JP2017201187A - 凝縮水排出装置 - Google Patents

凝縮水排出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017201187A
JP2017201187A JP2016092807A JP2016092807A JP2017201187A JP 2017201187 A JP2017201187 A JP 2017201187A JP 2016092807 A JP2016092807 A JP 2016092807A JP 2016092807 A JP2016092807 A JP 2016092807A JP 2017201187 A JP2017201187 A JP 2017201187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
condensed water
trap
steam trap
generation nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016092807A
Other languages
English (en)
Inventor
井 晃 深
Akira Fukai
井 晃 深
平 浩 己 源
Hiroki Genpei
平 浩 己 源
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Genis White Co Ltd
Original Assignee
Genis White Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Genis White Co Ltd filed Critical Genis White Co Ltd
Priority to JP2016092807A priority Critical patent/JP2017201187A/ja
Publication of JP2017201187A publication Critical patent/JP2017201187A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Abstract

【課題】凝縮水が増加しても排出能力を大きくできる凝縮水排出装置を提供する。【解決手段】蒸気本管から流れ込んだ凝縮水を溜める蓄積管と、蓄積管に設けられ、凝縮水が溜まっていることを検知する温度センサと、蓄積管と連結され、入口部に入った凝縮水を本体部で受け、フィルタを通し、蒸気発生ノズルで蒸気に変換して、蒸気膨張室に排出する第1スチームトラップと、第1スチームトラップの凝縮水抜取り部に連結され、入口部に入った凝縮水を本体部で受け、フィルタを通し、蒸気発生ノズルで蒸気に変換して、蒸気膨張室に排出する第2スチームトラップと、第1、第2スチームトラップに連結され、蒸気を外部に排出するY字形の排出管と、第1スチームトラップの出口側に設けられる逆止弁と、第2スチームトラップの出口側に設けられる電磁弁と、蓄積管に凝縮水が溜まっていることを温度センサが検知すると、電磁弁を開とする制御部と、が備えられる。【選択図】図1

Description

本発明は、蒸気発生ノズルを備えた凝縮水排出装置に係り、より詳しくは、蒸気管内の凝縮水を自動的に排出し、凝縮水急激に増加しても、これに追随できる凝縮水排出装置に関する。
蒸気は温度が下がるか圧力が加えられれば、一部が凝縮水となるが、蒸気管内の凝縮水が排出されないと、本来の蒸気の空間を失い温度低下や不通を起こすことになる。そのため、凝縮水排出装置は、蒸気設備に必要不可欠なものである。凝縮水排出装置には、いくつかの方式がある。
