JP2017210785A - 梁の評価方法 - Google Patents

梁の評価方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017210785A
JP2017210785A JP2016104172A JP2016104172A JP2017210785A JP 2017210785 A JP2017210785 A JP 2017210785A JP 2016104172 A JP2016104172 A JP 2016104172A JP 2016104172 A JP2016104172 A JP 2016104172A JP 2017210785 A JP2017210785 A JP 2017210785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shear
bending
strength
design
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016104172A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6801231B2 (ja
Inventor
浅井 英克
Hidekatsu Asai
英克 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
Priority to JP2016104172A priority Critical patent/JP6801231B2/ja
Publication of JP2017210785A publication Critical patent/JP2017210785A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6801231B2 publication Critical patent/JP6801231B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)

Abstract

【課題】鉄骨梁の開口の周囲を補強する補強材料の厚さ及び幅を過不足なく設計できるようにする。【解決手段】鉄骨梁本体2のウエブ21に設けられる曲げ補強部31とせん断補強部32の幅及び厚さを設定し、曲げ補強部31とせん断補強部32の幅及び厚さに基づいて、梁1の開口24の部分の曲げ耐力とせん断耐力との関係を表す曲げせん断耐力曲線ABCを定め、前記梁1に想定する設計用荷重から求められる設計用せん断力Qdと設計用曲げモーメントMdをを曲げせん断耐力曲線ABCと比較する。【選択図】図1

Description

本発明は、梁の評価方法に関する。
従来、構造物の鉄骨梁に設備配管などのスリーブを通すために、開口が鉄骨梁のウエブに設けられているが、強度上の問題から開口の周囲を補強する必要がある。例えば特許文献1に記載されているように、梁軸方向に対して45°に斜めな4本の補強斜材によってウエブの開口を取り囲んでこれら補強斜材を正方形状に組み合わせるように、これら補強斜材をウエブに接合し、ウエブの開口により失われるせん断力負担分を補強斜材の軸力で伝達することによって、鉄骨梁を補強することが行われている。
特開2003−147901号公報
ところが、特許文献1の技術では、せん断力のみを考慮して補強材を設置するので、曲げモーメントに対して補強材の厚さ及び幅を過剰に設計することになってしまい、補強材の材料費が増えてしまう場合がある。或いは、曲げモーメントに対して、補強材の厚さ又は幅が不足する場合がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、鉄骨梁の開口の周囲を補強する補強材の厚さ及び幅を過剰に設計しないようにするとともに、補強材の厚さ又は幅が不足することに伴う開口補強部の耐力不足を防止することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の梁の評価方法は、梁軸方向に延在する鉛直な縦板部(21)と、前記縦板部(21)の上下に設けられた水平な横板部(22,23)と、前記縦板部(21)に形成された開口(24)とを有した鉄骨梁本体(2)と、前記開口(24)の上下において前記梁軸方向に延在するように前記縦板部(21)に接合された曲げ補強部(31,41)と、前記開口(24)の前記梁軸方向両側において前記梁軸方向に対して斜めな方向に延在するように前記縦板部(21)に接合されたせん断補強部(32,33,42,43)と、を備える梁(1)を評価する方法において、前記曲げ補強部(31,41)と前記せん断補強部(32,33,42,43)の幅(Bb,Bs)及び厚さ(tb,ts)を設定する設定工程(S2)と、前記設定工程において設定した前記曲げ補強部(31,41)と前記せん断補強部(32,33,42,43)の幅(Bb,Bs)及び厚さ(tb,ts)に基づいて、前記梁(1)の前記開口(