JP2017201736A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像処理装置の動作中に、何らかのエラーが発生したことに応じて、そのエラーの原因となる障害箇所をサーバに通知できる仕組みを提供することを目的とする。
【解決手段】 MFP101は、コピーや印刷などの機能をユーザに提供する通常モードと、制御部の診断を行うためのテストモードを備えている。また、CPU111は、いずれかのモードで起動して装置を動作させることができる。CPU111は、通常モードで動作している場合に、エラーが発生した場合(S307)は、テストモードでMFP101を動作させ、制御部の診断を行い(S317)、診断結果とエラーの種類に基づいて障害の発生箇所が少なくとも前記デバイス側であるか、前記制御部側であるかを識別可能な情報を含むエラーレポートを生成し、当該エラーレポートを管理サーバに送信する。
【選択図】 図3
【解決手段】 MFP101は、コピーや印刷などの機能をユーザに提供する通常モードと、制御部の診断を行うためのテストモードを備えている。また、CPU111は、いずれかのモードで起動して装置を動作させることができる。CPU111は、通常モードで動作している場合に、エラーが発生した場合(S307)は、テストモードでMFP101を動作させ、制御部の診断を行い(S317)、診断結果とエラーの種類に基づいて障害の発生箇所が少なくとも前記デバイス側であるか、前記制御部側であるかを識別可能な情報を含むエラーレポートを生成し、当該エラーレポートを管理サーバに送信する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、画像処理装置で生じたエラーに関する情報を管理するための技術に関するものである。
画像処理装置の動作中に、何らかの障害が発生する場合がある。このような画像処理装置において、障害の発生状況を示すエラーコードやエラーの発生時刻などのログを遠隔地にある管理サーバに送信することが知られている(例えば、特許文献1)。
画像処理装置において何らかの障害が発生した場合、カスタマーエンジニアが画像処理装置の設置箇所に向かい、画像処理装置の修理やメンテナンスを行うことが知られている。このような場合、カスタマーエンジニアは、メンテナンスサーバに送信されたエラーに関するログなどに基づいて、修理に必要となる保守部品を予測し、画像処理装置の設置箇所を訪問していた。
例えば、ログに印刷関連のエラーコードが残っている場合は、まず、印刷ユニットの故障や印刷ユニット内の各種部品の不良が疑われる。しかしながら、印刷関連の障害が発生した場合であったとしても、実際に印刷を行うためのユニットには障害が発生しておらず、制御を行うための制御コントローラ側で障害が発生している場合もある。
例えば、印刷に使用する画像を生成する画像処理に使用する集積回路が故障していることに起因して印刷に関するエラーが発生する場合もある。また、制御コントローラが備えるメモリやストレージの一部の領域が故障していることに起因して、印刷に関するエラーが発生する場合もある。
カスタマーエンジニアは、前述した制御コントローラ側で障害が発生している場合、メモリ基板、コントローラ基板、ストレージ、画像処理に使用する集積回路などの部品を交換することにより修理を行うことになる。
ところで、従来から制御コントローラ側の障害の診断を行うためのソフトウェアを起動することにより、制御コントローラ側の障害の診断を行うことが知られている。このような、制御コントローラ側の障害の診断は、画像処理装置を制御するためのOS(Operation System)がリソースを管理している状態では行うことが難しい。従って、従来は、カスタマーエンジニアが画像処理装置の起動時などに、制御コントローラ側の障害の診断を行うためのソフトウェアを起動するための操作を手作業で行い、別の診断プログラムを立ち上げることで、制御コントローラ側の障害の診断を行っていた。
従ってカスタマーエンジニアは、制御コントローラ側に原因があるのか、印刷ユニット側に原因があるのかの切り分けを、訪問修理に赴いてから特定する必要があり、画像処理装置が障害から復旧するまでのダウンタイムが長くなってしまうという問題があった。
これを鑑みて、本発明は、画像処理装置の動作中に、何らかのエラーが発生したことに応じて、そのエラーの原因となる障害箇所をサーバに通知できる仕組みを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明の画像処理装置は、制御部と、制御部に接続された少なくとも1つのデバイスを含む画像処理装置であって、前記画像処理装置は、通常動作を行うための第1の動作モードと、前記制御部を診断するための第2の動作モードを少なくとも備えており、いずれかの動作モードで前記画像処理装置を起動させることが可能な制御手段と、前記第1の動作モードで前記画像処理装置が動作している場合に前記デバイスに関連するエラーが発生したことに応じて、前記第2のモードで前記画像処理装置を動作させ、前記第2の動作モードによって記憶された診断の結果と、前記エラーの種類に基づいて、障害の発生箇所が少なくとも前記デバイス側であるか、前記制御部側であるかを識別可能な情報を含むエラーレポートを生成する生成手段と、前記生成手段によって生成されたエラーレポートを管理サーバに送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像処理装置で何らかのエラーが発生したことに応じて、そのエラーの原因となる障害箇所をサーバに通知することが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る画像処理システムを示すブロック図である。本実施形態では画像処理装置の一例としてMFP(Multi Function Peripheral)101を、情報処理装置の一例として管理サーバ102を説明する。MFP101と管理サーバ102はネットワーク100を介して通信可能に接続されている。
