JP2017207512A - 原子炉容器蓋の解体方法及び処分方法 - Google Patents

原子炉容器蓋の解体方法及び処分方法 Download PDF

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Abstract

【課題】原子炉容器蓋を適正な大きさに効率良く解体することができる原子炉容器蓋の解体方法及び処分方法を提供する。【解決手段】原子炉容器蓋63における上鏡部101からフランジ部102を切断する工程と、上鏡部101を所定の大きさに切断する工程と、フランジ部102を取付孔105の位置で複数の所定の大きさに切断する工程とを設ける。【選択図】図2

Description

本発明は、原子炉容器を構成する原子炉容器本体の上部に固定される原子炉容器蓋の解体方法、並びに、原子炉容器蓋の処分方法に関するものである。
例えば、加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)を備える原子力発電プラントは、軽水を原子炉冷却材及び中性子減速材として使用し、炉心全体にわたって沸騰しない高温高圧水とし、この高温高圧水を蒸気発生器に送って熱交換により蒸気を発生させ、この蒸気をタービン発電機へ送って発電するものである。
このような原子力発電プラントにて、加圧水型原子炉は、原子炉容器内に各種の炉内構造物が収容されて構成されており、原子炉容器は、原子炉容器本体の上部に原子炉容器蓋が固定されて構成されている。原子炉容器本体は、上部に開口部が形成され、下部が半球形状をなす下鏡により閉塞された円筒形状をなしている。一方、原子炉容器蓋は、上部が半球形状をなす上鏡が形成され、下部がリング形状をなすフランジ部が形成されている。そして、原子炉容器蓋は、上鏡に制御棒駆動装置が設けられている。
加圧水型原子炉にて、使用済の原子炉容器本体や原子炉容器蓋は、解体して撤去される。従来の原子炉容器蓋の解体方法としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された原子炉容器等の被切断体の解体方法は、圧力容器を基台と締切体で覆い、内部に水を充填して冷凍することで一体化された凍結体とし、ワイヤソーにより縦横複数のピースに切断し、氷を融解させて各切断ピースとするものである。
特開2003−075589号公報
上述した従来の原子炉容器等の被切断体の解体方法にあっては、原子炉容器本体と原子炉容器蓋を一体とし、ワイヤソーにより縦横複数のピースに切断して解体している。ところが、原子炉容器蓋は、上部に制御棒駆動装置が設けられていることから、単に切断するだけでは、所定の大きさに解体することが困難である。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、原子炉容器蓋を適正な大きさに効率良く解体することができる原子炉容器蓋の解体方法及び原子炉容器蓋の処分方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の原子炉容器蓋の解体方法は、半球部の外周にフランジ部が設けられる原子炉容器蓋の解体方法であって、前記半球部から前記フランジ部を切断する工程と、前記半球部を所定の大きさに切断する工程と、前記フランジ部を取付孔の位置で複数の所定の大きさに切断する工程と、を有することを特徴とするものである。
従って、半球部からフランジ部を切断し、この半球部を所定の大きさに切断すると共に、フランジ部を所定の大きさに切断する。そのため、原子炉容器蓋を適正な大きさに効率良く解体することができる。また、各取付孔の位置でフランジ部を切断することから、少ない切断領域でフランジ部を切断することができ、作業性を向上することができる。
本発明の原子炉容器蓋の解体方法では、前記半球部の外面側に突出する外部配管を切断する工程を有することを特徴としている。
従って、まず、放射性物質による汚染度が比較的低い外部配管から切断することで、廃棄物処理を効率よく行うことができる。
本発明の原子炉容器蓋の解体方法では、前記外部配管を切断した後、前記半球部の内面側に突出する内部配管を切断する工程を有することを特徴としている。
従って、半球部から外部配管及び内部配管を切断することで、半球部の切断を容易に行うことができる。
