JP2017204797A - 画像複写装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源劣化などの画像読み取り装置自体の読み取り精度の低下は補正できたが、画像読み取り装置における読み取り輝度ばらつきは補正できなかった。【解決手段】同一濃度を主走査方向の異なる位置で読み込んだ場合の読み取り輝度差のデータを格納しておき、プリント出力の濃度および階調性の調整時に格納しておいたデータを反映させて調整を行う。【選択図】図8

Description

本発明は、複写機の濃度および階調性を補正する機能を有する画像複写装置に関する。
電子写真方式を用いた、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、耐久や環境変動によって例えば、感光ドラム表面上のトナーの付着量と反射光量の関係が初期状態と変わってしまうことにより、同じ画像を出力したとしても、初期状態で出力していた画像と耐久後や環境変動後に出力した画像では変化が生じる。対して、そのときどきで特定の画像パターンを記録材上に形成した後、画像読み取り装置にて画像パターンを読み取り、その読み取った画像情報を元に、γ補正回路等の画像形成条件を決定する回路にフィードバックさせることにより、出力された画像の品質を初期の状態のまま安定させる手法がある。
上記手法は自動階調補正などと呼ばれ、ユーザーが使用できる機能として複写機装置にはすでに主流の技術となっている。後に実施例の中でもより詳細に説明する。以下背景技術として詳細に説明する。上記調整方法はトナー像の濃度および階調性を調整するための手法の例である。
ユーザー自身の要求に応じて、画像形成装置は図9に示すようなテストパターンを出力する。図9は、画像形成装置が目標としている最大濃度を出力するための画像形成条件(例えば感光ドラムの電位)を決定するためのテストパターンである。ドラム電位を測定するための電位センサ(未図示)や、コピー機能ではなくPCからのプリント出力機能時の濃度調整のための濃度センサ(未図示)などは、例えば主走査方向の紙搬送の傾きなど誤差要因の影響を最も受けにくいプリンタ部1005の主走査方向中央に配置されていることが多いため、画像形成条件に対する濃度の関係を正確に把握するには、図9のテストパターンは主走査方向の中央部に配置されることが望ましい。
図9のテストパターンを画像読取装置によって読み込むことで、目標としている最大濃度を出力するための画像形成条件(例えば感光ドラムの電位)が決定される。
次に、画像形成装置は図10に示すテストパターンを出力する。図10に記載のパターンは出力の階調性を調整するためのものであり、前記の通り決定した画像形成条件で出力した最大濃度部を含んで、さらに画像形成条件を振り、最低濃度までを出力したパターンとなっている。図9のテストパターンよりも多数の階調性を持たせるために広い画像領域が必要となる。その結果、同一の色を同一の主走査位置で読み込むことが困難なテストパターン配置となっている。
図10のテストパターンを画像読取装置で読み込むことによって、現時点での画像形成装置の階調性を把握することができる。把握した現在の階調性特性に応じて、初期状態と同等の階調性が得られるように補正テーブルを算出する。以上のようにして、画像形成装置の初期状態のトナー像の濃度と階調性を維持する。
上記手法は自動階調補正などと呼ばれ、ユーザーが使用できる機能として複写機装置にはすでに主流の技術となっている。上記手法において、調整手段の一部を担っている画像読み取り装置自体にも劣化が存在する。使用時間および使用回数と共に併発する劣化の一例として、例えば、画像読み取り装置における光源の光量低下や、原稿反射光を集光するレンズや、レンズに対して原稿反射光を導くミラーなどが汚れなどのため、総合的にイメージセンサに入射される光量が落ちてしまうなどの「光量劣化」が挙げられる。
