JP2017213126A - ウェアラブル機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着者に圧迫感を与えることなく、長時間装着して快適に使用することが可能なウェアラブル機器を提供する。
【解決手段】ケース部10と、ケース部10の第1端部10aと接続し、ケース部10をユーザーの身体に装着するための部材である第1のバンド22と、ケース部10の第1端部10aの反対側の第2端部10bと接続し、ケース部10をユーザーの身体に装着するための部材である第2のバンド24と、を備え、ケース部10は、第1のバンド22から第2のバンド24に向かう方向をY軸、Y軸とケース部の厚み方向から見た平面視で直交する方向をX軸、X軸及びY軸に直交する方向をZ軸とし、第1端部10aのX軸方向の幅をa、第2端部10bのX軸方向の幅をbとしたとき、a<bであることを特徴とするウェアラブル機器としての生体情報測定装置1。
【選択図】図2

Description

本発明は、被検体に装着して用いるウェアラブル機器に関する。
従来、服のように身に付けて機能するウェアラブル機器として、ユーザーの手首等に装着され、脈拍等の生体を測定する測定機器や、当該生体情報の測定機能を有する腕時計の電子機器が知られている。例えば特許文献1に、測定を行う機器本体と、当該機器本体に取り付けられたバンド部とを有する腕時計型の生体情報測定機器が紹介されている。
特許文献1に記載の生体情報測定機器において、機器本体は、生体情報を測定する生体情報測定部を備えたケース部を含み、バンド部は、ケース部の第1端部と接続し、ユーザーの身体(例えば手首)に固定する第1のバンドと、ケース部の第1端部の反対側の第2端部と接続し、ユーザーの身体に固定する第2のバンドとを含む。バンド部において、第1のバンドには長尺方向に沿って複数の装着孔が形成され、第2のバンドのケース部と接続された一端部とは反対側の他端部には、つく棒を有する尾錠(美錠ともいう)が設けられており、第2のバンドの尾錠のつく棒に、第1のバンドの適当な装着孔を挿入して手首に固定することにより、バンド部の手首への締め付け度合を調整して機器本体をユーザーに装着できるようになっている。
特開2005−204804号公報
昨今の健康に対する意識の高まりなどに伴って、ウェアラブル機器としての生体情報測定機器は、長時間あるいは長期間に渡って装着し、日常生活や運動時における生体情報を監視する用途に用いられることが増えてきている。このため、生体情報測定機器には、長時間連続使用に耐えられるように、小型化・軽量化や、装着性やフィット感の向上などの要求が高まっているとともに、ユーザーが測定機器本体を見たときの視覚的な圧迫感をできるだけ軽減することが求められてきている。
また、生体情報測定機器には、例えばランニングなどの運動中における生体情報を所定期間連続測定している際に、生体情報の測定値や、その測定値に基づいて算出される運動の強度や身体への負荷などの度合について、ユーザーが任意のタイミングで確認できる視認性に優れた表示部を備えていることが求められる。
しかしながら、特許文献1に記載の生体情報測定機器は、表示部(時計における文字板)を正対した方向からみた平面視において、円形あるいは方形状のケース部では、相対的に機器本体部分(ケース部)が大きく視認されることから、装着者に視覚的な圧迫感を与え、測定対象の生体情報を長時間、あるいは長期間にわたって測定し続けることが難しくなる虞があった。
また、機器本体部分(ケース部)に、生体情報の測定値や、その測定値に基づいて算出した運動の強度や身体への負荷度合などを表示する表示部を備えている場合に、上述した「装着者に視覚的な圧迫感を与える」ことによる不具合を解消すべく、例えば、ケース部の表示部を配置させる面の大きさを縮小してしまうと、表示部の表示領域が縮小されてしまい、表示した生体情報やそれに基づく情報が視認しにくくなる虞があるという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1] 本適用例にかかるウェアラブル機器は、ケース部と、前記ケース部の第1端部と接続し、前記ケース部をユーザーの身体に装着するための部材である第1のバンドと、前記ケース部の前記第1端部の反対側の第2端部と接続し、前記ケース部をユーザーの身体に装着するための部材である第2のバンドと、を備え、前記ケース部は、前記第1のバンドから前記第2のバンドに向かう方向をY軸、前記Y軸と前記ケース部の厚み方向から見た平面視で直交する方向をX軸、前記X軸及び前記Y軸に直交する方向をZ軸とし、前記第1端部の前記X軸方向の幅をa、前記第2端部の前記X軸方向の幅をbとしたとき、a<bであることを特徴とする。
本適用例によれば、ユーザーが自然な姿勢でケース部と正対したときに、第1端部がユーザーの手前側(目線に近い側)に位置するようにウェアラブル機器を装着した場合に、ケース部の第1端部のX軸方向の幅aよりも、目線の奥にある第2端部のX軸方向の幅bの方が広くなる。このため、遠近法による錯視効果によって、ケース部の第2端部側の幅は、実際の幅よりも狭く視認され、装着者に視覚的な圧迫感を与え難くなるという効果が得られる。したがって、視覚的な圧迫感が抑えられ、長時間の連続使用が可能なウェアラブル機器を提供することができる。
また、上述した錯視効果により、ケース部の第2端部側の幅が実際の幅よりも狭く視認されるので、ケース部に表示部を配置する場合に、第2端部の幅bを可能な範囲で広く設定して、表示部の少なくとも一部を第2端部側に配置することにより、表示部の表示領域を比較的広くすることが可能になる。したがって、ケース部の大きさによって装着者が感じる視覚的な圧迫感を抑えながら、視認性の優れた表示部を有するウェアラブル機器を提供することができる。
[適用例2] 上記適用例にかかるウェアラブル機器において、前記aと前記bとの比a:bが、a:b=1:(1.1〜1.4)であることを特徴とする。
発明者等は、幅aに対して、幅bが1.1倍以上あれば、幅bが幅aと同じである場合に比して、幅aよりも幅bが広いことによる変化を感じることができること、また、幅aに対して、幅bを1.4倍以下に抑えれば、幅aの第1端部から受ける印象よりも幅bの第2端部から受ける印象が強くなり過ぎ視覚的な圧迫感を顕著に感じるのを回避できることを見出した。したがって、本適用例によれば、視覚的な圧迫感を抑えながら、ケース部の大型化を図ることができるため、視認性に優れた表示部を備えたり、ケース部の内部に部品を効率よく配置させたりすることが可能になるので、より高機能で長時間の連続使用が可能なウェアラブル機器を提供することができる。
[適用例3] 上記適用例にかかるウェアラブル機器において、前記第1端部の前記Z軸方向の幅をc、前記第2端部の前記Z軸方向の幅をdとしたとき、c<dであることを特徴とする。
本適用例によれば、ケース部と正対したときに第1端部が装着者(ユーザー)の手前側(目線に近い側)に位置するようにウェアラブル機器を装着した場合に、ケース部の厚みが、装着者の手前側(第1端部側)の厚みよりも、装着者の奥側(第2端部側)の厚みの方が厚くなる。つまり、ケース部の装着者と正対する面(第1端部と第2端部とが対向する二辺をなす面)は、装着者の奥側となる第2端部側が装着者側に立ちあがる斜面となる。これにより、例えば、上述した斜面に表示部を配置することにより、装着者に対して表示部の奥側(第2端部側)が装着者の目に近づくようになり、表示部の表示が視認しやすくなるという効果を奏することを、発明者等は見出した。