機械式のフロート弁は、凝縮水の量に応じて上下動させ、その位置で弁の開閉を行なう。フロート弁は、可動部のフロートが異物を噛み込むと、蒸気を逃がすおそれがある。また、間欠的に弁を開閉するため、圧力に変動が生じ、一次側に凝縮水が残留すると、蒸気で押されて振動し、ウォーターハンマー現象を起こすことがある。そのため、一次側に水を残留させないよう開閉の都度ある程度の蒸気漏れをあえて生じさせ、ウォーターハンマーを防いでいる。そのため蒸気ロスが出やすい。フロート弁は耐用年数が短く、早めの部品交換が必要となるので、管理工数も大きい。
オリフィス式の凝縮水排出装置(特許文献1参照)は、フロート弁のような可動部品がなく、蒸気漏れはないが、孔が細いので排出性能が低い。オリフィス式は、孔の長さが短いので、凝縮水の流速を速めて圧力を低下させるには、極めて細い孔とせざるを得ない。また、蒸気が十分に生成されず、流路の抵抗も小さいため、蒸気ロスを生じる。一般に、オリフィスは、板厚が3〜10mmであり、スチームトラップを行なう孔の長さとしては短い。そのため特許文献1では、多段式のオリフィスを使用して抵抗を増やしている。
本出願人は、長尺な蒸気発生ノズルを備えた凝縮水排出装置(特許文献2参照)を提案した。これはノズル式で、蒸気発生ノズルの内部で凝縮水の流速を速めて圧力を低下させ蒸気にして排出する。オリフィス式に比べて、抵抗が大きく蒸気ロスも少なく、多くの凝縮水を排出できる。機械式に比べても、可動部分がないから、部品寿命が長く管理工数も少ない。
本出願人は、さらに、サイクロンを備えた凝縮水排出装置(特許文献3参照)を提案した。この凝縮水排出装置は、蒸気設備の凝縮水が、気温の変動などにより急激に増加しても対応できる。しかしながら、(a)サイクロンを使用しない簡単な構成で凝縮水の急激な増加に対応できること、(b)蒸気設備の立ち上げ時に、配管内の空気を外部に逃がすこと、などの改良が望まれる。
実開平6−28496号公報 特開2015−137745号公報 特願2014−208920号
本発明の目的は、簡単な構成で、凝縮水の量が急激に増加しても、凝縮水の排出能力を大きくできる凝縮水排出装置を提供することにある。また、蒸気設備の立ち上げ時、蒸気管内の空気を排出することができる凝縮水排出装置を提供することにある。
本発明による凝縮水排出装置は、蒸気本管から流れ込んだ凝縮水を溜める蓄積管と、前記蓄積管に設けられ、凝縮水が溜まっていることを検知する温度センサと、前記蓄積管に連結され、入口部に入った凝縮水を本体部で受け、フィルタを通し、蒸気発生ノズルで蒸気に変換して、蒸気膨張室に排出する第1スチームトラップと、前記第1スチームトラップの凝縮水抜取り部に連結され、入口部に入った凝縮水を本体部で受け、フィルタを通し、蒸気発生ノズルで蒸気に変換して、蒸気膨張室に排出する第2スチームトラップと、前記第1スチームトラップの出口部と、前記第2スチームトラップの出口部とを連結し、蒸気を外部に排出するY字形の排出管と、前記第1スチームトラップの出口側に設けられる逆止弁と、前記第2スチームトラップの出口側に設けられる電磁弁と、前記蓄積管に凝縮水が溜まっていることを前記温度センサが検知すると、前記電磁弁を開とする制御部と、が備えられることを特徴とする。
前記電磁弁は、前記蒸気設備の電源オフで開とされ、前記蒸気設備の電源オン時、タイマーが作動し所定時間を計数する間も、開とされることを特徴とする。
前記蒸気発生ノズルは、取り付け孔に交換可能に装着され、長さが20〜40mmで、孔径が0.2〜18mmの長孔が穿設されていることを特徴とする。
前記蒸気発生ノズルは、前記長孔の径が入口側から出口側に向かって段階的に大きく形成されていることを特徴とする。
前記蒸気発生ノズルには、複数の蒸気吐出孔と前記長孔の出口を塞ぐ栓を備えたキャップが設けられ、前記蒸気吐出孔から吐出される蒸気の量が調節されることを特徴とする。
前記第1スチームトラップおよび第2スチームトラップには、前記フィルタを通過した凝縮水が流入する調圧室と、前記調圧室の体積を増減させるダイヤフラムの減圧弁と、が備えられることを特徴とする。
