JP2017203657A - センサ装置及びその取付確認方法 - Google Patents

センサ装置及びその取付確認方法 Download PDF

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Abstract

【課題】センサ本体と測定対象物との接触を容易に確認できるようにする。【解決手段】センサ装置100は、測定対象物90に接触するケーシング10の下端10gを有し、測定対象物90に形成された設置孔92の底92aに下端10gが接触するように設置されるセンサ本体2と、センサ本体2と連結され、センサ本体2を測定対象物90に固定する締結部50と、センサ本体2と締結部50とを絶縁するスナップリング14及び絶縁スリーブ53とを備えている。【選択図】図4

Description

ここに開示された技術は、センサ装置及びその取付確認方法に関する。
従来より、測定対象物に接触した状態で測定対象物の物理量を検出するセンサ装置が知られている。
例えば、特許文献1に記載のセンサ装置は、測定対象物を配管とし、物理量として配管の振動及び温度を検出している。センサ装置は、配管の振動及び温度を検出すべく、配管に接触した状態で取り付けられている。
特許第5716138号公報
ところで、センサ装置を測定対象物に取り付ける構成として、測定対象物の有底孔の底にセンサ本体が接触するように取り付ける構成が考えられる。このような構成においては、有底孔の内部においてセンサ本体と測定対象物とが接触するので、センサ本体と測定対象物との接触状態を外部からは視認することが難しい。
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、センサ本体と測定対象物との接触を容易に確認できるようにすることにある。
ここに開示された技術は、測定対象物の物理量を検出するセンサ装置を対象とする。このセンサ装置は、測定対象物に接触する接触部を有し、測定対象物に形成された有底孔の底に前記接触部が接触するように設置されるセンサ本体と、前記センサ本体と連結され、前記センサ本体を測定対象物に固定する固定部と、前記センサ本体と前記固定部とを絶縁する絶縁部とを備えている。
また、ここに開示された技術は、測定対象物に接触する接触部を有するセンサ本体を備えたセンサ装置の測定対象物への取付を確認する取付確認方法を対象とする。この取付確認方法は、前記接触部を測定対象物の有底孔に挿入し、前記センサ本体と絶縁された固定部によって前記センサ本体を測定対象物に固定する工程と、前記センサ本体と測定対象物との導通確認を行うことによって、前記接触部と有底孔の底との接触を確認する工程とを含む。
ここに開示されたセンサ装置によれば、センサ本体と測定対象物との接触を容易に確認できる。
また、ここに開示された取付確認方法によれば、センサ本体と測定対象物との接触を容易に確認できる。
図1は、センサ装置の概略構成を示す正面図である。 図2は、測定対象物の取付座の概略構成を示す正面図である。 図3は、センサ本体の縦断面図である。 図4は、設置孔に設置された状態のセンサ本体の縦断面図である。
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、センサ装置100の概略構成を示す正面図である。センサ装置100は、測定対象物に接触した状態で測定対象物の物理量を検出する、いわゆる接触タイプのセンサである。例えば、測定対象物は、スチームトラップあり、物理量は、スチームトラップの振動及び温度である。
図2は、測定対象物90の取付座91の概略構成を示す正面図である。センサ装置100は、測定対象物90の取付座91に取り付けられる。取付座91は、例えば、スチームトラップのケーシングに形成されている。取付座91は、ボス状に形成され、有底の設置孔92を有している。設置孔92の内周面には、雌ネジ92bが形成されている。センサ装置100は、部分的に設置孔92に挿入された状態で、取付座91にネジ締結される。センサ装置100は、設置孔92の底92aに接触し、底92aの振動及び温度を検出する。 設置孔92は、有底孔の一例であり、雌ネジ92bは、測定対象物のネジ部の一例である。
図1に示すように、センサ装置100は、センサ本体2と、通信機3と、センサ本体2と通信機3とを接続する接続管4と、センサ本体2を測定対象物90に固定するための締結部50とを備えている。センサ本体2、通信機3及び接続管4は、所定の軸Xに沿って配列されており、センサ装置100は、全体として棒状に形成されている。センサ本体2と接続管4とは、ユニオンナット5によって連結されている。通信機3と接続管4とは、ユニオンナット6によって連結されている。通信機3は、図示しないが、信号処理回路や発信部が内蔵されている。通信機3は、外部の機器と信号の送受信を行い、例えば、センサ本体2の検出結果を外部の機器に送信する。
