JP2017210750A - 開閉部材制御装置 - Google Patents

開閉部材制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017210750A
JP2017210750A JP2016103195A JP2016103195A JP2017210750A JP 2017210750 A JP2017210750 A JP 2017210750A JP 2016103195 A JP2016103195 A JP 2016103195A JP 2016103195 A JP2016103195 A JP 2016103195A JP 2017210750 A JP2017210750 A JP 2017210750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
dead zone
ambient temperature
closing member
closing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016103195A
Other languages
English (en)
Inventor
淳太郎 近藤
Juntaro Kondo
淳太郎 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2016103195A priority Critical patent/JP2017210750A/ja
Priority to PCT/JP2017/012434 priority patent/WO2017203821A1/ja
Publication of JP2017210750A publication Critical patent/JP2017210750A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J1/00Windows; Windscreens; Accessories therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J1/00Windows; Windscreens; Accessories therefor
    • B60J1/08Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides
    • B60J1/12Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides adjustable
    • B60J1/16Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides adjustable slidable
    • B60J1/17Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at vehicle sides adjustable slidable vertically
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/40Safety devices, e.g. detection of obstructions or end positions
    • E05F15/42Detection using safety edges
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/60Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators
    • E05F15/603Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors
    • E05F15/665Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for vertically-sliding wings
    • E05F15/689Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for vertically-sliding wings specially adapted for vehicle windows
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P29/00Arrangements for regulating or controlling electric motors, appropriate for both AC and DC motors