なお、図1では、1つの画像処理装置が画像処理システムに設けられた場合を例示しているが、これに限定されるものではない。例えば、管理サーバと複数の画像処理装置がネットワーク100を介して通信可能に接続されていてもよい。
MFP101は、自身に何らかのエラーが発生した場合に、管理サーバにエラー情報を送信する機能を備えている。エラー情報には、エラーの種類を示すエラーコードや、発生した日時などの情報が含まれる。以下、これらの管理サーバに送信されるエラー情報をエラーレポートと呼ぶものとする。
<管理サーバの構成>
管理サーバ102は、MFP101から受信したエラーレポートを受信してデータベース(不図示)に記憶する。管理サーバ102は、例えば、画像処理装置に対する保守サービスを提供するサービス拠点に設置されている。画像処理装置に対する保守サービスを提供するエンジニア(以下、カスタマーエンジニアとも呼ぶ)は、管理サーバ102のデータベースにアクセスして、画像処理装置のエラーレポートを検索することができるものとする。
管理サーバ102は、MFP101から受信したエラーレポートを受信してデータベース(不図示)に記憶する。管理サーバ102は、例えば、画像処理装置に対する保守サービスを提供するサービス拠点に設置されている。画像処理装置に対する保守サービスを提供するエンジニア(以下、カスタマーエンジニアとも呼ぶ)は、管理サーバ102のデータベースにアクセスして、画像処理装置のエラーレポートを検索することができるものとする。
例えば、カスタマーエンジニアは、画像処理装置のユーザから修理などの依頼を受けた場合に、データベース内に記憶されたエラーレポートを参照して修理に必要となる保守部品などを予測することができる。また、カスタマーエンジニアは、画像処理装置をサービス拠点で引き取って修理を行う場合に、予め修理に必要となる保守部品などを予測し、保守部品の発注をかけることができる。
<MFPの構成>
次に、MFP101の構成について説明する。MFP101はシート上の画像を読み取る読取機能、シートに画像を印刷する印刷機能を有する。また、他にもMFP101は、画像データを外部装置に送信するファイル送信機能や読み取った画像をシートに印刷するコピー機能などを有している。
次に、MFP101の構成について説明する。MFP101はシート上の画像を読み取る読取機能、シートに画像を印刷する印刷機能を有する。また、他にもMFP101は、画像データを外部装置に送信するファイル送信機能や読み取った画像をシートに印刷するコピー機能などを有している。
なお、本実施形態では画像処理装置の一例としてMFP101を説明するが、これに限定されるものではない。例えば、読取機能を有さないプリンタ等のSFP(Single Function Peripheral)であってもよい。また、印刷機能を有さないスキャナなどのSFPであってもよい。本実施例では、一例として画像処理装置が以下に説明する各種構成要件を備えるものとする。
CPU(Central Processing Unit)111を含む制御部110は、MFP101全体の動作を制御する。制御部110は、コントローラ基板(不図示)を備えており、コントローラ基板には、CPU111、ROM112、RAM113、ストレージ114、NVRAM121、画像処理部122が接続されている。また、コントローラ基板は各種デバイスと通信するためのインタフェース(I/F)を備えている。
CPU111は、ROM112やストレージ114に記憶された制御プログラムを読み出して、読取制御や印刷制御などの各種制御を行う。ROM(Read Only Memory)112は、CPU111が起動時に読み出すブートローダーが格納されている。ユーザにより主電源ボタン(不図示)がONされたことに応じて起動する電源制御部(不図示)は、起動時にCPU111に対してリセット信号を送信する。リセット信号を受信したCPU111は、データバスに接続された各モジュールの初期化処理を行う。初期化処理が完了すると、CPU111は、ROM112に記憶されたブートローダーのプログラムを読み出して実行する。ブートローダーは、コピーや印刷などの機能をユーザに提供する通常モードでMFP101を制御するためのOSを立ち上げることができる。また、ブートローダーは制御部110内の各モジュールのテストを行うテストモードでMFP101を制御するための制御部自己診断ツールを立ち上げることができる。
RAM(Random Access Memory)113は、CPU111の主記憶メモリであり、揮発性のメモリである(揮発メモリとも呼ぶ)。RAM113は、ワークエリア、ROM112及びストレージ114に格納された各種制御プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。RAM113は、メインコントローラ基板に用意されたメモリモジュール(メモリ基板)を接続するためのスロットに装着されている。
