JP2017211142A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP2017211142A
JP2017211142A JP2016104928A JP2016104928A JP2017211142A JP 2017211142 A JP2017211142 A JP 2017211142A JP 2016104928 A JP2016104928 A JP 2016104928A JP 2016104928 A JP2016104928 A JP 2016104928A JP 2017211142 A JP2017211142 A JP 2017211142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
filter
air conditioner
electret
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016104928A
Other languages
English (en)
Inventor
正徳 秋元
Masanori Akimoto
正徳 秋元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc
Original Assignee
Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc filed Critical Hitachi Johnson Controls Air Conditioning Inc
Priority to JP2016104928A priority Critical patent/JP2017211142A/ja
Publication of JP2017211142A publication Critical patent/JP2017211142A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)

Abstract

【課題】冷暖房性能の低下を抑えながら、高い集塵能力を確保する。【解決手段】空気調和機1の室内機2は、空気吸込口6a,6b及び空気吹出口13を備える筐体9と、筐体の内部に配置された熱交換器16と、空気吸込口と熱交換器との間に配置され、空気中の塵埃を捕集するフィルタ28a,28bと、空気吸込口から吸い込まれた空気をフィルタ及び熱交換器に通して空気吐出口に送る送風ファン14とを有し、前記フィルタとしてエレクトレットフィルタが用いられている。【選択図】図4

Description

本発明は、空気調和機に関する。
空気調和機の室内機は、室内空気を流入空気として内部に吸い込み、流入空気を熱交換器に通して、加熱、冷却、及び除湿のいずれか任意の処理が施された調和空気を得て、得られた調和空気を室内に吹き出すことにより、室内を空気調和する装置である(例えば、特許文献1参照)。
空気調和機は、例えば以下に説明するように、温度や湿度を調節すること以外に、空気の循環機能を利用して流入空気に含まれている塵埃を除去することにより、室内をクリーンで快適な空間にすることも望まれている。
例えば、年間を通して発生する塵埃としては、リビングやダイニング、寝室等のカーペットやカーテン、絨毯、衣類を構成する樹脂繊維から発生する繊維くずがある。また、結露した壁や窓に発生したカビから放出されるカビの胞子がある。また、屋内で発生したダニの死骸やフンがある。
また、例えば、季節によって発生する塵埃としては、主に春や秋に発生する、室外から室内に侵入するスギやブタクサ等の花粉がある。また、主に冬に発生する、室外から室内に侵入するインフルエンザ等のウイルスや、細菌、PM2.5等の汚染物質がある。
これらの塵埃の大きさは様々であり、小さいものは数μmのものから、大きいものは数mmのものまである。これらの塵埃は、ハウスダストとして空中を浮遊し、やがて長い時間を掛けて沈降し、床や家具等に堆積する。堆積した塵埃は、在室者の動きによって再び空気中に舞い、浮遊する。これらの浮遊した塵埃は、人が吸入すると、アレルギーやぜんそく等の原因となる。そのため、空気調和機は、これらの塵埃を除去することが望まれている。
