JP2017205973A - レジントランスファモールディング成形方法 - Google Patents

レジントランスファモールディング成形方法 Download PDF

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征志 太田
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Abstract

【課題】発泡体を強化繊維織物で覆って成形型内に配置した状態で行うレジントランスファモールディング成形方法において、成形工程を簡略化した成形方法を提供する。
【解決手段】型開閉可能な下型51と上型52により形成されるキャビティ内に加熱により発泡する発泡前発泡樹脂シートを強化繊維織物の間に挟んで配置し発泡前発泡樹脂シーが発泡する状態まで加熱した後コア型52bをコアバックして発泡前発泡樹脂シートを発泡させて発泡樹脂シート11aとする発泡工程と、コア型52bをコアバックした状態で硬化前エポキシ樹脂Lをキャビティ内に注入して硬化させる注入硬化工程と、を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、レジントランスファモールディング成形方法に関する。
炭素繊維などの強化繊維からなる織物を複数枚積層してエポキシ樹脂や不飽和ポリエステル樹脂等のマトリクス樹脂を含浸硬化させることによって成形する繊維強化樹脂成形方法が知られている。特許文献1に記載の技術においては、成形型内にアクリル発泡体などの発泡体を強化繊維織物で覆って配置し、エポキシ樹脂等の熱硬化樹脂を注入してレジントランスファモールディング成形している。
特開2002−321215号公報
特許文献1に記載の技術においては、予め所定の形状に成形したアクリル発泡体などの発泡体を強化繊維織物で覆って成形型内に配置しレジントランスファモールディング成形している。したがって、発泡体を成形する型と、レジントランスファモールディング成形を行う型の2つが必要であった。これによって、成形された発泡体をレジントランスファモールディング成形型の所定位置に配置するのに位置合わせが必要である等の成形工程が複雑化するという問題があった。
かかる問題に鑑み本発明の課題は、発泡体を強化繊維織物で覆って成形型内に配置した状態で行うレジントランスファモールディング成形方法において、成形工程を簡略化した成形方法を提供することにある。
本発明の第1発明は、レジントランスファモールディング成形方法であって、型開閉可能な一対の成形型の成形キャビティ内に加熱により発泡する発泡樹脂面状体と該発泡樹脂面状体の両面を覆う強化繊維層とを配置し型閉じして前記発泡樹脂面状体が発泡する状態まで加熱した後前記発泡樹脂面状体に対応する前記成形型の部分であるコア型をコアバックして前記発泡樹脂面状体を発泡させて発泡体とする発泡工程と、前記コア型をコアバックした状態でマトリクス樹脂を前記成形キャビティ内に注入して硬化させる注入硬化工程と、を有することを特徴とする。
第1発明によれば、レジントランスファモールディング成形によって発泡体を内蔵する繊維強化複合樹脂成形体を製造するにあたり、発泡体の成形と繊維強化複合樹脂の成形とが、同一の型内で行われる。これによって、発泡体を成形する型が不要となるとともに、成形後の発泡体をレジントランスファモールディングの成形型内に位置合わせして配置する必要がなくなりレジントランスファモールディング成形の工程を簡略化できる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記発泡樹脂面状体はアクリル樹脂製であることを特徴とする。
第2発明によれば、繊維強化複合樹脂成形体の内部を低密度のアクリル発泡体として剛性を確保しながら軽量化が図れるとともに、衝撃吸収機能を付与することができる。
本発明の第3発明は、上記第1発明又は上記第2発明において、前記強化繊維層は炭素繊維織物により形成されていることを特徴とする。
第3発明によれば、発泡樹脂面状体が発泡した発泡体の表面が、炭素繊維織物の強化繊維層にマトリクス樹脂が侵入して固化することによって形成された弾性率の高い繊維強化複合樹脂によって覆われるので、曲げ剛性が高い成形体が製造される。
