JP2017209057A - 動物の処分装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誘き寄せるための餌だけを動物に取られてしまうことなく、動物を処分することができると共に、餌を取ろうとする動物に対し、必要に応じて致命傷を与えることができる動物の処分装置を提供する。
【解決手段】動物の処分装置動物A1は、侵入可能な区画部10を内部に形成する囲い部1と、区画部10に設けられた、射的の目標となる射程部2と、射程部2に入る動物を検出する検出部3と、検出部3による動物の検出を受け、射程部2に入った動物の射的による所要の処分を行う射的部4とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、動物の処分方法及び動物の処分装置に関するものである。更に詳しくは、動物に、誘き寄せるための餌だけを取られてしまうことなく、動物を処分することができると共に、餌を取ろうとする動物に対し、必要に応じて致命傷を与えることが可能である、動物の処分方法及び動物の処分装置に関する。
近年、山間地だけでなく平地においても、例えばイノシシやシカ、または野生化した外来種であるアライグマなど、農作物に被害を及ぼしたり、生態系に影響を及ぼしたり、更には周辺住民に危害を及ぼす動物(いわゆる害獣)が増えてきており、その被害は年を追うごとに大きくなっている。
自治体なども、その多くが、動物の個体数(生息数)を人間との共存が可能な数にまで減らそうと様々な対策を講じている。しかし、専門家である狩猟者(猟師)の高齢化、あるいは狩猟者の減少などのマイナス要因もあって、その効果については、思うに任せないのが実情である。
ところで、このような動物を捕獲するために、従来から、足括り罠や箱罠など、各種罠が使用されている。しかし、上記普通の罠は、害獣などの動物の捕獲が目的であって、捕獲した動物を殺したり麻酔で眠らせたりして緊縛と搬送ができるようにするなど、所要の処分を行うようにはなっていない。したがって、通常、罠で捕獲された時点では、動物は生きており、この生きている動物を、あらためて上記何等かの形で処分するには、狩猟者にとって危険な作業が伴うリスクがあった。
そこで、近付いてきた動物を捕獲せずに、そのまま処分することで、上記危険な作業が不要になる装置として、特許文献1の「野獣射殺装置」が提案されている。この野獣射殺装置は、野獣を通路脇の台の上に置いた餌で誘い、昼、夜を問わず餌を食べる瞬間に至近距離からスプリングの力で金属製の矢を発射し野獣の喉叉は胸に打ち込み野獣を射殺するというもので、鉄檻の中の餌は野獣も敬遠するが通路脇の台の上に有る餌は警戒はしても見過ごす事は少なく、餌が台の奥に有れば野獣の喉と銃口は接する位の位置で野獣が餌を取り上げた瞬間矢が発射される様になり射止める確率は高く、設備は簡単で費用も安価で移動にも適している、とされている。
実用新案登録第3166647号公報
しかしながら、上記従来の野獣射殺装置には、次のような課題があった。
まず、この野獣射殺装置では、餌を台の上に載せて動物を誘うようになっているので、台の上方が開放されており、例えばサルなどに銃口から外れた安全な位置から餌だけ取られてしまう可能性が高い。
また、スプリングの力で銃口から飛び出す矢は槍状であり、弓の矢のように飛んで行くわけではないので、例えば首の長いシカなどが首を伸ばした状態で餌を取ったときには、首が水平に近い角度で傾斜し、体も銃口から離れた位置にあるので、飛び出した矢が首や体に当たらず、致命傷を与えることができない可能性が高い。
更には、動物は、銃口の正面にいなくても、横からでも餌を取ることができるので、この点からも、高い捕獲率は期待できない。また、この装置は、猟犬や保護対象獣に対しても、処分対象である動物と全く同じ条件で向き合うことになるので、害獣でなく、猟犬や保護対象獣が射殺されてしまう可能性があった。
本発明は、以上の点を鑑みて創案されたものであり、動物に、誘き寄せるための餌だけを取られてしまうことなく、処分対象獣である動物だけを処分することができると共に、餌を取ろうとする動物に対し、必要に応じて致命傷を与えることが可能である、動物の処分方法及び動物の処分装置を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の動物の処分方法は、射程部を有する囲われた区画部に動物を誘導する工程と、前記区画部に入った動物を餌で前記射程部に誘導する工程と、前記射程部に動物が入ったことを検出し、同射程部内の動物に対して、射的による所要の処分を行う工程とを備える動物の処分方法である。
