JP2017200119A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2017200119A5
JP2017200119A5 JP2016091227A JP2016091227A JP2017200119A5 JP 2017200119 A5 JP2017200119 A5 JP 2017200119A5 JP 2016091227 A JP2016091227 A JP 2016091227A JP 2016091227 A JP2016091227 A JP 2016091227A JP 2017200119 A5 JP2017200119 A5 JP 2017200119A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
marker
unit
data
text
markup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016091227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017200119A (ja
JP6477585B2 (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2016091227A priority Critical patent/JP6477585B2/ja
Priority claimed from JP2016091227A external-priority patent/JP6477585B2/ja
Priority to US15/493,643 priority patent/US20170315963A1/en
Priority to CN201710287407.0A priority patent/CN107426456B/zh
Publication of JP2017200119A publication Critical patent/JP2017200119A/ja
Publication of JP2017200119A5 publication Critical patent/JP2017200119A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6477585B2 publication Critical patent/JP6477585B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

画像処理装置及び画像処理システム
本発明は、原稿を読み取って、この原稿のテキストを抽出する画像処理装置及び画像処理システムに関し、特にそのテキストに印されているマーカーを利用するための技術に関する。
特許文献1では、原稿を読み取って、この原稿に印されているマーカーを検出し、このマーカーにより囲まれた該原稿の領域を認識して、この領域の内側を印刷したり、あるいは該領域の外側を印刷したりしている。
特開2005−167875号公報
ここで上記のように、原稿に印されているマーカー箇所を検出するだけでなく、マーカー箇所の検出結果を他の処理に用いることが考えられる。例えば、マーカー箇所に示されているテキストを抽出することが考えられる。これにより、ユーザーが原稿の所望の箇所をマーキングすることにより、所望のテキストを抽出させることができ、ユーザー利便性が向上する。
本発明は、マーカー箇所の検出結果を用いてユーザー利便性を更に向上させることを目的とする。
本発明の一局面にかかる画像処理装置は、原稿の画像を示す画像データを取得する取得部と、前記画像データに基づき、前記原稿に印されているマーカーを検出するマーカー検出部と、前記画像データを解析して、前記原稿におけるテキストを認識して抽出するテキスト抽出部と、前記テキスト抽出部が抽出したテキスト、および、前記マーカー検出部が検出したマーカーの表示態様を示すデータを含むマークアップ言語により記述されたマークアップデータを生成するマークアップ言語処理部であって、前記マークアップデータとして、前記画像データにおける前記テキストの表示色を、前記マーカーの表示色と同一色にしたマークアップデータを生成するマークアップ言語処理部と、を備える画像処理装置である。
また、本発明の別の一局面にかかる画像処理システムは、画像処理装置と情報処理装置の間でデータ通信を行う画像処理システムであって、前記画像処理装置は、原稿の画像を示す画像データを取得する取得部と、前記画像データに基づき、前記原稿に印されているマーカーを検出するマーカー検出部と、前記画像データを解析して、前記原稿におけるテキストを認識して抽出するテキスト抽出部と、前記テキスト抽出部が抽出したテキスト、および、前記マーカー検出部が検出したマーカーの表示態様を示すデータを含むマークアップ言語により既述されたマークアップデータを生成するマークアップ言語処理部であって、前記マークアップデータとして、前記画像データにおける前記テキストの表示色を、前記マーカーの表示色と同一色にしたマークアップデータを生成するマークアップ言語処理部と、前記マークアップデータを前記情報処理装置に送信する送信部と、を備え、前記情報処理装置は、前記マークアップデータを受信する受信部と、前記マークアップデータに基づき、前記テキストを前記マーカーと共に表示する表示部と、を備える画像処理システムである。
