JP2017210394A - 分断装置 - Google Patents

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西尾 仁孝
Jinko Nishio
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【課題】基板をスクライブラインに沿って分断するためにバーを用いた場合であっても、端材を確実に回収できる分断装置を提供する。【解決手段】分断装置1では、上側コンベア7Aは、端材G及び搬送方向上流側の単位基板Wを支持する。第2コンベア9aは、上側コンベア7Aの搬送方向下流側近傍において上側コンベア7Aより低い位置に設けられ、分断後の単位基板Wを支持する。下側コンベア7Bは、上側コンベア7Aの搬送方向下流側近傍において上側コンベア7Aより低い位置に設けられ、端材Gを支持する。【選択図】図1

Description

本発明は、分断装置、特に、貼り合わせ基板から端材を分断して除去する装置に関する。
一般に液晶パネルの製造工程では、製造単位となる複数の単位表示パネル(単位基板)がパターニングされた大面積の貼り合わせガラス基板(マザー基板)を製造し、次にそれを単位表示パネルごとに分割する。具体的には、上下一対のカッターホイールを用いて、マザー基板を上下方向から2面同時にスクライブを行い、次に2面同時に分離することで、単位表示パネルごとに分割する。単表示パネル同士の間には余分な部分が設けられており、これらが分断後には端材(切り片)となる。
端材の処理としては、チャック部材で端材を把持し、引き離す方向にチャックを移動させて、端材を下方に設けた端材集積容器に落下させる方法が知られている(例えば、特許文献1の図16を参照)。
さらに、特許文献1に記載の技術の改良として、チャック部材が端材をシューターへの投棄することで、端材落下による粉塵の発生を抑える方法が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
国際公開2002/057192号 特開2012−250871号公報
しかし、チャック部材を用いると、チャック部材が他の部材たとえばブレイクバーと干渉するおそれがある。
一方、チャック部材を用いない場合は、シューターを設けたとしても、端材がシューター内に入らないことが多くなる。
本発明は、上記した課題に鑑み、基板をスクライブラインに沿って分断するためにバーを用いた場合であっても、端材を確実に回収できる分断装置を提供することを目的とする。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る分断装置は、上側となる第1基板と下側となる第2基板が貼り合わされてなる貼り合わせ基板を、第1基板の表面に形成された第1スクライブラインと、第2基板の表面における第1スクライブラインと平面視において同じ位置に形成された第2スクライブラインとに沿って分断する装置である。
分断装置は、第1支持部材と、第2支持部材と、第3支持部材とを備えている。第1スクライブラインおよび第2スクライブラインを境界とする貼り合わせ基板の一方の領域を第1領域とし、他方の領域を第2領域とする。
第1支持部材は、第1領域を支持する。
第2支持部材は、第1支持部材の搬送方向下流側近傍において第1支持部材より低い位置に設けられ、分断後の第2領域が単位基板である場合に当該単位基板を支持する。
第3支持部材は、第1支持部材の搬送方向下流側近傍において第1支持部材より低い位置に設けられ、分断後の第2領域が端材である場合に当該端材を支持する。
なお、「第2領域」は、第1領域の搬送方向上流側にある部分の全て又は一部である。また、「支持する」とは、下方から支えることをいう。
この装置では、分断後に、単位基板は第2支持部材によって支持され、端材は第3支持部材によって支持される。したがって、端材が確実に回収される。
第2支持部材の高さ方向位置は、第1支持部材と第3支持部材の高さ方向位置の中間であってもよい。
