JP2017207726A - 近接観察撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】単一の操作機構で、光学倍率の積が1に依存しない2つの光学倍率で被写体観察が出来、さらにピント調整も同一操作機構で行うことが可能となる観察撮影装置を提供する。【解決手段】光学倍率1倍前後を実現するように光軸上を前後移動する凸レンズである単焦点レンズ群1と、その光軸後方に固定されている凹レンズである単焦点レンズ群2により構成され、レンズ群2は、レンズ群1のみの場合の仮想合焦位置5の前方、かつレンズ群1の後方の光軸上に固定配置されている。【選択図】図3
Description
本発明は、近接観察撮影装置に関するものである。
近接観察撮影装置において、複数の倍率で観察撮影する際には、ズームレンズが一般的であり、その場合は被写体・撮像面を移動させることなく倍率の変更が可能になるが、その性質上ピント調整と、倍率調整の機構が別になる。
また、凸レンズである単焦点レンズ群のみを用いた簡易なものがあるが、この場合、撮像面から被写体の距離を変えることなく、レンズ群を移動させるのみで2つの倍率が実現できるが、それは例えば光学0.5倍と光学2.0倍、などと一方の倍率が決まるともう一方の倍率も、その2つの倍率の積が1になるように決まってしまうという光学的な原理がある。
以上に述べた手段の問題点として、ズームレンズを用いた場合には望ましい被写体位置と、望ましい複数の倍率で観察することが出来るが、その性質上ピント調整と、倍率調整の機構が別機構になってしまい、高価で、大きさも大きくなり、操作のしづらいものとなってしまう。
凸レンズである単焦点レンズ群のみを用いた装置では、上記の光学的な原理から、望ましい被写体位置において、望ましい2つの倍率で観察することはが難しい。
このような課題に対し、本発明は、近接観察撮影において、光軸上を前後移動する凸レンズである単焦点レンズ群と、その光軸後方に移動しない凹レンズである単焦点レンズ群により構成され、凸レンズ群を前後移動させる操作機構により、被写体と撮像面を動かすことなく、光学倍率の積が1に依存しない2つの光学倍率で合焦し、さらに同一の操作機構によりピント調整も行えることを特徴とする観察撮影装置。
通常の凸レンズである単焦点レンズ群のみで2つの倍率での合焦を実現する場合は、光学倍率0.5倍と2.0倍などと、一方の倍率を決めるともう一方の倍率も、その2つの倍率の積が1になるように決まってしまうという光学的な原理があるが、本発明により光学倍率1.2倍と4.8倍など、2点の倍率の積が1に依存しない倍率での合焦を実現することができる。
また、レンズ設計・製造においても、ズームレンズではズーム全域で高解像となるように設計・製造しなければならないのに対し、本発明では合焦する付近の倍率周辺においてのみ高解像になるように設計・製造すればよいため、安価に簡易に設計・製造が出来る。
図1に、前後移動する凸レンズである単焦点レンズ群1と、その光軸後方に移動しない凹レンズである単焦点レンズ群2を配置した様子を図示する。レンズ群2は、レンズ群1と撮像面3の間の光軸上に固定され、レンズ群1と撮像面3のいずれにも干渉しない位置にある。
被写体4は近接位置にあり、前後移動するレンズ群1は、レンズ群1のみの場合に光学倍率が1倍前後を実現するように前後移動し、図2(a)と図2(b)においてはレンズ群1のみの光学倍率として、それぞれ0.5倍と2.0倍を実現するように移動するものとして図示した。このように2つの光学倍率の積が1となる場合は、光学的な原理により被写体4からレンズ群1のみの場合の仮想合焦位置5までの距離6は、2つの光学倍率において同一となる。
図2(a)および図2(b)の状態において、レンズ群2を、レンズ群1のみの場合の仮想合焦位置5の前方、かつレンズ群1の後方の光軸上に配置すると、光学的性質により、図2(a)の場合も図2(b)の場合も、同一の倍率で映像が拡大され、さらに同一の合焦位置7に結像し、この位置を撮像面3になるように配置すれば良い。この同一の倍率を2.4倍として、この様子をそれぞれ図3(a)と図(b)に図示する。
このようにすると、図3(a)の場合は、総合倍率が1.2倍となり、図3(b)の場合は、総合倍率が4.8倍となる。
また、被写体位置が若干ずれているが、被写体や観察撮影装置本体を動かせない場合には、レンズ群1を前後移動させれば、総合倍率が1.2倍、4.8倍からは若干変動するものの、それに近い2つの倍率で合焦する。
よって、本実施例により、単一の操作機構で、光学倍率の積が1に依存しない2つの光学倍率で被写体観察が出来、さらにピント調整も同一操作機構で行うことが可能となる観察撮影装置を実現することが出来た。
1 レンズ群1
2 レンズ群2
3 撮像面
4 被写体位置
5 レンズ群1のみの場合の仮想合焦位置
6 被写体からレンズ群1のみの場合の仮想合焦位置までの距離
7 合焦位置
2 レンズ群2
3 撮像面
4 被写体位置
5 レンズ群1のみの場合の仮想合焦位置
6 被写体からレンズ群1のみの場合の仮想合焦位置までの距離
7 合焦位置
Claims (1)
- 近接観察撮影において、光軸上を前後移動する凸レンズである単焦点レンズ群と、その光軸後方に移動しない凹レンズである単焦点レンズ群により構成され、凸レンズ群を前後移動させる操作機構により、被写体と撮像面を動かすことなく、光学倍率の積が1に依存しない2つの光学倍率で合焦し、さらに同一の操作機構によりピント調整も行えることを特徴とする観察撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016113059A JP2017207726A (ja) | 2016-05-19 | 2016-05-19 | 近接観察撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016113059A JP2017207726A (ja) | 2016-05-19 | 2016-05-19 | 近接観察撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017207726A true JP2017207726A (ja) | 2017-11-24 |
Family
ID=60417106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016113059A Pending JP2017207726A (ja) | 2016-05-19 | 2016-05-19 | 近接観察撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017207726A (ja) |
-
2016
- 2016-05-19 JP JP2016113059A patent/JP2017207726A/ja active Pending
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