    • H02P29/02Providing protection against overload without automatic interruption of supply
    • H02P29/024Detecting a fault condition, e.g. short circuit, locked rotor, open circuit or loss of load
    • H02P29/0241Detecting a fault condition, e.g. short circuit, locked rotor, open circuit or loss of load the fault being an overvoltage

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】周囲温度によらず適切な値に不感帯領域を設定することを可能にした開閉部材制御装置を提供すること。
【解決手段】周囲温度によりガラスラン10の固さが変化することに伴い、低温時には閉じ切り位置が常温時よりも下方へ移動し、高温時には閉じ切り位置が常温時よりも上方へ移動する。前回、常温環境下で窓ガラス3の閉じ切り動作が行われ、そのとき設定された不感帯領域を基準に、今回、低温環境下で窓ガラス3の閉じ切り動作が行われた場合、ガラスラン10の周囲温度下降前後のたわみ量変動分だけ不感帯領域が狭められる。一方、前回、常温環境下で窓ガラス3の閉じ切り動作が行われ、そのとき設定された不感帯領域を基準に、今回、高温環境下で窓ガラス3の閉じ切り動作が行われた場合、ガラスラン10の周囲温度上昇前後のたわみ量変動分だけ不感帯領域が広げられる。
【選択図】図5

Description

本発明は、開閉部材の動作を制御する開閉部材制御装置に関する。
特許文献1には、開閉部材制御装置の一例として、挟み込み防止制御を有するパワーウインドウ制御装置が開示されている。パワーウインドウ制御装置では、スイッチへの操作入力を契機にモータが回転されることに基づき、窓ガラスの閉じ切り動作或いは全開動作が行われる。そして、モータの回転に同期したパルス信号がホールセンサから出力され、ECUは、モータ回転軸1回転あたり1周期のパルスをカウントして窓ガラスの移動量を検知するとともに、2つのホールセンサのパルス信号を解析しつつ、窓ガラスの移動方向を検知する。これにより、ECUは、現在の窓位置を認識できることになる。
また、ECUは、ホールセンサが出力するパルスの間隔からモータの回転速度の変化を検出しつつ、窓ガラスの移動速度の変化を検知する。例えば、挟み込みが発生すると、窓ガラスの移動速度(モータの回転速度)が低下して、パルスの間隔が広くなる。これにより、ECUは、パルスの間隔を監視しつつ、挟み込みを検出できることになる。
さらに、ECUは、窓位置について、挟み込み検出を有効とする感帯領域と挟み込み検出を無効とする不感帯領域とを設定する。そして、ECUは、感帯領域で挟み込みを検出したとき、挟み込みが発生したと判定し、窓ガラス(モータ)を反転作動する。こうした挟み込み防止制御に伴い対象物が解放される。一方、ECUは、不感帯領域で挟み込みを検出したとき、窓ガラスが閉じ切り位置に達したと判定し、窓ガラス(モータ)を作動停止する。窓ガラスの上端がガラスランリップとの接触を経てドアフレームにて移動規制されたとき、窓ガラスが閉じ切り位置に到達したことになる。
ところで、閉じ切り位置の直前に不感帯領域が設定されるが、閉じ切り位置は、モータ給電電圧、周囲温度、ガラスランの経年劣化等の外部環境変化によって上方或いは下方へ変化する。そこで通常、ECUは、窓ガラスを閉じ切る度に停止位置を窓位置の原点とし、全開方向への一定値までを不感帯領域に設定する。つまり、ガラスランリップ或いはドアフレームに対する不感帯領域の位置は異なるものの、不感帯領域の始点(開始位置)から終点(閉じ切り位置)までの区間は一定である。
特開2005−133449号公報
図6に示すように、周囲温度によりガラスランの固さが変化することに伴い、低温時には閉じ切り位置が常温時よりも下方へ移動し、高温時には閉じ切り位置が常温時よりも上方へ移動する。このため、まず低温時には、ガラスランリップから不感帯領域の開始位置までの区間が狭くなり、挟み込み検出に対する余裕度が小さくなる。一方、高温時には、ドアフレームから不感帯領域の開始位置までの区間が狭くなり、窓ガラスの閉じ切りに対する余裕度が小さくなる。
このため、不感帯領域の設定に際し、外部環境が変化しても挟み込み検出と窓ガラスの閉じ切りができるよう、車両毎に実測を行って不感帯領域の値を算出する必要があった。また、車両によって適切なマージンを持った不感帯領域を設定できない場合、挟み込み検出の閾値を変更する必要があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、周囲温度によらず適切な値に不感帯領域を設定することを可能にした開閉部材制御装置を提供することにある。