センサ装置100は、通常、軸Xが鉛直方向を向き且つ、センサ本体2が下方、通信機3が上方に位置するように設置される。以下では、通信機3の方を上方とし、センサ本体2の方を下方として、説明する。
〈センサ本体の構成〉
図3は、センサ本体2の縦断面図である。センサ本体2は、ケーシング10と、測定対象物90の振動を検出(測定)する振動検出機構20と、測定対象物90の温度を検出(測定)する温度検出機構40とを備えている。振動検出機構20及び温度検出機構40は、ケーシング10に収容されている。センサ本体2は、設置孔92内に設置される。
ケーシング10は、略円筒状に形成され、軸心が軸Xに一致するように配置されている。ケーシング10の内部には段差10fが設けられており、ケーシング10の上部10aの内径は、下部10bの内径に比べて大きくなっている。ケーシング10の上部10aの外周面には、ユニオンナット5が螺合する雄ネジ10cが形成されている。ケーシング10のうち軸X方向の一端である下端10gは、センサ本体2が設置孔92に設置される際に、設置孔92の底92aに接触する。下端10gは、接触部の一例である。
振動検出機構20は、検出針21と、ホルダ22と、圧電素子25a,25bと、電極板26a,26bと、ウエイト27と、皿バネ28と、キャップ29とを備えている。
検出針21は、細長い棒状の部材である。検出針21は、軸心が軸Xと一致するように配置されている。検出針21の先端(下端)は、ケーシング10の下端から下方に突出している。センサ装置100が測定対象物90に取り付けられたときに、検出針21は、設置孔92の底92aに接触する。
ホルダ22は、内側の金属製ホルダ23と、該金属製ホルダ23を収容する外側の樹脂製ホルダ24とを含んでいる。金属製ホルダ23および樹脂製ホルダ24は、何れも、略円筒状に形成され、軸心が軸Xと一致するように配置されている。
金属製ホルダ23は、上方に開放されている一方、金属製ホルダ23の下部には底壁23aが設けられている。底壁23aには、挿入孔23bが形成されている。挿入孔23bには検出針21が挿入され、金属製ホルダ23から下方に検出針21が突出している。検出針21の上端部は、底壁23aに係止しており、検出針21が金属製ホルダ23から抜け落ちないようになっている。
金属製ホルダ23内においては、下方から順に、第1圧電素子25a、第1電極板26a、第2圧電素子25b、第2電極板26b及びウエイト27が互いに接した状態で配置されている。第1圧電素子25aは、検出針21の上端に接している。
尚、2つの電極板26a,26bには、2本の信号線(図示省略)が接続されている。2本の信号線は、センサ本体2から接続管4内を通って通信機3内まで配線されている。
皿バネ28及びキャップ29は、金属製ホルダ23内に収容されている。皿バネ28は、ウエイト27の上に配置されている。キャップ29は、皿バネ28の上に2つ配置されている。キャップ29は、外周面に雄ネジが形成された円板状の部材である。金属製ホルダ23の上端部の内周面には、雌ネジが形成されている。キャップ29は、金属製ホルダ23の上端部に螺合される。キャップ29は、その締め付け力によって皿バネ28を下方に押圧し、皿バネ28は、その付勢力によってウエイト27を介して圧電素子25a,25b等を検出針21に押し付ける。
こうして、圧電素子25a,25bがウエイト27及び皿バネ28等によって検出針21に所定の力(初期押付け力)で押し付けられる。これにより、測定対象物以外の振動や力が外乱として圧電素子25a,25bに作用しても、その外乱を吸収することができ、外乱による影響を低減することができる。
樹脂製ホルダ24は、上方に開放されている一方、樹脂製ホルダ24の下部には底壁24aが設けられている。底壁24aには、挿入孔24bが形成されている。樹脂製ホルダ24には、金属製23が圧入されている。挿入孔24bには検出針21が挿入され、樹脂製ホルダ24から下方に検出針21が突出している。
ホルダ22は、ケーシング10の上部10aに収容され、ホルダ22から下方に突出する検出針21は、ケーシング10の下部10bに収容される。