以上のような光量の劣化を画像読み取り装置に供えられた基準白板の読み取り輝度に応じて判定した場合には、イメージセンサの画像信号に対してオペアンプでゲインをかけ、初期状態で出力していたイメージセンサの画像信号と等しくなるように制御することで、読み取り初期状態の読み取り特性を維持することにより、画像読み取り装置の劣化によらず、画像形成条件を正確に制御する手法が提案されている (特許文献1)。
特開平5-331246号公報
しかしながら、画像読み取り装置には装置の劣化以外にも「光学的要因で発生する主走査方向の読み取り輝度のばらつき」のように、調整手段の一部である画像読取装置そのものの読み取り輝度の変化要因が存在する。まず、「光学的要因で発生する主走査方向の読み取り輝度のばらつき」の発生原理を図16を用いて詳細に説明する。
実施例において詳細に述べるが、図1は原稿複写装置における画像読み取り装置の構成である。119および140は原稿に光を照射するための光源、126は光情報を電気信号に変換するイメージセンサ、120,121,122は原稿からの反射光をレンズ125を介してイメージセンサ126に結像するための反射ミラーである。
レンズ125を介した光学系(原稿面主走査画像を原稿面主走査幅以下となるイメージセンサ126に結像する縮小光学系)においては、図2に示すように主走査方向の中央と端部で光の入射角が異なる。ミラー120,121,122やレンズ125、(あるいは光学光路上に配置された未図示の赤外カットフィルタなど)などの光学部品において、光の入射角に応じて分光反射率および透過率が異なるという「分光反射率の角度特性」があることが知られている。
例えば図3は反射ミラーの「分光反射率の角度特性」を示したものであり、主走査端部になるにつれて分光反射率が短波長側へ遷移することを示している。尚、図3は、ミラー120,121,122の「分光反射率の角度特性」を全て掛け合わせた結果である。原稿面からミラー120,121,122を介したレンズ125に届く直前の光の「分光反射率の角度特性」を示している。
イメージセンサ126におけるカラーフィルタの分光特性までを含めて、光学部品すべての分光特性を掛け合わせたものが画像読み取り装置としての読み取り分光を示すので、例えば図4に示すように、主走査方向中央と端部で読み取り分光が異なることになる。尚、図4は読み取り分光の違いの例であって、図3の「分光反射率の角度特性」をそのまま反映させたものではない。光学部品には「分光反射率の角度特性」が存在し、その波長シフト量は使用する光学部品によって異なってくるため、あくまで図4は「図4に示す反射率の角度特性」を持つ分光があった場合の一例である。
図4の「分光反射率の角度特性」を持つ画像読み取り装置において、例えば図5に記載の分光反射率特性を持つシアン系の色を読み取る場合、図6に示すように、原稿は主走査方向に同一濃度であるにもかかわらず、Rの信号値において8ビットで0.3LSBもの読み取り輝度のばらつきが発生することになってしまう。図16は横軸にシアントナー像の濃度、縦軸に読み取り輝度の関係を示したものである。図16に示すように読み取り輝度が最大で8bit=255LSBであるので、図6のような読み取り輝度10LSB付近は一般的に低輝度(高濃度)に分類される。例えばΔA=0.3LSBである場合、低輝度側(濃度側)を参照すると読み取り輝度差としては極めて小さいが、プリンタ部1005(後述する)が出力する濃度としては大きく変わってしまうことを意味している。
以上はシアン原稿の例を記載したが、シアン原稿に限定するものではない。読み取り分光は、主走査中央⇔端部間で波長方向にシフトするため、全可視光波長領域に感度を持つ「無彩色原稿」よりも、「色原稿」である場合により大きな輝度ばらつきが発生することは言うまでもない。
このような画像読み取り装置を含んだ画像複写装置において、背景技術に記載した「プリント濃度と階調性の調整」を行ってしまうと以下に示すような調整誤差を発生させてしまうという課題があった。
図9と図10に示すテストチャートにおける最高濃度部の主走査方向の位置が異なるため、上記チャート読み取る場合には、同じ濃度で出力されているにも関わらず、読み取り輝度が異なってしまう。その結果図16に示すように、本来最高濃度をX’(読み取り輝度としてはX)、最低濃度をY’(読み取り輝度としてはY)として読み取るのが理想であるが、主走査方向の読み取り位置に起因する輝度差が未補正のため、最高濃度をZ’ (読み取り輝度としてはZ)、最低濃度をW’(読み取り輝度としてはW)として読み取ってしまう。
