JP2017209411A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技機の輸送中に可動部が動作して破損することを適切な手法で防止すること。【解決手段】 遊技機を輸送する際には、ロックレバー112をロック状態に操作することにより、遊技機を輸送する際の振動などによって第2演出物102あるいは第3演出物104が移動して破損してしまうことを防止することができるとともに、前枠10の背面にガラスユニット8を取り付ける際に連動してロックレバー112が非ロック状態に動作するため、遊技機を稼働させる際にロックレバー112を非ロック状態にする操作を不要にして、煩わしさおよび操作忘れによる不具合を防止することができる。【選択図】 図8

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来から、遊技球(遊技媒体)が移動する遊技領域を備え、遊技者の操作に応じて遊技領域に遊技球を発射する遊技機(ぱちんこ遊技機)が知られている。この種の遊技機は、遊技領域において遊技球を検出する検出領域として始動入賞口を設け、始動入賞口に遊技球が進入したことを検出すると、特別抽選を行うとともに表示装置において図柄の変動表示を開始させ、特別抽選の結果が大当たりである場合に、図柄を特定の態様で停止表示させる。すると遊技状態を特別遊技状態に移行させ、特別遊技状態では複数回の特別遊技を実行し、各特別遊技では遊技領域に設けられている大入賞口を開状態に動作させ、大入賞口への遊技球の進入に応じて遊技球を払い出す。
そしてこの種の遊技機では、遊技機の前面に演出装置を設け、特別抽選の結果に応じて演出装置の可動部を動作させることにより遊技を演出するものがあるが、遊技機の輸送中に振動などにより可動部が動作して破損しないようにするために、輸送中は可動部の動作を阻止する阻止部材を配置するようにしたものがある(特許文献1参照)。
特開2009−112661号公報
しかしかかる遊技機では、遊技機を稼働させる際には阻止部材を取り除く必要があるため、取り除いた阻止部材を再び遊技機を輸送するときのために保存しておく必要があるし、保存した阻止部材を紛失してしまうおそれもある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技機の輸送中に可動部が動作して破損することを適切な手法で防止することにある。
(1)本発明は、所定条件下で当否を決定する抽選を行い、抽選の結果に応じて遊技を進行させる遊技機であって、本体と、前記本体に対して開閉可能な扉体と、遊技を演出する演出装置を備え、前記演出装置は、固定部と、前記固定部に対して動作可能に設けられた可動部と、前記可動部の動作を規制する規制状態と前記可動部の動作を規制しない非規制状態との間で動作する規制部を備え、前記規制部は、前記扉体が前記本体に対して開いた状態で前記非規制状態から前記規制状態に動作させる操作が可能に形成されていることを特徴とする遊技機に関するものである。
本発明では、規制状態と非規制状態との間で動作する規制部を備えるようにしつつ、規制部が、扉体が本体に対して開いた状態で非規制状態から規制状態に動作させる操作が可能に形成されているため、遊技機を輸送する際などに遊技機の管理者などが規制部を非規制状態から規制状態に動作させる操作を行って可動部の動作を規制することにより、遊技機の輸送中に可動部が動作して破損することを防止することができる。
(2)また本発明は、前記扉体が前記本体に対して開いた状態で前記扉体に対して着脱可能なガラス部を更に備え、前記規制部は、前記規制状態である場合に前記扉体に対して前記ガラス部が取り付けられると、前記規制状態から前記非規制状態に動作するようにしてもよい。
このようにすれば、遊技機の管理者などが扉体に対してガラス部を取り付けると、規制部が規制状態から非規制状態に動作して可動部の動作を許容することができる。
本発明によれば、遊技機の輸送中に可動部が動作して破損することを適切な手法で防止することができる。
本発明の実施形態の遊技機の外観構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態の遊技機の遊技盤の外観構成を示す正面図である。 本発明の実施形態の遊技機の前枠が本体に対して開いた状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態の遊技機のガラスユニットを示す斜視図である。 本発明の実施形態の遊技機の前枠を示す背面図である。 本発明の実施形態の遊技機の前枠にガラスユニットが取り付けられている状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態の遊技機の可動演出部の動作を示す斜視図である。 本発明の実施形態の遊技機の可動演出部の下部の拡大斜視図である。 本発明の実施形態の遊技機のロック部とロック受け部の拡大斜視図である。 本発明の実施形態の遊技機のロックレバーの斜視図である。 本発明の実施形態の遊技機のロックレバーの斜視図である。 本発明の実施形態の遊技機の機能ブロックを示す図である。
以下では、本発明の実施形態について説明する。なお以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.遊技機の構成
図1は、本実施形態に係る遊技機の外観構成を示す斜視図である。本実施形態の遊技機は、遊技場から貸し出された遊技球(遊技媒体)を用いて遊技を行うものであり、遊技機の外側面を形成する外枠2と、遊技機の内部に設けられ、遊技球が移動する遊技領域4を形成する遊技盤6と、遊技盤6や各種の制御基板が遊技機の内部において設けられている本体7と、遊技領域4を遊技者が視認可能かつ接触不可能にするガラスユニット8(ガラス部)と、遊技機の前面において遊技領域4を取り囲むように形成された前枠10(扉体)を備えている。そして前枠10は、遊技領域4を遊技者が視認可能となるように遊技領域4に対応する範囲の開口である前枠開口11を形成しつつ、前枠開口11を塞ぐようにして背面側からガラスユニット8が取り付けられることにより、ガラスユニット8とともに遊技機の前面を形成している。