本発明の第4発明は、上記第1発明から上記第3発明のいずれかにおいて、前記マトリクス樹脂はエポキシ樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂であることを特徴とする。
第4発明によれば、マトリクス樹脂としてのエポキシ樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂の原液は、強化繊維層への侵入性がよいので高強度高剛性の繊維強化複合樹脂が成形できる。
本発明の第5発明は、上記第1発明から上記第4発明のいずれかにおいて、前記発泡樹脂面状体は発泡してその体積が10倍程度の前記発泡体を形成することを特徴とする。
第5発明によれば、発泡体の肉厚を十分確保できるので剛性を高めることができるとともに、軽量化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るレジントランスファモールディング成形方法で製造したシートバックのバックパンを備えた自動車用シートを斜め後から見た斜視図である。 上記実施形態におけるバックパンを斜め前から見た斜視図である。 図2のIII−III矢視線断面図である。 上記実施形態の成形方法を説明する図である。第1工程を示す。上下方向を拡大して示している。 上記実施形態の成形方法を説明する図である。第2工程を示す。上下方向を拡大して示している。 上記実施形態の成形方法を説明する図である。第3工程を示す。上下方向を拡大して示している。 上記実施形態の成形方法を説明する図である。第4工程を示す。上下方向を拡大して示している。
図1〜図7は、本発明の一実施形態を示す。本実施形態は、自動車用シートのシートバックのバックパンの製造に本発明を適用した例である。図1〜図3において、矢印により自動車のフロアFに自動車用シート1を取付けた時の自動車用シート1及び自動車の各方向を示している。また、図4〜図7において、矢印により成形型の上下方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
図1に示すように、自動車用シート1は、乗用車用のフロントシートであって、着座部となるシートクッション2と、背もたれとなるシートバック3と、シートクッション2をフロアFに対して前後方向摺動可能に取付けるスライドレール4と、を備えている。
シートクッション2は、骨格をなすクッションフレーム21の上にクッション材であるクッションパッド22を載置して、その上から表皮材であるクッションカバー23を被せつけた構成とされ、着座者の荷重を弾性的に支持するものである。クッションフレーム21の後端部には、シートバック3をシートクッション2に対して傾動可能に支持する左右一対のリクライナ5が取付けられている。
シートバック3は、骨格をなすシェルタイプのバックフレームであるバックパン10
の上にクッション材であるバックパッド32を載置して、その上から表皮材であるバックカバー33を被せつけた構成とされ、着座者の背面を支持するものである。
図2に示すように、バックパン10は着座者の上半身背面の外形に適合するように後方に向って膨らんだ凹面形状に形成されている。バックパン10は、着座者身体の腰部から頭部にかけての背面を支持するメイン部11と、着座者身体の腰部から肩部にかけての側面を両側から支持するサイド立ち壁部12と、を有する。図3に示すように、メイン部11は、繊維強化樹脂製のパネル状部材の肉厚方向中央部に発泡アクリル樹脂製のシート材である発泡樹脂シート11aがインサートされた構造をしている。すなわち、発泡樹脂シート11aが、薄肉の繊維強化樹脂製のパネル状部材である前薄肉パネル部11bと後薄肉パネル部11cとによって前後から挟まれたサンドイッチ構造とされている。これは、前薄肉パネル部11bと後薄肉パネル部11cより密度の小さい発泡樹脂シート11aを間に挟んで断面係数を大きくすることにより軽量化を図りながらメイン部11の曲げ剛性を確保するためのものである。サイド立ち壁部12は、繊維強化樹脂製のパネル状部材により形成されており、その肉厚は前薄肉パネル部11bと後薄肉パネル部11cの合計肉厚とほぼ等しく形成されている。ここで、発泡樹脂シート11aが、特許請求の範囲の「発泡体」に相当する。
