JP4416670B2 - 多流体熱交換器 - Google Patents

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本発明は、熱交換器に関し、特に、1つの流体で複数の流体を加熱又は冷却可能なように構成された多流体熱交換器に関する。
従来、燃料電池や船舶用の熱交換器等において多流体熱交換器が使用されている。この種の多流体熱交換器は、伝熱管を備えた複数のコアがケース内に収容されて構成されており、ケースと各コアの伝熱管との間を流通する流体に対して各コアが直列に配置されている直列タイプのものと、ケースと各コアの伝熱管との間を流通する流体に対して各コアが並列に配置されている並列タイプのものがある。
そして、直列タイプの熱交換器では、ケースと各伝熱管との間を流通する流体により、各伝熱管内を流通する複数の流体が順次、冷却又は加熱されるようになっており(例えば、特許文献1参照)、また、並列タイプの熱交換器では、ケースと各伝熱管との間を流通する流体により、各伝熱管内を流通する複数の流体が同時に冷却又は加熱されるようになっている。
実開昭63−185799号公報
しかしながら、上記した従来の直列タイプの多流体熱交換器では、ケースと各伝熱管との間を流通する流体の温度がその流れに従って変化してしまうため、各流体の出口温度を同一温度に制御することができないといった問題があった。一方、上記した並列タイプの多流体熱交換器では、特に、各コアが複数の伝熱管を備えている場合には、ケースと各伝熱管との間を流通する流体の流れの分布が均一にならないため、各流体の出口温度にばらつきが生じるといった問題があった。
したがって、各流体の多流体熱交換器からの出口温度を同一温度に制御しないと、電池内の温度が不均一となり、発電性能や寿命を著しく損なうおそれのある燃料電池などの用途においては、上記した従来の多流体熱交換器を使用することが難しいといった問題があった。
さらにまた、上記した従来の多流体熱交換器では、ケースと各伝熱管との間を流通する流体の流れが直線的になり、流体の淀みの発生する領域が多くなるため、熱交換性能を十分に高めることができないといった問題もあった。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、ケースと各伝熱管との間に流体を均一に流通させ、熱交換性能の向上を図り、各流体の熱交換器からの出口温度を同一温度に制御することのできる多流体熱交換器を提供しようとするものである。
本発明は、伝熱管を備えた2つのコアと該コアを収容するケースとを備え、該ケースと前記各伝熱管との間を流通する第1流体と、前記各伝熱管内を流通する第2流体及び第3流体とが互いに熱交換を行うように構成された多流体熱交換器であって、前記各コアは並列に設けられていると共に前記第1流体の出入口はそれぞれ前記各コアの間に設けられており、前記第1流体と前記第2流体及び第3流体とがそれぞれ並列に流通するように構成されていることを特徴とする。
そして、好ましくは、前記ケース内部の前記各コアの間には、前記第1流体の出入口に近接してバッフル部材が設けられ、該バッフル部材により前記第1流体が左右の前記各コアに均一に振り分けられるように構成されているのがよい。
また、前記各コアは、並設された複数の伝熱管を備えていてもよい。
さらに、前記バッフル部材は、平板状の部材から構成されていてもよく、また、前記バッフル部材は、板バネ状の部材から構成されており、前記ケースの対向する周壁間に介装可能なように形成されていてもよく、さらに、前記バッフル部材は、パイプを半割りにした形状を有する部材から構成されており、その一端部が前記第1流体の出入口を構成可能なように形成されていてもよく、さらにまた、前記バッフル部材は、パイプの左右周壁に通過孔が形成された部材から構成されており、その一端部が前記第1流体の出入口を構成可能なように形成されていてもよい。
本発明によれば、冷却流体の流れの分布を改善させ、熱交換性能の向上を図ることができると共に、各流体の熱交換器からの出口温度を同一温度に制御することができる等、種々の優れた効果を得ることができる。
以下、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。ここで、図1は本発明の実施の形態に係る多流体熱交換器を示す断面図、図2は図1のA−A矢視図である。
この多流体熱交換器1は、内部に第2流体と第3流体が流通可能なように並列して配設された2つのコア2と、各コア2の両端にそれぞれ設けられたアッパタンク3及びロアタンク4と、各コア2を収容するケース5と、ケース5の両端を閉塞するように設けられたヘッダプレート6とから概略構成されており、各コア2とケース5の間には第1流体が流通可能となっている。
各コア2は、それぞれ、複数(図示では3本)の扁平チューブ7と、扁平チューブ7の内部に介装されたインナーフィン8とから成り、各扁平チューブ7は、その両端部が各ヘッダプレート6に貫設され、アッパタンク3及びロアタンク4に連通するようになっている。また、アッパタンク3には、第2流体及び第3流体の各入口9が設けられ、ロアタンク4には、第2流体及び第3流体の各出口10がそれぞれ設けられている。
ケース5は、角筒状を成しており、前面側周壁11には、上部に第1流体の入口12が設けられ、下部に第1流体の出口13が設けられている。第1流体の入口12及び出口13はそれぞれ各コア2の間に配置されており、第1流体は前記第2流体及び第3流体と並列に流通可能となっている。
ケース5内部の各コア2の間には、第1流体の入口12及び出口13に近接してそれぞれバッフル部材14,15が設けられており、上側のバッフル部材14は第1流体の入口12の直下に位置し、下側のバッフル部材15は第1流体の出口13の直上に位置している。各バッフル部材14,15は、それぞれ前後方向に細長い平板状を成し、ケース5の前面側周壁11と後面側周壁16との間に配置されている。
次に、本実施の形態に係る多流体熱交換器1の作用を説明する。
第2流体及び第3流体は、それぞれ、入口9からアッパタンク3を通って各コア2の扁平チューブ7内に流入し、ロアタンク4を通って出口10から外部に流出する。一方、入口12からケース5内に流入した第1流体は、上側のバッフル部材14により左右の各コア2に均一に振り分けられ、前面側周壁11と扁平チューブ7の間や、隣接する扁平チューブ7の間や、扁平チューブ7と後面側周壁16との間を均一に流通し、第2流体及び第3流体との間で熱交換を行う。さらにまた、ケース5内において各コア2の間を流通した第1流体は、下側のバッフル部材15により左右の各コア2に均一に振り分けられ、前面側周壁11と扁平チューブ7の間や、隣接する扁平チューブ7の間や、扁平チューブ7と後面側周壁16との間を均一に通って第2流体及び第3流体との間で熱交換を行った後、出口13から外部に流出する。
このように、上記した実施の形態に係る多流体熱交換器1によれば、第1流体の入口12及び出口13にそれぞれバッフル部材14,15が設けられており、ケース5内において第1流体は左右の各コア2に均一に振り分けられる。したがって、第1流体の経路を長く取ることができ、ケース5内において第1流体の淀みの発生を抑制することができるため、熱交換性能を高めることができる。
また、第1流体の入口12及び出口13をそれぞれ各コア2の間に設けることにより、同一温度の第1流体が左右のコア2の扁平チューブ7に接触するようになるため、第2流体及び第3流体の温度を同一温度に制御することができる。さらに、第1流体の入口12及び出口13に近接してバッフル部材14,15が設けられているため、上記したように各コア2に複数の扁平チューブ7が設けられている場合でも、第1流体が左右の各コア2に均一に振り分けられ、第2流体及び第3流体の温度を同一温度に制御することができるようになる。したがって、第1流体と第2流体及び第3流体の3つの流体の出口温度を同一温度に制御することも可能となる。
なお、バッフル部材14,15の構成は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、各種変更が可能である。すなわち、例えば、図3に示すように、板バネ状の部材17を台形状に折曲し、ケース5の互いに対向する前面側周壁11と後面側周壁16の間に介装させてもよく、この場合、バッフル部材はバネの弾性により前面側周壁11と後面側周壁16の間に保持されるため、溶接等の接合手段を必要とすることなく、ケース5内の所定箇所に簡単且つ確実に固定することができる。
また、図4に示すように、丸パイプ18を半割りにし、その一端部が第1流体の入口12及び出口13を構成可能なように形成させたり、或いは、図5に示すように、丸パイプ19の左右周壁に通過孔20を複数形成させ、その一端部が第1流体の入口12及び出口13を構成可能なように形成させてもよく、これらの場合には、バッフル部材はケース5に貫設することにより固定され、しかも、冷却水の出入口としての機能も合わせ持つようになるため、熱交換器の製造作業が簡素化され、製造コストの低減化を図ることが可能となる。
さらに、上記実施の形態においては、伝熱管として3個の扁平チューブ7が設けられているが、これは単なる例示に過ぎず、本発明は、他の形状や数の伝熱管から成るコアを備えた熱交換器にも適用可能であることは言う迄もない。
本発明の実施の形態に係る多流体熱交換器を示す断面図である。 図1のA−A矢視図である。 本発明の実施の形態に係る多流体熱交換器におけるバッフル部材を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る多流体熱交換器におけるバッフル部材の別の例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る多流体熱交換器におけるバッフル部材のさらに別の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 多流体熱交換器
2 コア
5 ケース
7 扁平チューブ
11 前面側周壁
12 入口
13 出口
14 バッフル部材
15 バッフル部材
16 後面側周壁
17 板バネ状の部材
18 丸パイプ
19 丸パイプ
20 通過孔