本発明によれば、文字列の色及びマーカーの色を同一色にして、文字列を視認できないようにしておくことができるため、ユーザーが文字列を暗記するのに役立てることができる。このように、本発明によれば、マーカー箇所の検出結果を用いてユーザー利便性を更に向上させることができる。
本発明の実施形態にかかる画像処理システムにおける画像形成装置の概観及び情報処理装置の外観を示す斜視図である。 本実施形態にかかる画像処理システムにおける画像形成装置の構成及び情報処理装置の構成を示すブロック図である。 (a)は画像形成装置において読み取られた原稿のテキスト及びマーカーを示す図であり、(b)は情報処理装置の表示部に表示されたテキスト及びマーカーを示す図である。 (a)〜(c)は、赤色、黄色、緑色別に、マーカー箇所の文字列の色を変更したときのテキスト及びマーカーを示す図である。 画像形成装置において、原稿のテキストを認識して抽出し、マーカー箇所の文字列の表示形式及びマーカーの表示形式をマークアップ言語に変換して、マークアップデータを電子メールで送信するまでの処理手順を示すフローチャートである。 画像形成装置の操作部及び表示部を示す平面図である。 情報処理装置において、電子メールを受信し、電子メールの本文の欄におけるマークアップ言語を解釈して、テキストをマーカーと共に表示し、マーカー箇所に対する指示に応答してマーカー箇所の文字列の色を切り替えて変更するまでの処理手順を示すフローチャートである。 画像形成装置において、マークアップ言語処理部が生成するテキストデータの一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる画像処理システムにおける画像形成装置の概観及び情報処理装置の外観を示す斜視図である。図2は、本実施形態にかかる画像処理システムにおける画像形成装置の構成及び情報処理装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態の画像処理システムSyにおいて、画像形成装置10は、制御ユニット11と、表示部12と、操作部14と、タッチパネル15と、通信部16と、画像読取部17と、画像形成部18と、記憶部19とを備えている。これらの構成要素は、互いにバスを通じてデータ又は信号の送受信を可能とされている。
画像読取部17(取得部)は、コンタクトガラスに載置された原稿を光学的に読み取るスキャナーを有し、この原稿の画像を示す画像データを生成する。なお、画像形成装置10は、画像読取部17が原稿を読み取って画像データを取得するのではなく、通信部16がPC(Personal Computer)などの他の情報処理装置から画像データを受信することで
原稿を示す画像データを取得してもよい。
画像形成部18は、感光体ドラム、感光体ドラムの表面を均一帯電させる帯電装置、感光体ドラムの表面を露光して、感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する露光装置、感光体ドラムの表面の静電潜像をトナー像に現像する現像装置、及び感光体ドラムの表面のトナー像(画像)を記録媒体としての記録紙に転写する転写装置等を備え、画像読取部17により生成された画像データによって示される画像を記録紙に印刷する。
表示部12は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイなどから構成される。
表示部12の画面には、タッチパネル15が配置されている。タッチパネル15は、所謂抵抗膜方式や静電容量方式などのタッチパネルであって、タッチパネル15に対するユーザーの指などの接触(タッチ)をその接触位置とともに検知する。
操作部14は、例えば、メニューを呼び出すメニューキー、メニューを構成するGUIにおけるフォーカスを移動させる矢印キー、メニューを構成するGUIに対して確定操作を行う決定キー、スタートキーなどを備えている。
通信部16は、通信モジュールを備える通信インターフェイスである。
記憶部19は、HDD(Hard Disk Drive)などの大容量の記憶装置である。
制御ユニット11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。この制御ユニット11は、上記のROMまたは記憶部19に記憶されたプログラムが上記のCPUで実行されることにより、制御部21、操作受付部22、表示制御部23、通信制御部24、マーカー検出部25、OCR処理部26、及びマークアップ言語処理部27として機能する。なお、制御ユニット11の上記の各構成は、プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。
制御部21は、画像形成装置10の全体的な動作制御を司る。