本発明の凝縮水排出装置によれば、(1)第1スチームトラップの凝縮水抜取り部に第2スチームトラップを連結したので、構成が簡単で、同じ部品を2つが使用できる。(2)蓄積管にセンサを設け、凝縮水が溜まっていることを検知すると、第2スチームトラップの出口側に設けた電磁弁を開き、第2スチームトラップの凝縮水を排出管に排出するので、凝縮水の急激な増加に対応できる。通常は、第1スチームトラップのみで運転できる。(3)蓄積管は、タンクの場合と比べて、適量の凝縮水を溜め込むことができ、連結も容易である。(4)凝縮水に含まれる塵は、どの排出ルートでもフィルタで分離されるので、クリーンな凝縮水が排出でき、凝縮水の再利用が可能である。
電磁弁は、蒸気設備の電源オン時、タイマーが作動して所定時間を計数する間も、開とされるので、蒸気管内の空気を排出することができる。
蒸気発生ノズルは、長孔が20〜40mmと長く、また孔径が0.2〜18mmとしたので、凝縮水の流速が速まり、圧力が低下して蒸気に変化させることができる。凝縮水が長孔内で蒸気となるので、これが抵抗となり、蒸気の通過が抑止できる。つまり、凝縮水を蒸気にしたので、より通過しにくくできる。
蒸気発生ノズルは、長孔の径が入口側から出口側に向かって段階的に大きくされるので、出口側の孔が摩耗しにくい。また、蒸気が効果的に出口側に導かれ、塵が集積しにくい。
蒸気発生ノズルに、蒸気量調節キャップを設けたので、栓と長孔の出口との隙間を調節できる。これによれば、1つの蒸気発生ノズルで冬場と夏場の凝縮水の変動に対応できる。
第1スチームトラップおよび第2スチームトラップに、フィルタを通過した凝縮水が流入する調圧室と、調圧室の体積を増減させるダイヤフラムの減圧弁と、をさらに備えることにより、蒸気本管の圧力が変動しても、減圧弁の作用により調圧室の圧力を一定にできる。これにより蒸気発生ノズルによる凝縮水の排出量が一定に維持できる。
本発明による凝縮水排出装置の構成図である。 電磁弁の制御信号を示す説明図である。 図1の第1スチームトラップの断面図(例A)である。 図1の第1スチームトラップの断面図(例B)である。内部に調圧室とダイヤフラムの減圧弁が備えられる。 蒸気発生ノズル(例1)の斜視図である。 図5の蒸気発生ノズルの断面図である。(A)は長孔がストレートの場合、(B)は長孔の径が段階的に大きく形成される場合である。 蒸気発生ノズル(例2)を示す図で、(A)は蒸気発生ノズル17の正面図、(B)は右側面図である。 図7の蒸気発生ノズルの断面図である。(A)は、キャップ緩めて長孔の出口を開放した場合、(B)は、キャップの栓をさらに緩めて長孔の出口を拡張した場合である。 水位センサの説明図である。
以下、図面を参照して、本発明による凝縮水排出装置を詳しく説明する。
図1は、本発明による凝縮水排出装置100の構成図である。凝縮水排出装置100は、蒸気本管1に連結され、蒸気本管1の内部に発生した凝縮水7を除去する。凝縮水排出装置100は、蓄積管3と、第1スチームトラップ8と、第2スチームトラップ9と、を備える。蓄積管3は、蒸気設備の蒸気本管1から引込み管2を介して流れ込んだ凝縮水7を溜める。第1スチームトラップ8は、蓄積管3に連結管22で連結され、凝縮水7を蒸気に変換して排出管4に排出する。第2スチームトラップ9は、連結管20で第1スチームトラップ8の凝縮水抜取り部8dに連結され、凝縮水7を蒸気に変換して排出管4に排出する。第1スチームトラップ8と第2スチームトラップ9は同じ部品を使用できる。
蓄積管3には、温度センサ24が設けられ、凝縮水7が溜まっていることを検知する。排出管4は略Y字形で、第1スチームトラップ8の出口部8cと、第2スチームトラップ9の出口部9cを連結し、蒸気を外部に導く。逆止弁23は、排出管4の第1スチームトラップ8側に設けられ、第2スチームトラップ9から排出される蒸気が、第1スチームトラップ8に戻ることを防ぐ。電磁弁6は、排出管4の第2スチームトラップ9側に設けられ、凝縮水7が溜まっている場合に閉から開とされる。すなわち、第1スチームトラップ8と第2スチームトラップ9の両方が、凝縮水7を蒸気に変換して排出する。通常は、第1スチームトラップ8のみが凝縮水7を蒸気に変換して排出する。制御部12は、温度センサ24が蓄積管3に凝縮水7が溜まっていることを検知すると、電磁弁6を開とするよう制御する。なお、電磁弁6は、ソレノイドバルブであるが、モータで駆動の弁としてもよい。第2スチームトラップ9の凝縮水抜取り部9dには、塵抜きバルブ14が設けられ、通常は閉じられている。