図2に示すように、メイン部11の上部で着座者身体の頭部と肩部の間の位置に対応する部分には、貫通孔13が左右に1個ずつ並んで設けられている。貫通孔13は、スポーツタイプのシートであることを醸し出す意匠性付与のためのものである。左右のサイド立ち壁部12には、それぞれ、シートクッション2に対しリクライナ5を介して取付けられた金属板製のアッパアーム34に対して締結固定するためのボルトを通すボルト孔14が2つずつ設けられている。図1に示すように、左右のアッパアーム34に設けられたボルト孔34aと、バックパン10のサイド立ち壁部12のボルト孔14とが一致されてボルト及びナットで締結固定されている。図2及び図3に示すように、メイン部11の上端末部及びサイド立ち壁部12の前端末部には、後方に向かって折り返された折り返し部15が設けられている。折り返し部15は、本体との間で形成される狭窄部にバックカバー3の端末を挿入して固定するためのものである。
図4〜図7に基づいてバックパン10の製造方法について説明する。バックパン10は、本発明に係るレジントランスファモールディング成形方法により製造されている。ここで、図4〜図7はバックパン10の図3に示す断面部分に対応する断面であって、説明をわかりやすくするために上下方向に2倍に引き伸ばして表示している。なお、図4〜図7においては、バックパン10の後面が下型51のキャビティ面である上面51aに当接し、バックパン10の前面が上型52のキャビティ面である下面52a1、52b1に当接して成形されるので型50の上下方向を上下として表示する。
まず、図4に基づいてバックパン10の製造に用いる型50について説明する。型50は、下型51と上型52とを有する。下型51は、その上面51aがバックパン10の後面形状に対応してキャビティ面として形成されている。下型51は、金属製又は樹脂製で主として上面51a近傍部を加熱することができる加熱手段51bが配設されている。加熱手段51bは、電熱線であっても温調された熱媒体を通す管であってもよい。加熱手段51bは、後述する発泡前発泡樹脂シート11a1を配設する部位である中央部51a1において他の部位である外周部51a2より高密度に配設されている。これによって、発泡前発泡樹脂シート11a1が十分加熱されるようになっている。ここで、型50と発泡前発泡樹脂シート11a1が、それぞれ、特許請求の範囲の「一対の成形型」と「発泡樹脂面状体」に相当する。
上型52は、メイン型52aとコア型52bとを有する。コア型52bは、下型51の中央部51a1に対向する下面52b1がバックパン10のメイン部11の前面形状に対応してキャビティ面として形成されている。コア型52bは、金属製又は樹脂製で主として下面52b1近傍部を加熱することができる加熱手段52b2が配設されている。加熱手段52b2は、電熱線であっても温調された熱媒体を通す管であってもよい。加熱手段52b2は、下型51の中央部51a1と同程度の密度に配設されている。これによって、発泡前発泡樹脂シート11a1が十分加熱されるようになっている。コア型52bの左右方向中央部には上下に貫通して樹脂注入孔52b3が形成されている。メイン型52aは、下型51の外周部51a2に対向する下面52a1がバックパン10のサイド立ち壁部12の前面形状に対応してキャビティ面として形成されている。メイン型52aは、金属製又は樹脂製で主として下面52a1近傍部を加熱することができる加熱手段52a2が配設されている。加熱手段52a2は、電熱線であっても温調された熱媒体を通す管であってもよい。加熱手段52a2は、下型51の外周部51a2と同程度の密度に配設されている。コア型52bは、メイン型52aに対して上下方向に移動可能となっている。
図5に示すように、下型51に対して上型52が閉じられコア型52bがメイン型52aに対して最下端位置に配置されたとき、下型51の上面51aは、コア型52bの下面52b1とメイン型52aの下面52a1とに対向して第1のキャビティC1を形成する。また、図6に示すように、下型51に対して上型52が閉じられコア型52bがメイン型52aに対して最上端位置に配置されたとき、下型51の上面51aは、コア型52bの下面52b1とメイン型52aの下面52a1とに対向して第2のキャビティC2を形成する。すなわち、下型51に対して上型52が閉じられたとき、コア型52bは、第1のキャビティC1を形成する位置から第2のキャビティC2を形成するする位置までコアバックできるように形成されている。ここで、第1のキャビティC1と第2のキャビティC2とが、特許請求の範囲の「成形キャビティ」に相当する。