読み取り輝度-濃度の変換は、対数関数であるので、高濃度であればあるほど読み取り輝度差が濃度差に与える影響が大きい。X’-Z’>>Y’-W’であるからである。以上により本来濃度Y’からX’までの出力濃度特性を持つプリンタの特性を、あたかも濃度W’からZ’までの出力濃度特性を持っていると誤認識してしまう。
図11の点線に示す出力濃度特性は従来における出力濃度特性を示している。図16に示したように、読み取り輝度の差は低濃度部(図16におけるY軸の原点付近)では、濃度的に大差がなく、一方、高濃度部(図16におけるY軸方向)では、濃度的に大きな差になるため、レーザー出力(濃度指令値)に対して出力濃度は高濃度(図16のY軸方向)になればなるほど差分が大きくなる。図11上の最高濃度X’は、S1002においてターゲットとしていた濃度と同一濃度である。図10に記載のテストパターンの最高濃度は「X’」となっているが、読み取り位置が異なることによる読み取り輝度のばらつきのために濃度「Z’」と読み込んでしまい、結果図11の点線がプリンタ部1005の出力濃度特性であると誤認識してしまう。
本発明は、この主走査方向の読み取り輝度ばらつきが濃度および階調性の補正時に与える影響を極簡単な構成で補正し、プリント出力の濃度および階調性の調整の精度を上げる(つまりはプリント出力の濃度および階調性の維持)ことを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る画像複写装置は、
トナー像による固定パターン画像を記録媒体に出力する電子写真方式の画像形成装置(1005)と、前記固定パターン画像を読み取る画像読み取り装置(117)と、からなる、ユーザーの要求に応じてプリント出力濃度および階調性の調整を行う調整モードを備えた画像複写装置において、
前記画像読み取り装置における、主走査方向に異なる位置で読み取った同一濃度原稿の差分のデータとなる読み取り特性値を格納する記録手段(302)を備え、
ユーザーからのプリント出力濃度および階調性の調
整の要求があった場合に、前記読み取り特性値を画像読み取り装置の画像データに反映させ、濃度および階調性の調整を行うことを特徴とする。
請求項2に係る画像複写装置は、
請求項1に記載の画像読み取り装置において、
前期読み取り特性値は、K,Y,M,CのうちY,M,Cにおける主走査方向に異なる位置で読み取った場合の差分のデータであることを特徴とする。
本発明に係る画像複写装置によれば、画像複写装置のプリント出力の濃度および階調性の調整において、プリント出力の濃度および階調性の調整手法が潜在的に持っていたプリント出力の濃度および階調性の調整誤差を補正することができ、高精度のプリント出力の濃度および階調性の調整が、極簡単な構成で可能になる。
画像読み取り装置の全体構成図である。 主走査中央と端部の画角のイメージ図である。 反射ミラーの「分光反射率の角度特性」を示した図である。 画像読み取り分光の主走査中央、端部の比較を示した図である。 主走査方向の読み取り輝度のばらつきを定義するためのシアンの分光反射率測定である。 図5のシアン原稿を図4に示す読み取り分光で読み取った場合の、中央、端部での読み取り輝度差である。 装置全体のブロック図である。 制御のシーケンス図である。 最高濃度を決定するためのテストパターンである 階調を補正するためのテストパターンである。 プリンタ部1005の出力濃度特性である。 本発明の効果を示すγ-LUT作成のイメージ図である。 課題のγ-LUT作成のイメージ図である。 読み取り輝度を濃度に変換するためのグラフである。 読み取り輝度オフセット前後の画像読み取り装置の読み取り特性である。 読み取り輝度差が濃度差に与える影響のイメージである。 画像形成装置(プリンタ部1005)の装置構成図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
[実施例1]