操作受付部22は、タッチパネル15から出力される検知信号に基づき、タッチパネル15に対するユーザー操作を受け付ける機能を有する。また、操作受付部22は、操作部14のハードキーに対するユーザー操作を受け付ける機能を有する。
表示制御部23は、表示部12を制御して、画像形成処理に必要な設定項目の入力画面、あるいは情報の入力画面などを表示する。
通信制御部24は、通信部16による通信動作を制御する機能を有する。通信部16は、通信制御部24による制御のもと、情報処理装置30との間でデータを送受する。
マーカー検出部25は、画像読取部17が取得した原稿の画像を示す画像データに基づき、原稿におけるマーカーによりマーキングされたマーカー箇所を検出する機能を有する。
OCR処理部26(テキスト抽出部)は、上記画像データを解析して、原稿におけるテキストを認識して抽出する機能を有する。
マークアップ言語処理部27は、OCR処理部26が抽出したテキスト、および、マーカー検出部25が検出したマーカーの表示態様を示すデータを含むマークアップ言語により既述されたマークアップデータを生成する機能を有する。例えば、マークアップ言語処理部27は、テキストにおけるマーカー箇所の文字列の表示形式及びマーカーの表示形式を設定したり、該各表示形式の一方を切り替える機能を設定したりするマークアップデータを生成し、またマークアップデータを解釈して、該各表示形式を設定したり、該各表示形式の一方を切り替えて変更したりする。マークアップ言語としては、HTML、JavaScript(登録商標)などが適用されている。
一方、本実施形態の画像処理システムSyにおいて、情報処理装置30は、例えば、スマートフォンなどの携帯端末装置であって、制御ユニット31と、表示部41と、タッチパネル(操作部)42と、ハードキー43と、記憶部44と、通信部45とを備えている。これらの構成要素は、互いにバスを通じてデータ又は信号の送受信を可能とされている。
表示部41は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイなどから構成される。
表示部41の画面には、タッチパネル42が配置されている。タッチパネル42は、タッチパネル42に対するユーザーの指などの接触(タッチ)をその接触位置とともに検知する。
また、情報処理装置30は、ユーザー操作が入力される操作部として、上記のタッチパネル42に加えてハードキー43を備えている。
通信部45は、通信モジュールを備える通信インターフェイスである。
記憶部44は、RAM(Random Access Memory)などの大容量の記憶装置である。
制御ユニット31は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)等から構成される。制御ユニット31は、上記のROM又は記憶部44に記憶された制御プログラムが上記のCPUに実行されることにより、制御部51、操作受付部52、表示制御部53、通信制御部54、及びマークアップ言語処理部55として機能する。なお、制御ユニット31の上記の各構成要素は、前述の制御プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。
制御部51は、情報処理装置30の全体的な動作制御を司る。
操作受付部52は、タッチパネル42から出力される検知信号あるいはハードキー43の操作に基づき、ユーザーにより入力されたユーザー操作を特定する。そして、操作受付部52は、特定したユーザー操作を受け付け、当該ユーザー操作に対応する制御信号を制御部51、表示制御部53、通信制御部54、及びマークアップ言語処理部55などに出力する。
表示制御部53は、表示部41を制御して、表示部41の画面に情報処理に必要な設定項目を表示したり、テキストなどを表示したりする。
通信制御部54は、通信部45の通信動作を制御する機能を有する。通信部45は、通信制御部54による制御のもと、画像形成装置10との間でデータを送受する。
マークアップ言語処理部55は、表示部41の画面に表示されているテキストにおけるマーカー箇所の文字列やマーカーに係わるマークアップデータを解釈して、このマーカー箇所の文字列の表示形式やマーカーの表示形式を設定及び変更する。
ここで、画像形成装置10では、画像読取部17により原稿を読み取り、マーカー検出部25により原稿に印されているマーカー箇所を検出し、OCR処理部26により原稿におけるテキストを認識し、マークアップ言語処理部27によりテキストにおけるマーカー箇所の文字列の表示形式及びマーカーの表示形式を示すマークアップデータを生成する。このマークアップデータは、マーカー箇所の文字列の表示形式及びマーカーの表示形式として、マーカー箇所の文字列の色及びマーカーの色を同一色に設定すると共に、マーカー箇所に対する指示に応答して該マーカー箇所の文字列の色を切り替える機能を設定するものである。すなわち、マークアップデータは、OCR処理部26が抽出したテキスト、テキストの表示態様(色)を示すデータ、マーカーの表示態様(色)を示すデータ、およびマーカー箇所に対する指示に応答してマーカー箇所のテキストの色及びマーカーの色のいずれか一方を切り替えさせる処理手順等を含む。