また、ケース部の内部空間は、装着者の目線に近い第1端部側から第2端部側に向けて広くすることが可能になるので、例えば、第2端部側の広い空間に比較的大きな部品を配置すること等ができる。
[適用例4] 上記適用例にかかるウェアラブル機器において、前記cと前記dとの比c:dが、c:d=1:(1.2〜4.0)であることを特徴とする。
発明者等は、幅cに対して、幅dが1.2倍以上あれば、幅cが幅dと同じである場合に比して、幅cよりも幅dが広いことによる変化を感じることができること、また、幅cに対して、幅dを4.0倍以下に抑えれば、幅cの第1端部側から受ける印象よりも幅dの第2端部側から受ける印象が強くなり過ぎて視覚的な圧迫感を顕著に感じるのを回避できることを見出した。したがって、本適用例によれば、視覚的な圧迫感を抑えつつ、ケース部の大型化を図ったり、ケース部に表示部を配置したりした場合に、表示部の表示がより視認しやすいウェアラブル機器を提供することができる。
[適用例5] 上記適用例にかかるウェアラブル機器において、前記Z軸方向からの平面視において、前記第1端部および前記第2端部の間に、前記X軸方向の幅が前記aおよび前記bの少なくとも一方と異なる幅b´を有する中間部を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、遠近法による錯視効果によって、装着者に視覚的な圧迫感を与え難くしながら第2端部の幅bを第1端部の幅aよりも広くすることが可能な本発明のケース部の形状において、設計の自由度が広がるという効果が得られる。
[適用例6] 上記適用例にかかるウェアラブル機器において、前記aと前記b´との関係が、b´>aであることを特徴とする。
本適用例によれば、中間部の幅b´が第1端部の幅aよりも広くても、遠近法による錯視効果により、装着者に視覚的な圧迫感を与え難くすることができることを発明者等は見出した。
[適用例7] 上記適用例にかかるウェアラブル機器において、前記bと前記b´との関係が、a≠b´で、且つ、b´≧bであることを特徴とする。
本適用例によれば、中間部から第2端部までの大きさを十分に確保しながら、装着者に視覚的な圧迫感を与え難いウェアラブル機器(ケース部)を提供することができる。
[適用例8] 上記適用例にかかるウェアラブル機器において、前記X軸方向からの平面視において、前記中間部の前記Z軸方向の幅をd´としたとき、d´>cであることを特徴とする。
本適用例によれば、ケース部の厚みが、装着者の手前側(第1端部側)の厚みよりも、装着者の奥側(第2端部側)に位置する中間部の厚みの方が厚くなって装着者側に立ちあがる斜面となるので、例えば、この斜面に表示部を配置することにより、表示部の表示が視認しやすくなるという効果が得られる。
また、ケース部の内部空間が、装着者の目線に近い第1端部側から中間部側に向けて広くなるので、例えば、中間部側の広い空間に比較的大きな部品を配置すること等ができる。
[適用例9] 上記適用例にかかるウェアラブル機器において、前記X軸方向からの平面視において、前記中間部の前記Z軸方向の幅をd´としたとき、d´≧dであることを特徴とする。
本適用例によれば、ケース部の中間部から第2端部にかけての厚みの増大を抑えながら、中間部から第2端部を含む領域に視認性のよい表示部を配置したり、中間部から第2端部にかけてのケース部内部に形成される比較的大きなスペースに、比較的大きな部品や多数の部品を収容させることにより、ウェアラブル機器の高機能化を図ることが可能になる。
[適用例10] 上記適用例にかかるウェアラブル機器において、前記ケース部に、前記ユーザーの生体情報を測定する生体情報測定部を備えたことを特徴とする。
本適用例によれば、比較的大型化を図りながら、装着者に視覚的な圧迫感を与え難いケース部を備えているので、長時間、あるいは長期間に渡って装着し、日常生活や運動時の生体情報を監視することが可能なウェアラブル機器としての生体情報測定機器を提供することができる。
また、装着時の視覚的な圧迫感を軽減しながら、比較的大型の表示部を配置することができるので、例えばランニングなどの運動中に、表示部に表示させる生体情報の測定値や、その測定値に基づいて算出される運動の強度や身体への負荷などの度合を視認しやすく表示できるという効果が得られる。
[適用例11] 上記適用例にかかるウェアラブル機器において、前記ケース部の内部に電池を備え、前記X軸方向からの断面視において、前記第1端部から前記電池までの距離よりも、前記第2端部から前記電池までの距離の方が短いことを特徴とする。
本適用例によれば、ウェアラブル機器において、ケース部の内部の第2端部側に確保される比較的大きな空間に、比較的大きな部品である電池をスペース効率よく配置することができる。
[適用例12] 上記適用例にかかるウェアラブル機器において、前記Z軸方向からの平面視において、前記ケース部の前記第1端部側に配置された操作部を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、ケース部の第1端部側の厚みが薄い領域に操作部が配置されるので、例えば、ケース部の内底部に配置した回路基板に、操作スイッチや操作ボタンなどの操作部を実装して、その操作部を直接または間接的に押圧して操作するシンプルな構造のウェアラブル機器を構成することができる。
[適用例13] 上記適用例にかかるウェアラブル機器において、前記ケース部に、前記X軸方向を長手方向とする複数の帯状表示部が、前記第1端部側から前記第2端部側に向かう方向に沿って配置された第1表示部を含むことを特徴とする。
本適用例によれば、第1表示部が有する複数の帯状表示部を表示する本数により、ウェアラブル機器により測定される測定値、例えば、生体情報の測定値や、その測定値に基づいて算出される運動の強度や身体への負荷などの度合を見やすく表示することが可能になる。特に、第1端部から第2端部側に向かって幅が広くなるケース部のX軸方向の幅に合わせて、複数配置する各々の帯状表示部のX軸方向の長さを、第1端部側から第2端部側に向かって長く設定して配置させることにより、表示する情報の値の大きさや度合などを強調して装着者に視認させることが可能になる。
[適用例14] 上記適用例にかかるウェアラブル機器において、前記帯状表示部は、前記第1端部側から前記第2端部側に向かって前記Y軸方向の幅が広くなることを特徴とする。
本適用例によれば、表示する情報の大きさや度合をさらに強調して、装着者によりわかりやすく視認させることができる。
[適用例15] 上記適用例にかかるウェアラブル機器において、隣り合う前記帯状表示部の間の領域に、画像を表示する第2表示部が配置されることを特徴とする。
本適用例によれば、第2表示部に、数値や文字などの画像による情報を表示できるので、より多様な情報を装着者にわかりやすく報知することが可能になる。
