JP2017205879A - 製本装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランパへの本身の供給がスムーズに行える、シンプルで低コストな機構を備えた製本装置を提供する。【解決手段】本身供給位置Aにあるクランパ2の一対のクランプ板3、4に向かって下向きに傾斜してのびる本身搬送面13を有するコンベヤベルト5を備える。コンベヤベルトは、本身供給位置にあるクランパに対し近接および離間する向きに移動し得る。コンベヤベルト側のクランプ板4にガイド板21が取り付けられ、起立位置と傾倒位置の間で旋回し得る。一対のクランプ板が閉位置をとるときは、ガイド板は起立位置に維持される一方、一対のクランプ板が本身供給位置において開位置をとるとき、ガイド板は起立位置から傾倒位置まで旋回し、本身搬送面に接続する。【選択図】図2

Description

本発明は、製本装置、特に、無線綴じ製本を行う製本装置に関するものである。
無線綴じ製本を行う製本装置として、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1に記載の製本装置は、本身を起立状態に挟持し、予め設定された経路に沿って移動し得るクランパと、経路に沿って配置されて無線綴じ製本処理を行う一連の処理ユニット(ミリングユニット、糊付けユニットおよび表紙付けユニット)と、経路上の一連の処理ユニットよりも上流側の本身供給位置において、クランパに本身を供給する本身供給ユニットを備えている。
クランパは、本身を受け入れる開位置と、本身の両側を挟持する閉位置とをとる一対のクランプ板を有しており、本身供給位置において、クランパの開位置をとる一対のクランプ板間に、本身供給ユニットによって本身が供給された後、一対のクランプ板が閉位置をとり、その後、クランパが本身供給位置を離れて一連の処理ユニットを順次通過する間に、本身が無線綴じ製本される。
本身供給ユニットは用紙集積ユニットの後段に配置されており、用紙集積ユニットは、印刷機または複写機等から排出される用紙を順次水平に積み重ねて本身を形成する。
本身供給ユニットは、用紙集積ユニットから本身を受け取って水平に搬送する水平搬送部と、水平搬送部から受け取った本身を90°旋回させて、起立状態で本身供給位置にセットする旋回部とを有している。
本身供給ユニットの水平搬送部は、本身の搬送方向にのびるスロットを備えた水平な移送テーブルと、移送テーブルの下側において搬送方向に間隔をあけて配置された、搬送方向に直角にのびる一対のローラと、一対のローラ間に掛け渡されたエンドレスベルトと、一対のローラを回転させる駆動機構と、エンドレスベルトに固定されて移送テーブルのスロットから突出する複数のドッグとを備えている。
そして、エンドレスベルトの回転運動に伴って、ドッグが移送テーブル上を搬送方向に運動し、本身が横になった姿勢で小口側がドッグに押されることによって、本身が水平に旋回部に向かって搬送される。
本身供給ユニットの旋回部は、本身を受け入れる開位置と、本身を挟持する閉位置とをとる一対の把持板と、一対の把持板に直角にかつ一対の把持板の間隙に対向して配置された当接板と、一対の把持板および当接板を、一体的に、本身供給位置の下方に位置しかつ水平搬送部による搬送方向に直角にのびる水平な旋回軸のまわりに、水平位置(当該一対の把持板が水平になる位置)と、水平位置から90°回転した垂直位置との間で旋回させる回転機構とを備えている。
そして、旋回部の一対の把持板と当接板が水平位置にあり一対の把持板が開位置をとるとき、本身が、水平搬送部から一対の把持板間に、背を当接板に当接させるまで導入され、次いで、一対の把持板が閉位置をとり、その後、一対の把持板と当接板が垂直位置をとり、それによって、本身が本身供給位置にセットされる。
次いで、クランパが、一対のクランプ板が開位置にある状態で本身供給位置に進入し、停止する。このとき、本身の、本身供給ユニットの一対の把持板と当接板の間にある部分が、一対のクランプ板間に挿入される。
その後、クランパの一対のクランプ板が閉位置をとり、次いで、本身供給ユニットの旋回部の一対の把持板が開位置をとる。それによって、本身供給ユニットによるクランパの一対のクランプ板への本身の供給が完了し、そして、本身を挟持したクランパが本身供給位置から離れ、本身供給ユニットの一対の把持板および当接板が水平位置をとる。
しかし、この構成によれば、用紙集積ユニットによって形成された本身を、水平搬送部によって水平に搬送した後、旋回部によって90°旋回させて起立させるので、クランパへの本身の供給に時間がかかり効率が悪く、さらには、本身供給ユニットが大型かつ複雑になり、製本装置のコンパクト化が図れず、製造コストが増大するという問題があった。
米国特許第5,632,587号明細書