図2は、電磁弁6の制御信号を示す説明図である。蒸気設備(ボイラなどを含む)が電源オンになると、図1に示す制御部12に電源が供給され、電磁弁6は閉とされる。電源オフの時は、電磁弁6は開とされ、弁が開いた状態にある。蒸気設備の電源オンで、運転が開始されると、電磁弁6は、開から閉とされ、蓄積管3に凝縮水7が溜まると、制御部12が電磁弁6を開とする。電源オンで電磁弁6を直ちに閉とすると、例えば第2スチームトラップ9内の空気が外部に逃げないので、タイマーを作動させ、所定時間を計数している間は、電磁弁6を開とした。開としている時間は、蒸気設備の操作パネルから設定でき、例えば10分に設定できる。図2では、電磁弁6を閉とする制御信号Sを示す。制御信号Sに電圧があれば閉が指示され、電圧がない状態では開が指示されている。蒸気設備を運転中、温度センサ24が凝縮水の温度を検知すると、所定の時間もしくは、温度センサ24の温度が、より高温の蒸気の温度になるまで、制御信号Sで開が指示される。
図3は、図1の第1スチームトラップ8の断面図(例A)である。第1スチームトラップ8は、入口部8aと、本体部8bと、出口部8cと、凝縮水抜き取り部8dと、からなる。入口部8aが蓄積管3に連結管22で連結され、入口部8aに入った凝縮水7は、本体部8bのフィルタ15を通過し、蒸気発生ノズル17で蒸気18に変換され、蒸気膨張室5に排出される。蒸気膨張室5の蒸気18は、押し出されて出口部8cに至る。出口部8cには、Y字形の排出管4の一方が連結される。この間に蒸気18は、温度が低下して再び凝縮水7となる。凝縮水抜き取り部8dには、連結管20が設けられ、フィルタ15を通さない凝縮水7が第2スチームトラップに送られる。プラグ19を外せば、蒸気発生ノズル17の交換ができる。
なお、第2スチームトラップ9の断面図(例A)は、図3の第1スチームトラップ8の断面図と同じである。図示は省略する。第2スチームトラップ9の凝縮水抜き取り部9d(図3の8d相当)には、塵抜きバルブ14(図1参照)が設けられ、通常は閉じた状態にある。定期的に塵抜きバルブ14を開き、蓄積した塵を除去する。第2スチームトラップ9の出口部9c(図3の8cに相当)には、Y字形の排出管4の他方が連結される。
図4は、図1の第1スチームトラップ8の断面図(例B)である。内部に調圧室35とダイヤフラムの減圧弁34が備えられる。減圧弁34は、具体的にはダイヤフラムである。ダイヤフラムは、調圧室35の側壁に設けられ、伸縮して調圧室35の体積を増減する。ダイヤフラムは、薄い金属製の円板で、内部の圧力が高ければ膨張し、内部の圧力が低ければ縮む。
図4に示すように、蓄積管3の凝縮水7は、連結管22を通って、入口部8aに入り、本体部8bのフィルタ15を通過して、球体弁36から調圧室35に流入する。ここで本体部8bの圧力をP1、調圧室35の圧力をP2、蒸気膨張室5の圧力をP3とする。例としてP1が大きくなると、P2も大きくなり減圧弁34であるダイヤフラムが圧力調整バネ37に抗して持ち上がる。すると調圧室35の体積が増加するので、調圧室35の圧力P2が低下する。そのためP2が一定に保たれる。この時、減圧弁34と球体弁36は、操作棒21で連結されているので、球体弁36が台座に接近し、調圧室35に流入する凝縮水7を制限する。なお、覆い部31は、圧力調整バネ37と減圧弁34の外側を覆い、壁には空気孔32が設けられる。圧力調整バネ37は、ノブ30を回動することで、きつくもゆるくも設定できる。プラグ19は、これを外すことで、蒸気発生ノズル17の交換ができる。