実施形態1に係るウェアラブル機器としての生体情報測定装置を生体に装着した装着状態を示す説明図。 実施形態1に係る生体情報測定装置を生体から取り外した開放状態を示す斜視図。 実施形態1に係る生体情報測定装置のケース部の概略構成を示す平面図。 実施形態1に係る生体情報測定装置の概略構成を示すものであり、図2のA−A線断面図。 生体情報測定装置のケース部における第1端部のX軸方向の幅aと第2端部のX軸方向の幅bとの比率毎に、ユーザーが感じる圧迫感の有無や度合の評価した結果を示す表。 生体情報測定装置のケース部における第1端部のZ軸方向の幅cと第2端部のZ軸方向の幅dとの比率毎に、ユーザーが感じる圧迫感の有無や度合を評価した結果を示す表。 実施形態2に係る生体情報測定装置のケース部の概略構成を示す平面図。 実施形態2に係る生体情報測定装置の概略構成を、図4と同じ断面で示す断面図。 生体情報測定装置の表示部の変形例1の概略構成を示す平面図。 生体情報測定装置の表示部の変形例2の概略構成を示す平面図。 生体情報測定装置の表示部の変形例3の概略構成を示す平面図。 生体情報測定装置の表示部の変形例4の概略構成を示す斜視図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材について実際とは異なる尺度で示している場合がある。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係るウェアラブル機器としての生体情報測定装置を生体に装着した装着状態を示す説明図である。図2は、実施形態1に係る生体情報測定装置を生体から取り外した開放状態を示す斜視図である。図3は、実施形態1に係る生体情報測定装置のケース部の概略構成を示す平面図である。また、図4は、実施形態1に係る生体情報測定装置の概略構成を示すものであり、図2のA−A線断面図である。

まず、実施形態1に係るウェアラブル機器としての生体情報測定装置1の概略構成について説明する。
図1において、実施形態1に係る生体情報測定装置(以下では、測定装置ともいう)は、生体情報が測定される生体(例えば人体)に装着され、脈拍、およびその他の生体情報を測定する電子機器である。実施形態1の測定装置1は、腕時計のようにユーザー(生体)の測定部位に装着され使用される。
本明細書では、測定装置1の正面の法線方向を、図1における手前側を正とするZ軸方向とする。ここで、測定装置1の正面とは、表示部50が配置された面を指す。また、Z軸方向と交差する方向であって、腕ARの長さ方向を、指がある先端側を正とするX軸方向とする。そして、Z軸方向及びX軸方向と交差する方向であって、腕ARの幅方向を、小指側を正とするY軸方向とする。また、後述の表示部50の表示面の法線方向をZ軸とし、Z軸と直交し、後述の第1のバンドから第2のバンドへ向かう方向、あるいは後述のケース部の第1端部から第2端部へ向かう方向をY軸とし、Z軸及びY軸と直交する方向をX軸としてもよい。
また、本明細書では、測定装置1を正面の法線方向(Z軸方向)から見ることを「正面視」という。あるいは、Z軸方向からの投影視を「正面視」としてもよい。また、測定装置1をX軸方向から見ることを「側面視」という。また、測定装置1が手首WRに装着された状態で、生体側、すなわち手首WRに面する側を「内側」または「内面」といい、生体とは反対側、すなわち手首WRに面する側の反対側を「外側」または「外面」という。なお、上記した「側面視」と同じ方向からみた測定装置1の断面、即ち、図2のA−A線断面を見ることを「断面視」という。本明細書では、これらの「正面視」、「側面視」、および「断面視」は重要な図示方向であり、以下、度々詳述する場面がある。
図2に示すように、測定装置1は、装置本体であるケース部10と、ケース部10を手首WRに固定する第1のバンド22および第2のバンド24を有するバンド部20と、バンド部20の第1のバンド22と第2のバンド24とを接続する接続部としてのバックル部30と、を備えている。
ケース部10の正面側には、生体情報測定結果や時刻などを文字やグラフィックス等として表示する表示部(モニター部(ディスプレイ))50が備えられている。測定装置1は、測定装置1の正面とは反対側の底面(検出部)を手首WRに密着させた状態で生体情報を測定する。そして、測定結果や、測定結果に基づいた生体情報の評価結果等を表示部50に表示する。
バンド部20は、ケース部10の一方の端部である第1端部10aに第1のバンド22が接続され、ケース部10の他方の端部(第1端部10aの反対側の端部)である第2端部10bに第2のバンド24が接続され、第1のバンド22と第2のバンド24との先端側同士がバックル部30により連結されている。本実施形態のバックル部30は、2枚の金属製のプレートを回動軸で繋いだ蝶番状の部材で、2枚のプレートを重ねて折り畳むと長さが短くなり、並べて伸ばすと長くなる構造となっている。つまり、測定装置1は、生体情報を検出する検出部を有するケース部10と、ケース部10を生体に固定するためのバンド部20と、バンド部20と環状に接続するとともに、長さを調整可能なバックル部30とを備えている。
このように、バンド部20の両端部(第1のバンド22および第2のバンド24の末端部同士)がバックル部30により連結されることにより、測定装置1は、図1に示す手首WRに装着された状態(以下では、装着状態という)、及び、図2に示す手首WRから取り外された状態(以下では、開放状態という)の双方の状態において環状となっている。
この構成により、測定装置1を装着する際には、バックル部30を伸ばした状態として、図2に示す環状の大きな開口部に、手をすぼめて挿入した後、腕の装着位置でバックル部30を折畳んで短くすることにより、図1に示すように、測定装置1を装着することができる。特に、バンド部20の構成や材質、環状の開口部サイズの最適化などの様々な創意工夫を施すことにより、測定装置1の着脱を繰り返しても、後述する脈波センサー部5などの検出部(生体情報測定部)が腕の検出位置に正確に、かつ、略同等の押圧(押し付け力)で固定可能な構成を実現している。
なお、本実施形態では、バンド部20と折り畳み型のバックル部30とにより装着するタイプについて説明したが、バンド部の一端側に尾錠とツク棒を有し、他端部側のバンド部のステッチに小穴を設けて、他端側のステッチを尾錠に通して小穴にツク棒を挿し込んで固定するタイプのバンドおよび接続部を用いる構成としてもよい。
図3に示す測定装置1の平面図は、測定装置1のケース部10を上述した「正面視」して示したものであり、バンド部20の図示を省略している。測定装置1のケース部10は、正面視において、第1端部10aのX軸方向の幅をa、第2端部10bのX軸方向の幅をbとしたとき、幅aよりも幅bの方が大きい(a<b)関係になっている。なお、第1端部10aと第2端部10bとのY軸方向の幅をyとしたときの、第1端部10aの幅aと第2端部10bの幅bとの適切な比率については後で詳しく説明する。
上述したように、正面視におけるケース部10の「正面」には、表示部50が備えられている。本実施形態の表示部50は、ケース部10の正面に、X軸方向を長手方向とする帯状の形状を有する帯状表示部52が第1端部10a側から第2端部10b側に向かう方向に沿って配置された第1表示部51と、その第1表示部51よりも第2端部10b側に配置され、文字等を画像として表示する第2表示部55とを含む。