上記課題を解決する開閉部材制御装置は、モータの回転に基づく開閉部材の動作を制御する開閉部材制御装置において、前記開閉部材の移動速度と前記モータに対する給電電圧とに基づいて周囲温度を推定する温度推定手段と、前記温度推定手段によって推定された周囲温度に応じて、前記開閉部材の移動速度低下又は移動停止の検出による挟み込み検出時に当該挟み込み検出を無効としつつ前記開閉部材が閉じ切り位置に達したと判定する不感帯領域を設定する不感帯設定手段とを備えることをその要旨としている。
この構成によれば、周囲温度の推定を経て不感帯領域を自動調整する。これにより、周囲温度によらず適切な値に不感帯領域を設定できる。
上記開閉部材制御装置について、前記不感帯設定手段は、前記開閉部材を閉じ切る度に当該開閉部材の移動停止位置である閉じ切り位置を原点とし、全開方向の開始位置から当該閉じ切り位置までを前記不感帯領域に設定し、前記不感帯設定手段は、前記温度推定手段によって推定された周囲温度が変化したとき、周囲温度変化後の前記不感帯領域の開始位置を、周囲温度変化前の前記不感帯領域の開始位置を基点に、前記開閉部材が閉じ切り位置到達前に接触する弾性部材の周囲温度変化前後のたわみ量変動分に応じて調整することとしてもよい。
この構成によれば、周囲温度により弾性部材の固さが変化することを想定しつつ、弾性部材のたわみ量変動分に応じて不感帯領域の開始位置を調整する。これにより、周囲温度に応じた区間に不感帯領域が設定され、挟み込み検出と開閉部材の閉じ切りを両立できる。
上記開閉部材制御装置について、前記不感帯設定手段は、前記温度推定手段によって推定された周囲温度が下降したとき、周囲温度下降後の前記不感帯領域の開始位置を、周囲温度下降前の前記不感帯領域の開始位置を基点に、前記弾性部材の周囲温度下降前後のたわみ量変動分だけ閉じ切り方向にずらした位置に設定することとしてもよい。
この構成によれば、低温時の挟み込み検出に対する余裕度を常温時同等にできる。
上記開閉部材制御装置について、前記不感帯設定手段は、前記温度推定手段によって推定された周囲温度が上昇したとき、周囲温度上昇後の前記不感帯領域の開始位置を、周囲温度上昇前の前記不感帯領域の開始位置を基点に、前記弾性部材の周囲温度上昇前後のたわみ量変動分だけ全開方向にずらした位置に設定することとしてもよい。
この構成によれば、高温時の開閉部材の閉じ切りに対する余裕度を常温時同等にできる。
上記開閉部材制御装置について、前記開閉部材が閉じ切り位置に到達する前に当該開閉部材の移動速度を一定速度とし、その一定速度で当該開閉部材を閉じ切り位置まで動作させる速度制御手段を備えることとしてもよい。
この構成によれば、モータ給電電圧の違いによる、閉じ切り前の開閉部材の移動速度のばらつきが抑えられる。これにより、弾性部材のたわみ量の変動要因を周囲温度の影響のみに限定できる。したがって、適切な不感帯領域の設定に貢献できる。
本発明によれば、周囲温度によらず適切な値に不感帯領域を設定できる。
パワーウインドウ制御装置の構成を示すブロック図。 モータの回転を磁気的に検出するための構成を示す図。 (a)はドアガラス移動量の検知を示す図、(b)はドアガラス移動方向の検知を示す図。 ドアガラス移動速度の検知を示す図。 不感帯を可変とする技術を示す図。 不感帯を一定とする従来制御を示す図。
以下、開閉部材制御装置の一実施の形態について説明する。
図1に示すように、開閉部材制御装置の一例であるパワーウインドウ制御装置1は、車両ドア2の窓ガラス3を制御対象として、その窓ガラス3の動作を制御する。窓ガラス3は開閉部材に相当する。
パワーウインドウ制御装置1は、窓ガラス3の動作の統括的な制御を司るECU4の他、窓ガラス3の動作の契機となる操作入力に供されるスイッチ(図示略)を備えている。ECU4は、そのスイッチへの操作入力を契機にモータ5を回転させることに基づき、窓ガラス3の閉じ切り動作或いは全開動作を行う。
図2に示すように、モータ5の回転軸と一体で回転するウォームギヤ6を取り巻くように磁石7が設けられ、この磁石7は、ウォームギヤ6の半周分の領域にS極が着磁され、ウォームギヤ6の残りの半周分の領域にN極が着磁されている。そして、その磁石7の近傍には、当該磁石7を検出しつつモータ5の回転を磁気的に検出する目的で、2つのホールセンサ8,9が設けられている。
図3(a)及び(b)に示すように、ホールセンサ8,9は、モータ5の回転に同期したパルス信号を出力する。図3(a)を参照して、ECU4は、ホールセンサ8が出力するモータ回転軸1回転あたり1周期のパルスをカウントして窓ガラス3の移動量を検知する。また、図3(b)を参照して、ECU4は、ホールセンサ8からのパルスの立ち上がりを検出したタイミングにおいて、ホールセンサ9からのパルスがHIレベルのとき、窓ガラス3が閉じ切り方向に上昇移動していることを示すモータ5のアップ回転を検知する。同様に、ECU4は、ホールセンサ8からのパルスの立ち上がりを検出したタイミングにおいて、ホールセンサ9からのパルスがLOレベルのとき、窓ガラス3が全開方向に下降移動していることを示すモータ5のダウン回転を検知する。そして、ECU4は、窓ガラス3の移動量と移動方向の双方の検知を通じて、現在の窓ガラス3の位置を認識する。
