JP2017210219A - 車両用ミスト供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】帯電ミストを乗員に対して効率的に供給するとともに、供給後の帯電ミストを回収可能な車両用ミスト供給装置を提供する。
【解決手段】車両用ミスト供給装置1は、ミスト発生器3と、電圧印加装置8と、ミストが流通する供給通路7を形成する供給ダクト6と、供給ダクト6に形成される吹出口9aとを備える。車両用ミスト供給装置1は、さらに、車室内から回収された帯電ミストが流通する回収ダクト12と、回収ダクト12において形成される吸込口10aと、回収ダクト12の内部に配置される送風装置14と、吸込口10aの内周縁部に設けられる電極部11とを備える。送風装置14は、車室内の帯電ミストを吸込口10aへと吸い込む空気流れを形成する。電極部11は、帯電ミストとの間に発生する静電引力によって帯電ミストを吸込口10aへと誘導する。
【選択図】図1
【解決手段】車両用ミスト供給装置1は、ミスト発生器3と、電圧印加装置8と、ミストが流通する供給通路7を形成する供給ダクト6と、供給ダクト6に形成される吹出口9aとを備える。車両用ミスト供給装置1は、さらに、車室内から回収された帯電ミストが流通する回収ダクト12と、回収ダクト12において形成される吸込口10aと、回収ダクト12の内部に配置される送風装置14と、吸込口10aの内周縁部に設けられる電極部11とを備える。送風装置14は、車室内の帯電ミストを吸込口10aへと吸い込む空気流れを形成する。電極部11は、帯電ミストとの間に発生する静電引力によって帯電ミストを吸込口10aへと誘導する。
【選択図】図1
Description
この明細書における開示は、乗員に対してミストを供給する車両用ミスト供給装置に関する。
特許文献1には、帯電微粒子水を生成し、車室導入口から帯電微粒子水を車室内に放出する車両用静電霧化システムが開示されている。
車両用ミスト供給装置において、生成した帯電ミストを乗員に対して供給する場合がある。このような場合、特許文献1の車両用ミスト供給装置では、車室内に対して帯電ミストを放出するのみであるため、帯電ミストの一部が車室内に拡散し乗員に対して供給できない場合がある。また、帯電ミストの一部が車室内に滞留すると、車両の窓に付着し窓曇りを発生させるおそれがある。
開示される目的は、帯電ミストを乗員に対して効率的に供給するとともに、供給後の帯電ミストを回収可能な車両用ミスト供給装置を提供することである。
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
開示された車両用ミスト供給装置のひとつは、車室内に供給するミストを発生させるミスト発生器(3)と、
ミストを帯電させる電圧をミストに印加する電圧印加装置(8)と、
ミストが車室内に吹き出す際に通過する吹出口(9a)を形成する吹出口形成部材(9)と、
吹出口から車室内へと吹き出したミストが乗員の周囲を流通した後に吸い込まれる吸込口(10a)を形成する吸込口形成部材(10)と、
ミストが吸込口に吸い込まれる空気流れを発生させる送風装置(14)と、
ミストを吸込口に向けて誘導する静電引力を発生させる電極部(11)と、
を備える。
ミストを帯電させる電圧をミストに印加する電圧印加装置(8)と、
ミストが車室内に吹き出す際に通過する吹出口(9a)を形成する吹出口形成部材(9)と、
吹出口から車室内へと吹き出したミストが乗員の周囲を流通した後に吸い込まれる吸込口(10a)を形成する吸込口形成部材(10)と、
ミストが吸込口に吸い込まれる空気流れを発生させる送風装置(14)と、
ミストを吸込口に向けて誘導する静電引力を発生させる電極部(11)と、
を備える。
この開示によれば、車両用ミスト供給装置は、送風装置による空気流れと電極部による静電引力によって、車室内に吹き出した帯電ミストを乗員の周囲に流通させた後に吸込口に誘導し、吸込口から吸い込むことにより回収する。したがって、車室内の吹出口から車室内に吹き出した帯電ミストが乗員の周囲を流通し、その後吸込口に吸い込まれる帯電ミストの流れを形成することができる。これによって、帯電ミストを乗員に対して効率的に供給するとともに、供給後の帯電ミストを回収することが可能となる。
(第1実施形態)
図1に示すように、車両用ミスト供給装置1は、ミスト発生器3と、電圧印加装置8と、吹出口9aを形成する吹出口形成部材とを備える。車両用ミスト供給装置1はさらに、吸込口10aを形成する吸込口形成部材と、吸込口10aに吸い込まれる空気流れを発生させる送風装置14と、ミストを吸込口10aに向けて誘導する静電引力を発生させる電極部11と、を備える。車両用ミスト供給装置1は、車室内にミストを供給し、ミストが蒸発する際の気化熱によって車室内の温度を低下させるミスト冷房を提供する。車両用ミスト供給装置1は、特に乗員の人体およびその周囲に対してミストを供給することで、乗員に対してスポット的に涼感を与える。