第1表示部51に備わる帯状表示部52には、例えばLED(Light Emitting Diode)などの発光素子が用いられ、本実施形態では、同じ形状の複数の帯状表示部52が、等間隔にて5つ配置されている。第1表示部51は、例えば、脈波センサー部5などの検出部(生体情報測定部)が測定した生体情報の測定値や、その測定値に基づいて算出される運動の強度や身体への負荷などの度合を、複数の帯状表示部52のうちの点灯している帯状表示部52の数により、ユーザーに判りやすく通知することができる。また、帯状表示部52は、第1端部10a側から第2端部10b側に向かう方向に沿って幅が広くなるように構成されている。この構成により、ユーザーは運動の強度や身体への負荷などの度合を、より直感的に把握することが容易になる。
また、第2表示部55には、例えばLCD(Liquid Crystal Display)を好適に用いることができる。第2表示部55は、脈波センサー部5などの検出部(生体情報測定部)が測定した生体情報の測定値そのものをリアルタイムで数字等にて表示したり、測定値に基づく運動の強度や身体への負荷などの度合や、その他のメッセージ情報を、文字や画像によりユーザーに通知したりすることができる。また、第2表示部55は、第1表示部51よりも第2端部10b側に配置されているので、特にX軸方向の幅を比較的広くして設けることができる。これにより、第2表示部55に表示する文字や数字などの画像を大きく表示できるので、表示させた画像情報をユーザーが視認しやいという効果が得られる。
また、本実施形態の測定装置1の「正面」の表示部50よりも第1端部10a側には、測定装置1の動作等の切換を行う操作スイッチや操作ボタンなどの操作部40が設けられている。なお、操作部40の詳細については後述する。
図4に示す測定装置1の断面図は、測定装置1のケース部10を上述した「断面視」して示したものであり、この図4の測定装置1のケース部10において、第1端部10aのZ軸方向の幅をc、第2端部10bのZ軸方向の幅をdとしたとき、幅cよりも幅dの方が大きい(c<d)関係になっている。このため、ケース部10の内部に形成される内部空間は、第1端部10a側よりも第2端部10b側の方が広くなるので、第2端部10b側の空間に比較的大型の部品を配置して収容することが可能になる。本実施形態では、測定装置1のようなウェアラブル機器における比較的大型の部品として、ケース部10の内部に電池120を備え、X軸方向からの断面視において、第1端部10aから電池120までの距離eよりも、第2端部10bから電池120までの距離fの方が短い、即ち、ケース部10内部の第2端部10b側の空間に電池120が配置されている。また、ケース部10内部の電池120配置位置の直ぐ近傍に、電池120の他の比較的大きな部品140が配置されている。
ケース部10内部における底面側(表示部50を有する「正面」と対向する面側)には、表示部50の駆動回路を含む生体情報測定装置1の主な駆動・制御回路や、後述する生体情報測定部(検出部)などを搭載したメイン回路基板70が配置されている。メイン回路基板70と表示部50とは、ケース部10内部の第1端部10a側でフレキシブル基板(以下、FPC(Flexible Printed Circuit)と記す)80により電気的に接続されている。メイン回路基板70と表示部50との間の長さは、第2端部10b側よりも第1端部10a側の方が短いので、FPC80によるメイン回路基板70と表示部50との接続長さが短くて済み、部品(FPC80)の小型化が図れるため、生体情報測定装置1の小型化に有利になる。
ケース部10の底面の外側、即ちユーザーの生体側(手首側)には、生体情報としての脈波を検出する生体情報測定部としての脈波センサー部5が配置されている。本実施形態では、ケース部10の底面の外側の面に、ユーザーの生体側に突出するセンサー凸部65が形成されており、このセンサー凸部65の内部空間に配置されたセンサー用回路基板75に脈波センサー部5が搭載されている。センサー用回路基板75は、例えばFPCなどの中継基板85を介してメイン回路基板70と電気的に接続されている。センサー凸部65は、ケース部10と一体で形成されたリブとすることもできる。このように、脈波センサー部5が、ユーザーの生体側に突出するセンサー凸部65に配置されていることにより、ユーザーの体に対する脈波センサーの接触状態が安定し、脈波信号の検出精度を向上させる効果を奏する。また、本実施形態の生体情報測定装置1では、主な駆動・制御回路や後述する各種の検出部を搭載したメイン回路基板70とは別個に、脈波センサー部5を搭載するセンサー用回路基板75が備えられている。これにより、小型化が要求される生体情報測定装置1において、ケース部10における脈波センサー部5やその他の各種検出部のレイアウトの自由度の向上を実現することができる。
ここで、脈波センサー部5の構成、および測定原理について説明する。脈波センサー部5は、センサー凸部65内に配置されたセンサー用回路基板75、および、センサー用回路基板75のユーザーの生体(手首の皮膚)側の面に搭載された光源としての発光素子61(通常LEDが用いられる)と、受光素子62(通常フォトダイオードが用いられる)とを有する光電脈波センサーである。センサー凸部65内部において、発光素子61と、受光素子62とは、遮光部材67により遮光されており、発光素子61および受光素子62の皮膚側の窓部(センサー凸部65の少なくとも一部)は透光性を有している。窓部は透明な凸レンズ状の部材であり、透明樹脂が好適に用いられる。脈波センサー部5の発光素子61から窓部を通過してユーザーの皮膚(生体)に照射された光は、皮膚下の血管を流れる血液によって一部が吸収されるが、残りの光は反射されて皮膚から外に出る。そして、生体で反射された光は受光素子62によって補足され、受光信号として中継基板85を介してメイン回路基板70に出力される。受光素子62からの受光信号は、血管を流れる血液量に相当する情報を含む信号である。血管を流れる血液量は、心臓の脈動によって変化するので、受光素子62上の信号は心臓の拍動に対応して変化する。つまり、受光素子62の信号の変化は、心拍数のパルスに相当するものである。そして、単位時間当たり(例えば10秒当たり)のパルス数を計数することによって、心臓が1分間に打つ心拍数が得られる。
以上述べた脈波センサー部5の他に、生体情報測定装置1には、種々のセンサーや電子部品を搭載させることにより、より多機能な測定装置1として提供することができる。例えば、本実施形態の測定装置1のメイン回路基板70の脈波センサー部5側、即ち、ユーザーの生体側の面(下面)には、振動モーター110が搭載されている。振動モーター110は、生体情報測定装置1による生体情報等の測定結果に基づくユーザーの状態の判定結果などの情報を振動によりユーザーに伝達する。本実施形態のように、振動モーター110が、メイン回路基板70の脈波センサー部5と同じ生体側の面に配置されていることにより、振動モーター110の振動による情報の通知をユーザーに感知させやすくすることができる。
この他、ユーザー(生体)の温度、即ち体温を検知する温度センサーや、加速度センサーおよび角速度センサーなどの体動センサー、あるいはGPSユニットなどを搭載させて、より多機能な測定装置1を構成することもできる。なお、温度センサーは、環境温度を測定することも可能である。
