JP2017213327A - 花瓶 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単な構造のもとに内装容器に装飾を施して興趣に富む花瓶を提供すること。【解決手段】 中間に空隙5が確保される状態のもとに、外装容器2と内装容器4とを設けた複層容器型の花瓶であって、外装容器2の周壁を実質的に不透明に構成すると共に、その周壁に観賞窓6を開設して外部から観賞窓6を透して内装容器4の一部分と外装容器2の内周面とを見ることができるように形成するほか、内装容器4の外側面には観賞窓6に対向する部分に装飾7を施したことを主要部とする。これにより外装容器2に形成した観賞窓6と観賞窓6を透して見える奥部の装飾7とにより著しい意外性が発揮され、内装容器4に生ける花との調和と相俟って興趣に富んだ美しい花瓶として演出させることができる。なお外装容器2をその観賞窓6が背方に向くように適度に回転した状態に配置することにより、内部装飾7が見えない通常の花瓶としての役割も果たすことができる。【選択図】図1
Description
本発明は外装容器と内装容器とからなる複層容器型の花瓶に関する。
内外複層容器から構成する花瓶はありふれたものとして存在しており、壷または甕形の外装容器内に花挿し用の内装容器を収容した型式のものも多い。
上記特許文献の構造によれば、外装容器の外観はある程度の変化があるが、見る者に与える興趣は低い。そこで本発明の目的は、簡単な構造のもとに、内装容器または内装外装両容器にインパクトを有する装飾を施して興趣に富む花瓶を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、中間に空隙5が確保される状態のもとに、外装容器2と内装容器4とを設けた複層容器型の花瓶であって、外装容器2の周壁を実質的に不透明に構成すると共に、その周壁に観賞窓6を開設して外部から観賞窓6を透して内装容器4の一部分と外装容器2の内周面とを見ることができるように形成するほか、内装容器4の外側面には少なくとも観賞窓6に対向する部分に装飾7を施したことを特徴とする花瓶である。
請求項2の発明は、外装容器2の内面には少なくとも観賞窓6を透して外部から見ることができる部分に装飾8を施した請求項1に記載の花瓶である。
請求3の発明は、観賞窓6を不規則な線で模られた非幾何学的形状に形成した請求項1または請求項2に記載の花瓶である。
請求項4の発明は、内装容器4の装飾7を凹凸面で形成するようにした請求項1ないし請求項3のいずれか1に記載の花瓶である。
請求項5の発明は、外装容器2に対して内装容器4を着脱自在に装着した請求項1ないし請求項4のいずれか1に記載の花瓶である。
請求項1の発明によれば、中間に空隙5が確保される状態のもとに、外装容器2と内装容器4とを設けた複層容器型の花瓶において、外装容器2の周壁を実質的に不透明に構成すると共に、その周壁に観賞窓6を開設して外部から観賞窓6を透して内装容器4の一部分と外装容器2の内周面とを見ることができるように形成するほか、内装容器4の外側面には少なくとも観賞窓6に対向する部分に装飾7を施したから、先ず観賞窓6によるインパクトを与え、次いで観賞窓6とその奥部の装飾7とによる立体的装飾により著しい意外性が発揮され、内装容器4に生ける花との調和と相俟ってより一層興趣に富んだ美しい花瓶を演出させることができる。しかも、外装容器2をその観賞窓6が背方に向くように回転した状態に配置することにより、内部装飾7が見えない通常の花瓶としての役割も果たすことができる。
請求項2の発明によれば、外装容器2の内面に観賞窓6を透して見ることができる装飾8を施したから、内装容器4の装飾7と外装容器2内面の装飾8とが相俟って装飾性を一層強調することができる。
請求項3の発明によれば、観賞窓6を不規則な線で模られた非幾何学的形状に形成したから、外装容器2の内部に恰も洞窟が形成されたと云うインパクトを与え、観賞窓6により風雅のある花瓶としての趣が得られる。
請求項4の発明によれば、装飾7を凹凸面で形成するようにしたから、平面的画像に比較してレリーフ風の現実味を帯びた装飾を得ることができる。
請求項5の発明によれば、外装容器2に対して内装容器4を着脱自在に構成したことにより、内装容器4内の水の交換並びに内装外装両容器4,2の洗浄を容易に行うことができるばかりでなく、内装容器4の装飾7の変換も容易であり、また内装容器4の装飾7について、円周を2等分または3等分に区分けして複数種の装飾7,7を形成した場合、複数種中の所望の部分を選択して観賞窓6に対応させるようにすることができ、その向きの変更により単一の内装容器4の使用であっても、複数通りの装飾の使い分けができる。しかも内装容器4を取り出すことなく観賞窓6から手指を入れて操作することにより、内装容器4を回転させることが可能であり好都合である。
本発明の第1実施形態の花瓶を図1ないし図3により説明する。頂部に開口1がある球形に近い壷状の外装容器2と、頂部に開口3があるカップ状の内装容器4とからなり、外装容器2の内部には内装容器4をその開口3が前記外装容器2における開口1に符合する状態に収納し、外装容器2と内装容器4との中間に空隙5を確保する。かつ特に外装容器2の周壁の一部に比較的大きい(例えば開口1よりも大きい)観賞窓6を開設する。観賞窓6は円形,楕円形,三角形,四角形,異形等任意の形状を選択できるが、図示のような不規則な線で模られた非幾何学的形状に形成すると、風雅な趣を際立たせることができる。なお外装容器2をその観賞窓6が背方に向くように適度に回転した状態に配置することにより、内部装飾7が見えない通常の花瓶としての役割も果たすことができる。