ストレージ114は、印刷データ、画像データ、各種制御プログラム、及び各種設定情報を記憶する。ストレージ114とコントローラ基板間は、シリアルATA(Advanced Technology Attachment)ケーブルで接続されている。本実施形態ではストレージ114としてHDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置を想定しているが、HDDの代わりにSSD(Solid State Drive)等を用いるようにしても良い。
NVRAM(Non Volatile RAM)121は各種設定値や制御部自己診断ツールのプログラムを記憶する不揮発性のメモリである(不揮発メモリとも呼ぶ)。また、NVRAM121の所定の領域には、後述するテストモード起動フラグや、診断ツールでの診断結果が格納される。テストモード起動フラグは、ブートローダー、通常モード、テストモードのいずれのモードで起動している場合も参照できるものとする。NVRAM121のモジュールは、コントローラ基板とコネクタで接続されている。従って修理などの際には、NVRAMのモジュール単体を交換することもできる。
なお、本実施形態のMFP101では、1つのCPU111が1つのメモリ(RAM113)に制御プログラムをロードして後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の様態であっても構わない。例えば複数のCPU、RAM、ROM、NVRAM、及びストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行することもできる。また、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field−Programmable Gate Array)等のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。
操作部インタフェース(I/F)115は、操作部116と制御部110を接続する。操作部116には、タッチパネル機能を有する液晶表示部や各種ハードキーなどが備えられ、情報を表示する表示部やユーザの指示を受け付ける受付部として機能する。
読取部I/F117は、読取部118と制御部110を接続する。読取部118は原稿を読み取って画像を生成する。なお、生成された画像はストレージ114に格納されるものとする。読取部118によって生成された画像は外部装置に送信されたり、シート上に印刷されたりする。
印刷部I/F119は、印刷部120と制御部110を接続する。印刷に使用する画像は印刷部I/F119を介して制御部110から印刷部120に転送される。印刷部120は、制御部110を介して制御コマンド及び印刷に使用する画像を受信し、シートに画像を印刷する。
また、制御部110は、通信部I/F123を介してネットワーク100に接続される。CPU111は、通信部I/F123を介してネットワーク100上の外部装置に画像や情報を送信したり、ネットワーク100上の外部装置から印刷データや情報を受信したりする。通信部I/F123を介して受信した印刷データは、ストレージ114又はROM112に格納された印刷データを解析するためのソフトウェアモジュール(PDL解析部、不図示)によって解析される。PDL解析部は、様々な種類のページ記述言語(Page Description Language)で表現された印刷データに基づいて印刷部120で印刷するための中間データを生成する。
画像処理部122は、印刷部120で印刷するための画像や読取部118で読み取った画像に対して画像処理を行うための画像処理用のASICである。画像処理部122は、不図示のイメージバスを介してRAM113との間でデータのやり取りを行うことができる。CPU111は、RAM113から画像処理部122に画像データを転送し所定の画像処理を行わせることができる。例えば画像処理部122では、画像の拡大縮小処理、回転処理、解像度変換などの画像処理を行うことができる。また、画像処理部122は、PDL解析部で生成された中間データを画像データに変換するRIP(Raster Image Processor)の役割も果たす。画像処理やRIPで得られた画像データは前述したイメージバスを介してRAM113に転送される。
<通常モード及びテストモード>
次に、MFP101の動作モードについて説明する。MFP101は、通常モードとテストモードを備えており、起動時にいずれのモードで動作するかを切り替えることができる。なお、テストモードは、カスタマーエンジニアが装置のメンテナンスを行う場合や、工場での組み立て時のテストなどで使用するモードであるため、MFP101は基本的には通常モードで起動する(通常モードで起動している状態を通常動作とも呼ぶ)。テストモードを使用したいカスタマーエンジニアや工場のオペレータは、電源の投入時に操作部116を介した所定の操作を行うことでMFP101の動作モードをテストモードに切り替えて起動することができる。