第2支持部材は、第1支持部材の搬送方向下流側近傍にあり第3支持部材の上方に位置する受け位置と、受け位置から搬送方向下流側に移動して第1支持部材から離れることで第3支持部材の上方を開放する退避位置との間で移動可能であってもよい。
この装置では、第2支持部材は、単位基板が分断されるときには前もって受け位置に移動しており、端材が分断されるときには前もって退避位置に移動することができる。したがって、分断後に、単位基板は第2支持部材によって支持され、端材は第3支持部材によって支持される。
第1支持部材と第3支持部材は、一体に動作するコンベアを有していてもよい。
この装置では、第1支持部材と第3支持部材とで駆動源及び駆動部材を共通化できるので、部品点数が少なくなる。
本発明に係る分断装置では、基板をスクライブラインに沿って分断するためにバーを用いた場合であっても、端材を確実に回収できる。
本発明の1実施形態としての分断装置の模式図。 貼り合わせ基板の模式図。 分断装置の制御構成を示すブロック図。 分断装置の制御動作を示すフローチャート。 分断装置の動作を示す模式図。 分断装置の動作を示す模式図。 分断装置の動作を示す模式図。 分断装置の動作を示す模式図。 分断装置の動作を示す模式図。 分断装置の動作を示す模式図。 分断装置の動作を示す模式図。 第2実施形態におけるブレイク機構の模式図。
1.第1実施形態
(1)分断装置の全体構成
図1を用いて、本発明の1実施形態としての分断装置1を説明する。図1は、本発明の1実施形態としての分断装置の模式図である。なお、図1の左右方向は基板の搬送方向であり、図1の左側が搬送方向上流側であり、図1の右側が搬送方向下流側である。
分断装置1は、貼り合わせ基板Mを分断することで、複数の単位基板Wを製造するための装置である。
分断装置1は、分断機構5を有している。分断機構5は、貼り合わせ基板Mに分断のための力を付与する装置である。
分断装置1は、第1コンベア機構7を有している。第1コンベア機構7は、貼り合わせ基板Mを図1の左側から右側に搬送するための装置である。第1コンベア機構7は、さらに、端材Gを支持して搬送する機能を有している。
分断装置1は、第2コンベア機構9を有している。第2コンベア機構9は、単位基板Wを支持して、さらに図左側から図右側に搬送するための装置である。
(2)貼り合わせ基板
図2を用いて、貼り合わせ基板Mを説明する。図2は、貼り合わせ基板の模式図である。
貼り合わせ基板Mは、上側となる第1基板M1と下側となる第2基板M2が貼り合わされてなる。
第1基板M1では、第1単位基板W1と第1端材G1とが交互に形成されており、それらの境界の表面には第1スクライブラインS1が形成されている。
第2基板M2では、第2単位基板W2と第2端材G2とが交互に形成されており、それらの境界の表面には第2スクライブラインS2が形成されている。
図から明らかなように、第1スクライブラインS1と第2スクライブラインS2とは平面視において同じ位置に形成されている。第1単位基板W1と第2単位基板W2の組み合わせが上述の単位基板Wであり、さらに、第1端材G1と第2端材G2の組み合わせが上述の端材Gである。
(3)分断装置の詳細構成
(3−1)第1コンベア機構
第1コンベア機構7は、図1の左側から右側に長く伸びる第1コンベア7aを有している。第1コンベア7aは、例えば、ベルトコンベアである。
第1コンベア機構7は、第1コンベア駆動機構39(図3)を有している。第1コンベア7aは、第1コンベア駆動機構39(図3)によって駆動される。第1コンベア7aは、図1の左側から右側に貼り合わせ基板Mを搬送する。
分断装置1は、ローラ構造11を有している。ローラ構造11は、搬送方向上流から送られてくる第1コンベア7aを下側に移動させさらに搬送方向下流側に送り出さすローラ15、17を有している。ローラ15,17を境に、第1コンベア7aは、上側コンベア7Aと下側コンベア7Bとに分かれる。上側コンベア7Aは、第1支持部材として、貼り合わせ基板Mを支持する。下側コンベア7Bは、第3支持部材として、分断された端材Gを支持する。具体的には、下側コンベア7Bは、上側コンベア7Aの搬送方向下流側近傍において上側コンベア7Aより低い位置に設けられ、端材Gを支持する。