ケーシング10内において、ホルダ22の上方にはコイルバネ11が配置されている。ホルダ22は、コイルバネ11によって下方に付勢されている。ケーシング10の上端部の内周面には、溝10dが形成され、該溝10dにスナップリング12がはめ込まれている。コイルバネ11の一端は、スナップリング12に支持されている。コイルバネ11の他端は、樹脂製ホルダ24の上端面に接している。コイルバネ11は、樹脂製ホルダ24(ホルダ22)を下方へ付勢し、樹脂製ホルダ24をケーシング10内の段差10fに押しつけている。この状態において、検出針21の先端は、ケーシング10の下端から少し突出している。
温度検出機構40は、接触板41(伝熱板)と、保持部材42とを備えている。接触板41は、中央に開口を有する略環状の板部材である。保持部材42は、中央に貫通孔43を有する略円筒状に形成され、ケーシング10の下端部に挿入されている。接触板41は、保持部材42の先端に保持されている。
保持部材42には、貫通孔43以外に、熱電対を配置するための2つの配置孔44,45がそれぞれ軸方向に延びるように形成されている。配置孔44,45のそれぞれに、熱電対(図示省略)が配置される。各熱電対の一端は、接触板41に接続され、他端は、接続管4を通って通信機3に接続されている。
ケーシング10内において、保持部材42の上方には、コイルバネ13が配置されている。コイルバネ13の一端は、ホルダ22(樹脂製ホルダ24)に保持されている。コイルバネ13の他端は、保持部材42に接している。コイルバネ13は、保持部材42を下方へ付勢しており、これにより、接触板41は、ケーシング10の下端よりも下方に少し突出している。つまり、ケーシング10の下端からは、接触板41が突出しており、接触板41から検出針21がさらに突出している。センサ装置100が測定対象物90に取り付けられたときに、接触板41は、設置孔92の底92aに接触する。
締結部50は、センサ本体2と連結されており、センサ本体2を測定対象物90にネジ締結する。締結部50は、略円筒状に形成され、ケーシング10の下部10bが挿入されている。締結部50は、円筒状の筒本体51と、筒本体51の上端に形成された頭部52と、筒本体51の内周面に設けられた絶縁スリーブ53とを有している。締結部50は、固定部の一例である。
筒本体51の外周面には、設置孔92の雌ネジ92bに螺合する雄ネジ51aが形成されている。筒本体51の下端部の内周面には、内側に突出する係止部51bが形成されている。係止部51bは、環状であって、内周面の全周に亘って形成されている。筒本体51の外周には、緩み止めナット54が螺合されている。雄ネジ51aは、固定部のネジ部の一例である。
頭部52は、平面視で略六角形状に形成されている。つまり、頭部52は、六角ボルトの頭部の中央に開口が形成された形状をしている。頭部52は、締結部50をねじ込む際に工具に把持される部分である。
絶縁スリーブ53は、樹脂等の絶縁体で構成され、略円筒状に形成されている。絶縁スリーブ53は、筒本体51の長さ方向の略全域(係止部51bを除く)に亘って設けられている。絶縁スリーブ53は、接着又は圧入等によって筒本体51の内周面に取り付けられている。絶縁スリーブ53内に、ケーシング10の下部10bが挿入される。絶縁スリーブ53の内径は、下部10bの外径よりも大きい。つまり、絶縁スリーブ53と下部10bとの間には隙間が形成されている。
締結部50は、下部10bの下端部に設けられたスナップリング14によって、ケーシング10に対して軸X回りに回転自在且つ軸X方向の下方(即ち、ケーシング10の下端側)への移動が規制された状態でケーシング10に連結されている。下部10bの下端部には、周方向に延びる環状の溝10eが形成され、スナップリング14は、溝10eにはめ込まれている。スナップリング14の外径は、係止部51bの内径よりも大きい。つまり、締結部50が係止部51bがスナップリング14に係止することによって、下部10bに対して軸X方向下方への移動が不能となっている。スナップリング14は、下部10bを締結部50に挿入した後に、溝10eに取り付けられる。スナップリング14は、樹脂等の絶縁体で構成されている。
つまり、絶縁スリーブ53及びスナップリング14は、センサ本体10と締結部50とを絶縁する絶縁部の一例である。絶縁スリーブ53が第1絶縁部の一例であり、スナップリング14が第2絶縁部の一例である。
<センサ装置の取付>
