処理水は、処理水導出路に導かれ、上記スクリーンの上記排出口から排出される固形物は、固形物廃棄路に導かれる。
本発明の第2の側面によって提供される固液分離方法は、上記本発明の第1の側面に係る固液分離装置を用いた固液分離方法であって、上記原水導入口から原水を導入することにより、上記ケースの内面から上記スクリーンの内面にかけて、高速で旋回する所定厚みのドーナツ状原水層を形成しつつ、上記スクリーンの上記透孔から処理水を通過させることを特徴とする。
好ましい実施の形態では、上記原水導入口からの原水の導入を所定期間継続した後、当該原水の導入を停止し、上記ケースないし上記スクリーン内の原水を上記排出口から排出する動作を繰り返す。
ケースの円筒内面に開口する原水導入口は、ケースの上下寸法の好ましくは1/2以上という、比較的上下方向に広い範囲に開口しており、かつ、円筒内面の接線方向または略接線方向から原水が導入されるため、導入される原水の平均流速を所定以上に高めることにより、ケース内に導入される原水は、強大な遠心力の作用を受けて、ケースの内面から漏斗状スクリーンの内面にかけて、高速で旋回する所定厚み(ケースの円筒内面に対する深さ)のドーナツ状原水層を形成する。
漏斗状スクリーンでは、ドーナツ状原水層の下方において、遠心力の作用を受けて、透孔を通過できない固定物をスクリーンの内面に残しつつ、処理水が透孔を通過させられる。これにより、原水は、固形物と処理水とに連続的に分離させられる。
上記のようにケースの円筒内面から漏斗状スクリーンの内面にかけてドーナツ状原水層が形成される状態においては、強大な遠心力に起因してスクリーンの内面に作用する原水圧は相当に大きくなるため、固液分離処理能力が高まる。
固液分離処理能力は、上記のようにドーナツ状原水層を形成することによりスクリーンの内面に作用させる圧力を高めることによって増大させられるため、処理能力を高めるためにスクリーンを大型化するといった対策をする必要性が低い。したがって、上記構成の固液分離装置は、処理能力を高めつつも、不必要に大型化を招くことはない。
また、上記構成の固液分離装置は、装置の内部に回転動力源や回転機構を要しないので、構成が簡略化される。
以上のことから、本発明によれば、大型化を招くことなく処理能力を向上させることができ、かつ構成が簡単な固液分離装置が実現できる。
本発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかとなろう。
本発明の一実施形態に係る固液分離装置の一部断面側面図である。 図1のII-II線に沿う断面図である。 図1のIII-III線に沿う断面図である。 図3のIV-IV線に沿う断面図である。 図2のA部拡大図である。 スクリーンの拡大部分平面図である。 本発明の作用説明図であり、図2のVII-VII線断面に相当する図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図7は、本発明の一実施形態に係る固液分離装置A1を示す。この固液分離装置A1は、ケース100と、スクリーン200と、原水導入口300とを基本的に有する。
図1および図2に表れているように、ケース100は、垂直方向の中心軸線Lをもつ円筒状側壁110と、天井壁120とを有する。円筒状側壁110は、好ましくは所定の機械強度をもつ金属製である。円筒状側壁110の内面は、円筒状となっている。天井壁120は、上記円筒内面110aで囲まれる空間の上部を塞いでおり、好ましくは金属製である。天井壁120は、円筒状側壁110の上部に対し、着脱可能に取付け、必要に応じてケース100の内部を清掃したり、点検したりできるようにするのが望ましい。実施形態では、円筒状側壁110の上部と天井壁120との間にガスケット112を介装しつつ、円筒状側壁110の上部に設けた外向フランジ111と天井壁120の外周部121とを重ねてこれらをクランプ130で挟み込んでいる。これにより、クランプ130を解除することにより、円筒状側壁110と天井壁120とを容易に分離することができる。
スクリーン200は、内面が下方に向かうほど小径となるコーン状または漏斗状をした部材であり、厚み方向に貫通する多数の透孔210(図5〜図7)を有する。実施形態においてスクリーン200は、多数の透孔210を形成した所定厚みのステンレス板を用い、これを切断・曲げ・接合加工をすることにより漏斗状に形成している。このスクリーン200の内面は、その上端が上記円筒状側壁110の円筒内面110aの下端に実質的につなげられており、円筒内面110aとスクリーン200の内面との間に不要な段差が形成されないようにすることが望ましい。スクリーン200の下方は小径に絞られており、排出口220として終わっている。なお、スクリーン200の透孔210の形態については、さらに後述する。
