JP2017203591A - 排気熱交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換の性能確保と冷却流体の沸騰回避との両立を図ることができる排気熱交換装置を提供する。【解決手段】EGRクーラ100は、タンク130において、チューブ110における排気の出口側よりも入口側に設けられており、タンク内空間131のうちのタンク130の内壁面134側から冷却水を供給する連通部182を有する中間プレート180を備えている。そして、中間プレート180は、タンク内空間131のうち当該中間プレート180よりもチューブ110における排気の出口側に排気の流れと冷却水の流れとの対向流を形成する。一方、中間プレート180は、連通部182を介して第1空間部130aから第2空間部130bに冷却水を供給することにより、タンク内空間131のうちチューブ110における排気の入口側に排気の流れと冷却流体の流れとの直交流を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関から排出される排気と冷却流体との間で熱交換を行う排気熱交換装置に関する。
従来より、熱交換コア部が筒状のケーシングに収容された排気熱交換装置が、例えば特許文献1で提案されている。具体的には、熱交換コア部は複数の排気チューブを含んで構成されていると共に、冷却流体は各排気チューブの周囲の冷却流体通路に流れる。また、内燃機関から排出されると共に排気チューブ内を流通する排気と、ケーシング内の冷却流体通路を流通する冷却流体と、が平行に流れるようになっている。これにより、冷却流体通路において冷却流体が局所的に沸騰することを防止することが可能となる。
特開2003−201923号公報
ここで、一般的に、排気熱交換装置において、排気と冷却流体とが直交する直交流型や排気と冷却流体とが対向する対向流型の構成は、排気と冷却流体とが平行に流れる平行流型の構成よりも同一体格での熱交換性能が高い。これは、平行流型の構成の場合、熱交換コア部における排気の入口側での排気と冷却流体との温度差が大きい一方、排気の出口側での両者の温度差が小さくなって熱交換性能を確保できないからである。
したがって、熱交換性能を確保するためには、平行流型の構成よりも直交流型・対向流型の構成が好ましいと考えられる。しかし、直交流型・対向流型の構成では、冷却流体の流れの淀みの部分が排気によって加熱され続け、ひいては冷却流体が局所的に沸騰してしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、熱交換の性能確保と冷却流体の沸騰回避との両立を図ることができる排気熱交換装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、内燃機関から排出される排気が流通する筒状のチューブ(110)を備えている。
また、チューブを収容する筒状に構成されており、チューブにおける排気の出口側に対応して設けられていると共に冷却流体をタンク内空間(131)に導入する導入口(135)と、チューブにおける排気の入口側に対応して設けられていると共にタンク内空間から冷却流体を排出する排出口(136)と、を有するタンク(130)を備えている。
そして、タンク内空間を流通する冷却流体と、チューブを流通する排気との間で熱交換するように構成されている。
さらに、タンクにおいて、チューブにおける排気の出口側よりも入口側に設けられており、タンク内空間のうちのタンクの内壁面(134)側から冷却流体を供給する供給部(114、130f、130g、130h、138、161、180)を備えている。
また、供給部は、タンク内空間のうち供給部よりもチューブにおける排気の出口側に排気の流れと冷却流体の流れとの対向流を形成する一方、タンク内空間のうちチューブにおける排気の入口側に排気の流れと冷却流体の流れとの直交流を形成する。
これによると、タンク内空間のうち供給部よりもチューブにおける排気の出口側に排気の流れと冷却流体の流れとの対向流が形成されるので、当該領域において排気と冷却流体との温度差を確保することができる。このため、熱交換の性能を確保することができる。
また、タンク内空間のうちチューブにおける排気の入口側に排気の流れと冷却流体の流れとの直交流が形成されるので、冷却流体の流れの淀みを無くすことができる。このため、滞留した冷却流体の沸騰を回避することができる。
以上のように、供給部によって、熱交換の性能確保と冷却流体の沸騰回避との両立を図ることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係るEGRクーラの一部断面図である。 図1のII−II断面図である。 連通部が設けられる範囲を示した断面図である。 第2実施形態において、連通部が設けられる範囲を示した断面図である。 第3実施形態に係る連通部を示した断面図である。 本発明の第4実施形態に係るEGRクーラの一部断面図である。 図6のVII−VII断面図である。 本発明の第5実施形態に係るEGRクーラの一部断面図である。 本発明の第6実施形態に係るEGRクーラの一部断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る熱交換器は、図示しないエンジン(内燃機関)での燃焼により発生した排気をエンジンに再循環させる際に、その排気をエンジンの冷却水によって冷却するEGRクーラに適用される。