このように構成されたセンサ本体2は、設置孔92の底92aに検出針21及び接触板41が接触するように設置される。図4は、設置孔92に設置された状態のセンサ本体2の縦断面図である。詳しくは、センサ本体2は、締結部50を設置孔92に螺合させることによって測定対象物90にネジ締結される。締結部50を設置孔92にねじ込むことによって締結部50が設置孔92内に進入していく。このとき、ケーシング10は、スナップリング14によって締結部50に連結されているので、締結部50と共に設置孔92内に進入していく。ただし、締結部50はケーシング10に対して回転自在なので、ケーシング10は、軸X回りに回転することなく、軸Xの方向に並進する。
ケーシング10が設置孔92内に進入していくと、まず、検出針21の先端が設置孔92の底92aに接触する。振動検出機構20は、コイルバネ11によって下方に付勢されているものの、コイルバネ11の付勢力に抗して上方へ移動可能である。そのため、ケーシング10の設置孔92への進入に従って、検出針21は、ケーシング10に対して上方へ移動し、ケーシング10からの検出針21の突出量が減少していく。
ケーシング10が設置孔92にさらに進入すると、やがて、接触板41も設置孔92の底92aに接触する。温度検出機構40はコイルバネ13によって下方に付勢されているものの、コイルバネ40の付勢力に抗して上方へ移動可能である。そのため、ケーシング10の設置孔92への進入に従って、接触板41は、ケーシング10に対して上方へ移動し、ケーシング10からの接触板41の突出量が減少していく。
ケーシング10が設置孔92にさらに進入すると、最終的に、ケーシング10の下端10gが設置孔92の底92aに接触する。このとき、検出針21の先端及び接触板41は、ケーシング10の下端10gと面一になっており、設置孔92の底92aに接触している。つまり、センサ本体2は、ケーシング10の下端10gが底92aに接触するときには必ず、検出針21の先端及び接触板41も底92aに接触するように構成されている。その後、緩み止めナット54を締め付けることによって、センサ本体2の取り付けが完了する。
こうして、センサ本体2が測定対象物90に取り付けられた状態においては、検出針21及び接触板41が設置孔92の底92aに接触しており、それぞれ測定対象物90の振動及び温度を検出する。測定対象物90の振動及び温度の検出結果は、通信機3から外部装置へ無線送信される。
<センサ装置の取付確認>
このように、検出針21及び接触板41は、測定対象物90に接触している必要がある。しかしながら、検出針21及び接触板41が接触する場所は、設置孔92の底92aなので、検出針21及び接触板41が設置孔92の底92aに接触しているか否かを外部から視認することはできない。
そこで、センサ装置100では、ケーシング10と測定対象物90との導通確認を行うことによって、検出針21及び接触板41と測定対象物90との接触を確認する。
つまり、センサ装置100の取付確認方法は、ケーシング10の下端10gを測定対象物90の設置孔92に挿入し、センサ本体2と絶縁された締結部50によってセンサ本体2を測定対象物90に固定する工程と、センサ本体2と測定対象物90との導通確認を行うことによって、ケーシング10の下端10gと設置孔92の底92aとの接触を確認する工程とを含む。
前述の如く、締結部50とケーシング10とを連結するスナップリング14は絶縁体で構成され、且つ、筒本体51とケーシング10との間には絶縁スリーブ53が設けられているので、スナップリング14を介した締結部50とケーシング10との導通、及び、筒本体51の内周面とケーシング10の外周面との接触による導通はない。そのため、ケーシング10が締結部50によって測定対象物90に固定されるとしても、ケーシング10と測定対象物90とが締結部50を介して導通することはない。一方、ケーシング10は、下端10gが設置孔92の底92aに接触するように設置される。つまり、ケーシング10は、下端10gが設置孔92の底92aと接触することのみによって測定対象物90と導通する。
したがって、テスタ等の計測装置によってケーシング10と測定対象物90との導通確認を行った場合に両者が導通していれば、ケーシング10の下端10gが設置孔92の底92aと接触していることになる。一方、ケーシング10と測定対象物90とが導通していなければ、ケーシング10の下端10gが設置孔92の底92aと接触していないことになる。
このように、ケーシング10の下端10gと設置孔92の底92aとの接触を視認できないとしても、センサ本体2(詳しくは、ケーシング10)と測定対象物90との導通確認を行うことによって下端10gと底92aとの接触を容易に確認することができる。