以上に述べたように、第1コンベア7aは、一体に動作する上側コンベア7Aと下側コンベア7Bとを有している。この結果、両者の駆動源及び駆動部材を共通化できるので、部品点数が少なくなる。
分断装置1は、受け部材13を有している。受け部材13は、第1支持部材として、貼り合わせ基板Mを支持する。受け部材13は、上側のローラ15の搬送方向下流側に近接して設けられている。受け部材13は、上側のローラ15と同じ高さの受け面13aを有している。受け面13aは、搬送方向及び奥行き方向に所定の長さを有している。
(3−2)分断機構
分断機構5は、本体25を有している。本体25は、第1コンベア7aの上方に配置された部材である。本体25は、第1水平方向駆動部35(図3)によって、搬送方向に移動可能である。
分断機構5は、インパクト部材27を有している。インパクト部材27は、下方への移動によって基板の分断を行う部材である。インパクト部材27は、本体25の下面に配置されており、所定の重量を有するバー状の部材である。インパクト部材27は、本体25に対して落下機構37(図3)によって支持されており、落下機構37(図3)によって支持状態が解除されることで自重によって下方に移動する。このようにインパクト部材27による衝突は、当該インパクト部材27の自由落下によってなされるので、インパクト部材27を下方に移動させるための特別な機構が不要になり、そのため構造が簡単になる。
インパクト部材27は、第1分断部29を有している。第1分断部29は、搬送方向上流側に配置されている。インパクト部材27は、第2分断部31を有している。第2分断部31は、搬送方向下流側に配置されている。
なお、インパクト部材27は、落下機構37によって落下した後は、作業者又は何らかの手段によって係合位置まで持ち上げられる。
分断機構5は、押さえ部材33を有している。押さえ部材33は、インパクト部材27が基板の分断を行う際に基板を押さえつける部材である。押さえ部材33は、本体25の下面に配置されており、所定の重量を有している。押さえ部材33は、インパクト部材27の搬送方向上流側に配置されている。押さえ部材33は、本体25に対して落下機構37(図3)によって支持されており、落下機構37によって支持状態が解除されることで自重によって下方に移動する。このように押さえ部材33がインパクト部材27による基板分断時に、基板を上方から押さえて基板の浮き上がりを防止するので、インパクト部材27による基板分断が正確に行われる。
分断機構5は、図8に示すように、第2吸着機構61を有する。第2吸着機構61は、単位基板Wを吸着する。
分断機構5は、第2昇降機構63(図3)を有する。第2昇降機構63は、第2吸着機構61を本体53に対して上下方向に移動する。
(3−3)第2コンベア機構
第2コンベア機構9は、図1の左側から右側に長く伸びる第2コンベア9aを有している。第2コンベア9aは、例えば、ベルトコンベアである。第2コンベア機構9は、搬送方向上流側端のローラ21を有している。
第2コンベア9aは、第2支持部材として、上側コンベア7A及び/又は受け部材13の搬送方向下流側近傍においてそれらより低い位置に設けられ、分断後の単位基板Wを支持する。さらに、第2コンベア9aは、図1の左側から右側に貼り合わせ基板Mを搬送する。
第2コンベア機構9は、第2コンベア駆動機構41(図3)を有している。第2コンベア9aは、第2コンベア駆動機構41(図3)によって駆動される。
第2コンベア機構9は、第2水平方向駆動部43(図3)を有している。第2水平方向駆動部43は、第2コンベア9aを搬送方向両側に移動する機構である。
第2コンベア9aの高さ方向位置は、上側コンベア7Aと下側コンベア7Bの高さ方向位置の中間である。第2コンベア9aは、上側コンベア7Aの搬送方向下流側近傍にあり下側コンベア7Bの上方に位置する受け位置(図1)と、受け位置から搬送方向下流側に移動して上側コンベア7Aから離れることで下側コンベア7Bの上方を開放する退避位置(図6)との間で移動可能である。この装置では第2コンベア9aは、単位基板Wが分断されるときには前もって受け位置に移動しており、端材Gが分断されるときには前もって退避位置に移動する。以上の構成によって、分断後に、単位基板Wは第2コンベア9aによって支持され、端材Gは下側コンベア7Bによって支持される。