本発明の一実施例を以下に説明する。
図1に、原稿読み取り装置の全体構成図を示す。
図1において、画像読み取り装置は、自動原稿給送装置100と、画像読み取り装置本体117とから構成される。
まず、自動原稿給送装置100において原稿トレイ101は原稿102を積載する。原稿トレイ101の上方には、給紙ローラ103が設けられている。給紙ローラ103は、分離搬送ローラ104と同一駆動源に接続され、その回転に連れて回転し、原稿を給紙する。
給紙ローラ103は、通常、ホームポジションである上方の位置に退避しており、原稿のセット作業を阻害しないようになっている。給紙動作が開始されると、給紙ローラ103は下降して原稿102の上面に当接する。給紙ローラ103は、図示しないアームに軸支されているので、アームが揺動することにより上下に移動する。
分離搬送従動ローラ105は、分離搬送ローラ104の対向側に配置されており、分離搬送ローラ104側に押圧されている。分離搬送従動ローラ105は、分離搬送ローラ104より僅かに摩擦が少ないゴム材等から形成されており、分離搬送ローラ104と協働して、給紙ローラ103によって給紙される原稿102を1枚ずつ捌いて給紙する。
レジストローラ106及びレジスト従動ローラ107は、分離部で給紙された原稿の先端を揃えるものであり、静止したレジストローラ対のニップ部に向けて分離した原稿の先端を突き当て、原稿にループを生じさせてその先端を揃える。そして、リードローラ108及びリード従動ローラ109は、原稿を流し読みガラス116に向けて搬送する。流し読みガラス116の対向側には、プラテンローラ110が配置されている。
この際、流し読みガラス116上(第1の画像読み取り部)を通過する原稿102の表面の画像情報をCCDラインセンサ126にて読み取る。CCDラインセンサ126での原稿102の表面画像読み取りが終了すると、リード排出ローラ111及びリード排出従動ローラ112は、原稿102をCIS(コンタクトイメージセンサ)128側に搬送する。
ジャンプ台115は、流し読みガラス116から原稿102をすくい上げるためのものである。CIS128の対向側には、プラテンローラ127が配置されている。
ここでプラテンローラ110、127は流し読み時の時間的光量変動を検知、補正するための基準色具材としての役割も兼ねており、通常は濃度管理された白色のものを用いる。
流し読みガラス129上(第2の画像読み取り部)を通過する原稿102の裏面の画像情報をCIS128にて読み取る(ステップS203)。CIS128での原稿102の裏面画像読み取りが終了すると、排紙ローラ113は原稿を排紙トレイ114に排出する。
画像読み取り装置本体117は、読み取り原稿面に対して光を照射する原稿照明用光源119、140及び原稿102からの反射光をレンズ125及びCCDラインセンサ126に導くミラー120、121、122を有する。原稿照明用光源119及びミラー120は、第1ミラー台123に取り付けられている。また、ミラー121、122は、第2ミラー台124に取り付けられている。シェーディング白板130は、光源の主走査むら、センサの感度むらに代表される光学系起因の輝度むらを補正するためのものである。
ミラー台123、124は、ワイヤ(図示せず)によって駆動モータ(図示せず)と結合され、駆動モータの回転駆動により原稿台ガラス118と平行に移動する。原稿からの反射光は、ミラー120、121、122を介してレンズ125に導かれ、レンズ125によってCCDラインセンサ126の受光部に結像される。CCDラインセンサ126は、結像した反射光を光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力する。
CIS128も同様に、原稿102からの反射光を受光素子で光電変換し、入射光量に応じた電気信号を出力する。
上記構成を有する画像読み取り装置本体117では、原稿102を原稿台ガラス118上に載置し、第1ミラー台123及び第2ミラー台124を副走査方向(図中右方向)に移動させながら原稿を読み取る原稿固定読み取りモードを有する。