以上のように、センサ装置100は、測定対象物90に接触するケーシング10の下端10g(接触部)を有し、測定対象物90に形成された設置孔92(有底孔)の底92aに下端10gが接触するように設置されるセンサ本体2と、センサ本体2と連結され、センサ本体2を測定対象物90に固定する締結部50(固定部)と、センサ本体2と締結部50とを絶縁するスナップリング14及び絶縁スリーブ53(絶縁部)とを備えている。
この構成によれば、センサ本体2は、ケーシング10の下端10gが設置孔92の底92aに接触するように測定対象物90に設置され、締結部50によって測定対象物90に固定される。ケーシング10の下端10gは設置孔92内に位置するので、下端10gが設置孔92の底92aに接触しているか否かは、外部からは視認することができない。ここで、センサ本体2と締結部50とはスナップリング14及び絶縁スリーブ53によって絶縁されているので、センサ本体2と測定対象物90とは、ケーシング10の下端10gと設置孔92の底92aとの接触のみによって導通することになる。つまり、測定対象物90とセンサ本体2との導通を確認することによって、下端10gと底92aとの接触、即ち、センサ装置100が適切に取り付けられていることを容易に確認することができる。
また、ケーシング10の下端10gは、センサ本体2における軸X方向の一端に設けられており、締結部50は、センサ本体2に対して、軸X回りに回転自在且つ軸X方向の下端10g側への移動が規制された状態で連結され、センサ本体2を測定対象物90にネジ締結する。
この構成によれば、締結部50は、センサ本体2を測定対象物90にネジ締結する。締結部50は、軸X回りに回転操作されることによって軸X方向にねじ込まれていく。このとき、締結部50は、センサ本体2に対して、軸X回りに回転自在且つ軸X方向の下端10g側への移動が規制された状態で連結されている。そのため、締結部50が回転操作されても、センサ本体2は、回転することはなく締結部50と共に軸X方向に移動し、設置孔92の中へ進入していく。
さらに、締結部50は、測定対象物90に形成された雌ネジ92bに螺合する雄ネジ51aを有し、センサ本体2が挿入される筒状に形成され、絶縁部は、締結部50の内周面とセンサ本体2との間に設けられた絶縁スリーブ53(第1絶縁部)と、センサ本体2と締結部50とを軸X回りに回転自在且つ軸X方向の下端10g側への移動が規制された状態で連結するスナップリング14(第2絶縁部)とを有する。
この構成によれば、センサ本体2と締結部50とを相対的に回転自在に連結するスナップリング14が絶縁体で構成されると共に、締結部50の内周面とセンサ本体2との間に絶縁体で構成された絶縁スリーブ53が設けられているので、回転自在に連結されたセンサ本体2と締結部50とを絶縁することができる。
《その他の実施形態》
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、前記実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、前記実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。また、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、前記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
前記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
例えば、測定対象物90は、スチームトラップに限られない。
センサ装置100は、温度及び振動を検出しているが、検出する物理量は、これらに限られない。例えば、センサ装置100は、温度だけを検出してもよいし、振動だけを検出してもよい。また、センサ装置100は、通信機3及び接続管4等を備えていなくてもよい。
締結部50は、センサ本体2を測定対象物90にネジ締結しているが、ネジ締結以外の方法でセンサ本体2と測定対象物90に固定してもよい。また、締結部50は、センサ本体2と回転自在に連結されているが、締結部50とセンサ本体2とは、回転不能に連結されていてもよい。
締結部50は、雄ネジ51aを有し、設置孔92に雌ネジ92bが形成されているが、これに限られるものではない。締結部50が雌ネジを有し、取付座91に雄ネジが形成されていてもよい。つまり、ボス状の取付座91の外周面に雌ネジが形成されていてもよい。そして、締結部50は、所謂、ユニオンナットで構成される。その場合、ケーシング10のスナップリング14は、前記実施形態よりも上方の位置に設けられ、それに伴い、締結部50も、ケーシング10の下部10bの比較的上方の位置に取り付けられる。このような構成においても、ケーシング10の下端10gが設置孔92内に挿入され、締結部50が取付座91にネジ締結される。