そして、通信制御部24は、情報処理装置30のユーザー宛の電子メールを作成して、マークアップデータを電子メールの本文の欄に挿入し、この電子メールを通信部16からネットワークへと送信する。
情報処理装置30では、電子メールを通信部45で受信すると、この電子メールの本文の欄のテキストを表示部41の画面に表示する。また、マークアップ言語処理部55は、マークアップデータを解釈して、マーカー箇所の文字列の表示形式及びマーカーの表示形式を設定する。これにより、テキスト(マーカー箇所の文字列を含む)及びマーカーが表示される。このとき、マークアップデータに基づき、上記のようにマーカー箇所の文字列の色及びマーカーの色が同一色に設定されるため、表示部12の画面上では文字列が視認されない。また、マークアップデータにより、マーカー箇所に対する指示に応答して該マーカー箇所の文字列の色を切り替える機能が設定されているため、表示部41の画面上でマーカー箇所が指先などにより指示されたときには、表示制御部53によりマーカー箇所の文字列の色がマーカーの色とは異なる色に切り替えられて、文字列が視認できるようになる。この文字列の色の切り替えが、文字列の暗記などに役立つ。
具体的には、画像形成装置10では、図3(a)に示すような原稿Gのテキストに対して、赤色のマーカーによるマーカー箇所Mr1、黄色のマーカーによる4つのマーカー箇所My1〜My4、緑色のマーカーによる4つのマーカー箇所Mg1〜Mg4が設定されているとすると、赤色、黄色、緑色別に、マーカー箇所の文字列の色をマーカーの色と同一色に設定すると共に、マーカー箇所に対する指示に応答して該マーカー箇所の文字列の色を黒色に切り替えるためのマークアップデータが生成される。
情報処理装置30では、そのマークアップデータに基づき、図3(b)に示すように表示部41の画面上で、赤色のマーカー箇所Mr1の文字列「買い物」を赤色に設定し、黄色の各マーカー箇所My1〜My4の文字列「にんじん」、「リンゴ」、「牛肉」、「チョコレート」を黄色に設定し、緑色の各マーカー箇所Mg1〜Mg4の文字列「1本」、「3コ」、「150g」、「1袋」を緑色に設定する。このため、各マーカー箇所の文字列が視認されない。そして、例えば表示部41の画面上で赤色のマーカー箇所Mr1が指先などにより指示されると、マークアップデータに基づき、図4(a)に示すように赤色のマーカー箇所Mr1の文字列「買い物」の色を黒色に切り替えて、文字列「買い物」が視認できるようにする。
また、表示部41の画面上で黄色の各マーカー箇所My1〜My4のいずれか1つが指先などにより指示されたときには、マークアップデータに基づき、図4(b)に示すように黄色のマーカー箇所My1〜My4の文字列「にんじん」、「リンゴ」、「牛肉」、「チョコレート」の色を黒色に切り替えて、文字列「にんじん」、「リンゴ」、「牛肉」、「チョコレート」が視認できるようにする。
同様に、表示部41の画面上で緑色の各マーカー箇所Mg1〜Mg4のいずれか1つが指先などにより指示されたときに、マークアップデータに基づき、図4(c)に示すように緑色の各マーカー箇所Mg1〜Mg4の文字列「1本」、「3コ」、「150g」、「1袋」の色を黒色に切り替えて、文字列「1本」、「3コ」、「150g」、「1袋」が視認できるようにする。
次に、画像形成装置10において、原稿Gのテキストを認識して抽出し、マーカー箇所の文字列の表示形式及びマーカーの表示形式をマークアップデータに変換して、マークアップデータを電子メールの本文の欄に挿入し、この電子メールを送信するまでの処理手順を、図5に示すフローチャートに従って説明する。
まず、画像形成装置10の表示部12の画面には、図6に示すようにそれぞれの機能に対応付けられた複数のタッチキー61a〜61h等が表示されているものとする。この状態で、ユーザーがマーカー付原稿の送信に対応するタッチキー61hをタッチ操作すると、タッチパネル15によりタッチキー61hに対するタッチ操作が検出されて、このタッチ操作が操作受付部22で受け付けられ、制御部21が、マーカー付の原稿を読み取って送信するための機能(アプリケーションプログラム)を起動させる(ステップS101)。
引き続いて、ユーザーは、操作部14を操作して、原稿の送信相手を示すメールアドレスを入力する(ステップS102)。このとき、メールアドレスの入力画面を表示部12に表示して、ユーザーが入力画面に対して入力操作を行うようにしてもよい。
更に、ユーザーは、原稿を画像読取部17にセットして、操作部14のスタートキーを操作する。制御部21は、そのスタートキーの操作が操作受付部22で受け付けられると(ステップS103)、画像読取部17を起動して、画像読取部17により原稿を読み取らせ、原稿の画像を示す画像データを記憶部19に記憶させる(ステップS104)。
このとき、マーカー検出部25は、画像データを解析して、原稿に印されているマーカーを逐次検出し(ステップS105)、原稿におけるマーカー箇所をマークアップ言語処理部27に指示する。また、OCR処理部26は、原稿を示す画像データを解析して、原稿におけるテキストを認識して抽出し、このテキストを記憶部19に記憶させる(ステップS106)。