次に、MFP101の動作モードについて説明する。MFP101は、通常モードとテストモードを備えており、起動時にいずれのモードで動作するかを切り替えることができる。なお、テストモードは、カスタマーエンジニアが装置のメンテナンスを行う場合や、工場での組み立て時のテストなどで使用するモードであるため、MFP101は基本的には通常モードで起動する(通常モードで起動している状態を通常動作とも呼ぶ)。テストモードを使用したいカスタマーエンジニアや工場のオペレータは、電源の投入時に操作部116を介した所定の操作を行うことでMFP101の動作モードをテストモードに切り替えて起動することができる。
通常モードは、MFP101が備える各機能をユーザが使用するための動作モードである。通常モードでは、外部装置から印刷データを受信して印刷する印刷機能や、原稿を読取部118で読み取ってコピーするコピー機能などがMFP101提供される。また、原稿を読取部118で読み取って得られた画像データを外部装置に送信する送信機能や、MFP101のストレージに記憶する保存機能などが提供される。
MFP101を使用するユーザはMFP101が通常モードで起動している場合に操作部116に表示される不図示のメインメニューを介して各機能のアイコンを選択することで、各機能を利用することができる。
次にテストモードについて説明する。テストモードは、制御部110の障害を検出するための診断モードである。テストモードは、MFP101の修理やメンテナンスを円滑に進めるために設けられたモードであり、CPU111は、通常モードとは異なる制御部自己診断用の制御プログラムをRAM113に展開してテストモードを実行する。
テストモードでは、通常モードとは異なり、内部のテストを行うための制御プログラムのみをRAM113に展開し、制御部110内の各部をチェックすることができる。従って、通常モードの実行中はOSや各種アプリケーションによってリソースが確保されているメモリ領域や各種インタフェースについてもチェックを行うことができる。
テストモードでは、各部をチェックするためのテストプログラムが順次実行される。図2は、テストモードで実行されるテストを説明するための図であり、テストNo.1〜5を一例として示している。テストプログラムによるテスト結果は操作部116の表示部に表示されるものとする。
テストNo.1は、NVRAM121のテストを行う。CPU111は、リードライトを行う前に、NVRAM121に記憶されているデータをストレージ114に退避する。CPU111は、NVRAM121の各セクタをチェックし、リードライトができないセクタがあるか否かを判断する。テストが完了すると、CPU111は、ストレージ114に退避したデータをNVRAM121に書き戻す。また、リードライトができないセクタがあると判断した場合は、テスト結果がNGであることをNVRAM121に記憶する。一方、リードライトができないセクタがないと判断した場合は、テスト結果がOKであることをNVRAM121に記憶する。
テストNo.2は、RAM113に関するリードライトのテストである。CPU111は、RAM113のリードライトチェックを行う。リードライトができないメモリアドレスがあれば、テスト結果がNGであることをNVRAM121に記憶し、リードライトができないメモリアドレスがなければテスト結果がOKであることをNVRAM121に記憶する。
テストNo.3はバス間の送受信に関するテストである。CPU111は、バスへ接続されている各モジュール及びインタフェースに対して予めテスト用に用意された制御コマンドを発行し、制御コマンドに対し正常にステータスが返信されることをテストする。いずれかのモジュール又はインタフェースから返信が返ってこない場合や、NGが返ってきた場合は、テスト結果がNGであることをNVRAM121に記憶する。一方、正常にステータスが返信された場合は、続いてイメージバスのチェックを行う。CPU111は、画像処理部122と協働してイメージバスのテストを行う。CPU111は、RAM113と画像処理部122との間でサンプルデータのやり取りを行い、サンプルデータのやり取りに異常がなければ、テスト結果がOKであることを記憶する。一方、サンプルデータのやり取りに異常があれば、テスト結果がNGであることをNVRAM121に記憶する。
テストNo.4は、画像処理部122の画像処理に関するテストである。テストNo.4では、CPU111は、サンプルとなる中間データと当該中間データを正常にRIPした場合に得られるドット数の理論値をRAM113に展開する。CPU111は、画像処理部122を制御して、当該サンプルとなる中間データをビットマップ形式の画像データに変換させる。また、変換後の画像データのドット数を計数して、理論値とドット数が同じであれば、テスト結果がOKであることを記憶し、ドット数が異なっていれば、テスト結果がNGであることを記憶する。なお、本実施形態では、画像処理部122のテストの一例として、RIPに関するテストを例示したが、これに限定されず、解像度変換や画像の拡大縮小のテストも併せて行うこともできる。また、画像処理部122が自己診断用テストモジュールを備えていてもよい。この場合、CPU111は、画像処理部122に自己診断用のテストモジュールを実行するための制御コマンドを送信し、制御コマンドに対するステータスの返信をNVRAM121に記憶すればよい。