図4に第1工程を示す。下型51に対して上型52を開いた状態において、下型51の上面51aに所定枚数のカーボンファイバー製の強化繊維織物60aを載置する。次に、中央部51a1の上面に載置された強化繊維織物60aの上に発泡前発泡樹脂シート11a1を載置する。ここで、発泡前発泡樹脂シート11a1はアクリル樹脂製のシート材で加熱することにより発泡して発泡樹脂シート11aを形成するもので肉厚が0.5mm程度のものである。さらに、発泡前発泡樹脂シート11a1及び強化繊維織物60aの上に所定枚数のカーボンファイバー製の強化繊維織物60bを載置する。これによって、下型51の中央部51a1においては強化繊維織物60aと強化繊維織物60bとの間に発泡前発泡樹脂シート11a1が挟まれた状態となり、下型51の外周部51a2においては強化繊維織物60aと強化繊維織物60bが重ねられた状態となる。なお、強化繊維織物60aと強化繊維織物60bとは、それぞれ、肉厚が0.75mm程度のものである。ここで、強化繊維織物60aと強化繊維織物60bとが、特許請求の範囲の「強化繊維層」に相当する。
図5に第2工程を示す。下型51の上面51aに強化繊維織物60a、発泡前発泡樹脂シート11a1、強化繊維織物60bを重ねて配置した状態で下型51に対して上型52を閉じる。このとき、下型51に対して上型52は第1のキャビティC1を形成し、上型52は、コア型52bがメイン型52aに対して最下端位置に配置された状態とされている。このとき、下型51の上面51aと上型52のメイン型52aの下面52a1との間の上下方向のクリアランスは4mm程度であり、下型51の上面51aと上型52のコア型52bの下面52b1との間の上下方向のクリアランスは5mm程度である。この状態で下型51の加熱手段51bと、上型52の加熱手段52a2、52b2を作動させてキャビティ内を90℃程度に加熱する。このとき、発泡前発泡樹脂シート11a1が配置された下型51の中央部51a1と上型52のコア型52bとには高密度で加熱手段51b、52b2が配設されているのでより早く加熱される。
図6に第3工程を示す。下型51の上面51a及び上型52の下面52a1、52b1からの加熱により発泡前発泡樹脂シート11a1が十分加熱されて発泡圧が高まった状態でコア型52bをメイン型52aに対して4.5mm程度コアバックする。このとき、下型51に対して上型52は第2のキャビティC2を形成し、発泡前発泡樹脂シート11a1は約10倍に発泡して発泡樹脂シート11aとなる。ここで、第1工程〜第3工程が、特許請求の範囲の「発泡工程」に相当する。
図7に第4工程を示す。コア型52bの樹脂注入孔52b3から液状の硬化前エポキシ樹脂Lを第2のキャビティC2内に注入する。注入された液状の硬化前エポキシ樹脂Lは、強化繊維織物60aと強化繊維織物60bに対して侵入して反応固化する。そして、発泡樹脂シート11aを挟んで繊維強化樹脂層である後薄肉パネル部11cと前薄肉パネル部11bとが形成される。この発泡樹脂シート11aを後薄肉パネル部11cと前薄肉パネル部11bとが挟んで形成されたサンドイッチ構造部がバックパン10のメイン部11である。発泡樹脂シート11aを挟まない部分、すなわち、バックパン10のサイド立ち壁部12において、強化繊維織物60aと強化繊維織物60bとが重なった状態で硬化前エポキシ樹脂Lが侵入して反応固化し一体とされた部分がサイド立ち壁部12である。ここで、第4工程が、特許請求の範囲の「注入硬化工程」に相当する。また、硬化前エポキシ樹脂Lが、特許請求の範囲の「マトリクス樹脂」に相当する。
