JP2017210043A - 信号処理装置および信号処理方法 - Google Patents

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Masayasu Nagata
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Abstract

【課題】本発明は、確実かつ正確に信号を伝達することが可能な信号処理装置および信号処理方法を提供することを目的とする。【解決手段】本発明による信号処理装置は、車両に設置されたメータ2およびナビゲーション装置1の間の信号伝達処理を行う信号処理装置であって、メータ2とナビゲーション装置1とは、複数の信号線7,8を介して接続され、ナビゲーション装置1は、排他的に発生する複数の信号を、複数の信号線7,8を介してメータ2から受信する受信部4,5を備え、受信部4,5は、複数の信号線7,8の各々を介して同一の排他的に発生する複数の信号を受信する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に設置された2つの装置間で信号の伝達処理を行う信号処理装置および信号処理方法に関する。
従来、車両に設置されたインヒビタスイッチとギアインジケータとを1本のワイヤハーネス線で接続し、シフトレバーの位置に対応する信号をインヒビタスイッチからギアインジケータに送信する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、シフトレバーの位置ごとに異なる電流値をアナログ信号としてギアインジケータに送信している。ギアインジケータは、入力されたアナログ信号の電流値に基づいてシフトレバーの位置を判定している。
また、車両に設置されたインヒビタスイッチとメータとを1本のワイヤハーネス線で接続し、シフトレバーの位置に対応する信号をインヒビタスイッチからメータに送信する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2では、シフトレバーの位置ごとに異なる電圧値をアナログ信号としてメータに送信している。メータでは、入力されたアナログ信号の電圧値をデジタル信号に変換し、当該デジタル信号に基づいてシフトレバーの位置を判定している。
特開2001−253267号公報 特開2000−11792号公報
特許文献1,2では、抵抗を用いてシフトレバーの位置に対応する電流値または電圧値を設定している。しかし、温度が変化して抵抗値が変化すると、アナログ信号の電流値または電圧値が変化してしまう。また、アナログ信号は、ノイズの影響を受けやすい。このように、電流値または電圧値が変化したアナログ信号を受信したギアインジケータまたはメータでは、シフトレバーの位置を誤判定するという問題がある。
また、特許文献1,2では、1本のワイヤハーネス線で信号を送信しているため、当該ワイヤハーネス線で断線またはショート等が生じた場合には、受信側は全ての信号を取得することができなくなるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、確実かつ正確に信号を伝達することが可能な信号処理装置および信号処理方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明による信号処理装置は、車両に設置された第1の装置および第2の装置の間の信号伝達処理を行う信号処理装置であって、第1の装置と第2の装置とは、複数の信号線を介して接続され、第2の装置は、排他的に発生する複数の信号を、複数の信号線を介して第1の装置から受信する受信部を備え、受信部は、複数の信号線の各々を介して同一の排他的に発生する複数の信号を受信する。
また、本発明による信号処理方法は、車両に設置された第1の装置および第2の装置の間の信号伝達処理を行う信号処理方法であって、第1の装置と第2の装置とは、複数の信号線を介して接続され、第2の装置は、(a)排他的に発生する複数の信号を、複数の信号線を介して第1の装置から受信する工程を備え、工程(a)は、複数の信号線の各々を介して同一の排他的に発生する複数の信号を受信する。
本発明によると、信号処理装置は、車両に設置された第1の装置および第2の装置の間の信号伝達処理を行う信号処理装置であって、第1の装置と第2の装置とは、複数の信号線を介して接続され、第2の装置は、排他的に発生する複数の信号を、複数の信号線を介して第1の装置から受信する受信部を備え、受信部は、複数の信号線の各々を介して同一の排他的に発生する複数の信号を受信するため、確実かつ正確に信号を伝達することが可能となる。
また、信号処理方法は、車両に設置された第1の装置および第2の装置の間の信号伝達処理を行う信号処理方法であって、第1の装置と第2の装置とは、複数の信号線を介して接続され、第2の装置は、(a)排他的に発生する複数の信号を、複数の信号線を介して第1の装置から受信する工程を備え、工程(a)は、複数の信号線の各々を介して同一の排他的に発生する複数の信号を受信するため、確実かつ正確に信号を伝達することが可能となる。