24)の部分の曲げ耐力とせん断耐力との関係(線ABC)を定める工程(S3,S4)と、前記梁(1)に想定する設計用せん断力(Qd)と設計用曲げモーメント(Md)を定める設定工程(S1)と、前記設計用せん断力及び前記設計用曲げモーメントを前記関係と比較する比較工程(S5)と、を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記関係を定める工程は、前記設定工程において設定した前記せん断補強部(32,33,42,43)の幅(Bs)及び厚さ(ts)に基づいて、前記梁(1)の前記開口(24)の部分のせん断耐力(Qc)を計算する第一計算工程(S3)と、前記設定工程において設定した前記曲げ補強部(31,41)の幅(Bb)及び厚さ(tb)に基づいて、せん断力が前記梁の前記開口の部分に作用しない場合の前記梁(1)の前記開口(24)の部分の第一曲げ耐力(Mc1)を計算するとともに、前記せん断耐力(Qc)に相当するせん断力が前記梁の開口の部分に作用する場合の前記梁(1)の前記開口(24)の部分の第二曲げ耐力(Mc2)を計算する第二計算工程(S3)と、前記第二曲げ耐力(Mc2)と前記第一曲げ耐力(Mc1)の差(Mc2−Mc1)を前記せん断耐力(Qc)で除することで得られた商((Mc2−Mc1)/Qc)を傾きとし、前記第一曲げ耐力(Mc1)を切片とした一次関数(線AB)を定める工程(S4)と、を有し、前記比較工程(S5)は、前記設計用せん断力(Qd)と前記せん断耐力(Qc)とを比較するとともに、前記設計用せん断力(Qd)を前記一次関数(線AB)に当て嵌めることで得られた曲げ耐力(Mc)と前記設計用曲げモーメント(Md)とを比較する工程(S5)を有することを特徴とする。
以上の評価方法では、曲げ補強部とせん断補強部の幅及び厚さに基づいて、梁の開口の部分の曲げ耐力とせん断耐力との関係を定めた上で、その関係を設計用せん断力及び設計用曲げモーメントと比較することで、梁を評価する。そのような比較の結果、設計用せん断力及び設計用曲げモーメントがその関係を充足する場合、つまり、設計用せん断力がせん断耐力以下であり、且つ、設計用曲げモーメントが曲げ耐力以下である場合、設定した曲げ補強部とせん断補強部の幅及び厚さが適切であるとして、梁を評価する。つまり、せん断力のみならず、曲げモーメントも考慮して、曲げ補強部とせん断補強部の幅及び厚さを適切に評価することになる。よって、曲げ補強部とせん断補強部の幅及び厚さを過不足なく設計することができる。
本発明によれば、せん断力及び曲げモーメントの両方を考慮して、曲げ補強部とせん断補強部の幅及び厚さを適切に評価することになるので、曲げ補強部とせん断補強部の幅及び厚さを過不足なく設計することができる。そのため、曲げ補強部とせん断補強部の材料費の増大を抑えることができるとともに、梁の開口の部分の耐力が不足することを防止できる。
図1は、評価・設計される梁の側面図である。 図2は、II−II断面図である。 図3は、別例の梁の断面図である。 図4は、更に別例の梁の側面図である。 図5は、V−V断面図である。 図6は、梁の評価方法及び設計方法の工程順序を示したフローチャートである。 図7は、せん断力がせん断補強部に作用した場合に、そのせん断力をせん断補強部の延在方向の軸力で受け持った状態を示す説明図である。 図8は、曲げモーメントが曲げ補強部に作用した場合に、その曲げモーメントを曲げ補強部の延在方向の軸力で受け持った状態を示す説明図である。 図9は、梁の評価に利用する比較判定式を線で表したグラフである。 図10は、図9のグラフに具体的な数値を当て嵌めて、設計用せん断力がせん断耐力以下であり、設計用曲げモーメントが曲げ耐力以下であることを説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
1. 梁について
図1は、評価・設計される梁1の側面図であり、図2は、II−II断面図である。図1及び図2に示す梁1は、評価・設計の際に利用する構造計算モデルである。この梁1は、隣り合う柱の間に概ね水平に架設されるとともにH形鋼からなる鉄骨梁本体2と、鉄骨梁本体2のウエブ21に設けられた円形状の開口24を囲うように鉄骨梁本体2のウエブ21に接合された上下一対の鋼製補強材3,4と、を備える。鋼製補強材3,4とウエブ21の接合は、例えば隅肉溶接等の溶接又はボルト結合によるものである。
鉄骨梁本体2は、梁軸方向(梁の長手方向)に帯板状に延びた鉛直なウエブ(縦板部)21と、梁軸方向に帯板状に延びた上下一対の水平なフランジ(横板部)22,23とを有し、梁軸方向に直交する断面形状がH形を成している。ウエブ21には、開口24が貫通するよう形成されている。
鋼製補強材3は、開口24の上側において梁軸方向に延在した曲げ補強部31と、開口24の上半分の梁軸方向両側において梁軸方向に対して斜めの方向に延在する帯状のせん断補強部32,33とを有する。曲げ補強部31とせん断補強部32,33は一体形成された状態にある。