本発明の原子炉容器蓋の解体方法では、前記半球部から突出する配管を切断した後、前記半球部を前記配管以外の位置で複数に切断することを特徴としている。
従って、半球部を配管以外の位置で切断することで、切断装置の出力を一定として安定した切断を行うことができる。
本発明の原子炉容器蓋の解体方法では、前記半球部を複数に切断するとき、各切断ピースを吊下げ支持することを特徴としている。
従って、切断されるピースを予め吊下げ支持することで、切断作業を安全に行うことができると共に、切断ピースの搬送を効率良く行うことができる。
また、本発明の原子炉容器蓋の処分方法は、半球部の外周にフランジ部が設けられる原子炉容器蓋の処分方法であって、前記半球部から前記フランジ部を切断する工程と、前記半球部を処分可能な所定の大きさに切断する工程と、前記フランジ部を取付孔の位置で複数の処分可能な所定の大きさに切断する工程と、前記半球部及び前記フランジ部を切断した複数の切断ピースを処分容器に収容する工程と、を有することを特徴とするものである。
従って、半球部からフランジ部を切断し、半球部を処分可能な所定の大きさに切断すると共に、フランジ部を取付孔の位置で複数の処分可能な所定の大きさに切断し、半球部とフランジ部の各切断ピースを処分容器に収容して処分する。そのため、放射性物質により汚染されている原子炉容器蓋を適正な大きさに効率良く解体して処分することができる。
本発明の原子炉容器蓋の解体方法及び原子炉容器蓋の処分方法によれば、半球部からフランジ部を切断し、半球部を所定の大きさに切断すると共に、フランジ部を所定の大きさに切断し、半球部とフランジ部の各切断ピースを処分容器に収容して処分する。そのため、放射性物質により汚染されている原子炉容器蓋を適正な大きさに効率良く解体して処分することができる。
図1は、本発明の一実施例に係る原子炉容器蓋の解体方法及び処分方法を表すフローチャートである。 図2は、原子炉容器蓋を表す平面図である。 図3は、原子炉容器蓋の切断位置を表す縦断面図である。 図4は、原子炉容器蓋における鏡部の切断位置を表す平面図である。 図5は、原子炉容器蓋における鏡部を表す縦断面図である。 図6は、原子炉容器蓋におけるフランジ部の切断位置を表す平面図である。 図7は、原子炉容器蓋におけるフランジ部を表す縦断面図である。 図8は、原子力発電プラントの概略構成図である。 図9は、加圧水型原子炉を表す縦断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る原子炉容器蓋の解体方法及び処分方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
図8は、原子力発電プラントの概略構成図、図9は、加圧水型原子炉を表す縦断面図である。
本実施例の原子炉は、軽水を原子炉冷却材及び中性子減速材として使用し、炉心全体にわたって沸騰しない高温高圧水とし、この高温高圧水を蒸気発生器に送って熱交換により蒸気を発生させ、この蒸気をタービン発電機へ送って発電する加圧水型原子炉(PWR:Pressurized Water Reactor)である。
本実施例の加圧水型原子炉を有する原子力発電プラントにおいて、図8に示すように、原子炉格納容器11は、内部に加圧水型原子炉12及び蒸気発生器13が格納されており、この加圧水型原子炉12と蒸気発生器13とは高温側送給配管14と低温側送給配管15を介して連結されており、高温側送給配管14に加圧器16が設けられ、低温側送給配管15に一次冷却水ポンプ17が設けられている。この場合、減速材及び一次冷却水(冷却材)として軽水を用い、炉心部における一次冷却水の沸騰を抑制するために、一次冷却系統は加圧器16により150〜160気圧程度の高圧状態を維持するように制御している。
従って、加圧水型原子炉12にて、燃料(原子燃料)として低濃縮ウランまたはMOXにより一次冷却水として軽水が加熱され、高温の一次冷却水が加圧器16により所定の高圧に維持された状態で、高温側送給配管14を通して蒸気発生器13に送られる。この蒸気発生器13では、高温高圧の一次冷却水と二次冷却水との間で熱交換が行われ、冷やされた一次冷却水は低温側送給配管15を通して加圧水型原子炉12に戻される。