したがって、本発明の課題は、クランパへの本身の供給がスムーズに行える、シンプルで低コストな機構を備えた製本装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、本身を起立状態に挟持し、予め設定された経路に沿って移動し得る1または2以上のクランパを備え、前記クランパは、本身を受け入れる開位置と、本身の両側を挟持する閉位置とをとる一対のクランプ板を有し、さらに、前記経路に沿って配置された、無線綴じ製本処理を行う一連の処理ユニットと、前記経路の前記一連の処理ユニットよりも上流側に設けられた本身供給位置において、前記クランパの前記一対のクランプ板間に本身を供給する本身供給ユニットと、を備え、前記クランパが前記本身供給位置にあるとき、前記開位置をとる前記一対のクランプ板間に前記本身供給ユニットによって本身が供給された後、前記一対のクランプ板が前記閉位置をとり、その後、前記クランパが前記本身供給位置を離れて前記一連の処理ユニットを順次通過する間に、本身が無線綴じ製本される製本装置において、前記本身供給ユニットが前記経路に関して前記本身供給位置の一側に配置され、前記本身供給ユニットは、前記本身供給位置において前記一対のクランプ板に直角にかつ前記一対のクランプ板に向かって下向きに傾斜してのびる本身搬送面を有し、前記本身搬送面上を、本身が背を先頭にして前記一対のクランプ板に向けて搬送されるようになっており、前記本身供給ユニットを、前記本身供給位置における前記クランパに対し近接および離間する向きに移動させ得る本身供給ユニット移動機構を備えたものであることを特徴とする製本装置が提供される。
本発明の好ましい実施例によれば、前記本身供給ユニット移動機構は、前記経路に関して前記本身供給位置の前記一側に設けられて、前記本身供給位置における前記一対のクランプ板に直角にのびる水平なスライドガイドを有し、前記スライドガイドに対し前記本身供給ユニットがスライド可能に取り付けられ、前記本身供給ユニット移動機構は、さらに、前記スライドガイドに平行に設けられ、軸まわりに回転可能とされた送りねじと、前記本身供給ユニットに取り付けられ、前記送りねじに係合するナットと、前記送りねじを回転させる送りねじ駆動機構と、を有している。
本発明の別の好ましい実施例によれば、前記クランパが、前記一対のクランプ板のうちの前記本身供給位置において前記本身供給ユニットに近い方のクランプ板の上端に、前記本身供給ユニットによる本身の搬送方向に直角にのびる水平な旋回軸のまわりに旋回可能に取り付けられ、関係する前記クランプ板から上向きに当該クランプ板に沿ってのびる起立位置と、前記起立位置から外側に倒れる傾倒位置をとるガイド板と、前記ガイド板および前記旋回軸間に配置され、前記ガイド板を常時前記傾倒位置から前記起立位置に向けて付勢するスプリングと、を有しており、前記製本装置は、さらに、前記クランパとは独立に、または前記クランパに配置され、前記一対のクランプ板が前記本身供給位置において前記開位置をとるとき、前記ガイド板を前記スプリングの付勢力に抗して前記起立位置から前記傾倒位置まで旋回させて前記本身供給ユニットの前記本身搬送面に接続するガイド板駆動機構を備えている。
本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記ガイド板は、前記旋回軸の少なくとも一端側において、前記ガイド板と一体となって前記旋回軸のまわりに旋回可能なレバー形状の延長部分を有し、前記延長部分は、前記ガイド板が前記起立位置にあるとき第1の位置をとる一方、前記ガイド板が前記傾倒位置にあるとき第2の位置をとり、前記ガイド板駆動機構が、前記一対のクランプ板が前記本身供給位置において前記開位置をとるときに、前記ガイド板の延長部分を前記第1の位置から前記第2の位置まで旋回させ得るようになっている。
本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記ガイド板駆動機構がリニアアクチュエータからなっている。
本発明のさらに別の好ましい実施例によれば、前記本身供給ユニットがコンベヤベルトまたはシューターからなっている。
本発明によれば、経路に関して本身供給位置の一側に本身供給ユニットを配置し、本身供給ユニットの本身搬送面を本身供給位置にあるクランパの一対のクランプ板に直角にかつクランパに向かって下向きに傾斜してのびるように形成するとともに、本身供給ユニットを本身供給位置にある一対のクランプ板に対し近接および離間する向きに移動し得るようにした。
それによって、本身供給ユニットを、本身供給位置において開位置をとる一対のクランプ板のうちの本身供給ユニット側のクランプ板の近傍に、本身供給ユニットの本身搬送面から本身供給ユニット側のクランプ板に至る滑らかな搬送路が形成されるように配置し、本身を、この搬送路に沿って、横になった姿勢から起立姿勢に移行させつつスムーズに搬送し、一対のクランプ板間に挿入することができる。
さらに、本身の厚さに応じて開位置における一対のクランプ板間の間隔が調節可能であって、一対のクランプ板間の間隔が変更された場合には、それに伴って本身供給ユニットの位置を調節することで、かかる変更に容易に対応することができる。
また、クランパへの本身の供給の完了後は、必要に応じて、本身供給ユニットをクランパから離間させることで、クランパの経路から確実に退避させることができる。