曲げ補強部31は等脚台形板状に形成され、曲げ補強部31の上底31a及び下底31bが梁軸方向に対して平行であり、上底31aが下底31bよりも短く、一対の脚31c,31dの間隔は下に向かって漸増する。上底31aと下底31bの中点を通る直線は鉛直方向に延在するとともに、開口24の中心点を通る。ここで、曲げ補強部31の延在方向は、互いに平行な上底31a及び下底31bが延びる方向を指すものとする。
せん断補強部32,33は、これらの間に開口24の上半分が位置するように、曲げ補強部31の下底31bの両側部から下広がりに延出する。せん断補強部32,33は帯板状に形成され、平行二辺のうち一方の長辺32a,33aが曲げ補強部31の脚31c,31dと一直線状になっており、他方の長辺32b,33bと曲げ補強部31の下底31bの成す角は鈍角であり、下側の短辺32c,33cは曲げ補強部31の下底31bに対して平行である。ここで、せん断補強部32の延在方向は互いに平行な長辺32a,32bを指すものとし、せん断補強部33の延在方向についても同様である。
鋼製補強材3は、開口24の中心を通る鉛直線に関して、梁軸方向に対称な形状である。そのため、せん断補強部32の幅(長辺32aと長辺32bの間隔)とせん断補強部33の幅(長辺32aと長辺32bの間隔)は互いに等しい上、梁軸方向に対するせん断補強部32の延在方向の成す角は梁軸方向に対するせん断補強部33の延在方向の成す角に等しい。
鋼製補強材4は、開口24の下側において梁軸方向に延在した曲げ補強部41と、開口24の下半分の梁軸方向両側において梁軸方向に対して斜めの方向に延在する帯状のせん断補強部42,43とを有する。下側の鋼製補強材4と上側の鋼製補強材3は開口24の中心を通る水平線に関して互いに対称であるので、下側の鋼製補強材4の詳細な説明を省略する。なお、せん断補強部43の延在方向とせん断補強部32の延在方向は互いに平行であり、せん断補強部33の延在方向とせん断補強部42の延在方向は互いに平行である。
図1及び図2に示す例では、鋼製補強材3,4がウエブ21の片面に接合されている。それに対して、図3に示す例では、鋼製補強材3,4がウエブ21の両面に接合されている。この場合、図3の矢印aの方向に向かって平行投影した場合、一方の鋼製補強材3の外縁と他方の鋼製補強材3の外縁が重なる。鋼製補強材4についても同様である。
図1及び図2に示す例では、曲げ補強部31とせん断補強部32,33が一体形成された状態にあり、曲げ補強部41とせん断補強部42,43が一体形成された状態にある。それに対して、図4及び図5に示す例では、曲げ補強部31とせん断補強部32,33が別体であり、曲げ補強部41とせん断補強部42,43が別体であり、曲げ補強部31,41がウエブ21の一方の面に接合され、せん断補強部32,33,42,43がウエブ21の他方の面に接合されている。ここで、曲げ補強部31,41は、梁軸方向に平行な長辺及び梁成方向に平行な短辺を有する長方形板状であり、曲げ補強部31,41の延在方向は、互いに平行な長辺が延びる方向を指す。また、せん断補強部32,33,42,43は、梁軸方向に対して斜めの長辺を有する直方体板状であり、せん断補強部32,33,42,43の延在方向は、互いに平行な長辺が延びる方向を指す。
図1、図3、図4の何れの例でも、鉄骨梁本体2のウエブ21に開口24が形成されているので、以上のような梁1を設計する際に想定し得る設計用せん断力Qd [kN]及び設計用曲げモーメントMd [kN・m]が梁1の開口24の部分に作用した場合、設計用せん断力Qd及び設計用曲げモーメントMdを鉄骨梁本体2のみでは負担することができない場合がる。そのため、鉄骨梁本体2の開口24の部分を補強するべく、以上のように補強部31,32,33,41、42,43が鉄骨梁本体2に設けられ、設計用曲げモーメントMdを鉄骨梁本体2及び曲げ補強部31,41で負担し、設計用せん断力Qdを鉄骨梁本体2及びせん断補強部32,33,42,43で負担する。それゆえ、梁1を設計する際に、補強部31,32,33,41,42,43による鉄骨梁本体2の補強、つまり梁1の強度が適切であるか否かを以下の方法によって評価して、梁1の各部の寸法及び降伏点(表1参照)を数値として決定する。なお、せん断力及び曲げモーメントが梁1の開口24の部分に作用するとは、そのせん断力及び曲げモーメントが開口24の三次元的中心点(三次元的中心点とは、側面視における開口24の中心点を通って梁軸方向に直交する鉛直断面における開口24の中心点のことをいう。以下、同じ。)に作用すると仮定した場合に、そのせん断力及び曲げモーメントを開口24の周辺部が負担することをいう。従って、梁1の開口24の部分のせん断耐力とは、そのせん断耐力を超えたせん断力が開口24の三次元的中心点に作用したと仮定した場合に、そのせん断力を開口24の周辺部が負担すると、梁1の開口24の周辺部が破壊するこという。また、梁1の開口24の部分の曲げ耐力とは、その曲げ耐力を超えた曲げモーメントが開口24の三次元的中心点に作用したと仮定した場合に、その曲げモーメントを開口24の周辺部が負担すると、梁1の開口24の周辺部が破壊するこという。