蒸気発生器13は、加熱された二次冷却水、つまり、蒸気を送給する配管31を介して蒸気タービン32と連結されており、この配管31に主蒸気隔離弁33が設けられている。蒸気タービン32は、高圧タービン34と低圧タービン35を有すると共に、発電機(発電装置)36が接続されている。また、高圧タービン34と低圧タービン35は、その間に湿分分離加熱器37が設けられており、配管31から分岐した冷却水分岐配管38が湿分分離加熱器37に連結される一方、高圧タービン34と湿分分離加熱器37は低温再熱管39により連結され、湿分分離加熱器37と低圧タービン35は高温再熱管40により連結されている。
更に、蒸気タービン32の低圧タービン35は、復水器41を有しており、この復水器41は、配管31からバイパス弁42を有するタービンバイパス配管43が接続されると共に、冷却水(例えば、海水)を給排する取水管44及び排水管45が連結されている。この取水管44は、循環水ポンプ46を有し、排水管45と共に他端部が海中に配置されている。
そして、この復水器41は、配管47が接続されており、復水ポンプ48、グランドコンデンサ49、復水脱塩装置50、復水ブースタポンプ51、低圧給水加熱器52が接続されている。また、配管47は、脱気器53が連結されると共に、主給水ポンプ54、高圧給水加熱器55、主給水制御弁56が設けられている。
従って、蒸気発生器13にて、高温高圧の一次冷却水と熱交換を行って生成された蒸気は、配管31を通して蒸気タービン32(高圧タービン34から低圧タービン35)に送られ、この蒸気により蒸気タービン32を駆動して発電機36により発電を行う。このとき、蒸気発生器13からの蒸気は、高圧タービン34を駆動した後、湿分分離加熱器37で蒸気に含まれる湿分が除去されると共に加熱されてから低圧タービン35を駆動する。そして、蒸気タービン32を駆動した蒸気は、復水器41で海水を用いて冷却されて復水となり、グランドコンデンサ49、復水脱塩装置50、低圧給水加熱器52、脱気器53、高圧給水加熱器55などを通して蒸気発生器13に戻される。
このように構成された原子力発電プラントの加圧水型原子炉12において、図9に示すように、原子炉容器61は、その内部に炉内構造物が挿入できるように、原子炉容器本体62とその上部に装着される原子炉容器蓋(上鏡)63により構成されており、この原子炉容器本体62に対して原子炉容器蓋63が複数のスタッドボルト64及びナット65により開閉可能に固定されている。
この原子炉容器本体62は、原子炉容器蓋63を取り外すことで上部が開口可能であり、下部が半球形状をなす下鏡66により閉塞された円筒形状をなしている。そして、原子炉容器本体62は、上部に一次冷却水としての軽水(冷却材)を供給する入口ノズル(入口管台)67と、軽水を排出する出口ノズル(出口管台)68が形成されている。また、原子炉容器本体62は、この入口ノズル67及び出口ノズル68とは別に、図示しない注水ノズル(注水管台)が形成されている。
原子炉容器本体62は、内部にて、入口ノズル67及び出口ノズル68より上方に上部炉心支持板69が固定される一方、下方の下鏡66の近傍に位置して下部炉心支持板70が固定されている。この上部炉心支持板69及び下部炉心支持板70は、円板形状をなして図示しない多数の連通孔が形成されている。そして、上部炉心支持板69は、複数の炉心支持ロッド71を介して下方に図示しない多数の連通孔が形成された上部炉心板72が連結されている。
原子炉容器本体62は、内部に円筒形状をなす炉心槽73が内壁面と所定の隙間をもって配置されており、この炉心槽73は、上部が上部炉心板72に連結され、下部に円板形状をなして図示しない多数の連通孔が形成された下部炉心板74が連結されている。そして、この下部炉心板74は、下部炉心支持板70に支持されている。即ち、炉心槽73は、原子炉容器本体62の下部炉心支持板70に吊り下げ支持されることとなる。
炉心75は、上部炉心板72と炉心槽73と下部炉心板74により形成されており、この炉心75は、内部に多数の燃料集合体76が配置されている。この燃料集合体76は、図示しないが、多数の燃料棒が支持格子により格子状に束ねられて構成され、上端部に上部ノズルが固定される一方、下端部に下部ノズルが固定されている。また、炉心75は、内部に多数の制御棒77が配置されている。この多数の制御棒77は、上端部がまとめられて制御棒クラスタ78となり、燃料集合体76内に挿入可能となっている。上部炉心支持板69は、この上部炉心支持板69を貫通して多数の制御棒クラスタ案内管79が固定されており、各制御棒クラスタ案内管79は、下端部が燃料集合体76内の制御棒クラスタ78まで延出されている。