こうして、本身供給ユニットからクランパへの本身の円滑かつ迅速な供給が可能となる。さらには、本身供給ユニットの構成が簡単かつコンパクトになり、製本装置の小型化、低コスト化が実現され得る。
本発明の1実施例による製本装置の全体構成を概略的に示す斜視図である。 図1の製本装置の本身供給位置におけるクランパと本身供給ユニットを示す斜視図である。 (A)は、図1の製本装置の、薄い本身供給時の本身供給位置におけるクランパと本身供給ユニットを示す側面図であり、(B)は、図1の製本装置の、厚い本身供給時の本身供給位置におけるクランパと本身供給ユニットを示す側面図である。 クランパの斜視図である。 (A)は、一対のクランプ板が開位置にあってガイド板が起立位置をとったときのクランパの側面図であり、(B)は、一対のクランプ板が開位置にあってガイド板が傾倒位置をとったときのクランパの側面図である。 本身供給ユニットからクランパへの本身供給動作を説明する側面図である。 本身供給ユニットからクランパへの本身供給動作を説明する側面図である。 本発明の別の実施例による製本装置を示す図3に類似の図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の構成を好ましい実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の1実施例による製本装置の全体構成を概略的に示す斜視図である。
図1を参照して、本発明によれば、本身Pを起立状態に挟持し、予め設定された経路1に沿って移動可能に配置された1または2以上(この実施例では、4つ)のクランパ2が備えられる。クランパ2は、本身Pを受け入れる開位置と、本身Pの両側を挟持する閉位置とをとる一対のクランプ板3、4を有している。
なお、図1では、明瞭にするために、クランパ2として一対のクランプ板3、4のみを描いている。
この実施例では、クランパ2の経路1は、垂直面内において間隔をあけて配置された水平な上側および下側直線状経路部分1a、1bと、上側および下側直線状経路部分1a、1bの端同士を接続する弧状経路部分1c、1dとからなるループ状をなしている。
また、図示はしないが、経路1に沿って適当なガイドが設けられている。そして、クランパ2は、このガイドに対してスライド可能に取り付けられ、ガイドによって案内されつつ経路1に沿って移動し得る。
クランパ2は、公知の適当な駆動機構(図示しない)によって、経路1に沿って一方向(図1では反時計回り)に移動し得る。
本発明によれば、また、下側直線状経路部分1bに沿って配置された、無線綴じ製本処理を行う一連の処理ユニット(ミリングユニットB、糊付けユニットCおよび表紙付けユニットDが備えられる。なお、図1中、Eは、表紙付けユニットDに表紙gを供給する表紙供給ユニットである。
また、下側直線状経路部分1bにおける一連の処理ユニットB〜Eの上流側に本身供給位置Aが設けられる。そして、下側直線状経路部分1bに関して本身供給位置Aの一側に、クランパ2の一対のクランプ板3、4間に本身Pを供給する本身供給ユニット5が配置される。
図2は、本身供給位置におけるクランパと本身供給ユニットを示す斜視図であり、図3Aは、図1の製本装置の、薄い本身供給時の本身供給位置におけるクランパと本身供給ユニットを示す側面図であり、図3Bは、図1の製本装置の、厚い本身供給時の本身供給位置におけるクランパと本身供給ユニットを示す側面図である。
図2および図3を参照して、本身供給ユニット5は、この実施例では、コンベヤベルトからなっている。コンベヤベルト5は、本身供給位置Aの斜め上方に配置されて、下側直線状経路部分1bに平行にのびる第1の回転シャフト6aと、本身供給位置Aの近傍であって第1の回転シャフト6aよりも低い位置に配置されて、第1の回転シャフト6aに平行にのびる第2の回転シャフト6bと、第1の回転シャフト6aの真下であって第2の回転シャフト6bよりも高い位置に配置されて、第1の回転シャフト6aに平行にのびる第3の回転シャフト6cを有している。
図示はしないが、第1〜第3の回転シャフト6a〜6cは、それぞれ、両端がコンベヤベルトフレームに支持されて軸まわりに回転可能になっている。
第1の回転シャフト6aには、複数の第1のローラ要素7a〜7dが軸方向に間隔をあけて取り付けられて、第1の回転シャフト6aと一体に回転可能になっている。第2の回転シャフト6bには、複数の第2のローラ要素8a〜8dが軸方向に間隔をあけて取り付けられて、第2の回転シャフト6bと一体に回転可能になっている。第3の回転シャフト6cには、複数の第3のローラ要素9a〜9dが軸方向に間隔をあけて取り付けられて、第3の回転シャフト6cと一体に回転可能になっている。
第1〜第3の回転シャフト6a〜6cの対応するローラ要素7a、8a、9a;7b、8b、9b;7c、8c、9c;7d、8d、9d間に、エンドレスベルト10a〜10dが掛け渡されている。エンドレスベルト10a〜10dの第1のローラ要素7a〜7dおよび第2のローラ要素8a〜8d間にのびる部分の下面は、支持プレート(図示しない)によって支持されている。