マークアップ言語処理部27は、テキストからマーカー箇所の文字列を抽出し、このマーカー箇所の文字列の色をマーカーの色と同一色に設定すると共に、マーカー箇所に対する指示に応答して該マーカー箇所の文字列の色を黒色に切り替える機能を設定するためのマークアップデータを生成する(ステップS107)。
このとき、テキストにおいて、複数のマーカー箇所が設定されていたならば、複数のマーカー箇所別に、マークアップデータを生成する。例えば、図3(a)に示すように赤色のマーカー箇所Mr1、黄色の4つのマーカー箇所My1〜My4、緑色の4つのマーカー箇所Mg1〜Mg4が設定されている場合は、赤色、黄色、緑色別に、マーカー箇所の文字列の色をマーカーの色と同一色に設定すると共に、マーカー箇所に対する指示に応答して該マーカー箇所の文字列の色を黒色に切り替える機能を設定するためのマークアップデータを生成する。
そして、通信制御部24は、ステップS102で入力されたメールアドレスを宛先とする電子メールを生成し、各ステップS104〜S106の処理により生成されたマークアップデータを電子メールの本文の欄に挿入し、この電子メールを通信部16からネットワークへと送信する(ステップS108)。
このような画像形成装置10での処理手順により、図3(a)に示すような原稿Gにおけるテキストが抽出されると共に、各マーカー箇所別に、マーカー箇所の文字列の色をマーカーの色と同一色に設定すると共に、マーカー箇所に対する指示に応答して該マーカー箇所の文字列の色を切り替える機能を設定するためのマークアップデータが生成され、マークアップデータが電子メールの本文の欄に挿入されて、電子メールが情報処理装置30へと送信される。
次に、情報処理装置30において、電子メールを受信し、電子メールの本文の欄におけるマークアップデータを解釈して、テキスト(マーカー箇所の文字列を含む)をマーカーと共に表示し、マーカー箇所に対する指示に応答してマーカー箇所の文字列の色を黒色に切り替えるまでの処理手順を、図7に示すフローチャートに従って説明する。
情報処理装置30では、画像形成装置10から送信された電子メールを通信部45で受信すると(ステップS201)、表示制御部53は、電子メール並びに該電子メールの本文の欄のテキストを表示部41の画面に表示する(ステップS202)。このとき、マークアップ言語処理部55がマークアップデータを解釈し、表示制御部53が、マークアップデータに基づき、マーカーをテキストの文字列に重ねて表示すると共に、マーカー箇所の文字列の色をマーカーの色と同一色に設定する(ステップS203)。これにより、電子メールの本文の欄には、テキスト(マーカー箇所の文字列を含む)及びマーカーが表示される。また、表示部12の画面上ではマーカー箇所の文字列が視認されない。
この状態で、マーカー箇所が指先などにより指示されると(ステップS204で「Yes」)、タッチパネル42により該マーカー箇所に対するタッチ操作が検出されて、このタッチ操作が操作受付部52で受け付けられる。そして、表示制御部53は、マークアップデータに基づき、そのタッチ操作されたマーカー箇所の文字列の色を黒色に切り替える(ステップS205)。また、指示されたマーカー箇所と同一色の他のマーカー箇所がある場合は、該他のマーカー箇所の文字列の色も黒色に切り替える。例えば、図4(a)に示すように赤色のマーカー箇所Mr1がタッチ操作されると、赤色のマーカー箇所Mr1の文字列「買い物」の色が黒色に切り替えられる。また、図4(b)に示すように黄色の各マーカー箇所My1〜My4のいずれか1つがタッチ操作されると、黄色の全てのマーカー箇所My1〜My4の文字列「にんじん」、「リンゴ」、「牛肉」、「チョコレート」の色が黒色に切り替えられる。すなわち、タッチ操作されたマーカー箇所の文字列の色が黒色に切り替えられると共に、タッチ操作されたマーカー箇所と同一色の他のマーカー箇所の文字列の色が黒色に切り替えられて、マーカー箇所の文字列が視認できるようになる。
このように本実施形態では、原稿におけるテキストを認識して、テキストにおけるマーカー箇所の文字列の表示形式及びマーカーの表示形式を示すマークアップデータを生成しておき、テキスト(マーカー箇所の文字列を含む)及びマーカーを表示するときに、マークアップデータに基づき、マーカー箇所の文字列の色をマーカーの色と同一色に設定して、文字列を視認できないようし、マーカー箇所が指示されたときには、マーカー箇所の文字列の色をマーカーの色とは異なる黒色に切り替えて、文字列を視認できるようにしている。このようなマーカー箇所の文字列の色の切り替えが、文字列の暗記などに役立つ。
なお、本発明は、上記の実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、タッチ操作されたマーカー箇所の文字列の色を黒色に切り替えているが、文字列の色を他の色に切り替えたり、文字列を透明にしたりしてもよい。また、タッチ操作されたマーカー箇所の文字列の色をそのまま維持して、マーカーの色を切り替えたり、マーカーを透明にしたりしても構わない。