そして前枠10の一部は、光が透過する半透明の素材により構成されており、半透明の素材により構成されている部分の内部には、遊技を盛り上げるための演出光などを出力する複数の前枠ランプ12が設けられている。また、前枠10の下部には、遊技を盛り上げるための演出音などを出力するスピーカー14が設けられている。
また前枠10の下部中央には、遊技球を貯留するための上皿16が設けられており、上皿16の内側面の奥側の左部には、遊技機から遊技者に遊技球を払い出すための払出口18が設けられている。また前枠10の下部右側には、グリップユニット20が設けられており、遊技者がグリップユニット20を遊技機に向かって右回りに回転させる操作を行うと、遊技機内部に設けられた図示しない発射装置が作動して、遊技領域4内に遊技球が発射されるようになっている。なお本実施形態の発射装置は、1分間に99個(1秒間に1.65個)の遊技球を発射することができる。
そして上皿16の内側面の奥側の右部には、上皿16から遊技球を発射装置に供給するための供給口22が設けられている。また上皿16の下方には、上皿16に遊技球を貯留しきれなくなった場合に余剰の遊技球を貯留しておく下皿24が設けられている。
また上皿16の縁部手前側には、銃の形状を模した演出入力装置26(演出操作手段)が設けられており、遊技者が演出入力装置26を操作すると、遊技機で行われる演出が変化する。
図2は、図1で示した遊技盤6の外観構成を示す正面図である。図2に示すように遊技盤6には、円形状に外レール28が設けられており、外レール28に囲まれた領域が、遊技球が移動する遊技領域4となっている。また遊技領域4の左端部には、外レール28に沿うように円弧状に内レール30が設けられており、外レール28と内レール30は、遊技盤6の下方に設けられた図示しない発射装置から発射された遊技球を遊技領域4に誘導する。
また遊技盤6の中央部には、遊技を盛り上げるための演出画像などを表示する液晶ディスプレイ31(演出画像表示手段)と、液晶ディスプレイ31の表示領域を囲むように形成された装飾部32を備える演出ユニット33が設けられている。ここで装飾部32は、光が透過する半透明の素材により構成された部分を有しており、半透明の素材により構成されている部分の内部には、遊技を盛り上げるための演出光などを出力する複数の装飾部ランプ34が設けられている。
そして本実施形態では、演出ユニット33の手前側を遊技球が通過できないようになっており、発射装置から発射された遊技球は、演出ユニット33の左側の遊技領域4か演出ユニット33の右側の遊技領域4を落下するようになっている。そして遊技領域4には、遊技盤6の表面に交差するように図示しない多数の遊技釘が打ち付けられており、遊技領域4を移動する遊技球の移動方向がランダムに変化するようになっている。
また装飾部32の左部には、演出ユニット33の左側の遊技領域4を落下する遊技球が通過できる開口である通過開口40が形成されており、この通過開口40を通過した遊技球は装飾部32の内部に設けられている通路42を通過して、装飾部32の下部に設けられたステージ44に落下するようになっている。このステージ44の上面は滑らかな曲面となっているとともに、ステージ44とガラスユニット8との間に遊技球がステージ44から下方に落下できる隙間が形成されており、通路42からステージ44上に落下した遊技球がステージ44上を左右に往復移動した後にステージ44の中央部付近から下方に落下するようになっている。
そしてステージ44の中央部の下方には、ステージ44の中央部付近から下方に落下した遊技球が進入可能な第1始動入賞口46が設けられている。この第1始動入賞口46は、遊技球が進入したことを検出するセンサ(検出手段)を内蔵し、遊技球が進入すると遊技球が遊技機内部に回収されるように構成されており、第1始動入賞口46に遊技球が進入するたびに、遊技者に対して所定個数(1個以上の規定数、例えば3個)の遊技球が払い出されるとともに、乱数値を取得して大当たりの当否を決定する特別抽選が行われる。
また演出ユニット33の右側の遊技領域4には、遊技球が遊技機内部に回収されずに通過する通過ゲート48が設けられている。この通過ゲート48は、遊技球が通過したことを検出するセンサを内蔵し、通過ゲート48を遊技球が通過するたびに、乱数値を取得して普通当たりの当否を決定する普通抽選が行われる。
また演出ユニット33の右側の遊技領域4には、通過ゲート48の下方に、遊技球が進入すると遊技球が遊技機内部に回収される第2始動入賞口50が設けられている。この第2始動入賞口50は、遊技球が進入したことを検出するセンサ(遊技媒体検出手段)を内蔵するとともに、第2始動入賞口50に遊技球が進入しにくい縮小状態(進入を補助しない状態・非補助状態)と遊技球が進入しやすい拡大状態(進入を補助する状態・補助状態)との間で動作可能な補助部材を備える普通役物52(補助手段)が設けられている。そして普通役物52は、補助部材を動作させるソレノイドなどの駆動装置を内蔵しており、普通抽選で普通当たりが当選すると所定条件下で拡大状態となるように制御される。そして第2始動入賞口50に遊技球が進入するごとに、遊技者に対して所定個数(1個以上の規定数、例えば3個)の遊技球が払い出されるとともに、乱数値を取得して大当たりの当否を決定する特別抽選が行われる。
なお、第1始動入賞口46に遊技球が進入するごとに遊技者に払い出される遊技球の個数と、第2始動入賞口50に遊技球が進入するごとに遊技者に払い出される遊技球の個数は、同一の個数であっても異なる個数であってもよい。
また演出ユニット33の右側の遊技領域4には、遊技球が進入すると遊技球が遊技機内部に回収される大入賞口54が設けられている。この大入賞口54は、遊技球が進入したことを検出するセンサを内蔵するとともに、大入賞口54を塞ぐ板状部材を備える特別役物56が設けられており、特別役物56は、大入賞口54に遊技球が進入可能な開状態(第1状態、進入可能状態)と遊技球が進入不可能な閉状態(第2状態、進入不可状態)との間で動作可能に構成されている。そして特別役物56は、板状部材を動作させるソレノイドなどの駆動装置を内蔵しており、特別抽選で大当たりが当選すると開始される特別遊技状態において所定条件下で開状態となるように制御される。そして大入賞口54に遊技球が進入するたびに、遊技者に対して所定個数(例えば15個)の遊技球が払い出される。