また、第1ミラー台123及び第2ミラー台124を停止させた状態で、自動原稿給送装置100によって原稿102を搬送させながら、流し読みガラス116の位置で原稿を読み取る流し読みモードを有する。この2つのモードで原稿を読み取ることができる。流し読みモードでは、流し読みガラス129を介してCIS128により原稿102の裏面の画像情報を読み取ることもできる。
例として、表面読み取りデバイスはCCDラインセンサ、裏面読み取りデバイスはCISを搭載した構成を示したが、表裏で同一の光学系、または表裏で同一の読み取りデバイスとした構成であっても良い。
次に図17を使用して画像形成装置(プリンタ部1005)の構成を説明する。
光走査装置10と、感光体11と、現像器13と、転写部材積載部14、15と、転写部16と、定着部17と、排紙部18と、中間転写ベルト20により構成される。
画像読み取り装置117からの画像信号は、光走査装置10に入力される。続いて、帯電部12によって、感光体11が帯電され、画像信号をもとに光走査装置10の内部に設けられたレーザ素子が発光し、また、図示しない回転するポリゴンミラーで偏向されることで、レーザ光を走査する。光走査装置10が発生させる照射光によって感光体11上に潜像が形成され、次いで、現像器13によって現像される。現像されたトナー像は一旦中間転写ベルト20に転写される。上記潜像とタイミングを合わせて転写部材積載部14、あるいは15より転写部材が搬送され、転写部16に於いて、上記現像されたトナー像が転写部材上に転写される。転写されたトナー像は定着部17にて転写部材に定着され、排紙部18より装置外部に排出される。この工程を繰り返すことで複数枚の画像形成を行う。
図7に、実施例のブロック図を示す。図8に、実施例における制御のフローチャートを示す。
図7において、119,140は原稿を照明する光源、300は光源119,140を点灯、消灯制御するための照明駆動回路、126,128は原稿反射光を電気信号に変換するイメージセンサ、201はイメージセンサ126,128からのアナログの電気信号をデジタル化するためのAD変換器、202はシェーディング補正を始めとする画像読み取り装置117の画像処理回路、302は「同一濃度原稿(Y,M,C,K)を主走査中央⇔端部読み取った際の読み取り輝度差のデータ」を格納しておくためのメモリ、301は、画像読み取り装置117の各種制御を行うCPU、1007は、前記「同一濃度原稿(Y,M,C,K)を主走査中央⇔端部読み取った際の読み取り輝度差のデータ」に応じて、画像読み取り装置の画像データにオフセットをかけるためのオフセット回路である。
上記のように「同一濃度原稿(Y,M,C,K)を主走査中央⇔端部読み取った際の読み取り輝度差のデータ」は4色分のデータを格納する例だが、前述したように、Kのような無彩色の原稿は、全可視光の波長領域に対して感度を持つ色であるため、中央と端部で読み取り輝度差が発生しにくい。そのため、K以外のY,M,Cのデータのみを格納するようにしても良い。
また1006は画像読み取り装置からの画像信号を原稿濃度信号に変換するためのLOG変換回路である。1000はCPUであり、LOG変換回路1006との通信により、画像読み取りの輝度(を濃度に変換した情報)を把握することができる。後述するプリンタ部1005の出力濃度特性を補正するためのγ-LUT1004を作成する役割も有している。1005は画像を記録紙に出力するためのプリンタ部である。
1001は特定のテストパターン1002を格納しておくためのROMである。1008はプリント出力の濃度および階調性の調整により更新されたγ-LUT1004を格納しておくためのメモリである。
図8を用いて、実際のプリント出力の濃度および階調性の調整モードのフローについて説明する。
S1001において、ユーザーからのプリント出力の濃度および階調性の調整の要求があった場合に、CPU1000はROM1001に格納されているテストパターン1002に応じたパターンを、プリンタ部1005から記録紙へ出力するように制御する。テストパターン1002のイメージを図9に示す。S1001において出力されるテストパターンは、原稿の最大濃度を設定するためのパターンである。