テストNo.5は、ストレージ114に関するテストである。CPU111は、ストレージ114に対するランダムライト、ランダムリード、シーケンシャルライト、シーケンシャルリードのテストを行う。それぞれのリードライトが所定の時間内に完了していれば、テスト結果がOKであることを記憶し、所定の時間内に完了していなければ、テスト結果がNGであることを記憶する。また、CPU111は、ストレージ114からS.M.A.R.T(Self−Monitoring、 Analysis And Reporting Technology)に関する情報を取得し、NVRAM121に記憶する。S.M.A.R.Tは、ストレージデバイスの障害の早期発見・故障の予測を目的としてハードディスクドライブに搭載されている自己診断機能であり、エラーの発生回数、シークエラー、スループットなどを数値で自己評価するものである。
また、図2の項目201は各テスト項目でNGとなった場合に故障が想定される箇所を説明するためのものである。項目201については後述のフローチャートにて説明する。
<通常モードのエラー>
次に、通常モードでエラーが発生した場合について説明する。通常モードで起動している画像処理装置において何らかのエラーが発生した場合、前述したようにMFP101は、メンテナンスサーバにエラーに関するエラーレポートを送信する。
次に、通常モードでエラーが発生した場合について説明する。通常モードで起動している画像処理装置において何らかのエラーが発生した場合、前述したようにMFP101は、メンテナンスサーバにエラーに関するエラーレポートを送信する。
例えば、エラーレポートに印刷関連のエラーコードが残っている場合は、まず、印刷部120の故障や印刷部120を構成するハードウェア部品の障害が疑われる。しかしながら、印刷関連のエラーが発生した場合であったとしても、実際に印刷部120には障害が発生しておらず、制御を行うための制御部110側で障害が発生している場合もある。
例えば、画像処理部122の回路の一部が故障していることに起因して印刷すべき画像がうまく生成できず、印刷に関するエラーが発生する場合もある。また、制御部110が備えるRAM113、NVRAM121、ストレージ114などの故障に起因して、印刷に関するエラーが発生する場合もある。
カスタマーエンジニアは、前述した制御コントローラ側で障害が発生している場合、メモリ基板、コントローラ基板、ストレージ、画像処理に使用するASICなどの部品を交換することにより修理を行うことになる。
従来は、カスタマーエンジニアが訪問修理に赴いてから、前述したテストモードでMFP101を起動することにより、制御コントローラ側に障害があるか否かを確かめていた。
従ってカスタマーエンジニアは、制御コントローラ側に原因があるのか、印刷ユニット側に原因があるのかの切り分けを、訪問修理に赴いてから特定する必要があり、画像処理装置が障害から復旧するまでのダウンタイムが長くなってしまうという問題があった。
本実施形態では、画像処理装置の動作中に、何らかのエラーが発生したことに応じて当該エラーの原因が制御コントローラ側の障害であるか否かを判断し、その内容についてもエラーレポートとして監視サーバに通知できる仕組みについて説明する。
この仕組みにより、カスタマーエンジニアは、訪問修理に赴く前に、MFP101の障害の状態や、修理の方針、及び必要となりそうな保守部品などを予測して、修理の準備を行うことができる。従って、訪問時にスムーズに修理処理を行うことができるようになる。また、何らかのエラーが発生したMFP101の引き取り修理を行う場合にも、MFP101がサービス拠点に届く前に、修理の準備を行うことができる。従って、修理を完了して再配送するまでの修理期間をより短くすることができ、ユーザの利便性を高めることができる。
具体的なエラーに関する制御の方法について、図3乃至図5のフローチャートを用いて説明する。図3乃至図5のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、MFP101のCPU111がROM112又はストレージ114に記憶された各種の制御プログラムを実行することにより実現される。図3は、ユーザによりMFP101の主電源ボタン(不図示)が押下されたことに応じて開始されるMFP101の動作を説明するフローチャートである。電源ボタンが押下されると電源制御部(不図示)が起動し、CPU111にリセット信号を送信する。CPU111は、リセット信号を受信したことに応じて図3のフローチャートに示す動作を開始する。
S300では、CPU111は、制御部110に接続された各モジュール及びI/Fの初期化処理を行う。初期化処理が完了するとS301の処理に進む。
S301では、CPU111は、ブートローダーを起動する。S301の具体的な処理については図4のフローチャートで説明する。
S401では、CPU111は、ROM112の所定のアドレス領域に記憶されたインストラクションをデコードし、ROM112の所定の領域に記憶されたブートローダーを起動する。ブートローダーの制御プログラムはROM112からRAM113に展開され、CPU111によって実行されるものとする。
S402では、CPU111は、NVRAM121に記憶されたテストモード起動フラグがONであるか否かを判断する。テストモード起動フラグがONの場合は、S403乃至S405の処理をスキップしてS302に進み、テストモード起動フラグがONでない場合(OFFの場合)は、S403に進む。
S403では、CPU111は、操作部116を介してテストモードに移行するユーザ操作を受け付けたか否かを判断する。テストモードに移行するユーザ操作を受け付けた場合は、S404に進み、テストモードに移行するユーザ操作を受け付けていない場合は、S405に進む。