図1に示すように、車両用ミスト供給装置1は、ミスト発生器3と、電圧印加装置8と、吹出口9aを形成する吹出口形成部材とを備える。車両用ミスト供給装置1はさらに、吸込口10aを形成する吸込口形成部材と、吸込口10aに吸い込まれる空気流れを発生させる送風装置14と、ミストを吸込口10aに向けて誘導する静電引力を発生させる電極部11と、を備える。車両用ミスト供給装置1は、車室内にミストを供給し、ミストが蒸発する際の気化熱によって車室内の温度を低下させるミスト冷房を提供する。車両用ミスト供給装置1は、特に乗員の人体およびその周囲に対してミストを供給することで、乗員に対してスポット的に涼感を与える。
ミスト発生器3は、車室内に供給するためのミストを生成する。ミスト発生器3は、例えば、水を貯留する貯留部3aと、貯留部3aに貯留された水に超音波振動を与える発振部3bとを含んで構成される。ミスト発生器3は、発振部3bが発生する超音波振動により、貯留部3aの水をミスト化する。ミスト発生器3は、生成されたミストが供給通路7に流通可能となるように供給ダクト6と接続されている。貯留部3aには、車室内の空気を導入するための導入通路2aを形成する導入ダクト2が接続されている。導入ダクト2には、車室内に対して開口する導入口が形成されている。導入ダクト2内には導入用送風装置2bが配置されている。導入用送風装置2bは、車室内の空気を導入口から導入ダクト2内へと取込み、貯留部3aに対して送風する送風手段である。
供給ダクト6は、ミスト発生器3にて発生したミストが流通する供給通路7を形成する通路形成部材である。供給ダクト6は、例えば車室内天井部材と車両天板との間に設けられる。供給ダクト6の一端部は、ミスト発生器3に接続されている。供給ダクト6の他端部9は、車室内に対して開口する吹出口9aを形成している。すなわち、他端部9は吹出口9aを形成する吹出口形成部材である。したがって、ミスト発生器3で生成されたミストは供給通路7を流通した後に吹出口9aを通過し車室内へと吹き出すことが可能となっている。
吹出口9aは、供給ダクト6の他端部9によって形成され、車室内に対して開口する。吹出口9aは、例えば運転席と助手席との間の上方の車室内天井付近において開口する。これにより、運転席に着座した乗員および助手席に着座した乗員の両方にミストを供給できる。また、乗員の頭上から乗員に対してミストを供給するため、ミストの車室内への供給に重力を利用することができる。
電圧印加装置8は、ミストを帯電させるための放電を発生させる。電圧印加装置8は、電圧発生器8aと放電電極部8bと対向電極部8cとを有する。電圧発生器8aは、放電電極部8bと電気的に接続され、放電電極部8bに対して電圧を印加可能となっている。電圧発生器8aは、例えば車室内天井部材と車両天板との間に設けられる。放電電極部8bは、例えば供給通路7における吹出口9a付近に配置される針状の電極である。対向電極部8cは、放電電極部8bの近傍に設けられる接地電極である。対向電極部8cは、例えば吹出口9aの内周縁に設けられる。放電電極部8bに電圧が印加されると、放電電極部8bと対向電極部8cとの間には電位差が生じ、吹出口9a付近で放電が発生する。この放電により、供給通路7を流通するミストは吹出口9a付近で帯電し、帯電ミストとして吹出口9aから車室内へと吹き出す。
回収ダクト12は、車室内から回収された帯電ミストが流通する回収通路13を形成する通路形成部材である。回収ダクト12は、複数の分岐ダクト部12aと、複数の分岐ダクト部12aが合流して形成される合流ダクト部12bとを含んで構成される。分岐ダクト部12aの一端部10は、車室内に対して開口する吸込口10aを形成する。したがって、分岐ダクト部12aの一端部10は吸込口形成部材である。分岐ダクト部12aの他端部は、合流ダクト部12bに接続されている。分岐ダクト部12aは、吸込口10aを通過した帯電ミストが流通する分岐通路13aを形成する。合流ダクト部12bは、複数の分岐通路13aを流通した帯電ミストが合流した後に流通する合流通路13bを形成する。すなわち、回収通路13は、複数の分岐通路13aと分岐通路13aが合流する合流通路13bとを含んで構成される。合流ダクト部12bは、合流通路13bを流通した帯電ミストが貯留部3aに流入可能となるように、貯留部3aと接続されている。回収ダクト12内には、送風装置14が配置されている。送風装置14は、例えば合流通路13bに配置されている。送風装置14は、車室内の帯電ミストが吸込口10aに吸い込まれ、分岐通路13aを流通した後に合流通路13bを流通し、その後貯留部3aへと流入する空気流れを形成する。
吸込口10aは、乗員が着座するシート20の側面部21において開口している。すなわち、分岐ダクト部12aの一端部10側、あるいは分岐ダクト部12a全体が、シート20の内部に配設されるとともに、一端部10がシート20の側面部21において吸込口10aを形成している。例えば、分岐ダクト部12aは合流ダクト部12bから4つ分岐形成され、そのうち2つの分岐ダクト部12aが着座部20aの側面部21aにおいて吸込口10aを形成し、残りの2つの分岐ダクト部12aが背もたれ部20bの側面部21bにおいて吸込口10aを形成している。また、着座部20aの側面部21aは、左側面部および図示しない右側面部を含む。背もたれ部20bの側面部21bも同様に、左側面部および図示しない右側面部を含む。すなわち、4つの分岐ダクト部12aの内2つは着座部20aの右側面部および左側面部において開口し、残りの2つは背もたれ部20bの右側面部および左側面部において開口している。