また遊技領域4の最下部には、いずれの入賞口にも進入せずに遊技領域4を落下した遊技球を遊技機内部に回収するアウト口62が設けられている。
そして遊技球の発射装置は、図1で示したグリップユニット20の回転量を調節することにより遊技球の射出力が変化するように構成されており、グリップユニット20の回転量が少ない場合には演出ユニット33の左側の遊技領域4を遊技球が落下するように遊技球が発射され、グリップユニット20の回転量が多い場合には演出ユニット33の右側の遊技領域4を遊技球が落下するように遊技球が発射される。
従って遊技者は、遊技状況に応じてグリップユニット20の回転量を調節し、遊技球が左側の遊技領域4を落下して、あるいは通過開口40と通路42とステージ44を通過して第1始動入賞口46に入賞するように遊技球を発射させたり(左打ち)、遊技球が右側の遊技領域4を落下して、通過ゲート48を遊技球が通過するように、あるいは第2始動入賞口50に遊技球が入賞するように、あるいは大入賞口54に遊技球が入賞するように遊技球を発射させたりする(右打ち)。
なお本実施形態の遊技機では、遊技球が左側の遊技領域4を落下する場合には、通過ゲート48を遊技球が通過することがなく、第2始動入賞口50や大入賞口54に遊技球が入賞することがなく、また遊技球が右側の遊技領域4を落下する場合には、第1始動入賞口46に遊技球が入賞することがないようになっている。
また遊技盤6の右下部であって、遊技領域4の外側には、普通抽選の結果、特別抽選の結果、遊技状態など、遊技機の各種状態をランプ等の点灯および消灯により示す状態表示装置70が設けられている。
図3は、前枠10が本体7および外枠2に対して開いている状態を示す後方斜視図である。本実施形態では、図1に示すように、前枠10の左辺および外枠2の左辺に沿った前枠軸80を中心として、前枠10が本体7および外枠2に対して回転可能に取り付けられている。そしてグリップユニット20の上方に設けられた図示しないシリンダー錠に鍵を差し込んで一方向に回転させると、施錠が解除され、図3に示すように、前枠軸80を中心として前枠10を本体7および外枠2に対して開くことができるようになっている。
図3に示すように、本体7には、外枠2の内側に納まるように、遊技機を制御するための各種の制御基板や、遊技球を払い出すための払出装置などが設けられている。そして本体7の中央部には、前枠開口11に対応するように、図2で示した遊技盤6が取り付けられている。一方、前枠10の背面には、前枠開口11を塞ぐようにしてガラスユニット8が取り付けられている。
図4は、前枠10から取り外されたガラスユニット8を示す斜視図である。図4に示すように、ガラスユニット8は、透明で板状のガラス板82と、ガラス板82の周囲を取り囲む樹脂製のガラス枠84を備え、ガラス枠84の底部の左右には、ガラス枠84の底部から下方に突出するように突出部86が設けられている。またガラス枠84の上部の左右には、ガラス枠84の上部から上方に延出するように延出面88が設けられている。
図5は、ガラスユニット8が取り外された前枠10を示す背面図である。図5に示すように、前枠10の背面には、前枠開口11の下部の外縁に、前枠10にガラスユニット8が取り付けられる場合にガラスユニット8の底部を支持する支持面90が形成されており、支持面90の左右には、支持面90がガラスユニット8(ガラス枠84)の底部を支持している状態でガラスユニット8の突出部86を受け入れる受入部92が設けられている。そして左右の突出部86のそれぞれが、左右の受入部92のそれぞれに受け入れられることにより、ガラスユニット8が前枠10に対して適切な位置に位置決めされる。
また図5に示すように、前枠10の背面の上部の左右には、前枠10の背面においてガラスユニット8を支持する支持部材94が設けられており、左右の支持部材94のそれぞれは、前枠10に取り付けられている状態のガラスユニット8のガラス面に直交する支持軸96を中心として前枠10に対して回転可能に取り付けられている。そして左右の支持部材94のそれぞれは、図5に示すように、支持部材94が下向きとなる場合に、図4に示すガラスユニット8の延出面88を前枠10の背面と支持部材94の間に挟むようにしてガラスユニット8を支持する支持状態となり、支持部材94が横向きとなる場合に、ガラスユニット8を支持せずにガラスユニット8を解放する解放状態となる。
そして前枠10にガラスユニット8を取り付ける際には、前枠10が本体7および外枠2に対して開いている状態で、図6に示すように、まずはガラスユニット8の突出部86が前枠10の受入部92に受け入れられるようにガラスユニット8の底部を前枠10の支持面90に接触させる。そして支持部材94を解放状態にしつつ、ガラスユニット5の底部に沿った回転軸Pを中心としてガラスユニット8の上部を前枠10の背面の上部に押し付けるように回転させる。そしてガラスユニット8の延出面88を前枠10の背面に接触させた状態で、支持部材94を解放状態から支持状態に回転させる。すると、ガラスユニット8の延出面88が前枠10の背面と支持部材94の間に挟まれることにより、前枠10の背面に対してガラスユニット8を固定することができる。
このように本実施形態の遊技機では、前枠10が本体7および外枠2に対して開いている状態で、遊技機の管理者などが前枠10に対してガラスユニット8を取り付けたり取り外したりすることができる。従って本実施形態の遊技機では、遊技機を輸送する際には、ガラスユニット8の破損を防止するためガラスユニット8を取り外しておき、遊技機を遊技場に設置して稼働させる際に、ガラスユニット8を取り付けるようにすることができる。
2.可動演出部の詳細
図1に示すように本実施形態では、前枠10の右部に、半円形の第1演出物100、第2演出物102および第3演出物104(可動部)を備える可動演出部105(演出装置)が設けられている。そして第1演出物100、第2演出物102および第3演出物104のそれぞれには、前面に半円形の半透明レンズが設けられており、内部に設けられたLED基板から出力された光を外部に透過させるようになっている。ここで第1演出物100は、前枠10に対して固定的に設けられているが、第2演出物102および第3演出物104のそれぞれは、前枠10に対して上下に往復移動(動作)可能に取り付けられている。そして第1演出物100、第2演出物102および第3演出物104は、第1演出物100、第2演出物102および第3演出物104を遊技者が視認可能かつ接触不可能にする透明なアクリル製のカバー106で覆われている。