動物の処分方法によれば、例えば柵などの囲い部で囲われた区画部に動物を誘導することにより、動物を実質的に区画部に囲い込むことができる。動物は、区画部で動き回り、ついには餌により誘き寄せられて、射程部に入る。動物が射程部内に入ったことにより、その存在が検出され、動物に対して射的による所要の処分が行われる。
なお、動物は、餌を取ろうとしたときには、すでに射程部にいて、その存在が検出されており、時間を置かずに射殺などの所要の処分が行われる。このため、動物は餌だけを取って逃げる余裕はない。また、必要であれば、各種銃や弓矢など、動物に対する殺傷力の高いものを使用することができるので、動物に射的による致命傷を与えることが可能である。
このように、本発明に係る動物の処分方法によれば、動物に、誘き寄せるための餌だけを取られてしまうことなく、処分対象獣である動物だけを処分することができると共に、餌を取ろうとする動物に対し、必要に応じて致命傷を与えることが可能である。
(2)本発明は、前記射的による所要の処分が、自動的に行われるようにした構成としてもよい。
この場合は、結果的に、動物の区画部への誘導から所要の処分を行うまでが自動的に行われることになるので、省力化が可能である。また、狩猟の専門家でなくとも管理することが可能であり、狩猟者(猟師)が少なくなっている現状において、極めて有用である。
所要の処分を自動的に行う方法としては、例えばモーターやソレノイド、あるいは各種アクチュエータなどの駆動機器を使用して、射的部のトリガーを操作する方法などがあげられるが、これに限定するものではなく、他の各種公知構造を採用することもできる。
(3)本発明は、前記区画部において、少なくとも前記射程部を含む所要の部分を撮影し、撮影した画像を管理者側へ送る工程を備える構成としてもよい。
この場合は、射程部を含む所要の部分を撮影し、撮影した画像を管理者側へ送ることにより、管理者側で画像を確認または解析して、状況を正確に把握することができる。また、これにより、管理者側で、動物の処分をどのように行うか、状況によって最適な対応を選択することができる。
(4)本発明は、前記射的による所要の処分を、前記画像を解析した管理者側が遠隔操作により行うことができるようにした構成としてもよい。
この場合は、管理者側で、動物の処分をどのように行うか、状況によって最適な対応を選択し、遠隔操作によって処分を行うことができる。例えば動物の大きさを確認して殺処分する個体を選別し、その上で殺処分するようしたり、あるいは人が侵入した場合に、射的ができないようにした後、侵入者に対し警告したりすることが可能になる。なお、これによれば、区画部に猟犬、あるいは保護獣が迷い込んでしまったようなときにも、例えば人の声(例えば録音したもの)で威嚇するなどして逃がすようにすれば、猟犬や保護獣を過って殺してしまうことがない。
(5)上記の目的を達成するために、本発明の動物の処分装置は、動物が侵入可能な区画部を内部に形成する囲い部と、前記区画部に設けられ、餌置きが可能な、射的の目標となる射程部と、該射程部に入る動物を検出する検出部と、該検出部による動物の検出を受け、前記射程部に入った動物の射的による所要の処分を行う射的部とを備える。
動物の処分装置によれば、例えば柵などの囲い部で囲われた区画部に動物を侵入させることにより、動物を実質的に区画部に囲い込むことができる。動物は、区画部で動き回り、ついには射程部に置かれた餌により誘き寄せられて、射程部に入る。動物が射程部内に入ったことにより、検出部によってその存在が検出され、動物に対して、殺処分などの射的部による所要の処分が行われる。
なお、動物は、餌を取ろうとしたときには、すでに射程部にいて、その存在が検出部により検出されており、時間を置かずに射的部によって射殺などの所要の処分が行われる。このため、動物は餌だけを取って逃げる余裕はない。また、必要であれば、射的部として、各種銃や弓矢など(処分対象獣にあわせて適宜選択される)、動物に対する殺傷力の高いものを使用することができるので、動物に射的による致命傷を与えることが可能である。
このように、本発明は、動物に、誘き寄せるための餌だけを取られてしまうことなく、動物を処分することができると共に、餌を取ろうとする動物に対し、必要に応じて致命傷を与えることが可能である。また、殺処分をした動物は、管理者側で24時間体制で回収するようにすることが好ましい。これにより、動物の肉を食肉として利用するなど、利活用を図ることができる。その場合は、管理者が区画部内に入ると、安全を図るため自動的に射的部の電源が切れるなどの策を講じるのが好ましい。