また、図4に示すように、ECU4は、ホールセンサ8が出力するパルスの間隔からモータ5の回転速度の変化を検出しつつ、窓ガラス3の移動速度の変化を検知する。窓ガラス3に過負荷が加わったとき、通常時よりも窓ガラス3の移動速度(モータ5の回転速度)が低下して、パルスの間隔が広くなることが示されている。
ところで、ECU4は、窓ガラス3の位置について、窓ガラス3の移動速度低下又は移動停止の検出による挟み込み検出時に当該挟み込み検出を有効とする感帯領域と、当該挟み込み検出を無効とする不感帯領域とを設定する。そして、ECU4は、感帯領域で挟み込みを検出したとき、挟み込みが発生したと判定し、窓ガラス3(モータ5)を反転作動する。一方、ECU4は、不感帯領域で挟み込みを検出したとき、窓ガラス3が閉じ切り位置に達したと判定し、窓ガラス3(モータ5)を作動停止する。
ここで、ECU4は、窓ガラス3の移動速度(窓上昇速度)とモータ5に対する給電電圧(モータ給電電圧)とに基づいて周囲温度を推定する。ECU4は、周囲温度の推定に際し、窓上昇速度とモータ給電電圧の双方を監視しつつ、窓上昇時において窓ガラス3の上端がガラスランリップに接触するよりも前のそれぞれの値を取得する。そして、ECU4は、メモリに記憶された温度テーブルを参照しつつ、上記取得した窓上昇速度とモータ給電電圧の双方に関連付けされた周囲温度を選択する。ECU4は温度推定手段に相当する。
また、ECU4は、窓上昇時において窓ガラス3の上端がガラスランリップに接触するよりも前に窓上昇速度を一定速度とし、その一定速度で窓ガラス3を閉じ切り位置まで動作させる。本来、モータ給電電圧と周囲温度とに由来する窓上昇速度と周囲温度に由来するガラスランの固さの双方が要因となりガラスランのたわみ量が変動するが、本例に倣い、窓上昇速度を一定速度とすることで、ガラスランのたわみ量の変動要因が周囲温度の影響のみに限定される。ECU4は速度制御手段に相当する。
さらに、ECU4は、窓ガラス3が閉じ切り位置に達したと判定する度に、窓ガラス3の移動停止位置である閉じ切り位置を原点とし、全開方向の開始位置から当該閉じ切り位置までを上記不感帯領域に設定する。ECU4は、不感帯領域の設定に際し、上記推定した周囲温度に応じて、当該不感帯領域の開始位置を調整する。詳しくは、周囲温度が下降したとき、周囲温度下降後の不感帯領域の開始位置を、周囲温度下降前の不感帯領域の開始位置を基点に、ガラスランの周囲温度下降前後のたわみ量変動分だけ閉じ切り方向にずらした位置に設定する。一方、周囲温度が上昇したとき、周囲温度上昇後の不感帯領域の開始位置を、周囲温度上昇前の不感帯領域の開始位置を基点に、ガラスランの周囲温度上昇前後のたわみ量変動分だけ全開方向にずらした位置に設定する。ECU4は、周囲温度とガラスランのたわみ量とが関連付けされたテーブルを参照しつつ、今回推定した周囲温度に対応するたわみ量と前回の不感帯領域設定時に推定した周囲温度に対応するたわみ量との差分を上記たわみ量変動分とする。ECU4は不感帯設定手段に相当する。
次に、パワーウインドウ制御装置1の作用について説明する。
図5に示すように、周囲温度によりガラスラン10(弾性部材に相当)の固さが変化することに伴い、低温時には閉じ切り位置が常温時よりも下方へ移動し、高温時には閉じ切り位置が常温時よりも上方へ移動する。
ここで、前回、常温環境下で窓ガラス3の閉じ切り動作が行われ、そのとき設定された不感帯領域を基準に、今回、低温環境下で窓ガラス3の閉じ切り動作が行われた場合、ガラスラン10の周囲温度下降前後のたわみ量変動分だけ不感帯領域が狭められる。これにより、ガラスランリップから不感帯領域の開始位置までの区間が常温時同等に維持される。したがって、挟み込み検出に対する余裕度が常温時同等となる。
一方、前回、常温環境下で窓ガラス3の閉じ切り動作が行われ、そのとき設定された不感帯領域を基準に、今回、高温環境下で窓ガラス3の閉じ切り動作が行われた場合、ガラスラン10の周囲温度上昇前後のたわみ量変動分だけ不感帯領域が広げられる。これにより、ドアフレーム11から不感帯領域の開始位置までの区間が常温時同等に維持される。したがって、窓ガラス3の閉じ切りに対する余裕度が常温時同等となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)ECU4は、周囲温度の推定を経て不感帯領域を自動調整する。これにより、周囲温度によらず適切な値に不感帯領域を設定できる。
(2)周囲温度によりガラスラン10の固さが変化することを想定しつつ、ECU4は、ガラスラン10のたわみ量変動分に応じて不感帯領域の開始位置を調整する。これにより、周囲温度に応じた区間に不感帯領域が設定され、挟み込み検出と窓ガラス3の閉じ切りを両立できる。