詳細には本実施形態の可動演出部105では、図1に示すように、第1演出物100の背後の上方に第2演出物102が出現する位置が、第2演出物102の上限位置となっており、上限位置にある第2演出物102の背後の上方に第3演出物104が出現する位置が、第3演出物104の上限位置となっている。そして図7(A)に示すように、第2演出物102が上限位置から下方に移動して第1演出物100の背後に隠れるように重なる位置が、第2演出物102の下限位置となっており、第3演出物104が上限位置から下方に移動して下限位置にある第2演出物102の背後に隠れるように重なる位置が、第3演出物104の下限位置となっている。
そして本実施形態の可動演出部105では、第3演出物104の上限位置と下限位置との間の長さに対応する長さの図示しない歯付きベルトが、第3演出物104の奥側において縦方向に設けられており、歯付きベルトに第3演出物104が取り付けられている。そして歯付きベルトは、可動演出部105の内部に設けられた図示しない駆動モーターの駆動ギアと噛み合っており、駆動モーターを正転あるいは逆転させると、第3演出物104が上方あるいは下方に移動する。
また第2演出物102は、第2演出物102の奥側に設けられた図示しないバネにより上方に向かって付勢されており、図7(A)に示すように、第3演出物104が下限位置にある場合には、第3演出物104に設けられた図示しない制限部材が第2演出物102と接触して第2演出物102の上方への移動を制限しているため、第3演出物104の自重と駆動モーターの静止時のトルクによって、第2演出物102も下限位置に維持されるが、第3演出物104が駆動モーターにより上方に移動するにつれて、第2演出物102も上方に移動する。すなわち本実施形態では、第3演出物104が下限位置から上方に移動すると、図7(B)に示すように、第2演出物102が上限位置に移動するまでは、第2演出物102の背後に第3演出物104が隠れるように重なった状態で、第2演出物102および第3演出物104が同時に上方に移動する。
そして図7(B)に示すように、第2演出物102が上限位置となる中間位置まで第3演出物104が移動してから、更に駆動モーターにより第3演出物104が上方に移動すると、図1に示すように、第3演出物104が第2演出物102の背後の上方に出現して上限位置まで移動する。
一方、第3演出物104が上限位置から下方に移動して中間位置に達すると、図7(B)に示すように、上限位置にある第2演出物102の背後に第3演出物104が隠れるように重なり、第3演出物104の制限部材が上限位置にある第2演出物102と接触し、更に駆動モーターにより第3演出物104が下方に移動すると、第3演出物104が下方に移動するにつれて、第2演出物102も下方に移動する。すなわち本実施形態では、第2演出物102が下限位置に移動するまでは、第2演出物102の背後に第3演出物104が隠れるように重なった状態で、第2演出物102および第3演出物104が同時に下方に移動する。
このように本実施形態の可動演出部105では、図7(A)に示すように、第3演出物104が下限位置にある場合には、第2演出物102も下限位置に維持され、図7(B)に示すように、第3演出物104を下限位置から中間位置まで上方に移動させると、第2演出物102が上限位置まで移動し、第3演出物104を中間位置から更に上方に移動させると、第2演出物102は上限位置に維持されたまま、図1に示すように、第3演出物104が上限位置まで移動する。また、第3演出物104を上限位置から中間位置まで下方に移動させると、図7(B)に示すように、第2演出物102の背後に第3演出物104が隠れるように重なり、第3演出物104を中間位置から更に下方に移動させると、図7(A)に示すように、第2演出物102および第3演出物104が下限位置まで移動する。
ここで本実施形態の可動演出部105では、本実施形態の遊技機を図1で示した通常の姿勢で設置していれば、上述したように、第3演出物104が下限位置にある場合には、第3演出物104の自重と駆動モーターの静止時のトルクによって、第2演出物102も下限位置に維持されるが、本実施形態の遊技機を輸送する場合には、遊技機に振動が加えられたり、遊技機が横向きにされたりすることにより、第2演出物102および第3演出物104が移動してしまい、第2演出物102あるいは第3演出物104が破損してしまうおそれがある。
これに対し遊技機の輸送時には、カバー106の内側に、第2演出物102および第3演出物104が移動しないように緩衝材などを配置し、遊技機を稼働させる際に緩衝材を取り除くようにして、遊技機の輸送時における第2演出物102あるいは第3演出物104の破損を防止することが考えられる。しかし遊技機の輸送時に緩衝材を配置する場合には、遊技機を稼働させる際に緩衝材を取り除くのは煩わしいし、緩衝材を取り除き忘れたまま遊技機を稼働させてしまうおそれもある。また、取り除いた緩衝材を再び遊技機を輸送するときのために保存しておく必要があるし、保存した緩衝材を紛失してしまうおそれもある。
そこで本実施形態の可動演出部105では、遊技機の輸送時に遊技機に振動が加えられたり、遊技機が横向きにされたりしても、第2演出物102および第3演出物104が移動しないようにしつつ、遊技機の稼働時には第2演出物102および第3演出物104を正常に移動させるようにするロック機構を備えている。
詳細には、図5の前枠10の背面図では、第2演出物102が上限位置にあり第3演出物104も上限位置にある状態が示されているが、図5に示すように、第3演出物104の下端には、第3演出物104の下端から前枠開口11に向かって突出するロック受け部108が設けられている。そして、第2演出物102および第3演出物104の背後には、第2演出物102および第3演出物104が上下に往復移動可能に取り付けられるベース部110(固定部)が設けられており、ベース部110の下端には、第3演出物104が下限位置にある場合にロック受け部108に引っ掛かって第3演出物104が移動しないようにロックするロックレバー112(規制部)が設けられている。そしてロックレバー112は、ロック受け部108に引っ掛かって第3演出物104が移動しないようにロックするロック状態(規制状態)と、ロック受け部108に引っ掛からずに第3演出物104が移動できるようにロックを解除する非ロック状態(非規制状態)との間で動作可能に設けられている。