また、メイン回路基板70の一方の面には、電池120を充電するための充電端子部150が設けられている。
また、上述したように、ケース部10の正面の表示部50よりも第1端部10a側に、操作部40が設けられている。図4では、ケース部10の正面に配置された凸部を有する表面シート、上部接点、下部接点、および、通常時に上部接点と下部接点とが接触しない状態とするための上部接点と下部接点との間に介在させるスペーサーを有し、表面シートの凸部を指で押圧したときに、上部接点と下部接点とが接触するように構成されたメンブレンスイッチ型の操作部40を例示している。このように、ケース部10正面の第1端部10a側の領域に操作部40を設ける構成とすることにより、ケース部10の「正面」における第1端部10a側のケース部10の厚みが薄い(Z軸方向の幅cが狭い)領域に操作部40が配置される。これにより、ケース部10の内底部に配置したメイン回路基板70に、操作スイッチまたは操作ボタンなどの操作部40を実装して、この操作部40を直接(または間接的に)操作して測定装置1の所定の操作を行うシンプルな構造の生体情報測定装置(ウェアラブル機器)1を構成することができる。また、操作部40とメイン回路基板70との電気的な接続を図る場合に、操作部40とメイン回路基板70との距離が第2端部10b側よりも短いので、例えばFPCなどの接続配線材などによる接続長さが短くて済むという利点もある。
発明者らは鋭意確認、検証を行い、上述したケース部10の「正面」における第1端部10aのX軸方向の幅aと、第2端部10bのX軸方向の幅b(図3を参照)との比率b/a毎にユーザーが感じる圧迫感の有無や度合を評価して、比率b/aの好適な構成について見出した。具体的には、第1端部10aのX軸方向の幅aと、第2端部10bのX軸方向の幅bとの比a:bが、a:b=1:(1.1〜1.4)であることが好ましいことを見出した。
上述した生体情報測定装置1のケース部10における第1端部10aのX軸方向の幅aと第2端部10bのX軸方向の幅bとの比率毎に、ユーザーが感じる圧迫感の有無や度合の評価した結果を図5の表に示す。図5の表では、第1端部10aの幅a(短辺)と第2端部10bの幅b(長辺)とを複数の組み合わせで作成したケース部のサンプルを、1水準ずつバンド部を介して被験者の手首に装着し、被検者が感じる圧迫感の有無や度合を評価した。なお、ケース部の「正面」における第1端部10aと第2端部10bとのY軸方向の幅y(図3を参照)は50mmに統一して評価した。
図5の表では、幅aと幅bとの比がa:b=1:1のものとは変化を感じることはできるが、圧迫感は感じない場合を「好適(○)」、a:b=1:1のものとの変化を感じるが、感じる圧迫感は軽微である場合を「可(△)」、a:b=1:1のものとは明らかな変化が感じられ、明確な圧迫感を感じる場合を「不可(×)」としている。
図5の表に示すように、幅aと幅bとの比a:bが1:1.10、1:1.14、1:1.22、1:1.31、および1:1.40には、評価結果の「好適(○)」が見られる。この評価結果から、ケース部10の第1端部10aの幅aと第2端部10bの幅bとの比a:bは、1:(1.1〜1.4)を好適な範囲として規定することができる。すなわち、幅aに対して、幅bが1.1倍以上あれば、幅bが幅aと同じである場合に比して、幅aよりも幅bが広いことによる変化を感じることができ、且つ、幅aに対して、幅bを1.4倍以下に抑えれば、幅aの第1端部10aから受ける印象よりも幅bの第2端部10bから受ける印象が強くなり過ぎ視覚的な圧迫感を顕著に感じるのを回避することができる。したがって、ケース部10の「正面」における幅aと幅bとの比a:bを、1:(1.1〜1.4)とすることにより、視覚的な圧迫感を抑えながら、ケース部10の大型化を図ることができるため、大きな表示を行い視認性に優れた表示部50を備えたウェアラブル機器としての生体情報測定装置1を提供することができる。
また、発明者らは、上述したケース部10の「側面視」または「断面視」における第1端部10aのZ軸方向の幅cと、第2端部10bのZ軸方向の幅d(図4を参照)との比率d/c毎にユーザーが感じる圧迫感の有無や度合を評価して、比率d/cの好適な構成について見出した。具体的には、第1端部10aのZ軸方向の幅cと、第2端部10bのZ軸方向の幅dとの比c:dが、c:d=1:(1.2〜4.0)であることが好ましいことを見出した。
上述した生体情報測定装置1のケース部10における第1端部10aのZ軸方向の幅cと第2端部10bのZ軸方向の幅dとの比率毎に、ユーザーが感じる圧迫感の有無や度合の評価した結果を図6の表に示す。図6の表では、第1端部10aの幅(厚み)cと、第2端部10bの幅(厚み)dとを複数の組み合わせで作成したケース部のサンプルを、1水準ずつバンド部を介して被験者の手首に装着し、被検者が感じる圧迫感の有無や度合を評価した。なお、図示はしないが、ケース部の第1端部10aと第2端部10bとのY軸方向の幅yは、上述した図5の表の評価時と同様には50mmに統一して評価した。
図6の表では、幅cと幅dとの比がc:d=1:1のものとは変化を感じることはできるが、圧迫感は感じない場合を「好適(○)」、c:d=1:1のものとの変化を感じるが、感じる圧迫感は軽微である場合を「可(△)」、c:d=1:1のものとは明らかな変化が感じられ、明確な圧迫感を感じる場合を「不可(×)」としている。
図6の表に示すように、幅cと幅dとの比c:dが1:1.20、1:1.29、1:1.46、1:1.67、1:1.91、1:2.20、1:2.56、1:3.00、1:3.57、および1:4.00には、評価結果の「好適(○)」が見られる。この評価結果から、ケース部10の第1端部10aの幅(厚み)cと第2端部10bの幅(厚み)dとの比c:dは、1:(1.2〜4.0)を好適な範囲として規定することができる。すなわち、幅cに対して、幅dが1.2倍以上あれば、幅cが幅dと同じである場合に比して、幅cよりも幅dが広いことによる変化を感じることができ、且つ、幅cに対して、幅dを4倍以下に抑えれば、幅cの第1端部10aから受ける印象よりも幅dの第2端部10bから受ける印象が強くなり過ぎ視覚的な圧迫感を顕著に感じるのを回避することができる。また、測定装置1の装着状態において、ケース部10の表示部50が配置される「正面」が、第1端部10aよりもユーザーの目の奥側にある第2端部10bがユーザーの目に近づくように立ち上がる斜面となるので、表示部50の表示を視認しやすくなるという効果が得られる。
したがって、ケース部10の「側面視」または「断面視」における幅cと幅dとの比c:dを、1:(1.2〜4.0)とすることにより、視覚的な圧迫感を抑えながら、ケース部10の大型化を図ることができるので、ケース部10の内部に部品を効率よく配置させることが可能になり、より高機能で長時間の連続使用が可能なウェアラブル機器としての生体情報測定装置1を提供することができる。
以上、述べた実施形態1の生体情報測定装置1によれば、ケース部10の第1端部10aのX軸方向の幅aと、第2端部10bのX軸方向の幅bとしたとき、a<bである構成とした。これにより、生体情報測定装置1を装着したときに、第1端部10aがユーザーの手前側(目線に近い側)に位置し、ケース部10の第1端部10aのX軸方向の幅aよりも、目線の奥にある第2端部10bのX軸方向の幅bの方が広くなる。このため、遠近法による錯視効果によって、ケース部10の第2端部10b側の幅bは、実際の幅よりも狭く視認され、装着者に視覚的な圧迫感を与え難くなるという効果が得られる。したがって、視覚的な圧迫感が抑えられ、長時間の連続使用が可能なウェアラブル機器としての生体情報測定装置1を提供することができる。