区画部は、「囲い部」の所要箇所に、常時開口した開口部を有することで出入りが可能な構造でもよいし、区画部に動物が侵入したら、開口部を閉じる構造としてもよい。また、開口部は、射的の後、直ちに閉じるようにしてもよく、この構成は、動物が射撃されたときに、直ぐには死なずに区画部の外へ(動物は侵入した方向と逆方向へ戻る修正がある)逃げ出して行方不明とならないようにするためにも有用である。なお、逃げる動物を撮影部による撮影画像で追いかけるようにしてもよい。
また、「囲い部」は、例えば囲い罠の囲い部のように、金属製の比較的頑丈な柵体であってもよいし、強度がそれ程強くない比較的簡易な構造の柵体であってもよい。更には、囲い部は、設置箇所に作り付けるものであってもよいし、分解と組み立てが可能な構造として、移設できるようにすることもできる。なお、囲い部を使用する目的は、主に人の侵入を防ぐためである。
本発明にいう「射程部」とは、射的部により処分を行うことができる射程の範囲である。なお、射程部を広くしすぎると、危険性が増すので、射程部(射的部による射的の範囲)をできるだけ小さくして、例えば動物の頭部を狙いやすくして致命傷を与えるようにするのが好ましい。例えば、射的部が銃である場合、射撃方向(弾道の方向)の角度範囲を、少なくとも地面方向へ向けて、かつ中心から上下、左右、各方向に5°以内に収める、などである。なお、この角度は5°に限定されるものではなく、適宜の角度に設定することができる。
また、射程距離は、命中率を上げるためには、例えば20〜30メートル以内が好ましい。更に、射程部は、処分後に汚れないように、あるいは片付けや掃除を簡単に行うことができるように、餌置きを兼ねたトレー状のものを置いて形成してもよいし、地面そのままでもよい。更に、浅い穴を掘るなどして形成してもよい。
本発明にいう「検出部」としては、例えば遮光センサ(光電センサ)、赤外線センサなどの各種センサがあげられる。しかし、生体である動物の体温、動き、あるいは接触動作などを検出して、動物の存在を感知できれば、これらに限定はされず、他の公知の検出手段を使用することもできる。
本発明にいう「射的部」としては、例えば標的などの目標物(動物)に対し、弾丸、矢、高圧水、あるいは物質ではないがレーザー光などを当てるものがあげられる。例えば、射撃を行うための各種の銃(ライフル、散弾銃、空気銃など)、矢を射出する弓や洋弓銃(クロスボウ)、を含む。
また、本発明にいう「所要の処分」としては、例えば上記した射的部である銃や弓矢(毒矢を含む)、あるいはレーザー光、高圧水などにより射殺する処分、銃で発射される模擬弾により気絶させる処分、麻酔銃、あるいは吹き矢(火薬を使わない発射器)により、動物から数m程度の近距離から射出された麻酔薬の入った矢で眠らせて捕獲できるようにする処分、更には動物が処分の対象獣でない(害獣でない、あるいは保護獣である)場合などに、擬似弾や録音した人の声などで威嚇する処分などを含むものである。
(6)本発明は、人が前記区画部に侵入したときに、それを検出して警告を発する警告手段を備える構成としてもよい。
この場合は、区画部に侵入した人に対して警告手段により警告することで、射的部が過って人に危害を加えてしまう事態を回避することが可能になる。また、区画部に先に動物が入っている状況において、人が侵入した場合にも、警告をすることで侵入者の安全を図ることができる。なお、人が侵入したことは録画されているので、あとあと何等かの法的な問題が生じたときに、その証拠となり得る。
本発明にいう「警告手段」としては、例えば、緊急車両に装備されるような回転灯の作動による警告、人の声による警告、ブザーなどの音による警告、あるいは、夜間であれば照明灯の点灯による警告などがあげられるが、これらに限定するものではなく、侵入者に対し安全に、かつ効果的に警告することができるものであれば、他の公知手段を採用することもできる。
また、装置の周りにいる、侵入する前の人に注意を促すための立て札、または標識などを設置することもできる。更には、より確実に人の安全を図るために、人が区画部に侵入したときに、警告をすると共に、あるいは警告をしないで、射的部が作動しないようにすることもできる。
(7)本発明は、前記区画部の少なくとも前記射程部を含む所要の部分を撮影する撮影部と、該撮影部により撮影した画像を管理者側へ送る画像送信部とを備える構成としてもよい。