原子炉容器61を構成する原子炉容器蓋63は、上部が半球形状をなして磁気式ジャッキの制御棒駆動装置80が設けられており、原子炉容器蓋63と一体をなすハウジング81内に収容されている。多数の制御棒クラスタ案内管79は、上端部が制御棒駆動装置80まで延出され、この制御棒駆動装置80から延出されて制御棒クラスタ駆動軸82が、制御棒クラスタ案内管79内を通って燃料集合体76まで延出され、制御棒クラスタ78を把持可能となっている。
この制御棒駆動装置80は、上下方向に延設されて制御棒クラスタ78に連結されると共に、その表面に複数の周溝を長手方向に等ピッチで配設してなる制御棒クラスタ駆動軸82を磁気式ジャッキで上下動させることで、原子炉の出力を制御している。
また、原子炉容器本体62は、下鏡66を貫通する多数の計装管台83が設けられ、この各計装管台83は、炉内側の上端部に炉内計装案内管84が連結される一方、炉外側の下端部にコンジットチューブ85が連結されている。各炉内計装案内管84は、上端部が下部炉心支持板70に連結されており、振動を抑制するための上下の連接板86,87が取付けられている。シンブルチューブ88は、中性子束を計測可能な中性子束検出器(図示略)が装着されており、コンジットチューブ85から計装管台83及び炉内計装案内管84を通り、下部炉心板74を貫通して燃料集合体76まで挿入可能となっている。
従って、制御棒駆動装置80により制御棒クラスタ駆動軸82を移動して燃料集合体76から制御棒77を所定量引き抜くことで、炉心75内での核分裂を制御し、発生した熱エネルギにより原子炉容器61内に充填された軽水が加熱され、高温の軽水が出口ノズル68から排出され、上述したように、蒸気発生器13に送られる。即ち、燃料集合体76を構成する原子燃料が核分裂することで中性子を放出し、減速材及び一次冷却水としての軽水が、放出された高速中性子の運動エネルギを低下させて熱中性子とし、新たな核分裂を起こしやすくすると共に、発生した熱を奪って冷却する。一方、制御棒77を燃料集合体76に挿入することで、炉心75内で生成される中性子数を調整し、また、制御棒77を燃料集合体76に全て挿入することで、原子炉を緊急に停止することができる。
また、原子炉容器61は、炉心75に対して、その上方に出口ノズル68に連通する上部プレナム89が形成されると共に、下方に下部プレナム90が形成されている。そして、原子炉容器61と炉心槽73との間に入口ノズル67及び下部プレナム90に連通するダウンカマー部91が形成されている。従って、軽水は、入口ノズル67から原子炉容器本体62内に流入し、ダウンカマー部91を下向きに流れ落ちて下部プレナム90に至り、この下部プレナム90の球面状の内面により上向きに案内されて上昇し、下部炉心支持板70及び下部炉心板74を通過した後、炉心75に流入する。この炉心75に流入した軽水は、炉心75を構成する燃料集合体76から発生する熱エネルギを吸収することで、この燃料集合体76を冷却する一方、高温となって上部炉心板72を通過して上部プレナム89まで上昇し、出口ノズル68を通って排出される。
このように構成された原子炉容器61にて、使用済の原子炉容器蓋63は、処分可能な所定の大きさに解体して撤去され、処分容器に収容されて処分される。この場合、使用済の原子炉容器蓋63は、特に、内側に放射性物質が付着して汚染されていることから、処分容器に収容可能な所定の大きさまで切断して解体する必要がある。
そこで、本実施例の原子炉容器蓋の解体方法は、半球部からフランジ部を切断する工程と、半球部を所定の大きさに切断する工程と、フランジ部を所定の大きさに切断する工程と、を有している。また、本実施例の原子炉容器蓋の処分方法は、半球部からフランジ部を切断する工程と、半球部を処分可能な所定の大きさに切断する工程と、フランジ部を処分可能な所定の大きさに切断する工程と、半球部とフランジ部を切断した複数の切断ピースを処分容器に収容する工程と、を有している。