分岐ダクト部12aの内部には、電極部11が設けられている。電極部11は、図2に示すように、吸込口10aの内周縁部に設けられている。吸込口10aの内周縁部とは、一端部10における吸込口10aを形成している部分を含む内壁面である。電極部11は、金属等の導電材料で形成されている。電極部11は、例えば車体に接地された接地電極である。または、電極部11は、放電電極部8bに印加される電圧と反対の極性の電圧を印加された電極であってもよい。電極部11は、電極部11と帯電ミストとの間にはたらく静電引力によって、車室内に供給された帯電ミストを電極部11に向けて誘導する。電極部11は吸込口10aの内周縁部に設けられているため、電極部11は帯電ミストを吸込口10aに向けて誘導することができる。また、電極部11は、吸込口形成部材である一端部10の内部の通路に設けられていてもよい。一端部10の内部の通路とは、一端部10の内部において吸込口10aと連通する通路である。電極部11が一端部10の内部の通路に設けられている場合でも、帯電ミストを吸込口10aに向けて誘導することができる。
なお、吸込口10aは、右側面部または左側面部のどちらか一方においてのみ開口してもよい。このとき、吸込口10aは右側面部と左側面部とのうち、吹出口9aからより遠い位置の側面部において開口するのが望ましい。これによって、吹出口9aから吹出された帯電ミストが乗員の周囲を流通する距離が大きくなり、一方の側面部のみにおいて開口する場合であっても、乗員の周囲を包むような帯電ミストの供給が可能となる。
次に車両用ミスト供給装置1の作動について説明する。車両用ミスト供給装置1は、乗員および乗員の周囲を集中して冷却するスポット空調として作動する。冷房を目的として車室内にミストを供給する場合は、加湿を目的としてミストを供給する場合と比べて、供給するミストの量が多くなる。車室内に供給するミストの量が多いと、蒸発せずに車室内で滞留するミストの量も多くなる。車室内に滞留する帯電ミストは、気化熱による冷房効果に寄与せず、さらにフロントガラス等に付着することで窓曇りの原因となるおそれもある。これを回避するために、車両用ミスト供給装置1は、送風装置14による空気流れと電極部11による静電引力によって、車室内の帯電ミストを回収する。
車両用ミスト供給装置1は、例えば乗員がインストルメントパネルに設けられた作動スイッチを投入することで作動する。または、車両用ミスト供給装置1は、車両に設けられた周知の内気温センサが所定値以上の温度を検出すると作動する構成であってもよい。作動スイッチが投入されると、導入用送風装置2bおよび送風装置14が送風を開始し、ミスト発生器3がミストの発生を開始し、電圧印加装置8が放電を開始する。
ミスト発生器3は、発振部3bが超音波振動を貯留部3aに貯められた水に与えることでミストを生成する。生成されたミストは、導入用送風装置2bからの送風により、貯留部3aから供給通路7へと流入する。供給通路7を流通するミストは、放電電極部8b付近に到達すると、放電電極部8bと対向電極部8cとの間の放電により帯電し帯電ミストとなる。帯電ミストは、導入用送風装置2bによる空気流れに沿って吹出口9aから車室内へと吹き出される。
一方、吸込口10a付近には、車室内からの空気を吸込口10aへと吸い込む空気流れが送風装置14によって形成される。さらに、電極部11と帯電ミストとの間には静電引力が発生する。したがって、車室内には、吹出口9aから吹き出した帯電ミストが吸込口10aへと吸い込まれるミスト流れが形成される。吸込口10aは、シート20の着座部20aおよび背もたれ部20bの側面部21においてそれぞれ開口しているため、吹出口9aから吹き出した帯電ミストは、複数の吸込口10aに向かって分散して流れる。したがって、帯電ミストは、シート20に着座した乗員の身体全体を包むようにして流れる。すなわち、背もたれ部20bの右側面部および左側面部に向かって流れる帯電ミストは、乗員の上半身の周囲を流れ、着座部20aの右側面部および左側面部に向かって流れる帯電ミストは、乗員の下半身の周囲を流れる。乗員の身体の周囲を流通する帯電ミストは、乗員の身体との間の静電引力により、乗員の身体に向かって誘引される。乗員の身体に向かって誘引された帯電ミストが蒸発すると、乗員の身体または身体の周囲から気化熱を奪い温度を下げることにより、乗員に涼感を与える。
車室内で蒸発しなかった帯電ミストは、電極部11との間に発生する静電引力と、送風装置14が形成する空気流れにより、吸込口10aへと吸い込まれる。吸込口10aに吸い込まれた帯電ミストは、分岐通路13aを流通した後に合流通路13bで合流し、貯留部3aへと流入する。貯留部3aに流入した帯電ミストは、貯留部3a内の水に一旦取り込まれた後に、再びミスト化される。あるいは、貯留部3aに流入した帯電ミストは、送風装置14からの送風によって帯電ミストの状態を保ったまま供給通路7へと流入し、再び吹出口9aから車室内へと吹き出される。