テストパターンにおいて副走査方向にプリンタ部1005内の感光ドラム(未図示)の電位などの画像形成条件を振った状態でのK,Y,M,Cのパッチが複数種類プリントされている。各パターンにおける形成条件(前記感光ドラムの電位など)はCPU1000内の未図示のメモリに格納されている。
上記のように図9に記載のテストパターンは、最大濃度を設定するためのものであるので、前記感光ドラムの電位と濃度の関係がより正確に把握できるようにする必要がある。そのため、ドラム電位を測定するための電位センサ(未図示)や、コピー機能ではなくPCからのプリント出力機能時の濃度調整のための濃度センサ(未図示)などは、例えば主走査方向の紙搬送の傾きなど誤差要因の影響を最も受けにくいプリンタ部1005の主走査方向中央に配置されていることが多い。つまり濃度情報を正確に把握するには主走査方向の電位センサや濃度センサが配置された位置にパッチを配置する必要があり、本実施例では主走査方向の中央としている。S1002において、出力された図9に記載のテストパターンを画像読み取り装置117で読みとる。
読み取りが指示されたらCPU301は、照明駆動回路300を制御し、光源119,140を点灯し、原稿反射光をイメージセンサ126,128で受光し、AD変換器201を介してデジタル値に変換された後、画像処理部202においてシェーディング補正を行う。シェーディング補正とは、光源119,140の主走査方向の照度むらや、イメージセンサ126,128の主走査方向の感度むらに起因する読み取りむらなどを面内に同一濃度に管理されたシェーディング白板130を読み取ることで把握し、主走査方向に均一に読み取ることができるように、デジタルゲインを主走査方向全画素毎に算出することである。
S1002において、オフセット回路1007は未使用であり、読み取り画像データはそのままLOG変換回路1006に転送される。LOG変換回路1006において、図14に示すような読み取り輝度が濃度情報へと変換される。読み取り輝度X(<Y)は濃度X’に変換され、読み取り輝度Y(>X)は濃度Y’に変換される。
LOG変換回路1006を介して、図9に記載の主走査中央部の副走査方向に複数の評価領域(図9の白点線枠内領域)での読み取りデータの濃度情報を得ることができるCPU1000は、入手した読み取りデータの中から前記CPU1000内に格納しておいた形成条件と照らし合わせ、ターゲットとなる濃度を出力するための形成条件(前記感光ドラムの電位など)を決定し、CPU1000内の未図示のメモリに保持しておく。
S1003において、CPU1000は、CPU1000はROM1001に格納されているテストパターン1002に応じたパターンを、プリンタ部1005から記録紙へ出力するように制御する。テストパターン1002のイメージを図10に示す。S1003において出力されるテストパターンは、原稿の階調再現性を補正するためのパターンである。
図10に記載のパターンにおいて、原稿上部の最高濃度部はS1002で決定した形成条件により出力されている。プリンタ部1005の出力濃度特性をテストパターンに反映するために、γ-LUT1004は未使用の状態で、最高濃度部の形成条件から段階的に形成条件(前記感光ドラムの電位など)を振り、副走査方向に階調性を持たせたテストパターンを作成する。なお、S1001におけるテストパターンよりも多数の階調性を持たせるために広い画像領域が必要となる。その結果、同一の色を同一の主走査位置で読み込むことが困難なテストパターン配置としている。
S1004において、CPU301は、RAM302に格納された「同一濃度原稿(Y,M,C,K)を主走査中央⇔端部読み取った際の読み取り輝度差のデータ」を読み出しオフセット回路1007に設定する。オフセット回路1007は、加減算回路になっており、設定されたデータに応じて読み取り輝度が加減算される。例えば図15に示すように、横軸に原稿反射率、縦軸に読み取り輝度をプロットした画像読み取り装置117の読み取り特性は、オフセット回路1007を介すことにより低反射率の画像(例えば黒)から高反射率の画像(例えば白)まで、一律ΔAだけ読み取り輝度が加算(減算)される。