(3)低温時の挟み込み検出に対する余裕度を常温時同等にできる。
(4)高温時の窓ガラス3の閉じ切りに対する余裕度を常温時同等にできる。
(5)ECU4は、窓ガラス3が閉じ切り付近に来たら窓上昇速度を一定速度とする。このため、モータ給電電圧の違いによる、閉じ切り前の窓ガラス3の移動速度のばらつきが抑えられる。これにより、ガラスラン10のたわみ量の変動要因を周囲温度の影響のみに限定できる。したがって、適切な不感帯領域の設定に貢献できる。
尚、上記実施の形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・建物のシャッタ等のように、閉じ切り方向に下降移動するとともに全開方向に上昇移動する開閉部材を制御対象とする開閉部材制御装置に本発明を適用してもよい。
・車両のスライドドア或いは建物の自動ドア等のように、水平方向に動作する開閉部材を制御対象とする開閉部材制御装置に本発明を適用してもよい。
・車両のサンルーフ等の開閉部材を制御対象とする開閉部材制御装置に本発明を適用してもよい。
1…パワーウインドウ制御装置(開閉部材制御装置)、2…車両ドア、3…窓ガラス(開閉部材)、4…ECU(温度推定手段、不感帯設定手段、速度制御手段)、5…モータ、6…ウォームギヤ、7…磁石、8…ホールセンサ、9…ホールセンサ、10…ガラスラン(弾性部材)、11…ドアフレーム。

Claims (5)

  1. モータの回転に基づく開閉部材の動作を制御する開閉部材制御装置において、
    前記開閉部材の移動速度と前記モータに対する給電電圧とに基づいて周囲温度を推定する温度推定手段と、
    前記温度推定手段によって推定された周囲温度に応じて、前記開閉部材の移動速度低下又は移動停止の検出による挟み込み検出時に当該挟み込み検出を無効としつつ前記開閉部材が閉じ切り位置に達したと判定する不感帯領域を設定する不感帯設定手段とを備える
    ことを特徴とする開閉部材制御装置。
  2. 前記不感帯設定手段は、前記開閉部材を閉じ切る度に当該開閉部材の移動停止位置である閉じ切り位置を原点とし、全開方向の開始位置から当該閉じ切り位置までを前記不感帯領域に設定し、
    前記不感帯設定手段は、前記温度推定手段によって推定された周囲温度が変化したとき、周囲温度変化後の前記不感帯領域の開始位置を、周囲温度変化前の前記不感帯領域の開始位置を基点に、前記開閉部材が閉じ切り位置到達前に接触する弾性部材の周囲温度変化前後のたわみ量変動分に応じて調整する
    請求項1に記載の開閉部材制御装置。
  3. 前記不感帯設定手段は、前記温度推定手段によって推定された周囲温度が下降したとき、周囲温度下降後の前記不感帯領域の開始位置を、周囲温度下降前の前記不感帯領域の開始位置を基点に、前記弾性部材の周囲温度下降前後のたわみ量変動分だけ閉じ切り方向にずらした位置に設定する
    請求項2に記載の開閉部材制御装置。
  4. 前記不感帯設定手段は、前記温度推定手段によって推定された周囲温度が上昇したとき、周囲温度上昇後の前記不感帯領域の開始位置を、周囲温度上昇前の前記不感帯領域の開始位置を基点に、前記弾性部材の周囲温度上昇前後のたわみ量変動分だけ全開方向にずらした位置に設定する
    請求項2又は3に記載の開閉部材制御装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の開閉部材制御装置において、
    前記開閉部材が閉じ切り位置に到達する前に当該開閉部材の移動速度を一定速度とし、その一定速度で当該開閉部材を閉じ切り位置まで動作させる速度制御手段を備える
    ことを特徴とする開閉部材制御装置。
JP2016103195A 2016-05-24 2016-05-24 開閉部材制御装置 Pending JP2017210750A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016103195A JP2017210750A (ja) 2016-05-24 2016-05-24 開閉部材制御装置
PCT/JP2017/012434 WO2017203821A1 (ja) 2016-05-24 2017-03-27 開閉部材制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016103195A JP2017210750A (ja) 2016-05-24 2016-05-24 開閉部材制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017210750A true JP2017210750A (ja) 2017-11-30

Family

ID=60412262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016103195A Pending JP2017210750A (ja) 2016-05-24 2016-05-24 開閉部材制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2017210750A (ja)