まず、下記の各部材は、例えばステンレス材で構成されており、各部材の当接部がろう付け等により接合されている。
図1に示されるように、EGRクーラ100は、チューブ110、コアプレート120、121、タンク130、入口ガスタンク140、出口ガスタンク150、入口パイプ160、出口パイプ170、及び中間プレート180を備えている。
図2に示されるように、チューブ110は、排気通路111を構成する管である。すなわち、チューブ110は、内燃機関から排出される排気が内部の排気通路111に流れ、外部に冷却水が流れる筒状の部品である。これにより、チューブ110を介して排気と冷却水とが熱交換される。
チューブ110は、排気通路111の延設方向に交差する横断面が、扁平な矩形形状を成す細長の管部材として形成されている。チューブ110はEGRクーラ100に複数設けられている。各チューブ110は、扁平矩形断面の長辺側となる基本面112が互いに対向するように、一定の間隔を持って配置されている。
さらに、チューブ110は、排気通路111に配置されたフィン113を有している。フィン113は、チューブ110の内表面にろう付け接合されている。フィン113は、排気と冷却水との間での熱交換を促進させるものである。
図1に示されたコアプレート120、121は、タンク130の内部でチューブ110の外側に構成されたタンク内空間131と、各ガスタンク140、150の内部空間と、を区画する四角形状の板状の部材である。したがって、入口ガスタンク140側のコアプレート120と、出口ガスタンク150側のコアプレート121と、が一対として設けられている。
また、コアプレート120、121は、複数のチューブ110を保持する役割を果たす。このため、コアプレート120、121は、各チューブ110の長手方向端部が挿通する図示しないチューブ孔を有している。各チューブ110の長手方向端部は、対応するチューブ孔に通された状態でチューブ孔にろう付けされている。これにより、入口ガスタンク140の内部空間とチューブ110の排気通路111とが連通する。
タンク130は、複数のチューブ110、コアプレート120、121、及び中間プレート180を収容する筒状の容器体である。図示しないが、例えば、タンク130は、横断面形状がコの字状の2つの部品が組み合わされることで、断面四角形状を成す筒状に構成されている。コアプレート120、121の外周部120a、121aは、タンク130の開口側端部132、133の内壁面134にそれぞれ接合されている。
また、タンク130は、導入口135及び排出口136を有している。導入口135は、タンク130のうちチューブ110における排気の出口側に対応して設けられていると共に、冷却水をタンク内空間131に導入するための部分である。
一方、排出口136は、タンク130のうちチューブ110における排気の入口側に対応して設けられていると共に、タンク内空間131から冷却水を排出するための部分である。本実施形態では、導入口135及び排出口136は、タンク130のうち対角の位置に設けられている。もちろん、導入口135及び排出口136は他の配置関係になっていても良い。
さらに、タンク130は、中間プレート180が配置された位置から入口ガスタンク140側の開口側端部132までが外側(上側)に膨出した膨出部137が形成されている。
入口ガスタンク140及び出口ガスタンク150は、漏斗状を成して内部に排気流路を形成するものである。具体的に、入口ガスタンク140及び出口ガスタンク150は、外形形状が直方体状を成して、チューブ110側となる一方の面が開口する半容器体として構成されている。
そして、入口ガスタンク140の開口端部が一方のコアプレート120に接合され、出口ガスタンク150の開口端部が他方のコアプレート121に接合されている。これにより、入口ガスタンク140は、図示しない排気管からの排気を各チューブ110に分配供給する。一方、出口ガスタンク150は、各チューブ110を流通した排気を図示しない排気管に排出する。
なお、入口ガスタンク140は排気ガス再循環装置における相手側排気管との接続用のフランジ141を有している。同様に、出口ガスタンク150もフランジ151を有している。
入口パイプ160は、エンジンから流出される冷却水が流入する管部材である。入口パイプ160は、タンク130の導入口135に挿入されて接合されている。また、出口パイプ170は、タンク内空間131を流れた冷却水が流出する管部材である。出口パイプ170は、タンク130の排出口136に挿入されて接合されている。
中間プレート180は、タンク内空間131のうちのタンク130の内壁面134側から冷却水を供給するための四角形状の板状の部材である。中間プレート180は、タンク内空間131において、チューブ110における排気の出口側よりも入口側に設けられている。
また、中間プレート180は、タンク内空間131をチューブ110における排気の出口側の第1空間部130aと入口側の第2空間部130bとに区画している。図2に示されるように、中間プレート180は、各チューブ110が挿通するチューブ孔181を有している。各チューブ110は、対応するチューブ孔181に通された状態でチューブ孔181にろう付けされている。