また、タッチ操作されたマーカー箇所の文字列の色及びマーカーの色のいずれか一方を切り替えた後、マーカー箇所が再度タッチ操作されたときには、マーカー箇所の文字列の色又はマーカーの色を元に戻して、文字列を視認できないように再度設定してもよい。
更に、マークアップデータを電子メールの添付ファイルとして設定して、電子メールを画像形成装置10から情報処理装置30へと送受してもよい。
また、マークアップデータを解釈して、テキスト(マーカー箇所の文字列を含む)をマーカーと共に表示し、マーカー箇所に対する指示に応答してマーカー箇所の文字列の色をマーカーの色とは異なる色に切り替えるという処理を、画像形成装置10で行っても構わない。
また、画像形成装置10のマークアップ言語処理部27が、情報処理装置30のマークアップ言語処理部55が有する機能を備えてもよい。この場合、マークアップ言語処理部27は、操作受付部52を通じてマーカー箇所が指示されると、マークアップデータに含まれる処理手順に基づき、マーカー箇所のテキストの色及びマーカーの色のいずれか一方を切り替える。
また、図5のフローチャートで示したステップS107の処理において、マークアップ言語処理部27は、マークアップデータを生成するとともに、マーカー箇所の文字列を集めたデータ(例えばテキストデータ)を生成してもよい。
図8は、マークアップ言語処理部27が図3(a)に示した原稿Gに基づいて生成するテキストデータDの一例を示す図である。本図に示すように、マークアップ言語処理部27は、原稿Gに示されたマーカー箇所の文字列を、そのマーカー箇所の色と対応付けて示したテキストデータDを生成している。画像形成装置10は、操作受付部22が受け付けるユーザーからの指示に応じて、表示部12に当該テキストデータDを表示してもよい。このようにすることで、ユーザーに隠された文字列の一覧を報知することができる。
また、通信制御部24は、マークアップデータとともに当該テキストデータを電子メールにより情報処理装置30へ送信してもよい。このようにすることで、情報処理装置30において、操作受付部52が受け付けるユーザーからの指示に応じて、表示部41に隠された文字列の一覧を表示することができる。
10 画像形成装置
11 制御ユニット
12 表示部
14 操作部
15 タッチパネル
16 通信部
17 画像読取部
18 画像形成部
19 記憶部
21 制御部
22 操作受付部
23 表示制御部
24 通信制御部
25 マーカー検出部
26 OCR処理部
27 マークアップ言語処理部
30 情報処理装置
31 制御ユニット
41 表示部
42 タッチパネル
43 ハードキー
44 記憶部
45 通信部
51 制御部
52 操作受付部
53 表示制御部
54 通信制御部
55 マークアップ言語処理部

Claims (5)

  1. 原稿の画像を示す画像データを取得する取得部と、
    前記画像データに基づき、前記原稿に印されているマーカーを検出するマーカー検出部と、
    前記画像データを解析して、前記原稿におけるテキストを認識して抽出するテキスト抽出部と、
    前記テキスト抽出部が抽出したテキスト、および、前記マーカー検出部が検出したマーカーの表示態様を示すデータを含むマークアップ言語により記述されたマークアップデータを生成するマークアップ言語処理部であって、前記マークアップデータとして、前記画像データにおける前記テキストの表示色を、前記マーカーの表示色と同一色にしたマークアップデータを生成するマークアップ言語処理部と、を備える画像処理装置。
  2. 前記マークアップ言語処理部は、前記マークアップデータを生成する処理において、マーカー箇所に対する指示に応答して該マーカー箇所のテキストの色及び該マーカーの色のいずれか一方を切り替えさせるプログラム手順を前記マークアップデータに含める処理を行う、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記マークアップデータに基づき、前記テキストを前記マーカーと共に表示する表示部と、
    ユーザーにより操作されて、前記表示部に表示されている前記マーカー箇所を指示するための操作部とを更に備え、
    前記マークアップ言語処理部は、前記操作部を通じて前記マーカー箇所が指示されると、前記マークアップデータに含まれる前記処理手順に基づき、前記マーカー箇所のテキストの色及びマーカーの色のいずれか一方を切り替える、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記マークアップ言語処理部は、前記マークアップデータを生成するとともに、前記マーカー検出部が検出したマーカー箇所に示されたテキストを集めたデータを生成し、
    前記表示部は、前記操作部が受け付けた操作に応じて、前記データに示されるテキストを表示する、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 画像処理装置と情報処理装置の間でデータ通信を行う画像処理システムであって、
    前記画像処理装置は、
    原稿の画像を示す画像データを取得する取得部と、
    前記画像データに基づき、前記原稿に印されているマーカーを検出するマーカー検出部と、