この場合は、撮影部により、区画部の少なくとも射程部を含む所要の部分を撮影し、その画像を画像送信部によって管理者側に送ることにより、例えば区画部に侵入した動物が餌に興味を示しているのかどうか、餌に誘き寄せられて射程部に近付いているのかどうか、または射程部の周りに動物が何頭いるのか、何等かの危険な状況にないかなど、管理者側で射程部、またはその周りの状況を把握することができ、その状況に対する最適な対応の選択が可能になる。
本発明にいう「撮影部」としては、例えば録画機能を有する暗視ビデオカメラなどがあげられるが、これに限定するものではなく、夜間でも生体である動物を検出して撮影することができるものであれば、録画機能のないモニターカメラなどを採用することもできる。また、「画像送信部」としては、例えば有線または無線の通信網(電話網など)を利用する送信機などであるが、これに限定されるものではない。
(8)本発明は、該撮影部により撮影した画像を解析し、撮影された動物の種類を識別する解析装置を備える構成としてもよい。
この場合、解析部によって、撮影側、あるいは受信する管理側に、例えば撮影した画像に何が映っているのか(人、動物、処分対象獣、保護獣、虫、木の葉など)を自動的に解析、または識別した情報を提供することができる。管理者側は、この情報を適宜利用することにより、区画部に侵入した動物に対し、どのような処分をするのがよいのかを、より迅速に、かつ適正に判断することができる。
また、動物の種類を選別し、集まってきた動物の数や個体を年、月、日、時間で記録して管理し、個体数を割り出すことができる装置を採用することもできる。これによれば、動物の生息数の調整のために利用できるデータの取得が可能である。
(9)本発明は、前記区画部に、動物を誘導する経路を有する誘導部が設けられており、前記射程部と前記検出部が、前記誘導部に設けられている構成としてもよい。
この場合は、動物が誘導部に入ると、誘導部に設けてある経路に誘導されやすくなり、動物は、餌に誘導されながら経路途中に設けてある射程部と検出部に向けて自然に移動するので、所要の処分を効率よく行うことができる。
本発明にいう「誘導部」としては、例えば柵体を並設して、各柵体の間に通り道である上方が開放された経路を作ったもの、あるいはU字溝のように上方が開放された樋形状のものなどがあげられるが、両側に壁部を有し、上方が開放されると共に、入った動物が自然に一方向へ誘導される構造であれば、これらに限定はされない。
(10)本発明は、前記射的部が、銃を備える構成としてもよい。
この場合は、銃による射撃によって、射程部に入ってその存在が検出部によって検出された動物を自動的に、あるいは管理者側の遠隔操作によって射殺することができる。なお、動物は、大きい音に対しては非常に敏感なので、銃には消音器を備えるのが望ましい。
(11)本発明は、前記射的部が、弓矢または洋弓銃を備える構成としてもよい。
この場合は、弓矢や洋弓銃による射的によって、射程部に入ってその存在が検出部によって検出された動物を自動的に、あるいは管理者側の遠隔操作によって射殺することができる。
(12)上記の目的を達成するために、本発明の動物の処分方法は、獣道に、動物を立ち止まらせるための障害物または餌を置き、この障害物または餌を置いたところを撮影して監視し、動物が立ち止まったところを射的により処分する、動物の処分方法である。
本発明の動物の処分方法によれば、動物は、餌を取ろうとしたときには、すでに射的により処分ができる位置にいて、時間を置かずに射殺などの所要の処分が行われる。このため、動物は餌だけを取って逃げる余裕はない。また、必要であれば、各種銃や弓矢など、動物に対する殺傷力の高いものを使用することができるので、動物に射的による致命傷を与えることが可能である。
このように、本発明に係る動物の処分方法によれば、動物に、誘き寄せるための餌だけを取られてしまうことなく、動物を処分することができると共に、餌を取ろうとする動物に対し、必要に応じて致命傷を与えることが可能である。
本発明は、餌も使用せず、獣道を通る動物をセンサで検出し、検出した動物を射的部で処分することもできる。また、更に進めて、動物が獣道において射的部で狙っている区間を通りやすいように、獣道の周辺に適宜障害物を置き、これにより動物を上記区間へ誘導してセンサで検出し、射的部で処分するようにしてもよい。
本発明は、動物に、誘き寄せるための餌だけを取られてしまうことなく、動物を処分することができると共に、餌を取ろうとする動物に対し、必要に応じて致命傷を与えることが可能である、動物の処分方法及び動物の処分装置を提供することができる。