これらの塵埃を除去するために、空気調和機の中には、例えば、電気集塵装置を空気吸込口と熱交換器との間に配置することで、流入空気に含まれている塵埃を除去して、室内のクリーン化を行っているものがある。電気集塵装置は、高電圧電源や針状電極、集塵電極等を備え、針状電極に高電圧を印加してコロナ放電させて帯電したイオンを空気中に放出して塵埃を帯電させ、放出したイオンとは逆の電位を帯びた集塵電極で塵埃を捕集する装置である。しかしながら、この構成の空気調和機は、高電圧電源や針状電極、集塵電極等を必要とするため、製造コストを増大させていた。
そこで、空気調和機の中には、例えば、花粉用の集塵専用フィルタやPM2.5等の汚染物質用の集塵専用フィルタを予め用意しておき、除去対象の塵埃の種類やサイズに合わせて所望の集塵専用フィルタを空気吸込口と熱交換器との間に取り付けることで、流入空気に含まれている塵埃を除去して、室内のクリーン化を行うものもある。この構成の空気調和機は、高電圧電源や針状電極、集塵電極等を必要とせず、これらを排除することができるため、製造コストを低減することができる。
特開2010−17662号公報
しかしながら、集塵専用フィルタを用いた従来技術の空気調和機は、以下に説明するように、冷暖房性能の低下を抑えながら、高い集塵能力を確保することが望まれている、という課題があった。
例えば、集塵専用フィルタは、目が細かく(つまり、開口率が小さく)、圧力損失が高いフィルタである。そのため、通常、集塵専用フィルタは、空気吸込口と熱交換器との間に形成された流入空気の流路の一部分のみを塞ぐように取り付けられている。しかしながら、流入空気は圧力損失の低い方に向かって流れるため、集塵専用フィルタを避けて流れる空気量が増大していた。これにより、集塵専用フィルタを通過する空気量が少なくなり、空気調和機の集塵能力が低下していた。
この点について、空気吸込口と熱交換器との間に形成された流入空気の流路の全部を塞ぐように集塵専用フィルタを取り付け、全ての流入空気を集塵専用フィルタに通過させることで、空気調和機は、集塵能力を向上させることができる。
しかしながら、この構成の空気調和機は、空気吸込口と熱交換器との間で圧力損失を増大させてしまうため、空気吸込口から吸い込まれる室内空気量を減少させてしまう。これにより、この構成の空気調和機は、熱交換器を通過する空気量を減少させてしまい、その結果、熱交換効率を低下させ、冷暖房性能を低下させていた。
さらに、この構成の空気調和機は、空気吸込口と熱交換器との間で圧力損失を増大させてしまうため、流入空気の流速を低下させてしまう。これにより、冷房時に湿気を帯びた空気が装置の内部で滞り、その影響で冷風によって冷やされた筐体の壁等で結露が発生することがある。その結果、この構成の空気調和機は、結露した水分を空気吹出口から水滴として飛散させてしまい、室内を汚すことがあった。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、冷暖房性能の低下を抑えながら、高い集塵能力を確保した空気調和機を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、空気調和機であって、空気吸込口及び空気吹出口を備える筐体と、前記筐体の内部に配置された熱交換器と、前記空気吸込口と前記熱交換器との間に配置され、空気中の塵埃を捕集するフィルタと、前記空気吸込口から吸い込まれた空気を前記フィルタ及び前記熱交換器に通して前記空気吐出口に送る送風ファンと、を有し、前記フィルタとしてエレクトレットフィルタが用いられている構成とする。
その他の手段は、後記する。
本発明によれば、冷暖房性能の低下を抑えながら、高い集塵能力を確保することができる。
実施形態に係る空気調和機の全体の構成図である。 実施形態に係る空気調和機の室内機の側断面図である。 実施形態で用いるエレクトレットフィルタの配置図である。 実施形態で用いるエレクトレットフィルタの断面図である。 変形例に係るエレクトレットフィルタの断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態]
<空気調和機の構成>
以下、図1〜図4を参照して、本実施形態に係る空気調和機1の構成につき説明する。図1は、本実施形態に係る空気調和機1の構成を示す図である。図2は、空気調和機1の室内機2の側断面図である。図3は、本実施形態で用いるエレクトレットフィルタ25の配置図である。図4は、エレクトレットフィルタ25の断面図である。
図1に示すように、空気調和機1は、室内に配置された室内機2と、室外に配置された室外機3と、室内のユーザの手元付近に配置されたリモートコントローラ12とを有している。