図8は、前枠10の背面にガラスユニット8が取り付けられていない状態における可動演出部105の下部を拡大した背面斜視図である。図8では、第2演出物102が下限位置にあり第3演出物104も下限位置にあり、ロックレバー112がロック状態となっている状態が示されている。図8に示すように、ベース部110の下端には、ロックレバー112が取り付けられる箱状の取付部114が設けられており、ロックレバー112は、ロックレバー112に設けられたロック軸116を中心として取付部114に対して回転可能に取り付けられている。
ここでロック軸116は、図6で示したガラスユニット8を前枠10の背面に取り付ける際の回転軸Pと平行となるように設けられている。そしてロックレバー112は、ロック軸116よりも上方の部分が、ロック状態では下限位置にある第3演出物104のロック受け部108に引っ掛かって第3演出物104を下限位置にロックするロック部118となっており、ロック軸116よりも下方の部分が、ロック状態では取付部114の背面から後方に突出して前枠10の背面に取り付けられるガラスユニット8と接触する接触部120となっている。
図9は、ロック部118がロック受け部108に引っ掛かっている様子を拡大した背面斜視図である。図9に示すように、ロック部118は、ロック軸116から上方に向かって伸びるように形成されつつ、ロック部118の中程には、第3演出物104と向かい合う辺とは反対側の辺に切り欠き122が形成されていることにより、ロック軸116に近い横幅が広い部分と、切り欠き122により横幅が狭くなる部分と、先端まで再び横幅が広くなる部分が形成されている。
そしてロック受け部108は、ロック部118の横幅が狭くなる部分を受け入れる部分と、ロック部118の切り欠き122に嵌り込む嵌込部124が形成されており、切り欠き122の上辺が嵌込部124の上辺と接触することにより、ロック部118がロック受け部108に引っ掛かるようになっている。そして本実施形態では、切り欠き122の上辺と嵌込部124の上辺が接触する部分の長さAが、ロック部118と第3演出物104の間の距離Bよりも長くなっているため、遊技機の輸送中の振動などにより第3演出物104が振動しても、切り欠き122から嵌込部124がロック軸116に沿う方向にずれて外れることがないようになっている。
図10(A)は、ロック状態になっているロックレバー112の後方斜視図であり、図10(B)は、ロック状態になっているロックレバー112の前方斜視図である。図10(A)に示すように、ロックレバー112がロック状態となっている場合には、ロック部118が前傾しているとともに、接触部120が取付部114の背面から後方に突出している。またロックレバー112は、図10(B)に示すように、ロック部118と接触部120の中間部分が中間部126となっており、中間部126には中間部126の前部から前方に突起する突起部128が設けられている。ここで突起部128は、ロック軸116に沿う方向に細長い形状に形成されている。一方、取付部114の前部の内側面には、突起部128が嵌ることができる上溝130と下溝132の2つの溝が上下に隣接して形成されている。そして図10(B)に示すように、ロックレバー112がロック状態となっている場合には、突起部128が下溝132に嵌ることにより、ロックレバー112に対して輸送時の振動などの多少の外力が加えられてもロック状態が維持されるようになっている。
図11(A)は、非ロック状態になっているロックレバー112の後方斜視図であり、図11(B)は、非ロック状態になっているロックレバー112の前方斜視図である。図11(A)に示すように、ロックレバー112が非ロック状態となっている場合には、ロック部118が第3演出物104と干渉しない角度で起立するとともに、接触部120が取付部114の背面から突出しない。そして図11(B)に示すように、ロックレバー112が非ロック状態となっている場合には、突起部128が上溝130に嵌ることにより、ロックレバー112に対して稼働時の振動などの多少の外力が加えられても非ロック状態が維持されるようになっている。
そして本実施形態では、図11(A)および図11(B)に示すように、ロックレバー112が非ロック状態となっている場合には、ロック部118を前方に押し倒すようにロックレバー112をロック軸116を中心として回転させる力が加えられると、突起部128が上溝130に嵌っている状態から上溝130と下溝132の間の隆起を乗り越えて下溝132に嵌って、図10(A)および図10(B)に示すように、ロックレバー112がロック状態となる。そして、図10(A)および図10(B)に示すように、ロックレバー112がロック状態となっている場合には、接触部120を取付部114の内部に押し込むようにロックレバー112をロック軸116を中心として回転させると、突起部128が下溝132に嵌っている状態から上溝130と下溝132の間の隆起を乗り越えて上溝130に嵌って、図11(A)および図11(B)に示すように、ロックレバー112が非ロック状態となる。
そして本実施形態では、図8に示すように、第1演出物100、第2演出物102および第3演出物104の背面側もカバー部106で覆われているが、ロックレバー112が動作する部分には、ロックレバー112の形状に対応する形状の開口である操作開口134が形成されている。これにより本実施形態では、ロックレバー112が非ロック状態となっている場合には、前枠10が本体7および外枠2に対して開いている状態で、遊技機の管理者が操作開口134から指などを挿入してロック部118を前方に押し倒すことにより、ロックレバー112をロック状態に動作させる操作を行うことができるようになっている。なお本実施形態では、ロックレバー112がロック状態となっている場合には、前枠10が本体7および外枠2に対して開いている状態で、遊技機の管理者が取付部114の背面から後方に突出している接触部120を取付部114の内部に押し込むことにより、ロック状態のロックレバー112を非ロック状態に操作することができるようになっている。