(3−4)移動装置
分断装置1は、さらに、図7に示すように、移動装置51を有している。移動装置51は、第2コンベア9aに載置された単位基板Wを別の場所に移動する装置である。
移動装置51は、本体53を有している。本体53は、図7において、第2コンベア9aの上方に配置されている。
移動装置51は、第3水平方向駆動機構55(図3)を有する。第3水平方向駆動機構55は、本体53を搬送方向に移動する。
移動装置51は、第1吸着機構57を有する。第1吸着機構57は、単位基板Wを吸着する。
移動装置51は、第1昇降機構59(図3)を有する。第1昇降機構59は、第1吸着機構57を本体53に対して上下方向に移動する。
(4)分断装置の制御構成
図3を用いて、分断装置1の制御構成を説明する。図3は、分断装置の制御構成を示すブロック図である。
分断装置1は、制御部71を有している。制御部71は、プロセッサ(例えば、CPU)と、記憶装置(例えば、ROM、RAM、HDD、SSDなど)と、各種インターフェース(例えば、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェースなど)を有するコンピュータシステムである。制御部71は、記憶部(記憶装置の記憶領域の一部又は全部に対応)に保存されたプログラムを実行することで、各種制御動作を行う。
制御部71は、単一のプロセッサで構成されていてもよいが、各制御のために独立した複数のプロセッサから構成されていてもよい。
制御部71の各要素の機能は、一部又は全てが、制御部を構成するコンピュータシステムにて実行可能なプログラムとして実現されてもよい。その他、制御部の各要素の機能の一部は、カスタムICにより構成されていてもよい。
制御部71には、第1水平方向駆動部35、落下機構37、第2吸着機構61、第2昇降機構63、第1コンベア駆動機構39、第2コンベア駆動機構41、第2水平方向駆動部43、第3水平方向駆動機構55、第1吸着機構57、第1昇降機構59が接続されている。これにより、制御部71は上記の駆動部の動作を制御できる。
さらに、制御部71には、図示しないが、上記の駆動部の状態、基板の位置等を検出するためのセンサ及びスイッチが接続されている。
(5)分断装置の制御動作
図4〜図11を用いて、分断装置1の制御動作を説明する。図4は、分断装置の制御動作を示すフローチャートである。図5〜図11は、分断装置の動作を示す模式図である。
以下に説明する制御フローチャートは例示であって、各ステップは必要に応じて省略及び入れ替え可能である。また、複数のステップが同時に実行されたり、一部又は全てが重なって実行されたりしてもよい。
ステップS1では、図1に示すように、インパクト部材27が単位基板切断位置に移動させられる。具体的には、制御部71が、第1水平方向駆動部35を制御することで、本体25を搬送方向の所定の位置に移動させる。
ステップS2では、図1に示すように、第2コンベア9aが単位基板受け位置に移動させられる。具体的には、制御部71が、第2コンベア駆動機構41を制御することで、第2コンベア9aを搬送方向上流側に移動させる。
ステップS3では、図1に示すように、貼り合わせ基板Mが単位基板切断位置に移動させられる。具体的には、制御部71が、第1コンベア駆動機構39を制御することで、貼り合わせ基板Mを単位基板切断位置に移動させる。
以上の結果、図1の状態が実現される。つまり、貼り合わせ基板Mの単位基板Wが受け部材13から搬送方向下流側に突出した位置にあり、スクライブラインSが受け部材13の搬送方向下流側縁に一致している。さらに、第2コンベア9aの搬送方向上流側端が、受け部材13の搬送方向下流側に近接した位置にある。さらに、インパクト部材27の第1分断部29が単位基板Wの搬送方向上流側部分の上方に配置されている。
なお、ステップS1〜S3はどの順番で行われてもよいし、同時に行われてもよい。