以上のように構成される本実施形態は、以下のような作用効果を奏する。発泡樹脂シート11aを内蔵する繊維強化複合樹脂製のバックパン10をレジントランスファモールディング成形によって製造するにあたり、発泡樹脂シート11aの成形と、繊維強化複合樹脂の後薄肉パネル部11c、前薄肉パネル部11b、サイド立ち壁部12の成形とが、同一の型内で行われる。これによって、発泡樹脂シート11aを成形する型が不要となるとともに、成形後の発泡樹脂シート11aをレジントランスファモールディング成形の型50内に位置合わせして配置する必要がなくなりレジントランスファモールディング成形の工程を簡略化できる。また、発泡樹脂シート11aは、発泡倍率が10倍程度のアクリル樹脂製であるので、後薄肉パネル部11cと前薄肉パネル部11bとの間を低密度のアクリル発泡体として、バックパン10の剛性を確保しながら軽量化が図れるとともに、衝撃吸収機能を付与することができる。さらに、強化繊維織物60aと強化繊維織物60bとが、炭素繊維織物により形成されているので、発泡樹脂シート11aの表面が、弾性率の高い繊維強化複合樹脂によって覆われて曲げ剛性が高いバックパン10が製造される。加えて、マトリクス樹脂としてエポキシ樹脂を使用しているので、強化繊維織物60aと強化繊維織物60bへの侵入性がよく、高強度高剛性の繊維強化複合樹脂が成形できる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、次のようなものが挙げられる。
1.上記実施形態においては、強化繊維層としてカーボンファイバー製の織物を、マトリクス樹脂としてエポキシ樹脂を、発泡樹脂シート11aとしてアクリル樹脂発泡体を、採用した。しかし、これに限らず、強化繊維層としてガラスファイバー製の織物や編物又はアラミドファイバー製の織物や編物等を使用してもよい。また、マトリクス樹脂として不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂を使用することもできるし、発泡樹脂シート11aとしてウレタン樹脂発泡体等を使用することもできる。
2.上記実施形態においては、上型52のコア型52bに樹脂注入孔52b3を設けたが、上型52のメイン型52aに設けてもよいし下型51に設けてもよい。また、これらを組み合わせて複数設けてもよい。
3.上記実施形態では、本発明を自動車用シート1のバックパン10の製造に適用したが、これに限らず、各種自動車部品の製造に適用してもよいし、自動車以外の部品に適用してもよい。
10 バックパン
11 メイン部
11a 発泡樹脂シート(発泡体)
11a1 発泡前発泡樹脂シート(発泡樹脂面状体)
11b 前薄肉パネル部
11c 後薄肉パネル部
12 サイド立ち壁部
50 型(一対の成形型)
51 下型
51a1 中央部
51a2 外周部
52 上型
52b コア型
52a メイン型
60a 強化繊維織物(強化繊維層)
60b 強化繊維織物(強化繊維層)
C1 第1のキャビティ(成形キャビティ)
C2 第2のキャビティ(成形キャビティ)
L 硬化前エポキシ樹脂(マトリクス樹脂)


Claims (5)

  1. レジントランスファモールディング成形方法であって、
    型開閉可能な一対の成形型の成形キャビティ内に加熱により発泡する発泡樹脂面状体と該発泡樹脂面状体の両面を覆う強化繊維層とを配置し型閉じして前記発泡樹脂面状体が発泡する状態まで加熱した後前記発泡樹脂面状体に対応する前記成形型の部分であるコア型をコアバックして前記発泡樹脂面状体を発泡させて発泡体とする発泡工程と、
    前記コア型をコアバックした状態でマトリクス樹脂を前記成形キャビティ内に注入して硬化させる注入硬化工程と、
    を有するレジントランスファモールディング成形方法。
  2. 請求項1において、前記発泡樹脂面状体はアクリル樹脂製であるレジントランスファモールディング成形方法。
  3. 請求項1又は2において、前記強化繊維層は炭素繊維織物により形成されているレジントランスファモールディング成形方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記マトリクス樹脂はエポキシ樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂であるレジントランスファモールディング成形方法。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記発泡樹脂面状体は発泡してその体積が10倍程度の前記発泡体を形成するレジントランスファモールディング成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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