従って本実施形態では、遊技機を工場から出荷する際などには、前枠10の背面にガラスユニット8が取り付けられていない状態で、ロックレバー112を非ロック状態にして、第2演出物102および第3演出物104を下限位置に移動させておき、図8に示すように、第2演出物102および第3演出物104が下限位置である状態で、遊技機の管理者が操作開口134から指などを挿入してロックレバー112をロック状態にすることにより、第3演出物104が下限位置から移動しないようにすることができる。そして本実施形態では、第3演出物104が下限位置にある場合には、第3演出物104に設けられた制限部材が第2演出物102の上方への移動を制限しているため、第2演出物102も下限位置から移動しないようにすることができる。そして本実施形態では、ロックレバー112がロック状態となっており、前枠10の背面にガラスユニット8を取り付けていない状態で、遊技機を輸送する。
そして本実施形態では、ロックレバー112がロック状態となっている場合には、接触部120が取付部114の背面から後方に突出しているため、遊技機を遊技場に設置して稼働させる際に前枠10の背面にガラスユニット8を取り付けると、取付部114の背面から後方に突出している接触部120を、ガラスユニット8が取付部114の内部に押し込んでロックレバー112を非ロック状態にすることにより、第2演出物102および第3演出物104を正常に移動させるようにすることができる。
特に本実施形態では、ロック軸116が、図6で示したガラスユニット8を前枠10の背面に取り付ける際の回転軸Pと平行となるように設けられているとともに、接触部120のうちガラスユニット8と接触する部分は、ロックレバー112の回転方向およびガラスユニット8を前枠10の背面に取り付ける際の回転方向に沿う方向に丸みを帯びるように形成されているため、ガラスユニット8を前枠10の背面に取り付ける際に、取付部114の背面から後方に突出している接触部120をガラスユニット8が取付部114の内部に円滑に押し込むことができる。
こうして本実施形態の可動演出部105では、遊技機を輸送する際には、ロックレバー112をロック状態に操作することにより、遊技機を輸送する際の振動などによって第2演出物102あるいは第3演出物104が移動して破損してしまうことを防止することができるとともに、前枠10の背面にガラスユニット8を取り付ける際に連動してロックレバー112が非ロック状態に動作するため、遊技機を稼働させる際にロックレバー112を非ロック状態にする操作を不要にして、煩わしさおよび操作忘れによる不具合を防止することができる。そして本実施形態では、可動演出部105にロックレバー112が取り付けられているため、再び遊技機を輸送するときまでにロックレバー112を紛失してしまうこともない。
3.機能ブロック
図12は、本実施形態の遊技機の機能ブロック図である。本実施形態の遊技機は、メイン基板500およびサブ基板600を含む制御基板によって制御される。メイン基板500は、通過ゲートセンサ502、第1始動入賞口センサ504、第2始動入賞口センサ505、大入賞口センサ506、払出センサ508等の入力手段からの入力信号を受けて、遊技を実行するための各種の演算を行い、演算結果に基づいて、普通役物駆動装置520、特別役物駆動装置522、払出装置106等の出力手段の動作制御を行う。
またサブ基板600は、メイン基板500から送られてくる信号や、演出入力装置スイッチ602からの入力信号を受けて、遊技の進行状況に合わせた演出を実行するための各種の演算を行い、演算結果に基づいて、演出表示装置620、音響装置622、可動物駆動装置624等の演出装置626の動作制御を行う。またメイン基板500やサブ基板600等の各基板の機能は各種のプロセッサ(CPU、DSPなど)、ASIC(ゲートアレイなど)、ROM(情報記憶媒体の一例)、あるいはRAMなどのハードウェアや、ROMなどに予め記憶されている所与のプログラムからなるソフトウェアにより実現される。
そしてメイン基板500は、乱数発生手段540、普通抽選手段542、普通駆動制御手段544、特別抽選手段546、遊技状態移行制御手段548、特別駆動制御手段550、払出制御手段552、通信制御手段554、メインメモリ570を含んで構成されている。
乱数発生手段540は、抽選用の乱数値を発生させる手段であり、ハードウェア乱数を発生させる乱数発生器や、ソフトウェア乱数を発生させるプログラムにより実現される。ソフトウェア乱数は、例えば、インクリメントカウンタ(所定のカウント範囲を循環するように数値をカウントするカウンタ)のカウント値に基づいて発生させることができる。なお本実施形態において「乱数値」には、数学的な意味でランダムに発生する値のみならず、その発生自体は規則的であっても、その取得タイミング等が不規則であるために実質的に乱数として機能しうる値も含まれる。
普通抽選手段542は、1個の遊技球が通過ゲート40を通過するごとに作動する通過ゲートセンサ502からの検出信号に基づいて、乱数発生手段540から乱数値(抽選用乱数値)を取得して、取得した乱数値について普通当たりの当否を決定する普通抽選を行う。
普通駆動制御手段544は、普通抽選で普通当たりが当選すると、普通役物44が所定条件下で拡大状態となるように普通役物駆動装置520を制御する。
特別抽選手段546は、1個の遊技球が第1始動入賞口46に進入するごとに作動する第1始動入賞口センサ504からの検出信号に基づいて、あるいは1個の遊技球が第2始動入賞口50に進入するごとに作動する第2始動入賞口センサ505からの検出信号に基づいて、乱数発生手段540から乱数値(抽選用乱数値)を取得して、取得した乱数値について大当たりの当否を決定するとともに、大当たりが当選した場合には、複数種類の大当たり図柄のうちいずれの図柄が当選したかを判定する特別抽選を行う。
遊技状態移行制御手段548は、所定の移行条件の成立に基づいて、通常状態、特別遊技状態、確変状態、時短状態の間で遊技状態を移行させる遊技状態移行制御処理を行う。