図1及び図2に示されるように、中間プレート180は、第1空間部130aと第2空間部130bとを連通させる連通部182を有している。連通部182は、中間プレート180の一部を貫通する貫通孔として構成されている。連通部182を通過する冷却水の抵抗を小さくするため、連通部182は可能な限り大きなサイズに形成されていることが好ましい。
連通部182は、中間プレート180の外縁部に設けられている。具体的には、図3に示されるように、中間プレート180に対するチューブ110の挿通方向に垂直な面において、連通部182は中間プレート180のうち排出口136側とは反対側に設けられている。
ここで、本実施形態では、「排出口136側とは反対側」とは、当該垂直な面において、チューブ110の長手方向の幅の中間の位置よりも排出口136側から遠い位置である。したがって、連通部182は、図3の矢印で示された範囲に設けられていれば良い。本実施形態では、連通部182は排出口136に対して各チューブ110よりもさらに遠い位置に設けられている。
以上が、本実施形態に掛かるEGRクーラ100の全体構成である。なお、以下では、「排出口136側とは反対側」というときは、中間プレート180に対するチューブ110の挿通方向すなわちチューブ110の排気通路111の延設方向に垂直な面あるいは断面における位置関係を言う。
次に、EGRクーラ100に中間プレート180が設けられたことによる作用効果について説明する。上述のように、中間プレート180によってタンク内空間131が排気の出口側の第1空間部130aと入口側の第2空間部130bとに区画されている。したがって、タンク内空間131に導入口135から冷却水が流れ込むと、中間プレート180よりもチューブ110における排気の出口側である第1空間部130aでは、排気の流れと冷却水の流れとの対向流が形成される。つまり、中間プレート180が第1空間部130aに対向流を形成する役割を果たす。これにより、冷却水と排気との間で熱交換が行われる。
このように、タンク内空間131のうちの第1空間部130aに排気の流れと冷却水の流れとの対向流が形成されるので、第1空間部130aの排気流れ方向において排気と冷却水との温度差を確保することができる。したがって、対向流型のメリットである熱交換の性能を確保することができる。
続いて、第1空間部130aを流れた冷却水は第2空間部130bに移動するが、そのための通路はタンク130の内壁面134側に位置する連通部182のみである。したがって、連通部182は、第1空間部130aの冷却水の全部をタンク130の内壁面134側から第2空間部130bに供給する。すなわち、第1空間部130aの冷却水は、連通部182を通過しなければ第2空間部130bに移動することができない。これにより、冷却水は、連通部182を介して排出口136とは反対側の内壁面134側から第2空間部130bに供給される。つまり、冷却水は、第2空間部130bのうちのタンク130の膨出部137の空間に供給される。
また、導入口135から第1空間部130aに分散した冷却水が連通部182を通過することで、第1空間部130aよりも冷却水の流速が上げられた状態で冷却水が第2空間部130bに供給される。
本実施形態では、連通部182が排出口136とは反対側に設けられているので、膨出部137の空間、各チューブ110間の隙間、及び排出口136が概ね直線上に位置する。このため、連通部182から第2空間部130bに導入された冷却水がタンク内空間131の連通部182側の内壁面134側から排出口136側の内壁面134側へと流れる。したがって、第2空間部130bでは、排気の流れと冷却水の流れとの直交流が形成される。つまり、中間プレート180が第2空間部130bに直交流を形成する役割を果たす。これにより、冷却水と排気との間で熱交換が行われる。
このように、タンク内空間131のうち第2空間部130bに排気の流れと冷却水の流れとの直交流が形成されるので、第2空間部130bにおいて冷却水の流れの淀みを無くすことができる。すなわち、沸騰が懸念される排気上流側において淀みのない冷却水の直交流を作り出すことができる。このため、第2空間部130bを流れる冷却水の沸騰を回避することができる。
以上のように、中間プレート180によって、冷却水を排気下流側から排気上流側に流す対向流型の熱交換による性能確保と沸騰回避との両立を図ることができる。なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、冷却水が特許請求の範囲の「冷却流体」に対応し、中間プレート180が特許請求の範囲の「供給部」及び「区画部材」に対応する。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図4に示されるように、排出口136は、各チューブ110の積層方向に設けられている。この構成においても、連通部182は、中間プレート180のうち排出口136側とは反対側に設けられている。