次に第1実施形態の車両用ミスト供給装置1がもたらす作用効果について説明する。車両用ミスト供給装置1は、車室内に供給するミストを発生させるミスト発生器3と、ミストを帯電させる電圧をミストに印加する電圧印加装置8とを備える。車両用ミスト供給装置1は、さらにミストが車室内に吹き出す際に通過する吹出口9aを形成する吹出口形成部材と、ミストが車室内に吹き出し乗員の周囲を流通した後に吸い込まれる吸込口10aを形成する吸込口形成部材とを備える。車両用ミスト供給装置1は、さらにミストが吸込口10aに吸い込まれる空気流れを発生させる送風装置14と、ミストを吸込口10aに向けて誘導する静電引力を発生させる電極部11とを備える。
これによれば、車両用ミスト供給装置1は、送風装置14による空気流れと電極部11による静電引力によって、車室内に吹き出した帯電ミストを乗員の周囲に流通させた後に吸込口10aに誘導し、吸込口10aから吸い込むことにより回収する。したがって、車室内の吹出口9aから車室内に吹き出した帯電ミストが乗員の周囲を流通し、その後吸込口10aに吸い込まれる帯電ミストの流れを形成することができる。これによって、帯電ミストを乗員に対して効率的に供給するとともに、供給後の帯電ミストを回収することが可能となる。
電極部11は、吸込口10aの内周縁部に設けられている。これによれば、吸込口10aの縁部に向けて帯電ミストを誘導できるので、より効率的に帯電ミストを吸い込むことができる。
吸込口形成部材である一端部10は、乗員が着座するシート20に設けられている。これによれば、吸込口10aがシート20において開口するため、帯電ミストをシート20に向けて誘導することができる。したがって、帯電ミストがシート20に着座する乗員の周囲に流通しやすくなる。
吸込口10aは複数設けられている。これによれば、車室内に吹き出した帯電ミストの流れを複数の吸込口10aのそれぞれに分散することができるので、乗員の身体において帯電ミストが通過する領域を大きくすることが可能になる。
複数の吸込口10aのうち少なくともひとつは、シート20の着座部20aにおいて開口し、複数の吸込口10aの他の少なくともひとつは、背もたれ部20bにおいて開口している。これによれば、帯電ミストを、乗員の上半身と下半身それぞれの周囲に供給することができる。したがって、乗員の身体全体に対して帯電ミストを供給することができる。
吸込口10aは、シート20の側面部21において開口している。これによれば、シート20に着座した乗員の身体部位によって塞がれにくい位置に吸込口10aを設けることができるため、より効率的に帯電ミストを回収することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態における車両用ミスト供給装置の変形例について説明する。なお、第2実施形態以下については、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、第1実施形態の説明を参照できる。図3において第1実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、第1実施形態の説明を参照できる。
第2実施形態では、第1実施形態における車両用ミスト供給装置の変形例について説明する。なお、第2実施形態以下については、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、第1実施形態の説明を参照できる。図3において第1実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、第1実施形態の説明を参照できる。
第2実施形態の車両用ミスト供給装置は、複数の送風装置214が複数の分岐通路13aのそれぞれに配置されている。複数の送風装置214は、それぞれ送風可能な風量が異なっている。すなわち、複数の送風装置214は、それぞれの分岐ダクト部12aを流通する帯電ミストの流量に差を生じさせる流量差発生部である。したがって、複数の吸込口10aに吸い込まれる帯電ミストの量が異なる。例えば、複数の送風装置214は、背もたれ部20b側の分岐ダクト部12a内に配置された送風装置214の送風可能な風量が、着座部20a側の分岐ダクト部12a内に配置された送風装置214の送風可能な風量よりも大きくなるように構成されている。これにより、背もたれ部20bの吸込口10aに吸い込まれる帯電ミストの量が、着座部20aの吸込口10aに吸い込まれる帯電ミストよりも大きくなる。したがって、乗員の下半身よりも上半身に対してより多く帯電ミストを供給することができる。
なお、複数の送風装置214は、使用者が風量調整用の操作部を操作することにより風量を送風装置214ごとに任意に変更可能な構成であってもよい。この構成によれば、使用者が各吸込口10aに吸い込まれる帯電ミストの量を変更することができる。したがって使用者が特に帯電ミストを供給したい領域に対して集中して帯電ミストを供給することが可能となる。