2. 梁の評価及び設計
以下、図6を参照して、梁1の評価方法及び設計方法について詳細に説明する。ここで、梁1の各部の寸法及び降伏点を表す記号は表1及び図1〜図5のように定義する。
Figure 2017210785
ここで、用いる鉄骨梁本体2が予め決まっているものとするので、以下のように梁1の評価及び設計をする際には、鉄骨梁本体2の梁成D,フランジ22,23の幅B,ウエブ21の厚さtw,フランジ22,23の厚さtf,開口24の直径φ,フランジ22,23の降伏点σyf及びウエブ21の降伏点σywは数値(設計値)として予め設定されている。また、用いる補強部31,32,33,41,42,43の位置及び材料が予め決まっているものとするので、距離Hb,曲げ補強部31,41の降伏点σyb,せん断補強部32,33,42,43の降伏点σys及び成す角θは数値(設計値)として予め設定されている。従って、以下に説明する梁1の評価とは、想定する設計用せん断力Qd 及び設計用曲げモーメントMdが梁1の開口24の部分に作用した場合に、梁1が設計用せん断力Qd 及び設計用曲げモーメントMdに耐え得るのに曲げ補強部31,41の幅Bb,曲げ補強部31,41の厚さtb,せん断補強部32,33,42,43の幅Bs及びせん断補強部32,33,42,43の厚さtsが適切であるか否かを評価することである。また、以下に説明する梁1の設計とは、想定する設計用せん断力Qd 及び設計用曲げモーメントMdが梁1の開口24の部分に作用した場合に、梁1が設計用せん断力Qd 及び設計用曲げモーメントMdに耐え得るように、曲げ補強部31,41の幅Bb,曲げ補強部31,41の厚さtb,せん断補強部32,33,42,43の幅Bs及びせん断補強部32,33,42,43の厚さtsの数値を決定することである。
なお、図3に示すように、ウエブ21の両面に鋼製補強材3が接合されている場合には、両面の曲げ補強部31の厚さの和をtbとする。曲げ補強部41及びせん断補強部32,33,42,43についても同様である。
(A)ステップS1:設計用せん断力Qd及び設計用曲げモーメントMdの設定
梁1に関する構造計算書等に基づいて、梁1の開口24の部分に作用し得る設計用せん断力Qd及び設計用曲げモーメントMdの数値を設定する。ここで、構造計算書には、梁1が設けられる建物等の構造物の仕様(高さ、重量、梁1の階数、梁1の位置、梁1のスパン等)が記載されているとともに、構造物の各部(梁1を含む)に作用する設計用荷重が記載されているので、設計用荷重から梁1の開口24の部分に作用し得る設計用せん断力Qd及び設計用曲げモーメントMdの数値を解析により算出して、設定することができる。
(B)ステップS2:梁1の各部の寸法及び降伏点の設定
梁1の各部の寸法(表1のD,B,tw,tf,φ,Bb,tb,Hb,Bs,ts,θ)及び降伏点(表1のσyf,σyw,σyb,σys)の数値を設定する。なお、上述したように、D,B,tw,tf,φ,Hb,σyf,σyw,σyb,σys及びθsは予め決められた数値であるが、Bb,tb,Bs及びtsは仮に設定する数値である。
(C)ステップS3:せん断耐力Qc及び曲げ耐力Mc1,Mc2の計算
以下に説明する通り、梁1の各部の寸法(表1のD,B,tw,tf,φ,Bb,tb,Hb,Bs,ts,θ)及び降伏点(表1のσyf,σyw,σyb,σys)に基づいてせん断耐力Qc [kN]、第一曲げ耐力Mc1 [kN・m],第二曲げ耐力Mc2 [kN・m]の数値を計算する。ここで、第一曲げ耐力Mc1はせん断力が梁1の開口24の部分に作用しない場合の開口24の部分の曲げ耐力であり、第二曲げ耐力Mc2はせん断耐力Qcに相当するせん断力が梁1の開口24の部分に作用する場合の開口24の部分の曲げ耐力である。
・せん断耐力Qcについて(図7参照)
次式(1)により、開口24を有する鉄骨梁本体2のせん断耐力Qcg [kN]を計算する。
Figure 2017210785
図7に示すようにせん断力がせん断補強部32,33,42,43に作用した場合に、そのせん断力をせん断補強部32,33,42,43の延在方向の軸力で受け持つとすると、せん断補強部32,33,42,43の延在方向における軸耐力Pys [kN]がBs×ts×σysであるので、次式(2)によりせん断補強部32,33,42,43のせん断耐力Qcr [kN]を計算する。
Figure 2017210785
そして、鉄骨梁本体2のせん断耐力Qcgとせん断補強部32,33,42,43のせん断耐力Qcrの和を求める。その和は、梁1の開口24の部分のせん断耐力Qcである。
Figure 2017210785
・曲げ耐力Mc1,Mc2について(図8参照)
次式(4)により、開口24を有する鉄骨梁本体2の曲げ耐力Mc1g [kN・m]を計算する。
Figure 2017210785
ここで、
Figure 2017210785
である。