WO (1) WO2017203821A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020117972A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 株式会社デンソー 開閉体制御装置
JP2020122317A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 株式会社デンソー 開閉体制御装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3675096B2 (ja) * 1997-03-17 2005-07-27 株式会社デンソー ウインドウ開閉制御装置
JP2003003740A (ja) * 2001-06-21 2003-01-08 Asmo Co Ltd 開閉部材制御装置及び開閉部材制御方法
JP2005061137A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Tokai Rika Co Ltd パワーウィンドウ装置
JP2006152685A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Tokai Rika Co Ltd パワーウインドウ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020117972A (ja) * 2019-01-25 2020-08-06 株式会社デンソー 開閉体制御装置
JP7040472B2 (ja) 2019-01-25 2022-03-23 株式会社デンソー 開閉体制御装置
US11421467B2 (en) 2019-01-25 2022-08-23 Denso Corporation Opening-closing body controller
JP2020122317A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 株式会社デンソー 開閉体制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017203821A1 (ja) 2017-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120180394A1 (en) Power window apparatus
US10337230B2 (en) Control device for opening and closing bodies
JP2014167201A (ja) 開閉体の挟み込み検知装置及び開閉体装置
KR101842630B1 (ko) 개구 폐쇄에 대한 장애물의 검출을 위한 기준 획득 방법
JP2016108939A (ja) 開閉部材制御装置
JP2018003426A (ja) 開閉制御装置
JP6724398B2 (ja) 開閉駆動装置
JP6988769B2 (ja) 開閉体制御装置及びモータ
US20160215553A1 (en) Vehicle window opening device
TW200401071A (en) Clamp detection device for open/closure object
JP2002525016A (ja) 車両部品を調節するための駆動装置と方法
JP2002525015A (ja) 車両部品を調節するための駆動装置と方法
JP2017210750A (ja) 開閉部材制御装置
EP3263814B1 (en) Opening/closing control device
JP6394900B2 (ja) 車両窓開閉装置
US11761254B2 (en) Method and device for detecting potential pinches
JP6119497B2 (ja) 車両用自動ドアの挟み込み検出装置及び検出方法
JPH10262385A (ja) ウインドウ開閉制御装置
KR101735167B1 (ko) 차량용 선루프의 안티-핀치 시스템의 핀치 검출 방법 및 이러한 방법을 사용하는 장치
WO2017014076A1 (ja) 開閉制御装置
JP2014189992A (ja) 開閉部材制御装置
US10577847B2 (en) Method for operating a closing device, and closing device
JP2020117972A (ja) 開閉体制御装置
JP2018135647A (ja) 挟み込み検出装置
JP5715203B2 (ja) 車両用開閉体制御装置