通常状態は、複数種類の遊技状態の中で初期状態に相当する遊技状態で、通常状態からは特別遊技状態への移行が可能となっている。
特別遊技状態は、通常状態、確変状態あるいは時短状態における特別抽選において大当たりが当選したことに基づいて開始され、大当たり図柄の種類に応じて予め定められたラウンド数(実行回数)の特別遊技が実行されると終了する。そして大当たり図柄が確変図柄であった場合には、特別遊技状態が終了すると確変状態に移行され、大当たり図柄が通常図柄であった場合には、特別遊技状態が終了すると時短状態に移行される。
確変状態は、通常状態よりも大当たりが当選する確率が高くなるように、あるいは大当たりが当選した場合に確変図柄が当選する確率が高くなるように、特別抽選が行われるとともに、通常状態よりも普通当たりが当選する確率が高くなるように普通抽選が行われる遊技状態である。また確変状態では、1回の特別抽選にかかる時間および1回の普通抽選にかかる時間が通常状態よりも短縮されることにより、特別抽選および普通抽選の実行契機を頻繁に到来させることができるように制御される。そして確変状態からは特別遊技状態への移行が可能となっているが、確変状態において特別抽選が行われた回数が9999回に達したことを条件に終了して通常状態に移行される。ただし確変状態では、特別抽選における大当たりの当選確率が約1/39に設定されるため、確変状態において特別抽選が行われた回数が9999回に達する前に特別遊技状態が開始され、確変状態から通常状態に移行することはほとんどないようになっている。
時短状態は、大当たりが当選する確率が通常状態と同一となるように特別抽選が行われるが、通常状態よりも普通当たりが当選する確率が高くなるように普通抽選が行われる遊技状態である。また時短状態では、1回の特別抽選にかかる時間および1回の普通抽選にかかる時間が通常状態よりも短縮されることにより、特別抽選および普通抽選の実行契機を頻繁に到来させることができるように制御される。そして時短状態からは特別遊技状態への移行が可能となっているが、時短状態において特別抽選が行われた回数が100回に達したことを条件に終了して通常状態に移行される。
特別駆動制御手段550は、特別遊技状態における各特別遊技において、大当たり図柄の種類に応じて予め定められた態様で特別役物56が開状態となるように特別役物駆動装置522の駆動制御を行う。
払出制御手段552は、第1始動入賞口センサ504、第2始動入賞口センサ505あるいは大入賞口センサ506からの検出信号に基づいて、検出信号ごとに予め定められている賞球数に相当する払出数の遊技球を払出装置106に払い出させる制御を行う。
通信制御手段554は、サブ基板600に信号を送信する制御を行っている。なお本実施形態の遊技機では、メイン基板500とサブ基板600との間では、メイン基板500からサブ基板600への単方向通信のみが可能となっており、サブ基板600からはメイン基板500へ信号を送信することができないように通信接続されている。
続いて、サブ基板600について説明する。サブ基板600は、演出制御手段640と、サブメモリ670とを含んで構成されている。
演出制御手段640は、メイン基板500から送信された通知信号や、演出入力装置スイッチ602からの入力信号や、サブメモリ670に記憶されている演出データに基づいて、演出表示装置620を制御して前枠ランプ12や装飾部ランプ34を点灯あるいは点滅させたり、液晶ディスプレイ31に演出画像を表示させたり、音響装置622を制御してスピーカー14から演出音を出力させたり、可動物駆動装置624を駆動して可動物を動作させたりするなど、演出装置626を制御することにより、遊技を盛り上げたり、遊技を補助したりするための演出を実行させる。
例えば、第1始動入賞口46や第2始動入賞口50への遊技球の入賞、演出入力装置26に対する操作、遊技状態の変動などの遊技イベントの発生に応じて、特別抽選演出処理、状態演出処理などを行う。
特別抽選演出処理では、演出制御手段640は、メイン基板500から送信された通知信号に基づいて、特別抽選を演出する特別変動演出を演出装置626に実行させる。本実施形態では演出制御手段640は、液晶ディスプレイ31において特別図柄画像を変動表示させた後に、特別抽選の結果に応じた態様で特別図柄画像を停止表示させるとともに、液晶ディスプレイ31においてキャラクター画像を動作させたり、背景画像を変化させたりする変動演出画像を表示させることにより、特別変動演出を液晶ディスプレイ31において実行する。また演出制御手段640は、特別変動演出として、特別図柄画像や変動演出画像の進行に合わせて可動物駆動装置624を制御して可動物を動作させる。
詳細には本実施形態では、可動物駆動装置624として、第3演出物104を上下に往復移動させる駆動モーターが設けられており、演出制御手段640(制御手段)は、特別図柄画像や変動演出画像の進行に合わせて駆動モーターを制御して、第3演出物104を下限位置、中間位置、上限位置の間で上下に移動させることにともなって、第2演出物102を下限位置と上限位置の間で上下に移動させる。
ここで本実施形態では、特別変動演出の実行種別としてプレミアムリーチ、スーパーリーチ1、スーパーリーチ2、ノーマルリーチ、リーチ無しが用意されており、演出制御手段640は、特別抽選の結果に基づいて、特別変動演出の実行種別を複数の実行種別のいずれにするかを決定する。そして各実行種別の特別変動演出は、特別図柄画像や変動演出画像の表示パターンや、第2演出物102および第3演出物104の動作パターンが異なるとともに、特別抽選の結果に応じて選択される確率や、開始から終了までにかかる実行時間が異なっている。これにより各実行種別の特別変動演出は、各実行種別の特別変動演出が実行された場合における大当たりの当選に対する期待度や、確変図柄あるいは通常図柄の当選に対する期待度が異なるようになっている。
状態演出処理では、演出制御手段640は、メイン基板500から送信された通知信号に基づいて、現在の遊技状態に応じて液晶ディスプレイ31においてキャラクター画像を動作させたり、背景画像を変化させたり、可動物を動作させたりすることにより、現在の遊技状態を遊技者に示唆する状態演出を実行する。