図5は、蒸気発生ノズル(例1)の斜視図である。例1の蒸気発生ノズル17は、外側にネジが切られており、第1スチームトラップ8または第2スチームトラップ9の取付け孔に交換可能にネジ着される。ネジ部の外径は、取付け孔の径に合わせて24mmである。蒸気発生ノズル17は、長さが20〜40mmで、中央に長孔17aが穿設されている。凝縮水7は、蒸気発生ノズル17を通過する時、流速が速くなる圧力が下がり蒸気となる。凝縮水7が蒸気18になって排出される。蒸気発生ノズル17は、長孔17aの径が0.2〜18mmで、複数種類が用意される。例えば、長孔17aの径が18mmの蒸気発生ノズル17は、蒸気本管1の圧力が低く、凝縮水の発生が多い場合に使用できる。
図6は、図5の蒸気発生ノズル17の断面図である。(A)は長孔17aがストレートの場合、(B)は長孔17aの径が段階的に大きく形成される場合である。(A)に示すように、長孔17aは、入口から出口に向かってストレートである。この図の長孔17aの径は約16mmで、蒸気本管1の圧力が低く(ただし大気圧よりは少し高い)場合に使用できる。(B)に示す蒸気発生ノズル17は、入口から出口に向かってラッパ型で、3段階で孔径を大きくした。(B)に示す蒸気発生ノズル17は、蒸気本管1の圧力が高い場合に使用できる。段階的に孔径が大きくなるので、凝縮水7に含まれる塵が長孔17a内に集積しにくい。また、出口側が削られることが抑えられるので、長寿命にできる。
図7は、蒸気発生ノズル17(例2)を示す図で、(A)は正面図、(B)は右側面図である。例2の蒸気発生ノズル17は、入口の外側にネジが切られており、第1スチームトラップ8または第2スチームトラップ9の取付け孔に交換可能にネジ着される。ネジ部の外径は、取付け孔に合わせて24mmである。出口の外側にもネジが切られており、キャップ40がネジ着される。全体の長さLは、20〜40mmとすることができ、この例では38mmである。(B)に示すように、キャップ40には、8個の蒸気吐出孔38を設けた。蒸気吐出孔38の断面積の合計は、長孔17aの出口の断面積より等しいかやや大きい。
図8は、図7の蒸気発生ノズル17の断面図である。(A)は、キャップ40の栓39を緩めて長孔17aの出口を開放した場合、(B)は、キャップ40の栓39をさらに緩めて長孔17aの出口を拡張した場合である。キャップ40は、複数の蒸気吐出孔38と、長孔17aの出口を塞ぐ栓39とを備える。キャップ40を回動することで、栓39が長孔17aの出口の隙間を広くしたり狭くしたりする。そして、長孔17aを出た蒸気は、蒸気吐出孔38から吐出される。長孔17aは、入口から出口に向かって4段階で大きくした。長孔17aの各径は、この例では、0.7mm、1mm、2mm、2.5mmである。キャップ付きの蒸気発生ノズルを使用すれば、他の蒸気発生ノズルに交換することなく、例えば冬場と夏場の凝縮水の変動に対応することができる。
図9は、水位センサ13の説明図である。本実施例では、図1に示すように、蓄積管3に凝縮水7が溜まっていることを温度センサ24で検知したが、水位センサ13で検知することもできる。水位センサ13は蓄積管3内部に設置する。例として水位センサ13は、上限センサ13aと下限センサ13bで構成する。制御部12は、蓄積管3の水位が、上限センサ13aに達したことを検知すると電磁弁6を開き、第1スチームトラップ8に加えて、第2スチームトラップ9からも凝縮水7を排出管4に排出する。蓄積管3の水位が、下限センサ13bの位置より低下したことを検知すると電磁弁6を閉じる。
本発明の凝縮水排出装置は、凝縮水が急激に増えても、これに追随して排出できる装置として好適である。
1 蒸気本管
2 引込み管
3 蓄積管
4 排出管
5 蒸気膨張室
6 電磁弁
7 凝縮水
8 第1スチームトラップ
8a 入口部
8b 本体部
8c 出口部
8d 凝縮水抜取り部
9 第2スチームトラップ
9c 出口部
9d 凝縮水抜取り部
12 制御部
13 水位センサ
13a 上限センサ
13b 下限センサ
14 塵抜きバルブ
15 フィルタ