本発明に係る動物の処分装置の第1実施の形態を示す斜視図である。 図1の(a)部、(b)部及び(c)部の各部の拡大説明図である。 本発明に係る動物の処分装置の制御系を示すブロック図である。 本発明に係る動物の処分装置の第2実施の形態を示す斜視図である。 本発明に係る動物の処分装置の第3実施の形態を示す斜視図である。
図1ないし図3を参照して、本発明の第1実施の形態を更に詳細に説明する。
動物の処分装置A1は、動物が侵入可能な区画部を内部に形成する囲い部1と、この囲い部1内の区画部に設けられた、射的の目標となる射程部2と、この射程部2に入る動物を検出する検出部3と、この検出部3による動物の検出を受け、射程部2に入った動物の処分を行う射的部4を備えている。
(囲い部1)
囲い部1は、金属製の柵体であり、地面に対し、内部に区画部10を形成するように、かつ平面視で八角形となるように組まれて固定されている。囲い部1の上部には、全周にわたり、内方へ向けて返し部19が設けられている。囲い部1には、それを構成する八枚の柵部材のうち、図1で手前側の隣り合う一組(二枚)の柵部材100a、100bの下側に、支柱を除いてほぼ全幅にわたり、同じ高さに開口された開口部101、102が形成されている。
柵部材100a、100bを含む各柵部材で構成された囲い部1は、分解と組み立てが可能であり、一旦地面に設置した後も、分解して移設することが可能である。なお、後述するように、動物の処分装置A1の設置の際には、獣道を開口部101から開口部102にかけて通すことができる場所が選ばれる。
また、各柵部材には、警告用の立て札103が、それぞれ2箇所ずつ設けられている。立て札103は、本実施の形態では、円形の表示板の表裏面に赤地に白ヌキで、×(バツ)印の標章を設けたものであるが、これに限定せず、囲い部1の周囲にいる人に対して、囲い部1の内部が危険な箇所であるという注意を喚起することができるものであれば、その形態、または表される標章、記号などを限定するものではない。
囲い部1の各柵部材の連結角部において、所要の三箇所、及び後述する作業塔5の屋上50において、他の三箇所と共に、囲い部1の周方向に等間隔となる位置に、撮影部7が設けられている。
撮影部7は、各柵部材の連結角部においては、立設された所要高さの支柱70と、各支柱70の上端部に、それぞれ二台設けられた暗視ビデオカメラ71を有しており、各暗視ビデオカメラ71の間には、照明灯72が設けられている(図1参照)。また、屋上50に設けられたものは、手摺り(符号省略)に固定された二台の暗視ビデオカメラ71と照明灯72を有している。
上記各暗視ビデオカメラ71、及び照明灯72は、区画部10へ向けられている。なお、各支柱71に設けられている各暗視ビデオカメラ71によって、区画部10の全域がカバーされており、かつ所要の複数台の暗視ビデオカメラ71によって、射程部2、及びその周りの状況を撮影することができるようにしている。なお、暗視ビデオカメラ71は、主に夜間撮影用であるが、昼間撮影用に、その内のいくつかを一般的なビデオカメラで代替することも可能である。
(射程部2、及び検出部3)
後述する射的部4の射的による弾が届く位置、すなわち区画部10の中心部の地面上の、ほぼ楕円形状の範囲を射程部2としている(図1及び図2(a)参照)。そして、射程部2を囲むように、検出部3が設けられている。検出部3は、射程部2の周りの四箇所に立設されているセンサ支柱30を有している。
各センサ支柱30には、上下方向に等間隔で三箇所に遮光センサ31が取り付けられている。それぞれの遮光センサ31は、投光部と受光部(何れも符号省略)を有し、隣り合うセンサ支柱30の同じ高さの遮光センサ31同士でセンサ光を張り渡すことができるようにしている(図1及び図2(a)参照)。なお、動物の処分装置A1の運用時においては、射程部2に動物を誘き寄せるための餌108が置かれる。
なお、射程部2には、餌108が雨で濡れないように屋根(図示省略)をつくっておくこともできる。この屋根は、射的部4による射的の際に邪魔にならないように、高くしたり、射的部4方向へ上り傾斜させたりするのが好ましい。
(射的部4)
囲い部1の外側には、所要の柵部材(符号省略)と平行になるように、作業塔5が建てられている。作業塔5は、二階建てであり、屋上50を有している。屋上50へは、階段(符号省略)を伝って上がることができるようになっている。屋上50は、区画部10側へ張り出した突端部51を有している。突端部51の先端には、射的部4が配置されている。本実施の形態における射的部4は、空気銃40を備えたものである。