ステップS4では、図5に示すように、インパクト部材27が下降する。具体的には、制御部71が、落下機構37を制御することで、インパクト部材27が自重によって落下する。その結果、単位基板Wが分断される。
上記の動作では、端材G及び搬送方向上流側の単位基板W(第1領域)が上側コンベア7A(第1支持部材)によって支持されている。そして、インパクト部材27が、単位基板W(第2領域)に対し上方から衝突することで第1スクライブラインS1及び第2スクライブラインS2に沿って単位基板Wを端材Gから分断する。分断された単位基板W(第2領域)は、第2コンベア9a(第2支持部材)によって支持される。このとき、上側コンベア7Aの搬送方向下流側近傍において上側コンベア7Aより低い位置に設けられている。この場合、貼り合わせ基板Mを反転させることなく、端材G及び単位基板WをスクライブラインS1、S2に沿って一挙かつ確実に分断できる。
ステップS5では、図6に示すように、第2コンベア9aが運び出し位置に移動させられる。具体的には、制御部71が、第2コンベア駆動機構41を制御することで、第2コンベア9aを運び出し位置に移動させる。
ステップS6では、図6に示すように、貼り合わせ基板Mが第1端材切断位置に移動させられる。具体的には、制御部71が、第1コンベア駆動機構39が貼り合わせ基板Mを第1端材切断位置に移動させる。以上の結果、図6の状態が実現される。つまり、貼り合わせ基板Mの端材Gが受け部材13から搬送方向下流側に突出した位置にあり、スクライブラインSが受け部材13の搬送方向下流側縁に一致している。さらに、第2コンベア9aの搬送方向上流側端が、受け部材13の搬送方向下流側に離れた位置にある。このため、下側コンベア7Bが受け部材13の近傍で上側に露出している。さらに、インパクト部材27の第1分断部29が端材Gの上方に配置されている。
なお、図6では、移動装置51の本体53が第2コンベア9a及び単位基板Wの上方に移動している。
なお、ステップS5〜S6はどの順番で行われてもよいし、同時に行われてもよい。
ステップS7では、図7に示すように、インパクト部材27が下降する。具体的には、制御部71が、落下機構37を制御することで、インパクト部材27が自重によって落下する。その結果、端材Gが分断される。
なお、図7では、移動装置51の第1吸着機構57が、第2コンベア9a上の単位基板Wを吸着している。
上記の動作では、単位基板W(第1領域)が上側コンベア7A(第1支持部材)によって支持されている。そして、インパクト部材27が、端材G(第2領域)に対し上方から衝突することで第1スクライブラインS1及び第2スクライブラインS2に沿って端材Gを単位基板Wから分断する。分断された端材G(第2領域)は、下側コンベア7B(第3支持部材)によって支持される。したがって、端材Gが確実に回収される。
ステップS8では、最後の単位基板Wか否かが判断される。具体的には、制御部71が
上記判断を行う。最後の単位基板Wでなければ、プロセスはステップS1に戻る。以後、単位基板Wの分断と端材Gの分断とが交互に行われる。
ステップS9では、図8に示すように、第2吸着機構61が最後の単位基板Wを吸着する。具体的には、制御部71が、第1水平方向駆動部35を制御することで本体25を搬送方向に移動させ、次に第1昇降機構59を制御することで第1吸着機構57を下降させ、最後に第1吸着機構57によって最後の単位基板Wを吸着する。
ステップS10では、図9に示すように、分断機構5が貼り合わせ基板Mを第2コンベア9aに運ぶ。具体的には、制御部71が、第1水平方向駆動部35を制御することで、本体25を搬送方向下流側に移動させ、第2昇降機構63を制御することで第2吸着機構61を下降させ、それにより最後の単位基板Wを第2コンベア9aの上に載置する。
ステップS11では、図10に示すように、インパクト部材27が第2端材切断位置に移動させられる。具体的には、制御部71が、制御部71が、第1水平方向駆動部35を制御することで本体25を搬送方向に移動させる。その結果、インパクト部材27の第2分断部31が端材Gの上方に配置されている。
なお、図10では、移動装置51の本体53が第2コンベア9a及び単位基板Wの上方に移動している。