本実施形態では、「排出口136側とは反対側」とは、中間プレート180に対するチューブ110の挿通方向に垂直な面において、チューブ110の積層方向の積層幅の中間の位置よりも排出口136側から遠い位置である。したがって、連通部182は、図4の矢印で示された範囲に設けられていれば良い。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図5に示されるように、連通部182は、中間プレート180の外縁部のうちチューブ110の積層方向に配置されていると共に、2カ所設けられていても良い。このように、連通部182は中間プレート180に複数設けられていても良い。
(第4実施形態)
本実施形態では、第1〜第3実施形態と異なる部分について説明する。本実施形態では、EGRクーラ100は中間プレート180を備えていない。そのかわり、各チューブ110及びタンク130の構造によって、第1空間部130aと第2空間部130bとが区画されている。
具体的には、図6及び図7に示されるように、各チューブ110はリブ114を有している。リブ114は、各チューブ110の基本面112に直線状に設けられていると共に、基本面112から突出した突起部である。また、チューブ110の排気通路111の延設方向に垂直な面すなわち図7に示された断面において、リブ114は、基本面112のうち排出口136側の端から導入口135側に延設されている。
さらに、タンク130は、最外部のチューブ110のリブ114に対応する側壁部130c、130d及び排出口136が設けられた側壁部130eのうちチューブ110のリブ114に対応する位置に形成された凹部130f、130g、130hを有している。凹部130f〜130hは、各側壁部130c〜130eの一部がタンク内空間131側に凹んだ部分である。
そして、隣同士のチューブ110の各リブ114が組み合わされていると共に、最外部のチューブ110のリブ114とタンク130の凹部130f、130gとが組み合わされている。また、側壁部130eの凹部130hが各チューブ110のうちの排出口136側の壁面115と組み合わされている。これにより、基本面112のうちリブ114が設けられていない部分や、タンク130に凹部130f〜130hが設けられていない部分の隙間が冷却水の連通部130iとなる。
ここで、連通部130iは、リブ114及び凹部130f〜130hの組み合わせによって構成されているので、冷却水の一部はタンク内空間131の排出口136側(タンク130の側壁部130e側)を通ることもある。すなわち、必ずしも第1空間部130aの全ての冷却水を1カ所から第2空間部130bに供給する必要はない。
例えば、第1空間部130aの冷却水の半分以上が連通部130iのうち排出口136とは反対側を流れることが好ましい。このため、(連通部130iのうち排出口136とは反対側の隙間の断面積)>(連通部130iのうち排出口136とは反対側の隙間以外の隙間の断面積)を満たすようにリブ114及び凹部130f〜130hが形成されていれば良い。
以上の構成により、タンク内空間131の大部分を仕切ることができると共に、第1空間部130aと第2空間部130bとに区画することができる。また、中間プレート180が不要になるというメリットもある。これにより、タンク130の膨出部137が不要になるので、タンク130を簡易な構造に設計することができる。
上記の構成に対し、タンク130に凹部130f〜130hが形成されておらず、各チューブ110のリブ114のみによって連通部130iが構成されていても構わない。例えば、上記のようにタンク130に凹部130f〜130hが形成される場合、連通部130iは各チューブ110のうちリブ114が設けられていない部分の一部によって構成される。一方、タンク130に凹部130f〜130hが形成されていない場合、連通部130iは、各チューブ110のうちリブ114が設けられていない部分の全部によって構成される。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、リブ114及び凹部130f〜130hが特許請求の範囲の「供給部」及び「区画部材」に対応する。また、基本面112が特許請求の範囲の「外壁面」に対応する。
(第5実施形態)
本実施形態では、第1〜第4実施形態と異なる部分について説明する。図8に示されるように、本実施形態では、タンク130は供給口138を有している。供給口138は、タンク130のうち排出口136とは反対側すなわち排出口136と対向する位置に設けられている。
また、EGRクーラ100は、入口パイプ160と供給口138とを繋ぐ接続パイプ161を備えている。これにより、入口パイプ160を流れる冷却水の一部が、接続パイプ161を介して、供給口138すなわちタンク130の内壁面134側からタンク内空間131の第2空間部130bに直接供給される。
したがって、タンク内空間131のうち供給口138よりもチューブ110における排気の出口側に、排気の流れと冷却流体の流れとの対向流を形成することができる。一方、タンク内空間131のうちチューブ110における排気の入口側に、排気の流れと冷却流体の流れとの直交流を形成することができる。これにより、タンク内空間131のうちチューブ110における排気の入口側であって排出口136とは反対側の冷却水の滞留部130jを無くすことができる。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、供給口138及び接続パイプ161が特許請求の範囲の「供給部」に対応する。