室内機2は、室内空気を流入空気として内部に吸い込み、流入空気を熱交換器16(図2参照)に通して、加熱、冷却、及び除湿のいずれか任意の処理が施された調和空気を得て、得られた調和空気を室内に吹き出すことにより、室内を空気調和する。室内機2は、接続配管5を介して室外機3と接続されており、室外機3との間で冷媒を循環させている。室外機3は、室内機2との間で循環される冷媒と熱交換を行う。
室内機2は、化粧枠8と筐体9とで、送風ファン14(図2参照)や熱交換器16(図2参照)等の構造体を内包している。送風ファン14は、空気吸込口6a,6b(図2参照)側から空気吹出口13(図2参照)側に空気を送る貫流ファンである。熱交換器16は、冷媒との間で熱交換を行うユニットである。
図1に示す例では、化粧枠8の前面は、上下方向に延びる上側部分と、下側が斜め後ろ方向に延びる下側部分とを備えた形状になっている。化粧枠8の前面の上側部分には、前面パネル7が取り付けられている。前面パネル7は、室内機2の前面を覆う部材である。また、化粧枠8の前面の下側部分には、受信部10と、上下風向板18とが取り付けられている。受信部10は、リモートコントローラ12から送信される操作信号を受信する装置である。表示部11は、運転状況を表示する装置である。上下風向板18は、空気吹出口13(図2参照)から吐き出される調和空気の上下方向の向きを規定する部材である。
前面パネル7は、上側部分が前後方向に開閉するように、下端付近で化粧枠8(又は筐体9)に軸支されているとともに、図示せぬ駆動部によって回動させられる構成になっている。室内機2は、前面パネル7を開くことにより、前面側の空気吸込口6a(図2参照)を形成する。なお、室内機2の上面には、上面側の空気吸込口6b(図2参照)が設けられている。
また、上下風向板18は、上側部分が上下方向に開閉するように、下端付近で化粧枠8(又は筐体9)に軸支されているとともに、図示せぬ駆動部によって回動させられる構成になっている。室内機2は、上下風向板18を開くことにより、空気吹出口13(図2参照)を形成する。
図2に室内機2の側断面の構成を示す。図2に示すように、室内機2は、内部に、前記した送風ファン14と熱交換器16と上下風向板18とに加えて、露受皿17と、左右風向板19と、ケーシング部21と、フィルタ掃除機構22と、エレクトレットフィルタ25a,25bとを有している。露受皿17は、熱交換器16に結露して落下した水滴を受け止める部材である。左右風向板19は、空気吹出口13から吐き出される調和空気の左右方向の向きを規定する部材である。ケーシング部21は、調和空気の流路を形成する部材である。フィルタ掃除機構22は、エレクトレットフィルタ25a,25bを掃除する機構である。エレクトレットフィルタ25a,25bは、空気中の塵埃を捕集する部材である。
送風ファン14は、空気を空気吸込口6a,6bから吸い込んで空気吹出口13から吹き出すことができるように、室内機2の内部の略中央付近に配置されている。熱交換器16は、送風ファン14の上流側(空気吸込口6a,6bに近い側)に配置され、送風ファン14の上流側を覆うように略逆V字状に形成されている。エレクトレットフィルタ25aは、前面側の空気吸込口6aと熱交換器16との間に形成された流入空気の流路の全部を塞ぐように配置されている。また、エレクトレットフィルタ25bは、上面側の空気吸込口6bと熱交換器16との間に形成された流入空気の流路の全部を塞ぐように配置されている。以下、エレクトレットフィルタ25aとエレクトレットフィルタ25bとを総称する場合に「エレクトレットフィルタ25」と称する。
室内機2は、送風ファン14を作動することにより、空気吸込口6a,6bから室内空気を流入空気として内部に吸い込む(白抜き矢印A1,A2参照)。その際に、エレクトレットフィルタ25a,25bは、空気中の塵埃の大半を捕集する。なお、室内機2は、吸い込んだ流入空気を白抜き矢印に沿って流して熱交換器の内部を通過させる。このとき、室内機2は、流入空気に対して、加熱、冷却、及び除湿のいずれか任意の処理を行う。これにより、室内機2は、これらの処理が施された調和空気を得る。この後、室内機2は、調和空気を室内に吹き出して、室内を空気調和する。これにより、空気調和機1は、室内をクリーンで快適な空間にすることができる。
<エレクトレットフィルタの配置構成>