図8に示すように曲げモーメントが曲げ補強部31,41に作用した場合に、その曲げモーメントを曲げ補強部31,41の延在方向の軸力で受け持つとすると、曲げ補強部31,41の延在方向における軸耐力Pyb [kN]がBb×tb×σybであるので、次式(5)により、曲げ補強部31,41の曲げ耐力Mc1r [kN・m]を計算する。
Figure 2017210785
ここで、
Figure 2017210785
である。
そして、鉄骨梁本体2の曲げ耐力Mc1gと曲げ補強部31,41の曲げ耐力Mc1rの和を求める。その和は、せん断力が梁1の開口24の部分に作用しない場合の梁1の開口24の部分の第一曲げ耐力Mc1である。
Figure 2017210785
一方、曲げ耐力Mc1からウエブ21及び曲げ補強部31,41の寄与分を控除すれば、せん断耐力Qcに相当するせん断力が梁1の開口24の部分に作用する場合の第二曲げ耐力Mc2 [kN・m]を求められるので、次式(7)により第二曲げ耐力Mc2を計算する。
Figure 2017210785
(D)ステップS4:比較判定式の設定
上記ステップS3において計算した梁1の開口24の部分のせん断耐力Qcから、せん断力Q[kN]に関する比較判定式を次式(8)のように設定する。
Figure 2017210785
この比較判定式(8)は、梁1の開口24の部分に作用するせん断力Qがせん断耐力Qc以下であれば、梁1がそのせん断力Qに耐え得ることを表す。
せん断耐力Qc及び曲げ耐力Mc1,Mc2とから、曲げモーメントM [kN・m]に関する比較判定式を次式(9)のように設定する。
Figure 2017210785
この比較判定式(9)において、変数Mcはせん断力Qが梁1の開口24の部分に作用する場合の梁1の開口24の部分の曲げ耐力を表し、変数Mcはせん断力Qを独立変数としたせん断力Qの一次関数である。比較判定式(9)は、梁1の開口24の部分に作用するせん断力Qと、そのせん断力Qが梁1の開口24の部分に作用した場合の梁1の開口24の部分の曲げ耐力Mcとの関係を表したものである。つまり、この比較判定式(9)は、せん断力Qが梁1の開口24の部分に作用した場合に、梁1の開口24の部分に作用する曲げモーメントMがそのせん断力Qから定まる曲げ耐力Mc以下であれば、梁1がその曲げモーメントMに耐え得ることを表す。
ここで、図9に示すように、変数としてのせん断力Qを横軸により表し、変数としての曲げモーメントMを縦軸により表す直交座標系のグラフに点A(0,Mc1)、点B(Qc,Mc2)及び点C(Qc,0)をプロットすると、線BCの左側の領域が比較判定式(8)を表し、線ABの下側の領域が比較判定式(9)を表す。線ABCは、せん断耐力Qc及び曲げ耐力Mc1,Mc2に基づいて定められた曲げせん断耐力曲線であり、その曲げせん断耐力曲線は、梁1の開口24の部分の曲げ耐力とのせん断耐力との関係を表す。
線ABが右肩下がりとなっているのは、つまり式(9)の一次関数の傾きが負となっているのは、梁1の開口24の部分に作用するせん断力Qが増加するにつれて、梁1の開口24の部分24の曲げ耐力Mcが減少するようしたものである。即ち、数値Qのせん断力が梁1の開口24の部分に作用すると、梁1の開口24の部分がそのせん断力に耐えうるように数値Qのせん断耐力を必要とするが、梁1の開口24の部分の全体としての耐力がせん断耐力として用いられる分だけ、梁1の開口24の部分の全体としての耐力のうち曲げ耐力として用いられる分が減少するので、線AB及び式(9)のようにせん断力Qが増加するにつれて曲げ耐力Mcが減少することになる。
(E)ステップS5:比較・判定
比較判定式(8)のせん断力Qに設計用せん断力Qdを当て嵌めて、比較判定式(8)に従って設計用せん断力Qdとせん断耐力Qcとを比較することによって、比較判定式(8)を充足するか否かを判定する。更に、比較判定式(9)のせん断力Qと曲げモーメントMにそれぞれ設計用せん断力Qdと設計用曲げモーメントMdを当て嵌め、設計用せん断力Qdを比較判定式(9)に当て嵌めることによって得られた曲げ耐力Mcを求めて、比較判定式(9)に従って曲げ耐力Mcと設計用曲げモーメントMdとを比較することによって、比較判定式(9)を充足するか否かを判定する。
つまり、線AB,線BCが表された図9のグラフに点D(Qd,Md)をプロットし(点Dは点D1〜点D4の何れか)、点Dが曲げせん断耐力曲線ABCの内側に存在するか否かを判定する。具体的には、線BCの左側の領域に存在するか否かを判定するが、点Dが点D1又は点D3のように線BCの左側の領域に存在すれば、比較判定式(8)を充足し、点Dが点D2又は点D4のように線BCの右側の領域に存在すれば、比較判定式(8)を充足しない。また、点Dが線ABの下側の領域に存在するか否かを判定するが、点Dが点D1又は点D2のように線ABの下側の領域に存在すれば、比較判定式(9)を充足し、点Dが点D3又は点D4のように線BCの右側の領域に存在すれば、比較判定式(9)を充足しない。
(F)ステップS6:曲げ補強部,せん断補強部の幅及び厚さの設定値の変更