各エンドレスベルト10a〜10dの上面には、本身Pの背が当接する板状の突起11が、関係するエンドレスベルト10a〜10dの長手方向に等間隔をあけて設けられている。突起11は必要に応じて設けられる。
第1の回転シャフト6aの一端にプーリ12aが固定される。コンベヤベルトフレーム(図示しない)にモータ12bが取り付けられる。図示はしないが、モータ12bの駆動軸は第1の回転シャフト6aに平行にのびている。そして、この駆動軸に固定されたプーリ(図示しない)とプーリ12a間に駆動ベルト12cが掛け渡されている。
コンベヤベルトフレーム(図示しない)、第1〜第3の回転シャフト6a〜6c、第1〜第3のローラ要素7a〜7d;8a〜8d;9a〜9d、エンドレスベルト10a〜10d、支持プレート(図示しない)、突起11、プーリ12a、モータ12b、プーリ(図示しない)および駆動ベルト12cから、コンベヤベルト5が構成される。
そして、コンベヤベルト5のローラ要素7a〜7dおよび第2のローラ要素8a〜8d間にのびる部分の上面は、本身搬送面13を形成する。本身搬送面13は、本身供給位置Aにある一対のクランプ板3、4に直角にかつ一対のクランプ板3、4に向かって下向きに傾斜してのびている。
こうして、第1の回転シャフト6aがモータ(図示しない)によって回転駆動され、エンドレスベルト10a〜10dが回転し、それによって、本身搬送面13上を、本身Pが背をエンドレスベルト10a〜10dの突起11に当接させた状態で一対のクランプ板3、4に向けて搬送される。
本発明によれば、また、コンベヤベルト5を、本身供給位置Aにあるクランパ2に対し近接および離間させる向きに移動させ得るコンベヤベルト移動機構31が備えられる。
コンベヤベルト移動機構31は、この実施例では、下側直線状経路部分1bに関してコンベヤベルト5側において製本装置のフレーム(図示しない)に取り付けられて、本身供給位置Aの一対のクランプ板3、4に直角にのびる水平なスライドガイド32を有している。そして、スライドガイド32には、コンベヤベルトフレーム(図示しない)がスライド可能に取り付けられる。
コンベヤベルト移動機構31は、さらに、スライドガイド32の上側においてスライドガイド32に平行にのび、製本装置のフレーム(図示しない)に対し軸まわりに回転可能に取り付けられた送りねじ33と、コンベヤベルトフレーム(図示しない)の下部に設けられて、送りねじ33に係合するナット34と、製本装置のフレーム(図示しない)に取り付けられた送りねじ駆動機構35を有している。
なお、この実施例では、コンベヤベルトフレーム(図示しない)は、ナット34の部分を介してスライドガイド32にスライド可能に取り付けられる。
送りねじ駆動機構35は、送りねじ33の一端に同軸に固定されたプーリ35aと、送りねじ33の下方において製本装置のフレーム(図示しない)に取り付けられたモータ35bを有している。モータ35bの駆動軸は送りねじ33に平行にのび、駆動軸の先端に固定されたプーリ35cとプーリ35aとの間に駆動ベルト35dが掛け渡されている。
こうして、モータ35bによって送りねじ33が正逆回転せしめられることで、コンベヤベルト5は、本身供給位置Aにおけるクランパ2に対し近接および離間する向きに移動し得る。
図4はクランパの斜視図であり、図5Aは、一対のクランプ板が開位置にあってガイド板が起立位置をとったときのクランパの側面図であり、図5Bは、一対のクランプ板が開位置にあってガイド板が傾倒位置をとったときのクランパの側面図である。
図1〜図5を参照して、クランパ2の一対のクランプ板3、4は、垂直な固定クランプ板3と、固定クランプ板3に対し近接および離間し得る垂直な可動クランプ板4とから構成される。
固定クランプ板3は、下側直線状経路部分1bに平行に配置され、移動方向両端部にスリーブ14a、14bを有している。スリーブ14a、14bは、固定クランプ板3を貫通して水平にのびている。そして、スリーブ14a、14bに、ロッド15a、15bが挿通されて、軸方向にスライド可能になっている。
ロッド15a、15bの一端(すなわち、本身供給位置Aにおいてコンベヤベルト5に近い方の端)に、支持部材16が取り付けられて、ロッド15a、15bの当該一端同士を連結している。また、ロッド15a、15bの他端(すなわち、本身供給位置Aにおいてコンベヤベルト5から遠い方の端)に、当接板17が取り付けられて、ロッド15a、15bの当該他端同士を連結している。
さらに、ロッド15a、15bの固定クランプ板3および支持部材16間にのびる部分には、可動クランプ板4が、固定クランプ板3に平行にかつロッド15a、15bに沿ってスライド可能に取り付けられる。
また、支持部材16の移動方向一端部に、ネジ軸16aが軸まわりに回転自在に取り付けられる。ネジ軸16aは支持部材16を貫通してロッド15a、15bに平行にのび、可動クランプ板4にネジ穴(図示しない)が設けられ、このネジ穴にネジ軸16aが螺合する。また、ネジ軸16aにおける可動クランプ板4と反対側の端には、ギア16bが同軸に固定される。