Claims (3)

  1. 伝熱管を備えた2つのコアと該コアを収容するケースとを備え、該ケースと前記各伝熱管との間を流通する第1流体と、前記各伝熱管内を流通する第2流体及び第3流体とが互いに熱交換を行うように構成された多流体熱交換器であって、
    前記各コアは並列に設けられていると共に前記第1流体の出入口はそれぞれ前記各コアの間に設けられており、前記第1流体と前記第2流体及び第3流体とがそれぞれ並列に流通するように構成され、前記ケース内部の前記各コアの間には、前記第1流体の出入口に近接してバッフル部材が設けられ、該バッフル部材により前記第1流体が左右の前記各コアに均一に振り分けられるように構成され、前記バッフル部材は、板バネ状の部材から構成されており、前記ケースの対向する周壁間に介装可能なように形成されていることを特徴とする多流体熱交換器。
  2. 伝熱管を備えた2つのコアと該コアを収容するケースとを備え、該ケースと前記各伝熱管との間を流通する第1流体と、前記各伝熱管内を流通する第2流体及び第3流体とが互いに熱交換を行うように構成された多流体熱交換器であって、
    前記各コアは並列に設けられていると共に前記第1流体の出入口はそれぞれ前記各コアの間に設けられており、前記第1流体と前記第2流体及び第3流体とがそれぞれ並列に流通するように構成され、前記ケース内部の前記各コアの間には、前記第1流体の出入口に近接してバッフル部材が設けられ、該バッフル部材により前記第1流体が左右の前記各コアに均一に振り分けられるように構成され、前記バッフル部材は、パイプを半割りにした形状を有する部材から構成されており、その一端部が前記第1流体の出入口を構成可能なように形成されていることを特徴とする多流体熱交換器。
  3. 前記各コアは、並設された複数の伝熱管を備えている請求項1又は2に記載の多流体熱交換器。

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