ステップS12では、図11に示すように、インパクト部材27が下降して、端材Gを切断する。具体的には、制御部71が、落下機構37を制御することで、インパクト部材27が自重によって落下する。その結果、端材Gが分断される。
なお、図11では、移動装置51の第1吸着機構57が下降して最後の単位基板Wを押さえている。これにより、最後の単位基板Wの浮き上がりが防止される。その結果、インパクト部材27による基板分断が正確に行われる。
以上に述べたように、インパクト部材27は、端材G(第2領域)が搬送方向上流側に付いた状態の単位基板W(第1領域)が第2コンベア9aによって支持された状態において、端材Gに対し上方から衝突することで第1スクライブラインS1及び第2スクライブラインS2に沿って端材Gを単位基板Wから分断する。この結果、当該単位基板Wを最後の製品として得ることができる。
2.第2実施形態
分断装置は、ブレイク機構をさらに備えていてもよい。ブレイク機構は、インパクト部材による分断に先立って、第2基板の第2スクライブラインの亀裂を第2基板の板厚全体に浸透させる。
この装置では、インパクト部材が第2領域を第1領域から分断する際に、第2基板の第2スクライブラインでの分断が確実に行われる。
以下、図12を用いて、ブレイク機構101を説明する。図12は、第2実施形態におけるブレイク機構の模式図である。
ブレイク機構101は、第2基板M2の第2スクライブラインS2の亀裂を第2基板M2の板厚全体に浸透させるためのブレイクを行う装置である。ブレイク機構101は、上流から順に、第1搬送ユニット102、支持テーブル104、ブレイクユニット105、及び第2搬送ユニット106を備えている。
第1搬送ユニット102は、搬送面121上に載置された貼り合わせ基板Mを、下流に向かって搬送するための装置であり、例えばベルトコンベアである。
ブレイクユニット105は、ブレイクバー151と、バックアップバー152とを有している。ブレイクバー151とバックアップバー152とは、貼り合わせ基板Mの搬送路を介して対向する位置に配置されている。ブレイクバー151は搬送路の下方に配置され、バックアップバー152は搬送路の下方に配置されている。
ブレイクバー151は、第1搬送ユニット102の搬送面121と平行且つ搬送方向と直交する方向に延びている。ブレイクバー151の上部は、搬送面121と平行且つ搬送方向と直交する方向に延びる三角柱状に形成されており、先端(上端端)に行くほど細くなる先細り形状となっている。このブレイクバー151の先端における稜線部が、ブレイク動作時に貼り合わせ基板Mと接触する押圧部151aである。ブレイクバー151は、作動位置と非作動位置との間で昇降可能に設置されており、作動位置では押圧部151aが貼り合わせ基板Mを押圧する。
バックアップバー152は、ブレイクバー151の長手方向に沿って延びている。バックアップバー152は2つの下部を有しており、各下部は搬送面121と平行且つ搬送方向と直交する方向に延びる三角柱状であり、先端(下端)に行くほど細くなる先細り形状となっている。このバックアップバー152の各先端における2つの稜線部が、貼り合わせ基板Mと接触する支持部152a、152bである。この各支持部152a、152bは、押圧部151aの長手方向に沿って延びている。各支持部152a、152bは互いに所定間隔をあけて延びている。そして、押圧部151aは、貼り合わせ基板Mの搬送路を介して各支持部152a、152b間と対向する位置に配置されている。
支持テーブル104は、ブレイクユニット105の搬送方向上流側にあり、貼り合わせ基板Mを支持するためのテーブルである。この支持テーブル104の上面である支持面141は、第1搬送ユニット102の搬送面121、及び第2搬送ユニット106の搬送面161と同じ高さに位置する。
第2搬送ユニット106は、搬送面161に載置された貼り合わせ基板Mを下流に向かって搬送する。
次に、ブレイク機構101の動作を説明する。