図1は、本発明の一実施例に係る原子炉容器蓋の解体方法及び処分方法を表すフローチャート、図2は、原子炉容器蓋を表す平面図、図3は、原子炉容器蓋の切断位置を表す縦断面図、図4は、原子炉容器蓋における鏡部の切断位置を表す平面図、図5は、原子炉容器蓋における鏡部を表す縦断面図、図6は、原子炉容器蓋におけるフランジ部の切断位置を表す平面図、図7は、原子炉容器蓋におけるフランジ部を表す縦断面図である。
以下、図1のフローチャート、並びに、図2から図7の概略図を用いて本実施例の原子炉容器蓋の解体方法及び処分方法について詳細に説明する。
ところで、図2及び図3に示すように、原子炉容器蓋63は、半球形状をなす上鏡部(半球部)101と、フランジ部102から構成されている。上鏡部101は、中央部に鉛直方向に沿う貫通孔103が水平方向に所定間隔で複数形成されており、各貫通孔103に駆動軸ハウジング(配管)104がそれぞれ嵌合し、溶接により固定されている。この各駆動軸ハウジング104は、上鏡部101の外周面101aから外方(上方)に外部ハウジング(外部配管)104aとして延出されると共に、上鏡部101の内周面101bから内方(下方)に内部ハウジング(内部配管)104bとして延出されている。原子炉容器蓋63は、上部に制御棒駆動装置80(図9参照)が設けられており、この制御棒駆動装置80から下方に延出される複数の制御棒クラスタ駆動軸82が、この各駆動軸ハウジング104内に挿通可能となっている。
また、この上鏡部101は、外周部にフランジ部102が一体に設けられている。このフランジ部102は、水平なリング形状をなし、鉛直方向に沿う取付孔105が周方向に所定間隔(等間隔)で複数形成されている。原子炉容器蓋63は、原子炉容器本体62(図9参照)の上部に配置された状態で、各取付孔105に各スタッドボルト64が貫通し、この各スタッドボルト64にナット65が螺合することで、原子炉容器本体62に固定される。
図1及び図5に示すように、ステップS11にて、原子炉容器蓋63(上鏡部101)における各駆動軸ハウジング104の上部、つまり、各外部ハウジング104aを切断する。この場合、図示しない切断装置(例えば、プラズマ切断装置)により、原子炉容器蓋63の外周面位置で各駆動軸ハウジング104の上部、つまり、各外部ハウジング104aを切断して回収する。このとき、例えば、図示しないクレーン装置により、外部ハウジング104aを吊下げ支持した状態で切断し、切断された外部ハウジング104aを吊下げたまま撤去する。なお、外部ハウジング104aは、内周部に放射性物質が付着して汚染されているものの、外周部はほとんど汚染されていないことから、作業者は外部ハウジング104aの切断作業を安全に行うことが可能となる。
ステップS12にて、全ての外部ハウジング104aが除去された原子炉容器蓋63に対して、フランジ部102を切断する。即ち、図示しない切断装置(例えば、プラズマ切断装置)により、上鏡部101とフランジ部102を図3に表す水平切断位置C1にて、両者を切断して分離する。このとき、例えば、図示しないクレーン装置により、上鏡部101を吊下げ支持した状態で切断し、切断された上鏡部101を吊下げたまま別の解体位置に移動する。なお、原子炉容器蓋63を上鏡部101とフランジ部102に分離するとき、図2に表す傾斜切断位置C2にて、両者を切断して分離してもよい。
ステップS13にて、上鏡部101における各駆動軸ハウジング104の下部、つまり、各内部ハウジング104bを切断する。この場合、図示しない切断装置(例えば、プラズマ切断装置)により、原子炉容器蓋63の内外周面位置で各駆動軸ハウジング104の下部、つまり、各内部ハウジング104bを切断して回収する。このとき、例えば、図示しない架台の上に半球部101を載置し、下方から図示しないクレーン装置により内部ハウジング104aを支持した状態で切断し、切断された外部ハウジング104aをそのまま撤去する。