こうして、ギア16bが正逆回転せしめられることによって、支持部材16および可動クランプ板4間の間隔、すなわち、一対のクランプ板3、4が開位置をとるときのクランプ板3、4間の間隔が調節され得るようになっている。
一方、本身供給位置Aにおける下側直線状経路部分1bの下方には、クランパ2の一対のクランプ板3、4が開位置をとるときに、クランパ2のギア16bに螺合し得る駆動ギア30bと、駆動ギア30bを回転させるモータ30aを備えたクランプ板間隔調節ユニット30が配置されている。クランプ板間隔調節ユニット30は、クランパ2の下方に退避した下降位置と、退避位置から上昇し、駆動ギア30bをクランパ2のギア16bに係合させる上昇位置との間で昇降運動し得る。
ガイドロッド15a、15bにおける、スリーブ14a、14bおよび当接板17間にのびる部分には、スプリング18a、18bが嵌め込まれ、常時、当接板17が固定クランプ板3から離間する向き、すなわち、可動クランプ板4が固定クランプ板3に当接する向きに弾性付勢する。それによって、一対のクランプ板3、4が常時は閉位置をとるようになっている。
一方、図示はしないが、本身供給位置Aにおける下側直線状経路部分1aに関してコンベヤベルト5と反対側には、クランパ2が本身供給位置Aにあるときに、クランパ2の当接板17から退避した退避位置と、クランパ2の当接板17をスプリング18a、18bの付勢力に抗して固定クランプ板3に向けて押し込み、可動クランプ板4を固定クランプ板3から離間させる作動位置との間で運動し得るクランパ開放機構が配置されている。
そして、クランパ2が本身供給位置Aにあるとき、クランパ開放機構が退避位置から作動位置まで運動することにより、クランパ2の一対のクランプ板3、4が開位置をとる。
また、可動クランプ板4の移動方向両端面に、支持板19a、19bが設けられ、可動クランプ板4の上端から突出している。支持板19a、19b間には、水平な回転シャフト20が支持されて、コンベヤベルト5による本身Pの搬送方向に直角にのびている。
回転シャフト20には、ガイド板21が、回転シャフト20と一体に旋回可能に取り付けられる。
ガイド板21は、この実施例では、回転シャフト20に沿ってのびる細長い板状の基部21aと、基部21aの長手方向に間隔をあけて配置され、基部21aから回転シャフト20の径方向にのびる複数の板状の腕部21bとから形成されている。腕部21bはコンベヤベルト5のエンドレスベルト10a〜10dと重なり合わない位置に設けられる。
ガイド板21は、可動クランプ板4から上向きに可動クランプ板4に沿ってのびる起立位置(図5A参照)と、起立位置から外側に倒れる傾倒位置(図5B参照)をとり得る。
この場合、ガイド板21が傾倒位置をとるとき、ガイド板21の腕部21bの外側に屈曲した先端が、コンベヤベルト5のエンドレスベルト10a〜10dを支持する支持プレート(図示しない)の表面に接触し、それによって、ガイド板21はコンベヤベルト5の本身搬送面13に滑らかに接続する。
ガイド板21は、さらに、回転シャフト20の一端側において、ガイド板21と一体となって回転シャフト20のまわりに旋回可能なレバー形状の延長部分22を有している。
延長部分22は、この実施例では、回転シャフト20の径方向に旋回腕部分21bと反対向きにのびる第1の部分22aと、第1の部分22aの旋回面内において第1の部分22aから直角にのびる第2の部分22bとからなる略L字状の板体からなっている。
延長部分22は、図5Aに示すように、ガイド板21が起立位置にあるとき第1の位置をとり、図5Bに示すように、ガイド板21が傾倒位置にあるとき第2の位置をとる。
ガイド板21と回転シャフト20の間には、ガイド板21を、常時、傾倒位置から起立位置に向けて付勢するスプリング23が配置されている。この場合、ガイド板21が起立位置をとるとき、延長部分22の第1の部分22aの先端部が可動クランプ板4に突設された制止ピン24に当接し、それによって、ガイド板21の起立位置から固定クランプ板3側への旋回は禁止される。
本発明によれば、さらに、本身供給位置Aの下側直線状経路部分1bに関してコンベヤベルト5と同じ側に配置されて、クランパ2とは独立に製本装置のフレーム(図示しない)に取り付けられたリニアアクチュエータ25が備えられる。リニアアクチュエータ25は、クランパ2が本身供給位置Aにあって一対のクランプ板3、4が開位置をとるときに、ガイド板21の延長部分22をスプリング23の付勢力に抗して第1の位置から第2の位置まで旋回させるガイド板駆動機構として機能する。
リニアアクチュエータ25は、製本装置のフレームに取り付けられて、本身供給位置Aにおいて一対のクランプ板3、4が開位置をとるときに、ガイド板21の延長部分22の第2の部分22bの上方において上下方向にのびる一対の平行なガイドロッド26a、26bと、ガイドロッド26a、26bにスライド可能に取り付けられて、延長部分22の旋回面を含む垂直面内において延長部分22bに対して近接および離間し得る作用ヘッド27を有している。作用ヘッド27の先端には、第2の部分22bに係合し得るローラ27aが取り付けられている。