    前記画像データを解析して、前記原稿におけるテキストを認識して抽出するテキスト抽出部と、
    前記テキスト抽出部が抽出したテキスト、および、前記マーカー検出部が検出したマーカーの表示態様を示すデータを含むマークアップ言語により既述されたマークアップデータを生成するマークアップ言語処理部であって、前記マークアップデータとして、前記画像データにおける前記テキストの表示色を、前記マーカーの表示色と同一色にしたマークアップデータを生成するマークアップ言語処理部と、
    前記マークアップデータを前記情報処理装置に送信する送信部と、を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記マークアップデータを受信する受信部と、
    前記マークアップデータに基づき、前記テキストを前記マーカーと共に表示する表示部と、を備える画像処理システム。
JP2016091227A 2016-04-28 2016-04-28 画像処理装置及び画像処理システム Active JP6477585B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016091227A JP6477585B2 (ja) 2016-04-28 2016-04-28 画像処理装置及び画像処理システム
US15/493,643 US20170315963A1 (en) 2016-04-28 2017-04-21 Image processing apparatus and image processing system
CN201710287407.0A CN107426456B (zh) 2016-04-28 2017-04-27 图像处理装置及图像处理系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016091227A JP6477585B2 (ja) 2016-04-28 2016-04-28 画像処理装置及び画像処理システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017200119A JP2017200119A (ja) 2017-11-02
JP2017200119A5 true JP2017200119A5 (ja) 2018-09-27
JP6477585B2 JP6477585B2 (ja) 2019-03-06

Family

ID=60158406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016091227A Active JP6477585B2 (ja) 2016-04-28 2016-04-28 画像処理装置及び画像処理システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20170315963A1 (ja)
JP (1) JP6477585B2 (ja)
CN (1) CN107426456B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10277755B2 (en) * 2016-02-29 2019-04-30 Kyocera Document Solutions Inc. Electronic device and marker processing method
JP6841197B2 (ja) * 2017-09-28 2021-03-10 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
CN108255555B (zh) 2017-12-26 2019-08-13 平安科技(深圳)有限公司 一种系统语言切换方法及终端设备
JP2020160553A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 東芝テック株式会社 画像処理プログラム、及び画像処理装置
CN111276017A (zh) * 2020-01-21 2020-06-12 上海万得维进出口有限公司 基于智能标记实现针对学生进行自助家默控制的系统及其方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08307660A (ja) * 1995-04-24 1996-11-22 Xerox Corp マーカー編集機能を備えたカラー複写機
JP3291989B2 (ja) * 1995-07-25 2002-06-17 富士ゼロックス株式会社 文書処理装置
JP3874111B2 (ja) * 2002-12-05 2007-01-31 日本電気株式会社 データ放送システム
US20060062453A1 (en) * 2004-09-23 2006-03-23 Sharp Laboratories Of America, Inc. Color highlighting document image processing