円筒状側壁110とスクリーン200とは、清掃や点検、あるいはスクリーン200の交換のために、互いに分離可能に構成するのが望ましい。本実施形態において、スクリーン200を取り囲んで筒状に垂下するスカート部材400を設け、上記円筒状側壁110の下部に設けた外向フランジ113とスカート部材400の上部に設けた外向フランジ401とガスケット402を介して重ねてこれらをクランプ410で挟み込むことにより円筒状側壁110とスカート部材400とを連結している。その際、円筒状側壁110の外向フランジ113とスカート部材400の外向フランジ401との間にスクリーン200の上部に設けた外向フランジ230を挟み込むことにより、スクリーン200を円筒状側壁110の下部に実質的に連結している。このように構成することにより、クランプ410を解除して、円筒状側壁110とスカート部材400とスクリーン200とを容易に分離することができる。
原水導入口300は、図3によく表れているように、ケース100の円筒内面110aに開口しており、当該円筒内面110aの接線方向または略接線方向からケース100内に原水を導入するように構成されている。さらには、この原水導入口300は、ケース100の円筒内面110aの上下寸法に対して1/2以上の、広い上下範囲に開口させられており、かつ、この原水導入口300から導入される原水の流れの断面が上下方向に長い偏平な断面となるように形成される。より具体的には、ケース100の円筒状側壁110に接続される原水導入管310は、図3および図4に示すように、少なくとも円筒状側壁110に隣接する部位において、上下方向に長い矩形状の偏平断面となっており、この原水導入管310の中心線CLは、上記円筒内面110aの接線方向に延びている。また、図3に表れているように、原水導入管310の外側内壁311は、ケース100の円筒内面110aの曲率よりも緩やかな曲率をもって湾曲しつつ、ケース100の円筒内面110aになだらかにつなげられている。
図5〜図7に示すように、スクリーン200は、多数の円形の透孔210を有している。スクリーン200の内面200aにおける透孔210の内径は、たとえば、50〜3000μmの範囲に設定される。また、この透孔210の開口率(スクリーン200の内面200aに占める透孔210の開口面積の割合)は、たとえば15〜40%の範囲に設定される。実施形態では、図5に詳示するように、透孔210の内径は、スクリーン200の外面に向かうほど拡大させられている。このようにすることにより、スクリーン200の内面200a側から外面側に通過する処理水の透孔210における通過抵抗が減じられ、装置の能力アップにつながる。なお、透孔210は、スクリーン200の内面200aから外面にかけて、一定内径を有するように形成しても、もちろんよい。
後記するように、スクリーン200の内面200aには、大きな原水圧が作用するため、スクリーン200には、ある程度の強度が必要であり、少なくとも1mm程度の厚みを必要とする。厚み1mm程度の板材に最小内径がたとえば50〜200μmといった微細な透孔210を形成するためには、たとえば、次のような手法が用いられる。
すなわち、図5に示されているように、たとえば、0.1mmの厚みの薄板材にエッチングの手法によって透孔210aを形成し、このような薄板材の10枚を各透孔210の位置を揃えつつ積層して厚み1mmのスクリーン200とする。薄板材に設ける透孔210aの径は、スクリーン200の裏面(外面)側に位置するものほど大とすることにより、上記したように、スクリーン200の透孔210は、外面に向かうほど内径が拡大したものとすることができる。
上記した構成のケース100、スクリーン200および原水導入口300の寸法、スクリーン200の内面200aの傾斜角度、スクリーン200に設ける透孔210の大きさおよび開口率は、処理するべき原水の種類や要求される処理能力、または、濾過するべき固形異物の大きさによって種々設定可能であるが、本発明にかかる固液分離装置A1は、大型化を招くことなく処理能力を高めることができるのであり、各部の寸法は、たとえば、以下のように設定することができる。