リニアアクチュエータ25は、さらに、フレームに取り付けられ、作用ヘッド27をスライド運動させるためのエアシリンダ28を有している。この場合、エアシリンダ28のピストンロッド28aの先端が作用ヘッド27の後端に連結されている。
そして、第1の位置にある延長部分22の第2の部分22bに作用ヘッド27(ローラ27a)が当接した状態で、ピストンロッド28aが下向きに突き出すことによって、延長部分22が第1の位置から第2の位置まで旋回し、それによって、ガイド板21が起立位置から傾倒位置まで旋回する。この位置から、ピストンロッド28bが、作用ヘッド27(ローラ27a)が延長部分22の第2の部分22bから離間するまで引っ込むと、延長部分22がスプリング23の付勢力によって第1の位置に戻り、それによって、ガイド板21が起立位置に戻る。
この場合、作用ヘッド27のローラ27aが延長部分22の第2の部分22bから離間した状態で、リニアアクチュエータ25はクランパ2の経路1から退避している。
次に、本発明の製本装置の動作を説明する。
まず、クランパ2が本身供給位置Aに停止し、コンベヤベルト5からクランパ2の一対のクランプ板3、4間に本身Pが供給される。コンベヤベルト5からクランパ2への本身供給動作を図6および図7に示した。
図6および図7に示すように、クランパ2が本身供給位置Aに停止すると、クランパ開放機構が退避位置から作動位置まで運動し、それによって、一対のクランプ板3、4が開位置をとる。
次に、クランプ板間隔調節ユニット30が下降位置から上昇位置まで上昇し、供給される本身Pの厚さに応じて、開位置における一対のクランプ板3、4間の間隔が調節される。この調節によって一対のクランプ板間の間隔が変更された場合には、開位置における可動クランプ板4およびコンベヤベルト5間の間隔もまた変更されるので、それに応じて、コンベヤベルト5の位置がコンベヤベルト移動機構31によって調節される。
すなわち、本身Pが薄い場合には、図3Aに示すように、開位置における一対のクランプ板3、4間の間隔が狭められ、それに対応して、コンベヤベルト5がクランパ2に近接する向きに移動せしめられ、一方、本身Pが厚い場合には、図3Bに示すように、開位置における一対のクランプ板3、4間の間隔が広げられ、それに対応して、コンベヤベルト5がクランパ2から離間する向きに移動せしめられる。
こうして、開位置における一対のクランプ板3、4間の間隔が変更されても、常に可動クランプ板4およびコンベヤベルト5間の間隔が一定に維持される。
次いで、可動クランプ板4のガイド板21の延長部分22がリニアアクチュエータ25によって第1の位置から第2の位置まで旋回せしめられ、ガイド板21が起立位置から傾倒位置まで旋回し、コンベヤベルト5の本身搬送面13に接続する。それによって、コンベヤベルト5の本身搬送面13から、クランパ2のガイド板21を介して可動クランプ板4に至る滑らかな搬送路が形成される(図6A参照)。
そして、本身Pが、背をコンベヤベルト5の突起11に当接させた状態で本身搬送面13上をガイド板21まで搬送された後、ガイド板21に沿って落下し(図6B参照)、一対のクランプ板3、4間に挿入される(図7A参照)。一対のクランプ板3、4間に挿入された本身Pの下面(背)は、本身供給位置Aに配置された水平な本身支持板29によって支持される。
こうして、本身Pは、横になった姿勢から起立姿勢に移行しつつ、コンベヤベルト5からクランパ2にスムーズに搬送される。
次に、ガイド板駆動機構の作用ヘッド27(ローラ27c)が延長部分22から離間するとともに、ガイド板21の延長部分22がスプリング23の付勢力によって第1の位置まで旋回し、その結果、ガイド板21が起立位置まで旋回する(図7B参照)。
さらに、クランパ開放機構が退避位置をとり、可動クランプ板4がスプリング18a、18bによって固定クランプ板3に向けて押し付けられ、それによって、一対のクランプ板3、4が閉位置をとり、本身Pが一対のクランプ板3、4間に挟持される。こうして、クランパ2への本身供給動作が完了する。
その後、本身支持板29が本身供給位置Aから退避し、クランパ2は、本身供給位置Aを離れて、順次、ミリングユニットB、糊付けユニットCおよび表紙付けユニットDを通過し、この間に、本身Pが無線綴じ製本される。そして、製本物P’を挟持したクランパ2は、弧状経路部分1cを経て、上下が逆さまになった姿勢で上側直線状経路部分1aに沿って移動した後、弧状経路部分1dを経て再び下側直線状経路部分1bに沿って移動し、本身挿入位置Aに停止する。本身挿入位置Aにおいて、クランパ開放機構が待機位置から作動位置まで運動し、それによって、一対のクランプ板3、4が開位置をとり、製本物P’がクランパ2の下方の製本物排出ユニットF上に排出される。製本物P’の排出後、コンベヤベルト5からクランパ2に新たな本身Pが供給される。