なお、複数の分岐ダクト部12aのそれぞれにダンパを設け、各ダンパの開度を調節することでそれぞれの吸込口10aに吸い込まれる帯電ミストの流量を変更可能な構成としてもよい。また、複数の分岐ダクト部12aの通路断面積に差をつけることでそれぞれの吸込口10aに吸い込まれる帯電ミストの量に差をつける構成であってもよい。
次に第2実施形態における車両用ミスト供給装置1の作用効果について説明する。車両用ミスト供給装置1は、複数の吸込口10aのそれぞれに連通し、吸込口10aに吸い込まれたミストが流通する複数の分岐ダクト部12aを有する。複数の分岐ダクト部12aは、それぞれの分岐ダクト部12aを流通するミストの流量に差を生じさせる流量差発生部として送風装置214を有する。これによれば、それぞれの吸込口10aへと流入する帯電ミストの量を変えることができる。したがって、車室内における帯電ミストをより多量に供給したい箇所に対して集中して帯電ミストを供給する帯電ミストの流れを形成できる。例えば、上半身に流れる帯電ミストの量を多くすることによって、乗員の頭部や首筋に対してより涼感を与えることが可能となる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、上述の実施形態における車両用ミスト供給装置1の変形例について説明する。図4において上述の実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。第3実施形態は、吹出口309aが複数設けられている点が第1実施形態と相違する。なお、吹出口309aは、第1実施形態における吹出口9aに相当する。
第3実施形態では、上述の実施形態における車両用ミスト供給装置1の変形例について説明する。図4において上述の実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。第3実施形態は、吹出口309aが複数設けられている点が第1実施形態と相違する。なお、吹出口309aは、第1実施形態における吹出口9aに相当する。
図4に示すように、第3実施形態の供給ダクト6には吹出口形成部材309が2つ設けられ、2つの吹出口309aが形成されている。なお、吹出口形成部材309は、第1実施形態の他端部9に相当する。2つの吹出口309aは、ひとつが乗員の上半身に対して帯電ミストを供給するように配置され、もうひとつが乗員の下半身に対して帯電ミストを供給するように配置されることが望ましい。例えば、2つの吹出口309aのうちひとつは、シートに着座した乗員の頭上付近に配置され、もうひとつは乗員の太腿部の直上に位置するように配置される。この配置によって、乗員の頭上付近に設けられた吹出口309aから吹き出された帯電ミストは、背もたれ部20b側面の吸込口10aに向かって流れやすくなる。また、乗員の太腿部直上に設けられた吹出口309aから吹き出された帯電ミストは、着座部20a側面の吸込口10aに向かって流れやすくなる。このため、第3実施形態の車両用ミスト供給装置1は、上述の実施形態と同様に、車室内には乗員の上半身の周囲を通過する帯電ミストの流れと乗員の下半身の周囲を通過する帯電ミストの流れとを形成することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、上述の実施形態における車両用ミスト供給装置1の変形例について説明する。図5において上述の実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を有するものである。第4実施形態は、吸込口410aが着座部20aにおいてのみ開口する点が上述の実施形態と相違する。なお、吸込口410aは、第1実施形態における吸込口10aに相当する。
第4実施形態では、上述の実施形態における車両用ミスト供給装置1の変形例について説明する。図5において上述の実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を有するものである。第4実施形態は、吸込口410aが着座部20aにおいてのみ開口する点が上述の実施形態と相違する。なお、吸込口410aは、第1実施形態における吸込口10aに相当する。
回収ダクト412の一端部410は、車室内に対して開口する吸込口410aを形成する。したがって、一端部410は吸込口形成部材である。吸込口410aは、着座部20aの側面部21aにおいて開口している。すなわち、回収ダクト412の一端部410側が、着座部20aの内部に配設されるとともに、一端部410が着座部20aの側面部21aにおいて吸込口410aを形成している。