図1ないし図3に記載の花瓶において、外装容器2における開口1は円形であり、その寸法は内装容器4の上端縁の外周が緩嵌状態に嵌合するように選択する。内装容器4は直円筒カップ状で外装容器2における開口1に上方から挿し込むようにし、内装容器4の上下両端部で接着固定する。可能な場合には観賞窓6から収納してもよい。なお観賞窓6は1個に限らず2個以上の複数個設けてもよく、大きさも任意に形成することができる。例えば図1に虚線で示すように小型の観賞窓6を隣接して設ける。
内装容器4の周面には少なくとも外装容器2における観賞窓6に対向する部分即ち観賞窓6から見える部分に例えば風景画(図示の例では滝の風景)等の装飾7を実写に模して凹凸面で施し、更に外装容器2の内面に内装容器4の装飾7に対応した装飾8をこれまた実写に模して凹凸面とし、装飾7,装飾8はモルタルその他耐水性の材料を使用し更に彩色を施す。
外装容器2の形状は図示のような球形に近いものに限らず、例えば円筒状,角筒状,円錐台状,角錐台状,逆円錐台状,逆角錐台状,ビヤ樽状等、種々の形状を選択することができ、また外装容器2の材質は、任意のものを使用できるが、陶磁器,ガラス,プラスチック,発泡プラスチック,木等で製作するのが望ましい。ガラスあるいはプラスチックを使用する場合は、少なくとも観賞窓6を除外して外方からは内装容器4が透視できない実質的に不透明に構成にする。この明細書において実質的に不透明とは、透明な素材を使用した場合には周壁の表面および/または裏面に不透明な膜を設け、あるいは壁体の内部に不透明となる粒子を含有させることにより、外装容器2の壁体を透して他側が見えない状態を指すものとする。
図4に示す第2実施形態における花瓶は、内装容器4を外装容器2に着脱自在に収納した例であって、内装容器4は単に外装容器2の内部に載置された状態であり、観賞窓6は円形であり、かつ内装容器4は円筒カップ状である。内装容器4を外装容器2に着脱自在に収納すると、水の交換に好都合であるほか、内装容器4および外装容器2の洗浄に便利である。なお内装容器4の装飾7については、円周を2等分またはそれ以上の複数等分に区分けして複数種の装飾7を形成し、複数種中の所望の部分を選択して観賞窓6に対応させるようにすると、単一の内装容器4の使用であっても、複数通りの装飾7の使い分けができ、しかも観賞窓6が複数個の場合は、各観賞窓6から異なる装飾7を見ることができるのである。なお内装容器4を取り出すことなく観賞窓6から手指を入れて内装容器4を回転させることができる。
外装容器2の製作に当たっては、少量の場合は3Dプリントにより作製するとよい。また装飾7および8について、図示の実施形態においては風景を例示したが、風景に限らず他のものを適用することができるのであって、例えば彫像,肖像,肖像画,絵,写真,キャラクター,マスコット等種々のものを採択することができ、なお耐水性を保有することが望ましいのであるが必ずしも必要とするものではない。
1 開口
2 外装容器
3 開口
4 内装容器
5 空隙
6 観賞窓
7 装飾
8 装飾
2 外装容器
3 開口
4 内装容器
5 空隙
6 観賞窓
7 装飾
8 装飾
Claims (5)
- 中間に空隙(5)が確保される状態のもとに、外装容器(2)と内装容器(4)とを設けた複層容器型の花瓶であって、外装容器(2)の周壁を実質的に不透明に構成すると共に、その周壁に観賞窓(6)を開設して外部から観賞窓(6)を透して内装容器(4)の一部分と外装容器(2)の内周面とを見ることができるように形成するほか、内装容器(4)の外側面には少なくとも観賞窓(6)に対向する部分に装飾(7)を施したことを特徴とする花瓶。
- 外装容器(2)の内面には少なくとも観賞窓(6)を透して外部から見ることができる部分に装飾(8)を施した請求項1に記載の花瓶。
- 観賞窓(6)を不規則な線で模られた非幾何学的形状に形成した請求項1または請求項2に記載の花瓶。
- 内装容器(4)の装飾(6)を凹凸面で形成するようにした請求項1ないし請求項3のいずれか1に記載の花瓶。
- 外装容器(2)に対して内装容器(4)を着脱自在に装着した請求項1ないし請求項4のいずれか1に記載の花瓶。
Priority Applications (1)
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JP2016120246A JP2017213327A (ja) | 2016-06-01 | 2016-06-01 | 花瓶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Family
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JP2016120246A Pending JP2017213327A (ja) | 2016-06-01 | 2016-06-01 | 花瓶 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2016
- 2016-06-01 JP JP2016120246A patent/JP2017213327A/ja active Pending
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