ケース100は、上下寸法を100〜3000mm、内径を100〜5000mmの範囲とし、スクリーン200は、その上部内径をケース100の内径と同等とし、内面200aの水平に対する角度θを60〜80度とすることができるが、実施形態では、ケース100の上下寸法を180mm、内径を100mm、上記角度θを72度としている。また、上記したように、スクリーン200の厚さは1mm程度、透孔210のスクリーン200内面側の内径は50〜3000μm、開口率は15〜40%とすることができるが、実施形態では、透孔210の内面200a側の内径を150μm、開口率を20%としている。原水導入口300は、ケース100の円筒内面110aの上下寸法に対して1/2以上の、広い上下範囲に開口させられるが、実施形態では、円筒内面110aの上下寸法の7/10の範囲に開口させられている。原水導入口300に隣接する原水導入管310については、実施形態では、矩形断面の上下寸法を104mm、幅寸法を6mmとしてある。
図1および図2において、符号500は、スカート部材400の下部に接続された筒状のカバーで、たとえばゴム製である。また、符号600は、スクリーン200の下部排出口220に接続された固形物排出管である。
次に、実施形態に係る固液分離装置A1の作動状態について説明する。
固液分離装置A1を作動させるには、図外のポンプを起動するなどして、原水導入管310からの原水の導入を開始する。たとえば、原水導入管310からの原水流量を20立方メートル/hとすると、原水導入口300から導入される原水の平均流速は、8.9m/sとなる。この流速をもって原水は100mmの内径の円筒内面110aに沿って旋回するが、旋回回転数は、約1700rpmとなる。したがって、このときの原水に作用する遠心力は、計算上、150Gを超える。なお、円筒内面110aに沿って旋回する原水の実際の旋回速度は、固定壁である円筒内面110aから受ける抵抗により、上記よりも減じられると思われるが、原水は相当な高速で旋回していることに変わりはなく、150Gに近い遠心力が作用していると考えられる。
その結果、ケース100内に導入された原水は、図2および図3に模式的に示すように、ケース100の円筒内面110aからスクリーン200の内面200aにかけて、高速で旋回する所定厚み(深さ)のドーナツ状原水層WCを形成する。
ドーナツ状原水層WCの厚み(深さ)Dは、原水導入口300から導入される原水の流量や、スクリーン200の透孔210の開口率によって増減する。図2に示されているように、ドーナツ状原水層WCの下方は、スクリーン200の内面200aに接するが、スクリーン200が上方ほど拡径するコーン状に形成されていることから、ドーナツ状原水層WCの厚みが大となるほど、スクリーン200の内面200aのより広い範囲において多くの透孔210に原水層WCが接する。原水層WCがより広い範囲において透孔210に接するほど、透孔210を通過する処理水の量が増大する。このように、原水の導入流量と、スクリーン200の透孔210を通過する処理水の量とがバランスするようにして、上記ドーナツ状原水層WCの厚みが決まる。ただし、原水の導入量が大きすぎると、ドーナツ状原水層WCの厚みが大きくなりすぎ、原水の一部がスクリーン200によって濾過されることなく排出口220から排出されてしまうことに留意するべきである。
図7に良く示すように、スクリーン200の内面200aには、高速旋回する原水層WCが接する。このとき、0.15mmを超える固形物は透孔210を通過することができないため、原水中に含まれるこのような固形物Sを高速旋回する原水層WC中に残しつつ、処理水が透孔210を通過させられる。また、スクリーン200の内面200aに接する原水は、当該内面200aに沿って高速で移動しているので、実際には、透孔210の内径(0.15mm)よりも小さい固形物Sですら透孔210を通過することができず、その結果、より細かな固形物を原水から除去することができる。そして、スクリーン200の内面200aには、上記したように非常に大きな遠心力に起因した大きな圧力で原水が接するため、スクリーン200による原水の濾過処理能力は著しく高いものとなる。
スクリーン200の透孔210を通過した処理水は放射状に飛翔して筒状のカバーに衝突し、このカバーの内面に沿って重力落下し、図示しない処理水導出路へと導かれる。
一定時間作動を継続した後にポンプを停止して原水の導入を止めると、遠心力を受けることがなくなってドーナツ状原水層WCは消失し、固形異物の濃度が高まった原水は、重力によって排出口220から一挙に排出され、固形物排出管600を介して図示しない固形物排出路に導かれる。このようにして、原水の導入と、その停止とを繰り返すことにより、原水の濾過処理を長期間継続することができる。
このように、実施形態に係る固液分離装置A1は、大型化を招くことなく、大きな処理能力を備えたものとなる。また、装置自体に回転機構や動力を不要とするので、構成が簡単である。