(第6実施形態)
本実施形態では、第5実施形態と異なる部分について説明する。図9に示されるように、供給口138は、接続パイプ162を介して図示しないエンジンに直接接続されている。これにより、入口パイプ160から接続パイプ161によって冷却水を分岐させずにタンク内空間131に直交流を形成するための冷却水を導入させることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示されたEGRクーラ100の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、排気熱交換装置をEGRクーラ100に適用したものとして説明したが、これに限定されることなく、他の熱交換器へも広く適用可能である。例えば、外気に排出される排気ガスと冷却水との間で熱交換して、冷却水を加熱する排熱回収熱交換器に適用しても良い。
上記第1〜第3実施形態では、中間プレート180は連通部182以外の全てを塞いでいたが、全てを塞ぐ必要はなく、タンク内空間131の大部分を仕切ることができれば良い。
第4実施形態では、各チューブ110にリブ114が設けられていたが、別部品が基本面112に固定されていても良い。タンク130についても同様に、凹部130f〜130hではなく、内壁面134に別部品が固定されていても良い。
上記各実施形態では、各チューブ110にフィン113が設けられていたが、フィンレス構造が採用されても良い。また、各チューブ110は扁平形状でなくても良い。さらに、EGRクーラ100は、コアプレートレス構造が採用されても良い。この場合、例えば、各チューブ110の基本面112に設けられた図示しない凸部が接合され、凸部がタンク130の内壁面134に接合されることによりタンク内空間131が構成される。
上記各実施形態では、連通部182が中間プレート180に1個または2個設けられた例が示されているが、これは一例である。連通部182は中間プレート180に3個以上設けられていても良い。
上記各実施形態では、各部材がステンレス材で構成されたものが用いられていたが、これは材料の一例である。したがって、各部材は、例えばアルミニウム材、あるいはアルミニウム合金材で構成されていても良い。もちろん、各部材は、ステンレス材、アルミニウム材、アルミニウム合金材等に限られず、他の材料で構成されていても良い。
110 チューブ
130 タンク
131 タンク内空間
134 内壁面
135 導入口
136 排出口
180 中間プレート(供給部)
182 連通部

Claims (5)

  1. 内燃機関から排出される排気が流通する筒状のチューブ(110)と、
    前記チューブを収容する筒状に構成されており、前記チューブにおける前記排気の出口側に対応して設けられていると共に冷却流体をタンク内空間(131)に導入する導入口(135)と、前記チューブにおける前記排気の入口側に対応して設けられていると共に前記タンク内空間から前記冷却流体を排出する排出口(136)と、を有するタンク(130)と、
    を備え、
    前記タンク内空間を流通する前記冷却流体と、前記チューブを流通する前記排気との間で熱交換するように構成された排気熱交換装置であって、
    前記タンクにおいて、前記チューブにおける前記排気の前記出口側よりも前記入口側に設けられており、前記タンク内空間のうちの前記タンクの内壁面(134)側から前記冷却流体を供給する供給部(114、130f、130g、130h、138、161、180)を備えており、
    前記供給部は、前記タンク内空間のうち前記供給部よりも前記チューブにおける前記排気の前記出口側に前記排気の流れと前記冷却流体の流れとの対向流を形成する一方、前記タンク内空間のうち前記チューブにおける前記排気の前記入口側に前記排気の流れと前記冷却流体の流れとの直交流を形成する排気熱交換装置。
  2. 前記供給部は、前記タンク内空間を前記チューブにおける前記排気の前記出口側の第1空間部(130a)と前記入口側の第2空間部(130b)とに区画する区画部材(114、130f、130g、130h、180)であり、
    前記区画部材は、前記第1空間部と前記第2空間部とを連通させる連通部(130i、182)を有している請求項1に記載の排気熱交換装置。
  3. 前記連通部は、前記区画部材のうち前記排出口側とは反対側に設けられている請求項2に記載の排気熱交換装置。
  4. 前記区画部材は、前記第1空間部と前記第2空間部とを区画する板状に構成されていると共に、前記チューブが挿通された中間プレート(180)として構成されている請求項2または3に記載の排気熱交換装置。
  5. 前記チューブは、複数備えられており、
    前記区画部材は、前記複数のチューブの外壁面(112)に設けられていると共に、前記外壁面から突出したリブ(114)が組み合わされることで構成されており、
    前記連通部は、前記複数のチューブのうち前記リブが設けられていない部分の一部または全部によって構成されている請求項2または3に記載の排気熱交換装置。
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