JP4818689B2 (ja) * 2005-11-02 2011-11-16 シャープ株式会社 電子文書再生装置、サーバ、電子文書再生システム、電子文書再生方法、電子文書再生プログラム、および電子文書再生プログラムを記録した記録媒体
JP4631749B2 (ja) * 2006-03-03 2011-02-16 富士ゼロックス株式会社 情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2009218836A (ja) * 2008-03-10 2009-09-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像印刷方法、画像印刷プログラム、記録媒体
JP4577421B2 (ja) * 2008-07-10 2010-11-10 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP5239753B2 (ja) * 2008-11-04 2013-07-17 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
JP5883715B2 (ja) * 2012-04-26 2016-03-15 ルネサスエレクトロニクス株式会社 画像処理lsi、画像処理システムおよび画像処理方法
JP6064494B2 (ja) * 2012-09-28 2017-01-25 セイコーエプソン株式会社 印刷制御装置および印刷制御装置の制御方法
CN107103319A (zh) * 2013-05-22 2017-08-29 华为终端有限公司 一种文字识别方法及用户终端

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6477585B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理システム
JP2017200119A5 (ja)
CN106412410A (zh) 移动终端及其控制方法
EP3035184B1 (en) User interface apparatus, method for controlling a user interface, and computer-readable storage medium for controlling a user interface
CN102841738B (zh) 经由网络与外部设备通信的信息处理装置及其控制方法
CN103959206A (zh) 用于动态适应虚拟键盘的方法和装置
JP2020191113A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム
CN107545534B (zh) 图像处理装置及其控制方法以及存储介质
JP2010055207A (ja) 文字入力装置、文字入力方法、プログラム、記憶媒体
CN107257424A (zh) 数据处理装置
US20200358913A1 (en) Information processing apparatus, and non-transitory computer readable medium
CN107015665A (zh) 用于在显示器上接受触摸输入的符号输入设备和系统
KR101520953B1 (ko) 전자펜을 이용하여 단말장치의 동작을 제어하는 방법 및 그 단말장치
US9432526B2 (en) Image forming system, image forming apparatus, remote control apparatus, and recording medium for displaying an input screen
US20180376008A1 (en) Electronic device and marker processing method
US12047354B2 (en) Image processing apparatus for displaying destination information received from a terminal device
JP5907270B2 (ja) 電子機器、表示制御方法及びプログラム
US20170060414A1 (en) Display input device, image forming apparatus and method of controlling display input device
JP2018026117A (ja) 画像表示装置、画像表示システム及びプログラム
JP2018181243A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム
CN107786768A (zh) 信息处理设备、图像形成设备和信息处理方法
JP2008059255A (ja) 情報入力装置、及びプログラム
JP2018026175A (ja) 情報処理システム、サーバ装置及びプログラム
JP6683224B2 (ja) スマートフォン及びプログラム
WO2020166281A1 (ja) 表示装置、及び表示制御プログラム