空気銃40は、害獣とされるイノシシやシカ、あるいはアライグマなどの動物に対し、充分な殺傷能力を有するものである。また、空気銃40は、台部41に取り付けられており、その射撃方向を、上記射程部2の中心に合わせた方向を中心として、上下、左右、及び全方向に約5°の範囲で動かして調整できるようになっている。
空気銃40の射撃方向が、この範囲で調整可能であることによって、射程部2の領域をカバーできるようになっている。空気銃40の射撃方向は、通常、射程部2の中心に合わせられるが、上記範囲内で適宜調整することもできる。
また、屋上50の長手方向の一端部には、画像送信部6が配置されている。画像送信部6は、暗視ビデオカメラ71で撮影された画像を管理側へ送信する画像送信機60と、画像送信機60に電機を供給する太陽電池パネル61を備えている。
図3を参照し、上記撮影部7、画像送信部6、射的部4などの各部を制御する制御系(手動操作を含む)を説明する。
まず、制御系の中枢である制御部8は、例えば画像送信機60に内蔵されている。制御部8には、撮影された画像データが撮影部7から送られるようになっており、制御部の図示していない解析部によって、少なくとも映っている動物が何なのか、画像の解析が行われる。
制御部8は、画像送信部6に接続され、画像送信部6は、制御部8からの指令を受け、画像データを携帯電話網を介して管理部9へ送るようになっている。また、制御部8は、射的部4の操作を行う操作部80に接続され、操作部80に対し、射的部4を作動させる指令信号、または停止させる指令信号を送るようになっている。なお、操作部80には、管理部9から、制御部8が介在した指令ルートに優先する、同様の指令信号を送ることができるようになっている。
(作用)
図1乃至図3を参照して、本実施の形態の動物の処分装置A1の作用を説明する。
動物の処分装置A1は、次のように設置される。まず、囲い部1を地面に設置するにあたり、隣り合う柵部材100a、100bに設けてある開口部101、102に対し、山中を走る獣道109が通り抜けるようにする。そして、区画部10において、区画部10内を通る獣道109のそばに、動物を誘き寄せるための餌108を置いておく。
夜間、獣道109を走ってきたイノシシなどの動物20は、その多くが獣道109に誘導されるように囲い部1を通り抜け、一旦は区画部10に入る。区画部10に入った動物の中には、危険を察知して、すぐに区画部10から逃げ出すものもいるが、餌108に釣られて、区画部10に留まるものもいる。
このように区画部10に留まって囲い込まれた動物20は、餌108を食べながら区画部10内を動き回り、例えばその中の一頭または何頭かが、餌108で誘き寄せられて、ついには射程部2に入る。これにより、検出部3によって、射程部2内で動物20の存在が検出される。
なお、区画部10内の状況は、常に撮影部7の各暗視ビデオカメラ71によって撮影されており、その画像データは、制御部8へ送られて解析される。また、画像データは、同時に、画像送信部6によって管理部9へ送られ、管理者側により状況が監視される。なお、画像データが画像送信部6から管理者側へ送られるタイミングは、常時送られるようにしてもよいし、撮影部7により動物が撮影されて動物がいると解析された時点で送られるようにしてもよい。仮に、制御部8による解析で、区画部10内に人の侵入が認められたときには、制御部8は、直ちに操作部80に指令信号を送り、射的部4が作動しないようにする(例えば停止状態でロックする)操作を行うと共に、侵入した人に周りの状況が分かるように、各照明灯72を点灯する。
また、万一、制御部8による解析で人の侵入が感知できなかったにも関わらず、管理者側の監視により見つかった場合には、管理者側で手動にて操作部80に指令信号を送り、射的部4が作動しないようにすると共に、照明灯72を点灯するための操作を行う。この場合の管理者側による管理部9からの操作は、制御部8が介在する指令ルートに優先される。
そして、制御部8による解析と検出部3による検出により、あるいは加えて管理者側の監視によって、射程部2内に処分対象となる害獣である動物のみが認められたときには、制御部8は操作部80に射的部4を作動させる指令信号を送る。これにより、射的部4の空気銃40は射程部2内の動物20を射撃して殺処分を行う。なお、安全性をより高めるため、予め制御部8が介在する指令ルートでの射的部4の作動が起こらないように設定しておき、射的部4を作動させる操作は管理者側(管理部9)からの指令のみにより行うようにすることもできる。