図3にエレクトレットフィルタ25の配置構成を示す。図3に示すように、各エレクトレットフィルタ25は、複数枚(図示例では4枚)の空気調和機用フィルタ24の樹脂枠26に着脱自在に取り付けられている。各空気調和機用フィルタ24は、室内機2の前面側の空気吸込口6aと上面側の空気吸込口6bとを塞ぐように筺体9に取り付けられている。
エレクトレットフィルタ25の周囲には、エレクトレットフィルタ25を掃除するフィルタ掃除機構22が配置されている。フィルタ掃除機構22は、エレクトレットフィルタ25a,25bのそれぞれに対応する掃除ブラシ23a,23bを備えている。フィルタ掃除機構22は、以下のようにしてエレクトレットフィルタ25a,25bに捕集された塵埃を除去する。
例えば、フィルタ掃除機構22は、空気調和運転中に、エレクトレットフィルタ25a,25bから外れた位置(図示例では、室内機2の右端の位置)に掃除ブラシ23a,23bを停止させておく。そして、フィルタ掃除機構22は、空気調和運転の停止後に、室内機2の長手方向に沿って掃除ブラシ23a,23bを往復移動させる。例えば、図示例では、フィルタ掃除機構22は、まず、掃除ブラシ23a,23bを白抜き矢印B1の方向に移動させ、室内機2の左端の位置に到達したら掃除ブラシ23a,23bを逆方向に移動させ、元の室内機2の右端の位置に戻ったらその位置で停止させる。掃除ブラシ23a,23bは、移動に伴って、それぞれに対応するエレクトレットフィルタ25a,25bと当接する。したがって、フィルタ掃除機構22は、このような動作を行うことにより、エレクトレットフィルタ25a,25bに捕集された塵埃を掃除ブラシ23a,23bで掻き取ることができる。
室内機2は、このようなフィルタ掃除機構22を有することにより、エレクトレットフィルタ25a,25bを常に清潔に保ち、エレクトレットフィルタ25a,25bの網の目詰まりによる流入空気の減少を抑えるとともに、冷暖房性能の低下を防止することができる。
<エレクトレットフィルタの断面構成>
図4にエレクトレットフィルタ25の断面構成を示す。図4は、エレクトレットフィルタ25の前後を2つの網27で挟み込んだ状態を示している。図4に示すように、エレクトレットフィルタ25は、基材の表面(特に、空気の通過方向の上流側の面)に形成された金属膜29にエレクトレット加工が施された構造になっている。具体的には、エレクトレットフィルタ25は、例えば不織布等を基材として用い、スパッタリング又は蒸着処理で基材の表面(特に、空気の通過方向の上流側の面)に金属膜29を形成し、さらに、コロナ放電で電荷を金属膜29に衝突させることにより、製造されている。
このようなエレクトレットフィルタ25は、プラス電荷とマイナス電荷とが半永久的に表面に付与された状態になっている。そのため、エレクトレットフィルタ25は、電気的な特性で塵埃30を捕集することができる。
本実施形態に係る空気調和機1は、このようなエレクトレットフィルタ25を用いることにより、エレクトレットフィルタ25の静電気力で塵埃30を捕集する。このような空気調和機1は、電気集塵装置を用いることなく塵埃30を捕集することができるため、高電圧電源や針状電極、集塵電極等を排除することができ、製造コストを低減することができる。
また、エレクトレットフィルタ25は、電気的な特性で塵埃30を捕集することができるため、従来技術で用いられていた集塵専用フィルタよりも目を粗くすることができ(つまり、開口率を大きくすることができ)、圧力損失を低減することができる。
本実施形態に係る空気調和機1は、集塵専用フィルタを用いた従来技術の空気調和機と比較すると、このようなエレクトレットフィルタ25を用いることにより、空気吸込口6a,6bと熱交換器16との間での圧力損失を低減することができるため、空気吸込口6a,6bから吸い込まれる室内空気量を増大させることができる。これにより、空気調和機1は、熱交換器16を通過する空気量を増加させることができ、その結果、冷暖房性能の低下を抑えることができる。
なお、エレクトレットフィルタ25は、開口率の値が小さいほど、目が細かくなるため、集塵性能が向上するものの、圧力損失が増大する。逆に、エレクトレットフィルタ25は、開口率の値が大きいほど、目が粗くなるため、圧力損失が低減するものの、集塵性能が低下する。空気調和機1は、適度な開口率のエレクトレットフィルタ25を用いることにより、暖房性能の低下を抑えながら、高い集塵能力を確保することができる。
実験によれば、空気調和機1は、エレクトレットフィルタ25が開口率を50%以上で、かつ、70%以下になっているときに、冷暖房性能の低下を抑えながら、高い集塵能力を確保することができた。