第4実施形態の車両用ミスト供給装置1が作動すると、図5に示すように、吹出口9aから吹き出した帯電ミストは、シート20に着座する乗員が位置する空間の周囲を流通した後に吸込口410aへと吸い込まれる。したがって、吸込口410aが、背もたれ部20bおよび着座部20aのうち着座部20aにおいてのみ開口していても、乗員の周囲に対して帯電ミストを供給することができる。着座部20aにおいてのみ吸込口410aが開口することで、吹出口9aから吹き出した帯電ミストは、乗員の上半身および下半身両方の周囲を通過して吸込口410aに吸い込まれる。したがって、吹出口9aが乗員の頭上付近に開口する場合は、着座部20aに吸込口410aを設けることで、乗員の身体全体を包むような帯電ミストの流れを形成することができる。
また、吸込口410aは、背もたれ部20bおよび着座部20aのうち背もたれ部20bにおいてのみ開口していてもよい。例えば、吹出口9aがインストルメントパネル等、シート20に着座した乗員の前方において開口する場合には、背もたれ部20bにおいて吸込口410aが開口することで、乗員の身体全体を包むような帯電ミストの流れを形成しやすくなる。
(第5実施形態)
第5実施形態では、上述の実施形態における車両用ミスト供給装置1の変形例について説明する。図6において上述の実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。第5実施形態は、吹出口形成部材509がシート20の両側のうち一方に設けられ、吸込口形成部材510が他方に設けられている点が上述の実施形態と相違する。
第5実施形態では、上述の実施形態における車両用ミスト供給装置1の変形例について説明する。図6において上述の実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。第5実施形態は、吹出口形成部材509がシート20の両側のうち一方に設けられ、吸込口形成部材510が他方に設けられている点が上述の実施形態と相違する。
吹出口形成部材509および吸込口形成部材510は、例えばシート20の側面部に沿うようにして設けられる。図6に示すように、第5実施形態の車両用ミスト供給装置1における吸込口形成部材510は、シート20の側面部において、シート20に取り付けられる構成となっている。吸込口形成部材510は、例えば扁平な箱体として形成され、背もたれ部20bおよび着座部20aに1つずつ設けられる。吸込口形成部材510は、背もたれ部20bおよび着座部20aの一方の側面部、例えば図6においては左側面部に沿うように設けられる。着座部20aに設けられた吸込口形成部材510は、着座部20aの着座面を正面視した際の手前側に向けて開口するように吸込口510aが形成されている。背もたれ部20bに設けられた吸込口形成部材510は、背もたれ部20bの背もたれ面を正面視した際の手前側に向けて開口するように吸込口510aが形成されている。吸込口510aの内周縁部には、電極部511が設けられている。電極部511は、第1実施形態における電極部11に相当する。吸込口形成部材510は、その内部に、吸込口510aを通過した帯電ミストが流通可能な通路を有している。2つの吸込口形成部材510は、接続部15によって接続されている。接続部15は、2つの吸込口形成部材510の各通路が接続される接続通路を内部に形成している。接続部15は、接続通路が合流ダクト部12bの形成する合流通路13bに連通するように合流ダクト部12bと接続されている。2つの吸込口形成部材510の各通路を流通した帯電ミストは、接続通路で合流して合流通路13bへと流入し、貯留部3aへと流れる。
吹出口形成部材509は、背もたれ部20bおよび着座部20aの他方の側面部、図6においては右側面部に沿うように設けられる。吹出口形成部材509は、吸込口形成部材510と同様の形状を有している。吹出口形成部材509は、吸込口形成部材510における吸込口510aに相当する位置に吹出口509aが形成されている。
次に第5実施形態の車両用ミスト供給装置1におけるミストの流れについて説明する。ミスト発生器3で生成されたミストは、吹出口509a付近で帯電し帯電ミストとして吹出口509aから車室内へと吹き出す。車室内に吹き出した帯電ミストは、送風装置14による空気流れと電極部11による静電引力によって吸込口510aに吸い込まれる。シート20に着座した乗員から見ると、帯電ミストは乗員の右方から吹き出し、乗員の周囲を右方から左方へと横切るように流通した後に、乗員の左方で吸込口510aに吸い込まれる。
第5実施形態の車両用ミスト供給装置1においても、車室内に吹き出し乗員の周囲に流通した帯電ミストを、送風装置14による空気流れと電極部511による静電引力によって吸込口510aに誘導し、吸込口510aから吸い込むことにより回収することができる。したがって、車室内の吹出口509aから車室内に吹き出した帯電ミストが乗員の周囲を流通し、その後吸込口510aに吸い込まれる帯電ミストの流れを形成することができる。これによって、帯電ミストを乗員に対して効率的に供給するとともに、供給後の帯電ミストを回収することが可能となる。
(第6実施形態)
第6実施形態では、上述の実施形態における車両用ミスト供給装置1の変形例について説明する。図7において上述の実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。