もちろん、本発明の範囲は実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのあらゆる設計変更は、すべて本発明の範囲に包摂される。
A1 固液分離装置
100 ケース
110 円筒状側壁
110a 円筒内面
111 外向フランジ
112 ガスケット
113 外向フランジ
120 天井壁
121 外周部
130 クランプ
200 スクリーン
200a 内面
210 透孔
220 排出口
230 外向フランジ
300 原水導入口
310 原水導入管
311 外側内壁
400 スカート部材
401 外向フランジ
402 ガスケット
410 クランプ
500 カバー
600 固形物排出管
WC 円筒状原水層
すなわち、本発明の第1の側面によって提供される固液分離装置は、上下方向に延びる円筒内面、および上記円筒内面の上部につながる天井壁を有するケースと、上記円筒内面の下部につながり、内面が下方に向かうほど小径となるとともに下端が排出口で終わる漏斗状に形成され、厚み方向に貫通する多数の透孔を有するスクリーンと、上記ケースの上記円筒内面に、当該円筒内面の上下方向所定範囲において開口し、当該円筒内面の接線方向または略接線方向から原水を導入する原水導入口と、を含み、上記原水導入口から原水を導入することにより、上記ケースの内面から上記スクリーンの内面にかけて、略一定内径の円筒状空間を形成して高速で旋回するドーナツ状原水層を形成しつつ、上記スクリーンの上記透孔から処理水を通過させるように構成したことを特徴とする。
好ましい実施の形態では、上記スクリーンの透孔を内外に向けて通過した処理水は、処理水導出路に導かれ、上記スクリーンの上記排出口から排出される固形物は、固形物排出路に導かれる。
本発明の第2の側面によって提供される固液分離方法は、上記本発明の第1の側面に係る固液分離装置を用いた固液分離方法であって、上記原水導入口から原水を導入することにより、上記ケースの内面から上記スクリーンの内面にかけて、略一定内径の円筒状空間を形成して高速で旋回するドーナツ状原水層を形成しつつ、上記スクリーンの上記透孔から処理水を通過させることを特徴とする。

Claims (10)

  1. 上下方向に延びる円筒内面、および上記円筒内面の上部につながる天井壁を有するケースと、
    上記円筒内面の下部につながり、内面が下方に向かうほど小径となるとともに下端が排出口で終わる漏斗状に形成され、厚み方向に貫通する多数の透孔を有するスクリーンと、
    上記ケースの上記円筒内面に、当該円筒内面の上下方向所定範囲において開口し、当該円筒内面の接線方向または略接線方向から原水を導入する原水導入口と、
    を含むことを特徴とする、固液分離装置。
  2. 上記原水導入口に隣接する原水導入路は、上下方向に長い偏平断面を有する、請求項1に記載の固液分離装置。
  3. 上記原水導入口は、上記ケースの上記円筒内面の上下寸法の1/2以上の範囲に開口している、請求項2に記載の固液分離装置。
  4. 上記スクリーンの内面の水平に対する傾斜角度は、60〜80度である、請求項2または3に記載の固液分離装置。
  5. 上記円筒内面の内径は、100〜300mmであり、上記円筒内面の上下寸法は、100〜500mmである、請求項1ないし4のいずれかに記載の固液分離装置。
  6. 上記スクリーンの内面における上記透孔の径は、50〜3000μmであり、上記透孔の開口率は、15〜40%である、請求項1ないし5のいずれかに記載の固液分離装置。
  7. 固液分離作動時における上記原水導入口から導入される原水の平均流速は、5〜20m/sである、請求項1ないし6のいずれかに記載の固液分離装置。
  8. 上記スクリーンの透孔を内外に向けて通過した処理水は、処理水導出路に導かれ、上記スクリーンの上記排出口から排出される固形物は、固形物廃棄路に導かれる、請求項1ないし7のいずれかに記載の固液分離装置。
  9. 請求項1なしい8のいずれかに記載の固液分離装置を用いた固液分離方法であって、
    上記原水導入口から原水を導入することにより、上記ケースの内面から上記スクリーンの内面にかけて、高速で旋回する所定厚みのドーナツ状原水層を形成しつつ、上記スクリーンの上記透孔から処理水を通過させることを特徴とする、固液分離方法。
  10. 上記原水導入口からの原水の導入を所定期間継続した後、当該原水の導入を停止し、上記ケースないし上記スクリーン内の原水を上記排出口から排出する動作を繰り返す、請求項9に記載の固液分離方法。
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