また、上述した錯視効果により、ケース部10の第2端部10b側の幅bが実際の幅よりも狭く視認されるので、第2端部10bの幅bを可能な範囲で広く設定して、ケース部10の表面に配置させる表示部50の少なくとも一部を第2端部10b側に配置することにより、表示部50の表示領域を比較的広くすることが可能になる。したがって、ケース部10の大きさによって装着者が感じる視覚的な圧迫感を抑えながら、視認性の優れた表示部50を有するウェアラブル機器としての生体情報測定装置1を提供することができる。
また、本実施形態では、ケース部10の第1端部10aのZ軸方向の幅(厚み)c、第2端部10bのZ軸方向の幅(厚み)dの関係をc<dとした。
これにより、生体情報測定装置1を装着したユーザーがケース部10の正面と正対したときに、第1端部10aが装着者(ユーザー)の手前側(目線に近い側)に位置し、ケース部10の厚みが、装着者の手前側(第1端部10a側)の厚みよりも、装着者の奥側(第2端部10b側)の厚みの方が厚くなる。つまり、ケース部10の装着者と正対する面(正面、表示部50を配置する面)は、装着者の奥側となる第2端部10b側が装着者の目線に近づくように立ちあがる斜面となる。これにより、表示部50の表示が視認しやすくなるという効果がえられる。
また、ケース部10の内部空間は、装着者の目線に近い第1端部10a側から第2端部10b側に向けて広くすることが可能になるので、第2端部10b側の比較的広い空間に、電池120やその他の比較的大きな部品140を配置すること等ができる。
(実施形態2)
図7は、実施形態2に係る生体情報測定装置のケース部の概略構成を示す平面図である。また、図8は、実施形態2に係る生体情報測定装置の概略構成を、図4と同じ断面で示す断面図である。
以下、実施形態2に係るウェアラブル機器としての生体情報測定装置1Aについて、これらの図を参照して説明する。なお、実施形態1と同一の構成部位については、同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図7に示す実施形態2に係る測定装置1Aは、ケース部10Aを上述の「正面視」して示したもの、即ち、Z軸方向から正面視したものであり、バンド部の図示を省略している。本実施形態の測定装置1Aと、実施形態1の測定装置1との大きな相違点の1つは、ケース部10Aの正面視の形状である。図7に示す実施形態2に係る測定装置1Aのケース部10Aは、正面視において、第1端部10aのX軸方向の幅aよりも、第2端部10bのX軸方向の幅bの方が大きい(a<b)関係になっているとともに、第1端部10aおよび第2端部10bの間に、X軸方向の幅が、第1端部10aの幅aおよび第2端部の幅bの少なくとも一方と異なる幅b´を有する中間部10cを含んでいる。これにより、遠近法による錯視効果によって装着者に視覚的な圧迫感を与え難くしながら第2端部10bの幅bを第1端部10aの幅aよりも広くしたケース部10Aの形状において、設計の自由度が広がるという効果が得られる。
上述のケース部10Aの正面視した形状において、さらに本実施形態では、第1端部10aの幅aと、中間部10cの幅b´との関係が、b´>aとなっている。これにより、中間部10cの幅b´が第1端部10aの幅aよりも広くても、遠近法による錯視効果により、装着者に視覚的な圧迫感を与え難することができるとともに、実施形態1のケース部10に比して、中間部10cから第2端部10bにかけてのデッドスペースを抑えることが可能になる。具体的には、実施形態1のケース部10と同じ幅の第1端部10aおよび第2端部10bである構成とした場合に、中間部10cから第2端部10bにかけての「正面」のスペースを多く確保することができ、例えば、上記実施形態1のケース部10における第2表示部55(図3参照)よりも、第2表示部55Aの大きさを大きくして設けることが可能になる。
さらに、上述したケース部10Aにおいて、第2端部10bの幅bと、中間部10cの幅b´との関係が、b´≧bであることが好ましく、本実施形態のケース部10Aではb´=bになっている。この構成によれば、中間部10cから第2端部10bまでの大きさを十分に確保しながら、装着者に視覚的な圧迫感を与え難い測定装置1A(ケース部10A)を提供することができる。
図8は、本実施形態の測定装置1Aのケース部10Aを上述した「断面視」して示したものであり、実施形態1のケース部10と同様に、第1端部10aのZ軸方向の幅cよりも、第2端部10bの幅dの方が大きい(c<d)関係になっているとともに、中間部10cのZ軸方向の幅を幅d´としたとき、d´>cの関係である。これにより、ケース部10Aの厚みが、装着者の手前側(第1端部10a側)の厚み(幅c)よりも、装着者の奥側(第2端部10b側)に位置する中間部10cの厚み(幅d´)の方が厚くなって装着者側に立ちあがる斜面となるので、この斜面に表示部50を配置させた構成において、表示部50の表示が視認しやすくなるという効果が得られる。
また、ケース部10Aの内部空間が、装着者の目線に近い第1端部10a側から中間部10c側に向けて広くなるので、例えば、中間部10c側の広い空間に比較的大型の部品である電池120や、その他の比較的大きな部品140を配置すること等ができる。
さらに本実施形態のケース部10Aの「断面視(X軸方向からの平面視)」においては、第2端部10bのZ軸方向の幅dと中間部10cのZ軸方向の幅d´との関係が、d´≧dであることが好ましく、本実施形態ではd´=dとなっている。これにより、ケース部10Aの中間部10cから第2端部10bにかけての厚みの増大やデッドスペースを抑えながら、中間部10cから第2端部10bを含む領域に視認性のよい表示部50を配置したり、中間部10cから第2端部10bにかけてのケース部内部に形成される比較的大きなスペースに、電池120や比較的大きな部品140、あるいは多数の部品を収容させることにより、サイズを増大させることなくウェアラブル機器としての生体情報測定装置1Aの高機能化を図ることが可能になる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
上記実施形態では、ケース部の「正面」に配置される表示部50が、X軸方向を長手方向とする同じ形状を有する帯状表示部52が第1端部10aから第2端部10bに向かう方向に沿って複数配置された第1表示部51と、その第1表示部51よりも第2端部10b側に配置され、文字等を画像として表示するLCDなどの第2表示部55とからなる構成を説明したが、これに限定されるものではない。
以下、ウェアラブル機器としての生体情報測定装置の表示部の変形例4つについて、図面に沿って説明する。なお、以下の変形例において、実施形態1と同一の構成部位については、同一の番号を附し、重複する説明は省略する。
(変形例1)
図9は、生体情報測定装置の表示部の変形例1の概略構成を示す平面図である。