本発明の実施の形態による信号処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による信号線を介して伝送される信号の一例を示す図である。 本発明の実施の形態によるシフトP信号の一例を示す図である。 本発明の実施の形態によるシフトR信号の一例を示す図である。 本発明の実施の形態による車速信号の一例を示す図である。 本発明の実施の形態によるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態によるナビゲーション装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態によるナビゲーション装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態によるナビゲーション装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態によるナビゲーション装置の動作の一例を示すフローチャートである。 前提技術による信号処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 前提技術による信号線を介して伝送される信号の一例を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて以下に説明する。
<前提技術>
まず、本発明の前提となる技術である前提技術について説明する。
図11は、前提技術による信号処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
図11に示すように、ナビゲーション装置11およびメータ12は、車両に設置されており、信号線18,19,20で通信可能に接続されている。すなわち、信号処理装置は、ナビゲーション装置11およびメータ12の間の信号伝達処理を行う。
ナビゲーション装置11は、受信部14,15,16および制御部17を備えている。受信部14は信号線18に接続され、受信部15は信号線19に接続され、受信部16は信号線20に接続されている。なお、信号線18,19,20としては、例えばワイヤハーネスが挙げられる。
メータ12は、車両のインストルメントパネル(図示せず)に設置されており、自車両の速度の情報、および自車両に設置されたシフトレバー(図示せず)の位置を示す情報を含む種々の情報を表示する。また、メータ12は、自車両の速度の情報、およびシフトレバーの位置を示す情報をナビゲーション装置11に送信する。
ECU(Engine Control Unit)13は、自車両の速度の情報、およびシフトレバーの位置を示す情報含む種々の情報を、車両に設置された各種センサから取得する。また、ECU13は、メータ12と通信可能に接続されており、自車両の速度の情報、およびシフトレバーの位置を示す情報をメータ12に送信する。
図12は、各信号線18〜20を介して伝送される信号の一例を示す図である。
図12に示すように、メータ12は、自車両の速度の情報を車速信号として、信号線18を介してナビゲーション装置11の受信部14に送信する。このとき、シフトレバーはドライブの位置にある。すなわち、車速信号は、自車両が前進するときの速度の情報である。なお、メータ12は、シフトレバーのドライブの位置を示す情報をドライブ信号(以下、シフトD信号)として、車速信号とともに信号線18を介してナビゲーション装置11の受信部14に送信してもよい。また、シフトレバーのドライブの位置を示す情報に限らず、車両を前進させるシフトレバーの位置を示す情報であればよい。
また、メータ12は、シフトレバーのリバースの位置を示す情報をリバース信号(以下、シフトR信号という)として、信号線19を介してナビゲーション装置11の受信部15に送信する。また、メータ12は、シフトレバーのパーキングの位置を示す情報をパーキング信号(以下、シフトP信号という)として、信号線20を介してナビゲーション装置11の受信部16に送信する。
受信部14は、信号線18を介して送信されてきた車速信号を受信し、受信した車速信号を制御部17に出力する。受信部15は、信号線19を介して送信されてきたシフトR信号を受信し、受信したシフトR信号を制御部17に出力する。受信部16は、信号線20を介して送信されてきたシフトP信号を受信し、受信したシフトP信号を制御部17に出力する。
なお、図12に示す各信号は、ECU13で生成され、ECU13からメータ12を経由して受信部14〜16に送信される。このとき、各受信部14〜16は、同時に信号を受信しない。
制御部17は、受信部14から入力された車速信号、受信部15から入力されたシフトR信号、および受信部16から入力されたシフトP信号の各々を用いて、ナビゲーション装置11における種々の機能を実行する。