17 蒸気発生ノズル
17a 長孔
18 蒸気
19 プラグ
20 連結管
22 連結管
23 逆止弁
24 温度センサ
30 ノブ
31 覆い部
32 空気孔
34 減圧弁
35 調圧室
36 球体弁
37 圧力調整バネ
38 蒸気吐出孔
39 栓
40 キャップ
100 凝縮水排出装置
P1 凝縮水蓄積管の圧力
P2 調圧室の圧力
P3 蒸気膨張室の圧力

Claims (6)

  1. 蒸気本管から流れ込んだ凝縮水を溜める蓄積管と、
    前記蓄積管に設けられ、凝縮水が溜まっていることを検知する温度センサと、
    前記蓄積管に連結され、入口部に入った凝縮水を本体部で受け、フィルタを通し、蒸気発生ノズルで蒸気に変換して、蒸気膨張室に排出する第1スチームトラップと、
    前記第1スチームトラップの凝縮水抜取り部に連結され、入口部に入った凝縮水を本体部で受け、フィルタを通し、蒸気発生ノズルで蒸気に変換して、蒸気膨張室に排出する第2スチームトラップと、
    前記第1スチームトラップの出口部と、前記第2スチームトラップの出口部とを連結し、蒸気を外部に排出するY字形の排出管と、
    前記第1スチームトラップの出口側に設けられる逆止弁と、
    前記第2スチームトラップの出口側に設けられる電磁弁と、
    前記蓄積管に凝縮水が溜まっていることを前記温度センサが検知すると、前記電磁弁を開とする制御部と、
    が備えられることを特徴とする凝縮水排出装置。
  2. 前記電磁弁は、前記蒸気設備の電源オフで開となり、前記蒸気設備の電源オン時、タイマーが作動し所定時間を計数する間も、開とされることを特徴とする請求項1に記載の凝縮水排出装置。
  3. 前記蒸気発生ノズルは、取り付け孔に交換可能に装着され、長さが20〜40mmで、孔径が0.2〜18mmの長孔が穿設されていることを特徴とする請求項1に記載の凝縮水排出装置。
  4. 前記蒸気発生ノズルは、前記長孔の径が入口側から出口側に向かって段階的に大きく形成されていることを特徴とする請求項3に記載の凝縮水排出装置。
  5. 前記蒸気発生ノズルには、複数の蒸気吐出孔と前記長孔の出口を塞ぐ栓を備えたキャップが設けられ、前記蒸気吐出孔から吐出される蒸気の量が調節されることを特徴とする請求項3に記載の凝縮水排出装置。
  6. 前記第1スチームトラップまたはおよび第2スチームトラップには、
    前記フィルタを通過した凝縮水が流入する調圧室と、
    前記調圧室の体積を増減させるダイヤフラムの減圧弁と、
    が備えられることを特徴とする請求項1に記載の凝縮水排出装置。

JP2016092807A 2016-05-02 2016-05-02 凝縮水排出装置 Pending JP2017201187A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016092807A JP2017201187A (ja) 2016-05-02 2016-05-02 凝縮水排出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016092807A JP2017201187A (ja) 2016-05-02 2016-05-02 凝縮水排出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017201187A true JP2017201187A (ja) 2017-11-09

Family

ID=60264982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016092807A Pending JP2017201187A (ja) 2016-05-02 2016-05-02 凝縮水排出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017201187A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110284289A (zh) * 2019-07-18 2019-09-27 上海航星机械(集团)有限公司 一种熨平机的排水装置及排水方法