S404では、CPU111は、NVRAM121に記憶されているテストモード起動フラグをONに設定し、S302に進む。一方、S405では、CPU111は、ブートローダーが起動してから所定時間が経過したか否かを判断する。ブートローダーが起動してから所定時間(例えば、5秒)が経過した場合は、S302の処理に進み、ブートローダーが起動してから所定時間が経過していない場合は、S403の処理に戻る。
S403乃至S405の処理により、ユーザにより所定の操作が行われた場合に、テストモードを起動できるようにしている。
図3の説明に戻り、S302では、NVRAM121に記憶されているテストモード起動フラグがONであるか否かを判断する。テストモード起動フラグがONの場合は、S303に進み、テストモード起動フラグがONでない場合(即ち、OFFの場合)は、S316に進む。
まず、MFP101をテストモードで動作させる場合について説明する。S316では、CPU111は、テストモードで使用する制御部自己診断ツールのプログラムを起動する。起動が完了すると、S317に進む。
S317では、CPU111は、制御部自己診断ツールによって提供される複数のテスト項目を実行する。例えば、図2で例示したテストNo.1〜5のテストを行って、テストの結果を操作部116に表示する。CPU111は、所定時間の間(例えば5分など)テストの結果を操作部116に表示したことに応じて、S318に進む。
S318では、CPU111は、テスト結果をまとめたテストログをNVRAM121に記憶する。テストログの記憶が完了すると、S319に進む。
S319では、CPU111は、NVRAM121に記憶されたテストモード起動フラグの設定をOFFに変更し、S315に進む。
S315では、CPU111は再起動処理を行う。具体的には、現在動作中のモードをシャットダウンする処理を行う。また、電源制御部に対して所定時間経過後にリセット信号を入力するよう指示を出して処理を終了する。
従って、S315の処理に進んだ場合、電源制御部は、所定時間後にCPU111に対してリセット信号を送信することになる。リセット信号を受信したCPU111はS300以降の処理に戻る。
S316乃至S319の処理により、制御部の各モジュールのテスト結果をNVRAM121に記憶することができる。
次に、MFP101を通常モードで動作させる場合について説明する。S303では、CPU111は、通常モードで使用するOS及び読取部118や印刷部120を制御するためのアプリケーションを起動する。起動が完了すると、CPU111は、操作部116に不図示のメインメニュー画面を表示し、S304に進む。
S304では、CPU111は、NVRAM121にテストログがあるか否かを判断する。NVRAM121にテストログがある場合は、S305のテストログの解析及び管理サーバ102への送信処理を行う(詳細は後述する)。一方、NVRAM121にテストログがない場合は、S306に進む。
S306では、CPU111は、ユーザ操作に応じて、通常モードで利用可能なコピー機能や画像データの送信機能などの処理を実行する。S307では、CPU111は、MFP101が通常モードで動作している際に、何らかのエラーが発生したか否かを判断する。エラーが発生した場合は、S308に進み、エラーが発生していない場合は、S311に進む。
S308では、CPU111は、S307で発生したエラーがユーザが修復可能なエラーであるか否かを判断する。ここでは、印刷部や読取部における用紙詰まり(ジャムとも呼ぶ)、用紙切れ、印刷に使用する消耗材(トナーやインクなど)切れの場合など、ユーザが処理を行うことができるエラーであれば、修復可能なエラーと判断する。ユーザにより修復可能なエラーである場合は、S309に進む。一方、ユーザにより修復可能なエラーでない場合は、S313に進む。
S309では、CPU111は、発生したエラーのエラーコードとエラーの発生時刻を含むエラーレポートを作成し、管理サーバ102に送信する。S310では、CPU111は、操作部116に修復方法をユーザに伝える画面を表示する。例えば、用紙詰まりのエラーの場合は、用紙の取り除き方をユーザにイラストや動画などで通知する。ユーザによりエラーが解消されると、S311に進む。
S311では、CPU111は、MFP101をシャットダウンする指示を受け付けたか否かを判断する。MFP101をシャットダウンする指示を受け付けた場合は、S312に進み、MFP101をシャットダウンする指示を受け付けていない場合は、S306に戻り、通常モードでの動作を継続する。
S312では、CPU111は、MFP101をシャットダウンする処理を行って処理を終了する。
一方、S313では、CPU111は、発生したエラーのエラーコードとエラーの発生時刻をNVRAM121に記憶する。S313で記憶したエラーコードや発生時刻は、後述するテストログの解析を行う際に適宜参照される。
S314では、CPU111は、NVRAM121に記憶されたテストモード起動フラグをONに設定し、S315の再起動処理に進む。
図3で説明したフローチャートでは、ユーザが修復可能でないエラーが発生した場合は、立ち上げる対象となる制御プログラムを切り替えて、テストモードでMFP101を立ち上げることができる。また、テストモードでのログの記憶が完了すると、自動的に再起動して通常モードに切り替えることができる。