例えば、制御部17は、車速信号を用いて走行操作制限の機能を実行する。具体的には、制御部17は、車両が低速(例えば、20km/h)で走行しているときにのみ、予め定められた操作を許可する。他に、制御部17は、車速信号を用いて車速連動機能を実行する。具体的には、制御部17は、車両が高速で走行すると音量を上げる制御を行う。
また、制御部17は、シフトR信号を用いて走行操作制限の機能を実行する。具体的には、制御部17は、車両の後方を撮影するリアカメラの映像をモニタ等に表示する制御を行う。
また、制御部17は、シフトP信号を用いて走行操作制限の機能を実行する。具体的には、制御部17は、車両が停車しているときに予め定められた設定画面または動画をモニタ等に表示する制御を行う。
上記の構成では、各信号はアナログ信号ではないため、上述の誤判定等の問題はない。しかし、各信号線18〜20のいずれかで断線またはショート等が生じた場合において、ナビゲーション装置11が断線またはショート等が生じた信号線を介して信号を取得することができなくなるという問題がある。また、上記の構成では、3本の信号線18〜20が必要であるため、コストがかかり、かつ車両の軽量化に寄与しないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、以下に詳細に説明する。
<実施の形態>
<構成>
図1は、本実施の形態による信号処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、第2の装置(以下、ナビゲーション装置1という)および第1の装置(以下、メータ2という)は、車両に設置されており、信号線7,8で通信可能に接続されている。ナビゲーション装置1は、受信部4,5および制御部6を備えている。受信部4は信号線7に接続され、受信部5は信号線8に接続されている。また、メータ2は、ECU3と通信可能に接続されている。
なお、信号線7,8としては、例えばワイヤハーネスが挙げられる。また、メータ2およびECU3については、図11に示す前提技術におけるメータ12およびECU13と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
図2は、各信号線7,8を介して伝送される信号の一例を示す図である。
図2に示すように、受信部4,5は、一定の信号周期ごとに、シフトP信号、車速信号、またはシフトR信号を、各信号線7,8を介して受信する。すなわち、受信部4,5は、同一の信号を受信する。図2に示す各信号は、ECU3で生成され、ECU3からメータ2を経由して受信部4,5に送信される。
図2中の「なし」は、シフトレバーがパーキング、リバース、およびドライブ以外の位置にあることを意味している。ここで、「なし」の場合としては、例えばシフトレバーがニュートラルの位置にある場合が挙げられる。このように、各信号線7,8を介して一定の信号周期ごとに送信されるシフトP信号、車速信号、およびシフトR信号は、同時には発生しないため、排他的に発生する複数の信号であるといえる。
受信部4は、信号線7を介して受信した信号を制御部6に出力する。また、受信部5は、信号線8を介して受信した信号を制御部6に出力する。制御部6は、受信部4,5から入力された信号が、シフトP信号、車速信号、およびシフトR信号のうちのいずれの信号であるのか判定する。すなわち、制御部6は、受信部4,5が受信した信号を判定する判定部としての機能を有する。なお、制御部6は、図11に示す制御部17と同様の機能も有している。
図3〜5は、各信号の一例を示す図である。
図3〜5に示すように、各信号はパルス信号であり、信号周期内で信号が「H」になる期間をデューティ比で変動させている。すなわち、各信号を識別するために、各信号についてデューティ比を異ならせている。
ここで、デューティ比が100%とは、信号周期内で信号が常に「H」の状態であることを示している。また、デューティ比が0%とは、信号周期内で信号が常に「L」の状態であることを示している。
図3,4に示すように、シフトP信号およびシフトR信号には、予め定められたデューティ比が割り当てられる。例えば、シフトP信号のデューティ比は5%であり、シフトR信号のデューティ比は90%である。
図5に示すように、車速は変動するため、車速信号には予め定められた範囲のデューティ比が割り当てられる。例えば、車速が0km/h〜200km/hに対して、車速信号のデューティ比を10%〜80%に割り当てる。
図6は、ナビゲーション装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
ナビゲーション装置1における受信部4,5および制御部6の各機能は、処理回路により実現される。すなわち、ナビゲーション装置1は、排他的に発生する複数の信号を受信し、受信した信号を判定するための処理回路を備える。処理回路は、メモリ10に格納されるプログラムを実行するプロセッサ9(中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)である。