また、空気調和機1は、空気吸込口6a,6bと熱交換器16との間での圧力損失を低減することができるため、流入空気の流速を低下させない。そのため、空気調和機1は、従来技術の空気調和機と異なり、冷房時に湿気を帯びた空気が装置の内部で滞ることがなく、冷風によって冷やされた筐体の壁等で結露が発生することを防止することができる。その結果、空気調和機1は、結露した水分を空気吹出口から水滴として飛散させることを防止し、室内を清潔に保つことができる。
また、空気調和機1は、フィルタ掃除機構22で掃除ブラシ23a,23bを往復移動させるだけで、エレクトレットフィルタ25に捕集された塵埃30を掻き取ることができるため、エレクトレットフィルタ25を安価に掃除することができる。
<エレクトレットフィルタの金属膜>
エレクトレットフィルタ25の表面(特に、空気の通過方向の上流側の面)は、以下の作用効果を得るために、金属膜29でコーティングされている。
空気調和機1は、エレクトレットフィルタ25に捕集された塵埃30を定期的に取り除くために、フィルタ掃除機構22を搭載している。空気調和機1は、フィルタ掃除機構22で掃除ブラシ23a,23bを往復移動させて、掃除ブラシ23a,23bで塵埃30を掻き取ることによって、エレクトレットフィルタ25から塵埃30を取り除いている。ただし、掃除ブラシ23a,23bは、往復移動する際にエレクトレットフィルタ25と接触する。そのため、仮にエレクトレットフィルタ25の表面が金属膜29でコーティングされていなければ、このとき、エレクトレットフィルタ25の帯電性能が低下する可能性がある。
しかしながら、本実施形態では、エレクトレットフィルタ25の表面(特に、空気の通過方向の上流側の面)が金属膜29でコーティングされているため、エレクトレットフィルタ25は、帯電性能の低下を防止することができる。
また、本実施形態では、エレクトレットフィルタ25の表面が金属膜29でコーティングされているため、エレクトレットフィルタ25は、耐摩耗性を向上させることができ、長寿命化を図ることができる。
以上の通り、本実施形態に係る空気調和機1によれば、冷暖房性能の低下を抑えながら、高い集塵能力を確保することができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、実施形態の構成の一部を他の構成に置き換えることが可能であり、また、実施形態の構成に他の構成を加えることも可能である。また、各構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、エレクトレットフィルタ25は、図5に示すエレクトレットフィルタ125のように変形することができる。図5は、変形例に係るエレクトレットフィルタ125の断面図である。
このエレクトレットフィルタ125は、空気の通過方向の上流側の面でマイナス電荷の割合が高いことを特徴とする。
通常、空気中を漂う塵埃30は、カーペット等から舞い上がった繊維状のものが多い。このような塵埃30の多くは、ナイロン等の樹脂繊維であり、空気との摩擦によりプラスに帯電する傾向にある。
したがって、エレクトレットフィルタ125は、塵埃30の主な集塵面となる空気の通過方向の上流側の面でマイナス電荷の割合を高くすることで、プラスに帯電した塵埃30を効率よく集塵することができる。つまり、変形例に係るエレクトレットフィルタ125は、実施形態に係るエレクトレットフィルタ25よりも集塵効率を向上させることができる。
1 空気調和機
2 室内機
3 室外機
5 接続配管
6a,6b 空気吸込口
7 前面パネル
8 化粧枠
9 筐体
10 受信部
11 表示部
12 リモートコントローラ
13 空気吹出口
14 送風ファン
16 熱交換器
17 露受皿
18 上下風向板
19 左右風向板
21 ケーシング部
22 フィルタ掃除機構
23a,23b 掃除ブラシ
24 空気調和機用フィルタ
25(25a,25b),125 エレクトレットフィルタ
26 樹脂枠
27 網の繊維
29 金属膜
30 塵埃

Claims (4)

  1. 空気吸込口及び空気吹出口を備える筐体と、
    前記筐体の内部に配置された熱交換器と、
    前記空気吸込口と前記熱交換器との間に配置され、空気中の塵埃を捕集するフィルタと、
    前記空気吸込口から吸い込まれた空気を前記フィルタ及び前記熱交換器に通して前記空気吐出口に送る送風ファンと、を有し、
    前記フィルタとしてエレクトレットフィルタが用いられている