動物20は、餌108を取ろうとしたとき(食べようとしたとき)には、すでに射程部2内にいて、その存在が検出部3により検出されており、時間を置かずに射的部4によって殺処分が行われる。このため、動物は餌108だけを取って逃げる余裕はない。このように、動物の処分装置A1は、動物20に餌108だけを取られてしまうことなく、動物20を殺処分することができる。
なお、一度罠に掛かりそうになり、かろうじて逃げ出して生き残った動物は、そのときの周りの状況やにおいを学習しており、次からは罠に近寄ろうとしない。このような、動物は、以後も罠を回避し続けて子孫を更に増やしていくことになり、これが害獣となる動物の個体数を増やし、人間との共存が難しくなっている原因の一つとされている。
本発明は、このように罠から逃げて生き残った動物の処分(捕獲や殺処分など)を目的の一つとするもので、特に後述する第3実施の形態の処分装置のように、装置が森の木々などの自然の環境に溶け込むような形態として、動物の警戒心を解いて、動物自身が分からないうちに罠に誘い込んでしまうような機能性を有している。
図4を参照し、本発明の第2実施の形態を説明する。
なお、図4において、図1に示した動物の処分装置A1と同一または同等箇所には同一の符号を付して示し、構造について重複する説明は省略する。
動物の処分装置A2は、区画部10の中央部分に誘導部200が設けられている。誘導部200は、並設された柵体21、22を有している。柵体21、22は、それぞれが長手方向の一方側の直線的な部分と、他方側のL型に曲げられた部分(何れも符号省略)により構成されており、向きが点対称となるように設置されている。柵体21、22には、それぞれ両端側の二箇所に、上記立て札103と同様の立て札203が設けられている。
並設された柵体21、22の間は、動物20がやや余裕を以て通ることができる幅を有する経路201となっている。また、誘導部200の長手方向の両側には、開口の向きが互いに反対になるように形成されている誘導口29がそれぞれ形成されている。各誘導口29には、検出部3a、3bが設けられている。検出部3a、3bは、それぞれ遮光センサ(符号省略)同士で、各誘導口29を横切るようにセンサ光を張り渡すことができるようにしている。なお、経路201の中間部には、上記と同様の射程部2と検出部3が設けられている。
(作用)
動物の処分装置A2は、上記動物の処分装置A1の作用に加えて、次のような作用を有する。
区画部10にいる動物20が誘導部200に入るときには、誘導口29を通る際に検出部3a、または検出部3bによって検出される。動物20が誘導部200において検出された情報は、管理者側へ送られ、管理者側で状況を注視するようにする。
誘導部200に入った動物20は、柵体21、22で挟まれた経路201に誘導されやすくなるので、射程部2に置かれている餌108に誘導され、経路201の途中に設けてある射程部2と検出部3に向けて自然に移動する。
そして、動物20が射程部2に入ると、上記動物の処分装置A1と同様に射的部4が作動し、動物20の殺処分が行われる。このように、動物20が一旦誘導部200に入ると、高い確率で殺処分されるので、効率よく処理することができる。
図5を参照し、本発明の第2実施の形態を説明する。
なお、図5において、図1に示した動物の処分装置A1と同一または同等箇所には同一の符号を付して示し、構造について重複する説明は省略する。
動物の処分装置A3は、上記動物の処分装置A1、A2とは相違して、一部樹木を利用している。囲い部1aは、木製の杭11を八本立てて、各杭11に有刺鉄線12を三段に巡らせるようにして、平面視で八角形となるように形成されている。また、射的部4は、樹木13の上部の枝に固定されており、樹木13には梯子14が掛けられている。そして、空気銃40の射撃方向は、上記動物の処分装置A1と同様に設定されている。
また、射程部2を囲む検出部3aを構成するセンサ支柱30の相互の間隔が上記動物の処分装置A1と比較して大きく広げられており、動物に警戒心やストレスをより与えにくいようにしている。あるいは、このような検出部3、3aに代えて、例えば近くにある樹木の上など、射程部2とは離れたところから、赤外線センサなどの検出手段を利用して動物の存在を検出するようにしてもよい。
なお、作用については、動物の処分装置A3がより自然の環境に近い形で簡易的につくられているために動物の警戒心が解けやすく、内部により入りやすい点と、動物20が囲い部1aの全周にわたる最下段の有刺鉄線12と地面の間から自由に出入りができる点は異なるが、その他の作用については、上記動物の処分装置A1とほぼ同様であるので、説明を省略する。