図9において、変形例1に係る測定装置1Bの表示部50Bは、第1端部10a側から第2端部10b側に向かう方向(Y軸方向)に沿って配置され、X軸方向を長手方向とする複数の帯状表示部52Bを有する第1表示部51Bのみにより構成されている。複数の帯状表示部52Bは、Y軸方向の幅が同じ幅で形成されており、Y軸方向に等間隔に配置されているが、長手方向であるX軸方向の幅は、第1端部10a側から第2端部10b側にいくほど長く形成されている。即ち、ケース部10の「正面」に配置された複数の帯状表示部52Bの各々のX軸方向の幅が、第1端部10aから第2端部10bに向かってX軸方向の幅が長くなるケース部10の「正面」の形状に合わせて設定されている。
本変形例の測定装置1Bにおける表示部50Bのように、複数の帯状表示部52Bを有する第1表示部51Bのみで構成されていても、表示部50B(第1表示部51B)が有する複数の帯状表示部52Bを表示する本数により、測定装置1Bにより測定される生体情報の測定値や、その測定値に基づいて算出される運動の強度や身体への負荷などの度合を見やすく表示することが可能である。本変形例では、第1端部10a側から第2端部10b側に向かって幅が広くなるケース部10のX軸方向の幅に合わせて、複数配置された帯状表示部52Bの各々のX軸方向の長さを、第1端部10a側から第2端部10b側に向かって長く設定して配置しているので、表示する情報の値の大きさや度合などを強調して装着者に視認させることが可能になる。
(変形例2)
図10は、生体情報測定装置の表示部の変形例2の概略構成を示す平面図である。
図10において、変形例2に係る測定装置1Cの表示部50Cは、上記変形例1と同様に、第1端部10a側から第2端部10b側に向かうY軸方向に沿って配置され、X軸方向を長手方向とし、配置された位置のケース部10の「正面」のX軸方向の幅に合わせてX軸方向の長さが設定された複数の帯状表示部52Cを有する第1表示部51Cのみにより構成されている。ただし、変形例1と異なり、複数の帯状表示部52Cの各々のY軸方向の幅が、第1端部10a側から第2端部10b側に向かって徐々に広く(太く)して配置されている。
本変形例によれば、表示する生体情報測定値などの情報や、度合などの大小をさらに強調して、装着者によりわかりやすく視認させることが可能になる。
(変形例3)
図11は、生体情報測定装置の表示部の変形例3の概略構成を示す平面図である。
図11において、変形例3に係る測定装置1Dの表示部50Dは、上記変形例1と同様の構成にて、第1端部10a側から第2端部10b側に向かうY軸方向に沿って配置され、X軸方向を長手方向とし、配置された位置のケース部10の「正面」のX軸方向の幅に合わせてX軸方向の長さが設定された複数の帯状表示部52Dを有する第1表示部51Dと、その第1表示部51Dにおいて隣り合う帯状表示部52Dの間の領域に配置され、文字や画像を表示させるLCDなどの第2表示部56,57とを含む。
この構成によれば、第1表示部51Dで表示(点灯)させる帯状表示部52Dの本数による視覚的に判りやすい表示を行えるとともに、第2表示部56,57に、数値や文字などの画像による情報を表示できるので、より多様な情報を装着者にわかりやすく報知することが可能になる。例えば、ランニングなどの運動中には、第1表示部51Dの帯状表示部52Dの表示(点灯)本数により、時間経過、運動強度のレベル、消費カロリー、歩数、疲労の度合、あるいは事前に設定された目標に対する達成度等の情報をおおまかに認識して、運動に反映させ、運動停止時などの所定のタイミングで、運動(走行)距離や運動時間、心拍数、消費カロリー、歩数、疲労度合などの具体的な測定値を第2表示部56,57に文字や画像として表示させることができる。なお、第2表示部は2つに限定するものではなく、それ以上の数の第2表示部を配置しても良い。これにより一度に多様な情報を容易に把握することができる。また、帯状表示部52Dの数も5つに限定するものでは無く、3つ、あるいは7つの帯状表示部52Dを配置しても良い。
(変形例4)
図12は、生体情報測定装置の表示部の変形例4の概略構成を示す斜視図である。
図12に示すように、変形例4に係る測定装置1Eの表示部50Eは、ケース部10の「正面」のX軸方向の両端側に、Y軸方向を長手方向として各々配置された帯状表示部52Eを有する第1表示部51Eを含む。このように、ケース部10の長手方向であるY軸方向を長手方向とした帯状表示部52Eは、上述の実施形態および変形例1〜3の表示部におけるX軸方向を長手方向とする帯状表示部よりも大きくなるので、多様な情報を装着者にわかりやすく表示することができる。例えば、帯状表示部52Eの第1端部10a側から第2端部10bに向けての表示(点灯)部分の長さで、時間経過、運動強度のレベル、消費カロリー、歩数、疲労の度合、あるいは事前に設定された目標に対する達成度等の情報を、一目で確認しやすく表示することができる。
また、本変形例では、帯状表示部52Eが、ケース部10のX軸方向の両端側の角部に配置されている。これにより、帯状表示部52の表示が、ケース部10の「正面」および側面から視認可能になるので、視認性がより向上する効果が得られる。
また、本変形例では、各帯状表示部52の「正面」側のX軸方向の幅、および、側面側のZ軸方向の幅が、第1端部10a側から第2端部10b側に向けて広くなるようにして設けられている。これにより、各帯状表示部52Eの表示の視認性が向上するとともに、表示する情報のレベルや度合が、第1端部10aから第2端部10b側へ向かってより強調されるので、直感的な状況把握が容易になるという効果が得られる。
図12において、本変形例の測定装置1Eの表示部50Eは、上述の第1表示部51Eとともに、文字や画像により情報を表示するLCDなどで構成された第2表示部55Eを備えている。これにより、時刻や、生体情報の測定値などの具体的な情報をユーザーに通知することができる。したがって、ユーザーは、第1表示部51Eにより、運動の強度や身体への負荷などの度合を直感的に把握でできるとともに、必要に応じて、運動の強度や身体への負荷などの度合を、数値や文字などによってより詳細に把握することができる。
なお、本変形例では、第1表示部51Eの帯状表示部52Eを、ケース部10のX軸方向の両端側の角部に配置した例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、ケース部10のX軸方向の両端側の「正面」のみに配置する構成としてもよい。
また、本変形例では、各帯状表示部52EのX軸方向およびZ軸方向の幅を、第1端部10a側から第2端部10bに向かって広くなるように設けたが、これに限定されるものではなく、X軸方向およびZ軸方向の幅が同じ幅の帯状表示部52Eであってもよい。
また、帯状表示部52Eは、本変形例のように、ケース部10の「正面」のX軸方向の両端側に2つ配置された構成に限らず、1つの帯状表示部を有する構成としてもよい。
さらに、本変形例の表示部50Eは、上述した帯状表示部52Eを有する第1表示部51Eとともに、画像により情報を表示する第2表示部55Eを含む構成を説明したが、上記した構成の第1表示部51Eのみを有する構成であってもよい。