最初に、図示しないスクライブ装置によって両面にスクライブラインSが形成された貼り合わせ基板Mが、第1搬送ユニット102の搬送面121上に載置される。第1搬送ユニット102が貼り合わせ基板Mを搬送する。具体的には、第1搬送ユニット102は、貼り合わせ基板Mを下流側に搬送し、貼り合わせ基板Mの下流側のスクライブラインS1,S2がブレイクユニット105におけるブレイクバー151の押圧部151aの下方に位置すると、第1搬送ユニット102は搬送を停止する。
この状態において、ブレイクユニット105が作動する。具体的には、ブレイクユニット105のブレイクバー151が作動位置まで上昇し、押圧部151aが貼り合わせ基板Mを第2基板M2側からスクライブラインS2に沿って押圧する。これによって、第2基板M2第の2スクライブラインS2の亀裂が第2基板M2の板厚全体に浸透する。なお、このブレイク動作の際、貼り合わせ基板Mは、バックアップバー152の各支持部152a、152bによって、上側から支持されている。
なお、別の実施例として、前記実施形態に追加して、ブレイクユニット105と同じような装置を用いて、貼り合わせ基板Mの第1スクライブラインS1の亀裂を第1基板M1の板厚全体に浸透させてもよい。
3.他の実施形態
以上、本発明の一又は複数の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
(1)基板の分断は、インパクト部材以外の装置及び方法によって実現されてもよい。
(2)押さえ部材33は省略されてもよい。
(3)単位基板Wを搬出する機構及び動作は、移動装置51以外の装置及び動作によって実現されてもよい。
(4)下側コンベア7Bは、上側コンベア7Aと分離して設けられ、別の駆動源及び駆動機構によって駆動されてもよい。
本発明は、貼り合わせ基板を連続して分断する装置に広く適用できる。
1 :分断装置
5 :分断機構
7 :第1コンベア機構
7A :上側コンベア
7B :下側コンベア
7a :第1コンベア
9 :第2コンベア機構
9a :第2コンベア
13 :受け部材
13a :受け面
25 :本体
27 :インパクト部材
33 :押さえ部材
35 :第1水平方向駆動部
37 :落下機構
39 :第1コンベア駆動機構
41 :第2コンベア駆動機構
43 :第2水平方向駆動部
51 :移動装置
53 :本体
55 :第3水平方向駆動機構
57 :第1吸着機構
59 :第1昇降機構
61 :第2吸着機構
63 :第2昇降機構
71 :制御部

Claims (3)

  1. 上側となる第1基板と下側となる第2基板が貼り合わされてなる貼り合わせ基板を、前記第1基板の表面に形成された第1スクライブラインと、前記第2基板の表面における前記第1スクライブラインと平面視において同じ位置に形成された第2スクライブラインとに沿って分断する分断装置であって、
    前記第1スクライブラインおよび前記第2スクライブラインを境界とする前記貼り合わせ基板の一方の領域を第1領域とし、他方の領域を第2領域としたときに、
    前記第1領域を支持する第1支持部材と、
    前記第1支持部材の搬送方向下流側近傍において前記第1支持部材より低い位置に設けられ、分断後の前記第2領域が単位基板である場合に当該単位基板を支持する第2支持部材と、
    前記第1支持部材の搬送方向下流側近傍において前記第1支持部材より低い位置に設けられ、分断後の前記第2領域が端材である場合に当該端材を支持する第3支持部材と、
    を備えている分断装置。
  2. 前記第2支持部材の高さ方向位置は、前記第1支持部材と前記第3支持部材の高さ方向位置の中間であり、
    前記第2支持部材は、前記第1支持部材の搬送方向下流側近傍にあり前記第3支持部材の上方に位置する受け位置と、前記受け位置から搬送方向下流側に移動して前記第1支持部材から離れることで前記第3支持部材の上方を開放する退避位置との間で移動可能である、請求項1に記載の分断装置。
  3. 前記第1支持部材と前記第3支持部材は、一体に動作するコンベアを有している、請求項1又は2に記載の分断装置。
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