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機において、
    前記エレクトレットフィルタは、空気の通過方向の上流側の面でマイナス電荷の割合が高くなっている
    ことを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の空気調和機において、
    前記エレクトレットフィルタは、スパッタリング又は蒸着処理で基材の表面に形成された金属膜にエレクトレット加工が施されたフィルタである
    ことを特徴とする空気調和機。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の空気調和機において、
    前記エレクトレットフィルタの開口率は、50%以上で、かつ、70%以下になっている
    ことを特徴とする空気調和機。
JP2016104928A 2016-05-26 2016-05-26 空気調和機 Pending JP2017211142A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016104928A JP2017211142A (ja) 2016-05-26 2016-05-26 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016104928A JP2017211142A (ja) 2016-05-26 2016-05-26 空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017211142A true JP2017211142A (ja) 2017-11-30

Family

ID=60476044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016104928A Pending JP2017211142A (ja) 2016-05-26 2016-05-26 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017211142A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2018293203B2 (en) Air-conditioning device having dust removing function
US11774120B2 (en) Filter structure capable of removing dust
KR102242769B1 (ko) 전기집진장치 및 그를 갖는 공기조화기
JP2016099090A (ja) 空気調和機
KR20150028466A (ko) 공기 순환 청정기
KR101956632B1 (ko) 사각지대의 먼지 제거가 가능한 공조기용 필터
JP6498365B1 (ja) 集塵デバイスおよび集塵デバイスを搭載した空気調和機
JP6426987B2 (ja) 空気調和機
KR102584609B1 (ko) 공기조화기
JP2017203588A (ja) 空気調和機
US20160074792A1 (en) Air cleaner and air conditioner having air-cleaning function
JP2015129595A (ja) 空気調和機
JP2015203556A (ja) 空気調和機の室内機及びこの室内機を備えた空気調和機
KR101817092B1 (ko) 공기청정기
JP6896003B2 (ja) 空気調和機
KR20120042005A (ko) 필터 및 이를 포함하는 공기조화기
JP2017211142A (ja) 空気調和機
JP3211866B2 (ja) 空気調和機
CN112292570A (zh) 空气调节机的室内机
KR20060119068A (ko) 독립 공기청정기능이 부가된 공기조화기
KR100556313B1 (ko) 환기시스템
JP2007107804A (ja) 空気調和機
JP2009103329A (ja) 空気調和機の室内機
CN112406476B (zh) 送风机以及换气系统
WO2018016059A1 (ja) 空気清浄機および空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20161130