最後に、S305のテストログの解析及び管理サーバ102への送信処理について図5のフローチャートを用いて説明する。
S501では、CPU111は、S313でNVRAM121に記憶したエラーコード及びエラー日時と、S318でNVRAM121に記憶したテストログの結果を取得する。
S502では、CPU111はテストログの結果を参照し、NG項目があるか否かを判断する。NG項目がある場合は、S504に進み、NG項目がない場合(即ち、全てのテスト項目がOKの場合)はS503に進む。
S503では、CPU111は、エラーコードの分類(601)に応じて故障箇所(603)を推定する。S503での推定について、図6を用いて説明する。図6は、故障箇所の推定について説明するための図である。項目601は、エラーコードの分類を示すものである。ここでは、MFP101で発生したエラーの種類を示すエラーコードが印刷に関するエラー、読み取りに関連するエラー、及び、その他のエラーのいずれかに分類される場合を例示している。また、項目602は、S501で取得したテストログの結果にNG項目がある場合の故障箇所の推定を説明するものである。CPU111は、テストログの結果にNG項目がある場合は、NG項目に応じた故障箇所の推定を行う(詳細はS504で説明する)。また、項目603は、テストログの結果にNG項目がない場合(即ち、全てのテスト項目がOKの場合)の故障箇所の推定を説明するものである。
具体的には、CPU111は、エラーコードが印刷に関連するエラーに分類される場合は、制御部側に対するテストでNG項目がないため、印刷部に故障があると推定する。また、エラーコードが読み取りに関連するエラーに分類される場合は、制御部側に対するテストでNG項目がないため、読取部に故障があると推定する。一方、エラーコードがその他のエラーの場合は、故障箇所は不明とする。
一方、S504では、CPU111は、テストログを参照し、NGが記憶されている項目に基づいてエラー箇所を推定する。S504の推定について図2を用いて説明する。例えば、テストNo.4がNGの場合は、画像処理部122で故障が発生していると推定する。また、複数のテスト項目がNGの場合は、複数の故障が発生していると推定する。例えば、テストNo.3及びテストNo4がNGの場合は、メインコントローラ基板又は画像処理部122の両方で故障が発生していると推定する。
S503乃至S504の処理により、故障の発生箇所が制御部側にあるか、印刷部120又は読取部118などの制御部が制御するデバイス側にあるのかを決定することができる。また、制御部110側のテストでNGが発生した場合は、NGの項目に応じて、更に制御部内で故障している可能性が高い箇所を推定することができる。
図5の説明に戻り、S505では、CPU111は、エラーコード、推定した故障箇所、及びテストログを含むエラーレポートを生成する。S506では、CPU111は、エラーレポートを管理サーバに送信する。なお、S506では、MFP101が通常モードで備えているデータの送信機能などを使用してエラーレポートを送信することができる。
S507では、S506で送信したエラーレポートに対応するエラーコード、テストログを削除し、S306以降の通常モードへ進む。
<変形例>
以上説明した本実施形態では、通常モードで起動して、テストログの解析処理及び送信処理を行う場合を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、テストモードで、テストログの解析処理及び送信処理を行うようにしてもよい。この場合、MFP101は、管理サーバ102と通信を行うための情報、例えばIP(Internet Protocol)アドレス等を予めNVRAM121に記憶しているものとする。
以上説明した本実施形態では、通常モードで起動して、テストログの解析処理及び送信処理を行う場合を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、テストモードで、テストログの解析処理及び送信処理を行うようにしてもよい。この場合、MFP101は、管理サーバ102と通信を行うための情報、例えばIP(Internet Protocol)アドレス等を予めNVRAM121に記憶しているものとする。
以上説明した実施形態では、テストログの解析処理及び故障箇所の推定処理をMFP101側で実行する場合を例示したがこれに限定されるものではない。テストログの解析処理及び故障箇所の推定処理を管理サーバ102側で行うようにしてもよい。この場合、CPU111は、S313で記憶したエラーコード及びエラーが発生した日時と、S318で記憶したテストログを対応付けて管理サーバ102に送信する。管理サーバ102は、受信したエラーコード、エラーが発生した日時、及びテストログに基づいてS502乃至S505の処理を実行する。また、管理サーバ102は、生成したエラーレポートをデータベースに格納するようにすればよい。
<その他の実施形態>
本発明は、画像処理装置の一例として読取や印刷を行うMFP101を例示したがこれに限定されるものではない。例えば、3Dプリンタなど入力された三次元データに基づいて三次元の出力物を生成する3Dプリンタ部と、3Dプリンタ部を制御する制御部とを備えるようなデータ処理装置に適用することもできる。