こうして、本発明によれば、本身供給ユニットからクランパへの本身の供給がスムーズかつ迅速に行われ、さらには、本身供給ユニットの構成が簡単かつコンパクトになり、製本装置の小型化、低コスト化が実現され得る。
なお、上記実施例では、コンベヤベルト側のクランプ板(可動クランプ板)にガイド板と、本身供給位置においてガイド板を旋回させるガイド板駆動機構(リニアアクチュエータ)が備えられるが、ガイド板およびガイド板駆動機構を省略することもできる。
ガイド板およびガイド板駆動機構を備えない実施例を図8に示した。なお、図8中、図3に示したものと同じ構成要素には同一番号を付し、以下では、それらの詳細な説明を省略する。
図8を参照して、この実施例では、可動クランプ板4’(コンベヤベルト5に近い方のクランプ板)の高さと、コンベヤベルト5の本身搬送面13の傾斜角度が、一対のクランプ板3、4’の開位置において、コンベヤベルト5を可動クランプ板4’に近接させて、本身搬送面13から可動クランプ板4’に至る滑らかな搬送路を形成できるように設定されている。
そして、コンベヤベルト5が、開位置にある一対のクランプ板3、4’の可動クランプ板4’の近傍に、コンベヤベルト5の本身搬送面13から可動クランプ板4’に至る上記搬送路が形成されるように配置され、本身Pが、この搬送路に沿って、横になった姿勢から起立姿勢に移行させつつスムーズかつ迅速に搬送され、一対のクランプ板3、4間に挿入される。
また、クランパ2への本身Pの供給の完了後は、必要に応じて、コンベヤベルト5がクランパ2から離間せしめられてクランパ2の経路から確実に退避する。
さらに、この実施例においても、薄い本身Pに対応して、開位置における一対のクランプ板3、4’間の間隔が狭められた場合は、コンベヤベルト5がクランパ2に近接する向きに移動せしめられる(図8A参照)一方、厚い本身Pに対応して、開位置における一対のクランプ板3、4’間の間隔が広げられた場合は、コンベヤベルト5がクランパ2から離間する向きに移動せしめられ(図8B)、それによって、開位置における一対のクランプ板3、4’間の変更に対応して、コンベヤベルト5の位置が容易に調節され得る。
以上、本発明の構成を好ましい実施例に基づいて説明したが、本発明の構成は上記実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された構成の範囲内で種々の変形例を案出することができる。
例えば、上記実施例では、クランパの経路がループ状に形成され、複数のクランパが備えられるが、その代わりに、クランパの経路が直線状に形成され、単一のクランパが備えられて、クランパが経路に沿って往復運動する構成としてもよい。
上記実施例では、本身供給ユニットがコンベヤベルトからなっているが、本身供給ユニットは、本身供給位置にある一対のクランプ板に直角に、かつクランパに向かって下向きに傾斜してのびる本身搬送面を有し、本身搬送面上を、本身が背を先頭にして横になった姿勢でクランパに向けて搬送されるのであれば、どのような構成を有していてもよく、本身供給ユニットをシューター等から構成することもできる。
また、上記実施例では、ガイド板がレバー形状の延長部分を有し、ガイド板駆動機構がリニアアクチュエータからなっているが、ガイド板駆動機構は、クランパが本身供給位置にあって一対のクランプ板が開位置をとるときに、ガイド板をスプリングの付勢力に抗して起立位置から傾倒位置まで旋回させ得る任意の構成をとることができ、この場合、ガイド板駆動機構をガイド板に作動連結するための構成も上記実施例に限定されない。
例えば、上記実施例では、ガイド板駆動機構がクランパとは独立に配置されるが、ガイド板駆動機構をクランパに配置することもできる。また、上記実施例では、ガイド板が可動クランプ板に備えられるが、固定クランプ板が本身供給ユニットに近い方のクランプ板である場合には、固定クランプ板にガイド板が設けられる。
また、一対のクランプ板を開位置および閉位置間で動すための構成は上記実施例に限定されないし、一対のクランプ板を、互いに近接および離間し得る平行な一対の可動クランプ板から構成することもできる。
1 経路
1a 上側直線状経路部分
1b 下側直線状経路部分
1c、1d 弧状経路部分
2 クランパ
3 固定クランプ板
4、4’ 可動クランプ板
5 コンベヤベルト(本身供給ユニット)
6a〜6c 第1〜第3の回転シャフト
7a〜7d 第1のローラ要素
8a〜8d 第2のローラ要素
9a〜9d 第3のローラ要素
10a〜10d エンドレスベルト
11 突起
12a プーリ
12b モータ
12c 駆動ベルト
13 本身搬送面
14a、14b スリーブ
15a、15b ロッド
16 支持部材
16a ネジ軸
16b ギア
17 当接板
18a、18b スプリング
19a、19b 支持板
20 回転シャフト
21 ガイド板
21a 基部
21b 腕部
22 延長部分
22a 第1の部分
22b 第2の部分
23 スプリング
24 制止ピン
25 リニアアクチュエータ(ガイド板駆動機構)
26a、26b ガイドロッド
27 作用ヘッド
27a ローラ
28 エアシリンダ