CN113586936A (zh) * 2021-06-29 2021-11-02 无锡新联热力有限公司 一种埋地水冷式蒸汽管道疏水系统
CN114534297A (zh) * 2022-04-24 2022-05-27 山东彩客东奥化学有限公司 一种自动化蒸汽凝水回收利用装置
CN114739199A (zh) * 2022-04-25 2022-07-12 河北白沙烟草有限责任公司保定卷烟厂 一种分布式微背压率冷凝水回收系统
KR102552664B1 (ko) * 2022-09-20 2023-07-06 (주)엘엠씨 스팀트랩

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110284289A (zh) * 2019-07-18 2019-09-27 上海航星机械(集团)有限公司 一种熨平机的排水装置及排水方法
CN110284289B (zh) * 2019-07-18 2023-09-12 上海航星机械(集团)有限公司 一种熨平机的排水装置及排水方法
CN113586936A (zh) * 2021-06-29 2021-11-02 无锡新联热力有限公司 一种埋地水冷式蒸汽管道疏水系统
CN114534297A (zh) * 2022-04-24 2022-05-27 山东彩客东奥化学有限公司 一种自动化蒸汽凝水回收利用装置
CN114534297B (zh) * 2022-04-24 2022-07-15 山东彩客东奥化学有限公司 一种自动化蒸汽凝水回收利用装置
CN114739199A (zh) * 2022-04-25 2022-07-12 河北白沙烟草有限责任公司保定卷烟厂 一种分布式微背压率冷凝水回收系统
KR102552664B1 (ko) * 2022-09-20 2023-07-06 (주)엘엠씨 스팀트랩

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017201187A (ja) 凝縮水排出装置
JP5745149B1 (ja) 凝縮水排出装置
JP5561632B1 (ja) 凝縮水排出装置
JP6932324B2 (ja) 圧縮空気圧回路におけるドレン排出構造
KR100972445B1 (ko) 에어컴프레서의 응축수 드레인밸브장치
JP3194719U (ja) 蒸気復水排出装置
JP4599200B2 (ja) 水管の空気抜き装置
KR102046311B1 (ko) 장배관용 냉방 시스템
KR20170116731A (ko) 노즐 교체형 스팀트랩
JP6916967B2 (ja) 排出弁ユニットおよび流体機器
CN108700261B (zh) 用于收集管道中积聚的空气的装置
KR101484602B1 (ko) 형상기억합금을 이용한 응축수양에 능동적으로 반응하는 스팀트랩
TW202235749A (zh) 氣體冷卻器
JP2016033443A (ja) 液体除去装置、スクリュ圧縮機、スクリュ膨張機及び延長ケーシング
JP7019878B1 (ja) ストレーナ装置
US1995075A (en) Fluid purifier
KR20140096422A (ko) 응축수 배출기
KR100466405B1 (ko) 공조장치의 응축수 배출용 회전형 자동 워터 트랩
JP3195425U (ja) 凝縮水排出装置
KR101402159B1 (ko) 에너지 효율이 우수한 증기 트랩
KR101924618B1 (ko) 집진 장치 및 집진 시스템
JP2021105414A (ja) 凝縮水蓄積管
JP5188937B2 (ja) ドレントラップ
KR20150001601U (ko) 증기 응축물 배수기
JPH041281Y2 (ja)