本明細書及び特許請求の範囲で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書及び特許請求の範囲に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
A1 動物の処分装置
1 囲い部
10 区画部
19 返し部
100a、100b 柵部材
101、102 開口部
103 立て札
108 餌
2 射程部
20 動物
3 検出部
30 センサ支柱
31 遮光センサ
4 射的部
40 空気銃
5 作業塔
50 屋上
51 突端部
6 画像送信部
60 画像送信機
61 太陽電池パネル
7 撮影部
70 支柱
71 暗視ビデオカメラ
72 照明灯
8 制御部
80 操作部
9 管理部
A2 動物の処分装置
200 誘導部
21、22 柵体
201 経路
203 立て札
29 誘導口
3a、3b 検出部
A3 動物の処分装置
1a 囲い部
11 杭
12 有刺鉄線
13 樹木
14 梯子
3a 検出部
本発明は、動物の処分装置に関するものである。更に詳しくは、動物に、誘き寄せるための餌だけを取られてしまうことなく、動物を処分することができると共に、餌を取ろうとする動物に対し、必要に応じて致命傷を与えることが可能である、動物の処分装置に関する。
本発明は、以上の点を鑑みて創案されたものであり、動物に、誘き寄せるための餌だけを取られてしまうことなく、処分対象獣である動物だけを処分することができると共に、餌を取ろうとする動物に対し、必要に応じて致命傷を与えることが可能である、動物の処分装置を提供することを目的とする。
本発明は、動物に、誘き寄せるための餌だけを取られてしまうことなく、動物を処分することができると共に、餌を取ろうとする動物に対し、必要に応じて致命傷を与えることが可能である、動物の処分装置を提供することができる。

Claims (12)

  1. 射程部を有する囲われた区画部に動物を誘導する工程と、
    前記区画部に入った動物を餌で前記射程部に誘導する工程と、
    前記射程部に動物が入ったことを検出し、同射程部内の動物に対して、射的による所要の処分を行う工程とを備える
    動物の処分方法。
  2. 前記射的による所要の処分が、自動的に行われるようにした
    請求項1の動物の処分方法。
  3. 前記区画部において、少なくとも前記射程部を含む所要の部分を撮影し、撮影した画像を管理者側へ送る工程を備える
    請求項1、2または3の動物の処分方法。
  4. 前記射的による所要の処分を、前記画像を解析した管理者側が遠隔操作により行うことができるようにした
    請求項3の動物の処分方法。
  5. 動物が侵入可能な区画部を内部に形成する囲い部と、
    前記区画部に設けられ、餌置きが可能な、射的の目標となる射程部と、
    該射程部に入る動物を検出する検出部と、
    該検出部による動物の検出を受け、前記射程部に入った動物に対し、射的による所要の処分を行う射的部とを備える
    動物の処分装置。
  6. 人が前記区画部に侵入したときに、それを検出して警告を発する警告手段を備える
    請求項5の動物の処分装置。
  7. 前記区画部の少なくとも前記射程部を含む所要の部分を撮影する撮影部と、
    該撮影部により撮影した画像を管理者側へ送る画像送信部とを備える
    請求項5または6の動物の処分装置。
  8. 該撮影部により撮影した画像を解析し、撮影された動物の種類を識別する解析装置を備える
    請求項7の動物の処分装置。
  9. 前記区画部に、動物を誘導する経路を有する誘導部が設けられており、前記射程部と前記検出部が、前記誘導部に設けられている
    請求項5、6または7の動物の処分装置。
  10. 前記射的部が、銃を備える
    請求項5、6、7または8の動物の処分装置。
  11. 前記射的部が、弓矢または洋弓銃を備える
    請求項5、6、7または8の動物の処分装置。
  12. 獣道に、動物を立ち止まらせるための障害物または餌を置き、この障害物または餌を置いたところを撮影して監視し、動物が立ち止まったところを射的により処分する
    動物の処分方法。
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