また、締結部50の内周面とセンサ本体2との間の絶縁は、絶縁スリーブ53によるものでなくてもよい。例えば、絶縁塗料等によって、締結部50の内周面又はセンサ本体2(詳しくは、下部10b)の外周面を絶縁膜で被覆してもよい。
さらに、締結部50及びセンサ本体2との絶縁、及び、締結部50とセンサ本体2との軸X回りに回転自在且つ軸X方向の下端10g側への移動が規制された状態での連結は、スナップリング14によるものでなくてもよい。例えば、ケーシング10の下部10bの外周に絶縁体で構成された鍔状の係止部を設けてもよい。前記実施形態では、ケーシング10の上部10aの外径が締結部50の内径よりも大きいので、締結部50の上方からケーシング10の下部10bを締結部50に挿入する必要がある。そのため、締結部50にケーシング10を挿入した後に取り付けることができるスナップリング14を採用している。しかし、ケーシング10の最大外径が締結部50の内径よりも小さい場合や、ケーシング10の上部10aと下部10bとを着脱できる場合等のように、締結部50の下方からケーシング10を締結部50に挿入できる構成の場合には、ケーシング10に固定的に設けられた係止部によって締結部50とセンサ本体2とを連結するようにしてもよい。
また、センサ装置100は、ケーシング10の下端10gが設置孔92の底92aに接触しているときには必ず検出針21及び接触板41が底92aに接触するように構成され、ケーシング10の下端10gと底92aとの接触を導通確認により確認している。ただし、検出針21又は接触板41と導通している部分がセンサ本体2の外表面に露出している場合には、該露出している部分と測定対象物90との導通確認を行うことによって、検出針21又は接触板41と底92aとの接触を確認してもよい。その場合には、下端10gと底92aとの接触は必須ではない。
以上説明したように、ここに開示された技術は、センサ装置及びその取付確認方法について有用である。
100 センサ装置
10 ケーシング
10g 下端(接触部)
14 スナップリング(絶縁部、第2絶縁部)
2 センサ本体
21 検出針
41 接触板
50 締結部(固定部)
51a 雄ネジ(ネジ部)
53 絶縁スリーブ(絶縁部、第1絶縁部)
90 測定対象物
92 設置孔(有底孔)
92a 底
92b 雌ネジ(ネジ部)
X 軸

Claims (4)

  1. 測定対象物の物理量を検出するセンサ装置であって、
    測定対象物に接触する接触部を有し、測定対象物に形成された有底孔の底に前記接触部が接触するように設置されるセンサ本体と、
    前記センサ本体と連結され、前記センサ本体を測定対象物に固定する固定部と、
    前記センサ本体と前記固定部とを絶縁する絶縁部とを備えていることを特徴とするセンサ装置。
  2. 請求項1に記載のセンサ装置において、
    前記接触部は、前記センサ本体における所定の軸方向の一端に設けられており、
    前記固定部は、前記センサ本体に対して、前記軸回りに回転自在且つ前記軸方向の前記接触部側への移動が規制された状態で連結され、前記センサ本体を測定対象物にネジ締結することを特徴とするセンサ装置。
  3. 請求項2に記載のセンサ装置において、
    前記固定部は、測定対象物に形成されたネジ部に螺合するネジ部を有し、前記センサ本体が挿入される筒状に形成され、
    前記絶縁部は、前記固定部の内周面と前記センサ本体との間に設けられた第1絶縁部と、前記センサ本体と前記固定部とを前記軸回りに回転自在且つ前記軸方向の前記接触部側への移動が規制された状態で連結する第2絶縁部とを有することを特徴とするセンサ装置。
  4. 測定対象物に接触する接触部を有するセンサ本体を備えたセンサ装置の測定対象物への取付を確認する取付確認方法であって、
    前記接触部を測定対象物の有底孔に挿入し、前記センサ本体と絶縁された固定部によって前記センサ本体を測定対象物に固定する工程と、
    前記センサ本体と測定対象物との導通確認を行うことによって、前記接触部と有底孔の底との接触を確認する工程とを含むことを特徴とする取付確認方法。

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