図1及び図4に示すように、ステップS14にて、上鏡部101を処分可能な所定の大きさの切断ピースに切断する。即ち、上鏡部101を貫通孔103、つまり、駆動軸ハウジング104以外の位置で複数に切断する。この場合、上鏡部101の水平方向に3分割するため、まず、図示しない切断装置(例えば、プラズマ切断装置)により、上鏡部101を図4に表す鉛直切断位置C11にて切断すると共に、鉛直切断位置C12にて切断して分離する。次に、上鏡部101における3分割されたうちの中央部の切断ピース(太線で囲ったもの)を、切断装置により図4に表す鉛直切断位置C13にて切断すると共に、鉛直切断位置C14にて切断して3個のピースに切断する。そして、中央部を除く2個のピースを切断装置により図4に表す鉛直切断位置C15にて切断すると共に、鉛直切断位置C16にて切断してそれぞれ2個のピースに切断する。
また、上鏡部101における3分割されたうちの一側部の切断ピースを、切断装置により図4に表す鉛直切断位置C17にて切断すると共に、鉛直切断位置C18にて切断して3個のピースに切断する。そして、中間部のピースを切断装置により図4に表す鉛直切断位置C19にて切断する。更に、上鏡部101における3分割されたうちの他側部の切断ピースを、切断装置により図4に表す鉛直切断位置C20にて切断すると共に、鉛直切断位置C21にて切断して3個のピースに切断する。そして、中間部のピースを切断装置により図4に表す鉛直切断位置C22にて切断する。
上鏡部101は、上述した手順により切断されることで、13個の切断ピースP1〜P13となる。即ち、上鏡部101は、鉛直切断位置C11,C12にて切断された後、鉛直切断位置C13,C14にて切断され、鉛直切断位置C15,C16にて切断されることで、5個の切断ピースP1〜P5が形成される。そして、一側部の切断ピースは、鉛直切断位置C17,C18,C19にて切断されることで、4個の切断ピースP6〜P9が形成される。そして、他側部の切断ピースは、鉛直切断位置C20,C21,C22にて切断されることで、4個の切断ピースP10〜P13が形成される。
このとき、例えば、図示しないクレーン装置により各切断ピースP1〜P13を吊下げ支持した状態で切断し、切断された切断ピースP1〜P13を吊下げたまま撤去する。
図1及び図6、図7に示すように、ステップS15にて、フランジ部102を処分可能な所定の大きさの切断ピースに切断する。即ち、フランジ部102を取付孔105の位置で複数に切断する。この場合、フランジ部102の水平方向に5分割するため、切断装置(例えば、ガス切断装置)111により、フランジ部102を図6に表す鉛直切断位置C31,C32,C33,C34,C35にて切断して分離する。即ち、切断装置111における対向する一対の切断ヘッド112を取付孔105内に入れ、上下方向に移動することで、フランジ部102を切断する。なお、この場合、切断ヘッド112を取付孔105の外側に配置し、上下方向に移動してもよく、また、両方に配置して同時に上下方向に移動してもよい。フランジ部102は、上述した手順により切断されることで、5個の切断ピースP31,P32,P33,P34,P35となる。
ステップS16にて、複数の外部ハウジング104a、内部ハウジング104b、上鏡部101の各切断ピースP1〜P13、フランジ部102の各切断ピースP31,P32,P33,P34,P35を処分容器(図示略)に収容する。この処分容器は、放射性物質を収容可能な専用の容器であり、遮蔽機能を有している。
このように本実施例の原子炉容器蓋の解体方法にあっては、原子炉容器蓋63における上鏡部101からフランジ部102を切断する工程と、上鏡部101を所定の大きさに切断する工程と、フランジ部102を所定の大きさに切断する工程とを設けている。
原子炉容器蓋63を上鏡部101とフランジ部102とに分離せずに単に切断すると、切断された各ピースの大きさがばらつき、切断回数が増加して作業効率が低下するだけでなく、その後の処理が面倒なものとなる。一方、上鏡部101とフランジ部102を切断して分離した後、上鏡部101を所定の大きさに切断すると共に、フランジ部102を所定の大きさに切断すると、切断された各ピースの大きさがほぼ均一となり、切断回数が減少して作業効率が向上すると共に、作業コストが低下する。即ち、原子炉容器蓋63を適正な大きさに効率良く解体することができる。
本実施例の原子炉容器蓋の解体方法では、まず、上鏡部101の外面側に突出する複数の外部ハウジング104aを切断している。従って、まず、放射性物質による汚染度が比較的低い外部ハウジング104aから切断することで、廃棄物処理を効率良く行うことができる。