なお、以上のようにウェアラブル機器としての生体情報測定装置の実施形態および変形例について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また生体情報測定部、生体情報測定装置等の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
例えば、操作部40は、上記実施形態および変形例のように、ケース部の「正面」の第1端部10a寄りの領域に設けなくてもよく、また、「正面」にも限らず、例えばケース部の側面に配置させてもよい。このように配置することで、正面における表示領域をより広く確保することができるとともに、シャツの袖通りも改善することができる。さらに、ボタンは採用せずにタップなどのユーザーの操作を検知することができるタッチセンサーや加速度センサーを操作部として設けても良い。このようなセンサーを採用することで装置の可動部が減るために、防水性を向上させることもできる。
また、実施形態1のケース部10の正面視の形状(図3参照)および断面視の形状(図4参照)と、実施形態2のケース部10Aの正面視の形状(図7)および断面視の形状(図8)とは、それぞれの正面視の形状と断面視の形状とを入れ替えて組み合わせた形状とすることも可能である。例えば、ケース部の正面視の形状は図3に示す実施形態1のケース部10の形状であり、断面視の形状は図8に示す実施形態2のケース部10Aの形状であるケース部とすることができる。
また、上記実施形態および変形例のケース部の形状は、正面視および断面視のいずれにおいても直線を組み合わせた形状で図示したが、少なくとも一部が曲線(円弧状)であってもよい。特に、ケース部のユーザーの皮膚と接触する面は、測定装置(ウェアラブル機器)を装着する手首の接触部分の形状に追従するような曲面で形成することにより、装着感をより良好にすることが可能になる。
また、上記実施形態および変形例で示した表示部(第1表示部)が有する複数の帯状表示部は、図3、図7、図9〜図11で示したようにY軸方向に等間隔で配置しなくても良く、間隔を変えて配置することによって、ユーザーに表示内容をより強調して報知することも可能である。
1,1A,1B,1C,1D,1E…ウェアラブル機器としての生体情報測定装置(測定装置)、5…生体情報測定部としての脈波センサー部、10,10A…ケース部、10a…第1端部、10b…第2端部、10c…中間部、20…バンド部、22…第1のバンド、24…第2のバンド、30…バックル部、40…操作部、50,50B,50C,50D,50E…表示部、51,51B,51C,51D,51E…第1表示部、52,52B,52C,52D,52E…帯状表示部、55,55E,56,57…第2表示部、61…発光素子、62…受光素子、65…センサー凸部、67…遮光部材、70…メイン回路基板、75…センサー用回路基板、80…FPC、85…中継基板、110…振動モーター、120…電池、140…比較的大きな部品、150…充電端子部。

Claims (15)

  1. ケース部と、
    前記ケース部の第1端部と接続し、前記ケース部をユーザーの身体に装着するための部材である第1のバンドと、
    前記ケース部の前記第1端部の反対側の第2端部と接続し、前記ケース部を前記ユーザーの身体に装着するための部材である第2のバンドと、を備え、
    前記ケース部は、前記第1のバンドから前記第2のバンドに向かう方向をY軸、前記Y軸と前記ケース部の厚み方向から見た平面視で直交する方向をX軸、前記X軸及び前記Y軸に直交する方向をZ軸とし、前記第1端部の前記X軸方向の幅をa、前記第2端部の前記X軸方向の幅をbとしたとき、a<bであることを特徴とするウェアラブル機器。
  2. 請求項1に記載のウェアラブル機器において、
    前記aと前記bとの比a:bが、a:b=1:(1.1〜1.4)であることを特徴とするウェアラブル機器。
  3. 請求項1または2に記載のウェアラブル機器において、
    前記第1端部の前記Z軸方向の幅をc、前記第2端部の前記Z軸方向の幅をdとしたとき、c<dであることを特徴とするウェアラブル機器。
  4. 請求項3に記載のウェアラブル機器において、
    前記cと前記dとの比c:dが、c:d=1:(1.2〜4.0)であることを特徴とするウェアラブル機器。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のウェアラブル機器において、
    前記Z軸方向からの平面視において、前記第1端部および前記第2端部の間に、前記X軸方向の幅が前記aおよび前記bの少なくとも一方と異なる幅b´を有する中間部を含むことを特徴とするウェアラブル機器。
  6. 請求項5に記載のウェアラブル機器において、
    前記aと前記b´との関係が、b´>aであることを特徴とするウェアラブル機器。
  7. 請求項6に記載のウェアラブル機器において、
    前記bと前記b´との関係が、a≠b´で、且つ、b´≧bであることを特徴とするウェアラブル機器。
  8. 請求項5〜7のいずれか一項に記載のウェアラブル機器において、
    前記X軸方向からの平面視において、前記中間部の前記Z軸方向の幅をd´としたとき、d´>cであることを特徴とするウェアラブル機器。
  9. 請求項5〜7のいずれか一項に記載のウェアラブル機器において、
    前記X軸方向からの平面視において、前記中間部の前記Z軸方向の幅をd´としたとき、d´≧dであることを特徴とするウェアラブル機器。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載のウェアラブル機器において、
    前記ケース部に、前記ユーザーの生体情報を測定する生体情報測定部を備えたことを特徴とするウェアラブル機器。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載のウェアラブル機器において、
    前記ケース部の内部に電池を備え、
    前記X軸方向からの断面視において、前記第1端部から前記電池までの距離よりも、前記第2端部から前記電池までの距離の方が短いことを特徴とするウェアラブル機器。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のウェアラブル機器において、
    前記Z軸方向からの平面視において、前記ケース部の前記第1端部側に配置された操作部を含むことを特徴とするウェアラブル機器。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載のウェアラブル機器において、
    前記ケース部に、前記X軸方向を長手方向とする複数の帯状表示部が、前記第1端部側から前記第2端部側に向かう方向に沿って配置された第1表示部を含むことを特徴とするウェアラブル機器。
  14. 請求項13に記載のウェアラブル機器において、
    前記帯状表示部は、前記第1端部側から前記第2端部側に向かって前記Y軸方向の幅が広くなることを特徴とするウェアラブル機器。
  15. 請求項13または14に記載のウェアラブル機器において、
    隣り合う前記帯状表示部の間の領域に、画像を表示する第2表示部が配置されることを特徴とするウェアラブル機器。
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