例えば、現在の遊技状態が通常状態である場合には、演出制御手段640は、特別抽選が行われるごとに演出状態移行抽選を行い、演出状態を複数種類の演出状態のうちいずれの演出状態に設定するかを決定する。そして演出制御手段640は、設定されている演出状態に応じた通常状態画像を液晶ディスプレイ31に表示させる。また演出制御手段640は、現在の遊技状態が確変状態である場合には、液晶ディスプレイ31に現在の遊技状態が確変状態であることを示唆する確変状態画像を表示させ、現在の遊技状態が時短状態である場合には、液晶ディスプレイ31に現在の遊技状態が時短状態であることを示唆するとともに、特別抽選が行われた回数が100回に達するまでの残り回数を示す時短状態画像を表示させ、現在の遊技状態が特別遊技状態である場合には、液晶ディスプレイ31に現在の遊技状態が特別遊技状態であることを示すとともに、消化したラウンド数や残りラウンド数を示す特別遊技状態画像を表示させる。
4.変形例
本発明は、上記の実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能であり、以下に変形例を紹介する。なお、上記実施形態や、以下において変形例として説明する各種の手法は、本発明を実現する制御手法として適宜組み合わせて採用することができる。
まず上記実施形態では、ロックレバー112がロック状態である場合に前枠10の背面にガラスユニット8を取り付けると、取付部114の背面から後方に突出している接触部120を、ガラスユニット8が取付部114の内部に押し込んでロックレバー112を非ロック状態にする例を挙げて説明したが、ロックレバー112がロック状態である場合に前枠10の背面にガラスユニット8以外の他の部品を取り付けると、取付部114の背面から後方に突出している接触部120を、ガラスユニット8以外の他の部品が取付部114の内部に押し込んでロックレバー112を非ロック状態にするようにしてもよいし、前枠10を本体7および外枠2に対して閉じると、本体7あるいは外枠2の一部が、取付部114の背面から後方に突出している接触部120を取付部114の内部に押し込んでロックレバー112を非ロック状態にするようにしてもよい。
また、ガラスユニット8などを取り付けてもロックレバー112が非ロック状態にならず、取付部114の背面から後方に突出している接触部120を、遊技機の管理者などが指などで取付部114の内部に押し込んでロックレバー112を非ロック状態にするようにしてもよい。
また上記実施形態では、第2演出物102および第3演出物104がベース部110に対して上下に往復移動可能に設けられている例を挙げて説明したが、第2演出物102あるいは第3演出物104がベース部110に対して左右あるいは斜め方向に往復移動可能に設けられているようにしてもよいし、第2演出物102あるいは第3演出物104がベース部110に対して回転(動作)可能に設けられているようにしてもよい。
また上記実施形態では、遊技球が移動する遊技領域を備え、遊技者の操作に応じて遊技領域に遊技球を発射するぱちんこ遊技機に本発明を適用した例を説明したが、外周面に図柄が配列されている複数のリールを備え、遊技者の操作に応じて複数のリールを回転させ、抽選の結果に応じた態様で複数のリールを停止させるスロットマシンに本発明を適用してもよい。
2 外枠、4 遊技領域、6 遊技盤、8 ガラスユニット、10 前枠、
11 前枠開口、12 前枠ランプ、14 スピーカー、16 上皿、18 払出口、
20 グリップユニット、22 供給口、26 演出入力装置、28 外レール、
30 内レール、31 液晶ディスプレイ、32 装飾部、33 演出ユニット、
34 装飾部ランプ、40 通過開口、42 通路、44 ステージ、
46 第1始動入賞口、48 通過ゲート、50 第2始動入賞口、52 普通役物、
54 大入賞口、56 特別役物、62 アウト口、70 状態表示装置、
80 前枠軸、82 ガラス板、84 ガラス枠、86 突出部、88 延出面、
90 支持面、92 受入部、94 支持部材、96 支持軸、
100 第1演出物、102 第2演出物、104 第3演出物、105 可動演出部、
106 カバー、108 ロック受け部、110 ベース部、112 ロックレバー、
114 取付部、116 ロック軸、118 ロック部、120 接触部、
122 切り欠き、124 嵌込部、126 中間部、128 突起部、130 上溝、
132 下溝、134 操作開口、
500 メイン基板、600 サブ基板、
502 通過ゲートセンサ、504 第1始動入賞口センサ、
505 第2始動入賞口センサ、506 大入賞口センサ、
508 払出センサ、520 普通役物駆動装置、522 特別役物駆動装置、
524 払出装置、602 演出入力装置スイッチ、620 演出表示装置、
622 音響装置、624 可動物駆動装置、626 演出装置、
540 乱数発生手段、542 普通抽選手段、544 普通駆動制御手段、
546 特別抽選手段、548 遊技状態移行制御手段、550 特別駆動制御手段、
552 払出制御手段、554 通信制御手段、570 メインメモリ、
640 演出制御手段、670 サブメモリ

Claims (2)

  1. 所定条件下で当否を決定する抽選を行い、抽選の結果に応じて遊技を進行させる遊技機であって、
    本体と、
    前記本体に対して開閉可能な扉体と、
    遊技を演出する演出装置を備え、
    前記演出装置は、
    固定部と、
    前記固定部に対して動作可能に設けられた可動部と、
    前記可動部の動作を規制する規制状態と前記可動部の動作を規制しない非規制状態との間で動作する規制部を備え、
    前記規制部は、
    前記扉体が前記本体に対して開いた状態で前記非規制状態から前記規制状態に動作させる操作が可能に形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1において、
    前記扉体が前記本体に対して開いた状態で前記扉体に対して着脱可能なガラス部を更に備え、
    前記規制部は、
    前記規制状態である場合に前記扉体に対して前記ガラス部が取り付けられると、前記規制状態から前記非規制状態に動作することを特徴とする遊技機。
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