図9に示す点D2,D4のように、ステップS5の比較判定工程において比較判定式(8)を充足しなければ、せん断補強部32,33,42,43の幅Bs及び厚さtsが設定された梁1は設計用せん断力Qdに耐えることができず、設定された幅Bb,Bs及び厚さtb,tsが不適切である。また、図9に示す点D3,D4のように、ステップS5の比較判定工程において比較判定式(9)を充足しなければ、曲げ補強部31,41やせん断補強部32,33,42,43の幅Bb,Bs及び厚さtb,tsが設定された梁1は設計用曲げモーメントMdに耐えることができず、設定された幅Bb,Bs及び厚さtb,tsが不適切である。
そこで、判別式(8),(9)のどちらか一方又は両方を充足しない場合には、曲げ補強部31,41とせん断補強部32,33,42,43の幅Bb,Bs及び厚さtb,tsの設定値を変更することによって、曲げ補強部31,41とせん断補強部32,33,42,43の幅Bb,Bs及び厚さtb,tsを再度設定する。或いは、フランジ22,23の降伏点σyf,ウエブ21の降伏点σyw,曲げ補強部31,41の降伏点σyb,せん断補強部32,33,42,43の降伏点σysのうち少なくとも1つをより高い設定値に変更することによって、降伏点σyf,降伏点σyw,降伏点σyb及び降伏点σysのうち少なくとも1つを再度設定する。
その後、ステップS3に戻って、ステップS3の再計算によってせん断耐力Qc及び曲げ耐力Mc1,Mc2を再度計算し、ステップS4における判別式(8),(9)を再度定めて、ステップS5において設計用せん断力Qd及び設計用曲げモーメントMdが変更後の判別式(8),(9)を充足するか否か判定する。こうして、ステップS5の比較判定工程において比較判定式(8)及び比較判定式(9)の両方を充足するまで、ステップS6,S3,S4,S5の工程を繰り返す。
(G)ステップS7:決定(本設定)
図9に示す点D1のように、ステップS5の比較判定工程において比較判定式(8)及び比較判定式(9)の両方を充足すれば、ステップS2又はステップS6において幅Bb,Bs及び厚さtb,tsが設定された梁1は設計用せん断力Qd及び設計用曲げモーメントMdに耐え得る。従って、ステップS2又はステップS6において設定された幅Bb,Bs及び厚さtb,tsが適切である。よって、曲げ補強部31,41やせん断補強部32,33,42,43の幅や厚さをステップS2又はステップS6において設定された数値Bb,Bs及びtb,tsに決定する。併せて、鉄骨梁本体2の梁成、フランジ22,23の幅、ウエブ21の厚さ、フランジ22,23の厚さ、開口24の直径、曲げ補強部31の上端から曲げ補強部41の下端までの距離、フランジ22,23の降伏点、ウエブ21の降伏点、曲げ補強部31,41の降伏点、せん断補強部32,33,42,43の降伏点、梁軸方向に対するせん断補強部32,33,42,43の延在方向の成す角を、ステップS2において設定した数値D,B,tw,tf,φ,Hb,σyf,σyw,σyb,σys,θに決定する。
以上により、梁1の評価・設計が終了する。
3. 梁の製造
上述の設計方法によって決定した設計値に従って梁1を製造する。具体的には、まず、ステップS7で決定した幅Bb、厚さtb及び降伏点σybの曲げ補強部31,41と、ステップS7で決定した幅Bs、厚さts及び降伏点σysのせん断補強部32,33,42,43とを有した鋼製補強材3,4を準備する。更に、ステップS7で決定した幅B、厚さtf及び降伏点σyfのフランジ22,23と、ステップS7で決定した厚さtw、高さ(D−2tf)及び降伏点σywのウエブ21と、直径φの開口24とを有した梁成Dの鉄骨梁本体2を準備する。そして、梁軸方向に対するせん断補強部32,33,42,43の延在方向の成す角がステップS7で決定した設計値θになるように、且つ、曲げ補強部31の上端から曲げ補強部41の下端までの距離がステップS7で決定した設計値Hbになるように、曲げ補強部31,41及びせん断補強部32,33,42,43を鉄骨梁本体2のウエブ21に接合する。こうして製造した梁1を柱間に架設する。
4. 効果
以上の評価方法・設計方法では、せん断力のみならず曲げモーメントも考慮して、梁1が設計用せん断力Qd及び設計用曲げモーメントMdに耐え得るように、曲げ補強部31,41とせん断補強部32,33,42,43の幅Bb,Bs及び厚さtb,tsの値を決定した。そのため、曲げ補強部31,41とせん断補強部32,33,42,43の幅Bb,Bs及び厚さtb,tsを過不足なく適切に設計することができる。そのため、曲げ補強部31,41とせん断補強部32,33,42,43の材料費の増大を抑えることができるとともに、梁1の開口24の部分の耐力が不足することを防止できる。
5. 変形例
鉄骨梁本体2はH形鋼であったが、梁軸方向に帯状に延びた鉛直な縦板部と、縦板部の上下端に設けられるとともに梁軸方向に帯状に延びた水平な横板部とを備える形鋼(例えば山形鋼、溝形鋼、リップ溝形鋼、Z形鋼、T形鋼、角形鋼管)であれば、H形鋼以外であってもよい。
6. 具体例