ナビゲーション装置1における受信部4,5および制御部6の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ10に格納される。処理回路は、メモリ10に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、ナビゲーション装置1は、排他的に発生する複数の信号を受信するステップ、受信した信号を判定するステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ10を備える。また、これらのプログラムは、受信部4,5および制御部6の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリとは、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク等が該当する。
<動作>
図7は、ナビゲーション装置1の動作の一例を示すフローチャートである。なお、図7に示す動作は、信号周期ごとに繰り返して行われる。
ステップS101において、制御部6は、信号線7が故障状態であるか否かを判断する。ここで、信号線7の故障状態とは、例えば、受信部4が信号線7を介して信号を受信することができない状態、または信号線7が断線している状態のことをいう。この場合、受信部4が受信する信号は、図2における「0」の状態となる。信号線7が故障状態である場合は、ステップS102に移行する。一方、信号線7が故障状態でない場合は、ステップS103に移行する。
ステップS102において、制御部6は、信号線8が故障状態であるか否かを判断する。なお、信号線8が故障状態であるか否かの判断は、ステップS101と同様である。信号線8が故障状態である場合は、ステップS104に移行する。一方、信号線8が故障状態でない場合は、ステップS105に移行する。
ステップS103において、制御部6は、信号線8が故障状態であるか否かを判断する。なお、信号線8が故障状態であるか否かの判断は、ステップS102と同様である。信号線8が故障状態である場合は、ステップS105に移行する。一方、信号線8が故障状態でない場合は、ステップS106に移行する。
ステップS104において、制御部6は、信号線7,8が故障している旨を通知する。例えば、制御部6は、信号線7,8が故障している旨をモニタ等の画面に表示する、または音声出力することによって、ユーザに対して信号線7,8の修理または交換を促すことができる。
ステップS105において、制御部6は、単一信号線制御モードに移行する。この場合、信号線7,8のうちのいずれか一方の信号線を用いて信号を受信することになる。単一信号線制御モードの動作については、後述の図8で詳細に説明する。
ステップS106において、制御部6は、複数信号線制御モードに移行する。この場合、信号線7,8の両方の信号線を用いて信号を受信することになる。複数信号線制御モードの動作については、後述の図9,10で詳細に説明する。
図8は、単一信号線制御モードの動作の一例を示すフローチャートである。なお、図8に示す動作は、信号周期ごとに繰り返して行われ、処理の終了後は図7のステップS101に戻るものとする。また、以下では、信号線8が故障状態であり、受信部4が信号線7を介して信号を受信する場合について説明するが、信号線7が故障状態であり、受信部5が信号線8を介して信号を受信する場合についても同様である。
ステップS201において、制御部6は、受信部4が信号線7を介して受信した信号のデューティ比を演算する。具体的には、制御部6は、信号周期内において信号が「H」の状態となっている時間に基づいてデューティ比を求める。
ステップS202において、制御部6は、ステップS201で求めたデューティ比がシフトP信号のデューティ比であるか否かを判断する。シフトP信号のデューティ比である場合は、ステップS203に移行する。一方、シフトP信号のデューティ比でない場合は、ステップS204に移行する。
ステップS203において、制御部6は、受信部4が受信した信号がシフトP信号であることを確定し、処理を終了する。
ステップS204において、制御部6は、ステップS201で求めたデューティ比がシフトR信号のデューティ比であるか否かを判断する。シフトR信号のデューティ比である場合は、ステップS205に移行する。一方、シフトR信号のデューティ比でない場合は、ステップS206に移行する。
ステップS205において、制御部6は、受信部4が受信した信号がシフトR信号であることを確定し、処理を終了する。
ステップS206において、制御部6は、ステップS201で求めたデューティ比が車速信号のデューティ比であるか否かを判断する。車速信号のデューティ比である場合は、ステップS207に移行する。一方、車速信号のデューティ比でない場合は、ステップS209に移行する。