本実施例の原子炉容器蓋の解体方法では、外部ハウジング104aを切断した後、内部ハウジング104bを切断している。上鏡部101から外部ハウジング104aと内部ハウジング104bを切断してから上鏡部101を切断することで、この上鏡部101を効率良く切断することができる。このとき、上鏡部101を駆動軸ハウジング104以外の位置で複数に切断することで、切断装置の出力を一定として安定した切断を行うことができる。
本実施例の原子炉容器蓋の解体方法では、上鏡部101を複数に切断するとき、各切断ピースを吊下げ支持している。従って、切断されるピースを予め吊下げ支持することで、切断作業を安全に行うことができると共に、切断ピースの搬送を効率良く行うことができる。
本実施例の原子炉容器蓋の解体方法では、フランジ部102を取付孔105の位置で複数に切断している。従って、各取付孔105の位置でフランジ部を切断することから、少ない切断領域でフランジ部102を切断することができ、作業性を向上することができる。
また、本実施例の原子炉容器蓋の処分方法にあっては、上鏡部101からフランジ部102を切断する工程と、上鏡部101を処分可能な所定の大きさに切断する工程と、フランジ部102を処分可能な所定の大きさに切断する工程と、上鏡部101及びフランジ部102を切断した複数の切断ピースを処分容器に収容する工程とを設けている。
従って、上鏡部101とフランジ部102を切断して分離した後、上鏡部101を処分可能な所定の大きさに切断すると共に、フランジ部102を処分可能な所定の大きさに切断すると、切断された各ピースの大きさがほぼ均一となり、切断回数が減少して作業効率が向上すると共に、作業コストが低下する。即ち、原子炉容器蓋63を適正な大きさに効率良く解体することができ、各切断ピースを処分容器に適正に収容することができる。
なお、上述した実施例では、上鏡部101から各ハウジング104a,104bを切断し、上鏡部101からフランジ部102を切断し、上鏡部101とフランジ部102をそれぞれ所定の大きさに切断している。この切断作業は、原子炉容器蓋63が原子炉容器本体62の上に載置された状態で実施してもよいし、原子炉容器蓋63を原子炉容器本体62から取外して別の作業場所に移動して実施してもよい。
61 原子炉容器
62 原子炉容器本体
63 原子炉容器蓋
66 下鏡(半球部)
83 計装管台
84 炉内計装案内管
85 コンジットチューブ
88 シンブルチューブ
101 上鏡部(半球部)
102 フランジ部
104 駆動軸ハウジング(配管)
105 取付孔

Claims (6)

  1. 半球部の外周にフランジ部が設けられる原子炉容器蓋の解体方法であって、
    前記半球部から前記フランジ部を切断する工程と、
    前記半球部を所定の大きさに切断する工程と、
    前記フランジ部を取付孔の位置で複数の所定の大きさに切断する工程と、
    を有することを特徴とする原子炉容器蓋の解体方法。
  2. 前記半球部の外面側に突出する外部配管を切断する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の原子炉容器蓋の解体方法。
  3. 前記外部配管を切断した後、前記半球部の内面側に突出する内部配管を切断する工程を有することを特徴とする請求項2に記載の原子炉容器蓋の解体方法。
  4. 前記半球部から突出する配管を切断した後、前記半球部を前記配管以外の位置で複数に切断することを特徴とする請求項3に記載の原子炉容器蓋の解体方法。
  5. 前記半球部を複数に切断するとき、各切断ピースを吊下げ支持することを特徴とする請求項4に記載の原子炉容器蓋の解体方法。
  6. 半球部の外周にフランジ部が設けられる原子炉容器蓋の処分方法であって、
    前記半球部から前記フランジ部を切断する工程と、
    前記半球部を処分可能な所定の大きさに切断する工程と、
    前記フランジ部を取付孔の位置で複数の処分可能な所定の大きさに切断する工程と、
    前記半球部及び前記フランジ部を切断した複数の切断ピースを処分容器に収容する工程と、
    を有することを特徴とする原子炉容器蓋の処分方法。
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