28a ピストンロッド
29 本身支持板
30 クランプ板間隔調節ユニット
30a モータ
30b 駆動ギア
31 コンベヤベルト移動機構
32 スライドガイド
33 送りねじ
34 ナット
35 送りねじ駆動機構
35a プーリ
35b モータ
35c プーリ
35d 駆動ベルト
A 本身供給位置
B ミリングユニット
C 糊付けユニット
D 表紙付けユニット
E 表紙供給ユニット
F 製本物排出ユニット
g 表紙
P 本身
P’ 製本物

Claims (7)

  1. 本身を起立状態に挟持し、予め設定された経路に沿って移動し得る1または2以上のクランパを備え、前記クランパは、本身を受け入れる開位置と、本身の両側を挟持する閉位置とをとる一対のクランプ板を有し、さらに、
    前記経路に沿って配置された、無線綴じ製本処理を行う一連の処理ユニットと、
    前記経路の前記一連の処理ユニットよりも上流側に設けられた本身供給位置において、前記クランパの前記一対のクランプ板間に本身を供給する本身供給ユニットと、を備え、
    前記クランパが前記本身供給位置にあるとき、前記開位置をとる前記一対のクランプ板間に前記本身供給ユニットによって本身が供給された後、前記一対のクランプ板が前記閉位置をとり、その後、前記クランパが前記本身供給位置を離れて前記一連の処理ユニットを順次通過する間に、本身が無線綴じ製本される製本装置において、
    前記本身供給ユニットが前記経路に関して前記本身供給位置の一側に配置され、前記本身供給ユニットは、前記本身供給位置において前記一対のクランプ板に直角にかつ前記一対のクランプ板に向かって下向きに傾斜してのびる本身搬送面を有し、前記本身搬送面上を、本身が背を先頭にして前記一対のクランプ板に向けて搬送されるようになっており、
    前記本身供給ユニットを、前記本身供給位置における前記クランパに対し近接および離間する向きに移動させ得る本身供給ユニット移動機構を備えたものであることを特徴とする製本装置。
  2. 前記本身供給ユニット移動機構は、
    前記経路に関して前記本身供給位置の前記一側に設けられて、前記本身供給位置における前記一対のクランプ板に直角にのびる水平なスライドガイドを有し、前記スライドガイドに対し前記本身供給ユニットがスライド可能に取り付けられ、
    前記本身供給ユニット移動機構は、さらに、
    前記スライドガイドに平行に設けられ、軸まわりに回転可能とされた送りねじと、
    前記本身供給ユニットに取り付けられ、前記送りねじに係合するナットと、
    前記送りねじを回転させる送りねじ駆動機構と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記クランパが、
    前記一対のクランプ板のうちの前記本身供給位置において前記本身供給ユニットに近い方のクランプ板の上端に、前記本身供給ユニットによる本身の搬送方向に直角にのびる水平な旋回軸のまわりに旋回可能に取り付けられ、関係する前記クランプ板から上向きに当該クランプ板に沿ってのびる起立位置と、前記起立位置から外側に倒れる傾倒位置をとるガイド板と、
    前記ガイド板および前記旋回軸間に配置され、前記ガイド板を常時前記傾倒位置から前記起立位置に向けて付勢するスプリングと、を有しており、
    前記クランパとは独立に、または前記クランパに配置され、前記一対のクランプ板が前記本身供給位置において前記開位置をとるとき、前記ガイド板を前記スプリングの付勢力に抗して前記起立位置から前記傾倒位置まで旋回させて前記本身供給ユニットの前記本身搬送面に接続するガイド板駆動機構を備えたものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の製本装置。
  4. 前記ガイド板は、前記旋回軸の少なくとも一端側において、前記ガイド板と一体となって前記旋回軸のまわりに旋回可能なレバー形状の延長部分を有し、前記延長部分は、前記ガイド板が前記起立位置にあるとき第1の位置をとる一方、前記ガイド板が前記傾倒位置にあるとき第2の位置をとり、
    前記ガイド板駆動機構は前記クランパとは独立に配置され、前記一対のクランプ板が前記本身供給位置において前記開位置をとるとき、前記ガイド板駆動機構が前記ガイド板の延長部分を前記第1の位置から前記第2の位置まで旋回させ得るものであることを特徴とする請求項3に記載の製本装置。
  5. 前記ガイド板駆動機構がリニアアクチュエータからなっていることを特徴とする請求項4に記載の製本装置。
  6. 前記本身供給ユニットがコンベヤベルトからなっていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の製本装置。
  7. 前記本身供給ユニットがシューターからなっていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の製本装置。
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