ステップS207において、制御部6は、デューティ比と車速との対応関係を示すテーブルを参照し、ステップS201で求めたデューティ比に対応する車速を求める。なお、テーブルは、制御部6が保持しておいてもよく、ナビゲーション装置1に備えられたメモリ等(図示せず)に記憶しておいてもよい。
ステップS208において、制御部6は、ステップS207で求めた車速が自車両の車速であると確定し、処理を終了する。
ステップS209において、制御部6は、受信部4が受信した信号がシフトP信号、シフトR信号、および車速信号ではないことを確定し、処理を終了する。
図9,10は、複数信号線制御モードの動作の一例を示すフローチャートである。なお、図9,10に示す動作は、信号周期ごとに繰り返して行われ、処理の終了後は図7のステップS101に戻るものとする。また、図9,10のステップS308〜ステップS315は、図8のステップS202〜ステップS209と同様であるため、ここでは説明を省略する。
ステップS301において、制御部6は、受信部4が信号線7を介して受信した信号のデューティ比を演算するとともに、受信部5が信号線8を介して受信した信号のデューティ比を演算する。なお、デューティ比の求め方は、図8のステップS201と同様である。
ステップS302において、制御部6は、ステップS301で求めた各信号のデューティ比の差が閾値A未満であるか否かを判断する。各信号のデューティ比の差が閾値A未満である場合は、ステップS306に移行する。一方、各信号のデューティ比の差が閾値A未満でない場合は、ステップS303に移行する。なお、ステップS302では、制御部6が、各信号のデューティ比の差が閾値A未満であるか否かを判断する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、制御部6が、各信号のデューティ比の差が閾値A以下であるか否かを判断するようにしてもよい。
ステップS303において、制御部6は、エラーカウントを1インクリメントする。なお、エラーカウントは、制御部6が保持してもよく、ナビゲーション装置1に備えられたメモリ等(図示せず)に記憶してもよい。
ステップS304において、制御部6は、エラーカウントが閾値B未満であるか否かを判断する。エラーカウントが閾値B未満である場合は、処理を終了する。一方、エラーカウントが閾値B未満でない場合は、ステップS305に移行する。なお、ステップS304では、制御部6が、エラーカウントが閾値B未満であるか否かを判断する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、制御部6が、エラーカウントが閾値B以下であるか否かを判断するようにしてもよい。
ステップS305において、制御部6は、信号線7,8のうちの少なくとも一方が故障している旨を通知する。すなわち、制御部6は、閾値Bの回数だけ連続してエラーカウントがインクリメントされた場合は、信号線7,8のうちの少なくとも一方が故障していることを確定する。なお、通知の方法は、図7のステップS104と同様である。
ステップS306において、制御部6は、エラーカウントを0にリセットする。
ステップS307において、制御部6は、ステップS301で求めた各信号のデューティ比の平均を演算する。ステップS308以降の処理は、ステップS301で求めた各信号のデューティ比の平均に基づいて行われる。
以上のことから、本実施の形態によれば、信号線7,8のうちのいずれか一方が故障等で使用不能となった場合でも、ナビゲーション装置1は残りの1本を用いて信号を取得することができる。また、2本の信号線7,8を用いているため、各受信部4,5が受信した各信号のデューティ比の平均を求めることができ、1本の信号線で信号を受信する場合よりも正確な情報を得ることができる。特に、車速信号の場合は、より正確な車速を求めることができる。さらに、前提技術と比較して、信号線が3本から2本に減るため、コストの削減、および車両の軽量化に寄与することができる。
なお、図1では、ECU3で生成した信号を、ECU3からメータ2および信号線7,8を介してナビゲーション装置1に送信する場合について示しているが、これに限るものではない。例えば、メータ2を経由せずに、ECU3とナビゲーション装置1とを信号線7,8で直接接続する構成としてもよい。
図1では、ナビゲーション装置1を示しているが、これに限るものではない。例えば、図1に示すナビゲーション装置1に代えて、受信部4,5および制御部6を備えるインタフェースとし、当該インタフェースとナビゲーション装置とを接続するようにしてもよい。ここで、ナビゲーション装置は、上記のインタフェースと接続可能であればよく、PND(Portable Navigation Device)またはナビゲーション機能を有する携帯通信端末(例えば、携帯電話、スマートフォン、およびタブレット端末など)であってもよい。