本発明は、画像処理装置の一例として読取や印刷を行うMFP101を例示したがこれに限定されるものではない。例えば、3Dプリンタなど入力された三次元データに基づいて三次元の出力物を生成する3Dプリンタ部と、3Dプリンタ部を制御する制御部とを備えるようなデータ処理装置に適用することもできる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 画像処理装置
110 制御部
111 CPU
102 管理サーバ
118 読取部
120 印刷部
110 制御部
111 CPU
102 管理サーバ
118 読取部
120 印刷部
Claims (9)
- 制御部と、制御部に接続された少なくとも1つのデバイスを含む画像処理装置であって、
前記画像処理装置は、通常動作を行うための第1の動作モードと、前記制御部を診断するための第2の動作モードを少なくとも備えており、いずれかの動作モードで前記画像処理装置を起動させることが可能な制御手段と、
前記第1の動作モードで前記画像処理装置が動作している場合に前記デバイスに関連するエラーが発生したことに応じて、前記第2のモードで前記画像処理装置を動作させ、前記第2の動作モードによって記憶された診断の結果と、前記エラーの種類に基づいて、障害の発生箇所が少なくとも前記デバイス側であるか、前記制御部側であるかを識別可能な情報を含むエラーレポートを生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成されたエラーレポートを管理サーバに送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記エラーレポートは、前記エラーの種類、前記障害の発生箇所が少なくとも前記デバイス側であるか、前記制御部側であるかを識別可能な情報、及び、前記診断の結果を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記少なくとも1つのデバイスは、シートに画像を印刷する印刷部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 前記少なくとも1つのデバイスは、画像を読み取る読取部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 前記第2の動作モードは、前記制御部が備える不揮発メモリ、揮発メモリ、データバス、及び、ストレージの診断を行い、当該診断結果を記憶し、
前記生成手段は、前記障害の発生箇所が前記制御部側であると決定した場合に、更に、前記診断の結果に基づいて前記制御部内の詳細な故障箇所を推定し、当該推定した故障箇所を含むエラーレポートを生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記第2の動作モードは、更に、前記制御部が備える画像処理用のハードウェアの診断を行うことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記第1の動作モードで前記画像処理装置が動作している場合に前記デバイスに関連するエラーが発生した場合であっても、当該エラーの種類によっては、前記第2のモードに移行することなく、前記第1の動作モードで動作するよう制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 制御部と、制御部に接続された少なくとも1つのデバイスを含む画像処理装置の制御方法であって、
前記画像処理装置は、通常動作を行うための第1の動作モードと、前記制御部を診断するための第2の動作モードを少なくとも備えており、いずれかの動作モードで前記画像処理装置を起動させることが可能な制御工程と、
前記第1の動作モードで前記画像処理装置が動作している場合に前記デバイスに関連するエラーが発生したことに応じて、前記第2のモードで前記画像処理装置を動作させ、前記第2の動作モードによって記憶された診断の結果と、前記エラーの種類に基づいて、障害の発生箇所が少なくとも前記デバイス側であるか、前記制御部側であるかを識別可能な情報を含むエラーレポートを生成する生成工程と、
前記生成工程で生成されたエラーレポートを管理サーバに送信する送信工程と、
を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 請求項8に記載の画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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JP2016092385A JP2017201736A (ja) | 2016-05-02 | 2016-05-02 | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム |
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-
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- 2016-05-02 JP JP2016092385A patent/JP2017201736A/ja active Pending
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