第6実施形態では、上述の実施形態における車両用ミスト供給装置1の変形例について説明する。図7において上述の実施形態の図面中と同一符号を付した構成要素は、同様の構成要素であり、同様の作用効果を奏するものである。
図7に示すように、電極部611は、平板状の接地電極である。電極部611は吸込口10aを覆うように設けられている。電極部611は、第1実施形態における電極部11に相当する。図7に示すように、電極部611は、一端部10の端面において吸込口10aを覆うように設けられる。電極部611には、帯電ミストが吸込口10aへと流入可能となるように、複数の開口部611aが設けられている。第6実施形態の電極部611においても、帯電ミストを吸込口10aに向けて誘引することができる。吸込口10a付近に誘引された帯電ミストは、送風装置14が発生させる空気流れによって開口部611aおよび吸込口10aを通過して回収通路13へと流入する。第6実施形態のように、電極部611が吸込口10aの内側または内周縁部以外に設けられている場合でも、電極部611は、帯電ミストを吸込口10aに対して誘引することができる。
(他の実施形態)
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品、要素の組み合わせに限定されず、種々変形して実施することが可能である。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品、要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品、要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品、要素の組み合わせに限定されず、種々変形して実施することが可能である。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品、要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品、要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
上述の実施形態において、車両用ミスト供給装置1は、ミストによる冷房を目的として用いられるとしたが、加湿を目的として用いられてもよい。加湿を目的とする車両用ミスト供給装置であっても、帯電ミストが吹出口から吹き出されて吸込口へと吸い込まれる帯電ミストの流れを形成することで、乗員の周囲のみを効率的に加湿するとともに、車室内に滞留する蒸発しなかった帯電ミストを回収することができる。
上述の実施形態において、ミスト発生器3は、発振部3bが超音波振動を貯留部3aの水に与えることによってミストを発生するとしたが、ミストを発生可能であれば他の構成を採用してもよい。例えば、ミスト発生器3は、貯留部とノズルと貯留部の水をノズルへ圧送するポンプとを備え、ポンプにより圧送された水をノズルの先から噴出させることでミストを生成する構成であってもよい。
上述の実施形態において、電圧印加装置8は供給通路7を流通するミストを帯電させる。これに代えて、電圧印加装置8は、吹出口9aを通過したミストを吹出口9a付近で帯電させる構成であってもよい。例えば、放電電極部8bおよび対向電極部8cが、吹出口9aよりもミスト流れ下流側における吹出口9a近傍に設けられ、この放電電極部8bと対向電極部8cとの間の放電によって、吹出口9aから吹き出した直後のミストが帯電する構成であってもよい。
上述の実施形態において、吸込口10aはシート20において開口するとしたが、乗員の周囲にミスト流れを形成できる位置であれば、シート20以外の車室内部材において開口する構成であってもよい。例えば、アームレストにおいて吸込口が形成されていてもよい。
上述の実施形態において、吸込口は各側面部において2つ以上開口していてもよい。吸込口の数が増加すると、よりシート20全体を包むように流れる帯電ミストの流れを形成できる。すなわち、より乗員の身体全体を包む帯電ミストの流れを形成することが可能となる。
上述の実施形態において、吹出口は3つ以上開口していてもよい。吹出口の数が増加すると、吸込口の数が少ない場合、例えば着座部20aにおいて1つのみ開口する場合であっても、よりシート20全体を包むように流れる帯電ミストの流れを形成できる。すなわち、より乗員の身体全体を包む帯電ミストの流れを形成することが可能となる。
上述の実施形態において、吸込口はシート20の側面部において開口するとしたが、シート20の側面部以外において開口する構成であってもよい。例えば、シート20の着座面の左右の側面部付近等の、着座する乗員の臀部および太腿部が接触しない領域において開口する構成でもよい。また、例えば、シートの表皮に設けられた通気穴から帯電ミストを吸い込む構成としてもよい。この場合、通気穴が吸込口10aに相当し、表皮が吸込口形成部材に相当する。
1…車両用ミスト供給装置
3…ミスト発生器
8…電圧印加装置
9…他端部(吹出口形成部材)
309、509…吹出口形成部材