上記では、デューティ比が異なるパルス信号を受信する場合について説明したが、各信号が識別することができれば信号の形態は制限されない。なお、パルス信号の場合は、特に車速を細かく設定することができるため、他の信号の形態よりも有効である。
上記の実施の形態における動作を実行するソフトウェア(信号処理方法)を、例えば上記のインタフェースに組み込んでもよい。具体的には、一例として、当該信号処理方法は、車両に設置された第1の装置および第2の装置の間の信号伝達処理を行う信号処理方法であって、第1の装置と第2の装置とは、複数の信号線を介して接続され、第2の装置は、(a)排他的に発生する複数の信号を、複数の信号線を介して第1の装置から受信する工程を備え、工程(a)は、複数の信号線の各々を介して同一の排他的に発生する複数の信号を受信する。このように、上記の実施の形態における動作を実行するソフトウェアを上記のインタフェースに組み込んで動作させることによって、上記の実施の形態と同様の効果が得られる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 ナビゲーション装置、2 メータ、3 ECU、4,5 受信部、6 制御部、7,8 信号線、9 プロセッサ、10 メモリ、11 ナビゲーション装置、12 メータ、13 ECU、14〜16 受信部、17 制御部、18〜20 信号線。

Claims (10)

  1. 車両に設置された第1の装置および第2の装置の間の信号伝達処理を行う信号処理装置であって、
    前記第1の装置と前記第2の装置とは、複数の信号線を介して接続され、
    前記第2の装置は、排他的に発生する複数の信号を、前記複数の信号線を介して前記第1の装置から受信する受信部を備え、
    前記受信部は、前記複数の信号線の各々を介して同一の前記排他的に発生する複数の信号を受信することを特徴とする、信号処理装置。
  2. 前記複数の信号は、前記車両に設置されたシフトレバーにおけるパーキングの位置を示す信号であるパーキング信号と、前記シフトレバーにおけるリバースの位置を示す信号であるリバース信号と、前記車両の速度を示す車速信号とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の信号処理装置。
  3. 前記第2の装置は、前記受信部が受信した前記複数の信号を判定する判定部をさらに備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の信号処理装置。
  4. 前記複数の信号は、一定の信号周期ごとに区別されたパルス信号であり、
    前記判定部は、前記パルス信号のデューティ比に基づいて前記複数の信号を判定することを特徴とする、請求項3に記載の信号処理装置。
  5. 前記判定部は、前記受信部が前記複数の信号線の各々を介して受信した同一の各前記信号のデューティ比の平均に基づいて前記複数の信号を判定することを特徴とする、請求項4に記載の信号処理装置。
  6. 前記複数の信号は、一定の信号周期ごとに区別されたパルス信号であって、前記車両の車速を示す車速信号を含み、
    前記判定部は、前記車速信号のデューティ比に基づいて前記車両の車速を判定することを特徴とする、請求項3または4に記載の信号処理装置。
  7. 前記判定部は、前記受信部が前記複数の信号線の各々を介して受信した同一の前記車速信号のデューティ比の平均に基づいて前記車速を判定することを特徴とする、請求項6に記載の信号処理装置。
  8. 前記判定部は、前記受信部が前記複数の信号線の各々を介して受信した同一の各前記信号のデューティ比の差が予め定められた閾値より大きく、かつ前記差が前記閾値よりも大きい状態が予め定められた数の前記信号周期を連続した場合において、前記複数の信号線のうちの少なくとも1つが故障していると判定することを特徴とする、請求項4から7のいずれか1項に記載の信号処理装置。
  9. 前記第2の装置は、ナビゲーション装置、またはナビゲーション装置に接続するインタフェースであることを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載の信号処理装置。
  10. 車両に設置された第1の装置および第2の装置の間の信号伝達処理を行う信号処理方法であって、
    前記第1の装置と前記第2の装置とは、複数の信号線を介して接続され、
    前記第2の装置は、
    (a)排他的に発生する複数の信号を、前記複数の信号線を介して前記第1の装置から受信する工程を備え、
    前記工程(a)は、前記複数の信号線の各々を介して同一の前記排他的に発生する複数の信号を受信することを特徴とする、信号処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022073446A (ja) * 2020-11-02 2022-05-17 株式会社デンソー センサ装置

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