以下に、梁1の各部の寸法及び降伏点の具体的な数値を挙げて、具体的に梁1の評価・設計をする。
梁1の各部の寸法及び降伏点を以下のように設定する。
Figure 2017210785
また、梁1の設計用荷重から設計用せん断力Qd及び設計用曲げモーメントMdを解析して、設計用せん断力Qd及び設計用曲げモーメントMdを以下のように設定する。
Figure 2017210785
式(1)に従って開口24を有する鉄骨梁本体2のせん断耐力Qcgを計算すると、次の通りである。
Figure 2017210785
式(2)に従ってせん断補強部32,33,42,43のせん断耐力Qcrを計算すると、次の通りである。
Figure 2017210785
式(3)に従って梁1の開口24の部分のせん断耐力Qcを計算すると、次の通りである。
Figure 2017210785
式(4)に従って開口24を有する鉄骨梁本体2の曲げ耐力Mc1gを計算すると、次の通りである。
Figure 2017210785
次式(5)に従って曲げ補強部31,41の曲げ耐力Mc1rを計算すると、次の通りである。
Figure 2017210785
式(6)に従って第一曲げ耐力Mc1を計算すると、次の通りである。
Figure 2017210785
式(7)に従って第二曲げ耐力Mc2を計算すると、次の通りである。
Figure 2017210785
図10に示すように、点A、点B及び点Cをグラフにプロットし、線ABCをグラフに設定する。つまり、せん断耐力Qc及び曲げ耐力Mc1,Mc2から線ABの傾きを算出し、第一曲げ耐力Mc1を線ABの切片とし、線ABを表す一次関数を設定する。この一次関数に設計用せん断力Qdを当て嵌める。これにより、せん断力Qが設計用せん断力Qdである場合の曲げ耐力Mcを計算する。
Figure 2017210785
そして、せん断耐力Qc(=825 kN)と設計用せん断力Qd(=600 kN)を比較すると、せん断耐力Qcが設計用せん断力Qdよりも大きい。また、曲げ耐力Mc(=725 kN・m)と設計用曲げモーメントMd(=710 kN・m)を比較すると、曲げ耐力Mcが設計用曲げモーメントMdよりも大きい。つまり、図10に示すように、点Dをグラフにプロットすると、点Dが線BCの左側且つ線ABの下側の領域にある。
よって、梁1の各部の寸法及び降伏点の設定値(表2)が適切であり、梁1の各部の寸法及び降伏点の設計値をその設定値に決定する。この梁1の各部の寸法及び降伏点の設計値に従って、梁1を製造する。
1…梁, 2…鉄骨梁本体, 3,4…鋼製補強材, 21…ウエブ(縦板部), 22,23…フランジ(横板部), 24…開口, 31,41…曲げ補強部, 32,33,42,43…せん断補強部

Claims (2)

  1. 梁軸方向に延在する鉛直な縦板部と、前記縦板部の上下に設けられた水平な横板部と、前記縦板部に形成された開口とを有した鉄骨梁本体と、
    前記開口の上下において前記梁軸方向に延在するように前記縦板部に接合された曲げ補強部と、
    前記開口の前記梁軸方向両側において前記梁軸方向に対して斜めな方向に延在するように前記縦板部に接合されたせん断補強部と、を備える梁を評価する方法において、
    前記曲げ補強部と前記せん断補強部の幅及び厚さを設定する設定工程と、
    前記設定工程において設定した前記曲げ補強部と前記せん断補強部の幅及び厚さに基づいて、前記梁の前記開口の部分の曲げ耐力とせん断耐力との関係を定める工程と、
    前記梁に想定する設計用せん断力と設計用曲げモーメントを定める設定工程と、
    前記設計用せん断力及び前記設計用曲げモーメントを前記関係と比較する比較工程と、
    を備えることを特徴とする梁の評価方法。
  2. 前記関係を定める工程は、
    前記設定工程において設定した前記せん断補強部の幅及び厚さに基づいて、前記梁の前記開口の部分のせん断耐力を計算する第一計算工程と、
    前記設定工程において設定した前記曲げ補強部の幅及び厚さに基づいて、せん断力が前記梁の前記開口の部分に作用しない場合の前記梁の前記開口の部分の第一曲げ耐力を計算するとともに、前記せん断耐力に相当するせん断力が前記梁の前記開口の部分に作用する場合の前記梁の前記開口の部分の第二曲げ耐力を計算する第二計算工程と、
    前記第二曲げ耐力と前記第一曲げ耐力の差を前記せん断耐力で除することで得られた商を傾きとし、前記第一曲げ耐力を切片とした一次関数を定める工程と、を有し、
    前記比較工程は、
    前記設計用せん断力と前記せん断耐力とを比較するとともに、前記設計用せん断力を前記一次関数に当て嵌めることで得られた曲げ耐力と前記設計用曲げモーメントとを比較する工程を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の梁の評価方法。