9a、309a、509a…吹出口
10、410…一端部(吸込口形成部材)
510…吸込口形成部材
10a、410a、510a…吸込口
11、511、611…電極部
14…送風装置
3…ミスト発生器
8…電圧印加装置
9…他端部(吹出口形成部材)
309、509…吹出口形成部材
9a、309a、509a…吹出口
10、410…一端部(吸込口形成部材)
510…吸込口形成部材
10a、410a、510a…吸込口
11、511、611…電極部
14…送風装置
Claims (9)
- 車室内に供給するミストを発生させるミスト発生器(3)と、
前記ミストを帯電させる電圧を前記ミストに印加する電圧印加装置(8)と、
前記ミストが前記車室内に吹き出す際に通過する吹出口(9a、309a、509a)を形成する吹出口形成部材(9、309、509)と、
前記吹出口から前記車室内へと吹き出した前記ミストが乗員の周囲を流通した後に吸い込まれる吸込口(10a、410a、510a)を形成する吸込口形成部材(10、410、510)と、
前記ミストが前記吸込口に吸い込まれる空気流れを発生させる送風装置(14、214)と、
前記ミストを前記吸込口に向けて誘導する静電引力を発生させる電極部(11、511、611)と、
を備える車両用ミスト供給装置。 - 前記電極部は、前記吸込口の内周縁部に設けられている請求項1に記載の車両用ミスト供給装置。
- 前記電極部は、前記吸込口形成部材の内部の通路に設けられている請求項1に記載の車両用ミスト供給装置。
- 前記吸込口形成部材は、前記乗員が着座するシート(20)に設けられている請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用ミスト供給装置。
- 前記吸込口は複数設けられている請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用ミスト供給装置。
- 複数の前記吸込口の少なくともひとつは、着座部(20a)と背もたれ部(20b)とを有し前記乗員が着座するシート(20)の前記着座部において開口し、複数の前記吸込口の他の少なくともひとつは、前記背もたれ部において開口している請求項5に記載の車両用ミスト供給装置。
- 前記吸込口は、前記乗員が着座するシート(20)の側面部(21)において開口している請求項4から6のいずれか1項に記載の車両用ミスト供給装置。
- 前記吹出口形成部材は、前記シートの両側のうち一方に設けられ、
前記吸込口形成部材は、前記両側のうち他方に設けられている請求項4に記載の車両用ミスト供給装置。 - 複数の前記吸込口のそれぞれに連通し、前記吸込口に吸い込まれた前記ミストが流通する複数の分岐ダクト部(12a)と、
それぞれの前記分岐ダクト部を流通する前記ミストの流量に差を生じさせる流量差発生部(214)と、
をさらに有する請求項5または6に記載の車両用ミスト供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016106746A JP2017210219A (ja) | 2016-05-27 | 2016-05-27 | 車両用ミスト供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016106746A JP2017210219A (ja) | 2016-05-27 | 2016-05-27 | 車両用ミスト供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017210219A true JP2017210219A (ja) | 2017-11-30 |
Family
ID=60474452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016106746A Pending JP2017210219A (ja) | 2016-05-27 | 2016-05-27 | 車両用ミスト供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017210219A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021054226A1 (ja) * | 2019-09-16 | 2021-03-25 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置 |
-
2016
- 2016-05-27 JP JP2016106746A patent/JP2017210219A/ja active Pending
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WO2021054226A1 (ja) * | 2019-09-16 | 2021-03-25 | 株式会社デンソー | 車両用空調装置 |
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