前記「同一濃度原稿(Y,M,C,K)を主走査中央⇔端部読み取った際の読み取り輝度差のデータ」とは、厳密にいえば、前記S1001およびS1003において出力されたテストパターンの位置情報に対応して、K,Y,M,Cを図9に記載の評価領域である主走査方向の中央部で読み取った場合の読み取りデータと、図10に記載の最高濃度部が配置される位置で読み取った場合の読み取りデータの差分データのことである。課題で述べたように、主走査位置毎の読み取りの分光特性は設計段階で把握できるものであるので、RAM302には設計段階で決定した固定値を格納しておく。
あるいは、プリント出力の濃度および階調性の調整に使われるK,Y,M,Cトナーと同一の分光反射率特性を有し、かつ主走査方向に均一な濃度を持つ原稿を、装置出荷の工程において読み取り、一台一台に対して読み取り位置差に応じた読み取り輝度の差分データを格納するようにしても良い。S1005において、出力された図10に記載のテストパターンを画像読み取り装置117で読みとる。
読み取りが指示されたらCPU301は、照明駆動回路300を制御し、光源119,140を点灯し、原稿反射光をイメージセンサ126,128で受光し、AD変換器201を介してデジタル値に変換された後、画像処理部202においてシェーディング補正を行う。シェーディング補正とは、光源119,140の主走査方向の照度むらや、イメージセンサ126,128の主走査方向の感度むらに起因する読み取りむらなどを面内に同一濃度に管理されたシェーディング白板130を読み取ることで把握し、主走査方向に均一に読み取ることができるように、デジタルゲインを主走査方向全画素毎に算出することである。
S1005においては、オフセット回路1007にはS1004で設定された補正値が設定されている状態であり、オフセット回路1007により、補正された画像データがLOG変換回路1006に転送される。LOG変換回路1006を介して、図10に記載のテストパターンの読み取りデータの濃度情報を得ることができるCPU1000は、図11の実線に示すプリンタ部1005の出力濃度特性を把握することができる。
S1006において、CPU1000は、S1005において得られたプリンタ部1005の出力濃度特性を加味した上で、図12に記載のようにレーザー出力(濃度指令値)と出力濃度がリニアな関係になるようにする関数γ-LUT1004を算出し、RAM1008に格納する。プリント出力の濃度および階調性の調整モードを解除して通常のコピーを行う場合は、RAM1008に格納されたγ-LUT1004を読み出し、プリンタ部1005をレーザー出力(濃度指令値)に対してリニアな出力濃度特性を持つようにした上で行われる。
100 自動原稿給送装置、101 原稿トレイ、102 原稿、103 給紙ローラ、
104 分離搬送ローラ

Claims (2)

  1. トナー像による固定パターン画像を記録媒体に出力する電子写真方式の画像形成装置(1005)と、前記固定パターン画像を読み取る画像読み取り装置(117)と、からなる、ユーザーの要求に応じてプリント出力濃度および階調性の調整を行う調整モードを備えた画像複写装置において、
    前記画像読み取り装置における、主走査方向に異なる位置で読み取った同一濃度原稿の差分のデータとなる読み取り特性値を格納する記録手段(302)を備え、
    ユーザーからのプリント出力濃度および階調性の調整の要求があった場合に、前記読み取り特性値を画像読み取り装置の画像データに反映させ、濃度および階調性の調整を行うことを特徴とする画像複写装置。
  2. 画像読み取り装置において、
    前期読み取り特性値は、K,Y,M,CのうちY,M,Cにおける主走査方向に異なる位置で読み取った場合の差分のデータであることを特徴とする請求項1に記載の画像複写装置。
JP2016096590A 2016-05-13 2016-05-13 画像複写装置 Pending JP2017204797A (ja)

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