JP2016104172A 2016-05-25 2016-05-25 梁の評価方法 Active JP6801231B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016104172A JP6801231B2 (ja) 2016-05-25 2016-05-25 梁の評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016104172A JP6801231B2 (ja) 2016-05-25 2016-05-25 梁の評価方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017210785A true JP2017210785A (ja) 2017-11-30
JP6801231B2 JP6801231B2 (ja) 2020-12-16

Family

ID=60476037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016104172A Active JP6801231B2 (ja) 2016-05-25 2016-05-25 梁の評価方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6801231B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7380230B2 (ja) 2020-01-10 2023-11-15 株式会社大林組 梁の開口補強方法及び梁の構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7380230B2 (ja) 2020-01-10 2023-11-15 株式会社大林組 梁の開口補強方法及び梁の構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP6801231B2 (ja) 2020-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10024059B2 (en) Amplified metal stud framing
JP6072946B1 (ja) 鋼床版及び道路橋
KR102632017B1 (ko) 표준 보를 대체하기 위한 구조적 시스템 및 표준 보를 대체하기 위한 구조적 시스템를 제공하기 위한 방법
US20180038105A1 (en) Structural system and method using monolithic beams having improved strength
JP6801231B2 (ja) 梁の評価方法
US20090313937A1 (en) Steel beams and related assemblies and methods
KR20170066192A (ko) 콘크리트 합성기둥 및 콘크리트 합성기둥의 제조방법
JPH0540498U (ja) スラブ廻りのリブ付コンクリート止め材
WO2018107234A1 (en) Permanent formwork member for a column or beam support member
JP6978212B2 (ja) デッキプレート
WO2018164271A1 (ja) 梁接合構造、梁接合構造の設計方法、及び梁接合構造の製造方法
JP6363901B2 (ja) デッキプレートの設置工法
JP5864491B2 (ja) 上下柱異径の鋼管柱接合部のダイアフラム剛性予測方法および板厚設計方法
JP6179757B2 (ja) 建築物の異径柱接合用柱梁接合構造
JP7185617B2 (ja) 鋼製型枠
JP5943135B1 (ja) 合成床版用鋼材パネルおよび合成床版
JP5899895B2 (ja) 角形中空断面柱とh形断面梁の柱梁接合構造
JP6807787B2 (ja) 鉄骨梁補強構造
KR20190078147A (ko) 트러스형 데크 플레이트에 적용되는 보강 트러스 거더
JP2022154265A (ja) 柱梁接合コア
Bródka et al. Design of hollow section overlap joints with the reinforcing rib plate. Welded connection resistance
KR20190078141A (ko) 트러스형 데크 플레이트에 적용되는 채움 지지 보강 트러스 거더
JP7315320B2 (ja) 架構式構造
JP6830394B2 (ja) 剪断補強部材及び柱梁接合部構造
JP2022154352A (ja) 柱梁接合コア

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200324

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6801231

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150